JP5115497B2 - 画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理方法 Download PDF

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Description

この発明は、画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理方法に関する。
従来、画像の特徴量を求める方法の一つとしてKanade−Lucas−Tomasi(KLT)法が知られている。KLT法では、座標(i,j)の特徴量Ri,jは、次の(1)式で求められる。ただし、iおよびjは、それぞれ縦方向および横方向の座標値であり、ともに整数である。
Figure 0005115497
上記(1)式において、Xi,jおよびYi,jは、それぞれ座標(i,j)の画素に対する画素値の横方向の勾配xの二乗和および縦方向の勾配yの二乗和である。また、XYi,jは、座標(i,j)の画素に対する画素値の横方向の勾配xと縦方向の勾配yとの積の和である。対象とする画像の領域が7画素×7画素である場合、横方向の勾配xおよび縦方向の勾配yは、対象画素に対してそれぞれ7×1のフィルタおよび1×7のフィルタをかけてノイズの影響を小さくした後に、算出される。
i,j、Yi,jおよびXYi,jは、それぞれ次の(2)式、(3)式および(4)式で表される。
Figure 0005115497
Figure 0005115497
Figure 0005115497
上記(1)式より、Xi,jまたはYi,jが0である場合、特徴量Ri,jが0となる。また、上記(2)〜(4)式より、横方向の勾配xと縦方向の勾配yが同じである場合には、次の(5)式が成り立つので、上記(1)式より、特徴量Ri,jが0となる。つまり、KLT法では、縦方向の傾きと横方向の傾きがともにあり、かつ縦方向の傾きと横方向の傾きとで大きさが異なる点を画像の特徴点としている(例えば、非特許文献1、非特許文献2参照)。
Figure 0005115497
Bruce D.Lucas、外1名、「An Iterative Image Registration Technique with an Application to Stereo Vision」、Proc 7th Intl Joint Conf on Artificial Intelligence(IJCAI)、1981年8月24〜28日、Vancouver、British Columbia、p.674−679 Carlo Tomasi、外1名、「Detection and Tracking of Point Features」、Technical Report CMU−CS−91−132、1991年4月、p.1−20
しかしながら、従来の技術では、対象とする画像の領域を5画素×5画素や3画素×3画素と小さくしても、横方向や縦方向の勾配の二乗和を計算したり、平方根を計算するため、演算量が多くなり、特徴量を求めるのに時間がかかるという問題点がある。また、作業領域として記憶容量の大きいメモリが必要になるという問題点がある。
この画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理方法は、複数の画素を含む領域に対して求めた第1方向の勾配の平均と第2方向の勾配の平均との相関と、前記領域に含まれる各画素のそれぞれの位置での第1方向の勾配と第2方向の勾配との相関の和とに基づいて、前記領域の画像の特徴量を求めるものである。
この画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理方法によれば、複数の画素を含む領域の特徴量を求めることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1におけるブロック図である。 本発明の実施の形態1におけるブロック図である。 本発明の実施の形態1におけるフローチャートである。 本発明の実施の形態2におけるフローチャートである。 本発明の実施の形態2におけるフローチャートである。 本発明の実施の形態2におけるフローチャートである。 本発明の実施の形態2におけるフローチャートである。 本発明の実施の形態2におけるフローチャートである。 縦縞の画像例の説明図である。 斜め縞の画像例の説明図である。 孤立点の画像例の説明図である。 斜め直線の画像例の説明図である。 斜めの画像例の説明図である。 角の画像例の説明図である。 三角の画像例の説明図である。 ランダムな画像例の説明図である。 実施の形態2とKLT法とで計算量を比較した図表である。 本発明の実施の形態3におけるブロック図である。 本発明の実施の形態3におけるブロック図である。 本発明の実施の形態3における画像例の説明図である。 本発明の実施の形態3におけるタイミングチャートである。 本発明の実施の形態3におけるタイミングチャートである。 本発明の実施の形態4におけるブロック図である。
以下に添付図面を参照して、この画像処理プログラム、画像処理装置および画像処理方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるブロック図である。図1に示すように、画像処理装置は、平均勾配演算部1、勾配積演算部2および特徴量演算部3を備えている。平均勾配演算部1は、複数の画素を含む領域内の各画素の値に基づいて、該領域の第1方向の勾配の平均と、第1方向と交差する第2方向の勾配の平均との相関を求める。勾配積演算部2は、前記領域内の各画素の値に基づいて、該領域の各画素位置での第1方向の勾配と第2方向の勾配との相関の和を求める。特徴量演算部3は、第1方向の勾配の平均と第2方向の勾配の平均との相関と、第1方向の勾配と第2方向の勾配との相関の和とに基づいて、前記領域における画像の特徴量を求める。
図2は、本発明の実施の形態1におけるブロック図である。図2に示すように、画像処理装置は、Central Processing Unit(CPU)11などの演算処理装置、Read Only Memory(ROM)12などの読み出し専用メモリ、Random Access Memory(RAM)13などの作業用メモリおよびバス14を備えている。CPU11は、バス14を介してROM12およびRAM13に接続されている。図1に示す画像処理装置において、平均勾配演算部1、勾配積演算部2および特徴量演算部3は、例えば、CPU11がRAM13を作業用メモリとして、ROM12に格納されている画像処理プログラムを実行することにより、実現される。CPU11、ROM12、RAM13およびバス14は、パーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータの一部であってもよいし、デジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置や、ビデオ映像の録画装置や録画再生装置などの電子機器のように、画像処理を行う装置の一部であってもよい。
