JP5123091B2 - 回路基板及び電子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回路基板及び電子装置に係り、特に、回路基板と、回路基板を収容する絶縁樹脂製の収容ケース、金属製のリアパネル、及び絶縁樹脂製のカバーを有するデジタル放送受信用セットトップボックスに関する。
従来の電子装置として、デジタル放送受信用セットトップボックスがある。このような電子装置は、電子部品、及びグラウンド層を有すると共に、電子部品が実装される回路基板本体を備えた回路基板と、回路基板を収容する金属製の筐体とから構成されている。金属製の筐体は、回路基板を収容する収容ケースと、収容ケースに取り付けられるリアパネルと、収容ケース及びリアパネルに取り付けられるカバーとを有する。
上記構成とされた電子装置では、グラウンド層と収容ケースとを電気的に接続して、収容ケースをグラウンド層の一部として利用している。これにより、グラウンド面積が増大するため、回路基板のグラウンドを強化することが可能となる。このように、回路基板のグラウンドを強化することで、電源端子を介して印加される雷サージの影響により、回路基板本体及び電子部品が破損することを防止できる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−204162号公報
しかしながら、近年の電子装置の小型化及び軽量化の要求に伴い、収容ケース及びカバーの材料として絶縁樹脂を用いた場合、収容ケースをグラウンド層の一部として利用することができないため、電源端子を介して印加される雷サージの影響により、回路基板本体及び電子部品が破損してしまうという問題があった。
そこで、本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、電源端子を介して印加される雷サージの影響による回路基板本体及び電子部品の破損を防止することのできる回路基板及び電子装置を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、グラウンド層(33)を有する回路基板本体(21)と、前記回路基板本体(21)に実装された電子部品(23,25)と、前記回路基板本体(21)に設けられ、前記回路基板本体(21)及び前記電子部品(23,25)と電気的に接続された電源端子(27)と、を備え、金属製のリアパネル(14)が取り付けられる回路基板(13)であって、前記電源端子(27)と前記グラウンド層(33)とを電気的に接続すると共に、前記電源端子(27)の近傍に位置する部分の前記回路基板本体(21)に、前記グラウンド層(33)及び前記金属製のリアパネル(14)と電気的に接続される導電接続部材(29)を設けたことを特徴とする回路基板(13)が提供される。
本発明によれば、電源端子(27)の近傍に位置する部分の回路基板本体(21)に、電源端子(27)と電気的に接続されたグラウンド層(33)、及び金属製のリアパネル(14)と電気的に接続される導電接続部材(29)を設けることにより、グラウンドを強化することが可能になる(グラウンド層の一部として金属製のリアパネル(14)を用いることが可能になる)と共に、導電接続部材(29)を介して、電源端子(27)に印加される雷サージを電源端子(27)の近傍に位置する部分のグラウンド層(33)及びリアパネル(14)に逃がすことが可能となる。これにより、回路基板(13)に流れ込む雷サージの量を極力少なくすることが可能となるため、雷サージに起因する回路基板本体(21)及び電子部品(23,25)の破損を防止できる。
また、前記導電接続部材(29)は、前記電源端子(27)の近傍に位置する部分の前記回路基板本体(21)に配設されると共に、前記グラウンド層(33)と電気的に接続されるねじ端子(51)と、前記ねじ端子(51)のねじ穴(57)に装着することにより、前記金属製のリアパネル(14)を前記ねじ端子(51)に固定すると共に、前記金属製のリアパネル(14)と前記グラウンド層(33)とを電気的に接続するねじ(52)と、を有してもよい。これにより、グラウンドを強化して、雷サージに起因する回路基板本体(21)及び電子部品(23,25)の破損を防止できる。また、リアパネル(14)をねじ端子(51)にねじ止めすることで、リアパネル(14)と回路基板(21)との間の接続強度を向上させることができる。
