JP5106957B2 - 織機の綜絖枠の振動防止装置 - Google Patents

織機の綜絖枠の振動防止装置 Download PDF

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Description

本発明は、前後に並べた綜絖枠の前後を一対のガイドプレートによって挟むようにして案内する織機の綜絖枠の振動防止装置に関する。
織機は、前後に並べた複数の綜絖枠の開口運動に伴う振動を抑える為、各綜絖枠の枠体の左枠体部および右枠体部を、左右のフレームに設けられる案内部材の上下方向に延在する溝内にそれぞれ挿入して、織り幅方向および前後方向における綜絖枠の振動を抑えるほか、織り幅の中央位置または織り幅をほぼ按分する複数箇所において、一対のガイドプレートを、前側および後側ガイドプレートとして前後に対向して配置している。該一対のガイドプレートの間に複数の綜絖枠が配置されることにより、一対のガイドプレートは、綜絖枠の前後方向の振動を抑える。
以下、詳説すると、綜絖枠の枠体の上枠体部は、ガイドプレートの位置に対応して木製またはプラスチック製のスライドプレートが設けられる。そして、最も前側および最も後側の綜絖枠は、前方向の変位および後方向の変位を、それぞれのスライドプレートが対向するガイドプレートによって規制されながら、上下動(開口運動)する。綜絖枠は、一対のガイドプレートによって左右のフレームから離間した位置で上枠体部が制振されることにより、開口運動に伴う前後方向の振動が、綜絖枠全体で抑えられる。その結果、綜絖枠やその案内部材の磨耗、破損を抑えられると共に、騒音の発生が抑えられる。
特許文献1に記載される綜絖枠の振動防止装置では、前後に離間した一対のガイドプレートを設けるため、左右のフレームの間に1本のステーが架設されており、一対のガイドプレートのうち一方のガイドプレートが、ステーに固定されている。他方のガイドプレートは、上方位置に在って綜絖枠と干渉しない位置に配設されるシャフトを介して、一方のガイドプレートによって支持されており、一対のガイドプレートとシャフトとは、一対のガイドプレートを2面として、逆U状の一体物を形成している。
特開2001−181938号公報
しかし、前記他方のガイドプレートは、ステーに対し上下方向および前後方向に突出しており、前記一方のガイドプレートとシャフトとを介して、ステーに所謂片持ち支持されている。一対のガイドプレートには、綜絖枠の開口運動の際に、綜絖枠が前後方向に振動して変位することによる前後方向の力と、綜絖枠が前後方向に振動して接触し表面を摩擦することによって生じる上下方向の力とが加わる。前記他方のガイドプレートは、ステーに所謂片持ち支持されており、複数の綜絖枠の厚さ分だけ前記一方のガイドプレートから離れた位置にシャフトによって支持されているので、前記前後方向の力および前記上下方向の力は、ステーに大きなモーメントを作用させる。また、綜絖枠の枚数は製織条件によって異なるため、枚数が多い場合には、より大きなモーメントを作用させることになる。
そのため、ステーは、前記2つの力が比較的弱い力であっても容易に捩じられて変形する。一対のガイドプレートは、支持されているステーの捩れにより前後方向に傾斜しつつ、前後方向に変位するため、綜絖枠の前後方向の振動を充分に抑えることができない。特に、前記他方のガイドプレートは、ステーの捩れが拡大されて前後方向に大きく変位し、綜絖枠の前後方向の振動を有効に抑えることができない。
特に、幅広織物、使用する綜絖枠数の多い織物、および経糸張力が大きいため綜絖枠に加わる力が大きい重目織物を製織する場合に、上記現象は顕著となり、綜絖枠の振動と、振動に伴う騒音が激しくなると共に、綜絖枠の破損を招く。それらを避けるには、織機の運転は、回転数を低下させざるを得なく、その結果、生産効率を悪化させることになる。
