JP5047054B2 - 連続鋳造用ガイドロールセグメント - Google Patents

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本発明は、鋳造中に上、下フレームのガイドロール間隔を調整して、鋳片未凝固部の圧下を行い、鋳片厚みの変更に対応する連続鋳造用ガイドロールセグメントに関する。
従来、連続鋳造設備の連続鋳造用ガイドロールセグメントは、連続鋳造用ガイドロールセグメントの上、下フレームにそれぞれ設けられているガイドロールの間隔を調整するウォームジャッキと、上フレームを下フレームに押付ける押付け用油圧シリンダを有しており、非鋳造時では上、下フレームのガイドロールの間隔を調整できるが、鋳造中にはガイドロールの間隔を調整することができないのが一般的であった(例えば、特許文献1参照)。一方、連続鋳造設備で鋳造される鋳片の品質対策として、鋳造中に鋳片の未凝固部を圧下することが提案されている。そこで、鋳造中に鋳片の未凝固部の圧下を可能にするため、上フレームのガイドロール1本ごとに油圧シリンダを設置し、ガイドロール1本毎に圧下制御を行って鋳造中に上、下フレームに設けられたガイドロール間隔の調整が可能な連続鋳造用ガイドロールセグメントが提案されている(例えば、特許文献2参照)。また、上フレームを下フレームに押付ける押付け用油圧シリンダの押付け力をバルジング力と同等程度まで低下させ、ウォームジャッキのストロークを調整して鋳造中に上、下フレームのガイドロール間隔を変更することが開示されている(例えば、特許文献3参照)。
実開昭64−49350号公報 特開平5−8004号公報 特開2002−283020号公報
しかしながら、特許文献2に記載された発明では、多数の油圧シリンダを必要とし、各油圧シリンダは同期して駆動させるため制御装置も複雑になるという問題がある。特許文献3に記載された発明では、出力の大きな高価なウォームジャッキが必要となり、更に、押付け用油圧シリンダの押付け力をバルジング力と同等程度まで鋳造中に低下させる油圧制御を行うために、複雑で高価な油圧制御が必要になるという問題がある。更に、特許文献2、3の発明を既設の連続鋳造用ガイドロールセグメント(鋳造中にガイドロールの間隔の調整ができない連続鋳造用ガイドロールセグメント)に適用する場合、大幅な改造を伴うという問題も生じる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、構造及び制御が簡単で、しかも安価で、鋳造中に緩衝機構(押付けシリンダ等)を利用して上、下フレームのガイドロール間隔を調整して、鋳造中に鋳片未凝固部の圧下及び鋳片厚みの変更に対応することが可能な連続鋳造用ガイドロールセグメントを提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る連続鋳造用ガイドロールセグメントは、上、下フレームが周囲4本のコラム軸でそれぞれ緩衝機構を介して締結された連続鋳造用ガイドロールセグメントにおいて、
前記それぞれのコラム軸の中間部に中空軸油圧シリンダを配置し、前記上、下フレームに設けられているガイドロールの間隔を調整し、
前記緩衝機構は、前記上フレームを前記下フレームに向けて付勢状態にして前記ガイドロールの間隔を維持すると共に、前記上フレームに加わる上向きの力が該緩衝機構の付勢力より大きくなった際に該上フレームを上昇させて、前記上、下フレームにそれぞれ設けられている前記ガイドロールの間隔を広げている。
本発明に係る連続鋳造用ガイドロールセグメントにおいて、前記緩衝機構は、前記上フレームに取付けられた第2の油圧シリンダであって、前記上フレームを前記下フレームに対して鋳片の鋳造方向に下り傾斜させることができるように、該第2の油圧シリンダのロッドは前記コラム軸の頂部に傾動可能に連結されていることが好ましい。
ここで、前記第2の油圧シリンダのロッドと前記コラム軸はピン又は自在継手を介して連結されていることが好ましい。
本発明に係る連続鋳造用ガイドロールセグメントにおいて、前記中空軸油圧シリンダの力は、前記第2の油圧シリンダの力より大きく設定できることが好ましい。