また、前記ねじ端子(51)は、前記ねじ穴(57)が形成されたねじ端子本体(54)と、前記ねじ端子本体(54)の下端に設けられた複数の脚部(56)とを有しており、前記複数の脚部(56)は、前記回路基板本体(21)を貫通すると共に、はんだ(48)により前記回路基板本体(21)に固定させてもよい。これにより、回路基板本体(21)とねじ端子(51)との間の接続強度を向上させることができる。
また、請求項1ないし3のうち、いずれか1項記載の回路基板(13)と、上端及び背面部が開放端とされ、前記回路基板(13)が収容されると共に、絶縁樹脂により構成された収容ケース(11)と、前記収容ケース(11)の前記背面部に取り付けられる前記金属製のリアパネル(14)と、絶縁樹脂により構成され、前記収容ケース(11)及び前記金属製のリアパネル(14)に取り付けられることで前記収容ケース(11)の上端を覆うカバー(16)と、を用いて電子装置(10)を構成してもよい。
これにより、回路基板(13)に流れ込む雷サージの量を極力少なくすることが可能となるため、雷サージに起因する回路基板本体(21)及び電子部品(23,25)の破損を防止できる。
なお、上記参照符号は、あくまでも参考であり、これによって、本願発明が図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、回路基板に流れ込む雷サージの量を極力少なくすることが可能となるため、雷サージに起因する回路基板本体及び電子部品の破損を防止できる。
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る電子装置の背面図であり、図2は、図1に示す電子装置の平面図である。図2において、図1に示す電子装置10と同一構成部分には同一符号を付す。また、図2では、説明の便宜上、図1に示すカバー16の図示を省略する。
図1及び図2を参照するに、本実施の形態の電子装置10は、地上デジタル放送(ISDB-T:Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)、BS(Broadcasting Satellite)放送、及びCS(Communications Satellite)放送を受信するセットトップボックス(STB)であり、収容ケース11と、B−CASカード装着部12と、回路基板13と、金属製のリアパネル14と、カバー16とを有する。
収容ケース11は、回路基板13を収容するためのケースであり、絶縁樹脂により構成されている。収容ケース11の上端及び背面部(リアパネル14が取り付けられる部分)は、開放端とされている。
B−CASカード装着部12は、リアパネル14の後述する切り欠き部66に配置されると共に、リアパネル14の後述するカード装着部支持板62(図6参照)にねじ止めされている。B−CASカード装着部12は、デジタル放送の番組の著作権保護や有料放送の視聴等に利用されるB−CASカードを装着するためのものである。
図3は、回路基板の平面図である。図3において、図2に示す構造体と同一構成部分には同一符号を付す。
図1〜図3を参照するに、回路基板13は、回路基板本体21と、チューナ用電子部品23と、複数の電子部品25と、電源端子27と、導電接続部材29と、テレビと電気的に接続され、復調されると共に、アナログに変換された信号(映像及び音声に関する信号)をテレビに送信する出力端子(図示せず)とを有する。
図4は、電源端子及びねじ端子が設けられた部分の回路基板の断面図であり、図5は、図4に示す構造体をA視した図である。図4及び図5において、図3に示す回路基板13と同一構成部分には同一符号を付す。また、図4及び5では、説明の便宜上、導電接続部材29の構成要素の1つであるねじ52(雄ねじ)の図示を省略する。
図3〜図5を参照するに、回路基板本体21は、積層された複数の絶縁層(図示せず)と、複数の絶縁層に設けられた複数のビア及び配線パターン(共に図示せず)と、貫通穴31,32A,32B,32Cと、グラウンド層33と、電源層(図示せず)と、を有する。複数の配線パターンのうち、回路基板本体21の最上層に設けられた配線パターンは、チューナ用電子部品23又は電子部品25が実装されるパッド部(図示せず)を有する。貫通穴31は、回路基板本体21を貫通するように複数形成されている。貫通穴31は、ねじ34(雄ねじ)を収容ケース11に形成された図示していないねじ穴(雌ねじ)に固定する際、ねじ34を挿入するための穴である。回路基板本体21は、貫通穴31に挿入されたねじ34を収容ケース11のねじ穴(図示せず)に装着することで、収容ケース11に固定される。
貫通穴32Aは、電源端子27の配設領域のうち、グラウンド層33の形成領域と重なる部分の回路基板本体21(グラウンド層33も含む)を貫通するように形成されている。貫通穴32Aは、電源端子27の後述する脚部44を挿入するための穴である。貫通穴32Aは、脚部44を挿入した状態において、脚部44と貫通穴32Aの側面との間に隙間が形成されるような形状とされている。
貫通穴32Bは、電源端子27の配設領域のうち、電源層(図示せず)の形成領域と重なる部分の回路基板本体21(電源層も含む)を貫通するように形成されている。貫通穴32Bは、電源端子27の後述する脚部43を挿入するための穴である。貫通穴32Bは、脚部43を挿入した状態において、脚部43と貫通穴32Bの側面との間に隙間が形成されるような形状とされている。
貫通穴32Cは、ねじ端子29の配設領域のうち、グラウンド層33の形成領域と重なる部分の回路基板本体21(グラウンド層33も含む)を貫通するように複数(本実施の形態の場合4つ)形成されている。貫通穴32Cは、ねじ端子29の後述する脚部56を挿入するための穴である。貫通穴32Cは、脚部56を挿入した状態において、脚部56と貫通穴32Cの側面との間に隙間が形成されるような形状とされている。
グラウンド層33は、グラウンド電位とされた層であり、回路基板本体21の最下層に設けられている。電源層は、電源電位とされた層であり、回路基板本体21に内層されている。
図1〜図3を参照するに、チューナ用電子部品23は、地上デジタル用入力端子35と、BS及びCS用入力端子36と、図示していないねじ穴(雌ねじ)と、脚部53,44を有する。地上デジタル用入力端子35は、地上デジタルデータ送信用ケーブルと接続されたプラグが装着される端子である。地上デジタル用入力端子35は、リアパネル14に形成された後述す貫通部71から露出されている。
BS及びCS用入力端子36は、地上デジタル用入力端子35の下方に配置されている。BS及びCS用入力端子36は、BS及びCSデータ送信用ケーブルと接続されたプラグが装着される部分である。
ねじ穴(図示せず)は、リアパネル14に形成された後述する貫通穴73と対向するように、地上デジタル用入力端子35とBS及びCS用入力端子36との間に形成されている。ねじ穴は、リアパネル14に形成された後述する貫通穴73に挿入されたねじ37(雄ねじ)を装着させるための穴である。このねじ37により、リアパネル14は、チューナ用電子部品23に固定されている。
上記構成とされたチューナ用電子部品23は、電子装置10の外部から送信される地上デジタル放送の信号(変調処理された信号)、BS放送の信号(変調処理された信号)、及びCS放送(変調処理された信号)のうち、いずれかの高周波信号を受信した際、この高周波信号に含まれる特定の周波数を選択して、映像中間周波数に変換するためのものである。
複数の電子部品25は、回路基板本体21の最上層に設けられた配線パターンのパッド部(図示せず)に実装されている。複数の電子部品25は、回路基板本体21に設けられたビア及び配線パターンと共に、チューナ用電子部品23と電気的に接続された直交周波数分割多重復調回路部(図示せず)と、直交周波数分割多重復調回路部と電気的に接続された画像信号処理回路部(図示せず)と、画像信号処理回路部及びテレビ(図示せず)と電気的に接続され、デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル信号−アナログ信号変換回路部(図示せず)とを構成している。
直交周波数分割多重復調回路部は、チューナ用電子部品23から送信される変調された信号を復調させるための回路である。復調された信号は、画像信号処理回路部に送信される。直交周波数分割多重復調回路部としては、例えば、OFDM復調回路部を用いることができる。
画像信号処理回路部は、直交周波数分割多重復調回路部から送信される復調された信号に対して所定の画像処理を行うと共に、画像処理した信号をデジタル信号−アナログ信号変換回路部に送信する。画像信号処理回路部としては、例えば、AVデコーダを用いることができる。
デジタル信号−アナログ信号変換回路部は、画像信号処理回路部から送信された信号がアナログ信号の場合は、画像信号処理回路部から送信された信号を、回路基板13に設けられた出力端子(図示せず)を介して、テレビに出力し、画像信号処理回路部から送信された信号がデジタル信号の場合は、画像信号処理回路部から送信された信号をアナログ信号に変換し、変換したアナログ信号を、回路基板13に設けられた出力端子(図示せず)を介して、テレビに出力する。
図4及び図5を参照するに、電源端子27は、B−CASカード装着部12の近傍に位置する部分の回路基板本体21の上面に配設されている。電源端子27は、電源端子本体41と、脚部43と、2つの脚部44とを有する。
電源端子本体41は、DC(直流)用の電源端子であり、回路基板本体21の上面に配設されている。電源端子本体41は、家庭用コンセントに差し込まれたAC−DCアダプタ(図示せず)のプラグが装着されるコネクタ部47を有する。コネクタ部47は、リアパネル14に形成された後述する貫通部67から露出されている。
脚部43,44は、電源端子本体41と一体的に構成されており、電源端子本体41の下端に配置されている。脚部43は、回路基板本体21に形成された貫通穴32Bに挿入されると共に、脚部43と貫通穴32Bとの隙間及び回路基板本体21の下面よりも下方に配置されたはんだ48により回路基板本体21に固定されている。脚部43は、はんだ48を介して、回路基板本体21に内層された電源層(図示せず)と電気的に接続されている。これにより、電源端子27は、電源層と電気的に接続されている。
脚部44は、回路基板本体21に形成された貫通穴32Aに挿入されると共に、脚部44と貫通穴32Aとの隙間及び回路基板本体21の下面よりも下方に配置されたはんだ48により回路基板本体21に固定されている。脚部44は、はんだ48を介して、回路基板本体21の最下層に形成されたグラウンド層33と電気的に接続されている。これにより、電源端子27は、グラウンド層33と電気的に接続されている。
図3〜図5を参照するに、導電接続部材29は、ねじ端子51と、ねじ52(雄ねじ)とから構成されている。ねじ端子51は、ねじ端子本体54と、4つの脚部56とを有する。ねじ端子本体54は、回路基板本体21に実装された電源端子27の近傍に位置する部分の回路基板本体21の上面に配置されている。ねじ端子本体54は、リアパネル14をねじ端子51に固定するためのねじ52が装着されるねじ穴57(雌ねじ)を有する。
脚部56は、回路基板本体21に形成された貫通穴32Cに挿入されると共に、脚部56と貫通穴32Cの側面との隙間及び回路基板本体21の下面よりも下方に配置されたはんだ48により回路基板本体21に固定されている。脚部56は、はんだ48を介して、回路基板本体21の最下層に形成されたグラウンド層33と電気的に接続されている。これにより、ねじ端子51は、グラウンド層33と電気的に接続されている。
上記構成とされたねじ端子51の材料としては、導電性を有すると共に、外力が印加された際に変形しにくい材料が好ましい。具体的には、ねじ端子51の材料としては、例えば、黄銅を用いることができる。
ねじ52は、リアパネル14に形成された貫通穴68に挿入され、ねじ端子本体54に形成されたねじ穴57に装着されることで、導電性を有したねじ端子51に金属製のリアパネル14を固定するためのものである(図1参照)。ねじ52の材料としては、導電性を有すると共に、外力が印加された際に変形しにくい材料が好ましい。具体的には、ねじ52の材料としては、例えば、炭素銅を用いることができる。
このように、回路基板本体21に設けられたグラウンド層33と電気的に接続されたねじ端子51と金属製のリアパネル14とを電気的に接続することにより、金属製のリアパネル14をグランド層として利用することが可能となり、グラウンド面積が増大するため、回路基板13のグラウンドを強化することができる。
また、金属製のリアパネル14及び電源端子27と電気的に接続されたグラウンド層33と電気的に接続される導電接続部材29(具体的には、ねじ端子51)を、回路基板本体21に実装された電源端子27の近傍に位置する部分の回路基板本体21の上面に配設することにより、家庭用コンセントに差し込まれたAC−DCアダプタ(図示せず)を経由して電源端子27に印加される雷サージを電源端子27の近傍に位置する部分のグラウンド層33及び金属製のリアパネル14に逃がすことが可能となる(言い換えれば、回路基板13に流れる雷サージの量を少なくすることが可能になると共に、雷サージが流れる部分の回路基板13の面積を狭くすることが可能となる)ので、雷サージに起因する回路基板本体21、チューナ用電子部品23、及び複数の電子部品25の破損を防止することができる。
さらに、ねじ52によりリアパネル14とねじ端子51とを固定することで、ねじ37,52によりリアパネル14と回路基板13とが2箇所で固定されるため、リアパネル14と回路基板13との接続強度を向上させることができる。
ねじ端子本体54と電源端子27との間の距離Bは、例えば、5mm〜10mmの範囲内で設定するとよい。距離Bが5mmよりも小さくなるように、回路基板本体21に電源端子27及びねじ端子51を実装することは実装装置の性能上困難である。また、距離Bを10mmよりも大きくした場合には、電源端子27の近傍に配置された電子部品25が破損する虞がある。ねじ端子本体54と電源端子27との間の距離Bは、例えば、6mmが好ましい。
本実施の形態の回路基板によれば、回路基板本体21に設けられたグラウンド層33と電気的に接続されたねじ端子51と金属製のリアパネル14とを電気的に接続すると共に、金属製のリアパネル14、及び電源端子27と電気的に接続されたグラウンド層33と電気的に接続される導電接続部材29(具体的には、ねじ端子51)を、回路基板本体21に実装された電源端子27の近傍に位置する部分の回路基板本体21の上面に配設することにより、回路基板13のグラウンドを強化することが可能になると共に、家庭用コンセントに差し込まれたAC−DCアダプタ(図示せず)を経由して電源端子27に印加される雷サージを電源端子27の近傍に位置する部分のグラウンド層33及び金属製のリアパネル14に逃がすことが可能となるので、雷サージに起因する回路基板本体21、チューナ用電子部品23、及び複数の電子部品25の破損を防止することができる。
図6は、リアパネルの正面図である。図6において、図1及び図2に示す電子装置10と同一構成部分には同一符号を付す。
図1、図2、及び図6を参照するに、金属製とされたリアパネル14は、パネル本体61と、カード装着部支持板62とを有する。パネル本体61は、ねじ64(雄ねじ)により、収容ケース11の背面部の近傍に位置する収容ケース11の底部に固定されている。パネル本体61は、板状とされており、切り欠き部66と、貫通部67,71,72と、貫通穴68,73とを有する。
切り欠き部66は、B−CASカード装着部12の配設領域に対応する部分のパネル本体61に形成されている。貫通部67は、電源端子27のコネクタ部47と対向する部分のパネル本体61を貫通するように形成されている。貫通部67は、リアパネル14の外側からAC−DCアダプタのプラグ(図示せず)をコネクタ部47に装着するための貫通部である。
貫通穴68は、ねじ端子51のねじ穴57と対向する部分のパネル本体61を貫通するように形成されている。貫通穴68は、ねじ52によりリアパネル14をねじ端子51に固定するための穴である。
貫通部71は、地上デジタル用入力端子35と対向する部分のパネル本体61を貫通するように形成されている。貫通部71は、リアパネル14の外側から地上デジタル用入力端子35に地上デジタル用信号線に設けられたプラグ(図示せず)を装着するための貫通部である。
貫通部72は、BS及びCS用入力端子36と対向する部分のパネル本体61を貫通するように形成されている。貫通部72は、リアパネル14の外側からBS及びCS用入力端子36にBS及びCS用信号線に設けられたプラグ(図示せず)を装着するための貫通部である。
貫通穴73は、チューナ用電子部品23のねじ穴(図示せず)と対向する部分のパネル本体61を貫通するように形成されている。貫通穴73は、ねじ37によりリアパネル14をチューナ用電子部品23に固定するための穴である。
カード装着部支持板62は、切り欠き部66の形成領域に対応する部分のパネル本体61と一体的に構成されている。カード装着部支持板62は、パネル本体61の面61Aと直交する方向に延在している(図2参照)。カード装着部支持板62は、B−CASカード装着部12を装着するための板である。
上記構成とされたリアパネル14の材料としては、例えば、亜鉛めっき鋼板を用いることができる。
図1を参照するに、カバー16は、絶縁樹脂により構成されており、開放端とされた収容ケース11の上端を覆うように、収容ケース11及びリアパネル14に取り付けられている。
本実施の形態の電子装置によれば、回路基板本体21に設けられたグラウンド層33と電気的に接続されたねじ端子51と金属製のリアパネル14とを電気的に接続すると共に、金属製のリアパネル14、及び電源端子27と電気的に接続されたグラウンド層33と電気的に接続される導電接続部材29(具体的には、ねじ端子51)を、回路基板本体21に実装された電源端子27の近傍に位置する部分の回路基板本体21の上面に配設することにより、回路基板13のグラウンドを強化することが可能になると共に、家庭用コンセントに差し込まれたAC−DCアダプタ(図示せず)を経由して電源端子27に印加される雷サージを電源端子27の近傍に位置する部分のグラウンド層33及び金属製のリアパネル14に逃がすことが可能となるので、雷サージに起因する回路基板本体21、チューナ用電子部品23、及び複数の電子部品25の破損を防止することができる。
図7は、本実施の形態の変形例に係る回路基板の断面図である。図7において、図4に示す回路基板13と同一構成分には同一符号を付す。
なお、本実施の形態では、グラウンド層33と電気的に接続された電源端子27の近傍に位置する部分の回路基板本体に21に、グラウンド層33と電気的に接続された1つのねじ端子51を設けた場合を例に挙げて説明したが、図7に示す回路基板80のように、グラウンド層33と電気的に接続された複数の(図7の場合は2つ)のねじ端子51を、電源端子27の近傍に位置する部分の回路基板本体21に設け、複数のねじ端子51にリアパネル14をねじにより固定してもよい。
このように、電源端子27の近傍に位置する部分の回路基板本体21に複数のねじ端子51を設けると共に、複数のねじ端子51にリアパネル14をねじにより固定することで、回路基板13のグラウンドがさらに強化させると共に、回路基板13とリアパネル14との接続強度を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明は、回路基板及び電子装置に係り、特に、回路基板と、回路基板を収容する絶縁樹脂製の収容ケース、金属製のリアパネル、及び絶縁樹脂製のカバーを有するデジタル放送受信用セットトップボックスに適用可能である。
本発明の実施の形態に係る電子装置の背面図である。 図1に示す電子装置の平面図である。 回路基板の平面図である。 電源端子及びねじ端子が設けられた部分の回路基板の断面図である。 図4に示す構造体をA視した図である。 リアパネルの正面図である。 本実施の形態の変形例に係る回路基板の断面図である。
符号の説明
10 電子装置
11 収容ケース
12 B−CASカード装着部
13,80 回路基板
14 リアパネル
16 カバー
21 回路基板本体
23 チューナ用電子部品
25 電子部品
27 電源端子
29 導電接続部材
31,32A,32B,32C,68,73 貫通穴
33 グラウンド層
34,37,52,64 ねじ
35 地上デジタル用入力端子
36 BS及びCS用入力端子
41 電源端子本体
53,44,56 脚部
47 コネクタ部
48 はんだ
51 ねじ端子
54 ねじ端子本体
57 ねじ穴
61 パネル本体
61A 面
62 カード装着部支持板
66 切り欠き部
67,71,72 貫通部
68,73 貫通穴
B 距離

Claims (4)

  1. グラウンド層を有する回路基板本体と、前記回路基板本体に実装された電子部品と、前記回路基板本体に設けられ且つ前記電子部品と電気的に接続された電源端子であって電源用プラグを装着可能な電源端子と、を備え、前記電源端子が金属製のリアパネルから露出するように前記金属製のリアパネルを取り付け可能な回路基板であって、
    前記電源端子と前記グラウンド層とを電気的に接続すると共に、
    前記電源端子の近傍に位置する部分の前記回路基板本体に、前記グラウンド層及び前記金属製のリアパネルと電気的に接続される導電接続部材を設け
    前記電源端子が、前記電源端子の下方の領域で前記グラウンド層に電気的に接続され、
    前記導電接続部材が、前記導電接続部材の下方の領域で前記グラウンド層に電気的に接続される、ことを特徴とする回路基板。
  2. 前記導電接続部材は、前記電源端子の近傍に位置する部分の前記回路基板本体に配設されると共に、前記グラウンド層と電気的に接続されるねじ端子と、
    前記ねじ端子のねじ穴に装着することにより、前記金属製のリアパネルを前記ねじ端子に固定すると共に、前記金属製のリアパネルと前記グラウンド層とを電気的に接続するねじと、を有することを特徴とする請求項記載の回路基板。
  3. 前記ねじ端子は、前記ねじ穴が形成されたねじ端子本体と、前記ねじ端子本体の下端に設けられた複数の脚部とを有しており、
    前記複数の脚部は、前記回路基板本体を貫通すると共に、はんだにより前記回路基板本体に固定されていることを特徴とする請求項記載の回路基板。
  4. 請求項1ないしのうち、いずれか1項記載の回路基板と、
    上端及び背面部が開放端とされ、該回路基板が収容されると共に、絶縁樹脂により構成された収容ケースと、
    前記収容ケースの前記背面部に取り付けられる前記金属製のリアパネルと、
    絶縁樹脂により構成され、前記収容ケース及び前記金属製のリアパネルに取り付けられることで前記収容ケースの上端を覆うカバーと、を備えたことを特徴とする電子装置。
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