JP5135505B2 - 双安定光位相変調装置 - Google Patents

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Description

この発明は空間光の位相を高速、且つ高解像度に変調する装置に関するものである。
CD、DVD等従来の光学ディスクはレーザーパルス一個で1ビットの情報を面に線状につなげて記録する縦列データ方式を採用し、例えば青色レーザー光DVDではディスク当たり数十ギガバイトの記録容量が得られ、一方、将来に向けて例えばレーザーパルス一個で数千ビットのページ情報を体積に記録するホログラフィックデータ記録方式によってディスク当たり数テラバイトの記録容量達成を目標に研究が進められている。
また、位相の揃ったレーザー光の干渉により形成されるホログラムの干渉縞をコンピュータによって計算し、電子制御により表示デバイスに干渉縞を表示させ自然な3次元立体像を表示する電子ホログラフィー方式において、表示デバイスの技術開発に伴いより高品位のシステムが構築できるようになりホログラフィーを応用した動画3次元ディスプレイの研究開発が進展しているが、ホログラムの細かい干渉縞を表示・再現するデバイスには極めて大きな空間帯域幅積が要求される。
ホログラムは振幅変調型と位相変調型に分かれ、位相変調型は透過率や回折効率が振幅変調型を大きく上回る特徴を有する。
数百万画素以上から成るフレームを毎秒一万回以上切り替えことができる光位相変調器は、デジタル情報を光の位相面に変調し光ホログラムによる記録・再生を行なう技術、例えばホログラムデータストレージやホログラフィーを応用する動画3次元ディスプレイ実用化に有用である。
下記の文献において、Digital Micromirror Device(DMD)のミラー回転動作における双安定化の原理、ミラー駆動方法、ミラー回転ストップ構造、柔らかい薄膜金属梁(スプリングチップ)の撓み、コリニア方式を用いたHVD(Holographic Versatile Disc.)規格に関する内容が参照できる。
Knipe et al.:U.S. Patent 5912758,Jun.15,1999 DiCarlo et al.:U.S.Patent 7252395B2,Aug.7,2007 Kaeriyama:U.S.Patent 2009/0034043A1,Feb.5.2009 L.J.Hornbeck and W.E.Nelson:OSA Technical Digest Series,Vol.8,Spatial Light Modulator and Applications,pp.107−110,1988 R.L.Knipe:SPIE Europto Proceedings,Vol.2783,pp.135−145,June 12−13,1996 http:www.ecma−international.org/publications/standards/standard.html
光の反射面位置により光位相を変調する方式において、ミクロンサイズの構造にマイクロミラーを一体化した構造体の駆動において光波長より十分短い位置精度で光の反射面位置を制御できる可能性があるが、該構造体システムの駆動において、該構造体の製造工程バラツキ、温度等環境条件において変わる構造材物性、長期信頼性動作による金属疲労等の要因により光波長より十分短い精度でその動作位置精度の再現性を保証することは困難である。
可動構造体の移動を2枚の薄膜金属片持ち梁停止板で挟んだ範囲に限定し、所望の光位相変調量から該停止板間距離を設定し、該構造体を該停止板によって停止させ、且つその位置に電気機械的に保持安定化する。
2枚の薄膜金属片持ち梁停止板により挟み設定する位置の端と端の間を可動構造体が遷移移動する双安定駆動により、該構造体に一体化されるマイクロミラーにより反射される光路長差を該位置の端と端の間の距離によって正確に定めることができ、再現性の良い光位相変調を実現できる。
マイクロミラーを一体化する可動構造体の重量は数マイクログラムであり、2枚の薄膜金属片持ち梁停止板により挟み設定する位置の端と端の間の遷移に要する時間はu秒の程度であり、該構造体を平面に配列し光反射板から成るマイクロミラーアレーとすることで反射される2次元光面の位相を高速、且つ高解像度に変調する機能が実現できる。
光の反射面位置により光位相を変調する方式において、ミクロンサイズの構造にマイクロミラーを一体化した構造体の駆動において光波長より十分短い位置精度で光の反射面位置を制御できる可能性がある。
しかし、ミクロンサイズの可動構造体システムの駆動において該構造体の製造工程バラツキ、温度等の環境条件において変わる構造材物性、長期信頼性動作による金属疲労等の要因により光波長より十分短い精度でその動作位置精度の再現性を保証することは困難である。
ミクロンサイズの可動構造体システムが本質的に内包するこの課題に対し解決手段を提供する本発明内容を以下に説明する。
図1に本発明の双安定光位相変調装置1の基本構成断面を示す。
双安定光位相変調装置1は例えばメモリセルを形成したCMOSシリコン半導体基板上に導電性を有す多層の薄膜金属からモノリシックに形成される立体構造から構成される。
CMOSシリコン半導体基板上にミクロンサイズの立体構造を構成する最下層の薄膜金属電極板2を形成しメモリセルからのアドレス相補出力電圧Va(−)3aを接続し、薄膜金属電極板4を該電極板2の上部空中に位置を合わせ形成しメモリセルからのアドレス相補出力電圧Va(+)3bを接続する。
薄膜金属電極板5に上下に撓む薄膜金属梁6、7の一端を接続し、他端を図中の表示から省略されている支持柱に接続し、該電極板5を薄膜金属電極板2に位置合わせし、該電極板5を該電極板2位置と薄膜金属電極板4位置の中間付近の高さの空間に水平に吊る。