また、前記中空軸油圧シリンダの中空軸シリンダ部は前記上フレームに固定され、該中空軸油圧シリンダの中空出力軸の下端は前記コラム軸に設けられたフランジに当接していることが好ましい。
本発明に係る連続鋳造用ガイドロールセグメントにおいては、鋳造中にコラム軸の中間部に配置された中空軸油圧シリンダを作動することで上、下フレームの間隔を変えることができ、上、下フレームのガイドロール間隔を調整することが可能になる。その結果、鋳造中に緩衝機構を利用して(例えば、緩衝用の押付けシリンダの力により)鋳片の未凝固部の圧下を行うことができると共に、鋳造中に鋳片厚みの変更に対応して上フレームのガイドロール位置を変更することができる。また、上、下フレームのガイドロール間隔の調整を、簡単な構造及び簡単な制御で、しかも安価に行うことができるので、既設の連続鋳造用ガイドロールセグメントに対して大幅な改造を行わずに、鋳造中にガイドロールの間隔の調整が可能な連続鋳造用ガイドロールセグメントに改造できる。
緩衝機構が上フレームに取付けられた第2の油圧シリンダである場合、上フレームを下方に向けて付勢することができる。これによって、上、下ガイドロールで鋳片を挟んだ際に上、下ガイドロールの間隔が拡大するのを防止して鋳片を圧下することができる。これにより、例えば、異常な形状の鋳片が流れてきて、鋳片厚みが急増して上フレームに加わる上向きの力が第2の油圧シリンダの力より大きくなった際に、上フレームが上昇することができ、上、下ガイドロールの間隔が広くなって上、下ガイドロールの損傷を防止できる。また、第2の油圧シリンダのロッドがコラム軸の頂部に傾動可能に連結することで、鋳片の鋳造方向の入側に配置される中空軸油圧シリンダのストロークより出側に配置される中空軸油圧シリンダのストロークを大きくして、上フレームを下フレームに対して鋳片の鋳造方向に下り傾斜させることができる。これによって、上、下ガイドロールの間隔を鋳片の入側から出側に向かって徐々に小さくすることができ、鋳片の傾斜圧下を行うことができる。
第2の油圧シリンダのロッドとコラム軸をピン又は自在継手を介して連結する場合、第2の油圧シリンダのロッドとコラム軸の傾動連結を、簡単な構造で、しかもコンパクトに行うことができる。
また、中空軸油圧シリンダの力を第2の油圧シリンダの力より大きく設定できる場合、鋳造中に、中空軸油圧シリンダの力を第2の油圧シリンダの力より小さくすることで、上、下ガイドロールの間隔を調整することができる。
更に、中空軸油圧シリンダの中空軸シリンダ部を上フレームに固定し、中空軸油圧シリンダの中空出力軸の下端をコラム軸に設けたフランジに当接させる場合、簡単、安価な構造で中空軸油圧シリンダを用い、第2の油圧シリンダを利用して上、下フレームの間隔を変えることができる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の一実施の形態に係る連続鋳造用ガイドロールセグメントの側面図、図2は同連続鋳造用ガイドロールセグメントの正面図、図3(A)は同連続鋳造用ガイドロールセグメントの圧下前の上、下フレームの状態を示す説明図、(B)は圧下前のガイドロールの状態を示す説明図、図4(A)は同連続鋳造用ガイドロールセグメントの圧下時の上、下フレームの状態を示す説明図、(B)は圧下時のガイドロールの状態を示す説明図である。
図1、図2に示すように、本発明の一実施の形態に係る連続鋳造用ガイドロールセグメント10は、上、下フレーム11、12が周囲4本のコラム軸13、14、15、16でそれぞれ緩衝機構の一例である第2の油圧シリンダ17を介して締結され、それぞれのコラム軸13、14、15、16の中間部に中空軸油圧シリンダ18、19、20、21を配置し、上、下フレーム11、12にそれぞれ設けられている上、下ガイドロール22、23の間隔を調整している。以下詳細に説明する。
ここで、上ガイドロール22は上フレーム11の下面側に、下ガイドロール23は下フレーム12上面側にそれぞれ図示しないロール取付け台を用いて、その軸心が位置決めされて(芯出しされて)回転可能に取付けられている。これによって、鋳片24の上、下面側を上、下ガイドロール22、23で支持することができる。
