JP5134481B2 - Drive unit for semi-automatic revolving door - Google Patents
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Description
本発明は、病院やオフィスビル等の建築物の開口部に設けられるセミオート回転ドアにおける駆動装置の技術分野に属するものである。 The present invention belongs to the technical field of drive equipment in semi-automatic revolving door provided at the opening of a building such as a hospital or office building.
一般に、この種回転ドアのなかには、駆動装置によりドア体を回転駆動させる自動式のものと、通行者が仕切りパネルを押圧することでドア体を回転操作する手動式のものと、通行者がドア体を回転操作することに伴い、回転操作をアシストするトルクを出力する駆動装置が設けられたセミオート(半自動)式のものとが知られている。そして、回転ドアをセミオート式として屋内外の出入り口部に設けた場合、通行者が出入り口部からドア体に進入し、ドア体(仕切りパネル)を操作(例えば押し操作)することに伴い駆動装置が駆動することになるが、ドア体を操作する操作力は通行者によってそれぞれ異なり、大きな操作力で操作されたような場合ではドア体の回転数が大きくなって、ドア体に追突されたり、出入り口部から出るタイミングを逸する等の問題がある。そこで、駆動装置に、ドア体の回転作動を制動する電磁ブレーキを設けて、ドア体の回転速度が予め設定される回転速度よりも早い過回転速度になった場合に、電磁ブレーキを駆動して制動するようにすることが提唱される。ところが、このものにおいて、電磁ブレーキは、配線が切断する等、電磁ブレーキに何らかの異常が発生して不作動になることが想定され、このような場合では、手動操作がなされると電動モータのみが駆動して電磁ブレーキが作動することがないため、ドア体が過回転速度になってしまうことが想定され、電磁ブレーキの異常を検知し、異常があった場合では何らかの対策がなされるようにすることが要求される。 Generally, in this kind of revolving door, there are an automatic type in which a door body is driven to rotate by a driving device, a manual type in which a passer presses a partition panel to rotate the door body, and a passer by a door. A semi-automatic (semi-automatic) type that is provided with a drive device that outputs a torque that assists the rotation operation as the body rotates is known. And when a revolving door is provided in the entrance / exit part indoors and outdoors as a semiautomatic type, a passer enters the door body from the entrance / exit part, and the drive device operates as the door body (partition panel) is operated (for example, push operation). The driving force to operate the door body varies depending on the passerby, and when it is operated with a large operating force, the rotation speed of the door body becomes large and it is bumped into the door body or the doorway There are problems such as missing the timing of exiting from the club. Therefore, an electromagnetic brake that brakes the rotation operation of the door body is provided in the drive device, and the electromagnetic brake is driven when the rotation speed of the door body becomes an overspeed faster than a preset rotation speed. It is advisable to brake. However, in this case, it is assumed that the electromagnetic brake becomes inoperable due to some abnormality in the electromagnetic brake, such as the wiring being cut off. In such a case, when the manual operation is performed, only the electric motor is used. Since the electromagnetic brake does not operate by driving, it is assumed that the door body will be at an overspeed, detect the abnormality of the electromagnetic brake, and take some measures if there is an abnormality Is required.
ところで、車両に設けられるスライドドアを、電動モータと電磁ブレーキとこれらが接続される制御部とを用い、適切な速度で自動開閉するようスライド制御するようにしたものがあり、このものにおいて、電磁ブレーキの故障を検知するようにしたものが提唱されている(特許文献1)。前記特許文献1のものは、電磁ブレーキの故障を検知した場合では、スライド制御を停止して手動開閉するものとして、特段対策が施されてはいない。
一方、スライドドアを電動モータを用いて自動開閉するように構成したものにおいて、制御部に何らかの故障や異常が生じた場合に、電動モータの電源入力端を短絡することにより発生する電動モータの制動力で、スライドドアを制動するようにしたものが提唱されている(特許文献2)。
On the other hand, when the sliding door is configured to automatically open and close using an electric motor, the control of the electric motor generated by short-circuiting the power input terminal of the electric motor when a failure or abnormality occurs in the control unit. The thing which brakes the sliding door with motive power is proposed (patent document 2).