薄膜金属電極板5と薄膜金属電極板2の間の空間、及び該電極板5と薄膜金属電極板4の間の空間に該電極板5から下方向、乃至は上方向に各々ほぼ等しい距離離れた高さ位置に、薄膜金属片持ち梁停止板10、11の自由端10b、11bを該電極板5の縁の下面18b、19bに僅かに重なるように、また薄膜金属片持ち梁停止板12、13の自由端12b、13bを該電極板5の縁の上面18a、19aに僅かに重なるように立体配置する。
上下方向に撓む薄膜金属梁6、7で空中に水平に吊られている薄膜金属電極板5の中央に薄膜金属電極板4に接触しない様に建てた支持柱20により薄膜金属電極兼光反射板21を接続し一体化した可動構造体22を形成し、該構造体22と薄膜金属片持ち梁停止板10、11、12、13に共通のバイアス電圧Vb23を印加し、メモリセルからのアドレス相補出力電圧Va(−)3aを接続した薄膜金属電極板2と、メモリセルからのアドレス相補出力電圧Va(+)3bを接続した該電極板4の間に電位差による静電引力を作用させる。
支持柱20の高さは、薄膜金属電極板4と薄膜金属電極兼光反射板21の間に作用する静電引力が薄膜金属電極板4と薄膜金属電極板5との間に作用する静電引力より十分小さくなるように設定する。
アドレス相補出力電圧Va(−)3a、アドレス相補出力電圧Va(+)3bを印加した状態で小さな値のバイアス電圧Vb23を印加した時、薄膜金属電極板5と薄膜金属電極板2との間に作用する静電引力と、薄膜金属電極兼光反射板21と該電極板5が支持柱20により一体化した可動構造体22と薄膜金属電極板4との間に作用する静電引力との合成力が該構造体22に作用する結果、該構造体22の該電極板5を吊るす薄膜金属梁6、7が上、乃至は下に撓み該構造体22は水平を保ち位置を移動し、撓みにより発生する復元力と該静電引力の合成力が釣り合う位置で該構造体22の該電極板5は静止する。
アドレス相補出力電圧Va(−)3a、アドレス相補出力電圧Va(+)3bを印加した状態でさらにバイアス電圧Vb23を増加していくと、薄膜金属電極板5と薄膜金属電極板2との間に作用する静電引力と薄膜金属電極兼光反射板21と該電極板5が支持柱20により一体化した可動構造体22と薄膜金属電極板4と間に作用する静電引力の合成力がさらに増加し、該構造体22の該電極板5を吊るす薄膜金属梁6、7の復元力に逆らい該構造体22が水平を保ちつつ位置を移動する結果、該梁6、7の上、乃至は下への撓み量が増加していき、ついには該電極板5の縁の上面18a、19aが、薄膜金属片持ち梁停止板12,13の自由端12b、13bに、乃至は該電極板5の下面18b、19bが金属片持ち梁停止板10,11の自由端10b、11bに接触し、該電極板5は該梁停止板の自由端により停止し、同時に該構造体22の薄膜金属電極兼光反射板21の表面24も25a、乃至は25bのいずれかの高さ位置において停止する。
このように可動構造体22と薄膜金属電極板2及び可動構造体22と薄膜金属電極板4の間に作用する静電引力の合成力は、該構造体22の薄膜金属電極板5から薄膜金属梁6,7と薄膜金属片持ち梁停止板10,11、乃至は薄膜金属片持ち梁停止板12,13に配分印加され、静電引力エネルギーの一部は薄膜金属梁6,7及び該梁停止板10,11,乃至は該梁停止板12,13の撓みエネルギーに変換され蓄積される。
メモリセルからのアドレス相補出力電圧Va(−)3aとアドレス相補出力電圧Va(+)3b、バイアス電圧Vb23の印加条件の組み合わせにより可動構造体22の薄膜金属電極兼光反射板21の表面24が25a、乃至は25bのいずれかの高さ位置で停止する時、該電極兼光反射板21の表面24に入射し反射する光の光路長差(位相差)を該表面24の高さ位置25aと25bの間の距離により所望の値となるように設計する。
薄膜金属電極板2にアドレス相補出力電圧Va(−)3a、薄膜金属電極板5にアドレス相補出力電圧Va(+)3b、可動構造体22にバイアス電圧Vb23を印加した条件において、可動構造体22の薄膜金属電極板5から薄膜金属片持ち梁停止板の自由端に作用する応力により該梁停止板の自由端が撓み発生する復元力とその応力とが釣り合い該電極板5が停止し安定状態にある時、該電極板5の安定する位置が該梁停止板の自由端の撓みにより変動する結果、該電極板5に接続される薄膜金属電極兼光反射板21の表面24の位置もその変動に連動する。
図2に可動構造体22に作用する静電引力の方向と大きさの高さ位置依存例を示す。
可動構造体22の薄膜金属電極板5は薄膜金属電極板2と薄膜金属電極板4の高さの中間に位置し、例えば該電極板2と該電極板5との空間間隔、及び該電極板5と該電極板4との空間間隔を各々約1umに、また電極板2、及び該電極板4の電極面積を各々80um2と設定し、可動構造体22に印加するバイアス電圧Vb23を25Vに設定、該電極板2にアドレス相補出力電圧Va(−)3aを5V、乃至は0Vを印加、該電極板4にアドレス相補出力電圧Va(+)3bを0V、乃至は5Vを印加した場合に該電極板5の高さ位置において作用する静電引力の関係を可動構造体22に作用する静電引力軸26と該電極板5の高さ位置軸27の二次元図で示している。
