JP5067209B2 - ファブリペロー干渉計 - Google Patents

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Description

本発明は、ファブリペロー干渉計に関する。
対向配置された2枚のミラーの間での光の多重反射を利用することにより入射光を分光するファブリペロー干渉計の小型化を目的として、従来、MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術を利用したファブリペロー干渉計が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に記載のファブリペロー干渉計は、二酸化シリコン層と多結晶シリコン層とが交番的に積層されて形成された下側ミラーと上側ミラーとがエアギャップを介して対向配置された構造を有する。
このような構造のファブリペロー干渉計は、以下に示す工程を経て製造される。
まず、基板上に二酸化シリコン層と多結晶シリコン層とを積層することにより下側ミラーを形成する。その後に、エアギャップを形成するための犠牲層を下側ミラー上に積層する。そして、下側ミラーのうちミラーとして利用する部分の上の犠牲層が残るように犠牲層をパターニングする。さらに、パターニングされた犠牲層上に、二酸化シリコン層と多結晶シリコン層とを積層することにより上側ミラーを形成する。その後に、上側ミラーを貫通して犠牲層に達する貫通孔を形成し、この貫通孔を介してエッチング剤を導入することにより犠牲層を除去する。こうして、下側ミラーと上側ミラーとがエアギャップを介して対向配置される構造が形成される。なお上側ミラーを形成する多結晶シリコン層は、犠牲層をエッチングする際のエッチングストッパーとなる。
特開平6−241993号公報
ところで、ファブリペロー干渉計の下側ミラーと上側ミラーとの間に静電気力を作用させることで下側ミラーと上側ミラーとの間の距離を変化させることにより、分光する波長を変化させることが可能となる。このためには、下側ミラーに電圧を印加するための電極(以下、下側ミラー用電極という)及び上側ミラーに電圧を印加するための電極(以下、上側ミラー用電極という)を形成する必要がある。
また、下側ミラーと上側ミラーと間の距離、即ちエアギャップの高さ(以下、エアギャップ長という)を大きくするほど、より長い波長の光を分光することができる。このため、分光帯域を広くするためには、エアギャップ長を大きくする必要がある。
したがって、広い分光帯域を有するファブリペロー干渉計を製造するためには、エアギャップ長が大きく、且つ、下側ミラー用電極及び上側ミラー用電極を備える必要がある。
しかし、エアギャップ長を大きくするには、大きいエアギャップ長に等しい厚さの犠牲層をパターニングする必要があるため、このパターニングで大きな段差が生じる。これにより、下側ミラー用電極及び上側ミラー用電極を形成するためのホトリソグラフィによるパターン形成ができなくなるという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、エアギャップ長が大きい場合であっても大きな段差を形成することなく電極を形成することができるファブリペロー干渉計を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載のファブリペロー干渉計では、屈折率が高い層である第1高屈折率層を少なくとも1つ用いて形成されたミラーである下側ミラーと、第1高屈折率層と異なり且つ屈折率が高い層である第2高屈折率層を少なくとも1つ用いて形成され、下側ミラーと対向するように下側ミラーの上方に配置されたミラーである上側ミラーとを備え、下側ミラーと上側ミラーとの間に静電気力を作用させることにより、下側ミラーと上側ミラーとの間の距離を変化可能に構成されている。これにより、下側ミラーと上側ミラーとの間の距離に応じて、分光することができる波長を変化させることができる。
そして、下側ミラーと上側ミラーとの間に形成されている空隙を取り囲むように配置されるとともに、第1高屈折率層の上方から第1高屈折率層に達するトレンチ内に埋め込まれた形状の第2高屈折率層を少なくとも1つ有し、第1高屈折率層と絶縁分離された第1埋め込み部を備える。
これにより、下側ミラーと上側ミラーとの間に空隙(以下、ミラー間空隙という)を形成するために、以下の方法を採用することができる。
即ち、下側ミラーが形成された後に、下側ミラー上に犠牲層を堆積する。その後、犠牲層において空隙となる領域を取り囲むように、第1高屈折率層に達するトレンチ(以下、第1トレンチという)を形成する。そして上側ミラーを形成するために、犠牲層上に第2高屈折率層を堆積する。このときに、第2高屈折率層の少なくとも1つが第1トレンチ内に埋め込まれる。さらに、上側ミラーを貫通して犠牲層に達する貫通孔を形成し、この貫通孔を介してエッチング剤を導入することにより犠牲層を除去する。こうして、ミラー間空隙が形成される。
すなわち、ミラー間空隙を設けるために形成された第1トレンチは第2高屈折率層により埋め込まるので、上側ミラーが形成された後には第1トレンチによる段差が生じない。このため、上側ミラーが形成された後に、下側ミラーに電圧を印加するための電極(下側ミラー用電極)及び上側ミラーに電圧を印加するための電極(上側ミラー用電極)を形成するためのホトリソグラフィを良好に行うことができる。
なお、第2高屈折率層として、犠牲層を除去するエッチング剤に対してエッチングレートが小さい材料を採用することにより、第1埋め込み部を、犠牲層を除去するときのエッチングストッパとすることができる。このため、下側ミラーと上側ミラーとの間の犠牲層を全て除去することができるエッチング量を超えても、第1埋め込み部の外周まで犠牲層が除去されることがない。したがって、下側ミラーと上側ミラーとの間の犠牲層を全て除去することができるエッチング量とすることにより、第1埋め込み部が配置されている位置をミラー間空隙の外周とすることができ、ミラー間空隙の大きさを正確に制御することができる。
また、第1埋め込み部の外周側に配置されるとともに、第1高屈折率層の上方から第1高屈折率層に達するトレンチ内に埋め込まれた形状の第2高屈折率層を少なくとも1つ有し、第2高屈折率層における上側ミラーを形成する部分とは絶縁分離されるとともに第1高屈折率層とは導通される第2埋め込み部を備える。
このため、下側ミラー用電極を形成するために、以下の方法を採用することができる。
即ち、下側ミラーが形成された後に、下側ミラー上に犠牲層を堆積する。その後、犠牲層において第1埋め込み部の外周側に、第1高屈折率層に達するトレンチ(以下、第2トレンチという)を形成する。そして上側ミラーを形成するために、犠牲層上に第2高屈折率層を堆積する。このときに、第2高屈折率層の少なくとも1つが第2トレンチ内に埋め込まれる。その後に、第2トレンチ内に埋め込まれている第2高屈折率層(第2埋め込み部)上に下側ミラー用電極を形成する。
すなわち、第2トレンチは第2高屈折率層により埋め込まるので、上側ミラーが形成された後には第2トレンチによる段差が生じない。これにより、上側ミラーが形成された後に、下側ミラーに電圧を印加するための電極(下側ミラー用電極)及び上側ミラーに電圧を印加するための電極(上側ミラー用電極)を形成するためのホトリソグラフィを良好に行うことができる。なお、第2トレンチ内に埋め込まれている第2高屈折率層(第2埋め込み部)は、第1高屈折率層と下側ミラー用電極とを電気的に接続するための配線として機能する。
ここで、第2高屈折率層により構成されている第1埋め込み部は第1高屈折率層に接している。このため、上側ミラーと下側ミラーとを電気的に絶縁するために、第1埋め込み部は、第1高屈折率層と絶縁分離される必要がある。
また、第2高屈折率層により構成されている第2埋め込み部は第1高屈折率層に接している。このため、上側ミラーと下側ミラーとを電気的に絶縁するために、第2埋め込み部は、第2高屈折率層における上側ミラーを形成する部分とは絶縁分離される必要がある。さらに、下側ミラー用電極と下側ミラーとを電気的に接続するために、第2埋め込み部は、第1高屈折率層と導通される必要がある。
そこで請求項1に記載のファブリペロー干渉計において、請求項2に記載のように、第2高屈折率層のうち第1埋め込み部の内周側に配置されて上側ミラーが形成されていない部分(以下、上側ミラー非形成部ともいう)と、第1埋め込み部は、n型の不純物がドーピングされ、第1高屈折率層のうち下側ミラーが形成されていない部分(以下、下側ミラー非形成部ともいう)と、第2埋め込み部は、p型の不純物がドーピングされるようにしてもよい。
このように構成されたファブリペロー干渉計では、第1埋め込み部と第1高屈折率層との界面で、第1埋め込み部側がn型で第1高屈折率層側がp型であるpn接合が形成される。さらに上側ミラー非形成部と第1埋め込み部とは導通される。このため、下側ミラー用電極に印加する電圧よりも高い電圧を上側ミラー用電極に印加することにより、第1埋め込み部と第1高屈折率層との界面で逆バイアスの空乏層が形成され、第1埋め込み部と第1高屈折率層とが絶縁分離される。
