JP5127526B2 - 脈波計測装置及び脈波計測方法 - Google Patents

脈波計測装置及び脈波計測方法 Download PDF

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Description

本発明は、身体に装着して脈波を計測する脈波計測装置及び脈波計測方法に関する。
手首等身体に装着して被計測者(使用者)の生体情報を計測する装置の一つに、光学的に脈波を計測する脈波計測装置がある。
脈波は心臓の収縮によって生じる血液の圧力変化が末梢の血管に伝わっていくときに発生する波動で、動脈血の流量の変化によって主に引き起こされる。測定部位における血液中のヘモグロビンの量も動脈血の流量と同様に変化するため、ヘモグロビン量を捉えることで脈波が測定可能となる。
脈波の測定手法の一つに光電脈波方式がある。ヘモグロビンによる光の吸収率は、光の波長に依存して変化する。ヘモグロビンが吸収する可視光〜近赤外光の波長帯の光を発光ダイオード(LED)等の発光素子から照射し、血流の変化に伴う反射光又は透過光の強弱をフォトダイオード等の受光素子で検出することにより脈波を捉えるものである。
光電脈波方式による脈波計測は、使用する波長帯にもよるが、皮膚近くの細動脈の血流変化を捉えるため、それらが数多く存在する指、手掌、耳朶等の部位での計測が適している(例えば、特許文献1参照。)。
日常生活において使用者の負担無く脈波計測を行うものとして、腕時計状に手首に脈波測定装置本体を装着し、該本体から脈波センサの部分だけケーブルで引き出して、指に脈波センサを巻き付けて手掌部で脈波計測を行うとともに、脈波間隔を検出し使用者状況の把握に利用しているものがある(例えば、特許文献2参照。)。この発明では、消費電力をおさえるため脈波のサンプリングを低速で行いつつ、時間分解能を高精度にする工夫がなされている。
しかしながら、従来の方法では、脈波検出の際に使用する閾値を所定区間内の最大値と最小値から算出するために、区間内の脈波データをすべて保持しておく必要があるが、使用者にとって負担のない脈波計測装置を提供するためには、マイクロプロセッサ(MPU)を小型省電力型のものにする必要があり、そのようなMPUではRAMの容量に制約がある。つまり、脈波間隔検出のためにRAMを大量に消費してしまうと、他の機能に使用できるメモリ容量が少なくなってしまい、アプリケーション開発の自由度に影響を及ぼす可能性がある。
特開2003−169780号公報 特開2005−279113号公報
本発明の目的は、脈波間隔検出処理の際に必要なメモリを節約しつつ、高精度な脈波間隔算出を行える脈波計測装置及び脈波計測方法を提供することである。
本願発明の一態様によれば、(イ)脈波データを計測する脈波計測部と、(ロ)脈波データから第1の最大値及び第1の最小値を逐次検出し、それぞれ第1の値保持部に格納する第1の検出部と、(ハ)脈波データから第1の最大値の次に大きい第2の最大値、及び第1の最小値の次に小さい第2の最小値を逐次検出し、それぞれ第2の値保持部に格納する第2の検出部と、(ニ)更新部が第2の値保持部に格納された第2の最大値で第1の値保持部に格納された第1の最大値を更新すること、又は第1の検出部が第1の最大値を検出し第1の値保持部に格納することのいずれかにより第1の値保持部に格納された第1の最大値を更新してから最大値更新時間経過後に、第2の値保持部に格納された第2の最大値で第1の値保持部に格納された第1の最大値を更新し、更新部が第2の値保持部に格納された第2の最小値で第1の値保持部に格納された第1の最小値を更新すること、又は第1の検出部が第1の最小値を検出し第1の値保持部に格納することのいずれかにより第1の値保持部に格納された第1の最小値を更新してから最小値更新時間経過後に、第2の値保持部に格納された第2の最小値で第1の値保持部に格納された第1の最小値を更新する更新部と、(ホ)更新部が第2の値保持部に格納された第2の最大値で第1の値保持部に格納された第1の最大値を更新した後に、第2の最大値を検出した次の脈波データの周期で新たな第2の最大値が格納できるように第2の値保持部を初期化し、更新部が第2の値保持部に格納された第2の最小値で第1の値保持部に格納された第1の最小値を更新した後に、第2の最小値を検出した次の脈波データの周期で新たな第2の最小値が格納できるように第2の値保持部を初期化する初期化部と、(ヘ)連続した2つの周期において、脈波データが第1の最大値及び第1の最小値を用いて決められた閾値を交差するタイミングをそれぞれ検出するタイミング検出部と、(ト)タイミング検出部が検出した前回のタイミングと今回のタイミングとを用いて脈波間隔を算出する脈波間隔算出部とを備える脈波計測装置が提供される。
本願発明の他の態様によれば、(イ)脈波データを計測するステップと、(ロ)脈波データから第1の最大値及び第1の最小値をそれぞれ逐次検出し、それぞれ第1の値保持部に格納するステップと、(ハ)脈波データから第1の最大値の次に大きい第2の最大値、第1の最小値の次に小さい第2の最小値をそれぞれ逐次検出し、それぞれ第1の値保持部に格納するステップと、(ニ)第2の値保持部に格納された第2の最大値で第1の値保持部に格納された第1の最大値を更新すること、又は第1の最大値を検出し第1の値保持部に格納することのいずれかにより第1の値保持部に格納された第1の最大値を更新してから最大値更新時間経過後に、第2の値保持部に格納された第2の最大値で第1の値保持部に格納された第1の最大値を更新するステップと、(ホ)第2の値保持部に格納された第2の最小値で第1の値保持部に格納された第1の最小値を更新すること、又は第1の最小値を検出し第1の値保持部に格納することのいずれかにより第1の値保持部に格納された第1の最小値を更新してから最小値更新時間経過後に、第2の値保持部に格納された第2の最小値で第1の値保持部に格納された第1の最小値を更新するステップと、(ヘ)第1の最大値を更新するステップにより第1の最大値を更新した後に、第2の最大値を検出した次の脈波データの周期で新たな第2の最大値が格納できるように第2の値保持部に格納を初期化するステップと、(ト)第1の最小値を更新するステップにより第1の最小値を更新した後に、第2の最小値を検出した次の脈波データの周期で新たな第2の最小値が格納できるように第2の値保持部を初期化するステップと、(チ)連続した2つの周期において、脈波データが第1の最大値及び第1の最小値を用いて決められた閾値を交差するタイミングをそれぞれ検出するステップと、(リ)検出した前回のタイミングと今回のタイミングとを用いて脈波間隔を算出するステップとを含む脈波計測方法が提供される。
本発明によれば、脈波間隔検出処理の際に必要なメモリを節約しつつ、高精度な脈波間隔算出を行える脈波計測装置及び脈波計測方法を提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
又、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。

(脈波計測装置)
本発明の実施の形態に係る脈波計測装置100は、図1に示すように、中央演算処理装置(CPU)1及び記憶装置2を備える。CPU1は、脈波計測部101、第1の検出部102、第2の検出部103、時間計測部104、閾値算出部105、タイミング検出部106、脈波間隔算出部107、更新部108、初期化部109、及び通信部110をハードウェア資源であるモジュール(論理回路)として論理的に備えている。又、CPU1には必要に応じて入力装置や出力装置等が接続されていても良い。
脈波計測装置100は、図2に示すように腕時計状に装着して手首で脈波を計測するもの、図3に示すように腕時計状に装着して指に脈波計測部101をはめて指腹部で脈波を計測するもの、図4に示すように耳掛け状に装着して耳朶に脈波計測部101をはめて脈波を計測するもの等、その形状は脈波計測に適したものであれば限定されない。図3及び図4にそれぞれ示すように脈波計測部101が脈波計測装置100の外部にある場合のブロック図を図5に示す。脈波計測部101がケーブル111及びコネクタ112を介して脈波計測装置100と接続されている。
脈波計測部101は、サンプリング周期(例えば50ミリ秒)毎に脈波を計測する。脈波計測部101は、測定部位に対してヘモグロビンが吸収する可視光から近赤外光までの範囲の波長帯の光を照射する発光素子113と、発光素子113が照射している波長帯に対して良好な感度を有する受光素子114を備える。
脈波計測部101が脈波計測装置100に内蔵されている例を図6に、脈波計測部101が脈波計測装置100の外部にある例を図7に示す。図6、図7はともに発光素子113の照射する光の反射光を受光する構成例であるが、透過光を受光する構成としても良い。血流変化によりヘモグロビンによる光の吸収量が変化するため、反射(透過)光の強度が変化し、その変化を受光素子114で検知することで脈波を捉える。脈波は受光素子114の出力信号を増幅、フィルタした後に計測することが望ましい。
第1の検出部102は、脈波計測部101が計測した脈波データから第1の最大値を検出する。「第1の最大値」は、現在から過去の所定時間(例えば1.5秒)において脈波データのうち最大の値を指す。第1の検出部102は、脈波計測部101が計測した脈波データの現在の値と、記憶装置2の第1の値保持部116に保持されている第1の最大値の値とを比較し、現在の値が第1の最大値の値よりも大きいときに現在の値を第1の最大値として逐次検出する。第1の値保持部116に保持されている第1の最大値の初期値としては、例えば脈波が取り得る値で最小の値(例えば10ビットA/Dコンバータでサンプリングしている場合は0)が設定され、第1の最大値の値は逐次更新される。
