JP5096016B2 - タンタル化合物とその製造方法、及びそれを原料とするタンタル含有薄膜とその形成方法 - Google Patents

タンタル化合物とその製造方法、及びそれを原料とするタンタル含有薄膜とその形成方法 Download PDF

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本発明は、新規なタンタル化合物とその製造方法、及びそのタンタル化合物を原料とする半導体素子に使用可能なタンタル含有薄膜とその形成方法に関するものである。
半導体素子を高性能化させるためには、配線などの素子構造を微細化させる必要がある。細い配線では信号伝達の遅延が重大な欠点となるため、抵抗が低い銅がアルミニウムに替わって使用されるようになってきた。しかしながら、銅は絶縁膜に使用される二酸化ケイ素中に拡散し、素子の性能を低下させるという欠点を持っている。拡散を防ぐために、銅と絶縁膜の間にバリア膜を挟む方法が採られている。バリア膜の素材には、拡散防止能が高い窒化タンタルが用いられている。しかし、窒化タンタルは銅との密着性が悪く剥離しやすいため、じかに接合させることは出来ない。剥離を防止する対策として窒化タンタルと銅の間に金属タンタルを挟みこんだ積層構造が考案され、用いられている。
現在、窒化タンタル膜及び金属タンタル膜は、主としてスパッタによる物理気相成長法(PVD法)により形成されている。今後、半導体素子の微細化を進めるためには、複雑な3次元構造の表面に均一な厚さの薄膜を形成する技術が必要になる。PVD法では凹凸のある面に均一な薄膜を形成することは難しい。このため、金属のハロゲン化物、アミド化合物、有機金属化合物等の原料気体を分解して膜を成長させる化学気相成長法(CVD法)、または基板表面に吸着させたこれらの原料を分解して膜を成長させる原子層成長法(ALD法)による形成が検討されている。
工業的にCVD法またはALD法によって薄膜を形成するためのプロセスには、成膜の条件をコントロールすることによって、1種類のタンタル材料から窒化タンタル薄膜及び金属タンタル薄膜を作り分ける方法が好ましい。その理由は、一つの工程で1種類の原料から連続的に窒化タンタル薄膜と金属タンタル薄膜の積層を形成できるからである。このような薄膜形成方法の原料として、TaCl、TaBr等のハロゲン化物が検討されてきた(例えば非特許文献1参照)。また、窒化タンタル薄膜の原料としては、Ta(NMe、Ta(NEt(例えば非特許文献2参照)、BuN=Ta(NEt(例えば非特許文献3参照)等のアミド化合物が検討されてきた。しかし、ハロゲン化物は融点が高く昇華により気化させる必要があり、CVD法またはALD法の原料としては使用し難い。また、ハロゲン化物を原料に用いて薄膜を形成する場合には、ハロゲンを含まない薄膜を形成することが困難である。薄膜に混入するハロゲンは、膜の腐食や、膜と膜との密着性の低下等の欠陥の原因になる。一方、アミド化合物を用いて形成した薄膜には窒素が含まれることが多いので、窒化タンタル薄膜の形成には向いているが、金属タンタル薄膜の形成には向いていない。
こうした理由から、分子中にハロゲンや窒素を含まないCVDまたはALD用タンタル原料が求められている。これまでに、MeSiCpTa(CO)(特許文献1参照)または(MeSiCp)TaH(特許文献2参照)といった有機金属化合物を使用する方法が検討されてきた。しかし、これらのタンタル化合物は熱安定性が低く、分解させることなく気化させることが難しいため、CVD法またはALD法の原料としては使用し難い。また、ハロゲンや窒素を含まない有機タンタル化合物として、CpTaMe(特許文献3参照)、(η−CMe)TaMe(非特許文献4参照)などが知られている。
なお、本明細書では、Cpはη−シクロペンタジエニル基、Meはメチル基、Etはエチル基、Prはイソプロピル基、Buはtert−ブチル基を示す。
米国特許第6491987号明細書 米国特許第6743473号明細書 米国特許第3988332号明細書 X.Chen,H.L.Frisch,A.E.Kaloyeros,B.Arkles and J.Sullivan,J.Vac.Sci.Technol.B 1999,17,182 K.Sugiyama,S.Pac,Y.Takahashi and S.Motojima,J.Electrochem.Soc. 1975,122,1545 M.H.Tsai,S.C.Sun,C.E.Tsai,S.H.Chuang and H.T.Chiu,J.Appl.Phys. 1996,79,6932 R.D.Sanner,S.T.Carter and W.J.Bruton,Jr.,J.Organomet.Chem. 1982,240,157
本発明の目的は、ハロゲン及び窒素を含まないタンタル含有薄膜または目的とする元素を含む各種タンタル含有薄膜の形成が可能な新規なタンタル化合物とその製造方法、及びこのタンタル化合物を用いたタンタル含有薄膜とその形成方法を提供することである。
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、一般式(1)で表されるタンタル化合物及びこれを用いることにより上記目的を達成できることを見出した。
すなわち本発明は、一般式(1)
Figure 0005096016
(式中、Meはメチル基を示し、nは1から5の整数を示し、Rは炭素数1から6のアルキル基を示す。nが2から4のときRは同一または異なってもよいが、nが5のときRはすべて同一ではない。)で表されることを特徴とする、タンタル化合物である。
また本発明は、一般式(2)
Figure 0005096016
(式中、n、Rは前記と同じ内容を示す。Xはハロゲン原子を示す。)で表されるタンタル化合物と、一般式(3)
Figure 0005096016
(式中、Meは前記と同じ内容を示す。mは1から3の整数を示し、Lは金属または金属ハロゲン化物を示す。)で表される化合物を反応させることを特徴とする、一般式(1)で表されるタンタル化合物の製造方法である。
さらに本発明は、一般式(1)で表されるタンタル化合物を原料として用いることを特徴とする、タンタル含有薄膜の形成方法である。
また本発明は、一般式(1)で表されるタンタル化合物を原料として形成されることを特徴とする、タンタル含有薄膜である。
また本発明は、一般式(4)
Figure 0005096016
(式中、kは1から4の整数を示し、Zは炭素数1から3のアルキル基を示す。ただし、k=1の時Zはメチル基及びエチル基を除く。Yはハロゲン原子を示す。)で表されることを特徴とする、タンタル化合物である。以下に本発明を更に詳細に説明する。
一般式(1)において、Rとしては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、1,2−ジメチルプロピル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基、3,3−ジメチルブチル基、1−エチルブチル基、2−エチルブチル基、1,1,2−トリメチルプロピル基、1,2,2−トリメチルプロピル基、1−エチル−1−メチルプロピル基、1−エチル−2−メチルプロピル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロプロピルメチル基、シクロプロピルエチル基及びシクロブチルメチル基などを例示することができる。また、nが2から4のときRは同一または異なってもよいが、nが5のときRはすべて同一ではない。
CVD法またはALD法等によるタンタル含有薄膜形成の原料として使用する場合、蒸気圧が高く、融点が低いことが好ましい。この観点から、一般式(1)で表されるタンタル化合物は分子量が320以上475以下のものが好ましい。これはRとしてメチル基が1置換したものから炭素数4のアルキル基が3置換したものまでに相当する分子量である。その中でも、nが1から3であり、Rが炭素数1から4のアルキル基であるものが好ましく、nが1から3であり、Rがメチル基、エチル基またはイソプロピル基であるものが更に好ましい。
一般式(1)で表されるタンタル化合物は、一般式(2)で表されるタンタル化合物を原料として合成することができる。一般式(2)においてXとしては塩素原子、臭素原子、よう素原子などを例示することができ、その中でも原料のハロゲン化タンタルの入手性から塩素原子が好ましい。
一般式(2)で表されるタンタル化合物のうち、一般式(4)で表される化合物は新規物質である。一般式(4)において、Zとしては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基などを例示することができる。また、一般式(4)においてYとしては塩素原子、臭素原子、よう素原子などを例示することができ、その中でも原料のハロゲン化タンタルの入手性から塩素原子が好ましい。
一般式(2)および一般式(4)で表されるタンタル化合物はM.J.Bunker,A.D.Cian,M.L.H.Green,J.J.E.Moreau and N.J.Siganporia,J.Chem.Soc.,Dalton Trans.,1980,2155に記載されているTaClとSnBuCpからCpTaClを合成する方法によって、またはH.Yasuda,T.Okamoto and A.Nakamura,‘Organometallic Syntheses’ eds. R.B.King and J.J.Eisch,Elsevier,Amsterdam,1988,Vol.4,p.20に記載されているTaClとMeSiCpHからCpTaClを合成する方法と同様の方法によって合成することができる。ハロゲン化タンタルとしては、TaClの他にTaBr、TaI等を使用することができる。また、アルキル置換シクロペンタジエンのトリメチルシリル化物はP.Jutzi,J.Kleimeier,R.Krallmann,H.G.Stammler and B.Neumann,J.Organomet.Chem.,1993,462,57に記載されているMe(MeSi)CpHを合成する方法と同様の方法によって合成することができる。
一般式(1)で表されるタンタル化合物は、一般式(2)で表されるタンタル化合物と一般式(3)で表される化合物を反応させて合成することができる。具体的には、一般式(2)で表されるタンタル化合物と一般式(3)で表される化合物を有機溶媒中で30分から50時間反応させることにより、一般式(1)で表されるタンタル化合物が得られる。
一般式(3)で表される化合物は一般式(5)
Figure 0005096016
(式中、Meはメチル基を示し、Mは典型金属を示し、Aはハロゲン原子を示す。mは1から3の整数を示し、qは0、1又は2を示す。)で表すことが可能である。一般式(5)で表される化合物としては収率が良いのでMがマグネシウム及びリチウムが好ましい。Mがマグネシウムの場合、mが1であり、Aがハロゲン原子であるものが好ましく、さらにAが臭素であるものが好ましい。また、Mがリチウムの場合、mが1であり、qが0であるものが好ましい。
一般式(3)で表される化合物としては、ハロゲン化メチルマグネシウム、メチルリチウム、ジメチル亜鉛、トリメチルアルミニウム等を例示することができる。ハロゲン化メチルマグネシウムとしては、塩化メチルマグネシウム、臭化メチルマグネシウム、ヨウ化メチルマグネシウムなどを例示することができる。
一般式(2)で表されるタンタル化合物に対して、一般式(3)で表される化合物を4倍モル以上加えることによって反応を完結させることができる。収率が良いので、一般式(3)で表される化合物を4倍から6倍モル加えることが好ましい。
一般式(2)で表されるタンタル化合物と一般式(3)で表される化合物を反応させる際の溶媒としては、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等を例示することができる。これらの溶液を混合する際は発熱するので、混合時に反応溶液の温度が過度に上昇することを防ぐため、0℃以下に冷却しながら混合することが望ましい。反応温度は、高すぎると収率が低下するため、60℃から−20℃の間が好ましく、反応を数時間で完結させることができるので、室温が更に好ましい。
本発明のタンタル化合物を原料に用いてタンタル含有薄膜を形成する方法には、特に限定は無い。ただし、凹凸面の上に均一な薄膜を形成するためには、CVD法またはALD法を用いることが好ましい。CVD法またはALD法を用いて薄膜を形成する場合、原料を適切な温度でガス化して基板上へ供給する。その方法としては、例えば液体の原料にAr、He等のキャリアガスを吹き込むことによってキャリアガスと共に気化させて基板上に供給するバブリング法、液体の原料または原料の溶液を気化器内で気化させて基板上に供給するリキッドインジェクション法等が挙げられる。なお、固体の原料であっても、加熱により液化する場合は液体原料と同様の方法により供給が可能であり、液化しない場合は加熱しながらキャリアガスを吹き込んで昇華させて基板上に供給することができる。
基板上に供給した原料を分解することによって薄膜の形成を行なう。原料を熱だけで分解することも可能であるし、プラズマや光等を併用して分解しても良い。また、薄膜を形成する際には、種々のガスを共存させることによって薄膜の組成や質を制御することができる。例えば反応性ガスを共存させることによって、薄膜の組成を変えることができる。アンモニア、メチルヒドラジン、ジメチルヒドラジン、エチルヒドラジン、ジエチルヒドラジン、ブチルヒドラジン、フェニルヒドラジン、アジ化エチル、アジ化ブチル、アジ化フェニル等の窒素含有ガスを供給して成膜することによって窒素を含有する薄膜を形成できる。また、モノシラン、ジシラン、ジクロロシラン、トリクロロシラン、テトラクロロシラン等のケイ素含有ガスを供給して成膜することによってケイ素を含有する薄膜を形成できる。さらに、酸素、オゾン、水蒸気等酸素含有ガスを供給して成膜することによって酸素を含む薄膜を形成することができる。反応性ガスを二種類以上導入し、かつ成膜条件を適切に制御することによって、タンタル以外の元素を二種類以上含有する薄膜を形成することも可能である。
タンタル含有薄膜を形成する際には、本発明のタンタル化合物を有機溶媒に溶かして使用することも可能である。この場合に用いられる有機溶媒は、タンタル化合物と反応しないものであれば特に限定されない。本発明のタンタル化合物の溶解性が高いという理由で、ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシクロへキサン、エチルシクロヘキサン、ヘプタン、オクタン、トルエン、キシレン等の炭化水素が好ましく、蒸気圧が好適であるという理由から、エチルシクロヘキサン、オクタンが更に好ましい。また、本発明の一般式(1)で表されるタンタル化合物はnとRの組み合わせにより、異性体が存在する場合があるが、異性体の混合物もタンタル含有薄膜の形成に使用することができる。
またCVD法、ALD法以外の成膜方法、例えば原料を液体または溶液で供給するスピンコート法、ディップ法、噴霧法等によって薄膜を形成させてもよい。
本発明の新規なタンタル化合物は、CVD法またはALD法等によりタンタル含有薄膜を形成する際の原料として適切な気化特性及び分解特性を有しており、これらの原料として使用可能である。また、ハロゲン及び窒素を含まないタンタル含有薄膜の形成が可能であるほか、反応性ガスを共存させて成膜することによって、所望する元素を含む各種タンタル含有薄膜の形成が可能である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、実施例により詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
参考例1
テトラクロロ(η−エチルシクロペンタジエニル)タンタルの合成
五塩化タンタル304g(0.849mol)をジクロロメタン1950mlに懸濁させ、0℃に冷却してエチル(トリメチルシリル)シクロペンタジエン176ml(0.883mol)を加え、室温で2.5時間攪拌した。溶媒を減圧留去した後の残渣をヘキサン650mlで3回洗浄した。残渣を減圧下で乾燥してテトラクロロ(η−エチルシクロペンタジエニル)タンタル346g(収率98.1%)を得た。
H−NMR(Chloroform−d、δppm)
7.02(t,J=3Hz,2H,C Et)
6.66(t,J=3Hz,2H,C Et)
3.27(q,J=8Hz,2H,CH Cp)
1.34(t,J=8Hz,3H,C CHCp)。
実施例1
(η−エチルシクロペンタジエニル)テトラメチルタンタルの合成(1)
参考例1に示した方法により合成したテトラクロロ(η−エチルシクロペンタジエニル)タンタル346g(0.833mol)をジエチルエーテル1940mlに懸濁させ、0℃に冷却して臭化メチルマグネシウムのジエチルエーテル溶液(3.23M)1080ml(3.49mol)を加えた。室温で2時間攪拌した後、溶媒を減圧留去した。残渣にヘキサンを加えて可溶物を抽出した(500mlで4回)。抽出液からヘキサンを減圧留去した。残った粗生成物を減圧下で蒸留し、(η−エチルシクロペンタジエニル)テトラメチルタンタル159g(収率57.2%)を得た。
H−NMR(Benzene−d、δppm)
5.29(t,J=3Hz,2H,C Et)
5.26(t,J=3Hz,2H,C Et)
2.06(q,J=8Hz,2H,CH Cp)
0.92(br,12H,Ta−C
0.88(t,J=8Hz,3H,C CHCp)。
13C−NMR(Benzene−d、δppm)
125.50( Et)
111.73( Et)
108.08( Et)
70.59(br,Ta−
21.97(CH Cp)
15.18(CHCp)。
得られたタンタル化合物の熱分析結果(TG及びDSC)を図1に示す。この図より、得られたタンタル化合物は気化開始温度が約85℃であり、また分解開始温度が約140℃であるので、安定に気化可能な温度範囲を持ち、CVD法またはALD法によるタンタル含有薄膜の原料として使用可能であることがわかる。
実施例2
(η−エチルシクロペンタジエニル)テトラメチルタンタルの合成(2)
参考例1に示した方法により合成したテトラクロロ(η−エチルシクロペンタジエニル)タンタル1.53g(3.68mmol)をジエチルエーテル20mlに懸濁させ、0℃に冷却してメチルリチウムのジエチルエーテル溶液(1.04M)15.6ml(16.2mmol)を加えた。室温で2時間攪拌後、溶媒を減圧留去した。残渣からヘキサン可溶物を抽出した(10mlで3回)。抽出液から溶媒を減圧留去した。残った粗生成物を減圧下で蒸留し、(η−エチルシクロペンタジエニル)テトラメチルタンタル556mg(収率37.2%)を得た。
得られた(η−エチルシクロペンタジエニル)テトラメチルタンタルのH−NMRスペクトル及び13C−NMRスペクトルは実施例1のものと一致した。
実施例3
テトラクロロ(η−イソプロピルシクロペンタジエニル)タンタルの合成
五塩化タンタル2.26g(6.31mmol)をジクロロメタン20mlに懸濁させ、イソプロピル(トリメチルシリル)シクロペンタジエン1.18g(6.54mmol)を加えた。室温で30分攪拌した後、溶媒を減圧留去した。残渣をヘキサン10mlで3回洗浄した。残渣を減圧下で乾燥してテトラクロロ(η−イソプロピルシクロペンタジエニル)タンタル2.58g(収率95.1%)を得た。
H−NMR(Chloroform−d、δppm)
7.00(t,J=3Hz,2H,C Pr)
6.72(t,J=3Hz,2H,C Pr)
3.70(septet,J=7Hz,1H,(CHCp)
1.39(d,J=7Hz,6H,(C CHCp)。
13C−NMR(Chloroform−d、δppm)
148.3( Et)
121.4( Pr)
118.7( Pr)
30.5((CH HCp)
22.8((CHCp)。
実施例4
テトラメチル(η−イソプロピルシクロペンタジエニル)タンタルの合成
実施例3に示した方法によって合成したテトラクロロ(η−イソプロピルシクロペンタジエニル)タンタル863mg(2.01mmol)をテトラヒドロフラン6mlに懸濁させ、−78℃に冷却して臭化メチルマグネシウムのテトラヒドロフラン溶液(0.93M)9.0ml(8.37mmol)を加えた。室温で30分間攪拌後、溶媒を減圧留去した。残渣からヘキサン可溶物を抽出した(10mlで3回)。抽出液からヘキサンを減圧留去した。残った粗生成物を減圧下で蒸留し、テトラメチル(η−イソプロピルシクロペンタジエニル)タンタル357mg(収率51.1%)を得た。
H−NMR(Benzene−d、δppm)
5.37(t,J=3Hz,2H,C Pr)
5.27(t,J=3Hz,2H,C Pr)
2.43(septet,J=7Hz,1H,(CHCp)
0.95(br,12H,Ta−C
0.91(d,J=7Hz,6H,(C CHCp)。
実施例5
(η−エチルシクロペンタジエニル)テトラメチルタンタルを原料としたCVD法によるタンタル含有薄膜の形成
実施例1で得た(η−エチルシクロペンタジエニル)テトラメチルタンタルを原料として、図2のCVD成膜装置を用いて、原料容器8の温度35℃、キャリアガス3(Ar)の流量30sccm、原料容器8内の圧力100Torr、希釈ガス2(Ar)の流量180sccm、反応ガス1(O)の流量90sccm、基板9の温度(ヒーター温度)400℃、反応槽10内の圧力10Torrの条件で、CVD法による酸化シリコン/シリコン基板9上への成膜を1時間かけて行った。作製した薄膜を蛍光X線装置にて分析したところ、タンタルが検出され、タンタル含有薄膜が形成されたことを確認した。X線光電子分光分析装置により膜組成を分析した結果、炭素14%、酸素53%、タンタル33%であった。また、膜厚をSEMにより確認したところ70nmであった。
実施例6
テトラメチル(η−メチルシクロペンタジエニル)タンタルの合成
五塩化タンタル1.69g(4.71mmol)をジクロロメタン10mlに懸濁させ、0℃に冷却してメチル(トリメチルシリル)シクロペンタジエン0.746g(4.90mmol)を加え、室温で16時間攪拌した。溶媒を減圧留去した後の残渣をヘキサン10mlで3回洗浄した。残渣を減圧下で乾燥して得られた固体1.59gをジエチルエーテル10mlに懸濁させ、0℃に冷却して臭化メチルマグネシウムのジエチルエーテル溶液(3.26M)5.09ml(16.6mmol)を加えた。室温で17.5時間攪拌した後、溶媒を減圧留去した。残渣にヘキサンを加えて可溶物を抽出した(10mlで3回)。抽出液からヘキサンを減圧留去した。残った粗生成物を減圧下で蒸留し、テトラメチル(η−メチルシクロペンタジエニル)タンタル558mg(収率37.0%)を得た。
H−NMR(Benzene−d、δppm)
5.20(s,4H,C Me)
1.65(s,3H,C Cp)
0.92(br,12H,Ta−C
13C−NMR(Benzene−d、δppm)
121.81( Me)
113.39( Me)
108.34( Me)
70.84(br,Ta−
13.96(Cp)。
実施例7
テトラクロロ(η−1−エチル−3−メチルシクロペンタジエニル)タンタルの合成
五塩化タンタル1.82g(5.08mmol)をジクロロメタン10mlに懸濁させ、
「P.Jutzi,J.Kleimeier,R.Krallmann,H.G.Stammler and B.Neumann,J.Organomet.Chem.,1993,462,57」に記載の方法に準じて製造された1−エチル−4−メチル−5−トリメチルシリル−1,3−シクロペンタジエン、1−メチル−3−エチル−5−トリメチルシリル−1,3−シクロペンタジエン、及び1−エチル−3−メチル−5−トリメチルシリル−1,3−シクロペンタジエンの混合物0.953g(5.28mmol)を加えた。室温で2.5時間攪拌した後、溶媒を減圧留去した。残渣をヘキサン10mlで3回洗浄し、減圧下で乾燥してテトラクロロ(η−1−エチル−3−メチルシクロペンタジエニル)タンタル2.13g(収率97.5%)を得た。
H−NMR(Chloroform−d、δppm)
7.04(t,J=3Hz,1H,C (Et)Me)
6.75(t,J=3Hz,1H,C (Et)Me)
6.63(t,J=3Hz,1H,C (Et)Me)
3.14(m,1H,CH (Me)Cp)
3.03(m,1H,CH (Me)Cp)
2.74(s,3H,Et(C )Cp)
1.28(t,J=8Hz,3H,C CH(Me)Cp)。
実施例8
(η−1−エチル−3−メチルシクロペンタジエニル)テトラメチルタンタルの合成
実施例7に示した方法によって合成したテトラクロロ(η−1−エチル−3−メチルシクロペンタジエニル)タンタル2.13mg(4.95mmol)をジエチルエーテル10mlに懸濁させ、0℃に冷却して臭化メチルマグネシウムのジエチルエーテル溶液(3.26M)6.38ml(20.8mmol)を加えた。室温で4時間攪拌後、溶媒を減圧留去した。残渣からヘキサンで可溶物を抽出(10mlで3回)し、抽出液からヘキサンを減圧留去した。残った粗生成物を減圧下で蒸留し、(η−1−エチル−3−メチルシクロペンタジエニル)テトラメチルタンタル450mg(収率26.1%)を得た。
H−NMR(Benzene−d、δppm)
5.38(t,J=3Hz,1H,C (Et)Me)
5.32(t,J=3Hz,1H,C (Et)Me)
5.28(t,J=3Hz,1H,C (Et)Me)
2.01(m,1H,CH (Me)Cp)
1.94(m,1H,CH (Me)Cp)
1.63(s,3H,Et(C )Cp)
0.85(br,12H,Ta−C
0.84(t,J=8Hz,3H,C CH(Me)Cp)。
実施例9
テトラクロロ(η−1,2,4−トリメチルシクロペンタジエニル)タンタルの合成
五塩化タンタル1.68g(4.70mmol)をジクロロメタン10mlに懸濁させ、「P.Jutzi,J.Kleimeier,R.Krallmann,H.G.Stammler and B.Neumann,J.Organomet.Chem.,1993,462,57」に記載の方法に従って製造された1,2,4−トリメチル−5−トリメチルシリル−1,3−シクロペンタジエン1.01g(5.60mmol)を加えた。室温で3.5時間攪拌した後、溶媒を減圧留去した。残渣をヘキサン10mlで3回洗浄し、減圧下で乾燥してテトラクロロ(η−1,2,4−トリメチルシクロペンタジエニル)タンタル1.68g(収率83.3%)を得た。
H−NMR(Chloroform−d、δppm)
6.64(s,2H,C (Me)
2.79(s,6H,(C Cp)
2.58(s,3H,(C Cp)。
実施例10
テトラメチル(η−1,2,4−トリメチルシクロペンタジエニル)タンタルの合成
実施例9に示した方法によって合成したテトラクロロ(η−1,2,4−トリメチルシクロペンタジエニル)タンタル1.68g(3.91mmol)をジエチルエーテル10mlに懸濁させ、0℃に冷却して臭化メチルマグネシウムのジエチルエーテル溶液(3.26M)5.04ml(16.4mmol)を加えた。室温で21時間攪拌後、溶媒を減圧留去した。残渣からヘキサンで可溶物を抽出(10mlで3回)し、抽出液からヘキサンを減圧留去した。残った粗生成物を減圧下で蒸留し、テトラメチル(η−1,2,4−トリメチルシクロペンタジエニル)タンタル248mg(収率18.2%)を得た。
H−NMR(Benzene−d、δppm)
5.28(s,2H,C (Me)
1.68(s,6H,(C Cp)
1.51(s,3H,(C Cp)
0.79(s,12H,Ta−C )。
13C−NMR(Benzene−d、δppm)
120.84( (Me)
108.47( (Me)
106.10( (Me)
72.53(Ta−
13.52((Cp)
10.77((Cp)。
得られたタンタル化合物の熱分析結果(TG及びDSC)を図3に示す。この図より、得られたタンタル化合物は気化開始温度が約95℃であり、また分解開始温度が約145℃であるので、安定に気化可能な温度範囲を持ち、CVD法またはALD法によるタンタル含有薄膜の原料として使用可能であることがわかる。
実施例11
(η−エチルシクロペンタジエニル)テトラメチルタンタルを原料とした水素添加ECRプラズマCVD法によるシリコン基板上へのタンタル含有薄膜の形成
実施例1で得た(η−エチルシクロペンタジエニル)テトラメチルタンタルを原料として、原料容器温度40℃、容器内圧10Torr、キャリアガス(Ar)流量5sccmの条件で気化させた。これを流量5sccmの水素を4%含むアルゴンガス中、2.45GHz、600Wのマイクロ波と875Gの印加磁界によりプラズマを発生させ、内圧を1.5×10−2Torrに保った反応槽内に導入して300℃に加熱したシリコン基板上に5時間かけて成膜を行った。作製した薄膜を蛍光X線装置にて分析したところ、タンタルが検出され、タンタル含有薄膜が形成されたことを確認した。蛍光X線測定装置(XRF)により測定した膜厚は11nm、四探針測定装置により測定した抵抗値より求めた抵抗率は356μΩ・cmであった。
実施例1で得られたタンタル化合物の熱分析(TG及びDSC)結果を示す図である。 実施例5で使用したCVD成膜装置の概略図である。 実施例10で得られたタンタル化合物の熱分析(TG及びDSC)結果を示す図である。
符号の説明
1.反応ガス
2.希釈ガス
3.キャリアガス
4.マスフローコントローラー
5.マスフローコントローラー
6.マスフローコントローラー
7.恒温層
8.原料容器
9.基板
10.反応槽
11.ヒーター
12.真空ポンプ
13.排気

Claims (9)

  1. 一般式(1)
    Figure 0005096016
    (式中、Meはメチル基を示し、nは1から5の整数を示し、Rは炭素数1から6のアルキル基を示す。nが2から4のときRは同一または異なってもよいが、nが5のときRはすべて同一ではない。)で表されることを特徴とする、タンタル化合物。
  2. 分子量が320以上475以下であることを特徴とする、請求項1に記載のタンタル化合物。
  3. nが1から3であり、Rが炭素数1から4のアルキル基であることを特徴とする、請求項1または2に記載のタンタル化合物。
  4. nが1から3であり、Rがメチル基、エチル基またはイソプロピル基であることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載のタンタル化合物。
  5. 一般式(2)
    Figure 0005096016
    (式中、nは1から5の整数を示し、Rは炭素数1から6のアルキル基を示す。nが2から4のときRは同一または異なってもよいが、nが5のときRはすべて同一ではない。Xはハロゲン原子を示す。)で表されるタンタル化合物と、一般式(3)
    Figure 0005096016

    (式中、Meはメチル基を示し、mは1から3の整数を示し、Lは金属または金属ハロゲン化物を示す。)で表される化合物を反応させることを特徴とする、一般式(1)
    Figure 0005096016
    (式中、Meはメチル基を示し、nは1から5の整数を示し、Rは炭素数1から6のアルキル基を示す。nが2から4のときRは同一または異なってもよいが、nが5のときRはすべて同一ではない。)で表されるタンタル化合物の製造方法。
  6. mが1であり、Lがハロゲン化マグネシウムであることを特徴とする、請求項5に記載のタンタル化合物の製造方法。
  7. mが1であり、Lがリチウムであることを特徴とする、請求項5に記載のタンタル化合物の製造方法。
  8. 一般式(1)
    Figure 0005096016
    (式中、Meはメチル基を示し、nは1から5の整数を示し、Rは炭素数1から6のアルキル基を示す。nが2から4のときRは同一または異なってもよいが、nが5のときRはすべて同一ではない。)で表されるタンタル化合物を原料として用いることを特徴とする、タンタル含有薄膜の形成方法。
  9. 一般式(4)
    Figure 0005096016
    (式中、kは1から4の整数を示し、Zは炭素数1から3のアルキル基を示す。ただし、k=1の時Zはメチル基及びエチル基を除く。Yはハロゲン原子を示す。)で表されることを特徴とする、タンタル化合物。
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