JP5134186B2 - 固体酸化物形燃料電池を用いたコンバインド発電システム - Google Patents

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Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池を用いたコンバインド発電システムに関する。
燃料電池は、燃料の化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換して発電を行うものである。この燃料電池は、燃料側の電極である燃料極と、空気側の電極である空気極と、これらの間にありイオンのみを通す電解質とにより構成されており、電解質の種類によって様々な形式が開発されている。
このうち、固体酸化物形燃料電池(Solid
Oxide Fuel Cell:以下「SOFC」と呼ぶ)は、電解質としてジルコニアセラミクッスなどのセラミックスが用いられ、天然ガス,石油,メタノール,石炭ガス化ガスなどを燃料として運転される燃料電池である。このSOFCは、イオン電導率を高めるために作動温度が約900〜1000℃程度と高く、用途の広い高効率な高温型燃料電池として知られている。
このSOFCは、ガスタービンの排気を空気極側に供給する空気(酸化剤)として使用でき、しかも、高温で運転されるガスタービンの排気排熱を利用できるため、ガスタービンとの相性がよい。そのため、SOFCとガスタービンとを組み合わせるコンバインド発電システム(以下「SOFCコンバインド発電システム」と呼ぶ)は、高効率を達成できる発電システムとして期待されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−217602号公報
上述の特許文献1には発電機を駆動するガスタービンと、ガスタービンの排気を酸化剤として利用して発電するSOFCにより構成されたSOFCコンバインド発電システムが開示されている。ガスタービンの排気には、燃焼に一部の酸素が消費されるので、残りの酸素、たとえば略12%の酸素が残存している。上記SOFCは、この残存した酸素を酸化剤として発電を行う構成とされている。
従来、SOFCに供給する酸化剤としての空気の酸素濃度は、上述のガスタービン排気の酸素濃度(略12%)でも十分な濃度だと考えられ、SOFCは所定の性能を発揮すると考えられていた。
つまり、空気極の外側には十分な量の酸素が貯えられ、空気極から電解質に拡散する酸素の量が不足することがなく、SOFCは所定の性能を発揮すると考えられていた。
しかしながら、発明者の後述する円筒型SOFCを用いた試験の結果、図4に示すように、SOFCに供給する空気の酸素濃度が略16%以下に低下すると、酸素濃度の低下量に応じてSOFCの性能(セル電圧)が低下することが確認された。
このように、SOFCのセル電圧が低下すると、それにともないSOFCコンバインド発電システムのシステム効率や出力が低下するという問題があった。
なお、SOFCのセル電圧が低下する空気の酸素濃度は、後述するようにSOFCの構造などにも影響されるため必ずしも略16%とならないと考えられる。また、セル電圧の低下曲線も同様に、図4に示す曲線に必ずしもならないと考えられる。
また、SOFCに供給される空気であるガスタービン排気の酸素濃度が、たとえば略12%以上であっても、SOFCの内部構造によっては、酸素濃度の分布が不均一となり、略12%よりも酸素濃度が低くなる領域が発生する恐れがあった。
例えば、図5に示す円筒型の構造を有するSOFCの場合、内部に燃料が流れる円筒型SOFC101の外側を、空気がその長手方向に沿って流れている。この構成の場合、空気は円筒型SOFC101に沿って流れている間に消費され、下流になるほど酸素濃度が低くなる。そのため、円筒型SOFC101の下流側では、供給された酸素濃度(略12%)よりも低い酸素濃度となり、SOFCのセル電圧がさらに低下する恐れがあった。
