JP5112928B2 - 整髪料組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、整髪料組成物に関し、更に詳細には、鱗片状シリカを構成単位とする特定の易崩壊性造粒シリカ粒子とカルボキシビニルポリマーおよび/またはアルキル変性カルボキシビニルポリマーを併用する、良好な粘度特性を有し、のび広がりが良好で均一に塗布し易く、みずみずしい使用感で、さらっとした仕上がりでセット力および再セット力にも優れながら、髪の毛がふんわりと嵩高で豊かに見えるボリュームアップ効果に優れる整髪料組成物に関する。
整髪料としては、ヘアリキッド、ヘアミルク、ヘアクリーム、ヘアワックス、ヘアチック、ポマード、ブローローション、ヘアフォーム、ヘアスプレーなど種々のタイプのものがあるが、近年は、軽いのび広がりやみずみずしい使用感と高いセット力を有するものが好まれており、更に、髪のボリュームアップ効果を兼ね備えたものがニーズとして高まっている。
カルボキシビニルポリマーやアルキル変性カルボキシビニルポリマーは、べたつきがないみずみずしい使用感を有し、のび広がりが良好な水性ゲルを調製することができるため、これらの成分を配合した整髪料が提案されている(特許文献1および2)。
一方、髪のボリュームアップ効果を出すためにシリカ等の粉体を配合した整髪料も提案されている(特許文献3ないし6)。しかしながら、粉体を配合すると、ボリュームアップ効果は出るものの、のび広がりが悪くなり、毛髪全体にのばしにくくなる場合があった。このため、或いは粉体の安定配合のために油性成分の配合量を多くすると、どうしても油感を強く感じる等、使用性や使用感に問題がある場合があった。
さらに、カルボキシビニルポリマーやアルキル変性カルボキシビニルポリマーで調製された水性ゲルの有する良好な使用感と、粉体によるボリュームアップ効果の双方を得ることを期待してこれらを併用すると、両者の相互作用により、カルボキシビニルポリマーやアルキル変性カルボキシビニルポリマーが本来呈する粘度よりも著しく高くなったり、或いは逆に低くなり過ぎたりして、のび広がりが悪くみずみずしさにも欠けるものになったり、塗布時に垂れ落ちてしまったりするという問題があった。
特開昭61−229814号公報 特開昭63−145215号公報 特開2005−239557号公報 特開2004−67572号公報 特開2000−26242号公報 特開2004−231615号公報
従って、適度な粘性を有し、塗布時の垂れ落ちがなく軽く良好なのび広がりで、みずみずしい使用感と高いセット力を有するとともに、髪のボリュームアップ効果を兼ね備えた整髪料組成物の開発が求められており、本願発明はこのような整髪料組成物を提供することをその課題とする。
かかる実情に鑑み、本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の粒子厚みを有する鱗片状シリカから形成され使用時に易崩壊性を示す造粒シリカ粒子を用いることによって、カルボキシビニルポリマーおよび/またはアルキル変性カルボキシビニルポリマーにより調製された水性ゲルと併用しても、これらの相互作用が小さく粘度の著しい変動を抑制することができるため、双方の成分の特性を有効に発揮することが可能となり、塗布時に軽い力で造粒粒子が簡単に崩壊し均一で平滑な塗布膜が形成され、良好なのび広がりとみずみずしい使用感で、ボリュームアップ効果の高い整髪料組成物が得られることを見出した。さらに融点が45℃以上の油性成分を含有することにより、上記成分の併用により形成される均一で平滑な塗布膜に、この油性成分の持つ粘着力で構造性を持たせることができ、粉体および毛髪の固定化にさらに寄与し、髪のボリュームアップ効果が向上するとともに、高いセット力と再セット力が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、次の成分(A)ないし(C);
(A)一次粒子の厚みが0.001〜0.1μmの鱗片状シリカを構成単位として形成
された平均粒子径が1〜50μmの易崩壊性造粒シリカ粒子
(B)カルボキシビニルポリマーおよび/またはアルキル変性カルボキシビニルポリ
マー
(C)水
を含有することを特徴とする整髪料組成物である。
また本発明は、さらに成分(D)融点が45℃以上の油性成分を含有する上記整髪料組成物である。
本発明の整髪料組成物は、軽く良好なのび広がりとみずみずしい使用感を有し、さらっとした仕上がりで、ボリュームアップ効果に優れるとともに、セット力および再セット力にも優れるものである。
本発明に用いる成分(A)は、鱗片状シリカを構成単位として形成されるもので、その一次粒子の厚みは0.001〜0.1μmである。この鱗片状シリカの比表面積当たりのシラノール基(SiOH)の量は、特に限定されるものではないが、20〜70μmol/mの範囲であることが好ましい。この比表面積当たりのシラノール基の量は、シリカゲルの数倍から数十倍に相当するものである。鱗片状シリカの平均二次粒子径は、0.05〜5μmが好ましく、また厚さと最長粒子径とのアスペクト比は、10以上が好ましく、より好ましくは30以上である。
このような鱗片状シリカは、例えば、特開2001−163613号公報に開示の方法で得られるものであり、一般にはこの鱗片状シリカを、13〜15質量%(以下、単に「%」とする)の濃度で水に分散したコロイド分散物として提供されているので、これを利用することができる。このようなコロイド分散液の例としては、旭硝子エスアイテック(株)社製のサンラブリーLFS等の市販品が挙げられる。
なお、上記鱗片状シリカのシラノール基濃度(密度)は、熱重量分析法(モデル990 TGA−分析器(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン社製))によって、以下の条件にて測定される。すなわち、20〜100mgのシリカを小さな石英ルツボ中に充填し、TGA−分析器に入れる。乾燥窒素ガスを50ml/分の流速で加熱室を通過させながら、サンプルを10℃/分の加熱速度で120℃に加熱して吸着された水をシリカ表面から物理的に除去する。サンプルを重量損失がもはや観察できなくなるまで120℃に維持する。次に、温度を前と同じ加熱速度で300℃に上昇させ、一定の重量に達するまでこの温度に保持する。同じ操作を500℃、700℃、900℃、1050℃、および1200℃で繰り返す。各温度で、特徴的な重量損失を各サンプルについて観察する。シリカ面の全シラノール基濃度は、120℃の乾燥段階に続く1200℃までの全重量%損失から計算する。シラノール基濃度の計算は、シラノール基の2モルが加熱によって結合して1モルの水(これは加熱処理中にサンプルから失なわれる)になるという仮定に基づき行う。シリカ面の全シラノール基濃度(μmol/m)は下記の式に従って計算する。
シラノール基濃度 = W × 1111.1 / SA
ここで、Wは120℃の恒量時から1200℃における加熱までの平衡における重量%損失差、SAはシリカのBET窒素表面積m/gである。
成分(A)の易崩壊性造粒シリカ粒子は、上記鱗片状シリカを噴霧乾燥等により造粒することで製造することができる。例えば、上記鱗片状シリカを水性溶媒中に分散させてスラリー状にし、これを脱溶媒することで製造される。スラリーの形成方法としては、鱗片状シリカまたはそのコロイド分散物と水性溶媒を混合し、連続的にスラリーを形成する方法などが挙げられる。この際に、他の成分を添加することも可能である。
上記鱗片状シリカを分散させるために用いる水性溶媒としては、精製水、ミネラルウォーター、深層水、ラベンダー、バラ等の植物の水蒸気蒸留水等の水や、水と低級アルコールとの混合溶媒等を使用することができる。使用し得る低級アルコールとしては、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコールなどが挙げられる。本発明ではこれらのなかでも精製水を用いるのが最も好ましい。なお、鱗片状シリカがコロイド分散液として提供される場合には、これを更に水性溶媒で希釈し、以降の造粒工程で使用しても良い。
上記スラリー中の鱗片状シリカ濃度は、20%未満の範囲にあることが好ましく、特に7〜15%が安定性と感触が両立することから好ましい。20%以上であると、スラリー中での鱗片状シリカの分散性が悪く、例えば、脱溶媒としてスプレードライヤーを用いる方法を採用した場合、ノズルから安定に噴霧することができないことがある。
造粒工程におけるスラリーからの脱溶媒方法としては、種々の方法が利用可能であるが、スプレードライヤー等を用いて噴霧乾燥する方法が好ましい。この噴霧乾燥に用いるスプレードライヤーとしては、ディスク式アトマイザーや二流体ノズルを噴霧装置として持っている形式のものが好ましく使用できる。スプレードライヤーの噴霧条件としては、ディスク式アトマイザーの場合、回転数は25000〜30000rpm、流量は30〜70ml/minが好ましい。また、乾燥条件としては、90〜350℃の温度範囲が挙げられる。このようなスプレードライヤー装置としては、スプレードライヤーL−8型(大川原化工機社製)等が挙げられる。
