JP5101055B2 - 有機el素子用化合物及び有機el素子 - Google Patents

有機el素子用化合物及び有機el素子 Download PDF

Info

Publication number
JP5101055B2
JP5101055B2 JP2006186988A JP2006186988A JP5101055B2 JP 5101055 B2 JP5101055 B2 JP 5101055B2 JP 2006186988 A JP2006186988 A JP 2006186988A JP 2006186988 A JP2006186988 A JP 2006186988A JP 5101055 B2 JP5101055 B2 JP 5101055B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic
group
compound
substituent
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006186988A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008013675A (ja
Inventor
晃 海老沢
寿美子 北川
鉄司 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Futaba Corp
Original Assignee
Futaba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Futaba Corp filed Critical Futaba Corp
Priority to JP2006186988A priority Critical patent/JP5101055B2/ja
Publication of JP2008013675A publication Critical patent/JP2008013675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5101055B2 publication Critical patent/JP5101055B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Description

本発明は、有機EL素子用化合物及び有機EL素子に関する。
有機ELディスプレイ等の表示装置に用いられる有機EL素子は、例えば、ホール注入電極(陽極)と電子注入電極(陰極)との間に、発光性有機材料を含む発光層等の有機層を備えるものであり、この発光性有機化合物に上記電極から電界を印加することにより励起・発光させる素子である。
有機ELの発光性有機化合物は、それ自身の発光能力は低いが、成膜性が高く、発光能力の高い他のものを混合して用いる材料(ホスト材料)と、それ自身は発光能力が高いが、単独では成膜できない発光材料(ドーパント材料)とを組み合わせて用いることが多い。そして、このような場合には、有機EL素子の発光効率は発光性有機化合物全体に対するドーパント材料の濃度に依存し、一般に、ドーパント材料の濃度が大きいほど発光効率は向上する。
ドーパント材料としては、多環芳香族炭化水素、例えば、ベンゾ[a]ペンタセン誘導体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−302667号公報
しかしながら、従来のベンゾ[a]ペンタセン誘導体をドーパント材料として用いた場合には、発光性有機化合物全体に対するドーパント材料の濃度を大きく(例えば質量濃度4%以上)すると、濃度消光の影響が大きくなる。このため、有機EL素子として用いたときに十分な発光効率を得ることができないという問題があった。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、発光性有機化合物全体に対するドーパント材料の濃度を大きく(例えば質量濃度4%以上)した場合にも、濃度消光の影響が小さく、有機EL素子として用いたときに十分な発光効率を得ることができる有機EL素子用化合物及びこの化合物を用いた有機EL素子を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、下記一般式(1)で表される化合物(ベンゾ[a]ペンタセン誘導体)を有機EL素子に用いることにより、上記目的を達成できることを見出した。
Figure 0005101055
ここで、式(1)中、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R20、R21、R22及びR23(これらを一般にR基と表す。n=1〜6,10〜15,20〜23)は、それぞれ独立に、水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアリールオキシ基、又は、置換基を有していてもよい複素環基を示す。
但し、R10及びR11の組、R12及びR13の組、R13及びR14の組、R14及びR15の組は、それぞれ一緒になって2価の基を形成していてもよい。
