JP5048537B2 - ワークフロー処理装置 - Google Patents

ワークフロー処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5048537B2
JP5048537B2 JP2008018333A JP2008018333A JP5048537B2 JP 5048537 B2 JP5048537 B2 JP 5048537B2 JP 2008018333 A JP2008018333 A JP 2008018333A JP 2008018333 A JP2008018333 A JP 2008018333A JP 5048537 B2 JP5048537 B2 JP 5048537B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
data
workflow
execution
procedure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008018333A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009181240A (ja
Inventor
豪士 穴吹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nomura Research Institute Ltd
Original Assignee
Nomura Research Institute Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nomura Research Institute Ltd filed Critical Nomura Research Institute Ltd
Priority to JP2008018333A priority Critical patent/JP5048537B2/ja
Publication of JP2009181240A publication Critical patent/JP2009181240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5048537B2 publication Critical patent/JP5048537B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

この発明は、データ処理技術に関し、特に、複数の業務プロセスを実行対象とするワークフロー処理技術に関する。
近年、コンピュータの普及に伴い、複数の業務プロセスの処理手順を示すワークフローをコンピュータに管理させることがある。ユーザは、ワークフローに規定された順序にしたがって各業務プロセスを実行していくことで、適切な順序で各業務プロセスを実行でき、また、実行すべき業務プロセスを忘れてしまう等の作業ミスを低減できる。
特開2005−134937号公報
ワークフローに含まれる典型的な業務プロセスとしては、ユーザから入力されるデータ(以下、「入力データ」とも呼ぶ。)を検出する業務プロセス(以下、「入力プロセス」と呼ぶ。)、および、当該入力データを参照して所定の業務処理を実行する業務プロセス(以下、「参照プロセス」と呼ぶ。)がある。
ワークフローに含まれる複数の業務プロセスは、その全てが常に実行されるわけではなく、他の業務プロセスの実行結果次第では実行されない業務プロセスも発生する。したがって、ある入力データについて、入力プロセスおよび参照プロセスの実行タイミングのずれが大きいとき、入力プロセスは実行されたにもかかわらず、参照プロセスは実行されないことがある。このとき当該入力データは、入力されたにも関わらず使用されることがないため、いわば、無駄な入力データとなってしまう。
この背景を踏まえ、本発明者は、入力データがその参照プロセスの近傍の業務プロセスにおいて入力されるようにワークフローを設定変更することで、この課題を解決できると考えた。すなわち、ユーザにより入力されたデータが無駄な入力データとなることを抑止して、ユーザの利便性を向上できると考えた。
本発明は、本発明者の上記着目に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、ワークフローの処理においてユーザの利便性を向上させる技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のワークフロー処理装置は、一の業務プロセスが実行されたことを条件として、別の業務プロセスが実行されるように規定するワークフローにしたがって、複数の業務プロセスを順次実行する業務プロセス実行部と、各業務プロセスの動作履歴が記録された実行ログを参照して、各業務プロセスの実行においてユーザから入力されるデータを特定し、一のデータを入力する業務プロセスおよび当該データを参照する業務プロセスをそれぞれ入力プロセスおよび参照プロセスとして入力されるデータごとに特定する参照関係特定部と、入力されるデータごとに、入力プロセスが実行されてから参照プロセスが実行されるまでに所定数より多くの業務プロセスが存在する箇所を検出する変更箇所検出部と、入力されるデータのうち箇所が検出されたデータを対象データとして特定し、対象データの参照プロセスよりも前に実行される業務プロセスのうち、参照プロセスから所定数以内の業務プロセスを対象データの入力プロセスとして設定変更するワークフロー変更部と、を備える。
本発明の別の態様もまた、ワークフロー処理装置である。この装置は、見積もり手続きが実行され、その見積もり結果に基づくユーザからの契約指示が検出されることを条件として、契約手続きが実行されるように規定するワークフローにしたがって、契約サービスを実現するための複数の手続きを順次実行する手続き実行部と、各手続きの動作履歴が記録された実行ログを参照して、各手続きの実行においてユーザから入力されるデータを特定し、契約手続きにのみ必要な契約データを入力する手続きを入力手続きとして特定する手続き特定部と、入力手続きが実行されてから契約手続きが実行されるまでに契約指示を検出する手続きが存在するとき、契約手続きよりも前に実行される手続きのうち、契約指示を検出する手続き以降の手続きを契約データの入力手続きとして設定変更するワークフロー変更部と、を備える。
本明細書におけるワークフロー処理装置は、業務プロセスの実行順序を一元的に管理して実行する装置である。また、このワークフロー処理装置は、業務プロセスに対応づけられるユーザインタフェースをユーザに提供する装置でもある。したがって、本明細書におけるワークフロー処理装置には、ユーザインタフェースの遷移、言い換えればページフローを管理し実行する装置も含まれる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、方法、システム、プログラム、プログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ワークフローの処理においてユーザの利便性を向上できる。
本発明の典型的な実施の形態(以下、「実施形態」と呼ぶ。)は、一の業務プロセスが実行されたことを条件として、別の業務プロセスが実行されるように規定するワークフローにしたがって、複数の業務プロセスを順次実行するワークフロー処理装置である。このワークフロー処理装置は、各入力データについて、その入力プロセスと参照プロセスとが所定の閾値より大きく離れているとき、参照プロセスの近傍の業務プロセスを入力プロセスとして設定変更する。これにより、無駄な入力データの発生を抑止して、ユーザの利便性を向上させる。
また、以下の実施形態では、説明の簡明化のため、一連のワークフローの実行において単一のユーザにユーザインタフェースが提供される例を示す。しかし、本発明のワークフロー処理装置は、各業務プロセスにおいて異なるユーザにユーザインタフェースを提供して、各ユーザからの入力データをもとに業務を完結するワークフローに対しても適用可能である。
図1は、ワークフロー処理システムのハードウェア構成図である。
以下の説明において、ワークフロー処理システム1000は、自動車保険のオンライン契約の申込みを顧客から受け付け、見積もり処理を経て、契約処理を実現するシステムとして説明する。通信網300は、LAN(Local Area Network)・WAN(Wide Area Network)・インターネット等を含むデータ通信ネットワークである。
ワークフロー処理システム1000において、ワークフロー処理装置100は、通信網300を介して、複数の顧客端末200a、200b、・・・200c(以下、単に「顧客端末200」と呼ぶ。)と接続されている。顧客端末200は、ウェブブラウザを搭載した一般的なウェブ端末である。ワークフロー処理装置100は、ウェブサーバとしての機能を有し、顧客端末200にウェブページ、典型的にはHTML(HyperText Markup Language)プログラムを送信する。このウェブページが顧客端末200のウェブブラウザ上に表示されることにより、顧客がワークフロー処理装置100にアクセスするためのユーザインタフェースが提供される。
また、ワークフロー処理装置100には、自動車保険のオンライン契約のワークフローが設定されている。具体的には、顧客から自動車保険の申込みを受け付ける手続き、見積もり手続き、見積もり結果を顧客に通知する手続き、顧客から契約指示を受け付ける手続き、および契約手続き等が順次実行されるように規定するワークフローが設定されている。ワークフロー処理装置100は、このワークフローにしたがって、顧客端末200とデータを送受信することにより、自動車保険のオンライン契約サービスを顧客に提供する。
図2は、本実施形態におけるワークフロー処理装置100の機能構成を示すブロック図である。ワークフロー処理装置100は、ユーザインタフェース処理部10と、データ保持部20と、データ処理部30とを備える。
本明細書のブロック図において示される各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところであり、これらのいずれかに限定されるものではない。また、ワークフロー処理装置100においては、当該装置を効率よく利用するための機能および環境を提供して当該装置の全体を統括的に制御するオペレーションシステム(以下、「OS」と呼ぶ。)が実行されている。かかるOSによってブロック図の各機能ブロックが動作させられることにより、複数のソフトウェアが実行されてもよい。
ユーザインタフェース処理部10は、顧客端末200とのユーザインタフェース処理を担当する。データ保持部20は、各種データを保持するための記憶領域である。データ処理部30は、ユーザインタフェース処理部10やデータ保持部20から取得されたデータをもとにして各種のデータ処理を実行する。さらに、データ処理部30は、ユーザインタフェース処理部10とデータ保持部20との間のインタフェースの役割も果たす。
ユーザインタフェース処理部10:
ユーザインタフェース処理部10は、データ受信部12とデータ送信部14とを有する。データ受信部12は、通信網300を介して、顧客端末200から送信されるデータを受信する。例えば、自動車保険の申込みのデータや契約指示のデータを受信する。データ送信部14は、通信網300を介して、顧客端末200に対しデータを送信する。例えば、自動車保険の申込みにおいて必要なデータを入力するためのウェブページや見積もり結果を表示するウェブページを送信する。
データ保持部20:
データ保持部20は、ワークフロー情報保持部22と、業務プロセス情報保持部24と、進捗情報保持部26と、入力データ保持部28とを有する。
入力データ保持部28は、各業務プロセスの実行において、ユーザから入力されたデータを保持する。
ワークフロー情報保持部22は、自動車保険のオンライン契約において実行されるべき複数の業務プロセスの実行順序を規定するワークフロー情報を保持する。図3は、ワークフロー情報を模式的に示す。同図では、自動車保険のオンライン契約を実現するための業務プロセス102から業務プロセス114の実行順序を示している。すなわち、業務プロセス102「契約依頼受付」、業務プロセス104「見積もり処理」、業務プロセス106「見積もり結果通知」、業務プロセス108「契約実行指示受付」、業務プロセス110「指示内容判定」、業務プロセス112「契約処理」および業務プロセス114「終了処理」が順次実行されることを示している。
また、図3では、業務プロセス108「契約実行指示受付」において受け付けられたユーザからの指示内容により、業務プロセス110「指示内容判定」において分岐が実施されることを示している。すなわち、ユーザからの指示が契約を実行する旨を示すとき、業務プロセス112「契約処理」が実行される。一方で、契約しない旨の指示であるときには、業務プロセス112「契約処理」を経ることなく、業務プロセス114「終了処理」が実行されることを示している。なお、ワークフロー情報保持部22は、既知のワークフロー管理方法でワークフローを管理してよく、例えば、図3で示すワークフロー情報を表形式で保持してもよい。図2に戻る。
業務プロセス情報保持部24は、ワークフローに含まれる複数の業務プロセスそれぞれの属性を示す業務プロセス情報を保持する。図4は、業務プロセス情報の構造を示す。同図では、図3のワークフローに含まれる7つの業務プロセスの業務プロセス情報を示している。業務プロセス欄120には、各業務プロセスの識別情報が記録される。同図では、業務プロセス名が記録されている。実行順序欄122には、各業務プロセスの実行順序が記録される。
プログラム欄124には、ワークフロー処理装置100のファイルシステム内の位置を示す情報であって、業務プロセスのプログラムが保持されているパス情報が記録される。例えば、業務プロセス102「契約依頼受付」のプログラムは、「/opt/contract」ディレクトリに記憶された「ReceiveData」ファイルであることを示している。このプログラムには、ユーザに所定のデータを入力させるための入力画面を表示するプログラムコードが含まれてもよい。
図5は、業務プロセスのプログラムの抜粋を示す。同図は、業務プロセス102「契約依頼受付」において実行されるプログラムがHTMLにて記述された例を示している。ここで、プログラムの一部の領域を「プログラムブロック」と呼ぶことにする。プログラムブロック134には、見積もり処理に必要なデータ(以下、「見積もりデータ」と呼ぶ。)をユーザに入力させるためのプログラムコードが記述されている。プログラムブロック136には、契約処理に必要なデータ(以下、「契約データ」と呼ぶ。)をユーザに入力させるためのプログラムコードが記述されている。
また、図5のプログラムブロック130には、プログラムブロック134によりユーザから入力された「生年月日」データをチェックするためのプログラムコードが記述されている。例えば、JavaScript(登録商標)により記述されたチェックプログラムであり、入力データの文字列長や形式をチェックする。プログラムブロック132には、プログラムブロック136によりユーザから入力された「自動車ナンバー」データをチェックするためのプログラムコードが記述されている。図4に戻る。
なお、プログラム欄124には、業務プロセスのプログラムを参照先とするファイルポインタが保持されてもよく、プログラムそのものが保持されてもよい。また、業務プロセスの実行において、ソースプログラムをコンパイルしたオブジェクトプログラムが必要な場合には、プログラム欄124に、当該業務プロセスのソースプログラムおよびオブジェクトプログラムのパス情報がそれぞれ記録されてもよい。本明細書では、特に両者を区別せず、単に「プログラム」と記述する。図2に戻る。
進捗情報保持部26は、ワークフローの進捗状況を示す進捗情報を各顧客に対応づけて保持する。すなわち図3のワークフローにおいて、例えば、ある顧客は業務プロセス「見積もり結果通知」まで完了しており、また、別の顧客は業務プロセス「契約依頼受付」まで完了している、等の業務プロセスの実行状態を顧客ごとに保持する。
データ処理部30:
データ処理部30は、ワークフロー実行部40とワークフロー調整部50とを有する。ワークフロー実行部40は、ユーザインタフェース処理部10を介して、顧客端末200との間でデータを送受信し、データ保持部20に保持されるワークフローにしたがって複数の業務プロセスを順次実行する。ワークフロー調整部50は、各業務プロセスにおける入力データの入力プロセスおよび参照プロセスを特定して、その入力プロセスと参照プロセスとの位置関係に基づき、入力プロセスを変更すべきか否かを入力データごとに判定する。ワークフロー調整部50は、入力プロセスを変更すべき入力データについて、その参照プロセスの近傍の業務プロセスを入力プロセスとして設定変更する。以下、ワークフロー実行部40およびワークフロー調整部50の詳細について説明する。
ワークフロー実行部40は、進捗情報更新部42と業務プロセス実行部44とを含む。
進捗情報更新部42は、進捗情報保持部26にアクセスし、各顧客に対応づけられた進捗情報を更新する。例えば、ある顧客からの契約依頼がデータ受信部12により受け付けられると、進捗情報更新部42は、当該顧客のレコードを進捗情報に追加する。また、別の顧客に対し見積もり結果がデータ送信部14により送信されると、進捗情報更新部42は、当該顧客の進捗情報における業務プロセス106「見積もり結果通知」が実行済である旨を登録する。
業務プロセス実行部44は、ワークフローにしたがって業務プロセスを実行する。例えば、業務プロセス実行部44は、進捗情報保持部26にアクセスして、各顧客の進捗情報を参照し、実行状態が「未実行」である業務プロセスを検出することで、実行すべき業務プロセスを特定する。続いて、特定した業務プロセスの業務プロセス情報、例えば図4のプログラム欄124で示されるプログラムを取得して当該業務プロセスを実行する。
また、業務プロセス実行部44は、業務プロセスの実行において必要なデータを顧客に入力させるために、データ送信部14を介して、その業務プロセスに対応づけられたプログラムを顧客端末200に送信する。これを受信した顧客端末200は、顧客に入力させるべきデータの入力フィールドを備える入力画面を表示する。業務プロセス実行部44は、データ受信部12を介して、入力画面への入力データを受け取り、業務プロセスの実行を継続する。
なお、業務プロセス実行部44は、図3で示すワークフローの設定に基づき、各業務プロセスを順次実行するが、異なる顧客間については、並行実行してもよい。すなわち、ある顧客について「見積もり処理」業務プロセスを実行しているときに、別の顧客について「契約処理」を並行して実行してもよい。
ワークフロー調整部50は、参照関係特定部52と、変更箇所検出部54と、ワークフロー変更部56とを含む。
参照関係特定部52は、各業務プロセスの動作履歴が記録された実行ログを参照して、各業務プロセスの実行においてユーザから入力されるデータを特定し、当該データの入力プロセスおよび参照プロセスを特定する。例えば、参照関係特定部52は、実行ログを参照して、実行ログに記録された各業務プロセスの動作履歴を特定し、動作履歴の文字列から入力データを特定する。続いて、参照関係特定部52は、各入力データを入力データ保持部28に記録した旨の動作履歴を有する業務プロセスを入力プロセスとして特定する。また、入力データ保持部28に記録された入力データを参照した旨の動作履歴を有する業務プロセスを参照プロセスとして特定する。なお、業務プロセスの実行ログの代わりに、入力データ保持部に対するアクセスログを参照してもよい。
上述した入力プロセスの特定方法について具体例をさらに説明する。業務プロセス102「契約依頼受付」において、図5のHTMLプログラムが表示された顧客端末200に対して、ユーザが「生年月日」を入力したとする。また、そのHTMLのフォームデータを受信するサーブレットプログラムにより、ワークフロー処理装置100は、「生年月日」を変数「birthday」として取得して、入力データ保持部28に記録したとする。このとき、業務プロセス102「契約依頼受付」の実行ログには、入力データ保持部28に「birthday」を記録した旨の動作履歴が記録される。なお、データ保持部20には、入力データ「生年月日」と「birthday」との対応付けを示す対応関係が保持されている。参照関係特定部52は、まず、上述の実行ログから、業務プロセス102「契約依頼受付」が「birthday」を入力データ保持部28に記録したことを特定する。続いて、「birthday」と入力データ「生年月日」との対応関係を参照して、業務プロセス102「契約依頼受付」が入力データ「生年月日」の入力プロセスであることを特定する。
参照プロセスの特定方法についても同様であり、参照関係特定部52は、まず、業務プロセス104「見積もり処理の」実行ログから、業務プロセス104が入力データ保持部28に記録された「birthday」を参照したことを特定する。続いて、「birthday」と入力データ「生年月日」との対応関係を参照して、業務プロセス104「見積もり処理」が入力データ「生年月日」の参照プロセスであることを特定する。
また例えば、参照関係特定部52は、各業務プロセスのプログラムコードを参照してもよい。この場合、入力データ保持部28に入力データを記録するプログラムコード、例えば、SQLの「insert」にて特定の入力データを挿入させる業務プロセスを当該入力データの入力プロセスとして特定してもよい。また、入力データ保持部28に記録された入力データを参照するプログラムコード、例えばSQLの「select」にて特定の入力データを参照する業務プロセスを当該入力データの参照プロセスとして特定してもよい。この場合においても、業務プロセスのプログラムコードにおける変数の識別子と入力データとの対応関係を参照して、入力プロセス・参照プロセスを特定してもよい。
図6は、入力データが入力プロセスおよび参照プロセスに対応づけられた状態を示す。入力データ欄140には、ユーザにより入力されるデータが記録される。入力プロセス欄142および参照プロセス欄144には、個々の入力データの入力プロセスおよび参照プロセスの識別情報がそれぞれ記録される。同図では、図3の各業務プロセスの符号を識別情報として示している。参照関係特定部52は、図6の対応関係を示すデータをメモリ上に作成し、後述する変更箇所検出部54に処理を要求する。
具体的には、図6では、業務プロセス102「契約依頼受付」における入力データを示している。言い換えれば、図5で示したHTMLプログラムが表示された顧客端末200から入力されるデータを示している。したがって、入力データ欄140には、図5のプログラムブロック134および136で入力データとして規定されたデータが記録されている。また、入力プロセス欄142には、業務プロセス102の識別情報が記録されている。また、参照プロセス欄144には、業務プロセス104「見積もり処理」の識別情報と、業務プロセス112「契約処理」の識別情報とが記録されている。すなわち、プログラムブロック134にて入力される見積もりデータには業務プロセス104が対応づけられ、プログラムブロック136にて入力される契約データには業務プロセス112が対応づけられている。図2に戻る。
変更箇所検出部54は、入力データごとに、入力プロセスが実行されてから参照プロセスが実行されるまでに所定数より多くの業務プロセスが存在する箇所をワークフローの変更対象として検出する。この所定数は、ワークフローにて提供されるサービスに対する適切な値を企業の経験や実験により算出して設定されればよい。ここでは、入力後すぐに参照されるべきというポリシーの下、所定数には入力プロセスと参照プロセスとが並んで配置されていることを示す「1」が設定されているとする。
変更箇所検出部54は、図6の対応関係を参照して、入力データのうち見積もりデータ、すなわち「生年月日」「自動車の型番」「走行距離」については、入力プロセスの次の業務プロセスが参照プロセスであるため、その入力プロセスを変更対象としない。一方で、契約データ、すなわち「氏名」「自動車ナンバー」「現在の保険会社」については、入力プロセスと業務プロセスが所定数より大きく離れているため、その入力プロセスを変更対象として検出する。
図7は、契約データの入力プロセスおよび参照プロセスをワークフロー上に示す。同図の業務プロセス102が入力プロセスを示し、業務プロセス112が参照プロセスを示している。このとき、変更箇所検出部54は、入力プロセスと参照プロセスとの間の業務プロセス数「4」が所定数「1」より大きいと判定して、契約データの入力プロセスを変更対象として検出する。
なお、上述した例では、変更箇所検出部54は、入力プロセスが実行されてから参照プロセスが実行されるまでの業務プロセス数に応じて、いわば機械的に、各入力データの入力プロセスが変更対象であるか否かを判定した。変更箇所検出部54は、ワークフローで提供するサービスに基づき、いわばビジネスの観点から、各入力データの入力プロセスが変更対象であるか否かを判定してもよい。
すなわち、図7のワークフローでは、業務プロセス106「見積もり結果通知」により見積もり結果を通知されたユーザは、その結果次第では契約しないと判断して、契約をしない旨を指示することがある。この場合、業務プロセス112「契約処理」は実行されず、入力された契約データは使用されないこととなる。したがって、ビジネスの観点からは、業務プロセス112より前であって、業務プロセス110「指示内容判定」以降に、契約データが入力された方がよいと判定できる。したがって、変更箇所検出部54は、契約データについては、その入力プロセスが実行されてから契約プロセスが実行されるまでに契約指示を受け付ける業務プロセスが存在するとき、その入力プロセスを変更対象として検出する。
上述したビジネス観点から変更対象を検出する方法の例を示す。変更箇所検出部54は、例えば、ワークフロー情報保持部22にアクセスしてワークフロー情報を参照し、各入力データについて入力プロセスと参照プロセスとの間に条件分岐の業務プロセスが存在するか否かを判定する。ある入力データについて参照プロセスの前に条件分岐の業務プロセスが存在した場合、変更箇所検出部54は当該入力データの入力プロセスを変更対象として検出する。図2に戻る。
ワークフロー変更部56は、変更箇所検出部54により入力プロセスが変更対象として検出された入力データを「対象データ」として特定する。続いて、対象データの参照プロセスよりも前に実行される業務プロセスのうち、参照プロセスから所定数以内の業務プロセスを対象データの入力プロセスとなるように設定変更する。
この設定変更の例を示す。ワークフロー変更部56は、まず、対象データの参照プロセスから所定数以内の位置に対象データの入力プロセス(以下、「新規入力プロセス」と呼ぶ。)を追加する。続いて、対象データの従来の入力プロセス(以下、「従来入力プロセス」と呼ぶ。)のプログラムから対象データを入力させるためのプログラムコードと、対象データが有効なデータとなるために満たすべき条件を規定するプログラムコードとを抽出する。なお、ワークフロー変更部は、従来入力プロセスにおいて対象データが有効なデータとして入力されないように、従来入力プロセスのプログラムを変更する。例えば、対象データとして上述の抽出対象となったプログラムコードを削除やコメントアウト等してもよい。
最後に、ワークフロー変更部56は、対象データの従来入力プロセスのプログラムから抽出したプログラムコードを新規入力プロセスのプログラムに設定する。この設定においては、新規入力プロセスのプログラムを新規に作成してもよく、また、フレームワーク等により新規入力プロセスのプログラムが自動生成されるときには、自動生成されたプログラムに、抽出したプログラムコードを追加設定してもよい。なお、ワークフロー変更部56は、新規入力プロセスを追加する代わりに、対象データの参照プロセスから所定数以内の位置にある既存の業務プロセスのプログラムに、当該抽出したプログラムコードを追加設定してもよい。
また、変更箇所検出部54において既述したように、ワークフロー変更部56は、ワークフローで提供するサービスに基づき、入力プロセスを追加してもよい。すなわち、ワークフロー情報保持部22にアクセスしてワークフロー情報を参照し、対象データの参照プロセスと条件分岐の業務プロセスとの間に新規入力プロセスを追加してもよい。
ここで、ワークフロー変更部56の動作を具体的に説明する。既述したように、図7のワークフローについて、参照関係特定部52により、契約データの入力プロセスおよび参照プロセスは業務プロセス102および業務プロセス112として特定され、変更箇所検出部54により変更対象として特定されたものとする。このとき、ワークフロー変更部56は、参照プロセスである「契約処理」から所定数、ここでは1以内の位置に契約データの新規入力プロセスを追加する。
図8は、変更後のワークフロー情報を模式的に示す。同図では、契約データの新規入力プロセスとして、業務プロセス116「追加データ受付」が追加されている。ワークフロー変更部56は、変更後のワークフロー情報をワークフロー情報保持部22に反映する。
続いて、ワークフロー変更部56は、業務プロセス情報保持部24にアクセスして、業務プロセス情報に新規入力プロセスの属性情報を追加する。図9は、変更後の業務プロセス情報の構造を示す。同図では、業務プロセス116「追加データ受付」の属性情報が実行順序「6」の位置に追加されている。最後に、ワークフロー変更部56は、新規入力プロセスのプログラムを設定する。図10は、新規入力プロセスのプログラムの抜粋を示す。同図は、図9に追加された「追加データ受付」のプログラム欄124で示されるプログラム「AddData」を示している。
新規入力プロセスのプログラムを設定するにあたり、ワークフロー変更部56は、従来入力プロセスである業務プロセス102「契約依頼受付」のプログラムから、契約データを入力させるためのプログラムコードを抽出する。また、入力された契約データが有効なデータか否かをチェックするためのプログラムコードを併せて抽出する。具体的には、図5の業務プロセス102「契約依頼受付」のプログラムから契約データを入力させるためのプログラムブロック136を抽出する。さらに、プログラムブロック136の入力データの文字列、例えば「氏名」等をプログラム内で検索することで入力データのチェックロジックであるプログラムブロック132を抽出する。最後に、抽出したプログラムコードを新規入力プロセスのプログラムに追加設定する。
なお、図10で示すように、ワークフロー変更部56は、プログラムブロック132および136に加えて、「見積もり番号」を入力させるためのプログラムブロック138を新規入力プロセスのプログラムに追加している。この見積もり番号は、従来入力プロセスにて入力されるデータのうち対象データとは異なるデータ(以下、「非対象データ」と呼ぶ。)、すなわち入力プロセスが変更対象とはならなかったデータを新規入力プロセスから参照するためのキー情報である。
この例においては、従来入力プロセスは業務プロセス102「契約依頼受付」であり、非対象データは見積もりデータである。ワークフロー変更部56は、従来入力プロセスから対象データのプログラムコードを抽出する際に、見積もり番号を払い出すプログラムコードを従来入力プロセスに追加する。このプログラムコードは、業務プロセス102が実行されるたびに、システム時刻等に応じて、一意の見積もり番号を払い出す。業務プロセス実行部44は、業務プロセス102「契約依頼受付」の実行において、当該プログラムコードも実行し、見積もり番号を画面表示や電子メール等の手段でユーザに通知する。これに併せて、当該業務プロセスにおいてユーザから入力される見積もりデータを当該見積もり番号に対応づけて入力データ保持部28に記録する。
業務プロセス実行部44は、新規入力プロセスである業務プロセス112「追加データ入力」を実行する際に、ユーザにより入力された見積もり番号をキーとして入力データ保持部28を検索し、見積もりデータを取得する。これにより、業務プロセス112「追加データ入力」の実行において、見積もりデータおよび契約データに基づく処理が可能になる。言い換えれば、業務プロセス112「契約依頼受付」における従来の処理と同様の処理が可能になる。例えば、見積もりデータおよび契約データの双方を参照したデータの有効性確認、いわゆる複合チェックが可能になる。
本実施形態によれば、入力データの入力プロセスが参照プロセスの近傍に自動的に設定され、また条件分岐がある場合には、参照プロセスが実行されることを条件として、入力プロセスも実行されるように自動的に設定される。これにより、ユーザがデータを入力したにも関わらず、そのデータを参照する業務プロセスは実行されない事態を抑止できる。言い換えれば、ユーザに無駄なデータの入力を強いることが回避でき、ユーザに入力させるデータ数を実質的に少なくできる。ユーザにとっては、入力すべきデータは少ない方が望ましい。ワークフロー処理装置100は、必要最低限のデータを適切なタイミングでユーザに入力させることで、ユーザの利便性を向上させられる。
また、入力プロセスが適切な位置に自動設定されることで、システム開発者の負担を低減できる。すなわち、ワークフロー処理装置100によりワークフローは自動的に最適化されるため、システム開発者に要求される開発量は最小限となる。システム開発者は、必要に応じて当該ワークフローを試験すればよく、迅速なサービス提供およびシステム開発費の低減が可能となる。
本実施形態が好適なサービスとして契約サービスがある。典型的な契約サービスには、見積もり処理、ユーザによる見積もり結果確認、および契約処理が含まれることが多いが、見積もり処理は、契約処理に比べ、その実行に必要なデータが少数でよいことが多い。見積もり処理には、見積もりをするための最低限の見積もりデータがあればよく、一方で契約処理には、ユーザの個人情報など細かい情報を含む契約データまで必要だからである。したがって、見積もりの結果次第では契約しない可能性があるユーザに、見積もりを申込む段階で契約データについても入力させるのは望ましくない。大量の契約データをユーザに入力させたものの、見積もり後に契約されない場合、個人情報を含む大量の契約データを入力したのに結局無駄になった、とユーザに不満を感じさせ、その利便性を低下させるからである。ワークフロー処理装置100は、必要最低限のデータを適切なタイミングでユーザに入力させることで、ユーザの利便性を向上させられる。特に、個人情報の提供にユーザが敏感な現在、ユーザの個人情報を必要なときに初めて要求するワークフローに自動変更できることは重要な効果である。
また、本実施形態によれば、新規入力プロセスのプログラムに、単に対象データを入力させるためのプログラムコードを設定するだけでなく、チェックコード等、対象データが有効なデータとなるために満たすべき条件を規定するプログラムコードも設定できる。言い換えれば、入力データについて、そのプレゼンテーションコードだけではなく、ビジネスロジックコードについても新規入力プロセスに自動設定できる。これにより、新規入力プロセスに必要なプログラムコードの多くがワークフロー処理装置100により自動設定され、システム開発者の負担を低減できる。
さらに本実施形態によれば、従来入力プロセスで入力される非対象データと、新規入力プロセスで入力される対象データとをキー情報により関連づけできる。これにより、新規入力プロセスの実行において非対象データを参照でき、対象データと非対象データとが同時入力される場合と同等の処理が可能となる。例えば、対象データと非対象データとの複合チェックが可能となる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、本実施例において示された各機能ブロックの単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
変形例を説明する。この変形例では、ワークフロー処理装置100は、図示しないサービス情報保持部と、図示しないワークフロー特定部とをさらに備える。サービス情報保持部は、ワークフロー処理装置100が顧客に提供する複数のサービスと、それぞれのサービスにおける業務プロセスの実行順序を示す複数のワークフローとが対応づけられたサービス情報を保持する。複数のサービスには、例えば商品のネット販売、オンライン見積もりサービス、オンライン契約サービス等が含まれる。また、販売、見積もり、契約等の対象となる商品やサービスごとに別のワークフローと対応づけられてもよい。
ワークフロー特定部は、ユーザにより選択されたサービスを示すデータを顧客端末200およびデータ受信部12を介して取得する。そして、サービス情報を参照して、ユーザにより選択されたサービスに対応づけられているワークフローを実行すべきワークフローとして特定する。業務プロセス実行部44は、ワークフロー特定部において特定されたワークフローにしたがって業務プロセスを実行する。
この変形例によれば、ワークフロー処理装置100は、提供すべきサービスがユーザごとに異なる場合でも、それぞれのサービスに応じて適切なワークフローを選択できる。これにより、ワークフロー処理装置100は多様なユーザのニーズに対応でき、ユーザの利便性を向上できる。
別の変形例を説明する。この変形例では、ワークフロー処理装置100は、複数の見積もりシステムとネットワークを介して接続される。見積もりシステムは、典型的には、異なる保険会社のシステムであり、それぞれのシステムで必要とされる見積もりデータには共通のものもあれば、異なるものもある。複数の見積もりシステムそれぞれで必要とされる見積もりデータは、各見積もりシステムと対応づけられてデータ保持部20が保持している。顧客は、顧客端末200に表示される複数の見積もりデータ項目の中から1以上の任意の項目に見積もりデータを入力する。
データ処理部30は、ユーザインタフェース処理部10を介して、1以上の見積もりデータを顧客端末200から受信する。データ処理部30は、データ保持部を参照して、入力された見積もりデータにより見積もり処理が可能な見積もりシステムを特定し、特定した見積もりシステムに見積もりデータを送信する。データ処理部30は、各見積もりシステムから見積もり結果を受信して、ユーザインタフェース処理部10を介して、顧客端末200に見積もり結果を送信して表示させる。
上述したように、見積もり時点において、個人情報の入力や多くの見積もりデータの入力を嫌がる顧客は多い。この変形例によれば、全ての見積もりデータの入力を顧客に強いることなく、顧客により任意に入力された見積もりデータにより見積もり処理が可能な見積もりシステムを選択する。これにより、顧客は、自身の許容できる情報開示範囲で見積もり結果を得られる。最初の情報開示範囲で十分な数の見積もり結果が得られなければ、顧客は、情報開示範囲をその都度少しずつ拡大させることもできる。すなわち、本変形例によれば、見積もりサービスを享受したい顧客の利便性を高めることができる。
ワークフロー処理システムのハードウェア構成図である。 本実施形態におけるワークフロー処理装置の機能構成を示すブロック図である。 ワークフロー情報を模式的に示す図である。 業務プロセス情報の構造を示す図である。 業務プロセスのプログラムの抜粋を示す図である。 入力データが入力プロセスおよび参照プロセスに対応づけられた状態を示す図である。 契約データの入力プロセスおよび参照プロセスをワークフロー上に示す図である。 変更後のワークフロー情報を模式的に示す図である。 変更後の業務プロセス情報の構造を示す図である。 新規入力プロセスのプログラムの抜粋を示す図である。
符号の説明
10 ユーザインタフェース処理部、12 データ受信部、14 データ送信部、20 データ保持部、22 ワークフロー情報保持部、24 業務プロセス情報保持部、26 進捗情報保持部、28 入力データ保持部、30 データ処理部、40 ワークフロー実行部、42 進捗情報更新部、44 業務プロセス実行部、50 ワークフロー調整部、52 参照関係特定部、54 変更箇所検出部、56 ワークフロー変更部、100 ワークフロー処理装置、102,104,106,108,110,112,114,116 業務プロセス、120 業務プロセス欄、122 実行順序欄、124 プログラム欄、130,132,134,136,138 プログラムブロック、140 入力データ欄、142 入力プロセス欄、144 参照プロセス欄、200 顧客端末、300 通信網、1000 ワークフロー処理システム。

Claims (11)

  1. 一の業務プロセスが実行されたことを条件として、別の業務プロセスが実行されるように規定するワークフローにしたがって、複数の業務プロセスを順次実行する業務プロセス実行部と、
    各業務プロセスの動作履歴が記録された実行ログを参照して、各業務プロセスの実行においてユーザから入力されるデータを特定し、一のデータを入力する業務プロセスおよび当該データを参照する業務プロセスをそれぞれ入力プロセスおよび参照プロセスとして前記入力されるデータごとに特定する参照関係特定部と、
    前記入力されるデータごとに、入力プロセスが実行されてから参照プロセスが実行されるまでに所定数より多くの業務プロセスが存在する箇所を検出する変更箇所検出部と、
    前記入力されるデータのうち前記箇所が検出されたデータを対象データとして特定し、対象データの参照プロセスよりも実行順序が前で、参照プロセスとの実行順序の差が所定数以内の業務プロセスとして、対象データをユーザに入力させるための新たな入力プロセスを追加するワークフロー変更部と、
    を備え
    前記変更箇所検出部は、前記入力されるデータごとに、入力プロセスが実行されてから参照プロセスが実行されるまでに条件分岐を行う業務プロセスが存在するか否かをさらに検出し、
    前記ワークフロー変更部は、前記入力されるデータのうち、入力プロセスが実行されてから参照プロセスが実行されるまでに条件分岐を行う業務プロセスが存在することが検出されたデータを対象データとして特定し、前記条件分岐による分岐先のうち参照プロセスが実行されるワークフローにおいて、参照プロセスよりも前に実行され、参照プロセスとの実行順序の差が所定数以内の業務プロセスとして、対象データをユーザに入力させるための新たな入力プロセスを追加することを特徴とするワークフロー処理装置。
  2. 前記ワークフロー変更部は、前記対象データの従来の入力プロセスのプログラムから対象データをユーザに入力させるためのプログラムコードを抽出して、当該プログラムコードを前記新たな入力プロセスのプログラムに設定することを特徴とする請求項1に記載のワークフロー処理装置。
  3. 前記ワークフロー変更部は、前記従来の入力プロセスの実行において入力されるデータのうち、前記対象データとは異なる非対象データを前記新たな入力プロセスから参照する必要があるとき、前記非対象データを特定するキー情報をユーザに入力させるためのプログラムコードを前記新たな入力プロセスのプログラムに設定し、
    前記業務プロセス実行部は、前記新たな入力プロセスの実行において前記キー情報を検出したとき、当該キー情報を介して非対象データを参照することを特徴とする請求項に記載のワークフロー処理装置。
  4. 一の業務プロセスが実行されたことを条件として、別の業務プロセスが実行されるように規定するワークフローにしたがって、複数の業務プロセスを順次実行する業務プロセス実行部と、
    各業務プロセスの動作履歴が記録された実行ログを参照して、各業務プロセスの実行においてユーザから入力されるデータを特定し、一のデータを入力する業務プロセスおよび当該データを参照する業務プロセスをそれぞれ入力プロセスおよび参照プロセスとして前記入力されるデータごとに特定する参照関係特定部と、
    前記入力されるデータごとに、入力プロセスが実行されてから参照プロセスが実行されるまでに所定数より多くの業務プロセスが存在する箇所を検出する変更箇所検出部と、
    前記入力されるデータのうち前記箇所が検出されたデータを対象データとして特定し、対象データの参照プロセスよりも実行順序が前で、参照プロセスとの実行順序の差が所定数以内の業務プロセスとして、対象データをユーザに入力させるための新たな入力プロセスを追加するワークフロー変更部と、
    を備え
    前記ワークフロー変更部は、前記対象データの従来の入力プロセスのプログラムから対象データをユーザに入力させるためのプログラムコードを抽出して、当該プログラムコードを前記新たな入力プロセスのプログラムに設定し、さらに、前記従来の入力プロセスの実行において入力されるデータのうち、前記対象データとは異なる非対象データを前記新たな入力プロセスから参照する必要があるとき、前記非対象データを特定するキー情報をユーザに入力させるためのプログラムコードを前記新たな入力プロセスのプログラムに設定し、
    前記業務プロセス実行部は、前記新たな入力プロセスの実行において前記キー情報を検出したとき、当該キー情報を介して非対象データを参照することを特徴とするワークフロー処理装置。
  5. 前記ワークフロー変更部は、前記対象データの従来の入力プロセスのプログラムから、前記対象データが有効なデータとなるために満たすべき条件を規定するプログラムコードを含めて抽出することを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のワークフロー処理装置。
  6. ユーザに対する複数のサービスと、複数のワークフローとがそれぞれ対応づけられたサービス情報を保持するサービス情報保持部と、
    前記サービス情報を参照して、ユーザにより選択されたサービスに応じて、前記複数のワークフローの中から一のワークフローを特定するワークフロー特定部をさらに備え、
    前記業務プロセス実行部は、前記ワークフロー特定部において特定されたワークフローにしたがって、複数の業務プロセスを順次実行することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のワークフロー処理装置。
  7. 前記業務プロセス実行部は、各業務プロセスの実行においてユーザに所定のデータを入力させるために、各業務プロセスに対応づけられたプログラムをユーザの端末に送信して、前記ユーザの端末に前記データの入力画面を表示させることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のワークフロー処理装置。
  8. 見積もり手続きが実行され、その見積もり結果に基づくユーザからの契約指示が検出されることを条件として、契約手続きが実行されるように規定するワークフローにしたがって、契約サービスを実現するための複数の手続きを順次実行する手続き実行部と、
    各手続きの動作履歴が記録された実行ログを参照して、各手続きの実行においてユーザから入力されるデータを特定し、前記契約手続きにのみ必要な契約データを入力する手続きを入力手続きとして特定する手続き特定部と、
    前記入力手続きが実行されてから前記契約手続きが実行されるまでに所定数より多くの手続きが存在するか否かを判定する判定部と、
    前記入力手続きが実行されてから前記契約手続きが実行されるまでに所定数より多くの手続きが存在する場合に、前記契約手続きよりも実行順序が前で、前記契約手続きとの実行順序の差が所定数以内の業務プロセスとして、前記契約データをユーザに入力させるための新たな入力手続きを追加するワークフロー変更部と、
    を備え
    前記判定部は、前記入力手続きが実行されてから前記契約手続きが実行されるまでに前記契約指示の内容に基づいて条件分岐を行う手続きが存在するか否かをさらに判定し、
    前記ワークフロー変更部は、前記条件分岐を行う手続きが存在する場合に、前記条件分岐による分岐先のうち前記契約手続きが実行されるワークフローにおいて、前記契約手続きよりも実行順序が前で、前記契約手続きとの実行順序の差が所定数以内の業務プロセスとして、前記契約データをユーザに入力させるための新たな入力手続きを追加することを特徴とするワークフロー処理装置。
  9. 見積もり手続きが実行され、その見積もり結果に基づくユーザからの契約指示が検出されることを条件として、契約手続きが実行されるように規定するワークフローにしたがって、契約サービスを実現するための複数の手続きを順次実行する手続き実行部と、
    各手続きの動作履歴が記録された実行ログを参照して、各手続きの実行においてユーザから入力されるデータを特定し、前記契約手続きにのみ必要な契約データを入力する手続きを入力手続きとして特定する手続き特定部と、
    前記入力手続きが実行されてから前記契約手続きが実行されるまでに所定数より多くの手続きが存在するか否かを判定する判定部と、
    前記入力手続きが実行されてから前記契約手続きが実行されるまでに所定数より多くの手続きが存在する場合に、前記契約手続きよりも実行順序が前で、前記契約手続きとの実行順序の差が所定数以内の業務プロセスとして、前記契約データをユーザに入力させるための新たな入力手続きを追加するワークフロー変更部と、
    を備え
    前記ワークフロー変更部は、前記契約データの従来の入力手続きのプログラムから前記契約データをユーザに入力させるためのプログラムコードを抽出して、当該プログラムコードを前記新たな入力手続きのプログラムに設定し、さらに、前記従来の入力手続きの実行において入力されるデータのうち、前記契約データとは異なるデータを前記新たな入力手続きから参照する必要があるとき、前記異なるデータを特定するキー情報をユーザに入力させるためのプログラムコードを前記新たな入力手続きのプログラムに設定し、
    前記手続き実行部は、前記新たな入力手続きの実行において前記キー情報を検出したとき、当該キー情報を介して前記異なるデータを参照することを特徴とするワークフロー処理装置。
  10. 一の業務プロセスが実行されたことを条件として、別の業務プロセスが実行されるように規定するワークフローにしたがって、複数の業務プロセスを順次実行する業務プロセス実行機能と、
    各業務プロセスの動作履歴が記録された実行ログを参照して、各業務プロセスの実行においてユーザから入力されるデータを特定し、一のデータを入力する業務プロセスおよび当該データを参照する業務プロセスをそれぞれ入力プロセスおよび参照プロセスとして前記入力されるデータごとに特定する参照関係特定機能と、
    前記入力されるデータごとに、入力プロセスが実行されてから参照プロセスが実行されるまでに所定数より多くの業務プロセスが存在する箇所を検出する変更箇所検出機能と、
    前記入力されるデータのうち前記箇所が検出されたデータを対象データとして特定し、対象データの参照プロセスよりも実行順序が前で、参照プロセスとの実行順序の差が所定数以内の業務プロセスとして、対象データをユーザに入力させるための新たな入力プロセスを追加するワークフロー変更機能と、
    をコンピュータに実現させ
    前記変更箇所検出機能は、前記入力されるデータごとに、入力プロセスが実行されてから参照プロセスが実行されるまでに条件分岐を行う業務プロセスが存在するか否かをさらに検出し、
    前記ワークフロー変更機能は、前記入力されるデータのうち、入力プロセスが実行されてから参照プロセスが実行されるまでに条件分岐を行う業務プロセスが存在することが検出されたデータを対象データとして特定し、前記条件分岐による分岐先のうち参照プロセスが実行されるワークフローにおいて、参照プロセスよりも前に実行され、参照プロセスとの実行順序の差が所定数以内の業務プロセスとして、対象データをユーザに入力させるための新たな入力プロセスを追加することを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. 一の業務プロセスが実行されたことを条件として、別の業務プロセスが実行されるように規定するワークフローにしたがって、複数の業務プロセスを順次実行する業務プロセス実行機能と、
    各業務プロセスの動作履歴が記録された実行ログを参照して、各業務プロセスの実行においてユーザから入力されるデータを特定し、一のデータを入力する業務プロセスおよび当該データを参照する業務プロセスをそれぞれ入力プロセスおよび参照プロセスとして前記入力されるデータごとに特定する参照関係特定機能と、
    前記入力されるデータごとに、入力プロセスが実行されてから参照プロセスが実行されるまでに所定数より多くの業務プロセスが存在する箇所を検出する変更箇所検出機能と、
    前記入力されるデータのうち前記箇所が検出されたデータを対象データとして特定し、対象データの参照プロセスよりも実行順序が前で、参照プロセスとの実行順序の差が所定数以内の業務プロセスとして、対象データをユーザに入力させるための新たな入力プロセスを追加するワークフロー変更機能と、
    をコンピュータに実現させ
    前記ワークフロー変更機能は、前記対象データの従来の入力プロセスのプログラムから対象データをユーザに入力させるためのプログラムコードを抽出して、当該プログラムコードを前記新たな入力プロセスのプログラムに設定し、さらに、前記従来の入力プロセスの実行において入力されるデータのうち、前記対象データとは異なる非対象データを前記新たな入力プロセスから参照する必要があるとき、前記非対象データを特定するキー情報をユーザに入力させるためのプログラムコードを前記新たな入力プロセスのプログラムに設定し、
    前記業務プロセス実行機能は、前記新たな入力プロセスの実行において前記キー情報を検出したとき、当該キー情報を介して非対象データを参照することを特徴とすることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2008018333A 2008-01-29 2008-01-29 ワークフロー処理装置 Expired - Fee Related JP5048537B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008018333A JP5048537B2 (ja) 2008-01-29 2008-01-29 ワークフロー処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008018333A JP5048537B2 (ja) 2008-01-29 2008-01-29 ワークフロー処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009181240A JP2009181240A (ja) 2009-08-13
JP5048537B2 true JP5048537B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=41035198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008018333A Expired - Fee Related JP5048537B2 (ja) 2008-01-29 2008-01-29 ワークフロー処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5048537B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8543986B2 (en) * 2010-07-08 2013-09-24 Fujitsu Limited Methods and systems for test automation of forms in web applications
JP6422346B2 (ja) * 2015-01-08 2018-11-14 株式会社日立製作所 プログラム生成装置、及び、プログラム生成方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3767666B2 (ja) * 1999-06-25 2006-04-19 沖電気工業株式会社 ワークフロー管理システム
JP3918526B2 (ja) * 2001-11-22 2007-05-23 富士通株式会社 冷やかし情報情報排除装置及びプログラム
JP4676784B2 (ja) * 2004-03-02 2011-04-27 株式会社リコー プロセス管理装置、プロセス管理方法及びプロセス管理プログラム
JP2006195892A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Fuji Xerox Co Ltd フロー処理プログラム、装置およびフロー順序変更方法
JP4794215B2 (ja) * 2005-05-25 2011-10-19 株式会社Ihiエスキューブ ワークフローシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009181240A (ja) 2009-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10013411B2 (en) Automating data entry for fields in electronic documents
US8983935B2 (en) Methods for utilizing a javascript emulator in a web content proxy server and devices thereof
US11245777B1 (en) Multi-application interactive support and communication interface
US11620444B2 (en) Providing action associated with event detected within communication
US20210383370A1 (en) Enhanced multi-party user data deletion
CN101193007A (zh) 统一资源定位符命令测试方法、场景测试方法和相应设备
US11120200B1 (en) Capturing unstructured information in application pages
JP2013528859A (ja) クライアントアプリケーションとウェブページの統合
US10417317B2 (en) Web page profiler
CN102750081A (zh) 信息处理设备、信息处理方法和程序
US20140025597A1 (en) Applying for a job using a mobile computing device
JP2016045545A (ja) 影響調査システム、影響調査方法、および影響調査プログラム
JP2015184723A (ja) 文書作成支援システム
CN110225076A (zh) 文件交互方法、装置、电子设备及存储介质
JP5048537B2 (ja) ワークフロー処理装置
JP5215393B2 (ja) コンテンツサーバの待ち時間の決定
JP2006155601A (ja) 製品構成設計支援システム
CN110807652A (zh) 基于礼品的营销信息管理方法及***
JP2020047057A (ja) 情報処理方法、情報処理装置及びプログラム
US20130097493A1 (en) Managing Digital Signatures
CN103164217B (zh) 用于后端***的独立数据实体
JP6552162B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
WO2021234019A1 (en) Database management methods and associated apparatus
JP6515736B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
CN107544750A (zh) 终端设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120717

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120719

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees