JP5087507B2 - 部品情報表示装置、部品情報表示方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

部品情報表示装置、部品情報表示方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、部品またはユニットの情報を表示することができる部品情報表示装置、部品情報表示方法、プログラムおよび記録媒体に関し、より詳細には、製品に用いられる部品またはユニットの部品情報を表示して、部品変更時の部品選定を容易に行えるようにすることができる部品情報表示装置、部品情報表示方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
製品を設計する段階、設計部門以外の生産技術部などの部門でデザインレビューを行う段階、量産試作の段階、および量産の段階などの各段階において、製品を構成する部品またはユニットの仕様などの情報を確認して、品質に問題があるか否かをチェックすることが行われる。部品またはユニットに問題がある場合は、部品またはユニットの変更が必要になり、設計者は、適切な部品またはユニットに変更するために、膨大な部品リストを検索する必要がある。
従来の技術として、部品の代替候補を提示することができる部品交換方法がある。この部品交換方法は、交換可能な部品を部品ライブラリに定義しておき、交換対象の部品の属性たとえば抵抗値などの特性に基づいて、部品ライブラリから交換対象の部品と交換可能な部品の候補つまり代替候補を選定し、選定した代替候補の部品の部番名、シンボル名、記事などの情報を表示する。ユーザは、表示された代替候補の中から、記事の情報、具体的には部品の形状および大きさの情報を参照することによって、より適した部品を選択することができる(たとえば特許文献1参照)。
特許第2661301号公報
上述した従来の技術は、属性に基づいて代替候補およびその代替候補の記事の情報を表示し、表示した記事の情報に基づいて、代替候補の中からより適した部品またはユニットを選択するものである。しかしながら、記事の情報、つまり部品またはユニットの形状および大きさの情報のみでは、代替候補を絞り込むことができないことがある。代替候補を絞り込むことができない場合は、ユーザが、部品ライブラリ以外の情報から、部品またはユニットの仕様書に記載されている情報、あるいは環境対応部品またはユニットであるか否かなどのさらに詳しい情報を探し出し、探し出した情報を参照して代替候補をさらに絞り込む必要があり、判断に時間がかかるという問題がある。
本発明の目的は、部品またはユニットを変更するときに代替候補の絞り込みに必要な部品またはユニットの情報を表示することができる部品情報表示装置、部品情報表示方法、プログラムおよび記録媒体を提供することである。
本発明は、設計された設計物を構成する複数の部品を表す設計データを入力する設計データ入力部と、
設計物を構成するための部品を表す部品情報であって、かつ部品を設計物に用いるか否かを判断するために必要な判断情報を含む部品情報を記憶する部品情報記憶部と、
設計データ入力部によって入力された設計データが示す部品を表示する部品表示部と、
部品表示部によって表示された部品の中から交換対象の部品を選択する選択部品入力部と、
選択部品入力部によって選択された交換対象の部品について、部品情報記憶部に記憶される部品情報が示す部品の中から、選択された部品を検索する検索部と、
部品情報記憶部に記憶される部品情報のうち、検索部によって検索された部品の部品情報を表示する部品情報表示部とを含み、
前記検索部は、前記選択部品入力部によって選択された交換対象の部品について、前記部品情報記憶部に記憶される部品情報が示す部品の中から、代替可能な部品であるための予め定める代替条件を満たす部品を検索し、
前記選択部品入力部は、前記部品情報に含まれる情報に基づいて、前記設計データ入力部によって入力された設計データが示す部品をグループに分け、グループ単位で交換対象の部品を選択可能とし、
前記各グループに含まれる部品の色を、グループごとに異なる色で前記部品表示部に表示させる選択部品処理部を含み、
前記選択部品入力部は、交換対象の部品をグループ単位で交換可能とすることを特徴とする部品情報表示装置である。
また本発明は、前記設計データは、部品の形状を表す形状情報、および部品が配置される位置を表す位置情報を含み、
前記部品表示部は、設計データに含まれる形状情報が示す形状で、かつ位置情報が示す位置に部品を配置して表示することを特徴とする。
また本発明は、前記部品表示部は、設計データに含まれる部品の高さ情報と予め定める高さ条件を比較して、条件を満たす部品を表示するかどうかを選択することを特徴とする。
また本発明は、前記判断情報は、部品番号、部品の仕様書、寸法、型番、価格、過去の問題事例、材質、類似部品、利用拠点、メーカ名、消費電力、発熱量、使用温度範囲、および環境対応部品の判断結果のうちの少なくとも1つの情報を含むことを特徴とする。
また本発明は、前記部品情報表示部は、部品情報に含まれる判断情報を表示することを特徴とする。
また本発明は、選択部品処理部によって、前記選択部品入力部によって選択された部品を表示する色、形状および輝度のうちの少なくとも1つの表示形態を、前記部品表示部によって表示された部品のうち、選択された部品を除く残余の部品と異なる表示形態で、前記部品表示部に表示させることを特徴とする。
また本発明は、キャラクタを入力するキャラクタ入力部をさらに含み、
前記設計データは、キャラクタによって構成され、かつ各部品に付与される部品名称を表す部品名称情報を含み、
前記選択部品入力部は、キャラクタ入力部によって入力されたキャラクタを含む部品名称を、前記設計データ入力部によって入力された設計データに含まれる部品名称情報が示す部品名称の中から抽出し、抽出した部品名称が付与された部品を交換対象の部品として選択することを特徴とする。
また本発明は、前記選択部品入力部は、前記設計データ入力部によって入力された設計データに含まれる部品名称情報が示す部品名称の一部を用いて部品をグループに分け、グループ単位で交換対象の部品を選択可能とすることを特徴とする。
また本発明は、前記選択部品入力部は、グループ分けするか否かを選択可能とすることを特徴とする。
また本発明は、前記選択部品入力部は、選択不可部品リストを保持し、保持する選択不可部品リストに存在する部品と一致する部品は、選択しないことを特徴とする。
また本発明は、前記設計データは、2次元CADシステムまたは3次元CADシステムを用いて設計されたデータであることを特徴とする。
また本発明は、部品情報表示装置の使用を許可するか否かを判断する使用可否判断部をさらに含み、
前記データ入力部は、使用許可判断部によって使用が許可されていると判断された場合は、設計データを入力し、使用許可判断部によって使用が許可されていないと判断された場合は、設計データを入力しないことを特徴とする。
また本発明は、部品情報表示装置を使用する使用者を識別するための使用者識別情報を入力する使用者識別情報入力部と、
部品情報表示装置の使用を許可されている使用者であることを示す使用許可情報を、使用者識別情報に対応付けて記憶する使用許可情報記憶部とをさらに含み、
前記使用可否判断部は、使用者識別情報入力部によって入力された使用者識別情報に対応する使用許可情報が、使用許可情報記憶部に記憶されているとき、使用が許可されていると判断することを特徴とする。
また本発明は、前記使用可否判断部は、前記使用者識別情報入力部によって入力された使用者識別情報に対応する使用許可情報が、前記使用許可情報記憶部に記憶されていないとき、前記使用者識別情報入力部によって入力された使用者識別情報に対応する使用許可情報が、部品情報表示装置の使用を許可されている使用者であることを示す使用許可情報を、使用者識別情報に対応付けて記憶し、かつ通信回線を介して部品情報表示装置に接続されるサーバ装置に記憶されていると、使用が許可されていると判断することを特徴とする。
また本発明は、前記設計データは、部品が配置される位置を表す位置情報を含み、
前記部品表示部は、前記設計データ入力部によって入力された設計データに含まれる位置情報に基づいて、部品間の距離を算出し、算出した距離を表示することを特徴とする。
また本発明は、前記設計データは、部品の熱解析結果を表す熱解析情報を含み、
前記部品表示部によって表示された部品のうちの1つの部品を指定する部品指定部をさらに含み、
