JP5069115B2 - 無電極プラズマランプ - Google Patents

無電極プラズマランプ Download PDF

Info

Publication number
JP5069115B2
JP5069115B2 JP2007533712A JP2007533712A JP5069115B2 JP 5069115 B2 JP5069115 B2 JP 5069115B2 JP 2007533712 A JP2007533712 A JP 2007533712A JP 2007533712 A JP2007533712 A JP 2007533712A JP 5069115 B2 JP5069115 B2 JP 5069115B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bulb
lamp
probe
solid dielectric
plasma
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007533712A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008515152A (ja
JP2008515152A5 (ja
Inventor
フレデリック エム. エスピュー
Original Assignee
ラクシム コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ラクシム コーポレーション filed Critical ラクシム コーポレーション
Publication of JP2008515152A publication Critical patent/JP2008515152A/ja
Publication of JP2008515152A5 publication Critical patent/JP2008515152A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5069115B2 publication Critical patent/JP5069115B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J7/00Details not provided for in the preceding groups and common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J7/44One or more circuit elements structurally associated with the tube or lamp
    • H01J7/46Structurally associated resonator having distributed inductance and capacitance
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/12Selection of substances for gas fillings; Specified operating pressure or temperature
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/30Vessels; Containers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/30Vessels; Containers
    • H01J61/35Vessels; Containers provided with coatings on the walls thereof; Selection of materials for the coatings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/52Cooling arrangements; Heating arrangements; Means for circulating gas or vapour within the discharge space
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J65/00Lamps without any electrode inside the vessel; Lamps with at least one main electrode outside the vessel
    • H01J65/04Lamps in which a gas filling is excited to luminesce by an external electromagnetic field or by external corpuscular radiation, e.g. for indicating plasma display panels
    • H01J65/042Lamps in which a gas filling is excited to luminesce by an external electromagnetic field or by external corpuscular radiation, e.g. for indicating plasma display panels by an external electromagnetic field
    • H01J65/044Lamps in which a gas filling is excited to luminesce by an external electromagnetic field or by external corpuscular radiation, e.g. for indicating plasma display panels by an external electromagnetic field the field being produced by a separate microwave unit
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P3/00Waveguides; Transmission lines of the waveguide type
    • H01P3/16Dielectric waveguides, i.e. without a longitudinal conductor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、無電極プラズマランプに係り、特に発光装置および発光方法に関し、より具体的には、少なくとも一つの透明バルブを一体化した固体誘電体導波管を備えたマイクロ波放射により作動する無電極のプラズマランプであって、プラズマからの熱エネルギーがバルブに再利用(リサイクル)されるという高効率の無電極プラズマランプに関するものである。
本件出願は、2004年2月4日に出願した米国特許出願第10/771、788号(以下「788出願」という)(発明の名称「Plasma Lamp With Dielectric Waveguide」)の一部継続出願であって、この788出願は、2001年3月15日に出願し米国特許第6、737、809B2号(発明の名称「Plasma Lamp With Dielectric Waveguide」)として付与された米国特許出願第09/809、718号(以下「718出願」という)の継続であり、この718出願は、2000年7月31日に出願された優先出願第60/222、028号(以下「028出願」という)(発明の名称「Plasma Lamp」)につき優先権を主張したものである。
本件出願人の718出願は、「誘電体導波管」、すなわちマイクロ波プローブによってマイクロ波エネルギー供給源と結合した導波管を有しており、誘電物質からなる本体とこの本体中へ延伸するランプチャンバ側面とを有する「誘電体導波管一体化型プラズマランプ」(DWIPL)を開示している。供給源動作周波数および導波管本体の寸法は、少なくとも一つの電場最高点を有する少なくとも一つの共振モードで本体が共振するように選択される。さらにこのランプは、チャンバ内にバルブ(電球)を備えている。このように、本体、チャンバ、およびバルブは、一体構造として組み込まれている。バルブは、導波管によってバルブにマイクロ波エネルギーが導かれたときに発光プラズマを形成する充填混合物(「充填物」)を含有している。この718出願は、誘電体導波管および二つのマイクロ波プローブを有する誘電体導波管一体型プラズマランプも開示している。一方のプローブは、このプローブとマイクロ波供給源との間のフィードバック手段に結合しており、導波管本体をプローブ測定して即座に場の振幅および位相をサンプリングするとともに、この情報をフィードバック手段を介して供給源に提供し、導波管本体内で少なくとも一つの共振モードを維持できるよう動作周波数を動的に調整し、これにより、ランプが「誘電体共振発振器」モードで作動する。さらに、718出願は、導波管本体の形状、バルブのタイプ(一つのエンベロープに対し一つの自己封入バルブ)、バルブの数(1対2)、ランプチャンバの数(1対2)、プローブの数(1対2)に応じて異なった誘電体導波管一体型プラズマランプの実施例を開示している。
特許出願公開第2003/0178943A1号として公開された一部継続出願第10/356、340号(以下「340出願」という)(発明の名称「Microwave Energized Plasma Lamp With Solid Dielectric Waveguide」)は、マイクロ波エネルギーを充填物に供給する「ドライブプローブ」や「フィードバックプローブ」のデザインを向上させたもの、またドライブプローブの過結合を緩和する「スタートプローブ」の使用、およびプラズマの形成前およびプラズマが安定状態に達した後に本体から供給源へ反射するパワーを最小化する2プローブ型用または3プローブ型用の増幅器や制御回路の使用を開示している。さらにこの340出願は、導波管本体空洞(すなわちランプチャンバ)を窓またはレンズで封止し、この封止がランプ作動時に生じる熱機械応力やチャンバ圧力に耐えるとする技術手段や、誘電体導波管一体型プラズマランプ用の別の技術手段や、二つの固体誘電物質からなる導波管本体を開示している。
米国特許出願第09/809、718号 米国特許出願第10/771、788号 米国特許出願公開第2003/0178943A1号
ところで、従来、上記の718出願、340出願、788出願においては、石英バルブは、プラズマを含有するバルブ壁が受ける1000℃の領域で故障しやすいため、石英バルブは当該発明のプラズマランプには不適切であるし、また、たとえ構造的損傷が生じないとしても、その温度で繰り返した場合、長期間の機械的性質、光学的性質、電気的性質が不安定であると主張している。結論は、石英バルブを使用すると、ランプが早期段階で故障しがちであるというものであった。
そこで、本発明では、上記のランプを使用する場合に、石英は適切な物質であることを証明し、さらに、不透明体の充填エンベロープや自己封入バルブでは達成できない重要な利点も証明する。
本発明の一態様において、本発明のランプは、誘電率が約2を越える少なくとも一つの誘電物質からなる本体と、導波管外表面によって画定される少なくとも一つの本体表面とを有する導波管を備えている。さらに、このランプは、約0.25〜約30GHzの周波数で作動する供給源から本体へのマイクロ波エネルギーを結合するプローブを前記本体内に備えている。この本体は、少なくとも一つの電場最高点を有する少なくとも一つのモードで共振する。この本体は、導波管の外表面から垂下する(これにより開口部を形成する)ランプチャンバを備えており、このランプチャンバは、底表面と少なくとも一つの周囲壁表面とによって画定される。このランプは、さらに、チャンバ内に透明の誘電体バルブを備えおり、またこのバルブ内には共振本体からマイクロ波エネルギーを受けたときに発光プラズマを形成する充填物を含有している。
本発明の第2態様において、ランプは、誘電体導波管本体のランプチャンバに密接に取付けた自己封入バルブを備えている。このランプチャンバは、開口部によって画定されるとともに、封入エンクロージャーは、底表面と少なくとも一つの周囲壁表面とによって画定される。バルブは、透明な誘電物質からなる円筒形状壁を有しており、これは同じ誘電物質からなる底部に付着している。バルブの上円周端は、透明な窓で密閉封止されている。バルブの外表面はチャンバ壁表面と熱接触し、バルブ底の外表面はチャンバの底表面と熱接触する。
本発明の第3態様においては、ランプチャンバは、誘電体導波管本体のランプチャンバ内に配置される自己封入バルブを備えている。このチャンバは、開口部とエンクロージャーによって画定される。このエンクロージャーは、底表面と少なくとも一つの周囲壁表面によって画定される。バルブは、透過性誘電物質からなる円筒壁を備えており、対向した下方表面と上方表面を有する外周リップを上方に延長し、また透過底部に付着している。このリップの下方表面は、開口部と外接するバルブ支持構造に密閉封止するとともに、導波管本体に取り付けられている。さらに、バルブは、リップ上方表面で密閉封止した窓を備えている。
本発明の第4態様においては、ランプは、誘電体導波管本体のランプチャンバを備えており、これは、開口部と、誘電物質の周囲壁の境界となり対称的に底部へ先細りとなる形状の表面とによって画定される。さらにこのランプは、底部に取り付けられる円筒状で透明な壁を有する自己封入バルブと、この壁に密閉封止される窓とを備えている。バルブの底部は、第1接着層によってセラミック台に付着している。このセラミック台は、第2接着層により底部付近に付着している。チャンバの表面は、ランプ出力放射を受ける光学系に課せられる放射線拡散の規格を満たすように、バルブ内でプラズマが発した光を導く形状となっている。
本発明は、ランプが早期段階で故障しないようにする。
本発明は、ランプが早期段階で故障しないようにする目的を、マイクロ波エネルギーを結合するプローブ等を本体内に備えて実現するものである。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。
本発明は、様々な改変をなしたり別構造になりうるとしても、本発明の実施例は、詳細に以下示される。ただし、本発明を特定の開示形態に限定する意図はないと理解されるはずである。むしろ、本発明は、あらゆる変更、等価物等、特許請求の範囲に記載される本発明の趣旨や範囲内にある別の構造体を保護することを意図している。
ここで「誘電体導波管一体型プラズマランプ」、「DWIPL」、「固体の誘電体導波管を備えたマイクロ波エネルギーによるプラズマランプ」、「ランプ」という用語は、すべて同義語であり、「ランプ本体」は「導波管本体」と同義語である。「プローブ」は718出願の「フィード(供給部)」と同義語である。718出願と同様に、「パワー」、すなわち単位時間あたりのエネルギーは、むしろ「エネルギー」として使われている。「ランプチャンバ」および「穴部」は、718出願の「キャビティー(空洞部)」と同義であり、開示される誘電体導波管一体型プラズマランプのいくつかの実施例におけるシール等の物質のような構造細部を示すために使われている。「ランプチャンバ」は、ここでは、本体表面に設けた開口部を有する導波管本体の容器、すなわち穴であって、通常は環境に曝される導波管表面と同一平面にあるものと定義される。一般的な用語である「バルブ」は、自己封入で分離構造であって、充填混合物を含有しており、ランプチャンバ内に配置されるもの(タイプA)、あるいは「バルブエンベロープ」、すなわち充填混合物を含有するチャンバが、窓またはレンズによって環境から封止されているもの(タイプB)を指す。ここで使用されているように、「充填物」は「充填混合物」と同義である。「自己封入バルブ」は、タイプAを指す。ここで使用される「空洞部」は、プローブ設計、結合、共振モードといったマイクロ波に関連する技術である。電磁的観点からみて、誘電体導波管一体型プラズマランプの本体は、共振空洞である。718出願に対する用語の変更は、340出願で最初になされた。比較を単純かつ容易できるよう、ランプ実施例におけるほとんどのランプチャンバおよび/またはバルブは、本願では円筒状のもの開示されている。しかし、長方プリズム形状や楕円形状その他の形状でも実施可能である。
図1は、028出願、718出願、340出願、および788出願を変更したものであって、セラミックのような不透明物質ではなく透明の誘電物質からなるバルブエンベロープを備えた、誘電体導波管一体型プラズマランプを示している。誘電体導波管一体型プラズマランプ101は、マイクロ波照射のためのマイクロ波供給源115、固体の誘電物質からなる本体104を有する導波管103、およびマイクロ波供給源115と導波管とを結合するドライブプローブ117を備えており、対向側面103A、103B、およびこの側面103A、103Bとほぼ直角の対向側面103C、103Dとによって長形プリズム形状となっている。さらに、導波管一体型プラズマランプ101は、側面103Aの近傍で好ましくはドライブプローブ117と対向した、タイプBのバルブ107を備えている。このバルブ107は、希ガスのような「スタート」ガス108Gと発光体108Eとを含む充填物108を含有しており、所定作動周波数で所定強度のマイクロ波エネルギーを受け取ったときにプラズマを形成して発光する。マイクロ波供給源115は、ドライブプローブ117を介して導波管103にマイクロ波エネルギーを供給する。導波管は、側面103Aから本体104側に垂下しておりバルブ107が密着挿入されるランプチャンバ105に、エネルギー流を案内する。このエネルギー流は、スタートガスの原子から電子を自由にしプラズマを生成する。ほとんどの場合、発光体は室温で固体である。発光体は、硫黄やセレニウム、硫黄やセレニウムの化合物、あるいは臭化インジウムのようなハロゲン化金属といった、当業界において知られた数多くの元素または化合物を含む。始動プラズマは発光体を蒸発させ、またマイクロ波エネルギーによる自由電子が発光体電子を高エネルギーレベルに励振させる。発光体電子の脱励起により発光に至る。固体の発光体とともにスタートガスを使用することは必ずしも必要ではなく、キセノンのようなガス充填物単体をプラズマ生成および発光に使用することもできる。好ましいマイクロ波供給源115の作動周波数は、約0.25〜約30GHzの範囲である。マイクロ波供給源115は、作動時に通常約700度〜1000度に達するバルブ107とは熱的に分離しているので、熱による供給源劣化が避けられる。好ましくは、導波管本体により、熱の効果的な分布や散逸を補助する相当な熱量が提供されるとともに、ランプと供給源とが熱分離されている。供給源の熱分離は、マイクロ波供給源115と導波管103との間の任意の空間116を占有する断熱材またはバキュームギャップによってなされる。この空間116を設けた場合、適切なマイクロ波プローブを使用してマイクロ波供給源と導波管とを結合する。
熱、振動、劣化、衝撃といった機械的問題を考慮するため、ドライブプローブ117と導波管103との接触は、図1にバネ装置として示される積極的接触機構121を使用して維持されるのが好ましい。この機構は、プローブが導波管に定圧を与えることにより、導波管に入らずプローブを通じてマイクロ波エネルギーが反射して戻る可能性を最小限にする。定圧を与える際、この機構は、熱や機械的衝撃によるプローブと導波管との小さな寸法変化を補う。結合を妨害する隙間をなくすため、導波管には金属材料123をドライブプローブ117との接触部位で直接堆積させることにより接触することが好ましい。
誘電物質からなる導波管本体104は、それ自体でマイクロ波フィールドを共振モードに限定できるが、本体外表面で伝導境界状態(conducting boundary condition)のマイクロ波フィールドを呈することが望ましい。なぜなら、限定されたフィールド振幅が増加し、ランプ効率を改善するとともに、誘電体導波管の特徴である導波管本体外部のエバネッセント場が減少するからである。増加した限定フィールド振幅および減少したエバネッセント場の両方によって、導波管本体内での振動が外部環境の影響をより受けにくくなるとともに、漂遊マイクロ波の干渉を抑圧することができる。伝導境界状態は、単独のまたは組み合わせの二つの方法によって生じる。導波管103の側面103A、103B、103C、103Dは、側面103Aから本体104側に垂下する部位を除いて、作動周波数範囲にあるマイクロ波を反射する薄い金属コーティング119で被覆される。あるいは、密接嵌合した金属ヒートシンクを同じ目的のために利用できる。好ましいコーティングは、銀である。好ましいヒートシンクの材料は、銅やアルミニウムである。
バルブ107は、透明の誘電物質、好ましくは石英からなる壁109を備えている。このバルブは、窪んだ弓状の内側表面110A、ほぼ円筒状の外表面110B、およびほぼ平坦な底表面110Cによって形状が定まる。シール113を利用して側面103Aに取り付けられる窓111は、壁109を密閉封止し、この壁109とともにバルブエンベロープ127を形成する。このバルブエンベロープ127は、充填物108、すなわち発光体108Eやスタートガス108Gを含有する。窓111は、壁109ではなく導波管表面で密封されているので、窓および壁に使用される物質熱膨張係数(CTE)の一致は重要ではない。したがって、高い光透過性を有するサファイアを窓111の材料として使用できる。好ましくは、表面110Aは、バルブエンベロープ127から窓111を通じて反射する光の量を最大化するような形状となっている。窓111は、発せられた光を集中するレンズを有している。壁109が約1000℃まで達することがある作動時には、壁の表面110B、110Cが導波管の本体104と熱接触しているため、本体104はヒートシンクとして機能する。効果的な本体104の熱散逸は、複数のヒートシンクフィン125を側面103A、103C、103Dに取り付けることによってなし得る。プラズマが吸収するエネルギーのほとんどは、最終的には熱として現れる。壁109が透明なので、このような熱は、本体104によって吸収される赤外線および可視光線の形態で、継続してバルブエンベロープ127から排出される。セラミック壁を有する同様のバルブエンベロープと比較すると、プラズマ温度を維持するため比較的多量のエネルギーを供給する必要がある。したがって、ランプ110は低効率となる。
導波管本体104の共振エネルギーが高いと本体のQ値が高いことになり(Qは作動周波数の共振周波数幅に対する比率である)、ランプチャンバ105へのマイクロ波エネルギーの漏出が多くなる。このような漏出が生じると、バルブエンベロープ127内のガスの準静的破壊に至り、よって第1自由電子が発生する。自由電子の振動エネルギーは、Iλ2とされる(Iは環流するマイクロ波エネルギーの強度、λは波長である)。したがって、マイクロ波エネルギーが高ければ高いほど、自由電子の振動エネルギーが高くなる。振動エネルギーをガスのイオン化電位よりも大きくすることによって、電子−中性衝突がプラズマ密度の効率的な蓄積に至る。
ひとたびプラズマが形成され入力エネルギーが吸収されると、導波管本体のQ値は、プラズマの伝導率および吸収性質のため低下する。Q値の低下は、概して導波管のインピーダンスの変化が原因である。プラズマ形成後、チャンバにプラズマが存在することにより、チャンバが共振エネルギーを吸収しやすくなり、したがって導波管のインピーダンスが変化する。このインピーダンス変化は、効果的に導波管の全体反射率を減少させる。プローブの反射率を減少した導波管の反射率近傍に一致させることで、エネルギー供給源への純反射率を相対的に低くできる。
図2は、028出願、718出願、788出願の図3Bであって、誘電導波管本体144のランプチャンバ142内に配置されるタイプA(自己封入)のバルブ140を示している。バルブ140は、下表面148Lおよび上表面148Uを有する円周リップ部148まで上方に延長するとともに不透明の底部150に付着した不透明の誘電物質からなる円筒形状の壁146を有している。下表面148Lは、本体104に取り付けられたバルブ支持構造体154へ、シール152によって密着封止されている。さらに、バルブ140は、シール158によって上表面148Uに密着封止された窓156を有している。アクセスシール160はバルブ支持構造体に埋め込まれており、これを介してランプチャンバ142からの空気が排出される。好ましくは、壁146、リップ部148、および底部150はアルミナからなる。アルミナのような高熱伝導性物質からなる支持構造体154は、バルブから熱を効率的に散逸させる。ランプチャンバ142を減圧すると、バルブ140と導波管本体144との間の伝熱は減少する。
図3Aは、図1に示されるタイプBの実施例に類似した、タイプAのバルブおよびランプチャンバを示している。自己封入のバルブ170は、誘電体導波管の本体174のランプチャンバ172に密接に挿入されている。このバルブ170は、透明の誘電物質からなる円筒形状の壁176を有しており、同じ物質からなる底部178に取り付けられている。壁176の円周上端176Uは、シール182によって透明な窓180に密接封止されている。窓180は、壁および底部と同じ物質からなるか、あるいはその物質の熱膨張係数にかなり近い熱膨張係数を有している。壁、底部、および窓は、石英からなるのが好ましい。壁176の外表面176Eおよび底部178の外表面178Eは、それぞれそれと隣接するランプチャンバ172の表面172A、172Bと熱接触する。壁176の厚さは、1mm〜10mmの範囲にあるのが好ましい。図1の実施例と同様に、プラズマからの熱はバルブ壁および底部から排出され、導波管本体174によって吸収される。したがって、この「バルブ空洞部」の実施例は、低効率である。
図3Bは、ひとつの点において図3Aの実施例と異なった、バルブおよびランプチャンバの実施例を示している。自己封入バルブ190の円筒形状の壁192の外表面192Eおよび底部194の外表面194Eは、薄膜の多層誘電体コーティング200で被覆されている。これにより、壁192及び底部194から出る放射を反射してバルブへ戻すことによって、安定作動温度状態のプラズマ発光スペクトルのかなりの部分が維持される。このコーティングは、マイクロ波エネルギーの発光プラズマ加熱を防ぐ反射物質から形成されているものではないことは強調されなければならない。広帯域のプラズマ発光範囲にわたる調整反射率は、むしろ、ほぼその波長にわたるスケールの屈折率変化を表す、薄膜層を伝播する電磁波の干渉によって達成される。層の数やおよびその厚さは、第一次的な設計変数である。これは、光学業界においてよく知られた技術であるが(H.A.McLeod,”Thin−Film Optical Filters,”3rd edition,Institute of Physics Publishing(2001)の第5章及び第7章を参照)、本発明にとって適切な反射率スペクトラムを有するコーティングは、商業的に入手可能である。バルブ190付近の苛酷な環境のためのコーティング200の一方法は、0.12μm〜4.5μm波長透過の二酸化珪素(SiO2)の層を堆積させるものである。他の方法は、0.43μm〜6.2μm波長透過の二酸化チタン(TiO2)の層を堆積させるものである。図9は、SiO2多層基材に対する、それぞれ垂直入射および垂直入射から30度偏倚した反射率スペクトル202A、202Bを示している。このコーティングは、我々の仕様に従って調合されたものである(ZC&R Coatings for Optics Inc. of Torrance,CA)。通常は、本発明で使用されるコーティングは、約10〜100の層からなり、各層の厚さは0.1μm〜10μmの範囲にある。バルブ内表面のコーティングは、プラズマ環境では存続できないものと思われる。
図4Aは、図2の実施例に類似した、バルブおよびランプチャンバの実施例を示している。自己封入のバルブ210は、誘電体導波管の本体214のランプチャンバ212内に配置されている。バルブ210は、透明な誘電物質からなる円筒形状の壁216を有しており、これは上表面218Lおよび下表面218U有する円周リップ部218側へ上方に延長するとともにまた透明な底部220に付着している。下表面218Lは、本体214に取り付けられたバルブ支持構造体224へシール222で密接封止されている。さらにバルブ210は、シール228により上表面218Uに密接封止された窓226を有している。好ましくは、壁216、リップ部218、底部220、および窓226は石英からなる。好ましくは、バルブ支持構造体224は、アルミナや銅のような高電熱性を有する誘電物質または金属材料からなる。バルブ支持構造体224は、作動状態のプラズマ発光帯の様々な角度に対して透過性があるか、あるいは不透明でありうる。図2の実施例と比較すると、ランプチャンバ212は空気が充填されるのであって、排気されない。この実施例により構成されるランプは、バルブから失われる熱が再利用(リサイクル)されないので、低効率である。
図4Bは、図4Aの実施例とは、自己封入バルブ230の円筒形状壁の外表面232Eおよび底部234の外表面234Eが薄膜の多層誘電体コーティング240で被覆されているという点のみが異なった、バルブおよびランプチャンバの実施例を示している。これにより、壁232及び底部234から出る放射を反射してバルブへ戻すことによって、その安定作動温度状態のプラズマの発光スペクトルのかなりの部分が維持される。
図4Cは、自己封入バルブ250の円筒形状の壁252の外表面252Eおよび底部254の外表面254Eには被覆が施されていないが、ランプチャンバ260の円筒形状壁表面256と平坦底表面258は薄膜の多層誘電体コーティング262で被覆されているというバルブおよびランプチャンバの実施例を示している。壁252および底部254を出る放射は、被覆した表面256、258からバルブ250へ反射するので、熱エネルギーが再利用される。
図4Dは、自己封入バルブ270の円筒形状の壁272の外表面272Eおよび底部274の外表面274Eは薄膜の第1多層誘電体コーティング270Cで被覆されており、またランプチャンバ280の円筒形状壁表面276と平坦底表面278は薄膜の第2多層誘電体コーティング280Cで被覆されているというバルブとランプチャンバの実施例を示している。被覆した表面272E、274Eで反射せず壁272および底部274を出た放射は(すなわち第1多層誘電体コーティング270Cを通過)、被覆したランプチャンバ表面276、278から、第1多層誘電体コーティング270Cを通ってバルブ270に反射する。バルブおよびチャンバ表面のコーティングは、同じ設計である必要がなく、熱効率および光出力を最適化するように分光特性を変更できることに注目すべきである。
図5Aおよび図5Bによると、ランプチャンバ290は、誘電物質(導波管本体を形成する誘電物質290Dと連続しているか、これと連続していない)の周囲壁290Wの境界となる表面290Sを有しており、また開口部290Aを有している。表面290Sは、ランプチャンバ底部290Bへと対称的に先細りになっており、ランプ出力放射を受ける光学システムに課せられる光線拡散仕様を満たすようにバルブでプラズマが発した光を導く形状となっている。このような仕様は、必ずしも厳密に収束した光線であることや厳密に平行した光線であることは必要ではなく、限定された開度数値の光線であれば足りる。実施にあたっては、ランプチャンバ表面の設計出発点として放物形状や楕円形状のものを使用することができる。それから、表面の形状は、測定可能なバルブのプラズマ発光量、台や他のマウントによる形状制限、および製造工程による制約を考慮に入れ、光線追跡ソフトウェアによって最適化されうる。適切なソフトウェアは、ZEMAX(登録商標。Zemax Development Corporation of San Diego,CAにより入手可能)やCODE−V(登録商標。Optical Research Associates of Pasadena,CAにより入手可能)が挙げられる。図5Aは、自己封入バルブ292から放射して表面290Sから反射した二つの光線R1、R2を示している。反射は、チャンバ壁材(好ましくはアルミナ)の自然反射率のためである。
図5Bに示すように、バルブ292は、底部296に取り付けた円筒形状の透明壁294と、この透明壁294にシール300によって密着封止される窓298とを有している。好ましくは、壁、底部、窓は石英でできている。バルブ292は、セラミックの台302に載置されているが、これは、RESBOND(登録商標)940HTまたは989(アルミナ酸化物が主成分の混合物であり、Cotronics Corp. of Brooklyn,NYから入手可能である)のような高純度で高温、急速硬化のセラミック接着剤の第1層304Aとともに、底部296の平坦底表面296Bを平坦な台302の上表面302Tに取り付けることによってなされる。台302の底表面302Bは、チャンバ底部290Bの近傍においてセラミック接着剤の第2層304Bによって周囲壁290Wに付着される。
図5Cは、図5Aのバルブランプチャンバの実施例を変更したものであって、ランプチャンバ310の表面310Sは、上記のような薄膜の多層誘電体コーティング312で被覆されている。円筒形状の透明壁316を介してバルブ314を出る放射は、被覆された表面310Sで反射されるので、熱エネルギーはバルブ内で再利用されない。
図5Dは、図5Aのバルブランプチャンバの実施例を変更したものであって、バルブ320の円筒状透明壁322の外表面322Eと窓324の外表面324Eは、薄膜の多層誘電体コーティング326で被覆されている。少なくとも一つの所定スペクトル帯における放射が漏出して、ランプチャンバ328の被覆されていない表面328Sで反射されるものの、この多層誘電体コーティング326は、プラズマからの放射のほとんどがバルブへ反射するように変更し高効率のものとなっている。
図5Eは、図5Aのランプおよびランプチャンバの実施例を変更したものであって、バルブ330の円筒状透明壁332の外表面332Eと窓334の外表面334Eは、薄膜の第1多層誘電体コーティング336Aで被覆されており、ランプチャンバ338の表面338Sは、薄膜の第2多層誘電体コーティング336Bで被覆されている。第1、第2の多層誘電体コーティング336A、336Bは、ほとんどの励起プラズマ発生スペクトルがバルブに反射して熱エネルギーが再利用されるとともに、第1多層誘電体コーティング336Aから伝送されるこれらのスペクトルが被覆された表面336Bから選択的に反射して光学的に有用な光のみが外側に導かれるように調整されている。この実施例は、高効率のものであって、調整された第1、第2多層誘電体コーティング336A、336Bが正確な波長または要望のスペクトル帯を提供できるようになる。
図5Fは、図5A〜図5Eの実施例のいずれとも組み合わせて利用可能な一部レンズのカバー338を示している。このカバー338は、チャンバの開口部を完全に覆うものであって、内側レンズ部338Lと外側平坦部338Pとからなり、これらは石英のような透明物質からなる。外側平坦部338Pは、接着層333により、開口部に外接する導波管壁表面339に取り付けられている。レンズ部位やレンズの領域フラクション対平坦部位の光学的処方は、市販の光線追跡ソフトウェアを使用して決定される設計パラメータである。一部レンズのカバー338は、バルブから放射される光線の拡散を処理する。光線R1、R2で示されるバルブの直線光線は、レンズ部338Lにより集中するが、光線R3、R4で示されるバルブの反射光線は、平坦部338Pを通り屈曲せずに通過する。ランプの直線光線は平坦部338Pからはフォーカスせず漏出するが、反射光線はレンズ部338Lによって不適当にフォーカスすることになる。しかし、バルブのチャンバ内での位置やチャンバの底部形状はバルブ放射を収斂するにつき理想的な形状を構成できず潜在的には形状要素の制約となりうることを考慮すると、一部レンズのカバーは、そのような状況でもランプの全体光学拡散性質を改良したものということができる。
石英や同様の物質からなるプラズマバルブの外表面に施される薄膜の多層誘電体コーティングは、1000度まで接近する加熱・室温までの冷却という多数のサイクルを経る。かかるコーティングの耐用寿命は、依然として限定されている。
図6Aおよび図6Bは、この潜在的な問題を解決する実施例を示している。石英や同様の物質からなる円筒形状で透明なバルブ340は、C形状の第1、第2半シリンダ342A、342Bで包囲されている。この第1半シリンダ342Aは、表面344Aと、一対の第1端346A、348Aとを有しており、第2半シリンダ342Bは、表面344Bと、一対の第2端346B、348Bとを有している。表面344A、344Bは、薄膜の多層コーティング350で被覆されている。第1、第2半シリンダ342A、342B(透明でもよいし、そうでなくてもよい)は、多層コーティング350と同様の熱膨張係数を有する物質からなる。第1端346A、346Bおよび第2端348A、348Bは、アルミナ酸化物ベースの化合物であるRESBOND(登録商標)940HTまたは989のような高純度、高温、即時硬化のセラミック接着剤によって接着し、バルブ340と同心円の円筒形状のスリーブ352を構成する。好ましくは、スリーブ352は、空気ギャップ354によってバルブ340の外表面340Eから分離している。あるいは、空気ギャップは設けられていない。多層コーティング350はバルブの表面340Eではなく表面344A、344Bに存するので、バルブ加熱冷却サイクルによる極度の温度変化を直接には受けない。さらに、これはバルブではなく熱膨張係数適合スリーブの機械的応力を受ける。
図7Aおよび図7Bは、図6A、図6Bに類似する実施例を示すものであって、C形状の半シリンダ360A、360Bは石英や同様の透明物質からなり、それぞれその外表面362A、362Bは、薄膜の多層コーティング364で被覆されている。半シリンダ360A、360Bを結合することによって形成されるスリーブ366は、好ましくは空気ギャップ370によりバルブ368の外表面368Eから分離している。あるいは、空気ギャップは設けられていない。多層コーティング364は、スリーブ366および空気ギャップ370によりバルブ368から断熱されているので、多層コーティング350と比較してあまり温度変化を受けない。
図6A、図6B、図7A、図7Bに示される二枚スリーブは、薄膜の多層コーティング製造時の潜在的な問題を回避できる。多層コーティングの反射性質の調整は、個々の層の厚さを精密に制御できるか否かによる。堆積工程においてコーティングを施すために通常使用されるビーム材料の形状制約は、円筒状のスリーブの全表面を同時に被覆するにつき実際的ではないものの、半シリンダの両者を同時に被覆することは可能である。
図8A、図8Bは、石英や同様の透明物質からなる円筒形状の一体スリーブ380の外表面382Aは、薄膜の多層コーティング384を有するという実施例を示すものである。スリーブ380の内側面382Bは、好ましくは空間ギャップ388によりバルブ386の外表面386Eから分離している。あるいは、空間ギャップは設けられていない。多層コーティング384は、スリーブ380および空間ギャップ388によりバルブ386から断熱しているので、多層コーティング350と比較してあまり温度変化を受けず、また多層コーティング364と同様の温度変化を受ける。
図3A〜図3B、図5A〜図5Fに示されるバルブおよびランプチャンバの実施例においては、バルブが図6A〜図6B、図7A〜図7B、図8A〜図8Bのいずれかのスリーブで包囲されるか否かに関わらず、バルブおよび/またはスリーブと周囲の支持構造体との密接な機械的接触は、伝熱による十分な廃熱除去につき不十分であることが多いということを我々は発見した。このような場合、バルブと支持構造体(図5B)との間の、あるいはスリーブの外表面と支持構造との間の、少なくとも一つの高純度、高温度、即時硬化のセラミック接着層は、要求の熱伝導のために必要である。好ましい接着剤は、RESBOND(登録商標)940HTまたは989である。図4A〜図4Dに示されるバルブおよびランプチャンバの実施例の場合、十分な廃熱除去は、熱伝導度が高いバルブ支持構造体によってなしうる。
誘電体導波管一体型プラズマランプは、それぞれ環境から封止されたバルブエンベロープか自己封入バルブかを有する一つ以上のランプチャンバを備えた導波管本体と、ドライバ回路およびドライバ回路基板と、本体およびドライバ回路を分離する熱障壁と、外部ヒートシンクとからなる単一のアセンブリである。あるいは、(a)ランプ本体およびヒートシンク、および(b)ドライバ回路およびそのヒートシンクについては、個別のパッケージが使用される。二つのプローブ(図11A、図11B、および718出願の図6)を使用する誘電体導波管一体型プラズマランプの場合、本体およびドライバ回路は、二つのRFパワーケーブルで結合しており、一方はドライバ回路の出力と本体とを結合し、他方はその他の本体からのフィードバックとドライバ回路とを結合する。この二つの個別パッケージは、ランプの熱およびランプドライバの熱の分配の自由度を高める。
マイクロ波エネルギーがドライバ回路からランプ本体に適用される場合、マイクロ波エネルギーは充填混合物を加熱溶解し、塩あるいはハロゲン化物を蒸発させ、ランプチャンバ圧を上昇させる。使用される塩またはハロゲン化物に応じてこの圧力は400気圧にも達し、バルブ温度は1000℃の温度にも達する。そのため、窓やレンズをランプ本体側面や自己封入バルブの壁を封止するシールは、丈夫なものでなければならない。
電磁的には、誘電体導波管一体型プラズマランプは、少なくとも一つのバルブに含有されるプラズマにマイクロ波エネルギーを提供する少なくとも一つのドライブプローブを有する共振空洞である。以下の詳細な説明において、「空洞部」は誘電体導波管一体型プラズマランプの本体を指している。718出願に開示されているように、「バルブ」は、ランプチャンバ内に設けられた、充填混合物を含有する個別のエンクロージャーであるか、あるいはチャンバそれ自体がバルブである。最適効率となるため、バルブは、好ましくは使用される共振空洞モードの電場最高点に位置している。ただし、バルブは、壁や空洞部により消散される追加パワーを犠牲にすることで、電場最高点から離れて移動させることもできる。ドライブプローブの位置は、電場最小点でない限り重要ではない。要望の結合効率は、プローブの設計パラメータ(特に長さや形状)を変更することで実現されるからである。図10Aおよび図10Bは、一般的にTM0,1,0として知られる基本円筒空洞モードで作動し、それぞれ単一の電場最高点に位置するバルブ402A、402Bを有している二つの円筒形状のランプ形状400A、400Bを概略的に示したものである。点線401A、401Bは、それぞれ空洞部における電場分布を表している。図10Aにおいて、ドライブプローブ404Aは、電場最高点に位置している。図10Bにおいて、ドライブプローブ404Bは、電場最高点には位置していないが、プローブ404Aと同じ結合効率をもたらすより長いプローブを有している。ただTM0,1,0モードが例としてここで使用されているが、横断方向電場(「TE」)および横断方向磁場(「TM」)モードを含む、より高次の空洞モードも使用できる。
ドライブプローブの設計は、適切なランプ作動にとって重要である。ドライブプローブは、発光効率を最大化にするとともに供給源を保護するため、マイクロ波供給源とランプチャンバとの結合量を補正する。空洞部の効率が減少する主要なメカニズムは4つある。すなわち、ランプチャンバ壁による消散、誘電体本体による消散、プラズマによる消散、そしてプローブの結合喪失がそれである。ここに示されるように、プローブの結合喪失とは、ドライブプローブと別の空洞部内のプローブとの結合が解かれたパワーのことである。いかなるプローブもエネルギーを空洞と結合させるし、またそれとの結合も喪失させうる以上、プローブ結合喪失は主要な設計考慮事項である。もし「不足結合」として知られる供給源と空洞部との結合が少ない場合、供給源からのパワーの大部分は、空洞部に入らず、反射して供給源に戻ってしまう。それにより、発光効率が低下するとともに、マイクロ波供給源の寿命が短くなる。もし「過結合」として知られる供給源と空洞部との結合が強すぎる場合は、供給源からのパワーの大部分は、空洞部に入ることになる。しかし、空洞喪失メカニズムでもパワーの全てを消費しないので、過剰部分はドライブプローブと空洞部内の他のプローブとの結合が外れる。再びいうと、発光効率が減少するとともにマイクロ波供給源の寿命が短くなってしまう。発光効率を最大化にするとともに供給源を保護するためには、ドライブプローブは、共振周波数において空洞部から供給源への反射戻りが最小限になるように、結合量を適切にする。この状態は「臨界結合」として知られているが、ドライブプローブの形状や位置を調整することでこれを達成できる。プローブの設計パラメータは、空洞内におけるロスに左右され、これはプラズマ状態やランプ本体の温度によって左右される。プラズマ状態および/または本体温度が変化すると、結合および共振周波数も変化する。さらに、誘電体導波管一体型プラズマランプの製造時の避けられない誤差によっても、結合および共振周波数の不確実性が増大する。
ランプ作動時にプローブの物理的パラメータを調整するのは実際的ではない。いかなる状況下においてもできるだけ臨界結合点の近くに維持されるようにするため、フィードバック構成が必要となる(718出願の図6を参照)。この構成は、それぞれ長形プリズム形状空洞および円筒空洞のランプ形状410A、410Bとしてそれぞれ図11A、11Bに示されている。第2「フィードバック」プローブ412A、412Bは、それぞれ空洞部414A、414Bにそれぞれ導入される。フィードバックプローブ412A、412Bは、それぞれ増幅器−制御回路の結合体(ACC)418A、418Bの入力ポート416A、416Bに連結している。ドライブプローブ420A、420Bは、それぞれACCの出力ポート422A、422Bに連通している。それぞれの構成は、発振器を形成する。空洞部内の共振は、プラズマ生成に必要な電界強度を増強するとともに、ドライブプローブとバルブとの結合効率を高める。ドライブプローブおよびフィードバックプローブの両方は、電場結合の最小電場点付近あるいは磁場結合の最小磁場界点付近でなければ、空洞部内のどこに配置してもよい。一般に、フィードバックプローブは、ドライブプローブよりも結合量が少ない。なぜなら、結合喪失が最小限の増加となった空洞部内の電界をサンプリングするからである。
