JP5106454B2 - 無線リソース制御方法及び基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、無線リソース分割方法に関し、特に、基地局の間の干渉を低減するために周波数及び電力を割り当てる技術に関する。
近年は、広帯域、高速の通信サービスの需要が高まっており、これらの通信サービスを実現するための無線通信システムの開発が進められている。広帯域、高速の通信サービスとは、例えば、ベストエフォート型のデータ通信、VoIP音声通信、映像コンテンツのストリーミング配信等である。
CDMA(Code Division Multiple Access)を使用した第3世代のセルラ無線通信システムは、IP網を介して、マルチメディア情報を利用者に提供することができる。
また、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を使用したセルラ無線通信システムが、CDMAの次の世代の無線通信システムとして注目されている。OFDMAは、直交する複数の搬送波を周波数軸上で直交多重することによって、周波数の利用効率を向上させる技術である。
OFDMAを使用したセルラ無線通信システムは、第3.9世代セルラ無線通信システムである。OFDMAの代表的な規格には、LTE(Long Term Evolution)及びUMB(Ultra Mobile Broadband)がある。これらの規格は、各々、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、3GPP2によって国際的に定められている。
なお、OFDMAを使用したセルラ無線通信システムは、CDMAを使用したセルラ無線通信システムに比べて、隣接する基地局からの干渉電力の影響を大きく受けることが知られている。このため、OFDMAを使用したセルラ無線通信システムでは、基地局を配置するための設計が難しい。特に、自基地局のセルの端部(セルエッジ)において、自基地局から送信された無線信号の電力レベルと隣接する基地局からの干渉電力の電力レベルとが近づくので、チャネル品質を表す指標であるSINR(Signal to Interference and Noise power Ratio)が顕著に劣化する問題がある。
この問題を解決するには、セルラ無線通信システムにFFR(Fractional Frequency Reuse)を採用するとよい。FFRは、ある基地局のセルエッジに位置する移動局と隣接する他の基地局のセルエッジに位置する移動局とのそれぞれに、高い電力が設定された異なる周波数帯を割り当てる技術である。FFRによると、セルラ無線通信システムは、各セルエッジに位置する移動局が隣接するセルから受ける干渉電力の影響を少なくすることができる。
図2Aは、従来の非FFRのセルラ無線通信システムの概要を示す説明図である。
FFRを採用しないセルラ無線通信システムは、周波数リソースの全帯域(f0)を使用して、無線信号を同じ電力で送信する。このため、セルの中央部(セルセンタ)とセルエッジとを同じ周波数帯を使用して、無線信号の送受信のスケジューリングをすることができる。しかし、基地局201のセルエッジに位置する移動局は、隣接する他の基地局201から送信される無線信号の干渉電力を大きく受ける。
そこで、FFRをセルラ無線通信システムに採用することが提案された。
図2Bは、従来のFFRのセルラ無線通信システムの概要を示す説明図である。
FFRを採用したセルラ無線通信システムは、無線信号を送信する周波数帯(f0)を複数の周波数帯に分割し、分割された各周波数帯(例えば、f1、f2、f3)に大きさの異なる電力を設定する。セルラ無線通信システムは、分割された周波数帯f1、f2、f3と周波数帯f1、f2、f3に設定される電力との組合せを各基地局201毎に変えることによって、基地局201のセルエッジに位置する移動局が隣接するセルから受ける干渉電力を抑えることができる。
図2Cは、従来のFFRの周波数帯を示す説明図である。
無線信号を送信する周波数帯(f0)は、複数の周波数帯(例えば、f1、f2、f3)に分割される。
また、データ通信を高速化する技術として、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)がある。HARQは、物理層及びMAC(Media Access Control)層で実行されるパケットを再送する技術である。HARQは、RLC(Radio Link Control)層で実行される他の再送技術より優れている。HARQには、IR(Incremental Redundancy)とCC(Chase Combining)との二つの合成方法がある。
CCでは、送信側はパケットを複数回送信し、受信側は複数回分のパケットに含まれるデータを合成する。CCによると、再送回数が多くなると、電力(受信レベル)が向上するので、データ復号が成功する確率は高くなる。
