JP5132844B1 - 故障検出方式およびその方式に使用する子局ターミナル - Google Patents

故障検出方式およびその方式に使用する子局ターミナル Download PDF

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Abstract

【課題】伝送同期方式によりデータの伝送が行われる制御・監視信号伝送システムにおいて、一つの子局に出力部または入力部のどちらか一方のみが接続されている場合にも、親局側で出力部と入力部の故障の判別ができる故障検出方式とその方式に使用する子局ターミナルを提供する。
【解決手段】親局との共通データ信号線で接続され複数の子局は、所定の他局を基準局として、基準局に対する制御データまたは前記基準局から送出された監視データを基準データとして伝送信号から取り込む。そして、基準データの指定した変化方向の変化から、自局が対応する出力部に対する出力データまたは自局が対応する入力部からの入力データの指定した変化方向の変化までの時間をインターバル時間として得て、インターバル時間を所定の閾値と比較する。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御部に接続された親局と複数の出力部および入力部、或いは複数の被制御装置に対応する複数の子局との間の信号線を省配線化し共通データ信号線で接続し、伝送クロックで同期させるなどの伝送同期方式によりデータの伝送を行う制御・監視信号伝送システムにおいて、出力部および入力部の故障を検出する故障検出方式およびその方式に使用する子局ターミナルに関するものである。なお、出力部とは制御部の指示に応じて動作するものであり、アクチュエータ、(ステッピング)モータ、ソレノイド、電磁弁、リレー、サイリスタ等がこれに相当する。一方、入力部とは出力部に関する情報を制御部に送信するものであり、リードスイッチ、マイクロスイッチ、押釦スイッチ、光電スイッチ、各種センサ等がこれに相当する。また、被制御装置とは出力部と入力部とで構成されるものをいう。
制御部と、複数の出力部と入力部、或いは複数の被制御装置を備える制御システムにおいて、配線の数を減らす、所謂省配線化が広く実施されている。そして、その省配線化の一般的な手法として、複数の出力部と入力部、或いは被制御装置から延出される信号線の各々を制御部に直接繋ぐパラレル接続に代えて、パラレル信号とシリアル信号の変換機能を備えた親局と複数の子局を、制御部と複数の出力部と入力部、或いは複数の被制御装置にそれぞれ接続し、親局と複数の子局との間で共通データ信号線を介してシリアル信号によりデータ授受を行う方式が広く採用されている。
省配線化が実現された場合、多数の子局が接続されている状態において、出力部、入力部、或いは被制御装置の故障を制御部側で特定することができない場合、制御部から遠く離れている出力部、入力部、或いは被制御装置を各々チェックする必要があり、その故障箇所の特定に多くの工数を要することになる。
そこで、本出願人は、子局および入力部と出力部の断線故障を、制御部側で特定するためのシステムとして、特開2011−114449号公報に開示されているリモート配線チェックシステムを提案している。このリモート配線チェックシステムでは、単一の制御部と複数の被制御装置を備えた制御・監視信号伝送システムにおいて、省配線化された共通データ信号線で接続されている親局と子局との間で双方向同時に伝送される制御データ(出力データ)と監視データ(入力データ)とで構成される制御・監視データ領域と異なる、配線状態を示す接続データを含む管理データ領域を設けている。そして、接続データにおいて、短絡情報、断線情報および正常情報が識別されるものとなっている。そのため、信号の入力データ(監視データ)容量を減らすことなく、子局自体や子局と入力部或いは子局と出力部との間の配線接続状態を容易に確認することができる。
また、特開2006−331449号公報には、マスタユニット(親局)との間でシリアル通信したOUTデータにより、出力機器(出力部)が接続されたOUT端子のONまたはOFFの状態が変更した際のスタート時間情報を取得する機能と、入力機器(入力部)が接続されるIN端子のONまたはOFFの状態が変更した際のストップ時間情報を取得する機能と、スタート時間情報とストップ時間情報に基づいて出力機器の動作時間を算出する算出機能とを備えたスレーブ(子局)が開示されている。このスレーブ(子局)によれば、出力機器や入力機器の動作時間を求め、これを出力機器や入力機器の正常範囲を特定するための設定情報と比較することより、出力機器や入力機器が正常か否か、交換時期が近づいているかなどの判定をすることができる。
特開2011−114449号公報 特開2006−331449号公報
しかしながら、子局において出力部や入力部の動作時間を求める上記従来手法において、出力部が接続されたOUT端子のスタート時間情報と、入力部が接続されるIN端子のストップ時間情報の双方を取得することが難しい場合があった。すなわち、一つの子局に出力部と入力部の双方が接続されている場合は、スタート時間情報とストップ時間情報が同じ子局に集約されるが、出力部のみ、或いは入力部のみが接続されている子局では、通常、どちらか一方の情報しか取得できないことになる。対応関係にある出力部と入力部の各々が接続されている子局同士で直接情報を授受する方式も考えられるが、それは所謂コマンド伝送方式となるため、伝送同期方式によりデータの伝送が行なわれる制御・監視信号伝送システムにおいて採用することは難しい。
