JP5107760B2 - パンツ型着用物品 - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつ等のパンツ型着用物品に関する。
従来、吸収体を含む吸収性本体と該吸収性本体の非肌当接面側に位置して該吸収性本体を固定している外包材とを備えたパンツ型の使い捨ておむつにおいて、体液の漏れとおむつのズレ落ちとを防止すること等を目的に、脚回りに弾性部材を配したものが知られている。
しかしながら、脚回りに弾性部材を配すれば、着用者の脚回りを締め付け、脚回りに弾性部材によるゴム跡を残してしまう場合がある。
また、体液の漏れとおむつのズレ落ちとを防止すること等を目的に、例えば、引用文献1には、胴回り弾性部材と、該胴回り弾性部材と重なるように配された臀部弾性部材とから形成される弾性伸縮部を備えたパンツ型の使い捨ておむつの技術が開示されている。
しかしながら、引用文献1に記載のパンツ型の使い捨ておむつの弾性伸縮部は、おむつ幅方向に平行な胴回り弾性部材と、その胴回り弾性部材に対し傾斜して重なるように配された臀部弾性部材とから形成されている為、ズレ落ちを効果的に防止することが難しい。また、引用文献1に記載のパンツ型の使い捨ておむつの弾性伸縮部は、脚回りに沿うように、更に別の弾性部材を備えているため、脚回りに弾性部材によるゴム跡を残し易い。
特開2006−14862号公報
したがって、本発明の目的は、脚回りに弾性部材を具備しなくても、体液の漏れとおむつのズレ落ちとを防止することができるパンツ型着用物品を提供することにある。
本発明は、腹側部の両側縁部と背側部の両側縁部とが互いに接合されて、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有するパンツ型着用物品であって、背側部の左右それぞれに弾性伸縮部を有し、左右の前記弾性伸縮部それぞれは、外包材に配された第1胴部弾性部材と第2胴部弾性部材とが交差して形成された背側交差部を具備しており、前記第1及び前記第2胴部弾性部材は、前記背側交差部の形成位置が、前記パンツ型着用物品を着用したときに着用者の大転子の部位に当接するように、配されているパンツ型着用物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明のパンツ型着用物品によれば、脚回りに弾性部材によるゴム跡の軽減を図り、体液の漏れとおむつのズレ落ちとを防止することができる。
以下、本発明のパンツ型着用物品であるパンツ型使い捨ておむつの好ましい一実施形態について、図1〜図5に基づいて説明する。
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aは、図2に示すように、パンツ型使い捨ておむつ1Aの長手方向に延びる中心線CLに対して左右対称に形成されており、背側部Aの左側の弾性伸縮部D’は、該中心線CLに対して線対称である以外は、背側部Aの右側の弾性伸縮部Dと同様の構成を有しており、符号にダッシュ(’)を付して示している。同様に、腹側部Bの左側の弾性伸縮部E’は、腹側部Bの右側の弾性伸縮部Eと同様の構成であり、符号にダッシュ(’)を付して示している。
第1実施形態のパンツ型着用物品(パンツ型使い捨ておむつ)1Aは、図1〜図3に示すように、背側部Aの両側縁部2a,2a’と腹側部Bの両側縁部2b,2b’とが互いに接合されて、ウエスト開口部4及び一対のレッグ開口5,5部を有している。
前記パンツ型使い捨ておむつ1Aは、図2に示すように、背側部Aの左右それぞれに弾性伸縮部D,D’を有し、左右の弾性伸縮部D,D’それぞれは、外包材2に配された第1胴部弾性部材23a,23a’と第2胴部弾性部材23b,23b’とが交差して形成された背側交差部24a,24a’を具備している。
第1胴部弾性部材23a,23a’は、図2に示すように、レッグ開口部5の縁部5a,5a’からウエスト開口部4の縁部に向って斜め方向に延び、第2胴部弾性部材23b,23b’は、背側部Aの側縁部2a,2a’から背側部Aの股下部C寄りの中心部に向って斜め方向に延びている。
また、第1胴部弾性部材23a,23a’及び第2胴部弾性部材23b,23b’は、図2に示すように、背側交差部24a,24a’の形成位置が、パンツ型使い捨ておむつ1Aを着用したときに着用者の大転子7の部位(図4及び図5参照)に当接するように、配されている。
前記パンツ型使い捨ておむつ1Aは、図2に示すように、更に、腹側部Bの左右それぞれに弾性伸縮部E,E’を有し、左右の前記弾性伸縮部E,E’それぞれは、外包材2に配された第3胴部弾性部材23c,23c’と第4胴部弾性部材23d,23d’とが交差して形成された腹側交差部24b,24b’を具備している。
第3胴部弾性部材23c,23c’は、図2に示すように、腹側部Bの側縁部2b,2b’からウエスト開口部4の縁部に向って斜め方向に延び、第4胴部弾性部材23d,23d’は、ウエスト開口部4の縁部4aから腹側部Bの股下部C寄りの中心部に向って斜め方向に延びている。
前記パンツ型使い捨ておむつ1Aの背側部Aの左右の弾性伸縮部D,D’及び腹側部Bの左右の弾性伸縮部E,E’それぞれは、図2に示すように、外包材2に配された補助胴部弾性部材25a,25a’,25b,25b’を、更に有している。
補助胴部弾性部材25a,25a’,25b,25b’それぞれは、図2に示すように、パンツ型使い捨ておむつ1Aの幅方向(中心線WLと同方向)に平行に配されており、補助胴部弾性部材25a,25a’,25b,25b’それぞれは、パンツ型使い捨ておむつ1Aを着用したときに着用者の腸骨稜8aから上前腸骨棘8bにかけての部位(図4及び図5参照)に位置するように配されている。