そして、前記特許文献2のものでは、電動モータの電源入力端を短絡してスライドドアに大きな制動力を作用し、予め設定される所定時間が経過した後に再び短絡を解除して電動モータに制動力が発生しないように構成しており、これによって、スライドドアを減速した状態で開閉し、かつ、所定時間経過後の作動では短絡を解除して電動モータによる制動力がかからないようにして手動作動ができるようにしている。しかるに、このようなものをセミオート回転ドアの駆動装置に採用しようとした場合、異常検知に伴い電動モータの電源入力端が短絡するとドア体の回転が急激に減速されるため、ドア体内にいる通行者がドア体に当たってしまったりすることが考えられる。そのうえ、電動モータを短絡してから所定時間経過後に再度短絡を解除するように構成されているため、短絡が解除されている状態において強い手動操作がなされると、ドア体が過回転状態になってしまう惧れがあって、そのまま採用することができない。しかも、特許文献2のものでは、制御部の異常を検知する異常検知手段は、ドア体を操作した段階で制御部の異常検知をする構成であって、異常を予め検知することができないという問題もあり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
In
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、回転ドアのドア体を手動操作に基づいてアシストするセミオート回転ドアの駆動装置を、ドア体を回転する電動モータと、ドア体を制動する電磁ブレーキと、ドア体の回転速度を検知する回転速度検知手段と、該回転速度検知手段の検知に基づいて電動モータと電磁ブレーキとを駆動制御する制御部とを備えて構成するにあたり、電磁ブレーキに、電磁ブレーキの異常を検知して制御部に検知信号を出力する異常検知手段を設ける一方、電動モータに切換え手段を設けて電動モータを回転駆動する電動モータ駆動回路と、電動モータが所定の制動力を出力する発電ブレーキとなる発電ブレーキ回路との何れか一方に接続する構成とし、制御部を、電磁ブレーキの異常検知に伴い、電動モータを電動モータ駆動回路から発電ブレーキ回路に接続切換えするように構成して、電磁ブレーキの異常検知状態であるときには、発電ブレーキの制動力をドア体を手動で回転可能な大きさに設定してドア体が過回転状態になることを防止する構成にしたセミオート回転ドアにおける駆動装置である。
請求項2の発明は、異常検知手段は、電磁ブレーキを電源に接続する電磁ブレーキ駆動回路の電流検知に基づいてなされるものとし、電磁ブレーキ駆動回路には、制動力を発生しない微弱電流が常時印加されるように構成されている請求項1に記載のセミオート回転ドアにおける駆動装置である。
請求項3の発明は、切換え手段は、制御部からの切換え指令に基づいて励磁−非励磁状態に切換わるリレーのリレースイッチにより構成されている請求項1または2に記載のセミオート回転ドアにおける駆動装置である。
請求項4の発明は、制御部は、電磁ブレーキが正常と判断される場合ではリレーを励磁する励磁指令を出力して電動モータを電動モータ駆動回路に接続し、電磁ブレーキが異常と判断される場合ではリレーを非励磁とする非励磁指令を出力して電動モータを発電ブレーキ回路に接続するように構成されている請求項3に記載のセミオート回転ドアにおける駆動装置である。
The present invention has been created with the object of solving these problems in view of the above circumstances, and the invention of
According to a second aspect of the present invention, the abnormality detection means is based on current detection of an electromagnetic brake drive circuit that connects the electromagnetic brake to a power source, and a weak current that does not generate a braking force is always present in the electromagnetic brake drive circuit. a drive device in a semi-automatic revolving door according to
The invention according to
In the invention of claim 4 , when it is determined that the electromagnetic brake is normal, the control unit outputs an excitation command for exciting the relay, connects the electric motor to the electric motor drive circuit, and the electromagnetic brake is determined to be abnormal. 4. The drive device for a semi-automatic revolving door according to
請求項1の発明とすることにより、電磁ブレーキの異常状態において、ドア体を制動された状態で回転させることができ、しかも、ドア体が強く手動操作されても回転速度が早くなりすぎるようなことがない。
請求項2の発明とすることにより、電磁ブレーキの異常だけでなく、電磁ブレーキ駆動回路の異常についても検知できて、信頼性の高い異常検知ができる。
請求項3の発明とすることにより、電磁ブレーキに異常が生じると直ちに電動モータが発電ブレーキに切換わるので、ドア体が手動操作される以前の段階であっても電磁ブレーキの異常を検知できる。
請求項4の発明とすることにより、停電等の場合であっても電動モータを発電ブレーキとして、ドア体を制動する状態で回転操作することができる。
According to the invention of
According to the invention of
According to the invention of
By setting it as invention of Claim 4 , even if it is a case of a power failure etc., it can rotate by the state which brakes a door body by using an electric motor as a power generation brake.
