JP5056659B2 - 電柱建替工具および電柱建替方法 - Google Patents

電柱建替工具および電柱建替方法 Download PDF

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Description

本発明は、電柱の建替工事のための電柱建替工具および電柱建替方法に関するものである。
電線を張架する電柱は、交通事故によって損傷したり、電線の張力に負けて傾いたり、経年等により老朽化した場合等、電柱の交換が必要となる場合がある。このような場合には、既設の電柱を撤去し、新しい電柱を設置する電柱建替工事が行われる。この際、電柱周辺の既設建造物の存在や、張架されている電線の配線等の都合上、新しい電柱は、撤去される電柱と同じ位置、すなわち元位置に設置されることが多い。
図11は、従来の電柱建替工事を説明する図である。図11(a)に示す電柱10(電柱10a、10b、および10c)のうち、電柱10bを建て替える場合、従来の電柱建替工事ではまず図11(b)に示すように、建替対象となる電柱10bに隣接する位置(電柱10b付近)に仮電柱12を設置する。そして、電柱10bに装柱されていた電線14等を、仮電柱12に移設する。
次に図11(c)に示すように電柱10bを撤去し、図11(d)に示すように電柱10bがあった位置(元位置)に新しい電柱10dを設置する。その後、図11(e)に示すように仮電柱12を撤去し、電柱建替工事が完了する。
しかし、上述した従来の電柱建替工事では、工事の際には必ず仮電柱が必要だったため、1本の電柱を立て替えるために2本分の電柱の設置と撤去が必要であった。このため、仮電柱の設置および撤去の作業に時間と費用を要し、作業効率の低下およびコストの増大を招いていた。また、仮電柱を設置するには、設置する土地を一時的に借用するための占用許可が必要であり、かかる許可を取得するための煩雑な手続が不可欠であった。更には、工事現場の面積が狭小な場合には、仮電柱が設置できないという問題もあった。
上記のような電柱建替工事に関する技術として、例えば特許文献1には、本体と、建て替え対象の電柱を挟む2本の電柱に仮設されたメッセンジャーワイヤーに取り付けられるメッセンジャーワイヤー用クランプと、その下方に建て替え対象の電柱に架設されている電線を保持する碍子とを備える電線建替補助具、およびかかる電線建替補助具を用いた電柱建替方法が開示されている。これによれば、簡易な作業且つ低コストで電柱の建替工事を補助することが可能であるとしている。
特開2007−195357号公報
上記の特許文献1に記載の技術では、一部の電柱建替工事では、仮電柱を設置せずに行うことが可能となった。これにより、上述した仮電柱の設置に纏わる作業効率やコスト等の問題を大幅に改善することができた。しかし、建替対象となる電柱に張架されている電線の種類によっては、特許文献1に記載の技術を適用できない場合があった。
かかる技術が適用できない電柱の例として、高圧電線および低圧電線の両方が張架されている電柱が挙げられる。ここで、電柱に張架されている電線は、流れている電気の電圧によって、低圧電線と高圧電線の2種類に大別される。低圧電線とは、低圧、すなわち100V(電灯線)や200V(動力線)の電気が流れている電線のことであり、高圧電線とは、高圧、すなわち6600Vの電気が流れている電線のことである。
上記の高圧電線および低圧電線の両方が張架されている電柱の建替工事を行う場合には、かかる両方の電線を特許文献1に記載の電線建替補助具に張架しなければ工事を行うことができない。しかし、法令(例えば労働安全衛生規則など)の解釈によれば、同一の金物に高圧電線および低圧電線の両方を張架することはできない。したがって、上記の電柱の建替工事には、特許文献1に記載の電線建替補助具を用いることができない。または、高圧または低圧の電力のいずれかを遮断しなくてはならない。
また他の課題として、電線の地上からの高さの確保が挙げられる。法令(例えば電気設備に関する技術基準を定める省令など)の解釈によれば、電線の地上からの高さは所定高さ(例えば5m)を確保する必要がある。特許文献1に記載の電線建替補助具は、建替対象となる電柱に隣接する2本の電柱の間に架設されたメッセンジャーワイヤーに取り付けられる。電柱の間隔は一般に30〜40m程度あり、メッセンジャーワイヤーはその倍の長さになるために、電線建替補助具の地上高さを高く保つことが困難である。また隣接する電柱にかかる荷重が過大となり、両側に隣接する電柱に多大な負荷がかかってしまう。
