JP5087660B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶パネルと液晶パネルを照明する照明用光源との間に板状の光学部材が配設される画像表示装置に関し、特に、光学部材の熱変形を効率的に抑制することができる画像表示装置に関する。
画像表示装置において行われる温度制御に関する従来技術が、たとえば特許文献1〜3に開示される。
特許文献1には、液晶パネルと、照明用光源である蛍光管を含む照明装置と、蛍光管の周囲温度を検出する温度センサと、液晶パネルの表面の輝度を検出する光センサと、照明装置を冷却させる冷却装置と、光センサおよび温度センサからの検出結果に応じて、冷却装置を制御する制御回路とを備え、蛍光管の周囲温度を制御することにより、最大輝度を維持することができる液晶表示装置が開示される。
特許文献2には、表示装置の筐体内を冷却するための放熱ファンと、表示装置の外気の温度を検出する外気温検出部と、検出された外気温度に相応する放熱ファンの回転数を判別する判別部と、放熱ファンの回転数を、無回転から判別部で判別された回転数まで、所定時間かけて徐々に上昇させるファン制御部とを備え、ファンの回転音による不快感を低減するPDP(Plasma Display Panel)を用いた表示装置が開示される。
特許文献3には、略箱状の本体と、本体の前面側に配置された液晶パネルおよびバックライトと、本体の後面側に配置された制御部と、制御部の温度を検出する第1温度センサとを備え、第1温度センサが第1設定値以上の温度を検出すると、制御部がバックライトへの入力電力を減らすことにより、制御部の温度を第1設定値未満に低下させることができる表示装置が開示される。
特開2000−171773号公報 特開2001−227494号公報 特開2005−17555号公報
近年、液晶表示装置は、大型化および高輝度化だけでなく、狭額縁化が進められている。このような液晶表示装置では、液晶パネルと液晶パネルを照明する照明用光源との間に配設される板状の光学部材が、照明用光源の発熱に伴って許容できない程度にまで熱変形を生じ、液晶パネルに表示される画像の画質を劣化させているという問題がある。
上記特許文献1〜3は、いずれも光学部材の熱変形に着目して温度制御を行うようには構成されていない。したがって、光学部材の熱変形による画質の劣化を効率的に抑制することができず、それ故、冷却装置による騒音を低減することができないという問題がある。
また、上記特許文献1〜3では、冷却装置および照明用光源のいずれか一方だけを制御するように構成されているので、効率的かつ高精度な制御を行うことができないという問題がある。
本発明の目的は、液晶パネルと液晶パネルを照明する照明用光源との間に配設される板状の光学部材の熱変形を効率的に抑制することができる画像表示装置を提供することである。
本発明は、画像を表示可能な液晶パネルと、
前記液晶パネルの背面側に配置され、該液晶パネルを照明する照明用光源を備える照明装置と、
前記液晶パネルと前記照明用光源との間に配設され、拡散板または補強板からなる板状部材と、
前記板状部材の周縁部を、前記板状部材が前記液晶パネルに対して平行または略平行な姿勢になるように支持する支持部と、
前記照明装置を冷却する冷却装置と、
記板状部材の背面側への撓み量を検出する変形量検出手段と、
前記変形量検出手段から出力される検出結果に基づいて、前記撓み量が減少するように、前記照明用光源および/または前記冷却装置の駆動を制御する制御とを備えることを特徴とする画像表示装置である。
また本発明は、前記変形量検出手段は、
前記板状部材の背面側であって、予め定める初期位置に支持され、かつ前記板状部材に対して近接・離間する方向に変位可能に設けられる変位部材と、
前記変位部材の初期位置からの変位量を検出する変位量検出部とを含み、
前記制御部は、前記変位量検出部から出力される検出結果に基づいて、前記変位部材が初期位置に復帰するように、前記照明装置および/または前記冷却装置の駆動を制御することを特徴とする。
また本発明は、前記変位量検出部は、前記変位部材の初期位置からの変位量を光学的に検出する光検出部を含むことを特徴とする。
また本発明は、前記変形量検出手段は、前記変位部材の初期位置からの変位量に応じて変形する変形部材をさらに備え、
前記変位量検出部は、前記変形部材の歪み量を検出する歪み検出部を含むことを特徴とする。
また本発明は、前記変形量検出手段は、
前記板状部材の背面側に、該板状部材に対して離間した位置に固定して設けられ、該板状部材までの距離を非接触で検出する距離測定部を含み、
前記制御部は、前記距離測定部から出力される検出結果に基づいて、前記板状部材までの距離が予め定める距離よりも大きくなるように、前記照明装置および/または前記冷却装置の駆動を制御することを特徴とする。
また本発明は、前記変形量検出手段は、
前記板状部材の背面側に、該板状部材に近接・離間する方向に変位可能に設けられる変位部材と、
前記変位部材の変位に伴って、導通状態と遮断状態とを切換可能なスイッチ素子とを含み、
前記制御部は、前記スイッチ素子の状態に基づいて、前記変位部材が初期位置に復帰するように、前記照明装置および/または前記冷却装置の駆動を制御することを特徴とする。
また本発明は、画像を表示可能な液晶パネルと、
前記液晶パネルの背面側に配置され、該液晶パネルを照明する照明用光源を備える照明装置と、
前記液晶パネルと前記照明用光源との間に配設され、拡散板または補強板からなる板状部材と、
前記板状部材の周縁部を、前記板状部材が前記液晶パネルに対して平行または略平行な姿勢になるように支持する支持部と、
前記照明装置を冷却する冷却ファンと、
前記板状部材の面方向への伸び量を検出する変形量検出手段と、
前記変形量検出手段から出力される検出結果に基づいて、前記伸び量が減少するように、前記照明用光源および/または前記冷却ファンの駆動を制御する制御部とを備え、
前記変形量検出手段は、
前記板状部材の面方向外方に設けられ、該板状部材の面方向への伸びに伴って、導通状態と遮断状態とを切換可能なスイッチ素子とを含み、
前記制御部は、前記スイッチ素子の状態に基づいて、前記板状部材の面方向への伸びが減少するように、前記照明用光源および/または前記冷却ファンの駆動を制御することを特徴とする画像表示装置である