回路の見地からすると、空洞部は、損失しやすい狭帯域通過フィルタとして作用する。空洞部は、ドライブプローブからフィードバックプローブへ授受される共振周波数を選択する。ACCはこの好ましい周波数を増幅するとともにそれを空洞部に戻す。もし増幅ゲインが、S21として知られるフィードバックプローブ入口ポートでの挿入損失と比較して、ドライブプローブ入力ポートでの挿入損失よりも大きい場合、共振周波数で振動し始める。これは、プラズマ状態や温度状態が連続的にあるいは不連続的に変化した場合でも、自動的に連続的に行われる。このフィードバックにより、製作公差が緩くなる。なぜなら、空洞部が増幅器に好ましい周波数を絶えず「知らせる」ので、最終的な作動周波数の正確な予測は、増幅器または誘電体導波管一体型プラズマランプの製造には不要となるからである。全ての増幅器は、どれもランプ作動時の通常の周波数帯域において十分なゲインを与えることができる。この設計により、増幅器はいかなる状況下においてもバルブに最大パワーを確実に出力する。
発光効率を最大にするため、ドライブプローブは、安定状態作動点に達したプラズマ用に最適化される。これは、プラズマ生成前において、空洞部での損失がいまだ少ない場合に、空洞部が過結合することを意味する。したがって、マイクロ波供給源からくるエネルギーの一部は、空洞部に入らず、供給源に反射して戻ることになる。この反射量は、プラズマ生成前後の損失差に応じて異なる。この損失差が小さければ、プラズマ生成前の反射は小さく、空洞部は臨界結合に近いところにある。図11Aまたは図11Bに示すようなフィードバック構成は、バルブ内のガスを分解(ブレークダウン)してプラズマ生成処理を開始するにつき十分である。しかし、ほとんどの場合、プラズマ生成前後の損失差が大きく、プラズマ生成前にドライブプローブがかなりの過結合となる。エネルギーのほとんどが増幅器に反射して戻るので、ガス分解に十分な電界強度にならない。また、反射エネルギー量が大きいと、増幅器を破壊してその寿命を短縮することになる。
図12は、このドライブプローブ過結合の問題を解決するランプ構成430を示している。第3「始動(スタート)」プローブ432は、プラズマ生成前の臨界結合のために最適化されており、これは空洞部434内に配置される。スタートプローブ432、ドライブプローブ436、およびフィードバックプローブ438は、最小界点の近傍でなければ、空洞部内のどこに配置してもよい。ACC440の出力ポート440Bからのパワーは、分配器442により二つの部分に分けられる。すなわち、一つはドライブプローブ436に伝送され、他方は移相器444を介してスタートプローブ432に伝送される。フィードバックプローブ438は、ACC440の入力ポート440Aに連通している。スタートプローブもドライブプローブも、エネルギーが同じ空洞モード、例えば図12に示すような円筒形空胴部用のTM0,1,0になるように設計される。プローブ436、432間の分配率と位相量は、増幅器への反射戻りが最小化となるように選択される。これらのパラメータ値は、ネットワーク分析機器であるSパラメータ測定法および/または高周波構造シミュレータ(HFSS(登録商標)。ペンシルバニア州ピッツバーグのAnsoft Corporationにより入手可能)のようなシミュレーションソフトにより決定される。要するに、スタートプローブは、プラズマ生成前に臨界的に結合しているとともに、ドライブプローブは、プラズマが安定状態に達したときに臨界的に結合している。分配器および位相器は、増幅器−制御回路の結合体(ACC)への反射戻りが最小限となるように設計される。
図13は、ドライブプローブの過結合問題を解決する第2ランプ構成450を示している。スタートプローブ452もドライブプローブ454も、エネルギーが同じ空洞モード、例えば円筒形空胴部456用のTM0,1,0になるように設計される。さらに第2ランプ構成450は、ACC460の入力ポート460Aに連通したフィードバックプローブ458を備えている。三つのプローブは、最小界点の近傍でなければ、空洞部内のどこに配置してもよい。ACC460の出力ポート460Bからのエネルギーは、循環器462の第1ポート462Aに伝達される。この循環器462は、第1ポート462Aからのエネルギーを、ドライブプローブ454に供給する第2ポート462Bに導く。プラズマ生成前には、ドライブプローブからかなりの量の反射が生じる。なぜなら、プラズマが安定状態に至る前に、ドライブプローブが過結合しているからである。この反射は、循環器462により、スタートプローブ452に供給する第3ポート462Cへと再び導かれる。プラズマ生成前においては、エネルギーの大部分が空洞部456に伝達されスタートプローブの反射が最小限となるように、スタートプローブは臨界結合している。微々たる量のエネルギーが第3ポート462Cに入り、ACCの出力ポート460Bに戻る。充填混合物が分解してプラズマ生成開始するまで、空洞部内のエネルギーは増大する。プラズマが安定状態に至ると、ドライブプローブ454は臨界結合し、よってドライブプローブからの反射は最小限となる。このとき、不足結合のスタートプローブ452に達するエネルギー量は微量である。スタートプローブは高反射率となっているものの、反射エネルギー合計量は無視できる量である。なぜなら入射エネルギーは微々たるものだからである。要するに、スタートプローブはプラズマ生成前には臨界結合しているとともに、ドライブプローブはプラズマが安定状態に至ったときに臨界結合している。循環器は、第1ポート462Aからのパワーを第2ポート462Bに導き、ここからさらに第3ポート462Cに導き、さらに第1ポート462Aに導く。
図14Aおよび図14Bは、ドライブプローブの過結合問題を解決する第3、第4ランプ構成470A、470Bを示している。プラズマ生成前には「始動」空洞モードが使用され、またプラズマを安定状態にしてこの状態を維持するために別の「ドライブ」空洞モードが使用される。スタートプローブ472A、472Bは、始動空洞モードでそれぞれ作動し、ドライブプローブ474A、474Bはそれぞれドライブ空洞モードでそれぞれ作動する。点線471A、471Bに示すように、ドライブ空洞モードは基準空洞モードであるとともに、始動空洞モードは、より高次の空洞モードである。これは、通常、要望の光出力のプラズマ安定状態を維持するには、プラズマ生成のためのガス分解(ブレークダウン)する場合よりも高出力のパワーが必要だからである。したがって、高出力のマイクロ波供給源がより低周波数で作動するように誘電体導波管一体型プラズマランプを設計すると、より経済的となる。円筒空洞部、例えば空洞部476A、476Bの場合、スタートプローブ472A、472Bは、プラズマ生成前にはそれぞれTM0,2,0モードの共振周波数で臨界結合している。また、ドライブプローブ474A、474Bは、プラズマ安定状態後にはそれぞれTM0,1,0モードの共振周波数で結合している。フィードバックプローブは、ドライブ空洞モード最小界点や始動空洞モード最小界点の近傍でなければ、空洞部内のどこに配置してもよい。スタートプローブは、始動空洞モード最小界点の近傍でなければ、空洞部内のどこに配置してもよい。ドライブプローブは、ドライブ空洞モードの最小界点の近傍ではなく、始動空洞モードの最小界点またはその近傍に配置しなければならない。これにより、空洞部内の電界がより高い値に達してガスを分解(ブレークダウン)するように、プラズマ生成前のドライブプローブの結合損失を最小限にする。ダイプレクサ248A、248Bは、それぞれ二つの共振周波数を分割するのに用いられる。図14Aにおいて、その出力ポート480Bがダイプレクサ478Aに連通している単一のACC480は、両空洞モードを出力するのに用いられる。ダイプレクサ478Aにより二つの周波数に分割され、スタートプローブ472Aおよびドライブプローブ474Aに供給される。フィードバックプローブ482Aは、ACC480の入力ポート480Aに連通している。図14Bに示すように、出力ポート490B、492Bを備えた二つの別個の増幅器490、492は、二つの空洞モードをそれぞれ独立して出力するのに使用される。ダイプレクサ478Bは、フィードバックプローブ482Bからの二つの周波数に分割する。要するに、スタートプローブは、ある一つの空洞モードで作動し、ドライブプローブは別の空洞モードで作動する。フィードバックプローブは、いずれかの空洞モード最小界点の近傍でなければ、空洞部内のどこに配置してもよい。スタートプローブは、始動空洞モード最小界点の近傍でなければ、空洞部内のどこに配置してもよい。ドライブプローブは、ドライブ空洞モードの最小界点の近傍ではなく、始動空洞モードの最小界点またはその近傍に配置しなければならない。
図14Bに示される方法とは別の方法は、フィードバックプローブ482Bを二つのフィードバックプローブに分割することであり、これによりダイプレクサ478Bを設ける必要がなくなる。第1フィードバックプローブは、始動空洞モードの最小界点に配置して、ドライブ空洞モードのみの結合を解き、それからその出力部490Bがドライブプローブ474Bに連絡したACC490により増幅される。第2フィードバックプローブは、ドライブ空洞モードの最小界点に配置して、始動空洞モードのみの結合を解き、それからその出力部492Bがドライブプローブ472Bに連絡したACC492により増幅される。二つの個別のフィードバックループが実行される。ドライブモードおよび始動モードを分離するダイプレクサの機能は、二つのフィードバックプローブを適切に配置することにより、置換される。
図15Aおよび図15Bは、スタートプローブを備えていないが二つの別個の空洞モードを使用するランプ構成500A、500Bを示している。曲線501Aおよび501Bに示すように、空洞部502A、502B内において、プラズマ生成前には比較的高次の始動空洞モードが使用され、プラズマ安定状態にしてこの状態を維持するためには比較的低次のドライブ空洞モードが使用される。好ましくは、経済性および効率性のため、ドライブ空洞モードが再び基準空洞モードとなり、始動空洞モードがより高次の空洞モードとなる。例えば、プラズマ生成前には円筒形状ランプ空洞用のTM0,2,0モードが使用され、プラズマ安定状態を維持するためにはTM0,1,0モードが使用される。二つの空洞モードを使用することで、プラズマ生成前とプラズマ安定状態後の両方で臨界結合する単一のドライブプローブの設計が可能となり、これによりスタートプローブを設ける必要がなくなる。フィードバックプローブ504A、504Bは、それぞれいずれかの空洞モード最小界点の近傍でなければ、空洞部内のどこに配置してもよい。ドライブプローブ506A、506Bは、それぞれドライブ空洞モードの最小界点の近傍ではなく、始動空洞モードの最小界点またはその近傍に配置しなければならない。ドライブプローブを始動空洞モードの最小界点ではなくその近傍に配置することにより、ドライブプローブは、プラズマ生成前に必要な小結合となるとともに、プラズマ安定状態後に必要な大結合となるように設計できる。図15Aにおいて、それぞれ入出力ポート510A、510Bを備えた単一のACC510は、両空洞モードで出力するために使用される。図15Bにおいて、二つの独立したACC512、514は、それぞれ独立して二つの空洞モードで出力するのに使用される。第1ダイプレクサ516Bは、フィードバックプローブ504Bからの二つの周波数に分割するとともに、第2ダイプレクサ518Bは、ドライブプローブ506Bに向かう二つの周波数を結合する。要するに、ドライブプローブは、プラズマ生成前には始動空洞モード共振周波数で臨界結合するとともに、プラズマ安定状態時にはドライブ空洞モード共振周波数で臨界結合する。フィードバックプローブは、いずれかの空洞モード最小界点の近傍でなければ、空洞部内のどこに配置してもよい。ドライブプローブは、ドライブ空洞モードの最小界点の近傍ではなく、始動空洞モードの最小界点またはその近傍に配置しなければならない。
718出願は、金属のマイクロ波プローブがランプ本体の高誘電率材料と密接しているドライブプローブ構造技術を開示している。この方法は、結合量がプローブの正確な寸法に非常に影響を受けるという欠点を有している。さらに、プラズマ生成前およびプラズマ安定状態後の温度変化が大きいことから、プローブとランプ本体との接触を維持するためのスプリング等の機構を必要とするという欠点も有している。この制約により、製造工程が複雑になり、よって製造コストも増加する。かかる両方の問題を回避する技術は、金属マイクロ波プローブを高破壊電圧の誘電体物質で包囲することである。(限定された空間内に多量のエネルギーが伝送されるため、プローブの先端近傍の電界強度は非常に高くなっているので、高破壊電圧の物質が必要となる)。通常、この物質の誘電率は、ランプ本体を構成する誘電体物質よりも低くなっている。この物質は、プローブ寸法の結合依存度を減感させる「緩衝材」として作用し、よって成形加工を単純化してコストを減少させる。好ましい緩衝材はTEFLON(登録商標)や耐火性セラミックのムライトである。マイクロ波供給源とランプ本体との結合量は、プローブの位置および寸法、そして前記物質の誘電率を変化させることで調整できる。一般的に、プローブ長さが作動周波数の1/4未満の場合は、より長いプローブの方が短いプローブよりも結合量が大きい。また、より高い界に位置するプローブは、低い界に位置する場合よりも結合量が多くなる。この方法は、スタートプローブやフィードバックプローブにも適用することもできる。プローブの位置や形状や寸法は、ネットワーク分析機器であるSパラメータ測定法および/またはHFSS(登録商標)のようなシミュレーションソフトにより決定される。
図16は、図11A、図11B、図15A、図15Bに示すようなドライブプローブ526とフィードバックプローブ528のみを備えた誘電体導波管一体型プラズマランプ(ここではランプ530とする)に適した、増幅器522と制御回路524とを備えた回路520を示している。増幅器522の機能は、充填混合物にエネルギー付与して発光プラズマを生じさせるに十分なパワーでランプ本体532とランプチャンバ534とを結合するように、直流エネルギーを適切な周波数およびパワーレベルのマイクロ波力に変換することである。
好ましくは、増幅器522は、20〜30dBゲインの前置増幅器段階536と、10〜20dBゲインの中間出力増幅器段階538と、10〜18dBゲインの高出力増幅器段階540とを備えている。好ましくは、前置増幅器段階536ではモトローラのMHL21336・3G帯RFリニアLDMOS増幅器を、中間出力増幅器段階538ではモトローラのMRF21030・ラテラルNチャンネルRFパワーMOSFETを、高出力増幅器段階540ではモトローラのMRF21125・ラテラルNチャンネルRFパワーMOSFETを使用する。この装置や、サポート・バイアス回路についての完全な情報は、モトローラセミコンダクタープロダクツセクター(テキサス州オースティン)から入手可能である。あるいは、これらの段階536、538、540は、単一の一体型回路に含まれる。あるいは、段階536、538、および制御回路524は、一体としてパッケージ化され、また高出力増幅器段階540は別個にパッケージ化される。
