JP5079393B2 - 流体機器ユニット構造 - Google Patents

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Description

本発明は、バルブや圧力スイッチ等の流体機器類を一体化した流体機器ユニット構造に関する。
従来、薬品等の流体を取り扱う装置においては、部品取付スペースが小さくなって装置の小型化に有効なフットプリント(平面視の投影面積)の低減、装置の信頼性やメンテナンスの簡略化に有効なリークポイントの低減、及び流体の有効使用を可能にするデッドボリュームの低減等を目的とし、複数の流体機器類を集積させて一体化した流体機器ユニット構造が開発されている。このような流体機器ユニット構造は、たとえば薬液循環と水循環とを行いつつ、必要に応じて薬液を取り出す用途等に採用されており、構成要素となる各種の流体機器類(バルブ類、レギュレータ、圧力センサ等の各種センサ類及び圧力スイッチ等の各種スイッチ類など)をベース部材に集積するとともに、各機器間を配管で接続して一体化した構成とされる。
また、従来のバルブボディにおいては、分割されたボディ構成部材を一体化する組立構造として、ネジやボルト等の締結部材を用いて複数箇所を締め付ける構造が一般的に採用されている。(たとえば、特許文献1参照)
特開2005−351309号公報(図7参照)
ところで、上述した流体機器ユニット構造においては、流体機器類のケーシング(ボディ)部材をベース部材との接合方向へ分割した構造とし、ボルト等の締結部材により締め付けてベース部材と一体化する場合、複数の締結部材による締付力(押圧力)を均等にして面間のシール性を確保する必要がある。特に、スラリ状の薬液を取り扱う流体機器ユニット構造の場合、薬液の凝固によりOリングに汚れが付着することを嫌い、Oリングを使用しないシール構造を採用しているので、良好なシール性を確保するためには複数の締結部材を均一に締め付けることが必要不可欠となる。
しかし、複数本の締結部材を用いて締付力を均一にする作業は手間と熟練を要するものであり、しかも、締結部材からの離間距離が大きくなるにつれて面間の押圧力に差を生じる傾向にあることから、部材間のシール性能を全周にわたって均一に保つことは困難であった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の締結部材を締め付けることにより、全周にわたって均一な締付力を容易に付与して良好なシール性を得ることができる流体機器ユニット構造を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明は、シール対象となる円形断面形状の流路を介して接続される複数の流体機器類をベース部材に集積して一体化する流体機器ユニット構造であって、前記流体機器類のケーシング部材を前記ベース部材との接合方向へ複数に分割し、前記ベース部材と密着する位置に配置される前記ケーシング部材のベース側分割部材もしくは前記ベース部材に、前記接合方向へ貫通する複数の雌ねじ部が円形リング状の連結部材により周方向へ等ピッチに一体化された雌ねじ部組立体を嵌合させて取り付けるとともに、前記ベース側部材を挟持して前記雌ねじ部の両側から各々異なる締結部材をねじ込んで締め付けることを特徴とするものである。
このような流体機器ユニット構造によれば、流体機器類のケーシング部材をベース部材との接合方向へ複数に分割し、ベース部材と密着する位置に配置されるケーシング部材のベース側分割部材もしくはベース部材に、接合方向へ貫通する複数の雌ねじ部が円形リング状の連結部材により周方向へ等ピッチに一体化された雌ねじ部組立体を嵌合させて取り付けるとともに、ベース側部材を挟持して雌ねじ部の両側から各々異なる締結部材をねじ込んで締め付ける構成としたので、各締結部材を締め込んで得られる両部材の締結力(押圧力)は、連結部材を介してシール面の全周にわたって略均一に作用する。
なお、シール対象となる流路の断面形状を円形とした場合、シール面の全周にわたって均一な締結力を得るのに好適な雌ねじ部組立体は、前記連結部材が円形リング状とされ、前記雌ねじ部の形成部材が前記連結部材の周方向へ等ピッチに配設されたものとなる。
上述した本発明の流体機器ユニット構造によれば、各締結部材を締め込んで得られる両部材の締結力(押圧力)は、連結部材を介してシール面の全周にわたって略均一に作用することになるので、両部材間の面間シール性能が全周にわたって略均一に保たれる良好なシール性能を比較的簡単な作業で容易に得ることができる。
また、本発明の雌ねじ部組立体を採用することにより、雌ねじ部の両側から各々異なる締結部材をねじ込んで締め付ける作業を行う際、雌ねじ部組立体が連れ回りしないので、締結部材の締め込み作業を容易にするという効果も得られる。
