JP5125641B2 - 画像形成装置及び同装置におけるイメージングユニットのライフ判定方法 - Google Patents

画像形成装置及び同装置におけるイメージングユニットのライフ判定方法

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Description

この発明は、イメージングユニットが用いられたプリンタや複写機等の画像形成装置、及び同装置におけるイメージングユニットのライフ判定方法に関する。
昨今の画像形成装置には、静電潜像を形成する感光体ドラムとトナーを感光体ドラムに供給する現像ローラを含む現像器が一体でユニット化されたイメージングユニットが搭載されている。前記感光体ドラムや現像器は、印刷動作の繰り返しにより性能が劣化する消耗品であり、これらがライフ(寿命)に達すると、イメージングユニットがライフ(寿命)に達したものとして、イメージングユニットを交換することが行われている。
例えば、回転体ドラムがライフに近づくと、感光体ドラムの帯電効率が悪くなり、かぶりトナーが発生しやすくなり、画像部分以外にトナーが転写されてしまう。また、現像器がライフに近づくと、トナーの帯電量が低下してかぶりトナーが発生しやすくなり、感光体と同様に画像部分以外にトナーが転写されてしまう。そのため、感光体ドラムと現像器はそれぞれ独立して動作しているが、感光体ドラムと現像器のライフ値は、双方のライフを考慮して設定されている。つまり、感光体のライフ値は、現像器のライフが近づいてトナーの帯電量が低下した状態でもかぶりトナーが発生しない値に設定されている。
このように、イメージングユニットのライフは、感光体ドラムと現像器のライフに依存するが、従来では、感光体や現像器の回転数や回転時間などの動作量を監視し、いずれか一方の動作量が前記ライフ値に達すると、イメージングユニットがライフに達したものと判定されていた。
また、特許文献1には、カートリッジ寿命を的確に検知するため、プリント枚数、感光体ドラムの回転数、画像情報の画素数等の情報から、それぞれ設定したライフ値を用い、その値を基準にしてカートリッジ寿命を判断する技術が開示されている。
また、特許文献2には、各消耗品の交換時期の設定が同一となるように、相対的に寿命の短い消耗部品が組み込まれた各ユニットに、その消耗品の寿命を延命させる延命手段を設けることで、各消耗品が設定された交換時期に達すると、各ユニットを全て新たなユニットに交換する技術が開示されている。
特開平7−281564号公報 特開2003−255787号公報
しかし、感光体ドラムや現像器の回転数や回転時間などの動作量を監視し、いずれか一方の動作量がライフ値に達すると、イメージングユニットがライフに達したものと判定する技術では、次のような問題があった。
即ち、いずれか一方の動作量がライフ値に達したとき、他方の動作量もライフ値に達するのが望ましい。しかるに、ユーザの使用状況に応じて感光体ドラムと現像器のライフの進み方は異なる。そのため、感光体ドラムの動作量がライフに達してイメージングユニットの交換になったとき、現像器のライフにかなりの余裕がある状態が発生してしまう。逆に、現像器の動作量がライフに達してイメージングユニットの交換になったとき、感光体ドラムのライフにかなりの余裕がある状態が発生してしまうこともある。その結果、効率的な部品の使用ができないという問題があった。
また、このような問題に対して、前述した特許文献1、2に記載された技術は、解決策を提供しうるものではなかった。
この発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、感光体ドラム及び現像器の効率的な使用を可能としてイメージングユニットのライフ延長を図ることができる画像形成装置、及び同装置におけるイメージングユニットのライフ判定方法に関する。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)静電潜像を形成する感光体ドラムとトナーを感光体ドラムに供給する現像ローラを含む現像器が一体となされた交換可能なイメージングユニットと、前記感光体ドラムの動作量を検出する第1の検出手段と、前記現像器の動作量を検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段により検出された感光体ドラムの動作量の累積値をX、前記第2の検出手段により検出された現像器の動作量の累積値をYとしたとき、下記(1)式で求められる判定対象値Zと、感光体ドラムの動作量のライフ値をXmax、現像器の動作量のライフ値をYmaxとしたとき、下記(2)式で求められるイメージングユニットのライフ値Zmaxとを比較することにより、イメージングユニットのライフを判定する判定手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Figure 0005125641
Figure 0005125641
