JP5076348B2 - 共有メモリのアクセス方式 - Google Patents

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Description

この発明は、サイクリック通信(サイクリック伝送、スキャン伝送とも言う。以降はサイクリック通信で統一する)を有する制御ネットワーク上データの送受信を行う通信プロセッサと、実際にサイクリック通信データを使用する制御プロセッサ間等に使用すると好適な、マルチプロセッサ間の情報交換を行う共有メモリのアクセス方式に関するものである。
まず、サイクリック通信について説明する。サイクリック通信とは、プラントを制御する際などによく使用される通信方式で、複数のプラント制御機器等からなる処理装置(ノード)間で伝送コモンメモリ上の情報を共有し、プラントを制御するソフトウェアからは、メモリ読み書きイメージで共有された情報に対してアクセスするため通信方式であり、伝送コモンメモリ上の情報は定周期(サイクリック)に各ノードから送信されるデータにより更新される。図3は、例えばJIS B3521で規格化されているFL−netなどにおけるサイクリック通信の概念図である。各ノード(1〜n)上に存在する伝送コモンメモリ上の状態がサイクリック通信により同一化される様子を示している。伝送コモンメモリ上には各ノード(1〜n)用の領域(出力エリア)が設定されており、各ノード(1〜n)が順番に自ノード用の領域の内容を定周期でブロードキャストにより送信する。他ノードからのサイクリック通信を受け取った各ノードは、自ノード内にある伝送コモンエリア上の、送信元ノード用にアサインされている領域に受信データを保存することで、各ノード(1〜n)上のコモンエリアの内容が同一化される。
また、ネットワークにおいては、一般的に外来ノイズや中継機器の障害、ノード自身の障害などにより一時的にデータ送受信不可な状態になることがあるため、このような送受信不可状態から復帰した際にはデータの再送などにより欠落データを補う必要がある。ただし、サイクリック通信に於いては、前記のような伝送異常を検出して再送するのではなく、通常時も定周期でデータを送信することでデータ欠落が継続しないようにしている。
次に各ノード内の動きについて説明する。図4は各ノード内のデータ流れを示したイメージ図である。各ノードには、伝送コモンメモリ20を挟んで、上記で説明した伝送データの送受信と伝送コモンメモリとの読み書きを行う通信プロセッサ21の他に、伝送コモンメモリ20上の情報を実際に使って制御対象23であるプラントの制御を行う制御プロセッサ22が存在する。
制御プロセッサ22は、制御対象23に対する制御周期で受信領域24や制御対象23からデータを読出し、演算を行った後、必要に応じて制御対象23または送信領域25にデータを書込む。一方、通信プロセッサ21は、伝送コモンメモリ内容が制御プロセッサ22により変更されたか否かに関係なく、自分の送信周期で送信領域25からデータを読出し他ノードに送信する。他ノードからデータを受信した場合は、そのデータを受信領域24に書込む。通常これらの通信プロセッサ21、制御プロセッサ22は非同期に動作しており、非同期に伝送コモンメモリ20にアクセスしている。このように、伝送コモンメモリ20は、各ノード間の共有メモリであると同時に、1ノード内においては通信プロセッサ21と制御プロセッサ22間の共有メモリでもある。
また、図5は、図4の伝送コモンメモリ20の受信領域24に対して、従来の一般的な共有メモリのアクセス方式を適用した場合のブロック図である。図5において、一方の側のCPU−A31と他方の側のCPU−B32がそれぞれ図4の通信プロセッサ21と制御プロセッサ22に対応し、共有メモリ33が図4の伝送コモンメモリ20に対応する。一方の側のCPU−A31のアドレス、データ、制御線を含んだCPUバス35は、共有メモリ調停機能34を経由して共有メモリ33に接続されている。また、他方の側のCPU−B32のアドレス、データ、制御線を含んだCPUバス36も、共有メモリ調停機能34を経由して共有メモリ33に接続されている。