本発明に用いる成分(A)の易崩壊性造粒シリカ粒子(以下、単に「造粒シリカ粒子」という場合がある)は、本発明の整髪料組成物に配合し毛髪に有効に作用する種々の成分を内包することもできる。このような有効成分としては通常化粧料に用いられるものであれば、特に限定はなく、起源や性状、水溶性・油溶性(水不溶性)、天然・非天然等を問わず使用できる。例えば、炭化水素類、ロウ類、エステル類、油脂類等の油性成分、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤等の界面活性剤、水溶性高分子や多価アルコール等の水性成分、ベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系等の紫外線吸収剤、保湿剤、有機酸、ビタミン類やアミノ酸類、ペプチド類、動・植物抽出物、毛髪脂質成分、糖類及びその誘導体、リン脂質及びその誘導体等の毛髪用美容成分、酸化防止剤、抗菌剤、防腐剤、色素、香料等が挙げられ、これらの成分を一種又は二種以上、本願発明の効果を損なわない範囲で適宜用いることができる。中でも、一般に脱溶媒に使用されるスプレードライヤーの乾燥温度が100℃以上であるため、沸点が100℃を超えるものであることが望ましく、多価アルコールや油性成分が安定に多量配合できるために好ましい。
有効成分を内包する易崩壊性造粒シリカ粒子の製法としては、例えば、水溶性の有効成分を内包する造粒シリカ粒子は、有効成分を、水性溶媒に含有させた上で、鱗片状シリカのコロイド分散物と混合してスラリー状にし、これを噴霧乾燥等の造粒工程で脱溶媒することにより製造することができる。ここで使用される水性溶媒は上記した有効成分を内包しない場合と同じものを用いることができる。スラリーの形成方法としては、鱗片状シリカのコロイド分散物と水性溶媒に内包する水溶性成分をデスパーミルにより混合し、連続的にスラリーを形成する方法などが挙げられる。また、スラリー中の鱗片状シリカの濃度も上記した有効成分を内包しない場合と同様である。
スラリーからの脱溶媒方法も、有効成分を内包しない場合と同様であるが、スプレードライヤー等を用いて噴霧乾燥する方法における乾燥条件として、内包される水溶性成分の変性を避けるために90〜120℃が特に好ましい。
上記製造条件により、水溶性成分を好ましくは2〜25%内包する造粒シリカ粒子が得られる。例えば、水溶性成分であるグリセリンと鱗片状シリカ15%コロイド水溶液とをスラリー状に調製し、スプレードライヤーにより噴霧乾燥して得られた造粒シリカ粒子の内包率は、25%であった。なお、内包率は、1100℃ボックス炉KBF794(光洋リンドバーグ社製)等を用い、得られた造粒シリカ粒子を室温から500℃まで昇温し、さらにこの温度にて5時間保持した時の損失した質量(強熱減量)から求めた。
一方、油溶性の有効成分を、造粒シリカ粒子に内包させるには、水性溶媒中に有効成分を直接分散させて配合する方法と、予め有効成分を乳化組成物としてから分散、配合する方法がある。
何れの場合においても、水性溶媒が必要であるが、ここで使用される水性溶媒は、上記有効成分を内包しない場合に用いられるものと同様である。
油溶性(水不溶性)の有効成分を内包する造粒シリカ粒子は、有効成分を水性溶媒に分散させた上で、鱗片状シリカと混合してスラリー状にし、これを噴霧乾燥等の造粒工程により脱溶媒することにより調製される。スラリーの形成方法としては、鱗片状シリカのコロイド分散物と水性溶媒に油溶性の有効成分またはこれを含む乳化物をデスパーミルにより混合し、連続的にスラリーを形成する方法などが挙げられる。融点の高いワックス類を利用する場合は、これを、室温(25℃)にて液状である油剤と加熱混合し、ペースト状に調整した後に添加することが好ましく、その加熱温度としては60〜100℃の範囲とすることが好ましい。スラリー中の鱗片状シリカの濃度およびスラリーからの脱溶媒方法は、上記有効成分を内包しない場合と同様である。
上記製造条件により、油溶性の有効成分を好ましくは5〜75%内包する造粒シリカ粒子が得られる。例えば、スクワランと鱗片状シリカ15%コロイド水溶液とをスラリー状に調製し、スプレードライヤーにより噴霧乾燥して得られた造粒シリカ粒子の内包率は、71%程度であった。また、スクワランを含有する乳化組成物と鱗片状シリカ15%コロイド水溶液とをスラリー状に調製し、スプレードライヤーにより噴霧乾燥して得られた造粒シリカ粒子の内包率は、68%程度であった。なお、内包率は上記と同様にして求めた。