本発明によれば、拡散板または補強板の変形量を検出することによって、冷却装置の駆動制御を行なうので、画像表示装置の温度上昇時の画質の劣化を効率的に防止することができ、冷却装置の駆動に伴う騒音を可及的に低減し静音化することができる。また、拡散板または補強板の変形量が比較的小さい初期段階から効率的に拡散板または補強板の変形量を検出するので、画像表示装置内の温度上昇に伴う画質劣化が発生/進行しない安全側で、冷却装置の駆動および/または照明用光源の点灯を制御することができる。
本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置100の概略的な構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置100の使用状態における正面図である。 底板21aの内面上における第1および第2の突出部材51,52の配置の一例を示す図である。 底板21aの内面上における第1および第2の突出部材51,52の配置の他の一例を示す図である。 液晶表示装置100の稼動状態を示す断面図である。 変形量検出素子70ごとにフォトインタラプタP1〜P3のZ2方向における配置位置を異ならせたときの液晶表示装置100を示す断面図である。 液晶表示装置100の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置100における駆動制御のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置200の概略的な構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置200における駆動制御のフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る液晶表示装置300の概略的な構成を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る液晶表示装置400の概略的な構成を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る液晶表示装置400における駆動制御のフローチャートである。 本発明の第5実施形態に係る液晶表示装置500の概略的な構成を示す断面図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置100の概略的な構成を示す断面図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置100の使用状態における正面図である。図1は、図2に示す切断面線I−Iから見た断面図に対応する。
画像表示装置である液晶表示装置100は、画像を表示可能な非発光型の表示パネルである液晶パネル10と、液晶パネル10の背面側に配置され、液晶パネル10を照明するための光源22を備えるバックライトユニット20と、液晶パネル10と光源22との間に配設される光学部材30と、光学部材30を支持するフレーム40と、光学部材30の背面側への撓み変形を規制する突出部50と、バックライトユニット20を冷却する冷却装置60と、光学部材30の変形量を検出する変形量検出素子70と、変形量検出素子70から出力される検出結果に基づいて、光学部材30の変形量が減少するように、光源22および冷却装置60の駆動を制御する制御回路を搭載した制御回路基板80と、液晶パネル10およびバックライトユニット20を一体的に保持する枠状のベゼル90とを備える。
液晶表示装置100は、図2に示すように、液晶パネル10の短辺方向と鉛直方向とが一致するような姿勢で使用され、たとえばスタンドSTによって支持される。ここで、図において矢符Xで示す方向は、液晶パネル10の短辺方向に平行な方向であり、矢符Yで示す方向は、液晶パネル10の長辺方向に平行な方向であり、矢符Zで示す方向は、液晶表示装置100の奥行方向に平行な方向であり、短辺方向X、長辺方向Y、奥行方向Zは、互いに直交する方向であるものとする。
また、実施形態の説明において、正面側とは、液晶表示装置100を奥行方向Zに見たときの液晶パネル10が配置されている側、すなわち矢符Z1で示す方向を臨む側であり、背面側とは、液晶表示装置100を奥行方向Zに見たときのバックライトユニット20が配置されている側、すなわち矢符Z2で示す方向を臨む側であるものとする。
以下、液晶表示装置100の各構成について説明する。
液晶パネル10は、横長な矩形状に形成された一対の透光性を有するガラス製の基板と、その一対の基板間に、電界印加に伴って光学特性が変化する物質である液晶分子を封入することによって形成された液晶層とを備え、液晶層の厚さ分のギャップを維持した状態で、一対の基板がシール剤によって貼り合わせられることによって構成されている。矩形状の液晶パネル10は、液晶表示装置100の表示画面の大きさが60インチの場合、短辺の寸法が750mm程度であり、長辺の寸法が1300mm程度である。
一対の基板のうち、一方の基板はCF(Color Filter)基板であり、他方の基板はTFT(Thin Film Transistor)基板である。TFT基板には、液晶層に臨む内面側に、スイッチング素子であるTFTおよび画素電極が多数個並んで設けられるとともに、これらTFTおよび画素電極の周りには、格子状をなすゲート配線およびソース配線が取り囲むようにして配設されている。画素電極は、ITO(Indium Tin Oxide)またはZnO(Zinc Oxide)といった透明電極からなる。
一方、CF基板には、液晶層に臨む内面側に、各画素に対応した位置に多数個のカラーフィルタが並んで設けられている。カラーフィルタは、R(red),G(green),B(blue)の三色のサブピクセルが交互に並ぶ配置とされる。各カラーフィルタ間には、混色を防ぐための遮光層(ブラックマトリクス)が形成されている。カラーフィルタおよび遮光層の表面には、TFT基板側の画素電極と対向する対向電極が設けられている。また、各基板の前記内面側には、液晶層に含まれる液晶分子を配向させるための配向膜がそれぞれ形成され、各基板の内面側とは反対側の外面側には、偏光板がそれぞれ貼り付けられている。
照明装置であるバックライトユニット20は、一方に開口した略箱型に形成されるバックライトシャーシ21と、バックライトシャーシ21に収容される光源22と、バックライトシャーシ21内に敷設される図示しない反射シートとを備える。本実施形態に係るバックライトユニット20は、図1に示すように、液晶パネル10の背面直下に光源22が配置されてなる、いわゆる直下型のバックライトとして構成されている。
バックライトシャーシ21は、金属製であり、液晶パネル10と同様の横長な矩形状に形成された底板21aと、底板21aの周縁部から立ち上がる側板21bとによって構成されている。これにより、バックライトシャーシ21は、一方に開口した略箱型に形成されている。以下、バックライトシャーシ21における内面とは、底板21aおよび側板21bによって囲まれる収容空間Sに臨む側の表面であり、外面とは、前記内面とは反対側であって外方に臨む側の表面である。
照明用光源である光源22は、バックライトシャーシ21における底板21aの内面に設置され、光を出射して、液晶パネル10を照明する。本実施形態では、光源22は、複数のLED(Light Emitting Diode)ランプを、底板21aの内面上にマトリクス状に配置することによって構成される。他の実施形態では、光源22は、たとえば複数本の冷陰極管を、底板21aの内面上に、互いに所定の間隔を空けて並列配置することによって構成されてもよい。
反射シートは、光の反射性に優れた白色を呈する合成樹脂製であり、バックライトシャーシ21における底板21aの内面、および側板21bに装着されるフレーム40の内面を覆うように敷設される。この反射シートにより、光源22から出射した光の殆どを、バックライトシャーシ21の開口側へ導くことができる。他の実施形態では、反射シートを設ける代わりに、反射シートによって覆われるべき部分を、光の反射性に優れた樹脂または金属によって構成してもよい。これにより、反射シートを省略することができ、部品点数を削減することができる。
光学部材30は、液晶パネル10と同様の横長な矩形状に形成された板状部材31と、板状部材31の厚み方向一方側の表面上に積層され、1または複数のシート状部材から成る光学シート32とによって構成される。本実施形態では、板状部材31として、光源22から出射された光を、面方向に拡散させる機能を有する拡散板が用いられている。
他の実施形態では、板状部材31として、拡散板ではなく、透光性を有する補強板が用いられてもよい。補強板とは、たとえば、光源22と液晶パネル10とが十分に離間していることで、拡散板が不要な場合に、光学シート32の撓みを抑制するために用いられる板状の部材である。または、外力が付与されることによって生じる液晶パネル10の背面側への撓みを所定の撓み量以内に抑制したいような場合に、液晶パネル10に近接配置して用いられる板状の部材である。または、コストダウンのために拡散板の厚みを通常の厚さよりも薄くした場合に、該拡散板を補強するために、該拡散板の厚み方向両側に配置して用いられる板状の部材である。
板状部材31の材質は、たとえばアクリル樹脂、ポリスチレンおよびポリカーボネートが好適に用いられる。これらの材質から成る板状部材31の線膨張率は、7×10−5/℃程度である。
また板状部材31の厚みは、液晶表示装置100の表示画面の大きさに基づいて決定され、たとえば表示画面の大きさが32インチのときは、1.5mm程度の厚みに決定される。また、表示画面の大きさが60インチのときは、2.5mm程度の厚みに決定され、表示画面の大きさが100インチのときは、4mm程度の厚みに決定される。以下の説明では、板状部材31を、拡散板31と記す。光学シート32は、拡散板31側から順に、たとえば拡散シート、レンズシート、偏光型輝度上昇フィルムが積層されて形成される。
フレーム40は、樹脂製であり、大略的に筒状であって、バックライトシャーシ21における側板21bの内面を覆うような形状に形成されている。フレーム40は、該側板21bに装着され、ビスなどの締結具によって、側板21bに対して固定される。
フレーム40には、側板21bに装着された装着状態において、底板21aに隣接する側の開口部とは反対側の開口部に、液晶パネル10を支持するための支持部40aを有する。さらに、フレーム40には、両開口部の中間部分に、光学部材30を支持するための支持部40bと、支持部40bに連なる側壁部40cとを有する。
支持部40aは、液晶パネル10を支持するための矩形環状の平坦な支持面を有する。この支持面は、フレーム40を側板21bに装着したとき、バックライトシャーシ21における底板21aの内面に平行または略平行となるように形成されている。
液晶パネル10は、TFT基板がこの支持面に対して面接触するように、支持部40aに設置される。これにより、液晶パネル10は、底板21aの内面に対して平行または略平行な姿勢で、支持部40aによって支持される。このとき、支持部40aは、液晶パネル10における周縁部を支持している。支持部40aによって支持された液晶パネル10は、支持部40aとベゼル90とによって、厚み方向両側から挟持されることで固定される。
支持部40bは、光学部材30を支持するための矩形環状の平坦な支持面を有する。この支持面は、フレーム40を側板21bに装着したとき、バックライトシャーシ21における底板21aの内面に平行または略平行となるように形成されている。
光学部材30は、拡散板31がこの支持面に対して面接触するように、支持部40bに設置される。これにより、光学部材30は、底板21aの内面に対して平行または略平行な姿勢で、支持部40bによって支持される。このとき、支持部40bは、拡散板31における周縁部を支持している。
側壁部40cは、支持部40bにおける支持面の外周縁から垂直に立ち上がる内壁面を有する。本実施形態に係る液晶表示装置100では、大型でかつ狭額縁化を実現するために、側壁部40cは、支持部40bに設置された光学部材30の外縁部と前記内壁面との間に形成される間隙が、液晶表示装置100の稼動時に生じる光学部材30の熱膨張による面方向への伸びを許容するのに不十分な寸法、たとえば1mm以下となるように設計されている。
本実施形態では、光学部材30には、その外周部に、面方向に突出する複数の係合突部が形成され、また側壁部40cには、光学部材30を支持部40bに設置したときに、前記係合突部が配される部分に、該係合突部を嵌め込むための係合用孔部が形成されている。光学部材30は、係合突部を係合用孔部に嵌め込むことによってフレーム40に対して取り付けられ、これにより、支持部40bにおける支持面から離反する方向への変位が規制される。
液晶表示装置100は、電源から電力が供給されることによって、電力を駆動力として稼動する。稼動状態では、光源22に電力が供給されることによって、光源22から光が出射される。光源22から出射された光のうち、液晶パネル10の背面側に設けられた偏光板を透過した直線偏光は、液晶層を通過し、液晶パネル10の正面側に設けられた偏光板に入射する。この際、液晶層を透過する光の偏光状態を、液晶層に印加する電界によって変化させることができる。したがって、液晶表示装置100に入力される画像情報に対応した電圧を、CF基板の画素電極およびTFT基板の対向電極に印加し、液晶層に電界を印加することで、液晶層を通過する光の偏光状態を変え、偏光板を透過する光の光量を制御することができる。これにより、液晶表示装置100に入力された画像情報に基づく光学画像を、液晶パネル10に表示することができる。
液晶表示装置100では、前記稼動状態において、光を出射する光源22の発熱により、光源22の周囲に設けられる各部材および光源22の周囲の気体の温度が上昇する。したがって、液晶表示装置100の稼動状態では、光源22に対向して設けられる光学部材30に、温度上昇に伴う熱膨張が生じる。たとえば、表示画面の大きさが60インチの液晶表示装置100に搭載されている光学部材30では、常温から50℃の温度上昇があった場合に、長辺方向Yに4.7mm程度の伸びが生じる。
しかしながら、液晶表示装置100では、前述するように、支持部40bに設置された光学部材30の外縁部と側壁部40cの内壁面との間に形成される間隙が、光学部材30の熱膨張による面方向への伸びを許容するような寸法に設計されていない。それ故、液晶表示装置100では、装置内部の温度が上昇するに従って、光学部材30に、撓みによる変形が生じてしまう。より詳細には、光学部材30において、光源22に臨む側が、液晶パネル10に臨む側に比べて、温度が高くなり、それ故、面方向への伸び量も大きくなることから、光学部材30には、背面側に向かって凸となるように、撓みによる変形が生じてしまう。そして、背面側への撓み量が大きくなると、光学部材30としての機能を十分に発揮させることができなくなり、輝度むらが発生するなど表示画像の画質が劣化してしまう。
そこで、液晶表示装置100には、光学部材30の背面側への撓み変形を規制する突出部50が設けられている。突出部50は、具体的には、バックライトシャーシ21における底板21aの内面から光学部材30に向かって垂直に立設する、互いに底板21aの内面からの高さが異なる第1の突出部材51と第2の突出部材52とによって構成されている。第1および第2の突出部材51,52の材質は、たとえば、高い反射率を有するポリカーボネートである。
第1の突出部材51は、底板21aの内面からの高さが所定の高さh1となるように形成されている。ここで、所定の高さh1は、第1の突出部材51の先端が、支持部40bに支持されている常温時の光学部材30に対して接触するような高さ、あるいは、常温時の光学部材30に対して僅かに離間するような高さに設定される。ここで、常温時の光学部材30とは、液晶表示装置100の稼動に伴う熱変形が生じる前の光学部材30のことである。
また、第2の突出部材52は、底板21aの内面からの高さが所定の高さh2となるように形成される。ここで、所定の高さh2は、所定の高さh1よりも低く、かつ、第2の突出部材52の先端が、支持部40bに支持されている常温時の光学部材30に対して最大許容撓み量だけ離間するような高さに設定される。ここで、最大許容撓み量とは、光学部材30の背面側への撓み量であって、画質を劣化させることなく画像を表示することができる撓み量として予め設定された数値範囲における最大値である。
突出部50は、このような第1および第2の突出部材51,52を、それぞれ複数本ずつ、底板21aの内面上に適切に配設することによって、光学部材30の背面側への撓み変形を規制することができる。図3は、底板21aの内面上における第1および第2の突出部材51,52の配置の一例を示す図であり、正面側から見たときの図を示している。図4は、底板21aの内面上における第1および第2の突出部材51,52の配置の他の一例を示す図であり、正面側から見たときの図を示している。なお、図3および図4において、第1の突出部材51が配される位置を三角の印で示し、第2の突出部材52が配される位置を丸印で示している。
図3の配置例では、第1および第2の突出部材51,52が、マトリクス状に配置され、さらに、第1の突出部材51と第2の突出部材52とが、行方向および列方向に交互に配置されている。また、図4の配置例では、第1および第2の突出部材51,52が、面方向の中心部を基点として放射状に配置され、さらに、第1の突出部材51と第2の突出部材52とが、放射方向に交互に配置されている。
図5は、液晶表示装置100の稼動状態を示す断面図である。前記のように、所定の高さh1を有する第1の突出部材51と所定の高さh2を有する第2の突出部材52とを交互に設けているので、光学部材30を波形状に撓ませ、第2の突出部材52によって、光学部材30における第2の突出部材52の先端に対向する部分が、第2の突出部材52の先端よりも光源22側に変位することが規制される。これにより、光学部材30が、最大許容撓み量以上に撓むことを防止することができる。
冷却装置60は、バックライトユニット20を冷却するための装置であり、バックライトシャーシ21の背面側に搭載されている。冷却装置60は、本実施形態では、冷却ファンによって構成されている。以下の説明では、冷却装置60を、冷却ファン60と記す。
変形量検出素子70は、光学部材30の変形量を検出するように構成され、本実施形態では、光学部材30の背面側への撓み量を検出するように構成されており、第2の突出部材52が立設されている位置に近接した位置に設けられる。これにより、変形量検出素子70を用いて、拡散板31の背面側への撓み量が比較的小さい初期段階から効率的に拡散板31の撓み量を検出することができる。なお、変形量検出素子70を複数設ける場合には、第2の突出部材52ごとに設けられる。また、他の実施形態では、図3および図4に示す第2の突出部材52が設けられている位置に、第2の突出部材52に代えて設けられてもよい。
変形量検出素子70は、具体的には、光学部材30の背面側であって、支持部40bに支持されている常温時の光学部材30に対して所定の距離だけ離間した初期位置に支持され、かつ光学部材30に対して近接・離間する方向、すなわち奥行方向Zに変位可能に設けられる変位部材71と、変位部材71の初期位置からのZ2方向への変位量を検出する変位量検出部72と、変位部材71を光学部材30に近接する方向、すなわちZ1方向に付勢する引張コイルばね73とを有する。