また、図6に示す平板型の構造を有するSOFCの場合、平板型SOFC111の空気極側の面に、空気が流れる複数の空気流路113が形成され、燃料極側の面に、燃料が流れる複数の燃料流路115が形成されている。空気は、ヘッダ(図示せず)を介して空気流路113に分配されるが、各空気流路113に流入する空気の流量は均一でない。そのため、空気流量の少ない空気流路113の近傍領域では、酸素の供給量が低下しSOFCのセル電圧が低下する恐れがあった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、SOFCの性能を向上させることにより、システム効率を向上させることができる固体酸化物形燃料電池を用いたコンバインド発電システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の固体酸化物形燃料電池を用いたコンバインド発電システムは、固体酸化物形燃料電池と、ガスタービンで駆動される発電機とを併用して発電する固体酸化物形燃料電池とを用いたコンバインド発電システムであって、前記固体酸化物形燃料電池の空気極に、前記ガスタービンから排出されるガスタービン排気と、該ガスタービン排気よりも酸素濃度の高い酸化剤とを導入することを特徴とする。
本発明によれば、空気極に、ガスタービン排気およびガスタービン排気よりも酸素濃度の高い酸化剤を導入することにより、固体酸化物形燃料電池の性能を向上させることができる。
本発明の固体酸化物形燃料電池を用いたコンバインド発電システムは、高温燃料ガスおよび高温空気の供給を常圧で受けて発電する固体酸化物形燃料電池と、同軸に連結された圧縮機部およびタービン部と、前記圧縮機部から供されるガスタービン圧縮空気を用いてガスタービン燃料を燃焼させるガスタービン燃焼器とを備え、前記ガスタービン燃焼器が生成したガスタービン燃焼ガスを前記タービン部で膨張させて回転させるガスタービンと、該ガスタービンの出力で駆動されて発電する発電機と、前記ガスタービンから排出されたガスタービン排気を前記固体酸化物形燃料電池の高温空気として供給するガスタービン排気供給流路と、前記ガスタービン排気よりも酸素濃度の高い酸化剤を前記高温空気に付加する酸化剤供給手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ガスタービン排気供給流路を介して空気極にガスタービン排気を供給するとともに、酸化剤供給手段により空気極にガスタービン排気より酸素濃度の高い酸化剤を空気極に供給することができるため、固体酸化物形燃料電池の性能を向上させることができる。
また、高温空気に付加される酸化剤の量を制御してもよく、酸化剤の量を制御することにより、固体酸化物形燃料電池の発電量を制御することができる。そのため、発電機および固体酸化物形燃料電池の合計発電量であるコンバインド発電システムの発電量を制御するパラメータが1つ増え、コンバインド発電システムの制御性を向上させることができる。
また、上記発明においては、前記酸化剤供給手段により付加される前記酸化剤の量が、前記発電機の発電量に基づき制御されることが望ましい。
本発明によれば、発電機の発電量に基づいて酸化剤の量を制御するため、固体酸化物形燃料電池の発電量を制御することができ、たとえばコンバインド発電システムの発電量を一定に保つことができる。つまり、ガスタービンの出力が上下すると発電機の発電量も上下する。この発電量の上下分を相殺するように、酸化剤の量を調整して固体酸化物形燃料電池の発電量を制御することにより、コンバインド発電システムの発電量を一定に保つことができる。
また、ガスタービンの圧縮機部に吸い込まれる空気の温度に基づいて酸化剤量の制御を行ってもよい。吸い込まれる空気の温度変化によりガスタービンの出力が変化するため、吸い込まれる空気の温度に基づいて酸化剤量の制御を行うことにより上述の作用と同じ作用を奏することができる。
さらに、上記発明においては、前記酸化剤供給手段が、前記酸化剤である酸素を生成する酸素製造装置であることが望ましい。
本発明によれば、酸素製造装置により生成された酸素を空気極に供給することができる。そのため、空気極近傍領域の酸素濃度をガスタービン排気のみを供給した場合よりも高くすることができ、固体酸化物形燃料電池の性能を向上させることができる。さらに、空気極近傍領域の酸素濃度を空気の酸素濃度よりも高くすることができるため、固体酸化物形燃料電池の性能をより向上させることができる。
また、ガスタービン圧縮空気の一部を取り出すことがないため、ガスタービンの出力低下を防止することができ、発電機による発電量低下を防止することができる。
上記発明においては、前記酸化剤供給手段が、前記圧縮機部の圧縮途中段階から取り出した抽出空気を前記酸化剤として前記ガスタービン排気供給流路に供給する抽出空気供給流路であることが望ましい。
本発明によれば、抽出空気供給流路を介して圧縮機部の圧縮途中段階から取り出した抽出空気を空気極に供給することができる。抽出空気はガスタービン排気よりも酸素濃度が高いため、抽出空気を空気極に供給することにより、固体酸化物形燃料電池の性能を向上させることができる。
上記発明においては、前記酸化剤供給手段が、外気を圧縮して前記ガスタービン排気供給流路に供給する外気供給部であることが望ましい。
