JP5131254B2 - Hmd用アタッチメント装置 - Google Patents

Hmd用アタッチメント装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5131254B2
JP5131254B2 JP2009166597A JP2009166597A JP5131254B2 JP 5131254 B2 JP5131254 B2 JP 5131254B2 JP 2009166597 A JP2009166597 A JP 2009166597A JP 2009166597 A JP2009166597 A JP 2009166597A JP 5131254 B2 JP5131254 B2 JP 5131254B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable member
main body
observer
pair
hmd
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009166597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011023939A (ja
Inventor
貢 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2009166597A priority Critical patent/JP5131254B2/ja
Priority to US12/830,866 priority patent/US20110012814A1/en
Publication of JP2011023939A publication Critical patent/JP2011023939A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5131254B2 publication Critical patent/JP5131254B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B27/0176Head mounted characterised by mechanical features
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B2027/0178Eyeglass type

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)

Description

本発明は、観察者の頭部に装着される眼鏡型フレームに単眼式のヘッドマウント型ディスプレイ装置(HMD)を取り付けるアタッチメント装置に関するものであり、特に、そのアタッチメント装置の使い勝手を向上させる技術に関するものである。
画像を光学的に表示するディスプレイ装置の一種として、画像を表す画像光を観察者の片眼に投影して前記画像を観察者に表示する単眼式のディスプレイ装置が既に存在する。
この単眼式のディスプレイ装置の型式には、観察者が片眼の前方における現実外界を、表示画像と共に観察することができるシースルー型と、表示画像のみを観察することができるクローズド型とがある。
シースルー型のディスプレイ装置の一用途は、観察者が現実外界を観察しながら、その現実外界での作業を支援するために観察者が視認すべき参考画像を、例えば観察者の視野の周縁部において視認するという用途である。別の用途は、観察者が専ら表示画像を、例えば観察者の視野の中央位置において鑑賞するという用途である。
画像を光学的に表示するディスプレイ装置は、画像形成方式によっても分類される。
それの一形式は、例えば特開2008−176096号公報に開示されているように、光源から入射した光束を観察者の網膜上に投射するとともに、その投射した光束を網膜上において画像光を走査し、それにより、面状の画像光を形成して、画像を虚像として観察者に表示する網膜走査型ディスプレイ装置である。
別の形式は、光源から一斉に入射した面状の光を、LCD等、空間変調素子を用いて、各画素ごとに空間的に変調し、それにより、面状の画像光を形成して、画像を観察者に表示するディスプレイ装置である。
この種のディスプレイ装置は、さらに、設置方式によっても分類される。それの一形式は、観察者の頭部に装着された眼鏡型フレームにディスプレイ装置が搭載されるヘッドマウント型である。別の形式は、固着物(フロア、壁、テーブル等)等、静止部材にディスプレイ装置が設置される固定設置型である。
特開2008−176096号公報
単眼式のヘッドマウント型ディスプレイ装置(以下、「HMD」と略称する。)については、観察者の眼球の位置、観察者の眼球に対する画像の相対的な表示位置、観察者の観察中の姿勢等、諸条件に適合するようにするために、観察者の片眼、すなわち、観察者の両眼のうち画像を観察するために使用されるものに対して位置および角度が調節可能であることが要求される。
具体的には、例えば、HMDを観察者の片眼に対して相対的に上下方向における位置および左右方向における位置ならびに垂直面における角度が観察者によって調節可能であることが要求される。HMDを観察者の片眼に対して相対的に前後方向における位置も観察者によって調節可能であることが要求される場合もある。
そのようなHMDの幾何学的調節を可能とするため、HMDを前記眼鏡型フレームに取り付けるアタッチメント装置が使用され、そのアタッチメント装置が、HMDの幾何学的調節を実現するように設計される。
観察者は、HMDによって表示される画像を右眼で観察することを希望する場合もあれば、左眼で観察することを希望する場合がある。
一方、右眼での観察時であるか左眼での観察時であるかを問わず、同一のHMDおよびアタッチメント装置を用いて画像を表示可能であることが、HMDおよびアタッチメント装置の使い勝手を向上させるために望ましい。
すなわち、同一のHMDおよびアタッチメント装置を右眼用の装着位置と左眼用の装着位置とに付け替えて使用可能であること、すなわち、HMDおよびアタッチメント装置の左右交換性が高いことが望ましいのである。
以上要するに、単眼式のHMDおよびアタッチメント装置については、幾何学的調節機能と高い左右交換性との双方が要望されるのである。
しかしながら、特に、HMDが画像光を水平面内における光路に沿って出射する場合には、HMDをそれのアタッチメント装置と共に、例えば右眼用の装着位置から左眼用の装着位置に付け替えると、表示画像が180度回転してしまうのみならず、アタッチメント装置も反転してしまう。
そのため、従来では、HMDの装着位置を左右眼間で交換するとアタッチメント装置において反転することになる部品を、その左右交換に伴い、アタッチメント装置からわざわざ取り外し、反転した状態で取り付けることが行われていた。
その結果、従来では、HMDの左右交換に際し、不便であるうえに、アタッチメント装置から部品が脱落したり破損・変形する可能性があった。
以上説明した事情を背景として、本発明は、画像を表す画像光を観察者の片眼に投影して前記画像を観察者に表示するために観察者の頭部に装着されるヘッドマウント型ディスプレイ装置(HMD)を、観察者の頭部に装着される眼鏡型フレームに取り付けるHMD用アタッチメント装置の使い勝手を向上させることを課題としてなされたものである。
本発明によって下記の各態様が得られる。各態様は、項に区分し、各項には番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、本発明が採用し得る技術的特徴の一部およびそれの組合せの理解を容易にするためであり、本発明が採用し得る技術的特徴およびそれの組合せが以下の態様に限定されると解釈すべきではない。すなわち、下記の態様には記載されていないが本明細書には記載されている技術的特徴を本発明の技術的特徴として適宜抽出して採用することは妨げられないと解釈すべきなのである。
さらに、各項を他の項の番号を引用する形式で記載することが必ずしも、各項に記載の技術的特徴を他の項に記載の技術的特徴から分離させて独立させることを妨げることを意味するわけではなく、各項に記載の技術的特徴をその性質に応じて適宜独立させることが可能であると解釈すべきである。
(1) 画像を表す画像光を観察者の片眼に投影して前記画像を観察者に表示するために観察者の頭部に装着されるヘッドマウント型ディスプレイ装置(HMD)を、観察者の頭部に装着される眼鏡型フレームに取り付けるHMD用アタッチメント装置であって、
前記眼鏡型フレームに着脱可能に装着される本体部と、
その本体部と前記ディスプレイ装置との間に装着される可動部材であって、回転軸線まわりに、前記本体部に対して相対的に角度変位可能であるとともに、前記本体部に対して相対的に直線変位可能であり、かつ、選択された角度変位位置および直線変位位置に保持されるものと、
前記可動部材の、前記本体部に対する相対的直線変位に機械的に連動して、前記可動部材の、前記本体部に対する相対的角度変位の状態を、180度より小さい角度での相対的角度変位が可能な小角度変位可能状態と、180度以上の角度での相対的角度変位が可能な大角度変位可能状態とに選択的に切り換える状態切換え機構と
を含むHMD用アタッチメント装置。
このアタッチメント装置においては、観察者の片眼に対するHMDの相対位置を調節するために、可動部材が、眼鏡型フレームに装着される本体部に対して直線変位させられるとともに、本体部に対して角度変位させられる。
さらに、このアタッチメント装置においては、本体部に対する可動部材の相対的角度変位(相対回転運動)の状態、すなわち、変更可能な角度範囲は、本体部に対する可動部材の相対的直線変位位置の如何を問わず、変化しないのではなく、その相対的直線変位位置に応じて変化する。ある相対的直線変位位置においては、可動部材が、本体部に対して小角度でしか角度変位することができない小角度変位可能状態であるのに対し、別の相対的直線変位位置においては、可動部材が、本体部に対して大角度で角度変位することができる大角度変位可能状態となる。
前記大角度変位状態においては、可動部材を本体部に対して180度回転させるなどして、HMDの装着位置を観察者の左眼から右眼に変更したり、右眼から左眼に変更することが可能となる。
ところで、可動部材のすべての相対的直線変位位置において、前記大角度変位可能状態が実現される場合を想定する。この場合には、本体部に対する可動部材の通常の位置において、可動部材が、本体部に対して、HMDの角度調節に必要な角度範囲を超えた範囲で、角度変位可能となる。そのため、可動部材が、本体部に対して、必要以上に大きい角度で傾斜させられることとなって、アタッチメント装置の使い勝手が悪化するおそれがある。
一方、本体部に対する可動部材の相対的角度変位(相対回転運動)の状態を、前記大角度変位可能状態と前記小角度変位可能状態とに選択的に切り換えるために、部品の取付け・取外しを必要としたり、部品の交換を必要としたり、複雑な操作を観察者に要求することになると、これも、アタッチメント装置の使い勝手を悪化させる原因となる。
