JP5053603B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像により得られた画像とコンピュータグラフィックス(CG)等により生成された画像とを合成する画像処理装置、及びこれを備えたヘッドマウントタイプ又はハントヘルドタイプの画像表示装置に関する。
観察者の眼に対応する位置にて撮像した画像とCG画像との合成画像を表示素子に表示して観察者に観察させる、いわゆるビデオシースルータイプのヘッドマウントディスプレイやハンドヘルドディスプレイ等の画像表示装置が種々提案されている(特許文献1参照)。
このようなビデオシースルータイプの画像表示装置では、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子を用いて生成した撮像画像をパーソナルコンピュータ等の処理装置に出力する。処理装置では、CG等により製作された画像(以下、CG画像という)を撮像画像に合成して再び画像表示装置に出力する。画像表示装置では、入力された合成画像に対して、解像度変換やフレーム周波数変換処理等を行った後、さらに観察される画像のモアレを低減するために、ローパスフィルタ処理を行う。
特開2006−171637号公報
しかしながら、従来のビデオシースルータイプの画像表示装置においては、合成画像に対するローパスフィルタ処理のカットオフ周波数を、画面全体で一様にしていた。
この場合において、カットオフ周波数を高めに設定すると、一般に画面の多くの部分を占める撮像画像の領域でモアレが発生してしまうことが多い。また、カットオフ周波数を低めに設定すると、高精細に描画したCG画像や文字等のエッジ部がぼけて、見づらい画像となってしまうという問題がある。
本発明は、撮像画像と撮像画像以外の画像(CG画像等)との合成画像を表示する場合において、モアレの発生を効果的に抑制し、かつCG画像等も鮮明に表示できるようにした画像処理装置及び撮像型画像表示装置を提供することを目的としている。
本発明の一側面としての画像処理装置は、撮像により生成された第1の画像と撮像以外の方法で生成された第2の画像が合成された合成画像と、第1の画像と、を比較することにより、合成画像における第1の画像の領域と第2の画像の領域とを判別する判別手段と、判別手段により判別された合成画像における第1の画像の領域と第2の画像の領域に対して互いに異なるカットオフ周波数のローパスフィルタ処理を行う処理手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての画像処理装置は、撮像により生成された第1の画像と撮像以外の方法で生成された第2の画像とが合成された合成画像と、第1の画像と、を比較することにより、合成画像における第1の画像の領域と第2の画像の領域とを判別する判別手段と、判別手段により判別された前記合成画像のうち第1の画像の領域に対してローパスフィルタ処理を行い、かつ前記第2の画像の領域に対してはローパスフィルタ処理を行わない処理手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、合成画像のうち撮像画像の領域とCG等で生成された画像の領域とのそれぞれに又は撮像画像の領域のみに最適なローパスフィルタ処理のカットオフ周波数を設定することができる。したがって、撮像画像領域でのモアレの発生を抑制することができるとともに、CG画像等の領域を鮮明に表示することが可能となる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図5には、本発明の実施例1であるビデオシースルータイプのヘッドマウントディスプレイ本体(以下、HMD本体という)1000の構成を示している。
図5において、110はCCDセンサやCMOSセンサ等により構成される撮像素子である。611は撮像プリズムであり、撮像素子110の位置を観察者の眼球622の位置に可能な限り近づけるよう外界(被写体)からの光束610を複数回の反射を利用して折り畳み、コンパクトでありながらも必要な光路長を確保している。612は撮像プリズム611からの光束を撮像素子110上に結像させるための結像レンズである。撮像プリズム及び結像レンズ612により撮像光学系が構成され、さらに該撮像光学系と撮像素子110により撮像部(撮像系)が構成される。
125はLCDやCRT,EL素子等により構成される表示素子である。620は表示素子125から射出された光束621を拡大しつつ観察者の眼球622に導くため観察プリズム(表示光学系)である。観察者は、観察プリズム620を覗くことにより、表示素子125に表示された映像の虚像を観察することが可能となる。表示素子125及び観察プリズム620により、表示部が構成される。
本実施例のHMD本体1000は、上記撮像部と表示部とを内蔵した撮像表示ユニットを左右一対有する。これにより、観察者は、左右の眼で左右の撮像ユニットにより取得された撮像画像(及び後述する合成画像)を左右の表示ユニットを介して観察することができる。
図6には、本実施例のHMD本体100及びこれに接続される制御ユニット(画像処理装置)の外観を示している。図6において、701は観察者の頭部である。101L,101Rは左右の撮像表示ユニットである。これら撮像表示ユニット101L,101Rは、頭部装着装置103に固定されており、頭部装着装置103を観察者の頭部701に装着することで、撮像表示ユニット101L,101Rを観察者の眼前に配置することができる。これにより、観察者が実際に眼で見るのとほぼ一致する映像を観察することが可能となる。ただし、本実施例では、撮像映像に、CG映像や文字映像等の撮像以外の方法で生成された映像が合成された合成映像を観察する。
また、100はHMD本体1000を制御する制御ユニットであり、102はHMD本体1000と制御ユニット100を接続するためのケーブルである。HMD本体1000と制御ユニット100とは使用上一体不可分の関係にあり、本発明にいう画像表示装置とは、HMD本体1000と制御ユニット100を含む意味である。
200は制御ユニット100にケーブルや無線等を介して接続されたパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータである。コンピュータ200は、CG映像の作成が可能であるとともに、後述するように制御ユニット100から入力された撮像映像とCG映像とを合成した合成映像も作成する。作成された合成映像は、制御ユニット100に出力される。
図1には、本実施例のHMD本体1000及び制御ユニット100の電気回路の構成を示す。なお、図1において、各符号(数字)の後に付けられたR,Lの文字は、右眼用,左眼用を意味している。ただし、右眼用と左眼用の回路構成は共通であるので、以下の説明では、R,Lを省く。また、図1において、図5及び図6に示した構成要素と同じものには、同符号を付している。
図1において、111は撮像素子110から出力されたアナログ信号に対してAGC(自動利得制御)、CDS(相関2重サンプリング)及びADC(アナログ−ディジタル変換)等を行うアナログ画像処理部である。
112はアナログ画像処理部111から出力されたデジタル信号に対してγ(ガンマ)補正、色相補正、輪郭補正、撮像光学系に対する歪補正等の画像処理を行うデジタル画像処理部である。
113はデジタル画像処理部112で画像処理された信号を、所定のビデオフォーマットに変換して出力するIEEE1394インタフェース等の映像出力部である。映像出力部113から出力された撮像映像は、前述したコンピュータ200に入力される。
114はデジタル画像処理部112で画像処理された撮像映像を所定の複数フレーム画像ずつ蓄積する撮像映像用フレームメモリである。
120はコンピュータ200で作成された、撮像映像と撮像映像以外の映像であるCG映像との合成映像を取り込むDVI(ディジタル・ビデオ・インタフェース)レシーバ等の映像入力部である。
121は映像入力部120から入力された合成映像と撮像映像用フレームメモリ114に蓄積されたフレーム画像を比較して、撮像画像とCG画像とを分離する映像分離部である。
122は映像分離部121で分離された撮像画像とCG画像の各々に対して、解像度やフレーム周波数を表示素子125に合わせて変換し、さらに表示光学系に対する歪の補正処理を行う映像変換部である。この映像変換部122では、さらにモアレ除去等を目的とするローパスフィルタ処理を行う。このローパスフィルタ処理については、後に詳しく説明する。
123は映像変換部122で各処理が行われた撮像画像とCG画像とを再び合成する映像再合成部である。
124は映像再合成部123から再合成映像の入力を受けて、表示素子125を駆動する表示素子駆動部である。これにより、映像再合成部123で再合成された映像(合成画像)が表示素子125に表示され、観察者は合成映像を観察することができる。
130は制御ユニット100及びHMD本体1000の動作の制御を司るCPU等の制御部である。
131は撮像光学系に対する歪み補正データを記憶した歪補正テーブル部、132は表示光学系に対する歪補正データを記憶した歪補正テーブル部である。なお、光学系で発生する画像の歪は、光学部品の個体差や組立公差等の影響により異なる。したがって、撮像光学系に対する歪補正テーブル部131および表示光学系に対する歪補正テーブル部132は、個々のHMD本体における撮像部及び表示部ごとに歪データを測定して、それぞれの補正データを書き込む。
図2Aには、撮像映像(撮像フレーム画像)を示している。また、図2Bには、コンピュータ200から入力された撮像映像とCG映像(CGフレーム画像)との合成映像(合成フレーム画像)を示す。さらに、図2C及び図2Dにはそれぞれ、合成映像から分離された撮像フレーム画像領域とCGフレーム画像領域を示す。
前述したように、HMD本体1000の撮像部にて撮像され、制御ユニット100内で各種画像処理が施された撮像映像(図2A)は、コンピュータ200に送られる。コンピュータ200では、入力された撮像映像に対して、図2Dに示すCG映像を重畳(合成)した合成映像(図2B)を生成する。生成された合成映像は、コンピュータ200の標準映像出力端子からDVI等の所定のフォーマットで出力される。コンピュータ200からの合成映像は、制御ユニット100の映像入力部120においてDVIレシーバ等で受信され、その後段の処理回路で使用可能なデジタルビデオ信号へと変換される。
映像分離部121では、映像入力部120からの合成映像(合成フレーム画像)と、撮像映像用フレームメモリ114に合成処理時間分だけ前に蓄積された撮像映像(撮像フレーム画像)とを比較する。これにより、合成フレーム画像内での撮像フレーム画像領域(図2C)とCGフレーム画像領域(図2D)とを判別する。
ここで、合成処理時間とは、制御ユニット100において撮像フレーム画像が生成されてから、コンピュータ200に送られ、CG画像と合成されて合成画像として制御ユニット100に再入力されるまでの時間である。このため、合成フレーム画像と比較する撮像フレーム画像(フレームメモリ114に蓄積された画像)は、該合成フレーム画像の生成に用いられた撮像フレーム画像に一致する。これにより、合成フレーム画像内での撮像フレーム画像領域とCGフレーム画像領域とを正確に特定することができる。
映像分離部121では、合成フレーム画像から撮像フレーム画像領域とCGフレーム画像領域とを分離する。そして、撮像フレーム画像領域のみの画像である分離撮像フレーム画像とCGフレーム画像領域のみの画像である分離CGフレーム画像とを映像変換部122に入力する。
映像変換部122では、分離撮像フレーム画像と分離CGフレーム画像のそれぞれに対して、表示素子125に合わせた解像度変換やフレーム周波数変換を行う。また、表示光学系に対応する歪補正テーブル部132に格納されたデータに基づいて、表示光学系で発生する画像の歪とは逆方向の歪みを表示画像に与える処理が行われる。
さらに、映像変換部122では、これらの画像処理が行われた分離撮像フレーム画像と分離CGフレーム画像のそれぞれに対してローパスフィルタ処理を行う。このとき、分離撮像フレーム画像に対しては、例えば通常、撮像映像でのモアレ除去用に設定される第1のカットオフ周波数でローパスフィルタ処理を行う。一方、分離CGフレーム画像に対しては、第1のカットオフ周波数よりも高く設定された第2のカットオフ周波数でローパスフィルタ処理を行う。すなわち、分離撮像フレーム画像と分離CGフレーム画像のそれぞれに対して、互いに異なるカットオフ周波数でローパスフィルタ処理を行っている。
これにより、映像再合成部123にて再合成された合成映像が表示素子125に表示されたときに、撮像映像の領域において現れることが多いモアレの発生を抑制することができるとともに、CG映像の領域を鮮明に表示することができる。
ローパスフィルタ処理を含む各種画像処理が施された分離撮像フレーム画像と分離CGフレーム画像は、映像再合成部123に送られ、ここで合成されて再び1つの合成フレーム画像が生成される。合成フレーム画像は順次、表示素子駆動部124において表示素子125を駆動するのに適した信号に加工され、表示素子125に出力される。これにより、合成映像が表示され、観察者による観察が可能となる。
図3A,3B及び図4A,4Bには、上述した合成処理時間が分からなかったり、変動したりするような場合における映像分離部121での画像分離の方法について示している。
図3A及び図3Bには、撮像フレーム画像の画像データ列にフレーム番号データを書き込む場合の例を示している。図3Aには、デジタル画像処理部112において、画像処理を施された撮像フレーム画像の画像データ列を示している。ここでは、分かり易いように、画像データ列の先頭部のみを示している。
図3Bには、図3Aに示した画像データ列の先頭部を、フレーム番号データ(F.No)に置き換えた例を示している。
また、図4A及び図4Bには、合成フレーム画像の画像データ列にフレーム番号データを書き込む場合の例を示している。図4Aには、コンピュータ200から入力される合成フレーム画像の画像データ列を示している。ここでは、分かり易いように、画像データ列の先頭部のみを示している。
図4Bは、図4Aに示した映像データ列からフレーム番号データを除去した状態の画像データ列を示している。
図3A,3B及び図4A,4Bに示すフレーム番号データを用いる場合における実施例1との動作上の違いについて説明する。
まず、撮像映像の生成に関しては、デジタル画像処理部112までの動作は実施例1と同じである。デジタル画像処理部112において画像処理を施された図3Aで示される撮像フレーム画像の画像データ列に対して、映像出力部113において以下の処理を行う。まず、図3Bで示したように、画像データ列の先頭部である最初の1バイトのデータ、すなわち、図3Aにおいては「U0.5」データをフレーム番号データ(F.No)に書き換える。なお、撮像映像用フレームメモリ114には、図3Aで示される撮像フレーム画像(画像データ列)を蓄積し、フレーム番号データに対応付けて管理する。
次に、映像出力部113から出力された図3Bで示されるフレーム番号データ付きの撮像フレーム画像(画像データ列)は、コンピュータ200に送られる。コンピュータ200は、フレーム番号データを取り除いた状態で画像データ列をRGBデータに変換し、CGフレーム画像と合成する。
合成フレーム画像を生成した後、コンピュータ200は、図4Aに示したように、合成フレーム画像におけるR(レッド)データの最初の1バイトのデータ、すなわち「R」を先に取り除いたフレーム番号データに書き換える。そして、このフレーム番号データ付きの合成フレーム画像を制御ユニット100の映像入力部120に送る。
コンピュータ200から映像入力部120に入力された図4Aに示すフレーム番号データ付きの合成フレーム画像は、映像分離部121に送られる。映像分離部121は、Rデータの最初の1バイトに書き込まれているフレーム番号データを読み出し、撮像映像用フレームメモリ114に蓄積された複数の撮像フレーム画像のうち、読み出したフレーム番号データに対応する撮像フレーム画像を読み出す。そして、読み出した撮像フレーム画像と合成フレーム画像とを比較して、撮像フレーム画像領域とCGフレーム画像領域とを分離する。
この際、Rデータの最初の1バイト目を「R」データに戻す処理を行い、図4Bに示した合成フレーム画像(画像データ列)に変換する。
この変換方法は、以下の通りである。まず、撮像映像用フレームメモリ114に蓄積されている、フレーム番号データに対応する撮像フレーム画像における画像データ列のうち、最初の2画素のデータを算出する。すなわち、図3A中の「U0.5」,「Y」,「V0.5」,「Y」から「R」,「R」,「G」,「G」,「B」,「B」を算出する。
次に、算出した最初の2画素のデータのうち、「R」を除いた他の5色のデータ値と、コンピュータ200から入力された合成フレーム画像の画像データ列のうち、「R」を除いた他の5色のデータ値とを比較する。これら5色のデータ値の全てが等しい(又は差が所定範囲内に収まっている)場合は、1画素目は撮像フレーム画像のデータであると判断し、上記算出した「R」値をそのまま本来の「R」の位置に書き込まれている「F.No」と置き換える。
一方、上記5色のデータ値のうち少なくとも1つが等しくない場合は、1画素目はCGフレーム画像のデータであると判断し、コンピュータ200から入力された画像データ列の「R」値を本来の「R」位置に書き込まれている「F.No」と置き換える。なお、映像分離部121以降は、実施例1と同じ動作を行う。