本発明によれば、外気供給部により供給された外気を空気極に供給することができる。供給された外気はガスタービン排気よりも酸素濃度が高いため、外気を空気極に供給することにより、固体酸化物形燃料電池の性能を向上させることができる。
本発明の固体酸化物形燃料電池を用いたコンバインド発電システムによれば、空気極に、ガスタービン排気およびガスタービン排気よりも酸素濃度の高い酸化剤を導入することにより、固体酸化物形燃料電池の性能を向上させることができる。このように固体酸化物形燃料電池の性能を向上させることにより、コンバインド発電システム効率を向上させることができるという効果を奏する。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明における第1の実施形態に係るSOFCコンバインド発電システムについて図1を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るSOFCコンバインド発電システムの概略を説明する図である。
SOFCコンバインド発電システム(固体酸化物形燃料電池を用いたコンバインド発電システム)1は、図1に示すように、ガスタービン3と、ガスタービン3により駆動される発電機5と、SOFC(固体酸化物形燃料電池)7と、から概略構成されている。SOFCコンバインド発電システム1は、SOFC7による発電と、ガスタービン3による発電とを組み合わせて、高い発電効率を得るように構成したものである。
SOFC7による発電は、例えば略1000℃の作動温度となるように加熱して供給される高温燃料ガスおよび高温空気の反応によって行われる。一方の高温燃料ガスは、高温燃料ガス流路39から供給される。この高温燃料ガス流路39には第2熱交換器29が配置されており、後述する高温の燃焼排ガスとの熱交換によって、燃料が所定の温度まで加熱されて高温燃料ガスとなるようにされている。他方の高温空気は、ガスタービン排気供給流路23から供給される。このガスタービン排気供給流路23には、第1熱交換器27が配置されており、後述する高温の燃焼排ガスとの熱交換によって、空気(酸素)を含むガスタービン排気およびガスタービン圧縮空気の混合気体を所定の温度まで加熱するようにされている。
ガスタービン3による発電は、ガスタービン3の出力を駆動源とし、同軸に連結された発電機5を運転することによって行われる。
ガスタービン3は、空気を圧縮する圧縮機部11と、ガスタービン燃料を燃焼させるガスタービン燃焼器13と、ガスタービン燃焼器13から供給された燃焼ガスを膨張させて回転するタービン部15とから概略構成されている。
なお、ガスタービン燃料としては、たとえば水素ガスや天然ガスなど、供述したSOFC7の燃料と同じものを使用することができる。
空気(外気)を導入して圧縮する圧縮機部11は、後述するタービン部15と同軸に連結されている。圧縮機部11で圧縮されたガスタービン圧縮空気は、ガスタービン圧縮空気流路17を通ってガスタービン燃焼器13に供給される。ガスタービン圧縮空気流路17には第3熱交換器31が設置されている。この第3熱交換器31は、ガスタービン圧縮空気と後述する燃焼排ガスとを熱交換させる機能を有しており、燃焼排ガスによって加熱されたガスタービン圧縮空気がガスタービン燃焼器13に供給される。
ガスタービン燃焼器13では、ガスタービン圧縮空気を用いてガスタービン燃料を燃焼させ、生成した高温高圧のガスタービン燃焼ガスをタービン部15へ供給する。なお、ガスタービン燃料はガスタービン燃料流路19を通ってガスタービン燃焼器13に供給され、ガスタービン燃焼ガスはガスタービン燃焼ガス流路21を通ってタービン部15へ供給される。
ガスタービン燃焼ガスの供給を受けたタービン部15では、ガスタービン燃焼ガスが膨張する際のエネルギーで回転して軸出力を発生する。この軸出力は、主として発電機5の駆動に使用されて電気エネルギーに変換されるが、一部は圧縮機部11の駆動源として使用される。
すなわち、ガスタービン3では、空気およびガスタービン燃料から高温高圧のガスタービン燃焼ガスが生成され、このガスタービン燃焼ガスは、タービン部15で仕事をした後にはガスタービン排気として排出される。
ガスタービン排気は、ガスタービン排気供給流路23を通ってSOFC7の空気極に供給される。また、ガスタービン排気供給流路23には、酸素を生成する酸素製造装置(酸化剤供給手段)25が配置され、後述する開閉弁37aの上流側のガスタービン排気供給流路23に生成された酸素が導入される。ガスタービン排気および生成された酸素の混合気体は高温であり、しかも、生成された酸素が付加されたことにより、SOFC7の空気極に必要な酸素量が十分に含まれる。