これに対して、本項に係るアタッチメント装置によれば、可動部材の、本体部に対する相対的角度変位の状態を、180度より小さい角度での相対的角度変位が可能な小角度変位可能状態と、180度以上の角度での相対的角度変位が可能な大角度変位可能状態とに選択的に切り換えることが、可動部材の、本体部に対する相対的直線変位に機械的に連動して行われる。
したがって、このアタッチメント装置によれば、部品の取付け・取外しを必要とすることも、部品の交換を必要とすることも、複雑な操作を観察者に要求することもなく、本体部に対する可動部材の相対的角度変位(相対回転運動)の状態を前記大角度変位可能状態と前記小角度変位可能状態とに選択的に切り換えることができる。
よって、このアタッチメント装置によれば、本体部に対する可動部材の相対回転運動の状態の切換えのために、当該アタッチメント装置の使い勝手を悪化させずに済む。
(2) 前記可動部材は、観察者により、前記相対的直線変位の方向に並んだ第1領域と第2領域とに選択的に位置させられ、
前記状態切換え機構は、前記可動部材が前記第1領域に位置するときに、前記小角度変位可能状態を実現する一方、前記可動部材が前記第2領域に位置するときに、前記大角度変位可能状態を実現する(1)項に記載のHMD用アタッチメント装置。
(3) 前記小角度変位可能状態は、前記可動部材の相対的角度変位が制限される状態であり、前記大角度変位可能状態は、前記可動部材の相対的角度変位が制限されない状態である(1)または(2)項に記載のHMD用アタッチメント装置。
(4) 前記回転軸線は、前記可動部材の前記本体部に対する相対的な直線変位に伴って、前記可動部材と一体的に直線変位させられる(1)ないし(3)項のいずれかに記載のHMD用アタッチメント装置。
このアタッチメント装置においては、可動部材の回転軸線の位置(可動部材の回転中心の位置)が、本体部に対する可動部材の相対的直線変位に伴って、可動部材と一体的に直線変位させられる。すなわち、可動部材の回転軸線の位置が、本体部に対する可動部材の相対的直線変位位置の如何を問わず固定されているわけではないのである。
したがって、このアタッチメント装置によれば、可動部材の回転アーム(すなわち、可動部材の回転中心から、その可動部材の力点までの距離)の長さが、本体部に対する相対的直線変位位置の如何を問わず、一定となる。
よって、このアタッチメント装置によれば、可動部材の操作感(すなわち、観察者から可動部材の力点に、その可動部材の回転方向に付与される近似的な直線運動に応答して可動部材に発生する角度変位の量)が、本体部に対する相対的直線変位の全位置において一定に維持される。このアタッチメント装置によれば、この理由によっても、使い勝手が向上する。
(5) さらに、
前記本体部の中心線に平行な方向に、前記本体部に対して相対的に直線変位可能であるとともに、選択された直線変位位置に保持される直線変位部材を含み、
前記可動部材は、前記直線変位部材に、相対的に直線変位不能、かつ、前記回転軸線まわりに相対的に角度変位可能に装着され、それにより、前記回転軸線は、前記直線変位部材と一体的に直線変位させられる(4)項に記載のHMD用アタッチメント装置。
(6) 前記可動部材は、当該アタッチメント装置が前記眼鏡型フレームに装着されている状態において、観察者が、前記ディスプレイ装置を前記本体部に対して相対的に直線変位させることにより、前記ディスプレイ装置の、上下方向における位置を観察者の片眼に対して調整することを可能とするとともに、観察者が、前記ディスプレイ装置を前記本体部に対して相対的に角度変位させることにより、前記ディスプレイ装置の、垂直面内における角度を観察者の片眼に対して調整することを可能とする(1)ないし(5)項のいずれかに記載のHMD用アタッチメント装置。
(7) 前記可動部材は、前記ディスプレイ装置に位置調節機構を介して装着されており、
その位置調節機構は、観察者が、前記ディスプレイ装置を、前記本体部の中心線と交差する方向に、前記本体部に対して相対的に直線変位させることを可能にするとともに、選択された直線変位位置に前記ディスプレイ装置を保持する(1)ないし(6)項のいずれかに記載のHMD用アタッチメント装置。
(8) 前記位置調節機構は、当該アタッチメント装置が前記眼鏡型フレームに装着されている状態において、観察者が、前記ディスプレイ装置を前記本体部に対して相対的に直線変位させることにより、前記ディスプレイ装置の、左右方向における位置を観察者の片眼に対して相対的に調整することを可能とする(7)項に記載のHMD用アタッチメント装置。
(9) 前記状態切換え機構は、
前記本体部に形成された第1係合部であって、前記本体部の中心線に沿って延びる第1係合面を有するとともに、その第1係合面の各位置の、前記本体部の中心線からの距離が、その中心線の方向における位置によって異なるものと、
その第1係合部に機械的に係合するために前記可動部材に形成された第2係合部であって、前記回転軸線を中心とする円周のうちの少なくとも一部に概して沿って延びる第2係合面を有するとともに、その第2係合面の各位置の、前記中心からの距離が、角度方向における位置によって異なるものと
を含む(1)ないし(8)項のいずれかに記載のHMD用アタッチメント装置。
(10) 前記状態切換え機構は、
前記本体部に、その本体部の中心線に沿って延びるように形成された溝であって、前記中心線に関して互いに対称であるように互いに対向する一対の側壁面を有するとともに、それら一対の側壁面間の距離が、前記中心線の方向における位置によって異なるものと、
前記可動部材に、前記回転軸線と同軸の係合凸部であって、その係合凸部の中心線に直角な方向における断面が、その中心線とを中心とする円周を概して構成する外周面を有するとともに、その外周面は部分的に、前記溝の一対の側壁面に機械的に係合し、かつ、その外周面上の各点の、前記中心線からの距離が、角度方向における位置によって異なるものと
を含む(1)ないし(8)項のいずれかに記載のHMD用アタッチメント装置。
(11) 前記溝は、前記本体部の中心線の方向において互いに異なる第1および第2の領域を有し、
前記第1の領域における一対の側壁面間の距離は、前記第2の領域における一対の側壁面間の距離より短くされており、
前記外周面は、一対の第1円弧部と、各第1円弧部の終端に接して延びる複数の直線部とを有しており、
前記一対の第1円弧部は、前記係合凸部が前記第1の領域における一対の側壁面間に位置するときに、前記第1領域における一対の側壁面に機械的に係合することが可能であるとともに、その係合状態において、前記一対の側壁面に対して相対的に摺動回転することが可能であり、
前記直線部は、前記一対の第1円弧部が前記第1の領域における一対の側壁面に機械的に係合している状態から、前記係合凸部が、当該直線部に接近する向きに相対的に摺動回転させられると、前記第1の領域における一対の側壁面に当接し、それにより、前記係合凸部が同じ向きにさらに摺動回転することを機械的に阻止するストッパとして機能し、それにより、前記可動部材の前記小角度変位可能状態が実現され、
前記直線部は、前記係合凸部が前記第2の領域における一対の側壁面間に位置するときに、ストッパとして機能せず、それにより、前記可動部材の前記大角度変位可能状態が実現される(10)項に記載のHMD用アタッチメント装置。
(12) 前記外周面は、さらに、前記一対の第1円弧部の直径より長い直径を有する一対の第2円弧部であって、前記係合凸部が前記第2の領域における一対の側壁面間に位置するときに、前記第2の領域における一対の側壁面に機械的に係合するとともにその一対の側壁面に対して相対的に摺動回転するものを有しており、その摺動回転により、前記可動部材の前記大角度変位可能状態が実現される(11)項に記載のHMD用アタッチメント装置。
(13) 前記本体部は、その本体部の中心線に関して対称となる形状を有する(1)ないし(12)項のいずれかに記載のHMD用アタッチメント装置。
このアタッチメント装置によれば、観察者の頭部へのHMDの装着位置を観察者の左眼用の位置とする場合と、右眼用の位置とする場合とで、本体部の形状が、観察者の頭部の中心を通過する垂直面に関して互いに対称となる。
その結果、このアタッチメント装置によれば、同じ本体部を、HMDの装着位置の如何を問わず、使用可能となり、よって、HMDの装着位置の如何によって形状が異なる本体部を使用せざるを得ない場合とは異なり、本体部の種類および部品点数が増加せずに済む。
(14) 前記ディスプレイ装置は、前記画像光を、水平面に概して沿って延びる光路を経て観察者の片眼に投影する(1)ないし(13)項のいずれかに記載のHMD用アタッチメント装置。
(15) 当該アタッチメント装置は、観察者が、前記ディスプレイ装置を、部品の取外しも交換もせずに、観察者の右眼による画像観察を可能にする位置と、観察者の左眼による画像観察を可能にする位置とに付け替えることを可能にする(1)ないし(14)項のいずれかに記載のHMD用アタッチメント装置。
本発明の一実施形態に従うアタッチメント装置を、ヘッドマウント型ディスプレイ装置(以下、「HMD」と略称する。)および眼鏡型フレームと共に、観察者の頭部への装着状態で示す平面図である。 図1に示すHMDにおける制御ユニットおよび表示ユニットのそれぞれの構成を概念的に表すブロック図および光路図である。 図1に示すアタッチメント装置を、HMDの表示ユニットおよび眼鏡型フレームと共に、観察者の頭部への装着状態で示す斜視図である。 図1に示すアタッチメント装置を、HMDの表示ユニットには装着されているが、眼鏡型フレームからは離脱している状態で示す斜視図である。 図5(a)は、図4に示すアタッチメント装置を、表示ユニットに装着されている状態で示す斜視図であり、図5(b)は、そのアタッチメント装置のみを示す斜視図である。 図6(a)は、図5(b)に示す本体部を示す斜視図であり、図6(b)は、図5(b)に示す可動部材を示す斜視図であり、図6(c)は、可動部材を本体部に離脱不能に保持させるためのリテーナを示す斜視図である。 図7(a)は、図6(a)に示す本体部を示す正面図であり、図7(b)は、その本体部を示す側面図であり、図7(c)は、図7(a)におけるC−C断面図であり、図7(d)は、図7(b)におけるD−D断面図である。 図8(a)は、図6(a)に示す直線変位部材を示す正面図であり、図8(b)は、その直線変位部材を示す側面図であり、図8(c)は、その直線変位部材を示す背面図であり、図8(d)は、図8(a)におけるD−D断面図である。 図9(a)は、図6(b)に示す可動部材を示す正面図であり、図9(b)は、その可動部材を示す平面図であり、図9(c)は、その可動部材を示す側面図であり、図9(d)は、図9(a)におけるD−D断面図である。 図10(a)は、図6(c)に示すリテーナを示す正面図であり、図10(b)は、そのリテーナを示す側面図であり、図10(c)は、そのリテーナを示す背面図である。 図11(a)は、図6(b)に示すアタッチメント装置を、可動部材の回転軸線CL3を通過する一水平面で切断した場合に得られる断面図であり、図11(b)は、そのアタッチメント装置を、回転軸線CL3を通過する一垂直面で切断した場合に得られる断面図である。 図6(a)に示す本体部と図6(b)に示す可動部材とを、組立て状態で、かつ、可動部材が正立位置にある状態で示す正面図である。 図6(a)に示す本体部と図6(b)に示す可動部材とを、組立て状態で、かつ、可動部材が最大角度で傾斜した状態で示す正面図である。 図6(a)に示す本体部と図6(b)に示す可動部材とを、組立て状態で、かつ、可動部材が最下端位置にある状態で示す正面図である。 図6(a)に示す本体部と図6(b)に示す可動部材とを、組立て状態で、かつ、可動部材が最下端位置にある状態で、かつ、可動部材が正立位置から90度回転した位置にある状態で示す正面図である。
以下、本発明のさらに具体的な実施の形態のうちの一つを図面に基づいて詳細に説明する。
図1には、本発明の一実施形態に従うアタッチメント装置10が、ヘッドマウント型ディプレイ装置(以下、「HMD」と略称する。)12および眼鏡型フレーム14と共に、観察者の頭部への装着状態で、平面図で示されている。
HMD12は、画像を表す画像光を観察者の片眼に投影して前記画像を観察者に表示するために観察者の頭部に装着される。本実施形態においては、HMD12は、前記画像光を、水平面に概して沿って延びる光路を経て観察者の片眼に投影するように構成されている。
眼鏡型フレーム14は、HMD12を観察者の頭部に装着するために観察者の頭部に装着される。具体的には、眼鏡型フレーム14は、通常の眼鏡と同様な形状を有していて、観察者の両耳と鼻にかけられて観察者の頭部に装着される。眼鏡型フレーム14は、通常の眼鏡(例えば、視力矯正用の眼鏡や、サングラス)のフレームとして構成したり、HMD12による表示画像を観察するために専用のフレームとして構成することが可能である。
アタッチメント装置10は、HMD12を眼鏡型フレーム14に着脱可能に取り付けるために使用される。
HMD12は、前述のように、画像光を観察者の片眼に投影して前記画像を観察者に表示する。すなわち、HMD12は、単眼式なのである。さらに、HMD12は、光源からの光束を観察者の網膜上に投射するとともに、その投射した光束を網膜上において走査することにより、観察者が画像を虚像として観察することを可能にする。すなわち、HMD12は、網膜走査型なのである。さらに、HMD12は、表示画像を観察者が現実外界に重ねて観察することを可能にする。すなわち、HMD12は、シースルー型なのである。
なお付言するに、本実施形態においては、HMD12の型式が網膜走査型とされているが、これに限定されず、例えば、光源からの面状の光を、LCD等、空間変調素子を用いて、各画素ごとに空間的に変調し、その変調された光を観察者の網膜に投影する型式に変更することが可能である。
さらに付言するに、本実施形態においては、HMD12の型式がシースルー型とされているが、これに限らず、表示画像の観察と並行して現実外界を観察することができないクローズド型に変更することが可能である。
観察者は、表示画像(例えば、映画)を専ら鑑賞するという用途にHMD12を使用することが可能である。観察者は、さらに、現実外界での作業を観察しながら、その作業を行うのに必要な情報を観察者に提供して観察者を支援するために、表示画像を参照画像として観察者に表示するという用途にHMD12を使用することも可能である。
鑑賞という用途にHMD12を使用する場合には、観察者は、通常、HMD12による表示画像の観察に集中し易いようにするために、その表示画像の位置が、観察者の片眼(両眼のうち、表示画像を観察する眼)の正面位置に設定されることを希望する。
これに対し、参考画像の表示という用途にHMD12を使用する場合には、観察者は、通常、現実外界の作業状況の観察を邪魔されないようにしつつ、参考画像を観察可能とするために、その参考画像の表示位置が、観察者の片眼の正面位置から左右方向や上下方向にずれた位置に設定されることを希望する。
観察者のいずれの希望をも満たすように、本実施形態においては、アタッチメント装置10が、HMD12の、観察者の片眼に対する相対的な位置を観察者が調節することを可能とするように構成されている。
HMD12は、前述のように、単眼式であるため、観察者の両眼のうちのいずれにでも装着可能であるとともに、いずれの眼に装着されても正常に画像を再生することが可能であることが理想的である。すなわち、同じアタッチメント装置10およびHMD12を、観察者の右眼による画像観察を可能にする位置と、観察者の左眼による画像観察を可能にする位置とに付け替えることが可能であることが理想的である。
しかも、その付け替えのために観察者に要求される作業が、観察者にとって単純であることがアタッチメント装置10およびHMD12の使い勝手を向上させるために理想的である。
それらの要望を同時に満たすべく、アタッチメント装置10は、観察者が、アタッチメント装置10の部品の取外しも交換もせずに、HMD12を、観察者の右眼による画像観察を可能にする位置と、観察者の左眼による画像観察を可能にする位置とに付け替えることを可能にする。
以上、HMD12と眼鏡型フレーム14とアタッチメント装置10とを順に概略的に説明したが、次に、詳細に説明する。
図2には、HMD12の構成がブロック図および光路図で概念的に表されている。
図1および図2に示すように、本実施形態においては、HMD12が、制御ユニット20と表示ユニット22とに物理的に互いに分離されて構成されている。HMD12については、表示ユニット22のみが観察者の頭部に装着される一方、制御ユニット20は、例えば、観察者に携帯される。
図2に示すように、本実施形態においては、制御ユニット20に、線状の画像光(例えば、RGBカラーレーザビーム)を発生させて出射する光源部24が組み込まれている。ただし、その光源部24が、制御ユニット20にではなく、表示ユニット22に組み込まれる態様で本発明を実施することが可能である。
図2に示すように、制御ユニット20は、外部入出力端子26と、その外部入出力端子26に接続された制御部28と、その制御部28に接続されたコンテンツ記憶部30とを備えている。コンテンツ記憶部30は、例えば、ハードディスク等、磁気記録媒体としたり、CD−R等、光学記録媒体としたり、フラッシュメモリとすることが可能である。
外部入出力端子26には、パーソナルコンピュータ等、外部機器(図示しない)が接続され、その外部機器から、外部入出力端子26を介して、HMD12によって再生されるべき画像データ(例えば、映像データ等、静止画像コンテンツまたは動画像コンテンツを表すデータ)が入力される。
その入力された画像データは、制御部28により、必要に応じて、コンテンツ記憶部30に保存されるが、いずれにしても、制御部28は、前記外部機器から入力された画像データを画像信号に変換する。
図2に示すように、光源部24は、信号処理回路32を備えている。その信号処理回路32は、制御部28に接続されていて、その制御部28から画像信号を供給される。
信号処理回路32は、画像光を成分光(RGB)ごとに強度変調するために、制御部28から供給された画像信号から、赤色(R)レーザビーム(成分画像光)の輝度を表すR輝度信号と、緑色(G)レーザビーム(成分画像光)の輝度を表すG輝度信号と、青色(B)レーザビーム(成分画像光)の輝度を表すB輝度信号とを生成する。
この制御部28は、さらに、後述の水平走査および垂直走査の基準となる水平同期信号および垂直同期信号も生成する。
前述のように、アタッチメント装置10は、観察者が、観察者の右眼による画像観察を可能にする位置と、観察者の左眼による画像観察を可能にする位置とに付け替えることを可能にする。
それに伴い、信号処理装置32は、観察者によるスイッチ(図示しない)もしくは前記外部機器の操作に応答して手動的に、またはアタッチメント装置10の装着位置を検出してその結果に応じて自動的に、画像信号によって再生される画像の、観察者の片眼に対する向きが、観察者によって選択された画像観察位置、すなわち、アタッチメント装置10の装着位置に適合するように、画像信号を生成するように設計されている。
例えば、信号処理装置32は、観察者の右眼による画像観察に適合する向きをデフォールト状態として、その状態で画像が再生されるように画像信号を生成し、観察者からの特別の指令があると、それに応答して、デフォールト状態から180度回転した位置に画像が再生されるように画像信号を生成するように設計されている。
図2に示すように、光源部24は、3個のレーザ34,36,38と、3個のコリメータレンズ40,42,44と、3個のダイクロイックミラー50,52,54と、結合光学系56とを備えている。
3個のレーザ34,36,38は、赤色レーザビームを発生させるRレーザ34と、緑色レーザビームを発生させるGレーザ36と、青色レーザビームを発生させるBレーザ38とである。
いずれのレーザ34,36,38も、例えば、半導体レーザとして構成したり、固体レーザとして構成することが可能である。ただし、半導体レーザは、それ自体で強度変調が可能であるのに対し、固体レーザはそれが不可能であるため、各レーザ34,36,38を固体レーザとして構成する場合には、強度変調器を追加することが必要である。
3個のコリメータレンズ40,42,44は、3個のレーザ34,36,38から出射した3色のレーザビームをそれぞれコリメートするレンズである。3個のダイクロイックミラー50,52,54は、それら3個のコリメータレンズ40,42,44から出射した3色のレーザビームを互いに結合するために、それら3色のレーザビームに対して波長選択的に反射および透過を行う。
それら3色のレーザビームは、ダイクロイックミラー50,52,54を代表する1個の代表ダイクロイックミラーにおいて互いに結合される。本実施形態においては、その代表ダイクロイックミラーとしてダイクロイックミラー50が選定されている。このダイクロイックミラー50において結合されたレーザビームは、合成レーザビーム(合成画像光)として結合光学系56に入射して集光される。
図2に示すように、信号処理回路32は、3個のレーザドライバ70,72,74を経て3個のレーザ34,36,38にそれぞれ電気的に接続されている。この信号処理回路32は、R輝度信号、G輝度信号およびB輝度信号に基づき、各レーザ34,36,38から出射するレーザビームの強度を、対応するレーザドライバ70,72,74を介して変調する。
図2に示すように、結合光学系56から出射したレーザビーム(合成画像光。以下、単に「レーザビーム」という。)は、光伝送媒体としての光ファイバ82を介して、表示ユニット22におけるコリメータレンズ84に伝送される。そのコリメータレンズ84においてコリメートされて出射したレーザビームは、表示ユニット22における走査部88に入射する。
図2に示すように、走査部88は、水平走査装置90と垂直走査装置92とを含んでいる。
水平走査装置90は、入射したレーザビームを偏向するとともに、その偏向光を水平方向に走査するために往復揺動させられる偏向面(例えば、反射面)94を有する共振型の偏向素子96と、信号処理回路32から供給された水平同期信号に基づき、偏向素子96を駆動する水平走査駆動回路98とを備えている。
同様に、垂直走査装置92は、入射したレーザビームを偏向するとともに、その偏向光を上下方向に走査するために往復揺動させられる偏向面(例えば、反射面)100を有する非共振型の偏向素子102と、信号処理回路32から供給された垂直同期信号に基づく鋸波形状の駆動信号により、偏向素子102を強制駆動する垂直走査駆動回路104とを備えている。
図2に示すように、水平走査装置90から出射したレーザビームは、第1リレー光学系106を介して、かつ、それによって収束させられた後に、垂直走査装置92に入射する。
走査部88によって走査されたレーザビームは、第2リレー光学系108を介して、かつ、それによって収束させられた後に、表示ユニット22の出射口109(図5参照)から出射する。図1に示すように、表示ユニット22のハウジング110にハーフミラー112が装着されている。
表示ユニット22から出射したレーザビームは、図1および図2に示すように、ハーフミラー112に入射する。その入射したレーザビームは、ハーフミラー112において反射した後、観察者の片眼の眼球120内の瞳孔122を通過し、最終的に網膜124に入射する。
網膜124に入射したレーザビームは、その網膜124上において走査され、その結果、レーザビームが、面状の画像光に変換される。それにより、観察者が2次元画像を虚像として観察することが可能となる。
観察者の片眼には、ハーフミラー112において反射した画像光のみならず、現実外界からの光(外光)がハーフミラー112を透過して入射する。その結果、観察者は、画像光によって表示される画像の観察と並行して現実外界を観察することが可能となる。すなわち、観察者は、画像光によって形成される画像を、現実外界の画像に重ねて観察することが可能となるのである。
次に、図3および図4を参照することにより、眼鏡型フレーム14の構成を詳細に説明する。
図3に示すように、眼鏡型フレーム14は、観察者への装着状態において左右に延びるフロント部130と、左右一対のヨロイ部132,132と、左右一対のテンプル部134,134とを有している。フロント部130の両端部に一対のヨロイ部132,132の基端部がそれぞれ固定的に取り付けられ、また、一対のヨロイ部132,132の自由端部に一対のテンプル部134,134が、ヒンジ136,136まわりに、水平面上において折り畳み可能に連結されている。
フロント部130は、それの中央位置において、一対の鼻当て部140,140を有している。眼鏡型フレーム14が観察者に装着される状態において、一対の鼻当て部140,140は、観察者の鼻に両側から接触させられる。
フロント部130は、さらに、保護カバー142を備えている。この保護カバー142は、観察者への装着状態において、観察者の両眼を前方から覆いつつ左右に延びるようにフロント部130に固定されている。
この保護カバー142は、透明体であり、表示ユニット22からの出射光が透過することを許容する。この保護カバー142は、表示ユニット22が誤って観察者の眼に触れることを防止する。
図4には、一対のテンプル部134,134が、観察者にとって左側のものは格納される一方、観察者にとって右側のものは展開される状態で示されている。
図4から明らかなように、各テンプル部134は、対応するヨロイ部132との連結部であるヒンジ136の位置より観察者の前方に延長された延長部144を有している。その延長部144が、アタッチメント装置10の本体部150のうちの取付部152の取付穴154内に挿入され、それにより、アタッチメント装置10が眼鏡型フレーム14に着脱可能に取り付けられる。
眼鏡型フレーム14が観察者の頭部に装着されている状態、すなわち、一対のテンプル部134,134が一対のヨロイ部132,132に対して展開させられている状態において、取付部152は、対応する延長部144と、対応するヨロイ部132とによって両側から挟まれる。それにより、表示ユニット22が眼鏡型フレーム14に、容易に離脱して脱落しないように、強固に保持される。
図4に示す例においては、アタッチメント装置10が左側のテンプル部134の延長部144に取り付けられ、それにより、観察者の左眼による画像観察を可能にする位置(左側の装着位置)に表示ユニット22が装着されている。
これに対し、アタッチメント装置10が右側のテンプル部134の延長部144に取り付けられれば、観察者の右眼による画像観察が可能にする位置(右側の装着位置)に表示ユニット22が装着されることになる。
次に、図3ないし図15を参照することにより、アタッチメント装置10の構成および作動を詳細に説明する。
図5(a)には、アタッチメント装置10の全体外観が、HMD12のうちの表示ユニット22と共に、それのハウジング110にアタッチメント装置10が取り付けられている状態で、斜視図で示されている。図5(b)には、アタッチメント装置10のみが斜視図で示されている。
表示ユニット22は、観察者の頭部に装着された状態において、かつ、平面視において、概してL字状を成している。具体的には、図1に示すように、表示ユニット22においては、平面視において、前後方向に延びる第1部160と、左右方向に延びる第2部162とが、概してL字状を成すように、互いに連結されている。
図3に示すように、第1部160は、対応するテンプル部134の外側に位置する一方、第2部162は、対応するテンプル部134の前方に位置している。
図5(a)に示すように、本体部150は、第1部160の内側面、すなわち、対応するテンプル部134に対向する側面に装着されている。本体部150は、直線変位部材164(図6(a)参照)および可動部材166を介して第1部160に装着されている。
図6には、アタッチメント装置10が分解斜視図で示されている。
図6に示すように、本体部150に直線変位部材164が直線変位可能に(図6において上下方向に移動可能に)嵌合されている。その直線変位部材164に可動部材166が回転可能に(図6において左右方向に延びる回転軸線まわりに回転可能に)嵌合されている。可動部材166は、リテーナ168により、直線変位部材164に、軸方向に離脱不能、かつ、前記回転軸線まわりに相対的に回転可能に保持されている。
図6(a)には、本体部150が、直線変位部材164が組み付けられた状態で斜視図で示されている。図6(b)には、可動部材166が斜視図で示されている。図6(c)には、リテーナ168が斜視図で示されている。
それら本体部150、直線変位部材164、可動部材166およびリテーナ168が互いに共同してアタッチメント装置10を構成している。
図7(a)に示すように、本体部150は、中心線CL1を有している。本体部150は、その中心線CL1に沿って延びるとともに、その中心線CL1に関して対称となる形状を有している。
本体部150は、前述の取付部152と、連結部170とを、中心線CL1に沿って並んで有している。連結部170は、逆T字状を成す断面で中心線CL1に沿って延びる係合溝172を有している。
図11(a)には、係合溝172が横断面図で示されている。係合溝172は、底壁面172と、その底壁面172に近い一対の第1側壁面174,174と、係合溝172の開口に近い一対の第2側壁面176,176とを有している。一対の第1側壁面174,174間の距離は、一対の第2側壁面176,176間の距離より長い。
一対の第1側壁面174,174は、いずれも、全長において直線を成しているのに対し、一対の第2側壁面176,176は、長さ方向において、対向面間の距離が変化する。一対の第2側壁面176,176のそのような構成および機能は後述する。
直線変位部材164は、それの両側面180,180(図8(a)参照)において、一対の第1側壁面174,174に摺動可能に接触する姿勢で、本体部150に嵌合されている。したがって、直線変位部材164は、本体部150の中心線CL1に平行な方向(図6(a)において上下方向)に、本体部150に対して相対的に直線変位可能である。
図7(a)および(c)に示すように、本体部150は、さらに、片持ち状の弾性片184(本実施形態においては、2本)を備えており、その弾性片184の自由端部に突起186が形成されている。この突起186の機能は後述する。
本体部150は、さらに、ストッパ188を備えている。このストッパ188は、直線変位部材164が本体部150から離脱することを阻止する機能を有する。
図8(a)に示すように、直線変位部材164は、概して矩形板状を成すベースプレート200であって前述の両側面180,180を有するものを有している。
図8(b)および(c)に示すように、ベースプレート200の表面には、複数の溝202が一列に並んだ溝列(本実施形態においては、2列)が形成されている。直線変位部材164が本体部150に嵌合された状態で、それら溝202のうちのいずれかに本体部150の突起186が弾性的に係合する。
本実施形態においては、それら溝202および突起186が互いに共同して、直線変位部材164を、本体部150に対して、任意の直線変位位置に保持するためのデテント機構を構成している。
図8(a)および(b)に示すように、ベースプレート200の裏面には、円形断面を有する係合部204が形成されている。この係合部204は、中心線CL3を有している。
図9(a)に示すように、可動部材166は、中心線CL2を有している。また、図9(c)に示すように、可動部材166は、概してU字状を成す断面で一直線に沿って延びる形状を有している。具体的には、可動部材166は、ベースプレート210と、そのベースプレート210の両端部からそれぞれ直角にかつ同じ向きに延びる一対の連結プレート212,212とを有している。
図9(a),(b),(c)および(d)に示すように、ベースプレート210の両面のうち、一対の連結プレート212,212が突き出る側とは反対側の表面には、その表面から***した係合凸部214が形成されている。この係合凸部214は、中心線(これは、直線変位部材164の中心線CL3と一致するため、以下、説明の便宜上、これも「中心線CL3」と称する。)と同軸の円形断面を有している。この係合凸部214は、真円ではない円を成す外周面216を有している。その外周面216の構成の詳細および機能は後述する。
図9(d)に示すように、ベースプレート210には、それを厚さ方向に貫通する段付き穴220が形成されている。その段付き穴220は、小径穴222と大径穴224とを、中心線CL3と同軸に、一列に並んで有している。小径穴222に直線変位部材164の係合部204の外周面が摺動によって回転可能に嵌合されており、それにより、可動部材166は、ベースプレート210において直線変位部材164に回転可能に装着されている。
大径穴224にリテーナ168が摺動によって回転可能に嵌合される。リテーナ168が係合部204の先端面に離脱不能に固定されている。その結果、リテーナ168により、可動部材166が直線変位部材164から軸方向に離脱することが阻止される。
リテーナ168は、そのリテーナ168の一表面と段付き穴220の肩面との間と、係合凸部214の先端面と直線変位部材164の一表面との間とにそれぞれ摺動抵抗を付与する。その付与された摺動抵抗により、可動部材166は、任意の角度変位位置に保持される。
本実施形態においては、可動部材166は、直線変位部材164と一体的に、本体部150に対して相対的に直線変位させられる。さらに、可動部材166は、直線変位部材164に固定された回転軸線(これは、図8(b)に示す中心線CL3と一致するため、以下、説明の便宜上、「回転軸線CL3」と称する。)まわりに、直線変位部材164に対して相対的に回転可能に、直線変位部材164に装着されている。
上述のように、可動部材166は、直線変位部材164と一体的に、本体部150に対して相対的に直線変位させられるため、可動部材166の回転軸線CL3は、可動部材166の本体部150に対する相対的な直線変位に伴って、可動部材166と一体的に、すなわち、直線変位部材164と一体的に、直線変位させられる。
本実施形態においては、可動部材166が直線変位部材164を用いて本体部150に装着されるが、可動部材166が本体部150に直接的に装着される態様で本発明を実施することが可能である。
可動部材166は、アタッチメント装置10が眼鏡型フレーム14に装着されている状態において、観察者が、HMD12を本体部150に対して相対的に直線変位させ、それにより、HMD12の、上下方向Yにおける位置を観察者の片眼に対して調整することを可能とする。
可動部材166は、さらに、観察者が、HMD12を本体部150に対して相対的に角度変位させ、それにより、HMD12の、垂直面内における角度θを観察者の片眼に対して調整することを可能とする。
図5(a)に示すように、可動部材166は、一対の連結プレート212,212においてHMD12の表示ユニット22のハウジング110に形成された一対の長穴230,230に、摺動により、直線変位可能に挿入されている。
一対の連結プレート212,212は、アタッチメント装置10が眼鏡型フレーム14に装着されている状態において、観察者が、HMD12を本体部150に対して相対的に直線変位させ、それにより、HMD12の、左右方向Xにおける位置を観察者の片眼に対して相対的に調整することを可能とする。
すなわち、本実施形態においては、一対の連結プレート212,212と一対の長穴230,230とが互いに共同して、HMD12の、左右方向Xにおける位置を観察者の片眼に対して相対的に調整することを可能とする位置調節機構231を構成しているのである。
図9(b)および(c)に示すように、各連結プレート212の外側面には、複数の溝232が一列に並んだ溝列が形成されている。表示ユニット22のハウジング110には、各長穴230の近傍位置に、片持ち状の弾性片(図示しない)であってそれの自由端部に突起(図示しない)を有するものが形成されている。各連結プレート212が、対応する長穴230に挿入された状態において、いずれかの溝232に前記突起が弾性的に係合する。それにより、可動部材166がハウジング100に対し、任意の直線変位位置に保持される。
すなわち、それら溝230と前記弾性片とが互いに共同して、可動部材166を任意の直線変位位置に保持するデテント機構を構成しているのである。
図9(c)に示すように、各連結プレート212の先端部にストッパ234が形成されている。このストッパ234は、各連結プレート212が、対応する長穴230に挿入された後に、その長穴230から離脱することを阻止する。
図12に示すように、本実施形態においては、本体部150における一対の第2側壁面176,176と、可動部材166における係合凸部214の外周面216とが互いに共同して状態切換え機構236を構成している。
この状態切換え機構236は、可動部材166の、本体部150に対する相対的角度変位の状態(運動状態)を切り換える。この状態切換え機構180は、可動部材166の、本体部150に対する相対的直線変位に機械的に連動して、可動部材166の、本体部150に対する相対的角度変位の状態を切り換える。
具体的には、この状態切換え機構180は、可動部材166の、本体部150に対する相対的直線変位に機械的に連動して、可動部材166が、180度より小さい角度での相対的角度変位が可能である小角度変位可能状態と、180度以上の角度での相対的角度変位が可能である大角度変位可能状態とに選択的に切り換える。
図12に示すように、可動部材166は、観察者により、本体部150に対する相対的直線変位の方向に並んだ第1領域と第2領域とに選択的に位置させられる。前記第1領域は、可動部材166の、本体部150に対する最上端位置を含むように規定される一方、前記第2領域は、可動部材166の、本体部150に対する最下端位置を含むように規定される。
状態切換え機構180は、可動部材166が前記第1領域に位置するときに、前記小角度変位可能状態を実現する一方、可動部材166が前記第2領域に位置するときに、前記大角度変位可能状態を実現する。
本実施形態においては、前記小角度変位可能状態は、可動部材166の相対的角度変位が制限される状態であり、前記大角度変位可能状態は、可動部材166の相対的角度変位が制限されない状態である。
前記大角度変位可能状態において、観察者は、可動部材166を、本体部150に対して、180度回転させることも、180度より大きい角度回転させることも可能である。それにより、観察者は、可動部材166を本体部150から取り外すことなく、同じ表示ユニット22を、観察者の左眼による画像観察に適した位置と、右眼による画像観察に適した位置との間で付け替えることが可能となる。
一対の第2側壁面176,176は、前記第1領域においては、距離W1を隔てて互いに対向しているのに対し、前記第2領域においては、距離W2であって距離W1より長い距離隔てて互いに対向している。前記第2領域においては、前記第1領域との近傍位置において、距離W2が距離W1と等しい距離から距離W2の最大値に徐々に変化する除変領域が存在する。
このような一対の第2側壁面176,176に係合凸部214の外周面216が局部的に、かつ、選択的に点接触または線接触する。
図12に示すように、外周面216は、中心線CL3を中心とする一つの真円で構成されているわけではなく、同心であるが直径が異なる2種類の円弧部によって構成されている。具体的には、外周面216は、直径D1を有する一対の第1円弧部240,240と、直径D1より長い直径D2を有する一対の第2円弧部242,242とが複合されて構成されている。
外周面216においては、一対の第1円弧部240,240と一対の第2円弧部242,242との間に、第1対の直線部244,244と第2対の直線部246,246とが存在する。いずれの対の直線部244,244,246,246も、互いに平行な2本の直線部として構成されている。ある第1円弧部240とある第2円弧部242との間に存在する1個の直線部244,246は、第1円弧部240の一端と第2円弧部242の一端とを互いに接続する。
直径D1は、距離W1と一致する一方、直径D2は、距離W2と一致する。したがって、一対の第1円弧部240,240が一対の第2側壁面176,176の全体領域(長さ領域全域)のうちの前記第1領域に点接触している状態では、可動部材166が本体部150に対してスムーズに回転する。
可動部材166を同じ向きにさらに回転させると、図13に示すように、第1対の直線部244,244および第2対の直線部246,246のいずれかが、一対の第2側壁面276,276の全体領域のうちの前記第1領域に局部的に線接触するに至る。ここに、各対の直線部244,244,246,246間の距離は、直径D1と等しく、よって、距離W1と等しい。
したがって、いずれかの対の直線部244,244,246,246が一対の第2側壁面176,176の全体領域のうちの前記第1領域に局部的に線接触するに至ると、可動部材166を同じ向きにさらに回転させることが不可能となる。各直線部244,246上の各点の、中心線CL3からの距離が、角度変位につれて、直径D1に等しい距離から、直径D2に等しい距離に増加するからである。
よって、この状態においては、該当する対の直線部244,244,246,246が、本体部150に対する可動部材166の回転限度を規制するストッパとして機能する。
したがって、図13は、可動部材166を、本体部150に対して一方向に、最大角度で傾斜している状態で示していることになる。
図14に示すように、可動部材166を、本体部150に対して下方に移動させると、やがて、外周面216が、一対の第2側壁面176,176の全体領域のうちの前記第2領域に進入する。この状態においては、一対の第1円弧部240,240がそれぞれ互いに同時に一対の第2側壁面176,176に点接触することも、いずれかの対の直線部244,244,246,246が一対の第2側壁面176,176に線接触することもない。
したがって、外周面216が、一対の第2側壁面176,176の全体領域のうちの前記第2領域にある状態においては、可動部材166が、本体部150に対して、前記最大傾斜角度を超えて自由に回転することが可能となる。
可動部材166が同じ向きにさらに回転させられると、やがて、一対の第2円弧部242,242が、図15に示すように、一対の第2側壁面176,176の全体領域のうち、距離W2を隔てて互いに対向する領域に点接触するに至る。この状態においては、可動部材166は、本体部150に対して、摺動により、前記最大傾斜角度を超えて自由に回転することが可能である。
以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、可動部材166が、本体部150に対して、通常の直線変位領域、すなわち、前記第1領域にある場合には、いずれかの対の直線部244,244,246,246と一対の第2側壁面176,176とが互いに線接触してそれら直線部244,244,246,246がストッパとして機能することが可能であるため、可動部材166が本体部150に対して回転可能な角度が規制される。
したがって、可動部材166が、通常の直線変位領域にある状態で、可動部材166が本体部150に対して必要以上に大きな角度で回転することが防止される。
よって、本実施形態によれば、可動部材166の無駄な動きが防止され、その結果、アタッチメント装置10の使い勝手が向上する。
さらに、可動部材166が、本体部150に対して、通常の直線変位領域を超えて直線変位させられて前記第2領域に進入すると、いずれかの対の直線部244,244,246,246と一対の第2側壁面176,176との間に隙間が形成される。その結果、いずれの直線部244,246もストッパとして機能しない。
よって、可動部材166が本体部150に対して、前記最大傾斜角度を超えて自由に回転することが可能となり、HMD12の装着位置を、観察者の左眼に対応する位置から、右眼に対応する位置に変更したり、逆に、観察者の右眼に対応する位置から、左眼に対応する位置に変更することが、アタッチメント装置10の部品を交換したり部品を取り外したりすることなく、行うことが可能となる。
したがって、本実施形態によれば、アタッチメント装置10の左右交換性が向上し、ひいては、使い勝手も向上する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、状態切換え機構236が、可動部材166の、本体部150に対する相対的直線変位に機械的に連動して、可動部材166の、本体部150に対する相対的角度変位の状態を、180度より小さい角度での相対的角度変位が可能な小角度変位可能状態と、180度以上の角度での相対的角度変位が可能な大角度変位可能状態とに選択的に切り換える。
本実施形態においては、連結部170が前記(9)項における「第1係合部」の一例を構成し、一対の第2側壁面176,176が同項における「第1係合面」の一例を構成し、係合凸部214が同項における「第2係合部」の一例を構成し、外周面216が同項における「第2係合面」の一例を構成している。
以上、本発明の実施の形態のうちの一つを図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、前記[発明の開示]の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。

Claims (14)

  1. 画像を表す画像光を観察者の片眼に投影して前記画像を観察者に表示するために観察者の頭部に装着されるヘッドマウント型ディスプレイ装置(HMD)を、観察者の頭部に装着される眼鏡型フレームに取り付けるHMD用アタッチメント装置であって、
    前記眼鏡型フレームに着脱可能に装着される本体部と、
    その本体部と前記ディスプレイ装置との間に装着される可動部材であって、回転軸線まわりに、前記本体部に対して相対的に角度変位可能であるとともに、前記本体部に対して相対的に直線変位可能であり、かつ、選択された角度変位位置および直線変位位置に保持されるものと、
    前記可動部材の、前記本体部に対する相対的直線変位に機械的に連動して、前記可動部材の、前記本体部に対する相対的角度変位の状態を、180度より小さい角度での相対的角度変位が可能な小角度変位可能状態と、180度以上の角度での相対的角度変位が可能な大角度変位可能状態とに選択的に切り換える状態切換え機構と
    を含むHMD用アタッチメント装置。
  2. 前記可動部材は、観察者により、前記相対的直線変位の方向に並んだ第1領域と第2領域とに選択的に位置させられ、
    前記状態切換え機構は、前記可動部材が前記第1領域に位置するときに、前記小角度変位可能状態を実現する一方、前記可動部材が前記第2領域に位置するときに、前記大角度変位可能状態を実現する請求項1に記載のHMD用アタッチメント装置。
  3. 前記小角度変位可能状態は、前記可動部材の相対的角度変位が制限される状態であり、前記大角度変位可能状態は、前記可動部材の相対的角度変位が制限されない状態である請求項1または2に記載のHMD用アタッチメント装置。
  4. 前記回転軸線は、前記可動部材の前記本体部に対する相対的な直線変位に伴って、前記可動部材と一体的に直線変位させられる請求項1ないし3のいずれかに記載のHMD用アタッチメント装置。
  5. さらに、
    前記本体部の中心線に平行な方向に、前記本体部に対して相対的に直線変位可能であるとともに、選択された直線変位位置に保持される直線変位部材を含み、
    前記可動部材は、前記直線変位部材に、相対的に直線変位不能、かつ、前記回転軸線まわりに相対的に角度変位可能に装着され、それにより、前記回転軸線は、前記直線変位部材と一体的に直線変位させられる請求項4に記載のHMD用アタッチメント装置。
  6. 前記可動部材は、当該アタッチメント装置が前記眼鏡型フレームに装着されている状態において、観察者が、前記ディスプレイ装置を前記本体部に対して相対的に直線変位させることにより、前記ディスプレイ装置の、上下方向における位置を観察者の片眼に対して調整することを可能とするとともに、観察者が、前記ディスプレイ装置を前記本体部に対して相対的に角度変位させることにより、前記ディスプレイ装置の、垂直面内における角度を観察者の片眼に対して調整することを可能とする請求項1ないし5のいずれかに記載のHMD用アタッチメント装置。
  7. 前記可動部材は、前記ディスプレイ装置に位置調節機構を介して装着されており、
    その位置調節機構は、観察者が、前記ディスプレイ装置を、前記本体部の中心線と交差する方向に、前記本体部に対して相対的に直線変位させることを可能にするとともに、選択された直線変位位置に前記ディスプレイ装置を保持する請求項1ないし6のいずれかに記載のHMD用アタッチメント装置。
  8. 前記位置調節機構は、当該アタッチメント装置が前記眼鏡型フレームに装着されている状態において、観察者が、前記ディスプレイ装置を前記本体部に対して相対的に直線変位させることにより、前記ディスプレイ装置の、左右方向における位置を観察者の片眼に対して相対的に調整することを可能とする請求項7に記載のHMD用アタッチメント装置。
  9. 前記状態切換え機構は、
    前記本体部に形成された第1係合部であって、前記本体部の中心線に沿って延びる第1係合面を有するとともに、その第1係合面の各位置の、前記本体部の中心線からの距離が、その中心線の方向における位置によって異なるものと、
    その第1係合部に機械的に係合するために前記可動部材に形成された第2係合部であって、前記回転軸線を中心とする円周のうちの少なくとも一部に概して沿って延びる第2係合面を有するとともに、その第2係合面の各位置の、前記中心からの距離が、角度方向における位置によって異なるものと
    を含む請求項1ないし8のいずれかに記載のHMD用アタッチメント装置。
  10. 前記状態切換え機構は、
    前記本体部に、その本体部の中心線に沿って延びるように形成された溝であって、前記中心線に関して互いに対称であるように互いに対向する一対の側壁面を有するとともに、それら一対の側壁面間の距離が、前記中心線の方向における位置によって異なるものと、
    前記可動部材に、前記回転軸線と同軸の係合凸部であって、その係合凸部の中心線に直角な方向における断面が、その中心線とを中心とする円周を概して構成する外周面を有するとともに、その外周面は部分的に、前記溝の一対の側壁面に機械的に係合し、かつ、その外周面上の各点の、前記中心線からの距離が、角度方向における位置によって異なるものと
    を含む請求項1ないし8のいずれかに記載のHMD用アタッチメント装置。
  11. 前記溝は、前記本体部の中心線の方向において互いに異なる第1および第2の領域を有し、
    前記第1の領域における一対の側壁面間の距離は、前記第2の領域における一対の側壁面間の距離より短くされており、
    前記外周面は、一対の第1円弧部と、各第1円弧部の終端に接して延びる複数の直線部とを有しており、
    前記一対の第1円弧部は、前記係合凸部が前記第1の領域における一対の側壁面間に位置するときに、前記第1領域における一対の側壁面に機械的に係合することが可能であるとともに、その係合状態において、前記一対の側壁面に対して相対的に摺動回転することが可能であり、
    前記直線部は、前記一対の第1円弧部が前記第1の領域における一対の側壁面に機械的に係合している状態から、前記係合凸部が、当該直線部に接近する向きに相対的に摺動回転させられると、前記第1の領域における一対の側壁面に当接し、それにより、前記係合凸部が同じ向きにさらに摺動回転することを機械的に阻止するストッパとして機能し、それにより、前記可動部材の前記小角度変位可能状態が実現され、
    前記直線部は、前記係合凸部が前記第2の領域における一対の側壁面間に位置するときに、ストッパとして機能せず、それにより、前記可動部材の前記大角度変位可能状態が実現される請求項10に記載のHMD用アタッチメント装置。
  12. 前記外周面は、さらに、前記一対の第1円弧部の直径より長い直径を有する一対の第2円弧部であって、前記係合凸部が前記第2の領域における一対の側壁面間に位置するときに、前記第2の領域における一対の側壁面に機械的に係合するとともにその一対の側壁面に対して相対的に摺動回転するものを有しており、その摺動回転により、前記可動部材の前記大角度変位可能状態が実現される請求項11に記載のHMD用アタッチメント装置。
  13. 前記本体部は、その本体部の中心線に関して対称となる形状を有する請求項1ないし12のいずれかに記載のHMD用アタッチメント装置。
  14. 前記ディスプレイ装置は、前記画像光を、水平面に概して沿って延びる光路を経て観察者の片眼に投影する請求項1ないし13のいずれかに記載のHMD用アタッチメント装置。
JP2009166597A 2009-07-15 2009-07-15 Hmd用アタッチメント装置 Expired - Fee Related JP5131254B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009166597A JP5131254B2 (ja) 2009-07-15 2009-07-15 Hmd用アタッチメント装置
US12/830,866 US20110012814A1 (en) 2009-07-15 2010-07-06 Adjustable Attachment for Attaching Head-Mounted Display to Eyeglasses-Type Frame

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009166597A JP5131254B2 (ja) 2009-07-15 2009-07-15 Hmd用アタッチメント装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011023939A JP2011023939A (ja) 2011-02-03
JP5131254B2 true JP5131254B2 (ja) 2013-01-30

Family

ID=43464908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009166597A Expired - Fee Related JP5131254B2 (ja) 2009-07-15 2009-07-15 Hmd用アタッチメント装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20110012814A1 (ja)
JP (1) JP5131254B2 (ja)

Families Citing this family (90)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8994611B2 (en) * 2010-03-24 2015-03-31 Olympus Corporation Head-mounted type display device
JP5485093B2 (ja) * 2010-09-16 2014-05-07 オリンパス株式会社 頭部装着型画像表示装置
JP5678709B2 (ja) * 2011-02-10 2015-03-04 ソニー株式会社 表示装置
JP5477310B2 (ja) * 2011-02-24 2014-04-23 ブラザー工業株式会社 頭部装着型の画像表示装置
US8810482B2 (en) * 2011-06-29 2014-08-19 Recon Instruments Inc. Modular heads-up display systems
US9285592B2 (en) 2011-08-18 2016-03-15 Google Inc. Wearable device with input and output structures
WO2013027714A1 (ja) * 2011-08-23 2013-02-28 ブラザー工業株式会社 ヘッドマウントディスプレイ
JP5589992B2 (ja) * 2011-08-23 2014-09-17 ブラザー工業株式会社 ヘッドマウントディスプレイ
JP5423739B2 (ja) * 2011-08-23 2014-02-19 ブラザー工業株式会社 ヘッドマウントディスプレイ
JP5614386B2 (ja) * 2011-08-23 2014-10-29 ブラザー工業株式会社 ヘッドマウントディスプレイ
JP5648603B2 (ja) * 2011-08-23 2015-01-07 ブラザー工業株式会社 ヘッドマウントディスプレイ
USD666237S1 (en) 2011-10-24 2012-08-28 Google Inc. Wearable display device
US9223138B2 (en) 2011-12-23 2015-12-29 Microsoft Technology Licensing, Llc Pixel opacity for augmented reality
US8917453B2 (en) 2011-12-23 2014-12-23 Microsoft Corporation Reflective array waveguide
US8638498B2 (en) 2012-01-04 2014-01-28 David D. Bohn Eyebox adjustment for interpupillary distance
US9529197B2 (en) * 2012-03-21 2016-12-27 Google Inc. Wearable device with input and output structures
US9606586B2 (en) 2012-01-23 2017-03-28 Microsoft Technology Licensing, Llc Heat transfer device
US8810600B2 (en) 2012-01-23 2014-08-19 Microsoft Corporation Wearable display device calibration
US9726887B2 (en) 2012-02-15 2017-08-08 Microsoft Technology Licensing, Llc Imaging structure color conversion
US9297996B2 (en) 2012-02-15 2016-03-29 Microsoft Technology Licensing, Llc Laser illumination scanning
US9779643B2 (en) 2012-02-15 2017-10-03 Microsoft Technology Licensing, Llc Imaging structure emitter configurations
US9368546B2 (en) 2012-02-15 2016-06-14 Microsoft Technology Licensing, Llc Imaging structure with embedded light sources
US20130229712A1 (en) * 2012-03-02 2013-09-05 Google Inc. Sandwiched diffractive optical combiner
US9075249B2 (en) 2012-03-07 2015-07-07 Google Inc. Eyeglass frame with input and output functionality
US9578318B2 (en) 2012-03-14 2017-02-21 Microsoft Technology Licensing, Llc Imaging structure emitter calibration
US9277334B1 (en) 2012-03-21 2016-03-01 Google Inc. Wearable computing device authentication using bone conduction
USD718305S1 (en) * 2012-03-22 2014-11-25 Google Inc. Wearable display device
USD716805S1 (en) * 2012-03-22 2014-11-04 Google Inc. Wearable display device and connection cable combination
US9096920B1 (en) * 2012-03-22 2015-08-04 Google Inc. User interface method
US11068049B2 (en) 2012-03-23 2021-07-20 Microsoft Technology Licensing, Llc Light guide display and field of view
US10191515B2 (en) 2012-03-28 2019-01-29 Microsoft Technology Licensing, Llc Mobile device light guide display
US9558590B2 (en) 2012-03-28 2017-01-31 Microsoft Technology Licensing, Llc Augmented reality light guide display
US9717981B2 (en) 2012-04-05 2017-08-01 Microsoft Technology Licensing, Llc Augmented reality and physical games
US9857919B2 (en) * 2012-05-17 2018-01-02 Hong Kong Applied Science And Technology Research Wearable device with intelligent user-input interface
US10502876B2 (en) 2012-05-22 2019-12-10 Microsoft Technology Licensing, Llc Waveguide optics focus elements
US8989535B2 (en) 2012-06-04 2015-03-24 Microsoft Technology Licensing, Llc Multiple waveguide imaging structure
JP6021507B2 (ja) * 2012-08-08 2016-11-09 オリンパス株式会社 頭部装着型表示装置
US9134548B1 (en) 2012-09-28 2015-09-15 Google Inc. Retention member for a lens system
US10192358B2 (en) 2012-12-20 2019-01-29 Microsoft Technology Licensing, Llc Auto-stereoscopic augmented reality display
WO2014103264A1 (ja) * 2012-12-28 2014-07-03 オリンパス株式会社 頭部装着型表示装置
US20140218269A1 (en) * 2013-02-07 2014-08-07 Google Inc., Modular frame construction for head mountable display
US9128284B2 (en) 2013-02-18 2015-09-08 Google Inc. Device mountable lens component
USD721758S1 (en) 2013-02-19 2015-01-27 Google Inc. Removably attachable lens
JP2014219468A (ja) * 2013-05-02 2014-11-20 セイコーエプソン株式会社 虚像表示装置
US9367960B2 (en) 2013-05-22 2016-06-14 Microsoft Technology Licensing, Llc Body-locked placement of augmented reality objects
US9241209B2 (en) 2013-06-25 2016-01-19 Google Inc. Headphones with adaptable fit
US9491365B2 (en) * 2013-11-18 2016-11-08 Intel Corporation Viewfinder wearable, at least in part, by human operator
USD747315S1 (en) 2014-01-28 2016-01-12 Google Inc. Glasses frame
USD746817S1 (en) 2014-01-28 2016-01-05 Google Inc. Glasses frame
US9294739B1 (en) 2014-06-06 2016-03-22 Google Inc. Magnetically coupled waterproof hinge with integrated multi-stage button and state detection
USD776751S1 (en) 2014-06-27 2017-01-17 Google Inc. Interchangeable eyewear assembly
USD769873S1 (en) * 2014-06-27 2016-10-25 Google Inc. Interchangeable/wearable hinged display device assembly
US9304235B2 (en) 2014-07-30 2016-04-05 Microsoft Technology Licensing, Llc Microfabrication
US10254942B2 (en) 2014-07-31 2019-04-09 Microsoft Technology Licensing, Llc Adaptive sizing and positioning of application windows
US10592080B2 (en) 2014-07-31 2020-03-17 Microsoft Technology Licensing, Llc Assisted presentation of application windows
US10678412B2 (en) 2014-07-31 2020-06-09 Microsoft Technology Licensing, Llc Dynamic joint dividers for application windows