また、R及びRの組、R及びRの組、及び、R及びRの組のうち、少なくとも2つの組を構成するR基(n=1〜6)は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアリールオキシ基、又は、置換基を有していてもよい複素環基である。
このような有機EL素子用化合物をドーパント材料として用いた場合には、発光性有機化合物全体に対するドーパント材料の濃度を大きくしても、濃度消光の影響が小さく、有機EL素子として用いたときに十分な発光効率を得ることができる。このような効果の生じる理由は必ずしも明らかでないが、一般式(1)で表される化合物がR、R、R、R、R及びRとして上記所定の基を有する点に少なくとも起因するものと考えられる。
有機EL素子の発光効率の更なる向上の観点から、本発明の有機EL素子用化合物は、上記式(1)中、R12、R13、R14及びR15が、全て水素原子であることが好ましい。
また、同様の観点から、本発明の有機EL素子用化合物は、上記式(1)中、R12及びR13の組、R13及びR14の組、R14及びR15の組、のいずれか1つの組においてR基(n=12〜15)が一緒になって−CH=CH−CH=CH−基(但し、この基は置換基を有していてもよい。)を形成しており、−CH=CH−CH=CH−基を形成していないR基(n=12〜15)は全て水素原子であることが好ましい。
また、本発明の有機EL素子用化合物は、上記式(1)中、R10及びR11が、それぞれ独立に、水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、又は、R10及びR11が一緒になって形成された−CH=CH−CH=CH−基(但し、この基は置換基を有していてもよい。)であることが好ましく、R10及びR11が、水素原子、又は、R10及びR11が一緒になって形成された−CH=CH−CH=CH−基(但し、この基は置換基を有していてもよい。)であることがより好ましい。このような化合物は、合成が容易である点で優れている。
また、本発明の有機EL素子用化合物は、上記式(1)中、R20、R21、R22及びR23が、全て水素原子であることが好ましい。このような化合物は、合成が容易である点で優れている。
また、本発明の有機EL素子用化合物は、上記式(1)中、R、R、R、R、R及びRが、それぞれ独立に、水素原子又は置換基を有していてもよいアリール基であり、該アリール基は、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいビフェニル基、置換基を有していてもよいターフェニル基、又は、置換基を有していてもよいN,N−ジフェニルアミノフェニル基であることが好ましい。このような化合物は
、合成が容易であり、蛍光特性に優れている。
また、本発明の有機EL素子用化合物は、上記式(1)中、R、R、R及びRが、置換基を有していてもよいアリール基であり、該アリール基は、置換基を有していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよいビフェニル基、置換基を有していてもよいターフェニル基、又は、置換基を有していてもよいN,N−ジフェニルアミノフェニル基であることがより好ましい。このような化合物は、このような化合物は、合成が容易であり、蛍光特性に優れている。
また、本発明の有機EL素子用化合物は、上記式(1)中、R及びRが、いずれも水素原子であることが好ましい。このような化合物は、合成が容易である点で優れている。
本発明の有機EL素子は、互いに対向して配置されている2つの電極間に、1又は2以上の有機層を備える有機EL素子であって、この有機層のうち少なくとも1層は、上述した有機EL素子用化合物を含む。これにより、十分な発光効率を得ることができる有機EL素子を提供することが可能となる。
本発明によれば、発光性有機化合物全体に対するドーパント材料の濃度を大きく(例えば質量濃度4%以上)した場合にも、濃度消光の影響が小さく、有機EL素子として用いたときに十分な発光効率を得ることができる有機EL素子用化合物及びこの化合物を用いた有機EL素子を提供することができる。
以下、場合により図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明するが、本発明は下記実施形態に限定されるものではない。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
(有機EL素子用化合物)
本発明の好適な実施形態に係る有機EL素子に用いられる化合物(有機EL素子用化合物)は、上述の一般式(1)で表されるベンゾ[a]ペンタセン誘導体(以下、場合により「化合物(1)」という。)である。
一般式(1)中、R基(n=1〜6,10〜15,20〜23)において「置換基を有していてもよいアルキル基」の「アルキル基」部分は、直鎖状であっても分岐状であってもよく、その炭素数は1〜12がよく、1〜6がより好ましく、1〜3が更に好ましい。好適なアルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基が挙げられ、特にメチル基が好ましい。なお、これらの「アルキル基」は、メトキシ基、エトキシ基などの置換基によって置換されていてもよいが、置換基を有しないアルキル基も好適である。