前記部品表示部は、前記設計データ入力部によって入力された設計データに含まれる熱解析情報に基づいて、部品指定部によって指定された部品についてのコンター図を生成し、生成したコンター図の映像を、部品指定部によって指定された部品の映像と合成して表示することを特徴とする。
また本発明は、設計変更時、修正済みの部品のリストを表す部品リスト情報を入力する部品リスト情報入力部をさらに含み、
前記部品情報表示部は、部品リスト情報入力部によって入力された部品リスト情報が示す部品リストと前記設計データ入力部によって入力された設計データとの比較に基づいて、部品の追加、部品の削除、部品名称の変更が行われたことを表示することを特徴とする。
また本発明は、設計変更時、修正済みの部品リスト情報を入力する部品リスト情報入力部をさらに含み、
前記部品情報表示部は、部品リスト情報入力部によって入力された部品リスト情報が示す部品リストと前記設計データ入力部によって入力された設計データとの比較に基づいて、変更前の部品の部品情報と変更後の部品の部品情報とを差分がわかるように表示することを特徴とする。
また本発明は、制御装置と記憶装置とを含むコンピュータによって実行される部品情報表示方法であって、
前記制御装置が、設計された設計物を構成する複数の部品を表す設計データを入力する設計データ入力ステップと、
前記制御装置が、設計データ入力ステップで入力された設計データが示す部品を表示する部品表示ステップと、
前記制御装置が、部品表示ステップで表示された部品の中から交換対象の部品を選択する選択部品入力ステップと、
前記制御装置が、選択部品入力ステップで選択された交換対象の部品について、設計物を構成するための部品を表す部品情報であって、かつ部品を設計物に用いるか否かを判断するために必要な判断情報を含む部品情報を記憶する前記記憶装置に記憶される部品情報が示す部品の中から、選択された部品を検索する検索ステップと、
前記制御装置が、前記記憶装置に記憶される部品情報のうち、検索ステップで検索された部品の部品情報を表示する部品情報表示ステップとを含み、
前記検索ステップでは、前記制御装置が、前記選択部品入力ステップで選択された部品について、前記記憶装置に記憶される部品情報が示す部品の中から、代替可能な部品であるための予め定める代替条件を満たす部品を検索し、
前記選択部品入力ステップでは、前記制御装置が、前記部品情報に含まれる情報に基づいて、前記設計データ入力ステップにおいて入力された設計データが示す部品をグループに分け、グループ単位で交換対象の部品を選択可能とし、各グループに含まれる部品の色を、グループごとに異なる色で表示させ
前記選択部品入力ステップでは、交換対象の部品をグループ単位で交換可能とすることを特徴とする部品情報表示方法である。
また本発明は、制御装置と記憶装置とを含むコンピュータに、前記部品情報表示方法を実行させるためのプログラムである。
また本発明は、前記プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体である。
本発明によれば、設計データ入力部によって、設計された設計物を構成する複数の部品を表す設計データが入力され、部品情報記憶部によって、設計物を構成するための部品を表す部品情報であって、かつ部品を設計物に用いるか否かを判断するために必要な判断情報を含む部品情報が記憶され、部品表示部によって、設計データ入力部によって入力された設計データが示す部品が表示され、選択部品入力部によって、部品表示部によって表示された部品の中から交換対象の部品が選択される。
そして、検索部によって、選択部品入力部によって選択された交換対象の部品について、部品情報記憶部に記憶される部品情報が示す部品の中から、選択された部品が検索され、部品情報表示部によって、部品情報記憶部に記憶される部品情報のうち、検索部によって検索された部品の部品情報が表示される。
したがって、選択された部品、たとえば予め定める代替条件を満たす部品つまり代替候補の部品の絞込みを行うために必要な判断情報を含む部品情報を表示することができる。すなわち、部品を変更するときに代替候補の絞り込みに必要な部品の情報を表示することができるので、部品選定の判断をより短時間に行うことができる。
本発明によれば、設計データ入力ステップでは、制御装置が、設計された設計物を構成する複数の部品を表す設計データを入力する。部品表示ステップでは、制御装置が、設計データ入力ステップで入力された設計データが示す部品を表示する。選択部品入力ステップでは、制御装置が、部品表示ステップで表示された部品の中から交換対象の部品を選択する。
そして、検索ステップでは、制御装置が、選択部品入力ステップで選択された交換対象の部品について、設計物を構成するための部品を表す部品情報であって、かつ部品を設計物に用いるか否かを判断するために必要な判断情報を含む部品情報を記憶する記憶装置に記憶される部品情報が示す部品の中から、選択された部品を検索する。部品情報表示ステップでは、制御装置が、部品情報記憶部に記憶される部品情報のうち、検索ステップで検索された部品の部品情報を表示する。
したがって、本発明に係る部品情報表示方法を適用すれば、選択された部品、たとえば予め定める代替条件を満たす部品つまり代替候補の部品の絞込みを行うために必要な判断情報を含む部品情報を表示することができる。すなわち、部品を変更するときに代替候補の絞り込みに必要な部品の情報を表示することができるので、部品選定の判断をより短時間に行うことができる。
また本発明によれば、制御装置が、設計された設計物を構成する複数の部品を表す設計データを入力する設計データ入力ステップと、制御装置が、設計データ入力ステップで入力された設計データが示す部品を表示する部品表示ステップと、制御装置が、部品表示ステップで表示された部品の中から交換対象の部品を選択する選択部品入力ステップと、制御装置が、選択部品入力ステップで選択された交換対象の部品について、設計物を構成するための部品を表す部品情報であって、かつ部品を設計物に用いるか否かを判断するために必要な判断情報を含む部品情報を記憶する記憶装置に記憶される部品情報が示す部品の中から、選択された部品を検索する検索ステップと、制御装置が、部品情報記憶部に記憶される部品情報のうち、検索ステップで検索された部品の部品情報を表示する部品情報表示ステップを、コンピュータに実行させるためのプログラムとして提供することができる。
また本発明によれば、前記プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体として提供することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である部品情報表示装置1の機能の構成を示すブロック図である。本発明に係る部品情報表示方法は部品情報表示装置1によって処理される。
部品情報表示装置1は、たとえばコンピュータによって構成される。部品情報表示装置1を構成するコンピュータは、キーボードおよびマウスなどの入力装置と、ディスプレイなどの表示装置あるいはプリンタなどの印刷装置を含む出力装置と、通信回線たとえばLAN(Local Area Network)を介して情報を送受信する通信装置と、半導体メモリあるいはハードディスク装置によって構成され、プログラムおよびデータを記憶する記憶装置と、記憶装置に記憶されるプログラムを実行して、入力装置、出力装置、および通信装置を制御する中央処理装置(Central Processing Unit:以下「CPU」という)とを含む。プログラムは、部品情報表示装置1を制御するためのプログラムであり、OS(
Operating System)およびアプリケーションプログラムを含んでもよい。コンピュータは、一般的に知られているコンピュータでよく、詳細な説明は省略する。
部品情報表示装置1は、設計データ作成部11、設計データ記憶部12、部品情報作成部13、部品情報記憶部14、ライセンス管理部15、設計データ入力部16、設計データ表示部17、選択部品入力部18、部品情報検索部19、検索結果表示部20および図示しない選択部品処理部を含んで構成される。
設計データ作成部11、部品情報作成部13、ライセンス管理部15、設計データ入力部16、設計データ表示部17、選択部品入力部18、部品情報検索部19、検索結果表示部20および図示しない選択部品処理部は、コンピュータに含まれる記憶装置に記憶される部品情報表示装置1を制御するためのプログラムを、CPUが実行することによって実現される機能である。設計データ記憶部12および部品情報記憶部14は、コンピュータに含まれる記憶装置に含まれる。
設計データ作成部11は、2次元CAD(Computer Aided Design)システム、3次元CADシステムまたは電気系CADシステムなどのCADシステムを用いて、設計物を設計し、設計物を表す設計データを作成する。設計物は、たとえば複数の部品から構成される製品、あるいは複数の部品およびその複数の部品を搭載する基板から構成されるパッケージなどである。設計データは、設計物を構成する複数の部品を表す設計データであり、設計物たとえば製品あるいはパッケージを表すデータ、その設計物を構成する部品について、部品が配置される位置を表す位置情報、部品の形状を表す形状情報、部品の熱解析結果を表す熱解析情報、および各部品に付与される部品名称を表す部品名称情報を含む。設計データは、薬などのデータを含んでもよい。
設計データ記憶部12は、設計データ作成部11によって作成された設計データを記憶する。
部品情報は、判断情報、部品の種類を表す種類情報、および部品名称情報を含む。判断情報は、部品を設計物に用いるか否かを判断するために必要な情報であり、たとえば部品の仕様書、寸法、型番、価格、過去の問題事例、材質、類似部品、利用拠点、メーカ名、消費電力、発熱量、使用温度範囲、環境対応部品の判断結果、薬の副作用、ジェネリック薬品の有無のうちの少なくとも1つの情報を含む。
部品情報記憶部である部品情報記憶部14は、部品情報作成部13によって作成された部品情報を、部品を識別するための部品番号ごとに記憶する。
このように、前記設計データは、2次元CADシステムまたは3次元CADシステムを用いて設計されたデータであるので、部品情報表示装置1を2次元CADシステムまたは3次元CADシステムと連動させることができ、設計効率を向上させることができる。
したがって、部品情報表示装置1の使用が許可された使用者のみが、部品情報表示装置を使用することができ、部品情報表示装置1の不正な使用を防ぐことができる。
このように、前記判断情報は、部品番号、部品の仕様書、寸法、型番、価格、過去の問題事例、材質、類似部品、利用拠点、メーカ名、消費電力、発熱量、使用温度範囲、環境対応部品の判断結果、薬の副作用、ジェネリック薬品の有無のうちの少なくとも1つの情報を含むので、部品選定のために必要な情報を、部品変更の目的に応じて表示することができる。
使用可否判断部であるライセンス管理部15は、部品情報表示装置1の使用者が使用を許可されているか否かを判断し、使用が許可されていると判断した場合のみ、使用者に部品情報表示装置1の使用を許可し、部品情報表示装置1の不正な使用を防ぐ。
具体的には、ライセンス管理部15は、部品情報表示装置1の使用を許可されている使用者であることを示す使用許可情報を、使用者を識別するための使用者識別情報、たとえばユーザID(Identification)およびパスワードに対応付けて、使用者ごとのライセンスファイルに記憶する。ライセンスファイルは、コンピュータに含まれる記憶装置に予め記憶しておく。
使用許可情報記憶部であるライセンスファイルは、使用者識別情報、使用者識別情報が示す使用者についての使用許可情報、ライセンスファイルの有効期限、使用者が使用するパーソナルコンピュータのMAC(Media Access Control)アドレスなどのマシン固有の情報を記憶する。ライセンスファイルは、テキスト形式ではなくバイナリ形式で暗号化して作成しておくことが望ましい。使用者識別情報がライセンスファイルに記憶されているか否かを判断するときは、ライセンスファイルの情報を複合化して判断する。
MACアドレスは、使用者が、部品情報表示装置1の入力装置ではなく、その使用者専用のパーソナルコンピュータからネットワークによって部品情報表示装置1に接続し、その使用者専用のパーソナルコンピュータを入出力装置と使用する場合に、ユーザIDおよびパスワードに代えて、使用者識別情報として用いる。
使用者が使用者識別情報入力部であるキーボードなどの入力装置から使用者識別情報を入力すると、ライセンス管理部15は、入力された使用者識別情報と同じ使用者識別情報が記憶されたライセンスファイルがあるか否かを判断する。入力された使用者識別情報と同じ使用者識別情報が記憶されたライセンスファイルがあると、使用が許可されていると判断し、使用者に部品情報表示装置1の使用を許可する。ライセンスファイルの有効期限が切れているライセンスファイルは、ライセンスファイルがないものとして扱う。
入力された使用者識別情報と同じ使用者識別情報が記憶されたライセンスファイルがないと、使用が許可されていないと判断し、使用者に部品情報表示装置1の使用を許可しない。
部品情報表示装置1の使用を許可されている使用者であることを示す使用許可情報を、使用者を識別するための使用者識別情報に対応付けて監視しているサーバ装置であるライセンスサーバがある場合は、入力された使用者識別情報と同じ使用者識別情報が記憶されたライセンスファイルがないとき、ライセンスサーバにアクセスして、入力された使用者識別情報が示す利用者が、部品情報表示装置1の使用を許可されているか否かを判断してもよい。ライセンスサーバは、アクセスされた日時、アクセスした使用者の使用者識別情報などの情報を記憶しておくことが望ましい。
ライセンスサーバは、部品情報表示装置1への負荷の集中を避けるために、部品情報表示装置1を同時に使用する使用者の数を制限してもよい。使用者の数が、すでに情報表示装置1を同時に使用する使用者を制限する数に達しているときは、部品情報表示装置1の使用が許可されているか否かの新たな問い合わせに対しては、使用を許可しない旨の応答を返す。この場合、許可しない理由、つまり使用者数の制限で使用が許可されない旨のメッセージを表示する。
このように、キーボードなどの入力装置によって、部品情報表示装置1を使用する使用者を識別するための使用者識別情報が入力され、ライセンスファイルによって、部品情報表示装置1の使用を許可されている使用者であることを示す使用許可情報が、使用者識別情報に対応付けて記憶され、ライセンス管理部15によって、キーボードなどの入力装置によって入力された使用者識別情報に対応する使用許可情報が、ライセンスファイルに記憶されているとき、使用が許可されていると判断される。したがって、使用者識別情報によって各使用者の使用の可否を判断することができる。
このように、ライセンス管理部15によって、キーボードなどの入力装置によって入力された使用者識別情報に対応する使用許可情報が、ライセンスファイルに記憶されていないとき、キーボードなどの入力装置によって入力された使用者識別情報に対応する使用許可情報が、部品情報表示装置1の使用を許可されている使用者であることを示す使用許可情報を、使用者識別情報に対応付けて記憶し、かつ通信回線を介して部品情報表示装置1に接続されるライセンスサーバに記憶されていると、使用が許可されていると判断される。
したがって、部品情報表示装置1によって使用が許可されていなくても、部品情報表示装置1よりも管理上の権限が強いサーバ装置たとえばライセンスサーバで使用が許可されている使用者たとえば管理者は、部品情報表示装置1を使用することができる。
設計データ入力部である設計データ入力部16は、ライセンス管理部15によって部品情報表示装置1の使用が許可されていると判断された場合にのみ、設計データ記憶部12によって記憶されている設計データを読み出すことができる。
このように、ライセンス管理部15によって、部品情報表示装置1の使用を許可するか否かが判断され、設計データ入力部16によって、ライセンス管理部15によって使用が許可されていると判断された場合は、設計データが入力され、ライセンス管理部15によって使用が許可されていないと判断された場合は、設計データが入力されない。
部品表示部である設計データ表示部17は、設計データ入力部16によって読み出された設計データが示す部品を、ディスプレイなどに表示する。部品を表示するときは、設計データに含まれる形状情報が示す形状で、かつ設計データに含まれる位置情報が示す位置に配置して表示する。
また設計データ表示部17は、設計データが示す部品を表示する際、部品の高さが予め設定しておいた高さよりも小さい場合、その部品を表示しないようにして必要な部品のみを表示する。また、全ての部品を表示するように切り換えることができる。
選択部品入力部18は、設計データ表示部17によってディスプレイなどに表示された部品の中から、キーボードあるいはマウスなどの入力装置によって交換対象の部品を選択する。部品の選択は、画面上に表示されるポインタをマウスによって部品の形状の内部に移動し、マウスの左ボタンをクリックすることによって選択する。
また、選択部品入力部18は、予め作成しておいた選択不可部品リストを参照して、選択不可部品リストに存在する部品と一致する部品については、部品を選択状態にはせず、部品情報を表示しないようにすることができる。選択不可部品リストは、表示したくない部品のリストであり、選択部品入力部18によって保持つまり記憶される。表示したくない部品としては、一度組み立てると修理ができないはめ込み部品もしくは貼り付け部品、あるいは修理する部門以外の部門の管轄にある部品等がある。また、基板部品を覆うシールド形状などの部品の下にさらに部品があるために選択できない場合、一時的に選択できないようにすることもできる。
選択部品処理部は、選択した部品を表示する色、形状および輝度のうちの少なくとも1つの表示形態を、選択された部品を除く残余の部品と異なる表示形態で表示して、選択された部品であることを示す。選択した部品の表示形態は、他の部品よりも目立つ色で表示する形態、選択された部品を2重枠で囲んで表示する形態、および他の部品よりも目立つ輝度で表示する形態たとえばハイライト表示の形態のうち少なくとも1つの表示形態である。選択する部品を変更したときは、新たに選択された部品の表示形態を、他の部品と異なる表示形態で表示する。
このように、選択部品処理部によって、選択した部品を表示する色、形状および輝度のうちの少なくとも1つの表示形態が、設計データ表示部17によって表示された部品のうち、選択された部品を除く残余の部品と異なる表示形態で、設計データ表示部17に表示させるので、選択された部品を容易に識別することができる。
検索部である部品情報検索部19は、選択部品入力部18によって選択された交換対象の部品について、部品情報記憶部14に記憶される部品情報が示す部品の中から、代替可能な部品であるための予め定める代替条件を満たす部品を検索する。部品情報表示部である検索結果表示部20は、部品情報検索部19によって検索された部品の部品情報に含まれる判断情報をディスプレイなどに表示する。
図2は、設計データ表示部17によって表示される初期状態のシステム画面30の一例を示す図である。システム画面30は、設計データ表示部17によって表示され、システム画面30には、設計データ表示ウィンドウ31、開くボタン32、部品情報検索ボタン33、部品名入力欄34および部品名検索ボタン35が表示される。
操作ボタンの操作は、たとえばシステム画面30上に表示されるポインタを、キーボードあるいはマウスによって、操作したい操作ボタンの位置に移動し、キーボードの「ENTER」キーを押下、あるいはマウスの左ボタンをクリックすることによって操作することができる。
設計データ表示ウィンドウ31は、設計データに基づいて配置された部品の形状などの映像を表示する領域である。開くボタン32は、設計データ入力部16によって読み出された設計データが示す部品の表示を指示する操作ボタンである。ライセンス管理部15によって、使用者が、使用が許可されていない使用者であると判断された場合は、開くボタン32は表示されず、使用者は、設計データを入力することができない。
部品情報検索ボタン33は、選択部品入力部18によって選択された交換対象の部品と代替可能な部品の検索を指示する操作ボタンである。部品情報検索ボタン33を押下する代わりに、選択されている部品をマウスの左ボタンでダブルクリックすることによっても、交換対象の部品と代替可能な部品の検索を指示することができる。
キャラクタ入力部である部品名入力欄34は、文字、数字および記号を含むキャラクタを入力する入力欄であり、使用者は、キーボードなどによってキャラクタを入力することができる。部品名検索ボタン35は、部品名入力欄34で入力されたキャラクタを含む部品名称を、設計データ入力部16によって読み出された設計データに部品名称情報が示す部品名称の中から検索し、検索した部品名称の部品の選択を指示する操作ボタンである。
たとえば設計データ表示ウィンドウ31に多くの部品が表示され、目的の部品を見つけるのに時間がかかりそうな場合、部品名称の一部がわかっていれば、その部品名称の一部を含む部品名称の部品を検索して、選択部品とすることができる。具体的には、使用者が、その部品名称の一部を部品名入力欄34に入力して、部品名検索ボタン35を押下すると、部品情報検索部19は、設計データ入力部16によって読み出された設計データが示す部品から、その部品名称の一部を含む部品名称の部品を検索する。そして、設計データ表示ウィンドウ31に表示されている部品の中から、検索した部品を特定し、特定した部品を選択部品として選択する。
このように、前記設計データは、キャラクタによって構成され、かつ各部品に付与される部品名称を表す部品名称情報を含み、部品名入力欄34によって、キャラクタが入力され、選択部品入力部18によって、部品名入力欄34によって入力されたキャラクタを含む部品名称が、設計データ入力部16によって入力された設計データに含まれる部品名称情報が示す部品名称の中から抽出され、抽出された部品名称が付与された部品が交換対象の部品として選択される。
したがって、部品表示部によって表示された部品の数が多く、目的の部品を見つけるのに時間がかかりそうな場合、部品名称の一部がわかっていれば、その部品名称の一部を入力することによって、目的の部品を容易に選択することができる。
図3は、設計データ表示部17によって部品が表示されたシステム画面30aの一例を示す図である。システム画面30aには、図2に示した設計データ表示ウィンドウ31に部品を表示した設計データ表示ウィンドウ31aが示されている。図3に示した設計データ表示ウィンドウ31aには、部品が搭載された基板40が示されている。
図4は、選択部品入力部18によって部品が選択された状態のシステム画面30bの一例を示す図である。システム画面30bには、図3に示した設計データ表示ウィンドウ31aに表示された部品の中から選択された選択部品41が網掛け表示された設計データ表示ウィンドウ31bが示されている。
選択部品入力部18によって交換対象の部品が選択された後、図4に示したシステム画面30bで、部品情報検索ボタン33を押下すると、部品情報検索部19は、選択部品入力部18によって選択された交換対象の部品について、部品情報記憶部14に記憶される部品情報が示す部品の中から、代替可能な部品であるための予め定める代替条件を満たす部品を検索する。部品情報検索部19によって部品が検索されると、検索結果表示部20は、部品情報検索部19によって検索された部品の部品情報に含まれる判断情報をディスプレイなどに表示する。
代替可能な部品であるための予め定める代替条件は、たとえば部品の型番が同じであるという条件、寸法が同じであるという条件、あるいは発熱量が交換対象の部品以下であるという条件である。この代替条件は、たとえば部品情報検索ボタン33を押下する前に、使用者に入力装置から入力させ、部品情報検索部19は、入力された代替条件に基づいて、交換対象の部品と代替可能な部品の候補を抽出し、抽出した代替可能な部品の候補を類似部品とする。
部品情報検索部19によって抽出され、検索結果表示部20によって表示された類似部品の数が多い場合は、代替条件に別の条件を追加して、再度部品情報検索ボタン33を押下することによって、絞り込むことができる。
検索結果表示部20は、部品情報検索部19によって検索された部品情報をディスプレイなどに表示するとき、類似部品がない場合は、表1のみ、類似部品がある場合は、表1および表2を表示する。これらの表は、HTML(Hyper Text Markup Language)によって記述しておいて、システム画面30とは別ダイアログで表示することが望ましい。
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表1は、交換対象の部品の部品情報の一部の情報を示す表であり、「部品番号」、「仕様書」、「類似部品」、「寸法」、「発熱量」、「問題事例」および「環境対応部品」の項目を含む。「部品番号」は、部品を識別するための番号であり、「仕様書」は、その部品の仕様が記載されている仕様書を識別する仕様書識別情報、たとえば文書名あるいは文書番号である。「類似部品」は、その部品に代替可能な部品があるか否かを示し、「寸法」は、部品の寸法であり、「発熱量」は、部品の発熱量であり、「問題事例」は、過去の問題事例の内容を示し、「環境対応部品」は、環境対応部品の判断結果つまり環境への対応の状況を示す。
上述した表1には、部品番号「AAA」の部品について、仕様書「XXXXX」、類似部品「有り」、寸法「10±0.2mm」、発熱量「208J」(1J=1kg×m×s−2)である。以下同じ。)、問題事例「発熱によって、他部品へ影響」、および環境対応部品「RoHS(Restriction of Hazardous Substances)対応済」と示されている。
表2は、表1に示した類似部品の項目が「有り」の場合に表示される表であり、交換対象の部品の部品情報、およびその交換対象の部品と代替可能な部品の部品情報に含まれる判断情報を、部品番号ごとに示す。表2は、表1の項目のうち、「類似部品」の項目を除く残余の項目、つまり「部品番号」、「仕様書」、「寸法」、「発熱量」、「問題事例」および「環境対応部品」の項目を含む。各項目の内容は、表1と同じである。
表1および表2では、代表的な項目のみを示したが、他に、型番、価格、材質、利用拠点、メーカ名、メモリ容量、電源電圧(High)、電源電圧(Low)、アクセス時間、ピン数、ゲート数、消費電力および使用温度範囲などの項目を含めてもよい。
仕様書および問題事例など情報量の多い情報、あるいは別のシステムで作成された情報は、ハイパーリンクを用いて、参照可能にしている。表1および表2で下線が付されている情報はハイパーリンクが設定されている情報であり、このハイパーリンクが設定されている情報をクリックすることによって、その詳細情報を参照することができる。表2は、表1の類似部品の項目の「有り」という情報によってハイパーリンクが設定されている。
上述した表2には、交換対象の部品と、部品の発熱量が当該交換対象の部品の発熱量以下であるという代替条件を満たす2つの類似部品とが示されている。類似部品の表示は、たとえば発熱量に基づいてソートして表示する。交換対象の部品である部品番号「AAA」の部品については、仕様書「XXXXX」、寸法「10±0.2mm」、発熱量「208J」、問題事例「発熱によって、他部品へ影響」、および環境対応部品「RoHS対応済」と示されている。
類似部品である部品番号「AAB」の部品については、仕様書「YYYYY」、寸法「12±0.2mm」、発熱量「150J」、および環境対応部品「RoHS未対応」と示され、類似部品である部品番号「AAC」の部品については、仕様書「ZZZZZ」、寸法「14±0.2mm」、発熱量「190J」、および環境対応部品「RoHS対応済」と示されている。問題事例については、部品番号「AAB」および「AAC」の部品とも何も示されていない。
使用者は、発熱量が問題になった場合、部品情報表示装置1に表示された表2を参照して、類似部品の中から最適な部品を選択することができる。表2には、交換対象の部品つまり部品番号「AAA」の部品の類似部品として、発熱量が部品番号「AAA」の部品の発熱量よりも小さい部品番号「AAB」および「AAC」の部品が表示されており、ユーザは、この2つの類似部品のうち、「RoHS対応済」の部品、つまり環境への対応が配慮されている部品番号「AAC」の部品を選択することができる。
このように、検索結果表示部20は、部品情報に含まれる判断情報を表示するので、部品情報のうち部品の選択を判断するために必要な情報のみを表示することができ、部品選定の判断に必要な時間をより短縮することができる。
さらに、設計データ入力部16によって、設計された設計物を構成する複数の部品を表す設計データが入力され、部品情報記憶部14によって、設計物を構成するための部品を表す部品情報であって、かつ部品を設計物に用いるか否かを判断するために必要な判断情報を含む部品情報が記憶され、設計データ表示部17によって、設計データ入力部16によって入力された設計データが示す部品が表示され、選択部品入力部18によって、設計データ表示部17によって表示された部品の中から交換対象の部品が選択される。
そして、部品情報検索部19によって、選択部品入力部18によって選択された交換対象の部品について、部品情報記憶部14に記憶される部品情報が示す部品の中から、代替可能な部品であるための予め定める代替条件を満たす部品が検索され、検索結果表示部20によって、部品情報記憶部14に記憶される部品情報のうち、部品情報検索部19によって検索された部品の部品情報が表示される。
したがって、予め定める代替条件を満たす部品つまり代替候補の部品の絞込みを行うために必要な判断情報を含む部品情報を表示することができる。すなわち、部品を変更するときに代替候補の絞り込みに必要な部品の情報を表示することができるので、部品選定の判断をより短時間に行うことができる。
このように、前記設計データは、部品の形状を表す形状情報、および部品が配置される位置を表す位置情報を含み、設計データ表示部17によって、設計データに含まれる形状情報が示す形状で、かつ位置情報が示す位置に部品が配置されて表示される。
すなわち、部品を表示するときは、設計データに含まれる形状情報が示す形状で、かつ設計データに含まれる位置情報が示す位置に配置して表示するので、交換対象の部品を容易に選択することができる。
図5は、部品情報表示装置1が処理する部品情報表示処理の処理手順を示すフローチャートである。部品情報表示装置1の電源が投入され、動作可能状態となった後、ディスプレイなどに表示されるメニューから、部品情報表示の開始の指示があると、ステップS1に移る。
ステップS1では、設計データを作成する。具体的には、設計データ作成部11は、設計データを作成し、作成した設計データを設計データ記憶部12に記憶する。さらに、部品情報作成部13は、部品情報を作成し、作成した部品情報を部品情報記憶部14に記憶する。
ステップS2では、ライセンス管理部15は、キーボードなどの入力装置によって使用者識別情報が入力されると、入力された使用者識別情報と同じ使用者識別情報が記憶されたライセンスファイルがあるか否かを判定する。入力された使用者識別情報と同じ使用者識別情報が記憶されたライセンスファイルがあると、ステップS3に進み、入力された使用者識別情報と同じ使用者識別情報が記憶されたライセンスファイルがないと、ステップS8に進む。
設計データ入力ステップであるステップS3では、設計データ入力部16は、設計データを入力する。具体的には、設計データ入力部16は、設計データ記憶部12によって記憶されている設計データを読み出す。部品表示ステップであるステップS4では、設計データを表示する。具体的には、設計データ表示部17は、設計データ入力部16によって読み出された設計データに含まれる部品データが示す部品をディスプレイなどに表示する。
部品データを表示する際、電気系の部品である基板のパターン情報、部品配置禁止場所を表す設計データは直接には部品交換の対象とならないので、一時的に部品を表示しないよう切り換える。例えば、基板パターン情報、部品配置禁止場所のデータ情報は高さ情報が0の値を持つデータであるため、0よりも小さい高さ情報をもつ部品データは表示しないようにする。表示の切り替えはボタン等で行う。
選択部品入力ステップであるステップS5では、部品を選択する。具体的には、選択部品入力部18は、設計データ表示部17によってディスプレイなどに表示された部品の中から、キーボードあるいはマウスなどの入力装置によって交換対象の部品を選択する。
検索ステップであるステップS6では、部品情報を検索する。具体的には、部品情報検索部19は、部品情報検索ボタン33が押下されると、選択部品入力部18によって選択された交換対象の部品について、部品情報記憶部14に記憶される部品情報が示す部品の中から、代替可能な部品であるための予め定める代替条件を満たす部品を検索する。
部品情報表示ステップであるステップS7では、検索結果を表示して、部品情報表示処理を終了する。具体的には、検索結果表示部20は、部品情報検索部19によって検索された部品の部品情報に含まれる判断情報をディスプレイなどに表示して、部品情報表示処理を終了する。
ステップS8では、ライセンス管理部15は、ライセンスサーバにアクセスし、入力された使用者識別情報が示す利用者が、部品情報表示装置1の使用を許可されているか否かを判定する。入力された使用者識別情報が示す利用者が部品情報表示装置1の使用を許可されていると、ステップS3に戻り、入力された使用者識別情報が示す利用者が部品情報表示装置1の使用を許可されていないと、使用者が部品情報表示装置1の使用を許可されていない旨のメッセージをディスプレイに表示して、部品情報表示処理を終了する。
このように、図5に示した部品情報表示処理のフローチャートにおいて、ステップS3では、設計された設計物を構成する複数の部品を表す設計データを入力する。ステップS4では、ステップS3で入力された設計データが示す部品を表示する。ステップS5では、ステップS4で表示された部品の中から交換対象の部品を選択する。
そして、ステップS6では、ステップS5で選択された交換対象の部品について、設計物を構成するための部品を表す部品情報であって、かつ部品を設計物に用いるか否かを判断するために必要な判断情報を含む部品情報を記憶する部品情報記憶部14に記憶される部品情報が示す部品の中から、代替可能な部品であるための予め定める代替条件を満たす部品を検索する。ステップS7では、部品情報記憶部14に記憶される部品情報のうち、ステップS6で検索された部品の部品情報を表示する。
したがって、本発明に係る部品情報表示方法を適用すれば、予め定める代替条件を満たす部品つまり代替候補の部品の絞込みを行うために必要な判断情報を含む部品情報を表示することができる。すなわち、部品を変更するときに代替候補の絞り込みに必要な部品の情報を表示することができるので、部品選定の判断をより短時間に行うことができる。
上述した実施の形態では、選択部品入力部18は、部品単位で交換対象の部品を選択したが、グループ単位で交換対象の部品を選択してもよい。具体的には、選択部品入力部18は、部品情報記憶部14に記憶される部品情報に含まれる情報に基づいて、設計データ入力部16によって入力された部品データが示す部品をグループに分け、各グループに含まれる部品の色を、グループごとに異なる色で、設計データ表示部17に表示させる。選択部品入力部18は、設計データ表示部17に表示させたグループの中から、交換対象の部品をグループ単位で選択する。
たとえば、選択部品入力部18は、部品情報に含まれる判断情報、種類情報、または部品名称に基づいてグループ化する。グループは、複数の部品から構成されるユニットなどの単位である。たとえば、種類情報が示す部品の種類に基づいてグループ化する場合は、コンデンサ、集積回路(Integrated Circuit;以下「IC」という)およびトランジスタなどのグループにグループ化する。コンデンサのグループは黄色、ICのグループは赤色、トランジスタのグループは青色というように色分けして表示する。色分けして表示することによって、部品を選択しやすくすることができる。
さらに、コンデンサを選択したい場合には、コンデンサだけをグループ化して表示するようにしたり、コンデンサとICとだけに絞ってグループ化して表示することによって、部品の種類によって選択しやすくすることができる。
グループ化する際、部品情報に含まれる部品名称の一部を用いることもできる。例えば部品名称がアルファベットと数字の組み合わせで構成される場合、アルファベットのみを部品名称から取り出し、取り出したアルファベットを用いてグループ化を行う。各部品の名称に固有の番号が割り当てられている設計データの場合には有効にグループ化して表示することができる。つまり、コンデンサ部品が3つ、トランジスタが2つからなる設計データがある場合、コンデンサ部品名が「C100」、「C101」、「C102」であり、トランジスタ部品名が「IC100」、「IC101」という名称の場合を考えるとそれぞれ「C」と「IC」を含む部品名称のグループに分けることができる。
グループ分けするか否かを選択可能にしてもよい。具体的には、選択部品入力部18は、たとえばシステム画面30に、グループ分けするか否かを指示するための2つのラジオボタン、つまりグループ分けすることを指示するラジオボタンとグループ分けしないことを指示するラジオボタンとを、設計データ表示部17に表示させ、2つのラジオボタンのうちの1つのラジオボタンを選択させることによって、グループ分けするか否かをユーザに指示させる。
このように、選択部品入力部18によって、前記部品情報に含まれる情報に基づいて、設計データ入力部16によって入力された設計データが示す部品がグループに分けられ、グループ単位で交換対象の部品が選択可能とされる。したがって、問題のある交換対象の部品をグループ単位で変更することができる。
このように、選択部品入力部18によって、前記各グループに含まれる部品の色が、グループごとに異なる色で設計データ表示部17に表示させるので、選択されたグループの部品を容易に識別することができる。
このように、選択部品入力部18によって、グループ分けするか否かが選択可能とされるので、対象部品の選択を、部品単位かグループ単位かのいずれでも行うことができる。
上述した実施の形態では、ユーザが設計データ表示ウィンドウ31aに表示される部品の中から交換対象の部品を選択するが、交換すべき部品を検出し易くするために、交換部品検出支援機能を追加してもよい。
交換部品検出支援機能の第1の例は、部品間の距離の測定を可能とするものである。具体的には、設計データ表示部17は、設計データ表示ウィンドウ31aで、始点の位置と終点の位置とを指定させることによって、始点と終点と間の距離を、設計データ入力部16によって読み出された設計データに含まれる位置情報に基づいて算出し、算出した距離を設計データ表示ウィンドウ31aに表示する。ユーザは、表示された距離に基づいて、距離が近いものを交換対象の部品とすることができる。
始点および終点の位置の指定は、たとえば画面上に表示されるポインタをマウスによって始点または終点の位置に移動し、移動後、キーボードの「Shift」キーを押下しながらマウスの左ボタンをクリックすることによって指定する。あるいは、システム画面30に、計測ボタンを設けて、ポインタをマウスによって移動した後、計測ボタンを押下することによって、指定するようにしてもよい。第1回目に指定する位置が始点の位置であり、第2回目に指定する位置が終点の位置である。マウスおよびキーボードなどの入力装置、ならびに計測ボタンが、部品指定部である。
このように、前記設計データは、部品が配置される位置を表す位置情報を含み、設計データ表示部17によって、設計データ入力部16によって入力された設計データに含まれる位置情報に基づいて、部品間の距離が算出され、算出された距離が表示されるので、距離が近い部品を交換対象の部品として検出することができる。
交換部品検出支援機能の第2の例は、部品が発熱することによる熱の影響の確認を可能とするものである。具体的には、設計データ表示部17は、設計データ入力部16によって読み出された設計データに含まれる熱解析情報に基づいて、指定された部品のコンター図を生成し、生成したコンター図の映像を、設計データ表示ウィンドウ31a上の指定された部品の映像に合成して表示する。部品の指定は、指定する部品の位置にマウスによってポインタを移動した後、マウスの左ボタンをクリックすることによって指定する。発熱する可能性がある部品の影響度を確認して、交換対象とする部品を特定することができる。
図6は、図4に示したシステム画面30bに熱解析のコンター図42を表示したシステム画面30cの一例を示す図である。図6に示したシステム画面30cの設計データ表示ウィンドウ31cには、選択部品41についてのコンター図42が表示されている。設計データ表示部17は、コンター図42の範囲内の部品であって、使用温度範囲内に収まらない部品をハイライト表示して、交換対象とすべき部品であることを示す。
このように、前記設計データは、部品の熱解析結果を表す熱解析情報を含み、マウスおよびキーボードなどの入力装置、ならびに計測ボタンによって、設計データ表示部17によって表示された部品のうちの1つの部品が指定され、設計データ表示部17によって、設計データ入力部16によって入力された設計データに含まれる熱解析情報に基づいて、マウスおよびキーボードなどの入力装置、ならびに計測ボタンによって指定された部品についてのコンター図が生成され、生成されたコンター図の映像が、マウスおよびキーボードなどの入力装置、ならびに計測ボタンによって指定された部品の映像と合成されて表示される。したがって、発熱する可能性がある部品の影響度を確認して、交換対象とする部品を検出することができる。
次に、本発明を用いて複数部品からなる設計データに問題がないか否かを検証する例を以下に説明する。製品を設計する初期段階において、試作品を作る前に、設計データを用いて製品の問題発見の前倒しを行うことがしばしば行われている。たとえば、高電圧部品の近くにあると影響を受ける部品がないか否かを検証する場合について説明する。
まず、検証対象となる設計データを設計データ入力部16によって入力し、部品情報表示部である検索結果表示部20によって、設計データが示す部品を表示する。次に、設計データの中から高電圧部品が存在するか否かの確認を行う。確認を容易にするために、高電圧部品の部品名称情報の一部に高電圧と判断できる名称を付けてグループ化しておき、高電圧部品がどの場所に配置されているかをグループ表示して確認する。その次に、高電圧部品が近くにあると影響を受ける部品の確認を行う。高電圧部品の場合と同様に、確認を容易にするために、部品名称情報の一部に影響を受けやすいことを示す名称をつけてグループ化しておき、電圧部品がどの場所に配置されているかをグループ表示して確認する。
検索結果表示部20は、各グループで異なる色を設定しておくことによって、高電圧部品と影響を受ける部品との距離を設計データに含まれる位置情報に基づいて計測する。高電圧部品または影響を受ける部品の判断情報に影響を及ぼす範囲または影響を受ける範囲を記憶しておき、上記グループ表示された部品の部品情報を確認して、選択部品が問題ないか否かを検証する。検証のために、影響を及ぼす範囲の数値が近いものをグループ化しておいて、グループ間の部品の総当りで問題がないかを検証してもよい。また、予め検証する必要がある項目を検証対象部品と関連付けてリストとしてまとめておいて、検証項目を選択することによって検証部品に関する部品情報を表示するようにしてもよい。
本発明のさらに他の実施形態として、設計変更時に、設計変更された部品を確認する実施例を以下に説明する。製品の高機能化に伴い部品点数が増加しており、設計変更時に部品が変更された場合、変更された部品名称は分かるが部品がどこに配置されているかを探すのに手間がかかることがある。また、設計部門から設計データが提供されるタイミングが、1次試作あるいは2次試作などの節目と決まっているために、その節目まで関連部門で設計変更後の設計データを入手できない場合には、設計変更後の部品リストで設計変更部品を判断する必要がある。
そこで、設計変更時、変更済みの部品のリストを表す部品リスト情報を入力する図示しない部品リスト情報入力部を設け、部品リスト情報入力部によって変更済みの部品のリスト、たとえば部品名称一覧を入力する。次に、部品リスト情報入力部によって入力された部品名称と、設計データ入力部16によって入力された部品名称情報が示す部品名称とを比較し、部品の追加、部品の削除、および部品番号の変更の有無を判断する。
設計変更前には存在し、変更後に削除された部品については、部品情報表示部である検索結果表示部20によって、該当する部品の色が変更される。また、設計変更前には存在せず、変更後に追加された部品については、追加した部品名称が表示される。設計変更によって形状、部品名称が変更された場合には、該当する部品の色が削除部品の色以外の色に変更される。また、変更された部品を選択部品入力部18によって選択することによって、たとえば変更前の部品コードと変更後の部品コードとを並べて表示することによって、差がわかるように表示する。また、部品の追加、部品の削除、または部品名称、たとえば部品番号の変更があったときは、その旨を表示する。
以上のように、変更された部品は色などを用いて識別可能に表示されるので、変更された部品を1つ1つ探す必要がなく、変更部品の把握を簡単に行うことができる。また、設計変更後の最新の設計データがなくても設計変更箇所を把握することができる。
部品情報表示装置1を制御するプログラムは、コンピュータに、本発明に係る部品情報表示方法の各ステップを実行させるためのプログラムでもある。したがって、本発明は、コンピュータに部品情報表示方法の各ステップを実行させるためのプログラムとして提供することができる。
上述した実施の形態では、プログラムは、コンピュータの記憶装置たとえば半導体メモリあるいはハードディスク装置などの記憶装置に記憶されているが、これらの記憶装置に限定されるものではなく、コンピュータで読取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。記録媒体は、たとえば図示しない外部記憶装置としてプログラム読取装置を設け、そこに記録媒体を挿入することによって読取り可能な記録媒体であってもよいし、あるいは他の装置の記憶装置であってもよい。
いずれの記録媒体であっても、記憶されているプログラムがコンピュータからアクセスされて実行される構成であればよい。あるいはいずれの記録媒体であっても、プログラムが読み出され、読み出されたプログラムが、記憶装置のプログラム記憶エリアに記憶されて、そのプログラムが実行される構成であってもよい。さらに通信ネットワークを介して他の装置からダウンロードされてプログラム記憶エリアに記憶させてもよい。ダウンロード用のプログラムは、予めコンピュータの記憶装置に記憶しておくか、あるいは別な記録媒体からプログラム記憶エリアにインストールしておく。
本体と分離可能に構成される記録媒体は、たとえば磁気テープ/カセットテープなどのテープ系の記録媒体、フレキシブルディスク/ハードディスクなどの磁気ディスクもしくはCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)/MO(Magnet Optical disk)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスクのディスク系の記録媒体、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系の記録媒体、またはマスクROM/EPROM(Erasable Programmable Read
Only Memory)/EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only
Memory)/フラッシュROMなどの半導体メモリを含む固定的にプログラムを担持する記録媒体であってもよい。したがって、本発明は、コンピュータに部品情報表示方法の各ステップを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することができる。
本発明の実施の一形態である部品情報表示装置1の機能の構成を示すブロック図である。 設計データ表示部17によって表示される初期状態のシステム画面30の一例を示す図である。 設計データ表示部17によって部品が表示されたシステム画面30aの一例を示す図である。 選択部品入力部18によって部品が選択された状態のシステム画面30bの一例を示す図である。 部品情報表示装置1が処理する部品情報表示処理の処理手順を示すフローチャートである。 図4に示したシステム画面30bに熱解析のコンター図42を表示したシステム画面30cの一例を示す図である。
符号の説明
1 部品情報表示装置
11 設計データ作成部
12 設計データ記憶部
13 部品情報作成部
14 部品情報記憶部
15 ライセンス管理部
16 設計データ入力部
17 設計データ表示部
18 選択部品入力部
19 部品情報検索部
20 検索結果表示部
30,30a〜30c システム画面
31,31a〜31c 設計データ表示ウィンドウ
32 開くボタン
33 部品情報検索ボタン
34 部品名入力欄
35 部品名検索ボタン
40 基板
41 選択部品
42 熱解析のコンター図

Claims (21)

  1. 設計された設計物を構成する複数の部品を表す設計データを入力する設計データ入力部と、
    設計物を構成するための部品を表す部品情報であって、かつ部品を設計物に用いるか否かを判断するために必要な判断情報を含む部品情報を記憶する部品情報記憶部と、
    設計データ入力部によって入力された設計データが示す部品を表示する部品表示部と、
    部品表示部によって表示された部品の中から交換対象の部品を選択する選択部品入力部と、
    選択部品入力部によって選択された交換対象の部品について、部品情報記憶部に記憶される部品情報が示す部品の中から、選択された部品を検索する検索部と、
    部品情報記憶部に記憶される部品情報のうち、検索部によって検索された部品の部品情報を表示する部品情報表示部とを含み、
    前記検索部は、前記選択部品入力部によって選択された交換対象の部品について、前記部品情報記憶部に記憶される部品情報が示す部品の中から、代替可能な部品であるための予め定める代替条件を満たす部品を検索し、
    前記選択部品入力部は、前記部品情報に含まれる情報に基づいて、前記設計データ入力部によって入力された設計データが示す部品をグループに分け、グループ単位で交換対象の部品を選択可能とし、
    前記各グループに含まれる部品の色を、グループごとに異なる色で前記部品表示部に表示させる選択部品処理部を含み、
    前記選択部品入力部は、交換対象の部品をグループ単位で交換可能とすることを特徴とする部品情報表示装置。
  2. 前記設計データは、部品の形状を表す形状情報、および部品が配置される位置を表す位置情報を含み、
    前記部品表示部は、設計データに含まれる形状情報が示す形状で、かつ位置情報が示す位置に部品を配置して表示することを特徴とする請求項1に記載の部品情報表示装置。
  3. 前記部品表示部は、設計データに含まれる部品の高さ情報と予め定める高さ条件を比較して、条件を満たす部品を表示するかどうかを選択することを特徴とする請求項1または2に記載の部品情報表示装置。
  4. 前記判断情報は、部品番号、部品の仕様書、寸法、型番、価格、過去の問題事例、材質、類似部品、利用拠点、メーカ名、消費電力、発熱量、使用温度範囲、および環境対応部品の判断結果のうちの少なくとも1つの情報を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の部品情報表示装置。
  5. 前記部品情報表示部は、部品情報に含まれる判断情報を表示することを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1つに記載の部品情報表示装置。
  6. 前記選択部品処理部は、前記選択部品入力部によって選択された部品を表示する色、形状および輝度のうちの少なくとも1つの表示形態を、前記部品表示部によって表示された部品のうち、選択された部品を除く残余の部品と異なる表示形態で、前記部品表示部に表示させることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1つに記載の部品情報表示装置。
  7. キャラクタを入力するキャラクタ入力部をさらに含み、
    前記設計データは、キャラクタによって構成され、かつ各部品に付与される部品名称を表す部品名称情報を含み、
    前記選択部品入力部は、キャラクタ入力部によって入力されたキャラクタを含む部品名称を、前記設計データ入力部によって入力された設計データに含まれる部品名称情報が示す部品名称の中から抽出し、抽出した部品名称が付与された部品を交換対象の部品として選択することを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか1つに記載の部品情報表示装置。
  8. 前記選択部品入力部は、前記設計データ入力部によって入力された設計データに含まれる部品名称情報が示す部品名称の一部を用いて部品をグループに分け、グループ単位で交換対象の部品を選択可能とすることを特徴とする請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載の部品情報表示装置。
  9. 前記選択部品入力部は、グループ分けするか否かを選択可能とすることを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載の部品情報表示装置。
  10. 前記選択部品入力部は、選択不可部品リストを保持し、保持する選択不可部品リストに存在する部品と一致する部品は、選択しないことを特徴とする請求項1〜9のうちのいずれか1つに記載の部品情報表示装置。
  11. 前記設計データは、2次元CADシステムまたは3次元CADシステムを用いて設計されたデータであることを特徴とする請求項1〜10のうちのいずれか1つに記載の部品情報表示装置。
  12. 部品情報表示装置の使用を許可するか否かを判断する使用可否判断部をさらに含み、
    前記データ入力部は、使用許可判断部によって使用が許可されていると判断された場合は、設計データを入力し、使用許可判断部によって使用が許可されていないと判断された場合は、設計データを入力しないことを特徴とする請求項1〜11のうちのいずれか1つに記載の部品情報表示装置。
  13. 部品情報表示装置を使用する使用者を識別するための使用者識別情報を入力する使用者識別情報入力部と、
    部品情報表示装置の使用を許可されている使用者であることを示す使用許可情報を、使用者識別情報に対応付けて記憶する使用許可情報記憶部とをさらに含み、
    前記使用可否判断部は、使用者識別情報入力部によって入力された使用者識別情報に対応する使用許可情報が、使用許可情報記憶部に記憶されているとき、使用が許可されていると判断することを特徴とする請求項12に記載の部品情報表示装置。
  14. 前記使用可否判断部は、前記使用者識別情報入力部によって入力された使用者識別情報に対応する使用許可情報が、前記使用許可情報記憶部に記憶されていないとき、前記使用者識別情報入力部によって入力された使用者識別情報に対応する使用許可情報が、部品情報表示装置の使用を許可されている使用者であることを示す使用許可情報を、使用者識別情報に対応付けて記憶し、かつ通信回線を介して部品情報表示装置に接続されるサーバ装置に記憶されていると、使用が許可されていると判断することを特徴とする請求項13に記載の部品情報表示装置。
  15. 前記設計データは、部品が配置される位置を表す位置情報を含み、
    前記部品表示部は、前記設計データ入力部によって入力された設計データに含まれる位置情報に基づいて、部品間の距離を算出し、算出した距離を表示することを特徴とする請求項1〜14のうちのいずれか1つに記載の部品情報表示装置。
  16. 前記設計データは、部品の熱解析結果を表す熱解析情報を含み、
    前記部品表示部によって表示された部品のうちの1つの部品を指定する部品指定部をさらに含み、
    前記部品表示部は、前記設計データ入力部によって入力された設計データに含まれる熱解析情報に基づいて、部品指定部によって指定された部品についてのコンター図を生成し、生成したコンター図の映像を、部品指定部によって指定された部品の映像と合成して表示することを特徴とする請求項1〜15のうちのいずれか1つに記載の部品情報表示装置。
  17. 設計変更時、修正済みの部品のリストを表す部品リスト情報を入力する部品リスト情報入力部をさらに含み、
    前記部品情報表示部は、部品リスト情報入力部によって入力された部品リスト情報が示す部品リストと前記設計データ入力部によって入力された設計データとの比較に基づいて、部品の追加、部品の削除、または部品名称の変更が行われたことを表示することを特徴とする請求項1〜16のうちのいずれか1つに記載の部品情報表示装置。
  18. 設計変更時、修正済みの部品リスト情報を入力する部品リスト情報入力部をさらに含み、
    前記部品情報表示部は、部品リスト情報入力部によって入力された部品リスト情報が示す部品リストと前記設計データ入力部によって入力された設計データとの比較に基づいて、変更前の部品の部品情報と変更後の部品の部品情報とを差分がわかるように表示することを特徴とする請求項1〜17のうちのいずれか1つに記載の部品情報表示装置。
  19. 制御装置と記憶装置とを含むコンピュータによって実行される部品情報表示方法であって、
    前記制御装置が、設計された設計物を構成する複数の部品を表す設計データを入力する設計データ入力ステップと、
    前記制御装置が、設計データ入力ステップで入力された設計データが示す部品を表示する部品表示ステップと、
    前記制御装置が、部品表示ステップで表示された部品の中から交換対象の部品を選択する選択部品入力ステップと、
    前記制御装置が、選択部品入力ステップで選択された交換対象の部品について、設計物を構成するための部品を表す部品情報であって、かつ部品を設計物に用いるか否かを判断するために必要な判断情報を含む部品情報を記憶する前記記憶装置に記憶される部品情報が示す部品の中から、選択された部品を検索する検索ステップと、
    前記制御装置が、前記記憶装置に記憶される部品情報のうち、検索ステップで検索された部品の部品情報を表示する部品情報表示ステップとを含み、
    前記検索ステップでは、前記制御装置が、前記選択部品入力ステップで選択された部品について、前記記憶装置に記憶される部品情報が示す部品の中から、代替可能な部品であるための予め定める代替条件を満たす部品を検索し、
    前記選択部品入力ステップでは、前記制御装置が、前記部品情報に含まれる情報に基づいて、前記設計データ入力ステップにおいて入力された設計データが示す部品をグループに分け、グループ単位で交換対象の部品を選択可能とし、各グループに含まれる部品の色を、グループごとに異なる色で表示させ
    前記選択部品入力ステップでは、交換対象の部品をグループ単位で交換可能とすることを特徴とする部品情報表示方法。
  20. 制御装置と記憶装置とを含むコンピュータに、請求項19に記載の部品情報表示方法を実行させるためのプログラム。
  21. 請求項20に記載のプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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