また隣接する電柱によって電線建替補助具を吊下するとすれば、不安定であるため長時間(例えば数日)その状態を維持することが難しく、短時間(例えば一日)のうちに作業を完了させる必要がある。一方、電線の移設は電力会社が行うが、共架物たる通信線の移設は各通信会社が行う。また電力会社においても、電線の工事と電柱の設置工事とでは技術の乖離が大きいため、工事班が別々である場合が多い。しかして、複数の事業者や工事班が同時に集合して一斉に作業することは日程調整が極めて困難であり、また待ち時間が多くなるため効率的でない。
本発明は、このような課題に鑑み、建替対象となる電柱に張架されている電線の種類にかかわらず、仮電柱を設置することなく電柱の建替工事を安全に行うことができ、かつ工事の作業効率の向上およびコストの低減が可能な電柱建替工具および電柱建替方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる電柱建替工具の代表的な構成は、少なくとも高圧電線や低圧電線などの電線、または通信線のいずれかを張架する電柱を撤去し、電柱が設置されていた位置に新しい電柱を設置するための電柱建て替え工事に用いる電柱建替工具であって、支柱と、一端を支柱に他端を電柱に固定可能な電柱固定具と、支柱の頂部に配置され、当該電柱建替工具をクレーンのフックで吊下げるための吊下げ金具と、電柱に張架されていた電線または通信線を保持する保持具と、保持具を着脱可能であり、かつ支柱に着脱可能な腕金と、を備えることを特徴とする。
上記構成では、建替対象となる電柱に張架されていた電線および通信線は当該電柱建替工具の保持具に保持される。そして、吊下げ金具にクレーンのフックを掛合し、電線および通信線を保持した電柱建替工具をクレーンで吊下げ、その間に建替対象となる電柱の撤去および新しい電柱の設置を行う。これにより、仮電柱を設置することなく電柱の建替工事を行うことができる。したがって、仮電柱の設置および撤去の作業に要する時間と費用を削減し、作業効率の向上およびコストの低減を図ることが可能となる。
また当該電柱建替工具による設置方法によれば、電柱立替工具をクレーンで吊り下げるのは既設電柱を抜くときから新しい電柱を設置するまでの間だけでよく、電線や通信線の移設作業の間は電柱立替工具を電柱に固定しておくことができる。したがって移設作業の日程が長期間に亘る場合においても、安定した状態を維持することができる。
上記の電線を保持する保持具は、複数のローラを組み合わせて電線を挿通する空間を囲い込む三面ローラであり、ローラは、回転可能な状態で電線の荷重を支持するとよい。
かかる構成では、電線は保持具である三面ローラに保持される。かかる三面ローラには電線を挿通する空間が存在するため、電線はローラに挟持されるのではなく、ローラに乗った状態になる。ローラは個々に回転可能な状態であり、電線の荷重を支持するのみであって、電線は水平方向に滑らかに移動可能であるため、挟持による電線の被覆の損傷を防止し、電線の破損を防ぐことができる。更に、保持された電線の荷重はローラにかかるため、隣接する電柱にかかる引張荷重(負荷)を低減することができる。
上記の通信線を保持する保持具は、下端がU字型を成す線材を有するクランプであり、クランプに通信線に沿う縒線(より線)を張架し、線材が縒線を摺動可能に支持することにより、クランプは通信線を保持するとよい。
一般的に通信線は屈折等により損傷が生じやすい。このため、通信線に縒線を沿わせ、かかる通信線の形状を維持しやすくすることで損傷の発生を防止している。したがって、上記構成では、かかる縒線を保持具であるクランプに張架し、通信線を間接的に保持する。これにより、通信線を直接保持することによる損傷の発生を防止することができる。
当該電柱建替工具は更に、高圧電線を中継して一時的に高圧電流を流通させるバイパスケーブルを支持するバイパスケーブル支持部を備えるとよい。
バイパスケーブルとは、電線を流れる電流を一時的に迂回(バイパス)して流通させるケーブルである。かかるバイパスケーブルは芯線を何重もの被覆で被装しているため、高圧電線よりも絶縁性および安全性が高い。このため、バイパスケーブルは他の電線と共に補助具等に張架することが可能である。
したがって、上記構成では、建替対象となる電柱と隣接する電柱との間で切断した高圧電線、すなわち隣接する電柱に張架された状態となった高圧電線の切断部分をバイパスケーブルに接続し、バイパスケーブルをバイパスケーブル支持部に支持させる。そして、切断後に建替対象の電柱に張架されている、電流が流れていない高圧電線を電柱建替工具に移設する。これにより、高圧電線および低圧電線の両電線を、高圧電流を遮断することなく当該電柱建替工具に保持させることが可能となる。
上記の支柱は、複数の電線を支持する電線支持部と、共架物たる複数の通信線を支持する共架物支持部との間に、該支柱の軸方向に伸縮可能な伸縮部を備えるとよい。
電柱への電線および通信線の張架において、電線は、先に述べた地上からの高さが所定高さであり、且つ電柱の上端から所定の距離の位置に配置される。また通信線は、電柱の地上から所定の高さの位置に配置される。したがって、電柱において、電線が配置されている位置から通信線が配置されている位置までの距離(間隔)は電柱の長さに応じて異なることとなる。
これに対し上記構成では、支柱が、電線支持部と共架物支持部とから構成され、かかる電線支持部と共架物支持部との間に軸方向に伸縮可能な伸縮部を備える。したがって、電線が配置されている位置から通信線が配置されている位置までの距離が建替対象の電柱ごとに異なったとしても、伸縮部を伸縮するだけで対応することが可能となる。これにより、保持具を装着した腕金を支柱から脱着しての位置変更等の作業を行う必要がなく、作業を円滑かつ効率的に行うことができる。
上記の支柱は、複数に分割可能であるとよい。
例えば支柱が分割可能でない場合、その全長は6m以上となる場合がある。その結果、作業現場等への運搬の際の車両の積載制限を超過してしまい、当該電柱建替工具の車両による運搬が困難になる。したがって、上記の構成によれば、支柱を複数に分割し、車両の積載制限を超過することなく当該電柱建替工具を運搬することが可能になる。また、支柱が複数に分割されていることで、支柱の取り扱い時の傾倒等のおそれがなく、作業性を向上することができる。
上記の支柱は、ロープを取り付けるための環状部を有するとよい。
上記構成では、例えば電柱上で作業を行う作業員の補助ロープ(安全帯)を環状部に取り付けることができる。これにより、高所で作業を行う作業員の安全性を向上することができる。また上記の環状部にロープを取り付け、かかるロープにクレーンのフックを引っ掛け、当該電柱建替工具を吊下げることも可能である。
上記の電柱固定具は、水平方向に伸縮可能であるとよい。
これにより、電柱に張架されている電線または通信線の当該電柱からの距離が、建替対象の電柱ごとに異なったとしても、電柱固定具を伸縮するだけで対応することが可能となる。また既設の電柱が傾いてしまっていた場合に、新しい電柱に対して上下で間隔が異なってしまう場合があるが、電柱固定具の水平方向の伸縮により対応することができる。
上記の電柱固定具は、支柱側の端部近傍において、水平方向に回動可能であるとよい。
かかる構成により、電柱固定具を電柱から取り外した後に、電柱固定具の電柱側を電柱から離隔させることができる。これにより既設電柱の撤去および新しい電柱の設置作業において電柱固定具が邪魔になることを防止し、作業性を向上させることができる。
上記課題を解決するために、本発明にかかる電柱建替方法の代表的な構成は、少なくとも高圧電線や低圧電線などの電線、または通信線のいずれかを張架する電柱を撤去し、電柱が設置されていた位置に新しい電柱を設置するための電柱建て替え工事に用いる電柱建替方法であって、電線または通信線のいずれかを張架する電柱に、上記の電柱建替工具を取り付け、電柱に張架されていた電線または通信線を電柱建替工具に保持させ、当該電柱建替工具をクレーンで吊下げて電線または通信線の荷重を支持し、電柱立替工具を電柱から取り外し、電柱を撤去し、新しい電柱を設置し、電柱立替工具を新しい電柱に取り付け、電柱建替工具から新しい電柱に電線または通信線を移設することを特徴とする。
上述した電柱建替工具の技術的思想に基づく構成要素やその説明は、当該電柱建替方法にも適用可能である。
本発明によれば、建替対象となる電柱に張架されている電線の種類に拘わらず、仮電柱を設置することなく電柱の建替工事を安全に行うことができ、かつ工事の作業効率の向上およびコストの低減を図ることが可能な電柱建替工具および電柱建替方法を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
以下の実施形態では、理解を容易にするため、最初に本実施形態にかかる電柱建替方法を説明し、次に電柱建替工具の詳細を説明する。
[電柱建替方法]
図1は電柱建替方法を説明する図、図2は電柱立替方法を説明するフローチャートである。図1に示すように、電柱100には、地上から所定高さ、且つ電柱100の上端から所定の距離の位置に、電線102が配置(張架)されている。かかる電線102は、電柱100の上端から、高圧(例えば6600V)の電気が流れている高圧電線104、低圧(例えば100Vや200V)の電気が流れている低圧電線106の順に配置(張架)されている。また電柱100の地上から所定の高さの位置には、通信線108、例えば電話線やCATVのケーブル、インターネットに接続するための光ケーブル等が配置(張架)されている。
図1(a)に示す電柱100(電柱100a、100b、および100c)のうち例えば電柱100bを建て替える場合、まず図1(b)に示すように、本実施形態にかかる電柱建替工具200を、建替対象となる電柱100bに取り付ける(S102)。次に後述するように高圧電線104を切断し、バイパスケーブルで高圧電流を中継する(S104)。そして、電柱100bに装柱されていた電線102(高圧電線104、低圧電線106)を電柱建替工具200に移設し(S106)、同様に通信線108等の共架物も移設する(S108)。
移設が完了した後、図1(c)に示すように電柱建替工具200をクレーンで吊下げ、電線102または通信線108の荷重を支持する(S110)。そして、電柱建替工具200をクレーンで吊下げている間に、電柱建替工具200を電柱100bから取り外し(S112)、何も取り付けられていないようになった電柱100bを撤去する(S114)。図1(d)に示すように電柱100bがあった位置(元位置)に新しい電柱100dを設置し(S116)、その位置に吊り下げられていた電柱建替工具200を新しい電柱に取り付け固定し(S118)、クレーンは退去する。その後、電柱建替工具200に移設していた電線102(高圧電線104、低圧電線106)を新しい電柱100dに移設し(S120)、高圧電線104を接続してバイパスケーブルを撤去する(S122)。同様に、通信線108等の共架物も電柱建替工具200から新しい電柱100dに移設する(S124)。最後に図1(e)に示すように電柱建替工具200を撤去すると(S126)、電柱建替工事が完了する。
[電柱建替工具]
以下に本実施形態にかかる電柱建替工具200の詳細を説明する。図3は、本実施形態にかかる電柱建替工具200を説明する図であり、図3(a)は電柱建替工具200の正面図であり、図3(b)は電柱建替工具200の側面図である。以下、電柱建替工具を単に工具と称する。
図3(a)および図3(b)に示すように、電柱建替工具200(以下、「工具200」と略す)は、支柱210と、電柱固定具220と、吊下げ金具230と、保持具の例としての三面ローラ241およびクランプ248と、腕金(252、254、256)と、バイパスケーブル支持部260と、環状部270と、を含んで構成される。また工具200は、電線支持部290と、共架物支持部296とに区分することができ、更に電線支持部290は高圧電線支持部292と、低圧電線支持部294とに細分することができる。
支柱210は工具200における縦材であって、例えば円筒の鋼管で構成することができる。かかる支柱210は、電柱固定具220、腕金(252、254、256)、およびバイパスケーブル支持部260を着脱可能である。なお、支柱210以外の部材については後に詳述する。
図4は、支柱210の詳細を説明する図である。図4に示すように、支柱210は、その頂部に吊下げ金具230を有し、その側面に環状部270を有する。吊下げ金具230および環状部270については後述する。
また、支柱210は、支柱210a、210b、210c、210dのように、複数に分割可能である。隣接する支柱210a〜dは径が異なっており、一の支柱の端に他の支柱を挿入可能であって、これらの重複部分において軸方向と直交する方向に固定穴が設けられている。そして、この固定穴にボルトを貫通することによって2つの支柱を固定することができる。これにより、支柱210の取り扱いが容易になり、且つ車両の積載制限を超過することなく支柱210(工具200)を運搬することができる。なお、かかる分割数は一例でありこれに限定されるものではない。
なお、図3(a)に示すように、支柱210aには高圧電線支持部292が配置され、支柱210bには低圧電線支持部294が配置されている。そして4本目の支柱210dには、共架物支持部296が配置されている。そして図4に示すように、支柱210cには多数の固定穴212が設けられており、支柱210cに対する支柱210dの固定位置は選択可能となっている。すなわちかかる部位が伸縮部280であり、伸縮部280は、電線支持部290と共架物支持部296との間に設けられている。換言すれば、伸縮部280は電線支持部290と共架物支持部296の距離を調節することができる。
したがって、電線102が配置されている位置から通信線108が配置されている位置までの距離が建替対象の電柱100ごとに異なったとしても(電柱の長さが異なっていたとしても)、伸縮部280を伸縮するだけで対応可能であり、作業の円滑化および効率化を図ることができる。
図5は、電柱固定具220の詳細を説明する図であり、図5(a)は電柱固定具220の正面図、図5(b)は電柱固定具220の側面図である。電柱固定具220は、一端を支柱210に、他端を電柱100に固定可能であり、支柱210(工具200)を電柱100に取り付けるための部材(横材)である。これにより、工具200を電柱100へ固定(取付)できるため、電線等の移設作業が長期間に亘る場合においても、安定した状態を維持することができる。
図5(a)および(b)に示すように、電柱固定具220は、2本のアーム222a、222bと、電柱取付部226と、支柱取付部228とを備える。かかる電柱取付部226に電柱100を挿嵌して固定し、支柱取付部228に支柱210を挿嵌して固定することで、工具200を電柱100に取り付けることができる。
アーム222aはアーム222bに挿入可能であって、アーム222bには固定穴224が設けられ、アーム222aには固定ピン225を挿通可能な長穴223が設けられている。これにより、アーム222aまたはアーム222bを水平方向(図5(a)の実線矢印方向)に摺動させることができ、電柱固定具220は水平方向に伸縮可能となる。したがって、電線102または通信線108の電柱100からの距離がかかる電柱100ごとに異なった場合や、電線102が緊張した状態または弛張した状態のいずれの場合においても、電柱固定具220を伸縮するだけで対応することが可能となる。
更に、支柱取付部228は水平方向(図5(a)の破線矢印方向)に回動可能である。構造の具体例としては、回転軸228aによってアーム222bと支柱取付部228は水平方向に回動可能となっており、さらに支柱取付部228には複数の固定穴228bが設けられ、ボルト225を貫通させることによってその回動を規制することができる。これにより、当該電柱固定具220は、支柱210側の端部近傍において水平方向に回動可能となる。したがって、電柱固定具を電柱から取り外した後に、電柱固定具の電柱側を電柱から離隔させることができる。これにより既設電柱の撤去および新しい電柱の設置作業において電柱固定具が邪魔になることを防止し、作業性を向上させることができる。
吊下げ金具230は、工具200をクレーンのフックで吊下げるための部材であり、支柱210の頂部に配置される。これにより、かかる吊下げ金具230にクレーンのフックを掛合し、工具200をクレーンで吊下げることが可能となり、工具200を吊下げている間に建替対象となる電柱100の撤去および新しい電柱の設置をし、仮電柱を設置することなく電柱の建替工事を行うことができる。
保持具は、電線102を保持する保持具である三面ローラ241と、通信線108を保持する保持具であるクランプ248とから構成される。図6は保持具の詳細を説明する図であり、図6(a)は保持具としての三面ローラ241の図、図6(b)は保持具としてのクランプ248の図である。
三面ローラ241は、電線102(高圧電線104、低圧電線106)を保持する。図6(a)に示すように、三面ローラ241は複数のローラ242a〜242cを組み合わせてなり、電線102を挿通する空間を有する。かかる空間の存在により、ローラ242cは電線102の荷重を受けるだけであり、挟持はしないこととなる。ローラ242は個々に回転可能な状態であり、電線102の荷重を支持するのみであって、電線102は水平方向には滑らかに移動可能となっている。これにより、電線102をローラ242に掛架された状態とし、電線102の被覆の損傷を防止することができる。
上記の複数のローラ242a〜242cのうち、ローラ242aとローラ242bは接続板243aにより、ローラ242bとローラ242cは接続板243bにより接続されている。
ローラ242aの軸であるピン245は、一端を回動部244に接続されており、他端は接続板243aに着脱可能に固定されている。したがって、ピン245を外し、回動部244を実線矢印方向に移動(回動)すると、ローラ242aは破線矢印方向に開閉する。これにより、電柱100に張架されている電線102を三面ローラ241内の空間内に収容することができる。そして、回動部244およびローラ242aを矢印と反対方向に移動させることで、三面ローラ241は閉状態となり、電線102は三面ローラ241に保持される。
図6(b)に示すクランプ248は、通信線108に沿う縒線109を保持する(図6において通信線は不図示)。クランプ248は、下端がU字型を成す線材248aと、係止具248bから構成される。線材248aのナットを緩めて矢印方向に移動すると、線材248aのU字部分の先端が係止具248bから抜けて、開状態となる。そして、U字部分に、通信線108に沿う縒線109を張架する。そしてナットを締めて係止具248bを矢印の反対方向に移動し、U字部分を閉状態とする。これにより、クランプ248は、縒線109を摺動可能に支持し、通信線108を間接的に保持することができる。したがって、通信線108を直接保持することによる損傷の発生を防止することが可能になる。
図7は、腕金(252、254、256)の詳細を説明する図である。図7(a)は腕金(大)252の平面図、図7(b)は腕金(中)254の平面図であり、図7(c)は腕金(小)256の平面図、図7(d)は腕金(中)254を連結した図である。なお各腕金(252、254、256)の差異点はその長さであって、機構および役割に基本的な差異はない。
腕金(252、254、256)は、当該工具200における横材であって、例えば角筒の鋼管で構成することができる。かかる腕金(252、254、256)は、保持具(三面ローラ241、クランプ248)を着脱可能であり、かつ支柱210に着脱可能である。したがって、電線102または通信線108を保持具に保持させ、かかる保持具を装着した腕金(252、254、256)を支柱210に取り付けることで、支柱210(工具200)に電線102または通信線108を支持させることが可能となる。
図7(a)に示すように、腕金(大)252は、上下面(支柱に取り付けた際に上になる面)に複数のボルト穴257を有し、保持具をかかるボルト穴257を用いて固定することで、保持具を取り付けられる。また、腕金(大)252は、腕金連結金具258に嵌通された後に、同様にボルト穴257を用いて腕金連結金具258に固定される。そして、腕金連結金具258のUボルト259で支柱210を締め付けることで、腕金(大)252は支柱210に取り付けられる。なお、ここでは腕金(大)252を例に挙げて説明したが、図7(b)に示す腕金(中)254、および図7(c)に示す腕金(小)256においても同様の構成を有する。
また、長さの異なる腕金(大)252、腕金(中)254、腕金(小)256を組み合わせて用いることにより、架設する電線または通信線にあわせて所望の長さの腕金を設置することができる。さらに図7(d)および図3(a)の共架物支持部296に示すように、複数の腕金を連結することにより、さらに自由に腕金の長さを設定することができる。したがって、腕金の部材数を最小限の3種類とし、腕金にかかるコストを削減することが可能となる。
バイパスケーブル支持部260は、高圧電線104に接続されて一時的に高圧電流を流通させるバイパスケーブルを支持する。かかるバイパスケーブル支持部260は支柱210に着脱可能である。なおバイパスケーブル支持部260は、役割としてはバイパスケーブルを架設し、かつ支柱上の位置としては低圧電線支持部294内に配置されているが、機構としては共架物支持部296における腕金と同様にクランプ248を備えている。
上述したように、高圧電線104は、電流が流れている状態(充電状態)で低圧電線106等と同一の金物に張架することができない。したがって、まず隣接する電柱の近傍で高圧電線104を切断し、これに流れていた高圧電流を、高圧電線104よりも絶縁性および安全性が高いバイパスケーブルに接続する。電流の流れていない高圧電線104は、バインド線等によって連結しておく。そして、バイパスケーブルをバイパスケーブル支持部260に支持させ、電流が流れていない状態となった高圧電線104を保持具(三面ローラ241)に保持させる。これにより、電柱建替工事に伴う高圧電流の遮断は極めて短時間にすることができ、且つ高圧電線104および低圧電線106の両電線102を、当該工具200に張架(支持)することが可能となる。
環状部270は、支柱210に設けられており、ロープを取り付けるための部材である。これにより、例えば作業員の補助ロープ(安全帯)を環状部270に取り付け、高所における作業の安全性を向上することができる。
次に、上記に説明した部材から構成される工具200における電線支持部290および共架物支持部296について説明する。上述した如く、工具200は、電線支持部290と共架物支持部296とに区分でき、電線支持部290は、高圧電線支持部292と低圧電線支持部294とに細分できる(図3(a)参照)。
図8は、高圧電線支持部292を説明する図である。高圧電線支持部292は、高圧電線104を支持(保持)する。高圧電線支持部292は、吊下げ金具230を備える支柱210aを縦材とする。かかる支柱210aに取り付けられる横材としての腕金(大)252には、保持具として三面ローラ241が装着される。なお、図8においては腕金として腕金(大)252を用いているが、これに限定されるものではなく、必要に応じて他の腕金(254、256)を用いることも可能である。
図9は、低圧電線支持部294を説明する図である。低圧電線支持部294は、低圧電線106を支持(保持)する。低圧電線支持部294は、支柱210bを縦材とする。図9において低圧電線支持部294に用いられる横材としては腕金(中)254および腕金(小)256が用いられているが、これに限定されるものではなく、腕金(大)252を用いることもできる。
低圧電線支持部294では、保持具として、低圧電線106、すなわち電線102を保持する三面ローラ241が、腕金(中)254および腕金(小)256に装着される。また、支柱210bには、バイパスケーブル支持部260も取り付けられる。
図10は、共架物支持部296を説明する図である。共架物支持部296は、電柱100における共架物たる複数の通信線108を支持(保持)する。共架物支持部296は、支柱210dを縦材とする。かかる支柱210dに取り付けられる横材としては腕金(中)254および腕金(小)256が用いられているが、これに限定されるものではなく、腕金(大)252を用いることもできる。また共架物支持部296では、保持具として、通信線108を保持するクランプ248が、腕金(中)254および腕金(小)256に装着される。
上記説明した如く、本実施形態にかかる工具200によれば、電柱100に張架されていた電線102および通信線108は当該工具200の保持具に保持され、吊下げ金具230を用いて工具200をクレーンで吊下げることができる。これにより、工具200を吊下げている間に建替対象となる電柱100の撤去および新しい電柱の設置を行えるため、仮電柱12を設置することなく電柱100の建替工事を行うことが可能である。したがって、仮電柱12に纏わる時間と費用を削減し、作業効率の向上およびコストの低減を図ることができる。
また、工具200を電柱固定具220によって建替対象となる電柱へ固定(取付)できるため、長期間において安定した状態を維持することが可能である。したがって、電力会社が電線を移設し、通信会社が通信線を移設し、また工事班が電柱の差し替えをするなど、複数の事業者や工事班が作業に携わるにしても、日程の調整が容易となり、待ち時間も発生しないために、効率的に作業を行うことができる。
すなわち、建替対象となる電柱に張架されている電線の種類に拘わらず、仮電柱を設置することなく電柱の建替工事を安全に行うことができ、かつ工事の作業効率の向上およびコストの低減を図ることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、電柱の建替工事のための電柱建替工具および電柱建替方法として利用することができる。
本実施形態にかかる電柱建替方法を説明する図である。 本実施形態にかかる電柱立替方法を説明するフローチャートである。 本実施形態にかかる電柱建替工具を説明する図である。 支柱の詳細を説明する図である。 電柱固定具の詳細を説明する図である。 保持具の詳細を説明する図である。 腕金の詳細を説明する図である。 高圧電線支持部を説明する図である。 低圧電線支持部を説明する図である。 共架物支持部を説明する図である。 従来の電柱建替工事を説明する図である。
符号の説明
10…電柱、100…電柱、102…電線、104…高圧電線、106…低圧電線、108…通信線、109…縒線、12…仮電柱、200…電柱建替工具、210…支柱、210a…支柱、210b…支柱、210c…支柱、210d…支柱、212…固定穴、220…電柱固定具、222…アーム、222a…アーム、222b…アーム、223…長穴、225…ボルト、226…電柱取付部、228…支柱取付部、228a…回転軸、228b…固定穴、230…吊下げ金具、241…三面ローラ、242…ローラ、242a…ローラ、242b…ローラ、242c…ローラ、243a…接続板、243b…接続板、244…回動部、245…ピン、247…クランプ、247a…線材、247b…係止具、248a…線材、248b…係止具、252…腕金(大)、254…腕金(中)、256…腕金(小)、257…ボルト穴、258…腕金連結金具、259…ボルト、260…バイパスケーブル支持部、270…環状部、280…伸縮部、290…電線支持部、292…高圧電線支持部、294…低圧電線支持部、296…共架物支持部

Claims (10)

  1. 少なくとも高圧電線や低圧電線などの電線、または通信線のいずれかを張架する電柱を撤去し、該電柱が設置されていた位置に新しい電柱を設置するための電柱建て替え工事に用いる電柱建替工具であって、
    支柱と、
    一端を前記支柱に他端を前記電柱に固定可能な電柱固定具と、
    前記支柱の頂部に配置され、当該電柱建替工具をクレーンのフックで吊下げるための吊下げ金具と、
    前記電柱に張架されていた前記電線または通信線を保持する保持具と、
    前記保持具を着脱可能であり、かつ前記支柱に着脱可能な腕金と、を備えることを特徴とする電柱建替工具。
  2. 前記電線を保持する保持具は、複数のローラを組み合わせて、該電線を挿通する空間を囲い込む三面ローラであり、
    前記ローラは、回転可能な状態で前記電線の荷重を支持することを特徴とする請求項1に記載の電柱建替工具。
  3. 前記通信線を保持する保持具は、下端がU字型を成す線材を有するクランプであり、
    前記クランプに前記通信線に沿う縒線を張架し、前記線材が縒線を摺動可能に支持することにより、該クランプは該通信線を保持することを特徴とする請求項1または2に記載の電柱建替工具。
  4. 当該電柱建替工具は更に、前記高圧電線を中継して一時的に高圧電流を流通させるバイパスケーブルを支持するバイパスケーブル支持部を備えることを特徴とする請求項1から3に記載のいずれか1項に記載の電柱建替工具。
  5. 前記支柱は、複数の前記電線を支持する電線支持部と、共架物たる複数の前記通信線を支持する共架物支持部との間に、該支柱の軸方向に伸縮可能な伸縮部を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電柱建替工具。
  6. 前記支柱は、複数に分割可能であることを特徴とする請求項1から5に記載のいずれか1項に記載の電柱建替工具。
  7. 前記支柱は、ロープを取り付けるための環状部を有することを請求項1から6に記載のいずれか1項に記載の電柱建替工具。
  8. 前記電柱固定具は、水平方向に伸縮可能であることを特徴とする請求項1から7に記載のいずれか1項に記載の電柱建替工具。
  9. 前記電柱固定具は、前記支柱側の端部近傍において、水平方向に回動可能であることを特徴とする請求項1から8に記載のいずれか1項に記載の電柱建替工具。
  10. 少なくとも高圧電線や低圧電線などの電線、または通信線のいずれかを張架する電柱を撤去し、該電柱が設置されていた位置に新しい電柱を設置するための電柱建て替え工事に用いる電柱建替方法であって、
    前記電線または通信線のいずれかを張架する電柱に、請求項1〜9のいずれか1項に記載の前記電柱建替工具を取り付け、
    前記電柱に張架されていた電線または通信線を前記電柱建替工具に保持させ、
    当該電柱建替工具をクレーンで吊下げて前記電線または通信線の荷重を支持し、
    前記電柱立替工具を前記電柱から取り外し、
    前記電柱を撤去し、
    新しい電柱を設置し、
    前記電柱立替工具を前記新しい電柱に取り付け、
    前記電柱建替工具から前記新しい電柱に前記電線または通信線を移設することを特徴とする電柱建替方法。
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