JP5055431B2 - 基地局、無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

基地局、無線通信システム及び無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、上り方向データに無線リソースを割り当てる基地局、無線通信システム及び無線通信方法に関する。
従来、基地局(Base Station)及び無線制御装置(Radio Network Controller)を含む無線通信システムが知られている。基地局は、単数又は複数のセルを有しており、各セルは、無線端末と無線通信を行う。無線制御装置は、複数の基地局を管理しており、無線端末に対する無線リソースの割り当てを行っている。なお、このような技術(以下、第1技術)は、R99(Release 99)などと称されることもある。
近年、スループットの向上や遅延時間の短縮などを目的として、無線端末から基地局(ネットワーク側)への上り方向データに対する無線リソースの割り当てなどを基地局が行う技術が提案されている。なお、このような技術(以下、第2技術)は、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)やEUL(Enhanced Uplink)などと称されることもある。
各セルは、サービングセルとして機能するケースと非サービングセルとして機能するケースとがある。上り方向データの伝送速度(例えば、SG(Scheduling Grant)によって定められるTBS(Transport Block Size))は、サービングセル及び非サービングセルから送信される伝送速度制御データによって制御される。伝送速度制御データは、伝送速度を直接的に指定するための絶対伝送速度制御データ(AG;Absolute Grant)、伝送速度を相対的に指定するための相対伝送速度制御データ(RG;Relative Grant)を含む(例えば、3GPP TS25.321 Ver.7.5.0)。
ここで、上り方向データは、拡張個別物理データチャネル(E−DPDCH;Enhanced Dedicated Physical Data Channel)を介して無線端末から基地局に送信される。絶対伝送速度制御データ(AG)は、絶対伝送速度制御チャネル(E−AGCH;E−DCH Absolute Grant Channel)を介して無線端末から基地局に送信される。相対伝送速度制御データ(RG)は、相対伝送速度制御チャネル(E−RGCH;E−DCH Relative Grant Channel)を介して無線端末から基地局に送信される。
サービングセルは、絶対伝送速度制御データ(AG)及び相対伝送速度制御データ(RG)を無線端末に送信する。一方で、非サービングセルは、絶対伝送速度制御データ(AG)を送信せずに、相対伝送速度制御データ(RG)のみを無線端末に送信する。
上述した第2技術に係る基地局は、新規呼を受け付けるか否かを制御する呼受付制御部と、上り方向データに割り当てる無線リソース(伝送速度)を制御するスケジューリング部とを有する。スケジューリング部は、絶対伝送速度制御データ(AG)又は相対伝送速度制御データ(RG)を送信する。上り方向データの送信周期(TTI;Transmission Time Interval)の種類として、1TTIの長さに応じて、2msecTTI及び10msecTTIが存在する。スケジューリング部は、2msecTTIについては、絶対伝送速度制御データ(AG)又は相対伝送速度制御データ(RG)をTTI毎に送信できる。
ここで、スケジューリング部が、制御周期内において、目標の伝送速度が満たされななかった事象の発生頻度を測定し、呼制御受付部が、発生頻度が高い場合に、次の制御周期で新規呼の受け付けを拒否する手法が考えられる(例えば、特開2007−159054号公報)。
しかしながら、上述した第2技術(EUL)では、基地局が伝送速度を測定したとしても、基地局よりも上位の装置の要因によって、最終的な伝送速度が目標の伝送速度を下回ってしまう場合がある。
また、上述した第2技術(EUL)では、目標の伝送速度が満たされていても、第1技術(R99)と共有する無線リソースが不足して、第1技術(R99)に係る呼の品質に悪影響を及ぼす場合がある。
このように、目標の伝送速度が満たされなかった事象の発生頻度によって、新規呼の受け付けを適切に制御することができなかった。
第1の特徴に係る基地局は、上り方向データの伝送速度を制御するための伝送速度制御データの送信によって、上り方向データの受信に用いる無線リソースを割り当てるスケジューリング部と、呼の受け付けを制御する呼受付制御部とを備える。前記スケジューリング部は、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度が送信頻度閾値以上であるか否かを判定する第1判定部と、上り方向データの伝送速度を減少させる事象であるレート低下事象が生じた回数の集計値が集計値閾値を超えているか否かを判定する第2判定部と、前記送信頻度が前記所定頻度以上であり、かつ、前記レート低下事象が生じた回数の集計値が前記集計値閾値を超えている場合に、新規呼の受け付けを制限する情報を受付許可情報として設定する設定部とを有する。前記呼受付制御部は、前記スケジューリング部によって設定された受付許可情報に基づいて、新規呼の受け付けを許可するか否かを判定する。
図1は、第1実施形態に係る無線通信システムを示す図である。 図2は、第1実施形態に係る無線通信システムを示す図である。 図3は、第1実施形態に係る基地局100を示すブロック図である。 図4は、第1実施形態に係るセルA機能部120を示すブロック図である。 図5は、第1実施形態に係る基地局100(セル)の動作を示すフロー図である。 図6は、第1実施形態に係る基地局100(セル)の動作を示すフロー図である。 図7は、第1実施形態に係る基地局100(セル)の動作を示すフロー図である。
以下において、本発明の実施形態に係る無線通信システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態の概要]
以下において、実施形態の概要について簡単に説明する。実施形態に係る基地局は、上り方向データの受信に用いる無線リソースを割り当てるスケジューリング部と、呼の受け付けを制御する呼受付制御部とを有する。スケジューリング部及び呼受付制御部は独立して動作する。
スケジューリング部は、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度が送信頻度閾値以上であり、かつ、レート低下事象が生じた回数の集計値が集計値閾値を超えている場合に、新規呼の受け付けを制限(拒否)する情報を受付許可フラグに設定する。呼受付制御部は、スケジューリング部によって設定された許可受付フラグに基づいて、新規呼の受け付けを許可するか否かを判定する。
ここで、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度が送信頻度閾値以上であるケースでは、新規呼の受け付けを許可する余裕が無い蓋然性が高い。また、レート低下事象が生じた回数の集計値が集計値閾値を超えているケースでも、新規呼の受け付けを許可する余裕が無い蓋然性が高い。
スケジューリング部は、送信頻度及びレート低下事象の集計値の双方を考慮して、新規呼の受け付けを制限(拒否)する情報を受付許可フラグに設定する。