一方、IRでは、送信側は誤り訂正符号を含めたパケットを複数回再送し、受信側は受信した複数回分のパケットに含まれる各誤り訂正符号を用いてパケットに含まれるデータを復号する。IRによると、再送回数が多くなると、CCの効果である電力合成効果に加えて、受信側がデータ復号のために用いる誤り訂正符号の冗長ビットが増加していくので、データ復号が成功する確率は高くなる。したがって、IR又はCCのいずれによっても、パケットの再送回数が多くなると、受信側でのデータ復号の確率が上がるので、送信成功(ACK)の確率は高くなる。
図3は、従来のHARQの概要を説明する説明図である。
HARQでは、電力が再送ターゲット回数に基づいて分割される。ここで、再送ターゲット回数とは、所要の電力を満たすために必要なトラフィックの再送回数である。例えば、図3の再送ターゲット回数が1回の場合では、送信1回当たりの電力が高く設定されているので、2回目のトラフィックの送信によって、加算された電力が所要の電力を超える。また、図3の再送ターゲット回数が3回の場合では、送信1回当たりの電力が低く設定されているので、4回目のトラフィックの送信によって、加算された電力が所要の電力を超える。
一般的に、HARQの効果を最大限に得るために、再送ターゲット回数を多くするとよい。また、HARQでは、再送ターゲット回数で所要の電力を超えるように、変調符号(MCS:Modulation and Coding Scheme)が選択される。
HARQでは、前述したように、再送ターゲット回数が多くなると、送信成功となる確率(累積成功確率)は向上する。再送ターゲット回数が多い場合、当初の再送ターゲット回数となる前に送信成功となる(Early Termination)こともある。
しかし、例えば、図3の再送ターゲット回数が3回の場合では、送信側と受信側との通信の遅延時間が長くなる問題がある。したがって、遅延要求の厳しいトラフィックについては、再送ターゲット回数を多くすることができない。このため、現行のCDMAを使用したセルラ無線通信システムでは、再送ターゲット回数を少なくするため、遅延要求の厳しいトラフィックには高い電力を設定する。
ところが、再送トラフィックに高い電力を設定すると、図3の再送ターゲット回数が1回の場合のとおり、再送によって加算された電力が所要の電力を大きく超えるので、電力が過剰となる。
なお、ここで、HARQでは、再送パケットは誤り率を少なくするために用いられるパケットであるため、移動局側が受信する再送パケットの受信品質は、初回送信パケットの受信品質より低くてもよい。このため、現行のCDMAを使用したセルラ無線通信システムでは、再送パケットの電力を低くすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、「IR型のHARQでは2回目以降のパケット送信は補助的なものであり、大電力を必要としないことから、2度目以降の電力を削減して送信する」と記載されている。
特開2004−173017号公報
無線通信システム全体でのスループットを向上させるためには、不必要な高い電力を送信しないことが効果的である。しかしながら、電力を抑えると、セルの半径の縮小、又は、通信速度が低下する問題が生じるので、過剰な電力のみを抑えなければならない。
前述した特許文献1に記載された技術によると、CDMAを使用したセルラ無線通信システムの基地局は、再送トラフィックの過剰な電力を抑えることができる。しかし、CDMAを使用したセルラ無線通信システムの基地局は、自セル内干渉電力のみを考慮しており、他セルを意識した電力制御を実施していない。そのため、他セルに与えるセル間干渉電力の低減効果は低いと考えられる。
一方、次世代のOFDMAを使用したセルラ無線通信システムは、自基地局のセルと隣接する基地局のセルとの干渉電力を考慮する事が必須である。なぜならば、セル間干渉電力を低減させる事によって、セルエッジの接続環境を向上させる要求があるためである。この要求を満たすために、基地局は、隣接基地局への干渉電力を考慮した自セル内の電力制御を実施し、セル間干渉電力の低減効果を向上させなければならない。しかしながら、特許文献1に記載の方法によっては、隣接するセルへの干渉電力の大きさを変化させずに、再送トラフィックの過剰な電力を抑える事ができない。
本発明は、前述した問題に鑑みてなされたものであり、瞬時的な電力制御ではなく、再送を考慮したFFRをあらかじめ設定し、スケジューラがリソース割当てを実行する事によって、過剰な電力を抑える事が可能な無線通信システムの提供を目的とする。
本発明の代表的な一例を示せば以下のとおりである。すなわち、複数の基地局を備える無線通信システムにおいて実行される無線リソース制御方法であって、前記複数の基地局が使用可能な無線リソースを、周波数軸上で複数の第1無線リソースに分割し、前記第1無線リソースを複数の無線リソースに分割し、前記分割された複数の無線リソースの一部を、パケットを初回に送信するための第2無線リソースに割り当て、他の前記分割された複数の無線リソースの一部を、前記パケットを再送するための第3無線リソースに割り当て、前記第3無線リソースは、前記第2無線リソース以下の電力となるように設定され、前記第2無線リソースおよび前記第3無線リソースは、隣接する基地局間で異なるように設定すること、を特徴とする無線リソース制御方法。
本発明の一実施形態によれば、再送トラフィックの過剰な電力を抑える事によって、システムのスループットを向上させる事ができる。
本発明の実施形態のセルラ無線通信システムの構成を示す説明図である。 従来の非FFRのセルラ無線通信システムの概要を示す説明図である。 従来のFFRのセルラ無線通信システムの概要を示す説明図である。 従来のFFRの周波数帯を示す説明図である。 従来のHARQの概要を説明する説明図である。 本発明の実施形態のセルラ無線通信システムの基地局の無線送受信部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態のセルラ無線通信システムの基地局の無線送受信部の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態のFFR割当決定処理部によって設定されるFFR割当パタンの例を示す説明図である。 本発明の実施形態のFFR割当決定処理部によって設定されるFFR割当パタンの例を示す説明図である。 本発明の実施形態の下りデータ信号割当スケジューラの処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態は、本発明の一つの実施形態であって、本発明を制限するものではない。
図1は、本発明の実施形態のセルラ無線通信システムの構成を示す説明図である。
本実施形態のセルラ無線通信システムは、複数の基地局201を備える。各基地局201は、ネットワーク202を介して相互に接続される。基地局201は、自基地局のセルに含まれる移動局203と通信する。各基地局201は、ネットワーク202を介して、自基地局が収容する移動局203と、他の基地局201が収容する移動局203とを接続する。なお、基地局は、通信サービスを提供するセルの大きさ及び機能によって、マクロセル、ピコセル、フェムトセル基地局に分類される。例えば、本実施形態のセルラ無線通信システムの基地局201は、マクロセル基地局である。マクロセル基地局は、数百から数千m程度を半径とするセルに含まれる移動局203(携帯端末等)を収容する。
図4は、本発明の実施形態のセルラ無線通信システムの基地局の無線送受信部の構成を示すブロック図である。
本実施形態のセルラ無線通信システムの基地局201の無線送受信部は、アンテナ101、フロントエンド部102、無線信号復調部103、TPC情報生成部104、CQI演算部105、下りデータ信号割当スケジューラ106、タイミング情報生成部107、上りデータ信号割当スケジューラ108、無線信号変調部109、復号処理部110及びFFR割当決定処理部111を備える。
フロントエンド部102は、アンテナ101、無線信号復調部103、無線信号変調部109に接続する。フロントエンド部102は、アンテナ101から受信したRF(Radio Frequency)信号をフィルタリングし、フィルタリングされたRF信号を周波数変換する事によって、上りベースバンドOFDM信号に変換し、変換された上りベースバンドOFDM信号を無線信号復調部103に出力する。また、フロントエンド部102は、無線信号変調部109から入力された下りベースバンドOFDM信号をRF信号に変換し、変換されたRF信号を電力増幅し、アンテナ101に出力する。
無線信号復調部103は、復号処理部110、タイミング情報生成部107及びCQI演算部105に接続する。無線信号復調部103は、フロントエンド部102から入力された上りベースバンドOFDM信号をデータビット列に復調し、復調されたデータビット列(各移動局203から送信された信号)を復号処理部110に出力する。また、無線信号復調部103は、復調されたデータビット列から、下り信号品質情報を検出し、検出された下り信号品質情報を下りデータ信号割当スケジューラ106に出力する。さらに、無線信号復調部103は、復調されたデータビット列から、上り信号を復調するための参照信号であるパイロット信号を抽出し、抽出されたパイロット信号をタイミング情報生成部107及びCQI演算部105に出力する。
タイミング情報生成部107は、無線信号復調部103から入力されたパイロット信号に基づいて、信号のタイミングのずれを検出し、検出されたタイミングずれを補正するための制御情報を生成し、生成された制御情報を無線信号変調部109に出力する。
CQI演算部105は、TPC情報生成部104及び上りデータ信号割当スケジューラ108に接続する。CQI演算部105は、無線信号復調部103から上りパイロット信号が入力されると、上りチャネル品質情報(CQI)を生成し、生成された上りチャネル品質情報(CQI)をTPC情報生成部104及び上りデータ信号割当スケジューラ108に出力する。
