JP5131351B2 - 基地局装置およびデータマッピング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基地局装置およびデータマッピング方法に関する。
従来、無線通信システムにおいては、伝送効率を向上する送信方法として、例えば複数の送信アンテナから互いに異なるデータを同時に送信するSpace Multiplexing Multi-Input and Multi-Output(以下「SM−MIMO」と略記する)などの技術が検討されている。SM−MIMOは、各アンテナから互いに異なるデータが同時に送信されるため、受信装置における受信品質が良好な場合には、データの伝送効率が向上する。しかし、受信品質が劣悪な場合には、データの再送が頻発し、結果的に伝送効率が低下することがある。そこで、複数の送信アンテナから互いに同一のデータを同時に送信する送信ダイバーシチ(例えばSTC(Space-Time Coding))をSM−MIMOと組み合わせ、受信品質に応じて送信ダイバーシチおよびSM−MIMOの送信方法を切り替えてデータを送信することが考えられる。
この場合、送信方法の切り替えに要する処理負担を低減するため、データ送信中には、通常のAMC(Adaptive Modulation and Coding)と同様に、受信装置における受信品質に応じて変調方式・符号化率を変更することなども検討されている。AMCでは、送信装置が受信装置から受信品質の報告を受け、受信品質に応じて送信データについての符号化率および変調方式(MCS:Modulation and Coding Scheme)を適応的に変更する。すなわち、送信装置は、受信品質が良好な受信装置に対して送信するデータの符号化率および変調多値数を大きくする(例えば64QAMなど)一方、受信品質が劣悪な受信装置に対して送信するデータの符号化率および変調多値数を小さくする(例えばQPSKなど)。
また、伝送効率を向上する他の送信方法として、階層変調方式がある。階層変調方式は、例えばデジタル放送などの分野で頻繁に利用される方式であり、1シンボルで伝送される複数のビットを階層化し、それぞれの階層に異なるデータをマッピングする変調方式である。すなわち、例えば重要なデータは誤りにくい高階層のビットにマッピングされ、あまり重要ではないデータは誤りやすい低階層のビットにマッピングされる。こうすることにより、例えば動画の再生に不可欠なフレームのデータなどは、確実に伝送されて再送要求されることがなく、伝送効率を向上することができる。
特開2005−39807号公報
しかしながら、上述した送信方法を実行する場合、特に複数のユーザ端末装置に対してデータが送信される無線通信システムにおいては、伝送効率の向上に一定の限界があるという問題がある。すなわち、無線通信システムにおいては、例えば図1に示すように、それぞれ異なるユーザ端末装置へ送信されるユーザデータ#0およびユーザデータ#1は、それぞれのユーザ端末装置に対応するチャネル#0およびチャネル#1にマッピングされる。そして、例えばMCSが採用されている無線通信システムにおいては、チャネル#0の状態が悪化すると、ユーザデータ#0の受信品質が低下するため、チャネル#0における符号化率や変調方式が変更される。しかし、現実的に変更し得る符号化率や変調方式には限りがあり、必ずしもチャネル#0の状態に最適なMCSを選択することができるとは限らない。
そして、一方でユーザデータ#1の受信品質が良好である場合、現実的な範囲でのMCS選択では、実際の受信品質に対して過剰な符号化率や変調方式が選択されることがあり、無駄にリソースを消費することになる。このように、それぞれのユーザデータ#0、#1が互いに独立したチャネル#0、#1にマッピングされるため、チャネル#0、#1に対応するユーザ端末装置の受信品質に大きな差がある場合には、一方のチャネルにおいて無駄なリソースが消費されるにも拘らず、他方のチャネルにおいてリソースが不足するという事態が生じることがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、複数のユーザ端末装置における受信品質に差がある場合に、各ユーザ端末装置に対するデータの伝送効率を向上することができる基地局装置およびデータマッピング方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、基地局装置は、受信品質が異なる複数のユーザの組み合わせを決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された組み合わせのユーザに対応するチャネルを構成するチャネル要素から品質が異なる複数の階層変調チャネルを生成し、ユーザの受信品質が低いほど品質が高い階層変調チャネルを割り当てる割当手段と、前記割当手段によってユーザに割り当てられた階層変調チャネルにユーザごとのデータをマッピングするマッピング手段と、前記マッピング手段によってマッピングされたデータを送信する送信手段とを有する構成を採る。
また、ユーザ端末装置は、自ユーザおよび他ユーザに対応するチャネルのチャネル要素から生成された階層変調チャネルの割り当てを示す制御チャネル信号を受信する制御チャネル受信手段と、前記制御チャネル受信手段によって受信された制御チャネル信号に基づいて自ユーザに割り当てられた階層変調チャネルに対応するすべてのチャネルの信号を受信する受信手段と、前記受信手段における受信信号から自ユーザ宛のデータを抽出する抽出手段とを有する構成を採る。
また、データマッピング方法は、受信品質が異なる複数のユーザの組み合わせを決定する決定ステップと、前記決定ステップにて決定された組み合わせのユーザに対応するチャネルを構成するチャネル要素から品質が異なる複数の階層変調チャネルを生成し、ユーザの受信品質が低いほど品質が高い階層変調チャネルを割り当てる割当ステップと、前記割当ステップにてユーザに割り当てられた階層変調チャネルにユーザごとのデータをマッピングするマッピングステップとを有するようにした。
本明細書に開示された基地局装置およびデータマッピング方法によれば、複数のユーザ端末装置における受信品質に差がある場合に、各ユーザ端末装置に対するデータの伝送効率を向上することができる。
図1は、データマッピングの一例を模式的に示す図である。 図2は、一実施の形態に係る無線通信システムの概略を示す図である。 図3は、一実施の形態に係る基地局装置の要部構成を示すブロック図である。 図4は、通常のMCSにおけるスペクトラム効率の具体例を示す図である。 図5は、階層MCSにおけるスペクトラム効率の具体例を示す図である。 図6は、スペクトラム効率の比較の具体例を示す図である。 図7は、一実施の形態に係る送信シンボルの具体例を示す図である。 図8は、一実施の形態に係る基地局装置の動作を示すフロー図である。 図9は、一実施の形態に係る階層変調チャネルの具体例を示す図である。 図10は、一実施の形態に係るデータマッピングの具体例を示す図である。 図11は、一実施の形態に係るSNRと相互情報量の関係を示す図である。 図12は、一実施の形態に係るユーザ端末装置の要部構成を示すブロック図である。 図13は、チャネル構成の一例を模式的に示す図である。
符号の説明
101 ペア決定部
102 通常MCS効率算出部
103 階層MCS効率算出部
104 選択部
105 良好UE符号化部
106 劣悪UE符号化部
107 階層変調部
108 無線送信部
109 SNR受信部
301 無線受信部
302 階層復調部
303 復号部
304 SNR測定部
305 SNR送信部
本発明の骨子は、複数のユーザ端末装置を組み合わせ、組み合わせられたユーザ端末装置に対応する複数のチャネルをまとめて階層化し、組み合わせられたユーザ端末装置それぞれの受信品質に応じて各階層にユーザデータをマッピングすることである。以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下においては、各ユーザ端末装置のチャネルごとに符号化率および変調方式を選択する通常のMCSと、複数のユーザ端末装置のチャネル全体を階層化した結果得られる各階層をユーザ端末装置に割り当てる階層MCSとのいずれかがスループットに応じて適用される場合について説明する。ただし、スループットの比較を省略して、常に階層MCSが適用されるようにしても良い。
図2は、本実施の形態に係る無線通信システムの概略を示す図である。同図に示すように、本実施の形態においては、基地局装置100がUE(User Equipment)#0およびUE#1を含むN個(Nは2以上の整数)のユーザ端末装置と無線通信を行っている。UE#0は、UE#1よりも基地局装置100から離れた位置にあり、基地局装置100とUE#0の間の回線の状態は、基地局装置100とUE#1の間の回線の状態より悪いものとする。すなわち、UE#0における受信品質は劣悪である一方、UE#1における受信品質は良好であり、2つのユーザ端末装置における受信品質に差があるものとする。
UE#0およびUE#1は、基地局装置100から送信された信号を受信し、例えばSNR(Signal to Noise Ratio:信号対雑音比)などの受信品質をそれぞれ基地局装置100に対して報告する。
基地局装置100は、UE#0およびUE#1を含む無線通信中のすべてのユーザ端末装置からSNRの報告を受け、SNRに差がある2つのユーザ端末装置を組み合わせる。そして、基地局装置100は、組み合わせた2つのユーザ端末装置に対するユーザデータをそれぞれのユーザ端末装置のSNRに応じて異なる階層のビットにマッピングする。このとき、基地局装置100は、組み合わせた2つのユーザ端末装置に対応する2つのチャネル全体の中で高階層のビットに受信品質が劣悪なユーザ端末装置のユーザデータをマッピングし、低階層のビットに受信品質が良好なユーザ端末装置のユーザデータをマッピングする。すなわち、基地局装置100は、例えばUE#0およびUE#1を組み合わせた場合、これらのユーザ端末装置に対応する2チャネルの中で高階層のビットにUE#0に対するユーザデータをマッピングし、低階層のビットにUE#1に対するユーザデータをマッピングする。
図3は、本実施の形態に係る基地局装置100の要部構成を示すブロック図である。同図に示す基地局装置100は、ペア決定部101、通常MCS効率算出部102、階層MCS効率算出部103、選択部104、良好UE符号化部105、劣悪UE符号化部106、階層変調部107、無線送信部108、およびSNR受信部109を有している。
ペア決定部101は、SNR受信部109において受信されるN個のユーザ端末装置それぞれのSNRに基づいてスケジューリングを行い、各ユーザ端末装置へユーザデータを送信する送信順序を決定する。具体的には、ペア決定部101は、SNRの差が大きいユーザ端末装置を2つずつ組み合わせてペアを決定する。すなわち、ペア決定部101は、例えば受信品質の差が所定の閾値以上であるUE#0およびUE#1を1ペアに決定する。ただし、UE#0の受信品質がUE#1の受信品質より低いものとする。そして、ペア決定部101は、N個すべてのユーザ端末装置についてペアを決定すると、各ペアに対するユーザデータの送信順序を決定する。その後、ペア決定部101は、送信順序に従って各ペアのユーザデータをユーザ端末装置のSNRとともに通常MCS効率算出部102および階層MCS効率算出部103へ出力する。
通常MCS効率算出部102は、各ペアのユーザ端末装置に対してそれぞれ独立にMCSを適用した場合のスペクトラム効率を算出する。すなわち、通常MCS効率算出部102は、それぞれのユーザ端末装置のSNRに応じて最適な変調方式を選択した場合のスペクトラム効率を算出する。そして、通常MCS効率算出部102は、算出されたスペクトラム効率から、各ペアに通常のMCSを適用した場合のスループットを算出する。通常のMCSを適用する場合のSNRとスペクトラム効率との関係は、例えば図4に示すようになっている。すなわち、SNRが比較的低い場合には、変調多値数が小さいQPSKのスペクトラム効率が最も高く、SNRが高くなるにつれて変調多値数が大きい変調方式のスペクトラム効率が最も高くなる。換言すれば、SNRが低いユーザ端末装置については、例えばQPSKが最適な変調方式となり、SNRが高いユーザ端末装置については、例えば64QAMが最適な変調方式となる。
階層MCS効率算出部103は、各ペアのユーザ端末装置に対応する2つのチャネルをまとめて階層化し、それぞれのユーザ端末装置のSNRに応じて各階層のビットをユーザ端末装置に割り当てる階層MCSを適用した場合のスペクトラム効率を算出する。すなわち、階層MCS効率算出部103は、それぞれのユーザ端末装置のSNRに応じて最適な階層のビットを割り当てる場合のスペクトラム効率を算出する。そして、階層MCS効率算出部103は、算出されたスペクトラム効率から、各ペアに階層MCSを適用した場合のスループットを算出する。階層MCSを適用する場合のSNRとスペクトラム効率との関係は、例えば図5に示すようになっている。なお、以下においては、各ペアのユーザ端末装置に対応する2つのチャネルを階層化して得られる各階層のビットをそれぞれ階層変調チャネルという。
選択部104は、通常のMCSを適用する場合のスループットと階層MCSを適用する場合のスループットとを比較し、スループットが大きい方のMCSを選択する。すなわち、選択部104は、通常MCS効率算出部102によって算出されたスループットの方が大きい場合は、通常のMCSを選択し、各ペアのユーザ端末装置に対してそれぞれのSNRに対応する符号化率および変調方式を選択する。また、選択部104は、階層MCS効率算出部103によって算出されたスループットの方が大きい場合は、階層MCSを選択し、各ペアのユーザ端末装置に対してそれぞれのSNRに対応する階層変調チャネルを割り当てる。
したがって、選択部104は、例えば図6に示すように、各ペアのユーザ端末装置のSNRが図中「HMCS(Hierarchical MCS)」で示される範囲内にある場合は、階層MCS効率算出部103によって算出されるスペクトラム効率の方が高く、階層MCSを適用した方がスループットが大きくなるため、それぞれのユーザ端末装置に階層変調チャネルを割り当てる。
ここで、階層変調チャネルの割り当ての簡単な例について説明しておく。上述したようにUE#0の受信品質は劣悪であり、UE#1の受信品質は良好であるため、これらのUE#0およびUE#1が1ペアに決定されると、UE#0に対して高階層の階層変調チャネルが割り当てられ、UE#1に対して低階層の階層変調チャネルが割り当てられる。すなわち、UE#0およびUE#1に対応する2チャネルに16QAM変調されたビットをマッピングする場合、例えば両チャネルの上位2ビットをUE#0用の階層変調チャネルとし、両チャネルの下位2ビットをUE#1用の階層変調チャネルとする。
つまり、高階層の階層変調チャネルは、ユーザ端末装置のペアに対応する2チャネルに含まれるビットのうち、誤りにくいMSB(Most Significant Bit)を含むビット群からなり、低階層の階層変調チャネルは、2チャネルに含まれるビットのうち、誤りやすいLSB(Least Significant Bit)を含むビット群からなる。なお、それぞれの階層変調チャネルに相当するビット数は必ずしも等しくなくても良く、高階層の階層変調チャネルに相当するビット数を低階層の階層変調チャネルに相当するビット数より多くしても良い。
良好UE符号化部105は、ペアの中でSNRが高く受信品質が良好なユーザ端末装置宛のユーザデータを誤り訂正符号化する。このとき、良好UE符号化部105は、選択部104によって選択された符号化率または階層変調チャネルの割り当てに応じた符号化率でユーザデータを誤り訂正符号化する。
劣悪UE符号化部106は、ペアの中でSNRが低く受信品質が劣悪なユーザ端末装置宛のユーザデータを誤り訂正符号化する。このとき、劣悪UE符号化部106は、選択部104によって選択された符号化率または階層変調チャネルの割り当てに応じた符号化率でユーザデータを誤り訂正符号化する。
階層変調部107は、良好UE符号化部105および劣悪UE符号化部106によって誤り訂正符号化されたユーザデータを変調し、ユーザ端末装置のペアに対応する2チャネルにマッピングする。具体的には、階層変調部107は、通常のMCSが適用され、選択部104によってユーザ端末装置ごとのMCSが選択されている場合には、ユーザ端末装置ごとのMCSに応じた変調方式でユーザデータを変調し、それぞれのユーザ端末装置に対応するチャネルにマッピングする。また、階層変調部107は、階層MCSが適用され、選択部104によって各ユーザ端末装置に階層変調チャネルが割り当てられている場合には、ユーザ端末装置ごとのユーザデータを、それぞれのユーザ端末装置に対応する階層変調チャネルにマッピングする。
したがって、各ユーザ端末装置に階層変調チャネルが割り当てられている場合には、ペアとなっているユーザ端末装置に対応する2チャネルとは関係なく、それぞれのユーザデータがそれぞれのユーザ端末装置に対応する階層変調チャネルにマッピングされる。例えば、UE#0およびUE#1のペアに関して、UE#0宛てのユーザデータ#0が「1111」であり、UE#1宛てのユーザデータ#1が「0110」である場合、ユーザデータ#0は、チャネル#0、#1の上位2ビット(階層変調チャネル)に割り当てられ、ユーザデータ#1は、チャネル#0、チャネル#1の下位2ビット(階層変調チャネル)に割り当てられる。
これにより、図7に示すように、ユーザデータ#0、#1は、チャネル#0においては送信シンボル201として送信され、チャネル#1においては送信シンボル202として送信される。すなわち、送信シンボル201、202の上位2ビットがユーザデータ#0「1111」を含み、送信シンボル201、202の下位2ビットがユーザデータ#1「0110」を含んでいる。そして、送信シンボル201、202の上位2ビットからなる階層変調チャネルは、MSBを含んでいるため誤りにくく、受信品質が劣悪なUE#0に割り当てられることにより、UE#0宛てのユーザデータ#0の伝送効率を向上することができる。また、送信シンボル201、202の下位2ビットからなる階層変調チャネルは、LSBを含んでいるため誤りやすいが、受信品質が良好なUE#1に割り当てられることにより、UE#1宛てのユーザデータ#1の伝送効率が低下することはない。
無線送信部108は、階層変調部107による変調により得られた送信シンボルに対して送信電力制御などの所定の無線送信処理を施し、アンテナを介して送信する。このとき、無線送信部108は、階層変調チャネルを区別して送信電力制御を行うようにしても良い。すなわち、無線送信部108は、高階層の階層変調チャネルの送信電力を低階層の階層変調チャネルの送信電力よりも大きくする送信電力制御を行っても良い。
また、無線送信部108は、選択部104によって選択されたMCSまたは階層変調チャネルの割り当てをユーザ端末装置に対して通知する制御チャネル信号をアンテナを介して送信する。すなわち、通常MCS効率算出部102によって算出されたスループットの方が大きく、通常のMCSが適用された場合には、制御チャネル信号によって、変調方式および符号化率がユーザ端末装置へ通知される。また、階層MCS効率算出部103によって算出されたスループットの方が大きく、階層MCSが適用された場合には、制御チャネル信号によって、それぞれのユーザ端末装置に割り当てられた階層変調チャネルがユーザ端末装置へ通知される。
SNR受信部109は、無線通信中のN個のユーザ端末装置からCQI(Channel Quality Indicator)として各ユーザ端末装置におけるSNR情報を受信する。すなわち、N個のユーザ端末装置は、基地局装置100から送信される信号のSNRを測定し、測定結果をCQIとして送信しているため、SNR受信部109は、各ユーザ端末装置から送信されたSNR情報をアンテナを介して受信する。
次いで、上記のように構成された基地局装置100によるデータ送信時の動作について、図8に示すフロー図を参照しながら説明する。
基地局装置100と無線通信中のN個のユーザ端末装置は、それぞれCQIとして基地局装置100からの受信品質を示すSNR情報を送信している。送信されたSNR情報は、基地局装置100のSNR受信部109によって受信される(ステップS101)。そして、N個のユーザ端末装置のSNRは、ペア決定部101へ通知され、ペア決定部101によって、N個のユーザ端末装置に対するユーザデータ#0〜#N−1の送信順序を決定するスケジューリングが実行される(ステップS102)。
具体的には、ペア決定部101によって、SNRに差があるユーザ端末装置が2つずつ組み合わされ、ペアが決定される。すなわち、例えば受信品質が劣悪なUE#0と受信品質が良好なUE#1とが1ペアに決定される。こうしてペアを決定することにより、各ペアにおいて、受信品質が劣悪なユーザ端末装置には高階層の階層変調チャネルを割り当て、受信品質が良好なユーザ端末装置には低階層の階層変調チャネルを割り当てることができ、システム全体のスループットを向上することができる。
そして、ペア決定部101によって、各ペアのユーザデータを送信する送信順序が決定され、決定された送信順序でユーザ端末装置のペアが一組ずつ選択される(ステップS103)。一組のユーザ端末装置のペアが選択されると、選択されたペアのユーザデータがそれぞれのユーザ端末装置のSNR情報とともに通常MCS効率算出部102および階層MCS効率算出部103へ出力される。
そして、通常MCS効率算出部102によって、ユーザ端末装置のペアに通常のMCSを適用する場合のスループットが算出される(ステップS104)。すなわち、選択されたペアのユーザ端末装置それぞれのSNRに対して最適な変調方式および符号化率を選択した場合のスペクトラム効率が算出され、それぞれのユーザ端末装置のスペクトラム効率からスループットが算出される。
同様に、階層MCS効率算出部103によって、ユーザ端末装置のペアに階層MCSを適用する場合のスループットが算出される(ステップS105)。すなわち、選択されたペアのユーザ端末装置それぞれのSNRに応じて最適な階層変調チャネルを割り当てた場合のスペクトラム効率が算出され、それぞれのユーザ端末装置のスペクトラム効率からスループットが算出される。
通常のMCSおよび階層MCSを適用する場合のスループットがそれぞれ算出されると、選択部104によって、2つのスループットが比較され、スループットが大きくなるMCSが選択される(ステップS106)。すなわち、通常のMCSを適用する場合の方がスループットが大きければ、通常のMCSを適用することが決定され、階層MCSを適用する場合の方がスループットが大きければ、階層MCSを適用することが決定される。
さらに、通常のMCSが適用される場合には、選択部104によって、それぞれのユーザ端末装置のSNRに対応する変調方式および符号化率が決定される。一方、階層MCSが適用される場合には、選択部104によって、それぞれのユーザ端末装置のSNRに対応する階層変調チャネルの割り当てが決定される。具体的には、ペアとなっているユーザ端末装置に対応する2チャネルの各ビットが高階層の階層変調チャネルと低階層の階層変調チャネルとに分割され、SNRが低いユーザ端末装置に対して高階層の階層変調チャネルが割り当てられ、SNRが高いユーザ端末装置に対して低階層の階層変調チャネルが割り当てられる。
より具体的には、階層変調チャネルの割り当ては、例えば図9に示す組み合わせの中から決定される。すなわち、受信品質が劣悪なUE#0と受信品質が良好なUE#1とのペアに対して、それぞれのユーザ端末装置に対応するチャネル#0、#1の変調方式をQPSKとする場合の階層変調チャネルの組み合わせが最上段の表である。この表において、例えば番号「1」の組み合わせは、チャネル#0のI成分I0およびQ成分Q0からなる階層変調チャネルをUE#0に割り当て、チャネル#1のI成分I1およびQ成分Q1からなる階層変調チャネルをUE#1に割り当てることを示している。
また、チャネル#0、#1の変調方式を16QAMとする場合の階層変調チャネルの組み合わせが上から2番目の表である。この表において、例えば番号「2」の組み合わせは、チャネル#0の上位2ビット(MSB0)およびチャネル#1の上位2ビット(MSB1)からなる階層変調チャネルをUE#0に割り当て、チャネル#0の下位2ビット(LSB0)およびチャネル#1の下位2ビット(LSB1)からなる階層変調チャネルをUE#1に割り当てることを示している。
また、チャネル#0、#1の変調方式を64QAMとする場合の階層変調チャネルの組み合わせが上から3番目の表である。この表において、例えば番号「3」の組み合わせは、チャネル#0の上位・中位4ビット(MSB0+SB0)およびチャネル#1の上位2ビット(MSB1)からなる階層変調チャネルをUE#0に割り当て、チャネル#0の下位2ビット(LSB0)およびチャネル#1の中位・下位4ビット(SB1+LSB1)からなる階層変調チャネルをUE#1に割り当てることを示している。
さらに、チャネル#0、#1の変調方式は必ずしも同一である必要はなく、例えばチャネル#0、#1の変調方式をそれぞれ16QAMおよび64QAMとする場合の階層変調チャネルの組み合わせが上から最下段の表である。この表において、例えば番号「2」の組み合わせは、チャネル#0の4ビット(MSB0+LSB0)およびチャネル#1の上位2ビット(MSB1)からなる階層変調チャネルをUE#0に割り当て、チャネル#1の中位・下位4ビット(SB1+LSB1)からなる階層変調チャネルをUE#1に割り当てることを示している。
このように、階層MCSが適用される場合には、階層変調チャネルがそれぞれのユーザ端末装置に割り当てられることにより、各ペアのユーザ端末装置のMCSが選択される。そして、選択部104によってユーザ端末装置のペアに対応する2チャネルのMCSが選択されるのと前後して、ペア決定部101によって、すべてのペアについてMCSの選択が終了したか否かが判断される(ステップS107)。この結果、まだすべてのペアについてMCSが選択されていない場合には(ステップS107No)、ペア決定部101によって、残ったペアの中からスケジューリング時に決定した送信順序が最も早いペアが順次選択され、上述したMCSの選択が繰り返される。
一方、すべてのペアについてMCSの選択が終了した場合には(ステップS107Yes)、各ペアのうちSNRが高く、受信品質が良好なユーザ端末装置宛のユーザデータが良好UE符号化部105へ出力され、SNRが低く、受信品質が劣悪なユーザ端末装置宛のユーザデータが劣悪UE符号化部106へ出力される。そして、各ペアのユーザ端末装置宛のユーザデータは、良好UE符号化部105または劣悪UE符号化部106によって、誤り訂正符号化される(ステップS108)。すなわち、通常のMCSが適用されるペアのユーザ端末装置については、選択部104によって選択された符号化率でそれぞれのユーザデータが誤り訂正符号化される。また、階層MCSが適用されるペアのユーザ端末装置については、選択部104によって各ユーザ端末装置に割り当てられた階層変調チャネルに応じた符号化率でそれぞれのユーザデータが誤り訂正符号化される。
誤り訂正符号化後のユーザデータは、階層変調部107によって変調され、ユーザ端末装置の各ペアに対応する2チャネルにマッピングされる(ステップS109)。このとき、通常のMCSが適用されるペアのユーザ端末装置については、選択部104によって選択された変調方式でそれぞれのユーザデータが変調され、それぞれのユーザ端末装置のチャネルに独立してマッピングされる。また、階層MCSが適用されるペアのユーザ端末装置については、選択部104によって各ユーザ端末装置に割り当てられた階層変調チャネルにそれぞれのユーザデータがマッピングされる。
具体的に、例えばUE#0およびUE#1のペアについて、ペアに対応する2チャネル(チャネル#0、#1)がいずれも16QAMで変調され、図9の上から2番目の表の番号「2」に示した階層変調チャネルの組み合わせが選択されている場合のチャネル構成を図10の上段に示す。この組み合わせにおいては、チャネル#0の上位2ビット(MSB0)およびチャネル#1の上位2ビット(MSB1)がUE#0用の階層変調チャネルとなっており、チャネル#0の下位2ビット(LSB0)およびチャネル#1の下位2ビット(LSB1)がUE#1用の階層変調チャネルとなっている。
同様に、UE#0およびUE#1のペアに対応する2チャネルがいずれも64QAMで変調され、図9の上から3番目の表の番号「3」に示した階層変調チャネルの組み合わせが選択されている場合のチャネル構成を図10の中段に示す。この組み合わせにおいては、チャネル#0の上位・中位4ビット(MSB0+SB0)およびチャネル#1の上位2ビット(MSB1)がUE#0用の階層変調チャネルとなっており、チャネル#0の下位2ビット(LSB0)およびチャネル#1の中位・下位4ビット(SB1+LSB1)がUE#1用の階層変調チャネルとなっている。
さらに、UE#0およびUE#1のペアに対応する2チャネルがそれぞれ16QAMおよび64QAMで変調され、図9の最下段の表の番号「2」で示した階層変調チャネル組み合わせが選択されている場合のチャネル構成を図10の下段に示す。この組み合わせにおいては、チャネル#0の4ビット(MSB0+LSB0)およびチャネル#1の上位2ビット(MSB1)がUE#0用の階層変調チャネルとなっており、チャネル#1の中位・下位4ビット(SB1+LSB1)がUE#1用の階層変調チャネルとなっている。
このように、階層MCSが適用される場合には、チャネル#0、#1がUE#0、#1に対応するわけではなく、比較的誤りにくい高階層のビットがUE#0用の階層変調チャネルとされ、比較的誤りやすい低階層のビットがUE#1用の階層変調チャネルとされるように、階層変調部107によって、チャネル#0、#1それぞれの送信シンボルが生成される。
階層変調部107によって変調されたユーザデータは、無線送信部108によって、送信電力制御などの所定の無線送信処理が施され、アンテナを介して送信される(ステップS110)。無線送信部108による送信電力制御においては、UE#0用の階層変調チャネルの送信電力をUE#1用の階層変調チャネルの送信電力よりも大きくする制御などが行われる。これは、例えば16QAMのコンスタレーションにおいて、各象限内の4つの信号点を互いに近接させてすべての信号点をI軸およびQ軸から離間させることにより、全体の送信電力を変更することなく上位2ビット(MSB)を誤りにくくすることと等価である。したがって、階層変調チャネルごとの送信電力制御により、受信品質が劣悪なUE#0に対するユーザデータ#0をさらに誤りにくくすることができる。
このように、本実施の形態において階層MCSが適用される場合には、ペアのうちの一方のユーザ端末装置に高品質の階層変調チャネルが割り当てられるため、特にペアとなる2つのユーザ端末装置の受信品質に差がある場合に、伝送効率が高くなる。図11は、ペアとなるユーザ端末装置それぞれのSNRの組み合わせと相互情報量との関係を示す図である。同図において、白色のグラフは通常のMCSを適用する場合の相互情報量を示し、黒色のグラフは階層MCSを適用する場合の相互情報量を示す。図11のグラフを参照すると、2つのユーザ端末装置のSNRが10(dB)で等しい場合以外は、すべて階層MCSを適用した方が相互情報量が大きくなっている。そして、ユーザ端末装置のSNRの差が大きいほど、階層MCSを適用した場合の相互情報量が大きくなる傾向があり、ペアとなるユーザ端末装置の受信品質に大きな差があるほど、通常のMCSよりも階層MCSが有利であることがわかる。
ところで、基地局装置100の無線送信部108は、上述したユーザデータの送信に加え、制御チャネルを用いて制御チャネル信号を送信する。制御チャネル信号は、ユーザ端末装置のペアや各ユーザ端末装置に割り当てられたMCSなどを通知する信号である。すなわち、制御チャネル信号は、通常のMCSおよび階層MCSのいずれが適用されているかに関する情報を含んでおり、通常のMCSが適用される場合には、各ユーザ端末装置に割り当てられた符号化率や変調方式が制御チャネル信号によってユーザ端末装置へ通知される。また、階層MCSが適用される場合には、ペアとなっているユーザ端末装置や各ユーザ端末装置に割り当てられた階層変調チャネルが制御チャネル信号によってユーザ端末装置へ通知される。
ユーザ端末装置は、基地局装置100から送信される制御チャネル信号を受信し、通常のMCSが適用されている場合には、自ユーザに対応するチャネルの信号のみを受信する。また、階層MCSが適用されている場合には、ペアとなっているユーザ端末装置に対応するチャネルの信号を受信する。そして、ユーザ端末装置は、自ユーザに割り当てられている階層変調チャネルから自ユーザ宛のユーザデータを取得する。
ここで、ユーザ端末装置の1つであるUE#0の要部構成について、図12を参照しながら説明しておく。図12に示すように、UE#0は、無線受信部301、階層復調部302、復号部303、SNR測定部304、およびSNR送信部305を有している。以下においては、主に階層MCSが適用されている場合の各処理部の動作について説明し、通常のMCSが適用されている場合の動作については説明を省略する。
無線受信部301は、基地局装置100から送信される制御チャネル信号およびユーザデータをアンテナを介して受信し、受信信号に対して所定の無線受信処理を施す。このとき、無線受信部301は、制御チャネル信号によって階層MCSが適用されていることが通知されると、自ユーザ(UE#0)に対応するチャネルのみではなく、自ユーザとペアになっているユーザ(UE#1)に対応するチャネルの信号を受信する。
階層復調部302は、無線受信部301によって受信された受信信号を復調する。具体的には、階層復調部302は、UE#0およびUE#1に対応する2チャネルの信号から自ユーザ(UE#0)に割り当てられた階層変調チャネルのデータを取得する。このとき、UE#0に割り当てられた階層変調チャネルは比較的誤りにくいビットであるため、階層復調部302は、精度が高いUE#0のデータを取得することができる。
復号部303は、階層復調部302によって取得されたデータを誤り訂正復号し、UE#0宛てのユーザデータ#0を出力する。上述したように、UE#0には、高品質の階層変調チャネルが割り当てられているため、UE#0における受信品質が劣悪でも、正確なユーザデータ#0が得られる。
SNR測定部304は、無線受信部301における受信信号のSNRを測定する。SNR送信部305は、SNR測定部304における測定結果をCQIとして基地局装置100へ送信する。このCQIに含まれるSNR情報は、基地局装置100において、ユーザ端末装置のペアの決定やMCSの選択に用いられる。
以上のように、本実施の形態によれば、受信品質に差があるユーザ端末装置のペアを決定し、各ペアに対して通常のMCSを適用する場合のスループットと階層MCSを適用する場合のスループットとを比較し、スループットが大きいMCSを適用する。そして、階層MCSを適用する場合には、ペアとなったユーザ端末装置に対応する2チャネルをまとめて階層化し、高品質の階層変調チャネルを受信品質が劣悪なユーザ端末装置に割り当て、低品質の階層変調チャネルを受信品質が良好なユーザ端末装置に割り当てる。これにより、ユーザ端末装置ごとのチャネルの制限を受けることなく、受信品質が劣悪なユーザ端末装置に対して、高品質のビットやより多くのビットを割り当てることができ、複数のユーザ端末装置における受信品質に差がある場合に、各ユーザ端末装置に対するデータの伝送効率を向上することができる。
なお、上記一実施の形態においては、2つのユーザ端末装置をペアにして、各ペアのユーザ端末装置に対応する2チャネルを階層化するものとしたが、3つ以上のユーザ端末装置を組み合わせ、各組み合わせのユーザ端末装置に対応する3以上のチャネルを階層化しても良い。すなわち、複数のユーザ端末装置を組み合わせ、組み合わせた複数のユーザ端末装置に対応するすべてのチャネルを階層化し、受信品質が劣悪なユーザ端末装置ほど高い階層の階層変調チャネルを割り当てれば良い。
つまり、一般化すると、図13に示すように、I個の階層変調チャネルΛ0〜ΛI-1が、N個のユーザ端末装置のパケットT0〜TN-1に割り当てられる。このとき、階層変調チャネルΛiの品質が階層変調チャネルΛi+1よりも高いものとすると、受信品質が劣悪なユーザ端末装置のパケットほど図13の上方の階層変調チャネルに割り当てられることになる。そして、K個のチャネルのそれぞれに、I個のユーザ端末装置の組み合わせのパケットの一部分がマッピングされる。K個のチャネルそれぞれにおいては、組み合わせられたI個のユーザ端末装置のうち受信品質が最も劣悪なユーザ端末装置宛のパケットの一部分が階層変調チャネルΛ0にマッピングされ、組み合わせられたI個のユーザ端末装置のうち受信品質が最も良好なユーザ端末装置宛のパケットの一部分が階層変調チャネルΛI-1にマッピングされていることになる。
また、上記一実施の形態においては、通常のMCSを適用する場合のスループットと階層MCSを適用する場合のスループットを比較し、スループットが大きくなるMCSを選択的に適用するものとしたが、固定的に階層MCSを適用するようにしても良い。
さらに、上記一実施の形態においては、ユーザ端末装置における受信品質としてSNRを利用するものとしたが、受信品質としては、他にも例えばSIR(Signal to Interference Ratio)や受信電界強度などがあり、いずれを利用することも可能である。

Claims (10)

  1. 受信品質が異なる複数のユーザの組み合わせを決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された組み合わせのユーザに対応する複数の物理チャネルに含まれ、ユーザデータがマッピングされる各ビットを品質毎に階層化し、品質単位に前記複数の物理チャネルにまたがる各階層の前記ビットからそれぞれ階層変調チャネル生成し、受信品質が低いユーザほど品質が高い階層変調チャネルを割り当てる割当手段と、
    前記割当手段によってユーザに割り当てられた階層変調チャネルにユーザごとのデータをマッピングするマッピング手段と、
    前記マッピング手段によってマッピングされたデータを送信する送信手段と
    を有することを特徴とする基地局装置。
  2. 前記割当手段は、
    組み合わせられたユーザに対応する各チャネルの上位ビットを含む高品質階層変調チャネルと、各チャネルの下位ビットを含む低品質階層変調チャネルとを生成し、組み合わせられたユーザのうち受信品質が最も低いユーザに高品質階層変調チャネルを割り当て、受信品質が最も高いユーザに低品質階層変調チャネルを割り当てる
    ことを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  3. 前記割当手段は、
    品質が低い階層変調チャネルよりも品質が高い階層変調チャネルに含まれるビット数を多くする
    ことを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  4. 前記送信手段は、
    階層変調チャネルごとにデータの送信電力を制御する送信電力制御手段を含み、
    階層変調チャネルの品質が高いほどデータの送信電力を大きくして送信する
    ことを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  5. 前記決定手段は、
    受信品質の差が所定の閾値以上であるユーザ同士を組み合わせる
    ことを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  6. 前記送信手段は、
    各ユーザに対する階層変調チャネルの割り当てを示す制御チャネル信号を送信する制御チャネル送信手段を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  7. 受信品質に応じた変調方式を各ユーザに割り当てる場合のスループットを算出する第1算出手段と、
    受信品質に応じた階層変調チャネルを各ユーザに割り当てる場合のスループットを算出する第2算出手段とをさらに有し、
    前記マッピング手段は、
    前記第2算出手段によって算出されたスループットが前記第1算出手段によって算出されたスループット以上である場合に、階層変調チャネルにデータをマッピングする
    ことを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  8. 前記マッピング手段は、
    前記第2算出手段によって算出されたスループットが前記第1算出手段によって算出されたスループット未満である場合に、各ユーザの受信品質に応じた変調方式でユーザごとのチャネルにデータをマッピングする
    ことを特徴とする請求項7記載の基地局装置。
  9. 自ユーザおよび他ユーザに対応する物理チャネルに含まれ、ユーザデータがマッピングされる各ビットが品質毎に階層化され、品質単位に複数の前記物理チャネルにまたがる各階層の前記ビットからそれぞれ生成された、階層変調チャネルの割り当てを示す制御チャネル信号を受信する制御チャネル受信手段と、
    前記制御チャネル受信手段によって受信された制御チャネル信号に基づいて自ユーザに割り当てられた階層変調チャネルに対応するすべての物理チャネルの信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段における受信信号から自ユーザ宛のデータを抽出する抽出手段と
    を有することを特徴とするユーザ端末装置。
  10. 受信品質が異なる複数のユーザの組み合わせを決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにて決定された組み合わせのユーザに対応する複数の物理チャネルに含まれ、ユーザデータがマッピングされる各ビットを品質毎に階層化し、品質単位に前記複数の物理チャネルにまたがる各階層の前記ビットからそれぞれ階層変調チャネル生成し、受信品質が低いユーザほど品質が高い階層変調チャネルを割り当てる割当ステップと、
    前記割当ステップにてユーザに割り当てられた階層変調チャネルにユーザごとのデータをマッピングするマッピングステップと
    を有することを特徴とするデータマッピング方法。
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