従って、呼受付制御部は、新規呼を受け付ける毎に、上り方向データの受信に割り当てられた無線リソースをスケジューリング部に問い合せる必要がなく、新規呼の受け付けを許可する余裕が無い蓋然性が高い場合に、新規呼の受け付けを制限(拒否)できる。
ここで、複数のプロセスによって1サイクルが構成されるが、各プロセスの送信間隔(TTI;Transmission Time Interval)については、複数の無線端末間、又は、同一の無線端末において、無線制御装置からの指示により、異なる送信間隔長を取り得る。このような環境においては、伝送速度制御データ(AG;Absolute Grant)を送信可能なタイミングがTTI毎に異なる。
従って、実施形態では、伝送速度制御データ(AG)を送信可能なタイミングであるか否かを判定して、伝送速度制御データ(AG)を送信可能なタイミングをカウント対象フレーム数としてカウントする。続いて、“カウント対象フレーム数”に対する“レート低下事象が生じたフレーム数”の比を、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度として算出する。
これによって、異なるTTIが割り当てられた無線端末を統一的に扱え、送信頻度を適切に算出できる。従って、新規呼の受け付けを適切に制御できる。
[第1実施形態]
(無線通信システムの構成)
以下において、第1実施形態に係る無線通信システムの構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る無線通信システムを示す図である。
図1に示すように、無線通信システムは、無線端末10と、基地局100(基地局100a及び基地局100b)と、無線制御装置200とを有する。なお、図1では、無線端末10が基地局100aと通信を行っているケースを示している。
無線端末10は、上り方向データを基地局100aに送信する。具体的には、無線端末10は、無線制御装置200が無線リソースの割り当てなどを行う枠組みにおいて、個別物理データチャネル(DPDCH;Dedicated Physical Data Channel)を介して上り方向データを基地局100aに送信する。なお、無線制御装置200が無線リソースの割り当てなどを行う枠組みは、R99(Release99)などと称されることもある。
無線端末10は、無線制御装置200が無線リソースの割り当てなどを行う枠組みにおいて、個別物理制御チャネル(DPCCH;Dedicated Physical Control Channel)を介して上り方向制御データを基地局100aに送信する。
なお、DPCCHの送信電力は、一般的な閉ループ電力制御と同様に、基地局100から受信するTPCコマンドによって制御される。TPCコマンドは、上り方向信号の受信品質と目標品質との比較によって基地局100が生成するコマンドである。
一方で、無線端末10は、基地局100が無線リソースの割り当てなどを行う枠組みにおいて、拡張個別物理データチャネル(E−DPDCH;Enhanced Dedicated Physical Data Channel)を介して上り方向データを基地局100aに送信する。なお、基地局100が無線リソースの割り当てなどを行う枠組みは、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)、EUL(Enhanced Uplink)などと称されることもある。
ここで、上り方向データは、1TTI(Transmission Time Interval)、すなわち、プロセス(HARQ process)単位でブロック化される。各ブロックは、無線端末10に割り当てられたプロセス(以下、アクティブプロセス)を用いて送信される。
また、所定数のプロセス(プロセス#1〜プロセス#n)は、1サイクル(HARQ RTT)を構成しており、サイクル単位で繰り返される。なお、1サイクルに含まれるプロセス数は、TTI長に応じて定められている。例えば、TTI長が2msである場合には、1サイクル内に含まれるプロセス数は“8”である。TTI長が10msである場合には、1サイクル内に含まれるプロセス数は“4”である。
ここで、無線端末10は、E−DPDCHを介して送信される上り方向データについて、送信電力比と伝送速度とを対応付けるテーブルを有している。送信電力比は、E−DPDCHの送信電力とDPCCHの送信電力との比(E−DPDCH/DPCCH)である。伝送速度は、TBS;Transport Block Sizeによって表される。
以下においては、無線端末10に割り当てられている送信電力比をSG(Scheduling Grant)と称する。なお、送信電力比と伝送速度とは1対1で対応付けられているため、SG(Scheduling Grant)は、無線端末10に割り当てられている送信電力比を示す用語だけではなく、無線端末10に割り当てられている伝送速度を示す用語として考えてもよい。第1実施形態では、無線端末10に割り当てられている伝送速度は、無線リソースの一例であることに留意すべきである。
なお、無線端末10は、後述するように、基地局100aから受信した伝送速度制御データ(後述するAG又はRG)に応じてSGを更新する(3GPP TS25.321 Ver.7.5.0 11.8.1.3 “Serving Grant Update”を参照)。続いて、無線端末10は、送信電力比と伝送速度とを対応付けるテーブルを参照して、SGに対応する伝送速度(すなわち、TBS)を決定する(3GPP TS25.321 Ver.7.5.0 11.8.1.4 “E−TFC Selection”を参照)。
無線端末10は、基地局100が無線リソースの割り当てなどを行う枠組みにおいて、E−DPCCH(Enhanced Dedicated Physical Control Channel)やE−DPDCHなどを介して上り方向制御データを基地局100aに送信する。上り方向制御データは、基地局100aが無線リソースの割り当てにおいて参照するスケジューリング情報(UL Scheduling Information)を含む。
スケジューリング情報は、“HLID(Highest priority Logical Channel ID)”、“TEBS(Total E−DCH Buffer Status)”、“HLBS(Highest priority Logical Channel Buffer Status)”、“UPH(User Power Headroom)”などである。スケジューリング情報以外の上り方向制御データとしては、“Happy Bit”、“CQI”などが挙げられる(3GPP TS25.321 ver.7.5.0 9.2.5.3 “UL Scheduling Information”を参照)。
“HLID”は、上り方向データを搬送する論理チャネルのうち、優先度が最も高い論理チャネルを識別する識別子である。
“TEBS”は、無線端末10に設けられた送信バッファに蓄積された上り方向データの量(バッファ量)を示す情報である。
“HLBS”は、無線端末10に設けられた送信バッファに蓄積された上り方向データのうち、HLIDによって識別される論理チャネルに対応する上り方向データの量(バッファ量)である。
“UPH”は、DPCCHの送信電力に対する最大送信電力(Maximum UE Transmittion Power)の比率である送信電力比である。最大送信電力は、無線端末10に許容される最大の送信電力である。例えば、UPHは、“最大送信電力”/“DPCCHの送信電力”によって表される。
“Happy Bit”は、無線端末10に割り当てられているSGが十分であるか否かを示す幸福度情報である。“Happy Bit”の種類としては、自端末に割り当てられているSGが十分であることを示す“Happy”と、自端末に割り当てられているSGが不足していることを示す“Unhappy”とが挙げられる。なお、“Happy Bit”は、1ビットで表現される。
“CQI”は、基地局100から無線端末10が受信した下り方向信号(例えば、CPICH;Common Pilot Channel)の受信品質を示す受信品質値である。
基地局100aは、図2に示すように、複数のセル(セルA〜セルD)を有しており、各セルは、自セルに在圏する無線端末10と通信を行う。各セルは、サービングセルとして機能するケースと非サービングセルとして機能するケースとがある。
なお、「セル」は、基本的に、無線端末10と通信を行う機能を示す用語として用いることに留意すべきである。また、「セル」は、無線端末10が在圏するエリアを示す用語として用いる場合もあることに留意すべきである。
例えば、図2において、セルAに設けられたEULスケジューラの指示に従って無線端末10が通信を行っているケース(すなわち、セルAからE−AGCHを介して受信するAGに従って通信を行っているケース)について考える。このようなケースでは、セルAは、無線端末10にとってサービングセルであり、セルB〜セルDは、無線端末10にとって非サービングセルである。一方で、無線端末10は、セルAにとってサービング端末であり、セルB〜セルDにとって非サービング端末である。
基地局100は、DPDCHやE−DPDCHなどのデータチャネルを介して上り方向データを無線端末10から受信する。一方、基地局100は、E−DPDCHを介して送信される上り方向データの伝送速度を制御するための伝送速度制御データを無線端末10に送信する。なお、伝送速度制御データは、伝送速度を直接的に指定するための絶対伝送速度制御データ(AG;Absolute Grant)、伝送速度を相対的に指定するための相対伝送速度制御データ(RG;Relative Grant)を含む。
絶対伝送速度制御データ(AG)は、無線端末10に割り当てられている送信電力比(E−DPDCH/DPCCH)を直接的に指定するデータ(Index)である(3GPP TS25.212 Ver.7.5.0 4.10.1A.1 “Information field mapping of the Absolute Grant Value”を参照)。
このように、絶対伝送速度制御データ(AG)は、現在の伝送速度に依拠せずに、伝送速度の値を直接的に指定するコマンドである。
相対伝送速度制御データ(RG)は、無線端末10に割り当てられている送信電力比(E−DPDCH/DPCCH)を相対的に指定するデータ(“Up”、“Down”、“Hold”)である(3GPP TS25.321 Ver.7.5.0 9.2.5.2.1 “Relative Grants”を参照)。
このように、相対伝送速度制御データ(RG)は、現在の伝送速度を相対的に制御するコマンドである。具体的には、現在の伝送速度の増加を指示する増加コマンド“Up”、現在の伝送速度の維持を指示する維持コマンド“Hold”、現在の伝送速度の減少を指示する減少コマンド“Down”を含む。なお、増加コマンドは、所定増加幅の増加を指示するコマンドであり、減少コマンドは、所定減少幅の減少を指示するコマンドである。所定増加幅は、所定減少幅と同じであってもよく、所定減少幅よりも小さくてもよい。
基地局100aは、絶対伝送速度制御チャネル(E−AGCH;E−DCH Absolute Grant Channel)を介してAGを無線端末10に送信する。基地局100aは、相対伝送速度制御チャネル(E−RGCH;E−DCH Relative Grant Channel)を介してRGを無線端末10に送信する。
例えば、サービングセル(ここでは、セルA)は、E−AGCHを介してAGを無線端末に送信し、E−RGCHを介してRGを無線端末10に送信する。一方で、非サービングセル(ここでは、セルB)は、E−AGCHを介してAGを無線端末10に送信せずに、E−RGCHを介してRGを無線端末10に送信する。
なお、図1及び図2では、説明を簡略化するために、R99で用いられるチャネル(DPDCHやDPCCHなど)が省略されているに過ぎないことに留意すべきである。また、実際には、各セルに多数の無線端末10が存在していることに留意すべきである。
なお、無線端末10がサービングセルとして用いるセルは、1セルに限定されるものではなく、複数セルであってもよいことに留意すべきである。
なお、2msecTTIに係る上り方向データの送信では、無線端末10に割り当てられた伝送速度は、伝送速度制御データ(AGやRG)によって1TTI毎に制御できることに留意すべきである。一方で、10msecTTIやR99に係る上り方向データの送信では、無線端末10に割り当てられた伝送速度は、1TTIよりも長い周期でしか制御できないことに留意すべきである。
(基地局の構成)
以下において、第1実施形態に係る基地局の構成について、図面を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態に係る基地局100を示すブロック図である。
図3に示すように、基地局100は、通信部110と、セルA機能部120と、セルB機能部130と、セルC機能部140と、セルD機能部150とを有する。
通信部110は、セルA〜セルD内に在圏する無線端末10と通信を行う。具体的には、通信部110は、DPCCH及びE−DPCCHなどの制御チャネルやE−DPDCHを介して上り方向制御データを無線端末10から受信する。通信部110は、DPCCHやE−DPCCHなどの制御チャネルを介してスケジューリング情報を無線端末10から受信する。一方で、通信部110は、E−AGCHやE−RGCHなどの制御チャネルを介して伝送速度制御データ(AGやRG)を無線端末10に送信する。
なお、通信部110は、基地局100を管理する上位局(無線制御装置や交換機など)とも通信を行う。具体的には、通信部110は、上位局(無線制御装置や交換機など)と有線伝送路を介して接続される。なお、有線伝送路は、基地局100と無線制御装置の間に設けられる伝送路(Iubインタフェース)、無線制御装置間(DRNC及びSRNC間)に設けられる伝送路(Iurインタフェース)を含む。Iurインタフェースは、基地局からSRNCまでの有線伝送路区間にIurインタフェースを有するか否かは無線端末10(UE;User Equipment)毎に異なる。従って、第1実施形態に係る有線伝送路は、無線端末10(UE;User Equipment)毎に設けられると考えてよい。
セルA機能部120は、セルAに在圏する無線端末10にとってサービングセルとして機能する。一方で、セルA機能部120は、セルB〜セルDに在圏する無線端末10にとって非サービングセルとして機能する。
セルB機能部130は、セルBに在圏する無線端末10にとってサービングセルとして機能する。一方で、セルB機能部130は、セルA、セルC及びセルDに在圏する無線端末10にとって非サービングセルとして機能する。
セルC機能部140は、セルCに在圏する無線端末10にとってサービングセルとして機能する。一方で、セルC機能部140は、セルA、セルB及びセルDに在圏する無線端末10にとって非サービングセルとして機能する。