可動構造体22に印加するバイアス電圧Vb23を25Vに設定、薄膜金属電極板2に印加するアドレス相補出力電圧Va(−)3aを5Vとし薄膜金属電極板4に印加するアドレス相補出力電圧Va(+)3bを0Vに設定した場合の関係曲線33から、薄膜金属片持ち梁停止板10、11と薄膜金属片持ち梁停止板12、13の高さの中間に相当する高さ位置28に薄膜金属電極板5が位置する場合に該構造体22が該電極板4に引かれる方向31の静電引力は25nN前後であり、該位置28からずれるに従って静電引力は非線型に増加していき、ずれ量が例えば0.5umの該梁停止板12,13の高さに相当する位置29では該構造体22が薄膜金属電極板4に引かれる方向31の静電引力は1300nNに、また該梁停止板10,11の高さに相当する位置30では該構造体22が該電極板2に引かれる方向32の静電引力は910nNとなる。
一方、可動構造体22に印加するバイアス電圧Vb23を25Vに設定、薄膜金属電極板2に印加するアドレス相補出力電圧Va(−)3aを0Vとし薄膜金属電極板4に印加するアドレス相補出力電圧Va(+)3bを5Vに設定した場合の関係曲線34から、薄膜金属片持ち梁停止板10、11と薄膜金属片持ち梁停止板12、13の高さの中間に相当する高さ位置28に薄膜金属電極板5が位置する場合に該構造体22が該電極板2に引かれる方向32の静電引力は25nN前後であり、該構造体22の薄膜金属電極板5の位置が該位置28からずれるに従って静電引力は非線型に増加していき、ずれ量が例えば0.5umの該梁停止板12,13の高さに相当する位置29では該構造体22が該電極板4に引かれる方向31の静電引力は780nNに、また該停止板10,11の高さに相当する位置30では該構造体22が該電極板2に引かれる方向32の静電引力は1400nNとなる。
よって、25Vのバイアス電圧Vb23を可動構造体22に印加、メモリセルから5Vのアドレス相補出力電圧Va(−)3aを薄膜金属板2に印加、0Vのアドレス相補出力電圧Va(+)3bを薄膜金属電極板4に印加した場合の静電引力と薄膜金属電極板5の高さ位置との関係曲線33と、またその状態においてメモリデータセル内容を書き替えてアドレス相補出力電圧Va(−)3aを0Vにアドレス相補出力電圧Va(+)3bを5Vに反転した場合の静電引力と該電極板5の高さ位置との関係曲線34から、該電極板5が薄膜金属片持ち梁停止板12,13の高さに相当する位置29、乃至は該金属片持ち梁停止板10,11の高さに相当する位置30において該構造体22に作用する静電引力はメモリセルのデータ内容を書き替え反転すると各々約40パーセント減少することが解かる。
バイアス電圧Vb23を可動構造体22に印加、メモリセルからのアドレス相補出力電圧Va(−)3aを薄膜金属電極板2に印加、メモリセルからのアドレス相補出力電圧Va(+)3bを薄膜金属電極板4に印加し、可動構造体22の薄膜金属電極板5が薄膜金属片持ち梁停止板12,13、乃至は10,11の高さ位置で停止状態にあった場合、該アドレス相補出力電圧Va(−)3a、Va(+)3bを切り替え該電極板5から該停止板12,13、乃至は10,11に加えられる応力が減少した状態においても該電極板5が該停止板12,13、乃至は10,11の位置に留まるように該電極板5を水平に吊るす薄膜金属梁6、7の梁特性を設計する。
このようにバイアス電圧Vb23、メモリセルからのアドレス相補出力電圧Va(−)3a、Va(+)3bの印加を除去すると、静電引力が作用せず可動構造体22の薄膜金属電極板5を吊るす薄膜金属梁6、7は撓まず該電極板5は薄膜金属電極板2と薄膜金属電極板4の高さの中間位置で水平に静止状態にあるが、バイアス電圧Vb23を印加・増加していくと静電引力の作用により今度は薄膜金属片持ち梁停止板12,13、乃至は薄膜金属片持ち梁停止板10,11の高さ位置がエネルギーポテンシャルの低い安定状態に移っていき、さらに該アドレス相補出力電圧Va(−)3a、Va(+)3bの値が反転しても該電極板5は該停止板12,13、乃至は該停止板10,11の高さ位置に留まり、該該電極板5を該停止板12,13、乃至は該停止板10,11の高さ位置に電気機械的に保持できるようになる。
つまり、25Vのバイアス電圧Vb23を薄膜金属電極板5に印加、メモリセルからのアドレス相補出力電圧Va(−)3a 5Vを薄膜金属板2に、アドレス相補出力電圧Va(+)3b 0Vを薄膜金属電極板4に印加し該電極板5が薄膜金属片持ち梁停止板12,13の高さ位置に電気機械的に保持された状態でメモリデータを書き込み更新しアドレス相補出力電圧Va(−)3a 0Vを該電極板2に、アドレス相補出力電圧Va(+)3b 5Vを該電極板4に切り替えても該電極板5は該停止板12,13の高さ位置に電気機械的に保持される。
メモリセルのアドレス相補出力電圧Va(−)3a 0Vを薄膜金属電極板2に、該アドレス相補出力電圧Va(+)3b 5Vを薄膜金属電極板4に、バイアス電圧Vb23 25Vを可動構造体22に印加し、該構造体22の薄膜金属電極板5が薄膜金属片持ち梁停止板12,13の位置に電気機械的に保持状態にあって、該構造体22の機械共振周波数成分を含むリセットパルス(電圧パルス)をバイアス電圧Vb23に重畳し該構造体22を機械共振振動させて、次にバイアス電圧Vb23を該アドレス相補出力電圧Va(+)3bに等しい5Vに設定しバイアス電圧オフの状態とし該構造体22と該電極板4との間に作用する静電引力を取り除くと、該構造体22は、撓んだ薄膜金属梁6、7と撓んだ該梁停止板12,13から解放される復元力と、該リセットパルスによる該構造体22の機械共振の振動運動力により、該電極板5と該電極板2との間の5Vの電位差により該梁停止板12、13の付近において該電極板2に引かれる方向32に作用する数nNの静電引力加速を受けながら、該梁停止板12,13から離陸し薄膜金属片持ち梁停止板10と12の高さの中間に相当する高さ位置28に向けて戻る運動過程に入る。
薄膜金属表面は低接触力層コーティングを施し可動構造体22の薄膜金属電極板5と薄膜金属片持ち梁停止板12,13との間の接触力は低く制御されているが、依然として分子間接触力が存在しており、該構造体に該構造体22の機械共振周波数成分を含むリセットパルス(電圧パルス)を印加し該構造体22に機械共振の振動運動力を付与し、該構造体22の該電極板5の該梁停止板12,13からの離陸をより確実なものとする。
一方、メモリセルのデータが書き換えられても内容が同じである場合には、バイアス電圧オフの状態において薄膜金属電極板5に5V、薄膜金属電極板4に0Vが印加された状態であり該電極板5が薄膜金属片持ち梁停止板12,13から離陸する場合には、撓んだ薄膜金属梁6、7と撓んだ薄膜金属片持ち梁停止板12,13との復元力と可動構造体22の機械共振周波数成分を含むリセットパルス印加による該構造体22の機械共振の振動運動力により、該電極板5と該電極板4との間の5Vの電位差により該梁停止板12、13の付近において該電極板4に引かれる方向31に作用する30nNの静電引力制動を受けながら、該梁停止板12,13から離陸し薄膜金属片持ち梁停止板10と12の高さの中間に相当する高さ位置28に戻る運動過程に入る。
また、メモリセルのアドレス相補出力電圧Va(−)3a 5Vを薄膜金属電極板2に、該アドレス相補出力電圧Va(+)3b 0Vを薄膜金属電極板4に、バイアス電圧Vb23 25Vを可動構造体22に印加し、該構造体22の薄膜金属電極板5が薄膜金属片持ち梁停止板10,11の位置に電気機械的に保持状態にあって、該構造体22の機械共振周波数成分を含むリセットパルス(電圧パルス)をバイアス電圧Vb23に重畳し該構造体22を機械共振振動させて、次にバイアス電圧Vb23を該アドレス相補出力電圧Va(−)3aに等しい5Vに設定しバイアス電圧オフの状態とし該構造体22と該電極板2間に作用する静電引力を取り除き、該構造体22を撓んだ薄膜金属梁6、7と撓んだ該梁停止板10,11から解放される復元力と、該リセットパルスによる該構造体22の機械共振の振動運動力により、該梁停止板10,11から離陸し薄膜金属片持ち梁停止板10と12の高さの中間に相当する高さ位置28に向けて戻る運動過程に入れようとする時に、該構造体22の該電極板5が該梁停止板10,11の高さ位置付近において、該構造体22に該電極板4に引かれる方向31の数nNの静電引力を作用させておく為、該電極板4と薄膜金属電極板兼光反射板21の間に作用する静電引力が該電極板4と該電極板5との間に作用する静電引力の、例えば50%となるように該電極板兼光反射板21と該電極板5を接続する支持柱20の高さを設定する。
よって可動構造体22の薄膜金属電極板5が薄膜金属片持ち梁停止板12,13の高さ位置、乃至は10、11の高さ位置で保持状態にあって、メモリセルからのアドレス相補出力電圧Va(−)3aを印加した薄膜金属電極板2とアドレス相補出力電圧Va(+)3bを印加した薄膜金属電極板4と、バイアス電圧を該アドレス相補出力電圧に等しい値に設定したバイアス電圧オフ状態の該構造体22との間の電位差の関係がメモリセルのデータにより決定され、該構造体22の該電極板5が薄膜金属片持ち梁停止板10と12の高さの中間に相当する高さ位置28に戻ろうとする運動速度に差が生じその状態が差別化され、さらにバイアス電圧オフから数u秒後にバイアス電圧を再印加することにより、該電極板5が薄膜金属片持ち梁停止板10,11の高さ位置に相当する高さ位置30に向かって移動していくか、または該梁停止板12,13の高さ位置に相当する高さ位置29に引き戻されその位置を保持していくかのいずれかの動作過程、乃至は、該電極板5が薄膜金属片持ち梁停止板12,13の高さ位置に相当する高さ位置29に向かって移動していくか、または該梁停止板10,11の高さ位置に相当する高さ位置30に引き戻されその位置を保持していくかのいずれかの動作過程、に入りその動作を完了する。
そして、可動構造体22の薄膜金属電極板5が新しい保持位置29、乃至は30の高さに達し薄膜金属片持ち梁停止板12,13、乃至は10,11に着地し、該構造体22の着地時の衝撃による機械振動の過渡応答が減衰する間、例えば10u秒の間安定化させる。
また、可動構造体22の薄膜金属電極板5の位置移動、乃至は位置保持の差別化と該構造体22の該電極板5の位置移動、乃至は位置保持の動作過程に設定するアドレス相補出力電圧は、3.3Vや5Vの通常アドレス相補出力電圧値から一時的に例えば8Vと高く設定し、該位置移動、乃至は位置保持の差別化及び該位置移動、乃至は位置保持動作の特性を改善する。
可動構造体22の着地時の衝撃による機械振動の過渡応答が減衰し安定化した状態にあって、メモリデータを書き換えても可動構造体22の薄膜金属電極板5の位置が誤動作により変わってしまうことはなくなるので、次のメモリデータ書きこみサイクルを開始することができる。
しかし、バイアス電圧Vb23を印加した状態において、可動構造体22の薄膜金属電極板5から薄膜金属片持ち梁停止板10,11,12,13の自由端10b,11b,12b,13bに作用する静電引力により該梁停止板10,11,12,13が撓み、該電極板5が停止する高さ位置はその撓みに連動し変動するため、該構造体22の位置移動、乃至は位置保持の双安定動作駆動に適するバイアス電圧と該電極板5に一体化形成されている薄膜金属電極兼光反射板20の表面24で反射される光の所望の光路長が得られるバイアス電圧とは一致しないため、該構造体22の着地時の衝撃による機械振動の過渡応答が減衰し安定状態に入った後にバイアス電圧は光路長を補正する値に設定する。
図3に本発明の双安定光位相変調装置1を駆動する基本シーケンスを示す。