なお、酸素製造装置25としては、たとえばPSA(Pressure Swing Adsorption)や、水電解装置や、深冷分離装置などを用いることができる。
ガスタービン排気供給流路23の途中には、第1熱交換器27が配置されている。この第1熱交換器27は、ガスタービン排気および生成された酸素の混合気体と後述する燃焼排ガスとの間で熱交換させることにより、空気極に供給する混合気体の温度を上昇させる機能を有している。
すなわち、SOFC7に供給される高温空気は、混合気体を第1熱交換器27で加熱したものが使用される。
ガスタービン排気供給流路23には、第1熱交換器27の上流側となるタービン部15から分岐し、燃焼排ガス流路33に連結される分岐管としてガスタービン排気バイパス流路35が備えられている。このガスタービン排気バイパス流路35は、燃焼排ガス流路33において、第1熱交換器27と第3熱交換器31との間に連結されている。
また、ガスタービン排気バイパス流路35の分岐点より下流側のガスタービン排気供給流路23およびガスタービン排気バイパス流路35には、タービン部15から排出されたガスタービン排気の流路を選択切換えするため、流路切換え手段として開閉弁37a,37bが設けられている。なお、開閉弁37a,37bに代えて、三方弁を使用することもできる。
SOFC7で発電した後、高温燃料ガスおよび高温空気の余剰分はそれぞれが反応熱などの排熱を保有した高温の未反応燃料ガスおよび未反応空気として、未反応燃料ガス流路39bおよび未反応空気流路23aを通って未反応燃料燃焼器41へ導かれる。この未反応燃料燃焼器41では、未反応燃料ガスが燃焼してより高温の燃焼排ガスとなり、排熱回収流路となる燃焼排ガス流路33を通って、排熱回収手段となる排熱回収器43へ供給される。
この排熱回収器43は、排熱との熱交換によって得られる蒸気や温水などを供給して排熱利用することができる。燃焼排ガス流路33を流れる燃焼排ガスは、SOFC7における発電時の反応熱に未反応燃料ガスが燃焼して得られた熱エネルギーが加わって高温となる。そこで、高温の燃焼排ガスが有する熱エネルギー(排熱)をより有効に利用するため、排熱回収器43へ到達する前の燃焼排ガスが第2熱交換器29、第1熱交換器27および第3熱交換器31を通過するように構成されている。
図示の例では、燃焼排ガス流路33の未反応燃料燃焼器41から下流側の排熱回収器43側へ、第2熱交換器29、第1熱交換器27および第3熱交換器31の順に配列してある。第2熱交換器29は、SOFC7に供給する高温燃料ガスを燃焼排ガスによって所定の温度まで加熱する熱交換器である。第1熱交換器27は、SOFC7に供給する高温空気を燃焼排ガスによって所定の温度まで加熱する熱交換器である。第3熱交換器31は、ガスタービン圧縮空気を燃焼排ガスによって所定温度まで加熱する熱交換器である。
次に、上記の構成からなるSOFCコンバインド発電システム1について、その運転手順とともに作用を説明する。
停止状態にあるガスタービン3及びSOFC7の運転を開始する時には、最初に開閉弁37aを全閉とし、かつ、開閉弁37bを全開とする。そして、ガスタービン3及びSOFC7それぞれについて運転を開始する。ガスタービン3とSOFC7の起動性が異なるためである。
この状態からガスタービン3の運転を通常の手順に従って開始すると、ガスタービン排気はガスタービン排気バイパス流路35及び燃焼排ガス流路33を通って排熱回収器43へ供給される。この結果、ガスタービン3は比較的短時間で定格運転に達し、発電機5による発電が可能になる。
すなわち、ガスタービン3の良好な起動性を有効に活用し、短時間のうちに発電が可能となる。なお、排熱回収器43へ導かれた高温のガスタービン排気から、排熱回収をすることも可能である。
一方、上述したガスタービン3の運転開始とほぼ同時に、SOFC7では起動準備に入る。この起動準備では、セラミックスの電解質を適当な加熱源によって徐々に温度上昇させ、運転(発電)開始の準備をする。このようなSOFC7の起動準備中は、ガスタービン3を駆動源とする発電機5の単独発電となる。
SOFC7の起動準備が完了すると、開閉弁37aを開とし、かつ、開閉弁37bを閉とする。さらに酸素製造装置25により生成された酸素の供給を開始する。この結果、ガスタービン排気および生成された酸素の混合気体はガスタービン排気供給流路23を通ってSOFC7の空気極に導かれる。この混合気体は、タービン部15で膨張して常圧となった高温のガス流体と、生成された酸素との混合気体であり、この混合気体の酸素濃度が少なくともSOFC7の性能(セル電圧)を低下させない濃度となるように混合される。
