JP5102224B2 - 無線通信システム及び無線伝送路制御方法 - Google Patents

無線通信システム及び無線伝送路制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の無線通信手段を収容する移動体通信システム及び複数の無線伝送路の制御方法に関する。
第3世代移動体通信システムとして標準化されているUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)のパケット交換ドメインでは、ベアラ・サービス・モデルとしてUMTSベアラ・サービス(PDP(Packet Data Protocol)コンテキスト)が規定されている。「PDPコンテキスト」は、UMTS網内でユーザIPパケットを転送する際の論理パス構成の設定情報を示しており、移動端末(UE)のアドレスはPDPアドレスと呼ばれ、IPネットワークにアクセスする場合にはIPアドレスが使用され、そのアドレスは移動体通信網から外部IPネットワークへ接続するためのノードであるGGSN(Gateway GPRS Support Node)より割当てられる。
GGSNは、APN(Access Point Name)で識別され、UMTSではUEに1つまたは複数のPDPアドレス(PDPコンテキスト設定時にUEに割り当てられるIPアドレス)が設定され、1つのPDPアドレスとAPNの組合せについて、複数のPDPコンテキストを同時に設定することが可能となっている。複数のPDPコンテキストが設定される場合には、それぞれに異なるGTP(GPRS Tunneling Protocol)トンネルを対応させることも可能で、その識別子としてトンネル・エンドポイント識別子(TEID)が割当てられ、TEIDによりUMTSベアラを識別することが可能となっている。UEはこれらのUMTSベアラを使用することで外部IPネットワークに接続することが可能になる(非特許文献1、非特許文献2参照)。
また、次世代の移動体通信システムとして標準化されているLTE(Long Term Evolution)&SAE(System Architecture Evolution)では、UMTSと同様にSAEベアラサービスが規定されており、PDPコンテキストによって同様に論理パス構成が設定される。LTE&SAEでは、UEが移動体通信網に接続した際に設定されるデフォルト・ベアラと、デフォルト・ベアラ設定後に要求に応じてデディケイティッド・ベアラを設定することで、UMTSの場合と同様に論理的に複数のベアラを設定できるように標準化が進められている。合わせてUMTSとLTE&SAEとのハンドオーバ時に上記設定情報を交換出来るように標準化が進められている(非特許文献3参照)。
また、UMTS及び次世代移動通信システムではサービスを提供する複数のサービスドメイン/外部IPネットワーク(PDN)に接続するMultiple PDNsのサービスモデルが規定されており、PDNから提供されているサービスを受けるために、各PDNと移動網のゲートウエイ装置である各Packet Data Network Gateway(PDN GW)を経由して複数のPDNへ接続され、UEは各PDN GWから異なるPDPアドレス(UEに割当てられるIPアドレス)が割当てられることが定義されている(非特許文献4、非特許文献5参照)。
TS 24.008 Mobile radio interface Layer 3 specification;Core network protocols; Stage 3 TS 23.060 General Packet Radio Service (GPRS);Service description;Stage 2 TR 23.882 3GPP system architecture evolution (SAE): Report on technical options and conclusions TS 23.401 3GPP System Architecture Evolution:GPRS enhancements for LTE access TS 23.402 3GPP System Architecture Evolution:Architecture Enhancements for non-3GPP accesses
しかしながら、将来の移動体通信システムでは、第2、第3世代(2G,3G)無線通信方式や次世代通信方式であるSuper 3G(S3G)や第4世代(4G)通信方式等の複数の無線通信手段を備えた移動端末により、異なる無線通信手段間でハンドオーバが可能なことが要求されている。上記非特許文献1、非特許文献2において開示されている技術では、TEIDによりUMTSベアラを識別することは可能であるが、どの無線通信方式で接続された無線伝送路に対応づけられたベアラであるかを識別することは考慮されておらず、異なる無線通信方式で接続された無線伝送路間をハンドオーバすることも考慮されていない。また、上記非特許文献3、非特許文献4、非特許文献5においてUMTSとSAE&LTE間のハンドオーバが可能なことが要求されているが、それらを解決する手段はまだ提供されていない。このことは複数のPDNへ接続しているMultiple PDNサービスを提供する場合でも解決されていない。
本発明は、上述した種々の課題を効率的に解決するための無線通信システム及び無線伝送路制御方法を提供することを目的とするものである。
本発明の一観点によれば、複数の無線ネットワークサブシステムにより構成される複数の無線アクセスネットワーク装置と、前記無線アクセスネットワーク装置に接続可能とする無線通信手段を備えた移動端末と、前記複数の無線アクセスネットワーク装置間を接続する移動アンカー装置と、を含んで構成される移動通信制御システムであって、前記移動アンカー装置は、前記無線通信手段に割り当てる第1のアドレスと該無線通信手段の識別子との関係を保持するベアラ識別テーブルを管理する機能を備えていることを特徴とする移動通信制御システムが提供される。
IPベアラ毎にIPアドレスを割り当て、移動端末の識別子とIPアドレスと無線アクセス手段を識別する識別子の関連付けを移動通信システムでのアンカーである移動アンカー装置により管理し、ハンドオーバ先のIPベアラに対してハンドオーバ前のIPベアラで使用しているIPアドレスを設定することにより、異なる無線アクセスネットワーク間のハンドオーバを実現することができる。
IPベアラ毎にベアラコンテキストを割り当て、移動端末の識別子とIPアドレスとベアラコンテキストと無線アクセス手段を識別する識別子の関連付けを移動通信システムでのアンカーである移動アンカー装置により管理し、ハンドオーバ先のIPベアラに対してハンドオーバ前のIPベアラで使用しているベアラコンテキストやベアラ毎に割当てたIPアドレス等の少なくともハンドオーバの対象となるIPベアラを識別する情報を設定することにより、異なる無線アクセスネットワーク間のハンドオーバを実現することができる。
本発明の他の観点によれば、移動端末と移動管理装置とにおいて、移動端末の識別子及び移動端末に割り当てられたIPアドレスと無線通信インタフェースの識別子もしくは移動端末の識別子及び移動端末に割当てられたIPアドレスとベアラコンテキストと無線通信インタフェースの識別子を関連付けたベアラ識別テーブルを管理する。前記ベアラ識別テーブルを参照することにより、移動管理装置は移動管理装置と移動端末との間のIPベアラを識別し、無線アクセスネットワークとのマッピングを管理する。移動管理装置は、要求に応じて無線通信手段の識別子のみを更新することで、IPベアラを切り替える。
これにより、移動端末上のアプリケーションで使用しているIPアドレスを変更することなく、異種無線アクセスネットワーク間のハンドオーバを実現する。
本発明は、コンピュータに処理を実行させるためのプログラム、プログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体を含む。
本発明の移動通信制御方法によれば、移動端末の識別子及び移動端末に割り当てられたIPアドレスと無線通信手段の識別子を関連付けたベアラ識別テーブルを管理し、移動管理装置においてそのテーブルを参照して該当する無線通信インタフェースに割当てたベアラコンテキストやベアラ毎に割当てたIPアドレス等の少なくともハンドオーバの対照となるIPベアラを識別する情報を更新することでパケットのルーティングが変更されるので、移動端末上のアプリケーションに対して変更なく異種無線伝送路間のハンドオーバを実現することが可能となる。
本発明の一実施の形態による移動体通信システムのネットワークの第1構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態による移動体通信システムのネットワークの第2構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態による移動体通信システムのネットワークの第3構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態による移動体通信システムのネットワークの第4構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態による移動体通信システムのネットワークの第5構成例を示す図である。 本実施の形態による移動端末の一構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態によるRNSの一構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態によるGWNの一構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態によるHSSの一構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態によるARの一構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態によるGWの一構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態による移動体通信システムにおけるアタッチ時の動作シーケンス図である。 本実施の形態による移動体通信システムにおけるハンドオーバ時の第1の動作シーケンス図である。 本実施の形態による移動体通信システムにおけるハンドオーバ時の第2の動作シーケンス図である。 本実施の形態による移動体通信システムにおけるハンドオーバ時の第3の動作シーケンス図である。 本実施の形態による移動体通信システムにおけるハンドオーバ時の第4の動作シーケンス図である。 本実施の形態による移動体通信システムにおけるハンドオーバ時の第5の動作シーケンス図である。 本実施の形態による移動体通信システムにおけるアタッチ時の動作シーケンス図である。 本実施の形態による移動体通信システムにおけるRNS1aからRNS2aにハンドオーバする際に、RNS1経由でハンドオーバのトリガを生成した場合の各部の動作を示すシーケンス図である。 アタッチ時のベアラ識別子テーブルの構成例を示す図である。 ベアラ識別子テーブルの第1の更新例を示す図である。 ベアラ識別子テーブルの第2の更新例を示す図である。 アタッチ時のベアラ識別子テーブルの例を示す図である。 ベアラ識別子テーブルの更新例を示す図である。 ベアラ識別子テーブルの更新例を示す図である。 ハンドオーバ時のベアラ識別子テーブルの例を示す図である。 ハンドオーバ時のベアラ識別子テーブルの例を示す図である。 アタッチ時のIPベアラ設定例を示す図である。 ハンドオーバシーケンス例1、3でのIPベアラ設定変更例を示す図である。 ハンドオーバシーケンス例2、4でのIPベアラ設定変更例を示す図である。 アタッチ時のベアラ設定例を示す図である。 ハンドオーバシーケンスでのIPベアラ設定変更例を示す図である。 ハンドオーバシーケンス例2、4でのIPベアラ設定変更例(変更前)を示す図である。 ハンドオーバシーケンス例2、4でのIPベアラ設定変更例(変更後)を示す図である。 ハンドオーバシーケンス例2、4でのIPベアラ設定変更例(変更後)を示す図である。
符号の説明
A…移動体通信システム、1…第1の無線アクセスネットワーク、1a…RNS1A、3…第2の無線アクセスネットワーク、5…コアネットワーク、7…移動端末、11…RNC、15、17…基地局、31…インターネット、33…GWN、35…HSS。
(実施例1)
先ず、図1を参照しながら、本発明の一実施の形態による移動体通信システムのネットワーク構成の一例について説明する。図1Aに示すように、移動体通信システムAにおいて、UMTSにおける機能アーキテクチャは、無線アクセスネットワーク(1・3)とコアネットワーク5との2つに分割される。
無線アクセスネットワーク1・3では、伝送帯域などの資源に代表される要求される通信に必要な無線リソースが割り当てられ、ユーザ情報が移動端末7とコアネットワーク5との間で転送される。異なる無線通信方式に対しては異なる無線アクセスネットワークが存在するので、第1の無線アクセスネットワーク1と第2の無線アクセスネットワーク3とで使用される無線通信方式は異なる。第1の無線アクセスネットワーク1、第2の無線アクセスネットワーク3は、それぞれ複数の無線ネットワークサブシステム(RNS)から構成されている。第1の無線アクセスネットワーク1はRNS1A〜RNS1n、第2の無線アクセスネットワーク3はRNS2A〜RNS2mから構成されている。
さらに、各RNSは、一つの無線ネットワーク制御装置(RNC)11と複数の基地局15、17とから構成され、無線ネットワーク制御装置11では無線リソース制御、無線リンク制御、媒体アクセス制御等の無線プロトコルによる制御を行い、基地局15・17を制御して無線チャネルの割り当てなどの管理も行う。ここでは、RNSの構成として一つのRNCと複数の基地局から構成されているとしたが、RNSはRNCと基地局の機能を統合して一つのRNSを構成しても構わない。すなわち、コアネットワークとUE間の接続を中継し、無線ネットワークの制御を行う装置であればその構成は問わない。ここで重要な点は、UEとGWNの間でIPベアラが設定されることである。
また、図1Aでは、2つの無線アクセスネットワーク1・3からシステムが構成されている例を挙げたが、移動端末7の対応する無線通信方式に応じて2つ以上の無線アクセスネットワークから構成されていても良い。図1Bに、無線アクセスネットワーク2aのRNSが異なる構成である移動体通信システムネットワーク構成の一例を示す。図1Bでは、無線アクセスネットワーク2aのRNSが符号3bで示されるように、アクセスルータ(AR)AR2A〜AR2mから構成されている。
コアネットワーク5では、ユーザのサービス要求に基づいて、音声やパケットなどのユーザ情報が、無線アクセスネットワーク1・3間、あるいは、無線アクセスネットワーク1又は3と外部ネットワークであるインターネット31との間で転送される。コアネットワーク5は、無線通信ネットワーク1・3と外部IPネットワークであるインターネット31との接続を行う移動アンカー装置(GWN33)と移動端末7の位置管理、加入者の管理を行う加入者サーバ(HSS)35とを含んで構成される。
移動端末7は、第1の無線アクセスネットワーク1、第2の無線アクセスネットワーク3のそれぞれの無線通信方式に対応した無線通信手段を有しており、それぞれの通信インタフェース(IF)経由で各無線アクセスネットワーク1・3に接続される。尚、本実施の形態では、移動端末7は2つの無線アクセスネットワーク1・3に接続することが可能に構成されているが、2つ以上の複数の無線通信方式の無線通信手段を有しても構わない。
さらに、移動端末7は、各無線アクセスネットワーク1・3を経由してコアネットワーク5に接続され、コアネットワーク5のGWN33を経由して外部IPネットワーク31に接続することが可能である。
各無線アクセスネットワーク1・3は、対応する無線通信方式によって接続可能となるエリアが異なるため、ユーザの移動によって接続可能な無線アクセスネットワークが変化し、ユーザに対して継続してサービスを提供するために、無線アクセスネットワーク間で通信のハンドオーバを行う。また、無線通信方式によって伝送速度等の伝送品質も異なるため、ユーザの嗜好に応じて、接続可能な無線アクセスネットワークの変化に伴い、使用する無線アクセスネットワークを変更するために通信のハンドオーバを行っても良い。
本実施の形態では、各無線アクセスネットワーク1・3から直接GWN33に接続するネットワーク構成になっているが、各RNS1a〜1n、2a〜2mとGWN33の間にそれぞれの無線アクセスネットワーク毎に各RNSを統括する装置を設けた階層的な構造にしても良い。
また、本実施の形態では、GWN33から直接、外部IPネットワーク31に接続する構成になっているが、外部IPネットワーク31のゲートウエイとなる装置を設け、この装置により複数の移動アンカー装置を管理するような階層的な構造にしても良い。次に、図2Aを参照して本実施の形態による移動端末の一構成例について説明する。図2Aに示すように、移動端末7は、無線通信IF7aと、通信制御部7bと、IP通信制御部7cと、ベアラ識別テーブル7dとを具備する移動通信端末である。
無線通信IF7aは、無線接続を介して移動端末7と無線アクセスネットワーク内の基地局15・17及びRNC11、コアネットワーク5内のGWN33との間で通信を行うものである。
通信制御部7bは、無線通信IF7aを介して無線アクセスネットワーク内の基地局及びRNC間と無線プロトコルを使用した通信を制御し、移動端末7と無線アクセスネットワーク1・3間の接続を可能にし、さらに、移動端末7の位置登録や移動通信ネットワーク1・3への登録などの制御も行う。また、通信制御部7bにより得られた情報から各無線通信IF7aが対応する無線アクセスネットワークに接続可能か否かを判断する。
IP通信制御部7cは、通信制御部7bによって接続された伝送路を用いてIPアドレスのコンフィグレーションやIPパケットの送受信及びGWN33から割り当てられたIPアドレスと無線通信IF7aとの関係を示したベアラ識別テーブルの生成及び管理を行う。このベアラ識別テーブルを参照することにより、現在、移動端末7がどの無線通信IF7aに割り当てられたIPベアラを使用して通信しているのかを判断する。
次に、図2Bを参照しながら本実施の形態によるRNS1a(1aで代表する)の機能構成について説明する。RNS1aは、図2Bに示すように、UE IF機能11aと、GWN IF機能11bと、無線ネットワーク制御機能11cと、無線通信制御機能11dと、を備えた無線アクセスネットワークシステムである。図2Bは、RNS1aの機能ブロックを概念的に示したものであり、それぞれの機能はRNCと基地局もしくはどちらか一方で実現される。
UE IF機能11aは、無線接続を介してUE7と無線アクセスネットワーク内の通信を行うものであり、物理層の無線接続に関する部分は基地局17で制御を行い、無線リソース制御、無線リンク制御、媒体アクセス制御等の無線プロトコルの機能についてはRNC11でURTANでは実現されている。
GWN IF機能11bは、GWN33との通信を行うものであり、GWN33によって制御されるRNS制御メッセージ及び、UE7への制御メッセージの転送、UE7からの通信データをGWN33へ転送する通信IFである。
無線通信制御機能11cは、電波に情報をのせてUE7と基地局との間で送受信するために、多重化、チャネル符号化、拡散、変調など物理層での制御を行う。
無線ネットワーク制御機能11dは、無線アクセスネットワーク内の通信制御を管理し、無線リソース制御、無線リンク制御、媒体アクセス制御などの無線プロトコルでの機能を実現し、基地局15・17を制御して無線チャネルの割り当てなどの管理も行う。同時にGWN33とのIF機能も提供し、UE7とGWN33間のベアラ・サービスを提供するためのRNS1aとGWN33間の通信制御も行う。
次に、図2Cを参照しながら、本実施の形態によるGWNの一構成例について説明する。GWN33は、図2Cに示すようにRNS IF部33aと、ネットワークIF33bと、移動制御部33cと、通信制御部33dと、IP制御部33eと、ベアラ識別テーブル33fと、を具備する。
RNS IF33aは、無線アクセスネットワーク内のRNCを含むRNS1a及びRNS1aを経由してUE7との間で通信を行うものである。
通信制御部33dは、RNS IFを介して無線アクセスネットワーク内のRNC間と専用のプロトコルを使用して通信を制御し、RNS経由で送られてくるUE7の登録、ユーザ認証、どのRNS経由でUE7との通信を行うかを選択するパケット転送ルート再配置やUE7からの通信メッセージの制御及びRNSとの通信メッセージの制御を行う。
移動制御部33cは、UE7の位置を追跡する位置管理機能、UE7への着信呼がある場合に当該UE7を呼び出すためのページング(呼び出し)機能、UE7の位置更新、及び通信制御部と連携してハンドオーバの機能を提供する。
IP制御部33eは、通信サービス提供のためのセッションの管理、UE7との間のベアラ設定機能、ベアラによって提供されるベアラ・サービスで転送されるパケットのルーティング機能及び転送機能、外部IPネットワークとの接続機能を提供する。また、UE7に割り当てたIPアドレスと無線通信IFの関係を示したベアラ識別テーブルの管理を行うことで、現在UE7がどの無線通信IFに割り当てられたIPベアラを使用して通信しているのかを識別し、このベアラ識別テーブルの無線通信IFの識別子を設定及び更新することで、GWN33とUE7間のパケット転送ルートを設定及び変更し、UE7が備えた複数の無線通信手段間のハンドオーバを制御する。
ネットワークIF33bは、外部IPネットワークと移動通信システム網との間を接続するIFであり、GWN33を経由してUE7が外部ネットワークとの間で通信を行うものである。
次に、図2Dを参照して本実施の形態による加入者サーバ(HSS)の一構成例について説明する。HSS35は、図2Dに示すように、位置管理部35aと、加入者管理部35bと、GWN IF35cと、を具備する。
位置管理部35aには、UE7から送信されたUE7の位置情報が管理され、これによってHSS35はユーザの所在範囲を把握する。
加入者管理部35bは、ユーザの加入情報として、ユーザの識別情報とユーザが利用する移動通信サービスの加入情報を保持する。ユーザ識別情報には、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)、MSISDN(MS International PSTN/ISDN Number)等がある。サービス加入者情報には、接続先の外部IPネットワークやUE7のIPアドレス、加入契約しているQoSパラメータ値等がある。ユーザの加入情報は、位置管理部で管理されているユーザの位置情報を参照して、ユーザが接続しているGWN35に転送されサービスのアクセスの管理に使用される。
次に、図2Eを参照して本実施の形態によるアクセスルータ(AR)の機能構成について説明する。AR3bは、図2Eに示すように、UE IF機能31aと、GWN IF機能31bと、無線ネットワーク制御機能31dと、無線通信制御機能31cと、を備えた無線アクセスネットワークシステムである。UE IF機能31aは、無線接続を介してUE7と無線アクセスネットワーク内の通信を行うものであり、GWN IF機能31bは、GWN33との通信を行うものであり、GWN33との経路制御メッセージ及びUE7からの通信データをGWN33へ転送する通信IFである。
無線通信制御機能31cは、電波に情報をのせてUE7とARとの間で送受信するために、多重化、チャネル符号化、拡散、変調など物理層での無線接続に関する制御を行う。
無線ネットワーク制御機能31dは、無線アクセスネットワーク内の通信制御を管理し、無線リソース制御、無線リンク制御、媒体アクセス制御などの無線プロトコルでの機能を実現する。同時にGWN33とのIF機能も提供し、UE7とGWN33間のベアラ・サービスを提供するためのARとGWN33間の通信制御も行う。
ただし、これらの機能を実現する移動通信網のシステム構成は、それぞれの移動通信システムの規格によって異なる可能性がありこれに限定するものではない。
図3Aは、UE7が移動通信システムにアタッチ(登録)する際の、各部の動作を示すシーケンス図であり、図3B、図3Cは、例えばRNS1aからRNS2aにハンドオーバする際に、RNS1経由でハンドオーバのトリガを生成した場合の各部の動作を示すシーケンス図であり、図3D、図3Eは、RNS2経由でハンドオーバのトリガを生成した場合の各部の動作を示すシーケンス図であり、図5A〜Cは、各々の動作シーケンスによって設定されるUEとGWN間のIPベアラの設定例である。
(アタッチ例1)
先ず、UE7が移動通信システムにアタッチする際の動作シーケンスについて説明する。UE7はRNS(1)1及びRNS(2)3に接続可能な通信手段を備え、RNS(1)1及びRNS(2)3に同時にアタッチする処理を行う場合でも順番にアタッチする処理を行う場合でも、各々の動作シーケンスは同じであるため、各々のアタッチする処理の順番については同時にアタッチしてもいずれが先にアタッチする場合でも同じ動作シーケンス図を用いて説明することが可能である。従って、図3Aに示すように、RNS(1)1aとRNS(2)1bに対して、一つの動作シーケンス図を用いて説明する。
本実施の形態では、RNS(1)1a、RNS(2)1bとして、2つの異なる無線アクセスネットワーク1・3で動作する場合を一例として挙げるが、UE7が2つ以上の異なる無線アクセスネットワークへ接続可能な場合でも同様な手順で無線アクセスネットワーク間のハンドオーバを実現することが可能である。
まず、UE7は電源ONされると、無線通信IF毎に現在接続可能な無線アクセスネットワークを探索する(S101の一部)。本実施の形態では、RNS(1)1a、RNS(2)1bの双方の無線アクセスネットワーク5に接続可能とする。接続可能な無線アクセスネットワーク5が発見されると(S101の一部)、UE7はUE識別子(UE−ID)やアタッチ種別等の情報要素を含んだアタッチ要求を該当するRNS経由でGWN33に送信する(S102)。
次に、GWN33は、UE7をHSS35に登録し、ユーザ・ネットワーク間の相互の認証及びHSS35へのGWN33の登録処理(S103)を行う。HSS35はGWN33の登録を確認し、初期IPベアラに対して、認証されたサービス加入情報や課金情報などの加入者情報をGWN33へ転送する(S104)。そして、GWN33は上記加入者情報及びUE7から受信したユーザプリファレンス等をもとにUE7に割り当てるIPアドレスを決定し、同時に該当するベアラ識別子テーブルを更新する(S105)。
さらに、GWN33は、上記割り当てられたIPアドレスを基に、ユーザデータを転送するIPベアラを確立し、初期ポリシーや課金ルール等をIPベアラに対して追加する(S106)。IPベアラの確立について、UE7もしくはGWN33のいずれから開始しても良いが、本実施の形態では、GWN33から開始するものとする。
初期IPベアラが確立されると、GWN33は初期IPベアラに設定する最大転送レートなどのQoS(Quality of Service)情報をRNS1/2(1a,1b)に対して提供し(S107)、上記情報をもとに、RNS1a・1bは、無線リソースの制御を行う(S108)。
その一方で、GWN33は、UE7が移動アクセス網へアタッチすることを許可するメッセージ及びTMSI(Temporary Mobile Subscriber Identity)もしくはP−TMSI(Packet Temporary Mobile Subscriber Identity)などのUE7を識別するための一時的な識別子及び割り当てたIPアドレスを含む情報を送信する(S109)。UE7は上記割り当てられたIPアドレスを自端末に設定し、UE識別子(UE−ID)と対応する無線通信IFのインタフェース識別子(IF−ID)で構成されるアドレス設定テーブルを生成する(S110)。
UE−IDとしては、IMSIやMSISDN、もしくは移動機装置に割り当てられるIMEI(International Mobile Station Equipment Identity)などの、一意にUE7を識別可能な識別子を使用する。また、IF−IDについては、各無線通信IFを識別する識別子である必要があり、本実施の形態では、移動通信ネットワークで一時的に割り当てられる加入者の識別子であるTMSIもしくはP−TMSIを使用する。ここでは、各無線通信IFを識別する識別子を使用したが、各無線通信IFが接続される無線アクセスネットワークを識別する識別子を使用してもよい。また、無線アクセスネットワーク毎に運用する事業者が異なるケースの場合には、公衆移動通信網識別子(PLMN−ID)といったようなそれらの事業者を識別する識別子を使用してもよい。ここで、無線アクセスネットワーク識別子は、UE7〜基地局間、基地局〜RNC間、RNC〜GWN間で使用される識別子と関連付けられるものであってもよい。
UE7は、生成されたベアラ識別子テーブルを含んだネットワークアタッチ完了メッセージをGWN33へ送信し(S111)、GWN33は受信したメッセージに含まれるベアラ識別子情報をベアラ識別子テーブルとして登録する(S112)。RNS(1)1a、RNS(2)1bに接続可能なIF−ID及び割り当てられたIPアドレスをそれぞれIF−ID1、IF−ID2、IPアドレス1、IPアドレス2とすると、ベアラ識別子テーブル及びアドレス設定テーブルの一例は図4Aに、IPベアラの設定の一例は図5Aのように示される。
(ハンドオーバ例1)
次に、図3Bおよび図5Bを参照して、UE7がRNS(1)1a経由で既にデータ通信を行っている際に、RNS(1)1a経由でハンドオーバの要求メッセージを送信して、RNS(1)1aからRNS(2)1bへのハンドオーバを行う際の動作シーケンスにおいて、RNS(1)1aを含んだ無線アクセスネットワーク(1)1a及びRNS(2)1bを含んだ無線アクセスネットワーク2において、各々IPベアラとして初期ベアラの一つのみ使用する場合の一例について説明する。
RNS(1)1a経由でUE7とGWN33間でIPベアラが確立されており、上記ベアラを用いてUE7は通信サービスを使用している(S201)。ユーザの移動に伴う無線環境の変化等により、RNS(2)1bの無線アクセスネットワークに接続可能になった、もしくはRNS(1)1aの無線品質が劣化したことでユーザもしくはUE7が自律的に判断して、RNS(1)1aの無線アクセスネットワークからRNS(2)1bの無線アクセスネットワークにハンドオーバすることを決定したと仮定する(S202)。次にUE7は、GWN33に対して、UE−ID及びハンドオーバ先の無線アクセスネットワークに接続可能な無線手段のIF−IDを含んだハンドオーバ要求をRNS(1)1a経由でGWN33に送信する(S203)。GWN33は、受信したハンドオーバ要求のメッセージを参照して、ハンドオーバ先の無線アクセスネットワーク3で使用されるRNS(2)1bを選択し(S204)、RNS(2)1bに対してハンドオーバ準備要求メッセージを送信する(S205)。UE7が送信するハンドオーバ要求(S203)には、ハンドオーバ先であるRNS(2)1bを指定するRNS(2)1bに対応する無線通信IFのインタフェース識別子もしくは無線アクセスネットワーク識別子もしくはRNS(2)1bを直接識別する情報等が含まれる。
ここで本実施例では、ユーザもしくはUE7が自律的に判断する(S202)としたが、RNS1がUE7の環境を取り巻く無線状態が変化したことをUE7から通知してもらうことにより、RNS1がハンドオーバすることを決定してハンドオーバ要求(S203)をGWN33に送信してもよい。
ハンドオーバ先となるRNS(2)1bでは、UE7に対して無線アクセスネットワーク(2)3での無線リソースの割り当てを含めたベアラリソースを確保する(S206)。RNS(2)1bでは、ハンドオーバ準備が完了するとGWN33に対して、ハンドオーバ準備完了メッセージを送信する(S207)。
ハンドオーバ準備完了メッセージを受信したGWN33は、ハンドオーバ命令をRNS(1)1a及びRNS(1)1a経由でUE7に対して送信する(S208)。ハンドオーバ命令を送信後、GWN33はベアラ識別テーブルのIF−ID2に対応するIPアドレスの項目を更新し(IPアドレス2→IPアドレス1)、UE7とGWN33間のパケット転送ルーティング情報を更新し、同時に無線アクセスネットワークで確立されていたIPベアラ情報も更新する(S209)。ここで、RNS(2)1bで使用していたIPベアラの情報を更新する一例を図4Bに、IPベアラの設定の変更の一例を図5Bに示す。
また、ハンドオーバ命令を受信したRNS(1)1aでは、UE7宛に送られた通信データをGWN33経由でRNS(2)1bへ転送を開始する(S210)。RNS(1)1aでの設定によっては、データ損失を避けるためにRNS(1)1a経由でUE7に対して同時に通信データを送信しても良い。また、GWN33を経由せずにRNS(1)1aからRNS(2)1bに直接通信データを転送しても良い。さらに、ハンドオーバ命令にRNS2に対応する無線通信IFのインタフェース識別子もしくは無線アクセスネットワーク識別子を含めてもよい。
RNS(2)1bとUE7間で無線ベアラが確立される(S211)と、RNS(2)1bはGWN33に対してハンドオーバ処理が完了したことを示すハンドオーバ完了メッセージを送信し(S212)、ハンドオーバが完了したことを受けて、ハンドオーバ元の無線アクセスネットワークのリソースを解放し(S213)、RNS(2)1b経由でIPベアラが確立され、上記IPベアラを使用してデータ通信サービスを提供することが可能となる(S214)。さらに前記IPベアラ確立時に、UE側においてベアラ識別テーブルの更新と同様の処理をアドレス設定テーブルに対しても行なう。ベアラ識別テーブル及びアドレス設定テーブルの更新タイミングについては、ハンドオーバに支障の無いタイミングであればどの時点で更新されても良い。
本実施の形態では、RNS(1)1a→RNS(2)1bへのハンドオーバの際の動作シーケンスについて説明したが、RNS(2)1b→RNS(1)1a及び他の無線アクセスネットワークへのハンドオーバの場合でも、同様の動作シーケンスによってハンドオーバ処理を実現可能である。さらには、ハンドオーバ元の無線アクセスネットワーク及びハンドオーバ先の無線アクセスネットワークの種別を問わず前記動作シーケンスにより実現可能である。
また、ハンドオーバ先の無線アクセスシステムで使用するIPベアラが一つである限り、ハンドオーバ元のIPベアラが複数存在した場合でも、そのハンドオーバ処理は同様の動作シーケンスにより実現可能である。
(ハンドオーバ例2)
次に、図3C及び図5Cを参照して、UE7がRNS(1)1a経由でデータ通信を行っている際に、RNS(1)1a経由でハンドオーバの要求メッセージを送信して、RNS(1)1aからRNS(2)1bへのハンドオーバを行う際の別の一例について説明する。本実施の形態では、無線アクセスネットワーク(1)1及び無線アクセスネットワーク(2)3において、各々IPベアラとして初期ベアラ及び第2ベアラの2つのIPベアラを使用する。尚、本実施の形態では、IPベアラを各々の無線アクセスネットワークにおいて2つずつ使用することとしたが、2つ以上の複数のベアラが設定されていても良い。
S301からS306の処理については、各々の無線アクセスネットワークにおいて初期ベアラのみ使用した場合の動作シーケンスと同様であるため詳細な説明は省略する。本実施例でのUE7が送信するハンドオーバ要求(S303)には、ハンドオーバ先であるRNS(2)1bを指定するRNS(2)1bに対応する無線通信IFのインタフェース識別子もしくは無線アクセスネットワーク識別子もしくはRNS(2)1bを直接識別する情報等に加えてハンドオーバするベアラを識別する情報(本実施例ではハンドオーバするIPベアラを識別するIPアドレス)が含まれる。また、本実施例では、ユーザもしくはUE7が自律的に判断する(S302)としたが、RNS(1)1aがUE7の環境を取り巻く無線状態が変化したことをUE7から通知してもらうことにより、RNS(1)1aがハンドオーバすることを決定してハンドオーバ要求(S303)をGWN33に送信してもよい。
RNS(2)1bにおいて無線アクセスネットワーク(2)3でのベアラリソースを確保した後で(S306)、さらにRAN(2)1bとUE7の間で無線ベアラを確立されると(S307)、RNS(2)1bはGWN33に対してハンドオーバ準備完了メッセージを送信する(S308)。
GWN33は、ハンドオーバ準備完了メッセージを受信すると、RNS(2)1b経由で新しく確立された第2のベアラに対して、IPアドレスを割り当て、同時にベアラ識別テーブルの情報を更新する(S309)。さらに、新しく割り当てたIPアドレスを元に第2のIPベアラのIP設定を行う(S310,S311)。
RNS(2)1b経由の第2のIPベアラの確立を確認後(S312)、GWN33はハンドオーバ命令をRNS(1)1a及びRNS(1)1a経由でUE7に対して送信する(S313)。ハンドオーバ命令を送信後、GWN33はベアラ識別テーブルの第2のIPベアラに対応するIF−ID2に対応するIPアドレスの項目を更新し(IPアドレス4→IPアドレス2)、UE7とGWN33間のパケット転送ルーティング情報を更新し、同時に無線アクセスネットワークで確立されていたIPベアラの情報を更新する(S314)。ここで、RNS(2)1bで新規に確立した第2のIPベアラの情報を更新する一例を図4Cに及び図5Cに示す。
ここで、本実施の形態では、RNS(2)1bにおける第2のIPベアラのIPアドレスとして、第1のIPベアラと異なるIPアドレス(アドレス4)を設定したが、第1のIPベアラと同じIPアドレス(アドレス3)を第2のIPベアラに設定しても良い。
また、本実施の形態では、第2のIPベアラのIPアドレス(アドレス4)を設定してから、ハンドオーバ元のIPベアラのIPアドレス(アドレス2)に更新する手順を説明したが、ハンドオーバ元のIPアドレス(アドレス2)をそのままハンドオーバ先のIPアドレス(アドレス2)として設定しても良い。
一方で、ハンドオーバ命令を受信したRNS(1)1aは、UE7宛に送られた通信データをGWN33経由でRNS(2)1bへ転送を開始する(S315)。RNS(1)1aでの設定によっては、データ損失を避けるためにRAN(1)1a経由でUE7に対して同時に通信データを送信しても良い。また、GWN33を経由せずにRNS(1)1aからRNS(2)1bに直接通信データを転送しても良い。さらに、ハンドオーバ命令にRNS2に対応する無線通信IFのインタフェース識別子もしくは無線アクセスネットワーク識別子及びハンドオーバするベアラを識別する情報(本実施例ではハンドオーバするIPベアラを識別するIPアドレス)を含めてもよい。
データ転送が開始されると、RNS(2)1bはGWN33に対してハンドオーバ処理が完了したことを示すハンドオーバ完了メッセージを送信し(S316)、ハンドオーバが完了したことを受けて、ハンドオーバ元の無線アクセスネットワークのリソースを解放し(S317)、RNS(2)1b経由でIPベアラが確立され、上記IPベアラを使用してデータ通信サービスが提供される(S318)。さらに前記IPベアラ確立時に、UE側においてベアラ識別テーブルの更新と同様の処理をアドレス設定テーブルに対しても行なう。ベアラ識別テーブル及びアドレス設定テーブルの更新タイミングについては、ハンドオーバに支障の無いタイミングであればどの時点で更新されても良い。
このように、本実施の形態では、RNS(1)1a→RNS(2)1bへのハンドオーバの際の動作シーケンスについて説明したが、RNS(2)1b→RNS(1)1a及び他の無線アクセスネットワークへのハンドオーバの場合でも、同様の動作シーケンスにてハンドオーバ処理を実現可能である。さらには、ハンドオーバ元の無線アクセスネットワーク及びハンドオーバ先の無線アクセスネットワークの種別を問わず前記動作シーケンスにより実現可能である。
また、ハンドオーバ先の無線アクセスシステムで使用するIPベアラが複数である限り、ハンドオーバ元のIPベアラが1つしか存在しない場合でも、そのハンドオーバ処理は同様の動作シーケンスにより実現可能である。
(ハンドオーバ例3)
次に、図3Dを参照して、UE7がRNS(1)1a経由で既にデータ通信を行っている際に、RNS(2)1b経由でハンドオーバの要求メッセージを送信して、RNS(1)1aからRNS(2)1bへのハンドオーバを行う際の動作シーケンスにおいて、RNS(1)1aを含んだ無線アクセスネットワーク(1)1及びRNS(2)1bを含んだ無線アクセスネットワーク(2)3において、各々IPベアラとして初期ベアラの1つのみ使用する場合の一例について説明する。
RNS(1)1a経由でUE7とGWN33間でIPベアラが確立されており、このベアラを用いてUE7は通信サービスを使用している(S401)。ユーザの移動に伴う無線環境の変化等により、RNS(2)1bの無線アクセスネットワークに接続可能になった、もしくはRNS(1)1aの無線品質が劣化したことでユーザもしくはUE7が自律的に判断して、RNS(1)1aの無線アクセスネットワークからRNS(2)1bの無線アクセスネットワークにハンドオーバすることを決定したと仮定する(S402)。
ここで、本実施例では、ユーザもしくはUE7が自律的に判断する(S402)としたが、RNS(1)1bがUE7の環境を取り巻く無線状態が変化したことをUE7から通知してもらうことにより、RNS(1)1bがハンドオーバすることを決定してハンドオーバ要求(S403)をGWN33に送信してもよい。次にUE7は、GWN33に対して、UE−ID及びハンドオーバ先の無線アクセスネットワークに接続可能な無線手段のIF−IDを含んだハンドオーバ要求をRNS(2)1b経由でGWN33に送信する(S403)。RNS(2)1bは、受信したハンドオーバ要求を参照して、UE7に対して無線アクセスネットワーク(2)3での無線リソースの割り当てを含めたベアラリソースを確保する(S404)。RNS(2)1bとUE7間での無線ベアラが確立されると(S405)、RNS(2)1b経由でのUE7とGWN33間のIPベアラが確立され(S406)、GWN33は、ハンドオーバ命令をRNS(1)1a及びRNS(1)1a経由でUE7に対して送信する(S407)。ハンドオーバ命令を送信後、GWN33はベアラ識別テーブルのIF−ID2に対応するIPアドレスの項目を更新し(IPアドレス2→IPアドレス1)、UE7とGWN33間のパケット転送ルーティング情報を更新し、同時に無線アクセスネットワークで確立されていたIPベアラ情報も更新する(S408)。ここで、RNS(2)1bで使用していたIPベアラの情報を更新する一例を図4B及び図5Bに示す。
また、ハンドオーバ命令を受信したRNS(1)1aは、UE7宛に送られた通信データをGWN33経由でRNS(2)1bへ転送を開始する(S409)。RNS(1)1aでの設定によっては、データ損失を避けるためにRAN(1)1a経由でUE7に対して同時に通信データを送信しても良い。また、GWN33を経由せずにRNS(1)1aからRNS(2)1bに直接通信データを転送しても良い。さらに、ハンドオーバ命令にRNS(2)1bに対応する無線通信IFのインタフェース識別子もしくは無線アクセスネットワーク識別子を含めてもよい。
RNS(2)1bへ通信データの転送が開始されると、RNS(2)1bはGWN33に対してハンドオーバ処理が完了したことを示すハンドオーバ完了メッセージを送信し(S410)、ハンドオーバが完了したことを受けて、ハンドオーバ元の無線アクセスネットワークのリソースを解放し(S411)、RNS(2)1b経由でIPベアラが確立され、IPベアラを使用してデータ通信サービスを提供することが可能となる(S412)。
さらに前記IPベアラ確立時に、UE側においてベアラ識別テーブルの更新と同様の処理をドレス設定テーブルに対しても行なう。ベアラ識別テーブル及びアドレス設定テーブルの更新タイミングについては、ハンドオーバに支障の無いタイミングであれば、どの時点で更新されても良い。
本実施の形態では、RNS(1)1a→RNS(2)1bへのハンドオーバの際の動作シーケンスについて説明したが、RNS(2)1b→RNS(1)1a及び他の無線アクセスネットワークへのハンドオーバの場合でも、同様の動作シーケンスにてハンドオーバ処理を実現可能である。さらには、ハンドオーバ元の無線アクセスネットワーク及びハンドオーバ先の無線アクセスネットワークの種別を問わず前期動作シーケンスにより可能である。
また、ハンドオーバ先の無線アクセスシステムで使用するIPベアラが一つである限り、ハンドオーバ元のIPベアラが複数存在した場合でも、そのハンドオーバ処理は同様の動作シーケンスにより実現可能である。
(ハンドオーバ例4)
次に、図3Eを参照して、UE7がRNS(1)1a経由でデータ通信を行っている際に、RNS(2)1b経由でハンドオーバの要求メッセージを送信して、RNS(1)1aからRNS(2)1bへのハンドオーバを行う際の別の一例について説明する。本実施の形態では、無線アクセスネットワーク(1)1及び無線アクセスネットワーク(2)3において、各々IPベアラとして初期ベアラ及び第2ベアラの2つのIPベアラを使用する。尚、本実施の形態では、IPベアラが各々の無線アクセスネットワークにおいて、2つずつ使用することとしたが、2つ以上の複数のベアラが設定されていても構わない。
S501からS503までの処理については、各々の無線アクセスネットワークにおいて初期ベアラのみ使用した場合の動作シーケンスと同様である。ただし、本実施例でのUE7が送信するハンドオーバ要求(S503)には、ハンドオーバ元であるRNS(1)1aを指定するRNS(2)1bに対応する無線通信IFのインタフェース識別子もしくは無線アクセスネットワーク識別子等に加えてハンドオーバするベアラを識別する情報(本実施例ではハンドオーバするIPベアラを識別するIPアドレス)が含まれる。
また、本実施例では、ユーザもしくはUE7が自律的に判断する(S502)としたが、RNS(1)1aがUE7の環境を取り巻く無線状態が変化したことをUE7から通知してもらうことにより、RNS(1)1aがハンドオーバすることを決定してハンドオーバ要求(S503)をGWN33に送信してもよい。GWN33はハンドオーバ要求を受信するとRNS(2)1bに対して第2のIPベアラのリソースを確保するベアラ要求メッセージを送信する(S504)。ベアラ要求メッセージを受信したRNS(2)1bは、RNS(2)1bにおいて第2のIPベアラに必要な無線リソースを確保し(S505)、さらにUE7とRNS(2)1bとの間の無線ベアラを確立する(S506)。
GWN33は、RNS(2)1b経由で新しく確立された第2のIPベアラに対して、IPアドレスを割り当て、同時にベアラ識別テーブルの情報を更新する(S507)。さらに、新しく割り当てたIPアドレスを元に第2のIPベアラのIP設定を行う(S508、S509)。
RNS(2)1b経由の第2のIPベアラの確立を確認した後(S510)、ハンドオーバ要求をRNS(1)1aに対して送信し(S511)、RNS(2)1bとRNS(2)1b経由でUE7に対してハンドオーバ命令を送信した後で(S512)、GWN33はベアラ識別テーブルの第2のIPベアラに対応するIF−ID2に対応するIPアドレスの項目を更新し(IPアドレス4→IPアドレス2)、UE7とGWN33間のパケット転送ルーティング情報を更新し、同時に無線アクセスネットワークで確立されていたIPベアラの情報を更新する(S513)。ここで、RNS(2)1bで新規に確立した第2のIPベアラの情報を更新する一例を図4C及び図5Cに示す。
ここで、本実施の形態では第2のIPベアラのIPアドレスとして、第1のIPベアラと異なるIPアドレス(アドレス4)を設定したが、第1のIPベアラと同じIPアドレス(アドレス3)を第2のIPベアラに設定しても良い。
また、本実施の形態では、第2のIPベアラのIPアドレス(アドレス4)を設定してから、ハンドオーバ元のIPベアラのIPアドレス(アドレス2)に更新する手順になっているが、ハンドオーバ元のIPアドレスをそのままハンドオーバ先のIPアドレス(アドレス2)として設定しても良い。
一方で、ハンドオーバ要求を受信したRNS(1)1aは、UE7宛に送られた通信データをGWN33経由でRNS(2)へ転送を開始する(S514)。RNS(1)1aでの設定によっては、データ損失を避けるためにRAN(1)1a経由でUE7に対して同時に通信データを送信しても良い。また、GWN33を経由せずにRNS(1)1aからRNS(2)1bに直接通信データを転送しても良い。さらに、ハンドオーバ命令にRNS2に対応する無線通信IFのインタフェース識別子もしくは無線アクセスネットワーク識別子及びハンドオーバするベアラを識別する情報(本実施例ではハンドオーバするIPベアラを識別するIPアドレス)を含めてもよい。
データ転送が開始されると、RNS(2)1bはGWN33に対してハンドオーバ処理が完了したことを示すハンドオーバ完了メッセージを送信し(S515)、ハンドオーバが完了したことを受けて、ハンドオーバ元の無線アクセスネットワークのリソースを解放し(S516)、RNS(2)1b経由でIPベアラが確立され、上記IPベアラを使用してデータ通信サービスが提供される(S517)。さらに前記IPベアラ確立時に、UE側においてベアラ識別テーブルの更新と同様の処理をアドレス設定テーブルに対しても行なう。ベアラ識別テーブル及びアドレス設定テーブルの更新タイミングについては、ハンドオーバに支障の無いタイミングであればどの時点で更新されても良い。
本実施の形態では、RNS(1)1a→RNS(2)1bへのハンドオーバの際の動作シーケンスについて説明したが、RNS(2)1a→RNS(1)1b及び他の無線アクセスネットワークへのハンドオーバの場合でも、同様の動作シーケンスによってハンドオーバ処理を実現可能である。すなわち、ハンドオーバ元の無線アクセスネットワーク及びハンドオーバ先の無線アクセスネットワークの種別を問わず前記動作シーケンスにより実現可能である。
また、ハンドオーバ先の無線アクセスシステムで使用するIPベアラが複数である限り、ハンドオーバ元のIPベアラが一つしか存在しない場合でも、そのハンドオーバ処理は同様の動作シーケンスで実現可能である。
(アタッチ例2)
次に、IPベアラを識別する識別子としてベアラコンテキストを用いた場合の一例を図3Aを用いて説明する。
先ず、図3Aを用いてUE7が移動通信システムにアタッチする際の動作シーケンスについて説明する。S101からS104までの処理については、前述したアタッチ時の動作シーケンスと同様である。GWN33は、上記加入者情報及びUE7から受信したユーザプリファレンス等をもとにUE7に割当てるIPアドレス及びIPベアラを識別するベアラ識別子を含んだベアラコンテキストを決定し、同時にベアラ識別子テーブルを更新する(S105)。UMTSの場合ではUE7に割当てるIPアドレスとしてPDPアドレス、ベアラ識別子としてトンネル・エンドポイント識別子、ベアラコンテキストとしてPDPコンテキストが使用される。
そして、GWN33は、上記割当てられたIPアドレス及び、ベアラコンテキストを基に、ユーザデータを転送するIPベアラを確立し、初期ポリシーや課金ルール等をIPベアラに対して追加する(S106)。初期IPベアラが確立されると、GWN33は初期IPベアラに設定する最大転送レートなどのQoS(Quality of Service)情報をRNS1/2(1a,1b)に対して提供し(S107)、上記情報をもとに、RNS1a・1bは、無線リソースの制御を行う(S108)。
一方で、GWN33は、UE7が移動アクセス網へアタッチすることを許可するメッセージをUE7へ送信する(S109)。アタッチ許可のメッセージにはUE7へ割当てるIPアドレスと少なくともベアラを識別する識別子を含んだベアラコンテキスト及び無線通信手段もしくは無線アクセスシステムを識別するための識別子が含まれる。UE7は上記割当てられたIPアドレスを自端末に設定し、UE識別子とベアラコンテキスト及び無線アクセスネットワーク識別子で構成されるアドレス設定テーブルを生成する(S110)。
本実施例ではUE−IDとしては、IMSIやMSISDN、もしくは移動機装置に割り当てられるIMEI(International Mobile Station Equipment Identity)などの、一意にUE7を識別可能な識別子を使用する。また、IF−IDについては移動通信ネットワークで一時的に割り当てられる加入者の識別子であるTMSIもしくはP−TMSIを使用する。無線アクセスネットワークを識別するRAN−IDがある場合にはそれを識別子として使用してもよい。また、無線アクセスネットワーク毎に運用する事業者が異なるケースの場合には、それらの事業者を識別する識別子であるPLMN−IDを使用してもよい。
UE7は、生成されたベアラ識別子テーブルを含んだネットワークアタッチ完了メッセージをGWN33へ送信し(S111)、GWN33は受信したメッセージに含まれるベアラ識別子情報をベアラ識別子テーブルとして登録する(S112)。RNS(1)1a、RNS(2)1bを示す無線アクセスネットワーク識別子、割り当てられたIPアドレス及びベアラコンテキストをそれぞれRAN−ID1、RAN−ID2、IPアドレスA、IPアドレスB、ベアラコンテキスト1、ベアラコンテキスト2、ベアラコンテキスト3、ベアラコンテキスト4、各無線アクセスネットワークに2つずつIPベアラが確立されているとすると、ベアラ識別子テーブル及びアドレス設定テーブルの一例は図4Dに、IPベアラの設定の一例は図5Dのように示される。ここで、それぞれの無線アクセスネットワークで確立されているIPベアラの数をそれぞれ二つずつとしたが、各無線アクセスシステムがアタッチしている状態でそれぞれ一つ以上のIPベアラが確立されていればよい。また、UE7が備えた無線通信IFの数を二つとしたが、二つ以上備えていても構わず、それらが全て該当する無線アクセスネットワークにアタッチしていなくてもよい。
(ハンドオーバ例5)
次に、図3F、および図5Eを参照して、UE7がRNS(1)1a経由でデータ通信を行っている際に、RNS(1)1a経由でハンドオーバの要求メッセージを送信して、RNS(1)1aからRNS(2)1bへのハンドオーバを行う際の別の一例について説明する。
RNS(1)1a経由でUE7とGWN33間でIPベアラが確立されており、上記ベアラを用いてUE7は通信サービスを使用している(S501)。ユーザの移動に伴う無線環境の変化等により、RNS(2)1bの無線アクセスネットワークに接続可能になった、もしくはRNS(1)1aの無線品質が劣化したことでユーザもしくはUE7が自律的に判断、もしくはRNS(1)1aがUE7の環境を取り巻く無線状態が変化したことをUE7から通知してもらうことにより、RNS(1)1aが図5Eのベアラコンテキスト2で示されるIPベアラをRNS(1)1aの無線アクセスネットワークからRNS(2)1bの無線アクセスネットワークにハンドオーバすることを決定したと仮定する(S602)。次にUE7もしくはRNS(1)1aは、GWN33に対して、ハンドオーバ対象となるIPベアラのベアラコンテキスト2及びハンドオーバ先の無線アクセスネットワークの識別子であるRAN−ID2を含んだハンドオーバ要求をRNS(1)1a経由でGWN33に送信する(S603)。本実施例ではRAN−ID2をハンドオーバ要求に含めたが、RAN−ID2に対応付けられた識別子もしくは少なくともハンドオーバの対象となるベアラを識別するための情報が含まれていればよい。GWN33は、受信したハンドオーバ要求のメッセージを参照して、ハンドオーバ先の無線アクセスネットワーク3で使用されるRNS(2)1bを選択し(S604)、RNS(2)1bに対してハンドオーバ準備要求メッセージを送信する(S605)。
ハンドオーバ先となるRNS(2)1bでは、UE7に対して無線アクセスネットワーク(2)3での無線リソースの割り当てを含めたベアラリソースを確保する(S606)。
RNS(2)1bにおいて無線アクセスネットワーク(2)3でのベアラリソースを確保した後で(S606)、さらにRAN(2)1bとUE7の間で無線ベアラを確立されると(S607)、RNS(2)1bはGWN33に対してハンドオーバ準備完了メッセージを送信する(S608)。
GWN33は、ハンドオーバ準備完了メッセージを受信すると、RNS(2)1b経由で新しく確立された第2のベアラに対して、ベアラコンテキスト4を割り当て、同時にベアラ識別テーブルの情報を更新する(S609)。さらに、新しく割り当てたベアラコンテキスト4を元に第2のIPベアラのIP設定を行う(S610,S611)。
RNS(2)1b経由の第2のIPベアラの確立を確認後(S612)、GWN33はハンドオーバ命令をRNS(1)1a及びRNS(1)1a経由でUE7に対して送信する(S613)。ハンドオーバ命令には、ハンドオーバ対象であるIPベアラのベアラコンテキスト2及びハンドオーバ先のIPベアラであるベアラコンテキスト4の情報が含まれる。ハンドオーバ命令を送信後、GWN33はベアラ識別テーブルの第2のIPベアラに対応するRAN−ID2に対応するベアラコンテキストの項目を更新し(ベアラコンテキスト4→ベアラコンテキスト2)、UE7とGWN33間のパケット転送ルーティング情報を更新し、同時に無線アクセスネットワークで確立されていたIPベアラの情報を更新する(S614)。ここで、RNS(2)1bで新規に確立した第2のIPベアラの情報を更新する一例を図4E及び図5Eに示す。
ここで、本実施の形態では、第2のIPベアラのベアラコンテキスト(ベアラコンテキスト4)を設定してから、ハンドオーバ元のIPベアラのベアラコンテキスト(ベアラコンテキスト2)に更新する手順を説明したが、ハンドオーバ元のベアラコンテキスト(ベアラコンテキスト2)をそのままハンドオーバ先のベアラコンテキスト(ベアラコンテキスト2)として設定しても良い。
一方で、ハンドオーバ命令を受信したRNS(1)1aは、UE7宛に送られた通信データをGWN33経由でRNS(2)1bへ転送を開始する(S615)。RNS(1)1aでの設定によっては、データ損失を避けるためにRAN(1)1a経由でUE7に対して同時に通信データを送信しても良い。また、GWN33を経由せずにRNS(1)1aからRNS(2)1bに直接通信データを転送しても良い。
データ転送が開始されると、RNS(2)1bはGWN33に対してハンドオーバ処理が完了したことを示すハンドオーバ完了メッセージを送信し(S616)、ハンドオーバが完了したことを受けて、ハンドオーバ元の無線アクセスネットワークのリソースを解放し(S617)、RNS(2)1b経由でIPベアラが確立され、上記IPベアラを使用してデータ通信サービスが提供される(S618)。さらに前記IPベアラ確立時に、UE側においてベアラ識別テーブルの更新と同様の処理をアドレス設定テーブルに対しても行なう。ベアラ識別テーブル及びアドレス設定テーブルの更新タイミングについては、ハンドオーバに支障の無いタイミングであればどの時点で更新されても良い。
このように、本実施の形態では、RNS(1)1a→RNS(2)1bへのハンドオーバの際の動作シーケンスについて説明したが、RNS(2)1b→RNS(1)1a及び他の無線アクセスネットワークへのハンドオーバの場合でも、同様の動作シーケンスにてハンドオーバ処理を実現可能である。さらには、ハンドオーバ元の無線アクセスネットワーク及びハンドオーバ先の無線アクセスネットワークの種別を問わず前記動作シーケンスにより実現可能である。
尚、本実施の形態では、IPベアラを各々の無線アクセスネットワークにおいて2つずつ使用することとしたが、2つ以上の複数のベアラを使用しても良い。
(実施例2)
次に、図1Cを参照しながら、本発明の一実施の形態による移動体通信システムのネットワーク構成の別の一例について説明する。図1C〜図1EにGWNと外部IPネットワーク31に接続するためのゲートウエイ装置34を設けた移動体通信システムのネットワーク構成の別の一例を示す。図1Cに示すように、本実施例による移動体通信システムCでは、UMTSにおける機能アーキテクチャは、無線アクセスネットワーク(1・3)と在圏網コアネットワーク5と加入網コアネットワーク5aとの3つに分割される。
無線アクセスネットワーク1・3では、伝送帯域などの資源に代表される要求される通信に必要な無線リソースが割り当てられ、ユーザ情報が移動端末7と在圏網コアネットワーク5のGWN33を経由して加入網コアネットワーク5aのHSS35、GW1〜GWn34−1〜34−nとの間で転送される。GW1〜GWn34−1〜34−nは、それぞれ、異なるインターネット31−1〜31−nに接続される。異なる無線通信方式に対しては異なる無線アクセスネットワークが存在するので、第1の無線アクセスネットワーク1と第2の無線アクセスネットワーク3とで使用される無線通信方式は異なる。第1の無線アクセスネットワーク1、第2の無線アクセスネットワーク3は、それぞれ複数の無線ネットワークサブシステム(RNS)から構成されている。第1の無線アクセスネットワーク1はRNS1A〜RNSnA、第2の無線アクセスネットワーク3はRNS2A1〜RNS2Anから構成されている。また、図1D、図1Eに無線アクセスネットワーク2のRNSが異なる構成である移動体通信システムネットワークD・E構成の一例を示す。図1D、図1Eでは、無線アクセスネットワーク(2)3aのRNSがアクセスルータ(AR)AR2A〜AR2m(3b)から構成されており、図1Dは無線アクセスネットワーク(2)3aの各AR3bが在圏網コアネットワーク5のGWN33に接続されている一例であり、図1Eは無線アクセスネットワーク(2)3aの各AR3bが加入網コアネットワーク5aのGW34−1〜34−nに接続されている一例である。
次に図2Fを参照して本実施例の形態によるGW34の一構成例について説明する。GW34は、図2Fに示すように、GWN IF34aと、接続制御部34cと、ネットワーク IF34bと、を具備する。
GWN IF34aは、GW34とGWN33との間を接続するIFで、ネットワークIF34bは、インターネット31と移動通信システム網との間を接続するIFで、GWN33を経由してUE7がインターネット31との間で通信を行うものである。
接続制御部34cには、課金情報やサービス品質情報やサービス加入状況等の加入者情報を管理し、前記加入者情報に基づいた課金のためのデータキャプチャ及びカウント及びサービス品質(QoS)の制御などを行う。上記加入者情報は、GWN IF34aを経由してGWNから送られる。なお、上記加入者情報はGWN経由以外の取得手段を用いてもよく、その手段は問わない。
移動端末、RNS1a(1aで代表する)、GWN、加入者サーバ(HSS)の構成例については、前述した実施例で説明した内容と同様の構成であるとする。
ただし、これらの機能を実現する移動通信網のシステム構成は、それぞれの移動通信システムの規格によって異なる可能性がありこれに限定するものではない。
(アタッチ例3)
図3Gは、UE7が移動通信システムにアタッチ(登録)する際の、各部の動作を示すシーケンス図であり、図3Hは、例えばRNS1aからRNS2aにハンドオーバする際に、RNS1経由でハンドオーバのトリガを生成した場合の各部の動作を示すシーケンス図であり、図5F〜Hは、各々の動作シーケンスによって設定されるUEとGWN間のIPベアラの設定例である。本実施例では、RNS1経由でハンドオーバのトリガを生成した例を示したが、RNS2経由でハンドオーバのトリガを生成しても構わず、どの無線アクセスネットワークシステム経由でハンドオーバのトリガを生成するかは問わない。
先ず、UE7が移動通信システムにアタッチする際の動作シーケンスについて説明する。UE7はRNS(1)1及びRNS(2)3に接続可能な通信手段を備え、RNS(1)1及びRNS(2)3に同時にアタッチする処理を行う場合でも順番にアタッチする処理を行う場合でも、各々の動作シーケンスは同じであるため、各々のアタッチする処理の順番については同時にアタッチしてもいずれが先にアタッチする場合でも同じ動作シーケンス図を用いて説明することが可能である。従って、図3Gに示すように、RNS(1)1aとRNS(2)1bに対して、一つの動作シーケンス図を用いて説明する。
本実施の形態では、RNS(1)1a、RNS(2)1bとして、2つの異なる無線アクセスネットワーク1・3で動作する場合を一例として挙げるが、UE7が2つ以上の異なる無線アクセスネットワークへ接続可能な場合でも同様な手順で無線アクセスネットワーク間のハンドオーバを実現することが可能である。
まず、UE7は電源ONされると、無線通信IF毎に現在接続可能な無線アクセスネットワークを探索する(S701の一部)。本実施の形態では、RNS(1)1a、RNS(2)1bの双方の無線アクセスネットワーク5に接続可能とする。接続可能な無線アクセスネットワーク1・3が発見されると(S701の一部)、UE7はUE識別子(UE−ID)やアタッチ種別等の情報要素を含んだアタッチ要求を該当するRNS経由でGWN33に送信する(S702)。ここでは上記情報をアタッチ要求時に送ったが、UE7のIPアドレスや接続先のGWを指定する識別子や無線IFに割当てるアドレス等の初期IPベアラに関する情報を併せて送っても構わない。
次に、GWN33は、UE7をHSS35に登録し、ユーザ・ネットワーク間の相互の認証及びHSS35へのGWN33の登録処理(S703)を行う。HSS35はGWN33の登録を確認し、初期IPベアラに対して、認証されたサービス加入情報や課金情報などの加入者情報をGWN33へ転送する(S704)。そして、GWN33は上記加入者情報及びUE7から受信したユーザプリファレンス等をもとにPDNへ接続するためのGW33、UE7に割り当てるIPアドレス及び無線IFに割当てるベアラコンテキストを決定し、同時に該当するベアラ識別子テーブルを更新する(S705)。ここではHSS35から送られたユーザプリファレンスからGW34を決定したが、移動網を管理する事業者のポリシーにより決定されたり、提供するサービスによってGW34が決定されたりする場合もあるので、ここではGW34を決定する方法については問わない。また、事業者の運用によっては、通信時に始めてGW34を決定する場合も考えられるが、その場合はGWN33からUE7に暫定的なベアラを確立し、そのベアラにベアラコンテキストを割当て、そのベアラを用いて通信時にGW34との接続を確立しても構わない。
さらに、GWN33は、上記で割り当てられたIPアドレス及びベアラコンテキストを基に、ユーザデータを転送するIPベアラをUE7〜GW34間で確立し、HSS35からGWN33を経由して送られてきた情報を基に、GW34にて初期ポリシーや課金ルール等をIPベアラに対して追加する(S706)。IPベアラの確立について、UE7もしくはGWN33のいずれから開始しても良いが、本実施の形態では、GWN33から開始するものとする。また、アタッチ時には、UE7〜GWN33間で初期IPベアラを確立して、各PDN31への接続要求があった場合に対応するGW34までのIPベアラを確立し、対応するIPアドレスをUE7に割当てることにより通信を行なっても構わない。
初期IPベアラが確立されると、GWN33は初期IPベアラに設定する最大転送レートなどのQoS(Quality of Service)情報をRNS1/2(1a,1b)に対して提供し、上記情報をもとに、RNS1a・1bは、無線リソースの制御を行う。
その一方で、GWN33は、UE7が移動アクセス網へアタッチすることを許可するメッセージ及びTMSI(Temporary Mobile Subscriber Identity)もしくはP−TMSI(Packet Temporary Mobile Subscriber Identity)などのUE7を識別するための一時的な識別子及び割り当てたIPアドレス及びベアラコンテキストを含む情報を送信する(S707)。UE7は上記割り当てられたIPアドレス及びベアラコンテキストを自端末に設定し、UE識別子(UE−ID)と対応する無線通信IFのインタフェース識別子(IF−ID)で構成されるアドレス設定テーブルを生成する(S708)。
本実施例でもUE7や無線通信IFを識別する識別子は前述の実施例と同じものを使用して説明する。
UE7は、生成されたベアラ識別子テーブルを含んだネットワークアタッチ完了メッセージをGWN33へ送信し(S709)、GWN33は受信したメッセージに含まれるベアラ識別子情報をベアラ識別子テーブルとして登録する(S710)。GW1、GW2に接続するためのIPアドレスをアドレスA、アドレスB、それぞれの無線アクセスネットワークに対してRNS(1)1a、RNS(2)1bに接続可能なIF−ID、割り当てられたベアラコンテキストをそれぞれIF−ID1、IF−ID2、ベアラコンテキスト11、ベアラコンテキスト21、ベアラコンテキスト12、ベアラコンテキスト22とすると、ベアラ識別子テーブル及びアドレス設定テーブルの一例は図4Fに、IPベアラの設定の一例は図5Fのように示される。ここで、各ベアラコンテキストはUE7〜GWN35間のトンネルを示すトンネル識別子といったような各無線アクセスネットワークで確立されたUE7〜GWN35間の接続を示す識別子であれば良い。UMTSの場合ではUE7に割当てるIPアドレスとしてPDPアドレス、ベアラ識別子としてトンネル・エンドポイント識別子、ベアラコンテキストとしてPDPコンテキストが使用される。
(ハンドオーバ例6)
次に、図3Hおよび図5F、図5Gを参照して、UE7がRNS(1)1a経由でデータ通信を行っている際に、RNS(1)1a経由でハンドオーバの要求メッセージを送信して、RNS(1)1aからRNS(2)1bへのハンドオーバを行う際の別の一例について説明する。本実施の形態では、無線アクセスネットワーク(1)1及び無線アクセスネットワーク(2)3において、各々IPベアラとして初期ベアラ及び第2ベアラの2つのIPベアラを使用する。尚、本実施の形態では、IPベアラを各々の無線アクセスネットワークにおいて2つずつ使用することとしたが、2つ以上の複数のベアラが設定されていても良い。
RNS(1)1a経由でUE7とGWN33間でIPベアラが確立されており、上記ベアラを用いてUE7は通信サービスを使用している(S801)。ユーザの移動に伴う無線環境の変化等により、RNS(2)1bの無線アクセスネットワークに接続可能になった、もしくはRNS(1)1aの無線品質が劣化したことでユーザもしくはUE7が自律的に判断、もしくはRNS(1)1aがUE7の環境を取り巻く無線状態が変化したことをUE7から通知してもらうことにより、RNS(1)1aが図5Fのベアラコンテキスト11および21で示されるIPベアラをRNS(1)1aの無線アクセスネットワークからRNS(2)1bの無線アクセスネットワークにハンドオーバすることを決定したと仮定する(S802)。次にUE7は、GWN33に対して、UE−ID及びハンドオーバ先の無線アクセスネットワークに接続可能な無線手段のIF−IDを含んだハンドオーバ要求をRNS(1)1a経由でGWN33に送信する(S803)。ここで、無線手段のIF−IDではなく、無線アクセスネットワークを識別する識別子や、ハンドオーバ対象となるベアラコンテキストを識別するための情報を送っても構わないが、少なくともハンドオーバするIPベアラの識別するための情報とハンドオーバ先の無線アクセスネットワークを識別する情報を送ることとする。GWN33は、受信したハンドオーバ要求のメッセージを参照して、ハンドオーバ先の無線アクセスネットワーク3で使用されるRNS(2)1bを選択し(S804)、RNS(2)1bに対してハンドオーバ準備要求メッセージを送信する(S805)。
ハンドオーバ先となるRNS(2)1bでは、UE7に対して無線アクセスネットワーク(2)3での無線リソースの割り当てを含めたベアラリソースを確保する(S806)。RNS(2)1bにおいて無線アクセスネットワーク(2)3でのベアラリソースを確保した後で(S806)、さらにRAN(2)1bとUE7の間で無線ベアラを確立されると(S807)、RNS(2)1bはGWN33に対してハンドオーバ準備完了メッセージを送信する(S808)。
GWN33は、ハンドオーバ準備完了メッセージを受信すると、RNS(2)1b経由で新しく確立された第2のベアラに対して、ベアラコンテキスト22を割り当て、同時にベアラ識別テーブルの情報を更新する(S809)。さらに、新しく割り当てたベアラコンテキスト22を元に第2のIPベアラのベアラ設定を行う(S810,S811)。
RNS(2)1b経由の第2のIPベアラの確立を確認後(S812)、GWN33はハンドオーバ命令をRNS(1)1a及びRNS(1)1a経由でUE7に対して送信する(S813)。ハンドオーバ命令を送信後、GWN33はベアラ識別テーブルの第2のIPベアラに対応するIF−ID2に対応するIPアドレスの項目を更新し(ベアラコンテキスト22→ベアコンテキスト21)、UE7とGWN33間のパケット転送ルーティング情報を更新し、同時に無線アクセスネットワークで確立されていたIPベアラの情報を更新する(S814)。ここで、RNS(2)1bで新規に確立した第2のIPベアラの情報を更新する一例を図4Gに及び図5Gに示す。
ここで、本実施の形態では、第2のIPベアラのベアラコンテキスト(ベアラコンテキスト22)を設定してから、ハンドオーバ元のIPベアラのベアラコンテキスト(べあらコンテキスト12)に更新する手順を説明したが、ハンドオーバ元のベアラコンテキスト(ベアラコンテキスト22)をそのままハンドオーバ先のベアラコンテキスト(ベアラコンテキスト12)として設定しても良い。
また、この一例では一部のIPベアラのみハンドオーバする一例を説明したが、図4H及び図5Hに示すように、全てのIPベアラを同時にハンドオーバする例の動作も同様のシーケンスになる。
一方で、ハンドオーバ命令を受信したRNS(1)1aは、UE7宛に送られた通信データをGWN33経由でRNS(2)1bへ転送を開始する(S815)。RNS(1)1aでの設定によっては、データ損失を避けるためにRAN(1)1a経由でUE7に対して同時に通信データを送信しても良い。また、GWN33を経由せずにRNS(1)1aからRNS(2)1bに直接通信データを転送しても良い。
データ転送が開始されると、RNS(2)1bはGWN33に対してハンドオーバ処理が完了したことを示すハンドオーバ完了メッセージを送信し(S816)、ハンドオーバが完了したことを受けて、ハンドオーバ元の無線アクセスネットワークのリソースを解放し(S817)、RNS(2)1b経由でIPベアラが確立され、上記IPベアラを使用してデータ通信サービスが提供される(S818)。さらに前記IPベアラ確立時に、UE側においてベアラ識別テーブルの更新と同様の処理をアドレス設定テーブルに対しても行なう。ベアラ識別テーブル及びアドレス設定テーブルの更新タイミングについては、ハンドオーバに支障の無いタイミングであればどの時点で更新されても良い。
このように、本実施の形態では、RNS(1)1a→RNS(2)1bへのハンドオーバの際の動作シーケンスについて説明したが、RNS(2)1b→RNS(1)1a及び他の無線アクセスネットワークへのハンドオーバの場合でも、同様の動作シーケンスにてハンドオーバ処理を実現可能である。さらには、ハンドオーバ元の無線アクセスネットワーク及びハンドオーバ先の無線アクセスネットワークの種別を問わず前記動作シーケンスにより実現可能である。
尚、本実施の形態では、IPベアラを各々の無線アクセスネットワークにおいて2つずつ使用することとしたが、2つ以上の複数のベアラを使用しても良い。
ハンドオーバに関する上記の実施の形態は、全てUEトリガの動作シーケンスとして説明したが、RNSトリガの場合でも、いずれの無線アクセスネットワークに属するRNSから要求されたハンドオーバ要求かを判断することにより、前述した動作シーケンスに基づいて同様に無線アクセスネットワーク間のハンドオーバを実現することが可能である。
尚、本実施の形態では、GWN33を1つの装置として説明したが、GWN33と外部IPネットワークの間に外部IPネットワークへの接続機能のみを別装置として配置するようなシステム構成にしても良い。
また、本実施の形態では一つのIPベアラをハンドオーバする例について説明したが、複数のベアラが存在する場合には、複数のIPベアラを同時にハンドオーバすることも全てのベアラを同時にハンドオーバすることも可能である。
本発明は、無線通信装置として利用可能である。

Claims (16)

  1. 複数の無線アクセスネットワークに接続可能とする移動端末と、前記複数の無線アクセスネットワーク間を接続するアンカー装置と、を含んで構成される移動通信制御システムであって、
    前記アンカー装置は、各無線アクセスネットワーク内の1つの移動端末の1又はそれ以上のベアラコンテキストに関連づけられたベアラを格納し、前記移動端末と前記アンカー装置間で設定されるベアラの中から、一つ又は複数のベアラと該無線アクセスネットワークとを対応付けて管理する機能を備え、
    前記移動通信制御システムは、第一の無線アクセスネットワークに対応付けられた一つ又は複数のベアラの内の一つ又は複数のベアラを、第二の無線アクセスネットワークに対応付けるようにベアラのハンドオーバ処理行い、1又はそれ以上のベアラに関連づけられて格納されたベアラコンテキストを更新することを特徴とする移動通信制御システム。
  2. 前記移動端末の1又はそれ以上のベアラコンテキストはIPアドレスであり、前記一つ又は複数のベアラは、前記移動端末のIPアドレスとを対応付けて管理され、前記ベアラのハンドオーバの際に第一の無線アクセスネットワークに対応付けられた一つ又は複数のベアラに対応付けられたIPアドレスを第二の無線アクセスネットワークに対応付けるようにIPアドレスのハンドオーバ処理を行うことを特徴とする請求項に記載の移動通信制御システム。
  3. 複数の無線アクセスネットワークに接続可能とする移動端末と、前記複数の無線アクセスネットワーク間を接続するアンカー装置と、を含んで構成される移動通信制御システムであって、
    前記アンカー装置は、前記移動端末の1又はそれ以上のIPアドレスを格納し、前記移動端末と前記アンカー装置間で設定されるIPアドレスの中から、前記1又は複数のIPアドレスと該無線アクセスネットワークとを対応付けて管理する機能を備え、
    前記移動通信制御システムは、第一の無線アクセスネットワークに対応付けられた一つ又は複数のIPアドレスの内の一つ又は複数のIPアドレスを、第二の無線アクセスネットワークに対応付けるようにIPアドレスのハンドオーバ処理行い、格納された前記IPアドレスを更新することを特徴とする移動通信制御システム。
  4. 前記アンカー装置は、前記移動端末から要求されたハンドオーバ要求に基づいて、前記ベアラのハンドオーバ処理を行うことを特徴とする請求項またはに記載の移動通信制御システム。
  5. 前記アンカー装置は、前記無線アクセスネットワーク装置から要求されたハンドオーバ要求に基づいて、前記ベアラのハンドオーバ処理を行うことを特徴とする請求項またはに記載の移動通信制御システム。
  6. 前記ハンドオーバ要求は、少なくともハンドオーバに関係するベアラを識別するための情報を含むことを特徴とする請求項またはに記載の移動通信制御システム。
  7. 前記ハンドオーバ要求は、少なくともハンドオーバに関係する無線アクセスネットワークを識別するための情報を含むことを特徴とする請求項またはに記載の移動通信制御システム。
  8. 前記一つ又は複数のベアラは、前記移動端末の識別子と対応付けて管理されることを特徴とする請求項またはに記載の移動通信制御システム。
  9. 前記移動端末は前記第1の無線アクセスネットワーク装置経由で前記ベアラのハンドオーバに関する情報を送信することを特徴とする請求項1または2に記載の移動通信制御システム。
  10. 前記移動端末は、前記第2の無線アクセスネットワーク装置経由で前記ベアラのハンドオーバに関する情報を送信することを特徴とする請求項1または2に記載の移動通信制御システム。
  11. 前記移動端末は、第3の無線アクセスネットワーク装置経由で前記ベアラのハンドオーバに関する情報を送信することを特徴とする請求項1または2に記載の移動通信制御システム。
  12. 複数の無線ネットワークサブシステムにより構成される複数の無線アクセスネットワーク装置と、前記無線アクセスネットワーク装置に接続可能とする移動端末と、1又はそれ以上のベアラに関連する各移動端末の複数のベアラコンテキストを格納し、前記複数の無線アクセスネットワーク装置間を接続するアンカー装置と、を含んで構成される移動通信制御システムに用いられる移動端末であって、
    第一の無線アクセスネットワークに対応付けられた一つ又は複数のベアラの内の一つ又は複数のベアラを、第二の無線アクセスネットワークに対応付けるベアラのハンドオーバ要求を、前記アンカー装置に送ることを特徴とする移動端末。
  13. 複数の無線ネットワークサブシステムにより構成される複数の無線アクセスネットワーク装置と、前記無線アクセスネットワーク装置に接続可能とする移動端末と、1又はそれ以上のベアラに関連する各移動端末の複数のベアラコンテキストを格納し、前記複数の無線アクセスネットワーク装置間を接続するアンカー装置と、を含んで構成される移動通信制御システムに用いられる無線ネットワークアクセス装置であって、
    第一の無線アクセスネットワークに対応付けられた一つ又は複数のベアラの内の一つ又は複数のベアラを、第二の無線アクセスネットワークに対応付けるベアラのハンドオーバ要求を、前記アンカー装置に送ることを特徴とする無線ネットワークアクセス装置。
  14. 複数無線通信手段を備えた移動端末と、1又はそれ以上のベアラに関連する各移動端末の複数のベアラコンテキストを格納し、前記複数の無線通信手段間を接続するアンカー装置と、を含んで構成される移動通信制御システムに用いられる移動端末であって、
    第一の無線通信手段に対応付けられた一つ又は複数のベアラの内の一つ又は複数のベアラを、第二の無線通信手段に対応付けるベアラのハンドオーバ要求を、前記アンカー装置に送ることを特徴とする移動端末。
  15. 複数の無線アクセスネットワークに接続可能とする移動端末と、1又はそれ以上のベアラに関連する各移動端末の複数のIPアドレスを格納し、前記複数の無線アクセスネットワーク間を接続するアンカー装置と、を含んで構成される移動通信制御システムに用いられる移動端末であって、
    第一の無線アクセスネットワークに対応付けられた一つ又は複数のIPアドレスの内の一つ又は複数のIPアドレスを、第二の無線アクセスネットワークに対応付けるIPアドレスのハンドオーバ要求を、前記アンカー装置に送ることを特徴とする移動端末。
  16. 複数無線通信手段を備えた移動端末と、1又はそれ以上のベアラに関連する各移動端末の複数のIPアドレスを格納し、前記複数の無線通信手段間を接続するアンカー装置と、を含んで構成される移動通信制御システムに用いられる移動端末であって、
    第一の無線通信手段に対応付けられた一つ又は複数のIPアドレスの内の一つ又は複数のIPアドレスを、第二の無線通信手段に対応付けるIPアドレスのハンドオーバ要求を、前記アンカー装置に送ることを特徴とする移動端末。
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