JP5105809B2 - ヒータユニット、ヒータ付き電池構造体 - Google Patents

ヒータユニット、ヒータ付き電池構造体 Download PDF

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Description

本発明は、ヒータユニット、及びヒータユニットを備えるヒータ付き電池構造体に関する。
ニッケル水素蓄電池などの電池は、ポータブル機器などの電源として、また、電気自動車やハイブリッド自動車などの電源として注目されている。
ところが、ニッケル水素蓄電池などの電池には、低温時において、放電容量が低下し、良好な出力特性が得られなくなる課題がある。このため、電池を、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車などの電源として用いた場合、寒冷地など気温が氷点下となる温度環境下では、出力が十分に得られない問題があった。
この問題を解決するために、近年、電池にヒータを設け、家庭用電源を用いて電池を加熱する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭60−192367号
特許文献1には、断熱材で形成した容器の底部の内側に面状ヒータを設け、この面状ヒータに接触するようにして2つの電池を容器内に収容したヒータ付き電池構造体が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されている手法では、電池を適切に加熱することができない虞がある。これは、断熱材で形成した容器の底部に反りや歪みなどの変形が生じていることがあり、これに倣って面状ヒータにも反りや歪みなどの変形が生じている場合には、面状ヒータと電池との間に隙間が生じてしまうためである。さらにこの場合、面状ヒータの熱が電池に伝わり難いことから、面状ヒータ自身(面状ヒータの一部または全部)が過昇温となる危険があった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、電池構造体を適切に加熱することができ、ヒータ自身(ヒータの一部または全体)が過昇温となるのを抑制できるヒータユニット及びヒータ付き電池構造体を提供することを目的とする。
その解決手段は、1または複数の、主面と裏面とを有するシート状のヒータと、上記1または複数のヒータを保持する保持部材と、を備え、発電要素を含む電池構造体の外表面に固定して、上記電池構造体の被加熱面の加熱により上記発電要素を加熱するヒータユニットであって、上記1または複数のヒータの上記裏面と上記保持部材との間に介在し、少なくとも上記ヒータの厚み方向に変形可能なシート状のシート体を備え、上記シート体は、断熱性を有し、上記ヒータの厚み方向に弾性変形可能であり、上記ヒータユニットを上記電池構造体の外表面に固定したとき、上記シート体の上記厚み方向への弾性圧縮変形によって生じる弾性力により、上記1または複数のヒータの上記裏面を押圧し、上記1または複数のヒータの上記主面全体を上記電池構造体の上記被加熱面に密着させる形態を有してなるヒータユニットである。
本発明のヒータユニットは、自身を電池構造体に固定したとき、シート体が変形して1または複数のヒータの裏面を押圧することにより、1または複数のヒータの主面を電池構造体の被加熱面に密着させることができる。これにより、1または複数のヒータの主面と電池構造体の被加熱面との間に隙間が生じる虞がないので、電池構造体を適切に加熱することができる。さらには、ヒータの熱を電池構造体に適切に伝えることができることから、ヒータ自身(ヒータの一部または全体)が過昇温となるのを抑制することもできる。
なお、シート体としては、例えば、厚み方向に弾性変形可能なシート体を挙げることができる。具体的には、発泡樹脂(発泡ウレタンなど)、発泡ゴム、多孔質繊維、成型グラスウール等を例示することができる。さらには、ゲル状体や、基材シートの表面にゲル状体を固着したシート体を例示することもできる。ここで、ゲル状体としては、例えば、ポリヒドロキシエチルメタアクリレート、ポリビニルピロリドン、ブチルアクリレートとブチルメタクリレートの共重合体などのゲル状高分子化合物を挙げることができる。また、液体などの流動体を袋内に封じ込めてなるシート体を用いることもできる。
なお、シート体の表面は、平面に限らず、例えば、多数の突起が表面全体に等間隔で設けられてなる凹凸面であっても良い。
また、電池構造体としては、例えば、1つの発電要素を電池ケース内に収容してなる単電池を挙げることができる。また、発電要素を収容する収容部が複数、一体成形された電池ケースを備え、それぞれの収容部内に発電要素を収容してなる電池モジュールも含む。また、単電池や電池モジュールを複数、直列または並列に接続して、筐体や保持枠等で保持してなる組電池も含む。
また、発電要素とは、電池の機能を奏するために電池ケース内に収容されるものであり、例えば、正極板、負極板、セパレータ、及び電解液などが含まれる。
また、シート状のヒータとしては、所定のパターンで平面に沿って延びるヒータ素子(例えば、ニッケル−クロム合金製)と、ヒータ素子の表面及び裏面に積層された樹脂絶縁層(例えば、ポリイミドフィルム)とを備える積層型の面状ヒータを例示できる。また、この面状ヒータの表面及び裏面に金属層(例えば、アルミニウム板)を積層した面状ヒータを用いることもできる。
また、被加熱面としては、組電池等の電池構造体の外表面(外表面の全体または一部)を例示することができる。この場合、シート状のヒータの主面全体を、電池構造体の外表面に密着させるのが好ましく、具体的には、電池構造体の外表面のうちヒータが配置される(ヒータで覆われる)配置面の全体が平面で構成されており、この平面をなす配置面に平板状のヒータを固定する場合を例示できる。この場合、シート体が変形してヒータの裏面を押圧することにより、ヒータの主面全体を配置面全体に密着させることができるので、配置面全体が被加熱面となる。