さらに、SOFC7の燃料極には高温燃料ガス流路39から高温燃料ガスの供給も開始されるので、SOFC7では高温燃料ガスと高温空気とが反応して発電が開始される。なお、このような発電開始直後は、作動温度がまだ所定値より低いため、イオン電導率が低く所定の発電量が得られない。
なお、ガスタービン排気および生成された酸素の混合気体の酸素濃度は、上述のように空気の酸素濃度と等しい略21%としてもよいし、さらに高い酸素濃度となるように生成された酸素の付加割合を増やしてもよい。
SOFC7の発電が開始されると、反応熱によってたとえば1000℃程度に温度上昇した高温の未反応燃料ガス及び空気(ガスタービン排気と生成された酸素との混合気体)がSOFC7から流出して未反応燃料燃焼器41で燃焼する。こうしてより一層高温(たとえば1200℃程度)となった燃焼排ガスは燃焼排ガス流路33を通って第2熱交換器29に導かれ、高温燃料ガスを所定値(たとえば900℃程度)まで加熱する。第2熱交換器29でたとえば1100℃程度までわずかに温度が低下した燃焼排ガスは、さらに燃焼排ガス流路33を通って第1熱交換器27に導かれ、たとえば500〜600℃程度で排出されたガスタービン排気を所定値(たとえば900℃程度)まで加熱する。この後、たとえば700℃程度まで温度低下した燃焼排ガスが燃焼排ガス流路33を通って第3熱交換器31に導かれ、たとえば300℃程度のガスタービン圧縮空気を加熱して温度上昇させる。なお、第3熱交換器31を通過してたとえば400℃程度に温度低下した燃焼排ガスは、誘引ファン45により燃焼排ガス流路33を通って排熱回収器43へ導かれる。
この結果、第3熱交換器31で燃焼排ガスに加熱されたガスタービン圧縮空気は、圧縮機部11を出た温度(たとえば300℃程度)より高温となってガスタービン燃焼器13に供給されるので、ガスタービン燃焼器13に供給するガスタービン燃料の供給量を低減することができる。すなわち、タービン部15の駆動に必要な高温(たとえば950℃程度)で圧力の高いガスタービン燃焼ガスを、ガスタービン燃焼器13におけるガスタービン燃料の燃焼のみに頼ることなく、第3熱交換器31による加熱によっても得ることができる。
なお、第3熱交換器31の加熱量が十分にあってガスタービン圧縮空気の温度調整が可能であれば、ガスタービン3の単独運転時を除いて、ガスタービン燃料を全く消費しない運転、換言すればガスタービン燃焼器13が不要の運転が可能になる場合もある。
また、たとえば950℃程度でタービン部15に供給されて仕事をし、約500〜600℃程度まで温度低下して排出されたガスタービン排気と酸素製造装置25により生成された酸素との混合気体は、第1熱交換器27でたとえば1100℃程度の燃焼排ガスに加熱されて所定値(たとえば900℃程度)まで温度上昇した状態でSOFC7に供給される。この結果、高温燃料ガス及び高温空気となる混合気体が共に900℃程度の高温でそれぞれ燃料極及び空気極に供給されるので、SOFC7をイオン電導率の高い高温で作動させることができ、良好な発電効率を得ることができる。なお、SOFC7で発電された直流電力は、通常は直流・交流変換装置(図示せず)によって交流に変換されてから供給される。
なお、上述のように、SOFC7に供給する高温空気であるガスタービン排ガスと酸素製造装置25により生成された酸素との混合気体の酸素濃度を常に一定にしてもよいし、条件に応じて上記混合気体の酸素濃度を所定の条件に応じて変化させてもよい。
たとえば、何らかの原因によりガスタービン3の出力が低下し、発電機5の発電量が低下した場合、上記混合気体の酸素濃度を高くしてSOFC7の発電量を増加させることにより、SOFCコンバインド発電システム1全体としての発電量を一定に保つことができる。ガスタービン3の出力が低下する原因としては吸い込む空気の温度変化が考えられる。吸い込み空気の温度が高くなると空気の密度が薄くなり、ガスタービン3の出力は低下する。
逆に、ガスタービン3の出力が増加し、発電機5の発電量が増加したときには、上記混合気体の酸素濃度を低くしてSOFC5の発電量を低下させることにより、SOFCコンバインド発電システム1全体としての発電量を一定に保つことができる。混合気体の酸素濃度の下限は、ガスタービン排ガスの酸素濃度(たとえば、略12%)であり、このとき酸素製造装置25は停止される。
上述の混合気体の酸素濃度の制御方法としては、たとえばガスタービン3の出力あるいは発電機5の発電量に基づいて制御してもよいし、圧縮機部11に吸い込まれる空気の温度に基づいて制御してもよい。