本発明の解決課題は、開口運動に伴う綜絖枠の前後の振動と振動に伴う騒音を、綜絖枠数に影響されることなく確実に抑え、もって織機の高速運転を可能にすることである。
本発明は、織機の前後方向に対向すると共に間に複数の綜絖枠が配設される一対のガイドプレートを有し、最も前側の綜絖枠が開口運動による上下動時に前側のガイドプレートに摺動して案内されると共に最も後側の綜絖枠が開口運動による上下動時に後側のガイドプレートに摺動して案内されることにより、綜絖枠の前後方向の振動を抑える織機の綜絖枠の振動防止装置を前提とする。
そして、請求項1の発明は、織機の左右のフレーム間に架設されると共に間に前記複数の綜絖枠が配設されるように前後方向に離間して設けられる一対のステーであってそれぞれが前記一対のガイドプレートのうちの対応するガイドプレートを支持する一対のステーと、前後方向に延在して前記一対のステーを互いに連結する連結部材とを備え、前記一対のステーのうち少なくとも後側に架設されるステーは、前記左右のフレームに対し前後方向に調整可能に設けられ、前記連結部材は前記一対のステーのうちの後側又は両側の調整に伴って、前記一対のステーとの連結位置のうち少なくとも1つが前後方向に調整される。
なお、連結部材は、綜絖枠の開口運動を妨げないように、綜絖枠の開口運動における最上方位置よりも上方位置で、前後方向に延在する。
また、請求項2の発明は、前記一対のステーは、前記連結部材と前記一対のガイドプレートとを介して互いに連結される。
更に、請求項3の発明は、前記連結部材は、一端側が一対のガイドプレートのうち一方に固定されて、他端側のみが連結位置を前後方向に調整可能に他方に連結される。
請求項1の発明では、一対のガイドプレートをそれぞれ前後一対のステーに設けると共にステーを互いに連結したことで、従来のようなステーの捩れに伴うガイドプレートの前後方向の変位が最小限となるため、有効に綜絖枠の振動を抑えることができる。しかも、一対のステーのうち少なくとも後側のステーを前後方向に位置調整可能に設けると共に、当該調整に伴う連結部材の連結位置を調整することにより、綜絖枠の枚数に関係なく前記変位を最小限に維持でき、確実に綜絖枠の振動を抑えることができる。

請求項2の発明では、一対のガイドプレートが連結部材によって連結されることになるため、ガイドプレートの変位が一層確実に抑えられ、確実に綜絖枠の前後方向の振動が抑えられる。
請求項3の発明では、連結部材は、後側に架設されるステーの前後方向の調整に伴うガイドプレートとの連結位置の調整を、他端側のみで行い、作業が容易となる。
図1〜図5は、本発明の綜絖枠の振動防止装置6の第1の実施例を示す。図1は織機の左右に亘る全体を示す正面図であり、図2は図1において織り幅の中央付近から左側方向に視た一部、断面図で示す側面図であり、振動防止装置6の要部を示し、図3は図1における左側部分を一部、断面図で示す平面図であり、振動防止装置6の要部を示し、図4は図1において前側ステー9を取り外した状態を示す正面図であり、左側部分、および織り幅の中央付近を示し、図5は図2に対し、綜絖枠3の枚数を多くした状態を示す。なお、振動防止装置6は、左右対称形状なので、以後の説明においては、左側のみを説明し、右側を省略することがある。
織機は、図1に示す正面図のように、織幅方向の左右に左側のフレーム1と右側のフレーム2が配置され、左右のフレーム1、2の間に前後に並べた複数の綜絖枠3が配置され、左右のフレーム1、2に設けられる図示しない案内部材によって、複数の綜絖枠3は、枠体の図示しない左枠体部分および右枠体部分が案内されて、上下動可能に支持されている。各フレーム1、2から上方に突出してサイドスタンド4、5が設けられる。該サイドスタンド4、5は、ボルト32、ナット31を介して取り外し可能に各フレーム1、2に固定されて、各フレーム1、2とそれぞれ一体物化されることにより、本発明の左側のフレームおよび右側のフレームを構成する。図1では、綜絖枠3は、枠体のうち上枠体部分3aのみが明示され、各上枠体部分3aには、織幅方向の中間部に木製又はプラスチック製のスライドプレート3bが固定されている。該スライドプレート3bは、上枠体部分3aより大きい厚みを有しており、下端が開口して下側部分にコ字状溝が形成され、該溝に上枠体部分3aが嵌合された状態で上枠体部分3aに固定されることにより、上側部分が上枠体部分3aから上方に突出する。各綜絖枠3のスライドプレート3bは、織り幅方向において同じ位置に設けられて、前後方向の変位を互いに規制している。