双安定光位相変調装置1を駆動する基本シーケンスはA:メモリセルのデータ書きこみ、B:光路長補正バイアス電圧リセット/アドレス相補出力電圧ハイ、C:光路長補正バイアス電圧オフ/位置移動、乃至は位置保持の差別化、D:駆動バイアス電圧印加/位置移動、乃至は位置保持の動作、E:アドレス相補出力電圧ハイオフ、F:着地衝撃による機械振動の過渡応答安定化、G:光路長補正バイアス電圧再印加の7段階から構成される。
双安定光位相スイッチング変調装置1を駆動する基本シーケンス35はグランドレベル36に対しバイアス電圧が光路長補正バイアス電圧37に設定されている状態においてメモリセルのデータ書きこみの後、共鳴パルス38を該バイアス電圧37に重畳し可動構造体22に機械共振振動エネルギーを与えると同時に通常アドレス相補出力電圧39をハイ状態のアドレス相補出力電圧40に設定、次に該バイアス電圧37をアドレス相補出力電圧40と同じ値のバイアス電圧41に落としバイアスをオフ状態とした後、駆動バイアス電圧42を印加し、次にハイ状態のアドレス相補出力電圧40を通常アドレス相補出力電圧39に戻し、着地衝撃による機械振動の過渡応答安定化を経て、駆動バイアス電圧42を光路長補正バイアス電圧37に戻す。
双安定光位相スイッチング変調装置1を駆動する基本応用シーケンス43はバイアス電圧リセットにおいてバイアスの極性を反転させる双極性の大きなリセットパルス44により可動構造体22に機械共振振動エネルギーを与える点を除き基本シーケンス35と同じである。
支持柱20により薄膜金属電極兼光反射板21を薄膜金属電極板5に一体化形成した可動構造体22の重量は数マイクログラム程度であり、該構造体22が静電引力により30cm/秒の速度で動作する時、該電極板5が薄膜金属片持ち梁停止板12,13の高さに相当する位置29と薄膜金属片持ち梁停止10,11の高さに相当する位置30と間を例えば1umに設計した場合に、該位置29と該位置30の間遷移は3u秒で完結する。
双安定光位相変調装置1は通常のウェハープロセスラインを使用しシリコンからCMOSアドレス回路形成、多層金属薄膜構造体形成、パッケージ・アッセンブリ工程から製造することができる。
その構造実施例を以下に説明する。
図4にメモリセルCMOS回路が内部に形成されたシリコン半導体基板を示す。
10数um平方角サイズのシリコン半導体基板45の内部にメモリセル回路を、例えば6トランジスタCMOS SRAMにより構成し、ツインウエルCMOS、ダブルレベルメタル(DLM)配線技術を用い、DLM CMOSアドレス回路形成後、厚い酸化膜の堆積、そしてその厚い酸化膜をCMPにより平坦化し多層金属薄膜構造体を形成していく基礎面46とし、CMOS SRAMメモリセルのアドレス相補出力電圧、バイアス電圧を厚い酸化膜に開けられた接続穴を通じて該基礎面46に引き出す。
図5に多層金属薄膜構造体を形成していく基礎面46上に薄膜金属電極板2を形成した構造47を示す。
薄膜金属電極板2を、例えば膜厚0.3um、面積80um^2で設計しCMOS SRAMメモリセルからのアドレス相補出力電圧Va(−)3aを接続する。
図6に薄膜金属電極板5を空中に水平に吊る構造48を示す。
例えば膜厚0.4um、一辺11um、面積120um^2の薄膜金属電極板5が静電引力の作用を受けバランス良く水平を保ち上下に動くことができるように、該電極板5の縁に上下に撓む薄膜金属梁6、7,8,9の各一端を均等に接続し、該梁の各他端を支持柱49、50、51、52に接続し4本の該梁6、7,8,9で該電極板5を1.3um程度の高さの空中に水平に吊る。
薄膜金属梁6、7,8,9を、例えばAl材料で膜厚0.15um、幅1um、長さ8umの梁と等価に設計し、梁一本当たりに130nNの応力が加わった時の梁の撓み量を0.6um程度となるように制御する。
図7に薄膜金属電極板5の上下の動作範囲を制限する停止構造53を示す。
支持柱54に薄膜金属片持ち梁停止板10,12の一端を接続し、該梁停止板10,12の他端を自由端とし、同様に支持柱55には薄膜金属片持ち梁停止板11,13の一端を接続し、該梁停止板11,13の他端を自由端とし、支持柱56には薄膜金属片持ち梁停止板14,16の一端を接続し、該梁停止板14,16の他端を自由端とし、支持柱57には薄膜金属片持ち梁停止板15,17の一端を接続し、該梁停止板15,17の他端を自由端とする。
図8に薄膜金属電極板5を空中に水平に吊る構造48と該電極板5の上下の動作範囲を制限する停止構造53を位置合わせ配置し形成した構造58を示す。
支持柱54,55,56,57を薄膜金属電極板5の周りに配置し、該電極板5の高さを支持柱54、乃至は55、56,57に接続する2枚の薄膜金属片持ち梁停止板10と12、乃至は11と13、14と16、15と17の中間の高さに設定し、各支持柱に接続する薄膜金属片持ち梁停止板の自由端が該電極板5の縁に僅かに重なるようにレイアウト配置し、該電極板5の可動範囲を、例えば上方向に0.5um、下方向に0.5umに制限するよう設定する。
図9に薄膜金属電極板5の上下の動作範囲を制限する停止構造・構成の変形例を示す。
薄膜金属電極板5に薄膜金属片持ち梁停止板59を形成し、該金属片持ち梁59の高さを支持柱54に形成した2枚の薄膜金属片持ち梁停止板10、12の中間高さに設定し該金属片持ち梁停止板59の自由端59bが2枚の該梁停止板の自由端10b、12bと僅かに重なるように配置する。
薄膜金属電極板5が2枚の薄膜金属片持ち梁停止板10、12の間を遷移移動し、該梁停止板10、12によって保持する場合に該梁停止板10には常に方向32の応力が、一方該梁停止板12には常に方向31の応力が印加されるが、該電極板5に形成した薄膜金属片持ち梁59に対しては方向31と方向32の両方の応力が交互に印加される。
図10に構造47に構造58を位置合わせ配置し形成した構造60を示す。
図11に薄膜金属電極板4の中央に開口部61を形成した該電極板4を空中に支える構造62を示す。
薄膜金属電極板4の中央に開口部61を形成した該電極板4は4本の支持柱63,64,65,66に接続し、該電極板4の面積を薄膜金属電極板2の面積と等価に設計し,CMOS SRAMメモリセルからのアドレス相補出力電圧Va(+)3bを接続する。
例えば膜厚0.4umの薄膜金属電極板4は薄膜金属電極板5の上部に薄膜金属電極板2と該電極板5の間隔と同じ間隔をとり配置し、該電極板5に対する該電極板4の有効電極面積を該電極板2と該電極板5に対する有効電極面積と等価の80um^2に設定する。
図12に構造60に構造62を位置合わせ配置し形成した構造67を示す。
図13に薄膜金属電極兼光反射板21と支持柱20から成る構造68を示す。
可動構造体22の薄膜金属電極板5が薄膜金属片持ち梁停止板10,11、14,15によって保持安定化している時、駆動シーケンス35、乃至は43におけるバイアス電圧オフの段階で該電極板5が該梁停止板10,11、14,15から離陸する時に、該構造体22に該電極板4から引かれる方向31に数nNの静電引力が作用しているように、支持柱20の高さを、薄膜金属電極板4の高さ位置と薄膜金属片持ち梁停止板10,乃至は11、14,15の高さ位置との距離の3倍と設定し、例えば4.5umとする。
図14に構造67に構造68を位置合わせ接続し完成した構造69を示す。
構造68の支持柱20は薄膜金属電極板4に接触しないよう該電極板の開口61の中央を通り、薄膜金属電極板5の中央に接続し、支持柱20により薄膜金属電極兼光反射板21と該電極板5が一体化した可動構造体22が完成し、該構造体22を吊るす薄膜金属梁6、7、8,9を通じてバイアス電圧Vb23を印加する。
例えば膜厚0.4um、一辺15um平方角の薄膜金属電極兼光反射板21は4.5um高さの支持柱20により薄膜金属電極板4の上部2.6um高さに設置する。
このように基礎面46の上に構造47、構造48、構造53、構造58、構造60、構造62、構造67、構造68、構造69と順番に空中構築していくが、実際の製造工程において各機能構造は高さ別の構造要素に分解され基礎面46の上に下の層から順に有機ポリマーによる犠牲層を利用し積み上げ形成していき全体の構造69が完成した後に等方性プラズマエッチングによる犠牲層除去工程で立体構造を空間に解放する。
図15に2種類の安定状態に駆動される双安定光位相変調装置70を示す。
薄膜金属電極兼光反射板21が上位置で安定状態にある双安定光位相変調装置71では可動構造体22の薄膜金属電極板5上が薄膜金属片持ち梁停止板12、13、16,17により保持安定化しており、他方、薄膜金属電極兼光反射板21が下位置で安定状態にある双安定光位相変調装置72では可動構造体22の薄膜金属電極板5上が薄膜金属片持ち梁停止板10、11、14,15により保持安定化している。
2種類の安定状態に駆動される双安定光位相変調装置70において、薄膜金属電極兼光反射板21の表面24が静止・安定する高さ位置25aと25bの差距離dに
含まれる薄膜金属片持ち梁停止板10、11、14,15、乃至は12、13、16,17の応力撓みによる位置移動量とメモリセルのデータ書き替え反転による応力撓み変動による位置変動量の成分は、該電極兼光反射板21の表面24から反射される光の光路長と光路長精度に4倍の影響を及ぼす。
例えば、532nm波長光の光路長を1/8波長精度で切り換える要求に対し、可動構造体22に25Vのバイアス電圧Vb23を、薄膜金属電極板2にメモリセルからの5Vのアドレス相補出力電圧Va(−)3aを、薄膜金属電極板4に0Vのアドレス相補出力電圧Va(+)3bを印加し、該構造体22の薄膜金属電極板5が薄膜金属片持ち梁停止板12,13の高さ位置で保持安定している状態にあって、メモリセルのデータを反転すると、該構造体22の該電極板5から該電極板5を保持安定化している4枚の薄膜金属片持ち梁停止板12,13,16,17には該梁停止板1枚当たり約100nNの応力減少変動が起こり、その時に該梁停止板1枚当たりの撓み変化量が1/32波長相当の17nm程度となるよう、Al材料で幅1um、長さ4um、板厚300nmの薄膜金属片持ち梁停止板を設計する。
図16に双安定光位相変調装置のアレー配列73の例を示す。
CMOS回路シリコン半導体基板74上に、64個の双安定光位相変調装置をアレー配列し、動作状態にある該光位相変調装置は薄膜金属電極兼光反射板21が上位置、乃至は下位置のいずれかの状態にあり、光源からの位相の揃った入射光75が薄膜金属電極兼光反射板21が上位置で安定状態にある双安定光位相変調装置71に角度76で入射し該電極兼光反射板21の表面24で角度77で反射し反射光78となり、同様に光源からの入射光75と位相が揃って並行に進行する入射光79が薄膜金属電極兼光反射板21が下位置で安定状態にある双安定光位相変調装置72に角度80で入射し該電極兼光反射板21の表面24で角度81で反射し反射光82となり、該反射光78と該反射光82との間に光路長差を生じ、アレー配列面全体から反射される光面は解像度64で位相変調有り、無しの2状態により変調される。
ミクロンサイズのマイクロミラー構造体アレー素子において光位相を高速、かつ高解像度に切り換え変調する技術はホログラフィーデータストレージ、ホログラフィーを応用する動画3次元ディスプレイ等の光応用技術に適用されていく。
本発明の双安定光位相変調装置1の基本構成断面 可動構造体22に作用する静電引力の方向と大きさの高さ位置依存例 本発明の双安定光位相変調装置1を駆動する基本シーケンス メモリセルCMOS回路が内部に形成されたシリコン半導体基板 多層金属薄膜構造体を形成していく基礎面46上に薄膜金属電極板2を形成した構造47 薄膜金属電極板5を空中に水平に吊る構造48 薄膜金属電極板5の上下の動作範囲を制限する停止構造53 薄膜金属電極板5を空中に水平に吊る構造48と該電極板5の上下の動作範囲を制限する停止構造53を位置合わせ配置し形成した構造58 薄膜金属電極板5の上下の動作範囲を制限する停止構造構成の変形例 構造47に構造58を位置合わせ配置し形成した構造60 薄膜金属電極板4の中央に開口部61を形成した該電極板4を空中に支える構造62 構造60に構造62を位置合わせ配置し形成した構造67 薄膜金属電極兼光反射板21と支持柱20から成る構造68 構造67に構造68を位置合わせ接続し完成した全体構造69 2種類の安定状態に駆動される双安定光位相変調装置 双安定光位相変調装置のアレー配列73の例
1 双安定光位相変調装置
2 薄膜金属電極板
3a メモリセルからのアドレス相補出力電圧Va(−)
3b メモリセルからのアドレス相補出力電圧Va(+)
4 薄膜金属電極板
5 薄膜金属電極板
6 薄膜金属梁
7 薄膜金属梁
8 薄膜金属梁
9 薄膜金属梁
10 薄膜金属片持ち梁停止板
10b 薄膜金属片持ち梁停止板の自由端
11 薄膜金属片持ち梁停止板
11b 薄膜金属片持ち梁停止板の自由端
12 薄膜金属片持ち梁停止板
12b 薄膜金属片持ち梁停止板の自由端
13 薄膜金属片持ち梁停止板
13b 薄膜金属片持ち梁停止板の自由端
14 薄膜金属片持ち梁停止板
15 薄膜金属片持ち梁停止板
16 薄膜金属片持ち梁停止板
17 薄膜金属片持ち梁停止板
18a 薄膜金属電極板5の縁の上面
18b 薄膜金属電極板5の縁の下面
19a 薄膜金属電極板5の縁の上面
19b 薄膜金属電極板5の縁の下面
20 支持柱
21 薄膜金属電極兼光反射板
22 薄膜金属電極板5上に支持柱21により薄膜金属板20を接続し一体化した可動構造体
23 バイアス電圧Vb
24 薄膜金属電極兼光反射板21の表面
25a 薄膜金属電極兼光反射板21の表面24が静止し安定する高さ位置
25b 薄膜金属電極兼光反射板21の表面24が静止し安定する高さ位置
26 可動構造体22に作用する静電引力軸
27 薄膜金属電極板5の高さ位置軸
28 薄膜金属片持ち梁停止板10と12の高さの中間に相当する高さ位置
29 薄膜金属片持ち梁停止板12,乃至は13の高さに相当する高さ位置
30 薄膜金属片持ち梁停止板10,乃至は11の高さに相当する高さ位置
31 薄膜金属電極板4に引かれる方向
32 薄膜金属電極板2に引かれる方向
33 可動構造体22に作用する静電引力と薄膜金属電極板5の高さ位置との関係曲線
34 メモリセル内容を反転した時の可動構造体22に作用する静電引力と薄膜金属電極板5の高さ位置との関係曲線
35 双安定光位相変調装置1を駆動する基本シーケンス
36 グランドレベル
37 光路長補正バイアス電圧
38 共鳴パルス
39 通常アドレス相補出力電圧
40 ハイ状態のアドレス相補出力電圧
41 ハイ状態のアドレス相補出力電圧40と同じ値のバイアス電圧
42 駆動バイアス電圧
43 双安定光位相変調装置1を駆動する基本応用シーケンス
44 双極性のリセットパルス
45 シリコン半導体基板
46 多層金属薄膜構造体を形成していく基礎面
47 構造多層金属薄膜構造体を形成していく基礎面46上に薄膜金属電極板2を形成した構造
48 薄膜金属電極板5を空中に水平に吊る構造
49 薄膜金属梁6を支持する支持柱
50 薄膜金属梁7を支持する支持柱
51 薄膜金属梁8を支持する支持柱
52 薄膜金属梁9を支持する支持柱
53 構造薄膜金属電極板5の上下の動作範囲を制限する停止構造
54 薄膜金属片持ち梁停止板10、12を接続する支持柱
55 薄膜金属片持ち梁停止板11、13を接続する支持柱
56 薄膜金属片持ち梁停止板14、16を接続する支持柱
57 薄膜金属片持ち梁停止板15、17を接続する支持柱
58 薄膜金属電極板5を空中に水平に吊る構造48と該電極板5の上下の動作範囲を制限する停止構造53を位置合わせ配置し形成した構造
59 薄膜金属電極板5に形成した薄膜金属片持ち梁停止板
59b 薄膜金属電極板5に形成した薄膜金属片持ち梁停止板の自由端
60 構造47に構造58を位置合わせ配置し形成した構造
61 薄膜金属電極板4の中央の開口部
62 薄膜金属電極板4の中央に開口部61を形成した該電極板4を空中に支える構造
63 薄膜金属電極板4を支える支持柱
64 薄膜金属電極板4を支える支持柱
65 薄膜金属電極板4を支える支持柱
66 薄膜金属電極板4を支える支持柱
67 構造60に構造62を位置合わせ配置し形成した構造
68 薄膜金属電極兼光反射板21と支持柱20から成る構造
69 構造67に構造68を位置合わせ接続し完成した構造
70 2種類の安定状態に駆動される双安定光位相変調器
71 薄膜金属電極兼光反射板21が上位置で安定状態にある双安定光位相変調装置
72 薄膜金属電極兼光反射板21が下位置で安定状態にある双安定光位相変調装置
73 双安定光位相変調装置のアレー配列
74 CMOS回路シリコン半導体基板
75 光源からの位相の揃った入射光
76 光源からの入射光75の入射角度
77 双安定光位相変調装置71に入射光75が入射し薄膜金属電極兼光反射板21で反射する光の反射角
78 双安定光位相変調装置71に入射光75が入射し薄膜金属電極兼光反射板21で反射角77で反射する光
79 光源からの入射光75と位相が揃って並行に進行する入射光
80 光源からの入射光79の入射角度
81 双安定光位相変調装置72に入射光79が入射し薄膜金属電極兼光反射板21で反射する光の反射角
82 双安定光位相変調装置72に入射光79が入射し薄膜金属電極兼光反射板21で反射角81で反射する光

Claims (8)

  1. 基板上に導電性を有す多層の薄膜金属からモノリシックに形成されるミクロンサイズの構造体において、1層目電極板にメモリセルからのアドレス相補出力電圧の一方を供給、5層目電極板に該アドレス相補出力電圧の他方を供給、6層目電極板兼光反射板と3層目電極板を5層目電極板に接触しない様に建てた支持柱により接続一体化した構造体の3層目電極板に上下に撓む梁を接続し、該3層目電極板を1層目電極板と5層目電極板の中間付近の高さ位置の空間に水平に吊り上下に動く可動構造体とし、該3層目電極板の高さ位置を2層目片持ち梁停止板の高さと4層目片持ち梁停止板の高さの中間付近の高さ位置に、且つ2層目片持ち梁停止板の自由端と4層目片持ち梁停止板の自由端を該3層目電極板の縁に僅かに重ねて配置し、該可動構造体と2層目片持ち梁停止板と4層目片持ち梁停止板に共通のバイアス電圧を印可し、該可動構造体と1層目電極板、及び該可動構造体と5層目電極板に働く静電引力の作用により1層目電極板と5層目電極板方向に向けてより低いエネルギーポテンシャル状態を形成し、メモリセルからのアドレス相補出力電圧により該可動構造体の1層目電極板、乃至は5層目電極板のいずれかの方向への移動先を制御し、該可動構造体を移動し該可動構造体に一体化形成の3層目電極板を2層目、乃至は4層目に形成のいずれかの片持ち梁停止板の自由端によって停止し保持安定化させ、該可動構造体を2層目片持ち梁停止板の自由端と4層目片持ち梁停止板の自由端間を遷移移動させる双安定駆動により、該可動構造体に一体化形成の6層目電極板兼光反射板から反射される光の光路長差(位相差)を制御することを特徴とする双安定光位相変調装置。
  2. [請求項1]に記載の双安定光位相変調装置にあって、3層目電極板の縁に片持ち梁停止板を形成し、該片持ち梁停止板の高さを2層目、4層目に形成の片持ち梁停止板の高さの中間に設定し、3層目電極板の縁に形成の片持ち梁停止板の自由端が2層目片持ち梁停止板の自由端、及び4層目片持ち梁停止板の自由端僅かに重なるように配置し、3層目電極板の縁に形成の片持ち梁停止板の自由端を2層目片持ち梁停止板の自由端、乃至は4層目片持ち梁停止板の自由端に着地させ、遷移移動する3層目電極板を停止し保持安定化させることを特徴とする双安定光位相変調装置。
  3. [請求項1]に記載の双安定光位相変調装置にあって、片持ち梁停止板の応力撓み特性により、可動構造体に一体化形成される6層目電極板兼光反射板から反射される光の位相変調精度を設定することを特徴とする双安定光位相変調装置。
  4. [請求項1]に記載の双安定光位相変調装置を駆動する駆動シーケンスにあって、A:光路長を補正する共通バイアス電圧印加状態にあってメモリセルのデータを書きこみし、B:光路長補正する共通バイアス電圧に共鳴パルスを重畳し可動構造体に機械共振振動エネルギーを与えると同時にアドレス相補出力電圧を昇圧し、乃至は光路長を補正するバイアス電圧の極性を反転させ可動構造体に機械共振振動エネルギーを与えると同時にアドレス相補出力電圧を昇圧し、C:光路長補正する共通バイアス電圧を昇圧したアドレス相補出力電圧と同じ値のバイアス電圧に落としバイアスを除去すると同時に2層目片持ち梁停止板か4層目片持ち梁停止板のいずれかの自由端に該可動構造体の3層目電極板が停止している位置から該3層目電極板が2層目片持ち梁停止板と4層目片持ち梁停止板の高さの中間に相当する高さ位置に戻ろうとする運動速度に差が生じることにより該位置からの移動、乃至は位置保持するか状態を差別化し、D:駆動する共通バイアス電圧印加と同時に該可動構造体の該3層目電極板が2層目片持ち梁停止板か4層目片持ち梁停止板のいずれかの自由端に停止している位置から相対する4層目片持ち梁停止板か2層目片持ち梁停止板に向かっての位置の移動、乃至は2層目片持ち梁停止板か4層目片持ち梁停止板のいずれかの自由端に停止している位置に引き戻されてその位置保持する動作過程に入れ、E:昇圧したアドレス相補出力電圧を通常アドレス相補出力電圧に戻し、F:6層目電極板兼光反射板と3層目電極板を5層目電極板に接触しない様に建てた支持柱により接続一体化した可動構造体の3層目電極板が、2層目片持ち梁停止板か4層目片持ち梁停止板のいずれかの自由端に着地した時の衝撃により該可動構造体に引き起こされる機械振動の過渡応答安定化し、G:光路長補正する共通バイアス電圧再印加する7段階から構成される駆動シーケンス。
  5. [請求項1]に記載の双安定光位相変調装置にあって、5層目電極板と2層目片持ち梁停止板間の空間距離の2倍に5層目電極板の厚さを加えた距離以上の高さの支持柱により6層目電極板兼光反射板と3層目電極板を接続し一体化することを特徴とする双安定光位相変調装置。
  6. [請求項1]に記載の双安定光位相変調装置にあって、6層目電極兼光反射板により5層目以下に形成の下部構造を覆い隠すことを特徴とする双安定光位相変調装置。
  7. [請求項1]に記載の双安定光位相変調装置にあって、5層目電極板の中央に開口部を設け該開口に接触しない様に該開口中央に支持柱を通し6層目電極板兼光反射板の中央部と3層目電極板の中央部を接続一体化したことを特徴とする双安定光位相変調装置。
  8. [請求項1]に記載の双安定光位相変調装置を平面にアレー配列し光反射板から成るマイクロミラーアレー面を構成し、すべての双安定光位相変調装置を独立に動作させ該マイクロミラーアレー面により反射される2次元光面の光位相を変調する機能を有すことを特徴とする双安定光位相変調装置。
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