JP5051071B2 - 端子金具 - Google Patents

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本発明は、端子金具に関する。
従来の端子金具を図5に例示する。これは、前後方向に細長く延びて電線9を支持する基板部2と、基板部2の前側に位置して相手側接続部と電気的に接続される箱型の接続部3と、基板部2の後側に位置して電線9の端末にて露出された芯線8に圧着されるワイヤバレル4とを備えている。ワイヤバレル4は基板部2から同じ側へ対向状に突出する一対のバレル片5を有している。なお、この種の端子金具は特許文献1に開示されている。
特開平11−219735公報
ところで、ワイヤバレル4の芯線8への圧着に際し、アンビル(下金型)とクリンパ(上金型)との間にワイヤバレル4をセットして、アンビルとクリンパとを互いに接近させることにより、両バレル片5の曲げ動作を伴いながらワイヤバレル4をかしめる加工が行われる。しかるにこの場合、両バレル片5の曲げ動作は専らクリンパ側で行われ、基板部2の両面のうち、クリンパ側を向く面には圧縮力が作用する一方、アンビル側を向く面には引張力が作用するため、基板部2が前後方向に伸びつつ図5に示す矢線方向に反り変形するベントアップが発生することがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、端子金具のベントアップの発生を防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、軸方向に延びて電線を支持する基板部と、前記基板部から突出するバレル片を有し、前記バレル片が前記電線の端末にて露出された芯線に圧着されるワイヤバレルとを備え、
前記バレル片は、前記基板部から互いに逆向きの軸直交方向に突出する第1バレル片及び第2バレル片からなる構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記第1バレル片及び第2バレル片は前記基板部を挟んで互いにほぼ対称形状をなしているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のものにおいて、前記ワイヤバレルは、前記芯線への圧着前、前記基板部の両端から互いに逆向きに突出する一対の前記第1バレル片と一対の前記第2バレル片とで正面視略H字状をなしているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3記載のものにおいて、前記第2バレル片は、前記基板部に入れられた略H字状の切り込みにより画成される一対の舌片を前記第1バレル片とは逆向きに折り曲げてなるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
第1バレル片及び第2バレル片が基板部から互いに逆向きの軸直交方向に突出する形態とされるから、ワイヤバレルの芯線への圧着に際し、第1バレル片及び第2バレル片の曲げ動作に伴う圧縮力が基板部の両面に付与されることとなる。このため、基板部のいずれか片面に引張力が作用するのを回避でき、端子金具のベントアップの発生が防止される。
<請求項2の発明>
第1バレル片及び第2バレル片が基板部を挟んで互いに対称形状をなしているため、基板部の両面にそれぞれほぼ均等な圧縮力が付与されることとなり、ベントアップの発生がより確実に防止される。
<請求項3の発明>
芯線への圧着前、ワイヤバレルが基板部の両端から突出する一対の第1バレル片と一対の第2バレル片とで正面視略H字状をなしているため、第1バレル片及び第2バレル片の曲げ動作のバランスが円滑になる。
<請求項4の発明>
第2バレル片が基板部に入れられた略H字状の切り込みにより画成される一対の舌片を第1バレル片とは逆向きに折り曲げてなるから、正面視略H字状をなすワイヤバレルを一枚板の金属板から容易に成形することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図4によって説明する。本実施形態に係る端子金具10は、導電性の金属板を所定形状に切断したあと曲げ加工などして一体に成形され、電線90の端末に接続されている。電線90は、アルミニウム又はアルミニウムを多く含むアルミニウム合金からなるアルミニウム素線を撚り合わせた芯線91と、芯線91の周りを覆う図示しない樹脂製の絶縁被覆とによって構成されている。電線90の端末は、絶縁被覆が皮剥ぎされて芯線91が露出されている。
そして、端子金具10は、図2に示すように、軸方向(前後方向)に細長く延びる帯板状の基板部11と、基板部11の前側に位置して相手側端子金具に設けられた相手側接続部に電気的に接続される図示しない接続部と、接続部よりも後方となる基板部11の後側に位置して電線90の端末にて露出された芯線91に圧着されるワイヤバレル12と、ワイヤバレル12よりも後方となる基板部11の後側に位置して電線90の絶縁被覆に圧着されるインシュレーションバレル13とを備えて構成されている。
基板部11は、接続部、ワイヤバレル12及びインシュレーションバレル13の底部を構成しつつ端子金具10の全長に亘って形成され、電線90を前後方向に沿って支持する支持面14を有している。
インシュレーションバレル13は、基板部11の幅方向両端から突出する一対の圧着片15を有している。このインシュレーションバレル13は、絶縁被覆への圧着前、基板部11とその幅方向両端から互いに同じ側となる軸直交方向へ対向状に立ち上がる両圧着片15とによって正面視略U字状をなしている。両圧着片15は、前後方向に互いに位置ずれして配置され、絶縁被覆の外周面に対して前後方向にオーバーラップした状態でかしめ付けられるようになっている。
ワイヤバレル12は、電線90の端末にて露出された芯線91にかしめ付けられるバレル片21を有している。バレル片21は、上記した圧着片15と同様に基板部11の幅方向両端から軸直交方向に突出する一対の第1バレル片22と、基板部11の幅方向両端から第1バレル片22とは逆向きの軸直交方向に突出する一対の第2バレル片23とからなる。第1バレル片22と第2バレル片23とは、それぞれほぼ同じ突出量をもって構成され、基板部11を挟んで互いにほぼ対称形状をなしている。詳しく言えば、一対の第1バレル片22は基板部11の幅方向両端から両圧着片15と同じ側へ対向状に立ち上がる形態とされ、一対の第2バレル片23は第1バレル片22と同じ前後位置における基板部11の幅方向両端から両圧着片15の立ち上げ方向とは反対側へ対向状に立ち下がる形態とされ、これら基板部11、両第1バレル片22及び両第2バレル片23によってワイヤバレル12は、芯線91への圧着前、正面視略H字状をなしている。
両第2バレル片23は、図1に示す端子金具10の展開形状において、基板部11に略H字状の切り込み26(切れ目)を入れ、この切り込み26で囲まれた幅方向に一対の舌片27を両第1バレル片22とは逆向きに折り曲げることによって一体に成形されるようになっている。このとき、基板部11には、図2に示すように、第2バレル片23の切り起こしによって略方形の抜孔29が形成されることとなる。なお、第1バレル片22の前後長さは、両圧着片15を合わせた前後長さよりも長く、第1バレル片22の突出量(第2バレル片23の突出量も同じ)は圧着片15の突出量よりも短くされている。
次に本実施形態に係る端子金具10の作用を説明する。
芯線91にワイヤバレル12をかしめ付けるにあたり、まずオープン状態の第1バレル片22及び第2バレル片23間に電線90の端末にて露出された芯線91を配置し、その状態でワイヤバレル12を、図4に示すクリンパ61(上金型)とアンビル62(下金型)との間にセットする。クリンパ61の内面とアンビル62の内面とは、連続円弧状をなし、互いに同形状の凹面61A、62Aとされている。
続いて、クリンパ61とアンビル62とを互いに接近させ、クリンパ61の凹面61Aとアンビル62の凹面62Aとの間にワイヤバレル12をかしめる。このとき、基板部11の両面(板厚方向の上面両面)には、クリンパ61とアンビル62の両金型からほぼ均等な圧縮力が付与されることとなり、いずれか片面側に圧縮力が偏在することはない。
こうしてワイヤバレル12が正規にかしめられると、一対の第1バレル片22が芯線91の略上半部における幅方向両側にそれぞれ巻き付けられるとともに、一対の第2バレル片23が芯線91の略下半部における幅方向両側にそれぞれ巻き付けられる。この状態では、幅方向両側に位置する第1バレル片22及び第2バレル片23により断面略C字状の半割部28が対をなして構成され、両半割部28がそのCの字の先端を向かい合わせた状態で幅方向に対称に配置されるようになっている。
以上説明したように本実施形態によれば、第1バレル片22及び第2バレル片23が基板部11から互いに逆向きの軸直交方向に突出する形態とされるから、ワイヤバレル12の芯線91への圧着に際し、第1バレル片22及び第2バレル片23の曲げ動作に伴う圧縮力が基板部11の両面に付与されることとなる。このため、基板部11のいずれか片面に引張力が作用するのを回避でき、端子金具10のベントアップの発生が防止される。なお、本実施形態の場合、アルミニウム素線からなる芯線91を備えた電線90を使用していることに起因し、芯線91の表面に酸化アルミニウムからなる絶縁性の酸化被膜が形成され易く、この酸化被膜を破壊するためにワイヤバレル12の芯線91への圧着力を高める必要があるため、ワイヤバレル12を上記のように第1バレル片22と第2バレル片23とに分割してベントアップの発生を防止する意義は大きいといえる。
また、第1バレル片22及び第2バレル片23が基板部11を挟んで互いに対称形状をなしているため、基板部11の両面にそれぞれほぼ均等な圧縮力が付与されることとなり、ベントアップの発生がより確実に防止される。
さらに、芯線91への圧着前、ワイヤバレル12が基板部11の両端から突出する一対の第1バレル片22と一対の第2バレル片23とで正面視略H字状をなしているため、ワイヤバレル12が高さ方向及び幅方向の両方向に略対称な形状となり、第1バレル片22及び第2バレル片23の曲げ動作のバランスが円滑になる。また、ワイヤバレル12の芯線91への固着力も高められる。
さらにまた、第2バレル片23が基板部11に入れられた略H字状の切り込み26により画成される一対の舌片27を第1バレル片22とは逆向きに折り曲げてなるから、正面視略H字状をなすワイヤバレル12を一枚板の金属板から容易に成形することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)第1バレル片と第2バレル片とは基板部を挟んで非対称な形状であってもよい。
(2)ワイヤバレルは、芯線への圧着前、基板部から互いに突出する一対の第1バレル片と一対の第2バレル片とで正面視略S字状又はX字状をなしていてもよい。
(3)端子金具は接続部が雄タブを有する雄端子金具であってもよい。
(4)電線は銅又は銅合金からなる銅素線によって芯線を構成した銅電線であってもよい。
本発明の実施形態1に係る端子金具の要部展開図である。 端子金具の要部平面図である。 図2のA−A断面図である。 金型から取り出した端子金具におけるワイヤバレルの断面図である。 従来の端子金具の側面図である。
符号の説明
10…端子金具
11…基板部
12…ワイヤバレル
13…インシュレーションバレル
22…第1バレル片
23…第2バレル片
90…電線
91…芯線

Claims (4)

  1. 軸方向に延びて電線を支持する基板部と、前記基板部から突出するバレル片を有し、前記バレル片が前記電線の端末にて露出された芯線に圧着されるワイヤバレルとを備え、
    前記バレル片は、前記基板部から互いに逆向きの軸直交方向に突出する第1バレル片及び第2バレル片からなることを特徴とする端子金具。
  2. 前記第1バレル片及び第2バレル片は前記基板部を挟んで互いにほぼ対称形状をなしている請求項1記載の端子金具。
  3. 前記ワイヤバレルは、前記芯線への圧着前、前記基板部の両端から互いに逆向きに突出する一対の前記第1バレル片と一対の前記第2バレル片とで正面視略H字状をなしている請求項1又は2記載の端子金具。
  4. 前記第2バレル片は、前記基板部に入れられた略H字状の切り込みにより画成される一対の舌片を前記第1バレル片とは逆向きに折り曲げてなる請求項3記載の端子金具。
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