さらに、増幅器522は、PINダイオード減衰器542を段階536、538、540とともに直列に設けているが、できれば減衰器が扱うパワー量を限定するために前置増幅器段階536に結合しているのがよい。PINダイオード減衰器542は、ランプ本体532への供給量を制御して、ランプ始動、ランプ作動、ランプ光量を調整する。段階536、538、540による一連の増幅は固定ゲインなので、ランプ作動時の減衰量が変化するとランプ本体532へのパワーが変化する。好ましくは、PINダイオード減衰器542は、アナログまたはデジタル制御回路524や光強度検出器544とともに作動する。この光強度検出器544は、発光強度を監視するとともに、エネルギー状態および/またはランプ発光性質が時間が経つにつれて変化したとしてもランプ作動時に要望の照明レベルに維持するものである。あるいは、ドライブプローブ526、高出力増幅器段階540、制御回路524に連通したRF強度検出器546は、減衰器542を制御するのに使用される。さらに、制御回路524を使用して、使用者の要求に応じた輝度レベルに制御することもできる。制御回路524は、保護回路を備えるとともに適切な検知回路に連通しており、過剰温度シャットダウン、過電流シャットダウン、過電圧シャットダウン機能を有している。また、制御回路524は、発光には不十分であるが充填混合物のイオン化を維持するには十分である非常に低いパワーレベルにプラズマが維持される低パワーモードを備えている。さらに、制御回路524は、減衰量を増大させることでゆっくりとランプの運転停止を行う。この機能により、ランプが繰り返し受ける熱ショックを減少させるとともに、充填混合物がランプ室の最も冷却された部位で凝縮することになってランプ始動を促進させる。
あるいは、減衰器524は、充填混合物の気化を通常の作動パワーの場合に比してより迅速に行うため、ランプ作動サイクルの初期段階において出力を高レベルに制御するアナログまたはデジタル制御回路と組み合わせている。あるいは、減衰器542は、アナログまたはデジタル制御回路と組み合わせており、これは、伝搬および/または反射されるマイクロ波力レベルをRF強度検出器を通じて監視するとともに、交流供給やその他の負荷による入力供給電圧が変化したとしても減衰器が通常のランプ作動時に要望のレベルを維持するように制御する。
図17は、増幅器562および制御回路564を備えた別の制御回路560を示しているが、これは図11A、図11B、図15A、図15Bに示すようなドライブプローブ572とフィードバックプローブ574を備えた誘電体導波管一体型プラズマランプ570のランプ本体566およびランプチャンバ568にパワー供給・制御するに適している。並列しており独立に選択切換可能な「始動」帯域通過フィルタ580Aおよび「作動」帯域通過フィルタ580Bは、図16の一連の増幅器と、また好ましくは図16に示すような一連の増幅器の入力側とに直列している。フィルタ580A、580Bは、好ましくないランプ本体566の共振モード周波数を除外する。第1および第2PINダイオードスイッチ582A、582Bを用いて制御回路を適切なフィルタ帯域通過に選択切換することで、誘電体導波管一体型プラズマランプ570は、選択周波数に応じた空洞モードのみで作動し、増幅器パワーの全てがこのモードになる。ピンダイオード減衰器584は、第1PINダイオードスイッチ582Aとフィードバックプローブ574とを連結する。フィルタ580Aを切り換えることにより、ランプ始動のために第1空洞モードが使用可能になる。充填混合物がイオン化してプラズマが生成し始めると、フィルタ5860Bに切り換えることで予め選択した第2空洞モードが使用可能となる。短時間の間、両フィルタはランプにパワー供給して、充填混合物がプラズマ状態を維持することを確実にする。両フィルタがスイッチインした場合、両空洞モードはランプ本体566および一連の増幅器を通じて伝搬する。所定状態になった場合、例えば所定時間ずれが生じたり最小パワーレベルになったりした場合、フィルタ580Aはスイッチアウトしてランプ作動用の空洞モードが一連の増幅器を介して伝搬する。制御回路564は、所定作動周波数に応じて、フィルタ580A、580Bの選択、選択解除、スイッチイン、スイッチアウトする。制御回路544に連通した光強度検出器586は、図16のモードの光強度検出器544と同じ機能を果たす。
図18は、増幅器602およびアナログまたはデジタル制御回路604を備えた制御回路600を示しているが、これは図12、図13、図14A、図14Bに示すようなドライブプローブ612とフィードバックプローブ616とスタートプローブ614とを備えた誘電体導波管一体型プラズマランプ610のランプ本体606およびランプチャンバ608にパワー供給・制御するに適している。フィードバックプローブ616は、PINダイオード減衰器618およびフィルタ620を介して、前置増幅器536の入力部536Aに連通している。スタートプローブ614は、ランプ610がオフの場合に臨界結合するように設計されている。ランプを始動するには、一連の増幅器の前置増幅器段階536または中間出力増幅器段階538から少量のマイクロ波力がスタートプローブ614に導かれる。制御回路604により制御される双極PINダイオードスイッチ522からパワーが送られる。スイッチ622は、充填混合物がイオン化するまでRFマイクロ波エネルギーをスタートプローブ614に供給するように制御される。センサ6242Aは、ランプ本体576内でのパワー使用状態を監視する。あるいはそれに加えてセンサ624Bは、ガスイオン化を表す光強度を監視する。制御回路604の一部である個別のタイマ制御回路は、ガス分解に必要な時間を割り当てる。ひとたびガスがイオン化すると、制御回路604は、スイッチ622をオンにしてマイクロ波エネルギーを高出力段階540に導き、ドライブプローブへマイクロ波エネルギーを供給する。短時間の間、スタートプローブ614とドライブプローブ612はともにランプにパワー供給して、充填混合物がプラズマ状態を維持することを確実にする。所定状態が生じた場合、例えば所定時間が経過したりあるいは予定したパワーレベルになった場合、制御回路604はスイッチ622をオフにして、ドライブプローブ612のみがプラズマにエネルギー付与するようスタートプローブ614へのパワー付与を停止する。これにより、効率が最大となる。
始動時における誘電体導波管一体型プラズマランプ610のQ値(すなわち共振周波数帯域幅に対する作動周波数の比率)を高めるには、制御回路604は、ドライブプローブ612から高出力段階540への漏れを最小限にするインピーダンスになるまで、高出力段階540のトランジスタにバイアスをかける。これを実現するためには、制御回路604は、直流電圧をトランジスタゲートに与えて適切な始動インピーダンスになるよう制御する。
即ち、この発明においては、ランプ101は、本体(104)が誘電率約2を越える少なくとも一つの誘電物質からなるとともに、この本体が適切な周波数のマイクロ波エネルギーと結合したときに本体が少なくとも一つの共振モードで共振するような形状および寸法を有する誘電体導波管(103)一体型プラズマランプ(DWIPL)である。本体のランプチャンバ内に設けた誘電体バルブ(107)は、共振本体からエネルギーを受けたときに発光プラズマを形成する充填物を含有している。このバルブは、プラズマが発する赤外線および可視光線を透過する。プラズマから喪失する放射エネルギーは、バルブ外表面および/またはランプチャンバ表面に設けた薄膜多層誘電体コーティングで反射してバルブに戻ることで再利用される。さらに、ランプは、マイクロ波供給源(115)が(a)本体が一つのモードで共振する周波数で作動する場合、あるいは(b)プラズマ形成前には本体がより高次モードで共振するような少なくとも一つの周波数で作動し、またプラズマ安定状態後にはより低次モードで共振する別の周波数で作動する場合に、本体から反射してマイクロ波供給源(115)に戻るエネルギーを最小限にする二つのまたは三つのマイクロ波プローブ構造からなる。
本発明の種々の実施態様が明らかになったが、本明細書による発明概念から逸脱せずに追加変更をなしうることは当業者にとって明らかである。したがって、本発明を本明細書に記載の態様に限定する意図はない。むしろ本発明は、全ての変更態様、同等構造、代替構造をカバーし、それらは請求項に示される本発明の範囲に含まれることを意図している。
本発明の誘電体導波管一体型のプラズマランプを、他の構造にも適用できる。
固体誘電物質からなる本体を備えており、透明壁を有し発光プラズマを含有したバルブエンベロープを一体化した、導波管を有する誘電体導波管一体型プラズマランプ(DWIPL)の断面図である。 バキュームギャップにより導波管本体から分離した自己封入セラミックバルブとサファイア窓とを有する導波管一体型プラズマランプの断面図である。 チャンバ壁に熱接触する透明壁および透明底部と、これら透明壁および透明底部と同じ物質からなる窓とを有する導波管一体型プラズマランプの自己封入バルブの断面図である。 図3Aのバルブにつき、バルブの壁と底部の外表面に多層誘電体コーティングを施したものを示している。 リップ側へ上方に延長する円筒状の透明壁および透明の底部と、前記壁やリップや底部と同じ物質からなる窓とを有しており、空気ギャップにより導波管本体から分離している誘電体導波管一体型プラズマランプの自己封入バルブの断面図である。 図4Aのバルブにつき、円筒状バルブ壁および底部の外表面に多層誘電体コーティングを施したものを示している。 図4Aの形状につき、円筒状ランプチャンバの壁と底部に多層誘電体コーティングを施したものを示している。 図4Aの形状につき、バルブ壁と底部の外表面に、またランプチャンバの壁と底部に多層誘電体コーティングを施したものを示している。 大気へ開口したランプチャンバの断面図であって、自己封入の円筒形透明バルブは、ランプチャンバの底部に取り付けた台に搭載している。 図5Aのバルブおよび台の詳細図である。 図5Aの形状につき、ランプチャンバ表面に多層誘電体コーティングを施したものである。 図5Aの形状につき、バルブ壁と窓の外表面に多層誘電体コーティングを施したものである。 図5Aの形状につき、バルブ壁と窓の外表面に、またランプチャンバの表面に多層誘電体コーティングを施したものである。 図5Aの形状につき、レンズ部と平坦部とからなるチャンバ開口部を覆う部分レンズを設けたものである。 二つの半部分に分離した不透明な誘電体スリーブと同心となっておりこれに包囲される透明な円筒状壁を有しており、空気ギャップによってスリーブから分離しているバルブの立面図である。多層誘電体コーティングは、それぞれのスリーブ半部分の内表面に施される。 図6Aの形状の分解平面図である。 二つの半部分に分離した透明な誘電体スリーブと同心となっておりこれに包囲される透明な円筒状壁を有しており、空気ギャップによってスリーブから分離しているバルブの立面図である。多層誘電体コーティングは、それぞれのスリーブ半部分の外表面に施される。 図7Aの形状の分解平面図である。 透明な一体構成スリーブと同心となっておりこれに包囲されるとともに空気ギャップによりスリーブから分離した、透明な円筒状壁を有するバルブの立面図である。多層誘電体コーティングはスリーブの外表面に施されている。 図8Aの形状の分解平面図である。 垂直入射および30度偏倚した入射についての、0.12〜4.5μm波長透過の好ましいSiO2からなる多層誘電体コーティングの反射スペクトルを示している。 バルブおよびドライブプローブが共振モードの電場最高点に位置する、円筒状本体を有する誘電体導波管一体型プラズマランプの概略図である。 バルブが図10Aの共振モードの電場最高点に位置するとともにドライブプローブは最高点から偏倚した位置にある、円筒状本体を有する図10Aの誘電体導波管一体型プラズマランプの概略図である。図10Bのプローブは、偏倚による結合損失を補うため、図10Aのプローブよりも長くなっている。 長方形でプリズム形状の本体を有する誘電体導波管一体型プラズマランプの概略図であり、バルブと、ドライブプローブと、増幅器−制御回路の結合体(ACC)により連絡したフィードバックプローブとが設けられている。 円筒状本体を有する誘電体導波管一体型プラズマランプの概略図であり、バルブと、ドライブプローブと、増幅器−制御回路の結合体により連絡したフィードバックプローブとが設けられている。 スタートプローブを利用する第1実施例による誘電体導波管一体型プラズマランプの概略図である。誘電体導波管一体型プラズマランプは円筒状の本体を有しており、バルブと、ドライブプローブと、フィードバックプローブと、スタートプローブとが設けられている。フィードバックプローブは、増幅器−制御回路の結合体および分配器を介してドライブプローブに連絡しているとともに、増幅器−制御回路の結合体、分配器、および移相器を介してスタートプローブに連絡している。 スタートプローブを使用した第2実施例による誘電体導波管一体型プラズマランプの概略図である。誘電体導波管一体型プラズマランプは円筒状の本体を有しており、バルブと、ドライブプローブと、フィードバックプローブと、スタートプローブとが設けられている。フィードバックプローブは、増幅器−制御回路の結合体および循環器を介してドライブプローブに連絡している。 スタートプローブを使用した第3実施例による誘電体導波管一体型プラズマランプの概略図である。誘電体導波管一体型プラズマランプは円筒状の本体を有しており、バルブと、ドライブプローブと、フィードバックプローブと、スタートプローブとが設けられている。フィードバックプローブは、増幅器−制御回路の結合体およびダイプレクサを介して、ドライブプローブおよびスタートプローブに連絡している。 図14Aの実施例の別の形状を示す誘電体導波管一体型プラズマランプの概略図である。フィードバックプローブは、ダイプレクサおよび第1増幅器−制御回路の結合体を介してドライブプローブに連絡しており、またダイプレクサおよび第2増幅器−制御回路の結合体を介してスタートプローブに連絡している。 誘電体導波管一体型プラズマランプの概略図であって、プラズマ形成前にはスタート共振モードが使用され、プラズマが安定状態になるようドライブ共振モードが使用される。誘電体導波管一体型プラズマランプは円筒状の本体を有しており、バルブ、ドライブプローブ、およびフィードバックプローブが設けられている。増幅器−制御回路の結合体は、ドライブプローブとフィードバックプローブとを連絡する。 図15Aの実施例の別の形状を示す概略図であって、フィードバックプローブは、第1・第2ダイプレクサおよび第1・第2増幅器−制御回路の結合体を介してドライブプローブに連絡している。 図11A、図11B、図15A、図15Bの第1形状および増幅器−制御回路の結合体を示すブロック図である。 図11A、図11B、図15A、図15Bの第2形状および増幅器−制御回路の結合体を示すブロック図である。 図12、図13、図14A、図15Bの形状および増幅器−制御回路の結合体を示すブロック図である。
符号の説明
101 誘電体導波管一体型プラズマランプ
103 導波管
104 導波管本体
105 ランプチャンバ
107 バルブ
108 充填物
109 壁
111 窓
115 マイクロ波供給源
116 空間
117 ドライブプローブ
119 金属コーティング
127 バルブエンベロープ

Claims (14)

  1. 誘電物質からなる固形誘電体を設け、
    この固形誘電体に結合され前記固形誘電体内で共振する周波数でエネルギーを供給するように構成されたエネルギー供給源を設け、
    前記固形誘電体からエネルギーを受けたときに発光プラズマを形成する充填物を含有する細長形のバルブを設け、
    このバルブ少なくとも一つの透明壁を備え、
    この透明壁は前記固形誘電体から離間して設けられ、
    前記固形誘電体には、前記バルブの前記透明壁から前記バルブと前記固形誘電体との間の空間を通って外部に照出される光の方向を決めるように形作られた反射面を設けたことを特徴とする無電極プラズマランプ。
  2. 前記透明壁の全外表面は、前記固形誘電体から離間して設けられたことを特徴とする請求項1に記載の無電極プラズマランプ。
  3. 前記バルブの全外表面は、前記固形誘電体から離間して設けられたことを特徴とする請求項に記載の無電極プラズマランプ。
  4. 前記固形誘電体は、前記バルブから光を集める光収集部を含み、前記バルブの前記透明壁から前記光収集部への光の進む方向に形成された領域を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無電極プラズマランプ。
  5. 前記領域は、前記固形誘電体から離間して設けられた前記バルブの前記透明壁を部分的に受け入れるランプチャンバを形成する形状であることを特徴とする請求項4に記載の無電極プラズマランプ。
  6. 前記ランプチャンバの表面は、断面がパラボラ形の曲面状に形成されたことを特徴とする請求項5に記載の無電極プラズマランプ。
  7. 前記ランプチャンバの表面と前記バルブの前記透明壁との間には、空間を設けたことを特徴とする請求項5に記載の無電極プラズマランプ。
  8. 前記バルブの前記透明壁が前記固形誘電体から離間するように、前記バルブを支持する支持部材を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の無電極プラズマランプ。
  9. 前記バルブと前記固形誘電体との間には、反射物質を設けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の無電極プラズマランプ。
  10. 前記固形誘電体内で共振する周波数は、前記固形誘電体の基本共振周波数であることを特徴とする請求項に記載の無電極プラズマランプ。
  11. 前記バルブの少なくとも一部を受け入れるランプチャンバを設け、
    このランプチャンバの表面は、前記バルブの前記透明壁からの光を外部へ反射させるように曲面状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の無電極プラズマランプ。
  12. 前記固形誘電体と前記バルブとの間には、セラミック接着剤を設けたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の無電極プラズマランプ。
  13. 前記固形誘電体と前記バルブとの間には、高熱伝導率の物質を設けたことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の無電極プラズマランプ。
  14. 前記物質は、アルミナであることを特徴とする請求項13に記載の無電極プラズマランプ。
JP2007533712A 2004-09-23 2005-09-23 無電極プラズマランプ Expired - Fee Related JP5069115B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/947,800 2004-09-23
US10/947,800 US7429818B2 (en) 2000-07-31 2004-09-23 Plasma lamp with bulb and lamp chamber
PCT/US2005/034446 WO2006034500A1 (en) 2004-09-23 2005-09-23 Plasma lamp systems and methods

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008515152A JP2008515152A (ja) 2008-05-08
JP2008515152A5 JP2008515152A5 (ja) 2008-11-13
JP5069115B2 true JP5069115B2 (ja) 2012-11-07

Family

ID=35519976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007533712A Expired - Fee Related JP5069115B2 (ja) 2004-09-23 2005-09-23 無電極プラズマランプ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7429818B2 (ja)
JP (1) JP5069115B2 (ja)
WO (1) WO2006034500A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009206099A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Leica Microsystems (Schweiz) Ag 寿命を改善した顕微鏡用照明装置

Families Citing this family (75)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7429818B2 (en) 2000-07-31 2008-09-30 Luxim Corporation Plasma lamp with bulb and lamp chamber
US6922021B2 (en) * 2000-07-31 2005-07-26 Luxim Corporation Microwave energized plasma lamp with solid dielectric waveguide
US6737809B2 (en) * 2000-07-31 2004-05-18 Luxim Corporation Plasma lamp with dielectric waveguide
TWI408723B (zh) * 2005-06-03 2013-09-11 Ceravision Ltd light
US8227993B2 (en) * 2005-06-03 2012-07-24 Ceravision Limited Lamp having an electrodeless bulb
US7791280B2 (en) * 2005-10-27 2010-09-07 Luxim Corporation Plasma lamp using a shaped waveguide body
EP1949766A4 (en) * 2005-10-27 2012-05-30 Luxim Corp PLASMA LIGHT WITH DIELECTRIC WAVEGUIDE
US8022607B2 (en) * 2005-10-27 2011-09-20 Luxim Corporation Plasma lamp with small power coupling surface
US7791278B2 (en) 2005-10-27 2010-09-07 Luxim Corporation High brightness plasma lamp
US7701143B2 (en) * 2005-10-27 2010-04-20 Luxim Corporation Plasma lamp with compact waveguide
US7906910B2 (en) * 2005-10-27 2011-03-15 Luxim Corporation Plasma lamp with conductive material positioned relative to RF feed
US7638951B2 (en) 2005-10-27 2009-12-29 Luxim Corporation Plasma lamp with stable feedback amplification and method therefor
US7994721B2 (en) * 2005-10-27 2011-08-09 Luxim Corporation Plasma lamp and methods using a waveguide body and protruding bulb
WO2007050889A2 (en) * 2005-10-27 2007-05-03 Luxim Corporation Plasma lamp with stable feedback amplification
US7855511B2 (en) * 2005-10-27 2010-12-21 Luxim Corporation Plasma lamp with phase control
JP2009532823A (ja) * 2006-01-04 2009-09-10 ラクシム コーポレーション 電界集中アンテナ付きプラズマランプ
US7989786B2 (en) * 2006-03-31 2011-08-02 Energetiq Technology, Inc. Laser-driven light source
EP2080211A4 (en) * 2006-10-16 2014-04-23 Luxim Corp DISCHARGE LAMP BASED ON A SPREADING SPECTRUM
WO2008048600A2 (en) * 2006-10-16 2008-04-24 Luxim Corporation Modulated light source systems and methods
WO2008048968A2 (en) * 2006-10-16 2008-04-24 Luxim Corporation Electrodeless plasma lamp and fill
US20110043111A1 (en) * 2006-10-16 2011-02-24 Gregg Hollingsworth Rf feed configurations and assembly for plasma lamp
US20100253231A1 (en) * 2006-10-16 2010-10-07 Devincentis Marc Electrodeless plasma lamp systems and methods
US8143801B2 (en) * 2006-10-20 2012-03-27 Luxim Corporation Electrodeless lamps and methods
WO2008051877A2 (en) * 2006-10-20 2008-05-02 Luxim Corporation Electrodeless lamps and methods
US20080211971A1 (en) * 2007-01-08 2008-09-04 Luxim Corporation Color balancing systems and methods
US8159136B2 (en) * 2007-02-07 2012-04-17 Luxim Corporation Frequency tunable resonant cavity for use with an electrodeless plasma lamp
GB0709340D0 (en) * 2007-05-15 2007-06-27 Ceravision Ltd Electrodeless bulb
US8084955B2 (en) * 2007-07-23 2011-12-27 Luxim Corporation Systems and methods for improved startup and control of electrodeless plasma lamp using current feedback
WO2009014709A1 (en) 2007-07-23 2009-01-29 Luxim Corporation Reducing arcing in electrodeless lamps
US20090167201A1 (en) * 2007-11-07 2009-07-02 Luxim Corporation. Light source and methods for microscopy and endoscopy
US8461761B2 (en) * 2007-11-16 2013-06-11 Ceravision Limited Lucent plasma crucible
CN103021796B (zh) * 2007-11-16 2015-12-02 塞拉维申有限公司 光源
US7830092B2 (en) 2008-06-25 2010-11-09 Topanga Technologies, Inc. Electrodeless lamps with externally-grounded probes and improved bulb assemblies
US8319439B2 (en) * 2008-09-18 2012-11-27 Luxim Corporation Electrodeless plasma lamp and drive circuit
EP2340691A4 (en) * 2008-09-18 2015-09-16 Luxim Corp ELECTRODELESS LOW FREQUENCY PLASMA LAMP
US20100123396A1 (en) * 2008-10-09 2010-05-20 Luxim Corporation Replaceable lamp bodies for electrodeless plasma lamps
US8304994B2 (en) * 2008-10-09 2012-11-06 Luxim Corporation Light collection system for an electrodeless RF plasma lamp
US20100102724A1 (en) * 2008-10-21 2010-04-29 Luxim Corporation Method of constructing ceramic body electrodeless lamps
US8405290B2 (en) * 2008-11-14 2013-03-26 Ceravision Limited Light source for microwave powered lamp
EP2347431A1 (en) * 2008-11-14 2011-07-27 Ceravision Limited Microwave light source with solid dielectric waveguide
US20100165306A1 (en) * 2008-12-31 2010-07-01 Luxmi Corporation Beam projection systems and methods
RU2551644C2 (ru) * 2009-01-06 2015-05-27 Лаксим Корпорейшн Безэлектродная плазменная лампа (варианты)
GB0903017D0 (en) 2009-02-23 2009-04-08 Ceravision Ltd Plasma crucible sealing
TWI466167B (zh) * 2009-03-12 2014-12-21 Ceravision Ltd 由微波能量供電之光源
US8342714B1 (en) 2009-05-06 2013-01-01 Stray Light Optical Technologies Mobile lighting apparatus
GB0907947D0 (en) * 2009-05-08 2009-06-24 Ceravision Ltd Light source
GB0918515D0 (en) * 2009-10-21 2009-12-09 Ceravision Ltd Light source
US8188662B2 (en) 2009-12-18 2012-05-29 Luxim Corporation Plasma lamp having tunable frequency dielectric waveguide with stabilized permittivity
JP2013519211A (ja) 2010-02-09 2013-05-23 エナジェティック・テクノロジー・インコーポレーテッド レーザー駆動の光源
EP2827360A1 (en) * 2010-03-22 2015-01-21 Robe Lighting, Inc Plasma light source automated luminaire
CA2808450A1 (en) 2010-09-03 2012-03-08 Stray Light Optical Technologies Lighting apparatus
CN103340018A (zh) 2010-09-30 2013-10-02 勒克西姆公司 带有集总器件的等离子灯
CA2860436C (en) 2012-01-05 2020-07-21 Bright Light Systems, Inc. Systems and methods for providing high-mast lighting
US9801261B2 (en) 2012-01-05 2017-10-24 Bright Light Systems, Inc. Systems and methods for providing high-mast lighting
WO2014010226A1 (ja) * 2012-07-09 2014-01-16 東芝ホクト電子株式会社 プラズマ発光装置とそれに用いる電磁波発生器
AU2013308871B2 (en) 2012-08-28 2017-04-13 Delos Living Llc Systems, methods and articles for enhancing wellness associated with habitable environments
KR20160006778A (ko) 2013-05-10 2016-01-19 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 연성 재료를 이용한 돔 냉각
IL234729B (en) 2013-09-20 2021-02-28 Asml Netherlands Bv A light source operated by a laser and a method using a mode mixer
IL234727B (en) 2013-09-20 2020-09-30 Asml Netherlands Bv A light source operated by a laser in an optical system corrected for deviations and the method of manufacturing the system as mentioned
MX2016011107A (es) 2014-02-28 2017-02-17 Delos Living Llc Sistemas, metodos y articulos para mejorar el bienestar asociado con ambientes habitables.
US10186416B2 (en) 2014-05-15 2019-01-22 Excelitas Technologies Corp. Apparatus and a method for operating a variable pressure sealed beam lamp
US9741553B2 (en) 2014-05-15 2017-08-22 Excelitas Technologies Corp. Elliptical and dual parabolic laser driven sealed beam lamps
EP3143638B1 (en) 2014-05-15 2018-11-14 Excelitas Technologies Corp. Laser driven sealed beam lamp
KR20170013916A (ko) 2014-05-27 2017-02-07 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 연성 재료를 이용한 윈도우 냉각
US9939132B2 (en) * 2014-07-18 2018-04-10 Iunu, Inc. RFI shielding for luminaires using reflection optics
US10008378B2 (en) 2015-05-14 2018-06-26 Excelitas Technologies Corp. Laser driven sealed beam lamp with improved stability
US10057973B2 (en) 2015-05-14 2018-08-21 Excelitas Technologies Corp. Electrodeless single low power CW laser driven plasma lamp
US9576785B2 (en) 2015-05-14 2017-02-21 Excelitas Technologies Corp. Electrodeless single CW laser driven xenon lamp
US11668481B2 (en) 2017-08-30 2023-06-06 Delos Living Llc Systems, methods and articles for assessing and/or improving health and well-being
US10109473B1 (en) 2018-01-26 2018-10-23 Excelitas Technologies Corp. Mechanically sealed tube for laser sustained plasma lamp and production method for same
US11649977B2 (en) 2018-09-14 2023-05-16 Delos Living Llc Systems and methods for air remediation
WO2020176503A1 (en) 2019-02-26 2020-09-03 Delos Living Llc Method and apparatus for lighting in an office environment
US11898898B2 (en) 2019-03-25 2024-02-13 Delos Living Llc Systems and methods for acoustic monitoring
US11630505B2 (en) 2020-10-26 2023-04-18 Universal City Studios Llc Interactive energy effect attraction
US11587781B2 (en) 2021-05-24 2023-02-21 Hamamatsu Photonics K.K. Laser-driven light source with electrodeless ignition

Family Cites Families (100)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3641389A (en) 1969-11-05 1972-02-08 Varian Associates High-power microwave excited plasma discharge lamp
US3860854A (en) 1972-01-17 1975-01-14 Donald D Hollister Method for using metallic halides for light production in electrodeless lamps
US3787705A (en) 1972-04-28 1974-01-22 Gen Electric Microwave-excited light emitting device
US3826950A (en) 1973-01-16 1974-07-30 Westinghouse Electric Corp Electrodeless lamp igniter system
US4001631A (en) 1975-04-21 1977-01-04 Gte Laboratories Incorporated Adjustable length center conductor for termination fixtures for electrodeless lamps
US3993927A (en) 1975-04-21 1976-11-23 Gte Laboratories Incorporated Electrodeless light source
US3943401A (en) 1975-04-21 1976-03-09 Gte Laboratories Incorporated Electrodeless light source having a lamp holding fixture which has a separate characteristic impedance for the lamp starting and operating mode
US3942058A (en) 1975-04-21 1976-03-02 Gte Laboratories Incorporated Electrodeless light source having improved arc shaping capability
US4053814A (en) 1976-07-14 1977-10-11 Gte Laboratories Incorporated Continuous automatic starting assist uv circuit for microwave powered electrodeless lamps
US4041352A (en) 1976-07-14 1977-08-09 Gte Laboratories Incorporated Automatic starting system for solid state powered electrodeless lamps
US4206387A (en) 1978-09-11 1980-06-03 Gte Laboratories Incorporated Electrodeless light source having rare earth molecular continua
US4359668A (en) 1979-03-14 1982-11-16 Fusion Systems Corporation Method and apparatus for igniting electrodeless discharge lamp
JPS56126250A (en) 1980-03-10 1981-10-03 Mitsubishi Electric Corp Light source device of micro wave discharge
US4749915A (en) 1982-05-24 1988-06-07 Fusion Systems Corporation Microwave powered electrodeless light source utilizing de-coupled modes
US4485332A (en) 1982-05-24 1984-11-27 Fusion Systems Corporation Method & apparatus for cooling electrodeless lamps
US4954755A (en) 1982-05-24 1990-09-04 Fusion Systems Corporation Electrodeless lamp having hybrid cavity
US4507587A (en) 1982-05-24 1985-03-26 Fusion Systems Corporation Microwave generated electrodeless lamp for producing bright output
US4504768A (en) 1982-06-30 1985-03-12 Fusion Systems Corporation Electrodeless lamp using a single magnetron and improved lamp envelope therefor
US4607242A (en) 1983-05-02 1986-08-19 Rockwell International Corporation Microwave filter
US4507597A (en) 1983-06-10 1985-03-26 The Perkin-Elmer Corporation Electro-magnetic alignment assemblies
US4673846A (en) 1984-03-02 1987-06-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Microwave discharge light source apparatus
US4633140A (en) 1984-12-24 1986-12-30 Fusion Systems Corporation Electrodeless lamp having staggered turn-on of microwave sources
US4633128A (en) 1985-05-17 1986-12-30 Ilc Technology, Inc. Short arc lamp with improved thermal characteristics
US4652790A (en) 1985-11-12 1987-03-24 Fusion Systems Corporation Electrodeless discharge lamp
JPS62205615A (ja) 1986-03-05 1987-09-10 株式会社村田製作所 セラミツクスの金属化方法
US4691179A (en) 1986-12-04 1987-09-01 Motorola, Inc. Filled resonant cavity filtering apparatus
JP2805009B2 (ja) 1988-05-11 1998-09-30 株式会社日立製作所 プラズマ発生装置及びプラズマ元素分析装置
US4902935A (en) 1988-06-29 1990-02-20 Fusion Systems Corporation Method and apparatus for evening out the temperature distribution of electrodeless lamp bulbs
US4975625A (en) 1988-06-24 1990-12-04 Fusion Systems Corporation Electrodeless lamp which couples to small bulb
GB8821672D0 (en) 1988-09-02 1988-10-19 Emi Plc Thorn Discharge tube arrangement
US4950059A (en) 1988-10-11 1990-08-21 General Electric Company Combination lamp and integrating sphere for efficiently coupling radiant energy from a gas discharge to a lightguide
US4887192A (en) 1988-11-04 1989-12-12 Fusion Systems Corporation Electrodeless lamp having compound resonant structure
US4978891A (en) 1989-04-17 1990-12-18 Fusion Systems Corporation Electrodeless lamp system with controllable spectral output
US5077822A (en) 1989-09-22 1991-12-31 Siemens Aktiengesellschaft Optical film or strip waveguide having a dielectric waveguiding layer
GB8922862D0 (en) 1989-10-11 1989-11-29 Emi Plc Thorn A discharge tube arrangement
US5021704A (en) 1990-02-21 1991-06-04 Fusion Systems Corporation Method and apparatus for cooling electrodeless lamps
US5039903A (en) 1990-03-14 1991-08-13 General Electric Company Excitation coil for an electrodeless high intensity discharge lamp
US5051663A (en) 1990-03-26 1991-09-24 Fusion Systems Corporation Electrodeless lamp with improved bulb mounting arrangement
US5070277A (en) 1990-05-15 1991-12-03 Gte Laboratories Incorporated Electrodless hid lamp with microwave power coupler
US5404076A (en) 1990-10-25 1995-04-04 Fusion Systems Corporation Lamp including sulfur
US5841242A (en) 1990-10-25 1998-11-24 Fusion Lighting, Inc. Electrodeless lamp with elimination of arc attachment
US5798611A (en) 1990-10-25 1998-08-25 Fusion Lighting, Inc. Lamp having controllable spectrum
US5361274A (en) 1992-03-12 1994-11-01 Fusion Systems Corp. Microwave discharge device with TMNMO cavity
US5227698A (en) 1992-03-12 1993-07-13 Fusion Systems Corporation Microwave lamp with rotating field
US5313373A (en) 1992-11-25 1994-05-17 United Parcel Service Of America, Inc. Apparatus for the uniform illumination of a surface
US5334913A (en) 1993-01-13 1994-08-02 Fusion Systems Corporation Microwave powered lamp having a non-conductive reflector within the microwave cavity
EP0612099B1 (en) 1993-02-16 1996-09-25 Koninklijke Philips Electronics N.V. Electrodeless high-pressure discharge lamp
US5541475A (en) 1993-04-16 1996-07-30 Fusion Lighting, Inc. Electrodeless lamp with profiled wall thickness
US5438242A (en) 1993-06-24 1995-08-01 Fusion Systems Corporation Apparatus for controlling the brightness of a magnetron-excited lamp
CN1056466C (zh) 1993-10-15 2000-09-13 熔化照明股份有限公司 无电极灯及提供光的方法
US5448135A (en) 1993-10-28 1995-09-05 Fusion Lighting, Inc. Apparatus for coupling electromagnetic radiation from a waveguide to an electrodeless lamp
DE4401270A1 (de) 1994-01-18 1995-07-20 Patent Treuhand Ges Fuer Elektrische Gluehlampen Mbh Reflektorlampe
US5525865A (en) 1994-02-25 1996-06-11 Fusion Lighting, Inc. Compact microwave source for exciting electrodeless lamps
US5594303A (en) 1995-03-09 1997-01-14 Fusion Lighting, Inc. Apparatus for exciting an electrodeless lamp with an increasing electric field intensity
US5789863A (en) 1995-10-06 1998-08-04 Ushiodenki Kabushiki Kaisha Short arc lamp with one-piece cathode support component
DE19547519C2 (de) 1995-12-20 2003-08-07 Heraeus Noblelight Gmbh Elektrodenlose Entladungslampe
US6031333A (en) 1996-04-22 2000-02-29 Fusion Lighting, Inc. Compact microwave lamp having a tuning block and a dielectric located in a lamp cavity
SK157898A3 (en) 1996-05-31 1999-07-12 Fusion Lighting Inc Multiple reflection electrodeless lamp with sulfur or sellenium fill and method for providing radiation using such a lamp
US6291936B1 (en) 1996-05-31 2001-09-18 Fusion Lighting, Inc. Discharge lamp with reflective jacket
JP3389819B2 (ja) 1996-06-10 2003-03-24 株式会社村田製作所 誘電体導波管型共振器
US5786667A (en) 1996-08-09 1998-07-28 Fusion Lighting, Inc. Electrodeless lamp using separate microwave energy resonance modes for ignition and operation
US6049170A (en) 1996-11-01 2000-04-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. High frequency discharge energy supply means and high frequency electrodeless discharge lamp device
US5910710A (en) 1996-11-22 1999-06-08 Fusion Lighting, Inc. Method and apparatus for powering an electrodeless lamp with reduced radio frequency interference
US5926079A (en) 1996-12-05 1999-07-20 Motorola Inc. Ceramic waveguide filter with extracted pole
US5949180A (en) 1996-12-20 1999-09-07 Fusion Lighting, Inc. Lamp apparatus with reflective ceramic sleeve holding a plasma that emits light
US5923116A (en) 1996-12-20 1999-07-13 Fusion Lighting, Inc. Reflector electrode for electrodeless bulb
ZA9711281B (en) 1996-12-20 1998-09-21 Fusion Lighting Inc High efficiency electrodeless lamp apparatus with frit sealed ceramic reflecting housing that contains a plasma light source
US6005332A (en) 1996-12-20 1999-12-21 Fusion Lighting, Inc. Polarized light producing lamp apparatus that uses low temperature polarizing film
US5910754A (en) 1997-05-02 1999-06-08 Maury Microwave, Inc. Reduced height waveguide tuner for impedance matching
AU7279298A (en) 1997-05-20 1998-12-11 Fusion Lighting, Inc. Lamp bulb with integral reflector
TW406280B (en) 1997-05-21 2000-09-21 Fusion Lighting Inc non-rotating electrodeless lamp containing molecular fill
JPH10335096A (ja) 1997-06-03 1998-12-18 Hitachi Ltd プラズマ処理装置
JP2001515265A (ja) 1997-08-13 2001-09-18 フュージョン ライティング, インコーポレイテッド 無電極ランプ放電を信頼性を持って点灯し且つ再点灯時間を減少させる方法及び装置
US6016766A (en) 1997-12-29 2000-01-25 Lam Research Corporation Microwave plasma processor
US6137237A (en) 1998-01-13 2000-10-24 Fusion Lighting, Inc. High frequency inductive lamp and power oscillator
US6313587B1 (en) 1998-01-13 2001-11-06 Fusion Lighting, Inc. High frequency inductive lamp and power oscillator
US6196297B1 (en) 1998-05-21 2001-03-06 Thermon Manufacturing Company Pipe stand instrument heater and mounting system
AU6034999A (en) * 1998-09-17 2000-04-03 Fusion Lighting, Inc. Lamp with improved dichroic reflector
WO2000070651A1 (en) 1999-05-12 2000-11-23 Fusion Lighting, Inc. High brightness microwave lamp
AU6335400A (en) 1999-07-02 2001-01-22 Fusion Lighting, Inc. High output lamp with high brightness
US6666739B2 (en) 1999-12-27 2003-12-23 Ceravision Technology Limited Method for manufacturing an electrodeless lamp
JP2001266803A (ja) * 2000-03-17 2001-09-28 Victor Co Of Japan Ltd 無電極放電ランプ
US20060250090A9 (en) 2000-03-27 2006-11-09 Charles Guthrie High intensity light source
WO2001073806A1 (en) * 2000-03-27 2001-10-04 Digital Reflections, Inc. Improved high intensity light source
WO2001073485A1 (en) 2000-03-27 2001-10-04 Digital Reflections, Inc. High efficiency prism assembly for image projection
US20020001056A1 (en) 2000-04-05 2002-01-03 Edmund Sandberg Reflective microdisplay for light engine based video projection applictions
US6922021B2 (en) * 2000-07-31 2005-07-26 Luxim Corporation Microwave energized plasma lamp with solid dielectric waveguide
US6737809B2 (en) * 2000-07-31 2004-05-18 Luxim Corporation Plasma lamp with dielectric waveguide
US7429818B2 (en) 2000-07-31 2008-09-30 Luxim Corporation Plasma lamp with bulb and lamp chamber
US6856092B2 (en) 2000-12-06 2005-02-15 Itw, Inc. Electrodeless lamp
US6424009B1 (en) * 2001-05-04 2002-07-23 Advanced Micro Devices, Inc. Polysilicon insulator material in semiconductor-on-insulator (SOI) structure
US6566817B2 (en) 2001-09-24 2003-05-20 Osram Sylvania Inc. High intensity discharge lamp with only one electrode
US7253091B2 (en) 2001-09-28 2007-08-07 Hrl Laboratories, Llc Process for assembling three-dimensional systems on a chip and structure thus obtained
US7034464B1 (en) 2001-11-06 2006-04-25 Sigma Designs, Inc. Generating light from electromagnetic energy
US6962426B2 (en) 2001-11-29 2005-11-08 Infocus Corporation Recirculation of reflected source light in an image projection system
US6664842B1 (en) 2001-12-28 2003-12-16 Inphi Corporation FET active load and current source
JP2003249197A (ja) * 2002-02-25 2003-09-05 Matsushita Electric Works Ltd マイクロ波無電極放電ランプ点灯装置
DE10213911A1 (de) * 2002-03-28 2003-10-23 Philips Intellectual Property Halogen-Scheinwerfer-Lampe für ein Automobil
US6980021B1 (en) 2004-06-18 2005-12-27 Inphi Corporation Output buffer with time varying source impedance for driving capacitively-terminated transmission lines
EP1932168A2 (en) * 2005-10-04 2008-06-18 Topanga Technologies External resonator/cavity electrode-less plasma lamp and method of exciting with radio-frequency energy

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009206099A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Leica Microsystems (Schweiz) Ag 寿命を改善した顕微鏡用照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008515152A (ja) 2008-05-08
US7429818B2 (en) 2008-09-30
WO2006034500A1 (en) 2006-03-30
US20050057158A1 (en) 2005-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5069115B2 (ja) 無電極プラズマランプ
US8203272B2 (en) Plasma lamp with dielectric waveguide integrated with transparent bulb
JP4546455B2 (ja) 誘電体導波路を備えたマイクロ波力によるプラズマランプ
JP2010538412A (ja) マイクロ波で駆動される光源
US8344625B2 (en) Plasma lamp with dielectric waveguide body having shaped configuration

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080919

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110502

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120723

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120816

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150824

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5069115

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees