JP5082463B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、情報処理装置に関するものである。
デジタル複合機やプリンタ、パーソナル・コンピュータ等の情報処理装置には、内部の各デバイスに対して通常の駆動電力を供給する通常モードのほかに、一部のデバイスへの駆動電力の供給を停止又はその供給量を低下させることにより消費電力を通常モードのそれよりも低下させる省電力モードを備えているものがある。これらの情報処理装置は、ネットワークからプリントアウトなどの要求パケットデータを一定期間受信しない場合に省電力モードに移行して装置全体の消費電力を低減させる。そして、ネットワークからパケットデータを受信すると、停止していたデバイスへの電力供給を再開して通常モードに復帰させる電力制御を行う。
例えば特許文献1には、通常モードと省電力モードとを切り替える技術が開示されている。具体的には、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)を含む各部品装置における動作モードが省電力モードとなることにより装置全体の消費電力を低減させるが、その際に、揮発メモリの内容とそのサム値を不揮発メモリに記憶させる。そして、通常モードに復帰する際には、データ量の比較的小さいサム値を用いて、揮発メモリに保存された情報が有効であるか否かを判断する。このことにより、データ転送時間が減少され、通常モードに切り替えられるための処理に要する時間を短縮することができる。
特開2002−264434号公報
しかしながら、特許文献1の技術においては、省電力モードのときに、例えば画像形成処理を要求するパケットデータを受信して、原稿などの画像をシートに形成する場合、まずCPUが通常モードへ切り替わる。そして、CPUが、要求された処理を行う手段である画像形成部を通常モードへ切り替える。つまり、省電力モードのときにパケットデータが到来してから画像形成処理の開始までには、演算手段であるCPUと、処理手段である画像形成部のそれぞれが通常モードへ切り替わるのに要する時間の和に相当する時間が必要となる。この問題を解決するために、パケットデータが到来したことを条件として、直ちに画像形成部を通常モードに切り替えるようにしてもよい。ところが、このような方法を採ると、パケットデータが画像形成処理を要求するものでない場合にも、画像形成部が通常モードに切り替わってしまい、不要な電力を消費する、という別の問題が生じてしまう。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、省電力モードから通常モードに切り替わる際の消費電力を低減させ、且つ、要求された処理を迅速に開始する技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、ネットワークを介してデータを受信する受信手段と、所定量の電力供給を受けながら動作する第1の動作モードと、当該第1の動作モードよりも少ない量の電力供給を受けながら動作する第2の動作モードのうちのいずれかの動作モードにおいて、プログラムに記述された手順に従って演算処理を行う演算手段と、前記第1の動作モードと前記第2の動作モードのうちのいずれかの動作モードにおいて、前記演算手段による指示に従って所定の処理を行う1又は複数の処理手段と、ポート番号又は当該ポート番号によって特定されるプロトコル識別子と、前記処理手段に割り当てられた識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記演算手段及び前記処理手段における動作モードが前記第2の動作モードであるときに、前記受信手段によって自装置をデータのあて先として指定する第1のデータが受信されると、前記演算手段における動作モードの前記第2の動作モードから前記第1の動作モードへの切り替えを開始し、その開始後、前記受信手段によってポート番号を指定する第2のデータが受信されると、当該第2のデータによって指定されるポート番号又は当該ポート番号によって特定されるプロトコル識別子に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている前記識別情報を特定し、当該識別情報が割り当てられた前記処理手段における動作モードの前記第2の動作モードから前記第1の動作モードへの切り替えを、前記演算手段における動作モードの前記第1の動作モードへの切り替えが完了する前に開始する切替手段とを備え、前記記憶手段において、前記第2のデータによって指定されるポート番号又は当該ポート番号によって特定されるプロトコル識別子に前記識別情報が対応付けられていない場合には、前記演算手段における動作モードの前記第1の動作モードへの切り替えが完了した後に、前記処理手段における動作モードの前記第2の動作モードから前記第1の動作モードへの切り替えを開始することを特徴とする情報処理装置を提供する。
また、本発明の情報処理装置において、前記処理手段は、画像データが表す画像をシートに形成する画像形成手段を含み、前記記憶手段に記憶された前記画像形成手段に対応するポート番号を指定する前記第2のデータが前記受信手段によって受信されると、前記切替手段は、前記画像形成手段における動作モードを前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに切り替えるようにしてもよい。
本発明によれば、省電力モードから通常モードに切り替わる際の消費電力を低減させ、且つ、要求された処理を迅速に開始することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、実施形態では、デジタル複合機として構成された画像形成装置に本発明を適用した場合について説明する。
(1)実施形態の構成
まず、画像形成システム1の構成について説明する。
図1は、画像形成システム1の構成を示した図である。この画像形成システム1は、画像形成装置10と、ホスト装置20と、ネットワーク30とを備えている。画像形成装置10は、例えばプリントアウト機能やコピー機能などを備える情報処理装置である。ホスト装置20は、例えばパーソナル・コンピュータ(PC)である。画像形成装置10a,10b,10cおよび10dならびにホスト装置20は、ネットワーク30を介して接続されている。本実施形態では、ネットワーク30としてイーサネット(登録商標)を用いており、ネットワーク30には、TCP/IP等の各種のプロトコルに基づいたパケットデータが伝送される。なお、図1では、ホスト装置20との通信を行う装置として、4台の画像形成装置10a,10b,10cおよび10dのみを示したが、実際にはより多数の装置を備えるものであってもよい。また、ホスト装置も複数備えてもよい。以下では、画像形成装置10a〜10dを、それぞれを特に区別する必要の無い場合には、「画像形成装置10」と総称する。
次に、画像形成装置10の構成について説明する。
図2は、画像形成装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、画像形成装置10は、CPU11と、メインメモリ12と、バスブリッジ13と、通信制御部14と、電源制御部15と、HDD(Hard Disk Drive)16と、画像形成部17と、操作表示部18と、PCIバス19とを備えている。CPU11のバス(CPUバス)と、メインメモリ12のバスとは、バスブリッジ13を介して接続されている。バスブリッジ13と、通信制御部14と、画像形成部17と、操作表示部18とは、PCIバス19を介して接続されている。
この画像形成装置10における動作モードには、第1の動作モードである「通常モード」と第2の動作モードである「省電力モード」とがある。「通常モード」とは、装置内の各部品装置が所定量の電力供給を受けながら動作するモードのことをいい、「省電力モード」とは、装置内の少なくともいずれか1つの部品装置に対して供給される電力の量が上記通常モードよりも少ない状態で動作するモードのことをいう。なお、ここでいう各部品装置とは、具体的には、CPU11による指示に従って所定の処理を行う各ハードウェアのことであり、具体的には、CPU11、通信制御部14、電源制御部15、画像形成部17及び操作表示部18である。
CPU11は、HDD16に記憶されたプログラムに記述された手順に従って演算処理を行う。通信制御部14は、ネットワーク30を介してホスト装置20とデータの送受信を行う。電源制御部15は、図示せぬ電源に接続され、この電源から各部品装置に供給される電力の量を制御する。具体的には、CPU11や通信制御部14が、電力供給対象となる部品装置を指定した電源制御信号を電源制御部15に出力する。この電源制御信号に従って、電源制御部15は、各部品装置に対して通常モードまたは省電力モードでの電力供給を行う。
画像形成部17は、画像データが表す画像をシートに形成する処理手段である。この画像形成部17は、画像処理部170と、画像処理用バッファ171と、プリンタ出力エンジン172とを備えている。画像処理部170は、画像処理用バッファ171に格納された画像データに対し、回転・拡大/縮小等の画像処理を施す。プリンタ出力エンジン172は、画像処理用バッファ171に格納された画像データに基づいて、電子写真方式のような画像形成方式を用いて、シートの表面に画像を形成する。
操作表示部18は、表示部と、その表示面に重ねて配置される透明のタッチパネルを有している。操作表示部18は、CPU11の指示に従って各種情報を表示したり、ユーザによる操作を受け付け、その操作に応じた信号をCPU11に供給したりする。
次に、通信制御部14の構成について詳細に説明する。
図3は、通信制御部14のハードウェア構成を示すブロック図である。通信制御部14は、通信インタフェース(以下、「通信I/F部」という)140と、通信用バッファ141と、制御部142と、記憶部143とを備えている。通信I/F部140は、ネットワーク30に接続され、当該ネットワーク30を介してホスト装置20とのパケットデータの遣り取りを行う。通信I/F部140によって受信されたパケットデータは、通信用バッファ141に格納される。
制御部142は、記憶部143に記憶された管理テーブルの内容に従って、パケットデータの送受信に関する処理を行う。
ここで、図4は、記憶部143に記憶された管理テーブルの一例を示した図である。図4に示すように、管理テーブルには、ポート番号と、プロトコル名と、起動対象部品装置とが対応付けられて記述されている。ポート番号とは、トランスポート層でのサービスを特定するものであり、通信相手の装置から送信されてくるTCPSYNパケットデータによって指定される。ポート番号が指定されるとプロトコルは一意に決まるため、このポート番号によって、情報処理装置に対して要求されている処理の種類を特定することができる。
図4に示すように、例えばTCPSYNパケットデータによって指定されるポート番号が“515”である場合には、そのポート番号に対応するプロトコル名はLPD(Line Printer Daemon protocol)である。このプロトコルは、ネットワークに接続された画像形成装置において画像形成処理を行わせるためのプロトコルであるから、そのプロトコルに従って処理を行うのは、画像形成部17である。このため、省電力モードのときにポート番号“515”を指定したTCPSYNパケットデータが受信されたときには、通常モードでの電力供給が開始される起動対象部品装置として、“画像形成部17”が管理テーブルに記述されているのである。なお、ここでいう「起動」とは、省電力モードから通常モードへと切り替えることを意味している。
また、例えばTCPSYNパケットデータによって指定されるポート番号が“631”である場合には、そのポート番号に対応するプロトコル名はIPP(Internet Printing Protocol)である。このプロトコルは、TCP/IPネットワークにおいて画像データなどのやりとりを行うためのプロトコルであるから、この場合も、起動対象部品装置は“画像形成部17”となる。
(2)実施形態の動作
次に、画像形成システム1の動作について説明する。図5は、画像形成システム1において、ホスト装置20と画像形成装置10が実行する処理の流れを示すシーケンス図である。なお、以下においては、画像形成装置10aにおける動作モードが省電力モードのときに、ホスト装置20が、画像形成装置10aに対して画像形成処理を要求する場合の動作について説明する。よって、ホスト装置20が送信するTCPSYNパケットデータが指定するポート番号は“515”となる。また、管理テーブルの内容は図4に示したとおりとする。
まず、ホスト装置20は、画像形成装置10aのIPアドレスを指定し、ARP(Address Resolution Protocol)に従うパケットデータを、ネットワーク30経由で画像形成装置10a,10b,10c,10dにブロードキャストで送信する(ステップS1)。なお、ARPは、TCP/IPにおいて、IPアドレスから物理層のネットワーク・アドレス(MACアドレス)を求めるために利用されるアドレス解決プロトコルである。また、ホスト装置20はARPテーブルなるものを記憶している。ARPテーブルには、ネットワーク上に接続されている装置のIPアドレスと、MACアドレスとが対応付けて記述されており、この時点では、画像形成装置10aのIPアドレスはARPテーブルに記述されていないものとする。
画像形成装置10aの通信制御部14は、ホスト装置20から自装置のIPアドレスが指定されたARPパケットデータを受信すると、このARPパケットデータを通信用バッファ141に格納する。このとき、画像形成装置10b,10cおよび10dも、同様のARPパケットデータを受信する。しかし、上述したように、このARPパケットデータが指定するIPアドレスは、自装置に割り当てられたものとは異なるものと判断して、画像形成装置10b〜10dは、当該パケットデータを破棄し、そのまま省電力モードを維持する。
次に、画像形成装置10aの通信制御部14は、自装置の動作モードを通常モードに切り替えるべく、制御部142が、CPU11を指定した電源制御信号を電源制御部15に出力する(ステップS2)。この電源制御信号に応じて、電源制御部15は、CPU11に、通常モードでの電力供給を開始する。これにより、CPU11は、通常モードでの起動を開始する(ステップS3a)。なお、本実施形態においては、CPU11の通常モードでの起動開始から起動完了までには、約3秒を要するものとする。
次に、制御部142は、自装置(画像形成装置10a)のMACアドレスを含めたパケットデータ(以下、ARP応答パケットデータ)を、通信I/F部140からホスト装置20へ送信させる(ステップS4)。このARP応答パケットデータに応じて、ホスト装置20はTCPSYNパケットデータを送信することになる。
ホスト装置20は、ARP応答パケットデータを受信すると、指定されたMACアドレスに基づいて、ポート番号“515”を指定したTCPSYNパケットデータを画像形成装置10aに送信する(ステップS5)。このTCPSYNパケットデータは、画像形成装置10のポート番号“515”のポートが開いているか否かを確認するためのパケットデータである。その一方で、ホスト装置20は、画像形成装置10aのIPアドレスと、ARP応答パケットデータによって指定されるMACアドレスとを対応付けてARPテーブルに記述する。
画像形成装置10aの通信制御部14は、通信I/F部140を介してホスト装置20からTCPSYNパケットデータを受信すると、制御部142はこれを通信用バッファ141に格納する。そして、制御部142は、TCPSYNパケットデータによって指定されたポート番号と、記憶部143に記憶された管理テーブル(図4参照)とに基づいて、省電力モードから通常モードに切り替えるべき部品装置を判断する(ステップS6)。ここでは、TCPSYNパケットデータによって指定されるポート番号は“515”であるため、制御部142は、図4に示した管理テーブルから、対応するプロトコル名はLPDであることと、起動対象部品装置が画像形成部17であることを判断する(ステップS6;YES)。
そして、制御部142は、画像形成部17を指定した電源制御信号を、電源制御部15に出力する(ステップS7)。この電源制御信号に応じて、電源制御部15は、画像形成部17に通常モードでの電力供給を開始する。これに応じて画像形成部17は、通常モードでの起動を開始する(ステップS8a)。なお、本実施形態では、画像形成部17の通常モードでの起動開始から起動完了までには、約7秒を要するものとする。なお、前述したようにCPU11の起動が完了するまでには約3秒を要するため、この時点では、CPU11の通常モードでの起動はまだ完了していない。
この後、CPU11の起動が完了すれば(ステップS3b)、CPU11は、TCPSYN_ACKパケットデータを、通信制御部14を介してホスト装置20に送信する(ステップS9)。「TCPSYN_ACKパケットデータ」は、ホスト装置20から送信されたパケットデータを画像形成装置10aが正常に受信した旨を報知するためのパケットデータである。
その後、CPU11は、通信制御部14を介してホスト装置20から処理の要求を含むパケットデータを受信する。そして、画像形成部17が、通常モードでの起動を完了すると(ステップS8b)、CPU11は、当該パケットデータのデータ領域から複数のパケットデータに分割された画像データを取り出し、これらを画像形成部17に供給する。画像処理部170のプリンタ出力エンジン172は、画像処理用バッファ171に格納された画像データに基づいてシートに画像を形成する。
一方、上述したステップS6において、制御部142が、TCPSYNパケットデータによって指定されるポート番号が図4の管理テーブルによって指定されていないと判断することがある(ステップS6;NO)。これは、例えばPING(Packet Internet Groper)や、MIB(Management Information Base)情報を、通信制御部14が受信したような場合である。この場合、通信制御部14は、従来と同様の手順に従って、画像形成装置10aを通常モードに切り替える。つまり、制御部142は、まずCPU11を通常モードに切り替える処理を開始し、その起動が完了してから、必要な部品装置を通常モードに切り替えるのである。
また、2回目以降の画像形成装置10aとホスト装置20の通信においては、予め画像形成装置10aのIPアドレスと、MACアドレスとが対応付けられてARPテーブルに記述されている。よって、ホスト装置20は、上述したステップS1においてARPに従うパケットデータを送信する必要がなく、次のような動作手順となる。
ホスト装置20は、まずARPテーブルに記述されたMACアドレスを用いて、画像形成装置10aにTCPSYNパケットデータを送信する。これに応じて、画像形成装置10aの通信制御部14は、CPU11に通常モードでの起動を指示する。続いて、通信制御部14は、TCPSYNパケットデータによって指定されるポート番号に基づいて起動対象部品装置を判断する。つまり、図5のステップS6以降と同じ手順で動作する。このように、2回目以降の通信においては、ステップS1においてホスト装置20がARP要求パケットデータを送信したり、ステップS4において通信制御部14がARP応答パケットデータを送信する必要がない。
このように、本実施形態においては、通信制御部14は、TCPSYNパケットデータによって指定されるポート番号に基づき、通常モードに切り替えるべき処理手段(本実施形態では、画像形成部17)を特定し、これをCPU11の起動と並行して起動させる。このようにすれば、CPU11の起動開始直後に、画像形成部17の起動も開始されるから、CPUの起動開始から約7秒で画像形成処理を開始することができる。これに対し、従来は、CPUを起動してから画像形成部を起動させるから、CPUの起動から画像形成処理の開始までには、少なくともそれらの起動時間の和である約10秒は必要であった。よって、本実施形態によれば、省電力モードから要求される処理を実行するまでに要する時間は、従来よりも短縮される。さらに、通信制御部14による処理内容はCPUのそれよりも少なく、また、通信制御部における動作クロックも小さいから、通信制御部14によって消費される電力はCPUのそれよりも少ない。よって、起動対象部品装置を通常モードに切り替える際の消費電力も少なくて済む。
(3)変形例
なお、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、種々の態様にて実施することが可能である。具体的には、例えば以下のような変形が挙げられる。なお、これらの変形は、各々を適宜に組み合わせることも可能である。
上述した実施形態では、図4の管理テーブルにおいては起動対象部品装置として画像形成部17のみが指定されていたが、起動対象部品装置はこれに限らない。
例えば操作表示部18を起動対象部品装置としてもよい。画像形成装置10が画像形成処理を行う場合、画像をシートに形成するだけでなく、画像形成処理の実行中であることをユーザに通知するためのメッセージを表示したり、実行中の処理を中止させるためのユーザの指示を受け付けるための操作ボタンを表示することがある。このような場合、プロトコルに従って処理を行うのは、画像形成部17および操作表示部18である。つまり、図4に示した管理テーブルにおいて、例えばポート番号“515”及びプロトコル名“LPD”に対応付けられて、起動対象部品装置“操作表示部18”がさらに記述されることになる。したがって、上述した図5のステップS6およびS7においては、通信制御部14は、受信したTCPSYNパケットデータによってポート番号“515”が指定されると、画像形成部17と共に、操作表示部18を指定した電源制御信号を出力し、通常モードで起動させる。
以上説明したように、管理テーブルに、ポート番号およびプロトコル名に部品装置を対応付けて記述しておけば、画像形成部17以外の部品装置も起動対象部品装置として指定することができる。
なお、管理テーブルにおいて、各プロトコルを識別するためにプロトコル名を用いたが、これに限らず、プロトコルを識別可能な識別子であればよい。また、管理テーブルには、ポート番号又はプロトコル名の双方が記述されていたが、いずれか一方だけでも、起動対象部品装置と対応付けることができるので、ポート番号又はプロトコル名のいずれか一方を記述するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、通信制御部14は、TCPSYNパケットデータによって指定されるポート番号に基づいて、優先的に通常モードに切り替える部品装置を特定していたが、CPU11の起動完了後に、処理の要求を含むパケットデータを受信してから、CPU11が特定してもよい。なぜなら、記憶部143に記憶される管理テーブルにおいては、ポート番号から想定し得る処理に応じて、優先的に起動する部品装置が決められていたが、実際に要求される処理の内容は、ポート番号のみでは特定できないためである。例えば、ポート番号が“515”である場合、プロトコル名はLPDであるから、上述した実施形態では、画像データを含むパケットデータを画像形成部17に送り込む場合を想定していた。ところが、画像形成部17に送り込まれた内容(いわゆる、出力キュー)を確認する場合にも、ポート番号が“515”に対応するポートを用いて処理が行われる。前者の場合、画像形成部17が通常モードでなければ画像形成処理を行うことができない。一方、後者の場合には、この内容を示す情報は、HDD16等の記録領域に記憶されているから、画像形成部17が起動しなくても、CPU11がHDD16に記憶された情報を読み出し、通信制御部14を介して送信することにより、要求された処理を行うことができる。したがって、CPU11が通常モードに起動してから、より詳細な処理の要求を含むパケットデータに基づいて、必要な部品装置を通常モードに切り替えるようにしてもよい。
例えば、管理テーブルにおいて、ポート番号に複数の起動対象部品装置が対応付けて指定されているような場合、ポート番号に基づいて、確実に必要と判断される部品装置と、その他の部品装置とが分類して記述されるようにする。そして、前者のような部品装置を通信制御部14が起動させ、後者のような部品装置をCPU11が起動させるようにすれば、不要な部品装置を起動させることなく、且つ、従来よりも迅速に要求された処理を開始することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 通信制御部のハードウェア構成を示すブロック図である。 ポート番号、プロトコル名および起動対象部品装置の識別情報が対応付けられて記述された管理テーブルの一例を示す図である。 画像形成システムの処理の流れを示すシーケンス図である。
符号の説明
1…画像形成システム、10…画像形成装置、11…CPU、12…メインメモリ、13…バスブリッジ、14…通信制御部、140…通信I/F部、141…通信用バッファ、142…制御部、143…記憶部、15…電源制御部、16…HDD、17…画像形成部、170…画像処理部、171…画像処理用バッファ、172…プリンタ出力エンジン、18…操作表示部、19…PCIバス。

Claims (2)

  1. ネットワークを介してデータを受信する受信手段と、
    所定量の電力供給を受けながら動作する第1の動作モードと、当該第1の動作モードよりも少ない量の電力供給を受けながら動作する第2の動作モードのうちのいずれかの動作モードにおいて、プログラムに記述された手順に従って演算処理を行う演算手段と、
    前記第1の動作モードと前記第2の動作モードのうちのいずれかの動作モードにおいて、前記演算手段による指示に従って所定の処理を行う1又は複数の処理手段と、
    ポート番号又は当該ポート番号によって特定されるプロトコル識別子と、前記処理手段に割り当てられた識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記演算手段及び前記処理手段における動作モードが前記第2の動作モードであるときに、前記受信手段によって自装置をデータのあて先として指定する第1のデータが受信されると、前記演算手段における動作モードの前記第2の動作モードから前記第1の動作モードへの切り替えを開始し、その開始後、前記受信手段によってポート番号を指定する第2のデータが受信されると、当該第2のデータによって指定されるポート番号又は当該ポート番号によって特定されるプロトコル識別子に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている前記識別情報を特定し、当該識別情報が割り当てられた前記処理手段における動作モードの前記第2の動作モードから前記第1の動作モードへの切り替えを、前記演算手段における動作モードの前記第1の動作モードへの切り替えが完了する前に開始する切替手段と
    を備え
    前記記憶手段において、前記第2のデータによって指定されるポート番号又は当該ポート番号によって特定されるプロトコル識別子に前記識別情報が対応付けられていない場合には、前記演算手段における動作モードの前記第1の動作モードへの切り替えが完了した後に、前記処理手段における動作モードの前記第2の動作モードから前記第1の動作モードへの切り替えを開始する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記処理手段は、画像データが表す画像をシートに形成する画像形成手段を含み、
    前記記憶手段に記憶された前記画像形成手段に対応するポート番号を指定する前記第2のデータが前記受信手段によって受信されると、前記切替手段は、前記画像形成手段における動作モードを前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
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