基(n=1〜6,10〜15,20〜23)はまた、「置換基を有していてもよいアリール基」であってもよい。この「アリール基」部分の具体例としては、以下の化学式(i−1)〜(i−17)で表される基が挙げられる。なお、これらの基は、さらにメチル基、エチル基、メトキシ基、シクロヘキシル基等の置換基によって置換されていてもよい。
Figure 0005101055
基(n=1〜6,10〜15,20〜23)はまた、「置換基を有していてもよいアラルキル基」であってもよい。この「アラルキル基」部分の具体例としては、ベンジル基、ナフチルメチル基が挙げられる。これらの基は、さらにメチル基、エチル基、メトキシ基、シクロヘキシル基等の置換基によって置換されていてもよい。
基(n=1〜6,10〜15,20〜23)はまた、「置換基を有していてもよいアルコキシ基」であってもよい。この「アルコキシ基」部分の具体例としては、メトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基、tert−ブトキシ基が挙げられる。なお、これらの基は、メトキシ基、エトキシ基などの置換基によって置換されていてもよいが、置換基を有しないアルコキシ基も好適である。
基(n=1〜6,10〜15,20〜23)はまた、「置換基を有していてもよいアリールオキシ基」であってもよい。この「アリールオキシ基」部分の具体例としては、フェノキシ基、ナフチルオキシ基が挙げられる。これらの基は、さらにメチル基、エチル基、メトキシ基、シクロヘキシル基等の置換基によって置換されていてもよい。
基(n=1〜6,10〜15,20〜23)はまた、「置換基を有していてもよい複素環基」であってもよい。この「複素環基」部分の具体例としては、以下の化学式(ii−1)〜(ii−8)で表される基が挙げられる。これらの基は、さらにメチル基、エチル基、メトキシ基、シクロヘキシル基、ピリジル基等の置換基によって置換されていてもよい。
Figure 0005101055
上述した、R10及びR11の組、R12及びR13の組、R13及びR14の組、R14及びR15の組が、それぞれ一緒になって形成される2価の基としては、以下の化学式(iii−1)〜(iii−5)で表される基が挙げられるが、この中で、化学式(iii−1)で表される基(この基は、上述した「−CH=CH−CH=CH−基」と同一の基を示す。)が好ましい。なお、式中、破線で表されている部分は、共役状態にあることを示す。これらの2価の基は、上述した置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアリールオキシ基、置換基を有していてもよい複素環基によって置換されていてもよく、置換されていないことが好ましい。
Figure 0005101055
また、上述したように、R及びRの組、R及びRの組、及び、R及びRの組のうち、少なくとも2つの組を構成するR基(n=1〜6)は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していてもよいアリールオキシ基、又は、置換基を有していてもよい複素環基である。これらの基としては、上述したR基(n=1〜6,10〜15,20〜23)の場合と同様なものが具体例として挙げられる。
上述の「置換基を有していてもよいビフェニル基」の「ビフェニル基」部分としては、4−ビフェニル基が好ましく、「置換基を有していてもよいターフェニル基」の「ターフェニル基」部分としては、上記化学式(i−6)で表される基が好ましく、「置換基を有していてもよいN,N−ジフェニルアミノフェニル基」の「N,N−ジフェニルアミノフェニル基」部分としては、N,N−ジフェニル−4−アミノフェニル基が好ましい。
また、上述の「置換基を有していてもよいフェニル基」、「置換基を有していてもよい
ビフェニル基」、「置換基を有していてもよいターフェニル基」、又は、「置換基を有していてもよいN,N−ジフェニルアミノフェニル基」の「置換基」部分としては、メチル基、エチル基、メトキシ基、シクロヘキシル基が好ましい。
次に、化合物(1)の製造方法を、下記化合物(1a)を例にとって説明する。
下記一般式(a)で表されるフラン誘導体と、下記一般式(b)で表されるキノン誘導体を三臭化ホウ素存在下、反応させることにより、下記一般式(c)で表される化合物を得る。これに、アリールリチウム(d1)及び(d2)を作用させることで、下記一般式(e)で表される化合物を得、これに二塩化スズを作用させることにより、化合物(1a)が得られる。なお、下記の反応式で表される製造方法では、ArとArとが異なる基となるが、同一のアリールリチウムを用いることにより、ArとArとを同一の基とすることもできる。
Figure 0005101055
ここで、R基(n=5,6,10〜15,20〜23)を導入するには、予めこのような基を備える化合物を原料として使用するか、R基(n=5,6,10〜15,20〜23)を有しない化合物を合成した後に、公知の反応によってこれらの基を導入する。例えば、出発原料として上記一般式(a)で表されるフラン誘導体に代えて、下記一般式(f)で表されるフラン誘導体を用いることにより、R基(n=10,11)として、R10とR11が一緒になって形成された−CH=CH−CH=CH−基が導入された、下記一般式(1b)で表される化合物が得られる。
Figure 0005101055
Figure 0005101055
本発明の有機EL素子用化合物の好適な具体例としては、下記式(I−1)〜(I−80)、(II−1)〜(II−64)、(III−1)〜(III−16)、(IV−1)〜(IV−16)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0005101055
Figure 0005101055
Figure 0005101055
Figure 0005101055
Figure 0005101055
Figure 0005101055
Figure 0005101055
Figure 0005101055
Figure 0005101055
Figure 0005101055
Figure 0005101055
(有機EL素子)
図1は、本発明に係る有機EL素子の第1実施形態を示す模式断面図である。図1に示す有機EL素子100は、互いに対向して配置されている2つの電極(第1の電極1及び第2の電極2)により、発光層10が挟持された構造を有している。
図2は、本発明に係る有機EL素子の第2実施形態を示す模式断面図である。図2に示す有機EL素子200は、互いに対向して配置されている2つの電極(第1の電極1及び第2の電極2)により、ホール注入層14、ホール輸送層11、発光層10及び電子注入輸送層13が挟持された構造を有している。ホール注入層14、ホール輸送層11、発光
層10及び電子注入輸送層13はいずれも有機層であり、第1の電極1側からこの順に積層されている。なお、電子注入輸送層13は無機層(金属層、金属化合物層等)とすることもできる(以下同様)。
図3は、本発明に係る有機EL素子の第3実施形態を示す模式断面図である。図3に示す有機EL素子300は、図2における有機EL素子200の発光層10が、第1の発光層10aと、第2発光層10bとに置き換わった構造を有している。
なお、第1〜第3実施形態において第1の電極1は基板4上に形成されているが、基板4側からの積層の順番を逆にしてもよい。つまり、第2実施形態の有機EL素子の場合は、基板4側から第2の電極2、電子注入輸送層13、発光層10、ホール輸送層11、ホール注入層14、第1の電極1の順で積層されてもよい。
また、本発明の有機EL素子用化合物は、上述したどの有機層に含まれていてもよいが、発光層に含まれていることが好ましい。
上記実施形態においては、第1の電極1及び第2の電極2がそれぞれホール注入電極(陽極)及び電子注入電極(陰極)として機能し、電源Pによる電界の印加により、第1の電極1からホール(正孔)が注入されるとともに、第2の電極2から電子が注入され、これらの再結合に基づいて発光層中の有機EL素子用化合物が発光する。
また、発光層10、電子注入輸送層13、ホール注入層14及びホール輸送層11の好適な厚さは、いずれも5〜200nmである。
(基板)
基板4としては、従来の有機EL素子が備えているものであれば、特に限定されることなく用いることができ、ガラス、石英等の非晶質基板、Si、GaAs、ZnSe、ZnS、GaP、InP等の結晶基板、Mo、Al、Pt、Ir、Au、Pd、SUS等の金属基板等を用いることができる。また、結晶質又は非晶質のセラミック、金属、有機物等の薄膜を所定基板上に形成したものを用いてもよい。
基板4の側を光取出し側とする場合には、基板4としてガラスや石英等の透明基板を用いることが好ましく、特に、安価なガラスの透明基板を用いることが好ましい。透明基板には、発色光の調整のために、色フィルター膜や蛍光物質を含む色変換膜、あるいは誘電体反射膜等を設けてもよい。
(第1の電極)
第1の電極1はホール注入電極(陽極)として機能する。そのため、第1の電極1の材料としては、従来の有機EL素子が備えているものであれば、特に限定されることなく用いられるが、その第1の電極1に隣接する層に効率よく且つ均一に電界を印可できる材料が好ましい。
また、基板4の側を光取り出し側とする場合、有機EL素子の発光波長領域である波長400〜700nmにおける透過率、特にRGB各色の波長における第1の電極1の透過率は、50%以上であることが好ましく、80%以上であることがより好ましく、90%以上であることが更に好ましい。第1の電極1の透過率が50%未満であると、発光層10からの発光が減衰されて画像表示に必要な輝度が得られにくくなる。
光透過率の比較的高い第1の電極1は、各種酸化物で構成される透明導電膜を用いて構成することができる。かかる材料としては、酸化インジウム(In)、酸化スズ(
SnO)、酸化亜鉛(ZnO)、錫ドープ酸化インジウム(ITO)、亜鉛ドープ酸化インジウム(IZO)等が好ましく、中でも、ITOは、面内の比抵抗が均一な薄膜を容易に得ることができる点で特に好ましい。
第1の電極1の膜厚は、上述の光透過率を考慮して決定することが好ましい。例えば酸化物透明導電膜を用いる場合、その膜厚は、好ましくは10〜500nm、より好ましくは30〜300nmであることが好ましい。第1の電極1の膜厚が500nmを超えると、光透過率が不充分となると共に、基板4からの第1の電極1の剥離が発生する場合がある。また、膜厚の減少に伴い光透過性は向上するが、膜厚が10nm未満の場合、抵抗率が大きくなり有機EL素子の駆動電圧を上昇させる傾向にある。
(第2の電極)
第2の電極2は電子注入電極(陰極)として機能する。第2の電極2の材料としては、従来の有機EL素子が備えているものであれば、特に限定されることなく用いられるが、金属材料、有機金属錯体もしくは金属化合物等が挙げられ、発光層10へ効率的且つ確実に電子を注入できるように、仕事関数が比較的低い材料を用いると好ましく、また透明であってもよい。
第2の電極2を構成する金属材料の具体例としては、Li、Na、KもしくはCs等のアルカリ金属、Mg、Ca、SrもしくはBa等のアルカリ土類金属、あるいはAl(アルミニウム)が挙げられる。また、La、Ce、Sn、ZnもしくはZr等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属と特性が近い金属を用いることもできる。更には、上記金属材料の酸化物もしくはハロゲン化物を用いることもできる。更に、上記材料を含む混合物もしくは合金であってもよく、これらを複数積層してもよい。
第2の電極2の膜厚は、電子を均一に注入できる程度であればよく、0.1nm以上とすればよい。
なお、第2の電極2上には補助電極を設けてもよい。これにより、発光層10等への電子注入効率を向上させることができ、また、発光層10や電子注入輸送層13への水分又は有機溶媒の侵入を防止することができる。補助電極の材料としては、仕事関数及び電荷注入能力に関する制限がないため、一般的な金属を用いることができるが、導電率が高く取り扱いが容易な金属を用いることが好ましい。また、特に第2の電極2が有機材料を含む場合には、有機材料の種類や密着性等に応じて適宜選択することが好ましい。
補助電極に用いられる材料としては、Al、Ag、In、Ti、Cu、Au、Mo、W、Pt、Pd、Ni等が挙げられるが、中でもAl及びAg等の低抵抗の金属を用いると電子注入効率を更に高めることができる。また、TiN等の金属化合物を用いることにより一層高い封止性を得ることができる。これらの材料は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせてもよい。また、2種以上の金属を用いる場合は合金として用いてもよい。このような補助電極は、例えば、真空蒸着法等によって形成可能である。
(ホール注入層)
ホール注入層には、アリールアミン、フタロシアニン、ポリアニリン/有機酸、ポリチオフェン/ポリマー酸等を用いることができる。
(ホール輸送層)
ホール輸送層には、低分子材料、高分子材料のいずれのホール輸送性材料も使用可能である。ホール輸送性低分子材料としては、例えば、ピラゾリン誘導体、アリールアミン誘導体、スチルベン誘導体、トリフェニルジアミン誘導体等が挙げられる。また、ホール輸
送性高分子材料としては、ポリビニルカルバゾール(PVK)、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)、ポリエチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルホン酸共重合体(PEDOT/PSS)、ポリアニリン/ポリスチレンスルホン酸共重合体(Pani/PSS)等が挙げられる。これらのホール輸送性材料は、1種を単独で用いてもよく、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(発光層)
発光層10には、上述した本発明の有機EL素子用化合物を構成材料として用いる。このような発光層10を備える有機EL素子によれば、十分に高い発光効率が得られる。
また、発光層の構成材料として、ホスト材料とドーパント材料を組み合わせて用いることが好ましく、本発明の有機EL素子用化合物は、ドーパント材料として用いられることが好ましい。発光層の構成材料全体に対する、本発明の有機EL素子用化合物の好適な含有量は、ホスト材料との組み合わせにより異なるが、0.1〜30%であることが好ましく、1〜10%であることがより好ましい。
また、ドーパント材料として、本発明の有機EL素子用化合物以外の化合物を含有していてもよい。その場合の発光層における本発明の有機EL素子用化合物以外のドーパント材料の好適な含有量は、ホスト材料とドーパント材料の組み合わせにより異なるが、0.1〜30%であることが好ましく、1〜10%であることがより好ましい。
ホスト材料としては、1,10−フェナントロリン誘導体、有機金属錯体化合物、ナフタレン、アントラセン、ナフタセン、ペリレン、ベンゾフルオランテン、ナフトフルオランテン等の芳香族炭化水素化合物及びそれらの誘導体、さらにはスチリルアミン若しくはテトラアリールジアミン誘導体等が好ましい。
本発明の有機EL素子用化合物以外のドーパント材料としては、有機金属錯体化合物、ナフタレン、アントラセン、ナフタセン、ペリレン、ベンゾフルオランテン、ナフトフルオランテン等の芳香族炭化水素化合物及びそれらの誘導体、さらにはスチリルアミン若しくはテトラアリールジアミン誘導体、あるいはキナクリドン、クマリン、4−(ジ−シアノメチレン)−2−メチル−6−(p−ジメチルアミノスチリル)−4H−ピラン(DCM)及びそれらの誘導体が好ましい。
(電子注入輸送層)
電子注入輸送層13の構成材料は、従来の有機EL素子において電子注入輸送層に用いられているものであれば特に限定されることはなく、リチウム等のアルカリ金属、フッ化リチウム、酸化リチウム等を用いることができる。この電子注入輸送層13を備えることにより、有機EL素子は、第2の電極(電子注入電極)2からの電子の注入を容易にし、電子を安定に輸送し、更には発光層10からのホールの移動を妨げる機能を有するものとなる。それにより、有機EL素子の発光効率が向上するとともに駆動電圧が全体的に低下する傾向にある。
本実施形態に係る有機EL素子は、発光層10に上記化合物(1)を含有させること以外は、公知の製造方法で製造できる。そのような発光層10を含めて各有機層の形成方法としては、真空蒸着法、イオン化蒸着法、塗布法等を、有機層を構成する材料に応じて適宜選択して採用できる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(合成例1)
下記化合物(11)を以下の反応式に従って、下記の方法で合成した。
Figure 0005101055
1,4−アントラキノン 2.6g(12.6 mmol)と1,3−ジフェニル−ナフト[1,2−c]フラン 4.0g(12.6mmol)とを塩化メチレン中、室温で攪拌し、三臭化ホウ素の1M 塩化メチレン溶液12.6mlを加えた。次いで、析出した黄色固体をろ過し、エタノール、アセトンで順次洗浄し、2.0g(4mmol)の化合物(1a)を得た。
次に、1−ブロモ−2,4−ジフェニルベンゼン 3.7g(12mmol)をトルエン、ジエチルエーテルの混合溶媒に溶解し、ここに1.6Mのn−ブチルリチウム7.5mlを滴下し室温で一時間攪拌した。次いで、溶液を−20℃に冷却した後、先に合成した化合物(1a)を2.0g(4mmol)加えた。12時間後に蒸留水を加え、分液により有機層を抽出し、カラムクロマトグラフィーにより精製したところ、3.5g(3.6mmol)の化合物(1c)が得られた。
次に、化合物(1c)をTHFに溶解させ、ここに10倍モル量の二塩化スズ(SnCl)と塩酸を加え30分攪拌した。分液により有機層を抽出した後、カラムクロマトグラフィーにより精製を行い1.3g(1.4mmol)の化合物(11)を得た。得られた化合物はマススペクトルにて同定した。
(合成例2)
1−ブロモ−2,4−ジフェニルベンゼン 3.7g(12mmol)に代えて2−ブロモビフェニル 2.8g(12mmol)を用いた以外は合成例1と同様に実験を行い1.2g(1.6mmol)の化合物(12)を得た。得られた化合物はマススペクトル
にて同定した。なお、化合物(12)の合成の際の反応式は、下記の通りである。
Figure 0005101055
(合成例3)
1,3−ジフェニル−ナフト[1,2−c]フラン 4.0g(12.6mmol)に代えて1,3−ジフェニル−フェナントロ[9,10−c]フラン 4.7g(12.6mmol)を用いた以外は合成例1と同様の反応を行い、1.4g(1.5mmol)の化合物(13)を得た。得られた化合物はマススペクトルにて同定した。なお、化合物(13)の合成の際の反応式は、下記の通りである。
Figure 0005101055
(実施例1)
まず、ガラス基板上にRFスパッタ法で、ITO透明電極薄膜を100nmの厚さに成膜し、パターニングした。次に、このITO透明電極薄膜付きガラス基板を、中性洗剤、アセトン及びエタノールの混合液を用いて超音波洗浄した。続いて、そのガラス基板を混合液から引き上げて乾燥した後、酸素置換されたチャンバー内で、赤外線照射を行うことにより、酸素をオゾン化し、基盤表面をオゾン洗浄した。そして洗浄後のガラス基板を蒸着装置(アルバック製)の基板ホルダーに固定して、蒸着装置内を1×10−4Pa以下まで減圧した。
次いで減圧状態を保ったまま、下記式(21)で表されるN,N’−ジフェニル−N,N’−ビス[N−(4−メチルフェニル)−N−フェニル−(4−アミノフェニル)]−1,1’−ビフェニル−4,4’−ジアミンをITO透明電極薄膜上に蒸着速度0.1nm/secで50nmの膜厚に蒸着し、ホール注入層とした。
Figure 0005101055
次いで、下記式(22)で表されるN,N,N’,N’−テトラキス(m−ビフェニル)−1,1’−ビフェニル−4,4’−ジアミンをホール注入層上に蒸着速度0.1nm/secで10nmの厚さに蒸着し、ホール輸送層とした。
Figure 0005101055
さらに、減圧を保ったまま、トリス(8−ヒドロキシキノリン)アルミニウム(以下、「Alq」という)と、合成例1で得られた化合物(11)とを、質量比93:7で、
ホール輸送層上に全体の蒸着速度0.1nm/secで40nmの厚さに共蒸着し、発光層とした。なお、この時のAlqと化合物(11)の質量比は、Alqと化合物(11)の合計質量に占める化合物(11)の濃度を、1%から10%まで1%刻みで増やしていったときに、有機EL素子の発光効率が最大となる濃度に基づいて算出した質量比である。
次いで、減圧状態を保ったまま、Alq3を、蒸着速度0.1nm/secで15nm
の厚さに蒸着し、電子注入輸送層とした。そして、フッ化リチウムを蒸着速度0.1nm/secで0.5nmの厚さに蒸着し、電子注入電極とし、さらに、保護電極としてアルミニウムを100nmの厚さに蒸着し、最後にガラス封止して実施例1の有機EL素子を得た。
得られた有機EL素子に直流電圧を印加したところ、初期には10mA/cmの電流密度で、駆動電圧は5.9Vとなり、200cd/mの赤色発光が確認できた。
(実施例2)
実施例1において、化合物(11)を合成例3で得られた化合物(13)に代えた以外は実施例1と同様にして有機EL素子を得た。なお、Alq3と化合物(13)との質量
比は、92:8とした。この値は、実施例1と同様の方法で求めた有機EL素子の発光効率が最大となる値である。
得られた有機EL素子に直流電圧を印加したところ、初期には10mA/cmの電流密度で、駆動電圧は5.8Vとなり、輝度220cd/mの赤色発光が確認できた。
(比較例1)
実施例1において、化合物(11)に代えて下記化合物(14)を用いた以外は実施例1と同様にして比較例1の有機EL素子を得た。なお、Alq3と化合物(14)との質
量比は、99:1とした。この値は、実施例1と同様の方法で求めた有機EL素子の発光効率が最大となる値である。
Figure 0005101055
得られた有機EL素子に直流電圧を印加したところ、初期には10mA/cmの電流密度で、駆動電圧は6.0Vとなり、90cd/mの赤色発光が確認できた。
(比較例2)
実施例1において、化合物(11)に代えて下記化合物(15)を用いた以外は実施例1と同様にして比較例1の有機EL素子を得た。なお、Alq3と化合物(14)との質
量比は、97:3とした。この値は、実施例1と同様の方法で求めた有機EL素子の発光効率が最大となる値である。
Figure 0005101055
得られた有機EL素子に直流電圧を印加したところ、初期には10mA/cmの電流密度で、駆動電圧は5.9Vとなり、130cd/mの赤色発光が確認できた。
本発明の第1実施形態に係る有機EL素子を示す模式断面図である。 本発明の第2実施形態に係る有機EL素子を示す模式断面図である。 本発明の第3実施形態に係る有機EL素子を示す模式断面図である。
符号の説明
1…第1の電極、2…第2の電極、4…基板、10…発光層、11…ホール輸送層、13…電子注入輸送層、14…ホール注入層、100…第1実施形態に係る有機EL素子、200…第2実施形態に係る有機EL素子、300…第3実施形態に係る有機EL素子、P…電源。

Claims (5)

  1. 下記一般式(1)で表される有機EL素子用化合物。
    Figure 0005101055
    [式(1)中、R 及びR は、フェニル基を示し、R 及びR は、ビフェニル基又はターフェニル基を示し、、R 、R 12、R13、R14、R15、R20、R21、R22及びR23 は全て水素原子を示し、R 10 及びR 11 は、水素原子、又は、R 10 及びR 11 が一緒になって形成された−CH=CH−CH=CH−基を示す。
  2. 及びR はターフェニル基を示し、R 10 及びR 11 は水素原子を示す、請求項1記載の有機EL素子用化合物。
  3. 及びR はビフェニル基を示し、R 10 及びR 11 は水素原子を示す、請求項1記載の有機EL素子用化合物。
  4. 及びR はターフェニル基を示し、R 10 及びR 11 は、R 10 及びR 11 が一緒になって形成された−CH=CH−CH=CH−基を示す、請求項1記載の有機EL素子用化合物。
  5. 互いに対向して配置されている2つの電極間に、1又は2以上の有機層を備える有機EL素子であって、
    前記有機層のうち少なくとも1層は、請求項1〜のいずれか1項に記載の有機EL素子用化合物を含む、有機EL素子。
JP2006186988A 2006-07-06 2006-07-06 有機el素子用化合物及び有機el素子 Expired - Fee Related JP5101055B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006186988A JP5101055B2 (ja) 2006-07-06 2006-07-06 有機el素子用化合物及び有機el素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006186988A JP5101055B2 (ja) 2006-07-06 2006-07-06 有機el素子用化合物及び有機el素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008013675A JP2008013675A (ja) 2008-01-24
JP5101055B2 true JP5101055B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=39071009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006186988A Expired - Fee Related JP5101055B2 (ja) 2006-07-06 2006-07-06 有機el素子用化合物及び有機el素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5101055B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106866348B (zh) * 2017-01-18 2018-12-18 中国科学院上海有机化学研究所 一种多环芳烃化合物、合成方法及用途

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3838814B2 (ja) * 1998-05-01 2006-10-25 Tdk株式会社 有機el素子用化合物および有機el素子
JP4788012B2 (ja) * 1998-05-01 2011-10-05 Tdk株式会社 有機el素子用化合物および有機el素子
JP2001102172A (ja) * 1999-09-30 2001-04-13 Idemitsu Kosan Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008013675A (ja) 2008-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5006606B2 (ja) 有機el素子用化合物及び有機el素子
JP5242016B2 (ja) 有機el素子用化合物及び有機el素子
JP5255296B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子用材料および化合物
JP3965063B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2004002351A (ja) 有機el素子
WO2004096945A1 (ja) 1,3,6,8−四置換ピレン化合物、有機el素子及び有機elディスプレイ
WO2007116750A1 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、及びこれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子
KR20050085046A (ko) 유기 전기발광 소자
JP2006257024A (ja) 有機金属錯体、発光性固体、有機el素子及び有機elディスプレイ
WO2012086366A1 (en) Fused polycyclic compound and organic light emitting device using the same
JP4400134B2 (ja) 有機el素子用化合物及び有機el素子
JP4880450B2 (ja) 有機金属錯体、発光性固体、有機el素子及び有機elディスプレイ
JP4361342B2 (ja) 有機el素子用化合物および有機el素子
JP5706555B2 (ja) 有機el素子用化合物及び有機el素子
JP4112719B2 (ja) 芳香族炭化水素化合物およびそれを用いた有機エレクトロルミネッセンス素子
JP5004521B2 (ja) 有機el素子用化合物及び有機el素子
JP2007145833A (ja) ベンゾジチオフェン誘導体およびこのベンゾジチオフェン誘導体を発光層として用いた有機エレクトロルミネセンス素子
JP4192152B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP6370030B2 (ja) 有機電界発光素子用化合物及びそれを利用した有機電界発光素子
JP5101055B2 (ja) 有機el素子用化合物及び有機el素子
JP2016150920A (ja) 有機電界発光素子用化合物およびこれを用いた有機電界発光素子
JP5723127B2 (ja) 有機el素子用化合物及び有機el素子
JP4613505B2 (ja) 有機el素子用化合物及び有機el素子
JPH11317290A (ja) 有機電界発光素子
JP2004161691A (ja) ペロピレン化合物、有機el素子及び有機elディスプレイ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120110

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20120410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120926

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5101055

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees