JP5092605B2 - 車両用スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、主に自動車のブレーキペダル操作時の、ストップランプの消点灯制御等に用いられる車両用スイッチに関するものである。
近年、ブレーキペダルを踏み込んだ際にはストップランプを点灯させ、離した際には消灯させる、ブレーキペダルの操作に伴うストップランプの制御用として、押圧操作型の車両用スイッチが多く使用されている。
このような従来の車両用スイッチについて、図12を用いて説明する。
図12は従来の車両用スイッチの断面図であり、同図において、1は上面開口で略箱型の絶縁樹脂製のケース、2は同じく絶縁樹脂製の作動体で、ケース1には底面から端子部3Aが突出した複数の固定接点3が植設されている。
そして、4は導電金属製の可動接点で、この可動接点4がケース1の底面との間にやや撓んだ状態で装着された接圧ばね5によって、複数の固定接点3に下方から弾接し、複数の固定接点3が可動接点4を介して電気的に接続されるようになっている。
また、6はコイル状の戻りばね、7はケース1上面の開口部を覆うカバーで、戻りばね6が作動体2下面とケース1の底面との間にやや撓んだ状態で装着されて、作動体2を上方に付勢している。
さらに、カバー7には上方へ突出する中空筒部7Aが設けられ、この中空筒部7A内に作動体2の操作軸2Aが上下動可能に挿通すると共に、操作軸2A上端が中空筒部7Aから上方へ突出して、車両用スイッチが構成されている。
そして、このように構成された車両用スイッチは、一般に自動車のブレーキペダルの手前に、アーム等によって作動体2の操作軸2Aが押圧された状態で装着されると共に、固定接点3の端子部3Aがコネクタ等によって発光ダイオード等のストップランプに接続される。
つまり、ブレーキペダルが踏み込まれていない状態では、作動体2の操作軸2Aが下方へ押圧操作され、接圧ばね5や戻りばね6が撓んで、可動接点4が下方へ移動して固定接点3から離れ、複数の固定接点3の間が電気的に切断された状態となっているため、ストップランプは消灯した状態となる。
そして、ブレーキペダルが踏み込まれると、アームが操作軸2Aから離れ押圧力が除かれるため、戻りばね6の弾性復帰力によって作動体2が上方へ移動すると共に、可動接点4も接圧ばね5に押圧されて固定接点3に弾接し、複数の固定接点3が電気的に接続された状態となり、ストップランプが点灯するように構成されている。
なお、上記のようなストップランプには、近年、発光ダイオードが多く用いられており、DC12V0.5A〜2A程度の電圧電流が通電されるため、可動接点4が固定接点3に接離する際には、微弱ではあるがアーク放電が生じ、このアークによって接点表面に酸化物や炭化物等が発生する。
そして、このような電圧電流が比較的小さく、エネルギーも小さなアーク放電では、接点表面の酸化物や炭化物等が除去されづらいため、車両用スイッチの電気的接離の繰返しに伴い、これらが生成・蓄積され易いものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2006−147552号公報
しかしながら、上記従来の車両用スイッチにおいては、発光ダイオード等の電圧電流が比較的小さな開閉に用いた場合、接点表面に酸化物や炭化物等が生じ、これらによって可動接点4と固定接点3の接触が不安定になる場合があるという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、簡易な構成で、接触が安定し、確実な電気的接離が可能な車両用スイッチを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、所定の固定接点の端子部と接点部を別体に形成し、この端子部と接点部を絶縁樹脂製の保持体で一体に保持固定して、端子部と接点部の間に、導電金属線製のコイルと整流ダイオードを並列に接続すると共に、可動接点は作動体の上下動に伴い、固定接点と弾接摺動させ、接触直後と接続時の接触箇所が異なるようにして