JP5105966B2 - 超音波検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、とくに乳がん検診を目的とした自動超音波検査装置に関する。
現在、乳がんの早期発見を目的とした超音波検査は、超音波検査技師(以下、技師という)が超音波プローブ(以下、プローブという)を***に当てながら表示画面上に***の断面像(医学的には断層像という)をリアルタイムで表示し、技師の判断で異常があると思われる断層像をフリーズして記録し、異常があると判断した数枚の画像だけを写真として医師に提供し医師が診断するものである。技師が手動で行うこの方法では、医師が診断する断層像の枚数が少ないため医師の負担は少ないが、技師は手動でプローブを操作しながら***全体にわたって断層像をくまなく表示し、異常部位を見落としなく撮影しなければならず、技師は長時間にわたりプローブの操作に神経を使うので技師の負担が非常に大きくなる。また、技師が撮影しなかった画像は見ることができないので、もし見逃しがあっても確認することができず、異常部位を確実に発見できるかどうかは技師の技能に大きく依存し時間もかかるので、技師がプローブを手動で操作する方法は検診には向かない。
これに対して、プローブを機械的に移動させて***全体の多数の断層像を自動的に収集する自動化方式が報告されている。おもな方法には、プローブを直接体表に当てながらプローブを回転させる直接接触法(例えば、特許文献1参照)、プローブと体表との間に温水などを介して超音波の送受信を行い温水中でプローブを移動させる水浸法(例えば、特許文献2参照)などが提案されている。これらの場合は、収集された***全体の断層像を医師に提供し、表示画面上で多数の断層像を順次連続して表示しながら医師が診断を行うことになる。この自動化方式では、正常部分と異常部分の両方を含む***全体の断層像を医師に提供するので医師は多数の断層像を全て見て読影しなければならず、時間もかかり医師の負担が非常に大きくなる。検診は被検者の99%以上が正常であり多数の被検者の読影が必要になるため、医師に極端な負担がかかる方法では検診を普及させることができない。また、医師の負担を少なくするために、技師が撮影した***全体の画像を始めから再表示して異常部位が含まれる断層像を選択しそれを医師に提供すると、技師の業務が二度手間となり技師の負担が大きくなる。また、施設によっては技師の養成に力を入れてできるだけ技師に任せるところと、医師ができるだけ多くのデータをみるところなど、施設の事情によっても要求が異なっている。
特開2003−310614 特公昭62−4989号
本発明は、このような従来の問題点を解決しようとするもので、医師および技師の負担が少なくかつ見落としも少なく、施設の状況にも柔軟に対応できる乳がん検診用の超音波検査装置を提供することを目的とする。また、異常部位についてはとくに鮮明な画像を提供し異常部位を的確に判断して見逃しをなくすとともに、同じ部位の過去の画像を容易に検索表示できるようにし、短時間でより正確な診断を可能にするシステムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための第1の解決手段は、電子走査を行うプローブと、プローブを電子走査面と略直角方向に移動させるプローブ移動機構と、超音波送受信回路と、超音波画像を生成する超音波画像生成手段と、超音波画像を表示する表示手段と、超音波画像を記録する記録手段を具備した超音波検査装置において、該移動機構は任意の位置でプローブの移動を停止することができ、移動を停止したときの超音波画像を記録することができるようにするものである。
第2の課題解決手段は、プローブの移動が停止したあとにその停止位置の前後にプローブが移動可能な移動機構をもたせたものである。
第3の課題解決手段は、プローブの移動が停止したときに、超音波データの収集方法または画像生成方法あるいはその両方をプローブが移動中の方法と異なる方法で行うようにしたことである。
第4の課題解決手段は、プローブの移動を停止したときの超音波ビームの走査方法を複合走査とするものである。
第5の課題解決手段は、プローブの移動を停止したときの超音波画像生成方法を複数フレームの加算処理を行うようにしたものである。
第6の課題解決手段は、プローブの移動を停止したときにプローブの上下位置あるいはプローブの傾斜角度を調節することを可能にしたものである。
第7の課題解決手段は、超音波プローブの移動を停止したときに超音波プローブに移動中より大きなパルス電圧を印加してデータを収集するものである。
第8の課題解決手段は、プローブの移動を停止したときに生成された画像の前後のフレームを同じ方法で記録し表示できるようにしたことである。
第9の課題解決手段は、超音波検査装置または読影用ワークステーションにプローブの移動を停止したときに記録された画像、その前後の画像、および全画像をいずれも表示可能な表示機能をもたせたことである。
第10の課題解決手段は、超音波検査装置または読影用ワークステーションに同一被検者の同じ超音波プローブの位置で撮影した過去画像を検索して表示できる表示機能をもたせたことである。
発明の作用と効果
上記第1の課題解決手段の作用と効果は次の通りである。すなわち、電子走査を行うプローブと、プローブを電子走査面と略直角方向に移動させるプローブ移動機構と、超音波送受信回路と、超音波画像を生成する超音波画像生成手段と、超音波画像を表示する表示手段と、超音波画像を記録する記録手段を具備した超音波検査装置において、該移動機構は任意の位置で超音波プローブの移動を停止することができ、移動を停止したときの超音波画像を記録することができるようにしたことにより、技師は手動でプローブを操作する必要がなく、プローブが1回転して機械走査が終了したときに異常部位の画像が選択的に記録されるため、技師の負担が少なく、異常画像のみを医師に提供できるため医師の負担も軽減されることである。
第2の課題解決手段の作用と効果は、プローブの移動が停止したあとにその停止位置の前後にプローブが移動可能な移動機構をもたせることにより、技師が最適断面を選ぶことができ最も診断に適した断層像を医師に提供できることである。
第3の課題解決手段の作用と効果は、プローブの移動が停止したときに、超音波データの収集方法または画像生成方法あるいはその両方をプローブが移動中の方法と異なる方法で行うことにより、同じ検査時間でとくに重要な異常部分の画像の画質を向上させ診断能を向上させることができることである。
第4の課題解決手段の作用と効果は、移動を停止したときの超音波ビームの走査方法を複合走査とすることにより画像のスペックルあるいはアーチファクトを減少させ、良好な画像を提供できることである。
第5の課題解決手段の作用と効果は、移動を停止したときの超音波画像生成方法として複数フレームの加算処理を行うことにより、信号対雑音比を改善し鮮明な画像を提供できることである。
第6の課題解決手段の作用と効果は、停止したときにプローブの上下位置あるいはプローブの傾斜角度を調節することにより、プローブと体表との間隔をできるだけ近づけかつ超音波ビームを体表にできるだけ垂直に入射させてより鮮明な画像を提供できることである。また、真の画像と多重反射アーチファクトの識別を容易にし、画像処理によりアーチファクトを除去できることである。
第7の課題解決手段の作用と効果は、超音波プローブの移動を停止したときに、超音波プローブに移動中より大きなパルス電圧を印加してデータを収集することにより、信号対雑音比を高くし、またハーモニックイメージングの効率を高めて高画質の画像を提供できることである。
第8の課題解決手段の作用と効果は、プローブの移動を停止したときに生成された画像の前後のフレームを同じ方法で記録し表示できるようにしたことにより、異常部位の立体情報すなわち前後の断層像を高画質で提供でき精密診断も可能なことである。
