JP5076992B2 - 無線通信システムにおける上り無線リソースの割当て方法、無線基地局および無線端末 - Google Patents

無線通信システムにおける上り無線リソースの割当て方法、無線基地局および無線端末 Download PDF

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Description

無線基地局と、複数の無線端末とを備えた無線通信システムにおける無線リソースの割当て方法に関する。
無線リソースの割り当てを行う無線通信技術の1つとして、IEEE802.16が注目されている。このIEEE802.16は、電話回線や光ファイバ回線などの代わりに、通信事業者とユーザ宅との間を無線にて接続し、都市部や特定地域におけるLAN(Local Area Network)などを相互に接続する広域ネットワークであるMAN(Metropolitan Area Network)を無線化するWireless MANを構築する技術を規定する。この技術によれば、1台の無線基地局が、最大70Mビット/秒程度の伝送速度をもって、半径約50km程度のエリアをカバーすることができる。
現在、IEEE802.16 Working Groupにおいては、主に固定通信用途向けの802.16d仕様(802.16−2004)と、モバイル通信用途向けの802.16e仕様(802.16e−2005)の標準化が進められている。
図14は従来の無線通信システムの構成例を示す図である。本図の無線通信システム1は、無線基地局(BS)2と、少なくとも1つの無線端末(MS)3とを備え、相互間で無線信号を送受信して、下りリンクDL(BS→MS)および上りリンクUL(MS→BS)での通信が行われる。なお、IEEE802.16eに準拠する場合、上記無線信号の送受信は、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)を用いて作成された無線フレームによって行われる。
図15はIEEE802.16eに準拠した無線フレームの一例を示す図である。本図において、横軸は、シンボル単位で表される時間方向を意味し、縦軸は複数のサブキャリアをグループ化した単位である論理サブチャネルにより表される周波数方向を意味する。なお、本図は、上りと下りの多重化方式にTDD(Time Division Duplexing)を用いた例を示しており、無線フレーム4の前半のDL(Down Link)サブフレームと、後半のUL(Up Link)サブフレームとに分かれている。このDLサブフレームは、プリアンブル(シンボルk)と、FCH(Frame Control Header(シンボルk+1):DL−MAPの長さ、符号化方式、繰り返し回数等の情報を含む)と、DL−MAP(Down Linkサブフレーム上のバースト(本図ではDL burst#1〜#6)の割当て状態を示す)と、UL−MAP(Up Linkサブフレーム上のバースト(本図ではRanging subchannel Rs(シンボルk+17−k+26)と、UL burst#1〜#5)の割当て状態を示す)と、DLバースト(MS3宛のデータやメッセージを格納する)と、により構成される。ここにULサブフレームでは、UL−MAPに示されたマッピング(本図中の点線右矢印参照)に基づき、Ranging subchannel Rsなどの特殊領域またはULバーストを用いて、MS3が、制御メッセージや上りデータをBS2へ送信する。
図15より明らかなように、IEEE802.16eでは、MS3からの上り方向(UL)の通信は全て、BS2が作成するUL−MAPに従って行われる。このため、IEEE802.16eでは、MS3がBS2から、上りデータ送信のためのULバーストの割当てを受けるための通信制御方法として、scheduling typeが数種類規定されている。
図16(A)および(B)は、MS3における上りデータの発生と、BS−MS間での送信制御の様子を示す図である。MS3においてはWeb、音声、動画など様々なアプリケーションが実行されるが、ここでは、「無音圧縮」を行う音声やTV会議のように、データのリアルタイム性が高く、かつ発生するデータ量が時間的に変動するような可変データレート型のアプリケーションを想定する。
上りデータが発生している期間では、BS2はMS3に対して、上りデータを送信するためのULバーストを割当てる必要がある。一方、上りデータが無い期間では、ULバーストを割当てる必要はない。通常、データの発生期間はMS3のアプリケーション毎に独立であるため、あるMSの上りデータが無い期間は、上りデータが発生している他のMSに無線リソースを割当てることによって、無線リソースの利用効率を高め、BS2全体での上りスループットを高めることができる。
このように、効率的に無線リソースを利用するためには、MS3における上りデータの有り/無しに応じて、BS2にて、ULバースト割当ての必要性の可否を動的かつ速やかに認識し、BS2でのスケジューリングに反映することが必要である。このようなリアルタイム系可変レート型のトラフィック特性を持つ上りコネクションに適した通信制御方法として、IEEE802.16eでは、rtPS(real-time polling service)というscheduling typeが規定されている。
図16には、BS2とMS3との間における、上記のrtPSを用いた上り送信制御のシーケンスを示している。このrtPSでは、BS2からMS3に対して、定期的にポーリングを行う。ここで、IEEE802.16eにおけるポーリングとは、MS3がBS2へ、ULバーストの割当て要求を行うために、前述したBRメッセージの送信に必要なサイズ(6バイト)のULバーストを割当てることを意味する。このポーリングとして割り当てられるULバーストと、アプリケーションの上りデータを送信するために割り当てられるULバーストは、バーストのサイズが違うだけであっていずれも図15に示したように、UL−MAPで指定されるULサブフレーム上のスロット領域によって構成される。
BS2からポーリングが行われた際、MS3にて送信すべき上りデータが発生している場合には、ポーリングにより割り当てられたULバーストを用いて、MS3はBS2へBRメッセージを送信して、MS3が送信したい上りデータのサイズ(単位はバイト)を通知する。
そのBRメッセージを受信したBS2は、他のMSからのBRメッセージなども合わせて考慮した、スケジューラでのスケジューリングにより、ULバーストの割当て対象となるMSの選択と、その割当てバーストサイズとを決定する。
このスケジューリングの結果として、BS2は上記のUL−MAPを生成し、引き続く無線フレーム4のDLサブフレームにおいて、そのUL−MAPを全MSへ向けてブロードキャストする。各MSは、このブロードキャストにより受信したUL−MAPを解析して、自身(MS)に対してULバーストが割り当てられた場合には、このULバーストを用いて上りデータの送信を行う。このULバーストは、通常、ポーリングの場合よりもバーストサイズが大きい。
このように、上記のrtPSにおける上りデータの送信は、BS2とMS3との間において、次の4ステップ<1>−<4>で制御される。
<1>BS→MS:ポーリング(Bandwidth Request用ULバーストの割当て)を実行する。
<2>MS→BS:BR(Bandwidth Request)メッセージを送信する。
<3>BS→MS:データ送信用ULバーストを割り当てる。
<4>MS→BS:ULデータを送信する。
図16の例では、MS3において上りトラフィックが発生している部分(図中(B)上欄の2〜7,10,11の部分)のそれぞれで、上記の<1>〜<4>の送信制御が行われている。一方、上りトラフィックが発生していない部分(図中(B)上欄の1,8,9の部分)では、上記<1>のポーリングは行われるが、送信すべき上りデータが無いため、MS3はBS2に対して上記<2>のBRメッセージ送信を行っていない。
なお、IEEE802.16eでは、通信開始時において上りコネクションを確立する際に、BS2とMS3との間で、使用すべきscheduling typeおよびスケジューリングのためのトラフィックパラメータについて、ネゴシエーションを行う。例えばrtPSの場合には、下記の各トラフィックパラメータについてネゴシエーションを行う。
・Maximum Latency(最大許容遅延)
・Minimum Reserved Traffic Rate(最小保証レート)
・Maximum Sustained Traffic Rate(最大許容レート)
・Traffic Priority(トラフィック優先度)
・Request/Transmission Policy(BRおよび送信処理に関する属性/ポリシー)
・Unsolicited Polling Interval(ポーリング周期)
BS2では、上記のパラメータに基づいて、MS3のコネクションに対するULバースト割当てのためのスケジューリングを行う。なおポーリングの周期は、Unsolicited Polling Intervalで定義される。また、上りデータの送信レートに関するパラメータとして、Minimum Reserved Traffic RateやMaximum Sustained Traffic Rateがある。BS2では、平均的にMinimum Reserved Traffic Rateを保証しつつ、最大許容レートであるMaximum Sustained Traffic Rateを超えないように、ULバーストの割当てを制御する。
上述の上り通信制御方法によれば、MS3における上りデータの有無に応じてULバーストの割当てを動的に制御することにより、上り無線リソースを効率良く利用することができる。
なお本発明に特に関連する公知技術として、下記の2つの〔非特許文献〕がある。
IEEE Std 802.16TM−2004 IEEE Std 802.16eTM−2005
しかしながら、MS3における上りデータの発生状況によっては、次のような非効率性が生じることを発明者は見出した。
図16の例に示すように、rtPSを用いる可変データレート型のトラフィックでは断続的に上りデータが発生し、この上りデータが発生すると、トラフィックパラメータにより規定される最大許容レートにて、上りデータが一時的に継続して送信されるという特徴がある。図16の例によれば、同図中(B)の上欄の3〜7の部分において上記の、最大許容レートで上りデータが送信されている。
このとき、BS2からMS3へのポーリングは、ポーリング周期パラメータに基づき、上りデータの有無に関わらず、常に、同図(B)上欄の1〜11で毎回行われている。このため、最大許容レートで上りデータの送信が行われている同図(B)上欄の3〜7の部分においても、BS2は常にポーリングを行い、これに応答する形でMS3は、毎回BRメッセージを送信し、ULバーストの割当てを要求している。
しかし、同図(B)上欄の3〜7のように、上りデータの送信が継続しているような状態では、当然、そのポーリングに対する応答結果は毎回同じはずである。したがって、そのようなポーリングを行ってMS3に割当て要求(BR)の有無を確認したところでその意味は無く、無駄と言える。
前述したように、ポーリングとして割り当てられるULバーストは、サイズは小さいものの、通常の上りデータ送信と同様に、ULサブフレーム中の無線リソースをその分占有する。また、ULバーストを割り当てる際には、UL−MAPの中に、UL−MAP IEによってULバーストの定義情報を追加する必要がある。このULバースト定義用のUL−MAP IEは、CID(コネクション識別子)、UIUC(UL−MAP IE種別)、Duration(スロット数)、Repetition coding indication(データ繰り返し回数)などの情報で構成され、32ビット(4バイト)の大きさを持っている。このため、ポーリングを1回行うためには、UL−MAPにおける4バイトのUL−MAP IEと、BRメッセージのための6バイトのULバーストを合計した10バイト分の無線リソースが必要となる。この場合、そのポーリング周期が短ければ短いほど、またコネクション数が多ければ多いほど、そのポーリングのために消費されるスロット数は多くなってしまう。
図15において説明したように、ポーリングのための無線リソースも、データ送信のための無線リソースも、いずれもULサブフレーム中の無線リソースを使用するから、ポーリングで消費される無線リソースの量が多くなれば、その分、データ送信に使用可能な無線リソースの量は少なくなる。これでは、データ送信のための上り無線リソースの利用効率が低下してしまい、BS2全体として見ると、上りスループットの低下を招くことになる。
このような問題は、IEEE802.16に限らず、無線リソースを割当てを行う他の無線通信システムでも生ずるものと考えられる。
本発明は、無線リソースの割当て方法を工夫して、効率的な無線リソースの割り当てを行うことを目的とする。
本明細書において開示する無線通信装置に対する無線リソースの割当て方法は、(i)ポーリング信号の送信を行って、該ポーリング信号に対する応答信号に従って、データ送信用の無線リソースの割当てを行い、(ii)ポーリング信号の送信を省略する条件を満たすと判定すると、ポーリング信号の送信を休止して、データ送信用の無線リソースの割当てを行う、無線リソースの割当て方法である。
一実施態様としては、無線基地局と、データを収容する無線リソースの割り当てを受けて上りデータをその無線基地局に送信する複数の無線端末とからなるシステムであって、該無線基地局からのポーリングとこれに応答する各無線端末からの上りデータ送信要求とに基づいて上り無線リソースの割当てが行われる無線通信システムにおいて、
該無線端末から該無線基地局への上りデータ、特に該上りデータの送信レートを監視するプロセスと、そしてこの送信レートがある程度以上に大となったか否かを判定するプロセスと、その送信レートがある程度以上に大となったと判定したときに、上記のポーリングを休止させてそのポーリングの休止分に相当する無線リソースを、上りデータの伝送に用いる無線リソースにさらに加えるように、上記の割当てを行うプロセスと、を含むように構成する。
なお、ここで言うポーリングとは、上りデータの送信を要求する各無線端末がその送信要求に係る帯域要求BR(Bandwidth Request)を上りリンクを介して返送することができるようにするための上りリンク上の無線フレームにおける空きリソースを割当て、その割当てを通知するための上りリンクマップ情報(UL MAP)を、無線基地局から各無線端末への下りリンク上の無線フレームを用いて各無線端末にブロードキャストすることを言う。
上りデータの送信要求が発生している無線端末は、定期的に到来する上記空きリソースに、上記BR信号を入れて無線基地局へ返送することによりその送信要求(BR)を伝える。これにより、当該上りデータを送信するための無線リソースの割当てを該無線基地局より受けることができる。
無線リソースの利用の効率化が図られる。
このことは、無線基地局(BS:Base Station)における、システム全体の上りスループットを向上させ、また、個々の上りコネクションにおいて、データの送信レートを保証することができる。
一方、無線端末(MS:Mobile Station)においてはデータ送信待ちによる遅延時間を短縮して、バッファ溢れによるデータロスを低減するとともに、音声通話やTV会議などのリアルタイム性が強く要求されるアプリケーションにおける通信品質の劣化を抑えることができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
本実施例では、無線基地局と無線端末とを含む無線通信システムにおける通信制御において、データの送信状況に応じてポーリングの停止を行い、無線リソースの使用効率の向上を図ることとする。
ここでは、無線端末から無線基地局に向けた方向(上り方向)の通信制御について説明するが、下り方向に適用することもできる。
無線基地局2は、まず、無線端末3に対してデータ送信の要求を確認するために、ポーリングを行い、これに応答して無線端末3から送信される上りデータ送信要求(BR)に基づいて上り無線リソース(UL)の割当てを行う。
これにより、無線端末(MS)3は、無線基地局(BS)2から、データの送信に利用可能な無線リソースの割り当てを受け、割り当てられた無線リソースを用いて上りデータを無線基地局2に送信する。尚、無線端末(MS)3は、複数存在してよい。
本実施例においては、次の処理を実行することとする。
図1は、一実施形態による上り無線リソースの割当て方法を示すフローチャートを示す。
ステップS11:各無線端末3から無線基地局2に送信される上りデータの送信状況をチェックする(例えば、実際の送信レート)を算出する。
ステップS12:送信状況が所定の条件を満たすか否か判定する。例えば、その算出された送信レートが所定の基準レート(例えば、最大許容レート)に到達したか否かを判定することで、ポーリングを引き続き行えば、無線端末からデータ送信のための無線リソースの割当て要求がなされることを推定する。
ステップS13:その送信レートが所定の基準レート(例えば、最大許容レート)に到達したと判定されると、ポーリングを休止する。
ステップS14:ポーリングを休止するが、上りデータの送信のための無線リソースを無線端末に引き続き割り当てる。即ち、ポーリングにより無線端末に対して上り無線リソースの割り当てが必要がどうか問い合わせをする処理を省略しつつ、無線リソースの割り当ては必要であるだろうと推定して、無線リソースの割当てを継続して行うのである。
尚、このような無線リソースの割り当て制御は、ポーリング休止期間において仮にポーリングを実施し、そのポーリングに対して無線端末が無線リソースの割当てを要求した場合に、行われる無線リソースの割当てと同様のものとすることができる。
なお上記の判定ステップS12において、所定の条件を満たさない場合(例えば、算出された送信レートが最大許容レート未満であるとき)は、無線端末3に対して通常のポーリングを実行するようにする。
上述したステップのうち、後半のステップS13およびS14については、その主体を無線基地局(BS)2とすることができ、前半のステップS11およびS12の主体については、BS2又はMSで行うこともできる。例えば、次のように処理を行うこともできる。
(i)算出ステップS11と判定ステップS12とを、無線基地局2において行うか、あるいは
(ii)該算出ステップS11と判定ステップS12とを、少なくとも1つの無線端末3において行い、かつ、当該無線端末3において、所定のポーリング休止条件(例えば、前述の算出された送信レートが基準(最大許容)レートに到達した)と判定されたときに、ポーリングを休止すべき旨の通知を、無線基地局2に送信するようにする。
送信レートが基準(最大許容)レートに到達したと判定されたときに、即座にポーリングを休止することも可能であるが、上り送信データの送信レートが基準(最大許容)レートを維持する可能性が高い場合に、上述したポーリングを省略した無線リソースの割当てを行うと、無線リソースの無駄な割当てが行われる可能性を低減することができる。
そこで、例えば、下記の(i)〜(iii)に示すように、ポーリング休止制御にヒステリシス特性をもたせる方法を採用することもできる。
(i)判定ステップS12において、送信レートが最大許容レートに到達した回数をカウントし、この最大許容レート到達回数が規定回数に到達したと判定したときに、休止ステップS13を実行する。
(ii)割当てステップS14において、割当て回数をカウントし、その割当て回数が規定回数に到達するまで休止ステップS13を実行する。
(iii)割当てステップS14において、判定ステップS12により、前述の算出された送信レート(S11)が、最大許容レートに到達したと判定されてからの経過時間を計測し、その経過時間が規定時間に到達するまで休止ステップS13を実行する。
所定の条件として、このような条件を採用することで、送信データの送信レートが基準(最大許容)レートを維持する可能性が高い場合にポーリング休止を行うことができ、無線リソースの割当てを効率的に行うことができる。
次に無線基地局(BS)2について説明すると、図2は本明細書で開示する一実施形態による無線基地局(BS)2のブロック図である。本図に示すのは、
無線基地局(BS)2と、データを収容する無線リソースの割当てを受け、割り当てられた無線リソースを用いて上りデータをこの無線基地局2に送信する複数の無線端末(MS)3とからなり、無線基地局2からのポーリングとこれに応答する各無線端末3からの上りデータ送信要求(BR)とに基づいて上り無線リソース(UL)の割当てが行われる無線通信システム1における無線基地局であり、図示するとおり、
無線端末3から受信した上りデータの送信レートを算出する算出機能部21と、算出された送信レートが最大許容レートに到達したか否かを判定する判定機能部22と、送信レートが最大許容レートに到達したと判定されたときに、ポーリングを休止して、そのポーリングの休止分に相当する無線リソースも加えて、上りデータのための無線リソースを割り当てる割当て機能部23と、を有している。
なお割当て機能部23は、算出機能部21で算出された送信レートが最大許容レート未満であるときには、無線端末3に対して通常のポーリングを実行する。
前述の図1において説明したように、算出ステップS11と判定ステップS12とを、無線端末(MS)3側で行うこともできる。この場合における無線基地局(BS)2の構成は次のようになる。
図3は本明細書で開示する他の一実施形態による無線基地局(BS)2のブロック図である。本図に示す無線基地局(BS)2は、図示するとおり、
無線端末(MS)3内において上りデータの送信レートを算出し、その算出された送信レートが最大許容レートに到達したことを判定したときに、該無線端末3側より通知される最大レート情報を受信する最大レート受信機能部24と、その最大レート情報を受信したときに、ポーリングを休止して、そのポーリングの休止分に相当する無線リソースも加えて、上りデータのための無線リソースを割り当てる割当て機能部25と、を有する。
なお割当て機能部25は、無線端末(MS)3内で算出された送信レートが最大許容レートに到達したことを通知された場合に(ポーリングを省略した無線リソースの割当てを希望することを通知された場合に)、無線端末3に対してポーリングを休止する。最大許容レートに到達したことが通知されていない場合(ポーリングを省略した無線リソースの割当てを希望することを通知されない場合)には、引き続きポーリングを行って、無線リソースの割当てを要求するか問い合わせる通常のポーリングを実行する。
次に無線端末(MS)3について説明すると、図4は図3の無線基地局(BS)2と連携する無線端末(MS)3の一実施形態を示すブロック図である。本図に示すのは、
無線基地局(BS)2と、データを収容する無線リソースの割り当てを受け、割り当てられた無線リソースを用いて上りデータをこの無線基地局2に送信する複数の無線端末(MS)3とを備え、無線基地局2からのポーリングとこれに応答する各無線端末3からの上りデータ送信要求(BR)とに基づいて上り無線リソース(UL)の割当てが行われる無線通信システム1における無線端末であり、図示するとおり、
無線基地局(BS)2に送信される上りデータの送信レートを算出する算出機能部31と、その算出された送信レートが最大許容レートに到達したか否かを判定する判定機能部32と、その算出された送信レートが最大許容レートに到達したことを判定したときに無線基地局2に最大レート情報を通知する最大レート情報送信機能部33と、を含む。ここに無線基地局2は、その最大レート情報が通知された場合に、ポーリングを休止する一方、引き続き、上りデータのための無線リソースを割り当てるようにする。
以上、図1〜図4を参照して説明した無線リソースの割当て方法は、コンピュータに実行させるプログラムとしても成立する。すなわち、コンピュータに、
各無線端末(MS)3から無線基地局(BS)2に送信される上りデータの送信レートを算出する手順と、その算出された送信レートが最大許容レートに到達したか否かを判定する手順と、その送信レートが最大許容レートに到達したと判定されたときに、ポーリングを休止する手順と、そのポーリングを休止する一方、引き続き、上りデータのための無線リソースを割り当てる手順と、を有する上り無線リソースの割当てプログラムである。
図5(A)および(B)は、本発明の一実施形態によるBS−MS間での送信制御の様子を示す図である。
本図において、無線基地局(BS)2では、無線端末(MS)3からの上りデータを受信する毎に(複数回の受信毎としたり、別途、所定の周期等とすることもできる)、データサイズと送信時間間隔とから、上りデータトラフィックのレートを算出する(図中(B)上欄の2〜4)。なお、<1>〜<4>については、図16で説明したとおりである。
次に、その算出した上りレートが、トラフィックパラメータとして既にネゴシエーションされた最大許容レートに到達しているか否かを判定し、到達している場合には、ポーリングの送信を省略するとともに、ポーリングに対する応答のためのULバーストの割当てを省略し、データ送信のためのULバーストのサイズを決定して、無線リソースの割当てを行う(図中(B)上欄の5〜7)。
IEEE802.16eの規定では、そもそもULバーストにポーリング応答用とか、データ送信用といった明示的な区別はなく、BS2がUL−MAP(図15)によって割り当てたULバーストのサイズに応じて、例えば、MS3が、BRメッセージかまたは上りデータの送信に使い分ける。このため、「ポーリングなし」でいきなり上りデータ送信用のULバーストを割り当てたとしても、MS3は上りデータの送信を行うことができる。
これにより、ポーリングが必要な場合以外はそのポーリングを省略することによって、上り無線リソースの節約が図れ、ユーザデータの送信のためにより一層多くの無線リソースを占有させることができる。尚、節約した無線リソースは、その無線端末の上りデータの送信に利用することもできるし、他の無線端末からのデータ送信に利用することもできる。
図6(A)および(B)は、本発明の別の一実施形態によるBS−MS間での送信制御の様子を示す図である。上述の図5の例では、BS2が主体的に上記の送信制御を実行するが、この図6の例では、BS2とMS3とが連携して、同様な送信制御を実行する。
すなわちMS3では、BS2への上りデータを送信する毎に、データサイズと送信時間間隔とから、上りデータトラフィックのレートを算出する(図中(B)上欄の2〜4)。
次に、その算出した上りレートが、トラフィックパラメータとして既にネゴシエーションされた最大許容レートに到達しているか否かを判定し、到達している場合には、その旨をBS2へ通知(ポーリングを省略した、上り無線リソースの割当てモードへの移行通知)する(図中(B)上欄の4における4番目の矢印(MS→BS)を参照)。この通知は、送信データのPDU(Protocol Data Unit)に付与するサブヘッダなどの形で送信しても良い。
この通知を受信したBS2は、ポーリングの応答ためのULバーストの割当てを省略(休止)し、上りデータ送信のためのULバーストの割当てを行う(図中(B)上欄の5〜7)。ここで、上りデータ送信のためのULバーストのサイズを、ポーリング応答のために割り当てるサイズよりも大きいサイズとすることもできるし、同じサイズとしたり、逆に小さくすることもできる。ここでは、サイズを大きくすることで、ポーリングの応答よりもより一層多くのデータを送信できるようにする。いずれ送信することとなるのであるから、ポーリングと、ポーリング応答の送信分だけ、無線リソースの節約をすることができる。
これにより、上述の図5の解決手法と同様に、ポーリングが必要な場合以外はそのポーリングを省略することにより、上り無線リソースの節約が図れ、ユーザデータの送信のためにより一層多くの無線リソースを占有させることができる。
図7はBS2の構成例を示すブロック図である。本図において、外部との通信インタフェースとして、アンテナANTを具備し、MS3との間で無線信号の送受信を行う無線インタフェース46と、上位ネットワークNWにおけるルータなどの装置(図示せず)との間で、主にパケットの送受信を行うネットワークインタフェース41を有する。
ネットワークインタフェース41を介して受信したMS3宛の下りパケット(DL)は、パケット識別/バッファ部42にて、MSおよびコネクション単位で識別された上で、SDU(Service Data Unit)として、バッファ42に一時的に保持される。
スケジューラ45は、バッファ42に保持されたユーザデータをチェックし、下りサブフレーム(DL)内のスロットの割当てを行い、DL−MAP(図15)を作成する。
スロットが割り当てられた上記SDUは、PDU生成部43でのSDU/PDU変換(MACヘッダやCRCの付与、フラグメント、パッキングなど)と、送信処理部44での符号化と、変調と、無線フレーム(図15)生成と、を行った後、無線インタフェース46により無線信号に変換され、MS3へ送信される。
逆に、無線インタフェース46を介して受信したMS3からの上りデータ無線信号(UL)は、受信処理部51において受信フレームの抽出と、復調と、復号化とが行われ、次に識別部52において、制御メッセージとユーザデータとの振分けが行われる。
ユーザデータについては、SDU再生部53においてPDU/SDU変換(デフラグメント、デパッキング、MACヘッダやCRCの除去)を行った後、ネットワークインタフェース41から上位ネットワークNW側へ転送される。
一方、識別部52において振り分けられた他方の制御メッセージのうち、MS3からの帯域割当て要求である既述のBR(Bandwidth Request)メッセージは、帯域要求管理部54に通知され、さらにスケジューラ45において上り無線リソースのスケジューリングを決定する際のインプット情報として、管理される。
このスケジューラ45は、帯域要求管理部54にて管理される、コネクション毎の帯域要求、すなわちMS3における送信待ちの上りデータのデータ量、に応じて、上りサブフレーム(UL)内の無線リソース割当てを行い、UL−MAP(図15)を作成する。このUL−MAPは、送信処理部44を介して、MS3へブロードキャストされる。
また、上記の識別部52において振り分けられた上りユーザデータは、SDU再生部53へ転送されるが、このとき、ユーザデータについてのコネクション識別子およびデータサイズがレート算出部55に通知される。このレート算出部55では、コネクション毎に、受信したユーザデータのサイズと受信時刻(フレーム番号)とから、そのコネクションの実効的な上り送信レートを算出する。例えば、今回受信したデータサイズを、前回ユーザデータを受信してからの経過時間で除することによって、短期的な上り送信レートを算出しても良いし、また過去の複数の受信データサイズと受信時刻とから上り送信レートの移動平均を算出しても良い。
次段の判定部56では、上記レート算出部55において上述のように算出された上り送信レートと、コネクション確立時にネゴシエーションした最大許容レート(コネクション情報58としてメモリに保持)とを比較して、この最大許容レートに到達しているか否かを判定する。もし最大許容レートに到達していれば、ポーリング管理部57に対し、ポーリング省略(休止)の設定を行う。
その設定を受けたスケジューラ45は、上りスケジューリングを決定する際に、コネクション情報58およびポーリング管理部57を参照し、通常のポーリングを行うか、あるいはそのポーリングを省略(休止)して上りユーザデータ送信のための無線リソース割当てを行う。
図8は、図7のBS2におけるポーリング省略動作を示すフローチャートである。
ステップS21:受信処理部51にて、上り無線フレーム(図15)を受信する。
ステップS22:識別部52にて、上りユーザデータか制御メッセージかを識別する。
ステップS23:識別された上りユーザデータPDUのヘッダを解析し、受信データサイズとコネクション識別子とを抽出する。
ステップS24:受信データサイズと、現在時刻と、前回受信時刻とから、MS3からBS2への上りデータの送信レートを算出する。算出した送信レートは、コネクション識別子とともに、判定部56へ入力される。
ステップS25:判定部56にて、コネクション識別子により識別されるコネクションに関するトラフィックパラメータ(最大許容レート)について、コネクション情報(58)を参照する。
ステップS26:さらにこの判定部56にて、算出した上りデータの送信レートが最大許容レートに到達しているか否かを判定する。
ステップS27:S26の判定結果がYesの場合には、ポーリング管理部57に対し、ポーリング省略(休止)の設定を行う。
ステップS28:S26の判定結果がNoの場合には、ポーリング管理部57に対し、ポーリング省略(休止)設定の解除を行う。従って、ポーリング省略を行っている場合であっても、この判定でポーリング省略を解除することもできる。
ポーリング省略中に無線端末から送信されるデータに解除を求める通知を含め、その通知を検出することで、無線基地局は、ポーリング省略の解除を行うこともできる。その際には、無線基地局は、ポーリング省略中における送信データの内容を確認し、ポーリング省略の解除通知が含まれるかどうか判定する。
図9は、図7のBS2における上りスケジューリング動作を示すフローチャート(その1)であり、図10は同フローチャート(その2)である。S31〜S42は、スケジューラ45における処理フローのステップである。この上りスケジューリング動作は、下りスケジューリングとともに毎フレーム実行される。なお、図9および10は、本発明に係るポーリングを使用するコネクションについてのスケジューリングフローを表す。
BS2では、これらコネクション以外に、Ranging(図15のRs)などの制御用領域の設定や、ポーリングを使用しない他のコネクションに対するスケジューリングも行うが、図9および10のフローチャートでは、それら他のスケジューリング動作については省略している。
(a)本発明に基づくポーリングの省略(休止)を考慮したスケジューリングフロー(ステップS31〜S37)
ステップS31:コネクション情報(58)より、各コネクションについて、前回ポーリングを行った時刻または前回ポーリングを省略(休止)した時刻を参照する。
ステップS32:前回ポーリング(またはポーリングの省略)から現時点までの経過時間を算出し、コネクション情報(58)として保持しているトラフィックパラメータであるポーリング間隔と、その経過時間とを比較する。経過時間がポーリング間隔と等しい場合には、本無線フレーム4でのポーリング対象となるコネクションの候補として抽出する。
ステップS33:S32で抽出したコネクションについて、ポーリング管理部57におけるポーリング省略(休止)に関する設定情報をチェックし、省略(休止)中か否かを判定する。
ステップS34:S33にてYes(ポーリング省略(休止)が設定されている)の場合、ユーザデータ送信用のULバーストサイズを決定する。例えば、最大許容レートにポーリング間隔を乗じて得られたビット数をもとに、ULバーストの無線リソース量に換算して決定しても良い。
ステップS35:S33にてNo(ポーリング省略が設定されていない)の場合、ポーリング用のULバーストサイズを決定する。これはBRメッセージのサイズである6バイトをもとに、ULバーストの無線リソース量に換算する。
ステップS36:S34またはS35で決定した無線リソース量に基づき、ULサブフレーム上の無線リソース割当てを行い、ULバーストを作成し、UL−MAP(図15)の更新を行う。すなわち作成したULバーストを定義するUL−MAP IEを追加する。
ステップS37:S32で抽出したポーリング対象となるコネクションの候補の全てについて、ステップS33〜S36のポーリング処理が終了していない場合には、未処理のコネクションについて、S33〜S36を同様に繰り返す。全てのコネクションについてポーリング処理が終了した場合には、続いて通常のデータ用バースト割当てフロー(S38以降)を実行する。
(b)帯域要求(BR)に基づくデータ用バーストの割当てスケジューリングフロー(ステップS38〜S42)
ステップS38:帯域要求管理部54を参照して、BRメッセージにより、ULバースト割当て待ちのコネクションを抽出する。
ステップS39:抽出したコネクションについて、ユーザデータ送信用のULバーストサイズを決定する。これは、帯域要求BRのサイズに基づき、ULバーストの無線リソース量に換算する。
ステップS40:S39で決定した無線リソース量に基づき、ULサブフレーム上の無線リソース割当てを行い、ULバーストを作成し、UL−MAPの更新を行う。すなわち作成したULバーストを定義するUL−MAP IEを追加する。
ステップS41:ULサブフレームにおける割当て可能な残り無線リソースの有無をチェックする。残り無線リソースが無い場合には、スケジューリング処理を終了する。
ステップS42:S38で抽出したコネクションの全てについて、割当てが終了したか否かを判定する。まだ割当てが未了のコネクションがある場合には、S39〜S40を同様に繰り返す。
図11はMS3の構成例を示すブロック図である。本図において、外部との通信インタフェースとして、アンテナANTを具備し、BS2との間で無線信号の送受信を行う無線インタフェース65と、ユーザが利用するアプリケーション61とを有する。
アプリケーションが生成したデータは、送信データバッファ部62にて、SDU(Service Data Unit)として一時的に保持される。その後、BS2から受信したUL−MAP(図15)に基づき、ULサブフレーム内にULバーストが割り当てられると、PDU生成部63においてSDU/PDU変換(MACヘッダやCRCの付与、フラグメント、バッキングなど)を行い、送信処理部64において符号化と、変調と無線フレームの生成とを行った後、無線インタフェース65により、上りデータ無線信号に変換されてBS3へ送信される。
逆に、無線インタフェース65を介して受信したBS2からの下りデータ無線信号は、受信処理部71において受信フレームの抽出と、復調と、復号化とが行われ、さらに識別部72においてDL−MAPとUL−MAPとの振り分けを行う。
下りユーザデータの場合には、DL−MAP解析部73においてDL−MAPの解析を行い、自身(MS)宛のPDUが格納されたDLバーストからそのPDUを取り出して、SDU再生部74にてPDU/SDU変換(デフラグメント、デパッキング、MACヘッダやCRCの除去)を行った後、上位のアプリケーション61へ渡す。
一方、UL−MAPは、UL−MAP解析部75にて解析され、帯域管理部76へ入力される。この帯域管理部76では、送信データバッファ62における送信待ちの上りデータの有無をチェックし、UL−MAPによってULバーストが割り当てられた場合には、PDU生成部63に対しPDUの生成を指示する。
一方、ULバーストが割り当てられていない場合には、メッセージ生成部77にてBRメッセージを生成し、送信処理部64を介してBS2に、ULバーストの割当てを要求する(BR)。
帯域管理部76の指示に基づき、上りユーザデータをBS3へ送信する場合には、当該ユーザデータについてのコネクション識別子とデータサイズとを、レート算出部78に通知する。
レート算出部78では、コネクション毎に、送信するユーザデータのサイズと送信時刻(フレーム番号)とから、そのコネクションの実効的な上り送信レートを算出する。例えば、今回送信するデータサイズを、前回ユーザデータを送信してからの経過時間で除算することにより、短期的な上り送信レートを算出しても良いし、あるいは過去の複数の送信データサイズと送信時刻とから、上り送信レートの移動平均を算出するようにしても良い。
次段の判定部79では、上記のレート算出部78において算出された上り送信レートと、コネクション確立時にネゴシエーションした最大許容レート(コネクション情報(80)としてメモリに保持)とを比較して、最大許容レートに到達しているか否かを判定する。最大許容レートに到達しているならば、メッセージ生成部77に対し、その旨をBS2へ通知するためのメッセージの生成を依頼する。このメッセージは、例えばサブヘッダとして、上り送信データPDUに付与し、BS2へ送信することが考えられる。
図12は、図11のMS3におけるポーリング省略(休止)動作を示すフローチャートである。
ステップS51:受信処理部71にて、下り無線フレームを受信する。受信した下り無線フレームから、識別部72においてUL−MAPを抽出し、これを帯域管理部76に通知する。
ステップS52:帯域管理部76にて、送信データバッファ62を参照し、送信待ちの上りユーザデータがあるか否かチェックする。
ステップS53:S52でYes(送信待ちの上りデータ有り)の場合には、UL−MAPによって割り当てられたULバーストサイズに基づき、送信待ち上りデータの送信データサイズを決定する。このとき、当該コネクションの識別子と決定した送信データサイズとを、レート算出部78に通知する。
ステップS54:レート算出部78では、受信データサイズと、現在時刻と、前回受信時刻とから、MS3からBS2への上りデータの送信レートを算出する。算出した送信レートは、コネクション識別子とともに、判定部79へ入力される。
ステップS55:判定部79にて、コネクション識別子により識別されるコネクションに関するコネクションに関するトラフィックパラメータ(最大許容レート)について、コネクション情報(80)を参照する。
ステップS56:さらにこの判定部79にて、算出した上りデータ送信レートが、最大許容レートに到達しているか否かを判定する。
ステップS57:S56の判定結果がYesの場合には、最大許容レートに到達したことを通知するためのメッセージを、メッセージ生成部77にて生成する。
ステップS58:一方、送信PDUをPDU生成部63にて生成する。上記ステップS57にて最大許容レート到達の通知メッセージを生成した場合には、ここで生成した送信PDUに、該最大許容レート通知メッセージを付与する。
ステップS59:S58で生成した送信PDUを、UL−MAPにて割り当てられたULサブフレーム上の無線リソースを用いて、BS2へ送信する。
図13は、図11のMS3に連携するBS2の構成例を示すブロック図である。図7に示したBS2の構成例と異なる点は、図7のレート算出部55および判定部56を持たない点である。これは、図11に示すMS3の側において最大許容レートに到達しているか否かの判定を行っているからであり、到達している場合には、最大レート通知メッセージによりMS3からBS2へ、その到達した事実が通知されるので、BS自身では送信レートの算出や最大許容レートの到達判定を行う必要がない。