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aについて、詳述すると、本実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aは、図3に示すように、吸収性コア34を含む吸収性本体3と吸収性本体3の非肌当接面側に位置して該吸収性本体3を固定している外包材2とを備えている。外包材2は、図2に示すように、その長手方向に、背側部A、股下部C及び腹側部Bを有しており、 本実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aは、図1に示すように、外包材2における背側部Aの両側縁部2a,2a’と腹側部Bの両側縁2b,2b’とが、それぞれ、接合されて一対のサイドシール部6、ウエスト開口部4及び一対のレッグ開口部5,5’が形成されている。外包材2の背側部Aは、パンツ型使い捨ておむつ1Aの着用時に、着用者の背側に配される部位であり、腹側部Bは、着用者の腹側に配される部位であり、股下部Cは、着用者の股間部に配される部位である。外包材2の長手方向は、腹側部Bから股下部Cを経て背側部Aに亘る方向又はその逆方向であり、展開状態のおむつの長手方向(図2の上下方向)と同じである。
前記外包材2は、図2及び図3に示すように、その両側縁が、長手方向中央部において内方に括れた形状を有している。また、外包材2は、図2及び図3に示すように、おむつの外面をなす外層シート21、外層シート21の内面側に配されている内層シート22及び両シート21,22間に配設された複数本の弾性部材からなる第1胴部弾性部材23a,23a’、第2胴部弾性部材23b,23b’、第3胴部弾性部材23c,23c’、第4胴部弾性部材23d,23d’、補助胴部弾性部材25a,25a’,25b,25b’、ウエスト弾性部材26a,26a’,26b,26b’、下方補助弾性部材27a,27a’,27b,27b’から形成されており、図2に示すように、外包材2の背側部Aの左右それぞれに弾性伸縮部D,D’及び腹側部Bの左右それぞれに弾性伸縮部E,E’を有している。
前記外包材2の外層シート21は、図3に示すように、外層シート21と内層シート22とによってウエスト弾性部材26a,26a’,26b,26b’を挟持固定する部位よりも更に延出する長さを有し、外層シート21における内層シート22よりも延出した延出領域21B,21Bが吸収性本体3側に折り返されている。内層シート22は、外層シート 21の延出領域21B以外の部分と同形である。外層シート21の延出領域21Bは、吸収性本体3の長手方向両端部と重なる部分が、吸収性本体3の略全幅に亘って接着剤(図示せず)を介して接着されている。
上述したように、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aは、中心線CLに対して左右対称に形成されており、背側部Aの右側の弾性伸縮部Dと左側の弾性伸縮部D’とは、同様の構成であり、腹側部Bの右側の弾性伸縮部Eと左側の弾性伸縮部E’とは、同様の構成であるので、以下の説明では、右側の弾性伸縮部D及び弾性伸縮部Eについて説明する。
背側部Aの前記弾性伸縮部Dは、外層シート21と内層シート22との間に、第1胴部弾性部材23a、第2胴部弾性部材23b、補助胴部弾性部材25a、ウエスト弾性部材26a、下方補助弾性部材27aそれぞれを、伸張状態で固定することにより形成されている。
前記弾性伸縮部Dは、図2に示すように、第1胴部弾性部材23aと第2胴部弾性部材23bとが交差する背側交差部24aを有している。
前記弾性伸縮部Dは、図2に示すように、パンツ型使い捨ておむつ1Aを着用したときに着用者の腸骨稜8aから上前腸骨棘8bにかけての部位(図5参照)に位置する第1領域F1、第1領域F1より外方に位置する第2領域F2、第1領域F1より内方に位置する第3領域F3を有している。
前記第1胴弾性部材23aは、好ましくは10〜150mm、更に好ましくは30〜100mmの幅の中に少なくとも2本以上、好ましくは3本〜10本の弾性部材を有するように配設されている。
第1実施形態の第1胴部弾性部材23aは、図2に示すように、7本の弾性部材から形成されている。7本の弾性部材は、互いに重ならないように配されている。
複数本の第1胴部弾性部材23aの中の中央に位置する弾性部材は、図2に示すように、背側交差部24aの略中心において、パンツ型使い捨ておむつ1Aの幅方向(中心船WLと同方向)に平行で大転子7の中心を通る幅方向大転子中心線7aと角度αで交差しており、レッグ開口部5の縁部5aからウエスト開口部4の縁部に向って斜め方向(角度α)に延びている。
ここで、第1実施形態のレッグ開口部5の縁部5aとは、図2に示すように、複数本の第1胴部弾性部材23aの中の中央に位置する弾性部材が、レッグ開口部5の周縁と接しており、その接点が、側縁部2aの側縁2a1から、0〜190mmの範囲に位置していることをいう。
また、角度αは、好ましくは、0〜90°であり、更に好ましくは、30〜60°である。
前記第2胴弾性部材23bは、好ましくは10〜150mm、更に好ましくは30〜100mmの幅の中に少なくとも2本以上、好ましくは3本〜10本の弾性部材を有するように配設されている。
第1実施形態の第2胴部弾性部材23bは、第1胴部弾性部材23aと同様に、7本の弾性部材から形成されており、各弾性部材は、互いに重ならないように配されている。
複数本の第2胴部弾性部材23bの中の中央に位置する弾性部材は、図2に示すように、背側交差部24aの略中心において、パンツ型使い捨ておむつ1Aの幅方向(中心船WLと胴方向)に平行で大転子7の中心を通る幅方向大転子中心線7aと角度βで交差しており、側縁部2aから背側部Aの股下部C寄りの中心部に向って斜め方向(角度β)に延びている。
ここで、第1実施形態の側縁部2aとは、図2に示すように、複数本の第2胴部弾性部材23bの中の中央に位置する弾性部材が、側縁部2aの側縁2a1と接しており、その接点が、ウエスト開口部4の周縁から、0〜115mmの範囲に位置していることをいう。
また、角度βは、好ましくは、0〜90°であり、更に好ましくは、30〜60°である。
前記第1胴部弾性部材23aと前記第2胴部弾性部材23bとは、図2に示すように、背側交差部24aの形成位置が、パンツ型使い捨ておむつ1Aを着用したときに着用者の大転子7の部位に当接するように、配されている。
ここで、大転子とは、解剖学の用語である。大転子とは、図4及び図5に示す符号7で示されている部位である。
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aを着用した状態で、背側交差部24aの形成位置を着用者の大転子7の部位に当接するように配するためには、パンツ型使い捨ておむつ1Aの寸法と着用者の体格との関係が重要である。
着用対象者が幼児である場合、図2に示すように、背側交差部24aの中心とパンツ型着用物品1の長手方向に延びる中心線CLとの間の距離W1は、好ましくは、105〜155mmであり、更に好ましくは、115〜145mmである。更に、背側交差部24aの中心とパンツ型着用物品1の幅方向に延びる中心線WLとの間の距離L1は、好ましくは、145〜180mmであり、更に好ましくは、155〜175mmである。
腹側部Bの前記弾性伸縮部Eは、外層シート21と内層シート22との間に、第3胴部弾性部材23c、第4胴部弾性部材23d、補助胴部弾性部材25b、ウエスト弾性部材26b、下方補助弾性部材27bそれぞれを、伸張状態で固定することにより形成されている。
前記弾性伸縮部Eは、図2に示すように、第3胴部弾性部材23cと第4胴部弾性部材23dとが交差する腹側交差部24bを有している。
弾性伸縮部Eは、弾性伸縮部Dと同様に、第1領域F1、第1領域F1より外方に位置する第2領域F2、第1領域F1より内方に位置する第3領域F3を有している。
前記第3胴弾性部材23cは、好ましくは10〜150mm、更に好ましくは30〜100mmの幅の中に少なくとも2本以上、好ましくは3本〜10本の弾性部材を有するように配設されている。
本実施形態の第3胴部弾性部材23cは、第1胴部弾性部材23aと同様に、7本の弾性部材から形成されており、各弾性部材は、互いに重ならないように配されている。
複数本の第3胴部弾性部材23cの中の中央に位置する弾性部材は、図2に示すように、腹側交差部24bの略中心において、パンツ型使い捨ておむつ1Aの幅方向(中心船WLと胴方向)に平行で腸骨稜8aと腸骨棘8bとの中心を通る幅方向腸骨中心線8cと角度γで交差しており、腹側部Bの側縁部2bからウエスト開口部4の縁部に向って斜め方向(角度γ)に延びている。
ここで、本実施形態の側縁部2bとは、図2に示すように、複数本の第3胴部弾性部材23cの中の中央に位置する弾性部材が、側縁部2bの側縁2b1と接しており、その接点が、レッグ開口部5の周縁から、0〜115mmの範囲に位置していることをいう。
また、角度γは、好ましくは、0〜90°であり、更に好ましくは、30〜60°である。
前記第4胴弾性部材23dは、好ましくは10〜150mm、更に好ましくは30〜100mmの幅の中に少なくとも2本以上、好ましくは3本〜10本の弾性部材を有するように配設されている。
本実施形態の第4胴部弾性部材23dは、第1胴部弾性部材23aと同様に、7本の弾性部材から形成されており、各弾性部材は、互いに重ならないように配されている。
複数本の第4胴部弾性部材23dの中の中央に位置する弾性部材は、図2に示すように、腹側交差部24bの略中心において、パンツ型使い捨ておむつ1Aの幅方向(中心線WLと同方向)に平行で腸骨稜8aと腸骨棘8bとの中心を通る幅方向腸骨中心線8cと角度δで交差しており、ウエスト開口部4の縁部4aから腹側部Bの股下部C寄りの中心部に向って斜め方向(角度δ)に延びている。
ここで、本実施形態の縁部4aとは、図2に示すように、複数本の第4胴部弾性部材23dの中の中央に位置する弾性部材が、ウエスト開口部4の周縁と接しており、その接点が、側縁部2bの側縁2b1から、0〜190mmの範囲に位置していることをいう。
また、角度δは、好ましくは、0〜90°であり、更に好ましくは、30〜60°である。
前記第3胴部弾性部材23cと前記第4胴部弾性部材23dとは、図2に示すように、腹側交差部24bの形成位置が、パンツ型使い捨ておむつ1Aを着用したときに着用者の腸骨稜8aと腸骨棘8bとのほぼ中心部に当接するように配されている。
ここで腸骨稜及び上前腸骨棘は、解剖学の用語であり、腸骨稜及び上前腸骨棘とは、それぞれ、図5に示す符号8a、8a’で示されている部位である。
1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aを着用した状態で、腹側交差部24bの形成位置を、着用者の腸骨稜8aから上前腸骨棘8bのほぼ中心部に当接するように配するためには、パンツ型使い捨ておむつ1Aの寸法と着用者の体格との関係が重要である。
本実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aは、背側交差部24aの中心とパンツ型使い捨ておむつ1Aの長手方向に延びる中心線CLとの間の距離W1が、腹側交差部24bの中心と長手方向に延びる中心線CLとの間の距離W2より長く、背側交差部24aの中心とパンツ型使い捨ておむつ1Aの幅方向に延びる中心線WLとの間の距離L1が、腹側交差部24bの中心と幅方向に延びる中心線WLとの間の距離L2より短く形成されている。
着用対象者が幼児である場合、距離W2は、好ましくは、85〜135mmであり、更に好ましくは、95〜125mmである。更に、距離L2は、好ましくは、180〜230mmであり、更に好ましくは、145〜180mmである。
本実施形態の第1胴部弾性部材23a,23a’は、図2に示すように、連続しており、右側のレッグ開口部5の縁部5aからウエスト開口部4の縁部に向って斜め方向(角度α)に延び、第2領域F2を経由(吸収性本体3の長手方向端部を迂回)して、左側のレッグ開口部5’の縁部5a’に到達している。
本実施形態の第2胴部弾性部材23b,23b’は、図2に示すように、非連続であり、それぞれ、背側部Aの側縁部2a,2a’と吸収性本体3の側縁部近傍との間に亘って配されており、吸収性本体3の側縁部近傍同士の間には配されていない。本実施形態の第4胴部弾性部材23d,23d’は、始点がウエスト開口部4の縁部4aである以外は、第2胴部弾性部材23b,23b’と同様であり、非連続である。本実施形態の第3胴部弾性部材23c,23c’は、非連続である。
背側部A及び腹側部Bの前記補助胴部弾性部材25a、25bそれぞれは、図2に示すように、複数本の弾性部材から形成されており、各弾性部材は、互いに重ならないように配されている。補助胴部弾性部材25a、25bそれぞれは、パンツ型使い捨ておむつ1Aの幅方向(中心線WLと同方向)に平行に配されている。補助胴部弾性部材25a、25bそれぞれは、パンツ型使い捨ておむつ1Aを着用したときに着用者の腸骨8の腸骨稜8aから上前腸骨棘8にかけての部位(図4及び図5参照)に位置する第1領域F1に配されている。
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aを着用した状態で、背側部Aの補助胴部弾性部材25a及び腹側部Bの補助胴部弾性部材25bそれぞれを、着用者の腸骨稜8aから上前腸骨棘8bにかけての部位に位置するように配するためには、パンツ型使い捨ておむつ1Aの寸法と着用者の体格との関係が重要である。
着用対象者が幼児である場合、図2に示すように、背側部Aの複数本の補助胴部弾性部材25aの中の中央に位置する弾性部材(パンツ型使い捨ておむつ1Aの長手方向に沿う中央位置)と幅方向に延びる中心線WLとの間の距離K1は、好ましくは、180〜230mmであり、更に好ましくは、145〜180mmである。腹側部Bの複数本の補助胴部弾性部材25bの中の中央に位置する弾性部材(パンツ型使い捨ておむつ1Aの長手方向に沿う中央位置)と幅方向に延びる中心線WLとの間の距離K2は、好ましくは、180〜230mmであり、更に好ましくは、145〜180mmである。
着用対象者が成人である場合、距離K1は、好ましくは、300〜350mmであり、更に好ましくは、305〜335mmである。更に、距離K2は、好ましくは、300〜350mmであり、更に好ましくは、305〜335mmである。
第1実施形態の背側部Aの補助胴部弾性部材25aと25a’とは、連続しており、右側の側縁部2aと左側の側縁部2a’との間に亘って配されており、吸収性本体3が存在する部位においては、補助胴部弾性部材25aが、右側の側縁部2aと吸収性本体3の右側側縁部との間に亘って配され、補助胴部弾性部材25a’が、左側の側縁部2a’と吸収性本体3の左側側縁部との間に亘って配されており、吸収性本体3の側縁部近傍同士の間には補助胴部弾性部材が配されていない。腹側部Bの補助胴部弾性部材25bについては、補助胴部弾性部材25aと同様である。
背側部A及び腹側部Bの前記ウエスト弾性部材26a、26bそれぞれは、図2に示すように、複数本の弾性部材から形成されており、各弾性部材は、互いに重ならないように配されている。ウエスト弾性部材26a、26bそれぞれは、パンツ型使い捨ておむつ1Aの幅方向(中心線WLと同方向)に平行に配されている。ウエスト弾性部材26a、26bそれぞれは、第1領域F1より外方に位置する第2領域F2に配されている。
第1実施形態の背側部Aのウエスト弾性部材26aと26a’とは、連続しており、右側の側縁部2aと左側の側縁部2a’との間に亘って配されている。腹側部Bのウエスト弾性部材26bについては、ウエスト弾性部材26aと同様である。
背側部A及び腹側部Bの前記下方補助弾性部材27a、27bそれぞれは、図2に示すように、複数本の弾性部材から形成されており、各弾性部材は、互いに重ならないように配されている。下方補助弾性部材27a、27bそれぞれは、パンツ型使い捨ておむつ1Aの幅方向(中心線WLと同方向)に平行に配されている。下方補助弾性部材27a、27bそれぞれは、第1領域F1より内方に位置する第3領域F3に配されている。
第1実施形態の背側部Aの下方補助弾性部材27aと27a’とは、非連続であり、下方補助弾性部材27aが、右側の側縁部2aと吸収性本体3の右側側縁部との間に亘って配され、下方補助弾性部材27a’が、左側の側縁部2a’と吸収性本体3の左側側縁部との間に亘って配されており、吸収性本体3の側縁部近傍同士の間には下方補助弾性部材が配されていない。腹側部Bの下方補助弾性部材27bについては、下方補助弾性部材27aと同様である。
前記吸収性本体3は、図3に示すように、液透過性の表面シート32、液不透過性又は撥水性の裏面シート33及び両シート32、33間に介在配置された液保持性の吸収性コア34を有しており、実質的に縦長である。吸収性本体3は、外包材2の背側部Aから腹側部Bに跨って配設されており、吸収性本体3の長手方向端部は、外包材2の長手方向端部よりも長手方向内方に後退した位置にある。吸収性本体3は、接着剤、ヒートシール、超音波シール等による接合法によって外包材2の内層シート22に接合されている。
吸収性本体3の前記表面シート32、前記裏面シート33及び前記吸収性コア34は、それぞれ矩形状であり、一体化されて、縦長の吸収性本体3を形成している。表面シート32、裏面シート33及び吸収性コア34としては、それぞれ、従来からこの種のおむつに用いられているものと同様のものを用いることができる。例えば、吸収性コア34としては、吸収性ポリマーの粒子及び繊維材料から構成され、ティッシュペーパ(図示せず)によって被覆されているものを用いることができる。
前記吸収性本体3の長手方向両側部には、図3に示すように、液抵抗性又は撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフス35,35が設けられている。各側方カフス35の自由端部近傍には、側方カフス弾性部材36が伸長状態で配されている。側方カフス35は、おむつの着用時に自由端部側が起立し、吸収性本体3の幅方向への液の流出が阻止される。側方カフス35の形成用の側方カフス形成シート37は、吸収性本体3の幅方向外側の所定幅の部分37Aが、 吸収性コア34の肌当接面側に巻き下げられ、吸収性コア34と裏面シート33との間又は裏面シート33と外包材2との間に固定されている。
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aの形成材料について説明する。
前記外層シート21及び前記内層シート22としては、この種の物品に従来使用されている各種のシート材を特に制限なく用いることができるが、不織布であることが好ましく、特に柔軟性等の観点から、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等からなる単層シート又は積層シートであることが好ましい。外層シート21及び内層シート22として用いる不織布は、撥水性の不織布であることが、漏れ出した尿の被害を低減する観点から好ましい。
前記第1胴部弾性部材23a,23a’、前記第2胴部弾性部材23b,23b’、前記第3胴部弾性部材23c,23c’、前記第4胴部弾性部材23d,23d’、前記補助胴部弾性部材25a,25a’,25b,25b’、前記ウエスト弾性部材26a,26a’,26b,26b’及び前記下方補助弾性部材27a,27a’,27b,27b’それぞれの形成材料としては、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられる各種公知の弾性材料を特に制限なく用いることができる。弾性材料としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性部材の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状(糸ゴム等)若しくは紐状(平ゴム等)のもの、又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を用いることができる。
次に上述した本発明の第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aを使用した際の作用効果について説明する。
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aは、図1〜図3に示すように、背側部Aの左右それぞれに弾性伸縮部D,D’を有し、左右の弾性伸縮部D,D’それぞれは、第1胴部弾性部材23a,23a’及び第2胴部弾性部材23b,23b’とを具備している。
第1胴部弾性部材23a,23a’は、図2に示すように、レッグ開口部5の縁部5a,5a’からウエスト開口部4の縁部に向って斜め方向(角度α)に延び、第2胴部弾性部材23b,23b’は、背側部Aの側縁部2a,2a’から背側部Aの股下部C寄りの中心部に向って斜め方向(角度β)に延びている。また、第1胴部弾性部材23a,23a’及び第2胴部弾性部材23b,23b’は、図2に示すように、背側交差部24a,24a’の形成位置が、パンツ型使い捨ておむつ1Aを着用したときに着用者の大転子7の部位に当接するように、配されている。
このように、第1胴部弾性部材23a,23a’及び第2胴部弾性部材23b,23b’が、配されているため、脚回りに弾性部材を具備しなくても、パンツ型使い捨ておむつ1Aがズレ落ちることがなく、吸収性本体3が着用者にフィットするので、体液の漏れを防止することができる。また、脚回りに弾性部材を具備していないので、着用者の脚回りにゴム跡を残してしまうこともない。
更に、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aは、図2及び図3に示すように、腹側部Bの左右それぞれに弾性伸縮部E,E’を有し、左右の前記弾性伸縮部E,E’それぞれは、第3弾性部材23c,23c’と第4胴部弾性部材23d,23d’とが交差して形成された腹側交差部24b,24b’を具備している。
第3胴部弾性部材23c,23c’は、図2に示すように、腹側部Bの側縁部2b,2b’からウエスト開口部4の縁部に向って斜め方向(角度γ)に延び、第4胴部弾性部材23d,23d’は、ウエスト開口部4の縁部から腹側部Bの股下部C寄りの中心部に向って斜め方向(角度δ)に延びている。
また、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aは、背側交差部24aの中心と長手方向に延びる中心線CLとの間の距離W1が、腹側交差部24bの中心と長手方向に延びる中心線CLとの間の距離W2より長く、背側交差部24aの中心と幅方向に延びる中心線WLとの間の距離L1が、腹側交差部24bの中心と幅方向に延びる中心線WLとの間の距離L2より短く形成されている
このように、第3弾性部材23c,23c’及び第4胴部弾性部材23d,23d’が、配されているため、脚回りに弾性部材を具備しなくても、パンツ型使い捨ておむつ1Aが、更にズレ落ちることがなく、吸収性本体3が着用者にフィットするので、体液の漏れを防止することができる。
更に、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aは、図1〜図4に示すように、背側部Aの左右の弾性伸縮部D,D’及び腹側部Bの左右の弾性伸縮部E,E’それぞれに、補助胴部弾性部材25a,25a’,25b,25b’を、有している。
補助胴部弾性部材25a,25a’,25b,25b’それぞれは、図2に示すように、パンツ型使い捨ておむつ1Aの幅方向(中心線WLと同方向)に平行に配されており、補助胴部弾性部材25a,25a’,25b,25b’それぞれは、パンツ型使い捨ておむつ1Aを着用したときに着用者の腸骨稜8aから上前腸骨棘8bにかけての部位に位置するように配されている。
このように、補助胴部弾性部材25a,25a’,25b,25b’が、配されているため、腸骨でパンツ型使い捨ておむつ1Aを支えやすくすることができ、着用者へのフィット性を更に高めることができる。
次に、本発明の第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつについて、図6及び図7に基づいて説明する。
第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Bについては、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと同様であり、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aの説明が適宜適用される。
第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Bは、図6に示すように、腹側部Bの左右それぞれに弾性伸縮部E,E’を有し、左右の前記弾性伸縮部E,E’それぞれは、2枚のシート材21,22と、2枚のシート材21,22間に配された第5弾性部材23e,23e’とを有している。
第5胴部弾性部材23e,23e’は、ウエスト開口部4の縁部4aから腹側部Bの側縁部2bに向って斜め方向に延び、第5胴部弾性部材23e,23e’は、背側部Aの第2胴部弾性部材23bの側縁部2aの対応位置2a2と接続するように配されている。
前記第5胴弾性部材23e、23e’は、好ましくは10〜150mm、更に好ましくは30〜100mmの幅の中に少なくとも2本以上、好ましくは3本〜10本の弾性部材を有するように配設されている。
第2実施形態の第5胴部弾性部材23eは、第1胴部弾性部材23aと同様に、7本の弾性部材から形成されており、各弾性部材は、互いに重ならないように配されている。
複数本の第5胴部弾性部材23eの中の中央に位置する弾性部材は、図6に示すように、パンツ型使い捨ておむつ1Bの幅方向(中心線WLと同方向)に平行に配置された複数本のウエスト弾性部材26bの中の中央に位置する弾性部材と角度εで交差しており、ウエスト開口部4の縁部4aから腹側部Bの側縁部2bに向って斜め方向(角度ε)に延びている。第5胴部弾性部材23eは、図6及び図7に示すように、背側部Aの第2胴部弾性部材23bの側縁部2aの対応位置2a2と接続するように配されているので、第5胴部弾性部材23eと第2胴部弾性部材23bとは、直線状に連続して配されている。
ここで、本実施形態のウエスト開口部4の縁部4aとは、図6に示すように、複数本の第5胴部弾性部材23eの中の中央に位置する弾性部材が、ウエスト開口部4の周縁と接しており、その接点が、側縁部2bの側縁2b1から、0〜190mmの範囲に位置していることをいう。
また、角度εは、好ましくは、0〜90°であり、更に好ましくは、30〜60°である。
第5胴部弾性部材23e,23e’の形成材料としては、前記第1胴部弾性部材23aと同様に、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられる各種公知の弾性材料を特に制限なく用いることができる。
次に上述した本発明の第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつを使用した際の作用効果について説明する。
第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Bは、図6及び図7に示すように、背側部Aの左右それぞれに弾性伸縮部D,D’を有し、左右の弾性伸縮部D,D’それぞれは、第1胴部弾性部材23a,23a’及び第2胴部弾性部材23b,23b’とを具備している。
第1胴部弾性部材23a,23a’及び第2胴部弾性部材23b,23b’は、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと同様に配されているため、脚回りに弾性部材を具備しなくても、パンツ型使い捨ておむつ1Bがズレ落ちることがなく、吸収性本体3が着用者にフィットするので、体液の漏れを防止することができる。また、脚回りに弾性部材を具備していないので、着用者の脚回りにゴム跡を残してしまうこともない。
更に、第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Bは、図6及び図7に示すように、第5胴部弾性部材23e,23e’が、ウエスト開口部4の縁部4aから腹側部Bの側縁部2bに向って斜め方向(角度ε)に延び、背側部Aの第2胴部弾性部材23bの側縁部2aの対応位置2a2と接続するように配されているので、脚回りに弾性部材を具備しなくても、パンツ型使い捨ておむつ1Bが、更にズレ落ちることがなく、吸収性本体3が着用者にフィットするので、体液の漏れを防止することができる。
次に、本発明の第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつについて、図8に基づいて説明する。
第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Cについては、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと同様であり、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aの説明が適宜適用される。
第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Cは、図8に示すように、背側部Aの左右それぞれに弾性伸縮部D,D’を有しているが、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと異なり、パンツ型使い捨ておむつ1Aを着用したときに着用者の腸骨稜8aから上前腸骨棘8bにかけての部位に位置する第1領域F1には、補助胴部弾性部材25a,25a’が配されていない形態である。
また、第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Cは、図8に示すように、腹側部Bの左右それぞれに弾性伸縮部E,E’を有しているが、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと異なり、第1領域F1には、補助胴部弾性部材25b,25b’が配されておらず、第3胴部弾性部材23c,23c’及び第4胴部弾性部材23d,23d’の何れも配されていない形態である。
次に上述した本発明の第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつを使用した際の作用効果について説明する。
第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Cは、図8に示すように、補助胴部弾性部材25a,25a’,25b,25b’、第3胴部弾性部材23c,23c’及び第4胴部弾性部材23d,23d’の何れも配されていないが、背側部Aの左右の弾性伸縮部D,D’それぞれは、第1胴部弾性部材23a,23a’及び第2胴部弾性部材23b,23b’とを具備している。
第1胴部弾性部材23a,23a’及び第2胴部弾性部材23b,23b’は、第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1Aと同様に配されているため、脚回りに弾性部材を具備しなくても、パンツ型使い捨ておむつ1Cがズレ落ちることがなく、吸収性本体3が着用者にフィットするので、体液の漏れを防止することができる。また、脚回りに弾性部材を具備していないので、着用者の脚回りにゴム跡を残してしまうこともない。
本発明のパンツ型着用物品は、上述の第1〜第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつに何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。また、上述の第1〜第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつにおける各構成要件は、本発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。
例えば、上述の第1〜第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1A,1B,1Cにおいては、外包材2は、その長手方向に、背側部A、股下部C及び腹側部Bを有しているが、外包材2は、背側部Aの部分と腹側部Bの部分の2つに分離されていても良い。
また、上述の第1〜第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1A,1B,1Cにおいては、第1胴部弾性部材23a,23a’、第2胴部弾性部材23b,23b’、第3胴部弾性部材23c,23c’、第4胴部弾性部材23d,23d’、第5胴部弾性部材23e,23e’及び補助胴部弾性部材25a,25a’,25b,25b’それぞれは、外包材2を構成する外層シート21と内層シート22との間に配されているが、外層シート21又は内層シート22の何れかのみを具備する外包材2に配されていても良い。
また、上述の第1〜第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1A,1B,1Cにおいては、第1胴部弾性部材23a,23a’は、図2に示すように、第2領域F2に存在し、連続しているが、第2領域F2に存在せず、非連続でも良い。
また、上述の第1〜第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1A,1B,1Cにおいては、第2胴部弾性部材23b,23b’、第4胴部弾性部材23d,23d’補助胴部弾性部材25a、25b、下方補助弾性部材27a、27bそれぞれは、吸収性本体3の側縁部近傍同士の間には配されていないが、吸収性本体3に皺を形成し難ければ存在していても良く、例えば、弾性部材を細かく分断することにより弾性伸縮性を発現しない状態で存在していても良い。また、熱を付与することにより弾性伸縮性を発現しない状態で存在していても良い。
また、上述の第1〜第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1A,1B,1Cにおいては、背側部Aの第1胴部弾性部材23a,23a’及び第2胴部弾性部材23b,23b’並びに腹側部Bの第3胴部弾性部材23c,23c’及び第4胴部弾性部材23d,23d’それぞれを構成する弾性部材の本数は、同数の7本であるが、同数でなくても良い。
また、上述の第1〜第3実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1A,1B,1Cにおいては、レッグ弾性部材が配されていないが、レッグ開口部の周縁部に弾性部材を配しても良い。
本発明は、パンツ型使い捨ておむつ以外にも、例えば、パンツ型の生理用ナプキン等の吸収性物品に好適に用いることができる。
本発明の第1実施形態であるパンツ型使い捨ておむつの背側部から見た斜視図である。 図1に示すパンツ型使い捨ておむつを展開して伸張した状態を示す展開平面図である。 図2に示すパンツ型使い捨ておむつの分解斜視図である。 図1に示すパンツ型使い捨ておむつを装着した状態を示す図である。 人体の腸骨を示す説明図である。 本発明の第2実施形態であるパンツ型使い捨ておむつを展開して伸張した状態を示す展開平面図である。 図6に示すパンツ型使い捨ておむつの平面図である。 本発明の第3実施形態であるパンツ型使い捨ておむつを展開して伸張した状態を示す展開平面図である。
符号の説明
1A,1B,1C パンツ型使い捨ておむつ
2 外包材
2a 背側部Aの側縁部
2b 腹側部Bの側縁部
21 外層シート
21B 延出領域
22 内層シート
23a,23a’ 第1胴部弾性部材
23b,23b’ 第2胴部弾性部材
23c,23c’ 第3胴部弾性部材
23d,23d’ 第4胴部弾性部材
23e,23e’ 第5胴部弾性部材
24a,24a’ 背側交差部
24b,24b’ 腹側交差部
25a,25a’,25b,25b’ 補助胴部弾性部材
26a,26a’,26b,26b’ ウエスト弾性部材
27a,27a’,27b,27b’ 下方補助弾性部材
3 吸収性本体
32 表面シート
33 裏面シート
34 吸収性コア
35 側方カフス
36 側方カフス弾性部材
37 側方カフス形成用シート
4 ウエスト開口部
4a ウエスト開口部4の縁部
5,5’ レッグ開口部
5a,5a’ レッグ開口部5,5’の縁部
6,6’ サイドシール部
7 大転子
7a 幅方向大転子中心線
8 腸骨
8a 腸骨稜
8b 腸骨棘
8c 幅方向腸骨中心線
A 背側部
B 腹側部
C 股下部
D,D’ 背側部Aの弾性伸縮部
E,E’ 腹側部Bの弾性伸縮部

Claims (5)

  1. 腹側部の両側縁部と背側部の両側縁部とが互いに接合されて、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有するパンツ型着用物品であって、
    背側部の左右それぞれに弾性伸縮部を有し、
    左右の前記弾性伸縮部それぞれは、外包材に配された第1胴部弾性部材と第2胴部弾性部材とが交差して形成された背側交差部を具備しており、
    前記第1及び前記第2胴部弾性部材は、前記背側交差部の形成位置が、前記パンツ型着用物品を着用したときに着用者の大転子の部位に当接するように、配されており、
    腹側部の左右それぞれに弾性伸縮部を有し、
    左右の前記弾性伸縮部それぞれは、外包材に配された第3胴部弾性部材と第4胴部弾性部材とが交差して形成された腹側交差部を具備しており、
    前記第1、前記第2、前記第3及び前記第4胴部弾性部材それぞれが、斜め方向に延び、
    前記第1胴部弾性部材は、前記レッグ開口部の縁部から前記ウエスト開口部の縁部に向って延び、
    前記第2胴部弾性部材は、前記背側部の前記側縁部から前記背側部の股下部寄りの中心部に向って延びており、
    前記第3胴部弾性部材は、前記腹側部の前記側縁部から前記ウエスト開口部の縁部に向って延び、
    前記第4胴部弾性部材は、前記ウエスト開口部の縁部から前記腹側部の股下部寄りの中心部に向って延びているパンツ型着用物品。
  2. 前記背側交差部の中心とパンツ型着用物品の長手方向に延びる中心線との間の距離が、前記腹側交差部の中心と該中心線との間の距離より長く、
    前記背側交差部の中心とパンツ型着用物品の幅方向に延びる中心線との間の距離が、前記腹側交差部の中心と該中心線との間の距離より短い請求項1に記載のパンツ型着用物品。
  3. 背側部及び/又は腹側部の左右の前記弾性伸縮部それぞれは、外包材に配された補助胴部弾性部材を有し、該補助胴部弾性部材は、パンツ型着用物品の幅方向に平行に配され且つ前記パンツ型着用物品を着用したときに着用者の腸骨稜から上前腸骨棘にかけての部位に位置するように配されている請求項1又は2に記載のパンツ型着用物品。
  4. 前記外包材が2枚のシート材からなる請求項1〜の何れか1項に記載のパンツ型着用物品。
  5. 前記第1〜前記第胴部弾性部材及び補助胴部弾性部材は、それぞれ、全て又は少なくとも1つが、複数本の弾性部材からなっており、複数本の該弾性部材は、互いに重ならないように配されている請求項1〜の何れか1項に記載のパンツ型着用物品。
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