このような有効成分を内包する易崩壊性造粒シリカ粒子の製法としては、上記方法の他、予め鱗片状シリカと水性溶媒からなるスラリーにより造粒シリカ粉末を形成し、これに水溶性成分または水不溶性成分を吸収させ、内包させることにより得ることもできる。
以上のようにして得られた成分(A)の易崩壊性造粒シリカ粒子の平均粒子径は、1〜50μmの範囲であり、好ましくは1〜30μmの範囲である。本発明において、平均粒子径は、レーザー型乾式粒度分布測定装置(セイシン企業社製PRO7000S)を用い、体積平均粒子径(D50)として測定可能である。なお、得られた造粒シリカ粒子の形状は球状、楕円球状、扁平状、不定形状などの形態であっても構わないが、球状であることが好ましい。なお、造粒シリカ粒子の中には、中空な形状のものも存在する。
また、本明細書において、易崩壊性とは、毛髪に塗布する際、指や櫛と毛髪との擦れ(塗擦)により容易に崩壊し、軽くのび広がり、均一な塗布膜を形成する程度の崩壊し易さを言うが、例えば、具体的に圧縮強度で示すと、微小圧縮試験機MCT−W500(島津製作所社製)を用いて、加圧圧子をΦ50μm平面圧子(ダイヤモンド製)とし、負荷速度を0.892mN/sec、試験力9.81mNの条件にて測定した時の値が0.1〜4MPaの範囲が好ましく、より好ましくは、有効成分の内包の有無や内包率によっても異なるが、0.1〜3MPaの範囲であることがより好ましい。この範囲であれば崩壊性に優れ、毛髪に塗布する際の軽い力で造粒シリカ粒子が崩壊し、板状粒子(成分(A)の構成単位である鱗片状シリカの形状)へと変化するため、のび広がりが良好で、均一で平滑な塗布膜が形成され、ボリュームアップ効果、セット力および再セット力の高いものが得られる。
本発明の整髪料組成物中の成分(A)の易崩壊性造粒シリカ粒子の配合量は、好ましくは0.1〜15%であり、さらに好ましくは0.5〜3%である。このような配合量の範囲であると、軽く適度なのび広がりで良好なボリュームアップ効果を有し、セット力および再セット力に優れた整髪料組成物を得ることが出来る。
また本発明の整髪料組成物は、上記成分(A)の他に、成分(B)のカルボキシビニルポリマーおよび/またはアルキル変性カルボキシビニルポリマーを必須成分として用いる。カルボキシビニルポリマーおよびアルキル変性カルボキシビニルポリマーは水性ゲル化剤であり、アクリル酸を主としてこれに少量のアリルショ糖で架橋した共重合体、またはこれをアルキル化処理したものである。これらは、適度な粘性を付与し、使用時のみずみずしさや頭髪へののび・なじみを良くする水性ゲルを形成し、整髪料としての使用性の良さ(使い易さ)を具現化するのに必要な成分である。カルボキシビニルポリマーとしてはCARBOPOL940、CARBOPOL941、CARBOPOL934(以上、LUBRIZOL ADVANNCED MATERIALS社製)等として市販されるものの使用が可能であり、また、アルキル変性カルボキシビニルポリマーとしてはCARBOPOL1342、ペミュレンTR−1、ペミュレンTR−2(以上、LUBRIZOL ADVANNCED MATERIALS社製)等の市販品が使用可能である。
本発明の整髪料組成物中の成分(B)の配合量は、好ましくは0.05〜1%であり、より好ましくは0.1〜0.5%である。この範囲であれば、成分(A)と併用することによる激しい粘度変化を起こすことなく適度な粘性のものが得られ、使用時のみずみずしさや、頭髪へののび広がり、なじみが良く塗布しやすいため、整髪料としての使用性(使い易さ)も良好なものが得られる。
本発明の整髪料組成物においては、成分(C)として水を配合する。この成分は、成分(B)と合わせて適度な粘性を付与し、使用時のみずみずしさや、頭髪へののび広がり、なじみを良くする。成分(C)としては、精製水、ミネラルウォーター、深層水、温泉水、或いはラベンダー、バラ等の植物の水蒸気蒸留水等を挙げることができ、これらの一種または二種以上を用いることができる。
本発明の整髪料組成物中の成分(C)の配合量は、好ましくは1〜99%であり、より好ましくは60〜90%である。この範囲であれば、適度な粘性で、使用時のみずみずしさ、頭髪へののび広がりやなじみが良くて塗布しやすいため、整髪料としての使用性の良好なものが得られる。
本発明の整髪料組成物には、上記必須成分(A)〜(C)の他に、さらにボリュームアップ効果、セット(保持)力、および再セット性を付与する目的で、融点が45℃以上の油性成分(成分(D))を配合することが好ましい。成分(D)を配合することにより、成分(A)〜(C)を併用したことによる効果に加え、成分(D)の持つ粘着力が塗膜に構造性を持たせ、粉体および毛髪の固定化がさらに高まると考えられる。このような融点が45℃以上の油性成分としては、炭化水素類、エステル類、ロウ類、油脂類、高級アルコール等が使用できる。具体的にはセレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、モンタンワックス、ミツロウ、ベヘニルアルコール、固形パラフィンワックス、ゲイロウ、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸セチル、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリル変性ポリシロキサン等を例示することができ、特に、カルナウバワックス、キャンデリラワックスは、仕上がりのなめらかさ、ボリュームアップ効果、セット力及び再セット力に優れ、より好ましい。成分(D)の融点が45℃以上の油性成分は必要に応じて一種またはニ種以上を適宜選択して用いることができる。
本発明の整髪料組成物中の成分成分(D)の配合量は、0.1〜5%が好ましく、より好ましくは0.5〜3%である。このような範囲であると、みずみずしさと軽く適度なのび広がりを有し、さらっとした仕上がりで、ボリュームアップ効果、セット力および再セット力に優れるために好ましい。
また本発明の整髪料組成物には、上記成分(A)〜(D)以外にも本発明の効果を損なわない範囲において通常毛髪化粧料に用いられる成分を任意成分として配合することができ、例えば、成分(D)以外の油性成分、界面活性剤、成分(B)以外の水溶性高分子や多価アルコール等の水性成分、紫外線吸収剤、保湿剤、ビタミン類やアミノ酸類、ペプチド類、動・植物抽出物、毛髪脂質成分、糖類及びその誘導体、リン脂質及びその誘導体等々の毛髪用美容成分、酸化防止剤、pH調整剤、抗菌剤、防腐剤、色素、香料等を用いることができる。
本発明の整髪料組成物は、上記必須成分と必要に応じ配合する任意成分とを、常法にしたがって混合することにより製造することができる。またその剤形としては、特に制限されるものではないが、水中油型乳液状、白色〜半透明液状、水性ゲル状等が挙げられる。これらのうち、水中油型乳液状の剤形が好ましい。また、そのブルックフィールド型粘度計による粘度が20℃において、1000〜50000Pa・s、より好ましくは5000〜25000Pa・sであることが、使用感およびセット力の観点から好ましい。
かくして得られた本発明の整髪料組成物は、通常のシリカ等、非造粒の粉体を用いた場合と比較して、激しい粘度変化を抑制することができ、軽く適度なのび広がりやみずみずしい使用感と高いボリュームアップ効果を有し、セット力と再セット力にも優れるものである。
以下製造例、実施例等によって本発明を詳細に説明するが、本発明は何らこれらに限定されるものではない。
製 造 例 1
造粒シリカ粒子の製造:
鱗片状シリカの15%濃度水性溶媒コロイド懸濁物(サンラブリー−LFS−C;旭硝子エスアイテック社製)を原料スラリーとし、これを、噴霧装置としてディスク式アトマイザーを持つスプレードライヤー(L−8型;大川原化工機社製)を用い、アトマイザー回転数30000rpm、流量50ml/min、入口温度設定200℃、出口温度設定130〜140℃の条件で噴霧乾燥した。
得られた造粒シリカ粒子の平均粒子径を、レーザー型乾式粒度分布測定装置(PRO7000S(セイシン企業社製))により測定したところ15μmであった。また、得られた造粒シリカ粒子の圧縮強度を前述同様、微小圧縮試験機(MCT−W500(島津製作所社製))により測定したところ、2.6MPaであった。更に、得られた造粒シリカ粒子をSEMにて観察すると、鱗片状シリカが積層した球状粒子であることが確認された。また、造粒シリカ粒子を精製水に分散した10%コロイド分散物(スラリー)を光学顕微鏡にて観察すると、界面活性剤を用いなくても、水系連続相に均一に分散することが確認された。
製 造 例 2
パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル内包造粒シリカ粒子の製造:
鱗片状シリカの15%濃度水性溶媒コロイド懸濁物(サンラブリー−LFS−C;旭硝子エスアイテック社製)90質量部に、油溶性の紫外線吸収剤であるパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル10質量部をデスパーミルにて分散させる。これを噴霧装置としてディスク式アトマイザーを持つスプレードライヤーを用いて、製造例1記載の条件にて噴霧乾燥し、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル内包造粒シリカ粒子を得た。
得られたシリカ粒子の強熱減量から求めたパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルの内包率は41%であった。また、得られた造粒シリカ粒子の圧縮強度を前述同様、微小圧縮試験機(MCT−W500(島津製作所社製))により測定したところ、0.7MPaであった。更に、レーザー型乾式粒度分布測定装置により造粒シリカ粒子の平均粒子径を測定したところ、19μmであった。
実 施 例 1〜3および対 照 品 1〜4
表1に示す組成および下記製造方法で整髪料組成物を調製した。得られた整髪料組成物の製造直後の粘度(20℃)を、ブルックフィールド型粘度計(ビストメトロン粘度計 VDA2芝浦システム社製)を用いて測定した。また、同一の水溶性高分子を同量配合した対照品に対する粘度の比率を変化率として算出した。さらに、以下に示す評価方法及び判断基準により、「のび広がり」、「みずみずしさ」を評価した。この結果を表1に併せて示した。
( 製造方法 )
1).A区分を約70℃に加熱し、T.K.ロボミックス(プライミクス社製)を用
いて混合攪拌した後、室温まで冷却する。
2).1)にB区分を添加し混合する。
3).2)にC区分を添加し混合する。
4).3)にD区分を添加し混合した後、脱泡したものを試料とする。
Figure 0005112928
( 評価方法 )
専門評価者1名により、人毛のウィッグ(カツラ)を、市販のシャンプーとリンスにて施術後、乾燥させ、各試料5gを人毛ウィッグに塗布し、塗布時の「のび広がり」、「みずみずしさ」を、下記の4段階評価基準(イ)を用いて評価した。
(イ)評価基準:
( 評価 ) ( 内 容 )
◎ : 非常に良好
○ : 良好
△ : 普通
× : 不良
比 較 例 1〜9
表2に示す組成の整髪料組成物を実施例1〜3と同様にして調製した。得られた整髪料組成物の製造直後の粘度(20℃)、粘度の対照品に対する変化率、「のび広がり」、「みずみずしさ」を実施例1〜3と同様にして測定および評価した。この結果を表2に併せて示した。
Figure 0005112928
表1および表2の結果から明らかなように、製造例1の易崩壊性造粒シリカ粒子とカルボキシビニルポリマーあるいはアルキル変性カルボキシビニルポリマーを用いて調製した実施例1〜3は、対照品との粘度比較において変化率が少なく、成分(A)である粉体と成分(B)のポリマーとの相互作用が小さいことが推測される。それにより、カルボキシビニルポリマーあるいはアルキル変性カルボキシビニルポリマーが本来もっている「のび広がり」の良さと「みずみずしさ」が充分に感じられる優れたものであった。一方、他のアクリル酸系ポリマー用いた比較例1では対照品4に比べて粘度が顕著に増大しており、易崩壊性造粒シリカ粒子とこのアクリル酸系ポリマーの相互作用が大きいことが推察される。感触的にも「みずみずしさ」に欠けるものであった。
そして、造粒化を施していない鱗片状シリカ粉体を配合した比較例2〜4は、実施例1〜3に比べて、それぞれ対照品1〜3に対する粘度の変化率が大きいことから、鱗片状シリカ粉体と成分(B)の相互作用が大きかったと考えられ、「のび広がり」も「みずみずしさ」も満足のいくものではなかった。さらに、成分(A)の代わりに煙霧状シリカ粉体を配合した比較例6〜8は、それぞれ対照品1〜3に対する粘度の変化率がさらに大きく、「のび広がり」も「みずみずしさ」も悪いものであった。
また、成分(B)の代わりに他のアクリル酸系ポリマーと、成分(A)の代わりに鱗片状シリカ粉体あるいは煙霧状シリカ粉体とを組み合わせた比較例5および9においても、対照品4に対する粘度の変化率が大きく、比較例5は粘度が下がり過ぎて塗布しづらくなり、比較例9は増粘し過ぎて塗布できないものであった。
実 施 例 4〜6
下記表3に示す組成および下記製法で整髪料組成物を調製した。得られた整髪料組成物の製造直後の粘度(20℃)を、ブルックフィールド型粘度計(ビストメトロン粘度計 VDA2 芝浦システム社製)を用いて測定した。また、以下に示す評価方法及び判断基準により、「系の均一性」、「のび広がり」、「みずみずしさ」、「ボリュームアップ効果」、「セット力」、および「再セット力」評価した。この結果を表3に併せて示した。
( 製造方法 )
1).A区分を約70℃に加熱し、T.K.ロボミックス(プライミクス社製)を用
いて混合攪拌した後、室温まで冷却する。
2).1)にB区分を添加し混合する。
3).2)にC区分を添加し混合する。
4).3)にD区分を添加し混合した後、脱泡したものを試料とする。

Figure 0005112928
( 評価方法 )
〔系の均一性の評価方法〕:
各試料の外観状態を調製者が目視にて観察し、次の(ロ)4段階評価基準を用いて評価した。
(ロ)4段階評価基準
(評価): (内容)
◎ :粉体の分散が非常に良好
○ :粉体の分散が良好
△ :粉体の凝集が若干見られる
× :明らかに粉体の凝集が見られる
〔のび広がり、みずみずしい使用感、ボリュームアップ効果、セット力、再セット力の評価方法〕 専門評価者20名により、市販のシャンプーとリンスにて洗髪後、ドライヤーで乾燥させ、次に、各試料5gを塗布し、塗布時の「のび広がり」、「みずみずしい使用感」、「ボリュームアップ効果」、「セット力」について官能評価を行った。その後3時間通常の生活をしたのち、手櫛で再度髪を整え、「再セット力」を評価した。これらの評価は下記の5段階評価基準(ハ)を用いて行い、さらにその評点の平均値を判定基準(ニ)を用いて判定した。
評価基準(ハ):
( 評価 ) ( 内 容 )
5 : 非常に良好
4 : 良好
3 : 普通
2 : 不良
1 : 非常に不良
判定基準(ニ):
( 評価 ) ( 評点の平均点 )
◎ : 4.5以上
○ : 3.5以上4.5未満
△ : 2.5以上3.5未満
× : 2.5未満
比 較 例 10〜16
下記表4に示す組成の整髪料組成物を実施例4〜6と同様の製造方法により調製した。得られた整髪料組成物の製造直後の粘度(20℃)、「系の均一性」、「のび広がり」、「みずみずしい使用感」、「ボリュームアップ効果」、「セット力」および「再セット力」について実施例4〜6と同様にして評価した。この結果を表4に併せて示した。
Figure 0005112928
表3および表4の結果から明らかなように、製造例1の易崩壊性造粒シリカ粒子とアルキル変性カルボキシビニルポリマーを用いて調製した実施例4〜6は、いずれもこれを併用したことによる急激な粘度変化がなく塗布しやすい粘度で、粉体の分散状態(「系の均一性」)も良好で、アルキル変性カルボキシビニルポリマーが本来もっている「のび広がり」の良さ、「みずみずしい使用感」が充分に感じられ、均一に塗布し易く、髪の毛がふんわりと嵩高に見える「ボリュームアップ効果」にも優れ、さらに整髪料としての「セット力」、及び経時での「再セット力」のいずれも満足できるものであった。
特に、成分成分(D)の融点45℃以上の油性成分を配合した実施例5および6は「セット力」、「再セット力」に関し、極めて優れるものであった。これはアルキル変性カルボキシビニルポリマーに易崩壊性造粒シリカ粒子を併用したことによる効果に加え、成分(D)の油性成分の持つ粘着力が塗膜に構造性を持たせ、粉体および毛髪の固定化にさらに寄与したためと考えられる。
一方、成分(B)の代わりに、他のアクリル酸系ポリマーを用いた比較例10および11では、「みずみずしい使用感」が感じられず、特に成分(A)の易崩壊性造粒シリカ粒子が配合されていない比較例10は「ボリュームアップ効果」、「セット力」、「再セット力」も全く認められないものであった。成分(A)の粉体を用いていないが成分(B)のポリマーを用いている比較例12は、「ボリュームアップ効果」、「セット力」、「再セット力」が認められず、これに成分(D)の融点45℃以上の油性成分を加えた比較例13においても、まだなお「再セット力」を満足させることが出来なかった。
成分(B)のアルキル変性カルボキシビニルポリマーは配合しているが、成分(A)以外の粉体を用いた比較例14および15は、粉体とポリマーの相互作用が強く、分散状態が良好でないために、「系の均一性」に欠け、「のび広がり」、「みずみずしい使用感」の点で劣るものであった。成分(A)の易崩壊性造粒シリカ粒子及び成分(D)の油性成分を配合しているが、成分(B)のポリマーを配合していない比較例16は、調製直後から粘度が非常に高く系の流動性が著しく悪いもので、「系の均一性」に欠け、「のび広がり」「みずみずしい使用感」が極めて悪いものであった。