更に、第1の検出部102は、脈波計測部101が計測した脈波データから第1の最小値を検出する。「第1の最小値」は、現在から過去の所定時間(例えば1.5秒)において脈波データのうち最小の値を指す。第1の検出部102は、脈波計測部101が計測した脈波データの現在の値と記憶装置2の第1の値保持部116に保持されている第1の最小値とを比較し、現在の値が第1の最小値よりも小さいときに現在の値を第1の最小値として逐次検出する。第1の値保持部116に保持されている第1の最小値の初期値としては、例えば脈波が取り得る値で最大の値(例えば10ビットA/Dコンバータでサンプリングしている場合は1023)が設定され、第1の最小値は逐次更新される。
図8及び図9に脈波データの一例を示す。脈波データは実線で示されているが、実際にはサンプリング周期(例えば50ミリ秒)毎にサンプリングされている。図8において、例えば時刻t11において検出した脈波データの値y11を第1の最大値とする。又、図9において、例えば時刻t21において検出した脈波データの値y21を第1の最小値とする。
第2の検出部103は、脈波計測部101が計測した脈波データから第2の最大値を検出する。「第2の最大値」は、現在から過去の所定時間(例えば1.5秒)において第1の最大値の次に最大の値を指す。第2の検出部103は、脈波計測部101が計測した脈波データの現在の値と、記憶装置2の第2の値保持部117に保持されている第2の最大値とを比較し、現在の値が第1の最大値よりも小さく第2の最大値よりも大きいときに現在の値を第2の最大値として逐次検出する。第2の値保持部117に保持されている第2の最大値の初期値としては、例えば脈波が取り得る値で最小の値(例えば10ビットA/Dコンバータでサンプリングしている場合は0)が設定されており、第2の最大値は逐次更新される。
第2の検出部103は、図8に示すように、第1の最大値y11を第1の検出部102が検出又は更新部108が更新した時刻t11から最大値検出開始時間T12経過後に、第2の最大値の検出を開始する。最大値検出開始時間T12は、想定する脈波の半周期程度に設定するのが良い。最大値検出開始時間T12が経過するまで第2の最大値の検出を開始しないので、ノイズの影響等による誤検出をなくすことができる。図8において、例えば時刻t12において検出した脈波データの値y12を第2の最大値とする。
更に、第2の検出部103は、脈波計測部101が計測した脈波データから第2の最小値を検出する。「第2の最小値」は、現在から過去の所定時間(例えば1.5秒)において第1の最小値の次に最小の値を指す。第2の検出部103は、脈波計測部101が計測した脈波データの現在の値と、記憶装置2の第2の値保持部117に保持されている第2の最小値とを比較し、現在の値が第1の最小値よりも大きく第2の最小値よりも小さいときに現在の値を第2の最小値として逐次検出する。第2の値保持部117に保持されている第2の最小値の初期値としては、例えば脈波が取り得る値で最大の値(例えば10ビットA/Dコンバータでサンプリングしている場合は1023)が設定され、第2の最小値は逐次更新される。
第2の検出部103は、図9に示すように、第1の最小値y21を第1の検出部102が検出又は更新部108が更新した時刻t21から最小値検出開始時間T22経過後に、第2の最小値の検出を開始する。最小値検出開始時間T22は、想定する脈波の半周期程度に設定するのが良い。最小値検出開始時間T22が経過するまで第2の最小値の検出を開始しないので、ノイズの影響等による誤検出をなくすことができる。図9において、例えば時刻t22において検出した脈波データの値y22を第2の最小値とする。
更新部108は、図8に示すように、第1の値保持部116に保持されている第1の最大値y11を更新してから第1の検出部102が新たな第1の最大値を検出せずに最大値更新時間T11(例えば1.5秒)が経過した場合に、第2の値保持部117に保持されている第2の最大値y12を第1の値保持部116に保持されている第1の最大値y11に代入することにより第1の最大値y11を更新する。最大値更新時間T11は、第1の値保持部116に保持されている第1の最大値y11の寿命を定めるものであり、想定する脈波の一周期が確実に入る範囲とするのが良い。
更に、更新部108は、図9に示すように、第1の値保持部116に保持されている第1の最小値y21を更新してから第1の検出部102が新たな第1の最小値を検出せずに最小値更新時間T21(例えば1.5秒)が経過した場合に、第2の値保持部117に保持されている第2の最小値y22を第1の値保持部116に保持されている第1の最小値y21に代入することにより第1の最小値y21を更新する。最小値更新時間T21は、第1の値保持部116に保持されている第1の最小値y21の寿命を定めるものであり、想定する脈波の一周期が確実に入る範囲とするのが良い。
初期化部109は、更新部108が第2の最大値y12を第1の最大値y11に代入して更新した後に、第2の検出部103が第2の最大値y12を検出した次の脈波データの周期で新たな第2の最大値を検出するように、第2の値保持部117に保持されている第2の最大値y12を初期化する。初期化の値は、脈波計測部101が計測する脈波が取り得る値で最小の値(例えば10ビットA/Dコンバータでサンプリングしている場合は0)とすると良い。
