JP5130736B2 - 負荷駆動装置 - Google Patents

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Description

この発明は、負荷駆動装置に関し、より特定的には、負荷駆動装置の電力供給を行なうための電力ケーブルの冷却技術に関する。
最近、環境に配慮した自動車としてハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)および電気自動車(Electric Vehicle)が大きく注目されており、ハイブリッド自動車は、既に実用化されている。
このハイブリッド自動車は、従来のエンジンに加え、直流電源とインバータとインバータによって駆動されるモータとを動力源とする自動車である。すなわち、エンジンを駆動することにより動力源を得るとともに、直流電源からの直流電圧をインバータによって交流電圧に変換し、その変換された交流電圧によりモータを回転させることによって動力源を得るものである。また、電気自動車は、直流電源とインバータとインバータによって駆動されるモータとを動力源とする自動車である。
したがって、これらの自動車では、二次電池等で構成された直流電源装置から、インバータ等の半導体電力変換装置を介して、車両駆動用の交流モータへ電力供給する電気システムが備えられている。当該電気システムにおいては、これらの装置間を電気的に接続して給電を行なうための電力ケーブルが配設されている。
この電力ケーブルには、車両駆動用の交流モータに高い出力を得ようとすれば、必然的に大きな電流が流れる。そのため、電力ケーブルの温度上昇を防ぐための冷却機構を考慮する必要が生じる。このような電力ケーブルの温度上昇を抑制するために、たとえば特開2006−66135号公報(特許文献1)には、大電流用途に好適な多心ケーブルが開示される。
これによれば、多心ケーブルは、複数心の導体と、これら導体を一括被覆する絶縁層とを有する。そして、当該絶縁層には、冷媒を流通するための冷媒流路が形成される。この冷媒流路は、例えば樹脂チューブの押出成形の要領で、成形ダイスの中央から圧縮空気により内圧をかけることで絶縁層の内部に形成された管状の空間によって構成される。
また、特開2004−224156号公報(特許文献2)には、電力ケーブルと該電力ケーブルが挿通される保護パイプとの間に形成された隙間を、冷媒と流通させる冷却通路として利用した車両用電力ケーブルの保持構造が開示される。
さらに、特開平6−105443号公報(特許文献3)は、多相交流ケーブルを搬送管の外側に配設し、その搬送管内に冷却流体を流すことによって各交流ケーブルに発生する熱を冷やすようにした流体搬送装置を開示する。
特開2006−66135号公報 特開2004−224156号公報 特開平6−105443号公報 特開平9−129036号公報
しかしながら、上記の特開2006−66135号公報(特許文献1)、特開2004−224156号公報(特許文献2)および特開平6−105443号公報(特許文献3)に開示された技術では、冷媒流路に流通される冷媒の供給源については、なんら具体的な開示がなされていない。
また、自動車では、居住性や積載性(収納力)を確保するために、電気システムの配置が制約を受ける傾向にあり、電力ケーブルの冷却機構についても、より簡易な構成で実現することが要求される。
そこで、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、簡易な構成で電力ケーブルの冷却機構を備えた負荷駆動装置を提供することである。
この発明によれば、負荷駆動装置は、電源と、電源から電力を受けて電気負荷を駆動する駆動装置と、電源、駆動装置および電気負荷の間で電力供給を行なうための電力ケーブルと、駆動装置との間で熱交換を行なうための冷媒と、冷媒を循環経路内に循環させるように構成された冷媒の循環機構とを備える。電力ケーブルは、循環経路において、駆動装置と直列に配設される。
上記の負荷駆動装置によれば、電力ケーブルの冷却に駆動装置の冷媒を用いたので、電力ケーブルの冷却機構を駆動装置の冷却機構と共通化することができ、負荷駆動装置における冷却系統の小型化および低コスト化が図られる。また、負荷駆動装置が搭載された車両においては、冷却機構の小型化により冷却系統が軽量化されるため、車両が軽量化され、車両の燃費が向上する。
好ましくは、駆動装置は、各々が、電源および電気負荷の間に設けられ、電源からの直流電力および電気負荷を駆動する交流電力の間で電力変換を行なう複数の電力変換器からなる。電力ケーブルは、各々が、電源または電気負荷と複数の電力変換器との間に接続される複数の電力線からなる。冷媒の循環機構は、複数の電力変換器をそれぞれ経由するように配設された複数の冷媒路を含む。複数の電力線のうちの相対的に発熱量が大きい電力線は、複数の電力変換器のうちの相対的に発熱量が小さい電力変換器を経由する冷媒路において、該電力変換器と直列に配設される。
上記の負荷駆動装置によれば、冷却装置の冷却能力を高める必要なく、複数の電力変換器および複数の電力線の冷却性能を確保することができる。
好ましくは、駆動装置は、各々が、電源および電気負荷の間に設けられ、電源からの直流電力および電気負荷を駆動する交流電力の間で電力変換を行なう複数の電力変換器からなる。電力ケーブルは、各々が、電源または電気負荷と複数の電力変換器との間に接続される複数の電力線からなる。冷媒の循環機構は、複数の電力変換器をそれぞれ経由するように配設された複数の冷媒路を含む。複数の電力線のうちの相対的に発熱量が小さい電力線は、複数の電力変換器のうちの相対的に発熱量が大きい電力変換器を経由する冷媒路において、該電力変換器と直列に配設される。
上記の負荷駆動装置によれば、冷却装置の冷却能力を高める必要なく、複数の電力変換器および複数の電力線の冷却性能を確保することができる。
好ましくは、複数の電力変換器は、電源からの直流電力を電圧変換するためのコンバータと、コンバータによって変換された直流電力および電気負荷を駆動する交流電力の間で電力変換を行なうためのインバータとを含む。
上記の負荷駆動装置によれば、冷却装置の冷却能力を高める必要なく、コンバータ、インバータおよびこれらに接続される電力線の冷却性能を確保することができる。
好ましくは、複数の電力変換器は、電源からの直流電力および第1の電気負荷を駆動する交流電力の間で電力変換を行なうための第1のインバータと、電源からの直流電力および第2の電気負荷を駆動する交流電力の間で電力変換を行なうための第2のインバータとを含む。