第1の実施例の振動防止装置6は、前後に並んだ複数の綜絖枠3のうち、最も前側位置(最も織前に近い位置)の綜絖枠3のスライドプレート3bの前面、および最も後側位置の綜絖枠3のスライドプレート3bの後面をそれぞれ案内する一対のガイドプレートとしての前側ガイドプレート7、後側ガイドプレート8と、各ガイドプレート7、8を支持する一対のステーとしての前側ステー9、後側ステー11と、前側ガイドプレート7と後側ガイドプレート8とを、織り幅方向に離間した2位置でそれぞれ連結する連結部材12とを含む。前側ガイドプレート7と前側ステー9、および後側ガイドプレート8と後側ステー11は、ボルト締結、溶接等によって一体物に接合されており、本実施例では溶接によって一体物に接合されている。
側辺部13aと前辺部13cとを有してL型断面のフロントステーホルダ13が、左右兼用で用いられ、左右のサイドスタンド4、5の内側面に、前後方向、即ち、経糸方向に調整可能に固定される。詳説すると、フロントステーホルダ13は、側辺部13aに前後方向に延在する2つの長孔13bを有しており、ボルト36が、長孔13bを挿通してサイドスタンド4に設けられるメネジ4aにネジ込まれることにより、フロントステーホルダ13は、ボルト36、座金34を介してフレームを構成するサイドスタンド4、5に対し前後方向に調整可能に固定される。
フロントステーホルダ13は、前辺部13cにメネジ13dを有し、一方、前側ステー9は、矩形パイプで形成され、両端部に、ボルト孔9aが前面、後面に同軸に設けられて前後方向に貫通し、前面のボルト孔9aは、後面のボルト孔9aよりも大径に形成されてボルト35の頭部が挿通されることを可能としている。前側ステー9は、ボルト35がボルト孔9aに挿通されてフロントステーホルダ13のメネジ13dにネジ込まれることにより、両端部が左右のフロントステーホルダ13の前辺部13cに、それぞれ固定される。前述のように、フロントステーホルダ13は、サイドスタンド4、5に対し前後方向に調整可能に固定されており、前側ステー9は、フロントステーホルダ13を介して、フレーム1、2に対し前後方向に調整可能に固定される。
サイドスタンド4は前後方向に延在する2つの長孔4bを有し、また内側面の2つの長孔4bを全て含む領域に取付溝4cが形成されており、該取付溝4cに、側辺部15aと上辺部15cとを有してL型断面のリアステーホルダ15が、左右兼用で用いられ、前後方向に調整可能に固定される。詳説すると、リアステーホルダ15は側辺部15aにメネジ15bを有しており、該メネジ15bにボルト33が長孔4bに挿通されてネジ込まれることにより、リアステーホルダ15は、側辺部15aの下端が取付溝4cの溝壁4dに接した状態で、ボルト33、座金34を介して、サイドスタンド4、5に対し前後方向に調整可能に固定される。
リアステーホルダ15は、更に上辺部15cにメネジ15dを有し、一方、後側ステー11は、矩形パイプで形成されると共に、両端部に、ボルト孔11aが上面、下面に同軸に設けられて上下方向に貫通し、上面のボルト孔11aは、下面のボルト孔11aよりも大径に形成されてボルト40の頭部が挿通されることを可能としている。後側ステー11は、ボルト40がボルト孔11aに挿通されてリアステーホルダ15の上辺部15cのメネジ15dにネジ込まれ、両端部が左右のリアステーホルダ15の上辺部15cに、それぞれ固定される。前述のように、リアステーホルダ15はサイドスタンド4、5に対し前後方向に調整可能に固定されており、後側ステー11は、リアステーホルダ15を介して、フレーム1、2に対し前後方向に調整可能に固定される。
前側ガイドプレート7は、最も前側の綜絖枠3のスライドプレート3bが摺動する左右対称な板であって、下部を前側ステー9の後面に溶接されて前側ステー9と一体物となると共に、前側ステー9から上方に突出する。上部を幅広に形成し、上端部には、円弧状の窪み7aが、織り幅方向に離間して左右対称に2つ形成される。
後側ガイドプレート8は、左右対称に形成され、最も後側のスライドプレート3bが摺動し、下部を後側ステー11の前面に溶接されて後側ステー11と一体物となると共に、後側ステー11から上方に突出する。また、後側ガイドプレート8は、上部を幅広に形成されると共に上端部8bが下部よりも後方に向かって肉厚に形成されており、該上端部8bには、円弧状の窪み8aが、前側ガイドプレート7の円弧状の窪み7aに対応して2つ形成されるほか、複数のメネジ8cが織り幅方向に離間して設けられる。
前側ガイドプレート7と後側ガイドプレート8とは、2つのシャフト18を介して連結される。詳説すれば、該シャフト18は、オネジ部18aと円筒部18bとから形成され、円筒部18bがオネジ部18aよりも大径に形成されることにより、オネジ部18aと円筒部18bとの境界に段部面が形成される。シャフト18は、オネジ部18aが前側ガイドプレート7の円弧状の窪み7aに挿通され、円筒部18bが後側ガイドプレート8の窪み8aに挿通される。シャフト18は、オネジ部18aにナット19がネジ込まれて、前記段部面とナット19とで前側ガイドプレート7を挟持することにより、前側ガイドプレート7に固定される。また、シャフト18は、円筒部18bが、後側ガイドプレート8の上端部8bと、該上端部8bに載置されるシャフト押え23とによって、ボルト37を介して挟持されることにより、後側ガイドプレート8に固定される。詳説すれば、シャフト押え23には、円弧状の窪み23aが2つ、後側ガイドプレート8の円弧状の窪み8aに対応して形成され、またメネジ8cに対応して複数のボルト孔23bが設けられている。シャフト18の円筒部18bが、窪み8aに挿通された状態で、シャフト押え23が後側ガイドプレート8に載置される。その状態で、ボルト37がボルト孔23bに挿通されてメネジ8cにネジ込まれることにより、シャフト18は、円筒部18bが後側ガイドプレート8とシャフト押え23とによって挟持され、後側ガイドプレート8に固定される。これにより、シャフト18は、円筒部18bが前後方向に任意の所望の位置で、後側ガイドプレート8に固定される。本実施例では、シャフト18は、連結部材12としての剛性を高め、かつ、綜絖枠3のスライドプレート3bとの干渉を避けるために、2つ設けられ、織り幅方向にスライドプレート3bよりも互いに離間する共に、上枠体部分3aの開口運動における最上方位置よりも上方で前後方向に延在する。
なお、サイドスタンド4、5の長孔4b、5bは、フロントステーホルダ13の長孔13bよりも、延在長さを長くして形成されており、後側ステー11は、前後方向の調整量が前側ステー9よりも長い。従って、前側ステー9の固定位置を微調整することにより、最前方位置に配設される綜絖枠3を、筬打ち運動と干渉しない位置であって、できるだけ筬に接近した位置に配置可能となる。また、後側ステー11の固定位置を調整することにより、最後方位置に配設される綜絖枠3の前後方向の調整に対応でき、織物が変更されて綜絖枠3の枚数が変更された場合に対応する。
図5は、図2に対し、綜絖枠3の枚数を多くした状態を示し、リアステーホルダ15が送出方向に移動して後方に後退し、そのため後側ガイドプレート8が後退するのに伴って、シャフト18の円筒部18bは、後側ガイドプレート8との連結位置が後退する。
本実施例では、一対のステー9、11の連結部材12は、2つのシャフト18、シャフト押え23、ボルト37、およびナット19によって形成され、また、前側ガイドプレート7の2つの窪み7a、後側ガイドプレート8の2つの窪み8a、3つのメネジ8cを含む。なお、本実施例では、シャフト18の円筒部18bは、前後方向に任意の所望の位置で、後側ガイドプレート8に固定されるが、逆の構成、即ち、前側ガイドプレート7に前後方向に任意の所望の位置で固定される構成としてもよい。また、本実施例では、シャフト18の円筒部18bは、後側ガイドプレート8とシャフト押え23とによって挟持され、後側ガイドプレート8に固定されるが、後側ガイドプレート8にシャフト挿通孔を設け、押しネジにより円筒部18bが、前後方向に任意の所望の位置で、後側ガイドプレート8に固定されるようにしてもよい。更に、シャフト18は、円筒部18bの反オネジ部18a側にオネジが形成され、該オネジにネジ込まれる2つのナットが後側ガイドプレート8を挟持し、2つのナットの位置を調整することにより、シャフト18は、前後方向に任意の所望の位置で、後側ガイドプレート8に固定されるようにしてもよい。更に、異なる長さのシャフト18を複数用意し、綜絖枠3の枚数に対応してシャフト18を交換してもよく、交換前のシャフト18と交換後のシャフト18は、共に連結部材12として見なされ、後側ガイドプレート8との連結位置が前後方向に調整される。
本実施例では、左右のフレーム1、2に、前後方向の長孔4b、5bを有するサイドスタンド4、5が設けられ、該サイドスタンド4、5は、フレーム1、2と共に、フレームを構成するが、ボルト締結されて左右のフレーム1、2に対し取り外し可能である。そのため、フレーム1、2に対し長孔4b、5bの位置が異なるサイドスタンド4、5を複数用意して、対応する綜絖枠3の枚数の範囲を異ならせことにより、長孔4b、5bの前後方向長さが長くなるのを回避できる。また、綜絖枠3の枚数が少ない場合に、サイドスタンド4、5の前後方向長さが長くなるのを抑える。例えば、サイドスタンド4、5を、綜絖枠3の4〜10枚用、8〜14枚用、12〜18枚用と複数種類設け、織物仕様に応じて、サイドスタンド4、5を交換する。
次に、本発明の綜絖枠の振動防止装置6の第2の実施例を図6、図7に示す。図6は、第1の実施例の図2に対応して、同様に、織り幅の中央近傍から左側方向に視た側面図であり、図7は第1の実施例の図3に対応して、同様に、左側部分を示す平面図である。
サイドスタンド4は、前後方向の長孔が設けられおらず、代わりに丸孔であるボルト孔4eが、一対設けられる。ボルト33がボルト孔4eに挿通され、リアステーホルダ15の側辺部15aに設けられるメネジ15bにネジ込まれることにより、リアステーホルダ15は、側辺部15aがサイドスタンド4に固定される。リアステーホルダ15は、上辺部15cに前後方向に等ピッチで配設される複数のメネジ15dを有しており、後側ステー11は、ボルト40がボルト孔11aに挿通されてリアステーホルダ15のメネジ15dの1つにネジ込まれ、両端部がリアステーホルダ15に固定されることにより、リアステーホルダ15を介して、フレーム1、2に固定される。後側ステー11を前後方向に移動してボルト40がネジ込まれるメネジ15dを変更することにより、後側ステー11は、フレーム1、2に対し前後方向に調整されて固定される。なお、リアステーホルダ15の上辺部15cに前後方向に等ピッチで配設される複数のメネジ15dは、綜絖枠3の配置ピッチと同一ピッチで配設されることが望ましい。また、サイドスタンド4は、ボルト孔4eの代わりに第1の実施例と同様、前後方向の長孔4bを設けてもよく、綜絖枠3の適用枚数範囲を多くできる。また、ボルト孔4eを、前後方向に異ならせて複数対だけ設けてもよく、同様、綜絖枠3の適用枚数範囲を多くできる。
本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、前後のガイドプレート7、8同士をシャフト18で連結せずに、または連結した状態で、ガイドプレート7、8とのほか、前後のステー9、11に一対の第1連結体を設け、該一対の第1連結体同士を連結してもよい。詳説すれば、一対の第1連結体を前後のステー9、11からそれぞれ上方に延在させて対向させ、綜絖枠3の上枠体部分3aと干渉する恐れのない上方位置で、第2連結体を用いて、一対の第1連結体同士を連結する。この場合、第2連結体と一対の第1連結体とが、本発明の連結部材12を構成する。
本発明の綜絖枠の振動防止装置の第1の実施例を全体的に示す正面図である。 図1の織機中央付近から左側を見た側面図である。 図1の左側を上から見た平面図である。 図1において前側ステー、フロントステーホルダを外した状態を示す正面図であり、左側部分、および織り幅の中央付近を示す。 図2において綜絖枠を増やした状態を示す側面図である。 発明の綜絖枠の振動防止装置の第2の実施例示す側面図である。 図6を上から見た平面図である。
符号の説明
1フレーム、
2フレーム、
3綜絖枠、3a上枠体部分、3bスライドプレート、
4サイドスタンド、4aメネジ、4b長孔、4c取付溝、4d溝壁、4eボルト孔、
5サイドスタンド、5b長孔
6振動防止装置、
7前側ガイドプレート、7a窪み、
8後側ガイドプレート、8a窪み、8b上端部、8cメネジ、
9前側ステー、9aボルト孔
11後側ステー、11aボルト孔、
12連結部材、
13フロントステーホルダ、13a側辺部、13b長孔、13c前辺部、13dメネジ、
15リアステーホルダ、15a側辺部、15bメネジ、15c上辺部、15dメネジ、
18シャフト、18aオネジ部、18b円筒部、
19ナット、
23シャフト押え、23a窪み、23bボルト孔、
31ナット、32ボルト、33ボルト、34座金、35ボルト、36ボルト、37ボルト、40ボルト

Claims (3)

  1. 織機の前後方向に対向すると共に間に複数の綜絖枠(3)が配設される一対のガイドプレート(7、8)を有し、最も前側の綜絖枠(3)が開口運動による上下動時に前側のガイドプレート(7)に摺動して案内されると共に最も後側の綜絖枠(3)が開口運動による上下動時に後側のガイドプレート(8)に摺動して案内されることにより、綜絖枠の前後方向の振動を抑える織機の綜絖枠の振動防止装置(6)において、
    織機の左右のフレーム(1、2)間に架設されると共に間に前記複数の綜絖枠(3)が配設されるように前後方向に離間して設けられる一対のステー(9、11)であってそれぞれが前記一対のガイドプレート(7、8)のうちの対応するガイドプレートを支持する一対のステー(9、11)と、
    前後方向に延在して前記一対のステー(9、11)を互いに連結する連結部材(12)とを備え、
    前記一対のステー(9、11)のうち少なくとも後側に架設されるステー(11)は、前記左右のフレーム(1、2)に対し前後方向に調整可能に設けられ
    前記連結部材(12)は前記一対のステー(9、11)のうちの後側又は両側の調整に伴って、前記一対のステー(9、11)との連結位置のうち少なくとも1つが前後方向に調整されることを特徴とする織機の綜絖枠の振動防止装置。
  2. 前記一対のステー(9、11)は、前記連結部材(12)と前記一対のガイドプレート(7、8)とを介して互いに連結されることを特徴とする請求項1記載の織機の綜絖枠の振動防止装置。
  3. 前記連結部材(12)は、一端側が一対のガイドプレート(7、8)のうち一方に固定されて、他端側のみが連結位置を前後方向に調整可能に他方に連結されることを特徴とする請求項2記載の織機の綜絖枠の振動防止装置。

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