第8の課題解決手段の作用と効果は、超音波検査装置または読影用ワークステーションにプローブの移動を停止したときに記録された画像、その前後の画像、および全画像をいずれも表示可能な表示機能をもたせたことで、施設の状況に合わせた柔軟なシステムを提供でき、また、見落としの有無の確認やより正確な診断が可能になることである。また、医師は任意の場所で技師が選択した画像を短時間で読影することができることである。
第10の課題解決手段の作用と効果は、超音波検査装置または読影用ワークステーションに同一被検者の同じ超音波プローブの位置で撮影した過去画像を検索して表示できる表示機能をもたせたことにより、短時間で確実な診断を下すことが可能になることである。
以下、本発明の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1は本発明の超音波検査装置全体を示すシステムの構成図である。超音波検査ユニット1は、液体容器、電子走査を行う超音波リニアアレイプローブ(以下、単にプローブという)、プローブ回転機構、支持機構などからなり、被検者に対して超音波パルスの送受信を行うユニットである。図1の一点鎖線で囲んだ部分Bは、超音波検査装置の本体部分であり、Cは技師が装置を操作する操作卓14および生成された断層像を表示するモニタ13で構成されている。
図2に超音波検査ユニット1の構造の断面図の例を示す。液体容器21の中にはプローブ24があり温水25が満たされ、薄い伸縮性の超音波透過膜22で密閉されている。プローブ24の上面には多数の振動素子23があり超音波の送受信を行う。検査時には超音波透過膜22に***を上から挿しつけ、振動素子23から温水25を介して***組織に超音波パルスが送波され、***組織からの反射波が再び温水25を介して振動素子23で受信される。この多数の振動素子23により通常はリニア電子走査が行われ、リアルタイムで断層像がモニタ13に表示される。
一方、プローブ24は回転軸27に取り付けられ、回転軸27はモータ29により回転し電子走査面と直交方向に機械走査が行われ0〜360度の全方向の断層像を収集することができる。回転軸27は軸受け28a、28bで支えられている。プローブ24の傾斜角度を変えるために、回転軸27に結合する部分にも軸26があり、図には記載されていない駆動機構によりプローブ24の傾斜角度を変えることができ、また、プローブ24の上下位置を変えることもできる。プローブ24の回転、傾斜角度、上下位置の制御は操作卓14で行われる。また、図には記載されていないがプローブ24には信号を送受信するためのケーブルが接続され、本体部分Bとの間で信号の送受信が行われる。プローブ24の回転角度、傾斜角度、上下位置は図にはないセンサで検出され本体装置に送られる。液体容器内には給水管30から約40℃の温水が給水され排水溝31から排水管32を通って排水される。給水、排水を制御するために給水バルブ33および排水バルブ34がある。液体容器21は架台35に固定されている。
本体部分Bにあるパルス発生器6で発生したパルス電圧はプローブ24の振動素子23に送信され、振動素子23から超音波パルスが発生する。送信制御回路9はパルス電圧を印加する振動素子の選択およびそのタイミングを制御し、超音波ビームの方向および走査方法を制御する。生体中の組織で反射された反射波は同じ振動素子23で検出され受信回路2に供給される。受信信号処理回路3は受信回路で受信された複数の振動素子の信号を処理して超音波ビームの指向性を決めるとともに画像生成に必要な信号処理を行う。受信信号処理回路3で処理された信号はDSC(ディジタルスキャンコンバータ)4に書き込まれる。DSC4は2次元の断層像を生成するものであり、生成された断層像と負荷情報ユニット10からの付加情報が画像合成ユニット5で合成され、メモリ11に記録されるとともにモニタ13にリアルタイムで表示される。