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1はセミオート回転ドアであって、該セミオート回転ドア1は、建築物の屋内外を仕切る部位に位置し、筒状空間を形成するための円筒状の筒壁体2を備えて構成されている。前記筒壁体2の直径方向に対向する屋内外二箇所には、人が出入りするための出入り口部2a、2bが切欠き形成されており、筒壁体2の各出入り口部2a、2bが、建築物の屋内外を連絡する開口となるように設定されている。そして、筒壁体2の各出入り口部2a、2bを構成する左右側部には、一対の側片(方立て)3がそれぞれ一体に設けられている。
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
In the drawings,
4は筒壁体2内に回転自在に配されるドア体であって、該ドア体4は、筒壁体2の軸芯と同芯状に配される回転支軸5と、該回転支軸5に基端部が固定され、回転支軸5から周回り方向等角度間隔を存して放射方向に延出し、筒状空間を四つに仕切る四枚の仕切りパネル6とを備えて構成され、前記回転支軸5の上下端部を天井部と床部とにそれぞれ回転自在に軸承することにより、ドア体4が筒壁体2内を回転自在に回転するように設定されている。尚、本実施の形態のドア体4は、予め設定される一方向(反時計回り方向)の回転がなされるように設定されている。
前記各仕切りパネル6は、透明ガラス材の四周に枠材6aを設けて構成されており、外径側および上下の枠材6aにはそれぞれ封止材6bが設けられ、筒壁体2とのあいだの封止性を高めるように設定されている。さらに、下枠材6aには、通行者の靴先や踵との当接を緩衝する緩衝ゴム6cが径方向に長く設けられている。また、各仕切りパネル6の上下方向中間部には、径方向に長い操作バー6dがそれぞれ設けられており、通行者がドア体4を押し操作するときの手掛けとなるように設定されている。
Reference numeral 4 denotes a door body that is rotatably arranged in the
Each of the
7は天井部に設けられる駆動装置であって、該駆動装置7は、ドア体4が手動操作されることに伴い、ドア体4が予め設定される回転速度で回転するようにアシストする構成となっており、ドア体4を回転する電動モータMと、ドア体4を制動する電磁ブレーキBと、減速機R等の部材を備えて構成されている。そして、駆動装置7は、電動モータM、または、電磁ブレーキBから出力される回転トルク、または、制動トルクを、減速機Rにより減速された状態で出力軸7aから出力するように構成されている。そして、前記出力軸7aは、ドア体4の回転支軸5に連動連結される一方、駆動装置7には主制御部(本発明の制御部に相当する)8が設けられており、後述するように、主制御部8からモータ駆動指令、ブレーキ駆動指令が出力されると、これら駆動指令に基づいて電動モータM、電磁ブレーキBが駆動し、対応する回転トルク、制動トルクを出力し、該出力が回転支軸5に動力伝動されてドア体4に作用する手動操作をアシストするように構成されている。
一方、前記筒壁体2の出入り口部2a、2bを構成する天井側縁部2cには、出入り口部2a、2bに近付く通行者を検知する通行者検知センサ9が設けられており、通行者が出入り口部2a、2bに近付いたことを検知すると、通行者検知信号を主制御部8に出力するように設定されている。さらに、筒壁体2の天井側縁部2cには、ドア体4の回転方向先側部位に位置して非接触型(例えば赤外線光センサ)の挟まれ防止センサ10が設けられており、筒壁体出入り口部2a、2bを構成する左右一対の側片3のうち、ドア体4の回転方向先側に位置する側片3の近くにおいて、ドア体4に進入しようとする通行者等の障害物を検知すると、挟まれ防止信号を主制御部8に出力するように設定されている。
On the other hand, on the ceiling
また、前記駆動装置7には回転位置検知手段を構成するエンコーダ11が設けられている。前記エンコーダ11は、ドア体4が回転した場合に、ドア体4の回転に伴いパルス信号を主制御部8に出力するように構成されており、主制御部8は、前記入力されたパルス信号に基づいてドア体4の回転位置を検知し、該回転位置に基づいてドア体4の回転速度を演算等の手段により検知するように構成されている。そして、主制御部8は、前記検知されたドア体4の回転速度に対応して電動モータM、または、電磁ブレーキBに駆動指令を出力するように構成されている。
The