実 施 例 7
乳液状整髪料:
下記成分および製造方法により、乳液状整髪料を調製した。
( 成 分 ) (%)
1.アルキル変性カルボキシビニルポリマー*2 0.1
2.精製水 9.9
3.ポリオキシエチレン(20.E.O.)硬化ヒマシ油 2.0
4.マイクロクリスタンワックス 2.0
5.流動パラフィン 4.0
6.キャンデリラワックス 1.0
7.ベヘニルアルコール 0.5
8.精製水 残 量
9.水酸化ナトリウム 0.03
10.エチルアルコール 10.0
11.防腐剤 適 量
12.製造例1の易崩壊性造粒シリカ粒子 2.0
( 製造方法 )
1).1,2について約70℃に加熱し、T.K.ロボミックス(プライミクス社製)を
用いて混合攪拌した後、室温まで冷却する。
2).3〜8について約70℃に加熱し、上記機器を用いて混合攪拌した後、室温まで冷
却する。
3).2)に混合物1)及び9〜11を添加し混合する。
4).3)に12を添加し混合した後脱泡し、乳液状整髪料を得た。
以上のようにして得られた乳液状整髪料は、粘度が20340Pa・sで、良好なのび広がりで均一に塗布し易く、みずみずしい使用感で、なおかつ髪の毛がふんわりと豊かに見えるボリュームアップ効果や、セット力に優れ、塗布後時間が経過しても手で簡単に整髪し直すことができる(再セット力を有する)ものであった。
実 施 例 8
乳液状整髪料:
下記成分および製造方法により、乳液状整髪料を調製した。
( 成 分 ) (%)
1.カルボキシビニルポリマー*1 0.1
2.精製水 9.9
3.ポリオキシエチレン(20.E.O.)硬化ヒマシ油 2.0
4.マイクロクリスタンワックス 1.0
5.流動パラフィン 2.0
6.キャンデリラワックス 1.0
7.ベヘニルアルコール 0.5
8.精製水 残 量
9.水酸化ナトリウム 0.03
10.エチルアルコール 10.0
11.防腐剤 適 量
12.製造例2の易崩壊性造粒シリカ粒子 4.0
( 製造方法 )
1).1,2について約70℃に加熱し、T.K.ロボミックス(プライミクス社製)を
用いて混合攪拌した後、室温まで冷却する。
2).3〜8について約70℃に加熱し、上記機器を用いて混合攪拌した後、室温まで冷
却する。
3).2)に混合物1)及び9〜11を添加し混合する。
4).3)に12を添加し混合した後、脱泡して乳液状整髪料を得た。
以上のようにして得られた実施例8の乳液状整髪料は、粘度が35400Pa・sで、髪に良好にのび広がり、みずみずしい使用感で、ボリュームアップ効果及びセット力に優れ、塗布後数時間経過した後でも手で簡単に整髪し直すことができる(再セット力を有する)ものであった。また実施例8の乳液状整髪料に配合した易崩壊性造粒シリカ粒子は紫外線吸収剤であるパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルが内包されているため、髪に塗布することにより内包成分が放出され、紫外線によるダメージから毛髪を保護するものであった。
本発明の組成物は、良好な粘度特性を有し、良好なのび広がりとみずみずしい使用感を有し、髪をふんわりと嵩高に豊かに見せるボリュームアップ効果に優れるとともに、セット力および経時での再セット力にも優れるものであるため、整髪料用の組成物として有用なものである。

Claims (4)

  1. 次の成分(A)ないし(C);
    (A)一次粒子の厚みが0.001〜0.1μmの鱗片状シリカを構成単位として形
    成された平均粒子径が1〜50μmの、球状または楕円球状の易崩壊性造粒シリ
    カ粒子
    (B)カルボキシビニルポリマーおよび/またはアルキル変性カルボキシビニルポリ
    マー
    (C)水
    を含有することを特徴とする整髪料組成物。
  2. 成分(A)を構成する鱗片状シリカの比表面積当たりのシラノール基(SiOH)が20〜70μmol/mである請求項1に記載の整髪料組成物。
  3. 成分(A)が、一次粒子の厚みが0.001〜0.1μmの鱗片状シリカを、水性溶媒中に分散してスラリー化し、これをスプレードライヤーにて噴霧乾燥することにより得られるものである請求項1または2に記載の整髪料組成物。
  4. さらに次の成分(D);
    (D)融点が45℃以上の油性成分
    を含有するものである請求項1ないし3のいずれかの項に記載の整髪料組成物。
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