JP5117160B2 - 集中配電部品 - Google Patents
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複数の環状導体と、
前記複数の環状導体に対してそれぞれ別々に電気的な接続部分により接続された複数の中継端子と、
前記複数の環状導体が前記複数の環状導体の中心軸方向に沿って積層された状態で前記環状導体を保持するための、前記複数の環状導体に対して機械的に固定された電気絶縁性を有する複数の保持部品と、
を備え、
前記環状導体と前記中継端子の前記電気的な接続部分は、前記保持部品内に配置されており、
前記複数の環状導体は、線状導体を曲げることで形成され、前記複数の保持部品は、樹脂をモールド成型することで各前記環状導体に対して形成されており、
各前記環状導体に設定された前記複数の保持部品の間には前記環状導体の露出部分があり、前記環状導体の前記露出部分が、隣接している前記環状導体の前記露出部分と隣り合わないように、前記保持部品が積層されていることを特徴とする。
h+πD/2n−2>L
を満たすことを特徴とする。
本発明の集中配電部品は、好ましくは前記環状導体は、絶縁層を有した導体であり、前記中継端子と前記環状導体の芯線は溶接により電気的かつ機械的に接続されることを特徴とする。
本発明の集中配電部品は、好ましくは前記複数の環状導体の各内径は略同じであり、前記複数の環状導体の内側には円形の空間が形成されていることを特徴とする。
前記環状導体の前記芯線に対してかみ合わせることにより電気的に接続される環状導体接続端と、
前記ステータのコイルの接続突起部に対して電気的に接続されるコイル接続端と、
を有することを特徴とする。
図1は、本発明の集中配電部品の好ましい実施形態を示す斜視図である。図2は、図1の集中配電部品の分解斜視図である。
図4は、中性相の環状導体10の一部を示す斜視図である。図5は、U相の環状導体11の一部を示す斜視図である。図6は、V相の環状導体12の一部を示す斜視図である。図7は、W相の環状導体13の一部を示す斜視図である。
なお、図4に示す環状導体10の露出部分600と、図5に示す環状導体11の露出部分601と、図6に示す環状導体12の露出部分602と、図7に示す環状導体13の露出部分603は、例えば絶縁チューブで保護されるようにしてもよい。
しかも、図8の太線で示すのは、隣接する環状導体の電気絶縁のための絶縁沿面距離900を示している。この絶縁沿面距離900が、保持部品31〜34の存在により、隣接する露出部分600〜603の間において確保できるので、隣接する露出部分600〜603の互いの電気絶縁性能を確保できる。
複数の中継端子40は、この実施形態では、一種類使用している。これにより使用する中継端子の種類を減らすことができ、コストダウンが図れる。中継端子40は、例えば銅の基材に錫をメッキしたものであり、1つの環状導体接続端41と、2つのコイル接続端42,42と、接続部43を有している。
図11〜図14に示すように、環状導体10〜13の芯線98と中継端子40の環状導体接続端41とは、各保持部品31〜34の内部において、電気的かつ機械的に接続されている。つまり、環状導体10〜13の芯線98と中継端子40の環状導体接続端41の電気的な接続部分は、抵抗溶接により予め溶接されているが、各保持部品31〜34の内部に配置されて外部から密閉されている。この接続部分の密閉は、保持部品31〜34をモールド成型する際に行うことができる。これにより、電気的な接続部分は、外部に露出していないので、電気的接続性能を保持することができる。
図12に示すように、環状導体11の中継端子40の環状導体接続端41が接続される部分の電気絶縁被覆99が芯線98から除去されて、芯線98が部分的に露出されている。
図13に示すように、環状導体11の中継端子40の環状導体接続端41が接続される部分の電気絶縁被覆99が芯線98から除去されて、芯線98が部分的に露出されている。
図14に示すような環状導体13としては、例えば好ましくはエナメル線を用いている。このエナメル線は、芯線98と、この芯線98の外周囲に被覆された電気絶縁被覆99とを有している。芯線98は、例えば断面円形状の銅線であり、電気気絶縁被覆99はエナメル層である。
図14に示すように、環状導体13の中継端子40の環状導体接続端41が接続される部分の電気絶縁被覆99が芯線98から除去されて、芯線98が部分的に露出されている。
4本の直線状の環状導体10〜13に対して、それぞれ別々に複数の保持部品をモールド成型する。複数の保持部品が設定された各環状導体10〜13は、図2に示すように円形状に曲げられて、図1に示すように中心軸CLを中心として同心円上に積み重ねられる。このように環状導体11〜13を円環状に曲げたあとに、中性相の環状導体10の両端部10Cを結線する。
ところで、図17は、環状導体の露出部分の距離(電線露出部の距離)Lを説明する図である。
沿面距離X=h+(P−2L)/2>2mm・・・・式1
また、隣接する保持部品の中心間距離Pは、πD/nで表せる。
従って、この式1を変形すると、環状導体の前記露出部分の距離Lが、
h+πD/2n−2>L
を満たすことになる。
これにより、環状導体の長さを短くでき、隣接する環状導体同士における電気絶縁性を確保しながら、集中配電部品を簡単に製造でき、集中配電部品の小型化を図ることができる。この集中配電部品の小型化により、モータの小型化も図れる。
バスリングともよぶ集中配電部品1の底面は、ステータコア221と接触するが、最も下側に位置するW相の環状導体13は、保持部品34を有しているので、確実に電気絶縁を得ることができる。
しかし、本発明の実施形態では、1本の環状導体毎に保持部品をモールド成型することができるので、作業が簡単であり小型の金型を用いることができ、コスト低減が図れる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形例を採用できる。
10 中性相に対応する環状導体
11 U相に対応する環状導体
12 V相に対応する環状導体
13 W相に対応する環状導体
31〜34 保持部品
40 中継端子
41 環状導体接続端
42 コイル接続端
98 芯線
99 電気絶縁被覆
150 コイルの接続突起部
200 ステータ 201 ロータ
230 集中配線部品の収容部
300 モータ
Claims (8)
- モータのステータに配置されて前記ステータのコイルに電気的に接続される集中配電部品であって、
複数の環状導体と、
前記複数の環状導体に対してそれぞれ別々に電気的な接続部分により接続された複数の中継端子と、
前記複数の環状導体が前記複数の環状導体の中心軸方向に沿って積層された状態で前記環状導体を保持するための、前記複数の環状導体に対して機械的に固定された電気絶縁性を有する複数の保持部品と、
を備え、
前記環状導体と前記中継端子の前記電気的な接続部分は、前記保持部品内に配置されており、
前記複数の環状導体は、線状導体を曲げることで形成され、前記複数の保持部品は、樹脂をモールド成型することで各前記環状導体に対して形成されており、
各前記環状導体に設定された前記複数の保持部品の間には前記環状導体の露出部分があり、前記環状導体の前記露出部分が、隣接している前記環状導体の前記露出部分と隣り合わないように、前記保持部品が積層されていることを特徴とする集中配電部品。 - 前記モータの前記コイルの数をn個とし、前記集中配電部品の直径をDmmとし、そして前記環状導体間の最短距離をhmmとしたときに、前記環状導体の前記露出部分の距離Lが、
h+πD/2n−2>L
を満たすことを特徴とする請求項1に記載の集中配電部品。 - 前記環状導体は、芯線と該芯線を被覆する絶縁層とを有し、前記中継端子と前記芯線は溶接により電気的かつ機械的に接続されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の集中配電部品。
- 前記複数の環状導体の各内径は略同じであり、前記複数の環状導体の内側には円形の空間が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の集中配電部品。
- 前記中継端子は、
前記環状導体の前記芯線に対してかみ合わせることにより電気的に接続される環状導体接続端と、
前記ステータのコイルの接続突起部に対して電気的に接続されるコイル接続端と、
を有することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の集中配電部品。 - 前記中継端子の前記コイル接続端は、前記コイルの接続突起部に接続可能な領域を、前記環状導体の中心軸方向に沿って有していることを特徴とする請求項5に記載の集中配電部品。
- 前記複数の環状導体は、3相ブラシレスモータのU相の環状導体とV相の環状導体とW相の環状導体を少なくとも含むことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の集中配電部品。
- 前記複数の環状導体は、さらに中性相の環状導体を含むことを特徴とする請求項7に記載の集中配電部品。
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