又、初期化部109は、図8に示すように、第2の値保持部117に保持されている第2の最大値y12を更新してから最大値初期化時間T13(例えば1.5秒)が経過した場合にも、第2の値保持部117に保持されている第2の最大値y12を初期化する。最大値初期化時間T13は、第2の値保持部117に保持されている第2の最大値y12の寿命を定めるものであり、最大値更新時間T11の経過よりも遅い時刻に経過するように設定すれば良い。
更に、初期化部109は、更新部108が第2の最小値y22を第1の最小値y21に代入して更新した後に、第2の検出部103が第2の最小値y22を検出した次の脈波データの周期で新たな第2の最小値を検出するように、第2の値保持部117に保持されている第2の最小値y22を初期化する。初期化の値は、脈波計測部101が計測する脈波が取り得る値で最大の値(例えば10ビットA/Dコンバータでサンプリングしている場合は1023)とすると良い。
又、初期化部109は、図9に示すように、第2の値保持部117に保持されている第2の最小値y22を更新してから最小値初期化時間T23(例えば1.5秒)を経過した後にも、第2の値保持部117に保持されている第2の最小値y22を初期化する。最小値初期化時間T23は、第2の値保持部117に保持されている第2の最小値y22の寿命を定めるものであり、最小値更新時間T21の経過よりも遅い時刻に経過すれば良い。
閾値算出部105は、図10に示すように、第1の値保持部116が保持している第1の最大値y11と第2の値保持部117が保持している第1の最小値y21とを用いて脈波データの閾値y0を算出する。図10において、閾値y0は、第1の最大値y11側に閾値y0を設定しているが、脈波計測部101が計測する脈波の波形(アンプ、フィルタの影響も受ける)の特徴によって、第1の最大値y11と第1の最小値y21の中点や、中点よりも第1の最大値y11側、又は第1の最小値y21側に偏った値等に設定してよい。図10に示すように上に大きく波形が観測できる場合は第1の最大値y11側とする方が良い。
図10において、サンプリング時刻t1では脈波データの値y1が閾値y0を超えていないが、次のサンプリング時刻t2では脈波データの値y2が閾値y0を超えている。タイミング検出部106は、脈波データの値が閾値y0を交差するタイミングを各周期毎に逐次検出する。ただし、実際には閾値y0を超える直前のサンプリング時刻t1と閾値y0を超えた直後のサンプリング時刻t2との間で閾値y0と交差しているため、実際の閾値y0と交差した際の脈波データの値と時刻をそれぞれy0とtとした場合に、式(1)でタイミングtを算出する。

t=t1+(t2−t1)×(y0―y1)/(y2−y1) …(1)

従って、タイミング検出部106が逐次検出した前回のタイミングをt0、今回のタイミングをtとすると、脈波間隔算出部107は、脈波間隔Tを式(2)で算出する。

T=t−t0 …(2)

通信部110は、外部情報端末へ脈波間隔T等のデータを送信する。通信部110としては、例えばBluetooth(登録商標)等の無線通信機能を有しているものが使用可能である。
記憶装置2は、設定時間記憶部115、第1の値保持部116及び第2の値保持部117を備える。設定時間記憶部115は、最大値更新時間T11、最大値検出開始時間T12、最大値初期化時間T13、最小値更新時間T21、最小値検出開始時間T22、最小値初期化時間T23を予め記憶している。第1の値保持部116は、第1の検出部102が検出又は更新部108が更新した第1の最大値及び第1の最小値を保持する。第2の値保持部117は、第2の検出部103が検出又は更新部108が更新した第2の最大値及び第2の最小値を保持する。
記憶装置2としては、例えば半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクや磁気テープ等が採用可能である。半導体メモリとしては、例えば、ROM及びRAMが採用可能である。ROMは、CPU1において実行されるプログラムを格納することが可能である(プログラムの詳細は後述する。)。RAMは、CPU1におけるプログラム実行処理中に利用されるデータ等を一時的に格納したり、作業領域として利用される一時的なデータメモリ等として機能させることが可能である。

(脈波計測方法)
次に、本発明の実施の形態に係る脈波計測方法を図11のフローチャートを参照しながら説明する。
(イ)ステップS100において脈波計測装置100は計測を開始すると、まず、予め設定したサンプリング周期(例えば50ミリ秒)がくるのを待ち、ステップS101においてサンプリング周期がきたら、ステップS103において脈波計測部101が脈波を計測する。
(ロ)ステップS103において、第1及び第2の最大値検出処理を行う。第1及び第2の最大値検出処理の詳細を図12のフローチャートに示す。ステップS110において、第1及び第2の最大値検出処理では、まず、第1の検出部102が、脈波計測部101が計測した脈波データの現在の値が第1の値保持部116に保持されている第1の最大値y11より大きいかどうかを比較する。現在の値が第1の最大値y11より大きい場合は、ステップS111において現在の値を第1の値保持部116に保持されていた第1の最大値y11に代入することにより第1の最大値y11を更新し、第1及び第2の最小値検出処理へと移る。
(ハ)ステップS110において現在の値が第1の値保持部116に保持されている第1の最大値y11より大きくない場合は、ステップS112において第1の最大値y11を更新してから最大値更新時間T11(例えば1.5秒)が経過したかどうかを時間計測部104が計測した時間をもとに判断する。最大値更新時間T11を経過している場合は、ステップS113において更新部108が、第2の値保持部117に保持されている第2の最大値y12を第1の値保持部116に保持されている第1の最大値y11に代入して第1の最大値y11を更新する。その後、ステップS118において初期化部109が第2の値保持部117に保持されている第2の最大値y12を初期化する。第2の最大値y12を一旦初期化するので、第2の検出部103が次の脈波データの周期において新たな第2の最大値を検出することができる。
(ニ)ステップS112において最大値更新時間T11を経過していない場合は、ステップS114において第1の最大値y11を更新してから最大値検出開始時間T12(例えば0.5秒)が経過したかどうかを時間計測部104が計測した時間をもとに判断する。最大値検出開始時間T12が経過している場合にステップS115において第2の検出部103は現在の値が第2の最大値y12より大きいかどうかを比較する。現在の値が第2の最大値y12より大きい場合は、ステップS116において第2の値保持部117に保持されている第2の最大値y12に現在の値を代入することにより第2の最大値y12を更新し、第1及び第2の最小値検出処理へ移る。
(ホ)ステップS115において現在の値が第2の最大値y12より大きくない場合は、ステップS117において第2の最大値y12を更新してから最大値初期化時間T13(例えば1.5秒)が経過したかどうかを時間計測部104が計測した時間をもとに判断する。最大値初期化時間T13を経過している場合は、ステップS118において初期化部109が第2の値保持部117に保持されている第2の最大値y12を初期化する。第2の最大値y12を一旦初期化するので、第2の検出部103が次の脈波データの周期において新たな第2の最大値を検出することができる。
(ヘ)次に、ステップS104において第1及び第2の最小値検出処理を行う。第1及び第2の最小値検出処理の詳細を図13のフローチャートに示す。ステップS120において、第1及び第2の最小値検出処理では、まず、第1の検出部102が、脈波計測部101が計測した脈波データが第1の最小値y21より小さいかどうかを比較する。現在の値が第1の最小値y21より小さい場合は、ステップS121において第2の値保持部117に保持されている第1の最小値y21に現在の値を代入することにより第1の最小値y21を更新し、脈波間隔検出処理へと移る。ステップS120において現在の値が第1の最小値y21より小さくない場合は、ステップS122に進む。
(ト)ステップS122において第1の最小値y21を更新してから最小値更新時間T21(例えば1.5秒)が経過したかどうかを時間計測部104が計測した時間をもとに判断する。最小値更新時間T21を経過している場合は、ステップS113において更新部108が第2の最小値y22を第1の最小値y21に代入し、第1の最小値y21を更新する。その後、ステップS118において初期化部109が第2の値保持部117に保持されている第2の最小値y22を初期化する。第2の最小値y22を一旦初期化するので、第2の検出部103が次の脈波データの周期において新たな第2の最小値を検出して、第2の値保持部117に格納することができる。ステップS122において最小値更新時間T21を経過していない場合は、ステップS114に進む。
(チ)ステップS114において第1の最小値y21を更新してから最小値検出開始時間T22(例えば0.5秒)が経過したかどうかを時間計測部104が計測した時間をもとに判断する。最小値検出開始時間T22が経過している場合にステップS115において第2の検出部103は現在の値が第2の最小値y22より小さいかどうかを比較する。現在の値が第2の最小値y22より小さい場合は、ステップS116において第2の最小値y22に現在の値を代入することにより第2の最小値y22を更新し、第1及び第2の最小値検出処理へ移る。現在の値が第2の最小値y22より小さくない場合は、ステップS117に進む。
(リ)ステップS117において第2の最小値y22を更新してから最小値初期化時間T23(例えば1.5秒)が経過したかどうかを時間計測部104が計測した時間をもとに判断する。最小値初期化時間T23を経過している場合は、ステップS118において初期化部109が第2の値保持部117に保持されている第2の最小値y22を初期化する。第2の最小値y22を一旦初期化するので、第2の検出部103が次の脈波データの周期において新たな第2の最小値を検出して、第2の値保持部117に格納することができる。
(ヌ)ステップS105において、脈波間隔検出処理を行う。まず、閾値算出部105が、第1の値保持部116に現在保持されている第1の最大値y11と第1の最小値y21とを用いて閾値y0を設定する。タイミング検出部106が、連続した2つの周期において、式(1)を用いて計測した脈波データが閾値y0を交差するタイミングtを逐次検出する。脈波間隔算出部107が、タイミング検出部106が検出した前回のタイミングt0とタイミングtとを用いて、式(2)により脈波間隔Tを算出する。
(ワ)ステップS106において、タイミング検出部106がタイミングtを検出し、脈波間隔算出部107が脈波間隔Tを算出したか判断する。タイミング検出部106がタイミングtを検出し、脈波間隔算出部107が脈波間隔Tを算出した場合は、ステップS107において通信部110が外部情報端末へ脈波間隔T等のデータを送信する。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る脈波計測装置100及び脈波計測方法によれば、所定区間の第1の最大値y11及び第1の最小値y21を用いて求められる閾値y0を基準に脈波間隔Tを算出する場合において、第1の最大値y11、第1の最小値y21を得るために所定区間(例えば1.5秒)内のサンプリング周期(例えば50ミリ秒)毎の脈波データをすべて保持するのではなく、第1の最大値y11、第1の最小値y21、第2の最大値y12及び第2の最小値y22を逐次更新していくことにより、第1の最大値y11、第1の最小値y21、第2の最大値y12及び第2の最小値y22の4つのデータを保持することで、従来手法と同等の精度で脈波間隔Tを検出可能となる。よって、サンプリング周波数、メモリ容量に制約のあるMPUでも精度の高い脈波間隔計測が可能となる。

(プログラム)
又、図11に示した一連の手順、即ち:脈波データを計測するステップ;脈波データから第1の最大値y11及び第1の最小値y21をそれぞれ周期的に逐次検出するステップ;脈波データから第1の最大値y11の次に大きい第2の最大値y12、第1の最小値y21の次に小さい第2の最小値y22をそれぞれ周期的に逐次検出するステップ;第1の最大値y11を更新してから最大値更新時間T11経過後に、第2の最大値y12を第1の値保持部116に保持されている第1の最大値y11に代入して第1の最大値y11を更新するステップ;第1の最小値y21を更新してから最小値更新時間T21経過後に、第2の最小値y22を第2の値保持部117に保持されている第1の最小値y21に代入して第1の最小値y21を更新するステップ;第1の最大値y11を更新した後に、第2の最大値y12を検出した次の脈波データの周期で新たな第2の最小値を検出するように第2の値保持部117に保持されている第2の最大値y12を初期化するステップ;第1の最小値y21を更新した後に、第2の最小値y22を検出した次の脈波データの周期で新たな第2の最小値y22を検出するように第2の値保持部117に保持されている第2の最小値y22を初期化するステップ;第1の値保持部116に保持されている第1の最大値y11及び第1の最小値y21を用いて閾値y0を算出するステップ;連続した2つの周期において、脈波データが閾値y0を交差するタイミングt,t0を検出するステップ;タイミングt,t0から脈波間隔Tを算出するステップ;等は、図11と等価なアルゴリズムのプログラムにより、図1に示した脈波計測装置100を制御して実行出来る。
このプログラムは、本発明の脈波計測装置100を構成するコンピュータシステムの記憶装置2に記憶させればよい。又、このプログラムは、コンピュータ読取り可能な記録媒体に保存し、この記録媒体を脈波計測装置100の記憶装置2に読み込ませることにより、本発明の実施の形態の一連の手順を実行することができる。
ここで、「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、例えばコンピュータの外部メモリ装置、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等のプログラムを記録することができるような媒体等を意味する。具体的には、フレキシブルディスク、CD−ROM,MOディスク等が「コンピュータ読取り可能な記録媒体」に含まれる。例えば、脈波計測装置100の本体は、フレキシブルディスク装置(フレキシブルディスクドライブ)及び光ディスク装置(光ディスクドライブ)を内蔵若しくは外部接続するように構成できる。

(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、最大値更新時間T11、最小値更新時間T21、最大値初期化時間T13及び最小値初期化時間T23は予め設定しておいても良く、前回の脈波間隔Tに基づいて脈波間隔Tの1.5倍とする等、動的に変更しても良い。
又、最大値検出開始時間T12及び最小値検出開始時間T22は予め設定しておいても良く、脈波間隔T等のデータに基づいて動的に変更してもよい。
又、脈波間隔Tの検出時にその都度外部情報端末へデータを送信することとしたが、送信せずにフラッシュメモリ等を搭載した脈波計測装置100であればそこに記録しても良いし、液晶ディスプレイ等の表示部を搭載した脈波計測装置100であればそこに表示しても良い。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施の形態に係る脈波計測装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る脈波計測装置の第1の実装例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る脈波計測装置の第2の実装例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る脈波計測装置の第3の実装例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る脈波計測装置の他の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る脈波計測装置の脈波計測部が外部にある一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る脈波計測装置の脈波計測部が外部にある他の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る脈波計測方法の第1及び第2の最大値検出処理の一例を説明するためのグラフである。 本発明の実施の形態に係る脈波計測方法の第1及び第2の最小値検出処理の一例を説明するためのグラフである。 本発明の実施の形態に係る脈波計測方法の脈波間隔の算出処理を説明するためのグラフである。 本発明の実施の形態に係る脈波計測方法の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る脈波計測方法の第1及び第2の最大値検出処理の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る脈波計測方法の第1及び第2の最小値検出処理の一例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…中央演算処理装置(CPU)
2…記憶装置
100…脈波計測装置
101…脈波計測部
102…第1の検出部
103…第2の検出部
104…時間計測部
105…閾値算出部
106…タイミング検出部
107…脈波間隔算出部
108…更新部
109…初期化部
110…通信部
111…ケーブル
112…コネクタ
113…発光素子
114…受光素子
115…設定時間記憶部
116…第1の値保持部
117…第2の値保持部

Claims (7)

  1. 脈波データを計測する脈波計測部と、
    前記脈波データから第1の最大値及び第1の最小値を逐次検出し、それぞれ第1の値保持部に格納する第1の検出部と、
    前記脈波データから前記第1の最大値の次に大きい第2の最大値、及び前記第1の最小値の次に小さい第2の最小値を逐次検出し、それぞれ第2の値保持部に格納する第2の検出部と、
    更新部が前記第2の値保持部に格納された前記第2の最大値で前記第1の値保持部に格納された前記第1の最大値を更新すること、又は前記第1の検出部が前記第1の最大値を検出し前記第1の値保持部に格納することのいずれかにより前記第1の値保持部に格納された前記第1の最大値を更新してから最大値更新時間経過後に、前記第2の値保持部に格納された前記第2の最大値で前記第1の値保持部に格納された前記第1の最大値を更新し、前記更新部が前記第2の値保持部に格納された前記第2の最小値で前記第1の値保持部に格納された前記第1の最小値を更新すること、又は前記第1の検出部が前記第1の最小値を検出し前記第1の値保持部に格納することのいずれかにより前記第1の値保持部に格納された前記第1の最小値を更新してから最小値更新時間経過後に、前記第2の値保持部に格納された前記第2の最小値で前記第1の値保持部に格納された前記第1の最小値を更新する前記更新部と、
    前記更新部が前記第2の値保持部に格納された前記第2の最大値で前記第1の値保持部に格納された前記第1の最大値を更新した後に、前記第2の最大値を検出した次の前記脈波データの周期で新たな第2の最大値が格納できるように前記第2の値保持部を初期化し、前記更新部が前記第2の値保持部に格納された前記第2の最小値で前記第1の値保持部に格納された前記第1の最小値を更新した後に、前記第2の最小値を検出した次の前記脈波データの周期で新たな第2の最小値が格納できるように前記第2の値保持部を初期化する初期化部と、
    連続した2つの周期において、前記脈波データが前記第1の最大値及び前記第1の最小値を用いて決められた閾値を交差するタイミングをそれぞれ検出するタイミング検出部と、
    前記タイミング検出部が検出した前回のタイミングと今回のタイミングとを用いて脈波間隔を算出する脈波間隔算出部
    とを備えることを特徴とする脈波計測装置。
  2. 前記第1の検出部が、
    前記脈波データの現在の値が前記第1の最大値よりも大きいときに前記現在の値を前記第1の最大値として逐次検出し、
    前記現在の値が前記第1の最小値よりも小さいときに前記現在の値を前記第1の最小値として逐次検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の脈波計測装置。
  3. 前記第2の検出部が、
    前記現在の値が前記第1の最大値よりも小さく前記第2の最大値よりも大きいときに前記現在の値を新たな第2の最大値として逐次検出し、
    前記現在の値が前記第1の最小値よりも大きく前記第2の最小値よりも小さいときに前記現在の値を新たな第2の最小値として逐次検出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の脈波計測装置。
  4. 前記第2の検出部が、
    前記更新部が前記第2の値保持部に格納された前記第2の最大値で前記第1の値保持部に格納された前記第1の最大値を更新すること、又は前記第1の検出部が前記第1の最大値を検出し前記第1の値保持部に格納することのいずれかにより前記第1の値保持部に格納された前記第1の最大値を更新してから最大値検出開始時間経過後に前記第2の最大値の検出を開始し、
    前記更新部が前記第2の値保持部に格納された前記第2の最小値で前記第1の値保持部に格納された前記第1の最小値を更新すること、又は前記第1の検出部が前記第1の最小値を検出し前記第1の値保持部に格納することのいずれかにより前記第1の値保持部に格納された前記第1の最小値を更新してから最小値検出開始時間経過後に前記第2の最小値の検出を開始する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の脈波計測装置。
  5. 前記初期化部が、
    前記第2の最大値を更新してから最大値初期化時間経過後に前記第2の最大値を初期化し、
    前記第2の最小値を更新してから最小値初期化時間経過後に前記第2の最小値を初期化する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の脈波計測装置。
  6. 前記脈波間隔を外部端末に送信する通信部を更に備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の脈波計測装置。
  7. 脈波データを計測するステップと、
    前記脈波データから第1の最大値及び第1の最小値をそれぞれ逐次検出し、それぞれ第1の値保持部に格納するステップと、
    前記脈波データから前記第1の最大値の次に大きい第2の最大値、前記第1の最小値の次に小さい第2の最小値をそれぞれ逐次検出し、それぞれ第の値保持部に格納するステップと、
    前記第2の値保持部に格納された前記第2の最大値で前記第1の値保持部に格納された前記第1の最大値を更新すること、又は前記第1の最大値を検出し前記第1の値保持部に格納することのいずれかにより前記第1の値保持部に格納された前記第1の最大値を更新してから最大値更新時間経過後に、前記第2の値保持部に格納された前記第2の最大値で前記第1の値保持部に格納された前記第1の最大値を更新するステップと、
    前記第2の値保持部に格納された前記第2の最小値で前記第1の値保持部に格納された前記第1の最小値を更新すること、又は前記第1の最小値を検出し前記第1の値保持部に格納することのいずれかにより前記第1の値保持部に格納された前記第1の最小値を更新してから最小値更新時間経過後に、前記第2の値保持部に格納された前記第2の最小値で前記第1の値保持部に格納された前記第1の最小値を更新するステップと、
    前記第1の最大値を更新するステップにより前記第1の最大値を更新した後に、前記第2の最大値を検出した次の前記脈波データの周期で新たな第2の最大値が格納できるように前記第2の値保持部に格納を初期化するステップと、
    前記第1の最小値を更新するステップにより前記第1の最小値を更新した後に、前記第2の最小値を検出した次の前記脈波データの周期で新たな第2の最小値が格納できるように前記第2の値保持部を初期化するステップと、
    連続した2つの周期において、前記脈波データが前記第1の最大値及び前記第1の最小値を用いて決められた閾値を交差するタイミングをそれぞれ検出するステップと、
    前記検出した前回のタイミングと今回のタイミングとを用いて脈波間隔を算出するステップ
    とを含むことを特徴とする脈波計測方法。
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