JP5087591B2 - ループ式通信装置 - Google Patents
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Description
また、前記運用系伝送路1は第3信号受信手段21に接続され、第3信号送信手段22は前記運用系伝送路1に接続されている。
すなわち、図9において、1台の1次局31と3台(3台以上も可)の2次局32,33,34が用いられ、信号の伝送方向が互いに逆向きの運用系伝送路301〜304と待機系伝送路311〜314の二重の伝送路によってループ状に接続されている。
従って、伝送路に通信障害(例えば通信断)が発生した場合は、図9において、障害発生箇所の二次局32〜34が異常を検知し、二次局32〜34自らが運用系と待機系の伝送路を切り換えてループバック経路を確保し、伝送路を回復させる。
すなわち、伝送路に障害が発生し通信不能となった場合、異常を検知してから
ループバック経路を確保し、最終的に伝送路が回復されるまでの期間はパケットが消失してしまうため、ループバック通信装置としての安定性が損なわれていた。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、伝送路に障害が発生し通信不能となった場合、通信動作を中断することなく、また、復旧動作に伴うパケット消失を無くすことにより、通信動作の安定化を得ることを目的とする。
前記主伝送路のパケットが入力され、自局宛パケットを検出する機能を有した第1パケット受信手段と、
前記副伝送路のパケットが入力され、自局宛パケットを検出する機能を有した第2パケット受信手段と、
前記二次局が取得する自局宛の送信パケットは、前記第1パケット受信手段及び前記第2パケット受信手段が行う自局宛パケットの検出タイミングが早い方のパケットのみで他方のパケットは破棄して一次局宛パケットを送出し、前記一次局宛パケットを送出している期間はパケット送出中であることを通知する機能を有した一次局宛パケット送出手段と、
前記第1パケット受信手段の出力及び前記一次局宛パケット送出手段の出力が供給され、前記一次局宛パケット送出手段が一次局宛パケットを送出している期間は前記一次局宛パケット送出手段の出力に切り換える第1送信パケット選択手段と、
前記第2パケット受信手段の出力及び前記一次局宛パケット送出手段の出力が供給され、前記一次局宛パケット送出手段が一次局宛パケットを送出している期間は前記一次局宛パケット送出手段の出力に切り換える第2送信パケット選択手段と、
前記第1送信パケット選択手段の出力が供給され、前記主伝送路へパケットを出力するための第1パケット送信手段と、
前記第2送信パケット選択手段の出力が供給され、前記副伝送路へパケットを出力するための第2パケット送信手段と、よりなる構成であり、また、請求項1のループ式通信装置を二次局に持つループ式通信装置において、前記二次局に接続された一次局は、前記主伝送路のパケットが入力される第3パケット受信手段と、前記第3パケット受信手段に接続され前記第3パケット受信手段の通信フレームからノードアドレスを検出する第1ノードアドレス検出手段と、
前記副伝送路のパケットが入力される第4パケット受信手段と、前記第4パケット受信手段に接続され前記第4パケット受信手段の通信フレームからノードアドレスを検出する第2ノードアドレス検出手段と、
前記第1ノードアドレス検出手段の出力と、前記第2ノードアドレス検出手段の出力を記憶するノードアドレス記憶手段と、よりなる構成である。
すなわち、請求項1の構成においては、伝送方向が互いに逆向きの主伝送路と副伝送路からなる二重のループ状に接続された伝送路によって、パケット単位でデータ通信を行う二次局としてのループ式通信装置において、
前記主伝送路のパケットが入力され、自局宛パケットを検出する機能を有した第1パケット受信手段と、
前記副伝送路のパケットが入力され、自局宛パケットを検出する機能を有した第2パケット受信手段と、