セルD機能部150は、セルDに在圏する無線端末10にとってサービングセルとして機能する。一方で、セルD機能部150は、セルA〜セルCに在圏する無線端末10にとって非サービングセルとして機能する。
(セルの構成)
以下において、第1実施形態に係るセルの構成について、図面を参照しながら説明する。図4は、第1実施形態に係るセル(セルA機能部120)を示すブロック図である。ここでは、セルA機能部120がサービングセルとして機能するケースについて例示する。
図4に示すように、セルA機能部120は、スケジューリング部120aと、呼受付制御部120bとを有する。
第1に、スケジューリング部120aは、伝送速度制御データ(AGやRG)の送信によって、セルAをサービングセルとして用いる無線端末10に対する無線リソース(ここでは、伝送速度)を割り当てる。具体的には、スケジューリング部120aは、AG制御部121と、RG制御部122と、再送制御部123と、送信スロット割当部124と、カウント部125と、第1判定部126と、第2判定部127と、設定部128とを有する。スケジューリング部120aは、MAC−e(Media Access Control Enhanced)層で動作する。
AG制御部121は、セルAをサービングセルとして用いる無線端末10(サービング端末)に対して、E−AGCHを介してAGを送信する。なお、AGは、現在の伝送速度に依拠せずに、伝送速度の値を直接的に指定するコマンドである。2msecTTIに係る上り方向データの送信では、AG制御部121は、1TTI毎にAGを送信できる。一方で、10msecTTIに係る上り方向データの送信では、AG制御部121は、1TTI毎にAGを送信できない。
ここで、AG制御部121は、無線端末10に割り当てられた送信時間間隔(すなわち、1サイクルに含まれるプロセス)の使用停止を要求するAG(Inactive)、無線端末10に割り当てる伝送速度として“0”を指定するAG(Zero Grant)、無線端末10に割り当てる伝送速度として最低保証伝送速度を指定する(AG)などを無線端末10に送信する。なお、最低保証伝送速度は、無線端末10に対して最低でも保証すべき伝送速度である。
ここで、AG制御部121は、上り方向ユーザデータの伝送速度が最小の伝送速度である場合には、上り方向ユーザデータの伝送速度を減少させる事象(レート低下事象)が生じても、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データ(AG)の送信を留保する。
なお、最小の伝送速度は、例えば、MAC−es Guranteed Bit Rateに相当する最低保証伝送速度である。また、最小の伝送速度は、Minimum Set E−TFCIに相当するデータを受信するための最低保証伝送速度であってもよい。なお、最低保証伝送速度とは、Minimum Set E−TFCIとシステムで目標とする受信品質とによって定められる最小の伝送速度であってもよい。
RG制御部122は、セルAをサービングセルとして用いる無線端末10(サービング端末)又はセルAを非サービングセルとして用いる無線端末10(非サービング端末)に対して、E−RGCHを介してRGを送信する。なお、RGは、増加コマンド“Up”、維持コマンド“Hold”、減少コマンド“Down”である。上述したように、増加コマンド“Up”は、所定増加幅の増加を指示するコマンドであり、減少コマンド“Down”は、所定減少幅の減少を指示するコマンドである。2msecTTIに係る上り方向データの送信では、RG制御部122は、1TTI毎にRGを送信できる。一方で、10msecTTIに係る上り方向データの送信では、RG制御部122は、1TTI毎にRGを送信できない。
ここで、RG制御部122は、上り方向ユーザデータの伝送速度が最小の伝送速度である場合には、上り方向ユーザデータの伝送速度を減少させる事象(レート低下事象)が生じても、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データ(RG)の送信を留保する。
上述したように、 なお、最小の伝送速度は、例えば、MAC−es Guranteed Bit Rateに相当する最低保証伝送速度である。また、最小の伝送速度は、Minimum Set E−TFCIに相当するデータを受信するための最低保証伝送速度であってもよい。なお、最低保証伝送速度とは、Minimum Set E−TFCIとシステムで目標とする受信品質とによって定められる最小の伝送速度であってもよい。
なお、AG制御部121及びRG制御部122は、無線端末10から受信するスケジューリング情報などを参照して、無線端末10に割り当てるSGを制御する。
再送制御部123は、上り方向データに誤りが生じているか否かをブロック(プロセス)毎に判定する。続いて、再送制御部123は、誤りを有するブロック(以下、誤りブロック)の再送を無線端末10に要求する。再送制御技術は、無線端末10から初めて送信されたブロック(以下、送信ブロック)と無線端末10から再送されたブロック(以下、再送ブロック)とを合成するHARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)技術である。
送信スロット割当部124は、E−DPDCHを介して送信する上り方向データ(ブロック)の送信に用いる送信スロット(すなわち、1サイクルに含まれるプロセス)を無線端末10に割り当てる。なお、無線端末10は、送信スロット割当部124によって割り当てられたプロセス(アクティブプロセス)で送信ブロックや再送ブロックを基地局100に送信する。
カウント部125は、上り方向データの伝送速度を減少させる事象(以下、レート低下事象)が生じた回数を集計する。具体的には、カウント部125は、所定観測周期内において、レート低下事象が生じた回数を集計する。所定観測周期は、呼受付制御周期と略同様の長さを有する周期である。所定観測周期は、呼受付制御周期と同期していてもよく、呼受付制御周期と同期していなくてもよい。呼受付制御周期は、後述するように、呼受付制御部120bが呼の受け付けを制御する周期である。
レート低下事象としては、(1)無縁リソース事象、(2)RTWP事象、(3)有線リソース事象が考えられる。
(1)無線リソース事象
無線リソース事象は、上り方向データの受信に用いる無線リソースとして割当可能な無線リソースが存在しない事象である。又は、無線リソース事象は、上り方向データの受信に用いる無線リソースの総リソース割当量がリソース量閾値を超える事象であってもよい。総リソース割当量は、スケジューリング部120aによって割り当てられる無線リソースの総量である。ここで、無線リソース事象は、全無線端末10(UE)に共通の事象であることに留意すべきである。リソース量閾値は、セルにおいて目標とされる無線リソース量である。
(2)RTWP事象
RTWP(Received Total Wideband Power)事象は、上り方向データの受信に用いる帯域内の総受信電力(RTWP)が受信電力閾値(目標RTWP)を超える事象である。ここで、RTWP事象は、全無線端末10(UE)に共通の事象であることに留意すべきである。
総受信電力(RTWP)は、雑音電力、受信電力(R99)、干渉電力(R99)、受信電力(サービング)及び干渉電力(非サービング)の合計である。目標RTWPは、セルにおいて目標とされるRTWPである。
受信電力(R99)は、自セルに在圏する無線端末10からDPDCHを介して受信する上り方向ユーザデータの受信電力である。受信電力閾値(目標RTWP)は、他セルに在圏する無線端末10からDPDCHを介して受信する上り方向ユーザデータの受信電力である。
受信電力(サービング)は、自セルをサービングセルとして用いる無線端末10(サービング端末)からE−DPDCHを介して受信する上り方向ユーザデータの受信電力である。干渉電力(非サービング)は、自セルを非サービングセルとして用いる無線端末10(非サービング端末)からE−DPDCHを介して受信する上り方向ユーザデータの受信電力である。
(3)有線リソース事象
有線リソース事象は、基地局内事象と有線伝送路事象とを含む。ここで、有線リソース事象は、各無線端末10(UE)に個別の事象であることに留意すべきである。
基地局内事象は、基地局100内に設けられたバッファにおいて上り方向データが破棄される事象である。各バッファは、無線端末10(UE)毎に設けられる。
有線伝送路事象は、無線端末10(UE)毎に設けられた有線伝送路において上り方向データが破棄される事象である。上り方向データの破棄は、例えば、上位局(無線制御装置や交換機など)から受信する輻輳情報によって検出される。
ここで、有線伝送路事象は、有線伝送路において上り方向データが破棄される率(破棄率)が破棄率閾値を超える事象であってもよい。また、有線伝送路事象は、有線伝送路において上り方向データが破棄される量(破棄量)が破棄量閾値を超える事象であってもよい。
なお、有線伝送路は、複数の基地局100によって共用されることも考えられる。無線制御装置200は、有線伝送路において輻輳が生じているか否かを示す輻輳情報(TNL Congestion Indication)を基地局100に送信する(TS25.427 Ver.7.5.0 5.14 “TNL Congestion Indication”を参照)。
ここで、カウント部125は、レート低下事象が生じた場合に、上り方向ユーザデータの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信が留保されても、レート低下事象が生じた回数の集計値を更新する。
第1判定部126は、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度が所定頻度以上であるか否かを判定する。伝送速度制御データは、AGやRGなどである。第1実施形態では、伝送速度制御データがAGであるものとして説明する。
例えば、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度は、“DOWNデータの送信回数”/“観測対象フレーム数”である。
“DOWNデータの送信回数”は、所定観測周期内に設定された全てのE−AGCHのうち、上り方向データの伝送速度を減少させるAGの送信に用いられるべきE−AGCHの本数である。“DOWNデータの送信回数”は、所定観測周期毎に初期化される。
なお、上り方向データの伝送速度を減少させるAGが実際に送信されていなくても、現在の伝送速度が“Floor Grant”のUEについてレート低下事象が生じている場合には、“DOWNデータの送信回数”がインクリメントされることに留意すべきである。
“観測対象フレーム数”は、所定観測周期内に設定された全てのE−AGCHのうち、AGを送信可能なE−AGCHの本数である。すなわち、“観測対象フレーム数”は、所定観測周期内において、E−AGCHを割り当てられたUEの少なくともいずれかのUEに対して、E−AGCHを介してAGを送信可能なフレームの総和である。“観測対象フレーム数”は、所定観測周期毎に初期化される。
なお、伝送速度制御データ(AG)の送信頻度は、“観測対象フレーム数”/{(“呼受付制御周期”/“2msec”)דE−AGCHの設定本数”}である。
“呼受付制御周期”は、呼受付制御部120bが呼の受け付けを制御する周期である。“2msec”は、スケジューリング部120aが無線リソース(伝送速度)を割り当てる周期の一例である。
“E−AGCHの設定本数”は、1つのプロセスにおいて設定されるE−AGCHの本数である。“E−AGCHの設定本数”は、例えば、基地局100以外の他の装置(例えば、無線制御装置200)から指定される。
第2判定部127は、レート低下事象が生じた回数の集計値が集計値閾値を超えているか否かを判定する。具体的には、第2判定部127は、所定観測周期内においてレート低下事象が生じた回数の集計値が集計値閾値を超えているか否かを判定する。
ここで、第2判定部127は、集計値と集計値閾値との比較をレート事象毎に行うことに留意すべきである。すなわち、集計値は、無線リソース事象が生じた回数の集計値、RTWP事象が生じた回数の集計値、有線リソース事象が生じた回数の集計値である。集計値閾値は、無線リソース事象の集計値閾値、RTWP事象の集計値閾値、有線リソース事象の集計値閾値である。
設定部128は、新規呼の受け付けを許可するか否かを判定するための受け付け許可情報(ここでは、受付許可フラグ)を設定する。設定部128は、デフォルト値として、新規呼の受け付けを許可する情報(true)を受付許可フラグに設定する。一方で、設定部128は、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度が所定頻度以上であり、かつ、集計値が集計値閾値を超えている場合に、新規呼の受け付けを制限(拒否)する情報(false)を受付許可フラグに設定する。
ここで、設定部128は、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度が所定頻度以上であることを前提として、無線リソース事象、RTWP事象及び有線リソース事象のいずれかの事象の集計値が集計値閾値を超えている場合に、新規呼の受け付けを制限する情報(false)を受付許可フラグに設定する。
なお、受付許可フラグは、呼受付制御部120bが参照可能であることに留意すべきである。例えば、許可受付フラグは、スケジューリング部120aから呼受付制御部120bに通知される。受付許可フラグは、所定周期で通知されてもよく、受付許可フラグの値が変わったときに通知されてもよい。
第2に、呼受付制御部120bは、セルAをサービングセルとして用いる無線端末10の呼の受け付けを制御する。なお、呼受付制御部120bは、呼受付制御周期で呼の受け付けを制御する。具体的には、呼受付制御部120bは、スケジューリング部120aによって設定された許可受付情報(受付許可フラグ)に基づいて、新規呼を受け付けるか否かを判定する。
(基地局(セル)の動作)
以下において、第1実施形態に係る基地局(セル)の動作について、図面を参照しながら説明する。図6は、第1実施形態に係る基地局100(セル)の動作を示すフロー図である。ここでは、スケジューリング部120aの動作について主として説明する。
第1に、スケジューリング部120aがレート低下事象の集計を行う処理について、図5及び図6を参照しながら説明する。図5及び図6に示す処理は、スケジューリング部120aが無線リソース(伝送速度)を割り当てる周期(例えば、2msec)で行われる。すなわち、図5及び図6に示す処理は、プロセス毎に行われる。
図6に示すように、ステップ10において、スケジューリング部120aは、“i”に“0”をセットする。“i”は、制御対象のプロセスに対応付けられるE−AGCHをカウントするための値である。
ステップ11a(図5)〜ステップ11b(図6)において、スケジューリング部120aは、ループ処理(loop#1)を行う。スケジューリング部120aは、“i”の値がE−AGCHの設定本数となるまで、ステップ11a〜ステップ11bで挟まれる各処理を行う。
ステップ12において、スケジューリング部120aは、カウント対象フラグを“false”に初期化する。カウント対象フラグは、E−AGCH#iにおいてAGが送信されたか否かを判定するためのフラグである。カウント対象フラグは、E−AGCH#iを観測対象フレーム数としてカウントするか否かを判定するためのフラグである。
なお、スケジューリング部120aは、無線リソース事象フラグ、RTWPリソースフラグ、有線リソース事象フラグを“false”に初期化する。これらのフラグは、最低保証伝送速度が割り当てられた無線端末10についてレート低下事象が生じているか否かを確認するためのフラグである。
ステップ13において、スケジューリング部120aは、“j”に“0”をセットする。“j”は、E−AGCH#iに対応付けられる無線端末10(UE)をカウントするための値である。
ステップ14a(図5)〜ステップ14b(図6)において、スケジューリング部120aは、ループ処理(loop#2)を行う。スケジューリング部120aは、“j”の値がE−AGCH#iにおいてAGを送信すべき無線端末10(UE)の総数となるまで、ステップ14a〜ステップ14bで挟まれる各処理を行う。
ステップ15において、スケジューリング部120aは、制御対象のプロセスがUE_ijにAGを送信可能なタイミングであるか否かを判定する。スケジューリング部120aは、制御対象のプロセスがUE_ijにAGを送信可能なタイミングである場合に、ステップ16の処理に移る。スケジューリング部120aは、制御対象のプロセスがUE_ijにAGを送信可能なタイミングでない場合に、ステップ24(図6)の処理に移る。
ここで、制御対象のプロセスがUE_ijにAGを送信可能なタイミングであっても、UE_ijの伝送速度が“ZeroGrant”である場合には、ステップ16の処理に進まずに、ステップ24(図6)の処理に移ってもよい。すなわち、現在の伝送速度が“ZeroGrant”であるUE_ijに対して伝送速度制御データ(AG)を送信可能なタイミングであっても、カウント対象フレーム数(観測対象フレーム数)がインクリメントされないようにする。
ステップ16において、スケジューリング部120aは、UE_ijがAGの送信対象であるか否かを判定する。スケジューリング部120aは、UE_ijがAGの送信対象である場合には、ステップ19の処理に移る。スケジューリング部120aは、UE_ijがAGの送信対象でない場合には、ステップ17の処理に移る。
ステップ17において、スケジューリング部120aは、UE_ijの伝送速度が最小の伝送速度であり、かつ、カウント対象フラグが“false”であるか否かを判定する。スケジューリング部120aは、この条件が満たされている場合には、ステップ18の処理に移る。スケジューリング部120aは、この条件が満たされていない場合には、ステップ21(図6)の処理に移る。
なお、最小の伝送速度は、例えば、MAC−es Guranteed Bit Rateに相当する最低保証伝送速度である。また、最小の伝送速度は、Minimum Set E−TFCIに相当するデータを受信するための最低保証伝送速度であってもよい。なお、最低保証伝送速度とは、Minimum Set E−TFCIとシステムで目標とする受信品質とによって定められる最小の伝送速度であってもよい。
ステップ18において、スケジューリング部120aは、レート低下事象を確認する。具体的には、第1に、スケジューリング部120aは、E−AGCH#iにおいて無線リソース事象が生じているか否かを確認する。スケジューリング部120aは、無線リソース事象が生じている場合には、無線リソース事象フラグに“true”をセットする。
第2に、スケジューリング部120aは、無線リソース事象が生じていない場合には、E−AGCH#iにおいてRTWP事象が生じているか否かを確認する。スケジューリング部120aは、RTWPリソース事象が生じている場合には、RTWPリソース事象フラグに“true”をセットする。
第3に、スケジューリング部120aは、E−AGCH#iにおいてUE_ijについて有線リソース事象が生じているか否かを確認する。スケジューリング部120aは、有線リソース事象が生じている場合には、有線リソース事象フラグに“true”をセットする。
ステップ19において、スケジューリング部120aは、UE_ijが伝送速度の増加対象であるか否かを判定する。スケジューリング部120aは、UE_ijが伝送速度の増加対象である場合には、ステップ21(図6)の処理に移る。スケジューリング部120aは、UE_ijが伝送速度の増加対象でない場合には、ステップ20(図6)の処理に移る。
図6に示すように、ステップ20において、スケジューリング部120aは、レート低下事象が生じた回数の集計値を取得する。スケジューリング部120aは、レート低下事象毎に集計値を取得する。
具体的には、第1に、スケジューリング部120aは、E−AGCH#iにおいて無線リソース事象が生じていれば、無線リソース事象の集計値に“1”を加算する。
第2に、スケジューリング部120aは、無線リソース事象が生じていない場合に、E−AGCH#iにおいてRTWP事象が生じていれば、RTWP事象の集計値に“1”を加算する。
第3に、スケジューリング部120aは、RTWP事象が生じていない場合に、E−AGCH#iにおいて有線リソース事象が生じていれば、有線リソース事象の集計値に“1”を加算する。
ステップ21において、スケジューリング部120aは、カウント対象フラグが“false”であるか否かを判定する。スケジューリング部120aは、カウント対象フラグが“false”である場合には、ステップ22の処理に移る。スケジューリング部120aは、カウント対象フラグが“true”である場合には、ステップ24の処理に移る。
ステップ22において、スケジューリング部120aは、カウント対象フレーム数をインクリメントする。すなわち、スケジューリング部120aは、カウント対象フレーム数に“1”を加算する。
ステップ23において、スケジューリング部120aは、カウント対象フラグを“true”に設定する。
ステップ24において、スケジューリング部120aは、“j”をインクリメントする。すなわち、スケジューリング部120aは、“j”に“1”を加算する。
ステップ25において、スケジューリング部120aは、カウント対象フラグが“false”であるか否かを判定する。スケジューリング部120aは、カウント対象フラグが“false”である場合には、ステップ26の処理に移る。スケジューリング部120aは、カウント対象フラグが“true”である場合には、ステップ28の処理に移る。
ステップ26において、スケジューリング部120aは、レート低下事象が生じた回数の集計値を取得する。スケジューリング部120aは、レート低下事象毎に集計値を取得する。
具体的には、第1に、スケジューリング部120aは、無線リソース事象フラグに“true”がセットされていれば、無線リソース事象の集計値に“1”を加算する。
第2に、スケジューリング部120aは、RTWP事象フラグに“true”がセットされていれば、RTWP事象の集計値に“1”を加算する。
第3に、スケジューリング部120aは、有線リソース事象フラグに“true”がセットされていれば、有線リソース事象の集計値に“1”を加算する。
なお、最低保証伝送速度よりも高い伝送速度が割り当てられた無線端末10についてレート低下事象がステップ20で集計された場合には、ステップ23でカウント対象フラグが“true”に設定される。従って、ステップ20の処理が行われた場合には、ステップ25の判定によってステップ26の処理が行われないことに留意すべきである。
すなわち、最低保証伝送速度よりも高い伝送速度が割り当てられた無線端末10についてレート低下事象が生じていない場合に、ステップ26の処理が行われる。
ステップ26−1において、スケジューリング部120aは、ステップ26でレート低下事象が検出されたか否かを判定する。スケジューリング部120aは、レート低下事象が検出された場合には、ステップ27の処理に移る。スケジューリング部120aは、レート低下事象が検出されなかった場合には、ステップ28の処理に移る。
ステップ27において、スケジューリング部120aは、カウント対象フレーム数をインクリメントする。すなわち、スケジューリング部120aは、カウント対象フレーム数に“1”を加算する。
ステップ28において、スケジューリング部120aは、“j”をインクリメントする。すなわち、スケジューリング部120aは、“j”に“1”を加算する。
第2に、スケジューリング部120aが受付許可フラグを設定する処理について、図7を参照しながら説明する。図7の処理は、所定観測周期で行われる。所定観測周期は、呼受付制御周期と同様の長さを有する周期である。所定観測周期は、呼受付制御周期と同期していてもよく、呼受付制御周期と同期していなくてもよい。
図7に示すように、ステップ40において、スケジューリング部120aは、受付許可フラグを“true”に設定する。
ステップ41において、スケジューリング部120aは、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データ(AG)の送信頻度が送信頻度閾値を超えるか否かを判定する。スケジューリング部120aは、送信頻度が送信頻度閾値を超える場合には、ステップ42の処理に移る。スケジューリング部120aは、送信頻度が送信頻度閾値を超えない場合には、ステップ45の処理に移る。
ステップ42において、スケジューリング部120aは、集計値と集計値閾値とを比較する。ここで、スケジューリング部120aは、集計値と集計値閾値とをレート低下事象毎に比較する。具体的には、第1に、スケジューリング部120aは、無線リソース事象の集計値と無線リソース事象の集計値閾値とを比較する。第2に、スケジューリング部120aは、RTWP事象の集計値とRTWP事象の集計値閾値とを比較する。第3に、スケジューリング部120aは、有線リソース事象の集計値と有線リソース事象の集計値閾値とを比較する。
ステップ43において、スケジューリング部120aは、集計値が集計値閾値を超える事象が存在するか否かを判定する。スケジューリング部120aは、集計値が集計値閾値を超える事象が存在する場合には、ステップ44の処理に移る。スケジューリング部120aは、集計値が集計値閾値を超える事象が存在しない場合には、ステップ45の処理に移る。
ステップ44において、スケジューリング部120aは、受付許可フラグを“false”に設定する。これによって、受付許可フラグが次に更新されるタイミングまで、少なくとも新規呼の受け付けが制限(拒否)される。
ステップ45において、スケジューリング部120aは、レート低下事象が生じた回数の集計値を初期化する。すなわち、スケジューリング部120aは、レート低下事象が生じた回数の集計値をリセットする。
ステップ46において、スケジューリング部120aは、カウント対象フレーム数を初期化する。すなわち、スケジューリング部120aは、カウント対象フレーム数をリセットする。
(作用及び効果)
第1実施形態では、呼受付制御部120bは、スケジューリング部120aによって設定された許可受付フラグに基づいて、新規呼の受け付けを許可するか否かを判定する。
従って、呼受付制御部120bは、新規呼を受け付ける毎に、上り方向データの受信に割り当てられた無線リソースをスケジューリング部120aに問い合せる必要がない。すなわち、呼受付制御部120bは、新規呼の受け付けを許可できるか否かを迅速に判定できる。
第1実施形態では、スケジューリング部120aは、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度が送信頻度閾値以上であり、かつ、レート低下事象が生じた回数の集計値が集計値閾値を超えている場合に、新規呼の受け付けを制限(拒否)する情報を受付許可フラグに設定する。
ここで、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度が送信頻度閾値以上であるケースでは、新規呼の受け付けを許可する余裕が無い蓋然性が高い。また、レート低下事象が生じた回数の集計値が集計値閾値を超えているケースでも、新規呼の受け付けを許可する余裕が無い蓋然性が高い。
第1実施形態では、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度及びレート低下事象の集計値の双方を考慮して、新規呼の受け付けを制限(拒否)する情報が受付許可フラグに設定される。従って、新規呼の受け付けを適切に制限(拒否)できる。
第1実施形態では、スケジューリング部120aは、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信が留保された場合であっても、レート低下事象が生じた回数の集計値を更新する。
ここで、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データが送信されないケースとして、無線端末10(UE)に割り当てられた伝送速度が既に最低保証伝送速度まで下がっているケースが考えられる。このようなケースであっても、レート低下事象が生じた回数の集計値を適切に更新できる。
第1実施形態では、全無線端末10(UE)に共通のレート低下事象の集計値として、RTWP事象及び無線リソース事象の集計値が用いられる。各無線端末10(UE)に個別のレート低下事象の集計値として、有線伝送路の集計値が用いられる。従って、新規呼の受け付けを適切に制限(拒否)できる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では、EUL(Enhanced Uplink)を例示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。実施形態は、スケジューリング部120a及び呼受付制御部120bが独立して動作する通信に適用可能である。例えば、スケジューリング部120aが基地局100に設けられており、呼受付制御部120bが無線制御装置200などの上位局に設けられていてもよい。
実施形態では、スケジューリング部120aは、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度が所定頻度以上であることを前提として、無線リソース事象、RTWP事象及び有線リソース事象のいずれかの事象の集計値が集計値閾値を超えている場合に、新規呼の受け付けを制限する情報(false)を受付許可フラグに設定する。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。
例えば、スケジューリング部120aは、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度が所定頻度以上であることを前提として、無線リソース事象、RTWP事象及び有線リソース事象のうち、2つの事象の集計値が集計値閾値を超えている場合に、新規呼の受け付けを制限する情報(false)を受付許可フラグに設定する。
同様に、スケジューリング部120aは、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度が所定頻度以上であることを前提として、無線リソース事象、RTWP事象及び有線リソース事象のうち、全ての事象の集計値が集計値閾値を超えている場合に、新規呼の受け付けを制限する情報(false)を受付許可フラグに設定する。
実施形態では、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度は、“DOWNデータ送信回数”/“観測対象フレーム数”で表される。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度は、総TTI(プロセス)のうち、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データを送信したTTI(プロセス)の比率で表されてもよい。
実施形態では、第1送信周期の一例として10msecTTIを例示したに過ぎない。同様に、第2送信周期の一例として2msecTTIを例示したに過ぎない。従って、上り方向データの送信周期は、2msecや10msecに限定されないことは勿論である。但し、第1送信周期に係る上り方向データの送信では、送信周期毎に無線リソースが制御されない。一方で、第2送信周期に係る上り方向データの送信では、送信周期毎に無線リソースが制御される。
本発明によれば、新規呼の受け付け制御を適切かつ迅速に行うことを可能とする基地局、無線通信システム及び無線通信方法を提供することができる。

Claims (9)

  1. 上り方向データの伝送速度を制御するための伝送速度制御データの送信によって、上り方向データの受信に用いる無線リソースを割り当てるスケジューリング部と、
    呼の受け付けを制御する呼受付制御部とを備え、
    前記スケジューリング部は、
    上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度が送信頻度閾値以上であるか否かを判定する第1判定部と、
    上り方向データの伝送速度を減少させる事象であるレート低下事象が生じた回数の集計値が集計値閾値を超えているか否かを判定する第2判定部と、
    前記送信頻度が前記所定頻度以上であり、かつ、前記レート低下事象が生じた回数の集計値が前記集計値閾値を超えている場合に、新規呼の受け付けを制限する情報を受付許可情報として設定する設定部とを有しており、
    前記呼受付制御部は、前記スケジューリング部によって設定された受付許可情報に基づいて、新規呼の受け付けを許可するか否かを判定することを特徴とする基地局。
  2. 前記スケジューリング部は、
    前記レート低下事象が生じた場合に、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データを送信する第1送信部と、
    前記レート低下事象が生じた回数を集計するカウント部とをさらに有しており、
    前記第1送信部は、上り方向データの伝送速度が最小の伝送速度である場合に、前記レート低下事象が生じても、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信を留保し、
    前記カウント部は、上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信が留保されても、前記レート低下事象が生じた回数の集計値を更新することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. 前記レート低下事象は、上り方向データの受信に用いる帯域内の総受信電力が受信電力閾値を超える事象であることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  4. 前記レート低下事象は、上り方向データの受信に用いる無線リソースとして割当可能な無線リソースが存在しない事象であることであることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  5. 前記レート低下事象は、上り方向データの受信に用いる無線リソースの総リソース割当量がリソース量閾値を超える事象であることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  6. 前記スケジューリング部は、上り方向データを上位局に有線伝送路を介して送信する第2送信部をさらに有しており、
    前記レート低下事象は、前記有線伝送路において上り方向データが破棄される事象であることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  7. 前記レート低下事象は、自局内において上り方向データが破棄される事象であることを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  8. 上り方向データの伝送速度を制御するための伝送速度制御データの送信によって、上り方向データの受信に用いる無線リソースを割り当てるスケジューリング部と、
    呼の受け付けを制御する呼受付制御部とを備え、
    前記スケジューリング部は、
    上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度が送信頻度閾値以上であるか否かを判定する第1判定部と、
    上り方向データの伝送速度を減少させる事象であるレート低下事象が生じた回数の集計値が集計値閾値を超えているか否かを判定する第2判定部と、
    前記送信頻度が前記所定頻度以上であり、かつ、前記レート低下事象が生じた回数の集計値が前記集計値閾値を超えている場合に、新規呼の受け付けを制限する情報を受付許可情報として設定する設定部とを有しており、
    前記呼受付制御部は、前記スケジューリング部によって設定された受付許可情報に基づいて、新規呼の受け付けを許可するか否かを判定することを特徴とする無線通信システム。
  9. 上り方向データの伝送速度を制御するための伝送速度制御データの送信によって、上り方向データの受信に用いる無線リソースを割り当てるステップAと、
    上り方向データの伝送速度を減少させる伝送速度制御データの送信頻度が送信頻度閾値以上であるか否かを判定するステップBと、
    上り方向データの伝送速度を減少させる事象であるレート低下事象が生じた回数の集計値が集計値閾値を超えているか否かを判定するステップCと、
    前記送信頻度が前記所定頻度以上であり、かつ、前記レート低下事象が生じた回数の集計値が前記集計値閾値を超えている場合に、新規呼の受け付けを制限する情報を受付許可情報として設定するステップDと、
    前記ステップDで設定された受付許可情報に基づいて、新規呼の受け付けを許可するか否かを判定するステップEとを含むことを特徴とする無線通信方法。
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