このように、酸素濃度の制御によってもSOFCコンバインド発電システム1の発電量を制御することができるため、SOFCコンバインド発電システム1の制御方法が1つ増え、システムの制御性を向上させることができる。
上記の構成によれば、酸素製造装置25により生成された酸素をガスタービン排ガスに付加した混合気体を空気極に供給することができる。そのため、空気極近傍領域の酸素濃度をガスタービン排気のみを供給した場合よりも高くすることができ、SOFC7の性能(セル電圧)を向上させることができる。
例えば、図5に示した円筒型SOFC101の場合であっても、供給する混合気体の酸素濃度を高くしているため、下流における混合気体の酸素濃度を十分に保つことができ、SOFCのセル電圧を向上させることができる。また、図6に示した平板型SOFC111の場合であっても、混合気体の流量が少ない領域でも酸素の供給量を十分に保つことができ、SOFCのセル電圧を向上させることができる。
さらには、酸素製造装置25から供給する酸素の量を増やすことにより、混合気体の酸素濃度を空気の酸素濃度(略21%)よりも高くすることができるため、SOFC7の性能をより向上させることができる。
また、ガスタービン3の圧縮機部11に吸い込まれた空気の一部を取り出すことがないため、ガスタービン3の出力低下を防止することができ、発電機5による発電量低下を防止することができる。
SOFC7の排熱を有効利用して高温燃料ガス、高温空気及びガスタービン圧縮空気の加熱を行うと共に、排熱回収器43での排熱利用も行われるので、ガスタービン3の起動性を損なうことなくSOFCコンバインド発電システム1としての発電効率やエネルギー利用効率(燃料等の投入エネルギーに対する発電量等出力の割合)を向上させることができる。
また、高温燃料ガスや高温空気の加熱に要する熱エネルギーを節約でき、しかも、ガスタービン燃焼器13におけるガスタービン燃料の消費量も節約できるので、この点からも発電効率やシステム全体のエネルギー利用効率の向上を図ることができる。
さらに、SOFC7の空気極に供給される高温空気である混合気体についても、ガスタービン3のタービン部15から排出される常圧のタービン排気および酸素製造装置25により生成された酸素を使用する構造に変更したので、SOFC7を加圧型とする必要がなくなる。このため、圧力容器の使用や高温燃料ガスを加圧する圧縮機が不要になるなど、取り扱いやコスト面で有利になる。
なお、上述したSOFCコンバインド発電システム1では、第1熱交換器27、第2熱交換器29及び第3熱交換器31を設置しているが、必ずしも全てを設ける必要はなく、少なくともいずれか1つの熱交換器を設置して排熱を有効利用する構成も可能である。
つまり、SOFC7の排熱を有効に利用して効率を向上させる観点からみれば、これら熱交換器を全て設けた構成が最も好ましい形態であるが、コンバインド発電システム1の効率は低下する方向になるものの、1つあるいは2つの熱交換器を省略してもよい。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図2を参照して説明する。
本実施の形態のSOFCコンバインド発電システムの基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、ガスタービン排気供給流路に酸化剤を付加する方法が異なっている。よって、本実施の形態においては、図2を用いてガスタービン排気供給流路の周辺のみを説明し、第1熱交換器等の説明を省略する。
図2は、本実施形態に係るSOFCコンバインド発電システムの概略を説明する図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
SOFCコンバインド発電システム(固体酸化物形燃料電池を用いたコンバインド発電システム)61は、図2に示すように、ガスタービン3と、ガスタービン3により駆動される発電機5と、SOFC7と、から概略構成されている。
ガスタービン3とSOFC7とを連結するガスタービン排気供給流路23には、圧縮機部11の圧縮途中段階と開閉弁37aの上流側のガスタービン排気供給流路23とを連結する抽出空気供給流路(酸化剤供給手段)62が配置され、圧縮機部11の圧縮途中段階から抽出された空気がガスタービン排気供給流路23に導入される。
ガスタービン排気および抽出空気の混合気体は高温であり、しかも、ガスタービン排気より酸素濃度が高い抽出空気(略21%)が付加されたことにより、SOFC7の空気極に必要な酸素量が十分に含まれる。
次に、上記の構成からなるSOFCコンバインド発電システム61について、その運転手順とともに作用を説明する。
ガスタービン3の運転を開始する手順は、第1の実施形態と同一であるため説明を省略する。
ただし、この段階において、抽出空気供給流路62を図示しない開閉弁により閉じていてもよい。抽出空気供給流路62を閉じることにより、圧縮機部11に吸い込まれた空気の全量をガスタービン燃焼器13に供給することができ、ガスタービン3の出力を向上させることができる。そのため、発電機5による発電量をより増やすことができる。
SOFC7の起動準備についても、第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
SOFC7の起動準備が完了すると、開閉弁37aを開とし、かつ、開閉弁37bを閉とする。この結果、ガスタービン排気および抽出空気の混合気体はガスタービン排気供給流路23を通ってSOFC7の空気極に導かれる。この混合気体は、タービン部15で膨張して常圧となった高温のガス流体と、圧縮機部11の圧縮途中段階から抽出された抽出空気の一部と、の混合気体であり、この混合気体の酸素濃度が少なくともSOFC7の性能(セル電圧)が低下しない濃度となるように混合される。さらに、SOFC7の燃料極には高温燃料ガス流路39から高温燃料ガスの供給も開始されるので、SOFC7では高温燃料ガスと高温空気とが反応して発電が開始される。
SOFC7の発電以後の運用手順および作用は、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
上記の構成によれば、抽出空気供給流路62を介して圧縮機部11の圧縮途中段階から取り出した抽出空気をガスタービン排ガスに付加した混合気体を空気極に供給することができる。そのため、空気極近傍領域の酸素濃度をガスタービン排気のみを供給した場合よりも高くすることができ、SOFC7の性能(セル電圧)を向上させることができる。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について図3を参照して説明する。
本実施の形態のSOFCコンバインド発電システムの基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、ガスタービン排気供給流路に酸化剤を付加する方法が異なっている。よって、本実施の形態においては、図3を用いてガスタービン排気供給流路の周辺のみを説明し、第1熱交換器等の説明を省略する。
図3は、本実施形態に係るSOFCコンバインド発電システムの概略を説明する図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
SOFCコンバインド発電システム(固体酸化物形燃料電池を用いたコンバインド発電システム)71は、図3に示すように、ガスタービン3と、ガスタービン3により駆動される発電機5と、SOFC7と、から概略構成されている。
ガスタービン3とSOFC7とを連結するガスタービン排気供給流路23には、外気(空気)を所定圧力に圧縮してガスタービン排気供給流路に供給する外気供給部(酸化剤供給手段)72が配置され、開閉弁37aの下流側のガスタービン排気供給流路23に圧縮された外気が導入される。ガスタービン排気および圧縮された外気の混合気体は高温であり、しかも、ガスタービン排気より酸素濃度が高い圧縮された外気(略21%)が付加されたことにより、SOFC7の空気極に必要な酸素量が十分に含まれる。
なお、外気供給部72としては、コンプレッサなどにより外気を圧縮するものを用いることができる。
次に、上記の構成からなるSOFCコンバインド発電システム71について、その運転手順とともに作用を説明する。
ガスタービン3の運転を開始する手順は、第1の実施形態と同一であるため説明を省略する。
SOFC7の起動準備についても、第1の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
SOFC7の起動準備が完了すると、開閉弁37aを開とし、かつ、開閉弁37bを閉とする。さらに外気供給部72を駆動し外気を供給する。この結果、ガスタービン排気および圧縮された外気の混合気体はガスタービン排気供給流路23を通ってSOFC7の空気極に導かれる。この混合気体は、タービン部15で膨張して常圧となった高温のガス流体と、外気供給部72に供給された高温の圧縮外気との混合気体であり、この混合気体の酸素濃度が少なくともSOFC7の性能(セル電圧)が低下しない濃度となるように混合される。さらに、SOFC7の燃料極には高温燃料ガス流路39から高温燃料ガスの供給も開始されるので、SOFC7では高温燃料ガスと高温空気とが反応して発電が開始される。
SOFC7の発電以後の運用手順および作用は、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
なお、SOFCコンバインド発電システム71は、上述のようにガスタービン3とSOFC7とを組み合わせて運転してもよいし、たとえばガスタービン3がメンテナンスなどの理由で運転できない時には、SOFC7を単独で運転してもよい。
この場合、開閉弁37a,37bを閉じ、外気供給部72から供給された圧縮外気を高温空気としてSOFC7の空気極に導入している。
上記の構成によれば、外気供給部72により供給された外気をガスタービン排ガスに付加した混合気体を空気極に供給することができる。そのため、空気極近傍領域の酸素濃度をガスタービン排気のみを供給した場合よりも高くすることができ、SOFC7の性能(セル電圧)を向上させることができる。
また、SOFC7の停止時に必要なパージガスを外気供給部72から供給することが可能であり、SOFCコンバインド発電システム71の簡素化およびコスト低減が図れる。
ガスタービン3の圧縮機部11に吸い込まれた空気の一部を取り出すことがないため、ガスタービン3の出力低下を防止することができ、発電機5による発電量低下を防止することができる。
少なくともSOFC7を単独で運転することができるため、ガスタービン3の状態にかかわらず、SOFCコンバインド発電システム71を運転し発電することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
本発明における第1の実施形態に係るSOFCコンバインド発電システムの概略を示す図である。 本発明における第2の実施形態に係るSOFCコンバインド発電システムの概略を示す図である。 本発明における第3の実施形態に係るSOFCコンバインド発電システムの概略を示す図である。 供給される空気の酸素濃度とSOFCのセル電圧との関係を示す図である。 従来の円筒型SOFCの構造を示す模式図である。 従来の平板型SOFCの構造を示す模式図である。
符号の説明
1,61,71 SOFCコンバインド発電システム(固体酸化物形燃料電池を用いたコンバインド発電システム)
3 ガスタービン
5 発電機
7 SOFC(固体酸化物形燃料電池)
11 圧縮機部
13 ガスタービン燃焼器
15 タービン部
23 ガスタービン排気供給流路
25 酸素製造装置(酸化剤供給手段)
62 抽出空気供給流路(酸化剤供給手段)
72 外気供給部(酸化剤供給手段)

Claims (4)

  1. 高温燃料ガスおよび高温空気の供給を常圧で受けて発電する固体酸化物形燃料電池と、
    同軸に連結された圧縮機部およびタービン部と、前記圧縮機部から供されるガスタービン圧縮空気を用いてガスタービン燃料を燃焼させるガスタービン燃焼器とを備え、前記ガスタービン燃焼器が生成したガスタービン燃焼ガスを前記タービン部で膨張させて回転させるガスタービンと、
    該ガスタービンの出力で駆動されて発電する発電機と、
    前記ガスタービンから排出されたガスタービン排気を前記固体酸化物形燃料電池の高温空気として供給するガスタービン排気供給流路と、
    前記ガスタービン排気よりも酸素濃度の高い酸化剤を前記高温空気に付加する酸化剤供給手段と、
    を備え
    前記酸化剤供給手段により付加される前記酸化剤の量が、前記発電機の発電量に基づき制御されることを特徴とする固体酸化物形燃料電池を用いたコンバインド発電システム。
  2. 前記酸化剤供給手段が、前記酸化剤である酸素を生成する酸素製造装置であることを特徴とする請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池を用いたコンバインド発電システム。
  3. 前記酸化剤供給手段が、前記圧縮機部の圧縮途中段階から取り出した抽出空気を前記酸化剤として前記ガスタービン排気供給流路に供給する抽出空気供給流路であることを特徴とする請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池を用いたコンバインド発電システム。
  4. 前記酸化剤供給手段が、外気を圧縮して前記ガスタービン排気供給流路に供給する外気供給部であることを特徴とする請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池を用いたコンバインド発電システム。
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