また第1埋め込み部と第2埋め込み部との界面で、第1埋め込み部側がn型で第2埋め込み部側がp型であるpn接合が形成される。このため、下側ミラー用電極に印加する電圧よりも高い電圧を上側ミラー用電極にかけることにより、逆バイアスの空乏層が形成され、第1埋め込み部と第2埋め込み部とが絶縁分離される。そして、第2高屈折率層における上側ミラーを形成する部分は第1埋め込み部の内周側に配置されているので、これにより、第2高屈折率層における上側ミラーを形成する部分と第2埋め込み部とが絶縁分離される。
さらに、下側ミラー非形成部と第2埋め込み部はp型の不純物がドーピングされるため、第2埋め込み部は第1高屈折率層と導通される。
または請求項1に記載のファブリペロー干渉計において、請求項3に記載のように、第1高屈折率層のうち下側ミラーが形成されていない部分と、第2高屈折率層のうち前記第1埋め込み部の内周側に配置されて上側ミラーが形成されていない部分と、第2埋め込み部は、p型の不純物がドーピングされ、第1埋め込み部は、n型の不純物がドーピングされるようにしてもよい。
このように構成されたファブリペロー干渉計では、第1埋め込み部と第1高屈折率層との界面で、第1埋め込み部側がn型で第1高屈折率層側がp型であるpn接合が形成される。このため、下側ミラー用電極に印加される電圧よりも高い電圧を第1埋め込み部に印加することにより、逆バイアスの空乏層が形成され、第1埋め込み部と第1高屈折率層とが絶縁分離される。
また、第1埋め込み部と第2埋め込み部との界面で、第1埋め込み部側がn型で第2埋め込み部側がp型であるpn接合が形成される。このため、下側ミラー用電極に印加される電圧よりも高い電圧を第1埋め込み部に印加することにより、逆バイアスの空乏層が形成され、第1埋め込み部と第2埋め込み部とが絶縁分離される。
また、上側ミラー非形成部と第1埋め込み部との界面で、第1埋め込み部側がn型で上側ミラー非形成部側がp型であるpn接合が形成される。このため、上側ミラー用電極に印加される電圧よりも高い電圧を第1埋め込み部に印加することにより、逆バイアスの空乏層が形成され、第1埋め込み部と上側ミラー非形成部とが絶縁分離される。
以上より、上側ミラー用電極および下側ミラー用電極に印加される電圧よりも高い電圧を第1埋め込み部に印加することによって、第1埋め込み部が第1高屈折率層と絶縁分離されるとともに、第2埋め込み部が、第2高屈折率層における上側ミラーを形成する部分と絶縁分離される。
さらに、下側ミラー非形成部と第2埋め込み部はp型の不純物がドーピングされるため、第2埋め込み部は第1高屈折率層と導通される。
また請求項1〜請求項3の何れかに記載のファブリペロー干渉計において、第1埋め込み部は、請求項4に記載のように、第1埋め込み部の全域にわたってn型の不純物がドーピングされるようにしてもよいし、請求項5に記載のように、第1埋め込み部における深さ方向の一部に、n型の不純物がドーピングされるようにしてもよい。
請求項5に記載のように深さ方向の一部にn型の不純物がドーピングされるようにした場合には、第1埋め込み部の全域にわたってn型の不純物をドーピングする場合と比較して、ドーピング量を低減することができる。一方、請求項4に記載のように第1埋め込み部の全域にわたってn型の不純物をドーピングした場合には、深さ方向の一部にドーピングした場合と比較して、第1埋め込み部の寄生容量を低減することができる。
また請求項1に記載のファブリペロー干渉計において、請求項6に記載のように、第1高屈折率層のうち下側ミラーが形成されていない部分(下側ミラー非形成部)と、第2高屈折率層のうち第1埋め込み部の内周側に配置されて上側ミラーが形成されていない部分(上側ミラー非形成部)は、n型またはp型の同一の型の不純物がドーピングされ、第1埋め込み部がノンドープであるようにしてもよい。
このように構成されたファブリペロー干渉計では、第1埋め込み部がノンドープであるので第1埋め込み部は高抵抗となる。このため、第1埋め込み部と第1高屈折率層とが接していても第1埋め込み部と第1高屈折率層との間で電流が流れにくくなり、第1埋め込み部と第1高屈折率層とが絶縁分離される。
また、第2高屈折率層における上側ミラーを形成する部分と第2埋め込み部との間に第1埋め込み部が配置されており、第1埋め込み部が高抵抗である。このため、第2高屈折率層における上側ミラーを形成する部分と第2埋め込み部との間で電流が流れにくくなり、第2高屈折率層における上側ミラーを形成する部分と第2埋め込み部とが絶縁分離される。
さらに、下側ミラー非形成部と第2埋め込み部はn型またはp型の同一の型の不純物がドーピングされるため、第2埋め込み部は第1高屈折率層と導通される。
また請求項1に記載のファブリペロー干渉計において、第1埋め込み部と第1高屈折率層とを絶縁分離するために、請求項7に記載のように、第1埋め込み部と第1高屈折率層との間に絶縁物が配置されるようにしてもよい。