また、本発明では、ヒータの主面の一部を、組電池等の電池構造体の外表面に密着させるヒータユニットも含む。具体的には、電池構造体の外表面のうちヒータが配置される(ヒータで覆われる)配置面が、部分的に凹部(例えば、補強のためにプレス成型してなる凹部)を有する面(凹部を除く部分は平面)で構成されており、この配置面に平板状のヒータを固定する場合を例示できる。この場合、シート体が変形してヒータの裏面を押圧することにより、配置面のうち凹部を除く平面部分に、ヒータの主面の一部を密着させることができるので、配置面のうち凹部を除く平面部分が被加熱面となる。
このように、ヒータの主面の一部を被加熱面に密着させる場合でも、シート体を有しないヒータユニットに比べて、ヒータの主面のうちシート体の押圧により被加熱面に密着する部分については、被加熱面との間に隙間が生じる虞がなくなるので、少なくともその分、電池構造体の加熱効率を向上させることができる。さらには、ヒータの主面のうち少なくとも被加熱面に密着する部分については、ヒータの熱を電池構造体に適切に伝えることができることから、少なくとも被加熱面に密着する部分についてヒータ自身が過昇温となるのを防止できる点で、シート体を有しないヒータユニットに比べて優れている。
また、被加熱面の形態は、平面(平面部分)に限らず、曲面であっても良いし、部分的に凹部や凸部が存在する凹凸面であっても良い。これに対し、シート状のヒータ及びシート体の形態は、密着させる被加熱面の形態に応じた形状とするのが好ましい。例えば、被加熱面が1/4円筒の外周面となる場合は、シート状のヒータ及びシート体も、被加熱面に適合する1/4円筒形状とするのが好ましい。
さらに、本発明のヒータユニットは、ヒータの裏面側に位置するシート体が断熱性を有している。このため、ヒータの熱が裏面側から逃げにくくなり、主面から電池構造体に効率良く熱を伝えることができる。
なお、断熱性を有するシート体としては、シート状の発泡樹脂(発泡ウレタンなど)、シート状の発泡ゴム、シート状の多孔質繊維、シート状の成型グラスウール等を例示できる。
さらに、本発明のヒータユニットは、自身を電池構造体に固定したとき、シート体がヒータの厚み方向に弾性圧縮変形することによって生じる弾性力により、1または複数のヒータの主面を電池構造体の被加熱面に密着させることができる。これにより、1または複数のヒータの主面と電池構造体の被加熱面との間に隙間が生じる虞がないので、電池構造体を適切に加熱することができる。さらには、ヒータの熱を電池構造体に適切に伝えることができることから、ヒータ自身(ヒータの一部または全体)が過昇温となるのを抑制することもできる。
さらに、上記のヒータユニットであって、前記電池構造体は、収容ケースと、この収容ケースの内部に収容された複数の二次電池と、を有し、上記収容ケースの外表面は、前記被加熱面を含み、前記保持部材は、前記ヒータを収容する凹状の収容部と、この収容部の開口端側に位置するフランジ部と、を有し、上記フランジ部は、上記ヒータユニットを上記収容ケースの外表面に固定したとき、上記収容ケースの外表面に当接する当接面を有し、上記ヒータユニットを上記収容ケースの外表面に固定する前の自由状態において、上記ヒータの前記主面が、上記保持部材の上記フランジ部の上記当接面よりも、上記ヒータの厚み方向に寸法ΔLだけ外部に突出しており、上記フランジ部の上記当接面を上記収容ケースの上記外表面に当接させて、上記ヒータユニットを上記収容ケースの上記外表面に固定したとき、上記シート体が、上記ヒータの厚み方向に寸法ΔLだけ弾性圧縮変形して、上記ヒータの上記主面全体が上記被加熱面に密着する形態を有するヒータユニットとすると良い。
あるいは、1または複数の、主面と裏面とを有するシート状のヒータと、上記1または複数のヒータを保持する保持部材と、を備え、発電要素を含む電池構造体に固定して、上記電池構造体の被加熱面の加熱により上記発電要素を加熱するヒータユニットであって、上記1または複数のヒータの上記裏面と上記保持部材との間に介在し、上記ヒータの厚み方向に弾性変形可能なシート状のシート体を備え、上記ヒータユニットを上記電池構造体に固定する前の自由状態における、上記ヒータ及びシート体の厚み寸法をL、上記ヒータの上記主面が上記被加熱面に接触するように上記ヒータユニットを上記電池構造体に固定した状態における、上記ヒータ及びシート体の厚み寸法をMとしたとき、L>Mの関係を満たすように構成されてなるヒータユニットが好ましい。
このヒータユニットは、1または複数のヒータの裏面と保持部材との間に介在し、ヒータの厚み方向に弾性変形可能なシート状のシート体を備えており、自由状態におけるヒータ及びシート体の厚み寸法をL、電池構造体に固定した状態におけるヒータ及びシート体の厚み寸法をMとしたとき、L>Mの関係を満たすように構成されている。すなわち、このヒータユニットを電池構造体に固定すると、シート体がヒータの厚み方向に弾性圧縮変形することで、ヒータ及びシート体の厚み寸法がLからMにまで小さくなる。
従って、このヒータユニットによれば、シート体の弾性圧縮変形によって生じる弾性力により、1または複数のヒータの主面を電池構造体の被加熱面に密着させることができる。これにより、1または複数のヒータの主面と電池構造体の被加熱面との間に隙間が生じる虞がないので、電池構造体を適切に加熱することができる。さらには、ヒータの熱を電池構造体に適切に伝えることができることから、ヒータ自身(ヒータの一部または全体)が過昇温となるのを抑制することもできる。