すなわち本実施例では、少なくとも1つの撮像フレーム画像(第1の画像)を記憶するメモリと、撮像フレーム画像にフレーム番号データを書き込む手段とを有する。さらに、合成フレーム画像を生成するときに該合成フレーム画像に該フレーム番号データを書き込む手段を有する。そして、合成フレーム画像に書き込まれたフレーム番号データに基づいて、メモリから該合成フレーム画像と比較する撮像フレーム画像を選択する。
また、本実施例では、合成フレーム画像へのフレーム番号データの書き込みにより消去された該合成フレーム画像の画像データに対し、該画像データが撮像フレーム画像の画像データか合成フレーム画像の画像データかを判断する手段を有する。撮像フレーム画像の画像データと判断した場合は、上記選択された撮像フレーム画像に基づいて、該消去された画像データを生成する。また、合成フレーム画像の画像データと判断した場合は、該画像データが消去された画素に隣接する画素の画像データを該消去された画像データに代えて用いる。
なお、本実施例では、フレーム番号データを画像データ列の1バイト目又はRデータの最初の1バイト目に書き込む場合について説明したが、必ずしもこれに限るものでない。例えば、最後の1バイトや途中の1バイト、或いはG(グリーン)データやB(ブルー)データ中にフレーム番号データを書き込んでもよい。
また、本実施例では、撮像フレーム画像をYUV422データとして、また合成フレーム画像をRGBパラレルデータとして説明しているが、必ずしもこれに限るものではなく、他の画像データフォーマットでもよい。
また、本実施例では、「R」のデータ再生の際に、5色のデータの全てで比較する場合について説明したが、必ずしもこれに限るものでなく、例えば、「G」,「B」の2色やそれ以外の色数で比較してもよい。
さらに、上記実施例1,2では、コンピュータ200への映像出力信号をIEEE1394により、またコンピュータ200からの映像入力信号をDVIにより行う場合について説明したが、必ずしもこれに限るものではない。例えば、デジタルインタフェースであるUSBや、他の信号でもよい。
また、上記実施例1,2では、右眼用の撮像表示ユニット及び左眼用の撮像表示ユニットを備えた両眼用のHMDについて説明したが、本発明は、片眼用のHMDやハンドヘルドタイプの画像表示装置にも適用することができる。
図7には、本発明の実施例3の制御ユニット100′の一部を示す。上記実施例1,2では、制御ユニット100から撮像映像は一旦コンピュータ200に送られ、コンピュータ200で撮像映像とCG映像とが合成され、該合成画像が制御ユニット100に入力される場合について説明した。
これに対し、本実施例は、コンピュータ200からCG映像のみが制御ユニット100′に入力される場合の例である。この場合、制御ユニット100′は、撮像映像をコンピュータ200に出力する必要はなく、撮像フレーム画像をそのまま撮像映像用フレームメモリ114に蓄積する。また、本実施例では、実施例1,2で説明した映像分離部121も不要である。
コンピュータ200から映像入力部120に入力されたCG映像(CGフレーム画像)と、撮像映像用フレームメモリ114に蓄積された撮像フレーム画像には、映像変換部122で、表示素子125に合わせた解像度変換やフレーム周波数変換が行われる。また、実施例1と同様に、表示光学系に対応する歪補正テーブル部132に格納されたデータに基づいて、表示光学系で発生する画像の歪とは逆方向の歪みを表示画像に与える処理が行われる。
さらに、映像変換部122では、これらの画像処理が行われた撮像フレーム画像とCGフレーム画像のそれぞれに対してローパスフィルタ処理を行う。これら各フレーム画像に対するローパスフィルタ処理でのカットオフ周波数は、実施例1と同じである。
ローパスフィルタ処理を含む各種画像処理が施された撮像フレーム画像とCGフレーム画像は、映像合成部143に送られ、ここで合成されて合成フレーム画像が生成される。合成フレーム画像は順次、図1に示す表示素子駆動部124において表示素子125を駆動するのに適した信号に加工され、表示素子125に出力される。これにより、合成映像が表示され、観察者による観察が可能となる。
本実施例においても、映像合成部143にて合成された合成映像が表示素子125に表示されたときに、撮像映像の領域において現れることが多いモアレの発生を抑制することができるとともに、CG映像の領域を鮮明に表示することができる。
実施例1〜3では、撮像フレーム画像に対して第1のカットオフ周波数でローパスフィルタ処理を行うとともに、CGフレーム画像に対しても、第1のカットオフ周波数より高い第2のカットオフ周波数でローパスフィルタ処理を行う場合について説明した。しかし、CGフレーム画像に対しては、ローパスフィルタ処理を行わなくてもよい。
この場合の制御ユニット100の構成は、実施例1(図1)と同じであるので、図1を用いて本実施例を説明する。
本実施例では、映像分離部121で分離された分離撮像フレーム画像と分離CGフレーム画像は映像変換部122に入力される。
映像変換部122では、分離撮像フレーム画像と分離CGフレーム画像のそれぞれに対して、表示素子125に合わせた解像度変換やフレーム周波数変換を行う。また、表示光学系に対応する歪補正テーブル部132に格納されたデータに基づいて、表示光学系で発生する画像の歪とは逆方向の歪みを表示画像に与える処理が行われる。
さらに、映像変換部122では、これらの画像処理が行われた分離撮像フレーム画像と分離CGフレーム画像のうち分離撮像フレーム画像に対しては、実施例1で説明した第1のカットオフ周波数でローパスフィルタ処理を行う。そして、ローパスフィルタ処理後の分離撮像フレーム画像は、映像再合成部123に出力される。一方、分離CGフレーム画像には、ローパスフィルタ処理が行われずに、映像再合成部123に出力される。
映像再合成部123では、ローパスフィルタ処理が行われてモアレの発生が抑えられた分離撮像フレーム画像と、ローパスフィルタ処理が行われずに鮮明なままの分離CGフレーム画像とが再合成され、該合成画像が表示素子125に表示される。
本実施例でも、撮像映像の領域において現れることが多いモアレの発生を抑制することができるとともに、CG映像の領域を鮮明に表示することができる。
実施例3で説明したように、コンピュータからCG映像のみが制御ユニットに入力される場合でも、実施例4で説明したように、撮像映像に対してはローパスフィルタ処理を行い、CG映像に対してはローパスフィルタ処理を行わないとすることもできる。
この場合の制御ユニット100′の構成は、実施例3(図7)と同じであるので、図7を用いて本実施例を説明する。
コンピュータ200から映像入力部120に入力されたCG映像(CGフレーム画像)と、撮像映像用フレームメモリ114に蓄積された撮像フレーム画像には、映像変換部122で、表示素子125に合わせた解像度変換やフレーム周波数変換が行われる。また、実施例1と同様に、表示光学系に対応する歪補正テーブル部132に格納されたデータに基づいて、表示光学系で発生する画像の歪とは逆方向の歪みを表示画像に与える処理が行われる。
さらに、映像変換部122では、撮像フレーム画像のみに対してローパスフィルタ処理を行う。すなわち、CGフレーム画像に対してはローパスフィルタ処理を行わない。
そして、ローパスフィルタ処理を含む各種画像処理が施された撮像フレーム画像と、ローパスフィルタ処理を除いた各種画像処理が施されたCGフレーム画像は、映像合成部143に送られ、ここで合成されて合成フレーム画像が生成される。
合成フレーム画像は順次、図1に示す表示素子駆動部124において表示素子125を駆動するのに適した信号に加工され、表示素子125に出力される。これにより、合成映像が表示され、観察者による観察が可能となる。
本実施例においても、映像合成部143にて合成された合成映像が表示素子125に表示されたときに、撮像映像の領域において現れることが多いモアレの発生を抑制することができるとともに、CG映像の領域を鮮明に表示することができる。
本発明の実施例1(及び実施例4)であるHMD及び制御ユニットの電気的構成を示すブロック図。 実施例1における撮像画像の例を示す図。 実施例1における合成画像の例を示す図。 実施例1における合成画像のうち撮像映像の領域を示す図。 実施例1における合成画像のうちCG映像の領域を示す図。 本発明の実施例2における撮像フレーム画像の画像データ列を示す図。 図3Aの画像データ列にフレーム番号データが書き込まれた様子を示す図。 実施例2における合成フレーム画像の画像データ列にフレーム番号データが書き込まれた様子を示す図。 図4Aの画像データ列のフレーム番号データが、画像データに書き替えられた様子を示す図。 実施例1のHMD本体の構成を示す断面図。 実施例1のHMD本体及び制御ユニットの外観を示す図。 本発明の実施例3(及び実施例5)である制御ユニットの電気的構成の一部を示すブロック図。
符号の説明
100 制御ユニット
1000 HMD本体
101R 右眼用撮像表示ユニット
101L 左眼用撮像表示ユニット
110R,110L 撮像素子
111R,111L アナログ画像処理部
112R,112L デジタル画像処理部
113R,113L 映像出力部
114R,114L 撮像映像用フレームメモリ
120R,120L 映像入力部
121R,121L 映像分離部
122R,122L 映像変換部
123R,123L 映像再合成部
124R,124L 表示素子駆動部
125R,125L 表示素子
130 制御部
131R,131L,132R、132L 歪補正テーブル部
143L 映像合成部

Claims (6)

  1. 撮像により生成された第1の画像と撮像以外の方法で生成された第2の画像とが合成された合成画像と、前記第1の画像と、を比較することにより、前記合成画像における前記第1の画像の領域と前記第2の画像の領域とを判別する判別手段と、
    前記判別手段により判別された前記合成画像における前記第1の画像の領域と前記第2の画像の領域に対して互いに異なるカットオフ周波数のローパスフィルタ処理を行う処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の画像を生成するための撮像を行う撮像系により発生する画像の歪を補正するために、予め保持している補正データに基づいて、前記第1の画像を補正する第1の補正手段を備えた画像処理部を有し、
    前記処理手段は、前記処理手段により処理された画像を表示する表示系により発生する画像の歪を補正するために、予め保持している補正データに基づいて、前記第1の画像および前記第2の画像を補正する第2の補正手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記判別手段により判別された前記第1の画像の領域と前記第2の画像の領域とを分離する分離手段と、
    前記処理手段により処理された前記1の画像の領域と前記第2の画像の領域とを再合成する再合成手段とを有し、
    前記処理手段は、前記分離された前記第1の画像の領域と前記第2の画像の領域それぞれに、互いに異なるカットオフ周波数のローパスフィルタ処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記処理手段は、前記第1の画像の領域に対するローパスフィルタ処理のカットオフ周波数を第1のカットオフ周波数に設定し、前記第2の画像の領域に対するカットオフ周波数を、前記第1のカットオフ周波数よりも高い第2のカットオフ周波数に設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 撮像により生成された第1の画像と撮像以外の方法で生成された第2の画像とが合成された合成画像と、前記第1の画像と、を比較することにより、前記合成画像における前記第1の画像の領域と前記第2の画像の領域とを判別する判別手段と、
    前記判別手段により判別された前記合成画像のうち前記第1の画像の領域に対してローパスフィルタ処理を行い、かつ前記第2の画像の領域に対してはローパスフィルタ処理を行わない処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記判別手段は、
    前記第1の画像のフレームにフレーム番号データを書き込む第1の書き込み手段と、
    フレーム番号データが書き込まれた前記第1の画像と前記第2の画像とが合成された合成画像にフレーム番号データを書き込む第2の書き込み手段と、
    前記第1の画像に書き込まれたフレーム番号データと、前記合成画像に書き込まれたフレーム番号データとに基づいて、前記合成画像と比較する第1の画像を選択することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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