MS3からBS2に最大許容レート到達の通知メッセージが送信された場合には、識別部52において当該通知メッセージが抽出され、ポーリング管理部57に、ポーリング省略(休止)の設定が行われる。その後のスケジューラ45による上りスケジューリングの決定動作は、図9に示すフローチャートに示すとおりである。
以下、上述実施例について、異なる複数の表現を用いて記載しておく。
(付記1)
無線通信装置に対する無線リソースの割当て方法において、
ポーリング信号の送信を行って、該ポーリング信号に対する応答信号に従って、データ送信用の無線リソースの割当てを行い、
ポーリング信号の送信を省略する条件を満たすと判定すると、ポーリング信号の送信を休止して、データ送信用の無線リソースの割当てを行う、
ことを特徴とする無線リソースの割当て方法。
(付記2)
無線端末から無線基地局に送信される上りデータの送信レートを算出するステップと、
前記の算出された送信レートが最大許容レートに到達したか否かを判定するステップと、
前記送信レートが最大許容レートに到達したと判定されたときに、前記ポーリングを休止するステップと、
前記ポーリングの休止分に相当する無線リソースも加えて、前記上りデータのための無線リソースを割り当てるステップと、
を有する付記1記載の上り無線リソースの割当て方法。
(付記3)
前記の判定ステップにおいて、算出された前記送信レートが最大許容レート未満であるとき、前記無線端末に対し前記ポーリングを実行する付記2に記載の上り無線リソースの割当て方法。
(付記4)
前記の算出ステップと、前記の判定ステップとを、前記無線基地局において行う付記2に記載の上り無線リソースの割当て方法。
(付記5)
前記の算出ステップと、前記の判定ステップとを、少なくとも1つの前記無線端末において行い、かつ、
当該無線端末において、前記算出された送信レートが最大許容レートに到達したと判定されたときに、前記ポーリングを休止すべき旨の通知を、前記無線基地局に送信する付記2に記載の上り無線リソースの割当て方法。
(付記6)
前記の判定ステップにおいて、前記送信レートが最大許容レートに到達した回数をカウントし、前記の最大許容レート到達回数が規定回数に到達したと判定したとき、前記の休止ステップを実行する付記1に記載の上り無線リソースの割当て方法。
(付記7)
前記の割当てステップにおいて、割当て回数をカウントし、その割当て回数が規定回数に到達するまで前記の休止ステップを実行する付記2に記載の上り無線リソースの割当て方法。
(付記8)
前記の割当てステップにおいて、前記判定ステップにより前記の算出された送信レートが最大許容レートに到達したと判定されてからの経過時間を計測し、その経過時間が規定時間に到達するまで前記の休止ステップを実行する付記2に記載の上り無線リソースの割当て方法。
(付記9)
無線基地局と、データを収容する無線リソースの割当てを受けて上りデータを該無線基地局に送信する複数の無線端末とを備え、該無線基地局からのポーリングとこれに応答する各該無線端末からの上りデータ送信要求とに基づいて上り無線リソースの割当てが行われる無線通信システムにおける該無線基地局であって、
前記無線端末から受信した上りデータの送信レートを算出する算出機能部と、
前記の算出された送信レートが最大許容レートに到達したか否かを判定する判定機能部と、
前記送信レートが最大許容レートに到達したと判定されたときに、前記ポーリングを休止して、そのポーリングの休止分に相当する無線リソースも加えて、前記上りデータのための無線リソースを割り当てる割当て機能部と、
を有する無線基地局。
(付記10)
前記割当て機能部は、前記の算出された送信レートが最大許容レート未満であるとき、前記無線端末に対し前記ポーリングを実行する付記9に記載の無線基地局。
(付記11)
無線基地局と、データを収容するスロットの割り当てを受けて上りデータを該無線基地局に送信する複数の無線端末とを備え、該無線基地局からのポーリングとこれに応答する各該無線端末からの上りデータ送信要求とに基づいて上り無線リソースの割当てが行われる無線通信システムにおける該無線基地局であって、
前記無線端末内において上りデータの送信レートを算出し、その算出された送信レートが最大許容レートに到達したことを判定したときに該無線端末より通知される最大レート情報を受信する最大レート受信機能部と、
前記最大レート情報を受信したときに、前記ポーリングを休止して、そのポーリングの休止分に相当する無線リソースも加えて、前記上りデータのための無線リソースを割り当てる割当て機能部と、
を有する無線基地局。
(付記12)
前記割当て機能部は、前記の算出された送信レートが最大許容レート未満であることが通知されていないとき、前記無線端末に対し前記ポーリングを実行する付記11に記載の無線基地局。
(付記13)
付記9又は10に記載の無線基地局と連携する無線端末。
(付記14)
無線基地局と、データを収容するスロットの割り当てを受けて上りデータを該無線基地局に送信する複数の無線端末とを備え、該無線基地局からのポーリングとこれに応答する各該無線端末からの上りデータ送信要求とに基づいて上り無線リソースの割当てが行われる無線通信システムにおける該無線端末であって、
前記無線基地局に送信される上りデータの送信レートを算出する算出機能部と、
前記の算出された送信レートが最大許容レートに到達したか否かを判定する判定機能部と、
前記の算出された送信レートが最大許容レートに到達したことを判定したときに前記無線基地局に最大レート情報を通知する最大レート情報送信機能部と、を含んでなり、
前記無線基地局は、該最大レート情報が通知されたとき、前記ポーリングを休止して、そのポーリングの休止分に相当する無線リソースも加えて、前記上りデータのための無線リソースを割り当てる無線端末。
(付記15)
無線基地局と、データを収容する無線リソースの割当てを受けて上りデータを該無線基地局に送信する複数の無線端末とを備え、該無線基地局からのポーリングとこれに応答する各該無線端末からの上りデータ送信要求とに基づいて上り無線リソースの割当てが行われる無線通信システムにおいて、コンピュータに、
各前記無線端末から前記無線基地局に送信される上りデータの送信レートを算出する手順と、
前記の算出された送信レートが最大許容レートに到達したか否かを判定する手順と、
前記送信レートが最大許容レートに到達したと判定されたときに、前記ポーリングを休止する手順と、
前記ポーリングの休止分に相当する無線リソースも加えて、前記上りデータのための無線リソースを割り当てる手順と、
を有する上り無線リソースの割当てプログラム。
本明細書で開示する一実施形態による上り無線リソースの割当て方法を示すフローチャートである。 本明細書で開示する一実施形態による無線基地局(BS)2を示すブロック図である。 本明細書で開示する他の一実施形態による無線基地局(BS)2を示すブロック図である。 図3の無線基地局(BS)2と連携する無線端末(MS)3の一実施形態を示すブロック図である。 本明細書で開示する一実施形態による、無線端末3における上りデータの発生(A)と、無線基地局−無線端末間での送信制御の様子(B)を示す図である。 本明細書で開示する他の一実施形態による、無線端末3における上りデータの発生(A)と、無線基地局−無線端末間での送信制御の様子(B)を示す図である。 無線基地局(BS)2の詳細な構成例を示すブロック図である。 図7の無線基地局(BS)2におけるポーリング省略(休止)動作を示すフローチャートである。 図7の無線基地局(BS)2における上りスケジューリング動作を示すフローチャート(その1)である。 図7の無線基地局(BS)2における上りスケジューリング動作を示すフローチャート(その2)である。 無線端末(MS)3の詳細な構成例を示すブロック図である。 図11の無線端末(MS)3におけるポーリング省略(休止)動作を示すフローチャートである。 図11の無線端末(MS)3に連携する無線基地局(BS)2の構成例を示すブロック図である。 典型的な無線通信システム1の構成例を示す図である。 IEEE802.16eに準拠した無線フレーム4の一例を示す図である。 無線端末3における上りデータの発生(A)と、無線基地局−無線端末間での送信制御の様子(B)を示す図である。
符号の説明
1 無線通信システム
2 無線基地局(BS)
3 無線端末(MS)
4 無線フレーム
21 算出機能部
22 判定機能部
23 割当て機能部
24 受信機能部
25 割当て機能部
31 算出機能部
32 判定機能部
33 最大レート情報送信機能部

Claims (10)

  1. 無線通信装置に対する無線リソースの割当て方法において、
    ポーリング信号の送信を行って、該ポーリング信号に対する応答信号に従って、データ送信用の無線リソースの割当てを行い、
    上りデータの送信レートを算出し算出した送信レートが、ポーリング信号の送信を省略する条件である最大許容レートに到達したと判定すると、ポーリング信号の送信を休止して、データ送信用の無線リソースの割当てを行う、
    ことを特徴とする無線リソースの割当て方法。
  2. 無線端末から無線基地局に送信される上りデータの送信レートを算出するステップと、
    その算出した送信レートが、ポーリング信号の送信を省略する条件である最大許容レートに到達したと判定するステップと、
    前記送信レートが最大許容レートに到達したと判定されたときに、前記ポーリングを休止するステップと、
    前記ポーリングの休止分に相当する無線リソースも加えて、前記上りデータのための無線リソースを割り当てるステップと、
    を有する上り無線リソースの割当て方法。
  3. 前記の判定ステップにおいて、算出された前記送信レートが最大許容レート未満であるとき、前記無線端末に対し前記ポーリングを実行する請求項2に記載の上り無線リソースの割当て方法。
  4. 前記の算出ステップと、前記の判定ステップとを、前記無線基地局において行う請求項2に記載の上り無線リソースの割当て方法。
  5. 前記の算出ステップと、前記の判定ステップとを、少なくとも1つの前記無線端末において行い、かつ、
    当該無線端末において、前記算出された送信レートが最大許容レートに到達したと判定されたときに、前記ポーリングを休止すべき旨の通知を、前記無線基地局に送信する請求項2に記載の上り無線リソースの割当て方法。
  6. 無線基地局と、データを収容する無線リソースの割り当てを受けながら上りデータを該無線基地局に送信する複数の無線端末とを備え、該無線基地局からのポーリングとこれに応答する各該無線端末からの上りデータ送信要求とに基づいて上り無線リソースの割当てが行われる無線通信システムにおける該無線基地局であって、
    前記無線端末から受信した上りデータの送信レートを算出する算出機能部と、
    前記の算出された送信レートがポーリング信号の送信を省略する条件である最大許容レートに到達したか否かを判定する判定機能部と、
    前記送信レートが最大許容レートに到達したと判定されたときに、前記ポーリングを休止して、そのポーリングの休止分に相当する無線リソースも加えて、前記上りデータのための無線リソースを割り当てる割当て機能部と、
    を有する無線基地局。
  7. 無線基地局と、データを収容する無線リソースの割当てを受けて上りデータを該無線基地局に送信する複数の無線端末とを備え、該無線基地局からのポーリングとこれに応答する各該無線端末からの上りデータ送信要求とに基づいて上り無線リソースの割当てが行われる無線通信システムにおける該無線基地局であって、
    前記無線端末内において上りデータの送信レートを算出し、その算出された送信レートがポーリング信号の送信を省略する条件である最大許容レートに到達したことを判定したときに該無線端末より通知される最大レート情報を受信する最大レート受信機能部と、
    前記最大レート情報を受信したときに、前記ポーリングを休止して、そのポーリングの休止分に相当する無線リソースも加えて、前記上りデータのための無線リソースを割り当てる割当て機能部と、
    を有する無線基地局。
  8. 請求項6に記載の無線基地局と連携する無線端末。
  9. 無線基地局と、データを収容する無線リソースの割当てを受けて上りデータを該無線基地局に送信する複数の無線端末とを備え、該無線基地局からのポーリングとこれに応答する各該無線端末からの上りデータ送信要求とに基づいて上り無線リソースの割当てが行われる無線通信システムにおける該無線端末であって、
    前記無線基地局に送信される上りデータの送信レートを算出する算出機能部と、
    前記の算出された送信レートがポーリング信号の送信を省略する条件である最大許容レートに到達したか否かを判定する判定機能部と、
    前記の算出された送信レートが最大許容レートに到達したことを判定したときに前記無線基地局に最大レート情報を通知する最大レート情報送信機能部と、を含んでなり、
    前記無線基地局は、該最大レート情報が通知されたとき、前記ポーリングを休止して、そのポーリングの休止分に相当する無線リソースも加えて、前記上りデータのための無線リソースを割り当てる無線端末。
  10. 無線基地局と、データを収容する無線リソースの割当てを受けて上りデータを該無線基地局に送信する複数の無線端末とを備え、該無線基地局からのポーリングとこれに応答する各該無線端末からの上りデータ送信要求とに基づいて上り無線リソースの割当てが行われる無線通信システムにおいて、コンピュータに、
    各前記無線端末から前記無線基地局に送信される上りデータの送信レートを算出する手順と、
    前記の算出された送信レートがポーリング信号の送信を省略する条件である最大許容レートに到達したか否かを判定する手順と、
    前記送信レートが最大許容レートに到達したと判定されたときに、前記ポーリングを休止する手順と、
    前記ポーリングの休止分に相当する無線リソースも加えて、前記上りデータのための無線リソースを割り当てる手順と、
    を実行させる無線リソースの割当てプログラム。
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