また、前記電動モータMはブラシレスモータが用いられており、モータ用電源MVとして三相交流電源が用いられるとともに、モータ制御部MC(モータドライバ)を介して駆動するように構成されており、主制御部8からのモータ駆動指令がモータ制御部MCに入力することに基づいて、該指令に対応するトルク値の回転トルクが電動モータMから出力するように構成されている。そして、電動モータMをモータ用電源MVに接続する回路には、図4の概略ブロック回路図に示すように、電動モータMをモータ制御部MCに接続する配線であって、三相交流の各相に対応する配線にそれぞれ第一、第二、第三スイッチ接点12、13、14が設けられており、これら第一、第二、第三スイッチ接点12、13、14が閉成(導通)することに伴い、電動モータMをモータ制御部MC側に接続する電動モータ駆動回路15が構成されるように設定されている。
そして、第一、第二、第三スイッチ接点12、13、14の電動モータM側の端子12a、13a、14aには、本発明の切換え手段に相当するリレースイッチRYSがそれぞれ設けられる一方、各第一、第二、第三スイッチ接点12、13、14のモータ制御部MC側の端子12b、13b、14bの対向部には、第一、第二、第三切換え端子12c、13c、14cが設けられている。これら第一、第二、第三切換え端子12c、13c、14cには、抵抗R1を介して電動モータMの入力端子を短絡する発電ブレーキ回路16が接続されている。そして、各配線に設けられているリレースイッチRYSが、後述するリレーRYの励磁−非励磁に基づいてそれぞれ切換えられ、第一、第二、第三スイッチ接点12、13、14の電動モータM側の端子12a、13a、14aと第一、第二、第三切換え端子12c、13c、14cとを導通することにより、発電ブレーキ回路16が構成されるように設定されている。
The electric motor M is a brushless motor, and a three-phase AC power source is used as the motor power source MV and is driven through a motor control unit MC (motor driver). Based on the input of a motor drive command from the
The
つまり、リレースイッチRYSの切換えにより、電動モータMが接続する回路が切換わるように構成されており、第一、第二、第三スイッチ接点12、13、14が導通する場合では電動モータ駆動回路15が閉成され、この状態では、電動モータMは、モータ制御部MCに主制御部8から駆動指令が入力されることに伴い、駆動指令に対応するトルク値の回転トルクを出力するように構成されている。一方、リレースイッチRYSにより、第一、第二、第三スイッチ接点12、13、14の電動モータM側の端子12a、13a、14aと第一、第二、第三切換え端子12c、13c、14cとが導通するように切換えられた場合では発電ブレーキ回路16が閉成され、この状態では、電動モータMは発電機として機能し、第一抵抗R1により電流が消費されることにより所定の大きさに設定された制動力を出力する発電ブレーキ(ダイナミックブレーキ)となるように構成されている。
ここで、前記発電ブレーキが出力する制動力は、ドア体4が手動操作されることによりドア体4を回転させることができる程度の大きさに設定することが好ましく、ドア体4の荷重、電動モータMの容量、設置環境等に基づいて適宜設定することが可能である。
In other words, the circuit to which the electric motor M is connected is switched by switching the relay switch RYS. When the first , second, and
Here, the braking force output by the power generation brake is preferably set to a magnitude that allows the door body 4 to be rotated by manual operation of the door body 4. It can be set as appropriate based on the capacity of the motor M, the installation environment, and the like.
一方、電磁ブレーキBはパウダーブレーキが用いられており、主制御部8からのブレーキ駆動指令はブレーキ制御部BCに入力され、該ブレーキ駆動指令に基づいて対応するトルク値の制動トルクを出力するように構成されている。そして、電磁ブレーキBをブレーキ用電源BVに接続する電磁ブレーキ駆動回路17には、直流電源であるブレーキ用電源BVと電磁ブレーキBとの間に位置してブレーキ制御部BCが接続されている。そして、ブレーキ制御部BCには、所定の抵抗値に設定された第二抵抗R2が並列接続されることにより、電磁ブレーキ駆動回路17には常時微弱電流(本実施の形態では10ミリアンペア)が印加されるように構成されている。ここで、前記第二抵抗R2は、電磁ブレーキ駆動回路17に前記微弱電流が印加しても電磁ブレーキBから制動トルクが出力しない程度の大きさに設定されている。
さらに、ブレーキ制御部BCと電磁ブレーキBとの間には、電磁ブレーキ駆動回路17に印加される電流を検知する電流検知センサ18(本発明の異常検知手段に相当する)が設けられており、電磁ブレーキ駆動回路17の電流を検知してその検知信号を主制御部8に出力するように構成されている。この場合に、電磁ブレーキ駆動回路17には微弱電流が常時印加されているため、電磁ブレーキBや電磁ブレーキ駆動回路17が正常に機能している場合では常時電流が検知され、また、電磁ブレーキ駆動回路17の配線が遮断されたり、電磁ブレーキBが故障する等の異常があった場合では電流が検知されることがない。これによって、主制御部8は、電流検知センサ18からの検知信号(検知状態)により電磁ブレーキ駆動回路17や電磁ブレーキBの正常、異常の判断を行うことが可能となり、電流検知センサ18が電流検知する状態を正常、電流検知しない状態を異常検知と判断するように構成されている。
On the other hand, a powder brake is used for the electromagnetic brake B, and a brake drive command from the
Furthermore, a current detection sensor 18 (corresponding to the abnormality detection means of the present invention) that detects a current applied to the electromagnetic
そして、主制御部8には、電動モータMに設けられたリレースイッチRYSを切換えるためのリレーRYが接続されており、主制御部8は、電流検知センサ18から入力される電磁ブレーキ駆動回路17の電流検知状態に基づいてリレーRYを励磁制御するように構成され、該リレーRYの励磁状態に基づいてリレースイッチRYSが切換わるように構成されている。
つまり、主制御部8に、電流検知センサ18から電流検知の検知信号の入力があって、電磁ブレーキ駆動回路17や電磁ブレーキBが正常であると判断した場合では、主制御部8は切換え指令(励磁指令)を出力してリレーRYを励磁するように構成されている。そして、リレーRYの励磁状態では、リレースイッチRYSは第一、第二、第三スイッチ接点12、13、14を閉成し、電動モータMを電動モータ駆動回路15に接続するように構成されている。この状態では、主制御部8は、後述する通常制御を行なうように構成されている。
The
That is, when the
これに対し、主制御部8に、電流検知センサ18から電流検知がないことの検知信号の入力があって、電磁ブレーキ駆動回路17や電磁ブレーキBが異常であると判断した場合では、主制御部8は切換え指令(非励磁指令)としてリレーRYを非励磁(消磁)状態とするように構成されている。そして、リレーRYの非励磁状態では、リレースイッチRYSは第一、第二、第三スイッチ接点12、13、14の電動モータM側の端子12a、13a、14aと第一、第二、第三切換え端子12c、13c、14cとを導通して、電動モータMを第一抵抗R1を介して短絡する発電ブレーキ回路16に接続するように構成されている。この状態では、電動モータMは、回転負荷が作用することにより所定の大きさの制動力を出力するように構成されており、これによって、ドア体4が手動操作された場合に予め設定される前記制動力が出力され、電磁ブレーキBの異常時に制動された状態でドア体4を回転操作できるように構成されている。
尚、主制御部8は、電流検知センサ18が電流を検知しない状態となると、ブレーキ異常報知灯19を点灯したり、防災センターに報知する等の報知手段を行って、電磁ブレーキBの異常を管理者に報知することができるように構成されている。
On the other hand, when the
When the
このように構成された駆動装置7において、主制御部8には、図5のブロック図に示すように、通行者検知信号(通行者検知センサ9)、挟まれ防止信号(挟まれ防止センサ10)、エンコーダ11からのパルス信号、電流検知センサ18からの検知信号の入力がなされるように構成されている。そして、電流検知センサ18から電流検知の検知信号が入力された状態では、主制御部8は、リレーRYを励磁して電動モータMを電動モータ駆動回路15に接続し、この状態において、通行者検知信号(通行者検知センサ9)、挟まれ防止信号(挟まれ防止センサ10)、エンコーダ11からのパルス信号の入力に基づいて対応する駆動指令を電動モータM、電磁ブレーキBに対して出力してドア体4の回転作動をアシストする通常制御を行うように構成されている。
In the
前記通常制御において、主制御部8は、出入り口部2a、2bに通行者が近付いて通行者検知センサ9から通行者検知信号が入力されると、主制御部8は、電磁ブレーキBを解除するとともに、モータ制御部MCに対し予め設定されるトルク値の回転トルクを出力するべくモータ駆動指令を出力して電動モータMを駆動するように構成されており、これによって、通行者が出入り口部から進入してドア体4を手動操作する際に、該手動操作が軽快で、かつ、円滑な操作となるように設定されている。
このようにドア体4の回転作動が始動すると、主制御部8は、エンコーダ11からのパルス信号に基づいてドア体4の回転速度を検知し、該回転速度が予め設定される基準速度よりも遅いと判断された場合では、主制御部8は、モータ制御部MCに対しモータ駆動指令を出力し、電動モータMからドア体4の回転速度が予め設定される基準速度となるのに必要なトルク値の回転トルクが出力されるように設定されている。これに対し、エンコーダ11からのパルス信号に基づいて検知された回転速度が予め設定される過回転速度よりも速い場合、即ち、通行者による手動操作力が大きくドア体4が基準速度よりも速く回転している場合では、主制御部8は、ブレーキ制御部BCに対しブレーキ駆動指令を出力し、電磁ブレーキBからドア体4の回転速度が基準速度になるのに必要なトルク値の制動トルクが出力されるように設定され、これによって、操作者(通行者)は、ドア体4が過回転速度になることなく、軽快な感覚でドア体4を操作できるように構成されている。
In the normal control, the
When the rotation operation of the door body 4 starts in this way, the
さらに、主制御部8は、通行者検知センサ9から最終の通行者検知信号の入力があり、その後ドア体4が360度回転するとドア体4を停止させるように構成されており、この場合では、主制御部8は、エンコーダ11からの信号に基づいて回転位置を判断し、ドア体4の仕切りパネル6の外径側縁部と出入り口部2a、2bを構成する側片3とが近接対向状態となることの判断がなされるまでモータ制御部MCに対してモータ駆動指令を出力し、その後、ブレーキ制御部BCに対してブレーキ駆動指令を出力し、仕切りパネル6の外径側縁部と側片3とが対向する状態でドア体4を停止させるように設定されている。
Further, the
尚、主制御部8は、挟まれ防止センサ10からの挟まれ防止信号の入力がなされた場合では、ドア体4の回転位置を判断し、該ドア体4が回転方向先側の側片3の近傍に位置していることの検知に伴い、電動モータMを緊急停止するとともに、ブレーキ制御部BCに対しブレーキ駆動指令を出力し、電磁ブレーキBがドア体4を緊急停止するのに必要なトルク値の制動トルクを出力するように設定され、これによって、通行者がドア体4に挟み込まれるのを防止するように構成されている。