TPC情報生成部104は、CQI演算部105から上りチャネル品質情報(CQI)が入力されると、上りチャネル品質を目標のチャネル品質に近づけるための電力制御情報を生成し、生成された電力制御情報を無線信号変調部109に出力する。
上りデータ信号割当スケジューラ108は、CQI演算部105から上りチャネル品質情報(CQI)が入力されると、各移動局203が一定の誤り率特性を確保できる変調符号の組合せ(MCS:Modulation and Coding Scheme)、及び、チャネルリソース(周波数及び時間のセグメント)の割り当てを決定し、決定されたMCS及びチャネルリソース割当をまとめた上りリソース割当情報を設定し、設定された上りリソース割当情報を無線信号変調部109に出力する。また、上りデータ信号割当スケジューラ108は、上りリソース割当情報を保持する。
なお、MCSは、移動局203の通信環境に応じて、通信速度(言い換えると、変調及び符号化の方法)を定めるために用いられる。MCSのグレードが高いほど、通信速度は速くなる。グレードが高いMCSは、基地局201と移動局203との間の通信環境が良好な場合に用いられる。
復号処理部110は、無線信号復調部103から入力されたデータビット列(各移動局203から送信された上り信号)を復号し、復号されたデータビット列(上りデータ信号)を基地局201の上位の制御部(図示省略)に転送する。また、復号処理部110は、基地局201が各移動局203に送信した下りデータ信号が正しく受信されたか否かを示すACK/NAK情報を含む上り制御信号を復号する。復号処理部110は、復号された上り制御信号から、下りデータ信号が正しく受信されなかった事を示すNAKを検出した場合、正しく受信されなかった下りデータ信号の再送を要求する再送要求信号を下りデータ信号割当スケジューラ106に出力する。
FFR割当決定処理部111は、ネットワーク202を介して入力される隣接する基地局のFFR割当情報に基づいて、自基地局と、隣接する基地局との周波数帯が重複しないよう、高い電力を設定する周波数帯(FFR割当情報)を決定する。
ここで、基地局が、隣接する基地局へ高電力を設定した周波数帯を通知する方法について説明する。例えば、基地局は、各周波数帯域において、電力の閾値と閾値より低電力である事を保証するか否かを示すフラグとを隣接する基地局に通知する。この場合、基地局は、電力の閾値と低電力を保証するフラグとを何度かに分け、閾値を更新する。これによって、基地局は、閾値及びフラグ管理の制御を実施できる。
FFR割当決定処理部111は、決定されたFFR割当情報を下りデータ信号割当スケジューラ106に出力する。また、FFR割当決定処理部111は、FFR割当情報を無線信号変調部109に出力する。
なお、FFR割当決定処理部111の処理の詳細については、図5を用いて後述する。
下りデータ信号割当スケジューラ106は、無線信号復調部103から下り信号品質情報が入力されると、一定の誤り率特性を確保するMCS及びチャネルリソースの割り当てを決定し、決定されたMCS及びチャネルリソース割当をまとめた下りリソース割当情報を設定し、設定された下りリソース割当情報を無線信号変調部109に出力する。
この場合、下りデータ信号割当スケジューラ106は、復号処理部110から入力される再送要求信号を、下りリソースの割り当てを決定するためのアルゴリズムの一指標として使用する。さらに、自基地局のセルと隣接する基地局のセルとの干渉を低減するスケジューリングを設定するため、FFR割当情報を利用する。このため、下りデータ信号割当スケジューラ106には、FFR割当決定処理部111から出力されたFFR割当情報が入力される。
一般的に、基地局201から送信される下りパイロット信号はすべての移動局に対する報知情報であるので、下りパイロット信号には、FFR割当情報に基づいて、周波数帯が割り当てられなくてもよい。一方、基地局201から送信されるデータ信号には、FFR割当情報に基づいて、周波数帯が割り当てられる。
下りデータ信号割当スケジューラ106は、無線信号復調部103から出力された下り信号品質情報、及び、FFR割当決定処理部111から出力されたFFR割当情報に基づいて、周波数割当スケジュールを設定し、設定された周波数割当スケジュールに基づいて、大きさの異なる電力が設定された周波数帯を各データ信号に割り当てる。
具体的には、下りデータ信号割当スケジューラ106は、FFR割当情報が入力されると、セルエッジに位置する移動局203(セルエッジユーザ)に高い電力で送信される周波数帯を優先的に割り当てる。このように、FFR割当情報は、下りリソースの割り当てを決定するためのアルゴリズムの一指標として利用される。
なお、下りデータ信号割当スケジューラ106の処理の詳細については図7を用いて後述する。
無線信号変調部109は、タイミング情報生成部107、FFR割当決定処理部111、TPC情報生成部104、下りデータ信号割当スケジューラ106及び上りデータ信号割当スケジューラ108に接続する。無線信号変調部109は、基地局201の制御部(図示省略)から出力された下りデータ信号と、タイミング情報生成部107、TPC情報生成部104、下りデータ信号割当スケジューラ106及び上りデータ信号割当スケジューラ108から出力された各制御信号とをそれぞれ多重化する事によって、下りベースバンドOFDM信号を生成し、生成された下りベースバンドOFDM信号をフロントエンド部102に出力する。この場合、下りデータ信号及び制御信号は、それぞれ、一つの周波数チャネルで時分割多重されるか、又は、所定の各周波数チャネルで周波数分割多重される。
また、無線信号変調部109は、FFR割当決定処理部111から入力されたFFR割当情報に基づいて、各周波数帯に使用される電力の情報をフロントエンド部102に出力する。ここで、フロントエンド部102は、無線信号変調部109に入力されたFFR割当情報に基づいて、送信する電力を設定する。
図5は、本発明の実施形態のセルラ無線通信システムの基地局の無線送受信部の処理を示すフローチャートである。
ステップ1011からステップ1012は、高い電力を送信できるセル繰返周波数を決定する処理であり、FFR割当決定処理部111によって実行される。ステップ1013からステップ1014は、再送用の低い電力を送信する周波数帯を決定する処理であり、FFR割当決定処理部111によって実行される。ステップ1015は、周波数帯割当スケジュールを設定する処理であり、下りデータ信号割当スケジューラ106によって実行される。
まず、FFR割当決定処理部111は、FFR割当を実行するために、ネットワーク202に接続するためのインタフェース(図示省略)を介して、隣接する他の基地局201、又は、基地局201を管理するOMT(Operation and Maintenance Terminal)から、隣接する他の基地局のFFR割当情報を取得する(ステップ1011)。次に、FFR割当決定処理部111は、取得したFFR割当情報に基づいて、例えば、図2Cに示したように、周波数帯(f0)を周波数軸上で複数の周波数帯(例えば、f1、f2、f3)に分割する。次に、FFR割当決定処理部111は、取得したFFR割当情報に基づいて、分割された各周波数帯(例えば、f1、f2、f3)のうち、高い電力を設定する周波数帯を決定する(ステップ1012)。
具体的には、例えば、図2Bに示したように、隣接する他の基地局201のセルエッジに位置する移動局203に高い電力が設定された周波数帯f2が割り当てられている場合、FFR割当決定処理部111は、基地局201のセルエッジに位置する移動局203には高い電力が設定された周波数帯f3を割り当てる。したがって、基地局201のセルエッジに位置する移動局203は、基地局201から周波数帯f3の無線信号を受信するので、隣接する他の基地局201から送信される周波数帯f2の無線信号の干渉電力を受けにくい。
次に、FFR割当決定処理部111は、ステップ1012において分割された複数の周波数帯を、周波数軸上でさらに細かい単位の複数の周波数帯に分割する。また、さらに分割された複数の周波数帯のうちの少なくとも1以上を初回送信トラフィックのための周波数帯(初回送信用周波数帯)に設定し、他のいくつかを再送トラフィックのための周波数帯(再送用周波数帯)に設定する(ステップ1013)。次に、FFR割当決定処理部111は、再送用周波数帯に低い電力を設定する(ステップ1014)。
これは、所要の電力を大きく超える再送トラフィックの電力を抑えるためである。また、初回送信用周波数と再送用周波数と分けるためである。再送用周波数は再送トラフィックに割り当てられる。なお、FFR割当決定処理部111は、複数の再送用周波数帯のそれぞれに段階付けられた大きさの電力を設定してもよい。設定された周波数と電力との対応関係は例えば、以下のようになる。
図6Aは、本発明の実施形態のFFR割当決定処理部111によって設定されるFFR割当パタンの例を示す説明図である。
基地局201のFFR割当パタンは、隣接する基地局201のFFR割当情報に基づいて、FFR割当決定処理部111によって決定される(図5のステップ1012)。
周波数帯f1、f2及びf3は、FFR割当決定処理部111によって周波数軸上で分割された周波数リソースである。また、周波数帯f1、f2及びf3には、FFR割当決定処理部111によって、電力が設定される(図5のステップ1012)。例えば、周波数帯f3には、高い電力が設定される。周波数帯f2には、周波数帯f3に次いで高い電力が設定される。周波数帯f1には、最も低い電力が設定される。
また、周波数帯f1、f2及びf3は、FFR割当決定処理部111によって、さらに細かい単位の複数の周波数帯に分割されている(図5のステップ1013)。例えば、周波数帯f3は、周波数帯f3−1、f3−2及びf3−3を含む。同様に、周波数帯f1及びf2についても、それぞれ、さらに分割された複数の周波数リソースを含む。
さらに分割された複数の周波数帯(f3−1、f3−2及びf3−3)のうち、例えば、周波数帯f3−1は、初回送信用周波数帯である。また、周波数帯f3−2及びf3−3は、再送用周波数帯である(図5のステップ1013)。周波数帯(f3−1、f3−2及びf3−3)のそれぞれには、段階的に小さくなる電力の設定を実施する。例えば、初回送信用周波数帯f3−1には、高い電力が設定される。また、周波数帯f3−2及びf3−3には、周波数帯f3−1の電力より低い電力が設定される。
なお、2回目の再送トラフィックのための周波数帯f3−3には、1回目の再送トラフィックのための周波数帯f3―2の電力よりさらに低い電力が設定されてもよい(図5のステップ1014)。また、再送用周波数帯(例えば、f3−2及びf3−3)の電力の下げ量に応じて、初回送信用周波数帯(例えば、f3−1)の電力を大きくしてもよい。なお、初回送信用周波数帯(f3−1)及び再送用周波数帯(f3−2及びf3−3)の電力の合計は、周波数帯f3に割り当てられた電力よりも低く設定される。
図6Bは、本発明の実施形態のFFR割当決定処理部111によって設定されるFFR割当パタンの例を示す説明図である。
図6Bに示すFFR割当パタンは、隣接する基地局201のFFR割当パタンである。図6Bに示すFFR割当パタンは、図6Aに示したFFR割当パタンとは、分割された各周波数帯(f1、f2及びf3)と各周波数帯に設定される電力の大きさとの組合せが異なる。
初回送信用周波数帯(f1−1、f2−1及びf3−1)及び再送用周波数帯(例えばf1−2、3)も、図6Aに示したFFR割当パタンの設定に対して、高電力の周波数帯の重複が最も少なくなるように設定される。ただし、通常のFFRパタン(f1、f2及びf3)と異なり、隣接する基地局の間で、初回送信用周波数帯(例えば、f1−1)同士の重複が生じる事は許容する。
具体的な設定方法は次のとおりである。まず、図2Bに示した周波数繰り返し3回のFFRパタン(f1、f2及びf3)のそれぞれが3等分に分割され、分割された周波数帯のうちの一つが初回送信用周波数帯に設定される。次に、設定された初回送信用周波数帯(f1−1、f2−1及びf3−1)の帯域幅は、基地局間で相互に交換される。そして、他のセルでは、交換された初回送信用周波数帯(f1−1、f2−1及びf3−1)の帯域幅を除いた周波数帯域から他のセルの初回送信用周波数帯が設定される。
ここで、図5に戻る。
ステップ1014において、FFR割当決定処理部111が再送用周波数帯(例えば、図6Aのf3−2、f3−3)に設定される電力の大きさは、再送ターゲット回数と関係する。なお、再送用周波数帯の電力の大きさは、初回送信用周波数帯(例えば、図6Aのf3−1)に設定される電力を基準とした下げ量に基づいて設定されてもよい。
トラフィックの再送ターゲット回数は、基地局201のセルに含まれるトラフィックの種類(例えば、音声通話、映像配信等)によって異なる。再送ターゲット回数が少ないトラフィック(すなわち、遅延要求が厳しいトラフィック)が統計的に多い場合、FFR割当決定処理部111は、初回送信用周波数帯の電力を基準とした再送用周波数帯の電力の下げ量を大きくしてもよい。反対に、再送ターゲット回数が多いトラフィック(すなわち、遅延要求が緩いベストエフォートのトラフィック)が統計的に多い場合、FFR割当決定処理部111は、初回送信用周波数帯の電力を基準とした再送用周波数帯の電力の下げ量を小さくしてもよい。
なお、FFR割当決定処理部111は、再送ターゲット回数に基づいて、電力の下げ量だけでなく、ステップ1013において設定される再送用周波数帯の帯域幅を変更してもよい。具体的には、FFR割当決定処理部111は、再送ターゲット回数が少ないトラフィックが統計的に多い場合、再送用周波数帯の帯域幅を広くし、再送ターゲット回数が少ないトラフィックが統計的に少ない場合、再送用周波数帯の帯域幅を狭くしてもよい。
このように、本実施形態のセルラ無線通信システムは、FFR割当決定処理部111によって、各基地局のエリアの統計的なトラフィック情報に基づいて、再送用周波数帯の電力の下げ量、及び、当該周波数帯の帯域幅を決定する。なお、セルラ無線通信システムの管理者が、各基地局201が収容する移動局203の数、及び、各基地局のエリアの統計的なトラフィック情報に基づいて、再送用周波数帯の電力及び帯域幅を設定してもよい。
以上説明したように、FFR割当決定処理部111によって、ステップ1011からステップ1014が実行された。なお、ステップ1011からステップ1014の処理は、新規に基地局が設置された場合、又は、通信環境の変化を検知した場合に実行される。
次に、下りデータ信号割当スケジューラ106の処理について説明する。
再送ターゲット回数が少ないトラフィックは送信1回当たりの電力が高いので、再送トラフィックの電力の下げ量を大きくする必要がある。このため、下りデータ信号割当スケジューラ106は、再送ターゲット回数が所定の閾値を超えるか否かを判定し、所定の閾値を超えていないと判定された場合、ステップ1002においてFFR割当決定処理部111によって設定された再送用周波数帯へ再送トラフィックを割り当てるようにスケジュールする(ステップ1015)。
なお、下りデータ信号割当スケジューラ106は、前述した再送用周波数帯を再送トラフィック以外に割り当ててもよい。例えば、接続された移動局203が多くなった場合、再送用周波数帯が再送トラフィックに限定されていると、無線通信システム全体でのスループットが低下する。この場合、下りデータ信号割当スケジューラ106は、再送用周波数帯を初回送信トラフィックに割り当ててもよい。これによって、無線通信システムのスループットは向上する。次に、下りデータ信号割当スケジューラ106の処理の詳細について説明する。
図7は、本発明の実施形態のセルラ無線通信システムの下りデータ信号割当スケジューラ106の処理を示すフローチャートである。
まず、下りデータ信号割当スケジューラ106は、トラフィックの再送ターゲット回数が所定の閾値以下であるか否かを判定する(ステップ1101)。これは、再送ターゲット回数が少ない場合、過剰な電力が生じないように、再送トラフィックをより低い電力が設定された周波数帯で送信しなければならないためである。
ステップ1101において、再送ターゲット回数が所定の閾値以下でないと判定された場合、下りデータ信号割当スケジューラ106は、過剰な電力が生じる恐れが少ないので、処理を終了する。一方、ステップ1101において、再送ターゲット回数が所定の閾値以下であると判定された場合、下りデータ信号割当スケジューラ106は、次に、トラフィックが再送であるか否かを判定する(ステップ1102)。
ステップ1102において、再送トラフィックでない、すなわち、初回送信トラフィックであると判定された場合、下りデータ信号割当スケジューラ106は、処理を終了する。一方、ステップ1102において、再送トラフィックであると判定された場合、下りデータ信号割当スケジューラ106は、次に、初回送信時と現在の送信時とで、通信環境が変化している否かを判定する(ステップ1103)。例えば、下りデータ信号割当スケジューラ106は、初回送信時の下り信号品質情報によって示される品質の値(CQI)と、再送時の下り信号品質情報によって示される品質の値(CQI)との差が所定の値を超えた場合、通信環境が変化したと判定してもよい。
ステップ1103において、通信環境が変化したと判定された場合、下りデータ信号割当スケジューラ106は、処理を終了する。つまり、再送トラフィックを低い電力が設定された周波数帯に割り当てるためのスケジュールを実行しない。通信環境が悪い場合、再送トラフィックを低い電力が設定された周波数帯によって複数回再送しても、送信成功(ACK)とならない可能性が高いためである。
一方、ステップ1103において、通信環境が変化していないと判定された場合、下りデータ信号割当スケジューラ106は、再送トラフィックを低い電力が設定された周波数帯へ割り当てる(ステップ1104)。ただし、スケジューラの割当アルゴリズムによって、瞬時的な通信環境が考慮されている場合、ステップ1103は、省略されてもよい。これは、通信環境が悪くなっていれば周波数リソースの割当が行われず、影響がでないからである。
下りデータ信号割当スケジューラ106は、各移動局203に割り当てるための周波数帯を決定するため、コスト関数を使用する。ここで、コスト関数とは、PF(Proportional Fairness)等の一般的なスケジューリングのアルゴリズムで用いられる未処理のトラフィックのコストの値を計算するための関数である。コスト関数によって、スケジューラのポリシー(スケジューリングのアルゴリズム)が定められる。
下りデータ信号割当スケジューラ106は、コスト関数によって計算されたコストの値が高いトラフィックから順に周波数リソースを割り当てる。下りデータ信号割当スケジューラ106は、再送トラフィックが低い電力の再送用周波数帯に割り当てられるように、コスト関数を制御する。例えば、再送用周波数帯を割当てる場合にのみ、再送トラフィックのコスト関数にオフセットを与える事によって、周波数リソースの優先的な割当を実現する。あるいは、初回送信用周波数帯において、初回送信トラフィックへ周波数リソースをコスト関数の順に割当てた後で、再送用周波数帯に対して、再送トラフィック用にリソースを割当てる二段階のスケジューリングを実施すればよい。
基地局201は、このような下りデータ信号割当スケジューラ106によって、移動局203への再送トラフィックの過剰な電力を抑える事ができる。これによって、干渉電力が最小限に抑えられる。
以上説明したように、本実施形態によれば、必要最小の電力でHARQを実行する事ができる。また、再送トラフィックの過剰な電力を抑える事によってシステムのスループットを向上させる事ができる。また、FFRによってあらかじめ電力が設定されているので、自セルと隣接するセルとの干渉電力を最小かつ一定にする事ができる。
101 アンテナ
102 RF/BB フロントエンド
103 無線信号復調部
104 電力制御(TPC)情報生成部
105 チャネル品質(CQI)演算部
106 下りデータ信号割当スケジューラ
107 タイミング制御情報生成部
108 上りデータ信号割当スケジューラ
109 無線信号変調部
110 復号処理部
111 FFR割当決定処理部
201 基地局
202 ネットワーク
203 移動局

Claims (12)

  1. 複数の基地局を備える無線通信システムにおいて実行される無線リソース制御方法であって、
    前記複数の基地局が使用可能な無線リソースを、周波数軸上で複数の第1無線リソースに分割し、
    前記第1無線リソースを複数の無線リソースに分割し、
    前記分割された複数の無線リソースの一部を、パケットを初回に送信するための第2無線リソースに割り当て、
    他の前記分割された複数の無線リソースの一部を、前記パケットを再送するための第3無線リソースに割り当て
    前記第3無線リソースは、前記第2無線リソース以下の電力となるように設定され、
    前記第2無線リソースおよび前記第3無線リソースは、隣接する基地局間で異なるように設定すること、を特徴とする無線リソース制御方法。
  2. 前記第3無線リソースは、第1回目の前記パケットの再送をするための第4無線リソースと、第2回目の前記パケットの再送をするための第5無線リソースとを含み、
    前記第4無線リソースには、前記第2無線リソースより小さい送信電力を設定し、
    前記第5無線リソースには、前記第4無線リソースより小さい送信電力を設定し、
    前記第4無線リソースおよび前記第5無線リソースは、隣接する基地局間で異なるよう設定すること、を特徴とする請求項1に記載の無線リソース制御方法。
  3. 再送ターゲット回数が所定の閾値より少ないトラフィックには、送信電力が小さい前記第3無線リソースを割り当てること、を特徴とする請求項1に記載の無線リソース制御方法。
  4. 再送ターゲット回数が所定の閾値より少ないトラフィックを再送する場合、送信電力が小さい前記第3無線リソースを前記移動局に割り当てること、を特徴とする請求項1に記載の無線リソース制御方法。
  5. 前記移動局に送信されたパケットの初回送信時の通信品質と再送時の通信品質との差が所定の閾値より小さい場合、前記第2無線リソースより小さい送信電力が設定された前記第3無線リソースを前記移動局に割り当てること、を特徴とする請求項1に記載の無線リソース制御方法。
    項1に記載の無線リソース制御方法。
  6. 前記基地局によって形成されるセルの境界周辺にいる移動局へ割り当てられる第1無線
    リソースの送信電力は、前記セルの境界周辺以外にいる移動局へ割り当てられる第1無線
    リソースの送信電力より高く設定されること、を特徴とする請求項1に記載の無線リソース制御方法。
  7. 割り当てられた無線リソースを用いて移動局にパケットを送信する基地局であって、
    前記基地局が使用可能な無線リソースを、周波数軸上で複数の第1無線リソースに分割
    し、
    前記第1無線リソースを複数の無線リソースに分割し、
    前記分割された複数の無線リソースの一部を、パケットを初回に送信するための第2無線リソースに割り当て、
    他の前記分割された複数の無線リソースの一部を、前記パケットを再送するための第3無線リソースに割り当て、
    前記第3無線リソースは、前記第2無線リソース以下の電力となるように設定され、
    前記第2無線リソースおよび前記第3無線リソースは、隣接する基地局間で異なるように設定すること、を特徴とする基地局。
  8. 前記第3無線リソースは、第1回目の前記パケットの再送をするための第4無線リソースと、第2回目の前記パケットの再送をするための第5無線リソースとを含み、
    前記基地局は、
    前記第4無線リソースには、前記第2無線リソースより小さい送信電力を設定し、
    前記第5無線リソースには、前記第4無線リソースより小さい送信電力を設定し、前記第4無線リソースおよび前記第5無線リソースは、隣接する基地局間で異なるよう設定すること、を特徴とする請求項7に記載の基地局。
  9. 再送ターゲット回数が所定の閾値より少ないトラフィックには、送信電力が小さい前記第3無線リソースを割り当てること、を特徴とする請求項7に記載の基地局。
  10. 再送ターゲット回数が所定の閾値より少ないトラフィックを再送する場合、送信電力が小さい前記第3無線リソースを前記移動局に割り当てること、を特徴とする請求項7に記載の基地局。
  11. 前記移動局に送信されたパケットの初回送信時の通信品質と再送時の通信品質との差が所定の閾値より小さい場合、前記第2無線リソースより小さい送信電力が設定された前記第3無線リソースを前記移動局に割り当てること、を特徴とする請求項7に記載の基地局。
  12. 前記基地局によって形成されるセルの境界周辺にいる移動局へ割り当てる第1無線リソースの送信電力を、前記セルの境界周辺以外にいる移動局へ割り当てる第1無線リソースの送信電力より高く設定すること、を特徴とする請求項7に記載の基地局。
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