リニア電子走査(以下、単にリニア走査という)は次のように行われる。すなわち、まず振動素子23の左端で超音波ビームの送受信が行われて1本の走査線が構成され、それが振動素子23の右端まで順次右に移動し図5(a)に示すように多数の走査線によって1枚の断層像が構成される。それを繰り返して多数の断層像が得られる。例えば、走査線の数を384本とし送信パルスの繰り返し周波数をfr=10kHzとすれば、38.4ミリ秒に1枚すなわち毎秒約26フレームの画像が得られ、画像をリアルタイムで表示することができる。視野幅を10cmとすれば走査線の間隔は約0.26mmである。リニア走査が開始するとプローブ24は回転軸27を中心に回転し始め機械走査を行う。例えば20秒で1回転(360度回転)する場合を考えると、38.4ミリ秒で1フレームの断層像が生成されるから360度回転する20秒では768フレームの断層像が得られる。すなわち、機械的な回転により0.47度移動するごとに1枚の断層像が得られ、1回転で768枚の***全体の画像が収集される。プローブの中心部分では0.47度の間隔は0.87mmに相当する。このようにして、リニア走査により走査線間隔0.26mmの断層像が得られ、1回転の機械走査により中心部分で0.87mm間隔の768枚の断層像が得られ、***全体についての画像データが収集されることになる。
機構制御回路8は、超音波検査ユニット1にあるプローブの回転制御のほかに傾斜角度や上下位置の制御を行う回路である。図には示していないが、回転軸に取り付けられたセンサによりプローブの回転角度や傾斜角度、上下位置が検出されて位置・角度検出ユニット7に供給され、回転角度、傾斜角度、上下位置が付加情報ユニット9を経由して画像合成ユニット5で画像と重ね合わされてモニタ13に表示される。また、断層像および付加情報はメモリ11に記録され必要なときに読み出すことができる。
操作卓14では、通常の超音波診断装置のように撮影条件や表示条件の設定、画像のフリーズと記録などの指示を行うことができる。本発明では、これらの他にさらにプローブ24の機械的な駆動およびそれに伴う送受信および表示、記録を制御するプローブ制御レバー40(以下、単にレバーという)、走査方式設定ボタン43〜45、撮影用ボタン50〜52、読影用ボタン55〜57などを備えている。操作卓14から送られる情報はすべてCPU(中央制御装置)12に入力され、CPU12がすべての機能を制御する。図1では、信号の流れを実線で、コンピュータによる制御信号は点線で示している。
つぎに、本発明によるシステムの動作について詳しく説明する。図3は図2の主要部分である液体容器21、プローブ24、振動素子23、プローブの回転軸27を簡略化して表したもので、図3(a)は上面図、図3(b)は断面図である。図4には操作卓14の一部と断層像を表示するモニタ13を示しており、技師はモニタ13を見ながら操作卓14のレバー40や各種のボタンを制御する。操作卓14のこの部分には、プローブ24を制御するレバー40、レバー40の上に付いているノブ41、レバー40の動きを縦と横のみに制限するガイド溝42、複合走査の設定を行う複合走査ボタン43、リニア走査を選定するリニア走査ボタン44、加算枚数を設定する加算枚数設定ボタン45、高電圧パルスを印加する高電圧ボタン49、画像をフリーズするフリーズボタン53、画像を記録する記録ボタン54がある。また、画像の撮影時に使用する撮影用のボタン50〜52、読影時に使用する読影用のボタン55〜57がある。
撮影開始前はプローブ24は図3(a)のスタート位置37にある。技師は操作卓14の撮影ボタン50を押して撮影モードにし、プローブを制御するレバー40を握りノブ41を押すと、リニア走査が開始すると同時にプローブが毎秒18度のゆっくりした速度で反時計回りに回転し、プローブ直上の断層像がモニタ13にリアルタイムで表示される。プローブ24の回転による機械走査により表示される断層像は刻々変化してゆくが、技師はその断層像を注視し異常部位を含むと思われる断層像が表れた場合はノブ41を押す。するとプローブはそこで停止するとともに、プローブが回転しているときとは異なる走査方法による画像に切り替えられる。すなわち、表示される断層像は複合走査あるいは、複合走査の複数フレームの加算平均またはリニア走査による複数フレームの加算平均の画像に切り替わる。どのような断層像を表示するかは、撮影開始前にあらかじめ複合走査ボタン43、あるいはリニア選択ボタン44と加算枚数設定ボタン45で設定しておく。複合走査ボタン43の表示部46には設定された複合走査の方向の数が表示され、リニア選択ボタン44の表示部47にはリニア走査の走査線の倍率、加算枚数設定ボタン45の加算枚数表示部48には設定された加算枚数が表示される。複合走査かリニア走査のどちらか一方を選択することになるので、表示部46と47は使用するどちらか一方だけが表示される。
また、高電圧ボタン49をオンにしておくと、プローブが停止した時に図1のパルス発生器6からプローブ24の振動素子23に印加されるパルス電圧は移動中の例えば1.5倍になる。印加電圧を高くすると当然反射波も強くなり信号対雑音比が向上して良好な画質が得られる。また、近年普及している高調波を用いて画像化する組織ハーモニックイメージングにおいては、高調波の発生効率が高くなりやはり高画質の画像が得られる。プローブが移動している間も常に高電圧パルスを印加することは、回路素子の規格、振動素子から発生する熱によるプローブの温度上昇、生体へのパワーなどの問題から制限され、停止した場合のごく短時間の撮影にのみ限定して使用することが可能である。
技師がノブ41を押してプローブ24を停止させたときに、プローブの停止位置が必ずしも適切な位置とは限らないので、レバー40によって断面位置を微調整する。すなわち、レバー40を中央より上に傾けるとプローブ24が反時計回りにゆっくり回転し、中央より下に傾けると時計回りにゆっくり回転してはじめに停止した位置の前後の断面像を観測しながら回転角度の微調節により最適断面を選び、その位置でレバー40を中央の位置に戻してプローブの移動を停止する。ここで、フリーズボタン53を押すと画像がフリーズされ、記録ボタン54を押してこの断層像を記録する。また、例えば一つの腫瘍について1枚の断層像だけでなく、その前後の複数枚の画像を撮影、記録したい場合には、レバー40を中央位置より下に下げて腫瘍の一端を含む画像が表示されたところでレバー40を中央に戻してプローブ24を停止させ複数枚撮影ボタン51を押し、ノブ41を押すとプローブ24が回転し腫瘍の他端が表示されたところでもう一度ノブ41を押すとプローブ24は回転を停止し、同じ走査方法または処理方法でのこの範囲の複数枚の画像が自動的に記録される。
レバー40にはさらにプローブの傾斜角度とプローブの上下位置を変える機能がある。傾斜角度、位置設定ボタン52を押し、レバー40を右回転すると図3(b)のプローブ24が軸26を中心に右回転し水平方向からの傾斜角度が大きくなり、左回転するとプローブ24が逆に回転して傾斜角度が小さくなる。レバー40を左に傾けると図3(b)の矢印のようにプローブ24が回転軸27とともに下方に移動し、右に傾けると上方に移動する。必要に応じて、プローブ24の傾斜角度あるいは上下位置を変えて断層像を表示し、フリーズボタン53を押してフリーズし、記録ボタン54を押して画像を記録する。記録された画像には、停止位置の回転角度、操作方法の種類、プローブの傾斜角度、上下位置などのすべての情報が付加されている。
一つの停止位置での記録が終了したら、撮影ボタン50を押すとプローブ24はいったんはじめの停止位置に戻り、ノブ41を押すとそこから再び反時計回りの回転が開始する。同様に、異常部位を含むと思われる断面が再び表示されたところでプローブ24の停止、回転角度の微調節、必要に応じて傾斜角度あるいは上下位置を変化させ、フリーズ、記録を繰り返す。このようにして、プローブ24が1回転して片方の***の検査を終了し、その後プローブ24は自動的にスタート位置37に戻る。つぎに、他方の***の検査を行い全検査を終了する。検査が終了した時には、異常部位を含む断層像が全て選択的に記録されている。