When the pinch prevention signal is input from the
一方、主制御部8に電流検知センサ18から電流検知がないことの検知信号の入力がなされた場合では、前述したように、直ちにブレーキ異常報知灯19を点灯するとともに、リレーRYを非励磁状態として電動モータMを発電ブレーキ回路16に接続するように構成されている。これによって、電磁ブレーキBに何らかの異常が生じた場合では、異常の発生と同時に電磁ブレーキBの異常が報知されるとともに、電動モータMが発電ブレーキに切換わり、この状態においてドア体4が手動操作された場合では、電動モータMが発電ブレーキとして機能して、ドア体4が手動による操作で回転する程度の制動力が作動するように構成されている。
そして、この場合に、主制御部8は、電磁ブレーキBが正常の場合にリレーRYを励磁して電動モータMを電動モータ駆動回路15に接続し、電磁ブレーキBが異常の場合にリレーRYを非励磁として電動モータMを発電ブレーキ回路16に接続する構成としたので、停電等、駆動装置7に電源供給がなされないような場合では、電動モータMが発電ブレーキとなって制動がなされた状態で手動によりドア体4を回転させることができ、停電時であってもドア体4を過回転速度とすることなく回転操作できるという利点もある。
On the other hand, when a detection signal indicating that there is no current detection is input from the
In this case, the
叙述の如く構成された本形態において、セミオート回転ドア1は、電磁ブレーキBが正常に機能している場合において、主制御部8は、出入り口2a、2b近傍に近付いた通行者を検知し、通行者によるドア体4の手動操作がなされることに基づいて、電動モータMと電磁ブレーキBとを駆動制御して、ドア体4が過回転速度となることなく、しかも、通行者による手動操作が自然な操作感覚になるようにアシストする。そして、電磁ブレーキBに何らかの異常が生じた場合では、電動モータMが発電ブレーキ回路16に接続されて発電ブレーキに切換わり、ドア体4の手動操作がなされたときに、ドア体4が制動される状態で回転する。この結果、電磁ブレーキBが異常状態となっても、ドア体4が回転しなくなるようなことがないうえ、ドア体4を手動操作する場合では制動された状態で回転させることができる。
In the present embodiment configured as described, in the semi-automatic revolving
このように、本発明が実施されたものにあっては、電磁ブレーキBに何らかの異常が生じた場合であっても、ドア体4が制動された状態で回転させることができるようにしたものであるが、このものでは、電動モータMが発電ブレーキに切換えられたときに生じる制動力は、ドア体4を手動で回転できる程度の大きさに設定したので、ドア体4を強く手動操作してもドア体4の回転速度が過回転速度になるようなことがない。 As described above, in the embodiment in which the present invention is implemented, even when some abnormality occurs in the electromagnetic brake B, the door body 4 can be rotated while being braked. However, in this case, the braking force generated when the electric motor M is switched to the power generation brake is set to such a magnitude that the door body 4 can be manually rotated. However, the rotation speed of the door body 4 does not become an excessive rotation speed.
さらに、このものにおいて、異常検知手段である電流検知センサ18は、電磁ブレーキ駆動回路17に電磁ブレーキBが駆動しない程度の微弱電流を常時印加し、電磁ブレーキ駆動回路17に印加される電流を検知することに基づいて電磁ブレーキBの異常を検知するようにしたので、電磁ブレーキBの異常だけでなく、配線の遮断等、電磁ブレーキ駆動回路17の異常についても検知することができて、信頼性の高い異常検知をすることができる。
Further, in this device, the
そのうえ、このものでは、切換え手段としてリレースイッチRYSを用い、該リレースイッチRYSを主制御部8の切換え指令に基づいて励磁−非励磁状態に切換わるリレーRYにより切り換えるようにしたので、電磁ブレーキBに異常が生じることに伴い、直ちに電動モータMが発電ブレーキに切換わり、ドア体4が手動操作されない状態であっても電磁ブレーキBの異常を検知することができて、ドア体4が過回転速度で回転するようなことを未然に、しかも、確実に防止できる。
In addition, in this case, the relay switch RYS is used as the switching means, and the relay switch RYS is switched by the relay RY that switches to the excitation-de-excitation state based on the switching command of the
さらに、このものにあっては、リレーRYが非励磁状態となることで電動モータMを発電ブレーキに切換える構成としたので、停電等の場合に、電動モータMを発電ブレーキとすることによりドア体4を制動がなされた状態で手動操作することが可能となる。 Further, in this case, since the electric motor M is switched to the power generation brake when the relay RY is in the non-excited state, the door body is configured by using the electric motor M as the power generation brake in the event of a power failure or the like. 4 can be manually operated with braking applied.
1 セミオート回転ドア
2 筒壁体
4 ドア体
6 仕切りパネル
7 駆動装置
12 第一スイッチ接点
13 第二スイッチ接点
14 第三スイッチ接点
15 電動モータ駆動回路
16 発電ブレーキ回路
17 電磁ブレーキ駆動回路
18 電流検知センサ
19 ブレーキ異常報知灯
M 電動モータ
B 電磁ブレーキ
RY リレー
RYS リレースイッチ
DESCRIPTION OF
Claims (4)
ドア体を回転する電動モータと、
ドア体を制動する電磁ブレーキと、
ドア体の回転速度を検知する回転速度検知手段と、
該回転速度検知手段の検知に基づいて電動モータと電磁ブレーキとを駆動制御する制御部とを備えて構成するにあたり、
電磁ブレーキに、電磁ブレーキの異常を検知して制御部に検知信号を出力する異常検知手段を設ける一方、
電動モータに切換え手段を設けて電動モータを回転駆動する電動モータ駆動回路と、
電動モータが所定の制動力を出力する発電ブレーキとなる発電ブレーキ回路との何れか一方に接続する構成とし、
制御部を、電磁ブレーキの異常検知に伴い、電動モータを電動モータ駆動回路から発電ブレーキ回路に接続切換えするように構成して、
電磁ブレーキの異常検知状態であるときには、発電ブレーキの制動力をドア体を手動で回転可能な大きさに設定してドア体が過回転状態になることを防止する構成にしたセミオート回転ドアにおける駆動装置。 A semi-automatic revolving door drive device that assists the door body of the revolving door based on manual operation.
An electric motor that rotates the door body;
An electromagnetic brake that brakes the door body;
A rotational speed detecting means for detecting the rotational speed of the door body;
In configuring with a control unit that drives and controls the electric motor and the electromagnetic brake based on the detection of the rotation speed detection means,
While providing the electromagnetic brake with an abnormality detection means that detects an electromagnetic brake abnormality and outputs a detection signal to the control unit,
An electric motor drive circuit that rotationally drives the electric motor by providing a switching means in the electric motor;
The electric motor is configured to be connected to either one of the power generation brake circuit serving as a power generation brake that outputs a predetermined braking force,
The control unit is configured to switch the connection of the electric motor from the electric motor drive circuit to the power generation brake circuit in accordance with the abnormality detection of the electromagnetic brake .
Drive in a semi-automatic revolving door configured to prevent the door body from over-rotating by setting the braking force of the power generation brake to a size that allows the door body to be manually rotated when the electromagnetic brake is in an abnormal detection state apparatus.
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