図3は、本発明の実施の形態1におけるフローチャートである。図3に示すように、画像処理が開始されると、まず、平均勾配演算部1により、前記領域に含まれる各画素の値と、該画素に隣接する画素の値との差分に基づいて、第1方向の勾配の平均が算出される。平均勾配演算部1により、第1方向の場合と同様にして、第2方向の勾配の平均が算出される。平均勾配演算部1により、第1方向の勾配の平均と第2方向の勾配の平均との相関が算出される(ステップS1)。また、勾配積演算部2により、前記領域に含まれる各画素のそれぞれの位置での第1方向の勾配と第2方向の勾配との相関の和が算出される(ステップS2)。次いで、ステップS1で算出された第1方向の勾配の平均と第2方向の勾配の平均との相関と、ステップS2で算出された第1方向の勾配と第2方向の勾配との相関の和とに基づいて、特徴量演算部3により、前記領域における画像の特徴量が算出される(ステップS3)。そして、一連の画像処理が終了する。なお、ステップS1とステップS2は、いずれが先に処理されてもよいし、画像処理装置が同時に複数の処理を実行可能な構成である場合には、同時に処理されてもよい。処理対象の領域が複数存在する場合には、領域ごとに上述したステップS1〜ステップS3の処理が行われる。
実施の形態1によれば、複数の画素を含む領域の特徴量を求めることができるという効果を奏する。また、二乗和の計算や平方根の計算を行わずに特徴量を求めることができるので、少ない演算量で特徴量を求めることができる。従って、短時間で特徴量を求めることができるという効果を奏する。また、作業用メモリの容量を小さくすることができるという効果を奏する。なお、平均勾配演算部1、勾配積演算部2および特徴量演算部3は、ハードウェアにより実現することもできる。ハードウェアで実現する場合には、回路規模が小さくなるという効果を奏する。
(実施の形態2)
実施の形態2では、第1方向および第2方向をそれぞれ画像の横方向および縦方向とする。また、画像処理装置に入力される元の画像の大きさをA画素×B画素とする。元の画像を複数に分割した個々の領域をブロックとし、各ブロックの大きさをC画素×D画素とする。ただし、A、B、CおよびDは、2以上の整数であり、C<AおよびD<Bである。実施の形態2における画像処理装置の構成は、実施の形態1と同様である。
図4〜図8は、本発明の実施の形態2におけるフローチャートである。図4および図5は、画像処理手順の全体のフローチャートであり、図5は、図4の続きである。図4に示すように、画像処理が開始されると、まず、元の画像の横方向の画素数Aと縦方向の画素数Bが設定される(ステップS11、ステップS12)。また、ブロックの横方向の画素数Cと縦方向の画素数Dが設定される(ステップS13)。ブロックの大きさ、すなわちCの値およびDの値は、任意に設定可能である。ステップS11〜ステップS13については、順序は問わない。次いで、A、B、CおよびDの値に基づいて、元の画像がブロックに分割される(ステップS14)。分割にあたっては、元の画像を格子状に分割してもよいし、所定の画素数ずつ、例えば1画素ずつ横方向および縦方向にずらして分割してもよい。
次いで、処理対象のブロックについて、元の画像に対する横方向の座標値Eおよび縦方向の座標値Fがそれぞれ例えば0に設定される(ステップS15、ステップS16)。次いで、処理対象のブロックについて、縦方向の勾配の平均Syi,jおよび横方向の勾配の平均Sxi,jがそれぞれ例えば0に設定される(ステップS17、ステップS18)。また、処理対象のブロックについて、各画素の横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和xyi,jが例えば0に設定される(ステップS19)。ステップS17〜ステップS19については、順序は問わない。なお、添付図面においては、表記を簡略化するため、横方向の勾配の平均、縦方向の勾配の平均、および横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和を、それぞれ平均横勾配、平均縦勾配および縦横勾配積と表している。次いで、処理対象のブロックについて、横方向の勾配の平均、縦方向の勾配の平均、および各画素のそれぞれの位置(座標点)での横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和が算出される(ステップS20〜ステップS22)。ステップS20〜ステップS22については、順序は問わない。
図6は、横方向の勾配の平均を算出する処理のフローチャートである。便宜上、ブロックの大きさを7画素×7画素として説明するが、これに限らない。例えば、ブロックの大きさは、3画素×3画素でもよいし、5画素×5画素でもよいし、その他の画素数でもよい。また、ブロックの画素数が縦方向と横方向とで異なっていてもよい。横方向の勾配の平均を算出する処理が開始されると、まず、処理対象のブロックについて、画素の値Va,bが設定される(ステップS31)。ただし、aは、処理対象のブロックの中心に位置する画素の縦方向の座標値iに対して、i−3〜i+3の整数である。bは、処理対象のブロックの中心に位置する画素の横方向の座標値jに対して、j−4〜j+3の整数である。画素の値Va,bとしては、例えば輝度や明度や色差などの値が挙げられる。次いで、aがi−3に設定される(ステップS32)。
次いで、横方向の勾配の平均Sxi,jに、縦方向の座標値がaであり、かつ横方向の座標値がj+3である画素の値Va,j+3が加算される(ステップS33)。これは、処理対象のブロックにおいて、横方向の勾配の平均Sxi,jに、縦方向の座標値がaである横方向のラインの右端に位置する画素の値を加算したことになる。次いで、横方向の勾配の平均Sxi,jから、縦方向の座標値がaであり、かつ横方向の座標値がj−4である画素の値Va,j-4が減算される(ステップS34)。これは、処理対象のブロックにおいて、横方向の勾配の平均Sxi,jから、縦方向の座標値がaである横方向のラインの左端の一つ左側に位置する画素の値を減算したことになる。つまり、ステップS33およびステップS34の処理を行うことによって、横方向のラインの右端に位置する画素と左端の一つ左側に位置する画素との間の勾配が算出されて累積される。
aがi+4よりも小さい間、aを1ずつインクリメントしながらステップS33およびステップS34の処理を繰り返すことによって、処理対象のブロックについて、横方向の勾配の平均Sxi,jが得られる。ステップS33およびステップS34については、順序は問わない。なお、厳密には、Sxi,jは、横方向の勾配の総和であるが、この総和を横方向のライン数で除した値が平均であるので、総和も平均も本質的には同じものである。横方向の勾配の平均を算出する処理の演算内容を式で表すと、次の(6)式となる。(6)式において、xa,bは、座標(a,b)における横方向の勾配である。つまり、各横方向のラインの右端に位置する画素の値と左端の一つ左側に位置する画素の値との差分を求め、その差分を全て加算することは、ブロック内の全ての画素について横方向に隣接する画素同士の値の差分を求め、その差分を全て加算することに等しい。