上記の負荷駆動装置によれば、冷却装置の冷却能力を高める必要なく、第1および第2のインバータおよびこれらに接続される電力線の冷却性能を確保することができる。
好ましくは、複数の電力変換器は、電源と第1および第2のインバータとの間に設けられ、直流電力の電圧変換を行なうコンバータをさらに含む。
上記の負荷駆動装置によれば、冷却装置の冷却能力を高める必要なく、第1および第2のインバータ、コンバータおよびこれらに接続される電力線の冷却性能を確保することができる。
好ましくは、循環経路は、冷媒を流通するための配管によって構成される。電力ケーブルは、配管の外周面に接するように配設される。
上記の負荷駆動装置によれば、電力ケーブルと冷媒との間の熱抵抗を下げることができるため、駆動装置の冷媒を用いて効率良く電力ケーブルを冷却することができる。
好ましくは、電力ケーブルは、配管に螺旋状に巻き付けられて配設される。
上記の負荷駆動装置によれば、電力ケーブルを高インダクタンス値で構成することができるため、電力ケーブルおよび駆動装置の熱的保護が図られる。また、電源の騒音および集電性の悪化を抑制することができる。
好ましくは、電気負荷は、交流モータである。駆動装置は、電源からの直流電力および交流モータを駆動する交流電力との間で電力変換を行なうインバータである。電力ケーブルは、インバータと交流モータとの間に接続される。
上記の負荷駆動装置によれば、交流モータまたはインバータに短絡故障が発生したときに、インバータおよび電力ケーブルを流れる短絡電流の変化率を小さくすることができる。その結果、インバータおよび電力ケーブルが熱破壊するのを防止することができる。
好ましくは、駆動装置は、電源からの直流電力の電圧変換を行なうためのコンバータである。電力ケーブルは、電源とコンバータとの間に接続される。
上記負荷駆動装置によれば、コンバータのスイッチング動作に伴ない電源を流れる直流電流に重畳されるリプル電流を低減できるため、電源の騒音および集電性の悪化を抑制することができる。
この発明によれば、電力ケーブルの冷却に駆動装置の冷媒を用いたので、電力ケーブルの冷却機構を駆動装置の冷却機構と共通化することができる。よって、簡易な構成で電力ケーブルの冷却機構を実現することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
[実施の形態1]
図1は、この発明に従う負荷駆動装置の搭載例として示されるハイブリッド自動車の全体構成を示す概略ブロック図である。
図1を参照して、ハイブリッド自動車5は、バッテリ10と、PCU(Power Control Unit)20と、動力出力装置30と、ディファレンシャルギア(DG:Differential Gear)40と、前輪50L,50Rと、後輪60L,60Rと、フロントシート70L,70Rと、リアシート80と、ラジエータ100と、ウォータポンプ110と、冷媒路112,114とを備える。
バッテリ10は、リアシート80の後方部に配置される。そして、バッテリ10は、PCU20に電気的に接続される。PCU20は、たとえば、フロントシート70L,70Rの下部領域、すなわちフロア下領域を利用して配置される。動力出力装置30は、ダッシュボード90よりも前側のエンジンルームに配置される。PCU20は、動力出力装置30と電気的に接続される。動力出力装置30は、DG40と連結される。
直流電源であるバッテリ10は、たとえば、ニッケル水素またはリチウムイオン等の二次電池から成り、直流電圧をPCU20へ供給するとともに、PCU20からの直流電圧によって充電される。
PCU20は、冷媒路112,114を介してラジエータ100に接続される。そして、PCU20は、バッテリ10からの直流電圧を昇圧し、その昇圧した直流電圧を交流電圧に変換して動力出力装置30に含まれるモータジェネレータを駆動制御する。また、PCU20は、動力出力装置30に含まれるモータジェネレータが発電した交流電圧を直流電圧に変換してバッテリ10を充電する。すなわち、PCU20は、バッテリ10によって供給される直流電力と、モータを駆動制御する交流電力およびジェネレータによって発電される交流電力との間で電力変換を行なう「電力変換装置」として設けられている。
冷媒路112は、ウォータポンプ110によって循環される不凍液などの冷却水をPCU20へ供給する。冷媒路114は、PCU20から排出された冷却水をラジエータ100へ供給する。
ラジエータ100は、冷媒路114から受けた冷却水を冷却して冷媒路112へ供給する。ウォータポンプ110は、冷媒路112,114を介してPCU20とラジエータ100との間で冷却水を循環する。これによりPCU20は冷却される。
動力出力装置30は、エンジンおよび/またはモータジェネレータによる動力をDG40を介して前輪50L,50Rに伝達して前輪50L,50Rを駆動する。また、動力出力装置30は、前輪50L,50Rの回転力によって発電し、その発電した電力をPCU20へ供給する。あるいは、モータおよびジェネレータの機能を併せ持つモータジェネレータを動力出力装置30に設けることも可能である。
DG40は、動力出力装置30からの動力を前輪50L,50Rに伝達するとともに、前輪50L,50Rの回転力を動力出力装置30へ伝達する。
図2は、図1に示すPCU20の回路図である。
図2を参照して、PCU20は、モータジェネレータMG1,MG2に対応して設けられるインバータ14,18と、インバータ14,18に共通して設けられる昇圧コンバータ12と、コンデンサC1,C2とを含む。
モータジェネレータMG1,MG2は、回転電機であり、例えば、3相交流同期電動発電機からなる。モータジェネレータMG1は、エンジン(図示せず)によって駆動される発電機として動作するものとしてハイブリッド自動車5に組み込まれ、モータジェネレータMG2は、ハイブリッド自動車5の駆動輪50L,50Rを駆動する電動機としてハイブリッド自動車5に組み込まれる。
そして、モータジェネレータMG1は、エンジンの出力を用いて3相交流電圧を発生し、その発生した3相交流電圧をインバータ14へ出力する。また、モータジェネレータMG1は、インバータ14から受ける3相交流電圧によって駆動力を発生し、エンジンの始動を行なう。モータジェネレータMG2は、インバータ18から受ける3相交流電圧によって車両の駆動トルクを発生する。また、モータジェネレータMG2は、車両の回生制動時、3相交流電圧を発生してインバータ18へ出力する。