さらに、上記いずれかのヒータユニットであって、前記保持部材は、前記ヒータユニットを、前記電池構造体に着脱可能とする構成を有するヒータユニットとすると良い。
本発明のヒータユニットは、保持部材が、ヒータユニットを電池構造体に着脱可能とする構成を有していることから、当該ヒータユニットを電池構造体に着脱可能に固定することができる。このため、本発明のヒータユニットは、電池構造体に取り付けた後も、電池構造体から容易に取り外すことができるので、メンテナンス作業や交換作業等の作業性が良好となる。
さらに、上記いずれかのヒータユニットであって、前記シート体は、前記1または複数のヒータの前記裏面の全体に配置されてなるヒータユニットとすると良い。
本発明のヒータユニットでは、シート体が、1または複数のヒータの裏面の全体に配置されている。このため、本発明のヒータユニットを電池構造体に固定すると、シート体により、1または複数のヒータの裏面全体を押圧することができる。これにより、1または複数のヒータの主面を、電池構造体の被加熱面に適切に密着させることができる。
さらに、上記いずれかのヒータユニットであって、前記1または複数のヒータは、前記シート体に接着されてなり、上記シート体は、前記保持部材に接着されてなるヒータユニットとすると良い。
本発明のヒータユニットは、その構成品である、1または複数のヒータとシート体と保持部材とが、接着により一体とされている。このため、本発明のヒータユニットは、取り扱い易く、電池構造体への取付作業等が容易となる。
さらに、上記いずれかのヒータユニットと、前記発電要素を含み、前記被加熱面を有する前記電池構造体と、を備え、前記シート体の前記厚み方向への弾性圧縮変形によって生じる弾性力により、前記1または複数のヒータの前記裏面を押圧することで、上記1または複数のヒータの上記主面全体が、上記電池構造体の上記被加熱面に密着してなるヒータ付き電池構造体とすると良い。
本発明のヒータ付き電池構造体は、前述のヒータユニットを有しているので、シート体が変形して1または複数のヒータの裏面を押圧することで、1または複数のヒータの主面が電池構造体の被加熱面に密着する。これにより、1または複数のヒータの主面と被加熱面との間に隙間が生じる虞がないので、電池構造体を、適切に加熱することができる。さらには、1または複数のヒータの熱を、被加熱面に適切に伝えることができることから、ヒータ自身(ヒータの一部または全体)が過昇温となるのを抑制することもできる。
他の解決手段は、発電要素を含み、被加熱面を有する電池構造体と、1または複数の、主面と裏面とを有するシート状のヒータ、及び上記1または複数のヒータを保持する保持部材、を有し、上記電池構造体の外表面に固定して、上記電池構造体の上記被加熱面の加熱により上記発電要素を加熱するヒータユニットと、を備えるヒータ付き電池構造体であって、上記ヒータユニットは、上記1または複数のヒータの上記裏面と上記保持部材との間に介在し、少なくとも上記ヒータの厚み方向に変形可能なシート状のシート体を有し、上記シート体は、断熱性を有し、上記ヒータの厚み方向に弾性変形可能であり、上記ヒータ付き電池構造体は、上記シート体の上記厚み方向への弾性圧縮変形によって生じる弾性力により、上記1または複数のヒータの上記裏面を押圧することで、上記1または複数のヒータの上記主面全体が、上記電池構造体の上記被加熱面に密着してなヒータ付き電池構造体である。
本発明のヒータ付き電池構造体では、ヒータユニットが、1または複数のヒータの裏面と保持部材との間に介在し、少なくともヒータの厚み方向に変形可能なシート状のシート体を有している。このため、シート体が変形して1または複数のヒータの裏面を押圧することで、1または複数のヒータの主面が、電池構造体の被加熱面に密着する。これにより、1または複数のヒータの主面と被加熱面との間に隙間が生じる虞がないので、電池構造体を、適切に加熱することができる。さらには、1または複数のヒータの熱を、被加熱面に適切に伝えることができることから、ヒータ自身(ヒータの一部または全体)が過昇温となるのを抑制することもできる。
さらに、このヒータ付き電池構造体では、ヒータの裏面側に位置するシート体が断熱性を有している。このため、ヒータの熱が裏面側から逃げにくくなり、主面から電池構造体に効率良く熱を伝えることができる。
なお、被加熱面としては、電池構造体の外表面(外表面の全体または一部)を例示することができる。この場合、シート状のヒータの主面全体を、電池構造体の外表面に密着させたヒータ付き電池構造体とするのが好ましく、具体的には、電池構造体の外表面のうちヒータが配置される配置面の全体が平面で構成されており、この平面をなす配置面に平板状のヒータを固定したヒータ付き電池構造体を例示できる。このヒータ付き電池構造体では、シート体が変形してヒータの裏面を押圧することにより、ヒータの主面全体を配置面全体に密着させることができるので、配置面全体が被加熱面となる。
また、本発明では、ヒータの主面の一部を、組電池等の電池構造体の外表面に密着させたヒータ付き電池構造体も含む。具体的には、電池構造体の外表面のうちヒータが配置される配置面が、部分的に凹部(例えば、補強のためにプレス成型してなる凹部)を有する面(凹部を除く部分は平面)で構成されており、この配置面に平板状のヒータを固定したヒータ付き電池構造体を例示できる。このヒータ付き電池構造体では、シート体が変形してヒータの裏面を押圧することにより、配置面のうち凹部を除く平面部分に、ヒータの主面の一部を密着させることができるので、配置面のうち凹部を除く平面部分が被加熱面となる。
このように、ヒータの主面の一部を被加熱面に密着させるヒータ付き電池構造体でも、シート体を有しないヒータユニットを備えるヒータ付き電池構造体に比べて、ヒータの主面のうちシート体の押圧により被加熱面に密着する部分については、被加熱面との間に隙間が生じる虞がなくなるので、少なくともその分、電池構造体の加熱効率を向上させることができる。さらには、ヒータの主面のうち少なくとも被加熱面に密着する部分については、ヒータの熱を電池構造体に適切に伝えることができることから、少なくとも被加熱面に密着する部分についてヒータ自身が過昇温となるのを防止できる点で、シート体を有しないヒータユニットを備えるヒータ付き電池構造体に比べて優れている。
さらに、本発明のヒータ付き電池構造体では、ヒータユニットが、1または複数のヒータの裏面と保持部材との間に介在し、ヒータの厚み方向に弾性変形可能なシート状のシート体を有している。このため、1または複数のヒータの主面が、シート体がヒータの厚み方向に弾性圧縮変形することによって生じる弾性力により、電池構造体の被加熱面に密着する。これにより、1または複数のヒータの主面と被加熱面との間に隙間が生じる虞がないので、電池構造体を、適切に加熱することができる。さらには、1または複数のヒータの熱を、被加熱面に適切に伝えることができることから、ヒータ自身(ヒータの一部または全体)が過昇温となるのを抑制することもできる。
さらに、上記のヒータ付き電池構造体であって、前記電池構造体は、収容ケースと、この収容ケースの内部に収容された複数の二次電池と、を有し、上記収容ケースの外表面は、前記被加熱面を含み、前記保持部材は、前記ヒータを収容する凹状の収容部と、この収容部の開口端側に位置するフランジ部と、を有し、上記フランジ部は、上記ヒータユニットを上記収容ケースの外表面に固定したとき、上記収容ケースの外表面に当接する当接面を有し、上記ヒータユニットは、上記フランジ部の上記当接面を上記収容ケースの上記外表面に当接させて、上記収容ケースの上記外表面に固定されてなり、上記ヒータユニットを上記収容ケースの外表面に固定する前の自由状態において、上記ヒータの前記主面が、上記保持部材の上記フランジ部の上記当接面よりも、上記ヒータの厚み方向に寸法ΔLだけ外部に突出しており、上記フランジ部の上記当接面を上記収容ケースの上記外表面に当接させて、上記ヒータユニットを上記収容ケースの上記外表面に固定したとき、上記シート体が、上記ヒータの厚み方向に寸法ΔLだけ弾性圧縮変形して、上記ヒータの上記主面全体が上記被加熱面に密着する形態を有するヒータ付き電池構造体とすると良い。
さらに、上記いずれかのヒータ付き電池構造体であって、前記保持部材は、前記ヒータユニットを、前記電池構造体に着脱可能とする構成を有するヒータ付き電池構造体とするのが好ましい。
このヒータ付き電池構造体では、保持部材が、ヒータユニットを電池構造体に着脱可能とする構成を有している。すなわち、ヒータユニットを、電池構造体に着脱可能に固定している。このため、ヒータユニットを電池構造体から容易に取り外すことができるので、ヒータユニット(ヒータ)のメンテナンス作業や交換作業等の作業性が良好となる。
さらに、上記いずれかのヒータ付き電池構造体であって、前記シート体は、前記1または複数のヒータの前記裏面の全体に接触してなるヒータ付き電池構造体とするのが好ましい。
このヒータ付き電池構造体では、シート体が、1または複数のヒータの裏面の全体に接触しているので、シート体により、1または複数のヒータの裏面全体を押圧することができる。これにより、1または複数のヒータの主面を、電池構造体の被加熱面に適切に密着させることができる。
さらに、上記いずれかのヒータ付き電池構造体であって、前記1または複数のヒータは、前記シート体に接着されてなり、上記シート体は、前記保持部材に接着されてなるヒータ付き電池構造体とするのが好ましい。
このヒータ付き電池構造体では、その構成品である、1または複数のヒータとシート体と保持部材とが、接着により一体とされている。このため、ヒータユニットのメンテナンス作業や交換作業等をする際、ヒータユニットを取り扱い易く、電池構造体への着脱等が容易となる。
次に、本発明の実施形態にかかるヒータ付き電池構造体10ついて、図面を参照しつつ説明する。
ヒータ付き電池構造体10は、図1及び図2に示すように、組電池50と、第1ヒータユニット60と、第2ヒータユニット70とを有している。
このうち、組電池50は、図3に示すように、第1収容部材20及び第2収容部材30を備える収容ケース40と、その内部に収容された複数(本実施形態では40ヶ)の二次電池100とを有している。なお、本実施形態では、組電池50が電池構造体に相当する。
二次電池100は、図4に示すように、電池ケース101と、正極端子161と、負極端子162とを備える、密閉型のニッケル水素蓄電池である。電池ケース101は、図5に示すように、樹脂製で矩形略箱形状をなす電槽102と、樹脂製で矩形略板形状をなす蓋体103とを有している。このうち、電槽102は、その内部が、隔壁部125によって、6つの収容部124に区分されている。それぞれの収容部124内には、極板群150(正極板151、負極板152、セパレータ153)と、電解液(図示しない)とが収容されている。各収容部124内に収容されている極板群150は、それぞれ、直列に接続されている。従って、本実施形態の二次電池100は、6つの単電池が直列に接続された電池モジュールを構成している。なお、極板群150と電解液(図示しない)とは、発電要素に相当する。また、蓋体103には、安全弁122が設けられている。
本実施形態では、図3に示すように、このような二次電池100が40ヶ、列置方向X(図3において左右方向)に一列に列置されると共に、互いに直列に接続されている。
第1収容部材20は、図3に示すように、金属製で矩形凹状をなし、複数の二次電池100を内部に収容する収容部24と、この収容部24の開口端側に位置する矩形環状の鍔部23とを有している。第2収容部材30は、金属製で矩形凹状をなす凹部34と、この凹部34の開口端側に位置する矩形環状の鍔部33とを有している。