そこで本発明は、制御部に接続された親局と、複数の出力部、入力部、被制御装置に対応する複数の子局が共通データ信号線で接続され、伝送同期方式によりデータの伝送が行われる制御・監視信号伝送システムにおいて、一つの子局に出力部または入力部のどちらか一方のみが接続されている場合にも、親局側で出力部と入力部の故障の判別ができる故障検出方式とその方式に使用する子局ターミナルを提供することを目的とする。
本発明に係る故障検出方式は、親局と複数の子局が共通データ信号線で接続され、伝送同期方式によりデータの伝送が行われる制御・監視信号伝送システムにおいて、前記共通データ信号線に伝送される伝送信号に、制御信号のデータと監視信号のデータとで構成される制御・監視データ領域と異なる管理データ領域を設ける。前記子局は、所定の他局を基準局として、前記基準局に対する制御データまたは前記基準局から送出された監視データを基準データとして前記伝送信号から取り込む。そして、前記基準データの指定した変化方向(立ち上がりまたは立ち下がり方向の変化から、自局が対応する出力部に対する出力データまたは自局が対応する入力部からの入力データの指定した変化方向の変化までの時間をインターバル時間として得て、前記インターバル時間を所定の閾値と比較し、前記閾値との差が許容範囲内である場合に正常と、前記許容範囲より小さくなる場合を第一故障状態と、前記許容範囲より大きくなる場合を第二故障状態と判断し、前記管理データ領域に前記第一故障状態又は前記第二故障状態を示すデータを構成する信号を重畳する。
本発明に係る故障検出方式が適用される制御・監視信号伝送システムの伝送同期方式の同期手法としては、例えば、親局が有するタイミング発生手段で生成される伝送クロックを利用する手法が好適である。この場合、前記伝送クロックの制御下で、親局は、制御部から引き渡された制御データの値に応じて制御信号として一連のパルス状信号を共通データ信号線に出力すると共に、一連のパルス状信号に複数の子局の各々からクロックの1周期毎に重畳された監視信号のデータ値を抽出し、これを前記制御部に引き渡す。一方、複数の子局の各々は、一連のパルス状信号の始まりを示すスタート信号を起点として、一連のパルス状信号のパルスをカウントし、カウントの値が自局アドレスと一致したとき、一連のパルス状信号から自局に対応するデータを抽出するとともに、自局に対応するデータを抽出したクロックと同じパルス周期に、監視信号を一連のパルス状信号に重畳し、または、カウントの値が自局アドレスと一致したとき、一連のパルス状信号から自局に対応するデータを抽出し、または、監視信号を一連のパルス状信号に重畳する。ただし、その同期手法に制限はなくシステム設計条件に適する手法を採用すればよい。
前記管理データ領域は、前記親局からのデータが重畳される管理制御データ領域と、前記子局からのデータが重畳される管理監視データ領域とで構成され、前記子局から前記管理監視データ領域に重畳されるデータを“0”以外のデータとし、前記親局において前記管理監視データ領域から抽出されたデータが“0”のとき、前記共通データ信号線の断線と判断してもよい。
前記子局は、前記管理データ領域に、前記インターバル時間を示すデータを構成する信号と他のモニタリングデータを構成する信号を切り替えて重畳するものであってもよい。
本発明に係る子局ターミナルは、同期手段と、基準局入出力変化検出手段と、自局入出力変化検出手段と、故障検出手段と、基準局参照アドレス設定手段と、自局アドレス設定手段と、管理監視データ送信手段を備える。
前記同期手段は、親局が接続された共通データ信号線に接続され、前記親局との伝送同期をとる。
前記基準局入出力変化検出手段は、所定の他局を基準局として、前記基準局に対する制御データまたは前記基準局から送出された監視データを基準データとして前記共通データ信号線に伝送される伝送信号から取り込み、前記基準データの、予め指定された変化方向の変化を検出し、これをスタートトリガとして出力する。
前記自局入出力変化検出手段は、自局が対応する出力部に対する出力データまたは自局が対応する入力部からの入力データの、予め指定された変化方向の変化を検出し、これをエンドトリガとして出力する。
前記故障検出手段は、前記スタートトリガから、前記エンドトリガまでの時間をインターバル時間として得て、前記インターバル時間を所定の閾値と比較し、前記閾値との差が許容範囲内である場合に正常と、前記許容範囲より小さくなる場合を第一故障状態と、前記許容範囲より大きくなる場合を第二故障状態と判断する。
前記基準局参照アドレス設定手段は、前記基準局を指定する基準局アドレス、前記基準データの種類、および前記基準データの変化方向を設定する。
前記自局アドレス設定手段は、自局のアドレスおよび前記出力データまたは前記入力データの変化方向を設定する。
前記インターバル設定手段は、前記閾値となるインターバル値を設定する。
前記管理監視データ送信手段は、前記第一故障状態又は前記第二故障状態を示すデータを構成する信号を前記伝送信号に重畳する。
前記故障検出手段は、前記管理監視データ送信手段へ、インターバル時間の計測データと他のモニタリングデータを切り替えて出力するものであってもよい。