つぎに、プローブ24を停止したときに表示される断層像について説明する。プローブが回転しているときに表示される断層像は、図5(a)に示すリニア走査の断層像で、1枚の断層像の画像は384本の平行な走査線61で構成され、毎秒26フレームのリアタイム断層像が表示される。正常か異常かを判断するにはこの画像で十分であるが、医師が画像を見てさらに詳しい診断を下すためには走査線数を増やして空間的な解像度を上げるとともにノイズやアーチファクトの少ない鮮明な画像を提供することが好ましい。図5(b)は同じリニア走査で走査線数を2倍に増やした例である。走査線数を2倍にする方法としては、同時に駆動し受信する振動子数を変えたり、送受信方向をごく僅か変える微小角セクタ法などの従来の方法を使用することができる。この場合、走査線間隔は1/2となり細かい画像が得られるが1枚の断層像を得るための時間は2倍になる。しかし、プローブは停止しており、1枚の断層像を得るための時間は76.8ミリ秒とごく短くあまり問題ない。図5(c)は複合走査の例である。この場合は操作卓14の複合走査ボタン43で走査線の方向の数を選択する。選択した走査線数は表示部46に表示される。リニア走査では走査線は平行であるが、複合走査では超音波ビームの送受信方向を僅かに変えて複数方向からの反射波を検出する。図5(c)は7方向の場合である。このようにすると超音波特有の位相干渉によるスペックルパターンが軽減され、また超音波ビームの入射方向が変わるので多重反射アーチファクトも軽減される。図5(a)〜(c)の上部にある図は、対応する走査線の構造を示しており、通常のリニア走査方式で1本の走査線が図5(b)の走査方式では2本の平行な走査線になり、図(c)の走査方法では複数方向の走査線で構成されることを示している。図5(c)の複合走査では、1枚の画像の完像時間は図(a)の7倍の269ミリ秒で1秒以下であり、胸郭の動きが少ない呼吸のタイミングに合わせてフリーズすれば呼吸性移動に対する影響を避けることができる。
また、これらの画像を複数枚加算することにより信号対雑音比(以下、SNRという)を増加させることができノイズの少ない画像を提供できる。加算枚数をn枚とすればSNRを√n倍にできる。例えば9枚加算すればSNRは3倍になる。加算枚数は加算枚数設定ボタン45で設定し加算枚数は表示部48に表示される。超音波検査では解像度を上げるためにできるだけ高い周波数を用いることが好ましいが、周波数を高くすると減衰が増加しSNRが低下し画質が劣化する。したがって、SNRの向上は鮮明な画像を得るためにはきわめて重要である。9枚加算した場合の完像時間は、図5(a)の走査線数が384本のリニア走査では0.35秒、図5(b)の走査線数が768本のリニア走査では0.69秒、図5(c)の複合走査では2.4秒となる。完像時間があまり長いと心臓の動きや呼吸による***組織の動きがボケの原因になるので、適当な完像時間になるように条件を設定する。もちろん、走査線数384本のリニア走査で加算枚数1を設定してもよい。この場合の画像はプローブが回転しながら撮影した画像とほとんど同じ画像であり、動きに対するぶれが最小になる。
停止位置でプローブ24の傾斜角度あるいはプローブ24の上下位置を変えて画像を撮影すると、水浸法で問題となる多重反射アーチファクトの影響を除くことができる。多重反射アーチファクトはプローブ24と体表との間で反射が繰り返されるために生じ、***組織中にこの多重反射による偽の画像(アーチファクト)が表示されるものである。多重反射は超音波ビームが体表に垂直に入射した場合に最も強く起こる。したがって、プローブの傾斜角度を変えると超音波ビームの入射角度が変わり多重反射が減少するか、***組織中の別の場所に表示される。これにより多重反射を軽減したり、識別したりすることができる。傾斜角度を変えたときに別の箇所に多重反射像が表示された場合は、傾斜角度の異なる2枚の画像の位置を合わせて一方から他方を差し引き絶対値をとると多重反射の像だけが残る。これをもとの2枚の加算平均画像、すなわち真の画像と多重反射の和の画像から多重反射だけの画像を差し引くと多重反射の像が消去されて真の画像が得られる。プローブの上下位置を移動させた画像についても、真の像に対して多重反射の像が出る位置が異なるため、同様の方法で多重反射を除去した画像が得られる。
プローブを停止して異常部位を撮影するためには、最適断面の選択などが必要なため1断面当たり10秒程度の時間が必要である。これに対して、複合走査や加算処理に必要な時間は、仮に5方向の複合走査と4枚の加算処理を行なったとして768ミリ秒である。片方の***の検査で異常部位を含む断面が3箇所あった場合、片方向の***の検査時間は、20秒+(10+0.687)×3=52秒である。もし、プローブの停止時だけでなく移動中も常に5方向の複合走査と4枚の加算処理を行うと、片方の***の検査時間は(20×5×4)+10×3=430秒(約7分)と長時間になり、プローブを停止した場合のみ複合走査や加算処理などを行うことの利点が明確である。
プローブ24が移動中の断層像およびプローブを停止した状態で記録した画像は、回転角度その他の付加情報とともにすべてメモリ11に蓄えられる。これらの断層像を医師が読影して診断を下すときは読影ボタン55を押して読影モードに切り替える。つぎに、選択画像表示ボタン56を押すと異常部位の断層像が選択され、複数の断層像の一覧がモニタ13に表示される。撮影モードで複数枚撮影ボタン51を押して撮影した複数の画像もここで表示される。一覧表示された画像をマウスなどでクリックすると画面いっぱいに拡大表示され、画像一覧はサムネールとして左端に小さく表示される。サムネールの一覧画像を順にモニタ13上で拡大表示して読影を行い、所見を記録して診断を下す。技師が異常部位を含むと判断してプローブの停止位置で撮影した断層像の枚数はせいぜい10数枚程度であり、医師が768枚の全画像を順に見ながら診断するよりは読影時間がはるかに短く医師の負担は非常に少なくなる。また、異常部位を含むと判断して選択表示される画像は、複合走査、加算処理などの処理が施された鮮明な画像であり、これにより正確な診断が可能になる。読影モードではレバー40はプローブの制御ではなく画像表示の制御に切り替えられる。選択表示された断層像の前後の断層像も参考にしたいときは選択画像表示ボタン56をもう一度押し、この状態でレバー40を上に傾けるとメモリ11に記録されている反時計回り方向の画像が順次表示され、レバー40を下に傾けると時計回り方向の画像が表示されて前後の画像を参照することができる。
技師の訓練が十分ではなく、医師がすべての画像を見る必要がある場合は、全画像表示ボタン57を押す。この状態でレバー40を上に傾けると断層像は撮影したときと同じ反時計回り方向に順次表示され大きく傾けるほど画像の送り速度が早くなる。レバー40が中央の位置では画像が停止し、下に傾けると時計回り方向に順次断層像が表示され傾きを大きくするほど送り速度が早くなる。このようにして医師は画像の送り速度と方向を自由に変えることができる。読影モードでは、フリーズボタン53および記録ボタン54は撮影中の画像ではなく表示画像のフリーズおよび記録に切り替えられている。このようにして送り速度を変えながら画像を順次観察し、異常部位が含まれると思われるところではレバー40の位置を中央にして画像送りを停止し、その前後の断面を注意深く観測し必要な場合は図にはない入力装置により所見を記入し、フリーズボタン53を押してフリーズし、記録ボタン54を押して記録する。
図6は、超音波検査装置70とは通常別の場所にある読影用ワークステーション75で医師が読影する場合の説明図である。ここで、超音波検査装置70は図1のA、B、Cで示される装置全体を意味している。超音波検査装置70のメモリ11に記録されたすべてのデータは、DICOMなどの医用画像の標準のフォーマットで通信回線71あるいは記録媒体72を介して読影用ワークステーション75に送られる。読影用ワークステーション75には、読影用モニタ73a、73bおよび図4に相当する操作卓74がある。操作卓74には図4の操作卓14と同じ機能をもつ読影用ボタン55、56、57、フリーズボタン53、記録ボタン54ボタンがあり、図4のレバー40に相当する機能をもつ前後の画像を表示する画像送りボタン77がある。検診では検査室や検診バスなどで多数の被検者のデータが収集されるので、医師が超音波検査装置70のモニター13で読影することが困難な場合も多く、離れた場所にある読影用ワークステーション75で読影し所見を記入してその記録を読影用ワークステーション75に保管することができる。
読影用ワークステーション75には過去に撮影したすべての画像が保管されており、得られたばかりの画像を読影用モニタ73aに表示し、同じ被検者の過去の画像を同時に読影用モニタ73bに表示して比較読影をすることができる。過去の画像としては***全体の断層像と全ての付加情報が記録保存されており、同じ被検者の画像を検索するとともに、回転角度の情報をもとに同じ部位の断層像を短時間で容易に検索表示することができる。これはとくに水浸法で有効である。医師が現在の検査データを読影用モニタ73aに表示し、過去画像表示ボタン76を押すと、最も近い時期に受けた検査データの同じ位置の断層像が読影用モニタ73bに表示され、画像送りボタン77でその前後の画像を表示し、現在の画像と過去の画像を比較できる。また、読影用ワークステーションの選択画像ボタンを押すと過去の検査で選択した画像を表示することができる。もう一度過去画像表示ボタン76を押すと、その前の過去の検査データを同様に表示して比較することができる。過去画像表示ボタン76を何度も押してそれ以前の過去画像がなくなると最初の過去画像に戻る。必要に応じて読影用ワークステーション75に記録、保管されたデータを超音波検査装置70に読み込んで、超音波検査装置70で比較読影することも可能である。検診においては、同じ人の過去の画像と比較する比較読影が非常に重要であり、本システムでは比較読影が容易に行えることが大きな利点である。
上述の実施例ではプローブを温水中で移動する水浸法について記載したが、水浸法に限らず直接接触法でもかまわない。また、プローブの回転による機械走査の場合について説明したが、プローブの平行移動などの他の機械走査の方法でもよい。
本発明の装置全体のシステム構成図 超音波検査ユニットの構造を示す断面図 (a)超音波検査ユニットの主要部分の上面図 (b)超音波検査ユニットの主要部分の断面図 超音波検査装置の操作卓とモニタ (a)通常のリニア走査の説明図 (b)走査線を2倍にしたリニア走査の説明図 (c)複合走査の説明図 超音波検査装置と読影用ワークステーション
符号の説明
1 超音波検査ユニット
21 液体容器
22 超音波透過膜
23 超音波リニアアレイプローブを構成する振動素子
24 超音波リニアアレイプローブ
25 温水
27 プローブの回転軸
37 スタート位置
40 プローブ制御レバー
41 プローブの移動、停止を制御するノブ
43 複合走査選択ボタン
44 リニア走査選択ボタン
45 加算枚数設定ボタン
49 高電圧ボタン
50 撮影ボタン
51 複数枚撮影ボタン
52 プローブ傾斜角度、位置設定ボタン
53 フリーズボタン
54 画像記録ボタン
55 読影ボタン
56 選択画像表示ボタン
57 全画像表示ボタン
61 通常のリニア走査の走査線
62 走査線数を2倍にしたリニア走査の走査線
63 複合走査の走査線
73a 読影用ワークステーションの現在画像表示用モニタ
73b 読影用ワークステーションの過去画像表示用モニタ
74 読影用ワークステーションの操作卓
75 読影用ワークステーション
76 過去画像表示ボタン

Claims (1)

  1. 電子走査を行う超音波プローブと、該超音波プローブを電子走査面と略直角方向に一定速度で回転させる第1のプローブ移動機構と、電子走査面内で該超音波プローブを回転させる第2のプローブ移動機構と、該超音波プローブの上下位置を変える第3のプローブ移動機構と、超音波送受信回路と、超音波画像を生成する超音波画像生成手段と、超音波画像を表示する表示手段と、超音波画像を記録する記録手段とを具備し、第1のプローブ移動機構は任意の位置で超音波プローブの移動を停止することができ、移動を停止したときに該超音波プローブの傾斜角度あるいは上下位置を変えてデータを収集する機能を有することを特徴とする超音波検査装置。


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