第2収容部材30の鍔部33上には、複数の二次電池100が載置・固定されている(図3及び図4参照)。さらに、第1収容部材20が、その鍔部23を第2収容部材30の鍔部34に突き当て、収容部24内に複数の二次電池100を収容した状態で、取付ボルト11により、第2収容部材30に固定されている。
このような構成の組電池50では、図3及び図4に示すように、第2収容部材30の凹部34の底部34bに、複数の二次電池100の各々と空隙Sを介して離間する離間部35が含まれる。
第1ヒータユニット60は、図6に示すように、第1ヒータ61と、第1シート体62と、これらを保持する第1保持部材65と、断熱材68とを有している。第1ヒータ61は、第1シート体62の主面62bに接着されており、第1シート体62は、第1保持部材65の保持面65fに接着されている。また、断熱材68は、第1保持部材65のうち保持面65fの反対側に位置する反対面65gに接着されている。従って、第1ヒータユニット60は、その構成品である、第1ヒータ61と第1シート体62と第1保持部材65と断熱材68とが、接着により一体とされている。
このうち、第1ヒータ61は、図8に示すように、破線で示す所定のパターンで平面に沿って延びるヒータ素子61dと、ヒータ素子61dの表面61g上に積層された第1絶縁樹脂層61c及びヒータ素子61dの裏面61h上に積層された第2絶縁樹脂層61eと、第1絶縁樹脂層61cの表面61j上に積層された第1金属層61b及び第2絶縁樹脂層61eの裏面61k上に積層された第2金属層61fとが積層されてなる、シート状のヒータである。なお、ヒータ素子61dは、ニッケル−クロム合金により形成されている。また、第1絶縁樹脂層61c及び第2絶縁樹脂層61eは、ポリイミドフィルムにより形成されている。また、第1金属層61b及び第2金属層61fは、アルミニウム板により形成されている。
また、第1シート体62は、シート状の発泡ウレタンであり、第1ヒータ61の裏面61nと第1保持部材65との間に介在している。この第1シート体62は、第1ヒータ61の厚み方向(図6において上下方向)に弾性変形可能とされている。
また、第1保持部材65は、矩形凹状をなし、第1ヒータ61を内部に収容する収容部65cと、この収容部65cの開口端側に位置する矩形環状のフランジ部65bとを有している。このフランジ部65bには、取付ボルト12のネジ部12b(図9参照)を挿通可能とする貫通孔65dが複数形成されている。
第2収容部材30の底部34bには、図9に示すように、第1ヒータユニット60の貫通孔65dに対応する位置に、取付ボルト12のネジ部12bが螺合するネジ孔34cが形成されている。本実施形態では、取付ボルト12のネジ部12bを、フランジ部65bの貫通孔65dに挿通し、第2収容部材30の底部34bに設けられたネジ孔34cに螺合させることで、第1ヒータユニット60を、第2収容部材30の底部34bの外表面34f上に着脱可能に固定している。
このように、第1ヒータユニット60を、収容ケース40の外側(具体的には、第2収容部材30の底部34bの外表面34f上)に着脱可能に設けているため、組電池50の収容ケース40から第1ヒータユニット60を容易に取り外すことができ、また、収容ケース40に第1ヒータユニット60を容易に取り付けることができる。これにより、第1ヒータ61にかかるメンテナンス作業や交換作業等の作業性が良好となる。特に、本実施形態の第1ヒータユニット60は、その構成品である、第1ヒータ61と第1シート体62と第1保持部材65と断熱材68とが接着により一体とされているため、取り扱い易く、組電池50への取付作業等が容易となる。
ところで、本実施形態の第1ヒータユニット60では、図6に示すように、組電池50に固定する前の自由状態において、第1ヒータ61及び第1シート体62の厚み寸法がLで、第1ヒータ61が、第1保持部材65のフランジ部65bの当接面65hから、寸法ΔLだけ外部に突出している。なお、フランジ部65bの当接面65hは、図9に示すように、第1ヒータユニット60を組電池50に固定したとき、第2収容部材30の底部34bの外表面34fに当接する面である。
この第1ヒータユニット60を、前述のように、第2収容部材30の底部34bの外表面34f上に固定すると、図9に示すように、第1ヒータ61及び第1シート体62の厚み寸法がLからMにまで小さくなる(図6参照)。このとき、第1シート体62が、第1ヒータ61の厚み方向(図9において上下方向)に寸法ΔL(ΔL=L−M)だけ弾性圧縮変形する(図6参照)ので、この弾性圧縮変形によって生じる弾性力により、第1ヒータ61の主面61mを、離間部35の外表面35bに密着させることができる。
特に、第1ヒータユニット60では、第1シート体62が、第1ヒータ61の裏面61nの全体に接触しているため、第1シート体62の弾性力により、第1ヒータ61の裏面61nの全体を押圧することができる。従って、第1ヒータ61の主面61mを、適切に、離間部35の外表面35bに密着させることができる。これにより、第1ヒータ61の主面61mと離間部35の外表面35bとの間に隙間が生じる虞がないので、組電池50を適切に加熱することができる。さらには、第1ヒータ61の熱を組電池50に適切に伝えることができることから、第1ヒータ61自身(第1ヒータ61の一部または全体)が過昇温となるのを防止することもできる。
なお、本実施形態では、離間部35の外表面35bが、被加熱面に相当する。
第2ヒータユニット70は、図7に示すように、第2ヒータ71と、第2シート体72と、これらを保持する第2保持部材75と、断熱材78とを有している。第2ヒータ71は、第2シート体72の主面72bに接着されており、第2シート体72は、第2保持部材75の保持面75fに接着されている。また、断熱材78は、第2保持部材75のうち保持面75fの反対側に位置する反対面75gに接着されている。従って、第2ヒータユニット70は、その構成品である、第2ヒータ71と第2シート体72と第2保持部材75と断熱材78とが、接着により一体とされている。
このうち、第2ヒータ71は、図8にカッコ書きで示すように、破線で示す所定のパターンで平面に沿って延びるヒータ素子71dと、ヒータ素子71dの表面71g上に積層された第1絶縁樹脂層71c及びヒータ素子71dの裏面71h上に積層された第2絶縁樹脂層71eと、第1絶縁樹脂層71cの表面71j上に積層された第1金属層71b及び第2絶縁樹脂層71cの裏面71k上に積層された第2金属層71fとが積層されてなる面状ヒータである。なお、ヒータ素子71dは、ニッケル−クロム合金により形成されている。また、第1絶縁樹脂層71c及び第2絶縁樹脂層71eは、ポリイミドフィルムにより形成されている。また、第1金属層71b及び第2金属層71fは、アルミニウム板により形成されている。
また、第2シート体72は、シート状の発泡ウレタンであり、第2ヒータ71の裏面71nと第2保持部材75との間に介在している。この第2シート体72は、第2ヒータ71の厚み方向(図7において上下方向)に弾性変形可能とされている。
また、第2保持部材75は、矩形凹状をなし、第2ヒータ71を内部に収容する収容部75cと、この収容部75cの開口端側に位置する矩形環状のフランジ部75bとを有している。このフランジ部75bには、取付ボルト12のネジ部12b(図10参照)を挿通可能とする貫通孔75dが複数形成されている。
第2収容部材30の底部34bには、図10に示すように、第2ヒータユニット70の貫通孔75dに対応する位置に、取付ボルト12のネジ部12bが螺合するネジ孔34dが形成されている。本実施形態では、取付ボルト12のネジ部12bを、フランジ部75bの貫通孔75dに挿通し、第2収容部材30の底部34bに設けられたネジ孔34dに螺合させることで、第2ヒータユニット70を、第2収容部材30の底部34bの外表面34fに着脱可能に固定している。
このように、第2ヒータユニット70を、収容ケース40の外側(具体的には、第2収容部材30の底部34bの外表面34f上)に着脱可能に設けているため、組電池50の収容ケース40から第2ヒータユニット70を容易に取り外すことができ、また、収容ケース40に第2ヒータユニット70を容易に取り付けることができる。これにより、第2ヒータ71にかかるメンテナンス作業や交換作業等の作業性が良好となる。特に、本実施形態の第2ヒータユニット70は、その構成品である、第2ヒータ71と第2シート体72と第2保持部材75と断熱材78とが接着により一体とされているため、取り扱い易く、組電池50への取付作業等が容易となる。
さらに、第2ヒータユニット70についても、第1ヒータユニット60と同様に、図7に示すように、組電池50に固定する前の自由状態において、第2ヒータ71及び第2シート体72の厚み寸法がLで、第2ヒータ71が、第2保持部材75のフランジ部75bの当接面75hから、寸法ΔLだけ外部に突出している。なお、フランジ部75bの当接面75hは、図10に示すように、第2ヒータユニット70を組電池50に固定したとき、第2収容部材30の底部34bの外表面34fに当接する面である。
この第2ヒータユニット70を、前述のように、第2収容部材30の底部34bの外表面34f上に固定すると、図10に示すように、第2ヒータ71及び第2シート体72の厚み寸法がLからMにまで小さくなる(図7参照)。このとき、第2シート体72が、第2ヒータ71の厚み方向(図10において上下方向)に寸法ΔLだけ弾性圧縮変形する(図7参照)ので、この弾性圧縮変形によって生じる弾性力により、第2ヒータ71の主面71mを、離間部35の外表面35bに密着させることができる。
特に、第2ヒータユニット70では、第2シート体72が、第2ヒータ71の裏面71nの全体に接触しているため、第2シート体72の弾性力により、第2ヒータ71の裏面71nの全体を押圧することができる。従って、第2ヒータ71の主面71mを、適切に、離間部35の外表面35bに密着させることができる。これにより、第2ヒータ71の主面71mと離間部35の外表面35bとの間に隙間が生じる虞がないので、組電池50を適切に加熱することができる。さらには、第2ヒータ71の熱を組電池50に適切に伝えることができることから、第2ヒータ71自身(第2ヒータ71の一部または全体)が過昇温となるのを防止することもできる。
なお、第1ヒータ61及び第2ヒータ71は、家庭用交流電源により通電発熱可能なヒータである。この第1ヒータ61及び第2ヒータ71は、図3に示すように、交流電源用プラグ15に電気的に接続されている。このため、交流用電源プラグ15を家庭用交流電源のコンセントに差し込むことにより、第1ヒータ61及び第2ヒータ71に電力を供給し、発熱させることができる。
次に、ヒータ付き電池構造体10の加熱機能について、具体的に説明する。
本実施形態のヒータ付き電池構造体10では、前述のように、第1ヒータ61及び第2ヒータ71が、第2収容部材30(収容ケース40)の離間部35の外表面35b上に設けられている(図3参照)。このような構成とすることにより、第1ヒータ61及び第2ヒータ71の熱が離間部35に伝わり、加熱された離間部35を通じて、空隙S内の空気を加熱することができる。そして、この加熱された空気が各々の二次電池100に接触することで、各々の二次電池100を加熱することができる。
このような加熱手法によれば、組電池50を構成する二次電池100の加熱ムラを抑制し、各二次電池100の温度のバラツキを小さくすることができる。これにより、各二次電池100の出力特性のバラツキを小さくすることができるので、各二次電池100を直列接続した組電池50全体で安定した出力を得ることができる。
また、何らかの不具合により第1ヒータ61や第2ヒータ71が異常昇温した場合でも、第1ヒータ61及び第2ヒータ71と各々の二次電池100との間に、離間部35に加えて空隙Sが介在しているので、各二次電池100が過昇温となるのを防止することもできる。
しかも、前述のように、第1シート体62の弾性力により、第1ヒータ61の主面61mを離間部35の外表面35bに密着させると共に、第2シート体72の弾性力により、第2ヒータ71の主面71mを離間部35の外表面35bに密着させているので、組電池50を適切に加熱することができる。さらには、第1ヒータ61及び第2ヒータ71の熱を組電池50に適切に伝えることができることから、第1ヒータ61及び第2ヒータ71自身が過昇温となるのを防止することもできる。
また、本実施形態の第1ヒータユニット60では、第1ヒータ61の裏面61n上に配置するシート体として、発泡ウレタンからなる第1シート体62を用いている。これと同様に、第2ヒータユニット70でも、第2ヒータ71の裏面71n上に配置するシート体として、発泡ウレタンからなる第2シート体72を用いている。発泡ウレタンからなる第1シート体62及び第2シート体72は断熱性を有しているので、第1ヒータ61及び第2ヒータ71の熱が裏面61n,71n側から逃げにくくなり、主面61m,71mから第2収容部材30の離間部35に効率良く熱を伝えることができる。
さらに、本実施形態の第1ヒータユニット60は、図6に示すように、保持部材65の保持面65fの反対側に位置する反対面65g上に、断熱材68を備えている。これと同様に、第2ヒータユニット70も、図7に示すように、保持部材75のうち、第2ヒータ71を保持する保持面75fの反対側に位置する反対面75g上に、断熱材78を備えている。このため、保持部材65,75の反対面65g,75g側から、第1ヒータ61及び第2ヒータ71の熱が外部に逃げにくくなる。
以上より、本実施形態のヒータ付き電池構造体10では、第1ヒータ61及び第2ヒータ71の熱を、効率良く、収容ケース40の離間部35に伝えることができるので、効率良く、各々の二次電池100を加熱することができる。
また、本実施形態のヒータ付き電池構造体10では、図3に示すように、収容ケース40の内部に、冷却装置90を配置している。二次電池100の温度が上昇して高温となった場合には、この冷却装置90により二次電池100を冷却することができる。具体的には、図11に示すように、冷却装置90を作動させると、第1収容部材20の第1通気孔21を通じて外気を取り込み、空隙Sを含む収容ケース40の内部に冷却風(外気)を送風し、第2通気孔22を通じて二次電池100の熱を外部に排出することができる。これにより、各々の二次電池100を適切に冷却することができる。特に、本実施形態では、各々の二次電池100と通気路(空隙Sを含む)との間にヒータが介在していないので、各々の二次電池100を効率良く冷却することができる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態では、加熱の対象となる電池構造体として、複数(実施形態では40ヶ)の二次電池100と、これらを収容する収容ケース40とを有する組電池50を例示した。しかしながら、1つの発電要素を電池ケース内に収容してなる単電池や、発電要素を収容する収容部が複数、一体成形された電池ケースを備え、それぞれの収容部内に発電要素を収容してなる電池モジュールを、電池構造体としても良い。すなわち、単電池や電池モジュール等を、ヒータにより直接加熱する形態としても良い。
また、実施形態では、二次電池100として、発電要素を収容する6つの収容部124が一体成形された電池ケース101を備え、それぞれの収容部124内に発電要素を収容してなる電池モジュールを例示した。しかしながら、二次電池として、1つの発電要素を電池ケース内に収容してなる単電池を用いても良い。
また、実施形態では、樹脂製の電池ケース101などを備える二次電池100を用いたが、電池ケースの材質は、樹脂に限らず、金属などの他の材質であっても良い。また、実施形態では、ニッケル水素蓄電池を用いたが、本発明は、リチウムイオン電池など他の電池(一次電池も含む)を用いた場合にも、適用することができる。
実施形態にかかるヒータ付き電池構造体10の上面図である。 実施形態にかかるヒータ付き電池構造体10の側面図である。 実施形態にかかるヒータ付き電池構造体10の断面図であり、図1のP−P断面図に相当する。 実施形態にかかるヒータ付き電池構造体10の断面図であり、図2のQ−Q断面図に相当する。 実施形態にかかる二次電池100の断面図である。 第1ヒータユニット60の断面図である。 第2ヒータユニット70の断面図である。 第1ヒータ61(第2ヒータ71)の斜視断面図である。 ヒータ付き電池構造体10のうち、第1ヒータユニット60及びその付近の拡大断面図である。 ヒータ付き電池構造体10のうち、第2ヒータユニット70及びその付近の拡大断面図である。 ヒータ付き電池構造体10の冷却機能を説明する説明図であり、図1のP−P断面図に相当する。
符号の説明
10 ヒータ付き電池構造体
20 第1収容部材(収容ケース)
30 第2収容部材(収容ケース)
35 離間部
35b 離間部35の外表面(被加熱面)
40 収容ケース
50 組電池(電池構造体)
60 第1ヒータユニット
61 第1ヒータ
62 第1シート体
65 第1保持部材
70 第2ヒータユニット
71 第2ヒータ
72 第2シート体
75 第2保持部材
90 冷却装置
100 二次電池
101 電池ケース

Claims (8)

  1. 1または複数の、主面と裏面とを有するシート状のヒータと、
    上記1または複数のヒータを保持する保持部材と、を備え、
    発電要素を含む電池構造体の外表面に固定して、上記電池構造体の被加熱面の加熱により上記発電要素を加熱する
    ヒータユニットであって、
    上記1または複数のヒータの上記裏面と上記保持部材との間に介在し、少なくとも上記ヒータの厚み方向に変形可能なシート状のシート体を備え、
    上記シート体は、
    断熱性を有し、
    上記ヒータの厚み方向に弾性変形可能であり、
    上記ヒータユニットを上記電池構造体の外表面に固定したとき、上記シート体の上記厚み方向への弾性圧縮変形によって生じる弾性力により、上記1または複数のヒータの上記裏面を押圧し、上記1または複数のヒータの上記主面全体を上記電池構造体の上記被加熱面に密着させる形態を有してなる
    ヒータユニット。
  2. 請求項1に記載のヒータユニットであって、
    前記電池構造体は、
    収容ケースと、この収容ケースの内部に収容された複数の二次電池と、を有し、
    上記収容ケースの外表面は、前記被加熱面を含み、
    前記保持部材は、
    前記ヒータを収容する凹状の収容部と、この収容部の開口端側に位置するフランジ部と、を有し、
    上記フランジ部は、上記ヒータユニットを上記収容ケースの外表面に固定したとき、上記収容ケースの外表面に当接する当接面を有し、
    上記ヒータユニットを上記収容ケースの外表面に固定する前の自由状態において、上記ヒータの前記主面が、上記保持部材の上記フランジ部の上記当接面よりも、上記ヒータの厚み方向に寸法ΔLだけ外部に突出しており、上記フランジ部の上記当接面を上記収容ケースの上記外表面に当接させて、上記ヒータユニットを上記収容ケースの上記外表面に固定したとき、上記シート体が、上記ヒータの厚み方向に寸法ΔLだけ弾性圧縮変形して、上記ヒータの上記主面全体が上記被加熱面に密着する形態を有する
    ヒータユニット。
  3. 請求項1または請求項2に記載のヒータユニットであって、
    前記保持部材は、前記ヒータユニットを、前記電池構造体に着脱可能とする構成を有する
    ヒータユニット。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のヒータユニットであって、
    前記シート体は、前記1または複数のヒータの前記裏面の全体に配置されてなる
    ヒータユニット。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のヒータユニットであって、
    前記1または複数のヒータは、前記シート体に接着されてなり、
    上記シート体は、前記保持部材に接着されてなる
    ヒータユニット。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のヒータユニットと、
    前記発電要素を含み、前記被加熱面を有する前記電池構造体と、を備え、
    前記シート体の前記厚み方向への弾性圧縮変形によって生じる弾性力により、前記1または複数のヒータの前記裏面を押圧することで、上記1または複数のヒータの上記主面全体が、上記電池構造体の上記被加熱面に密着してなる
    ヒータ付き電池構造体。
  7. 発電要素を含み、被加熱面を有する電池構造体と、
    1または複数の、主面と裏面とを有するシート状のヒータ、及び
    上記1または複数のヒータを保持する保持部材、を有し、
    上記電池構造体の外表面に固定して、上記電池構造体の上記被加熱面の加熱により上記発電要素を加熱する
    ヒータユニットと、を備える
    ヒータ付き電池構造体であって、
    上記ヒータユニットは、
    上記1または複数のヒータの上記裏面と上記保持部材との間に介在し、少なくとも上記ヒータの厚み方向に変形可能なシート状のシート体を有し、
    上記シート体は、
    断熱性を有し、
    上記ヒータの厚み方向に弾性変形可能であり、
    上記ヒータ付き電池構造体は、
    上記シート体の上記厚み方向への弾性圧縮変形によって生じる弾性力により、上記1または複数のヒータの上記裏面を押圧することで、上記1または複数のヒータの上記主面全体が、上記電池構造体の上記被加熱面に密着してな
    ヒータ付き電池構造体。
  8. 請求項7に記載のヒータ付き電池構造体であって、
    前記電池構造体は、
    収容ケースと、この収容ケースの内部に収容された複数の二次電池と、を有し、
    上記収容ケースの外表面は、前記被加熱面を含み、
    前記保持部材は、
    前記ヒータを収容する凹状の収容部と、この収容部の開口端側に位置するフランジ部と、を有し、
    上記フランジ部は、上記ヒータユニットを上記収容ケースの外表面に固定したとき、上記収容ケースの外表面に当接する当接面を有し、
    上記ヒータユニットは、
    上記フランジ部の上記当接面を上記収容ケースの上記外表面に当接させて、上記収容ケースの上記外表面に固定されてなり、
    上記ヒータユニットを上記収容ケースの外表面に固定する前の自由状態において、上記ヒータの前記主面が、上記保持部材の上記フランジ部の上記当接面よりも、上記ヒータの厚み方向に寸法ΔLだけ外部に突出しており、上記フランジ部の上記当接面を上記収容ケースの上記外表面に当接させて、上記ヒータユニットを上記収容ケースの上記外表面に固定したとき、上記シート体が、上記ヒータの厚み方向に寸法ΔLだけ弾性圧縮変形して、上記ヒータの上記主面全体が上記被加熱面に密着する形態を有する
    ヒータ付き電池構造体。
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