コンデンサC1は、バッテリ10から電力ケーブルPL1,SL1を介して供給された直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧を昇圧コンバータ12へ供給する。昇圧コンバータ12は、コンデンサC1から供給された直流電圧を昇圧してコンデンサC2へ供給する。
昇圧コンバータ12は、リアクトルL1と、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)素子Q1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。
IGBT素子Q1,Q2は、電源ラインとアースラインとの間に直列に接続される。IGBT素子Q1は、コレクタが電源ラインに接続され、エミッタがIGBT素子Q2のコレクタに接続される。また、IGBT素子Q2のエミッタはアースラインに接続される。また、ダイオードD1,D2は、各IGBT素子Q1,Q2の逆並列ダイオードとして設けられる。
リアクトルL1は、一方端が電力ケーブルPL1に接続され、他方端が各IGBT素子Q1およびQ2の接続ノードに接続される。コンデンサC2は、電源ラインとアースラインとの間に接続される。
インバータ14は、モータジェネレータMG1に対して昇圧コンバータ12の出力する直流電圧を3相交流に変換して出力する。インバータ14は、昇圧コンバータ12から昇圧された電圧を受けてたとえばエンジンを始動させるためにモータジェネレータMG1を駆動する。
また、インバータ14は、エンジンのクランクシャフトから伝達される回転トルクによってモータジェネレータMG1で発電された電力を昇圧コンバータ12に戻す。このとき昇圧コンバータ12は降圧回路として動作するように制御装置22によって制御される。
インバータ14は、U相アーム15と、V相アーム16と、W相アーム17とを含む。U相アーム15、V相アーム16およびW相アーム17は、昇圧コンバータ12の出力ライン間に並列に接続される。
U相アーム15は、直列接続されたIGBT素子Q3,Q4と、IGBT素子Q3,Q4とそれぞれ並列に接続されるダイオードD3,D4とを含む。ダイオードD3のカソードはIGBT素子Q3のコレクタと接続され、ダイオードD3のアノードはIGBT素子
Q3のエミッタと接続される。ダイオードD4のカソードはIGBT素子Q4のコレクタと接続され、ダイオードD4のアノードはIGBT素子Q4のエミッタと接続される。
V相アーム16は、直列接続されたIGBT素子Q5,Q6と、IGBT素子Q5,Q6とそれぞれ並列に接続されるダイオードD5,D6とを含む。ダイオードD5のカソードはIGBT素子Q5のコレクタと接続され、ダイオードD5のアノードはIGBT素子Q5のエミッタと接続される。ダイオードD6のカソードはIGBT素子Q6のコレクタと接続され、ダイオードD6のアノードはIGBT素子Q6のエミッタと接続される。
W相アーム17は、直列接続されたIGBT素子Q7,Q8と、IGBT素子Q7,Q8とそれぞれ並列に接続されるダイオードD7,D8とを含む。ダイオードD7のカソードはIGBT素子Q7のコレクタと接続され、ダイオードD7のアノードはIGBT素子Q7のエミッタと接続される。ダイオードD8のカソードはIGBT素子Q8のコレクタと接続され、ダイオードD8のアノードはIGBT素子Q8のエミッタと接続される。
各相アームの中間点は、U,V,W各相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1を介してモータジェネレータMG1の各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、モータジェネレータMG1は、3相の交流モータであり、U,V,W相の3つのコイルは各々の一方端が中性点に共に接続されている。そして、U相コイルの他方端が、U相電力ケーブルUL1を介してIGBT素子Q3,Q4の接続ノードに接続される。またV相コイルの他方端が、V相電力ケーブルVL1を介してIGBT素子Q5,Q6の接続ノードに接続される。またW相コイルの他方端が、V相電力ケーブルWL1を介してIGBT素子Q7,Q8の接続ノードに接続される。
インバータ18は、昇圧コンバータ12に対してインバータ14と並列的に接続される。インバータ18は、車輪を駆動するモータジェネレータMG2に対して昇圧コンバータ12の出力する直流電圧を3相交流に変換して出力する。また、インバータ18は、回生制動に伴ない、モータジェネレータMG2で発電された電力を昇圧コンバータ12に戻す。このとき昇圧コンバータ12は降圧回路として動作するように制御装置22によって制御される。
インバータ18の内部の構成は、図示しないがインバータ14と同様であり、詳細な説明は繰返さない。なお、インバータ18の各相アームの中間点は、U,V,W各相の電力ケーブルUL2,VL2,WL2を介してモータジェネレータMG2の各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、モータジェネレータMG2は、3相の交流モータであり、U,V,W相の3つのコイルは各々の一方端が中性点に共に接続されている。そして、U相コイルの他方端が、U相電力ケーブルUL2を介してIGBT素子Q3,Q4の接続ノードに接続される。またV相コイルの他方端が、V相電力ケーブルVL2を介してIGBT素子Q5,Q6の接続ノードに接続される。またW相コイルの他方端が、V相電力ケーブルWL2を介してIGBT素子Q7,Q8の接続ノードに接続される。
制御装置22は、外部に設けられた図示しないECU(Electrical Control Unit)からモータジェネレータMG1,MG2が要求される駆動トルクの目標値(以下、トルク指令値とも称する)およびモータ回転数を受け、バッテリ10からの直流電圧を受け、昇圧コンバータ12の昇圧後の電圧を受け、モータジェネレータMG1,MG2のモータ電流を受ける。そして、制御装置22は、昇圧後電圧、モータジェネレータMG1のトルク指令値およびモータ電流に基づいて、インバータ14がモータジェネレータMG1を駆動するときにインバータ14のIGBT素子Q3〜Q8をスイッチング制御するための信号PWMI1を生成し、その生成した信号PWMI1をインバータ14へ出力する。さらに、制御装置22は、昇圧後電圧、モータジェネレータMG2のトルク指令値およびモータ電流に基づいて、インバータ18がモータジェネレータMG2を駆動するときにインバータ18のIGBT素子Q3〜Q8をスイッチング制御するための信号PWMI2を生成し、その生成した信号PWMI2をインバータ18へ出力する。
また、制御装置22は、バッテリ10からの直流電圧、昇圧後電圧、モータジェネレータMG1,MG2のトルク指令値TRおよびモータ回転数に基づいて、昇圧コンバータ12のIGBT素子Q1,Q2をスイッチング制御するための信号PWMCを生成して昇圧コンバータ12へ出力する。
以上に述べたように、バッテリ10と昇圧コンバータ12との間は、電力ケーブルPL1,SL1によって電気的に接続される。また、モータジェネレータMG1とインバータ14との間は、3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1によって電気的に接続される。さらに、モータジェネレータMG2とインバータ18との間は、3相の電力ケーブルUL2,VL2,WL2によって電気的に接続される。
これらの電力ケーブルには、モータジェネレータMG1,MG2の要求出力に応じて比較的大電流が通過するため、電力ケーブルの温度上昇を防ぐための冷却機構を設ける必要が生じる。そこで、この発明による負荷駆動装置は、以下に述べるように、PCU20を冷却するための冷却水を用いて当該電力ケーブルを冷却する構成とする。
[冷却機構の説明]
図3は、図2に示したPCU20および電力ケーブルの冷却機構を概念的に説明するためのブロック図である。
図3を参照して、インバータ14の3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1とラジエータ100の第1のポートとの間に冷媒路112が設けられ、電力ケーブルUL1,VL1,WL1とインバータ14との間に冷媒路116が設けられる。そして、インバータ14とラジエータ100の第2のポートとの間に冷媒路114が設けられる。すなわち、電力ケーブルUL1,VL1,WL1およびインバータ14は、冷媒路112,116,114によって直列に接続される。
インバータ18においても同様に、3相の電力ケーブルUL2,VL2,WL2とラジエータ100の第1のポートとの間に冷媒路112が設けられ、電力ケーブルUL2,VL2,WL2とインバータ18との間に冷媒路118が設けられる。そして、インバータ18とラジエータ100の第2のポートとの間に冷媒路114が設けられる。すなわち、電力ケーブルUL2,VL2,WL2およびインバータ18は、冷媒路112,118,114によって直列に接続される。
さらに昇圧コンバータ12において、電力ケーブルPL1,SL1とラジエータ100の第1のポートとの間に冷媒路112が設けられ、電力ケーブルPL1,SL1と昇圧コンバータ12との間に冷媒路120が設けられる。そして、昇圧コンバータ12とラジエータ100の第2のポートとの間に冷媒路114が設けられる。すなわち、電力ケーブルPL1,SL1および昇圧コンバータ12は、冷媒路112,120,114によって直列に接続される。
ウォータポンプ110は、冷却水を循環させるためのポンプであって、図に示される矢印の方向に冷却水を循環させる。ラジエータ100は、各電力ケーブル、PCU20(インバータ14,インバータ18および昇圧コンバータ12)を循環してきた冷却水を冷却する。すなわち、このハイブリッド自動車5においては、PCU20および電力ケーブルが単一の冷却機構によって冷却される。
なお、上記においては、ラジエータ100からみて上流側からウォータポンプ110、電力ケーブルおよびPCU20の順に配置されるものとしたが、各々の配置順は、上記の順に限定されるものではない。しかしながら、PCU20の発熱量が電力ケーブルの発熱量よりも大きく、PCU20の下流側では、冷却水の温度が高くなる可能性があることを考慮して、図に示したように、電力ケーブルをPCU20の上流側に配設することが好ましい。
以上のように、この発明によれば、電力ケーブルの冷却にPCU20の冷却水を用いたので、電力ケーブルの冷却機構をPCU20の冷却機構と共通化することができ、ハイブリッド自動車5における冷却系統の小型化および低コスト化が図られる。
さらには、冷却機構の小型化により冷却系統が軽量化されるため、ハイブリッド自動車5が軽量化され、車両の燃費が向上する。
図4は、図3に示した冷却機構が適用されるインバータ14および3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1の冷却構造を説明するための断面図である。
図4を参照して、放熱板204は、シリコングリス(図示せず)を介してヒートシンク206上に配置される。絶縁基板200は、窒化アルミニウムと、当該窒化アルミニウムの一主面および一主面の反対面にそれぞれ設置されたアルミニウムとからなる。
そして、絶縁基板200は、一主面の反対面に設置されたアルミニウムが半田202によって放熱板204に接着されることによって放熱板204に固着される。IGBT素子Q3,Q4は、半田によって絶縁基板200の一主面に設置されたアルミニウムに接着されることによって、絶縁基板200に固着される。
U相電力ケーブルUL1は、IGBT素子Q3,Q4とモータジェネレータMG1のU相コイル(図示せず)との間の電気的接続を確保するように配設される。
なお、IGBT素子Q5〜Q8およびダイオードD3〜D8も、IGBT素子Q3,Q4と同じように図4に示す態様で基板(絶縁基板200および放熱板204)に固着される。そして、V相電力ケーブルVL1およびW相電力ケーブルWL1も、U相電力ケーブルUL1と同じように同図に示す態様でインバータ14とモータジェネレータMG1のV相コイルおよびW相コイルとの間にそれぞれ配設される。
ヒートシンク206は、複数の溝208を有する。冷媒路112,116によってインバータ14へ供給された冷却水は、ヒートシンク206の複数の溝208を流れることによって放熱板204および絶縁基板200を介してIGBT素子Q3,Q4を冷却する。
さらに、ヒートシンク206は、冷却水の流路における上流側に、ヒートシンク206に冷却水を導入するための配管210が結合され、当該流路における下流側に、ヒートシンク206から冷却水を導出するための配管212が結合される。すなわち、配管210は、図3における冷媒路112,116を構成し、配管212は、同図における冷媒路114を構成する。そして、冷却水は、図4に示される矢印の方向に流通する。
インバータ14におけるU相電力ケーブルUL1は、配管210と熱交換が可能なように配設される。具体的には、U相電力ケーブルUL1は、配管210の外周面と接するように配設される。なお、図示は省略するが、V相電力ケーブルVL1およびW相電力ケーブルWL1も、U相電力ケーブルUL1と同じように図4に示す態様で配設される。
図5は、図4のA−A断面における断面図である。
図5を参照して、3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1は、図示しないが、導電性の芯線にエナメル等の絶縁性の被覆が施された構成からなる。
3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1は、配管210との間に伝熱経路が形成されるように、被覆の外周面が配管210の外周面に接触するように配置される。そして、電力ケーブルUL1,VL1,WL1と配管210とは、互いの位置関係を固定するように被覆220によって一体的に覆われる。
図5に示した構成において、冷却水は、配管210の内周側を紙面垂直方向に向かって流通する。このとき、各電力ケーブルに発生した熱は、配管210を介して冷却水に放熱される。これにより、電力ケーブルUL1,VL1,WL1が効率良く冷却される。そして、電力ケーブルを冷却した後の冷却水は、ヒートシンク206に導入されると、複数の溝208を流れることによってインバータ14のIGBT素子およびダイオードを冷却する。
なお、図4および図5に示したインバータ14の3相の電力ケーブルの冷却機構は、この発明による基本的な電力ケーブルの冷却機構として、図2に示した各電力ケーブルに適用することができる。
[変形例]
図6は、この発明の実施の形態1の変形例に従うPCU20および電力ケーブルの冷却機構の構成を説明する図である。
図6を参照して、絶縁基板200上には、インバータ14、インバータ18および昇圧コンバータ12が搭載されている。具体的には、インバータ14,18および昇圧コンバータ12の各々を構成するIGBT素子およびダイオードが、図4に示した態様で絶縁基板200の一主面に固着されている。そして、絶縁基板200の一主面の反対面には、同じく図4で示した態様で放熱板204およびヒートシンク206が配設されている。
ヒートシンク206は、冷却水がインバータ14を経由するように設けられた流路214aと、冷却水がインバータ18を経由するように設けられた流路214bと、冷却水が昇圧コンバータ12を経由するように設けられた流路214cとを有する。これらの流路214a〜214cは、ヒートシンク206の内部に設けられた複数の溝208によって実現されている。
そして、流路214aの上流側には、流路214aに冷却水を導入するための配管210aが結合され、流路214aの下流側には、流路214aから冷却水を導出するための配管212aが結合される。また、流路214bの上流側には、流路214bに冷却水を導入するための配管210bが結合され、流路214bの下流側には、流路214bから冷却水を導出するための配管212bが結合される。また、流路214cの上流側には、流路214cに冷却水を導入するための配管210cが結合され、流路214cの下流側には、流路214cから冷却水を導出するための配管212cが結合される。
なお、図示しないが、配管210a〜210cは、流路における上流側で合流されて冷媒路112を構成する。また、配管212a〜212cは、流路における下流側で合流されて冷媒路114を構成する。
このようなPCU20の冷却機構において、インバータ14,18および昇圧コンバータ12にそれぞれ接続される電力ケーブルUL1,VL1,WL1、電力ケーブルUL2,VL2,WL2、および電力ケーブルPL1,SL1は、インバータ14,18および昇圧コンバータ12の間で生じる発熱量の大小関係に応じて、放熱先となる配管が決定される。
詳細には、インバータ14からモータジェネレータMG1に供給される電流、インバータ18からモータジェネレータMG2に供給される電流、およびバッテリ10から昇圧コンバータ12に供給される電流は、モータジェネレータMG1およびMG2に対する要求出力に応じて互いに独立に変化することから、インバータ14,18および昇圧コンバータ12の間には発熱量に相対的な大小関係が生じる。
例えば本実施の形態では、モータジェネレータMG1は主に発電用途に用いられ、モータジェネレータMG2は主に車両駆動力発生用に用いられるため、インバータ18の発熱量はインバータ14の発熱量よりも大きくなる傾向がある。また、昇圧コンバータ12の発熱量は、これらのインバータ14,18の発熱量よりも小さくなる傾向がある。すなわち、インバータ14,18および昇圧コンバータ12の間には、インバータ18の発熱量が最も大きくなり、かつ、昇圧コンバータ12の発熱量が最も小さくなるという関係が成り立っている。
このようなインバータ14,18および昇圧コンバータ12の間に生じる発熱量の大小関係は、各々に接続される電力ケーブルの発熱量にも反映される。すなわち、本実施の形態では、インバータ18に接続される電力ケーブルUL2,VL2,WL2の発熱量が最も大きくなり、かつ、昇圧コンバータ12に接続される電力ケーブルPL1,PL2の発熱量が最も小さくなるという関係が成立する。
したがって、上記図4に示したように、1つのインバータ(または昇圧コンバータ)とこれに接続される電力ケーブルとを共通の冷却水で冷却する構成とした場合には、インバータ14,18および昇圧コンバータ12の間で冷却性能に差が生じる可能性がある。
例えば本実施の形態では、発熱量が最も大きいインバータ18と、発熱量が最も大きい電力ケーブルUL2,VL2,WL2との組合せが、残りの2つの組合せと比較して冷却性能が低くなる。なぜなら、電力ケーブルUL2,VL2,WL2の発熱量が大きいため、当該電力ケーブルの下流側では冷却水の温度が高くなり、高温のインバータ18を十分に冷却することが困難となるからである。
このような冷却性能の差をなくすためには、例えば、冷却水の流量をウォータポンプ110出力可能な最大流量に固定して冷却機構を駆動する方法が検討されるが、かかる方法は、発熱量が相対的に小さくなる残りの組合せに対しては冷却能力が過剰となり、冷却機構の消費電力を無駄に増大させる結果となる。
そこで、本変形例に係る冷却機構は、図6に示すように、発熱量が最も小さい電力ケーブルPL1,SL1と、発熱量が最も大きいインバータ18とを共通の冷却水を用いて冷却する構成とする。
具体的には、インバータ18を経由する流路214bの上流側に結合される配管210bに対して、電力ケーブルPL1,SL1が熱交換可能なように配設される。これにより、発熱量の小さい電力ケーブルPL1,SL1と熱交換を行なった後の冷却水がインバータ18に供給される。このとき電力ケーブルPL1,SL1の下流側では冷却水の温度上昇が緩やかとなるため、高温となるインバータ18に対しても冷却性能を確保することが可能となる。
さらに、本変形例に係る冷却機構は、発熱量が最も大きい電力ケーブルUL2,VL2,WL2と、発熱量が最も小さい昇圧コンバータ12とを共通の冷却水を用いて冷却するように構成される。
具体的には、昇圧コンバータ12を経由する流路214cの上流側に結合される配管210cに対して、電力ケーブルUL2,VL2,WL2が熱交換可能なように配設される。これにより、発熱量の大きい電力ケーブルUL2,VL2,WL2と熱交換を行なった後の冷却水が昇圧コンバータ12に供給される。このとき電力ケーブルUL2,VL2,WL2の下流側では冷却水の温度が高くなるが、比較的低温となる昇圧コンバータ12に対しては冷却性能が損なわれることがない。
なお、電力ケーブルUL2,VL2,WL2については、当該電力ケーブルの発熱量と昇圧コンバータ12の発熱量とを比較して、当該電力ケーブルの発熱量が大きいために昇圧コンバータ12の冷却性能を確保することが困難であると判断される場合には、当該電力ケーブルを、流路214cの下流側に結合される配管214cと熱交換可能なように配設する構成とすればよい。これによれば、発熱量の小さい昇圧コンバータ12と熱交換を行なった後の冷却水が電力ケーブルUL2,VL2,WL2に供給される。このとき昇圧コンバータ12の下流側では冷却水の温度上昇が緩やかとなるため、高温となる電力ケーブルUL2,VL2,WL2に対しても冷却性能を確保することが可能となる。
[実施の形態2]
図7は、この発明の実施の形態2によるPCU20および電力ケーブルの冷却機構における電力ケーブルの構造を説明するための図である。
図7を参照して、インバータ14とモータジェネレータMG1との間に接続されるU相電力ケーブルUL1は、放熱先となる配管210に螺旋状に巻き付けられて配設される。具体的には、U相電力ケーブルUL1は、導電性の芯線230にエナメル等の絶縁性の被覆232を施したものである。そして、U相電力ケーブルUL1と配管210とは、被覆220によって一体的に被覆される。
なお、図示は省略するが、V相電力ケーブルVL1およびW相電力ケーブルWL1についても、U相電力ケーブルUL1と同じように図7に示す態様で配設される。
このような構成とすることにより、3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1は、先の実施の形態1と同様に、配管210を流れる冷却水との間で熱交換を行なうことによって冷却される。そして、電力ケーブルUL1,VL1,WL1を冷却した後の冷却水は、ヒートシンク206(図4)に設けられた複数の溝208を流れることによってインバータ14を冷却する。
さらに、この発明の実施の形態2によれば、3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1は、上記図4で示したように電力ケーブルを配設した場合と比較して、インダクタンス値が大きくなる。なお、各電力ケーブルのインダクタンス値は、巻数の2乗に略比例した大きさとなる。
このように3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1を高いインダクタンス値で構成したことによって、以下に述べるように、モータジェネレータMG1またはインバータ14に短絡故障が生じたときに当該電力ケーブルを過大な電流が通過するのを抑制することができる。
特に、ハイブリッド自動車5のエンジンルーム内の省スペース化の要請を受けて、PCU20と動力出力装置30(モータジェネレータMG1,MG2)とを近接配置した構成においては、3相の電力ケーブルは、配線長の短縮に伴なってインダクタンス値が小さくなる。本実施の形態によれば、このような構成においても、効率的に当該電力ケーブルのインダクタンス値を増やすことができる。
図8は、3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1の接続部分を説明するための図である。
図8を参照して、3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1は、図7で示した態様で配管201aに巻き付けられて配設される。これにより、電力ケーブルUL1,VL1,WL1は高いインダクタンス値で構成されている。
ここで、インバータ14のU相アーム15(例えばIGBT素子Q3)に短絡故障が発生したものとする。このとき、インバータ14とモータジェネレータMG1との間には、短絡相であるU相アーム15を介した短絡経路が形成される。
具体的には、IGBT素子Q3の短絡によって電源ラインとU相アーム15の中間点とが導通すると、電源ライン〜U相アーム15の中間点〜U相電力ケーブルUL1〜モータジェネレータMG1のU相コイルを経路として短絡電流が流れる。この短絡電流は、モータジェネレータMG1の中性点において、V相コイル〜V相電力ケーブルVL1〜V相アーム16の中間点〜ダイオードD5〜電源ラインに至る経路と、W相コイル〜W相電力ケーブルWL1〜W相アーム17の中間点〜ダイオードD7〜電源ラインに至る経路とに分岐される。
このような短絡経路において、短絡電流をIとし、モータジェネレータMG1に誘起される電圧をVとすると、短絡電流Iと電圧Vとは式(1)のように表わされる。
V=rI+L・dI/dt (1)
ただし、rは短絡経路の抵抗成分であり、Lは短絡経路のインダクタンス成分である。
式(1)を参照して、短絡電流Iは、インダクタンス成分Lのインダクタンス値が大きくなるほど、変化率dI/dtが小さくなることが分かる。インダクタンス成分Lのインダクタンス値は、主に3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1のインダクタンス値によって決まることから、当該電力ケーブルを高いインダクタンス値で構成することによって、短絡電流Iの変化率dI/dtを小さくすることができる。
図9は、短絡電流Iと3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1のインダクタンス値との関係を説明するための図である。
図9を参照して、縦軸は短絡電流Iを示し、横軸は時間を示す。時刻t1において、インバータ14に短絡故障が発生したものとする。