前記二次局が取得する自局宛の送信パケットは、前記第1パケット受信手段及び前記第2パケット受信手段が行う自局宛パケットの検出タイミングが早い方のパケットのみで他方のパケットは破棄して一次局宛パケットを送出し、前記一次局宛パケットを送出している期間はパケット送出中であることを通知する機能を有した一次局宛パケット送出手段と、
前記第1パケット受信手段の出力及び前記一次局宛パケット送出手段の出力が供給され、前記一次局宛パケット送出手段が一次局宛パケットを送出している期間は前記一次局宛パケット送出手段の出力に切り換える第1送信パケット選択手段と、
前記第2パケット受信手段の出力及び前記一次局宛パケット送出手段の出力が供給され、前記一次局宛パケット送出手段が一次局宛パケットを送出している期間は前記一次局宛パケット送出手段の出力に切り換える第2送信パケット選択手段と、
前記第1送信パケット選択手段の出力が供給され、前記主伝送路へパケットを出力するための第1パケット送信手段と、
前記第2送信パケット選択手段の出力が供給され、前記副伝送路へパケットを出力するための第2パケット送信手段と、によって構成されていることにより、前記第1パケット受信手段または前記第2パケット受信手段が自局宛パケットを検出した時は、一次局宛パケット送出手段が送出する一次局宛の送信パケットを第1パケット送信手段及び第2パケット送信手段から送信することができ、伝送路に障害が発生し通信不能となった場合においても、一次局と二次局の通信動作を中断させることなく、復旧動作に伴う通信パケットの消失を無くすことにより、ループ式通信装置としてより安定した通信動作を得られる効果がある。
また、請求項1のループ式通信装置を二次局に持つループ式通信装置において、前記二次局に接続された一次局は、
前記主伝送路のパケットが入力される第3パケット受信手段と、前記第3パケット受信手段に接続され前記第3パケット受信手段の通信フレームからノードアドレスを検出する第1ノードアドレス検出手段と、
前記副伝送路のパケットが入力される第4パケット受信手段と、前記第4パケット受信手段に接続され前記第4パケット受信手段の通信フレームからノードアドレスを検出する第2ノードアドレス検出手段と、
前記第1ノードアドレス検出手段の出力と、前記第2ノードアドレス検出手段の出力を記憶するノードアドレス記憶手段と、を具備していることにより、受信した送信パケットから前記第1ノードアドレス検出手段及び前記第2ノードアドレス検出手段で二次局のノードアドレスを検出し、前記ノードアドレス記憶手段に登録するよう構成したので、登録された主伝送路と副伝送路のノードアドレスから、伝送路の診断が容易に行える効果がある。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明する。
図1は本発明によるループ式通信装置の二次局32の内部構成を示すブロック図であり、伝送路Aの一方を構成する主伝送路1のパケットが入力され、自局宛パケットを検出する機能を有した第1パケット受信手段11と、伝送路Aの他方を構成する副伝送路2のパケットが入力され、自局宛パケットを検出する機能を有した第2パケット受信手段14と前記第1パケット受信手段11と第2パケット受信手段14にゲート回路Gを介して接続されると共に、前記第1パケット受信手段11または前記第2パケット受信手段14が自局宛パケットを検出した時に一次局宛パケットを送出し、一次局宛パケットを送出している期間はパケット送出中であることを通知する機能を有した一次局宛パケット送出手段17と、前記第1パケット受信手段11の出力及び前記一次局宛パケット送出手段17の出力が供給され、前記一次局宛パケット送出手段17が一次局宛パケットを送出している期間は前記一次局宛パケット送出手段17の出力に切り換える第1送信パケット選択手段12と、前記第2パケット受信手段14の出力及び前記一次局宛パケット送出手段17の出力が供給され、前記一次局宛パケット送出手段17が一次局宛パケットを送出している期間は前記一次局宛パケット送出手段17の出力に切り換える第2送信パケット選択手段15と、前記第1送信パケット選択手段12の出力が供給され、前記主伝送路1へパケットを出力するための第1パケット送信手段13と、前記第2送信パケット選択手段15の出力が供給され、前記副伝送路2へパケットを出力するための第2パケット送信手段16と、から構成されている。
尚、図3における主伝送路301〜304及び副伝送路311〜314は、前述の図1及び図2の主伝送路1、副伝送路2にそれぞれ対応している。
図3においては、1台の一次局31と3台(3台以上も可)の二次局32〜34が用いられ、パケットの伝送方向が互いに逆向きの主伝送路301〜304と副伝送路311〜314の二重の伝送路によってループ状に接続されている。
一次局31は二次局33宛の送信パケットを一次局31内の前記第3パケット送信手段22及び前記第4パケット送信手段24から送信する。すなわち、主伝送路301〜304と副伝送路311〜314の双方に送信パケットを送信する。
ここで、説明を明確にするために一次局31が二次局33宛に送信した主伝送路の送信パケットを実線で示す1a、副伝送路の送信パケット1b、二次局33が一次局31宛に送信した主伝送路の送信パケットを点線で示す2a、副伝送路の送信パケットを2bとする。ただし、前述の1aと1b、2aと2bは同一の送信パケットとする。
前記一次局31が前記第4パケット送信手段24から送信した二次局33宛の送信パケット1bは、副伝送路314、二次局34、副伝送路313を経由して二次局33内の前記第2パケット受信手段14で受信される。
この各二次局32及び34は自局宛のパケットではないため素通りさせる。
前記第1パケット受信手段11又は前記第2パケット受信手段14で自局宛パケットを検出した時は、前記一次局宛パケット送出手段17の一次局31宛の送信パケットを前記第1パケット送信手段13及び前記第2パケット送信手段16から送信し、受信した各送信パケット1aまたは1bのどちらか一方を取得する。
この自局宛パケットを検出しない時は、前記送信パケット1aは前記第1パケット送信手段13から、前記送信パケット1bは前記第2パケット送信手段16からそのまま後段に送信される。
尚、前記二次局33が取得する自局宛の送信パケットは、前記第1パケット受信手段11及び前記第2パケット受信手段14が行う自局宛パケットの検出タイミングが早い方のパケットのみであって、他方のパケットは破棄する。尚、通常、各二次局32〜34が受信する送信パケット1aと1bにはタイムラグが生じているため、自局宛パケットの検出タイミングが同時になることはない。
前記二次局33の前記第2パケット送信手段16から送信した一次局31宛の送信パケット2bは、副伝送路312、二次局32、副伝送路311を経由して一次局31内の前記第4パケット受信手段23で受信される。
尚、この二次局32及び34は自局宛のパケットではないため素通りさせる。
この自局宛パケットを検出した時は、前記第1ノードアドレス検出手段25及び前記第2ノードアドレス検出手段25aによって、通信フレームからノードアドレスが検出され、前記ノードアドレス記憶手段26にそれぞれ登録される。尚、この自局宛パケットを検出しない時は、送信パケット2a及び2bは破棄する。
更に、前記一次局31は、ノードアドレス記憶手段26に登録された主伝送路301〜304及び副伝送路311〜314上の各二次局32〜34のノードアドレスを検査することにより、伝送路の診断を行う。
通常、伝送路に異常がなければ、ノードアドレス記憶手段26に登録された主伝送路と副伝送路の二次局のノードアドレスは一致するはずである。
尚、図4は図3に示したループ式通信装置において、各二次局33と34を接続する主伝送路303に障害が発生し通信不能になった状態を示している。
まず、前記一次局31は、二次局33宛の通信パケットを前記第3パケット送信手段22から主伝送路301へ、前記第4パケット送信手段24から副伝送路314へそれぞれ送信する。
前記二次局33は、主伝送路302の送信パケットを前記第1パケット受信手段11、副伝送路313の送信パケットを前記第2パケット受信手段14でそれぞれ受信するので、受信した送信パケットから自局宛パケットを検出して、前記一次局宛パケット送出手段17の一次局31宛の送信パケットを前記第1パケット送信手段13から主伝送路303へ、前記第2パケット送信手段16から副伝送路312へそれぞれ送信する。
ここで、説明を明確にするために前記二次局33が一次局31宛に送信する主伝送路の送信パケットを3a、副伝送路の送信パケットを3bとする。ただし、3aと3bは同一の送信パケットである。
従って、一次局31は、受信した送信パケット3bから前記第2ノードアドレス検出手段25aによって二次局33のノードアドレスを検出してノードアドレス記憶手段26に登録するが、前記第3パケット受信手段21は送信パケット3aを受信しないため、ノードアドレス記憶手段26に登録することはない。
さらに、前記一次局31は二次局34宛の送信パケットを前記第3パケット送信手段22から主伝送路301へ、前記第4パケット送信手段24から副伝送路314へそれぞれ送信する。
この二次局34は、主伝送路303が通信不能の状態であるため、主伝送路303の送信パケットは受信しないが、副伝送路314の送信パケットを前記第2パケット受信手段14で受信するので、受信した送信パケットから自局宛パケットを検出すると、前記一次局宛パケット送出手段17の一次局31宛の送信パケットを前記第1パケット送信手段13から主伝送路304、前記第2パケット送信手段16から副伝送路313へそれぞれ送信する。
前記一次局31は、前記第3パケット受信手段21で主伝送路304の送信パケット4a、前記第4パケット受信手段23で副伝送路311の送信パケット4bをそれぞれ受信する。
従って、一次局31は、受信した送信パケット4aから前記第1ノードアドレス検出手段25によって、また受信した送信パケット4bから前記第2ノードアドレス検出手段25aによって二次局34のノードアドレスを検出し、ノードアドレス記憶手段26にそれぞれ登録する。
このようにして、各二次局33と34を接続する主伝送路303に障害が発生し通信不能になった場合でも、一次局と二次局の通信動作は中断されることなく、ループ式通信装置として安定した通信動作が維持できる。
また、一次局31は、ノードアドレス記憶手段26の登録結果、つまり、二次局33のノードアドレスは副伝送路のみ、二次局34のノードアドレスは主伝送路及び副伝送路の双方が登録されているという結果から、二次局33と二次局34の間の主伝送路303に通信障害が発生したと容易に判断できる。
尚、図5は図3に示したループ式通信装置において、各二次局33と34を接続する副伝送路313に障害が発生し通信不能になった状態を示している。
まず、一次局31は、二次局33宛の送信パケットを前記第3パケット送信手段22から主伝送路301へ、前記第4パケット送信手段24から副伝送路314へそれぞれ送信する。
前記二次局33は、副伝送路313が通信不能の状態であるため、副伝送路313の送信パケットは受信しないが、主伝送路302の送信パケットを前記第1パケット受信手段11で受信するので、受信した送信パケットから自局宛パケットを検出すると、前記一次局宛パケット送出手段17の一次局31宛の送信パケットを前記第1パケット送信手段13から主伝送路303へ、前記第2パケット送信手段16から副伝送路312へそれぞれ送信する。
ここで、説明を明確にするために二次局33が一次局宛に送信する主伝送路の送信パケットを5a、副伝送路の送信パケットを5bとする。ただし、5aと5bは同一の送信パケットである。
従って、一時局31は、受信した送信パケット5aから前記第1ノードアドレス検出手段25によって、また受信した送信パケット5bから前記第2ノードアドレス検出手段25aによって二次局33のノードアドレスを検出し、ノードアドレス記憶手段26にそれぞれ登録する。
さらに、一次局31は、二次局34宛の送信パケットを前記第3パケット送信手段22から主伝送路301へ、前記第4パケット送信手段24から副伝送路314へそれぞれ送信する。
二次局34は、主伝送路303の送信パケットを前記第1パケット受信手段11、副伝送路314の送信パケットを前記第2パケット受信手段14でそれぞれ受信するので、受信した送信パケットから自局宛パケットを検出して、前記一次局宛パケット送出手段17の一次局31宛の送信パケットを前記第1パケット送信手段13から主伝送路304へ、前記第2パケット送信手段16から副伝送路313へそれぞれ送信する。
ここで、説明を明確にするために二次局34が一次局31宛に送信する主伝送路の送信パケットを6a、副伝送路の送信パケットを6bとする。ただし、6aと6bは同一の送信パケットである。
従って、一次局31は、受信した送信パケット6aから前記第1ノードアドレス検出手段25によって二次局34のノードアドレスを検出してノードアドレス記憶手段26に登録するが、前記第4パケット受信手段23は送信パケット6bを受信しないため、ノードアドレス記憶手段26に登録することはない。
このようにして、各二次局33と34を接続する副伝送路313に障害が発生し通信不能になった場合でも、一次局と二次局の通信動作は中断されることなく、ループ式通信装置として安定した通信動作が維持できる。
また、一次局31は、ノードアドレス記憶手段26の登録結果、つまり、二次局33のノードアドレスは主伝送路及び副伝送路の双方、二次局34のノードアドレスは主伝送路のみ登録されているという結果から、各二次局33と34の間の副伝送路313に通信障害が発生したと容易に判断できる。
尚、図6は図3に示したループ式通信装置において、各二次局33と34を接続する主伝送路303と副伝送路313の双方に障害が発生し通信不能になった状態を示している。
まず、前記一次局31は、二次局33宛の送信パケットを前記第3パケット送信手段22から主伝送路301へ、前記第4パケット送信手段24から副伝送路314へそれぞれ送信する。
前記二次局33は、副伝送路313が通信不能の状態であるため、副伝送路313の送信パケットは受信しないが、主伝送路302の送信パケットを前記第1パケット受信手段11で受信するので、受信した送信パケットから自局宛パケットを検出すると、前記一次局宛パケット送出手段17の一次局31宛の送信パケットを前記第1パケット送信手段13から主伝送路303へ、前記第2パケット送信手段16から副伝送路312へそれぞれ送信する。
ここで、説明を明確にするために二次局33が一次局31宛に送信する主伝送路の送信パケットを7a、副伝送路の送信パケットを7bとする。ただし、7aと7bは同一の送信パケットである。
従って、一時局31は、受信した送信パケット7bから前記第2ノードアドレス検出手段25aによって二次局33のノードアドレスを検出してノードアドレス記憶手段26に登録するが、前記第3パケット受信手段21は送信パケット7aを受信しないため、ノードアドレス記憶手段26に登録することはない。
さらに、一次局31は二次局34宛の送信パケットを前記第3パケット送信手段22から主伝送路301へ、前記第4パケット送信手段24から副伝送路314へそれぞれ送信する。
前記二次局34は、主伝送路303が通信不能の状態であるため、主伝送路303の送信パケットは受信しないが、副伝送路314の送信パケットを前記第2パケット受信手段14で受信するので、受信した送信パケットから自局宛パケットを検出すると、前記一次局宛パケット送出手段17の一次局31宛の送信パケットを前記第1パケット送信手段13から主伝送路304、前記第2パケット送信手段16から副伝送路313へそれぞれ送信する。
ここで、説明を明確にするために二次局34が一次局31宛に送信する主伝送路の送信パケットを8a、副伝送路の送信パケットを8bとする。ただし、8aと8bは同一の送信パケットである。
従って、一時局31は、受信した送信パケット8aから前記第1ノードアドレス検出手段25によって二次局34のノードアドレスを検出してノードアドレス記憶手段26に登録するが、前記第4パケット受信手段23は送信パケット8bを受信しないため、ノードアドレス記憶手段26に登録することはない。
このようにして、各二次局33と34を接続する主伝送路303と副伝送路313の双方に障害が発生し通信不能になった場合でも、一次局と二次局の通信動作は中断されることなく、ループ式通信装置として安定した通信動作が維持できる。
また、一次局31は、ノードアドレス記憶手段26の登録結果、つまり、二次局33のノードアドレスは副伝送路のみ、二次局34のノードアドレスは主伝送路のみ登録されているという結果から、各二次局33と34の間の主伝送路303と副伝送路313の双方に通信障害が発生したと容易に判断できる。
以上より、本発明によれば、伝送路に障害が発生し通信不能となった場合でも、一次局と二次局の通信動作は中断されることなく、通信パケットの消失が無く、ループ式通信装置としてより安定した通信動作を得られる効果がある。
また、一次局では、ノードアドレス記憶手段26に登録された二次局のノードアドレスを検査することにより、各伝送路の診断を容易に行うことができる。
2 副伝送路
11 第1パケット受信手段
12 第1送信パケット選択手段
13 第1パケット送信手段
14 第2パケット受信手段
15 第2送信パケット選択手段
16 第2パケット送信手段
17 一次局宛パケット送出手段
21 第3パケット受信手段
22 第3パケット送信手段
23 第4パケット受信手段
24 第4パケット送信手段
25 第1ノードアドレス検出手段
25a 第2ノードアドレス検出手段
26 ノードアドレス記憶手段
31 一次局
32,33,34 二次局
301〜304 主伝送路
311〜314 副伝送路
1a,1b,2a,2b,3a,3b,4a,4b 送信パケット
5a,5b,6a,6b,7a,7b,8a,8b 送信パケット
Claims (2)
- 伝送方向が互いに逆向きの主伝送路(1)と副伝送路(2)からなる二重のループ状に接続された伝送路によって、パケット単位でデータ通信を行う二次局としてのループ式通信装置において、
前記主伝送路(1)のパケットが入力され、自局宛パケットを検出する機能を有した第1パケット受信手段(11)と、
前記副伝送路(2)のパケットが入力され、自局宛パケットを検出する機能を有した第2パケット受信手段(14)と、
前記二次局が取得する自局宛の送信パケットは、前記第1パケット受信手段(11)及び前記第2パケット受信手段(14)が行う自局宛パケットの検出タイミングが早い方のパケットのみで他方のパケットは破棄して一次局宛パケットを送出し、前記一次局宛パケットを送出している期間はパケット送出中であることを通知する機能を有した一次局宛パケット送出手段(17)と、
前記第1パケット受信手段(11)の出力及び前記一次局宛パケット送出手段(17)の出力が供給され、前記一次局宛パケット送出手段(17)が一次局宛パケットを送出している期間は前記一次局宛パケット送出手段(17)の出力に切り換える第1送信パケット選択手段(12)と、
前記第2パケット受信手段(14)の出力及び前記一次局宛パケット送出手段(17)の出力が供給され、前記一次局宛パケット送出手段(17)が一次局宛パケットを送出している期間は前記一次局宛パケット送出手段(17)の出力に切り換える第2送信パケット選択手段(15)と、
前記第1送信パケット選択手段(12)の出力が供給され、前記主伝送路(1)へパケットを出力するための第1パケット送信手段(13)と、
前記第2送信パケット選択手段(15)の出力が供給され、前記副伝送路(2)へパケットを出力するための第2パケット送信手段(16)と、
によって構成することを特徴とするループ式通信装置。 - 請求項1のループ式通信装置を二次局に持つループ式通信装置において、前記二次局に接続された一次局(31)は、
前記主伝送路(1)のパケットが入力される第3パケット受信手段(21)と、前記第3パケット受信手段(21)に接続され前記第3パケット受信手段(21)の通信フレームからノードアドレスを検出する第1ノードアドレス検出手段(25)と、
前記副伝送路(2)のパケットが入力される第4パケット受信手段(23)と、前記第4パケット受信手段(23)に接続され前記第4パケット受信手段(23)の通信フレームからノードアドレスを検出する第2ノードアドレス検出手段(25a)と、
前記第1ノードアドレス検出手段(25)の出力と、前記第2ノードアドレス検出手段(25a)の出力を記憶するノードアドレス記憶手段(26)と、
を具備することを特徴とするループ式通信装置。
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