車両用スイッチを構成したものであり、コイルの自己誘導作用によって、可動接点が固定接点に接触した直後には、接点間にはアーク放電の生じない小さな電流が通電されるため、接点表面に酸化物や炭化物等が発生しづらくなり、接触が安定し、確実な電気的接離が可能な車両用スイッチを得ることができると共に、例えば、バッテリーに接続された車両用スイッチ内のコイルのプラス接続側に整流ダイオードのカソード部を、コイルのマイナス接続側にアノード部を各々接続することによって、可動接点と固定接点の開離時に、コイルにより発生する逆起電力が整流ダイオードに電流として流れて吸収され、接点間には逆起電力が生じないため、接点表面の損傷を少なくすることができるという作用を有する。
さらに、接触直後と接続時でそれぞれ異なった箇所で接触させることによって、周囲の塵埃やガス、湿気等がスイッチ内へ侵入し、固定接点表面に多少の異物や酸化物等が蓄積または生成した場合でも、可動接点と固定接点のより安定した電気的接離を行うことができるという作用を有する。
そして、端子部と接点部を絶縁樹脂製の保持体で一体に保持固定して、端子部と接点部の間に、コイルと整流ダイオードを並列に接続したことによって、各々が個別となったものにコイルや整流ダイオードをはんだ付け等によって装着する場合に比べ、接点部と端子部へのコイルや整流ダイオードの装着がし易くなると共に、ケースへの組立てや固定も容易に行うことができるという作用を有する。
以上のように、本発明によれば、簡易な構成で、接触が安定し、確実な電気的接離が可能な車両用スイッチを実現することができるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図11を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態による車両用スイッチの断面図、図2は同分解斜視図、図3は同要部回路図であり、同図において、11は上面開口の略箱型で絶縁樹脂製のケース、12は略逆L字状で導電金属板製の固定接点で、ケース11底面から外方に端子部12Aが突出すると共に、固定接点12上方には延出した折曲部に略鋲状の接点13が固着された接点部12Bが形成されている。
また、14は導電金属板製の固定接点で、ケース11底面から外方に端子部14Aが突出していることや、ケース11内に延出した接点部14Bに略鋲状の接点13が固着されていることは、固定接点12と同様であるが、端子部14Aと接点部14Bは別体に形成され、上下方向に所定間隔を空けて配置されている。
そして、15はガラス含有ポリブチレンテレフタレートなどの耐熱性絶縁樹脂製の保持体で、この保持体15の上下に接点部14Bと端子部14Aがインサート成形によって、絶縁された状態で保持固定され一体に形成されている。
さらに、16は強磁性体であるフェライトなどの鉄芯16Aに銅線や銅合金線などの導電金属線を巻き付けたコイル、17は整流ダイオードで、コイル16両端と整流ダイオード17両端が、端子部14A上部や接点部14B下部に設けられた通孔または切欠きなどの接続部に各々挿入されると共に、はんだ付けなどによって固着され、これらの並列配設されたコイル16や整流ダイオード17を介して、端子部14Aと接点部14Bが接続されている。
そして、18Aは略コ字状で導電金属板製の可動板で、中央に通孔18Bが形成されると共に、両端部上面に略鋲状の接点13が固着されて、可動接点18が形成されている。
また、この可動接点18がケース11の底面との間にやや撓んだ状態で装着された接圧ばね19によって、左右に並んで配置された固定接点12と14に可動接点18両端が弾接し、固定接点12と14が可動接点18を介して電気的に接続されるようになっている。
そして、20は絶縁樹脂製で略円柱状の作動体、21はコイル状の戻りばね、22はケース11上面の開口部を覆う絶縁樹脂製のカバーで、戻りばね21が可動接点18の通孔18Bを挿通すると共に、作動体20下面とケース11底面との間にやや撓んだ状態で装着されて、作動体20を上方に付勢している。
また、カバー22には上方へ突出する中空筒部22Aが設けられ、この中空筒部22A内に作動体20の操作軸20Aが上下動可能に挿通すると共に、操作軸20A上端が中空筒部22Aから上方へ突出して、車両用スイッチ30が構成されている。
さらに、このように構成された車両用スイッチ30は、一般に自動車のブレーキペダル(図示せず)の手前に、アーム等(図示せず)によって作動体20の操作軸20Aが押圧された状態で装着される。
また、図3の要部回路図に示すように、車両用スイッチ30の固定接点14の端子部14Aがバッテリーなどの供給電源31のプラス側に接続され、固定接点12の端子部12Aがコネクタ等(図示せず)によって複数の発光ダイオードからなるストップランプ32に接続されると共に、整流ダイオード17のカソード部がコイル16のプラス接続側に、アノード部がコイル16のマイナス接続側に各々接続される。
つまり、ブレーキペダルが踏み込まれていない状態では、図4の操作時の断面図に示すように、作動体20の操作軸20Aが下方へ押圧操作され、接圧ばね19や戻りばね21が撓むと共に、可動接点18が下方へ移動して、固定接点12や14から離れ、固定接点12と14の間が電気的に切断された状態となっているため、ストップランプ32は消灯した状態となっている。
そして、ブレーキペダルが踏み込まれると、アームが操作軸20Aから離れ押圧力が除かれるため、図1に示すように、戻りばね21の弾性復帰力によって作動体20が上方へ移動すると共に、可動接点18も接圧ばね19に押圧されて固定接点12や14に弾接し、固定接点12と14が電気的に接続されて、バッテリー31からストップランプ32に電源が供給され、DC12V2A程度の電圧電流が通電されて、ストップランプ32が点灯する。
なお、可動接点18が固定接点12と14に弾接した際、固定接点14の端子部14Aと接点部14Bの間にはコイル16が接続され、このコイル16に電流が通電されるため、可動接点18と固定接点12、14に流れる電流は、図5の通電電流の波形図に示すように、コイル16の自己誘導作用によって、対向する接点13同士が接触した後、漸次増加し、所定時間後に約2Aの所定の定常電流が通電された状態となる。
そして、コイル16に、通電される電圧電流に合わせ、例えばインダクタンスが100μHから500μHで、電気抵抗が1Ωから3Ωのものを用いた場合、2Aの定常電流が通電されるまでの時間Tsは約200μ秒となるため、可動接点18が固定接点12と14に接触した直後には、接点13間にはアーク放電の生じないごく小さな電流が通電される。
また、このように可動接点18が接圧ばね19に付勢されて、固定接点12や14に弾接した際には、互いの接点13同士が細かく接離を繰返す、所謂、接点バウンスが生じるが、この接点バウンスの発生時間Tbは10μ秒〜50μ秒前後であり、この間の接点13間を通電する電流は0Aから0.5A程度であるため、この接点バウンスの間もアーク放電が生じづらいようになっている。
つまり、端子部14Aと接点部14Bの間に接続されたコイル16の自己誘導作用によって、可動接点18が固定接点12と14に接触した直後、及び接点バウンスが発生している間は、接点13間にはアーク放電の生じない小さな電流が通電されるため、接点表面に酸化物や炭化物等が発生しづらく、清浄な表面が維持されて安定した接触が可能なように構成されている。
さらに、ブレーキペダルへの踏み込みを止め、作動体20が下方へ押圧操作されて、可動接点18が固定接点12や14から離れる際には、上記のように端子部14Aと接点部14Bの間にコイル16が接続されている場合、図5に破線で示すように、コイル16の自己誘導作用によって、通電方向とは逆方向に発生する略尖塔状の大きな逆起電力により、接点13間に数μ秒と短い時間ではあるが、数10Aの逆起電流Ipが生じアーク放電が発生する。
しかし、本実施の形態においては、図1や図3に示したように、端子部14Aと接点部14Bの間に、カソード部をコイル16のプラス接続側に、アノード部をコイル16のマイナス接続側に各々接続した整流ダイオード17が、コイル16と並列に配設されているため、コイル16によって発生する逆起電力が、整流ダイオード17に電流として流れて吸収されるようになっている。
つまり、可動接点18が固定接点12と14に接触する際には、電流の通電方向はプラスからマイナス方向となって、整流ダイオード17の整流方向は逆のため通電されず、コイル16のみを介して通電されるが、可動接点18の開離時には、コイル16による逆起電力は整流ダイオード17の整流作用によって整流ダイオード17に順方向の電流として流れて吸収され、接点13間には逆起電力が生じないため、逆起電流Ipによるアーク放電がなく、接点表面に損傷が発生しづらいように構成されている。
なお、ストップランプ32に発光ダイオードが使用され、DC12V2A程度の電圧電流が通電される場合には、上述したように、インダクタンスが100μHから500μHで、電気抵抗が1Ωから3Ωのコイル16を用いるのが好ましいが、通電される電流がさらに小さい場合には、内部に鉄芯がなくインダクタンスの比較的小さなコイルを用い、接点バウンスが長く発生する場合には、インダクタンスの大きなコイルを用いるなど、通電される電圧電流や条件に合わせ、様々な対応が可能である。
また、別体の端子部14Aと接点部14Bを保持体15で保持固定して一体に形成することによって、各々が個別となったものにコイル16や整流ダイオード17をはんだ付けする場合に比べ、コイル16や整流ダイオード17の接続を容易に行えると共に、一体形成された固定接点14にコイル16及び整流ダイオード17を装着したものを、ケース11内に上面開口部から挿入して所定の位置に配置・固定できるため、スイッチの組立ても容易に行うことが可能なように構成されている。
このように本実施の形態によれば、固定接点14の端子部14Aと接点部14Bを別体に形成すると共に、これらを導電金属線製のコイル16を介して接続することによって、可動接点18が固定接点12と14に接触した直後には、コイル16の自己誘導作用により、接点13間にはアーク放電の生じない小さな電流が通電されるため、接点表面に酸化物や炭化物等が発生しづらくなり、接触が安定し、確実な電気的接離が可能な車両用スイッチ30を得ることができるものである。
そして、端子部14Aと接点部14Bの間に、コイル16と並列に整流用ダイオード17を接続することによって、可動接点18と固定接点12や14の開離時に、コイル16により発生する逆起電力が整流ダイオード17に電流として流れて吸収され、接点13間には逆起電力が生じないため、接点表面の損傷を少なくすることができる。
また、端子部14Aと接点部14Bを絶縁樹脂製の保持体15で保持固定して一体に形成することによって、各々が個別となったものにコイル16や整流ダイオード17をはんだ付け等によって装着する場合に比べ、装着がし易くなると共に、ケース11への組立てや固定も容易に行うことができる。
なお、以上の説明では、固定接点14の端子部14Aと接点部14Bを別体に形成した構成について説明したが、固定接点12の端子部12Aと接点部12Bを別体に形成して、これらの間にコイル16と整流ダイオード17を並列配設した構成としても、本発明の実施は可能である。
(実施の形態2)
実施の形態2を用いて、固定接点や可動接点などの構成が異なる他の実施の形態について説明する。
図6は本発明の第2の実施の形態による車両用スイッチの断面図、図7は同分解斜視図であり、同図において、41は上面開口の略箱型で絶縁樹脂製のケース、42はケース41内の左側に配設された導電金属板製の固定接点で、この固定接点42の上部には上下方向に延びる平坦部42Aとこの平坦部42A下端が外側方に屈曲した屈曲部42Bからなる略逆L字状の接点部42Cが形成され、固定接点42下部には接点部42Cの後方から内側へ屈曲すると共に下方へ延出した端子部42Dがケース41底面から外方へ突出している。
そして、44は同じくケース41内の右側に配設された固定接点で、上方に平坦部44Aとその下端に屈曲部44Bが設けられた略L字状の接点部44Cが形成されていることや、ケース41底面から外方に端子部44Dが突出していることは、固定接点42と同様であるが、接点部44Cと端子部44Dは別体に形成され、上下方向に所定間隔を空けて配置されている。
また、固定接点44が耐熱性絶縁樹脂製の保持体45の上下に接点部44Cと端子部44Dがインサート成形によって、絶縁された状態で保持固定され一体に形成されると共に、接点部42Cの平坦部42Aと接点部44Cの平坦部44Aが互いに対向して対称に配置されている。
なお、鉄芯に導電金属線を巻き付けたコイル46や整流ダイオード47の各両端が端子部44Dと接点部44Cにはんだ付け等によって各々固着されて、端子部44Dと接点部44Cが接続されていることは、実施の形態1の場合と同様である。
そして、50は略円柱状の作動体で、この作動体50がケース41上面の開口部を覆うカバー52の中空筒部52A内に上下動可能に挿通することも実施の形態1の場合と同様である。
また、53は絶縁樹脂製で中央に作動体50が挿通する貫通孔53Aが設けられたスペーサ、54は絶縁樹脂製の駆動体で、スペーサ53がケース41上面に圧入されて配設されると共に、駆動体54が作動体50下端に配置されて、作動体50と共に上下動可能にケース41内に収納されている。
さらに、48は略コ字状で弾性を有する導電金属板製の可動接点で、この可動接点48の中央部48Aが駆動体54の収納部54A内に保持され、中央部48Aの両端からは下方外側に拡がる第1アーム部48Bと、さらに第1アーム部48Bから拡がるように折曲した第2アーム部48C先端に、内方向へ湾曲した接点48Dが左右一対に形成されている。
そして、可動接点48の第1アーム部48Bや第2アーム部48Cがやや撓んだ状態で、各接点48Dが固定接点42や44の平坦部42Aや44Aに各々弾接して、固定接点42と44が可動接点48を介して電気的に接続されるようになっている。
また、51は戻りばねで、駆動体54の収納部54A下面とケース41底面との間にやや撓んだ状態で装着され、駆動体54や作動体50を上方に付勢して車両用スイッチ60が構成されている。
そして、このように構成された車両用スイッチ60が、自動車のブレーキペダルの手前に、アーム等によって作動体50の操作軸50Aが押圧された状態で装着されることや、図3の要部回路図に示すように、車両用スイッチ60の端子部44Dが供給電源31のプラス側に、固定接点42の端子部42Aがストップランプ32に各々接続されると共に、整流ダイオード47のカソード部がコイル46のプラス接続側に、アノード部がコイル46のマイナス接続側に各々接続されることは実施の形態1の場合と同様である。
つまり、ブレーキペダルが踏み込まれていない状態では、図8の操作時の断面図に示すように、操作軸50Aが下方へ押圧操作され、可動接点48が下方へ移動して固定接点42や44から離れ、固定接点42と44の間が電気的に切断された状態となって、ストップランプ32が消灯することや、ブレーキペダルが踏み込まれると、アームが操作軸50Aから離れ押圧力が除かれるため、図6に示すように、戻りばね51の弾性復帰力によって作動体50や駆動体54と共に可動接点48が上方へ移動し、可動接点48が固定接点42や44に弾接して固定接点42と44が電気的に接続され、バッテリー31からストップランプ32に電源が供給されて、DC12V2A程度の電圧電流が通電され、ストップランプ32が点灯するように構成されている。
なお、この時、可動接点48が下方から上方へ移動して固定接点42と44に接触する際には、まず、各第2アーム部48Cが固定接点42や44の屈曲部42Bや44Bに接触し、この後、可動接点48の上方移動に伴い各第2アーム部48Cが屈曲部42Bと44Bに弾接摺動し、最終的に各接点48Dが平坦部42Aや44Aに弾接して、可動接点48と固定接点42や44が電気的に接続される。
つまり、可動接点48と固定接点42、44との接触直後は、可動接点48の第2アーム部48Cが屈曲部42Bや44Bと接触を維持しながら弾接摺動し、最終の接続時には接点48Dが平坦部42A、44Aに弾接するというように、接触直後と接続時でそれぞれ異なった箇所で接触させることによって、実施の形態1のような略鋲状の接点13が対向して接離する車両用スイッチ30に比べ、周囲の塵埃やガス、湿気等がスイッチ内へ侵入し、固定接点42、44表面に多少の異物や酸化物等が蓄積または生成した場合でも、可動接点48と固定接点42、44のより安定した電気的接離を行うことができるようになっている。
したがって、固定接点44の端子部44Aと接点部44Bの間にコイル46が接続され、このコイル46に電流が通電されて、可動接点48と固定接点42、44に流れる電流は、図5の通電電流の波形図に示すように、コイル46の自己誘導作用によって、可動接点48と固定接点42、44が接触した後、漸次増加し、所定時間後に約2Aの所定の定常電流が通電された状態となるため、最初の接触時には可動接点48と固定接点42または44との間にアーク放電が生じにくいことに加え、上述のように可動接点48と固定接点42、44が安定した電気的接離ができる構成のため、さらに接触が安定し、確実な電気的接離が可能な車両用スイッチを実現することができる。
また、ブレーキペダルへの踏み込みを止め、作動体50が下方へ押圧操作されて、可動接点48が固定接点42や44から離れる際には、コイル46による逆起電力は整流ダイオード47によって吸収され、可動接点48と固定接点42や44との間には逆起電流によるアーク放電がなく、これらの接点表面に損傷が生じづらくなっていることは実施の形態1の場合と同様である。
このように本実施の形態によれば、固定接点44の端子部44Dと接点部44Cを別体に形成して、これらを導電金属線製のコイル46を介して接続することによって、可動接点48が固定接点42と44に接触した直後には、コイル46の自己誘導作用によって可動接点48と固定接点42や44の間にはアーク放電が生じない小さな電流が通電されるため、各接点表面に酸化物や炭化物等が発生しづらくなることに加え、固定接点42や44を略L字状の接点部42Bや44Bをケース41内に対向して配設させたものにすると共に、中央部48Aから一対の第1アーム部48Bと第2アーム部48Cが外側へ拡がって形成され、その先端に接点48Dを形成した可動接点48が、ケース41内に上下動可能に収納された作動体50の上下動に伴い、固定接点42、44と弾接摺動すると共に接触直後と接続時の接触箇所が異なるようにすることによって、さらに接触が安定し、確実な電気的接離が可能なものにすることができるものである。
(実施の形態3)
実施の形態3を用いて、固定接点や可動接点などの構成が異なる他の実施の形態について説明する。
なお、実施の形態2の構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図9は本発明の第3の実施の形態による車両用スイッチの側面断面図、図10は同分解斜視図であり、同図において、61は上面開口の略箱型で絶縁樹脂製のケースで、作動体50下端に駆動体74が配置されると共に、駆動体74や作動体50がケース61内に上下動可能に収納されて、戻りばね71によって駆動体74や作動体50が上方に付勢されていることや、ケース61上面にはスペーサ53が配設されると共にカバー52がこれらを覆って、作動体50が中空筒部52Aを挿通していることは、実施の形態2の場合と同様である。
そして、上部に接点部62Aや下部に端子部62Bを形成した固定接点62や、別体となった接点部64Aと端子部64Bが絶縁樹脂製の保持体65によって保持固定されて一体に形成されると共に、導電金属線製のコイル46や整流ダイオード47によって接続された固定接点64が、ケース61内に並んで配設されていることも実施の形態2の場合と同様である。
なお、固定接点62や64の接点部62Aや64Aの平面部がケース61内側面に同一面になるように配設されると共に左右に並んで配置されている。
また、68は弾性を有する導電金属板製の可動接点で、基部68Aの左右両側から上方前側に延出した複数の脚部68Bの先端に略碗状の接点68Cが形成され、基部68Aが駆動体74前面に設けられた保持部74Aに保持されている。
さらに、可動接点68の脚部68Bがやや撓んだ状態で、各接点68Cが固定接点62や64の接点部62Aや64Aに各々弾接して、可動接点68を介して固定接点62と64が電気的に接続され、車両用スイッチ80が構成されている。
以上の構成の車両用スイッチ80が自動車のブレーキペダルの前に装着されて、ブレーキペダルが踏み込まれていない状態では、図11の側面断面図に示すように、操作軸50Aが押圧されて作動体50が下方に移動し、駆動体74前面に保持された可動接点68の接点68Cが接点部62Aや64Aから各々離れて、固定接点62と64が切断され、ストップランプ32が消灯状態となることも実施の形態2の場合と同様である。
そして、ブレーキペダルが踏み込まれると、図9に示すように、操作軸50Aが上方へ付勢されて移動すると共に、可動接点68が上方へ移動して接点68Cがケース61の内側面上を弾接摺動した後、固定接点62や64の接点部62Aや64A上に弾接して、固定接点62と64の電気的接続が行なわれ、ストップランプが点灯する。
なお、このような可動接点68の固定接点62や64への接離時に、コイル46や整流ダイオード47によって、接点間にはアーク放電や逆起電力が生じず、安定した接触で、確実な電気的接離が行えることは実施の形態2の場合と同様である。
このように本実施の形態によれば、可動接点68の複数の脚部68B先端に形成された接点68Cがケース61内側面上や接点部62Aや64A上を弾接摺動しながら固定接点62や64と接離する、所謂、摺動接触方式の接触機構として車両用スイッチ80を構成することができるため、安定した接触で、確実な電気的接離が可能な実施の形態1や2と同様の効果に加え、可動接点や固定接点の構成を比較的簡易なものとし、安価な車両用スイッチを実現することができるものである。
本発明による車両用スイッチは、簡易な構成で、接触が安定し、確実な電気的接離が可能なものを実現することができ、主に自動車のストップランプの消点灯制御等に有用である。
本発明の第1の実施の形態による車両用スイッチの断面図 同分解斜視図 同要部回路図 同操作時の断面図 同通電電流の波形図 本発明の第2の実施の形態による車両用スイッチの断面図 同分解斜視図 同操作時の断面図 本発明の第3の実施の形態による車両用スイッチの側面断面図 同分解斜視図 同操作時の側面断面図 従来の車両用スイッチの断面図
符号の説明
11、41、61 ケース
12、14、42、44、62、64 固定接点
12A、14A、42D、44D、62B、64B 端子部
12B、14B、42C、44C、62A、64A 接点部
13、48D、68C 接点
15、45、65 保持体
16、46 コイル
16A 鉄芯
17、47 整流ダイオード
18 可動接点
18A 可動板
18B 通孔
19 接圧ばね
20、50 作動体
20A、50A 操作軸
21 戻りばね
22、52 カバー
22A、52A 中空筒部
30、60、80 車両用スイッチ
31 供給電源
32 ストップランプ
42A、44A 平坦部
42B、44B 屈曲部
48、68 可動接点
48A 中央部
48B 第1アーム部
48C 第2アーム部
53 スペーサ
53A 貫通孔
54、74 駆動体
54A 収納部
68A 基部
68B 脚部

Claims (1)

  1. 上面開口の略箱型のケースと、このケース内に配設された複数の固定接点と、上記ケース内に上下動可能に収納された作動体と、この作動体の上下動に伴い上記固定接点と接離する可動接点からなり、所定の上記固定接点の端子部と接点部を別体に形成し、この端子部と接点部を絶縁樹脂製の保持体で一体に保持固定して、上記端子部と接点部の間に、導電金属線製のコイルと整流ダイオードを並列に接続すると共に、上記可動接点は上記作動体の上下動に伴い、上記固定接点と弾接摺動させ、接触直後と接続時の接触箇所が異なるようにした車両用スイッチ。
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