Figure 0005115497
図7は、縦方向の勾配の平均を算出する処理のフローチャートである。便宜上、ブロックの大きさを7画素×7画素として説明するが、これに限らない。縦方向の勾配の平均を算出する処理が開始されると、まず、処理対象のブロックについて、画素の値Va,bが設定される(ステップS41)。ただし、aは、処理対象のブロックの中心に位置する画素の縦方向の座標値iに対して、i−4〜i+3の整数である。bは、処理対象のブロックの中心に位置する画素の横方向の座標値jに対して、j−3〜j+3の整数である。次いで、bがj−3に設定される(ステップS42)。
次いで、縦方向の勾配の平均Syi,jに、横方向の座標値がbであり、かつ縦方向の座標値がi+3である画素の値Vi+3,bが加算される(ステップS43)。これは、処理対象のブロックにおいて、縦方向の勾配の平均Syi,jに、横方向の座標値がbである縦方向のラインの下端に位置する画素の値を加算したことになる。次いで、縦方向の勾配の平均Syi,jから、横方向の座標値がbであり、かつ縦方向の座標値がi−4である画素の値Vi-4,bが減算される(ステップS44)。これは、処理対象のブロックにおいて、縦方向の勾配の平均Syi,jから、横方向の座標値がbである縦方向のラインの上端の一つ上側に位置する画素の値を減算したことになる。つまり、ステップS43およびステップS44の処理を行うことによって、縦方向のラインの下端に位置する画素と上端の一つ上側に位置する画素との間の勾配が算出されて累積される。
bがj+4よりも小さい間、bを1ずつインクリメントしながらステップS43およびステップS44の処理を繰り返すことによって、処理対象のブロックについて、縦方向の勾配の平均Syi,jが得られる。ステップS43およびステップS44については、順序は問わない。なお、Sxi,jと同様に、Syi,jも縦方向の勾配の総和であるが、本質的に平均と同じである。縦方向の勾配の平均を算出する処理の演算内容を式で表すと、次の(7)式となる。(7)式において、ya,bは、座標(a,b)における縦方向の勾配である。つまり、各縦方向のラインの下端に位置する画素の値と上端の一つ上側に位置する画素の値との差分を求め、その差分を全て加算することは、ブロック内の全ての画素について縦方向に隣接する画素同士の値の差分を求め、その差分を全て加算することに等しい。
Figure 0005115497
図8は、各画素位置での横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和を算出する処理のフローチャートである。便宜上、ブロックの大きさを7画素×7画素として説明するが、これに限らない。横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和を算出する処理が開始されると、まず、処理対象のブロックについて、画素の値Va,bが設定される(ステップS51)。ただし、aは、処理対象のブロックの中心に位置する画素の縦方向の座標値iに対して、i−3〜i+3の整数である。bは、処理対象のブロックの中心に位置する画素の横方向の座標値jに対して、j−3〜j+3の整数である。次いで、aがi−3に設定され、bがj−3に設定される(ステップS52、ステップS53)。ステップS52およびステップS53については、順序は問わない。
次いで、横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和xyi,jに、縦方向の座標値がaであり、かつ横方向の座標値がbである画素の横方向の勾配と縦方向の勾配との積が加算される(ステップS54)。縦方向の勾配は、縦方向の座標値がaであり、かつ横方向の座標値がbである画素の値Va,bから、縦方向の座標値がa−1であり、かつ横方向の座標値がbである画素の値Va-1,bを減算した値となる。横方向の勾配は、Va,bから、縦方向の座標値がaであり、かつ横方向の座標値がb−1である画素の値Va,b-1を減算した値となる。
bがj+4よりも小さい間、bを1ずつインクリメントし、また、aがi+4よりも小さい間、aを1ずつインクリメントしながらステップS54の処理を繰り返すことによって、処理対象のブロックについて、横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和xyi,jが得られる。各画素位置での横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和を算出する処理の演算内容を式で表すと、次の(8)式となる。(8)式において、xa,bおよびya,bは、それぞれ座標(a,b)における横方向および縦方向の勾配である。
Figure 0005115497
図5のフローチャートに戻り、横方向の勾配の平均Sxi,j、縦方向の勾配の平均Syi,jおよび横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和xyi,jの各戻り値が得られたら、ブロックの特徴量が算出される(ステップS23)。ブロックの特徴量Ri,jは、例えば次の(9)式の演算を行うことにより得られる。
Figure 0005115497
あるいは、対数関数を用いると、割り算は引き算に変換される。従って、ブロックの特徴量Ri,jは、次の(10)式で表される演算を行うことによっても得られる。(10)式において、「×7×7」の部分は、ブロックの横方向の画素数と縦方向の画素数の積であるので、ブロックの横方向および縦方向の画素数がそれぞれCおよびDであれば、「×C×D」となる。また、1.5を掛けているのは、整数化する際の四捨五入に相当する。
Figure 0005115497
また、上記(10)式において、3.322×log10Zは、log2Zにほぼ等しいので、3.322×log10(1.5×7×7×|xyi,j|)および3.322×log10(1.5×|Sxi,j×Syi,j|)は、例えばCPUのビットサーチ機能により求めることができる。従って、特徴量Ri,jは、ビットサーチを実行することによっても得られる。具体的には、2進数で表された上記(10)式の第1項目の値に対して、Most Significant Bit(MSB、最上位ビット)からLeast Significant Bit(LSB、最下位ビット)方向に1が立っている最初のビット位置が探索される。ビットの値が1である最初のビット位置が見つかったら、その最初に1となったビット位置がKとされる。また、Kよりも一つLSB側のビットの値も1である場合には、Kに1が加算される。これは、上述した四捨五入に相当する。全てのビットの値が0である場合には、Kは0にされる。ビットサーチの結果は、K+1で与えられる。上記(10)式の第2項目の値に対しても同様である。そして、第1項目に対するビットサーチ結果から第2項目に対するビットサーチ結果を減算した値の絶対値がブロックの特徴量Ri,jである。
上述したいずれかの方法によってブロックの特徴量Ri,jが求められたら、次のブロックへ移動し(ステップS24)、新たなブロックに対して上述したステップS15以降の処理が行われる。全てのブロックについて、特徴量Ri,jが求められたら、一連の処理が終了する。
図9〜図16に具体例を示す。これらの具体例では、例えばブロックの大きさを7画素×7画素とする。また、図9〜図16において、符号21は、画素の値の一覧である。符号22、23および24は、それぞれ画素の値の一覧21に対する横方向の勾配の一覧、縦方向の勾配の一覧、および横方向の勾配と縦方向の勾配との積の一覧である。上記(10)式の演算において、3.322×log10ZのZが1以下である場合には、Zは1であるとする。これは、対数の計算が破綻しないための便宜上の措置であり、本質的なことではない。
図9は、縦縞の画像の例である。図9に示す例では、上記(6)式、上記(7)式および上記(8)式より、横方向の勾配の平均Sxi,j、縦方向の勾配の平均Syi,j、および横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和xyi,jは、それぞれ980、0および0となる。従って、上記(10)式より、ブロックの特徴量Ri,jは、0となる。つまり、縦方向の勾配の平均Syi,jが0の場合には、ブロックの特徴量Ri,jは0となる。横縞の画像の場合には、横方向の勾配の平均Sxi,jが0となり、ブロックの特徴量Ri,jは0となる。
図10は、斜め縞の画像の例である。図10に示す例では、上記(6)式、上記(7)式および上記(8)式より、横方向の勾配の平均Sxi,j、縦方向の勾配の平均Syi,j、および横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和xyi,jは、それぞれ700、560および8000となる。従って、上記(10)式より、ブロックの特徴量Ri,jは、0となる。
図11は、孤立点の画像の例である。図11に示す例では、上記(6)式、上記(7)式および上記(8)式より、横方向の勾配の平均Sxi,j、縦方向の勾配の平均Syi,j、および横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和xyi,jは、それぞれ0、0および10000となる。従って、上記(10)式より、ブロックの特徴量Ri,jは、18となる。
図12は、斜め直線の画像の例である。図12に示す例では、上記(6)式、上記(7)式および上記(8)式より、横方向の勾配の平均Sxi,j、縦方向の勾配の平均Syi,j、および横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和xyi,jは、それぞれ100、100および110000となる。従って、上記(10)式より、ブロックの特徴量Ri,jは、9となる。
図13は、斜めの画像の例である。図13に示す例では、上記(6)式、上記(7)式および上記(8)式より、横方向の勾配の平均Sxi,j、縦方向の勾配の平均Syi,j、および横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和xyi,jは、それぞれ1420、1420および132100となる。従って、上記(10)式より、ブロックの特徴量Ri,jは、2となる。
図14は、角の画像の例である。図14に示す例では、上記(6)式、上記(7)式および上記(8)式より、横方向の勾配の平均Sxi,j、縦方向の勾配の平均Syi,j、および横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和xyi,jは、それぞれ300、300および0となる。従って、上記(10)式より、ブロックの特徴量Ri,jは、16となる。
図15は、三角の画像の例である。図15に示す例では、上記(6)式、上記(7)式および上記(8)式より、横方向の勾配の平均Sxi,j、縦方向の勾配の平均Syi,j、および横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和xyi,jは、それぞれ0、770および15300となる。従って、上記(10)式より、ブロックの特徴量Ri,jは、19となる。
図16は、ランダムな画像の例である。図16に示す例では、上記(6)式、上記(7)式および上記(8)式より、横方向の勾配の平均Sxi,j、縦方向の勾配の平均Syi,j、および横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和xyi,jは、それぞれ1、9および415783となる。従って、上記(10)式より、ブロックの特徴量Ri,jは、21となる。
図9〜図16の例から明らかなように、横方向の勾配の平均Sxi,jおよび縦方向の勾配の平均Syi,jと、横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和xyi,jとの間に完全に相関がある場合には、ブロックの特徴量Ri,jは0となる。また、横方向の勾配の平均Sxi,jおよび縦方向の勾配の平均Syi,jと、横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和xyi,jとの間に相関がある場合、ブロックの特徴量Ri,jは、その相関の程度に応じた値となる。相関が大きい場合には、ブロックの特徴量Ri,jは小さい値となり、相関が小さい場合には、ブロックの特徴量Ri,jは大きい値となる。
図17は、実施の形態2の特徴量の算出方法とKLT法とで、ブロック1個あたりの特徴量Ri,jを算出した場合の計算量を比較した表である。実施の形態2では、ビットサーチを利用して上記(10)式の計算を行い、KLT法では、上記(1)式の計算を行った。ブロックの大きさを、N画素×N画素とした。また、KLT法では、前処理のフィルタでの計算量(2×N×N×N加算)を含めた。図17から明らかなように、KLT法では、二乗和や平方根などの重い処理を何度も行う必要がある。それに対して、実施の形態2では、二乗和や平方根の計算がないので、ほとんど軽い処理のみで済む。従って、実施の形態2によれば、複数の画素を含む領域の特徴量を従来よりも短時間で求めることができる。また、作業領域として使用されるメモリの容量を従来よりも小さくすることができる。
(実施の形態3)
図18は、本発明の実施の形態3におけるブロック図である。実施の形態3は、実施の形態2で説明した画像処理装置をハードウェアで構成したものである。図18に示すように、画像処理装置は、読み出し部31、第1差分算出部32、1データメモリ33、第2差分算出部34、ラインバッファメモリ35、第1乗算部36、第1累積部37、第1絶対値演算部38および第1ビットサーチ部39を備えている。
読み出し部31は、元の画像の値が格納されているメモリから、分割されたブロック内の各画素の値を読み出す。読み出し部31は、例えばブロックの左端のさらに一つ左側の画素から横方向へ順にブロックの右端の画素まで画素の値を読み出すのを、ブロックの上端のさらに一つ上側の横方向のラインから縦方向へ順にブロックの下端の横方向のラインまで繰り返すようにしてもよい。
1データメモリ33は、読み出し部31から読み出された画素の値を保持し、読み出し部31から次の画素の値が読み出されるサイクルで画素の値を出力する。第1差分算出部32は、読み出し部31から読み出された画素の値と、1データメモリ33から出力された画素の値との差分を算出する。第1差分算出部32は、例えば、読み出し部31から読み出された画素の値から、1データメモリ33から出力された画素の値を減算してもよい。第1差分算出部32は、例えば加算回路を備えている。
ラインバッファメモリ35は、読み出し部31から読み出された1ライン分の画素の値を保持し、読み出し部31から読み出された順に、読み出し部31から次のラインの画素の値が読み出されるサイクルで画素の値を出力する。読み出し部31が上述した順序で画素の値を読み出す場合には、ラインバッファメモリ35には、横方向の1ライン分の画素の値が保持される。
第2差分算出部34は、読み出し部31から読み出された1ライン分の画素の値と、ラインバッファメモリ35から出力された1ライン分の画素の値との差分を算出する。第2差分算出部34は、例えば、読み出し部31から読み出された画素の値から、ラインバッファメモリ35から出力された画素の値を減算してもよい。第2差分算出部34は、例えば加算回路を備えている。
第1乗算部36は、第1差分算出部32から出力された値と、第2差分算出部34から出力された値との乗算を行う。第1累積部37は、第1乗算部36から出力された値の累積加算値を算出する。第1累積部37は、例えば加算回路を備えている。第1絶対値演算部38は、第1累積部37から出力された値の絶対値を求める。第1累積部37からは、実施の形態2で説明した、横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和xyi,jが出力される。第1ビットサーチ部39は、第1絶対値演算部38から出力された値に対して、ビットサーチを行う。
また、画像処理装置は、第2累積部40、第3累積部41、第2乗算部42、第2絶対値演算部43および第2ビットサーチ部44を備えている。第2累積部40は、読み出し部31から読み出された横方向のラインの画素のうち、左右両端の画素の値の差分を求める。第2累積部40は、例えば、読み出し部31から読み出された横方向のラインの画素のうち、ブロックの左端のさらに一つ左側の画素の値から、ブロックの右端の画素の値を減算してもよい。第2累積部40は、横方向のラインごとに求めた差分の累積加算値を算出する。第2累積部40は、例えば加算回路を備えている。
第3累積部41は、読み出し部31から読み出された縦方向のラインの画素のうち、上下両端の画素の値の差分を求める。第3累積部41は、例えば、読み出し部31から読み出された縦方向のラインの画素のうち、ブロックの上端のさらに一つ上側の画素の値から、ブロックの下端の画素の値を減算してもよい。第3累積部41は、縦方向のラインごとに求めた差分の累積加算値を算出する。第3累積部41は、例えば加算回路を備えている。
第2乗算部42は、第2累積部40から出力された値と、第3累積部41から出力された値との乗算を行う。第2累積部40および第3累積部41からは、それぞれ実施の形態2で説明した、横方向の勾配の平均Sxi,jおよび縦方向の勾配の平均Syi,jが出力される。第2絶対値演算部43は、第2乗算部42から出力された値の絶対値を求める。第2ビットサーチ部44は、第2絶対値演算部43から出力された値に対して、ビットサーチを行う。
また、画像処理装置は、第3差分算出部45、第3絶対値演算部46および特徴量メモリ47を備えている。第3差分算出部45は、第1ビットサーチ部39から出力された値と、第2ビットサーチ部44から出力された値との差分を算出する。第3差分算出部45は、例えば、第1ビットサーチ部39から出力された値から、第2ビットサーチ部44から出力された値を減算してもよい。第3差分算出部45は、例えば加算回路を備えている。
第3絶対値演算部46は、第3絶対値演算部46から出力された値の絶対値を求める。第3絶対値演算部46からは、実施の形態2で説明した、ブロックの特徴量Ri,jが出力される。特徴量メモリ47は、第3絶対値演算部46から出力された値を記憶する。第1差分算出部32、1データメモリ33、第2差分算出部34、ラインバッファメモリ35、第1乗算部36および第1累積部37は、勾配積演算部として動作する。第2累積部40、第3累積部41および第2乗算部42は、平均勾配演算部として動作する。第1絶対値演算部38、第1ビットサーチ部39、第2絶対値演算部43、第2ビットサーチ部44、第3差分算出部45および第3絶対値演算部46は、特徴量演算部として動作する。第1ビットサーチ部39または第2ビットサーチ部44の一例について説明する。
図19は、本発明の実施の形態3におけるブロック図である。第1ビットサーチ部39と第2ビットサーチ部44とは同様の構成であるので、第1ビットサーチ部39について説明する。図19に示すように、第1ビットサーチ部39は、例えば複数のフリップフロップ51,52,53を備えたシフトレジスタと、ダウンカウンタ54を備えている。シフトレジスタには、第1ビットサーチ部39に入力されるデータのビット数分のフリップフロップが直列に接続されている。各フリップフロップ51,52,53には、ロード(LOAD)端子を介して第1絶対値演算部38の出力データが1ビットずつ入力される。クロックに同期して、例えばクロックの立ち上がりタイミングでLSB側のフリップフロップ51からMSB側のフリップフロップ53へ向かって、一つずつデータがシフトされる。MSB側のフリップフロップ53の出力データは、ダウンカウンタ54のストップ(STOP)端子に入力される。
ダウンカウンタ54には、シフトレジスタにおけるフリップフロップの段数に対応する値が初期値として設定される。ダウンカウンタ54は、クロックに同期して、例えばクロックの立ち上がりタイミングで1ずつカウント値を小さくする。ダウンカウンタ54は、ストップ端子に0が入力されている間はカウント値を減らしていき、ストップ端子に1が入力されると停止する。従って、ダウンカウンタ54が停止したときのダウンカウンタ54のカウント値から、第1ビットサーチ部39への入力データのビット列において、MSBからLSBに向かって最初に1が立っているビットの位置が求められる。ただし、図19に示す構成では、最初に1が立っているビットの一つLSB側のビットの値が1である場合の四捨五入に相当する動作は、行われない。
図20は、本発明の実施の形態3における画像例の説明図である。図21および図22は、本発明の実施の形態3におけるタイミングチャートであり、図22は、図21の続きである。便宜上、ブロックの大きさを例えば3画素×3画素とする。図20に示すように、ブロック61に含まれる各画素62を実線の四角で表し、各画素の値を、V11、V12、V13、V21、・・・・、V33とする。破線の四角で示す、ブロック61の左端および上端のそれぞれ外側の画素63は、画素の値の横方向の勾配および縦方向の勾配を求めるのに必要な画素である。ブロック61の上端の上側の画素の値を、V00、・・・、V03とし、ブロック61の左端の左側の画素の値を、V00、・・・、V30とする。
図21および図22に示すように、読み出し部31により、各画素の値が、例えばV00、V01、・・・、V10、V11、・・・、V20、V21、・・・、V30、V31、・・・、V33の順で読み出される。読み出された画素の値は、1データメモリ33に保持され、読み出し部31による次の画素の値の読み出しサイクルで出力される。また、読み出された画素の値は、例えば横方向の1ライン分ずつラインバッファメモリ35に保持され、読み出し部31による次の横方向の1ライン分の読み出しサイクルで出力される。第1差分算出部32および第2差分算出部34からは、同じタイミングでそれぞれの演算結果が出力され、第1乗算部36により掛け合わされる。図21および図22において、x11、x12、・・・は、横方向の勾配であり、y11、y12、・・・は、縦方向の勾配である。また、x11y11、x12y12、・・・は、横方向の勾配と縦方向の勾配との積である。読み出し部31により、ブロック内の最後の画素の値V33が読み出された後に、第1累積部37から、横方向の勾配と縦方向の勾配との積の和xyが出力される。そして、第1ビットサーチ部39からビットサーチの結果K1が出力される。
一方、読み出し部31による画素の値の読み出しが開始されてから、第1ビットサーチ部39からビットサーチの結果K1が出力されるまでの間、並行して、次の動作が行われる。読み出し部31により、ブロック内の最後の画素の値V33が読み出された後に、第2累積部40および第3累積部41から同じタイミングでそれぞれ横方向の勾配の平均Sxおよび縦方向の勾配の平均Syが出力され、第2乗算部42により掛け合わされる。図22において、SxSyは、横方向の勾配の平均Sxと縦方向の勾配の平均Syとの積である。そして、第1ビットサーチ部39からビットサーチの結果K1が出力されるタイミングで、第2ビットサーチ部44からビットサーチの結果K2が出力される。続くサイクルで、K1とK2との差分(K1−K2)が求められ、その差分の絶対値がブロックの特徴量として特徴量メモリ47に記憶される。実施の形態3によれば、複数の画素を含む領域の特徴量を従来よりも短時間で求めることができる。
(実施の形態4)
図23は、本発明の実施の形態4におけるブロック図である。実施の形態4は、実施の形態1〜3の各画像処理装置を、撮像装置に適用したものである。撮像装置としては、例えばデジタルカメラ(携帯電話に備え付けられているものを含む)、デジタルビデオカメラまたは携帯型のスキャナなどの、被写体の像を撮像し、デジタル画像を取得する装置が挙げられる。一例として、デジタルカメラにおいて、手ぶれ画像の補正処理を行う場合について説明する。手ぶれ画像の補正処理では、2枚の画像のずれ量が検出され、そのずれ量を補正して2枚の画像が合成される。
図23に示すように、撮像装置は、撮像部71、画像変換部72、記憶部73、検出部74および画像合成処理部75を備えている。撮像部71は、被写体の像を撮像する。撮像部71は、例えばレンズ81、アイリス82、Charge Coupled Devices(CCD、電荷結合素子)83などの撮像素子およびAnalog Front End(AFE、アナログフロントエンド)84を備えている。撮像部71において、被写体からの光源反射光をレンズ81およびアイリス82を介してCCD83で受光し、CCD83で光電変換された信号をAFE84によりデジタルデータに変換する。なお、CCD83の代わりに、撮像素子としてComplementary Metal Oxide Semiconductor(CMOS、相補型金属酸化物半導体)イメージセンサが設けられていてもよい。
画像変換部72は、AFE84によりデジタル化されたデータをRAW(ロー)データ、YUVデータまたはJoint Photographic Experts Group(JPEG)データに変換する。画像変換部72は、画像入力部85、画像処理部86およびコーデック部87を備えている。画像入力部85は、入力されたデジタルデータに対してRAWフォーマット変換を行う。画像入力部85により変換された2枚の画像のRAWデータ(RAW1、RAW2)は、記憶部73に蓄積される。画像処理部86は、記憶部73に蓄積されたRAWデータに対してノイズリダクション処理や画像補間処理を行って、YUVフォーマットのデータに変換する。画像処理部86により変換された2枚の画像のYUVデータ(YUV1、YUV2)は、記憶部73に蓄積される。コーデック部87は、記憶部73に蓄積されたYUVデータ(YUV3)に対してエンコードを行いJPEGフォーマットのデータに変換する。コーデック部87により変換されたJPEGデータは、記憶部73に蓄積される。
検出部74は、記憶部73に蓄積されたYUVデータの例えば輝度信号(Y)を画素の値として用いて、例えば実施の形態1〜3で説明したように、画像の特徴量および特徴点を抽出する。特徴点は、特徴量が相対的に大きい点である、また、特徴点は、例えば走っている人や車などを除いた、静止しているものであってもよい。実施の形態1〜3で説明した画像処理装置または画像処理方法は、検出部74において画像の特徴量を求める装置または方法として適用される。検出部74は、2枚の画像の例えば輝度信号(Y1、Y2)に基づいて抽出したそれぞれの特徴量および特徴点に基づいて、2枚の画像間の移動ベクトルを算出する。検出部74により算出された移動ベクトルは、画像合成処理部75に渡される。画像合成処理部75は、検出部74から渡された移動ベクトル、および記憶部73に蓄積された2枚の画像のYUVデータ(YUV1、YUV2)に基づいて、2枚の画像の中の合成する部分を決定し、合成する。画像合成処理部75により合成されてできたYUVデータ(YUV3)は、記憶部73に蓄積される。上述したように、コーデック部87は、この画像合成処理部75により合成されてできたYUVデータ(YUV3)をJPEGデータに変換する。
実施の形態4によれば、検出部74において2枚の画像のずれ量を求めることができるので、そのずれ量に基づいて2枚の画像を合成することにより、撮像時の手ぶれや長時間露光等によって不鮮明になってしまった画像を補正することができる。また、実施の形態1〜3と同様に、画像の特徴量を高速に求めることができる。また、少ないメモリ容量で画像の特徴量を求めることができる。従って、小型のデジタルカメラや、携帯電話に備え付けられているデジタルカメラのように、リソースが限られている電子機器において、手ぶれ補正処理などの画像処理を行う場合に有効である。
なお、上述する実施の形態は、超解像処理の画像合成に先行して実施される画像合わせの処理において、ズレ量(画面間移動ベクトル)導出に利用する特徴点抽出に利用してもよい。この場合、計算量を簡略化できるので、演算時間の短縮、回路規模の縮小、メモリサイズの縮小等を可能となる。
上述した各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータを、複数の画素を含む領域に含まれる各画素の値と、該画素に隣接する画素の値との差分に基づいて、第1方向の勾配の平均および該第1方向と交差する第2方向の勾配の平均を前記領域単位で求め、前記第1方向の勾配の平均と前記第2方向の勾配の平均との相関を求める平均勾配演算部、前記領域に含まれる各画素のそれぞれの位置での前記第1方向の勾配と前記第2方向の勾配との相関の和を求める勾配積演算部、前記平均勾配演算部の演算結果と前記勾配積演算部の演算結果とに基づいて、前記領域単位における画像の特徴量を求める特徴量演算部、として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
(付記2)前記特徴量演算部は、前記平均勾配演算部の演算結果と前記勾配積演算部の演算結果との差が小さい場合に、前記領域単位における画像の特徴量が大きいと判定することを特徴とする付記1に記載の画像処理プログラム。
(付記3)前記勾配積演算部は、前記第1方向の勾配と前記第2方向の勾配との相関として、前記第1方向の勾配と前記第2方向の勾配との積を求めることを特徴とする付記1または2に記載の画像処理プログラム。
(付記4)前記平均勾配演算部は、前記第1方向の勾配の平均として、前記領域の前記第1方向の一方の端部に位置する画素の値と前記領域の前記第1方向の他方の端部の外側に隣接する画素の値との差分の和を求め、前記第2方向の勾配の平均として、前記領域の前記第2方向の一方の端部に位置する画素の値と前記領域の前記第2方向の他方の端部の外側に隣接する画素の値との差分の和を求めることを特徴とする付記1〜3のいずれ一つに記載の画像処理プログラム。
(付記5)前記平均勾配演算部は、前記第1方向の勾配の平均と前記第2方向の勾配の平均との相関として、前記第1方向の勾配の平均と前記第2方向の勾配の平均との積を求めることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の画像処理プログラム。
(付記6)前記特徴量演算部は、前記領域単位における画像の特徴量として、前記勾配積演算部の演算結果に対してビットサーチを行った結果と前記平均勾配演算部の演算結果に対してビットサーチを行った結果との差分を求めることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の画像処理プログラム。
(付記7)前記特徴量演算部は、前記領域単位における画像の特徴量として、前記勾配積演算部の演算結果の対数と前記平均勾配演算部の演算結果の対数との差分を求めることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の画像処理プログラム。
(付記8)前記特徴量演算部は、前記領域単位における画像の特徴量として、前記勾配積演算部の演算結果を前記平均勾配演算部の演算結果で除した値を求めることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の画像処理プログラム。
(付記9)複数の画素を含む領域に含まれる各画素の値と、該画素に隣接する画素の値との差分に基づいて、第1方向の勾配の平均および該第1方向と交差する第2方向の勾配の平均を前記領域単位で求め、前記第1方向の勾配の平均と前記第2方向の勾配の平均との相関を求める平均勾配演算部と、前記領域に含まれる各画素のそれぞれの位置での前記第1方向の勾配と前記第2方向の勾配との相関の和を求める勾配積演算部と、前記平均勾配演算部の演算結果と前記勾配積演算部の演算結果とに基づいて、前記領域単位における画像の特徴量を求める特徴量演算部と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
(付記10)前記勾配積演算部は、前記第1方向の勾配と前記第2方向の勾配との積を求める第1乗算部と、該第1乗算部の出力結果を累積する第1累積部と、を備えることを特徴とする付記9に記載の画像処理装置。
(付記11)前記平均勾配演算部は、前記領域の前記第1方向の一方の端部に位置する画素の値と前記領域の前記第1方向の他方の端部の外側に隣接する画素の値との差分の和を求める第2累積部と、前記領域の前記第2方向の一方の端部に位置する画素の値と前記領域の前記第2方向の他方の端部の外側に隣接する画素の値との差分の和を求める第3累積部と、前記第2累積部の出力結果と前記第3累積部の出力結果との積を求める第2乗算部と、を備えることを特徴とする付記9または10に記載の画像処理装置。
(付記12)前記特徴量演算部は、前記勾配積演算部の出力結果に対してビットサーチを行う第1ビットサーチ部と、前記平均勾配演算部の出力結果に対してビットサーチを行う第2ビットサーチ部と、前記第1ビットサーチ部の出力結果と前記第2ビットサーチ部の出力結果との差分を求める差分算出部と、を備えることを特徴とする付記9〜11のいずれか一つに記載の画像処理装置。
(付記13)複数の画素を含む領域に含まれる各画素の値と、該画素に隣接する画素の値との差分に基づいて、第1方向の勾配の平均および該第1方向と交差する第2方向の勾配の平均を前記領域単位で求め、前記第1方向の勾配の平均と前記第2方向の勾配の平均との相関を求める平均勾配演算ステップと、前記領域に含まれる各画素のそれぞれの位置での前記第1方向の勾配と前記第2方向の勾配との相関の和を求める勾配積演算ステップと、前記平均勾配演算ステップでの演算結果と前記勾配積演算ステップでの演算結果とに基づいて、前記領域単位における画像の特徴量を求める特徴量演算ステップと、を含むことを特徴とする画像処理方法。
(付記14)前記特徴量演算ステップでは、前記平均勾配演算ステップでの演算結果と前記勾配積演算ステップでの演算結果との差が小さい場合に、前記領域単位における画像の特徴量が大きいと判定することを特徴とする付記13に記載の画像処理方法。
(付記15)前記勾配積演算ステップでは、前記第1方向の勾配と前記第2方向の勾配との相関として、前記第1方向の勾配と前記第2方向の勾配との積を求めることを特徴とする付記13または14に記載の画像処理方法。
(付記16)前記平均勾配演算ステップでは、前記第1方向の勾配の平均として、前記領域の前記第1方向の一方の端部に位置する画素の値と前記領域の前記第1方向の他方の端部の外側に隣接する画素の値との差分の和を求め、前記第2方向の勾配の平均として、前記領域の前記第2方向の一方の端部に位置する画素の値と前記領域の前記第2方向の他方の端部の外側に隣接する画素の値との差分の和を求めることを特徴とする付記13〜15のいずれか一つに記載の画像処理方法。
(付記17)前記平均勾配演算ステップでは、前記第1方向の勾配の平均と前記第2方向の勾配の平均との相関として、前記第1方向の勾配の平均と前記第2方向の勾配の平均との積を求めることを特徴とする付記13〜16のいずれか一つに記載の画像処理方法。
(付記18)前記特徴量演算ステップでは、前記領域単位における画像の特徴量として、前記勾配積演算ステップでの演算結果に対してビットサーチを行った結果と前記平均勾配演算ステップでの演算結果に対してビットサーチを行った結果との差分を求めることを特徴とする付記13〜17のいずれか一つに記載の画像処理方法。
(付記19)前記特徴量演算ステップでは、前記領域単位における画像の特徴量として、前記勾配積演算ステップでの演算結果の対数と前記平均勾配演算ステップでの演算結果の対数との差分を求めることを特徴とする付記13〜17のいずれか一つに記載の画像処理方法。
(付記20)前記特徴量演算ステップでは、前記領域単位における画像の特徴量として、前記勾配積演算ステップでの演算結果を前記平均勾配演算ステップの演算結果で除した値を求めることを特徴とする付記13〜17のいずれか一つに記載の画像処理方法。
1 平均勾配演算部
2 勾配積演算部
3 特徴量演算部
36 第1乗算部
37 第1累積部
39 第1ビットサーチ部
40 第2累積部
41 第3累積部
42 第2乗算部
44 第2ビットサーチ部
45 差分算出部

Claims (10)

  1. コンピュータを、
    複数の画素を含む領域に含まれる各画素の値と、該画素に隣接する画素の値との差分に基づいて、第1方向の勾配の平均および該第1方向と交差する第2方向の勾配の平均を前記領域単位で求め、前記第1方向の勾配の平均と前記第2方向の勾配の平均との相関を求める平均勾配演算部、
    前記領域に含まれる各画素のそれぞれの位置での前記第1方向の勾配と前記第2方向の勾配との相関の和を求める勾配積演算部、
    前記平均勾配演算部の演算結果と前記勾配積演算部の演算結果とに基づいて、前記領域単位における画像の特徴量を求める特徴量演算部、
    として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
  2. 前記特徴量演算部は、前記平均勾配演算部の演算結果と前記勾配積演算部の演算結果との差が小さい場合に、前記領域単位における画像の特徴量が大きいと判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理プログラム。
  3. 前記勾配積演算部は、前記第1方向の勾配と前記第2方向の勾配との相関として、前記第1方向の勾配と前記第2方向の勾配との積を求めることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理プログラム。
  4. 前記平均勾配演算部は、前記第1方向の勾配の平均として、前記領域の前記第1方向の一方の端部に位置する画素の値と前記領域の前記第1方向の他方の端部の外側に隣接する画素の値との差分の和を求め、前記第2方向の勾配の平均として、前記領域の前記第2方向の一方の端部に位置する画素の値と前記領域の前記第2方向の他方の端部の外側に隣接する画素の値との差分の和を求めることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像処理プログラム。
  5. 前記平均勾配演算部は、前記第1方向の勾配の平均と前記第2方向の勾配の平均との相関として、前記第1方向の勾配の平均と前記第2方向の勾配の平均との積を求めることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像処理プログラム。
  6. 前記特徴量演算部は、前記領域単位における画像の特徴量として、前記勾配積演算部の演算結果に対してビットサーチを行った結果と前記平均勾配演算部の演算結果に対してビットサーチを行った結果との差分を求めることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の画像処理プログラム。
  7. 複数の画素を含む領域に含まれる各画素の値と、該画素に隣接する画素の値との差分に基づいて、第1方向の勾配の平均および該第1方向と交差する第2方向の勾配の平均を前記領域単位で求め、前記第1方向の勾配の平均と前記第2方向の勾配の平均との相関を求める平均勾配演算部と、
    前記領域に含まれる各画素のそれぞれの位置での前記第1方向の勾配と前記第2方向の勾配との相関の和を求める勾配積演算部と、
    前記平均勾配演算部の演算結果と前記勾配積演算部の演算結果とに基づいて、前記領域単位における画像の特徴量を求める特徴量演算部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記勾配積演算部は、
    前記第1方向の勾配と前記第2方向の勾配との積を求める第1乗算部と、
    該第1乗算部の出力結果を累積する第1累積部と、
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記平均勾配演算部は、
    前記領域の前記第1方向の一方の端部に位置する画素の値と前記領域の前記第1方向の他方の端部の外側に隣接する画素の値との差分の和を求める第2累積部と、
    前記領域の前記第2方向の一方の端部に位置する画素の値と前記領域の前記第2方向の他方の端部の外側に隣接する画素の値との差分の和を求める第3累積部と、
    前記第2累積部の出力結果と前記第3累積部の出力結果との積を求める第2乗算部と、
    備えることを特徴とする請求項7または8に記載の画像処理装置。
  10. 複数の画素を含む領域に含まれる各画素の値と、該画素に隣接する画素の値との差分に基づいて、第1方向の勾配の平均および該第1方向と交差する第2方向の勾配の平均を前記領域単位で求め、前記第1方向の勾配の平均と前記第2方向の勾配の平均との相関を求める平均勾配演算ステップと、
    前記領域に含まれる各画素のそれぞれの位置での前記第1方向の勾配と前記第2方向の勾配との相関の和を求める勾配積演算ステップと、
    前記平均勾配演算ステップでの演算結果と前記勾配積演算ステップでの演算結果とに基づいて、前記領域単位における画像の特徴量を求める特徴量演算ステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
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