本発明に係る故障検出方式では、子局が、所定の他局を基準局として、基準局に対する制御データまたは基準局から送出された監視データを基準データとして伝送信号から取り込むことで、基準データの指定した変化方向の変化から、自局が対応する出力部に対する出力データまたは自局が対応する入力部からの入力データの指定した変化方向の変化までの時間をインターバル時間をとして得ることができる。このインターバル時間は、入力部や出力部が正常に動作している場合には、その動作に関する信号は一定の関係を保ちながら変化する。そこで、このインターバル時間を第一閾値および第二閾値と比較することにより、出力部または入力部の故障状態を子局において判断することができる。更に、子局では、その故障状態を示すデータを、共通データ信号線に伝送される伝送信号に重畳させるため、伝送同期方式によりデータの伝送が行なわれる制御・監視信号伝送システムにおいて、親局側で出力部および入力部の故障を検出することができる。
また、子局から管理監視データ領域に重畳されるデータを“0”以外のデータとすれば、親局において管理監視データ領域から抽出されたデータが“0”のときは子局から出力された情報が共通データ信号線を介して親局へ伝送されない状態であるといえる。従って、そのときは、共通データ信号線の断線と判断することができ、入力部または出力部の故障と併せて共通データ信号線の断線も検出することが可能となる。
本発明に係る子局ターミナルは、前記基準局入出力変化検出手段は、所定の他局を基準局として、前記基準局に対する制御データまたは前記基準局から送出された監視データを基準データとして前記共通データ信号線に伝送される伝送信号から取り込み、前記基準データの、予め指定された変化方向の変化を検出し、これをスタートトリガとして出力する。
前記自局入出力変化検出手段は、自局が対応する出力部に対する出力データまたは自局が対応する入力部からの入力データの、予め指定された変化方向の変化を検出し、これをエンドトリガとして出力する。
前記は、所定の基準局の基準データの変化に基づくスタートトリガから、自局のデータの変化に基づくエンドトリガまでのインターバル時間を第一閾値および第二閾値と比較し、故障状態を判断する故障検出手段を備えるため、本発明に係る故障検出方式に好適である。
本発明に係る故障検出方式を採用した制御・監視信号伝送システムの実施例における、親局と子局の間の伝送方式の模式図である。 制御・監視信号伝送システムの概略構成を示すシステム構成図である。 親局のシステム構成図である。 入力子局のシステム構成図である。 基準局入出力参照アドレス設定手段のデータ構成図である。 自局アドレス設定手段のデータ構成図である。 インターバル設定手段のデータ構成図である。 故障検出手段のシステム構成図である。 出力子局のシステム構成図である。 信号の相関を示すタイムチャート図である。 伝送クロック信号のタイムチャート図である。 親局に記憶されるIDXアドレスデータテーブルの模式図である。
図1〜11を参照しながら、本発明に係る故障検出方式を採用した制御・監視信号伝送システムの実施例を説明する。
図2に示すように、この制御・監視信号伝送システムは、制御部1および共通データ信号線DP、DN(以下、伝送ラインということがある)に接続された単一の親局2と、前記共通データ信号線DP、DNに接続された入出力子局4、出力子局6および入力子局7の複数で構成される。なお、図2においては、図示の便宜上、各々の子局が一つずつ示されているが、共通データ信号線DP、DNに接続される子局の種類や数に制限は無い。
入出力子局4、出力子局6および入力子局7は、制御部1の出力指示に応じて動作する出力部8に対する信号出力処理と、制御部1への入力情報を取り入れる入力部9からの入力信号処理のいずれかまたは双方を行うものである。なお、出力部8とは、例えば、アクチュエータ、(ステッピング)モータ、ソレノイド、電磁弁、リレー、サイリスタ、ランプ等であり、入力部9とは、例えば、リードスイッチ、マイクロスイッチ、押釦スイッチ、光電スイッチ、各種センサ等である。入出力子局4は、出力部8と入力部9で構成される被制御装置5に接続され、出力子局6は出力部8のみに接続され、入力子局7は入力部9にのみ接続されている。なお、出力子局6は出力部8を内包するもの(出力部一体型子局80)であってもよく、また、入力子局7は入力部9を内包するもの(入力部一体型子局90)であってもよい。
制御部1は、例えばプログラマブルコントローラ、コンピュータ等であり、制御並列データ13、および制御管理並列データ14を送出する出力ユニット11と、入出力子局4および入力子局7からの監視信号から抽出される監視データに基づき得られた監視並列データ15および管理監視信号から抽出される管理監視データに基づき得られた第一管理監視並列データ16および第二管理監視並列データ17を受け取る入力ユニット12を有する。そして、これら出力ユニット11と入力ユニット12が親局2に接続されている。また、入力ユニット12から受け取ったデータに基づいて、出力ユニット11から送出されるデータを算出する管理判断手段18を備えている。
