JP5087645B2 - ピンレールキャリパを有するディスクブレーキ - Google Patents
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そのような特徴としては、
スライドピンは、制動荷重がかけられるピンを備えた従来のキャリパよりもスライドピンの直径を約20%から約40%まで縮小することができるように、フレーム部材の第1、第2、第3アームによって支承されており、これにより、ピンの変形やピンの歪み、あるいはこの両方が軽減しており、
インナーブレーキシューおよびアウターブレーキシューのうちの少なくとも一方には、これらのブレーキシューの少なくとも一方の対向端から延びる突起部が設けられており、この突起部には、各々のインナーおよびアウターブレーキシューの支承を補助するようにスライドピンを収容するための開口部が設けられており、
スライドピンは、ブレーキオン位置で、実質的に、あるいは完全に接線方向の制動荷重がかけられるように接触した状態であり、
前記間隔には、第1アームと第2アームのサイドウォールと、その間のフレーム部材の面と、により画定される第1アームと第2アームとの間に設けられる第1間隔、第2アームと第3アームのサイドウォールと、フレーム部材の面と、により画定される第2アームと第3アームとの間に設けられる第2間隔が含まれ、インナーブレーキシューとアウターブレーキシューには、これらのブレーキシューの対向端から延びる突起部が設けられており、この突起部には、各々のインナーおよびアウターブレーキシューの支承を補助するようにスライドピンを収容するための開口部が設けられており、そのために、アウターブレーキシューの各突起部は第1アームと第2アームの間の第1間隔内に設けられ、インナーブレーキシューの各突起部は第2アームと第3アームの間の第2間隔内に設けられ、
インナーブレーキシューとアウターブレーキシューの突起部はフレーム部材の面と実質的に接触せず、
インナーブレーキシューとアウターブレーキシューの少なくとも一方は、キャリパボディの第2係合部に固定し支承するために、各々のブレーキシューの外面沿いに第1係合部を有し、
第1係合部はアウターブレーキシューの外面に沿って少なくとも1つの突起部を備え、キャリパボディの外側部がアウターブレーキシューに支承されるよう少なくとも1つの突起部が少なくとも1つの開口部と係合するように、第2係合部はキャリパボディの外側部に沿って少なくとも1つの開口部を備え、
キャリパボディはスライドピンによって摺動自在に支承される、少なくとも一対の離間されたボス部を含み、このボス部の各々は各々のスライドピンが摺動可能に係合するように各々のスライドピンを収容するための開口部を画定する複数の溝を有する高分子ブッシングを含み、
複数の溝は、高分子ブッシングは各々のスライドピンに沿って摺動する間に各々のスライドピンから出る破片の除去を補助するか、複数の溝の深度は、高分子ブッシングの内径の約5%から約20%の範囲の値をとるか、複数の溝により縦方向に延びる、約5〜15の数のアーチ状の溝が形成されるか、あるいは、上記を任意に組み合わせたものであり、
ボス部は、サポートブラケット、インナーブレーキシューおよびアウターブレーキシューのうちの一方あるいは両方、キャリパボディ、あるいはこれらの任意の組合せが回転ディスクの係合面に対して、通常は同じ方向にスライドピンに沿って実質的に自在に摺動するように、2つのスライドピンの位置合せを補助するように個別に変形可能である、というものである。
各ボス部は高分子ブッシングとは別々に形成されて、その後、一体化されるか、一体型高分子ボス構成部材として高分子ブッシングとともに形成され、
少なくとも一対の離間されたボス部は、キャリパボディの内側部の対向端から延びる、第1ペアの離間されたボス部を含み、
ボス部は、サポートブラケット、インナーブレーキシューおよびアウターブレーキシューのうちの一方あるいは両方、キャリパボディ、あるいはこれらの任意の組合せが、回転ディスクの係合面に対して、通常は同じ方向にスライドピンに沿って実質的に自在に摺動するように、2つのスライドピンの位置合せを補助するように個別に変形可能である、
各ボス部は高分子ブッシングとは別々に形成され、その後、一体化されるか、一体型高分子ボス構成部材として高分子ブッシングとともに形成され、
インナーブレーキシューおよびアウターブレーキシューはこれらのシューの対向端から延び、各々のインナーブレーキシューとアウターブレーキシューとの支承を補助するようにスライドピンを収容するための開口部を含む突起部を備え、
インナーブレーキシューとアウターブレーキシューの少なくとも一方は、各々のブレーキシューの外面に沿って、第1係合部を有し、キャリパボディの第2係合部に固定して支承するようにし、第1係合部は、アウターブレーキシューの外面に沿って少なくとも1つの突起部を含み、第2係合部は、キャリパボディの外側部がアウターブレーキシューに支承されるよう少なくとも1つの突起部が少なくとも1つの開口部を係合するようにキャリパボディの外側部に沿う少なくとも1つの開口部であるか、またか、上記の任意の組合せである。
12 回転ディスク
14 サポートブラケット
16 インナーブレーキシュー
18 アウターブレーキシュー
20 ピストン
22 キャリパボディ
30 スライドピン
34 フレーム部材
36 内壁面
40 開口部
42、44、46、48 アーム
60 プレッシャープレート
62 ブレーキパッド
64 突起部
66 開口部
72 一対の突起部
Claims (15)
- a)サポートブラケットを有し、このサポートブラケットは、
1.一対の離間されたフレーム部材が対向端に設けられ、
2.前記フレーム部材から少なくとも2つのアームが延び、かつ、
3.前記アームのそれぞれに開口部が設けられたものであり、
b)開口部が設けられたリーディング突起部と開口部が設けられたトレーリング突起部とが対向端に設けられたインナーブレーキシューを有し、
c)開口部が設けられたリーディング突起部と開口部が設けられたトレーリング突起部とが対向端に設けられたアウターブレーキシューを有し、
d)リーディングスライドピンを有し、
e)トレーリングスライドピンを有し、
f)前記2つの対向して配置されたスライドピンが前記ブレーキシューを支承するとともに、前記少なくとも2つのアームが前記2つの対向して配置されたスライドピンを支承するように、前記リーディングスライドピンとトレーリングスライドピンとは、互いに対向して配置され、かつ、前記少なくとも2つのアームの各開口部および前記ブレーキシューの前記突起部の前記開口部と係合されるものであって、
g)前記スライドピンを収容するための、ブッシングを備えた開口部が設けられた一対の離間されたボス部を含むキャリパボディと、
h)前記インナーブレーキシューとアウターブレーキシューとを相互に近づかせるように動作可能な摺動可能ピストンとを有し、
前記インナーブレーキシュー、前記アウターブレーキシュー、あるいはその両方は第1係合部を備えており、さらに前記キャリパボディは第2係合部を備えており、さらに前記第1係合部を前記第2係合部に固定するためのクリップを有する、ディスクブレーキ。 - 1つ以上の前記ブレーキシューの先端部は前記スライドピンと接触するように引張られ、前記リーディングスライドピン又は前記リーディングスライドピンが係合する前記フレーム部材を変形するか、あるいはその両方を変形させ、これにより1つ以上の前記ブレーキシューのトレーリング端部が前記トレーリングスライドピンに接触するように押し付けられる、請求項1記載のディスクブレーキ。
- 前記ブッシングには溝が設けられている、請求項1記載のディスクブレーキ。
- 前記ディスクブレーキは、プルアバットメントモードで動作するように構成されており、従って、セルフアプライ傾向が小さくされ、このセルフアプライ傾向が軽減することでスキールノイズ、テーパー磨耗あるいはその両方が低減する、請求項2記載のディスクブレーキ。
- 前記ディスクブレーキは、プルアバットメントモードで動作するように構成されており、従って、セルフアプライ傾向が小さくされ、このセルフアプライ傾向が軽減することでスキールノイズ、テーパー磨耗あるいはその両方が低減する、請求項3記載のディスクブレーキ。
- 前記ブレーキにはアウターサポートタイバーが設けられていない、請求項1記載のディスクブレーキ。
- 前記一対の離間されたボス部は別々に形成されて前記キャリパボディに固定される、請求項1記載のディスクブレーキ。
- 前記ブッシングにより摺動機構をセルフアライン可能にすることができる、請求項1記載のディスクブレーキ。
- a)サポートブラケットを有し、このサポートブラケットは、
1.一対の離間されたフレーム部材が対向端に設けられ、
2.前記フレーム部材から少なくとも3つのアームが延び、かつ、
3.前記アームのそれぞれに開口部が設けられたものであり、
b)開口部が設けられたリーディング突起部と開口部が設けられたトレーリング突起部とが対向端に設けられたインナーブレーキシューを有し、
c)開口部が設けられたリーディング突起部と開口部が設けられたトレーリング突起部とが対向端に設けられたアウターブレーキシューを有し、
d)リーディングスライドピンを有し、
e)トレーリングスライドピンを有し、
f)前記2つの対向して配置されたスライドピンが前記ブレーキシューを支承するとともに、前記少なくとも3つのアームが前記2つの対向して配置されたスライドピンを支承するように、前記リーディングスライドピンとトレーリングスライドピンとは、互いに対向して配置され、前記3つのアームの各開口部および前記ブレーキシューの前記突起部の前記開口部と係合されるものであって、
g)前記スライドピンを収容するための、ブッシングを備えた開口部が設けられた一対の離間されたボス部を含むキャリパボディと、
h)前記インナーブレーキシューとアウターブレーキシューとを相互に近づかせるように動作可能な摺動可能ピストンと、を含むディスクブレーキ。 - 1つ以上の前記ブレーキシューの先端部は前記スライドピンと接触するように引張られ、前記リーディングスライドピン、又は前記リーディングスライドピンが係合する前記フレーム部材を変形させるか、あるいはその両方を変形させ、これにより1つ以上の前記ブレーキシューのトレーリング端部が前記トレーリングスライドピンに接触するように押し付けられる、請求項9記載のディスクブレーキ。
- 前記インナーブレーキシュー、アウターブレーキシュー、あるいはその両方は第1係合部を備えており、前記キャリパボディは第2係合部を備えており、さらに、前記第1係合部を前記第2係合部に固定するためのクリップをさらに含む、請求項10記載のディスクブレーキ。
- 前記ブッシングには溝が設けられている、請求項10記載のディスクブレーキ。
- 前記ディスクブレーキは、プルアバットメントモードで動作するように構成されており、従って、セルフアプライ傾向が小さくされ、このセルフアプライ傾向が軽減することでスキールノイズ、テーパー磨耗あるいはその両方が低減する、請求項11記載のディスクブレーキ。
- 前記キャリパボディが前記一対の離間されたボス部において前記スライドピンのみで支持される、請求項1記載のディスクブレーキ。
- 前記フレーム部材から延びる少なくとも2つのアームのそれぞれは、
a)前記ディスクブレーキの外部に設けられる外側アームと、
b)前記ディスクブレーキの内部に設けられる内側アームとを備え、
前記外側アームおよび前記内側アームはそれらの間に間隔を伴って配置されている、請求項1記載のディスクブレーキ。
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