ただし、α、βはそれぞれ感光体ドラム、現像器の品質によって設定されるパラメータである。
(2)前記感光体ドラムの動作量が感光体ドラムの回転数又は回転時間であり、前記現像器の動作量が現像器の回転数又は回転時間である前項1に記載の画像形成装置。
(3)静電潜像を形成する感光体ドラムとトナーを感光体ドラムに供給する現像器が一体となされた交換可能なイメージングユニットのライフを判定する判定方法であって、前記感光体ドラムの動作量を検出する第1の検出ステップと、前記現像器の動作量を検出する第2の検出ステップと、前記第1の検出ステップにおいて検出された感光体ドラムの動作量の累積値をX、前記第2の検出ステップにおいて検出された現像器の動作量の累積値をYとしたとき、下記(1)式で求められる判定対象値Zと、感光体ドラムの動作量のライフ値をXmax、現像器の動作量のライフ値をYmaxとしたとき、下記(2)式で求められるイメージングユニットのライフ値Zmaxとを比較することにより、イメージングユニットのライフを判定するステップと、を備えたことを特徴とする画像形成装置におけるイメージングユニットのライフ判定方法。
Figure 0005125641
Figure 0005125641
ただし、α、βはそれぞれ感光体ドラム、現像器の品質によって設定されるパラメータである。
(4)前記感光体ドラムの動作量が感光体ドラムの回転数又は回転時間であり、前記現像器の動作量が現像器の回転数又は回転時間である前項3に記載のイメージングユニットのライフ判定方法。
前項(1)に記載の発明によれば、所定の式で求めたイメージングユニットのライフ値Zmaxと、所定の式で求めた判定対象値Zが比較され、イメージングユニットのライフが判定される。つまり、感光体ドラムの動作量が設定されているライフ値に到達し、まだ現像器のライフにかなり余裕があることを想定すると、前述したように、感光体ドラムのライフ値は現像器がライフ値付近でも問題なく動作する値に設定されていることから、感光体ドラムのライフ値付近での帯電効率低下によるかぶりトナーの発生影響を、まだライフに余裕のある現像器で補うことにより、感光体ドラムのライフ値を延長することができる。
つまり、感光体ドラム又は現像器の一方がライフに達しても他方で補われるから、部品の効率的な使用が可能となり、イメージングユニット全体の寿命を延長することができる。
前項(2)に記載の発明によれば、感光体ドラムや現像器の回転数又は回転時間により、イメージングユニットのライフを判定することができる。
前項(3)に記載の発明によれば、所定の式で求めたイメージングユニットのライフ値Zmaxと、所定の式で求めた判定対象値Zを比較し、イメージングユニットのライフを判定することにより、感光体ドラム又は現像器の一方がライフに達しても他方で補われるから、部品の効率的な使用が可能となり、イメージングユニット全体の寿命を延長することができる。
次にこの発明の一実施形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像処理装置1の構成を示す図である。この実施形態では、画像形成装置1として、コピー機能、プリンタ機能、FAX機能等を有する多機能デジタル複合機であるMFP(Multi Function Peripherals)が用いられている。
図1に示すように、画像形成装置1は、スキャナ部10と、作像部11と、給紙部12と、排紙トレイ13等を備えている。
スキャナ部10は、CCDセンサ14を備え、自動原稿送り装置やプラテンガラス上(共に、図示せず)にセットされた原稿を読み取るものである。
作像部11は、スキャナ部10で読み取られた原稿の画像データや、外部から送信されてきたプリントデータ等を用紙に印字するという印字動作を行うものであり、この実施形態では、イメージングユニット18Y、18M、18C及び18K、トナーカートリッジ16Y、16M、16C及び16K、中間転写ベルト15、露光部22、ポリゴンミラー23、搬送ローラ26、二次転写ローラ27及び定着器28等から構成されている。
イメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kは、静電潜像をトナーにより顕在化してトナー像を形成するためのものであり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応してそれぞれ設けられている。各イメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kは、それぞれ、回転可能な感光体ドラム19と、感光体ドラム19を帯電させる帯電器21と、感光体ドラム19の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する、回転可能な現像ローラを有する現像器20等を備えており、これらの部品が1つのユニットとして構成されている。
前記イメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kに含まれる感光体ドラム19等は、印刷動作が繰り返されることにより性能が徐々に劣化しやがては寿命に達する消耗品である。また、現像器20も印刷動作が繰り返されることにより現像ローラの性能が徐々に劣化しやがてはライフ(寿命)に達する消耗品である。このため各イメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kは、ライフに達すると新品のイメージングユニットと交換される消耗品ユニットであり、画像形成装置1に交換可能に装着されている。なお、交換は画像形成装置1の前扉29を開くことにより行われる。また、各イメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kには、それぞれメモリチップ30が備えられており、このメモリチップ30には当該イメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kに関する情報がそれぞれ登録されている。
メモリチップ30に記憶されているイメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kに関する情報としては、当該イメージングユニットの形式を示す機種識別コード、充填されているトナー色を示す色識別コード、イメージングユニットの生産年月日の他、感光体ドラム19のライフ値、現像器20のライフ値、及びイメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kのライフ値、感光体ドラム19及び現像器20のそれぞれ動作量である回転数及び/または回転時間の累積値がある。
なお、イメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kのライフ値は、各メモリチップ30に格納されるのではなく、メモリチップ30に格納されている各感光体ドラム19のライフ値及び各現像器20のライフ値をCPU11が読み出して、イメージングユニットのライフ値を計算し、記憶部53に格納される構成であっても良い。
さらに、前記各メモリチップ30には、対応するイメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kの感光体ドラム19及び現像器20の回転数及び/又は回転時間の累積値が、書き換え可能に格納されており、印刷が行われるたびに、感光体ドラム及び現像器の回転数及び/または回転時間の累積値が書き換えられるものとなされている。
中間転写ベルト15は、前記4個のイメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kの各感光体ドラム19に形成された各色のトナー像を、重ね合わせ状態に一次転写されるものであり、駆動ローラ24と従動ローラ25とに掛け渡され、駆動ローラ24の回転によって、一定方向に周回駆動される。
露光部22は、各イメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kの帯電した感光体ドラム19にレーザ光を照射することにより、感光体ドラム19の表面に静電潜像を形成する。
ポリゴンミラー23は、露光部22から出射されたレーザ光を偏向して、感光体ドラム19の表面を走査させる。
搬送ローラ26は、給紙部12から供給された用紙を二次転写位置へと搬送するものである。二次転写ローラ27は、前記搬送ローラ26により搬送されてきた用紙に、前記中間転写ベルト15に一次転写されたトナー像を転写させるものであり、定着器28は、用紙に転写されたトナー像を定着させるものである。
給紙部12は、用紙を種類毎に収納するものであり、印刷指示がなされると用紙が給紙部12から1枚ずつ取り出され、搬送ローラ26によって二次転写位置へと搬送される。
排紙トレイ13には、定着器28によりトナー像が定着された記録用紙が排出される。
図2は、前記画像形成装置1の電気的構成を示すブロック図である。
画像処理装置1は、スキャナ部10、作像部11、イメージングユニット18Y、18M、18C及び18K、CPU50、ROM51、RAM52、記憶部53、信号処理部54、操作パネル部55、通信インターフェイス部(I/F部)56と、感光体ドラム19の回転数を検出する検出部61、現像器20Y、20M、20C及び20Kの回転数を検出する検出部62等を備えている。なお、前記スキャナ部10,作像部11、イメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kについては、既に説明したので、再度の説明は省略する。
CPU50は、ROM51に格納されている動作プログラムを実行することにより、画像形成装置1の全体を統括制御するものであり、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能を実行するための通常の制御の他、この実施形態ではイメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kのライフ判定を行うが、この点については後述する。
