JP5053031B2 - 健康機器 - Google Patents

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Description

本発明は、健康機器に関し、特に足裏を押圧する健康機器に関する。
人体の経穴とは、俗にツボと呼ばれ、はりをうつ、あるいはきゅうをすえる等、刺激を加えることによって、このツボと離れた場所に反応を起こして病変を好転させることのできる部位である。特に足には多くのツボがあり、そのツボの多くは足の裏にある。例えば、足裏のツボと、これに反応する内蔵や器官を簡単に説明すると、あぐらをかいた人の体を真後ろから見た状態の内蔵や器官の位置と、足の親指を上にした方向での足裏におけるツボの分布領域とが重なり合う。具体的に、足裏において、親指を頭として親指の付け根が首、そこからかかとへ向かって気管支、肺、胃、腸から膀胱へと相当する。このように、足裏には内臓や器官に効くツボが並んでいる。このツボを押したり、もんだりすると、関連のある器官と生理機能が刺激を受けて、血液循環がよくなり体調が改善する。このような効果を得るため、以前より、青竹踏みが利用されている。すなわち、中空の太い青竹を縦半分に割って略半円柱状とし、この半円柱状の水平面を下にして青竹を床面等に載置させる。この状態で青竹表面の曲面の頂部を足で踏むことにより、足の裏にあるツボを刺激して健康を改善・維持する方法がとられている。
また、足裏のツボを刺激すると共に、足の臭いの脱臭効果を備える足裏用健康具が特許文献1に開示されている。この足裏用健康具100を図16に示す。図16(a)は足裏用健康具100の平面図、図16(b)は(a)のIB−IB’線における断面図、図16(c)は足裏用健康具100の正面図である。また、この足裏用健康具100は、図17(a)に示すように足裏の指の付け根部位や、図17(b)のように土踏まずの部位に装着されて、これらの部位を刺激する。具体的に、図16の足裏用健康具100は、円筒状のパイプ101と、このパイプ101を足裏の所定の位置に貼り付けて固定する粘着シート102とを備える。パイプ101には、円柱状の穴である貫通容孔103が設けられており、この貫通容孔103内に、円柱状に成形された消臭固形剤104を充填する。さらに、貫通容孔103は、消臭固形剤104を出し入れ可能な大きさの開口部を有しており、この開口部は閉塞蓋105でもって閉塞される。ただ、閉塞蓋105は、貫通容孔103内の消臭固形剤104が抜け落ちない程度の隙間を備える網状部材等で構成されており、この隙間でもって通気性を確保している。
使用者が、上記の足裏用健康具100を足裏の所定の位置に装着して立ち上がれば、この足裏用健康具100から足裏に押圧力が加わって、ツボを継続的に刺激できる。また、同時に足裏用健康具100内の消臭固形剤104でもって足裏の悪臭を除去できるため、快適に使用できる。
特開2006−296626号公報 特開2003−674号公報
しかしながら、上記の足裏用健康具100は、図17に示すように、足裏に比べてかなり小さい。したがって、当接するパイプ101内に収納できる程度の消臭固形剤104の量では、消臭能力が不十分である問題があった。
また、上記の青竹や足裏用健康具であれば、ツボの刺激の度合いを調節する際に、自らの体重のかけ具合でもって、器具から足裏への押圧力を制御する必要がある。例えば、強い刺激を得る場合、起立状体で器具を踏みつけて使用者の全体重をかける。または必要に応じて足を交互に上げて、全体重を片足の裏面にのせることで、足裏への押圧力を高めることができる。しかしながら、この際、床面に載置しただけの青竹は、中が空洞で軽いこともあって、当初の静置位置から移動してしまい使用者がバランスを失ったり、あるいは過度の押圧により青竹が割れたりするおそれがあった。
さらに、図16の足裏用健康具100においても強度の問題があった。足で踏まれるパイプ101は、使用者の体重が直接かかる上に、特に表面積が小さいパイプ101ではその圧力が集中する。しかしながら、パイプ101には、その内部に消臭固形剤104を収納できる大きさの貫通容孔103が設けられているため、強度が低減する。また、パイプ101の表面には、この貫通容孔103に消臭固形剤104を出し入れできる大きさの開口部が形成されている。加えて、通気性や消臭効果を維持するため、この貫通容孔103の開口部は完全に閉塞されておらず、その閉塞蓋105には隙間を有する。このようにパイプ101の中央内に孔を設け、さらに、この孔を閉塞しない構造であると、強度が著しく低減し使用の際に破壊するおそれがあった。
本発明は上記の問題点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の主な目的は、足裏の刺激の度合いを調節でき、かつ、十分な消臭能力と耐久性を備える健康機器を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の健康機器は、足で踏んで足裏を加圧できる円柱状の棒体20を備える健康機器であって、棒体20は、箱状の基台30に連結されている。この基台30は、内部に形成された収納隙間9から外部へと連続した開口部32を有すると共に、収納隙間9に固形状の炭5を収納しており、前記基台30の内側には、通気性のシート6を設けて、さらにこの通気性のシート6の内側に前記炭5とかんなくず10を収納すると共に、この炭5の上にかんなくず10を収納して、かんなくず10でもって炭5を収納隙間9に敷き詰めていることを特徴とする。
また、本発明の第2の健康機器は、棒体20は基台30の所定の位置において、自在に脱着可能である。
また、本発明の第3の健康機器は、棒体20または/及び基台30の表面に凸部21が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の第4の健康機器は、棒体20または/及び基台30の表面には***22が形成されており、***22に嵌合し、かつ***22に脱着できる取付部材23を有することを特徴とする。
また、本発明の第5の健康機器は、取付部材23が***22に嵌合された姿勢での取付部材23の外面が、棒体20または/及び基台30の表面の外面に沿うことを特徴とする。
また、本発明の第の健康機器は、棒体20と基台30とが間伐材からなることを特徴とする。
本発明の健康機器は、足裏のツボを刺激する際に、安定して足裏を押圧できる。これは、足裏と当接する円柱状の棒体が、箱状の基台に連結されているからである。箱状の基台に棒体を固定することで、基台が棒体をしっかりと支持して棒体の位置ずれを防ぐ。また、本発明の健康機器は、十分な消臭効果を奏する。これは、脱臭効果を有する炭を、棒体の内部ではなく、基台の内部に設けられた収納隙間に収納するからである。基台の内部は棒体の内部と比べて収容量が大きい。さらに、基台のサイズを調節することで内部の収容量を自在に変更でき、収容量の自由度も高い。また、基台の内部に炭を収容することで、炭の重量により基台の安定度が一層増す。加えて、棒体側に収容のための空隙を設ける必要がないため、棒体の強度が有効に維持されて破壊を防止できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための健康機器を例示するものであって、本発明は健康機器を以下のものに特定しない。さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
(構成)
実施例1に係る健康機器1の斜視図を図1に示す。健康機器1は、円柱状の棒体20と、この棒体20を支持する箱状の基台30を備える。使用者がこの健康機器1を使用する際、棒体20の上側に足裏を当接させると同時に、この棒体20を踏みつけるなどして棒体20側へと押圧力を加える。すると反作用によって棒体20側から足裏へと加圧されて、足裏のツボを刺激する。したがって、健康機器1を構成する棒体20や基台30には、使用者の体重に相当する力がかかるため、頑丈であることが好ましい。棒体20及び基台30はスギやヒノキの間伐材で制作される。杉やヒノキの間伐材からなる天然木の無垢材は高い強度を備える上に、意匠的にも美しく触感や木の香りが良好であるため好適である。ただ、健康機器1を構成する部材は、天然木に限定されず、例えばチップを集めて圧縮させた集積材や、石、磁石などの鉱物質、あるいは金属材質などの硬質材、またはこれらを組み合わせたり、加工したものも利用できる。
また、図1の棒体20は円柱状である天然木材の底面を平面状に削ったものである。この棒体20は、使用者の足裏に接触する上面を円柱に沿う形状としている。図1に示す棒体20は、足裏のくぼんだ領域、すなわち土踏まずに当接されて、棒体20の曲面が足裏を快適に押圧して効果的に刺激できる。
また、図1の棒体20は、下側を平面状に加工している。この構造は、棒体20の平面と基台30の表面33とを、略隙間無く面接触できるため、棒体20を基台30の上に安定して固定できる。図1の例では、棒体20の長さを、矩形状の基台30の長辺と略同じとし、また、棒体20が長手方向の全てにわたって、基台30と接面することで一層の安定を得ている。
一方、棒体20を基台30より自在に脱着可能とし、基台30の所定の位置へ移動させて使用することもできる。このような特徴を有する健康機器40を実施例2として、その分解斜視図を図2に示す。また、実施例1と同様の部材には同一の符号を付しており、適宜詳細な説明を省略する。
図2に示すように、基台30の表面33において、矩形状の対向する短辺(図2における基台30の左右の辺)に、複数のガイド穴34が設けられている。ガイド穴34は、各々の短辺の、両端部と中央部の3箇所に設けられており、すなわち、対向する2辺において対向する2つのガイド穴34を一組とした場合、3組設けられている。一方、棒体20は、基台30と当接する側(図2の下側)に、突起部24を設けている。突起部24は、棒体20の長さ方向における両端部に形成されており、突起部24の離間距離は、上述の一組のガイド穴34の離間距離に略等しい。また、突起部24の外面形状は、基台30側に形成されたガイド穴34の内面形状に略等しい。
図2の矢印に示すように、基台30側の一組のガイド穴34と、棒体20側の突起部24は嵌合可能であり、これにより基台30と棒体20とが連結される。また、突起部24は、ガイド穴34より自在に脱着可能であって、各組のガイド穴34に突起部24を適宜嵌合させることで、基台30の所定の位置に棒体20を移動できる。また、基台30に連結される棒体20の個数は特に限定されない。実施例2の健康機器40であれば、使用者の足のサイズや、健康機器40の載置場所、環境など種々の状況に応じて、基台30に対する棒体20の位置を適宜選択できる。
さらに、基台30と棒体20の連結構造は上記の手段に限定されない。例えば、双方に装着された器具同士を係合させて連結させる構造や、別個の部材でもって双方の部材の連結状態を維持する構造など、種々の手段が採用できる。
また、棒体20の表面形状は一様ではなく、表面の一部に高さの変化をもたせて、足裏への刺激の度合いを種々のものとできる。このような健康機器50を実施例3とし、その斜視図を図3に示す。実施例3に係る棒体20は、その表面に複数の凸部21を有する。図3の例では、半球状の凸部21が、棒体20の曲面から外側に突出して形成されている。これにより、この凸部21の頂部でもって足裏をピンポイントに刺激でき、押圧力が高まる。
また、凸部21は、主に棒体20が足裏と当接される側(図3における上側)に偏在して配列されている。ただ、配列パターンはこれに限定されない。例えば、凸部21を無作為に配列して、近接するツボを同時に押圧可能としたり、また、凸部21の形成領域において過密領域と過疎領域とを区分けして、使用者が踏みつける領域を選択することで足裏への押圧度や、押圧領域に変化を持たせたりもできる。また、凸部21の大きさや形状は種々のものとできる。さらに一の棒体20に連結される凸部21の種類は限定されず、例えば、凸部21を二種以上として、皿状の凸部では足裏への押圧領域を広くしたり、また尖塔状の凸部では押圧力を増したりと、種々の押圧パターンとできる。
このような凸部21は、棒体20に変わって、あるいは棒体20に加えて、基台30の表面33にも形成できる。棒体20と基台30の双方に凸部21が設けられる際も、部材や設置場所に応じて、種々の凸部21を採用できることは言うまでもない。例えば、平面状の基台30に足形を記載し、この足形の内側領域に、足裏のツボの分布部位にあわせて、凸部30を設けてもよい。これにより、使用者が足裏をこの足形に位置あわせして基台30に乗ると、しかるツボが刺激される。
また、実施例3において、基台30と棒体20との連結状態は特に限定されず、双方を固定した状態、あるいは脱着状態に連結することができる。さらに、凸部21を棒体20や基台30の表面に固定する方法も特に限定されない。例えば、接着材での貼り付けや、予め被装着面に尖状のピンを設け、これに凸部21を差し込むなど、双方の部材を安定して固着できる方法が適宜採用される。
また、実施例3の凸部21を棒体20や基台30に固着せずに、取付部材として脱着可能としてもよい。このように、取付部材をアタッチメント式に連結可能な健康機器60を実施例4として、その斜視図を図4に示す。
実施例4の健康器具60は、棒体20、もしくは基台30、または棒体20と基台30の双方の表面に形成された複数の***22と、この***22に嵌合可能な取付部材23とを有する。取付部材23は、***22に挿入される軸23aと、軸23aに連結された頭部23bとから構成される。また、取付部材23は、頭部23bを備えず軸23aのみとすることもできる。軸23aの外面形状は、***22の内面形状に略一致しており、これにより取付部材23を***22に挿入した際、軸23aでもって***22を閉塞できる。また、頭部23bの径は軸23aの径よりも大きく、したがって、頭部23bは***22内へと挿入されず、棒体20の表面から外方へと突出した構造となる。この突出した頭部23bが、実施例3の凸部21に相当し、足裏への押圧力を高めることとなる。なお、図4の例では、***22及び軸23aの形状を円柱状として製造を容易としたが、これらの形状は特に限定されない。
また、図4に示すように、取付部材23において、頭部23bの形状や大きさを変化させることで、実施例3と同様、突出部を種々のパターンとできる。さらに、取付部材23が***22に嵌合された姿勢での取付部材23の外面を、棒体20または基台30の表面の外面に沿う形状とすることができる。言い換えると、取付部材23が頭部23bを備えておらず、軸23aでもって***22を閉塞するのみで、取付部材23を***22に装着した際に、突出部が形成されない。また、実施例4において、***22は部材の表面のみに設けられて、内部まで達することはないため、部材への強度の影響は極小に抑制できる。さらに、突出部を設けない場合であっても、取付部材23の軸23aでもって***22を閉塞できる構造とすることで、常に***22を塞ぐことができ耐久性が一層高まる。さらに、実施例4の健康機器60であれば、使用者は状況に応じて種々の取付部材23を選択でき、これを所望の***22に嵌合させることで、取付部材23の位置、種類の組み合わせの自由度が広がる。
(基台)
また、実施例1〜4に採用される基台30は、以下に記す特徴を共通に備える。まず、基台30の構成を図5を用いて説明する。図5は健康機器1の分解斜視図である。健康機器1は、円柱状の棒体20と、この棒体20を支持する基台30とを備える。基台30を構成する木枠14は、健康機器1の主要な骨組みとなる。また、基台30は、この木枠14の内側領域に炭5を収納しており、さらにかんなくず10、シート6を介して、木枠14の上下面に第1の格子材7及び第2の格子材8とを固定して得られる。各部材の連結手段は特に限定されないが、実施例では、各部材の連結にねじ釘4を採用することで、部材を強固に固着している。また、図5の例では、基台を矩形状の箱体としているが、その形状及び長短の比率は特に限定されず、種々の形状や大きさとできる。
また、図6〜11は組み立てられた健康機器1の説明図である。具体的に図6は健康機器の上面側からの斜視図、図7は健康機器の下面側からの斜視図、図8は健康機器の平面図、図9は健康機器の底面図、図10は健康機器の側面図、図11は図6のXI−XI’線における断面図を、それぞれ示す。また、各図において同一の部材には同一の符号を付して適宜詳細な説明を省略する。
図6〜11に示すように、基台30の第1の格子材7と第2の格子材8は、それらの間に収納隙間9ができよう、離間して対向している。さらに、第1の格子材7と第2の格子材8は、それぞれ、複数の木材を間に隙間ができる格子状に連結しているものである。すなわち、基台30は、内部に形成された収納隙間9から外部へと連続した開口部32を有する。また、図11に示すように、この収納隙間9には固形状の炭5が収納されている。さらに、この収納隙間9にあって、第1の格子材7と第2の格子材8の内側には、通気性のシート6を設けている。また、基台30は、この通気性のシート6の内側に炭5を収納すると共に、この炭5の上にかんなくず10を収納して、かんなくず10でもって炭5を収納隙間9に敷き詰めている。
また、図12〜図14は、健康機器における基台30の製造工程を示す説明図である。これを用いて実施例に係る基台30の製造方法を以下に説明する。まず、骨格となる木枠14を製造する。具体的に、図12に示すように、木枠14は、四方を囲んだ矩形状であって、対向する一組の辺を支持する支持材12と、この支持材12に直交する横木15とから構成される。さらに、対向する横木15の中央部を架橋する桟13が設けられており、これにより木枠14の内側領域9が等分される。すなわち内側領域9が区分けされることで、ここに収容される炭の固定が一層安定する。また、桟13を架け渡すことで木枠14の強度が高まる。加えて、後述するシートを木枠14に貼り付ける際に、シートのシワやたわみを抑制できる。
また、図12の例では、支持材12が断面ト字状に一体形成されている。すなわち、支持材12は、支持材12の高さ方向の中央近傍から、木枠14の内側方向へ突出した突出領域12aを有する。この突出領域12aの、長手方向における両端に、横木15がねじ釘4でもって連結されている。横木15と突出領域12aは略直角に配置され、また双方の表面は水平に構成されている。言い換えると、木枠14において、支持材12の上下面は横木15の形成面よりも上下に突出した構造である。
次に、木枠14の下面側(図12における下面側)に、シート6が貼付される。シート6は通気性のある面状のものであり、布、不織布などが利用できる。また、シート6は抗菌作用のある液体に含浸でき、したがって液体を含蓄可能な素材が好ましい。具体的な液体としては、例えば木酢液や竹酢液とでき、さらにはタールの含有量が少ない竹酢液が一層好ましい。竹酢液は、竹炭を焼くときに発生する煙を冷却して採取した液体であり、pH2.5〜3.5の酸性を示す。また、殺菌・止痒・消炎・消臭・抗酸化性等の効果を有する。実施例では竹酢液に含浸した布を採用した。
また、シート6は、木枠14内に配置される炭5及びかんなくず10が基台30の外部に漏出するのを抑止する。したがって、シート6は、木枠14の四方の表面と密着して装着することが好ましい。シート6と木枠14との装着手段は特に限定されず、例えば、両面テープ、酢酸ビニルなどの接着材が利用でき、中でもデンプン、にかわ、カゼイン、天然ゴム、セラック、タールなどの天然物が好適である。
また、図9、図11に示すように、木枠14の下面側にはシート6を介して第2の格子材8が装着される。実施例では、幅5.4cm、長さ60cm、厚み36mmの複数の杉板材11を、隙間を介して配置し、ねじ釘4でもって支持材12に打ち付けて双方を連結して第2の格子材8とした。第2の格子材8の下面が、支持材12の下面と水平になるよう構成されることが好ましい。これにより、基台30を床面等に載置した際、支持材12及び基台30の双方が床面と当接するため、接面領域を増やして安定的に基台30を載置させることができる。
次に、図13に示すように、木枠14で構成される収納隙間9に、炭5を敷き詰める。炭とは、木や竹などを蒸し焼きのように無酸素で加熱をすることで熱分解させ、ほぼ炭素だけが残った状態のものを指す。炭は、木の組織構造が残存し、小さな孔である気孔が無数に生じるため、吸着性に優れる。また、空気や水の浄化、消臭、調湿などの効果を有する。このような炭としては木炭や竹炭が利用できる。実施例では竹炭を1層だけ敷き詰めた。竹炭は木炭と比べて表面積が大きく、また細孔の半径がより小さいため、吸着力がより高く好適である。また、配置される炭は単層でなくてもよい。複層の場合は層間にかんなくずを介入させることで、消音、炭の安定が増す。
さらに、図11、図14に示すように、炭5の上にかんなくず10を積層させる。かんなくず10は、かんなで材木を薄く削ってできる薄い木片である。かんなくずの形状は各様であって、例えば細長く連続したものや丸みを帯びたものなどが挙げられる。また、かんなは、木の台に形成された溝に刃物をはめこんだ工具であり、電動型或いは手動型のものが利用できる。さらに、かんなを構成する各部材の形状や、台に対する刃の角度などは特に限定されず、被削面の形状や寸法に応じて種々のものを採用できる。
かんなくずが炭の収納領域内の空間領域にほぼ充填されることで、炭の余白スペースを埋める。これにより、隣接するかんなくず間に生じた空気層でもって、衝撃と振動の両方を吸収できるため緩衝材となる。さらには、炭の移動を抑止できる。実施例では、図15に示すように、回転刃を有する電動かんなでもって削られた木くずを積層させた。これにより、丸みを帯びた木くずとなり、隣接する木くず間のみならず、木くず内部の空洞に空気層を含有して、一層のクッション性が増す。
また、かんなくず10は杉、ひのき等の木材が利用でき、実施例ではひのきを使用した。これによりかんなくず自身が天然の香りを放出して好ましい。この他、フィトンチッドを含有する植物製油をかんなくず10やシート6に含浸させることもできる。フィトンチッドとは、樹木が作り出し発散する揮発性物質であり、その主な成分はテルペン類の有機化合物である。フィトンチッドは、芳香に富む他、抗菌、防虫、消臭の効果があり、竹炭、竹酢液との効果に相俟って好ましい。
さらに、図14に示すように、木枠14の上面に、炭5及びかんなくず10を封鎖するようシート6を装着する。これにより、かんなくず10が炭5とシート6との間に介在して、木枠14内の間詰めとなり、したがって炭5の移動空間が極限する。さらに、かんなくず10が炭を上から押圧して、炭を定位置に位置ずれしないよう固定する。また、木枠14の上面に装着されるシート6は、木枠14の下面側に貼付されたものと同様のものが採用できる。次に、図6、図11に示すように、該シート6を介して、木枠14の上面側に、幅5.4cm、長さ70cm、厚み36mmの複数の杉板材11が互いに隙間を有するよう配列される。これらの杉板材11と、支持材12の上面とを、ねじ釘4でもって連結することにより基台30とできる。
上記の方法で得られた実施例の健康機器は、基台の収納隙間に、順番に通気性のシート、炭、かんなくず、通気性のシートを収納している。木材をかんなで切削してできるかんなくずは、木材が薄くスライスされたもので、自由に変形できる柔軟なクッション性がある。このかんなくずは、炭の上に収納されて、炭を上から押圧して定位置に位置ずれしないように敷き詰める。さらに、かんなくずは木材をスライスしたものであるから、空気を自由に通過させる通気性がある。したがって、かんなくずを空気が自由に通過して、その下に敷き詰めている炭でもって、空気中の水分を効果的に吸湿できる。すなわち、かんなくずは、炭を位置ずれしないように収納隙間に敷き詰めながら、炭が空気中の水分を吸湿する作用を阻害しない。このため、この実施例の健康機器は、収納隙間に収納している炭の位置ずれが防止され、同時に炭の摩擦による騒音、欠けの発生を抑制できる。また、炭の配置位置が固定されることにより、例えば積層量を均等に配置された炭が、移動によってその一部が重畳されて、基台の部位によって炭の積層に高低差が生じるのを防げる。
また、図7に示すように、支持材12の下面側に切り欠き部31を有することが好ましい。また、切り欠き部31は、第2の格子材8が連結していない領域、すなわち第2の格子材8の隙間と隣接する領域に設けられる。これにより、基台30内部の収納隙間9から、第2の格子材8の隙間、及び切り欠き部31へと連続した開口領域が得られる。したがって、基台30を床面等に載置して、支持材12及び第2の格子材8が床面と当接した際にも、この切り欠き部31が外方へと開口されて通気口の役割を担い、基台30の通気性が有効に維持される。すなわち、基台30は上面の開口部のみならず、下面側からも通気性を維持できるため、炭の消臭効果を効率良く発揮することができ、高い消臭能力を有する。また、切り欠き部31の形状、形成個数、及び切り欠きの深さは特に限定されないが、図7の例では、切り欠き部31を三角状とし、加工を容易とした。
このような構造を有する実施例1〜4の健康機器1、40、50、60は、足裏の適所に所望の圧力を加えることができると共に、十分な消臭能力を備えるため、足裏のみならず、この健康機器が載置される広範囲領域においても消臭効果を発揮できる。また、使用に際しても高い耐久性を備える。
本発明の健康機器は、足裏のツボを刺激して健康を維持する健康機器、あるいは収納空間での湿気取りや脱臭を実現するすのことしても利用できる。
実施例1に係る健康機器の斜視図である。 実施例2に係る健康機器の分解斜視図である。 実施例3に係る健康機器の斜視図である。 実施例4に係る健康機器の斜視図である。 実施例に係る健康機器の分解斜視図である。 実施例に係る健康機器の上面側からの斜視図である。 実施例に係る健康機器の下面側からの斜視図である。 実施例に係る健康機器の平面図である。 実施例に係る健康機器の底面図である。 実施例に係る健康機器の側面図である。 図6のXI−XI’線における断面図である。 実施例に係る基台の一製造工程である。 実施例に係る基台の一製造工程である。 実施例に係る基台の一製造工程である。 実施例に係るかんなくずの斜視図である。 従来の足裏用健康具を示す図であり、(a)は足裏用健康具の平面図、(b)は(a)のIB−IB’線における断面図、(c)は正面図である。 (a)は従来の足裏用健康具の使用例を示す説明図、(b)は足裏用健康具の別の使用例を示す説明図である。
1、40、50、60…健康機器
4…ねじ釘
5…炭(竹炭)
6…シート
7…第1の格子材
8…第2の格子材
9…収納隙間(木枠の内側領域)
10…かんなくず
11…板材(杉板材)
12…支持材
12a…突出領域
13…桟
14…木枠
15…横木
20…棒体
21…凸部
22…***
23…取付部材
23a…軸
23b…頭部
24…突起部
30…基台
31…切り欠き部
32…開口部
33…表面(基台の表面)
34…ガイド穴
100…足裏用健康具
101…パイプ
102…粘着シート
103…貫通容孔
104…消臭固形剤
105…閉塞蓋

Claims (6)

  1. 足で踏んで足裏を加圧できる円柱状の棒体(20)を備える健康機器であって、
    前記棒体(20)は、箱状の基台(30)に連結されており、
    前記基台(30)は、内部に形成された収納隙間(9)から外部へと連続した開口部(32)を有すると共に、前記収納隙間(9)に固形状の炭(5)を収納しており、
    前記基台(30)の内側には、通気性のシート(6)を設けて、さらにこの通気性のシート(6)の内側に前記炭(5)とかんなくず(10)を収納すると共に、この炭(5)の上にかんなくず(10)を収納して、かんなくず(10)でもって炭(5)を収納隙間(9)に敷き詰めてなることを特徴とする健康機器。
  2. 請求項1に記載の健康機器において、
    前記棒体(20)は前記基台(30)の所定の位置において、自在に脱着可能であることを特徴とする健康機器。
  3. 請求項1または2に記載の健康機器において、
    前記棒体(20)または/及び前記基台(30)の表面に凸部(21)が形成されていることを特徴とする健康機器。
  4. 請求項1または2に記載の健康機器において、
    前記棒体(20)または/及び前記基台(30)の表面には***(22)が形成されており、
    該***(22)に嵌合し、かつ該***(22)に脱着できる取付部材(23)を有することを特徴とする健康機器。
  5. 請求項4に記載の健康機器において、
    前記取付部材(23)が前記***(22)に嵌合された姿勢での前記取付部材(23)の外面は、前記棒体(20)または/及び前記基台(30)の表面の外面に沿うことを特徴とする健康機器。
  6. 請求項1ないしのいずれか一に記載の健康機器において、
    前記棒体(20)と基台(30)とが間伐材からなることを特徴とする健康機器。
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