短絡電流Iは、時刻t1以降において増加する。このときの短絡電流Iの変化率(増加率)dI/dtは、3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1のインダクタンス値に反比例した大きさとなる。
具体的には、3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1の配線長が短く、インダクタンス値が小さい場合の変化率(図中のラインk2の傾きに相当)は、配線長が長く、インダクタンス値が大きい場合の変化率(図中のラインk1の傾きに相当)よりも大きくなる。そのため、PCU20と動力出力装置30とを近接配置した構成では、エンジンルーム内の省スペース化が図られる反面、短絡電流Iが急激に増加することになる。これにより、短絡故障が発生した場合には、予め設定された過電流保護のための処理が実行される前に、PCU20および当該電力ケーブルが過熱されてしまう可能性がある。
しかしながら、配線長が短い場合においても、図7および図8に示す態様で電力ケーブルの巻数を多くすることによって、インダクタンス値を大きくでき、変化率dI/dtを小さくすることができる。よって、短絡電流Iの急増による熱破壊からPCU30および電力ケーブルを保護することが可能となる。
なお、本実施の形態では、インバータ14とモータジェネレータMG1とを接続する3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1を配管210に巻き付けて配設する構成を説明したが、インバータ18とモータジェネレータMG2とを接続する3相の電力ケーブルUL2,VL2,WL2についても、かかる構成を適用することが可能である。
[変形例]
図7に示した電力ケーブルの構造は、バッテリ10と昇圧コンバータ12とを接続する電力ケーブルPL1,SL1にも適用することができる。この場合には、昇圧コンバータ12のスイッチング動作に伴なってバッテリ10を流れる電流に重畳する交流電流(以下、リプル電流とも称する)を低減することが可能となる。
図10は、電力ケーブルPL1,SL1の接続部分を説明するための図である。
図10を参照して、電力ケーブルPL1は、図7に示したのと同じ態様で配管201に巻き付けられて配設される。これにより、電力ケーブルPL1はその巻数の2乗に比例した、高インダクタンス値で構成されている。
昇圧コンバータ12は、上述したように、IGBT素子Q1,Q2がスイッチング制御されることによって、直流電圧を昇圧または降圧させる。そして、IGBT素子Q1,Q2がスイッチング制御されている場合、昇圧コンバータ12のリアクトルL1を流れる電流には、リプル電流が発生する。このリプル電流がバッテリ10に伝搬すると、リプル電流の影響によってバッテリ10には膨張収縮作用が生じる。
詳細には、バッテリ10は、セパレータを介して積層された電極板を有しているため、充電時には、電極板間に生じる電界により電極板間に引力を生じる。この引力により、バッテリ全体としては、電圧印加により収縮することになる。そして、印加電圧が無くなると、バッテリ10は復帰(膨張)する。そのため、昇圧コンバータ12からのリプル電流をバッテリ10が受けると、バッテリ10には時間的な変位、すなわち膨張収縮作用が生じる。その結果、この膨張収縮により空気振動が生じて、騒音が発生する。また、バッテリ10の電極板が振動することにより、経年変化により電極板を形成する活物質の結着力が低下し、バッテリ10の集電性が悪化する。
ここで、リアクトルL1を流れるリプル電流Irpは、バッテリ10に流れるリプル電流IrpbとコンデンサC1に流れるリプル電流Irpcとの和になる。
Irp=Irpb+Irpc (2)
そして、バッテリ10に流れるリプル電流Irpbのピークピーク値をΔIrpbとし、かつ、コンデンサC1に流れるリプル電流Irpcのピークピーク値をΔIrpcとすると、ΔIrpbとΔIrpcとの間には、次式の関係が成立する。
ΔIrpb:ΔIrpc=1/Zb:1/Zc (3)
ただし、Zbはバッテリ10のインピーダンスであり、ZcはコンデンサC1のインピーダンスである。
式(3)から分かるように、バッテリ10に流れるリプル電流のピークピーク値ΔIrpbは、バッテリ10のインピーダンスZbに反比例した大きさとなり、インピーダンスZbが低くなるほど大きくなる。
バッテリ10に流れるリプル電流Irpbを低減するためには、式(3)の関係から、バッテリ10に並列に接続されたコンデンサC1のインピーダンスZcを下げる手段が有効であると思われる。しかしながら、この手段は、コンデンサC1を容量の大きい大型の素子で構成することが必要となり、PCU20の体格およびコストを増大させる不具合に繋がる。
そこで、本変形例による負荷駆動装置においては、図10に示すように、バッテリ10とコンデンサC1との間に接続された電力ケーブルPL1を高インダクタンス値で構成することによって、バッテリ10のインピーダンスZbを見かけ上大きくすることとする。
詳細には、昇圧コンバータ12のリアクトルL1から見たバッテリ10のインピーダンスは、本来のバッテリ10のインピーダンスZbに対して、電力ケーブルPL1,SL1のインダクタンス値を加算した値となる。本変形例では、電力ケーブルPL1のインダクタンス値Ls2を大きくすることによって、バッテリ10の見かけ上のインピーダンスが大きくなり、バッテリ10に流れるリプル電流Irpbを低減することができる。その結果、リプル電流Irpbによるバッテリ10の膨張収縮作用に起因して発生する振動騒音および集電性の悪化を抑制することができる。
また、上述したようなコンデンサC1のインピーダンスZcを下げる場合と比較して、PCU20の体格およびコストが増大するのを回避することができる。
なお、本変更例では、電力ケーブルPL1のみを配管210に螺旋状に巻き付けて配設する構成としたが、電力ケーブルSL1も同様に配管210に巻き付けて配設することによって、電力ケーブルPL1,SL1のインダクタンス値をさらに大きくすることができる。
また、配管210を磁性体(鉄等)で構成すれば、電力ケーブルの透磁率が高くなるため、電力ケーブルのインダクタンス値をより一層大きくすることができる。
上述したように、この発明の実施の形態1および2では、PCU20は、ハイブリッド自動車に搭載されるとして説明したが、この発明においてPCU20は、電気自動車または燃料電池自動車に搭載されてもよい。さらに、この発明の適用は、このような構成に限定されるものではなく、電源から電力を受けて自動車の他の電気負荷を駆動する負荷駆動装置において、この発明を共通に適用することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、電力変換装置の電力供給を行なうための電力ケーブルを備えた負荷駆動装置に適用することができる。
この発明に従う負荷駆動装置の搭載例として示されるハイブリッド自動車の全体構成を示す概略ブロック図である。 図1に示すPCU20の回路図である。 図2に示したPCU20および電力ケーブルの冷却機構を概念的に説明するためのブロック図である。 図3に示した冷却機構が適用されるインバータ14および3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1の冷却構造を説明するための断面図である。 図4のA−A断面における断面図である。 この発明の実施の形態1の変形例に従うPCU20および電力ケーブルの冷却機構の構成を説明する図である。 この発明の実施の形態2によるPCU20および電力ケーブルの冷却機構における電力ケーブルの構造を説明するための図である。 3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1の接続部分を説明するための図である。 短絡電流Iと3相の電力ケーブルUL1,VL1,WL1のインダクタンス値との関係を説明するための図である。 電力ケーブルPL1,SL1の接続部分を説明するための図である。
符号の説明
5 ハイブリッド自動車、10 バッテリ、12 昇圧コンバータ、14,18 インバータ、15 U相アーム、16 V相アーム、17 W相アーム、22 制御装置、30 動力出力装置、50L,50R 前輪、60L,60R 後輪、70L,70R フロントシート、80 リアシート、90 ダッシュボード、100 ラジエータ、110 ウォータポンプ、112,114,116,118,120 冷媒路、200 絶縁基板、202 半田、204 放熱板、206 ヒートシンク、208 溝、210,201a〜201c,212,212a〜212c 配管、214a〜214c 流路、220,232 被覆、230 芯線、C1,C2 コンデンサ、D1〜D8 ダイオード、L1 リアクトル、MG1,MG2 モータジェネレータ、PL1,SL1 電力ケーブル、Q1〜Q8 IGBT素子、UL1,UL2 U相電力ケーブル、VL1,VL2 V相電力ケーブル、WL1,WL2 W相電力ケーブル。

Claims (9)

  1. 電源と、
    前記電源から電力を受けて電気負荷を駆動する駆動装置と、
    前記電源、前記駆動装置および前記電気負荷の間で電力供給を行なうための電力ケーブルと、
    前記駆動装置との間で熱交換を行なうための冷媒と、
    前記冷媒を循環経路内に循環させるように構成された前記冷媒の循環機構とを備え、
    前記電力ケーブルは、前記循環経路と熱交換が可能に配設され、
    前記駆動装置は、各々が、前記電源および前記電気負荷の間に設けられ、前記電源からの直流電力および前記電気負荷を駆動する交流電力の間で電力変換を行なう複数の電力変換器からなり
    前記電力ケーブルは、各々が、前記電源または前記電気負荷と前記複数の電力変換器との間に接続される複数の電力線からなり
    前記冷媒の循環機構は、前記複数の電力変換器をそれぞれ経由するように配設された複数の冷媒路を含み
    前記複数の電力線のうちの相対的に発熱量が大きい電力線は、前記複数の電力変換器のうちの相対的に発熱量が小さい電力変換器を経由する冷媒路と熱交換が可能に配設される、負荷駆動装置。
  2. 電源と、
    前記電源から電力を受けて電気負荷を駆動する駆動装置と、
    前記電源、前記駆動装置および前記電気負荷の間で電力供給を行なうための電力ケーブルと、
    前記駆動装置との間で熱交換を行なうための冷媒と、
    前記冷媒を循環経路内に循環させるように構成された前記冷媒の循環機構とを備え、
    前記電力ケーブルは、前記循環経路と熱交換が可能に配設され、
    前記駆動装置は、各々が、前記電源および前記電気負荷の間に設けられ、前記電源からの直流電力および前記電気負荷を駆動する交流電力の間で電力変換を行なう複数の電力変換器からなり
    前記電力ケーブルは、各々が、前記電源または前記電気負荷と前記複数の電力変換器との間に接続される複数の電力線からなり
    前記冷媒の循環機構は、前記複数の電力変換器をそれぞれ経由するように配設された複数の冷媒路を含み
    前記複数の電力線のうちの相対的に発熱量が小さい電力線は、前記複数の電力変換器のうちの相対的に発熱量が大きい電力変換器を経由する冷媒路と熱交換が可能に配設される、負荷駆動装置。
  3. 前記複数の電力変換器は、
    前記電源からの直流電力を電圧変換するためのコンバータと、
    前記コンバータによって変換された前記直流電力および前記電気負荷を駆動する交流電力の間で電力変換を行なうためのインバータとを含む、請求項またはに記載の負荷駆動装置。
  4. 前記複数の電力変換器は、
    前記電源からの直流電力および第1の電気負荷を駆動する交流電力の間で電力変換を行なうための第1のインバータと、
    前記電源からの直流電力および第2の電気負荷を駆動する交流電力の間で電力変換を行なうための第2のインバータとを含む、請求項またはに記載の負荷駆動装置。
  5. 前記複数の電力変換器は、前記電源と前記第1および第2のインバータとの間に設けられ、前記直流電力の電圧変換を行なうコンバータをさらに含む、請求項に記載の負荷駆動装置。
  6. 前記循環経路は、前記冷媒を流通するための配管によって構成され、
    前記電力ケーブルは、前記配管の外周面に接するように配設される、請求項1または2に記載の負荷駆動装置。
  7. 前記電力ケーブルは、前記配管に螺旋状に巻き付けられて配設される、請求項に記載の負荷駆動装置。
  8. 前記電気負荷は、交流モータであり、
    前記駆動装置は、前記電源からの直流電力および前記交流モータを駆動する交流電力との間で電力変換を行なうインバータであり、
    前記電力ケーブルは、前記インバータと前記交流モータとの間に接続される、請求項に記載の負荷駆動装置。
  9. 前記駆動装置は、前記電源からの直流電力の電圧変換を行なうためのコンバータであり、
    前記電力ケーブルは、前記電源と前記コンバータとの間に接続される、請求項に記載の負荷駆動装置。
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