ROM51は、CPU50が実行するプログラムやその他のデータを格納する。
RAM52は、CPU50がプログラムを実行する際の作業領域となるものであり、プログラムやプログラムを実行する際のデータ等を一時保存する。
記憶部53は、ハードディスク等の記録媒体からなり、スキャナ部10によって読み取られた原稿の画像データやその他のデータ、各種プログラムなどを記憶する。
信号処理部54は、入力された画像データに対して、所定の信号処理を行うものである。
操作パネル部55は、各種メッセージ等を表示したり、ユーザが各種の入力操作を行ったりするものであり、キー入力部57と表示部58等を備えている。
キー入力部57は、テンキーやスタートキー等の複数のキーからなり、ユーザが画像形成装置1に指示を与える際に利用されるものである。また、表示部58は、各種の画面やメッセージ等をユーザに提供するものであり、液晶タッチパネル等により構成されている。
通信インターフェイス部(I/F部)56は、ネットワーク7等を介して外部装置とデータの送受信を行う通信手段として機能する。
次に、図1及び図2に示した画像形成装置1の動作を、図3のフローチャートを参照して説明する。この動作は、画像形成装置1のCPU50がROM51等の記録媒体に記録されている動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS1で初期動作を行った後、ステップS2で、各入出力ポートからの信号の入出力処理を行う。
ステップS3では、操作パネル部55のキー入力部57におけるスタートキーが押されたかどうかを判断する。スタートキーが押されると(ステップS3でYES)、ステップS4で印字制御を行う。この印字制御により感光体ドラム19と現像器20に回転要求が出され、ステップS5のライフ管理制御が起動され、イメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kのライフ管理が行われる。
その後、ステップS6でその他の制御を行う。なお、ステップS3で、スタートキーが押されない場合は(ステップS3でNO)、そのままステップS6のその他の制御処理に進む。その他の制御処理では、定着器の温度調整や用紙カセットのサイズ検出、その他必要な処理が行われる。
図4は、図2のフローチャートにおけるステップS4の印字制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
ステップS410で印字制御のステータスが、「待機中」か「印字中」か「印字終了」かを判断する。
待機中であれば、ステップS411で印字起動シーケンスが実行され、感光体ドラム19を中心とした電子写真プロセスの起動制御が行われる。ステップS412では、起動が完了したかどうかを判断し、起動が完了すれば(ステップS412でYES)、ステップS413で、ステータスを「印字中」に設定してリターンする。起動が完了していなければ(ステップS412でNO)、そのままリターンする。
ステップS410でステータスが「印字中」の場合には、ステップS414で、印字中シーケンスが実行され、用紙の搬送動作等が行われる。ステップS415では、印字終了かどうかを判断し、印字終了であれば(ステップS415でYES)、ステップS416で、ステータスを「印字終了」に設定してリターンする。印字が完了していなければ(ステップS415でNO)、そのままリターンする。
ステップS410でステータスが「印字終了」の場合には、ステップS417で、印字終了シーケンスが実行され、ステップS418で印字終了シーケンスが完了したかどうかを判断する。完了であれば(ステップS418でYES)、ステップS419で、ステータスを「待機中」に設定してリターンする。シーケンスが完了していなければ(ステップS418でNO)、そのままリターンする。
図5は、図3のフローチャートのS5のライフ管理制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
ステップS51では、感光体ドラム19が回転中かどうかを調べ、回転中であれば(ステップS51でYES)、ステップS52で、イメージングユニットのメモリチップ30に格納されている感光体ドラム19の回転時間の累積値を、カウントアップする。カウントアップされる感光体ドラムの回転時間は、回転数検出部61で検出された回転数と1回転に要する時間とに基づいて算出しても良いし、タイマ等により直接回転時間を測定しても良い。そして、ステップS53で、イメージングユニット(図面ではIUと記している)18Y、18M、18C及び18Kのライフ判定処理を行って、ステップS54に進む。ライフ判定処理については後述する。
ステップS51で、感光体ドラム19が回転中でなければ(ステップS51でNO)、そのままステップS54に進む。
ステップS54では、画像の印字が完了したかどうかを判断し、完了していなければ(ステップS54でNO)、そのままリターンする。完了していれば(ステップS54でYES)、ステップS55で、現像器20の印刷枚数(回転数)の累積値をカウントアップしたのち、ステップS56で、イメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kのライフ判定処理を行って、リターンする。ステップS54で、画像の印字が完了していなければ(ステップS54でNO)、そのままリターンする。
図6は、図5のステップS53及びS56のライフ判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
ステップS531で、感光体ドラム19の回転時間(累積値、以下同じ)Xを取得した後、ステップS532で、現像器20の印刷枚数即ち回転数(累積値、以下同じ)Y1を取得し、ステップS533で現像器20の印刷枚数を感光体ドラム19と同様の回転時間Yに換算する。
ステップS534で、感光体ドラム19の回転時間Xと現像器20の回転時間Yとから、イメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kのカウンタ値(判定対象値)Zを、下記(1)式を用いた演算により取得する。
Figure 0005125641
次に、ステップS535では、取得したZの値を、予めイメージングユニットのメモリチップ30あるいは記憶部53に記憶されているイメージングユニットのライフ値Zmaxを比較し、Z>Zmaxか否かを判定する。ここで、ライフ値Zmaxは下記(2)式で求められる。なお、(2)式において、Xmaxは感光体ドラムの回転時間のライフ値であり、Ymaxは現像器の回転時間のライフ値である。
Figure 0005125641
ステップS535で、Z>Zmaxであれば(ステップS535でYES)、イメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kはライフに達しているから、ステップS536でその旨を操作パネル55の表示部58に表示して、ユーザに通知してリターンする。
Z>Zmaxでなければ(ステップS535でNO)、まだライフには達していないから、そのままリターンする。
前記(1)式及び(2)式において、α、βはそれぞれ感光体ドラム19、現像器20Y、20M、20C及び20Kの品質(性能)によって設定されるパラメータである。具体的には、α、βは1前後の値に設定され、画像品質が求められる場合はα、βの値は1より大きめの1.1〜1.2程度に設定され、また、画像品質は余り考慮せず寿命延長優先の場合は、1より小さめの0.8〜0.9程度に設定される。
この実施形態で行われる判定方法と従来の判定方法との差を、図7を用いて説明する。
図7において、点線が従来の寿命ラインであり、実線が本実施形態による寿命ラインである。印刷動作が行われる毎に、感光体ドラム19と現像器20の回転時間は増加し、従来では、点線の寿命ラインを超えたときにイメージングユニットのライフと判定される。理想的には、丸数字1のように回転時間がカウントされていくことで、感光体ドラム19及び現像器20共にライフに達するのが望ましい。
しかし、ユーザの使い方によっては、丸数字2のように回転時間がカウントされていく場合も発生し、この場合は、本実施形態のように設定された寿命ラインに達するまでに、より多くの回転時間を費やすことが可能となり、イメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kのライフが延命される。
ちなみに、図8に示すように、感光体ドラム19の回転時間のライフ値Xmaxを5000分、現像器20の印刷枚数のライフ値9000枚を回転時間換算した値Ymaxを5000分としたときの両成分のベクトル値を、前記(2)式により求めると、イメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kのライフ値Zmaxは約7070となる(ただしα及びβを共に1とする)。
今、感光体ドラム19の回転時間の累積値Xが5050分、現像器20の回転時間の累積値Yが4998分の場合、両成分のベクトル値、換言すればイメージングユニット18Y、18M、18C及び18Kの判定対象値であるカウント値Zは、(1)式より約7100となり、ライフ値Zmaxよりも大きい値となる。このため、ライフに達したと判定される。
一方、感光体ドラム19の回転時間の累積値Xが5500分、現像器20の回転時間の累積値Yが4000分の場合、イメージングユニットのカウント値Zは、約6800となり、ライフ値Zmaxよりも小さい値となる。このため、感光体ドラム19の回転時間の累積値Xがそのライフ値Xmaxを超えていても、イメージングユニットはライフに達していないと判定される。
このように、この実施形態では、感光体ドラム19の回転時間のライフ値Xmaxと現像器20の回転時間のライフ値Ymaxを、感光体ドラム19と現像器20のうち一方のライフを他方で補うように組み合わせて得られたイメージングユニットのライフ値Zmaxを用い、該ライフ値と、感光体ドラム19及び現像器20のそれぞれ回転時間の累積値X、Yを組み合わせて得られた判定対象値Zとを比較することにより、イメージングユニットのライフを判定するから、感光体ドラム19又は現像器20の一方がライフに達しても他方で補うことができ、部品の効率的な使用が可能となり、イメージングユニット全体の寿命を延長することができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。例えば、感光体ドラム19、現像器20の動作量として回転時間を用いたが、回転数を用いて計算を行っても良い。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 図2のフローチャートにおけるステップS4の印字制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図3のフローチャートのS5のライフ管理制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図5のステップS53及びS56のライフ判定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 この実施形態で行われる判定方法と従来の判定方法との差を説明するための図である。 ライフ判定の一例を示すための数値をまとめた表である。
符号の説明
1 画像形成装置
10 スキャナ部
11 作像部
18Y、18M、18C、18K イメージングユニット
19 感光体ドラム
20 現像器
30 メモリユニット
50 CPU
51 ROM
52 RAM

Claims (4)

  1. 静電潜像を形成する感光体ドラムとトナーを感光体ドラムに供給する現像ローラを含む現像器が一体となされた交換可能なイメージングユニットと、
    前記感光体ドラムの動作量を検出する第1の検出手段と、
    前記現像器の動作量を検出する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段により検出された感光体ドラムの動作量の累積値をX、前記第2の検出手段により検出された現像器の動作量の累積値をYとしたとき、下記(1)式で求められる判定対象値Zと、感光体ドラムの動作量のライフ値をXmax、現像器の動作量のライフ値をYmaxとしたとき、下記(2)式で求められるイメージングユニットのライフ値Zmaxとを比較することにより、イメージングユニットのライフを判定する判定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
    Figure 0005125641
    Figure 0005125641
    ただし、α、βはそれぞれ感光体ドラム、現像器の品質によって設定されるパラメータである。
  2. 前記感光体ドラムの動作量が感光体ドラムの回転数又は回転時間であり、前記現像器の動作量が現像器の回転数又は回転時間である請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 静電潜像を形成する感光体ドラムとトナーを感光体ドラムに供給する現像器が一体となされた交換可能なイメージングユニットのライフを判定する判定方法であって、
    前記感光体ドラムの動作量を検出する第1の検出ステップと、
    前記現像器の動作量を検出する第2の検出ステップと、
    前記第1の検出ステップにおいて検出された感光体ドラムの動作量の累積値をX、前記第2の検出ステップにおいて検出された現像器の動作量の累積値をYとしたとき、下記(1)式で求められる判定対象値Zと、感光体ドラムの動作量のライフ値をXmax、現像器の動作量のライフ値をYmaxとしたとき、下記(2)式で求められるイメージングユニットのライフ値Zmaxとを比較することにより、イメージングユニットのライフを判定するステップと、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置におけるイメージングユニットのライフ判定方法。
    Figure 0005125641
    Figure 0005125641
    ただし、α、βはそれぞれ感光体ドラム、現像器の品質によって設定されるパラメータである。
  4. 前記感光体ドラムの動作量が感光体ドラムの回転数又は回転時間であり、前記現像器の動作量が現像器の回転数又は回転時間である請求項3に記載のイメージングユニットのライフ判定方法。
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