変位部材71は、大略的に棒状に形成され、たとえば第1および第2の突出部材51,52の材質と同一の材質によって形成される。変位部材71は、バックライトシャーシ21における底板21aに形成された貫通孔に挿通され、底板21aよりも背面側に配される検出側端部と底板21aとの間に、変位部材71をZ1方向に付勢するように引張コイルばね73が取り付けられる。引張コイルばね73は、変位部材71が初期位置を維持するように、変位部材71を支持している。
初期位置としては、変位部材71の底板21aよりも正面側に配される接触側端部の先端が、第2の突出部材52の先端よりも正面側に配置されるような位置に決定される。たとえば、接触側端部の先端が、第1の突出部材51の先端と同じ高さ位置に配置されるような位置に決定される。
変位量検出部72は、変位部材71の初期位置からの変位量を検出する光検出部である複数のフォトインタラプタP1〜P3を含んで構成される。各フォトインタラプタP1〜P3は、変位部材71の初期位置からのZ2方向への変位に伴って変位部材71の検出側端部の先端が通過する通過領域に対向する位置に設置され、それぞれZ2方向において異なる位置に設置される。
たとえば、各フォトインタラプタP1〜P3は、初期位置における変位部材71の検出側端部の先端から、Z2方向にそれぞれα、β、γ(ただし、α<β<γ)離間した位置に設置される。これにより、変位量検出部72は、変位部材71の初期位置からの変位量がα、β、γに達したことを検出することができる。すなわち、変位量検出部72は、変位部材71の初期位置からの変位量を段階的に検出するように構成されている。変位量検出部72は、各フォトインタラプタP1〜P3による検出結果を、制御回路基板80へ出力する。
また、複数のフォトインタラプタP1〜P3を使用する場合、1つの変形量検出素子70に全てのフォトインタラプタP1〜P3を配置する代わりに、複数の変形量検出素子70に分散させてフォトインタラプタP1〜P3を配置し、変形量検出素子70ごとにフォトインタラプタP1〜P3のZ2方向における配置位置を異ならせてもよい。図6は、変形量検出素子70ごとにフォトインタラプタP1〜P3のZ2方向における配置位置を異ならせたときの液晶表示装置100を示す断面図である。第2の突出部材52が配置される位置では、いずれの位置においても拡散板31の撓み量は発生するので、拡散板31の撓み量が増加した場合でも、異なる位置のフォトインタラプタによって、拡散板31の撓み量を段階的に検出することができる。
制御回路基板80は、バックライトシャーシ21の背面側に搭載され、光源22の駆動および冷却ファン60の駆動を制御するための制御回路を備える。
図7は、液晶表示装置100の電気的構成を示すブロック図である。液晶表示装置100は、拡散板31の変形量を検出する変形量検出素子60と、制御回路基板80が備えられ、変形量検出素子70による検出結果が入力される制御回路80aと、検出結果に応じて制御回路80aによって制御される光源22および冷却ファン60とを有する。
制御回路80aは、CPU(Central Processing Unit)81と、記憶部82と、判別部83と、冷却装置制御部84と、DAC(Digital to Analog Converter)85と、光源制御部86と、DAC87とを含んで構成される。
CPU81は、記憶部82に記憶されるプログラムに従って、判別部83、冷却装置制御部84、光源制御部86を制御する。
記憶部82は、拡散板31の変形量に対応させて予め設定された冷却ファン60への供給電圧のデューティ比、および光源22への供給電圧のデューティ比のデータを記憶する。
判別部83は、記憶部82に記憶されているデータに基づいて、変形量検出素子70から出力される変形量の検出結果に相応する冷却ファン60および光源22への供給電圧のデューティ比を判別する。
冷却装置制御部84は、CPU81からの指令に従って、冷却ファン60に備えられるファンを回転駆動するための回転速度可変型の冷却ファンモータの起動および駆動停止を制御する制御信号、ならびに冷却ファンモータの駆動時における冷却ファンモータへの供給電圧のデューティ比を制御する制御信号を、DAC85へ出力する。
DAC85は、冷却装置制御部84から入力された制御信号を、アナログ電圧に変換して冷却ファン60へ出力する。
光源制御部86は、CPU81からの指令に従って、光源22の点灯および消灯を制御する制御信号、ならびに光源22の点灯時における光源22への供給電圧のデューティ比を制御する制御信号を、DAC87へ出力する。
DAC87は、光源制御部86から入力された制御信号を、アナログ電圧に変換して光源22へ出力する。
図8は、本発明の第1実施形態に係る液晶表示装置100における駆動制御のフローチャートである。この制御フローは、液晶表示装置100が常時稼動状態で使用されることを前提とする。液晶表示装置100に温度異常が発生して制御を停止する場合を除き、液晶表示装置100は停止されないものとする。
ステップs1では、電源ON発生または待機状態(省電力モードまたはスクリーンセーバ)からの復帰要求(信号入力)の発生を監視する。ステップs2では、光源22を予め設定されたデューティ比にて通常点灯する。ステップs3では、所定の時間、たとえば10秒間の待機を実行する。
ステップs4では、フォトインタラプタP1が変位部材71を検出したか否かを判定し、検出した場合にはステップs5に進み、検出していない場合にはステップs12に進む。ステップs5では、冷却ファン60をデューティ比50%にて駆動する。ステップs6では、フォトインタラプタP2が変位部材71を検出したか否かを判定し、検出した場合にはステップs7に進み、検出していない場合にはステップs14に進む。
ステップs7では、冷却ファン60をデューティ比100%にて駆動する。ステップs8では、フォトインタラプタP3が変位部材71を検出したか否かを判定し、検出した場合にはステップs9に進み、検出していない場合にはステップs15に進む。
ステップs9では、光源22のデューティ比を現状の80%に再設定する。ステップs10では、再設定した光源22のデューティ比がFull Dutyに対して30%を超えているか否かを判定し、超えている場合にはステップs11に進み、超えていない場合にはステップs16に進む。
ステップs11では、所定の時間、たとえば5分の待機を実行する。そして、ステップs8へ進む。ステップs12では、冷却ファン60の駆動を停止する。ステップs13では、所定の時間、たとえば3分の待機を実行する。そして、ステップs4に進む。
ステップs14では、光源22を予め設定されたデューティ比にて通常点灯する。そして、ステップs13へ進む。ステップs15では、所定の時間、たとえば3分の待機を実行する。そして、ステップs6へ進む。ステップs16では、液晶表示装置100に温度異常が発生していると見做し、温度異常の通知/報知を行って液晶表示装置100の制御を停止する。
以上のように、本実施形態によれば、拡散板31の変位量、すなわち背面側への撓み量を検出することによって、冷却ファン60の駆動制御を行なうので、液晶表示装置100の温度上昇時の画質の劣化を効率的に防止することができ、冷却ファン60の駆動に伴う騒音を可及的に低減し静音化することができる。
また、第1および第2の突出部材51,52と変形量検出素子70とによって、拡散板31の背面側への撓み量が比較的小さい初期段階から効率的に拡散板31の撓み量を検出するので、液晶表示装置100内の温度上昇に伴う画質劣化が発生/進行しない安全側で、冷却ファン60の駆動および光源22の点灯を制御することができる。
図9は、本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置200の概略的な構成を示す断面図である。本実施形態に係る液晶表示装置200は、変形量検出素子70における構成を除き、残余の構成については第1実施形態に係る液晶表示装置100と略同一に構成されているので、対応する部分についてはそれぞれ同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。
変形量検出素子70は、光学部材30の変形量を検出するように構成され、本実施形態では、光学部材30の背面側への撓み量を検出するように構成されており、第2の突出部材52が立設されている位置に近接した位置に設けられる。これにより、変形量検出素子70を用いて、拡散板31の背面側への撓み量が比較的小さい初期段階から効率的に拡散板31の撓み量を検出することができる。
変形量検出素子70は、具体的には、光学部材30の背面側であって、支持部40bに支持されている常温時の光学部材30に対して所定の距離だけ離間した初期位置に支持され、かつ光学部材30に対して近接・離間する方向、すなわち奥行方向Zに変位可能に設けられる変位部材171と、変位部材171の初期位置からの変位量に応じて撓みによる変形を生ずる変形部材172と、変形部材172の撓みによる変形に伴う歪み量を検出する歪み検出部173とを有する。
変位部材171は、大略的に棒状に形成され、たとえば第1および第2の突出部材51,52の材質と同一の材質によって形成される。変位部材171は、バックライトシャーシ21における底板21aに形成された貫通孔に挿通され、底板21aよりも背面側に配される検出側端部が、底板21aよりも背面側において片持ち支持されている変形部材172の遊端部に対して固定される。
変形部材172は、板状の部材であり、その長手方向一方側の端部である基端部が、底板21aの外面に対してビスなどの締結具を用いて固定され、長手方向他方側の端部である遊端部に、変位部材171の検出側端部が固定され、基端部に対して遊端部がZ2方向に変位可能に設けられている。変形部材172は、変位部材171が初期位置を維持するように、変位部材171を支持している。
初期位置としては、変位部材171の底板21aよりも正面側に配される接触側端部の先端が、第2の突出部材52の先端よりも正面側に配置されるような位置に決定される。たとえば、接触側端部の先端が、第1の突出部材51の先端と同じ高さ位置に配置されるような位置に決定される。
歪み検出部173は、変形部材172の撓みによる変形に伴う歪み量を検出可能な歪ゲージによって構成される。歪み検出部173は、変形部材172の前記基端部と遊端部との間に取り付けられる。歪み検出部173は、変位部材171の初期位置からの変位量を連続的に検出するように構成されている。歪み検出部173は、検出結果を制御回路基板80へ出力する。
図10は、本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置200における駆動制御のフローチャートである。この制御フローは、液晶表示装置200が常時稼動状態で使用されることを前提とする。液晶表示装置200に温度異常が発生して制御を停止する場合を除き、液晶表示装置200は停止されないものとする。前記のように、変位部材171の変位量自体は連続的に検出されるが、出力レベルの判定基準(液晶表示装置200の制御を行うための閾値設定)は、たとえばレベルA〜Cの3段階に設定される。
ステップa1では、電源ON発生または待機状態(省電力モードまたはスクリーンセーバ)からの復帰要求(信号入力)の発生を監視する。ステップa2では、光源22を予め設定されたデューティ比にて通常点灯する。ステップa3では、所定の時間、たとえば10秒間の待機を実行する。
ステップa4では、歪み検出部173からの出力レベルがレベルAよりも小さくなったか否かを判定し、小さくなった場合にはステップa5に進み、小さくなっていない場合にはステップa12に進む。ステップa5では、冷却ファン60をデューティ比50%にて駆動する。ステップa6では、歪み検出部173からの出力レベルがレベルBよりも小さくなったか否かを判定し、小さくなった場合にはステップa7に進み、小さくなっていない場合にはステップa14に進む。
ステップa7では、冷却ファン60をデューティ比100%にて駆動する。ステップa8では、歪み検出部173からの出力レベルがレベルCよりも小さくなったか否かを判定し、小さくなった場合にはステップa9に進み、小さくなっていない場合にはステップa15に進む。
ステップa9では、光源22のデューティ比を現状の80%に再設定する。ステップa10では、再設定した光源22のデューティ比がFull Dutyに対して30%を超えているか否かを判定し、超えている場合にはステップa11に進み、超えていない場合にはステップa16に進む。
ステップa11では、所定の時間、たとえば5分の待機を実行する。そして、ステップa8へ進む。ステップa12では、冷却ファン60の駆動を停止する。ステップa13では、所定の時間、たとえば3分の待機を実行する。そして、ステップa4に進む。
ステップa14では、光源22を予め設定されたデューティ比にて通常点灯する。そして、ステップa13へ進む。ステップa15では、所定の時間、たとえば3分の待機を実行する。そして、ステップa6へ進む。ステップa16では、液晶表示装置200に温度異常が発生していると見做し、温度異常の通知/報知を行って液晶表示装置200の制御を停止する。
以上のように、本実施形態によれば、拡散板31の変位量、すなわち背面側への撓み量を検出することによって、冷却ファン60の駆動制御を行なうので、液晶表示装置200の温度上昇時の画質の劣化を効率的に防止することができ、冷却ファン60の駆動に伴う騒音を可及的に低減し静音化することができる。
また、第1および第2の突出部材51,52と変形量検出素子70とによって、拡散板31の背面側への撓み量が比較的小さい初期段階から効率的に拡散板31の撓み量を検出するので、液晶表示装置200内の温度上昇に伴う画質劣化が発生/進行しない安全側で、冷却ファン60の駆動および光源22の点灯を制御することができる。
図11は、本発明の第3実施形態に係る液晶表示装置300の概略的な構成を示す断面図である。本実施形態に係る液晶表示装置300は、変形量検出素子70における構成を除き、残余の構成については第1実施形態に係る液晶表示装置100と略同一に構成されているので、対応する部分についてはそれぞれ同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。
変形量検出素子70は、光学部材30の変形量を検出するように構成され、本実施形態では、光学部材30の背面側への撓み量を非接触で検出するように構成されており、第2の突出部材52が立設されている位置に近接した位置に設けられる。これにより、変形量検出素子70を用いて、拡散板31の背面側への撓み量が比較的小さい初期段階から効率的に拡散板31の撓み量を検出することができる。
変形量検出素子70は、具体的には、光学部材30の背面側であって、光学部材30に対して離間した底板21aに固定して設けられる距離測定部271を有する。距離測定部271は、発光素子および受光素子を備え、光学部材30までの距離を非接触で検出可能に構成されている。距離測定部271は、光学部材30までの距離を測定することにより、光学部材30の背面側への撓み量を連続的に検出することができる。距離測定部271は、検出結果を制御回路基板80へ出力する。本実施形態では、図10に示す制御フローに従って駆動制御が行われる。
以上のように、本実施形態によれば、拡散板31の変位量、すなわち背面側への撓み量を検出することによって、冷却ファン60の駆動制御を行なうので、液晶表示装置300の温度上昇時の画質の劣化を効率的に防止することができ、冷却ファン60の駆動に伴う騒音を可及的に低減し静音化することができる。
また、第1および第2の突出部材51,52と変形量検出素子70とによって、拡散板31の背面側への撓み量が比較的小さい初期段階から効率的に拡散板31の撓み量を検出するので、液晶表示装置200内の温度上昇に伴う画質劣化が発生/進行しない安全側で、冷却ファン60の駆動および光源22の点灯を制御することができる。
また、拡散板31の背面側への撓み量を非接触で検出することができるので、装置構成を簡略化することができる。
図12は、本発明の第4実施形態に係る液晶表示装置400の概略的な構成を示す断面図である。本実施形態に係る液晶表示装置400は、変形量検出素子70における構成を除き、残余の構成については第1実施形態に係る液晶表示装置100と略同一に構成されているので、対応する部分についてはそれぞれ同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。
変形量検出素子70は、光学部材30の変形量を検出するように構成され、本実施形態では、光学部材30の背面側への撓み量を検出するように構成されており、第2の突出部材52が立設されている位置に近接した位置に設けられる。
変形量検出素子70は、具体的には、光学部材30の背面側であって、支持部40bに支持されている常温時の光学部材30に対して所定の距離だけ離間した初期位置に支持され、かつ光学部材30に対して近接・離間する方向、すなわち奥行方向Zに変位可能に設けられる変位部材371と、変位部材371の初期位置からのZ2方向への変位量を検出する変位量検出部372と、変位部材371を光学部材30に近接する方向、すなわちZ1方向に付勢する圧縮コイルばね373とを有する。
変位部材371は、大略的に棒状に形成され、たとえば第1および第2の突出部材51,52の材質と同一の材質によって形成される。変位部材371は、その背面側の端部である検出側端部とバックライトシャーシ21における底板21aとの間に、変位部材371をZ1方向に付勢するように圧縮コイルばね373が取り付けられる。圧縮コイルばね373は、変位部材371が初期位置を維持するように、変位部材371を支持している。
初期位置としては、変位部材371の正面側の端部である接触側端部の先端が、第2の突出部材52の先端よりも正面側に配置されるような位置に決定される。たとえば、接触側端部の先端が、第1の突出部材51の先端と同じ高さ位置に配置されるような位置に決定される。
変位量検出部372は、変位部材371の変位に伴って、導通状態と遮断状態とを切換可能なスイッチ素子を含んで構成される。スイッチ素子は、タクトスイッチによって実現される。したがって、変位量検出部372は、変位部材371がZ2方向へ所定の変位量だけ変位すると、スイッチ素子に設けられる操作部が押圧され、導通状態と遮断状態とが切り換えられる。変位量検出部372は、スイッチ素子の状態を示す信号を、制御回路基板80へ出力する。
図13は、本発明の第4実施形態に係る液晶表示装置400における駆動制御のフローチャートである。この制御フローは、液晶表示装置400が常時稼動状態で使用されることを前提とする。液晶表示装置400に温度異常が発生して制御を停止する場合を除き、液晶表示装置400は停止されないものとする。
ステップb1では、電源ON発生または待機状態(省電力モードまたはスクリーンセーバ)からの復帰要求(信号入力)の発生を監視する。ステップb2では、光源22を予め設定されたデューティ比にて通常点灯する。ステップb3では、所定の時間、たとえば10秒間の待機を実行する。
ステップb4では、タクトスイッチが導通状態であるか否かを判定し、導通状態である場合にはステップb5に進み、導通状態でない場合にはステップb6に進む。ステップb5では、冷却ファン60を駆動して、ステップb7に進む。ステップb6では、冷却ファン60の駆動を停止する。ステップb7では、所定の時間、たとえば3分の待機を実行する。そして、ステップb4に進む。
以上のように、本実施形態によれば、拡散板31の変位量、すなわち背面側への撓み量を検出することによって、冷却ファン60の駆動制御を行なうので、液晶表示装置400の温度上昇時の画質の劣化を効率的に防止することができ、冷却ファン60の駆動に伴う騒音を可及的に低減し静音化することができる。
図14は、本発明の第5実施形態に係る液晶表示装置500の概略的な構成を示す断面図である。本実施形態に係る液晶表示装置500は、変形量検出素子70における構成を除き、残余の構成については第1実施形態に係る液晶表示装置100と略同一に構成されているので、対応する部分についてはそれぞれ同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。
変形量検出素子70は、光学部材30の変形量を検出するように構成され、本実施形態では、光学部材30の面方向への伸び量を検出するように構成されており、光学部材30の面方向外方に設けられる。詳細には、光学部材30の長辺方向への伸び量を検出するように配置されている。
変形量検出素子70は、具体的には、光学部材30の面方向への伸び量を検出する変位量検出部471を有する。変位量検出部471は、光学部材30の面方向への伸びに伴って、導通状態と遮断状態とを切換可能なスイッチ素子を含んで構成される。スイッチ素子は、タクトスイッチによって実現される。したがって、変位量検出部471は、光学部材30が長辺方向へ所定の伸び量だけ伸びを生じると、スイッチ素子に設けられる操作部が押圧され、導通状態と遮断状態とが切り換えられる。変位量検出部471は、スイッチ素子の状態を示す信号を、制御回路基板80へ出力する。本実施形態では、図13に示す制御フローに従って駆動制御が行われる。
以上のように、本実施形態によれば、拡散板31の変位量、すなわち面方向への伸び量を検出することによって、冷却ファン60の駆動制御を行うので、液晶表示装置500の温度上昇時の画質の劣化を効率的に防止することができ、冷却ファン60の駆動に伴う騒音を可及的に低減し静音化することができる。
10 液晶パネル
20 バックライトユニット
22 光源
30 光学部材
31 拡散板
40 フレーム
50 突出部
60 冷却ファン
70 変形量検出素子
80 制御回路基板

Claims (7)

  1. 画像を表示可能な液晶パネルと、
    前記液晶パネルの背面側に配置され、該液晶パネルを照明する照明用光源を備える照明装置と、
    前記液晶パネルと前記照明用光源との間に配設され、拡散板または補強板からなる板状部材と、
    前記板状部材の周縁部を、前記板状部材が前記液晶パネルに対して平行または略平行な姿勢になるように支持する支持部と、
    前記照明装置を冷却する冷却装置と、
    記板状部材の背面側への撓み量を検出する変形量検出手段と、
    前記変形量検出手段から出力される検出結果に基づいて、前記撓み量が減少するように、前記照明用光源および/または前記冷却装置の駆動を制御する制御とを備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記変形量検出手段は、
    前記板状部材の背面側であって、予め定める初期位置に支持され、かつ前記板状部材に対して近接・離間する方向に変位可能に設けられる変位部材と、
    前記変位部材の初期位置からの変位量を検出する変位量検出部とを含み、
    前記制御部は、前記変位量検出部から出力される検出結果に基づいて、前記変位部材が初期位置に復帰するように、前記照明装置および/または前記冷却装置の駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記変位量検出部は、前記変位部材の初期位置からの変位量を光学的に検出する光検出部を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記変形量検出手段は、前記変位部材の初期位置からの変位量に応じて変形する変形部材をさらに備え、
    前記変位量検出部は、前記変形部材の歪み量を検出する歪み検出部を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  5. 前記変形量検出手段は、
    前記板状部材の背面側に、該板状部材に対して離間した位置に固定して設けられ、該板状部材までの距離を非接触で検出する距離測定部を含み、
    前記制御部は、前記距離測定部から出力される検出結果に基づいて、前記板状部材までの距離が予め定める距離よりも大きくなるように、前記照明装置および/または前記冷却装置の駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  6. 前記変形量検出手段は、
    前記板状部材の背面側に、該板状部材に近接・離間する方向に変位可能に設けられる変位部材と、
    前記変位部材の変位に伴って、導通状態と遮断状態とを切換可能なスイッチ素子とを含み、
    前記制御部は、前記スイッチ素子の状態に基づいて、前記変位部材が初期位置に復帰するように、前記照明装置および/または前記冷却装置の駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  7. 画像を表示可能な液晶パネルと、
    前記液晶パネルの背面側に配置され、該液晶パネルを照明する照明用光源を備える照明装置と、
    前記液晶パネルと前記照明用光源との間に配設され、拡散板または補強板からなる板状部材と、
    前記板状部材の周縁部を、前記板状部材が前記液晶パネルに対して平行または略平行な姿勢になるように支持する支持部と、
    前記照明装置を冷却する冷却ファンと、
    前記板状部材の面方向への伸び量を検出する変形量検出手段と、
    前記変形量検出手段から出力される検出結果に基づいて、前記伸び量が減少するように、前記照明用光源および/または前記冷却ファンの駆動を制御する制御部とを備え、
    前記変形量検出手段は、
    前記板状部材の面方向外方に設けられ、該板状部材の面方向への伸びに伴って、導通
    状態と遮断状態とを切換可能なスイッチ素子とを含み、
    前記制御部は、前記スイッチ素子の状態に基づいて、前記板状部材の面方向への伸びが減少するように、前記照明用光源および/または前記冷却ファンの駆動を制御することを特徴とする画像表示装置。
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