共有メモリ調停機能34は、共有メモリ33に対してCPU−A31とCPU−B32が同時にアクセスすることにより発生するデータ化けなどを防ぐためのアクセス調停を行うものであり、通常CPU−A31かCPU−B32のどちらかが先に共有メモリ33へのアクセス要求を出した場合には、要求を先に出した方にアクセスを許可し、他方には相手がアクセス終了するまでアクセスしないようにする。また、CPU−A31とCPU−B32が共有メモリ33へのアクセス要求を同時に出した場合は、一般的に通信プロセッサ(CPU−A31)の方が通信の送受信タイミング時点で共有メモリ33に対してアクセスする必要があるため、制御プロセッサ(CPU−B32)よりも優先して共有メモリ33にアクセスできるようにする事が多い。したがって、ここでは共有メモリ調停機能34は、同時要求時はCPU−A31優先となっているものとする。つまり、CPU−A31とCPU−B32が共有メモリ33へのアクセス要求を同時に出した場合は、CPU−A31がアクセス権を獲得してCPU−B32はCPU−A31がアクセス終了するまで待たされることになる。
また、従来技術として、マイクロプロセッサ、共有メモリ、データ転送バスに接続され、データ転送経路の接続制御を行うアクセス制御部と、上記マイクロプロセッサ、上記共有メモリ、上記データ転送バスに接続され、いずれの共有メモリへのアクセスであるかを判断し、上記アクセス制御部に接続経路の指示を与えるアクセス調停部とを、それぞれの上記プロセッサシステムに備え、アクセス要求発生毎に、上記データ転送経路の接続を行い、アクセス要求の競合時には上記アクセス調停部が競合しているアクセス要求の調停を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。また、他の従来技術として、共有メモリに調停部で競合を防止して複数のデバイスによりアクセスする場合、共有メモリと同じアドレス領域に同じデータを1つのデバイスからの書込み要求信号により同時に書込まれるコピーメモリを追加し、1つのデバイスからの読み出し要求信号をコピーメモリにのみ、他のデバイスからの読み出し要求信号を共有メモリにのみ与えるようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−56873号公報 特開平8−335186号公報
従来の共有メモリのアクセス方式は、以上のように構成されており、特にサイクリック通信を行うノード内の通信プロセッサ11と制御プロセッサ12間の共有メモリアクセスにおいては、通信プロセッサ11が他ノードから送信されてきたデータを受信した際にデータの内容が変わっていなくても自ノード内における伝送コモンメモリ10の他ノード送信領域15に受信データを書込むように構成されているので、実際には自ノードの共有メモリに書込む必要のないデータを受信した場合でも、通信プロセッサ11が共有メモリにデータを書込んでいる間、制御プロセッサ12は共有メモリへのアクセスを待たされることになる。
また、特許文献1に記載された従来技術は、共有メモリ自体を複数に分割し、各プロセッサが異なった共有メモリにアクセスする際には競合が起きないものであるが、同じ共有メモリに対する競合を軽減させるものではない。また特許文献2に記載された従来技術は、共有メモリに対して読出す際はローカルメモリから読出すようにしているが、共有メモリに対する書込み条件としては使用していない。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、複数プロセッサ間の情報共有のための共有メモリに対し、不要なアクセスを削減することで共有メモリを使用する両プロセッサの処理効率を向上する事が可能となる共有メモリのアクセス方式を得ることを目的とする。
この発明に係る共有メモリのアクセス方式においては、複数の処理装置が情報を共有するための共有メモリのアクセス方式において、共有メモリに対してデータを書込む側である一方の側の処理装置と、共有メモリからデータを読出す側である他方の側の処理装置と、共有メモリに対して両方の側の処理装置が同時にアクセスすることにより発生するデータ化けを防ぐためのアクセス調停を行う共有メモリ調停機能と、共有メモリ調停機能を経由して共有メモリに接続され、一方の側の処理装置のアドレス、データ、制御線を含んだ一方の側のCPUバスと、共有メモリ調停機能を経由して共有メモリに接続され、他方の側の処理装置のアドレス、データ、制御線を含んだ他方の側のCPUバスと、一方の側の処理装置と共有メモリ調停機能の間に設けられた書込み要否判定機能と、一方の側の処理装置が共有メモリに書込もうとするデータを、実際に書込む必要があるか無いかを判定する情報を保存しておき、一方の側の処理装置側で占有でき、他方の側の処理装置からはアクセスできない書込み要否判定機能用ローカルバッファと、書込み要否判定機能と共有メモリ調停機能の間を接続する共有メモリ書込み用バスとを備え、一方の側の処理装置が共有メモリにデータを書込む際に、まず一方の側の処理装置は書込み要否判定機能用ローカルバッファと共有メモリの内容を初期状態とし、次に一方の側の処理装置が他ノードからのサイクリック通信データ受信により共有メモリに書込みたいデータを持った場合、一方の側の処理装置は一方の側のCPUバスに共有メモリの書込みアドレスと書込みデータを出力し、書込み要否判定機能が、一方の側の処理装置が一方の側のCPUバスに出力したデータと書込み要否判定機能用ローカルバッファから読出したデータとの演算結果により書込みデータに変化が無いと判定した場合、書込み要否判定機能は該データの共有メモリへの書込みを不要と判定し、共有メモリおよび書込み要否判定機能用ローカルバッファの内容は変化させずに一方の側の処理装置に書込み正常終了の応答を返し、一方の側の処理装置が一方の側のCPUバスに出力したデータと書込み要否判定機能用ローカルバッファから読出したデータとの演算結果により書込みデータに変化があると判定した場合、書込み要否判定機能は該データの共有メモリへの書込みを必要と判定し、共有メモリに対して一方の側の処理装置の出力したデータを書込み、書込み要否判定機能用ローカルバッファに比較データ生成用演算を施したデータを書込んだ後、一方の側の処理装置に書込み正常終了の応答を返すものである。


この発明によれば、データ内容に変化がある場合のみ共有メモリに対して読み書きアクセスを行うように構成したので、データ内容に関係なく共有メモリに対して読み書きアクセスを行う場合と比較して、不要な共有メモリアクセスを削減することが可能で、その結果、複数プロセッサ間の共有メモリアクセスにおける競合発生を削減することが可能となり、プロセッサ処理能力を有効に活用することが可能となる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態1における共有メモリのアクセス方式を示すブロック図である。
図1において、一方の側のCPU−A1と他方の側のCPU−B2がそれぞれ図4の通信プロセッサ11と制御プロセッサ12に対応し、共有メモリ3が図4の伝送コモンメモリ10に対応する。一方の側のCPU−A1は共有メモリ3に対してデータを書込む側であり、他方の側のCPU−B2は共有メモリ3からデータを読出す側である。一方の側のCPU−A1のアドレス、データ、制御線を含んだCPU−A側CPUバス5は、共有メモリ調停機能4を経由して共有メモリ3に接続されている。また、他方の側のCPU−B2のアドレス、データ、制御線を含んだCPU−B側CPUバス6も、共有メモリ調停機能4を経由して共有メモリ3に接続されている。共有メモリ調停機能4は、共有メモリ3に対してCPU−A1とCPU−B2が同時にアクセスすることにより発生するデータ化けなどを防ぐためのアクセス調停を行うものである。また、この発明の実施の形態1においては、一方の側のCPU−A1と共有メモリ調停機能4の間に設けられた書込み要否判定機能7と、CPU−A1側で占有でき、CPU−B2側からはアクセスできない書込み要否判定機能用ローカルバッファ8と、書込み要否判定機能7と共有メモリ調停機能4の間を接続する共有メモリ書込み用バス9とを備えた構成に特徴がある。なお、書込み要否判定機能用ローカルバッファ8には、一方の側のCPU−A1が共有メモリ3に書込もうとするデータを、実際に書込む必要があるか無いかを判定するための情報を保存しておくようにする。
次に、図1に基づいて一方の側のCPU−A1が共有メモリ3にデータを書込む際の動作について説明する。この説明では、書込み要否判定機能用ローカルバッファ8内の情報構造の1例として、共有メモリ3に書込むものと同じ情報を書込み要否判定機能用ローカルバッファ8の同じアドレスに書込むものとして説明を行う。
まず一方の側のCPU−A1は、電源投入時やリセット時に実行する初期化処理で書込み要否判定機能用ローカルバッファ8と共有メモリ3内容を初期状態(例えば、全て0)とする。次に一方の側のCPU−A1が他ノードからのサイクリック通信データ受信などにより共有メモリ3に書込みたいデータを持った場合、一方の側のCPU−A1はCPU−A側CPUバス5に共有メモリ3の書込みアドレスと書込みデータを出力する。書込み要否判定機能7は、書込み要否判定機能用ローカルバッファ8の該アドレスからデータを読出し、書込みデータと比較する。一方の側のCPU−A1がCPU−A側CPUバス5に出力したデータと書込み要否判定機能用ローカルバッファ8から読出したデータが一致した場合、書込み要否判定機能7は該データの共有メモリ3への書込みを不要と判定し、共有メモリ3および書込み要否判定機能用ローカルバッファ8の内容は変化させずに一方の側のCPU−A1に書込み正常終了の応答を返す。一方、CPU−A1がCPU−A側CPUバス5に出力したデータと書込み要否判定機能用ローカルバッフア8から読出したデータが一致しなかった場合、書込み要否判定機能7は該データの共有メモリ3への書込みを必要と判定し、共有メモリ3および書込み要否判定機能用ローカルバッファ8に対してCPU−A1の出力したデータを書込んだ後、CPU−A1に書込み正常終了の応答を返す。
なお、上記の例では書込み要否判定機能用ローカルバッファ8内情報を、共有メモリ3に書込むものと同じ情報としたが、書込み要否判定機能用ローカルバッフア8には、共有メモリ3に書込む情報を反転するなどの入出力が一対一で対応する演算を実施した後の情報を保存しても良く、この場合、上記の例の「データ比較」は該一対一対応演算をCPU−A1の出力したデータに施しても良いし、該一対一対応演算の逆演算を書込み要否判定機能用ローカルバッファ内データに施しても良い。また情報を保存する書込み要否判定機能用ローカルバッフア内の位置も、上記の例では共有メモリと同じアドレスとしたが、共有メモリ上のアドレスが決まると書込み要否判定機能用ローカルバッファ上のアドレスが一意に決まる他の対応付け(一対一でなくとも良い)でも良い。
実施の形態2.
なお、上記の実施の形態1では、一方の側のCPU−A1が出力する単一データ毎に書込み要否判定機能用ローカルバッファ内容と比較する場合について述べたが、CPU−A1が出力する複数データを纏めて書込み要否判定機能用ローカルバッファ内容と比較しても良い。これにより、書込み要否判定機能用ローカルバッファのサイズを小さくしたり、比較回数を減らしたりする事が可能となる。複数データの纏め方としては、「共有メモリ」全体一括で行っても良いし、「共有メモリ」を伝送単位などの複数のブロックに分け、それぞれのブロック毎に対して行っても良いし、単純にアクセスの最小単位(ワードやバイトなど)の整数倍などとしても良い。
この場合の書込み要否判定機能用ローカルバッファに保存する情報の例としては、CPU−A1が出力する複数データを圧縮したもの、圧縮データを一対一演算したもの、または一対一演算したものを圧縮したものなどが考えられる。
実施の形態3.
また、上記の実施の形態1の説明では、書込み要否判定機能用ローカルバッファ8に保存する比較用データを書込み要否判定機能単独で生成する場合について述べたが、データ生成側(サイクリック通信データなどの場合はデータ送信側)でデータ変化毎に値を更新する識別子情報を付加することとし、この付加された識別子、または識別子を一対一演算したもの、さらには、複数の識別子を纏めて演算したものを書込み要否判定機能用ローカルバッファに保存し「データ変化有無」を検出するための情報としても良い。このことにより、元データ生成側でない部分で比較用データを生成することが不要となる。
実施の形態4.
図2はこの発明の実施の形態4における共有メモリのアクセス方式を示すブロック図である。
今までの説明では、共有メモリ3にデータを書込む側での対策についてのみ述べてきたが、共有メモリ3からデータを読出す側での対策も実施した場合について図2に基づいて説明する。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
この発明の実施の形態4においては、共有メモリ3の読出し側である他方の側のCPU−B2と共有メモリ調停機能4の間に設けられた読出し要否判定機能10と、CPU−B2側で占有でき、CPU−A1側からはアクセスできない読出し要否判定機能用ローカルバッファ11と、読出し要否判定機能10と共有メモリ調停機能4の間を接続する共有メモリ読出し用バス12と、実データを書込む共有メモリ3の内容に変化があったか否かを示す付加レジスタ13とを備えた構成に特徴がある。なお、読出し要否判定機能用ローカルバッファ11には、他方の側のCPU−B2が共有メモリ3から読出そうとするデータを生成可能な情報と付加レジスタ13の内容の変化を検出するための情報を保存しておくようにする。
次に、図2に基づいて他方の側のCPU−B2が共有メモリ3からデータを読出す際の動作について説明する。この説明では、読出し要否判定機能用ローカルバッファ11内の情報構造の1例として、共有メモリ3の内容と同じ情報を読出し要否判定機能用ローカルバッフア11の同じアドレスに、付加レジスタ13の内容と同じ情報を該アドレスから一意に求められるアドレスに書込むものとして説明を行う。
まず一方の側のCPU−A1は、電源投入時やリセット時に実行する初期化処理で書込み要否判定機能用ローカルバッフア8や共有メモリ3と同様に付加レジスタ13内容も初期状態(例えば、全て0)とする。他方の側のCPU−B2は、電源投入時やリセット時に実行する初期化処理で読出し要否判定機能用ローカルバッファ11の内容を初期状態(例えば、全て0)とする。CPU−A1側が共有メモリ3の内容を実際に更新する際には、付加レジスタ13の内容も変化(例えばインクリメント)させる。次に、他方の側のCPU−B2が共有メモリ3のデータを読出したい場合、CPU−B2はCPU−B側CPUバス6に共有メモリ3に対する読出しアドレスを出力する。読出し要否判定機能10は、共有メモリ読出しアドレスに対応した付加レジスタ13と、読出し要否判定機能用ローカルバッファ11上の付加レジスタ13に対応した位置からデータを読出して比較する。付加レジスタ13の内容と書込み要否判定機能用ローカルバッフア8から読出した付加レジスタ相当のデータが一致した場合、読出し要否判定機能10は該データの共有メモリ3からの読出しを不要と判定し、読出し要否判定機能用ローカルバッファ11からデータを読出し、共有メモリ3および読出し要否判定機能用ローカルバッファ11の内容は変化させずにCPU−B2に読出し正常終了の応答を返す。一方、付加レジスタ13の内容と書込み要否判定機能用ローカルバッフア8から読出した付加レジスタ相当のデータが一致しなかった場合、読出し要否判定機能10は該データの共有メモリ3からの読出しを必要と判定し、共有メモリ3および付加レジスタ13の内容を読出し、読出し要否判定機能用ローカルバッファ11に保存すると共にCPU−B2に読出し正常終了の応答を返す。
なお、この実施の形態4においても、一方の側のCPU−A1が付加レジスタ13の内容を変化させるのは共有メモリ3上の単一データ毎でも良いし、複数データを纏めても良い。また、実施の形態1における説明と同様、共有メモリ3や付加レジスタ13上の情報と書込み要否判定機能用ローカルバッファ11上の情報の対応も、単一データ毎でも良いし、複数データを纏めても良い。
この発明の実施の形態1における共有メモリのアクセス方式を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4における共有メモリのアクセス方式を示すブロック図である。 規格化されているFL−netなどにおけるサイクリック通信の概念図である。 図3の各ノード内のデータ流れを示したイメージ図である。 従来の一般的な共有メモリのアクセス方式を示すブロック図である。
符号の説明
1 CPU−A
2 CPU−B
3 共有メモリ
4 共有メモリ調停機能
5 CPU−A側CPUバス
6 CPU−B側CPUバス
7 書込み要否判定機能
8 書込み要否判定機能用ローカルバッファ
9 共有メモリ書込み用バス
10 読出し要否判定機能
11 読出し要否判定機能用ローカルバッファ
12 共有メモリ読出し用バス
13 付加レジスタ

Claims (4)

  1. 複数の処理装置が情報を共有するための共有メモリのアクセス方式において、
    前記共有メモリに対してデータを書込む側である一方の側の処理装置と、
    前記共有メモリからデータを読出す側である他方の側の処理装置と、
    前記共有メモリに対して両方の側の処理装置が同時にアクセスすることにより発生するデータ化けを防ぐためのアクセス調停を行う共有メモリ調停機能と、
    前記共有メモリ調停機能を経由して共有メモリに接続され、一方の側の処理装置のアドレス、データ、制御線を含んだ一方の側のCPUバスと、
    前記共有メモリ調停機能を経由して共有メモリに接続され、他方の側の処理装置のアドレス、データ、制御線を含んだ他方の側のCPUバスと、
    前記一方の側の処理装置と共有メモリ調停機能の間に設けられた書込み要否判定機能と、
    前記一方の側の処理装置が前記共有メモリに書込もうとするデータを、実際に書込む必要があるか無いかを判定する情報を保存しておき、前記一方の側の処理装置側で占有でき、前記他方の側の処理装置からはアクセスできない書込み要否判定機能用ローカルバッファと、
    前記書込み要否判定機能と前記共有メモリ調停機能の間を接続する共有メモリ書込み用バスとを備え、
    前記一方の側の処理装置が前記共有メモリにデータを書込む際に、まず一方の側の処理装置は書込み要否判定機能用ローカルバッファと共有メモリの内容を初期状態とし、次に一方の側の処理装置が他ノードからのサイクリック通信データ受信により前記共有メモリに書込みたいデータを持った場合、一方の側の処理装置は一方の側のCPUバスに共有メモリの書込みアドレスと書込みデータを出力し、前記書込み要否判定機能が、前記一方の側の処理装置が一方の側のCPUバスに出力したデータと前記書込み要否判定機能用ローカルバッファから読出したデータとの演算結果により書込みデータに変化が無いと判定した場合、前記書込み要否判定機能は該データの共有メモリへの書込みを不要と判定し、共有メモリおよび書込み要否判定機能用ローカルバッファの内容は変化させずに一方の側の処理装置に書込み正常終了の応答を返し、前記一方の側の処理装置が一方の側のCPUバスに出力したデータと前記書込み要否判定機能用ローカルバッファから読出したデータとの演算結果により書込みデータに変化があると判定した場合、前記書込み要否判定機能は該データの共有メモリへの書込みを必要と判定し、共有メモリに対して一方の側の処理装置の出力したデータを書込み、書込み要否判定機能用ローカルバッファに比較データ生成用演算を施したデータを書込んだ後、一方の側の処理装置に書込み正常終了の応答を返すことを特徴とする共有メモリのアクセス方式。
  2. 書込みデータに変化があるか無いかを判定するデータ変化有無判定を、単一データ毎ではなく複数のデータを纏めて一括で判定することを特徴とする請求項1記載の共有メモリのアクセス方式。
  3. データ生成側でデータ変化毎に更新する識別子情報を本来の書込みデータとは別に付加し、その付加された情報をデータ変化有無判定に用いることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の共有メモリのアクセス方式。
  4. 共有メモリのデータ読出し側である他方の側の処理装置と共有メモリ調停機能の間に設けられた読出し要否判定機能と、前記他方の側の処理装置側で占有でき、一方の側の処理装置からはアクセスできない読出し要否判定機能用ローカルバッファと、前記読出し要否判定機能と共有メモリ調停機能の間を接続する共有メモリ読出し用バスと、実データを書込む共有メモリの内容に変化があったか否かを示す付加レジスタとを備え、前記読出し要否判定機能用ローカルバッファには、前記他方の側の処理装置が前記共有メモリから読出そうとするデータを生成可能な情報と前記付加レジスタの内容を検出するための情報を保存しておき、
    前記他方の側の処理装置が前記共有メモリからデータを読出す際に、まず一方の側の処理装置は書込み要否判定機能用ローカルバッファと共有メモリと付加レジスタの内容を初期状態とし、他方の側の処理装置は読出し要否判定機能用ローカルバッファの内容を初期状態とし、次に前記他方の側の処理装置が共有メモリのデータを読出したい場合、前記他方の側の処理装置は他方の側のCPUバスに共有メモリに対する読出しアドレスを出力し、前記読出し要否判定機能が共有メモリ読出しアドレスに対応した前記付加レジスタと前記読出し要否判定機能用ローカルバッファ上の付加レジスタに対応した位置からデータを読出して比較し、前記付加レジスタの内容と前記書込み要否判定機能用ローカルバッファから読出した付加レジスタ相当のデータにより前記付加レジスタの内容の変化を検出しなかった場合、前記読出し要否判定機能は該データの共有メモリからの読出しを不要と判定し、前記読出し要否判定機能用ローカルバッファからデータを読出し、共有メモリおよび読出し要否判定機能用ローカルバッファの内容は変化させずに他方の側の処理装置に読出し正常終了の応答を返し、前記付加レジスタの内容と前記書込み要否判定機能用ローカルバッファから読出した付加レジスタ相当のデータにより前記付加レジスタの内容の変化を検出した場合、前記読出し要否判定機能は該データの共有メモリからの読出しを必要と判定し、共有メモリおよび付加レジスタの内容を読出し、前記読出し要否判定機能用ローカルバッファ内容を更新すると共に他方の側の処理装置に読出し正常終了の応答を返すことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の共有メモリのアクセス方式。
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