US9851567B2 (en) 2014-08-13 2017-12-26 Google Llc Interchangeable eyewear/head-mounted device assembly with quick release mechanism
JP6115532B2 (ja) * 2014-09-12 2017-04-19 ブラザー工業株式会社 画像表示装置
US20160077345A1 (en) * 2014-09-17 2016-03-17 Michael Bohan Eliminating Binocular Rivalry in Monocular Displays
US11086216B2 (en) 2015-02-09 2021-08-10 Microsoft Technology Licensing, Llc Generating electronic components
US9827209B2 (en) 2015-02-09 2017-11-28 Microsoft Technology Licensing, Llc Display system
US10018844B2 (en) * 2015-02-09 2018-07-10 Microsoft Technology Licensing, Llc Wearable image display system
US9429692B1 (en) 2015-02-09 2016-08-30 Microsoft Technology Licensing, Llc Optical components
US9423360B1 (en) 2015-02-09 2016-08-23 Microsoft Technology Licensing, Llc Optical components
US9372347B1 (en) 2015-02-09 2016-06-21 Microsoft Technology Licensing, Llc Display system
US10317677B2 (en) 2015-02-09 2019-06-11 Microsoft Technology Licensing, Llc Display system
US9535253B2 (en) 2015-02-09 2017-01-03 Microsoft Technology Licensing, Llc Display system
US9513480B2 (en) 2015-02-09 2016-12-06 Microsoft Technology Licensing, Llc Waveguide
JP6528498B2 (ja) * 2015-03-25 2019-06-12 セイコーエプソン株式会社 頭部搭載型ディスプレイ
JP6367166B2 (ja) 2015-09-01 2018-08-01 株式会社東芝 電子機器及び方法
US10691250B2 (en) * 2015-09-24 2020-06-23 Sony Corporation Information processing device, information processing method, and program for preventing reflection of an operation in an output
JP6701673B2 (ja) * 2015-10-30 2020-05-27 セイコーエプソン株式会社 ヘッドマウントディスプレイ
JP6647036B2 (ja) * 2015-12-24 2020-02-14 オリンパス株式会社 ウェアラブル装置
EP3371634B1 (en) 2016-01-06 2023-09-06 Vuzix Corporation Head-mounted display with pivoting imaging light guide
US11385469B2 (en) 2016-01-06 2022-07-12 Vuzix Corporation Head-mounted display with pivoting display
USD795865S1 (en) * 2016-01-06 2017-08-29 Vuzix Corporation Monocular smart glasses
JP6551278B2 (ja) * 2016-03-25 2019-07-31 ブラザー工業株式会社 ヘッドマウントディスプレイ
TWI622803B (zh) * 2016-08-30 2018-05-01 廣達電腦股份有限公司 頭戴式顯示裝置
US10690918B2 (en) 2016-12-19 2020-06-23 United States Of America As Represented By The Administrator Of Nasa Optical head-mounted displays for laser safety eyewear
US10534184B2 (en) 2016-12-23 2020-01-14 Amitabha Gupta Auxiliary device for head-mounted displays
US10684494B2 (en) * 2017-06-01 2020-06-16 NewSight Reality, Inc. Fabrication of see-through near eye optical module and ophthalmic lens
USD867326S1 (en) 2017-07-21 2019-11-19 Google Llc Wireless earbuds
USD890696S1 (en) 2017-07-21 2020-07-21 Google Llc Earbud charging case
USD844586S1 (en) 2017-08-04 2019-04-02 Google Llc Audio assembly
USD896781S1 (en) 2017-08-04 2020-09-22 Google Llc Audio assembly
USD879075S1 (en) 2018-07-11 2020-03-24 Google Llc Earbud stand assembly
US10642050B1 (en) * 2018-12-14 2020-05-05 Google Llc Modular accessory systems for wearable devices
JP2019197564A (ja) * 2019-07-03 2019-11-14 株式会社東芝 ウェアラブル端末、システム及び方法
CN112558310B (zh) * 2020-12-28 2023-01-31 Oppo(重庆)智能科技有限公司 支架及头戴式设备
CN113671713B (zh) * 2021-10-22 2022-01-28 深圳市谦视智能科技有限责任公司 一种近眼虚拟显示装置及近眼头戴虚拟设备

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4601609B2 (ja) * 2004-02-19 2010-12-22 スカラ株式会社 画像表示装置
FR2880698B1 (fr) * 2005-01-10 2007-06-01 Essilor Int Afficheur destine a etre monte sur une paire de lunettes
JP2008176096A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Brother Ind Ltd 画像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011023939A (ja) 2011-02-03
US20110012814A1 (en) 2011-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5131254B2 (ja) Hmd用アタッチメント装置
US8123352B2 (en) Head mounted display
JP5594258B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
US20190049735A1 (en) Image display device with optical systems to guide light to a pupil
US20080266530A1 (en) Image Display Unit and Electronic Glasses
CN112203067A (zh) 眼睛投影***和眼睛投影方法
JP6551278B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP5589992B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP5223760B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
CN108845419B (zh) 头戴式显示设备和用于头戴式显示设备的方法
JP5267256B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP5614386B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
WO2013027714A1 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
EP3982189B1 (en) Image display device and display device
JP2017026704A (ja) 表示装置および眼鏡型表示装置
JP2021152565A (ja) 表示装置及び光学素子
WO2012115030A1 (ja) 頭部装着型の画像表示装置
JP2019101085A (ja) 画像表示装置
JP5234074B2 (ja) ヘッドマウント装置
JP5648603B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP2011203379A (ja) 頭部装着型表示装置
JP5935842B2 (ja) 表示ユニット及びヘッドマウントディスプレイ
JP2016188984A (ja) 画像表示装置
JP4453157B2 (ja) 情報通信端末装置
JP2019159286A (ja) 頭部装着型表示装置および表示システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121009

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121022

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees