JP5049169B2 - 農産物の予冷方法及び包装体 - Google Patents

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本発明は、主として野菜や果物等の青果物その他の各種農産物の予冷方法及び包装体に関するものである。
例えば、農産物の中でも鮮度が要求される野菜や果物等の青果物は、発泡スチロール等の発泡合成樹脂製の容器に収納し閉蓋状態で予冷して包装することが行われている。かかる予冷は、蓋体に有する通気孔を通じて容器内部を真空化(低圧化)するとともに、収納した青果物の水分を蒸発させ潜熱を奪って冷却する、所謂真空予冷が一般に利用されている。この際、予冷する青果物がアスパラガス等の表面積の少ない野菜は、表面の付着水分も少ないために予冷時間を長く設定しないと、所定の温度まで効率よく冷却することができない欠点があった。
このような問題を解決するものとして、例えば、特許文献1に開示の真空冷却用容器、あるいは特許文献2に開示の真空冷却用段ボール箱等の容器が提案されている。
特許文献1(実開平4−32972号公報)に開示の真空冷却用容器は、外箱と金属製の内箱との間に隙間を保有させておいて、この隙間に、ガーゼやスポンジ等の吸放湿性部材を湿潤、保水させた状態で容器内に装入しセットして真空予冷を行うことにより、前記吸放湿性部材に含まれた水分が蒸発し、その潜熱で内箱自体を冷やし、容器内部の青果物等の収納物を冷やすようにしたものである。
この場合、ガーゼやスポンジ等の吸放湿性部材は、湿潤、保水状態の取り扱いが容易でなく、セット作業が行い難い上、吸放湿性部材として様々な素材を使用しているために、リサイクルの観点からの分別回収も面倒なものである。また、重量に対して表面積が小さい青果物等の真空予冷に使用した場合には、冷えた内箱からの伝熱によって青果物を冷やすことになるため、容器内の温度ムラ、冷却ムラが大きくなるという問題があった。
また、特許文献2(実開平4−32971号公報)に開示の真空冷却用段ボール箱においては、段ボール箱の内側に防水シート、その上にガーゼや紙タオル等の吸放湿性部材を貼りつけており、該吸放湿性部材を水で濡らした後、内部に収納対象の青果物を入れ、蓋をして真空予冷庫のチャンバー内で圧力を下げると、吸放湿性部材に含まれている水分が蒸発することで、内容物の青果物等を冷却するものである。
この提案の場合、吸放湿性部材としては、ガーゼや紙タオル、吸放湿性樹脂等を使用するものであるが、これらの吸放湿性部材は、段ボール箱内面を防水シートで保護した上で貼りつけておく必要があり、そのセット作業が面倒である。しかも、前記吸放湿性部材が箱内面に貼りつけられているために、該吸放湿性部材を濡らして吸水させる作業が難しく、また吸水させる水の量を計量する作業も煩雑なものである。その上、前記吸放湿性部材に、充分な量の水を含ませると、該吸放湿性部材の表面が過度に湿潤状態になったり、該吸放湿性部材から水が滴り落ちたりして、段ボール箱を濡らすことがあり、また収納した青果物等の農産物を濡らす虞もある。
仮に、段ボールが濡れると、段バール箱自体が柔弱化して、容器形状が崩れて変形したり、破損し易くなる。これを防ぐために、前記防水シートを段ボール箱内の全面に貼るのは、手数がかかる上に、コストの上昇を招くことになる。また、前記のように収納した青果物等が水で濡れると、該部分から傷みが生じる虞がある。例えば、生育中と同じ立ち姿勢を保持するように収納されるアスパラガス等の野菜の場合にも、水に濡れると傷み易くなる。
実開平4−32972号公報 実開平4−32971号公報
本発明は、上記に鑑みてなしたものであり、青果物等の農産物を断熱容器に収納した状態での真空予冷において、吸水性のある連通気泡型発泡層と独立気泡型発泡層とを積層してなる吸水性発泡シートを用いることにより、吸水させた水を滴らせることなく発泡シート内部に確実に保持できて、収納した農産物を余分な水で濡らすことなく容易に容器内部にセットでき、しかも真空予冷時の水分蒸発を確実になして短時間に冷却でき、農産物の真空予冷を効率よく実施することができる予冷方法と、真空予冷した農産物の包装体を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するために、発泡合成樹脂製の容器本体と蓋体とよりなる断熱容器に、農産物を収納して真空予冷を行って包装するに際して、吸水性のある連通気泡型発泡層と独立気泡型発泡層とが積層された熱可塑性樹脂発泡シートで、前記独立気泡型発泡層の表面から前記連通気泡型発泡層に通じる小孔が多数形成されてなる板状の吸水性発泡シートを、前記連通気泡型発泡層に吸水させた状態で前記農産物と共に容器内部に収納しておいて、真空予冷の際に、前記連通気泡型発泡層中の水分を前記小孔を通じて蒸発させながら予冷することを特徴とする。
この農産物の予冷方法によれば、真空予冷の際、吸水性のある連通気泡型発泡層と殆ど吸水性のない独立気泡型発泡層との積層構造の前記吸水性発泡シートの内部、特に吸水性のある前記連通気泡型発泡層に充分に吸水させた状態で容器内に装入し所定位置にセットする。このセット作業の際、前記吸水性発泡シートに吸水させた水を滴らせることなく保持でき、容器内面を濡らしたり、収納した農産物を余分な水分で濡らす虞がない。しかも、吸水性発泡シート自体が適度に剛性があって保形性のある板状をなしていることもあって、取り扱い易く、容易にセット作業できることになる。
そして、真空予冷の際は、前記連通気泡型発泡層に吸水されている水分が、独立気泡型発泡層に形成された多数の小孔を通じて徐々に吸い出されて蒸発することにより、その蒸発による潜熱を利用して効率よく冷却できる。
特に、前記吸水性発泡シートが、連通気泡型発泡層の表面に連通気泡度の低いスキン層を有するものとし、該連通気泡型発泡層中の水分を前記独立気泡型発泡層とは反対側の表面から蒸発させないようにすることにより、独立気泡型発泡層の前記小孔以外の表面はもとより、連通気泡型発泡層の表面においても連通気泡型発泡層に吸水させた水が滲み出したりすることがなく、農産物が吸水性発泡シート表面に当接していても余分な水分で濡れる虞がない。一方、真空予冷の際には、前記のように独立気泡型発泡層に有する多数の小孔から水分が徐々に吸い出されて蒸発することで、効率よく冷却できる。
前記吸水性発泡シートを、容器内壁面に沿って、前記小孔を有する独立気泡型発泡層を内方側に向けて配置しておくことにより、前記小孔からの蒸発潜熱を農産物の冷却に有効に利用でき、冷却効果が高められる。
また、前記吸水性発泡シートは、包装対象の農産物の収納形態に対応する形状に成形されたものとすることができる。この場合、前記吸水性発泡シートを容器内部にセットした状態で、青果物等の各種の農産物の形態保持に適した状態に収納できることになり、ひいては、容器内部に収納された農産物の全体をバランスよく冷却ムラを生じさせずに冷却できることになる。
また、前記小孔が、前記吸水性発泡シートの全面に亘って所要の間隔をおいて多数形成されてなるものが、吸水させる際の吸水性が良く、しかも真空冷却時には全面に亘る多数の小孔から一斉に蒸発することで、冷却効率がさらに高められる。
さらに本発明は、前記発明のいずれか一つの予冷方法により真空予冷されて包装された包装体であって、吸水性のある連通気泡型発泡層と独立気泡型発泡層とが積層された熱可塑性樹脂発泡シートで、前記独立気泡型発泡層の表面から前記連通気泡型発泡層に通じる小孔が形成されてなる板状の吸水性発泡シートが、農産物と共に容器内部に収納されてなることを特徴とする。
この包装体にあっては、前記のように真空予冷されて冷却された青果物等の農産物を冷却状態に良好に保持できる。また、仮に前記吸水性発泡シートに真空予冷のために吸水させた水分が残存していても、その水分を前記吸水性発泡シートに確実に保持でき、容器内部や農産物を濡らすことがない。しかも、前記吸水性発泡シートは、適度に剛性があって保形性のある板状をなしているために、輸送中に容易に変形したり、折れ曲がったりすることがなく、収納されている農産物を損傷させる虞がない。
また、前記吸水性発泡シートが、容器内壁面に沿って、前記小孔を有する独立気泡型発泡層を内方側に向けて配置されている場合は、輸送中に農産物の呼吸熱により発生する結露水を吸収できることにもなる。
前記吸水性発泡シートが、包装対象の農産物の収納形態に対応する形状に成形されてなるものの場合、前記のように、農産物を体裁よくかつ農産物の保護に適した状態に収納でき、また収納された農産物の輸送中の動きを抑制することもでき、その保護を良好になすことができる。
なお、本発明において、連通気泡型発泡層とは、連通気泡率が50%以上であって、実質的に吸水性を有する発泡層を指し、また、独立気泡型発泡層とは、連通気泡率が30%以下の実質的に独立気泡の特性を示し殆ど吸水性を有さないものを指すものとする。
本発明の農産物の予冷方法によれば、吸水性のある連通気泡型発泡層と独立気泡型発泡層とを積層してなる吸水性発泡シートを用いることにより、該吸水性発泡シートのセット作業や吸水させる作業が行い易く、しかも容器内面あるいは収納された青果物等の農産物を濡らす虞がなく、吸水性発泡シートに吸水させた水分の蒸発潜熱を利用する真空予冷を良好に実施でき、しかも収納された農産物の全体をムラなく効率よく冷却できる。
しかも、前記のようにして包装した包装体にあっては、冷却状態に良好に保持できるとともに、輸送中に収納されている農産物を濡らす虞がなく、収納した青果物等の農産物の保護を良好になすことができる。
次に本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の予冷方法において使用する断熱容器の容器本体及び蓋体と吸水性発泡シートを分離して示す斜視図、図2は同上の断面図、図3は本発明で使用する吸水性発泡シートの一部の拡大断面図、図4は断熱容器の真空予冷のための通気孔部分の拡大断面図、図5は農産物収納時の断面図、図6は農産物の真空予冷時の断面図である。
この実施例における断熱容器A1は、発泡合成樹脂製の容器であって、図に示すように、基本的に上方に開口する平面略矩形をなす容器本体10と、該容器本体10の開口部11に対し被着される蓋体20とよりなる。本発明では、真空予冷時の冷却効率を上げるために、前記の断熱容器A1と併せて後述する吸水性発泡シート30が用いられる。
前記断熱容器A1の容器本体10及び蓋体20は、比較的単純な平面四角形の箱状のほか、収納対象の農産物の種類に応じて該農産物の収納に適した形状に発泡合成樹脂により成形される。例えば、図示する実施例の場合は、アスパラガスを収納し真空予冷して出荷するのに使用する容器を例示している。
通常、アスパラガスは、容器本体内への収納後の輸送中においても僅かに生長することから、容器への収納状態において穂先の側を上にして立てた状態(立ち姿勢)を保持するようにして取り扱われる。そのため、図示する実施例の断熱容器1の容器本体10は、前記底部12に、図5のように横向きに寝かせて収納されるアスパラガス50の茎部51を受ける受け部13が形成されている。収納されるアスパラガス50は茎部51の下部側ほど太くなるので、前記受け部13はアスパラガス50の茎部51の下部を受ける側ほど低く傾斜しており、所定数量のアスパラガス50を収納して該断熱容器A1を、図6のように横向きに90°回転して立てた状態において、前記受け部13がアスパラガス50を立ち姿勢に保持する支えの役目を果たすように形成されている。
また、前記蓋体20を前記容器本体10の開口部11に被着するための嵌合構造として、前記容器本体10の開口部11の内面側に上向きの突縁11aが形成されるとともに、前記蓋体20の周縁部21の下面側には前記突縁11aに嵌合する嵌合溝21aが設けられている。
前記蓋体20の前記嵌合溝21aを有する前記周縁部21の下面には、真空予冷を可能にするために、図4に拡大して示すように、開口部周方向の所要個所、好ましくは対向する両辺等の複数個所において、該蓋体20の外周に開口しかつ下面から前記嵌合溝21aに沿って前記突縁11aの回って容器内部側に通じる通気用溝22が設けられており、該蓋体20を容器本体10に被着した状態において、容器内外が前記通気用溝22により連通して空気流通が可能になっている。前記通気用溝22は、前記嵌合溝21aの内底部の個所で周方向にクランク状に折り曲げて内外の開口端位置を周方向にずらせて形成しておくこともできる。真空予冷のために容器内外を連通させる手段としては、他の種々の構造による実施が可能であり、例えば、開閉可能な連通口部を形成しておくこともできる。
前記蓋体20の上面には、収納するアスパラガス50の縦方向を示す矢印23が設けられており、アスパラガス50を収納した状態において前記矢印23をアスパラガス50の縦方向に向けて被着しておくことで、前記のように断熱容器A1を横向きに立てる作業を行い易くしている。
そして、前記の断熱容器A1と併せて使用する吸水性発泡シート30は、基本的に吸水性のある連通気泡型発泡層31と、実質的に殆ど或いは全く吸水性を有さない独立気泡型発泡層32とが積層されてなる熱可塑性樹脂発泡シートであって、適度に剛性があって自立可能な保形性を有する板状をなし、真空成型やプレス成形等の手段により任意の形状に容易に成形加工可能な発泡シートよりなり、さらに前記独立気泡型発泡層32の表面から前記連通気泡型発泡層31に通じる機械的な加工による小孔33が多数形成されている。特に、前記連通気泡型発泡層31により、圧迫することで水分が前記小孔33から適度に滲み出す程度の保水力を持つものが望ましい。
前記吸水性発泡シート30は、前記連通気泡型発泡層31と前記独立気泡型発泡層32との積層構造をなし保形性のある板状をなすものであれば、種々の熱可塑性樹脂発泡シートを用いることができるが、実施上は、適度に剛性があって成形性および保形性に優れるポリスチレン系樹脂の発泡シートを用いるのが望ましい。
例えば、スチレン系樹脂にスチレンと共役ジエンとの共重合体の水素添加物及びポリオレフィン系樹脂を加えた混合樹脂100重量部に対し、界面活性剤を0.5〜5重量部%含有する樹脂組成物を発泡させて得られた吸水性を有する所謂連通気泡型発泡層31と、スチレン系樹脂を発泡させて得られた主として独立気泡で吸水性を殆ど有さない所謂独立気泡型発泡層32とを積層した、ポリスチレン系樹脂の発泡シートが用いられる。
前記連通気泡型発泡層31は、押出機に素材のポリスチレン系樹脂、例えば前記混合樹脂を投入して加熱溶融し、押出機内で溶融した樹脂にブタン、ペンタン等の脂肪族又は脂環族炭化水素類からなる発泡剤を混入し、発泡剤を含んだ樹脂を、独立気泡型発泡層の場合よりも10℃以上高い樹脂温度に設定して押出機先端のダイから大気中に押し出すことにより連通気泡率を高くした発泡層とすることにより得られる。
前記連通気泡型発泡層31と独立気泡型発泡層32とを積層する方法としては、例えば一つの押出機による共押し出し法により、両発泡層を押し出しながら積層するのが好ましいが、個別に押し出した両発泡層を、接着或いは加熱融着手段により積層することもできる。
図4は前記のようにしてた得られた吸水性発泡シート30の一部を拡大して示しており、積層された前記連通気泡型発泡層31および独立気泡型発泡層32の表面には、押し出し発泡時に急冷されることにより気泡の細かいスキン層が形成されている。符号35は前記連通気泡型発泡層31の表面のスキン層を示し、このスキン層35により前記連通気泡型発泡層31の表面の吸水性が抑止されている。
なお、前記連通気泡型発泡層31の連通気泡率が50%より低くなると、連通気泡としたことによる吸水性が低く、真空予冷の際に期待する冷却効率が得られないことになる。また、前記独立気泡型発泡層32の連通気泡率が30%より高くなると、ポリスチレン系樹脂発泡シートを素材とする場合でも、保形性や成形性が低下することになる。したがって、前記連通気泡型発泡層31の連通気泡率は50%以上、より好ましくはスキン層を含めて50〜80%とし、また前記独立気泡型発泡層32の連通気泡率は30%以下、好ましくは20%以下とする。
前記小孔33は、前記独立気泡型発泡層32の側に設けられており、該独立気泡型発泡層32の表面に開口しかつ該表面から前記連通気泡型発泡層31にまで達するように貫通して、好ましくは一部が前記連通気泡型発泡層31に入り込んだ状態をなすように形成されている。特に、前記小孔33は、真空予冷に使用する際の吸水性、水分蒸発による冷却効率を考慮して、図1に例示すように、該吸水性発泡のシート3の全面に亘って所要の間隔で略均等な密度の配置をなすように形成しておくのがよい。また、前記小孔33は、図1のように縦横もしくは斜めに、或いは1列ずつ位置をずらせて規則的に並列させるように形成しておくほか、散在状に形成しておくこともできる。さらに、農産物の収納形態に応じて前記吸水性発泡のシート3の一部の領域に部分的に形成しておくこともできる。
前記小孔33の形状は、円形の孔に限らず、楕円形或いは丸みのある四角形の孔、スリット状等の長孔、その他種々の孔形状とすることができる。また表面に開口する側を傾斜面で外方に拡がった形状とすることもできる。また、小孔33の大きさは、その配置間隔等によっても異なるが、例えば、円形孔の場合は内径0.1〜7mm、楕円形の場合は短径0.1〜7mm、長径0.2〜14mmとする。また、前記小孔33の配置間隔は、例えば1〜70mmとする。もちろん、前記範囲外での実施も可能である。
前記吸水性発泡シート30の大きさや形状については、収納する農産物の種類によっては、容器本体10の底部12の略全面及び開口部11の略全面を覆う大きさとすることもできるが、アスパラガス50のように穂先等が傷み易い農産物の場合には、穂先等の傷み易い部分に当接しないように長さを短かくしたり、一部を切り欠いたりして、穂先等の部分に当接させないように形成しておくのが好ましい。
また、前記吸水性発泡シート30の厚みは、通常1.0〜8.0mmのものが好適に使用されるが、農産物の種類や断熱容器A1の容量等の使用態様に応じて適宜設定できる。また、前記連通気泡型発泡層31は、通常、前記吸水性発泡シート30の厚みの1/2〜4/5を占めるように設定するのが好ましい。特に、この連通気泡型発泡層31の厚みにより吸水量をコントロールできるので、真空予冷する農産物の種類等に応じて前記範囲内で厚みを適宜変更し設定するのがよい。
また、前記連通気泡型発泡層31に前記独立気泡型発泡層32を積層することで、連通気泡型発泡層単独では得られない保形性や成形性を有することになるので、前記独立気泡型発泡層32が吸水性発泡シート30の厚みの1/5〜1/2の厚みとするのが好ましい。すなわち、独立気泡型発泡層32の厚みが薄くなりすぎると、保形性や成形性が悪くなるので、連通気泡型発泡層31の吸水性との関係で前記範囲に設定するのがよい。
前記吸水性発泡シート30を前記断熱容器A1と併せて用いて、農産物として例えばアスパラガスの真空予冷を実施する場合について説明する。
前記断熱容器A1の容器本体10内に、予冷対象のアスパラガス50を図6のように収納するが、予め、前記吸水性発泡シート30に水を吸水させた状態で、例えば容器本体10の底部12に有する受け部13の上に装入しセットしておく。このとき、前記吸水性発泡シート30は、小孔33を有する独立気泡型発泡層32の側を上向きに、つまり内方側に向けてセットする。また、このセット作業の際、前記吸水性発泡シート30の吸水量は、連通気泡型発泡層31の厚みによって決まるので、例えば該吸水性発泡シート30をバケツ等の容器内の水に数秒間漬けるだけで、独立気泡型発泡層32に有するる多数の小孔33を通じて連通気泡型発泡層31の厚みに応じた所定量の水が吸収される。したがって、吸水させる水の量を計る必要がない。しかも、前記吸水性発泡シート30は、吸水させた水を滴らせることなく保持できるため、吸水させた水が滴り落ちて容器内面を濡らす虞がなく、吸水性発泡シート自体が保形性のある板状をなしていることもあって、取り扱い易く、容易にセット作業できる。
そして、図5のように、前記吸水性発泡シート30の上に、収納対象の農産物であるアスパラガス、例えば複数本ずつ束にしたアスパラガス50を収納する。このとき、アスパラガス50の穂先を、前記受け部13上の前記吸水性発泡シート30な容器内壁面に当てないように収納する。所定量のアスパラガス50を収納した後、収納したアスパラガス50の上にも、前記同様に吸水させた吸水性発泡シート30を、小孔33を有する側を下向きに、つまり容器内方側に向けて装入しセットする。こうして、容器本体10の開口端部11に蓋体20を嵌合し被着した状態において、図6のように、収納したアスパラガス50が穂先の側を上にした立ち姿勢を保持するように90°回転して横向きに立てた状態にする。この状態においては、前記立ち姿勢のアスパラガス50の両側に前記吸水性発泡シート30が装入セットされていることになる。
前記のように断熱容器A1を横向きに立てた状態で真空予冷庫に置いて、庫内を低圧真空化することにより真空予冷を実施するが、この際、断熱容器A1内の空気が、例えば蓋体20の嵌合部に有する通気用溝22を通じて吸引されて、容器内が低圧真空化するのに伴い、前記吸水性発泡シート30の連通気泡型発泡層31に吸水されている水分が、独立気泡型発泡層32に形成された多数の各小孔33を通じて徐々に吸い出されて蒸発することにより、その蒸発による潜熱を利用してアスパラガス50を冷却できる。特に、前記多数の小孔33が容器内方側に向いていることで、該小孔33からの水分蒸発による潜熱を有効に利用でき、ひいては収納された農産物であるアスパラガス50の全体を冷却ムラを生じさせずに効率よく冷却できる。
こうして真空予冷が完了すれば、その収納状態を保持して、出荷し輸送する。この際、仮に前記吸水性発泡シート30に吸水させた水分が残存していても、その水分を前記吸水性発泡シート30に確実に保持でき、容器内部やアスパラガス等を濡らすことがない。しかも、前記吸水性発泡シート30は、保形性のある板状をなしているために、輸送中に変形したり、折れ曲がったりすることがなく、収納された農産物に当接して損傷させることもない。また、輸送先で内容物を取り出す際には、前記吸水性発泡シート30を容易に取り出すことができ、該吸水性発泡シート30が内容物の取り出しの邪魔になることもない。
本発明において用いる板状の吸水性発泡シート30は、その成形性を利用して、包装対象の農産物の収納形態に対応する形状に成形しておくことができる。図8及び図9は、それぞれ、上記した図1〜図6の実施例と同様に真空予冷して出荷する農産物がアスパラガス50である場合において、前記吸水性発泡シート30を図7のように成形して、上記した実施例の容器本体10における受け部13を兼ねて用いる場合の実施例を示している。
図8の実施例では、断熱容器A2の構造は、基本的に上記した実施例と同様であり、同構成部分に同符号を付して説明を省略するが、容器本体10の底部12にはアスパラガス50の茎部51を受ける受け部が形成されていない。そして、前記底部12に沿って図7の形態に成形された吸水性発泡シート30を吸水状態で装入セットし、さらに収納されたアスパラガス50の上、つまり蓋体20側にも前記同様の吸水性発泡シート30を配置している。この実施例の場合も、アスパラガス50の収納は、容器本体10の開口部11を上向きにして行い、収納後に蓋体20を被着して図8の状態に立てる。この状態で、真空予冷に供する。
また、図9の実施例では、前記断熱容器A3は、図のように収納されるアスパラガス50の穂先側に開口部16を有する容器本体15と、前記開口部16に被着される蓋体25とからなる。なお、前記蓋体25の容器本体15の開口部16に被着する嵌合構造及び容器内外の連通路については、上記した実施列と実質的に同様の構成をなしているので、上記実施例と同符号を付して、その説明を省略する。この実施例の場合においても、容器本体15内に収納されたアスパラガス50の両側に、図7のように成形された吸水性発泡シート30が吸水状態で装入セットされて蓋体25が被着されている。この状態で、真空予冷に供する。
図8及び図9の実施例において使用する吸水性発泡シート30は、上記した実施例で説明したように、連通気泡型発泡層31と独立気泡型発泡層32との積層構造をなし、独立気泡型発泡層32に多数の小孔33が形成されているもので、図7のように、該小孔33を有する独立気泡型発泡層32の側が傾斜した支持用の凸部37を形成するように成形されてなり、該凸部37の側が容器内方側に向くようにして使用される。前記小孔33については、図7のように、容器内方側になる前記凸部37の傾斜面37aのみに形成しておくことも、また全面に亘って形成しておくこともできる。実施上は、全面に亘って形成しておくほうが、使用の際に吸水させる作業が容易になり好ましい。
これら図8及び図9の実施例の場合にも、上記した実施例の場合と同様に、吸水性発泡シート30のセット作業や吸水させる作業が容易で、しかも容器内面あるいは収納されたアスパラガス50を濡らす虞がなく、吸水性発泡シート30に吸水させた水分の蒸発潜熱を利用する真空予冷を良好に実施でき、しかも収納された農産物の全体をムラなく効率よく冷却できることになる。
なお、上記した各実施例においては、収納する農産物がアスパラガスである場合について説明したが、これに限らず、他の種々の青果物等の農産物の真空冷却に適用できる。また、農産物の種類によっては、容器本体の四周の全側壁の内面に沿って、或いは底部や開口側等に前記吸水性発泡シート30を装入セットして実施することができる。
本発明において、断熱容器A1,A2,A3の容器本体10、15及び蓋体20、25の構成材である発泡合成樹脂としては、スチレン改質ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、スチレン−エチレン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂等の各種合成樹脂の発泡体を用いることができる。中でも、スチレン改質ポリオレフィン系樹脂のビーズ発泡による成形体が好適に用いられる。
特に、前記断熱容器のスチレン系樹脂発泡体よりなる場合に、前記吸水性発泡シート30としてポリスチレン系樹脂発泡シートを用いることで、両者が同系の素材となり、リサイクルのための回収作業も容易になる。
[実施例]
吸水性発泡シートを用いる真空予冷による冷却の効果を確認するため、農産物としてアスパラガスについて下記の通り真空予冷を実施した。
真空予冷を行う容器としては、図1及び図2に示す形態の容器で、蓋体の嵌合部分に通気用溝を有する断熱容器A1を用いた。
また、吸水性発泡シートとしては、連通気泡率70%で厚み2.2mmの連通気泡型発泡層31と、連通気泡率10%で厚み0.6mmの独立気泡型発泡層32とが積層され、かつ、前記独立気泡型発泡層32に短径1.0mmの楕円形の多数の小孔33が10mm間隔に形成されたポリスチレン系樹脂の板状の吸水性発泡シートを、縦横各200mmのサイズにして2枚使用した。
前記吸水性発泡シートを水に漬けて連通気泡型発泡層に吸水させた状態で、この吸水性発泡シートを、図5のように、断熱容器A1の容器本体10内の底部の受け部13上に前記小孔を有する側を上向きにして装入しておいて、アスパラガス4kg(1束100gを40束)を前記吸水性発泡シート30の上に載置し、さらにその上に、前記同様に吸水させた吸水性発泡シートを前記小孔を有する側を下向きにして装入し、容器本体10に蓋体20を被着した。この後、アスパラガスの穂先が上を向くように容器を90°回転させて横向きに立てた状態にして、パレット上に所定個数を載せて真空予冷庫に入れて、予冷処理を行った。
予冷処理は、一定時間(開始から約17分)の荒引き処理により真空予冷庫内を予備冷却した後、真空ポンプによる本引きにより庫内圧力を一定以下に保持するように断続運転するように制御しながら予冷処理を行った。
この予冷処理において、容器内部のアスパラガスの茎部下部側の奥側(底側)と、中央部と、手前側(蓋側)の3個所の点(図6中のa,b,cの3個所の点)において、それぞれアスパラガスの芯部まで温度計を刺し込み固定しておき、予冷処理中の温度を経時的に測定した。その測定の結果を、奥側(a点)については図10に、中央部(b点)については図11に、手前側(c点)については図12に、それぞれ示した。
図10〜図12では、前記吸水性発泡シートを使用せずにアスバラガスを容器内に収納する以外は、本発明の実施例と同様に真空予冷を実施した従来例について、前記同様に3個所の温度を測定した結果を併せて示している。
下記の表1は、前記吸水性発泡シートについて予冷処理前後の重量の測定による含水時及び予冷後の吸水量、並びに残水量及び蒸発量を示している。
図10〜図12から明らかなように、本発明の実施例の場合、前記3個所の各点において、従来例に比して温度低下が速く、かつ従来例よりも低温にまで下がり、比較的短時間で目的とする低温度(7〜8℃)が得られることになった。
本発明は、野菜や果物等の青果物その他の各種農産物の真空予冷に好適に利用できる。
本発明の予冷方法において使用する断熱容器の容器本体及び蓋体と吸水性発泡シートを分離して示す一部を欠截した斜視図である。 同上の断面図である。 本発明で使用する吸水性発泡シートの一部の拡大断面図である。 断熱容器の真空予冷のための通気孔部分の拡大断面図である。 農産物の収納操作時の断面図である。 農産物の真空予冷時の断面図である。 吸水性発泡シートを成形した例を示す一部を欠截した斜視図である。 本発明の他の実施例を示す断面図である。 本発明のさらに他の実施例を示す断面図である。 予冷処理中の奥側(a点)の温度変化グラフである。 予冷処理中の中央部(b点)の温度変化グラフである。 予冷処理中の手前側(c点)の温度変化グラフである。
符号の説明
A1,A2,A3…断熱容器、10,15…容器本体、11,16…開口部、11a…突縁、12…底部、13…受け部、20,25…蓋体、21…周縁部、21a…嵌合溝、22…通気用溝、23…矢印、30…吸水性発泡シート、31…連通気泡型発泡層、32…独立気泡型発泡層、33…小孔、35…スキン層、37…凸部、37a…傾斜面、50…アスパラガス、51…茎部。

Claims (6)

  1. 発泡合成樹脂製の容器本体と蓋体とよりなる断熱容器に、農産物を収納して真空予冷を行って包装するに際して、
    吸水性のある連通気泡型発泡層と独立気泡型発泡層とが積層された熱可塑性樹脂発泡シートで、前記独立気泡型発泡層の表面から前記連通気泡型発泡層に通じる小孔が多数形成されてなる板状の吸水性発泡シートを、前記連通気泡型発泡層に吸水させた状態で前記農産物と共に容器内部に収納しておいて、真空予冷の際に、前記連通気泡型発泡層中の水分を前記小孔を通じて蒸発させながら予冷することを特徴とする農産物の予冷方法。
  2. 前記吸水性発泡シートが、連通気泡型発泡層の表面に連通気泡度の低いスキン層を有するものとし、該連通気泡型発泡層中の水分を前記独立気泡型発泡層とは反対側の表面から蒸発させないようにする請求項1に記載の農産物の予冷方法。
  3. 前記吸水性発泡シートを、容器内壁面に沿って、前記小孔を有する独立気泡型発泡層を内方側に向けて配置しておく請求項1または2に記載の農産物の予冷方法。
  4. 前記吸水性発泡シートが、包装対象の農産物の収納形態に対応する形状に成形されたものである請求項1−3のいずれか1項に記載の農産物の予冷方法。
  5. 前記小孔が、前記吸水性発泡シートの全面に亘って所要の間隔をおいて多数形成されてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の農産物の予冷方法。
  6. 発泡合成樹脂製の容器本体と蓋体とよりなる断熱容器に農産物を収納し、前記請求項1〜5のいずれか1項に記載の予冷方法により真空予冷を行って包装した包装体であって、連通気泡型発泡層と独立気泡型発泡層とが積層された熱可塑性樹脂発泡シートで、前記独立気泡型発泡層の表面から前記連通気泡型発泡層に通じる小孔が形成されてなる板状の吸水性発泡シートが、農産物と共に容器内部に収納されてなることを特徴とする農産物の包装体。
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