親局2は、図3に示すように、出力データ部21、管理データ部22、タイミング発生部23、親局出力部24、親局入力部25、および入力データ部26を備える。そして、共通データ信号線DP、DNに接続され、本発明の伝送信号に相当する一連のパルス状信号である制御信号(以下、伝送クロック信号というものとする)を共通データ信号線DP、DNに送出するとともに、入出力子局4、出力子局6、または入力子局7(以下、これら全てを指す場合は「子局4、6、7」という)から送出された監視信号、管理監視信号から抽出された監視並列データ15、第一管理監視並列データ16および第二管理監視並列データ17を制御部1の入力ユニット12へ送出する。
出力データ部21は、制御部1の出力ユニット11からの制御並列データ13をシリアルデータとして親局出力部24へ引き渡す。
管理データ部22は、子局4、6、7の各々に関する情報を集約したIDXアドレステーブルを記憶する記憶手段29を備え、制御部1の出力ユニット11からの制御管理並列データ14とIDXアドレステーブルに基づき、後述する第一管理制御データISToと第二管理制御データIDXoからなる管理制御データを創出し、シリアルデータとして親局出力部24へ引き渡す。IDXアドレステーブルとは、入出力子局4、出力子局6または入力子局7のいずれか一つを特定するためのデータを含むものであるが、この実施例では、子局4、6、7の先頭アドレスが用いられている。図12に、先頭アドレスを用いたIDXアドレステーブルの一例を示す。
図12に示すように、#ad0のアドレスが付与された局は、監視信号のデータ値が1ビットであり、IDXアドレステーブルのデータは#ad0と#ad1が連続した値となる。一方、#ad1のアドレスが付与された局は、監視信号のデータ値が2ビットであるため、#ad2のパルスも#ad1と同じ局に割り当てられることになる。そのため、IDXアドレステーブルのデータは、#ad1の次の値として#ad3が記憶されることになる。なお、この実施例では、監視信号のデータ値が1ビットである場合であっても、すなわち#ad0も、#ad1と同様、先頭アドレスとされる。また、この実施例のIDXアドレステーブルには、各アドレスに対応する子局の分類データが併せて記憶されている。図10に示す例では、入力子局7には“1”が、出力子局6には“2”が、入出力子局4には“3”が付与され、各アドレスに対応するものとして記憶されている。
タイミング発生部23は、発振回路(OSC)31とタイミング発生手段32からなり、OSC31を基にタイミング発生手段32が、このシステムのタイミングクロックを生成し親局出力部24に引き渡す。
親局出力部24は、制御データ発生手段33とラインドライバ34からなる。制御データ発生手段33が、出力データ部21及び管理データ部22から受けたデータと、タイミング発生部23から受けたタイミングクロックに基づき、ラインドライバ34を介して共通データ信号線DP、DNに一連のパルス状信号として伝送クロック信号を送出する。
伝送クロック信号は、図1に示すように、スタート信号STに続く制御・監視データ領域と、更にこれに続く管理データ領域を有するものとなっている。制御・監視データ領域は、親局2から送出される制御信号のデータOUTn(nは整数)と入出力子局4または入力子局7から送出される監視信号のデータINn(nは整数)とで構成される。そして、伝送クロック信号のパルスは、図11に示すように、1周期の後半が高電位レベル(この実施例では+24V)と、前半が低電位レベル(この実施例では+12V)とされ、低電位レベルとなるパルス前半のパルス幅間隔が出力データ期間となり、同じく低電位レベルとなるパルス前半が入力データ期間ともなる。そして、低電位レベルのパルス幅間隔が制御信号のデータOUTnを、低電位レベルに重畳される電流の有無が監視信号のデータINnを表すものとなっている。この実施例では、伝送クロック信号の1周期をt0とした時、低電位レベルのパルス幅間隔は(1/4)t0から(3/4)t0まで拡張されるが、制御部1から入力される制御並列データ13の各データの値に応じたものであれば、その幅に制限はなく適宜に決めればよい。また、入力データ期間と出力データ期間も適宜に決めることができ、例えば、入力データ期間はこの実施例と同様にパルス前半(低電位レベル)とし、パルス後半(高電位レベル)のパルス幅間隔を出力データ期間としてもよく、逆に、出力データ期間をこの実施例と同様にパルス前半(低電位レベル)とし、パルス後半(高電位レベル)を入力データ期間としてもよい。更に、パルス後半(高電位レベル)を出力データ期間と入力データ期間を兼ねるものとしてもよい。伝送クロック信号の1周期の後半が低電位レベルとなる場合も同様である。なお、図1において、上段は出力データ期間を、下段は入力データ期間を示すものとなっている。
伝送クロック信号の管理データ領域は、親局2から送出される管理制御信号が重畳される管理制御データ領域と、子局4、6、7から送出される管理監視信号が重畳される管理監視データ領域で構成される。管理制御信号で伝送される管理制御データは第一管理制御データISToと第二管理制御データIDXoで構成され、制御信号のデータOUTnと同様に、低電位レベルのパルス幅間隔として表される。また、管理監視信号で伝送される管理監視データは第一管理監視データSTiと第二管理監視データIDXiで構成され、監視信号のデータINnと同様に、低電位レベルに重畳される電流の有無として表される。なお、この実施例では、第一管理制御データISToおよび第二管理制御データIDXoは、子局4、6、7に対し要求するデータの種類を特定する指示データ、或いは子局4、6、7のいずれか一つを特定するためのアドレスデータとされる。一方、第一管理監視データSTiおよび第二管理監視データIDXiは、自局の状態を示すデータとされ、更に、管理監視データとして常に“0”以外のデータが送信されるものとされているが、詳細は後述する。
スタート信号STは、伝送クロック信号の高電位レベルと同じ電位レベルであって、伝送クロック信号の1周期より長い信号となっている。
親局入力部25は監視信号検出手段35と監視データ抽出手段36で構成される。監視信号検出手段35は、共通データ信号線DP、DNを経由して子局4、6、7から送出された監視信号と管理監視信号を検出する。監視信号および管理監視信号のデータ値は、既述のように低電位レベルに重畳される電流の有無で表されており、スタート信号STが送信された後、まず、入出力子局4または入力子局7の各々から順次監視信号を受け取り、続いて子局4、6、7の何れか一局からの管理監視信号を受け取るものとなっている。監視信号および管理監視信号のデータは、タイミング発生手段32の信号に同期して監視データ抽出手段36で抽出される。そして、監視信号のデータが直列の入力データ37として入力データ部26に送出される。管理監視信号から抽出された管理監視データ39も、また、入力データ部26に送出される。
入力データ部26は、親局入力部25から受け取った直列の入力データ37を並列(パラレル)データに変換し、監視並列データ15として制御部1の入力ユニット12へ送出する。また、親局入力部25から受け取った管理監視データ39を第一管理監視並列データ16と第二管理監視並列データ17に分離して入力ユニット12へ送出する。
入力子局7は、本発明の子局ターミナルに相当するもので、図4に示すように、伝送受信手段41、管理制御データ抽出手段42、アドレス抽出手段43、自局アドレス設定手段44、管理監視データ送信手段45、監視データ送信手段46、自局入出力変化検出手段47、基準局入出力参照アドレス設定手段48、基準局入出力変化検出手段49故障検出手段50、インターバル設定手段71および入力手段72を有する子局入力部70を備える。また、子局入力部70と入力部9の間に配置される第一断線検出手段49を備える。なお、この実施例の入力子局7は、内部回路としてマイクロコンピュータ・コントロール・ユニットであるMCUを備えており、このMCUが子局入力部70として機能するものとなっている。処理において必要となる演算や記憶は、このMCUの備えるCPU、RAMおよびROMを使用して実行されるが、子局入力部70を構成する上記各手段のそれぞれの処理におけるCPU、RAMおよびROMとの関係は、説明の便宜上、図示を省略するものとする。
出力子局6は、本発明の子局ターミナルの他の実施形態であり、前記入力子局7と同様、内部回路としてマイクロコンピュータ・コントロール・ユニットであるMCUを備えており、このMCUが子局出力部60として機能するものとなっている。そして、子局入力部70のMCUと同様に、出力子局6の処理において必要となる演算や記憶は、このMCUの備えるCPU、RAMおよびROMを使用して実行されるものとなっている。
入出力子局4には、対応関係にある出力部8と入力部9の双方が接続されている。そして、入出力子局4も、出力子局6および入力子局7と同様、内部回路としてマイクロコンピュータ・コントロール・ユニットであるMCUを備えており、このMCUが子局入出力部40として機能するものとなっている。そして、子局出力部60のMCUおよび子局入力部70のMCUと同様に、入出力子局4の処理において必要となる演算や記憶は、このMCUの備えるCPU、RAMおよびROMを使用して実行されるものとなっている。
入力子局7の伝送受信手段41は、共通データ信号線DP、DNに伝送される伝送クロック信号を受けて、これを管理制御データ抽出手段42、アドレス抽出手段43、および管理監視データ送信手段45に引き渡す。管理制御データ抽出手段42は、伝送クロック信号の管理データ領域から、管理制御信号のデータを抽出し、これらを故障検出手段50に引き渡す。一方、アドレス抽出手段43は、伝送クロック信号の始まりを示すスタート信号STを起点としてパルスをカウントし、そのカウント値が自局アドレス設定手段44で設定された自局アドレスデータ(後述の自局アドレスSADR)と一致するタイミングで監視データ送信手段46に引き渡すとともに、カウント値が基準局入出力参照アドレス(後述の基準局入出力参照アドレスRADR)と一致するタイミングで、指定されている信号(後述の入出力指定値RDで指定された信号)、すなわち、基準局に対する制御信号または基準局から送出された監視信号を基準局入出力変化検出手段49に引き渡す。
監視データ送信手段46は、アドレス抽出手段43から制御信号が引き渡されたタイミングで、入力手段72から引き渡されるシリアルデータに基づいて、トランジスタTRのベース電流を“on”または“off”とする。ベース電流が“on”の場合、トランジスタTRは”on”となり、共通データ信号線DP、DNに監視信号である電流信号が出力される。この実施例では、図12に示すように、監視データのデータ値が”1”の場合には所定値Ith以上の電流(例えば、30mA)を流すことで表現されている。従って、例えば、図12に示す信号のアドレス0番地(#ad0)、1番地(#ad1)、2番地(#ad2)及び3番地(#ad3)のそれぞれにおける監視データはそれぞれ“0”、“0”、“1”、“0”を表すことになる。なお、入力手段47から監視データ送信手段47に引き渡されるデータは、入力部9からの出力論理データに基づくものとなる。
管理監視データ送信手段45は、伝送クロック信号のスタート信号STを起点としてパルスをカウントし、管理データ領域のタイミングを得る。そして、故障検出手段50から引き渡されるデータに基づき、前記トランジスタTRのベース電流を出力し、共通データ信号線DP、DNに管理監視信号である電流信号を出力する。
自局アドレス設定手段44は、図5に示すように、自局アドレスSADRをアドレス抽出手段43および故障検出手段50に引き渡すとともに、入力部9からの入力データの変化方向を示すエンド変化方向指示値ETを自局入出力変化検出手段47に引き渡す。
基準局入出力参照アドレス設定手段48は、図6に示すように、基準局入出力参照アドレスRADRおよび取り込む信号の種別を指定する入出力指定値RDをアドレス抽出手段43に引き渡すとともに、基準局に対する制御信号または基準局から送出された監視信号の変化方向を示すスタート変化方向指示値STを基準局入出力変化検出手段49に引き渡す。
自局入出力変化検出手段47は、入力手段72から引き渡されたデータを自局データとし、この自局データが自局アドレス設定手段44から引き渡されたエンド変化方向指示値ETで定義された変化方向と同じ方向に変化したとき、エンドトリガを故障検出手段50に引き渡す。
基準局入出力変化検出手段49は、アドレス抽出手段43から引き渡された信号のデータを基準データとし、その基準データが、基準局入出力参照アドレス設定手段48から引き渡されたスタート変化方向指示値STで定義された変化方向と同じ方向に変化したとき、スタートトリガを故障検出手段50に引き渡す。
インターバル設定手段71は、図7に示すように、故障検出手段50において故障判断の閾値となる2つのインターバル値TM1、TM2を故障検出手段50に引き渡す。なお、インターバル設定手段71に記憶されるインターバル値TM1、TM2は、制御部1側からダウンロードにより変更ができるものとなっている。
故障検出手段50は、図8に示すように、ISTo抽出手段51、IDXo抽出手段52、子局アドレス指定検出手段53、TM計測手段55、符号化手段56、およびデータ追加手段57で構成されている。
ISTo抽出手段51は、管理制御データ抽出手段42から引き渡された管理制御信号のデータから第一管理制御データISToを抽出し、これを子局アドレス指定検出手段53に引き渡す。また、IDXo抽出手段52は、管理制御データ抽出手段42から引き渡された管理制御信号のデータから第二管理制御データIDXoを抽出し、これを子局アドレス指定検出手段53に引き渡す。子局アドレス指定検出手段53には、また、自局アドレス設定手段44から自局アドレスデータが引き渡されている。
子局アドレス指定検出手段53は、第二管理制御データIDXoを自局アドレスのデータ値と比較し、一致したときには、第一管理制御データISToに応じて、所定のデータを符号化手段56またはデータ追加手段57に引き渡す。すなわち、第一管理制御データISToがインターバル時間による故障検出を指示するデータである場合には故障検出指令データを符号化手段56およびデータ追加手段57に引き渡す。
TM計測手段55は、基準局入出力変化検出手段49から引き渡されたスタートトリガと、自局入出力変化検出手段47から引き渡されたエンドトリガと、インターバル設定手段71から引き渡された閾値(第一インターバル値TM1および第二インターバル値TM2)に基づいて故障検出処理を行なう。すなわち、図10に示すように、基準データの変化を示すスタートトリガの入力時Toから、自局データの変化を示すエンドトリガの入力時Tnまでの時間差が、第一インターバル値TM1および第二インターバル値TM2で予め設定された許容範囲内であるかどうかを判断する。そして、その時間差が許容範囲内(第一インターバル値TM1以上で、第二インターバル値TM2以下)にある場合は正常状態を示す情報を、その時間差が第一インターバル値TM1より小さくなる場合(図10において、エンドトリガ時がTsの場合)には第一故障状態を示す情報を、第二インターバル値TM2より大きくなる場合(図10において、エンドトリガ時がTlの場合)には第二故障状態を示す情報を符号化手段56に出力する。また、時間差データをデータ追加手段57に引き渡す。
既述のように、スタートトリガはスタート変化方向指示値STで、エンドトリガはエンド変化方向指示値ETで定義された変化方向と同じ方向にデータが変化したとき、故障検出手段50に引き渡される。そのため、故障検出手段50は、スタート変化方向指示値STとエンド変化方向指示値ETの設定により、基準データや自局データがどのような変化をとる場合にも、対応することができる。なお、図10において、(a)は基準データと自局データの双方が“0”から“1”に変化する場合を、(b)は基準データが“0”から“1”に自局データが“1”から“0”に変化する場合を、(c)は基準データが“1”から“0”に自局データが“0”から“1”に変化する場合を、(d)は基準データと自局データの双方が“1”から“0”に変化する場合をそれぞれ示すものとなっている。
符号化手段56は、子局アドレス指定検出手段53から引き渡された第一管理制御データISToに基づき、TM計測手段55から出力された正常状態、第一故障状態および第二故障状態を示す情報を所定の符号データに変換し、管理監視データ送信手段46に引き渡す。
データ追加手段57は、子局アドレス指定検出手段53から引き渡された第一管理制御データISToに基づき、TM計測手段55から引き渡される時間差データを、第一管理監視データSTiに続く第二管理監視データIDXiとして管理監視データ送信手段46に引き渡す。
このとき、管理監視データ送信手段46に引き渡される第一管理監視データSTi、すなわち、正常状態、第一故障状態および第二故障状態を示す符号データには“0”以外の値が採用されている。そのため、管理監視データとして“0”以外のデータが送信されることになる。すなわち、管理監視データが“0”であるときは入力子局7から出力された情報が共通データ信号線DP、DNを介して親局へ伝送されない状態であるといえる。従って、そのときは、共通データ信号線DP、DN側の断線と判断することがでる。
子局出力部60のMCUは、子局入力部70のMCUにおける監視データ送信手段46を制御データ抽出手段81とし、入力手段72を出力手段82としたものである。制御データ抽出手段81は、アドレス抽出手段43から引き渡された制御データ信号からデータ値を抽出し、これをシリアルデータとして出力手段82に引き渡す。なお、制御データ信号から抽出されたデータ値は、自局データとして自局入出力変化検出手段47にも引き渡される。出力手段82は、制御データ抽出手段81から引き渡されたシリアルデータをパラレルデータに変換し、出力部8に出力し、出力部8に所定の動作をさせる。子局出力部60のMCUのその他の構成は、子局入力部70のMCUの構成と同じであるため、その説明は省略する。
次に、上記構成の制御・監視信号伝送システムにおける故障検出方式の手順について説明する。
制御部1は、適宜設定されたタイミングで、或いは利用者による任意の入力指示により、出力部8或いは入力部9の故障検出を指示するための管理制御並列データ14を親局2に出力する。これを受けた親局2は、入力信号線の断線検出の有無情報を要求する第一管理制御データISToと、IDXアドレステーブルに記憶されているデータ群の中の一つを指定する第二管理制御データIDXoを出力する。なお、親局2の管理データ部22には、既に、図12に示すIDXアドレスデータテーブルが作成されており、スタート信号STとこれに続く制御・監視データ領域と管理データ領域で構成される伝送サイクル毎に、第二管理制御データIDXoによって、順次入力子局7の全てに対し割り付けられた先頭アドレスを指定していく。
第二管理制御データIDXoによるIDXアドレステーブルのデータの指定は、テーブル番号に従ったものとなっている。すなわち、まず、テーブル番号1のインデックスアドレスデータ(#ad0)が選択され第二管理制御データIDXoとして出力される。そして、伝送サイクル毎に、子局分類データが“1”となっている各テーブル番号に対応する先頭アドレスデータに順次変更される。ただし、第二管理制御データIDXoでIDXアドレステーブルのデータを指定する順番に制限は無く、例えば、機能による優先順位に従うものとしてもよい。
入力子局7は、第二管理制御データIDXoが自局アドレスと一致するとき、故障検出手段50から出力される、第一故障状態、第二故障状態或いは正常状態を示すデータに基づき、異常または正常を示すデータで構成される管理監視信号を、管理監視データ領域に重畳する。これを受けて、親局2では、管理監視信号から管理監視データを抽出し制御部1に引き渡す。
制御部1では、第一管理監視並列データ16の内容によって、所定の処理が実行される。具体的には、第一管理監視並列データ16が異常を示すものであれば、異常表示を行う。また、管理監視データが“0”である場合は、共通データ信号線DP、DNの断線と判断し、その旨の表示を行う。
以上の手順を経て制御部1では、入力子局7が対応する入力部9の各々についての接続異常や内部回路異常の有無を把握することができる。
なお、閾値である第一インターバル値TM1と第二インターバル値TM2は、制御部側から適宜変更することが可能となっている。その場合、第一インターバル値TM1と第二インターバル値TM2を変更することを示すデータと、変更後の第一インターバル値TM1と第二インターバル値TM2のデータを、管理制御データ領域に重畳し、入力子局7および出力子局8側で、これらを抽出させればよい。
この制御・監視信号伝送システムでは、インターバル時間の計測データとは異なるデータもモニタリングすることが可能である。その場合は、図8において想像線で示すゲート手段62を設け、このゲート手段62に対しモニタリングの対象となるデータ63を入力するととともに、子局アドレス指定検出手段53から、インターバル時間の計測データとモニタリングデータ63を切り替えるための指令データを出力させる。そして、第一管理制御データISToとして入力モニタ指令データを親局2から対応する入出力子局4、出力子局6、入力子局7へ送信することにより、ゲート手段62を介して、TM計測手段55のインターバル時間の計測データとモニタリングデータ63が管理監視データとして切り替えて出力されることになるので、制御部1側でこれを把握することが可能となる。
1 制御部
2 親局
4 入出力子局
5 被制御装置
6 出力子局
7 入力子局
8 出力部
9 入力部
11 出力ユニット
12 入力ユニット
13 制御並列データ
14 管理制御並列データ
15 監視並列データ
16 第一管理監視並列データ
17 第二管理監視並列データ
18 管理判断手段
21 出力データ部
22 管理データ部
23 タイミング発生部
24 親局出力部
25 親局入力部
26 入力データ部
29 記憶手段
31 OSC(発振回路)
32 タイミング発生手段
33 制御データ発生手段
34 ラインドライバ
35 監視信号検出手段
36 監視データ抽出手段
37 入力データ
39 管理監視データ
40 子局入出力部
41 伝送受信手段
42 管理制御データ抽出手段
43 アドレス抽出手段
44 自局アドレス設定手段
45 管理監視データ送信手段
46 監視データ送信手段
47 自局入出力変化検出手段
48 基準局入出力参照アドレス設定手段
49 基準局入出力変化検出手段
50 故障検出手段
51 ISTo抽出手段
52 IDXo抽出手段
53 子局アドレス指定検出手段
55 TM計測手段
56 符号化手段
57 データ追加手段
60 子局出力部
62 ゲート手段
63 モニタリングデータ
70 子局入力部
71 インターバル設定手段
72 入力手段
80 出力部一体型子局
81 制御データ抽出手段
82 出力手段
90 入力部一体型子局
TR トランジスタ

Claims (5)

  1. 親局と複数の子局が共通データ信号線で接続され、伝送同期方式によりデータの伝送が行われる制御・監視信号伝送システムにおいて、
    前記共通データ信号線に伝送される伝送信号に、制御信号のデータと監視信号のデータとで構成される制御・監視データ領域と異なる管理データ領域を設け、
    前記子局は、所定の他局を基準局として、前記基準局に対する制御データまたは前記基準局から送出された監視データを基準データとして前記伝送信号から取り込み、
    前記基準データの指定した変化方向の変化から、自局が対応する出力部に対する出力データまたは自局が対応する入力部からの入力データの指定した変化方向の変化までの時間をインターバル時間として得て、前記インターバル時間を所定の閾値と比較し、前記閾値との差が許容範囲内である場合に正常と、前記許容範囲より小さくなる場合を第一故障状態と、前記許容範囲より大きくなる場合を第二故障状態と判断し、前記管理データ領域に前記第一故障状態又は前記第二故障状態を示すデータを構成する信号を重畳することを特徴とする故障検出方式。
  2. 前記管理データ領域は、前記親局からのデータが重畳される管理制御データ領域と、前記子局からのデータが重畳される管理監視データ領域とで構成され、前記子局から前記管理監視データ領域に重畳されるデータを“0”以外のデータとし、前記親局において前記管理監視データ領域から抽出されたデータが“0”のとき、前記共通データ信号線の断線と判断する請求項1に記載の断線検出方式。
  3. 前記子局は、前記管理データ領域に、前記インターバル時間を示すデータを構成する信号と他のモニタリングデータを構成する信号を切り替えて重畳する請求項1または2に記載の断線検出方式。
  4. 親局が接続された共通データ信号線に接続され、前記親局との伝送同期をとるための同期手段と、
    所定の他局を基準局として、前記基準局に対する制御データまたは前記基準局から送出された監視データを基準データとして前記共通データ信号線に伝送される伝送信号から取り込み、前記基準データの、予め指定された変化方向の変化を検出し、これをスタートトリガとして出力する基準局入出力変化検出手段と、
    自局が対応する出力部に対する出力データまたは自局が対応する入力部からの入力データの、予め指定された変化方向の変化を検出し、これをエンドトリガとして出力する自局入出力変化検出手段と、
    前記スタートトリガから、前記エンドトリガまでの時間をインターバル時間として得て、前記インターバル時間を所定の閾値と比較し、前記閾値との差が許容範囲内である場合に正常と、前記許容範囲より小さくなる場合を第一故障状態と、前記許容範囲より大きくなる場合を第二故障状態と判断する故障検出手段と、
    前記基準局を指定する基準局アドレス、前記基準データの種類、および前記基準データの変化方向を設定する基準局参照アドレス設定手段と、
    自局のアドレスおよび前記出力データまたは前記入力データの変化方向を設定する自局アドレス設定手段と、
    前記閾値となるインターバル値を設定するインターバル設定手段と、
    前記第一故障状態又は前記第二故障状態を示すデータを構成する信号を前記伝送信号に重畳する管理監視データ送信手段を備えたことを特徴とする子局ターミナル。
  5. 前記故障検出手段は、前記管理監視データ送信手段へ、インターバル時間の計測データと他のモニタリングデータを切り替えて出力する請求項4に記載の子局ターミナル。
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