以下、本発明に係る流体機器ユニット構造の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図5及び図6に示す流体機器ユニット1の構造は、流路を介して接続される複数の流体機器類をベース部材10に集積して一体化したものである。図示の構成例では、流体機器ユニット1の主要部が耐薬品性のフッ素樹脂製とされ、流体機器類として三つの空気圧操作弁20A,20B,20C、圧力センサ30及び図7に示す逆止弁40を使用し、これらの流体機器類をベース部材10に集積して一体化したものである。なお、図中の符号5はベース固定板、6はユニット基板である。
また、図7は流体機器ユニット1の流路(回路)構成を示しており、この流路構成例では、薬液流路2に第1の空気圧操作弁20A及び圧力センサ30が設けられ、第1の空気圧操作弁20Aの上流側から分岐する薬液リターン流路3には第2の空気圧操作弁20Bが設けられ、第1の空気圧操作弁20Aの下流側に合流する純水流路4には第3の空気圧操作弁20C及び逆止弁40が設けられている。なお、図中の符号2aは薬液入口、2bは薬液出口、3aは薬液リターン出口、4aは純水入口である。
ベース部材10は、たとえば図8から図12に示すように、上述した流体機器類を設置するために設けた高さの異なる複数の設置面11と、これら複数の設置面間をベース部材10の内部で連結する傾斜流路12とを備えている。
この場合、ベース部材10は略直方体形状とされ、その上面には上述した流体機器類を設置するため、各中心位置が矩形を描くように配置された4つの設置面11が設けられている。なお、以下の説明では、第1の空気圧操作弁20Aを設置する設置面を第1設置面11Aとし、第2の空気圧操作弁20Bを設置する設置面を第2設置面11B、第3の空気圧操作弁20Cを設置する設置面を第3設置面11C、さらに、圧力センサ30を設置する設置面を第4設置面11Dとする。
第1設置面11Aは、図10に示すように、ベース部材10の上面を掘り下げるようにして形成された低い段の設置面である。また、第1設置面11Aの下方には、たとえば図14に示すように、空気圧操作弁20Aの弁体21を収納する円柱状空間13が形成され、さらに、円柱状空間13の下方には、収納部ベース部材10の内部を水平方向に貫通するトンネル状の薬液流路2と連通するように、垂直流路部14が形成されている。
また、図14の符号15はリング状凹部であり、空気圧操作弁20AのダイヤフラムDfに形成された凸部をリング状凹部15に挿入することで、ベース部材10と空気圧操作弁20Aとの連結部シール構造が形成されている。なお、ダイヤフラムDfの上方には、空気圧により弁を開閉するためのアクチュエータAcが設置されている。
このように形成されたベース部材10の第1設置面11Aに対し、空気圧操作弁20Aを上方から差し込むように挿入して取り付け、たとえば図14に想像線で示すように、貫通ボルト50とナット51とにより締め付けることで、リング状凹部15とダイヤフラムDfとの嵌合による連結部シール構造が強固に保持されている。
なお、ここで採用した貫通ボルト50及びナット51については、後述する理由により分割ボルト構造を採用することが好ましい。
第3設置面11Cは、図10に示すように、ベース部材10の上面と略一致するように形成された高い段の設置面である。すなわち、第3設置面11Cは、上述した第1設置面11Aより高い位置にある。また、第3設置面11Cの下方には、たとえば図14に示すように、逆止弁40の弁体41を収納設置するため、流路空間16の下方に円柱状とした弁体収納部42の空間が形成されている。なお、図14における符号15はリング状凹部であり、流体機器取付時には必要に応じて流体機器側の底部に設けたリング状凸部を圧入し、連結部のシール構造を形成するものである。
このように形成されたベース部材10の第3設置面11Cに対し、ばね43を介在させた弁体41を上部から弁体収納部42に組み込んだ後、空気圧操作弁20Cを上方から差し込むように挿入して取り付け、後述する分割ボルト構造のボルト17(図2参照)で固定する。この場合の連結部は、リング状凸部22とリング状凹部15との嵌合によりシールされる。
図示の逆止弁40は、上部に設けた流体入口44から流入した流体が、弁体収納部42の側面に開口する流体出口45から斜め下方へ向かう傾斜流路12に流出するように構成されている。すなわち、上述したベース部材10に流体機器類を集積して一体化する流体機器ユニット1において、ベース部材10に逆止弁40の弁体収納部42を形成し、この弁体収納部42に連通する流体入口44及び流体出口45は、たとえば上部から流入して水平方向へ流出するなど、所望の角度に交差して設けられている。
このような逆止弁40を流体機器ユニット1に採用すれば、弁体収納部42に連通する流体入口44及び流体出口45を所望の角度に交差させて設けることができるので、ユニット全体の小型化に有効である。すなわち、従来のインラインタイプと異なり、流体入口44及び流体出口45が所望の角度を有しているので、特に、平面視の設置面積を小さくすることが可能になる。
ところで、上述した第1設置面11Aの円柱状空間13と第3設置面11Cの流路空間16との間は、純水流路4の一部となる傾斜流路12により連結されている。この傾斜流路12は、高い位置にある第3設置面11Cから流路空間16にドリル等の工具を挿入して形成するものであり、円柱状空間13との段差が大きいほど大きな傾斜の傾斜流路12の加工が可能となる。
すなわち、隣接する設置面11の段差を大きくすることにより、加工用の穴を設けなくても傾斜角度の大きい傾斜流路12を容易に形成することができるようになり、従って、この傾斜流路12により連結可能となる設置面11間の間隔を狭めることができる。換言すれば、ベース部材10の隣接する設置面11間に段差を設けて傾斜流路12で連結することにより、設置面11に取り付ける流体機器間の設置間隔を狭めて小さくすることができ、この場合、段差が大きいほど傾斜流路12の傾斜角度も大きくなるので、設置間隔を狭めることができる。
また、たとえば図12に示すように、隣接する流体機器間を薬液流路2のような水平流路により連結して流体機器間の設置間隔を狭めることも可能ではあるが、このような水平流路の加工は、ベース部材10の側面からドリル等の工具を用いて行う必要がある。このため、ベース部材10の外部と連結する場合は加工用の穴を利用可能となるが、ベース部材10の内部で流体機器間を連結する場合には、ベース部材10の側面に形成された加工用の穴を塞いでシールする必要が生じることとなる。
同様に、第2設置面11Bと第4設置面11Dとの間についても、図9に示すように、ベース部材10の上面と略一致するように形成された高い段の第2設置面11B側から、ベース部材10の上面を掘り下げるようにして形成された低い段の第4設置面11D側に向けて、薬液リターン流路3となる傾斜流路12が形成されている。なお、図中の符号16は、第4設置面11Dの下方に形成された流路空間である。
第2設置面11Bには、たとえば図13に示すように、空気操作弁20Bが上方から挿入して取り付けられ、第4設置面11Dには、圧力センサ30が上方から挿入して取り付けられる。なお、空気操作弁20Bの連結部は、リング状凸部22とリング状凹部15との嵌合によりシールされ、圧力センサ30の連結部は、Oリング31を挟持した状態で押圧することによりシールされる。
ところで、上述した分割ボルト構造のボルト17による締め付けは、たとえば図2に示すように、流体機器類のケーシング部材23をベース部材10との接合方向へ複数(たとえば図中の符号23a〜23c)に分割し、ベース部材10と密着する位置に配置されるケーシング部材23のベース側部材23cに、接合方向へ貫通する雌ねじ部を形成したナット部18aを嵌合させて取り付けるとともに、ベース部材10を挟持してナット部18aに両側から各々異なる締結部材のボルト17,17をねじ込んで締め付ける。ここで使用するナット部18aは、複数を連結部材18bにより一体化した雌ねじ部組立体19に設けられている。
この雌ねじ部組立体19は、たとえば図1に示すように、円形リング状とした連結部材18bの周方向へ等ピッチに配設された複数箇所のナット部18aを備えている。図示の例では、連結部材18bの周方向へ90度ピッチに4箇所のナット部18aが設けられている。このような雌ねじ部組立体19は、たとえばステンレススチール(SUS)等の金属製だけでなく、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)またはポリフェニレンサルファイド(PPS)等の樹脂製のものから、流体の特性や耐圧等の用途に応じて適宜選択使用される。
上述したボルト17とナット部18aによる分割ボルト構造では、空気圧操作弁20Bのケーシング部23をベース部材10に設置する際、ベース部材10と密着する位置に配置されるベース側部材(弁座ボディー)23cのベース面に形成されたナット部18aに対し、ベース部材10を挟持するようにしてナット部18aの両端部側から各々異なるボルト17、17をねじ込むことで締め付けられている。すなわち、図4に示すようなベース部材23cのベース面は、図3に示すベース側部材23cに対して、図1(a)に示した雌ねじ部組立体19を白抜矢印の方向へ押し込むように嵌合させて取り付けることにより形成されたものである。
なお、図3の断面図は、図4に示すベース部材23cの対角方向であるA−A断面について、雌ねじ部組立体19を取り除いた部品単体の断面形状を示したものである。
このように、ボルト17の締め付けは、周方向へ等ピッチに配置された雌ねじ部18を備えている雌ねじ部組立体19を用いることにより、たとえば矩形断面としたケーシング部材23の四隅に雌ねじ部18を分配するなどして均等配置することが好ましい。この結果、ボルト17の締め付けを均等に行うことにより、ボルト17が雌ねじ部18に螺合する位置の周辺だけでなく、接合面の全周にわたって連結部材18bから略均等な押圧力が作用する。すなわち、ボルト17による締付力はリング状の連結部材18bを介して接合面に作用するので、4本のボルト17に多少の締付力の差があっても、均等な押圧力を得ることができる。
従って、組立時の締付作業時においては、各ボルト17毎の締付トルク管理が容易になり、さらに、雌ねじ部組立体19は、ケーシング部材23側の所定位置へ収納設置された状態でボルト17の締め付けに連れ回りしない。すなわち、4本の雌ねじ部18が一体化された構造の雌ねじ部組立体19は、ボルト17を締め込む際の回り止めとしても機能するので、これによってもボルト17の締め込み作業が容易になる。換言すれば、一方のボルト17を締め付ける際に、連れ回りがないため他方のボルト17を工具で抑えておく必要がなくなって組立時の作業性は大幅に向上する。
また、上述した構成の流体機器ユニット1の場合、特にスラリーを含む薬液等の流体を取り扱う場合はOリング周辺に汚れが付着しやすいため、部材間の接合面にOリングを使用しない構造となっている。このため、連結部材18bを備えた雌ねじ組立体19がなければ、所望のシール性能を確保するためには、分配配置したボルト17の締付トルクを厳密に管理する必要があるので、均一な締め込みを行うことが作業工数増大の原因となっている。
しかし、雌ねじ部組立体19は、各ボルト17毎の締付力をそれほど厳密に調整しなくても、連結リング18bがシール面の全周を均一に押圧することができる。従って、ボルト17の締付トルク管理及びケーシング部材23をベース部材10に密着させる力の調整が容易になるので、複数あるシール部を均等に締め付けて良好なシール性を得ることができる。
さて、このような分割ボルト構造については、本来であれば、図14に示す1本の貫通ボルト50を用い、空気圧操作弁20Bをベース部材10に固定するという簡易な構成を採用すればよい。しかし、空気圧操作弁20Bはアクチュエータが空気圧式の開閉弁であるため、空気圧操作弁20Bを単体で見るとシール部が多数存在しており、従って、全てのシール部を1本の貫通ボルト50で組み立てると、組立工程の複雑化や検査工程の複雑化を招くこととなり好ましくない。
つまり、空気圧操作弁20Bは、たとえば図2に示すように、空気圧動作を保障するためのOリングシール部60に加えて、空気圧操作弁20Bの内部を流れる液体のシールを保障するシール部63、弁体が開閉する際のシールを保障するシール部64より構成されている。これらのシール箇所について、そのシール機能をベース部材10に設置してから確認することは非常に困難で複雑な工程となる。しかも、まんがいちどこかに漏れがあった際には、全てを分解して対応しなくてはならず、組立工程が複雑化して好ましくない。なお、図中の符号61は、ピストンを上下運動させるためのY字パッキンである。
また、上述した流体機器ユニット1では、複数の流体機器が集積されているため、空気圧操作弁20Bのように単体として多数のシール部分を有する複数の流体機器がベース部材10に設置されることとなる。従って、流体機器の集積化が終了した後の完成品には、シール機能を確認しなくてはならないシール部が多数存在しており、各シール部毎の漏れ検査を実施する作業は非常に複雑化した工程となる。
また、まんがいち漏れがあった場合には、全てを分解してから組立をやり直す必要が生じるだけでなく、漏れの箇所を特定することも非常に難しいものとなる。従って、組立工程内で再組み立てのリスク、検査の簡略化なども同様に要求される。
このため、図14に示す貫通ボルト51により組み立てるようなことはせず、ナット部18aとボルト17とによる分割ボルト構造を採用することにより、空気圧操作弁20Bは単体として管理することが可能になる。すなわち、ナット部18aとボルト17とを使用することにより、空気圧操作弁20Bを単体として取り扱う製造工程を組むことができるようになり、さらに、単体としてそれぞれのシール性を確認してから、ベース部材10に設置することができるようになる。
最終的には、ベース部材10の第1設置面11Aに空気圧操作弁20Bを設置し、ボルト17をベースの下より挿入してナット部18aにねじ込むことにより、流体機器の集積回路として完成させることができる。なお、流体機器ユニット1のシール検査は、ベース部材10のシール部分であるリング状凸部22とリング状凹部15との嵌合部のみを検査すればよいことになり、従って、ユニット組立ラインの検査が簡略化されるとともに、漏れ検査の際にも原因の特定が容易となる。
また、上述した流体機器ユニット1を納期の面から考えた際にも、空気圧操作弁20Bのような流体機器について、仕様や機能等が異なる類似品を多種類製造して適量を在庫しておけば、顧客の要求に応じて適宜選択したものをベース部材10に組み込んだ後、リング状凸部22とリング状凹部15との嵌合部についてのみ漏れ検査を実施して出荷することが可能となる。
上述した流体機器の類似品は、たとえばノーマルオープン及びノーマルクローズのように開閉モードが異なるもの、流量調整機能の有無が異なるものなど多種多様であり、ここに例示した機器類に限定されることはなく、流体機器単体としてシール部分が多数存在しているものを包含する。
上述したように、本発明の流体機器ユニット構造によれば、各ボルト(締結部材)17を締め込んで得られるベース部材10及びケーシング部材23の締結力(押圧力)は、雌ねじ部組立体19の連結部材18bを介してシール面の全周にわたって略均一に作用することになるので、両部材10,23間の面間シール性能が全周にわたって略均一に保たれる良好なシール性能を比較的簡単な作業で容易に得ることができる。
また、本発明の雌ねじ部組立体19を採用することにより、ナット部18aの両側から各々異なるボルト17をねじ込んで締め付ける作業を行う際、雌ねじ部組立体19が連れ回りしないので、ボルト17の締め込み作業を容易にするという効果も得られる。
ところで、上述した実施形態においては、4つの設置面11を設けたベース部材10としたが、設置面11の数、配置等については特に限定されることはなく、ユニット化する流体機器の数に応じて適宜変更可能である。また、設置面11と流体機器との連結構造に雌ねじ部組立体19を使用する分割ボルト構造としておけば、流体機器の類似品を在庫しておくことにより、ベース部材10を共用して種々の組合せとした流体機器類の設置も可能になる。また、流体機器を在庫しておくことにより、ゼロから全て組み立てを開始する場合と比較して、迅速な納期対応が可能となる。
また、上述した実施形態では、雌ねじ部組立体19をベース側分割部材であるベース側部材23cに嵌合させて取り付ける構成としたが、ベース部材10に嵌合させて取り付ける構造としても同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
本発明に係る流体機器ユニット構造の一実施形態を示す図で、(a)は分割ボルト構造に使用されている雌ねじ部組立体の正面図、(b)は(a)の平面図である。 本発明に係る流体機器ユニット構造の一実施形態として、分割ボルト構造の具体例を示す要部の断面図(図6のC−C断面)である。 ケーシング部材のベース側部材(部品単品)について、対角方向の断面形状(図4のA−A断面)を示す断面図である。 ベース側部材に雌ねじ組立体を嵌合させて取り付けた状態のベース面を示す平面図である。 本発明に係る流体機器ユニット構造の一実施形態を示す外観斜視図である。 図5の平面図である。 図5に示す流体機器ユニットの流路構成例を示す系統図である。 ベース部材の構成例を示す平面図である。 図8のD−D断面図である。 図8のE−E断面図である。 図8のF−F断面図である。 図8のG−G断面図である。 図6のB1−B1断面図である。 図6のB2−B2断面図である。
符号の説明
1 流体機器ユニット
10 ベース部材
11 設置面
11A 第1設置面
11B 第2設置面
11C 第3設置面
11D 第4設置面
12,12A,12B 傾斜流路
18a ナット部
18b 連結部材
19 雌ねじ部組立体
20A,20B,20C 空気圧操作弁
23 ケーシング部材
23c ベース側部材(ベース側分割部材)
30 圧力センサ
40 逆止弁

Claims (1)

  1. シール対象となる円形断面形状の流路を介して接続される複数の流体機器類をベース部材に集積して一体化する流体機器ユニット構造であって、
    前記流体機器類のケーシング部材を前記ベース部材との接合方向へ複数に分割し、前記ベース部材と密着する位置に配置される前記ケーシング部材のベース側分割部材もしくは前記ベース部材に、前記接合方向へ貫通する複数の雌ねじ部が円形リング状の連結部材により周方向へ等ピッチに一体化された雌ねじ部組立体を嵌合させて取り付けるとともに、前記ベース側部材を挟持して前記雌ねじ部の両側から各々異なる締結部材をねじ込んで締め付けることを特徴とする流体機器ユニット構造。
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