また、多結晶シリコンは屈折率が高いので、請求項1〜請求項7の何れかに記載のファブリペロー干渉計において、請求項8に記載のように、第1高屈折率層および第2高屈折率層が多結晶シリコンで構成されているようにするとよい。
(第1実施形態)
以下に本発明の第1実施形態について図面とともに説明する。
図1は本発明が適用された第1実施形態のファブリペロー干渉計1を模式的に示した平面図、図2はファブリペロー干渉計1を模式的に示した断面図である。
ファブリペロー干渉計1は、図1に示すように、下側ミラー13と上側ミラー15(図1では不図示。図2を参照)とがエアギャップ14(図1では不図示。図2を参照)を介して対向配置されて形成されたメンブレン部2と、メンブレン部2を取り囲むように配置されて、エッチングによりエアギャップ14を形成する際のエッチングストッパとしての機能を果たすエッチングストッパ部3と、上側ミラー15に電圧を印加するための上側電圧印加部4と、下側ミラー13に電圧を印加するための下側電圧印加部5とから構成される。なお上側電圧印加部4には、下側電圧印加部5より高い電圧が印加される。
これらのうちメンブレン部2は、図2に示すように、例えばシリコンからなる半導体基板11上に、例えば二酸化シリコンからなる絶縁膜12を介して形成された複数の下側ミラー13と、下側ミラー13上にエアギャップ14を介して形成された複数の上側ミラー15とを備える。なお図2では、図示を簡略化するため、下側ミラー13及び上側ミラー15をそれぞれ2個のみ示している。
下側ミラー13は、絶縁膜12上に、例えば多結晶シリコンからなる高屈折率膜21と、例えば空気からなる低屈折率膜22と、例えば多結晶シリコンからなる高屈折率膜23が順次積層されて構成されている。なお、低屈折率膜22の断面は上辺より下辺のほうが長い台形状に形成されている。このため高屈折率膜23は、低屈折率膜22の上面と両側面を覆っている。これにより高屈折率膜23のうち、低屈折率膜22の上面を覆っている部分23aはミラーを構成し(以下、部分23aをミラー部23aという)低屈折率膜22の両側面を覆っている部分23bは、ミラー部23aの自重によりミラー部23aが変形するのを抑制するためにミラー部23aを支持する支持部を構成する。
上側ミラー15は、エアギャップ14上に、例えば多結晶シリコンからなる高屈折率膜31と、例えば空気からなる低屈折率膜32と、例えば多結晶シリコンからなる高屈折率膜33が順次積層されて構成されている。なお、低屈折率膜32の断面は上辺より下辺のほうが長い台形状に形成されている。このため高屈折率膜33は、低屈折率膜32の上面と両側面を覆っている。これにより高屈折率膜33のうち、低屈折率膜32の上面を覆っている部分33aはミラーを構成し(以下、部分33aをミラー部33aという)、低屈折率膜32の両側面を覆っている部分33bは、ミラー部33aの自重によりミラー部33aが変形するのを抑制するためにミラー部33aを支持する支持部を構成する。
またメンブレン部2の高屈折率膜21,23のうち、下側ミラー13が形成されていない部分2a(以下、メンブレン下側ミラー非形成部2aともいう)はp型の不純物がドーピングされている(図2において、右下がりの直線でハッチングされている部分を参照)。またメンブレン部2の高屈折率膜31,33のうち、上側ミラー15が形成されていない部分2b(以下、メンブレン上側ミラー非形成部2bともいう)はn型の不純物がドーピングされている(図1及び図2において、水平の直線でハッチングされている部分を参照)。
なお、高屈折率膜21,23,31,33に不純物がドーピングされると光が吸収されるため、下側ミラー13及び上側ミラー15が形成されている部分はノンドープである。
次にエッチングストッパ部3は、図2に示すように、半導体基板11上に、絶縁膜12と高屈折率膜21と高屈折率膜23とが順次積層され、さらに、高屈折率膜31と高屈折率膜33とがトレンチに順次埋め込まれた形状で積層されて構成されている。
なおエッチングストッパ部3は、以下に示す工程を経て形成される。まず、下側ミラー13が形成された後に、例えば二酸化シリコンからなる絶縁膜41(図3を参照)を高屈折率膜23上に堆積する。さらに図3に示すように、絶縁膜41においてエッチングストッパ部3が配置される部分に、高屈折率膜23に達するトレンチT1を形成する。そしてトレンチT1内に、高屈折率膜31と高屈折率膜33とを順次堆積する。これにより、トレンチT1内に高屈折率膜31と高屈折率膜33とが埋め込まれ、エッチングストッパ部3が形成される。
さらに、上側ミラー15が形成された後に、高屈折率膜31,33を貫通して絶縁膜41に達する貫通孔16(図2を参照)がメンブレン部2に形成され、この貫通孔16を介して、エッチング剤が導入されることにより、メンブレン部2内の絶縁膜41が除去される。これによりエアギャップ14が形成される。ここで、エッチングストッパ部3の高屈折率膜31は多結晶シリコンからなるため、絶縁膜41をエッチングする際のエッチングストッパとしての機能を果たす。
またエッチングストッパ部3の高屈折率膜31,33は、図2に示すように、n型の不純物がドーピングされている(図1及び図2において、水平の直線でハッチングされている部分を参照)。さらにエッチングストッパ部3の高屈折率膜21,23は、p型の不純物がドーピングされている(図2において、右下がりの直線でハッチングされている部分を参照)。
次に上側電圧印加部4は、半導体基板11上に、絶縁膜12、高屈折率膜21、高屈折率膜23、絶縁膜41、高屈折率膜31と高屈折率膜33とが順次積層され、さらに、高屈折率膜33上に、例えばCr/Auからなる電極42(以下、上部電極42という)が形成されて構成されている。なお上側電圧印加部4の高屈折率膜31,33は、図2に示すように、n型の不純物がドーピングされている(図1及び図2において、水平の直線でハッチングされている部分を参照)。
次に下側電圧印加部5は、トレンチが形成されているトレンチ部5aと、トレンチが形成されていない非トレンチ部5bを備えている。トレンチ部5aは、半導体基板11上に、絶縁膜12と高屈折率膜21と高屈折率膜23とが順次積層されるとともに、高屈折率膜31と高屈折率膜33とがトレンチに順次埋め込まれた形状で積層され、さらに、高屈折率膜33上に、例えばCr/Auからなる電極43(以下、下部電極43という)が形成されて構成されている。非トレンチ部5bは、半導体基板11上に、絶縁膜12、高屈折率膜21、高屈折率膜23、絶縁膜41、高屈折率膜31と高屈折率膜33とが順次積層され、さらに、高屈折率膜33上に下部電極43が形成されて構成されている。
下側電圧印加部5は、以下に示す工程を経て形成される。まず、下側ミラー13が形成された後に、例えば二酸化シリコンからなる絶縁膜41を高屈折率膜23上に堆積する。さらに図3に示すように、絶縁膜41においてトレンチT1の外周側に、高屈折率膜23に達するトレンチT2,T3を形成する。そしてトレンチT2,T3内に、高屈折率膜31と高屈折率膜33とを順次堆積する。これにより、トレンチT2,T3内に高屈折率膜31と高屈折率膜33とが埋め込まれる。その後、高屈折率膜33上に下部電極43を形成する。
なお下側電圧印加部5の高屈折率膜21,23,31,33は、図2に示すように、p型の不純物がドーピングされている(図1及び図2において、右下がりの直線でハッチングされている部分を参照)。
このように構成されたファブリペロー干渉計1では、上部電極42と下部電極43に印加する電圧を変化させることにより、下側ミラー13と上側ミラー15との間で作用する静電気力が変わり、下側ミラーと上側ミラーとの間の距離が変化する。これにより、下側ミラー13と上側ミラー15との間の距離に応じて、分光することができる波長を変化させることができる。
そしてエッチングストッパ部3は、下側ミラー13と上側ミラー15との間に形成されているエアギャップ14を取り囲むように配置されるとともに、高屈折率膜23の上方から高屈折率膜23に達するトレンチT1内に埋め込まれた形状の高屈折率膜31,33を有している。
このため、エアギャップ14を形成するために、上述の方法を採用することができる。これにより、エアギャップ14を設けるために形成されたトレンチT1は高屈折率膜31,33により埋め込まるので、上側ミラー15が形成された後にはトレンチT1による段差が生じない。このため、上側ミラー15が形成された後に上部電極42及び下部電極43を形成するためのホトリソグラフィを良好に行うことができる。
なお、エッチングストッパ部3の高屈折率膜31は多結晶シリコンからなるため、絶縁膜41をエッチングする際のエッチングストッパとしての機能を果たす。このため、下側ミラー13と上側ミラー15との間の絶縁膜41を全て除去することができるエッチング量を超えても、エッチングストッパ部3の外側まで絶縁膜41が除去されることがない。したがって、下側ミラー13と上側ミラー15との間の絶縁膜41を全て除去することができるエッチング量とすることにより、エッチングストッパ部3が配置されている位置をエアギャップ14の外周とすることができ、エアギャップ14の大きさを正確に制御することができる。
また下側電圧印加部5は、エッチングストッパ部3の外周側に配置されるとともに、高屈折率膜23の上方から高屈折率膜23に達するトレンチT2,T3内に埋め込まれた形状の高屈折率膜31,33を有している。
このため、下部電極43を形成するために、上述の方法を採用することができる。これにより、トレンチT2,T3は高屈折率膜31,33により埋め込まるので、上側ミラー15が形成された後にはトレンチT2,T3による段差が生じない。このため、上側ミラー15が形成された後に上部電極42及び下部電極43を形成するためのホトリソグラフィを良好に行うことができる。
さらに、エッチングストッパ部3と高屈折率膜23との界面B1(図2を参照)で、エッチングストッパ部3側がn型で高屈折率膜23側がp型であるpn接合が形成される。さらにメンブレン上側ミラー非形成部2bとエッチングストッパ部3とは導通される。そして上側電圧印加部4には、下側電圧印加部5より高い電圧が印加される。このため、界面B1で逆バイアスの空乏層が形成され、エッチングストッパ部3と高屈折率膜23とが絶縁分離される。
またエッチングストッパ部3と下側電圧印加部5との界面B2(図2を参照)で、エッチングストッパ部3側がn型で下側電圧印加部5側がp型であるpn接合が形成される。そして上側電圧印加部4には、下側電圧印加部5より高い電圧が印加される。このため、界面B2で逆バイアスの空乏層が形成され、エッチングストッパ部3と下側電圧印加部5とが絶縁分離される。そして、上側ミラー15はエッチングストッパ部3の内周側に配置されているので、これにより、上側ミラー15と下側電圧印加部5とが絶縁分離される。
以上より、下側ミラー13と上側ミラー15とが電気的に絶縁される。
さらに、メンブレン下側ミラー非形成部2aとエッチングストッパ部3及び下側電圧印加部5の高屈折率膜21,23と下側電圧印加部5の高屈折率膜31,33はp型の不純物がドーピングされるため、下側電圧印加部5は高屈折率膜21,23と導通される。これにより、下部電極43と下側ミラー13とが電気的に接続される。
以上説明した実施形態において、高屈折率膜21,23は本発明における第1高屈折率層、高屈折率膜31,33は本発明における第2高屈折率層、エアギャップ14は本発明における空隙、エッチングストッパ部3は本発明における第1埋め込み部、下側電圧印加部5は本発明における第2埋め込み部である。
(第2実施形態)
以下に本発明の第2実施形態について図面とともに説明する。尚、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
図4は第2実施形態のファブリペロー干渉計1を模式的に示した平面図、図5はファブリペロー干渉計1を模式的に示した断面図である。
第2実施形態のファブリペロー干渉計1は、エッチングストッパ部3に電圧を印加するためのストッパ電圧印加部6が追加された点と、不純物ドーピングが変更された点以外は第1実施形態と同じである。
ストッパ電圧印加部6は、図4に示すように、エッチングストッパ部3の外周側に配置され、エッチングストッパ部3と電気的に接続されている。即ち、ストッパ電圧印加部6の高屈折率膜31,33(図4では不図示)は、n型の不純物がドーピングされている(図4において、水平の直線でハッチングされている部分を参照)。なおストッパ電圧印加部6には、電圧を印加するための電極44が設けられており、この電極44に、上側電圧印加部4及び下側電圧印加部5より高い電圧が印加される。
また図5に示すように、メンブレン部2の高屈折率膜31,33のうち上側ミラー15が形成されていない部分2bはp型の不純物がドーピングされ、上側電圧印加部4の高屈折率膜31,33はp型の不純物がドーピングされている(図4及び図5において、右下がりの直線でハッチングされている部分を参照)。また上側電圧印加部4は、図4に示すように、メンブレン部2と上側電圧印加部4とが電気的に接続されるように、メンブレン部2に連結される連結領域4aを備える。
このように構成されたファブリペロー干渉計1では、エッチングストッパ部3と高屈折率膜23との界面B1(図5を参照)で、エッチングストッパ部3側がn型で高屈折率膜23側がp型であるpn接合が形成される。そしてエッチングストッパ部3には、下側電圧印加部5より高い電圧が印加される。このため、界面B1で逆バイアスの空乏層が形成され、エッチングストッパ部3と高屈折率膜23とが絶縁分離される。
またエッチングストッパ部3と下側電圧印加部5との界面B2(図5を参照)で、エッチングストッパ部3側がn型で下側電圧印加部5側がp型であるpn接合が形成される。そしてエッチングストッパ部3には、下側電圧印加部5より高い電圧が印加される。このため、界面B2で逆バイアスの空乏層が形成され、エッチングストッパ部3と下側電圧印加部5とが絶縁分離される。
またメンブレン上側ミラー非形成部2bとエッチングストッパ部3との界面B3(図5を参照)で、エッチングストッパ部3側がn型でメンブレン上側ミラー非形成部2b側がp型であるpn接合が形成される。そしてエッチングストッパ部3には、上側電圧印加部4より高い電圧が印加される。このため、界面B3で逆バイアスの空乏層が形成され、メンブレン上側ミラー非形成部2bとエッチングストッパ部3とが絶縁分離される。
以上より、下側ミラー13と上側ミラー15とが電気的に絶縁される。
(第3実施形態)
以下に本発明の第3実施形態について図面とともに説明する。尚、第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
図6は第3実施形態のファブリペロー干渉計1を模式的に示した平面図、図7はファブリペロー干渉計1を模式的に示した断面図である。
第3実施形態のファブリペロー干渉計1は、上側電圧印加部4の構成が変更された点と、不純物ドーピングが変更された点以外は第1実施形態と同じである。
図6及び図7に示すように、メンブレン上側ミラー非形成部2bはp型の不純物がドーピングされ、上側電圧印加部4の高屈折率膜31,33はp型の不純物がドーピングされている(図6及び図7において、右下がりの直線でハッチングされている部分を参照)。また上側電圧印加部4は、図6に示すように、メンブレン部2と上側電圧印加部4とが電気的に接続されるように、メンブレン部2に連結される連結領域4aを備える。
またエッチングストッパ部3の高屈折率膜31,33は、図6及び図7に示すように、n型及びp型の不純物がドーピングされていない。即ち、エッチングストッパ部3はノンドープである。
このように構成されたファブリペロー干渉計1では、エッチングストッパ部3がノンドープであるのでエッチングストッパ部3は高抵抗となる。このため、エッチングストッパ部3と高屈折率膜23とが接していてもエッチングストッパ部3と高屈折率膜23との間で電流が流れにくくなり、エッチングストッパ部3と高屈折率膜23とが絶縁分離される。
また、上側ミラー15と下側電圧印加部5との間にエッチングストッパ部3が配置されており、エッチングストッパ部3が高抵抗である。このため、上側ミラー15と下側電圧印加部5との間で電流が流れにくくなり、上側ミラー15と下側電圧印加部5とが絶縁分離される。
以上より、下側ミラー13と上側ミラー15とが電気的に絶縁される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記第3実施形態においては、エッチングストッパ部3をノンドープにすることによりエッチングストッパ部3と高屈折率膜23とが絶縁分離されるものを示した。しかし図8に示すように、エッチングストッパ部3と高屈折率膜23との間に絶縁膜51を配置することにより、エッチングストッパ部3と高屈折率膜23とが絶縁分離されるようにしてもよい。なお絶縁膜51は本発明における絶縁物である。
また上記実施形態においては、トレンチT1,T2,T3内に高屈折率膜31,33が埋め込まれているものを示したが、高屈折率膜31のみが埋め込まれているようにしてもよい。
また上記実施形態においては、低屈折率膜22、32は台形でなくてもよい。
また、図ではノンドープで示してあるが、低屈折率膜22を覆っている高屈折率膜23bと2つの23aに挟まれた高屈折率膜23、および低屈折率膜32を覆っている高屈折率膜33bと2つの33bに挟まれた高屈折率膜33に不純物がドーピングされていてもいい。
また上記第1実施形態においては、エッチングストッパ部3の全域にわたってn型の不純物がドーピングされているものを示したが、エッチングストッパ部3における深さ方向の一部にn型の不純物がドーピングされるようにしてもよい。
また上記第3実施形態においては、不純物がドーピングされる部分は全てp型の不純物がドーピングされているものを示したが、p型の不純物ではなくn型の不純物がドーピングされているようにしてもよい。
第1実施形態のファブリペロー干渉計1の平面図である。 第1実施形態のファブリペロー干渉計1の断面図である。 ファブリペロー干渉計1の製造工程の一部を示す断面図である。 第2実施形態のファブリペロー干渉計1の平面図である。 第2実施形態のファブリペロー干渉計1の断面図である。 第3実施形態のファブリペロー干渉計1の平面図である。 第3実施形態のファブリペロー干渉計1の断面図である。 別の実施形態のファブリペロー干渉計1の断面図である。
符号の説明
1…ファブリペロー干渉計、2…メンブレン部、2a…メンブレン下側ミラー非形成部、2b…メンブレン上側ミラー非形成部、3…エッチングストッパ部、4…上側電圧印加部、5…下側電圧印加部、6…ストッパ電圧印加部、11…半導体基板、12…絶縁膜、13…下側ミラー、14…エアギャップ、15…上側ミラー、16…貫通孔、21,23,31,33…高屈折率膜、22,32…低屈折率膜、41…絶縁膜、42…上部電極、43…下部電極、51…絶縁膜、T1,T2,T3…トレンチ

Claims (8)

  1. 屈折率が高い層である第1高屈折率層を少なくとも1つ用いて形成されたミラーである下側ミラーと、
    前記第1高屈折率層と異なり且つ屈折率が高い層である第2高屈折率層を少なくとも1つ用いて形成され、前記下側ミラーと対向するように該下側ミラーの上方に配置されたミラーである上側ミラーとを備え、
    前記下側ミラーと前記上側ミラーとの間に静電気力を作用させることにより、前記下側ミラーと前記上側ミラーとの間の距離を変化可能に構成されたファブリペロー干渉計であって、
    前記下側ミラーと前記上側ミラーとの間に形成されている空隙を取り囲むように配置されるとともに、前記第1高屈折率層の上方から前記第1高屈折率層に達するトレンチ内に埋め込まれた形状の前記第2高屈折率層を少なくとも1つ有し、前記第1高屈折率層と絶縁分離された第1埋め込み部と、
    前記第1埋め込み部の外周側に配置されるとともに、前記第1高屈折率層の上方から前記第1高屈折率層に達するトレンチ内に埋め込まれた形状の前記第2高屈折率層を少なくとも1つ有し、前記第2高屈折率層における前記上側ミラーを形成する部分とは絶縁分離されるとともに前記第1高屈折率層とは導通される第2埋め込み部と
    を備えることを特徴とするファブリペロー干渉計。
  2. 前記第2高屈折率層のうち前記第1埋め込み部の内周側に配置されて前記上側ミラーが形成されていない部分と、前記第1埋め込み部は、n型の不純物がドーピングされ、
    前記第1高屈折率層のうち前記下側ミラーが形成されていない部分と、前記第2埋め込み部は、p型の不純物がドーピングされることにより、
    前記第1埋め込み部が、前記第1高屈折率層と絶縁分離されるとともに、前記第2埋め込み部が、前記第2高屈折率層における前記上側ミラーを形成する部分とは絶縁分離されるとともに前記第1高屈折率層とは導通される
    ことを特徴とする請求項1に記載のファブリペロー干渉計。
  3. 前記第1高屈折率層のうち前記下側ミラーが形成されていない部分と、前記第2高屈折率層のうち前記第1埋め込み部の内周側に配置されて前記上側ミラーが形成されていない部分と、前記第2埋め込み部は、p型の不純物がドーピングされ、
    前記第1埋め込み部は、n型の不純物がドーピングされることにより、
    前記第1埋め込み部が、前記第1高屈折率層と絶縁分離されるとともに、前記第2埋め込み部が、前記第2高屈折率層における前記上側ミラーを形成する部分とは絶縁分離されるとともに前記第1高屈折率層とは導通される
    ことを特徴とする請求項1に記載のファブリペロー干渉計。
  4. 前記第1埋め込み部は、
    前記第1埋め込み部の全域にわたってn型の不純物がドーピングされる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のファブリペロー干渉計。
  5. 前記第1埋め込み部は、
    前記第1埋め込み部における深さ方向の一部に、n型の不純物がドーピングされる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のファブリペロー干渉計。
  6. 前記第1高屈折率層のうち前記下側ミラーが形成されていない部分と、前記第2高屈折率層のうち前記第1埋め込み部の内周側に配置されて前記上側ミラーが形成されていない部分は、n型またはp型の同一の型の不純物がドーピングされ、
    前記第1埋め込み部がノンドープであることにより、
    前記第1埋め込み部が、前記第1高屈折率層と絶縁分離されるとともに、前記第2埋め込み部が、前記第2高屈折率層における前記上側ミラーを形成する部分とは絶縁分離されるとともに前記第1高屈折率層とは導通される
    ことを特徴とする請求項1に記載のファブリペロー干渉計。
  7. 前記第1埋め込み部と前記第1高屈折率層との間に絶縁物が配置されることにより、
    前記第1埋め込み部が、前記第1高屈折率層と絶縁分離される
    ことを特徴とする請求項1に記載のファブリペロー干渉計。
  8. 前記第1高屈折率層および前記第2高屈折率層は多結晶シリコンで構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載のファブリペロー干渉計。
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