JP5130710B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置と画像形成方法に関し、特に、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはこれらの機能を複合的に備えた複合機等の画像形成装置と、これらの画像形成装置を用いて画像を形成する画像形成方法に関する。
カラー画像形成装置として、所謂4サイクル方式または所謂タンデム方式の画像形成装置が知られている。これらのカラー画像形成装置では、静電潜像担持体の表面に形成されたトナー像が、静電潜像担持体と一次転写ローラとのニップ部で、このニップ部を通る中間転写体へ転写(一次転写)され、一次転写により4色のトナー像が中間転写体上に重ねられることでフルカラーの画像が形成される。このフルカラー画像は、中間転写体と二次転写ローラとのニップ部において、このニップ部を通る用紙等の被転写材へ転写(二次転写)される。
一次転写の際、静電潜像担持体と一次転写ローラとの間に、トナーを静電潜像担持体から中間転写体へ移動させる電界を形成するため、一次転写ローラにはトナーの極性と反対側の極性の転写電圧が印加される。同様に、二次転写の際、中間転写体と二次転写ローラとの間に、トナーを中間転写体から被転写材へ移動させる電界を形成するため、二次転写ローラにはトナーの極性と反対側の極性の転写電圧が印加される。
そのため、一次転写ローラおよび二次転写ローラとしては、導電性を有するローラが用いられ、近年、電気抵抗の均一性に優れたイオン導電性ローラが多く用いられている。イオン導電性ローラを一次転写ローラまたは二次転写ローラとして用いると、高い転写性能が得られるため、画質の向上を図ることができる。
しかし、イオン導電性ローラは、機内の温湿環境の変化によって電気抵抗値が大きく変化するため、電気抵抗値の変化に伴って、ローラに印加すべき最適な転写電圧の大きさも変化する。そのため、一次転写ローラまたは二次転写ローラとしてイオン導電性ローラを用いる場合、ローラに印加する転写電圧の大きさを、ローラの電気抵抗値の変化に応じて制御する必要がある。
転写電圧を制御する方法の一つとして、ATVC(Auto Transfer Voltage Control)制御が提案されている。ATVC制御は、転写ローラに定電流を流したときの電圧(検出電圧Vd)を電気抵抗値の代用値として検出する検出動作を行った後、検出電圧Vdと、予め設定されたテーブルおよび演算式とに基づき、最適な転写電圧を決定するものである。なお、ATVC制御の具体的な構成は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2003−156916号公報
図7は、イオン導電性素材からなる二次転写ローラの近傍の機内環境に関して、絶対湿度が一定であると仮定した場合の雰囲気温度と検出電圧Vdとの関係を示すグラフである。図7に示すように、検出電圧Vdは、特に低湿環境において、雰囲気温度が高いときほど小さくなる。したがって、連続プリントを行うと、連続プリント開始からの経過枚数が増加するに連れて機内の雰囲気温度が上昇するため、この温度上昇に伴って検出電圧Vdが著しく低下することがある。そのため、連続プリントを行う際、常に適切な転写電圧を転写ローラに印加するためには、ATVC制御の検出動作を頻繁に実行する必要がある。
しかし、連続プリント中において、ATVC制御の検出動作が頻繁に実行されると、プリント生産性が低下してしまう。
そこで、本発明は、連続プリントの際、転写ローラに常に適切な転写電圧を印加した状態でプリントでき、プリント生産性を向上できる画像形成装置、および画像形成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
像担持体上のトナー像を被転写材へ転写させるため、上記像担持体と共に上記被転写材を挟圧する転写ローラと、
該転写ローラに転写電圧を印加する転写電圧印加装置と、
連続プリント中において、上記転写電圧を決定するために上記転写ローラの電気抵抗値または該電気抵抗値の代用値を検出する検出動作を、所定の検出間隔で行うように制御する制御部とを備え、
上記制御部は、
連続プリント中において、プリント時の上記転写電圧を決定するためのATVC制御を、1枚のプリント毎に毎回実行し、
連続プリント中において上記検出動作を行うときのATVC制御では、上記検出動作で検出された検出値に基づいて上記転写電圧を決定し、
連続プリント中において上記検出動作を行わないときの上記ATVC制御では、上記検出動作を行うと仮定した場合に検出されるべき検出値として推定される推定値を算出して、該推定値に基づいて上記転写電圧を決定し、
上記推定値を算出するための補正式は、
連続プリント開始から上記検出動作までの経過枚数に応じて複数用意され、且つ、それぞれ、現在の経過枚数と直前の上記検出動作で検出された検出値とに応じて上記推定値を算出するように構成された現在の経過枚数の関数であり、
上記制御部は、
上記推定値を算出する際、上記複数の補正式の中から、直前の上記検出動作が行われたときの経過枚数に対応する補正式を選択し、該選択された補正式に基づいて上記推定値を算出することを特徴とする。
本発明に係る画像形成方法は、
像担持体の表面にトナー像を形成する工程と、
上記像担持体の表面に当接した転写ローラに印加する転写電圧の大きさを決定する工程と、
上記転写電圧を上記転写ローラに印加する工程と、
上記像担持体と上記転写ローラとのニップ部に被転写材を搬送する工程と、
上記像担持体上の上記トナー像を上記被転写材に転写する工程とを備え、
連続プリントの際、上記転写電圧を決定するために上記転写ローラの電気抵抗値または該電気抵抗値の代用値を検出する検出動作を、所定の検出間隔で行う画像形成方法であって、
連続プリント中において、プリント時の上記転写電圧を決定するためのATVC制御を、1枚のプリント毎に毎回実行し、
連続プリント中において上記検出動作を行うときのATVC制御では、上記検出動作で検出された検出値に基づいて上記転写電圧を決定し、
連続プリント中において上記検出動作を行わないときのATVC制御では、上記検出動作を行うと仮定した場合に検出されるべき検出値として推定される推定値を算出して、該推定値に基づいて上記転写電圧を決定し、
上記推定値を算出するための補正式は、
連続プリント開始から上記検出動作までの経過枚数に応じて複数用意され、且つ、それぞれ、現在の経過枚数と直前の上記検出動作で検出された検出値とに応じて上記推定値を算出するように構成された現在の経過枚数の関数であり、
上記推定値を算出する際、
上記複数の補正式の中から、直前の上記検出動作が行われたときの経過枚数に対応する補正式を選択し、該選択された補正式に基づいて上記推定値を算出することを特徴とする。
本発明によれば、連続プリント中において、転写ローラの電気抵抗値または該電気抵抗値の代用値を検出する検出動作を行わないときであっても、転写ローラの電気抵抗値または該電気抵抗値の代用値が、直前の検出動作で検出された検出値と、連続プリント開始からの経過枚数または経過時間とに応じて推定され、この推定値に基づいて転写電圧が決定されるため、常に適切な転写電圧を転写ローラに印加した状態で連続プリントを行うことができる。また、検出動作を行わないときでも良好な転写性を維持できるため、検出動作間の間隔を拡大することができ、連続プリント時のプリント生産性を向上できる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置2の概略構成を示す。
画像形成装置2は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの機能を複合的に備えた複合機等の電子写真式画像形成装置である。現在、電子写真方式の画像形成装置として種々の形態のものが提案されているが、図示する画像形成装置は、所謂4サイクル方式のカラー画像形成装置である。ただし、本発明は、この種の画像形成装置にのみ適用されるものではなく、他の形態の画像形成装置、例えば、所謂タンデム方式のカラー画像形成装置、または一つの現像装置しか備えていないモノクロ画像形成装置にも等しく適用できる。
画像形成装置2は、その内部のほぼ中央部に感光体4を備えている。感光体4は、図示しない駆動モータにより図中時計回り方向に回転駆動される。
感光体4の周囲にはその回転方向(図中時計回り方向)に沿って順に、感光体4の表面を一様に帯電させる帯電装置(図の例ではスコロトロン帯電器)8と、感光体4上に各色の静電潜像を順次形成するための露光装置10と、各色のトナーを感光体4に順次供給し、これにより静電潜像を顕在化する現像装置12と、感光体4上のトナー像を後述の中間転写ベルト30へ転写させるため、感光体4と共に中間転写ベルト30を挟圧する一次転写ローラ14と、感光体用クリーニングブレード16が配置されている。
現像装置12は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーを収容した4つの現像器18(18Y,18M,18C,18K)を図中時計回り方向に90°ずつずらして現像器ラック20に順次取り付けたもので、軸21を中心に図中反時計回り方向に回転可能となっている。現像装置12は、感光体4上に各色の静電潜像が形成されるごとに、対応する現像器18の現像ローラ22(22Y,22M,22C,22K)が感光体4に近接又は接触する現像位置に移動するように回転する。現像ローラ22には、図示しない電源より所定の現像バイアス電圧が適宜印加される。
各現像器18には、一成分トナーまたは二成分トナーが収容されている。なお、図示は省略するが、各現像器18は、現像ローラ22にトナーを供給する供給ローラと、現像ローラ22に担持されたトナーの層厚を規制するとともに、そのトナー層を所定の帯電量に帯電させる規制部材を有している。
感光体用クリーニングブレード16は、その先端において感光体4の表面に当接しており、このブレード16により、一次転写後において感光体4の表面に残留するトナーが掻き取られる。
感光体4の上側には、中間転写ベルト30(特許請求の範囲における像担持体に対応。)が配置されている。中間転写ベルト30は、複数のローラ14,32,34,36,38の外周部に支持されて図中反時計回り方向に回転駆動される。ローラ32は図示しない駆動モータに連結され、このローラ32の回転に伴って残りのローラ14,34,36,38が従動回転する。
画像形成装置2は、中間転写ベルト30上に4色のトナー像を重ねて転写させることによりカラー画像を形成するカラーモードと、中間転写ベルト30上にブラックのトナー像のみを転写させることによりモノクロ画像を形成するモノクロモードとの間で切り替え可能となっている。
中間転写ベルト30の内側には、上述の一次転写ローラ14が、中間転写ベルト30を挟んで感光体4に対向して配置されている。一次転写ローラ14は、中間転写ベルト30に常時圧接した状態で設けられている。
中間転写ベルト30の外側には二次転写ローラ40および中間転写ベルト用クリーニングブレード42が配置されている。
二次転写ローラ40は、中間転写ベルト30のローラ32で支持された部分に圧接した状態と、中間転写ベルト30から離間した状態との間で切り替え可能となっている。二次転写ローラ40としては、イオン導電性を有する素材が用いられ、具体的には、例えば、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、エピクロルヒドリンゴム等が用いられる。
二次転写ローラ40と中間転写ベルト30とのニップ部は二次転写領域41を形成しており、二次転写領域41を通る用紙等の記録媒体46は、中間転写ベルト30と二次転写ローラ40とに挟圧される。
二次転写ローラ40には、制御回路26を介して電源24(特許請求の範囲における転写電圧印加装置に対応。)が接続され、この電源24により二次転写ローラ40に転写電圧が印加される。
中間転写ベルト用クリーニングブレード42は、その先端において中間転写ベルト30のローラ36で支持された部分に当接した状態と、中間転写ベルト30から離間した状態との間で切り替え可能となっている。中間転写ベルト用クリーニングブレード42のエッジが中間転写ベルト30に当接した状態では、ブレード42により二次転写後において中間転写ベルト30の表面に残留するトナーが掻き取られる。
画像形成装置2の下部には、給紙カセット44が着脱可能に配置されている。給紙カセット44内に積載収容された記録媒体46は、給紙カセット44に積載された記録媒体46の先端近傍に対向した位置に配置された給紙部材48の回転によって最上部のものから1枚ずつ搬送路50に送り出される。
搬送路50は、給紙カセット44から、タイミングローラ対52のニップ部、二次転写領域41、定着ローラ対56のニップ部、および排紙ローラ対60のニップ部を通って、画像形成装置2の上部に設けられた排紙部64まで延びている。
画像形成装置2の上部には、二次転写ローラ40に印加される転写電圧Vtの大きさを決定するATVC制御を行う制御部66が設けられている。ただし、画像形成装置2において制御部66が配置される位置は特に限定されるものではない。ATVC制御については後述する。
次に、画像形成装置2のカラーモードにおける画像形成動作について説明する。
先ず、制御部66において外部端末又は操作部から送信されたプリント信号を受信すると、感光体4および中間転写ベルト30が所定のタイミングで回転駆動を開始する。
続いて、感光体4表面の帯電電位を安定させるための帯電処理が開始されるとともに、現像器ラック20が回転駆動して、イエローのトナーを収容した現像器18Yが感光体4に対向配置される。
その後、所定のタイミングで感光体4の露光が行われるとともに、イエローのトナーを収容した現像器18Yの駆動が開始される。また、所定のタイミングで、一次転写ローラ14に転写電圧が印加される。
感光体4の露光が行われると、感光体4上にイエロー画像用の静電潜像が形成され、その静電潜像は、現像器18Yから供給されるイエローのトナーにより顕在化される。このようにして感光体4上に形成されたイエローのトナー像は、感光体4の回転により、中間転写ベルト30を挟んで一次転写ローラ14と対向する一次転写領域に達すると、感光体4から中間転写ベルト30上へ一次転写される。
一次転写後、感光体4上に残留したトナーは、感光体4とクリーニングブレード16との当接部に達すると、クリーニングブレード16のエッジで掻き取られる。
イエローのトナーを収容した現像器18Yは、所定のタイミングで駆動が停止され、イエロー画像の現像および一次転写が終了する。その後、再び感光体4の帯電処理が行われるとともに、現像器ラック20が回転駆動して、マゼンタのトナーを収容した現像器18Mが感光体4に対向配置される。
続いて、イエローのトナー像を形成する時と同様、マゼンタ画像の現像および一次転写、並びにクリーニングブレードによる感光体4表面の清掃が行われる。マゼンタのトナー像は、一次転写の際、中間転写ベルト30上のイエローのトナー像の上に重ねられて転写される。
同様に、シアンおよびブラックのトナー像も、中間転写ベルト30上に順次一次転写され、中間転写ベルト30上に4色のトナー像が重ね合わせられる。
一方、二次転写ローラ40には、後述するATVC制御により決定された転写電圧が二次転写ローラ40に印加された後、中間転写ベルト30上で重ね合わされた4色のトナー像が、中間転写ベルト30によって二次転写領域41に搬送される。また、そのタイミングに合わせて、給紙カセット44に収容された記録媒体46が、二次転写領域41に搬送される。
続いて、二次転写領域41において、上記4色のトナー像が中間転写ベルト30から記録媒体46に転写される。トナー像が転写された記録媒体46は、搬送路50のさらに下流側へ搬送され、定着ローラ56によってトナー像が記録媒体46に定着された後、排紙ローラ60によって排紙部64に送り出される。
その後、二次転写ローラ40における転写電圧の印加が、所定のタイミングで停止されるとともに、中間転写ベルト用クリーニングブレード42が、所定のタイミングで中間転写ベルト30に圧接し、二次転写後において中間転写ベルト30上に残留したトナーがブレード42により掻き取られる。
次に、二次転写ローラ40の転写電圧を決定するATVC制御について説明する。
ATVC制御は、機内の温湿環境の変化に伴う二次転写ローラ40の電気抵抗の変化に対応して、最適な転写電圧Vtを決定するために行われる制御であり、例えばプリント動作開始時または連続プリント中などに実行される。連続プリント中において、ATVC制御は1枚のプリント毎に実行される。
制御部66により連続プリント中に実行されるATVC制御について、各処理の流れの具体例を、図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まずステップ1において、記録媒体46の湿り具合を検知すること等を目的として設置された図示しない温湿度センサにより検知された機内の雰囲気温度と相対湿度が読み込まれ、次のステップ2において、雰囲気温度および相対湿度の情報から算出される絶対湿度の情報に基づき、予め設定された複数(実施形態では15個)の絶対湿度ステップの中から該当する絶対湿度ステップが選択される。
続くステップ3では、記録媒体46の種類が読み込まれた後、ステップ4に進む。
ステップ4では、画像形成モードの情報が読み込まれる。具体的には、モノクロモードまたはカラーモードのいずれのモードであるかという情報と、片面プリントまたは両面プリントのいずれのモードであるかという情報が読み込まれる。
次のステップ5では、連続プリント開始前の画像形成装置2の休止時間が読み込まれ、ステップ6に進む。ここで、休止時間とは、前回のプリント動作が終了してから連続プリント動作が開始するまでに経過した時間を指す。
ステップ6では、連続プリント開始からの経過枚数、すなわち、直前にプリントされた記録媒体46が連続プリント開始から何枚目であったかという情報が読み込まれ、ステップ7に進む。
ステップ7では、後述の検出動作を実行する必要があるか否かについて判断される。検出動作は、所定の検出間隔で行われる。実施形態において、検出動作は、連続プリント開始からの経過枚数が所定の枚数であるとき、具体的には、連続プリントが開始されてから例えば、1枚目のプリントが行われる前、並びに50枚、200枚、400枚および800枚プリントされたときに実行される。ステップ6において、ステップ5で読み込まれた経過枚数が上記所定枚数(具体的には、0枚、50枚、200枚、400枚または800枚)であり、検出動作を実行する必要があると判断されると、ステップ8に進み、ステップ5で読み込まれた経過枚数が上記所定枚数以外であり、検出動作を実行する必要がないと判断されると、ステップ11に進む。
ステップ8では、検出動作が行われる。具体的に、二次転写領域41に記録媒体46が無い状態において、電源24により二次転写ローラ40に電圧が印加される。このとき、二次転写ローラ40に供給される電流が所定の大きさの定電流となるように、制御回路26により制御される。こうして二次転写ローラ40に定電流を印加したときの電圧が、図示しない電圧計等により二次転写ローラ40の電気抵抗値の代用値として検出される。
ステップ9では、ステップ8の検出動作で検出された検出電圧Vd(特許請求の範囲における検出値に対応。)が読み込まれた後、ステップ10に進む。
一方、ステップ11では、直前の検出動作で検出された検出電圧Vdが読み込まれる。例えば、連続プリント開始からの経過枚数が50枚より大きく200枚より小さい場合、直前の検出動作、すなわち経過枚数が50枚のときの検出動作で検出された検出電圧Vd(50)が読み込まれる。
続くステップ12では、推定値Ve(検出動作を行うと仮定した場合に検出されるべき電圧の推定値)を算出するために予め設定された複数の関数f(x)の中から、該当するf(x)が選択された後、ステップ13に進む。関数f(x)における変数xは、連続プリント開始からの経過枚数を表す。関数f(x)は、記録媒体46の種類、画像形成モード(モノクロ/カラー、片面/両面)、絶対湿度ステップ、および、連続プリント開始前の画像形成装置2の休止時間に応じて複数設定されている。関数f(x)の選択の際は、先ず、記録媒体46ごとに設定された複数のテーブルの中から、記録媒体46の情報に基づき該当するテーブルが選択される(図3参照)。続いて、選択されたテーブルに用意された複数の関数f(x)の中から、画像形成モード(モノクロ/カラー、片面/両面)、絶対湿度ステップ、および、連続プリント開始前の画像形成装置2の休止時間の情報に基づき該当する関数f(x)が選択される。
なお、関数f(x)は、必ずしも、記録媒体46の種類、画像形成モード(モノクロ/カラー、片面/両面)、絶対湿度ステップ、および、連続プリント開始前の画像形成装置2の休止時間に応じて設定する必要はなく、記録媒体46の種類、画像形成モード(モノクロ/カラー、片面/両面)、絶対湿度ステップ、または、連続プリント開始前の画像形成装置2の休止時間の少なくともいずれか1つに応じて設定すればよい。
ステップ13では、経過枚数に応じて関数f(x)を補正してなる補正式が選択される。連続プリント開始からの経過枚数がx枚であるときの補正式は、直前の検出動作が行われたときの経過枚数をa枚としたとき、下記の式(1)で表される。
Ve=f(x)−f(a)+Vd(a)・・・(1)
補正式は、図4に示すように、直算の検出動作が行われたときの経過枚数に応じて複数用意されている。すなわち、検出動作が実行されるごとに修正してなる複数の補正式が用意されている。補正式を選択する際は、複数の補正式の中から経過枚数に応じた該当する補正式が選択される。例えば、経過枚数が51〜199枚のときは、下記の式(2)が選択される。
Ve=f(x)−f(50)+Vd(50)・・・(2)
続くステップ14では、ステップ13で選択された補正式により、検出動作を行うと仮定した場合に検出されるべき電圧の推定値Veが算出された後、ステップ10に進む。推定値Veは、上記の補正式(1)で算出されることにより、直前の検出動作で検出された検出電圧Vdと、連続プリント開始からの経過枚数xとに応じて推定される。推定値Veは、経過枚数xの増加に伴って例えば図5に示すように変化する。上述のように、補正式(1)は経過枚数xに応じて適宜修正されるため、図5に示すように、経過枚数xの増加に伴う推定値Veと検出電圧Vdとのずれの増大が抑制される。
ステップ10では、検出電圧Vdの情報または推定値Veの情報と、予め設定されたテーブル(図6参照)および下記の式(3)または(4)とから導かれる電圧が、転写電圧Vtとして決定される。具体的に、検出動作が行われるときは、検出電圧Vdの情報と、テーブルおよび式(3)とから転写電圧Vtが決定され、検出動作が行われないときは、推定値Veの情報と、テーブルおよび式(4)とから転写電圧Vtが決定される。
(転写電圧Vt)=(傾きA)×(検出電圧Vd)+(オフセットB)・・・(3)
(転写電圧Vt)=(傾きA)×(推定値Ve)+(オフセットB)・・・(4)
テーブルは、記録媒体46の種類ごとに、記録媒体46の第1面にプリントする場合と、記録媒体46の第2面にプリントする場合との2つのテーブルが設定されている。したがって、転写電圧Vtを決定する際、予め用意された複数のテーブルの中から、記録媒体46の種類、およびプリントされる面(第1面または第2面)の情報に基づき、該当するテーブルが選択される。例えば、図6は、坪量が100g/m2以下である普通紙の第1面にプリントする場合のテーブルを示している。
各テーブルでは、例えば図6に示すように、絶対湿度ステップごとに、カラーモードでプリントする場合の傾きAおよびオフセットBの値と、モノクロモードでプリントする場合の傾きAおよびオフセットBの値が用意されている。したがって、テーブルが選択されると、絶対湿度ステップの情報と、画像形成モード(カラーモードまたはモノクロモード)の情報とに基づき、該当する傾きAの値とオフセットBの値が決定される。こうして決定された傾きAの値とオフセットBの値は、検出電圧Vdまたは推定値Veの値とともに、上記の式(3)または(4)に代入され、これにより、転写電圧Vtが算出されて、ATVC制御が終了する。
上記のように、本発明では、連続プリント中において検出動作を行わないときであっても、予め設定された関数f(x)を用いた補正式(1)により推定値Veが算出され、この推定値Veに基づき転写電圧Vtが決定されるため、検出動作を行わないときであっても、適切な転写電圧Vtを二次転写ローラ40に印加した状態で、プリント動作を行うことができる。したがって、二次転写の転写性を良好に維持しながら連続プリントを行うことができる。また、本発明では、検出動作を行わないときでも良好な転写性を維持できるため、検出動作間の間隔を拡大することができ、連続プリント時のプリント生産性を向上できる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、検出動作が行われると仮定した場合に検出されるべき電圧の推定値Veを、直前の検出動作で検出された検出電圧Vdと、連続プリント開始からの経過枚数xとに応じて推定する場合について説明したが、推定値Veは、直前の検出動作で検出された検出電圧Vdと、連続プリント開始からの経過時間とに応じて推定することもできる。
また、上述の実施形態では、二次転写ローラに印加する転写電圧の大きさを決定するための構成について説明したが、本発明は、一次転写ローラに印加する転写電圧を決定する場合にも同様に適用できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 連続プリン中に実行されるATVC制御の処理の流れを示すフローチャートである。 関数f(x)の決定に用いられるテーブルの具体例である。 経過枚数に対応した補正式を示す表である。 経過枚数に応じて変化する推定値Veの具体例を示すグラフである。 転写電圧Vtの決定に用いられるテーブルの具体例である。 二次転写ローラ近傍の雰囲気温度と検出電圧との関係を示すグラフである。
符号の説明
2:画像形成装置、
24:転写電圧印加装置(電源)、
30:像担持体(中間転写ベルト)、
40:転写ローラ(二次転写ローラ)、
46:被転写材(記録媒体)、
66:制御部。

Claims (4)

  1. 像担持体上のトナー像を被転写材へ転写させるため、上記像担持体と共に上記被転写材を挟圧する転写ローラと、
    該転写ローラに転写電圧を印加する転写電圧印加装置と、
    連続プリント中において、上記転写電圧を決定するために上記転写ローラの電気抵抗値または該電気抵抗値の代用値を検出する検出動作を、所定の検出間隔で行うように制御する制御部とを備え、
    上記制御部は、
    連続プリント中において、プリント時の上記転写電圧を決定するためのATVC制御を、1枚のプリント毎に毎回実行し、
    連続プリント中において上記検出動作を行うときのATVC制御では、上記検出動作で検出された検出値に基づいて上記転写電圧を決定し、
    連続プリント中において上記検出動作を行わないときの上記ATVC制御では、上記検出動作を行うと仮定した場合に検出されるべき検出値として推定される推定値を算出して、該推定値に基づいて上記転写電圧を決定し、
    上記推定値を算出するための補正式は、
    連続プリント開始から上記検出動作までの経過枚数に応じて複数用意され、且つ、それぞれ、現在の経過枚数と直前の上記検出動作で検出された検出値とに応じて上記推定値を算出するように構成された現在の経過枚数の関数であり、
    上記制御部は、
    上記推定値を算出する際、上記複数の補正式の中から、直前の上記検出動作が行われたときの経過枚数に対応する補正式を選択し、該選択された補正式に基づいて上記推定値を算出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記関数は、上記被転写材の種類、画像形成モード、機内の温湿環境、または、連続プリント開始前の画像形成装置の休止時間の少なくともいずれか1つに応じて設定された関数であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 像担持体の表面にトナー像を形成する工程と、
    上記像担持体の表面に当接した転写ローラに印加する転写電圧の大きさを決定する工程と、
    上記転写電圧を上記転写ローラに印加する工程と、
    上記像担持体と上記転写ローラとのニップ部に被転写材を搬送する工程と、
    上記像担持体上の上記トナー像を上記被転写材に転写する工程とを備え、
    連続プリントの際、上記転写電圧を決定するために上記転写ローラの電気抵抗値または該電気抵抗値の代用値を検出する検出動作を、所定の検出間隔で行う画像形成方法であって、
    連続プリント中において、プリント時の上記転写電圧を決定するためのATVC制御を、1枚のプリント毎に毎回実行し、
    連続プリント中において上記検出動作を行うときのATVC制御では、上記検出動作で検出された検出値に基づいて上記転写電圧を決定し、
    連続プリント中において上記検出動作を行わないときのATVC制御では、上記検出動作を行うと仮定した場合に検出されるべき検出値として推定される推定値を算出して、該推定値に基づいて上記転写電圧を決定し、
    上記推定値を算出するための補正式は、
    連続プリント開始から上記検出動作までの経過枚数に応じて複数用意され、且つ、それぞれ、現在の経過枚数と直前の上記検出動作で検出された検出値とに応じて上記推定値を算出するように構成された現在の経過枚数の関数であり、
    上記推定値を算出する際、
    上記複数の補正式の中から、直前の上記検出動作が行われたときの経過枚数に対応する補正式を選択し、該選択された補正式に基づいて上記推定値を算出することを特徴とする画像形成方法。
  4. 上記関数は、上記被転写材の種類、画像形成モード、機内の温湿環境、または、連続プリント開始前の画像形成装置の休止時間の少なくともいずれか1つに応じて設定された関数であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成方法。
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