また、コラム軸16、15、14、13は、鋳片24の鋳造方向に沿って上、下フレーム11、12の左右の前後にそれぞれ垂直に設けられ、コラム軸13、14、15、16の下側は下フレーム12を貫通し、コラム軸13、14、15、16の下端部はそれぞれ下フレーム12の下部に取付けられた昇降手段の一例であるウォームジャッキ25の図示しない出力軸と連結し、コラム軸13、14、15、16の上側は上フレーム11内に挿入されている。また、第2の油圧シリンダ17は上フレーム11の上部に取付けられて、そのロッド26は上フレーム11内に挿入され、上フレーム11内に挿入されているコラム軸13、14、15、16の上端部とピン27を介して連結している。
中空軸油圧シリンダ18〜21の中央部にはそれぞれコラム軸13、14、15、16が貫通し、中空軸油圧シリンダ18〜21の中空軸シリンダ部28は、上フレーム11と一体となっている取付け部材29を介して上フレーム11の下部に固定されている。また、中空軸油圧シリンダ18〜21の中空出力軸30、31、32、33(中央部をコラム軸13、14、15、16が貫通している)の下端はコラム軸13、14、15、16に設けられたフランジ34、35、36、37に当接している。
以上のような構成とすることにより、鋳造時の上、下ガイドロール22、23の間隔調整時にコラム軸13、14、15、16に連結するウォームジャッキ25を駆動してコラム軸13、14、15、16を昇降させて上、下フレーム11、12にそれぞれ設けられた上、下ガイドロール22、23の間隔を鋳造開始時の開度に調整する。このとき、中空軸油圧シリンダ18、19、20、21は、第2の油圧シリンダ17より大きな力で中空出力軸30、31、32、33のストロークは伸ばしておく。そして、鋳造中に、中空軸油圧シリンダ18、19、20、21を操作して中空出力軸30、31、32、33のストロークを縮めることで第2の油圧シリンダ17の力により、上、下ガイドロール22、23の間隔を鋳片未凝固部の圧下時の開度に調整することが可能になる。
また、第2の油圧シリンダ17に供給する作動油の圧力を一定値に保持することで、上フレーム11に固定した第2の油圧シリンダ17によりコラム軸13、14、15、16を一定の力で引き込むことができ、コラム軸13、14、15、16は下フレーム12に固定されているため、上フレーム11を下方に向けて一定の力で付勢することができる。これによって、上、下ガイドロール22、23で鋳片24を挟んだ際に、上、下ガイドロール22、23の間隔が拡大するのを防止して鋳片24を圧下することができる。これにより、例えば、鋳片24の形状が異常で、鋳片厚みが急増した場合に、上フレーム11に加わる上向きの力が第2の油圧シリンダ17の力より大きくなった際に、上フレーム11が上昇することができ、上、下ガイドロール22、23の損傷を防止できる。
更に、第2の油圧シリンダ17のロッド26とコラム軸13、14、15、16の頂部はピン27を介して傾動可能な連結状態になっている。このため、鋳片24の鋳造方向の入側に配置される中空軸油圧シリンダ18、19のストロークより出側に配置される中空軸油圧シリンダ20、21のストロークを大きくして、上フレーム11を下フレーム12に対して鋳片24の鋳造方向に下り傾斜させることができる。このため、連続鋳造用ガイドロールセグメント10において、上、下ガイドロール22、23の間隔を鋳片24の入側から出側に向かって徐々に小さくすることができ、鋳片24の傾斜圧下を行うことができる。
ここで、鋳造開始前に中空軸油圧シリンダ18、19、20、21に供給する作動油の圧力を調整して中空軸油圧シリンダ18、19、20、21の力を第2の油圧シリンダ17の力より大きく設定しておき、鋳造中に、中空軸油圧シリンダ18、19、20、21の力を第2の油圧シリンダ17の力より小さくすることで、鋳片24の圧下(上、下ガイドロール22、23間隔の調整)を可能としている。
続いて、本発明の一実施の形態に係る連続鋳造用ガイドロールセグメント10の作用について説明する。
図3(A)に示すように、コラム軸13、14、15、16に連結するウォームジャッキ25を駆動してコラム軸13、14、15、16を昇降させることで、非鋳造時には上、下フレーム11、12にそれぞれ設けられた上、下ガイドロール22、23の間隔を調整できる。また、中空軸油圧シリンダ18、19、20、21に供給する作動油の圧力を調整して、中空軸油圧シリンダ18、19、20、21の力が第2の油圧シリンダ17の力より大きくなるように設定し、中空軸油圧シリンダ18、19、20、21の中空出力軸30、31、32、33を伸ばしておく。ここで、鋳片24の鋳造方向の入側に配置される中空軸油圧シリンダ18、19の中空出力軸30、31をストロークδ、出側に配置される中空軸油圧シリンダ20、21の中空出力軸32、33をストロークδとそれぞれ設定することができる。
これによって、図3(B)に示すように、鋳片24入側の上、下ガイドロール22、23の間隔t及び鋳片24出側の上、下ガイドロール22、23の間隔tをそれぞれ設定することができる。ここで、t=tと設定することもできる。これにより、第2の油圧シリンダ17により上フレーム11を下フレーム12に向けて付勢状態にして、上、下ガイドロール22、23の間隔を維持することができ、鋳片24の上面側を上ガイドロール22で、下面側を下ガイドロール23でそれぞれ支持しながら、鋳片24を鋳造方向に搬送することができる。
図4(A)に示すように、例えば、中空軸油圧シリンダ18、19、20、21に供給する作動油の圧力を0にすると、第2の油圧シリンダ17の力により中空軸油圧シリンダ18、19の中空出力軸30、31はストロークδに相当する距離だけ後退し、中空軸油圧シリンダ20、21の中空出力軸32、33はストロークδに相当する距離だけ後退する。その結果、中空軸油圧シリンダ18、19の中空軸シリンダ部28は下方に(フランジ34、35に向けて)δ移動し、中空軸シリンダ部28に取付け部材29を介して連結している上フレーム11の取付け部材29との連結部も下方にδ移動する。また、中空軸油圧シリンダ20、21の中空軸シリンダ部28は下方に(フランジ36、37に向けて)δ移動し、中空軸シリンダ部28に取付け部材29を介して連結している上フレーム11の取付け部材29との連結部も下方にδ移動する。
このため、鋳片24の入側における上、下ガイドロール22、23の間隔はtからt´に変化し、鋳片24の出側における上、下ガイドロール22、23の間隔はtからt´に変化する。ここで、δ=δの場合、連続鋳造用ガイドロールセグメント10で鋳片24の搬送中に圧下量がt−t´(=t−t´)の圧下を行うことができる。なお、上、下ガイドロール22、23の間隔の変更を鋳造中に行うと、鋳造中に鋳片24の圧下を開始することができる。また、圧下を中止する場合、中空軸油圧シリンダ18、19、20、21の力を第2の油圧シリンダ17の力より大きくなるように、中空軸油圧シリンダ18、19、20、21に供給する作動油の圧力を調整すれば、鋳造開始前の上、下ガイドロール22、23の間隔に戻すことができる。これにより、例えば、鋳造末期に異常な形状の鋳片24が流れてきた際に、上、下ガイドロール22、23の間隔を広げることができる。
また、δ<δの場合、上、下ガイドロール22、23の間隔は、鋳片24の搬送方向に沿って徐々に減少する。従って、連続鋳造用ガイドロールセグメント10で鋳片24の搬送中に、鋳片24の入側で圧下量t−t´の圧下を開始し、圧下量を徐々に増加させ鋳片24の出側で圧下量t−t´の圧下を行う傾斜圧下することができる。また、圧下を中止する場合、中空軸油圧シリンダ18、19、20、21の力を第2の油圧シリンダ17の力より大きくなるように、中空軸油圧シリンダ18、19、20、21に供給する作動油の圧力を調整すれば、鋳造開始前の上、下ガイドロール22、23の間隔に戻すことができる。これにより、例えば、鋳造末期に異常な形状の鋳片24が流れてきた際に、上、下ガイドロール22、23の間隔を広げることができる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
例えば、第2の油圧シリンダのロッドとコラム軸をピンで連結する代わりに、自在継手を介して連結してもよい。
また、緩衝機構を、バネを介して上フレームの上部に取付けられるロッドとすることもできる。このロッドとコラム軸を連結することで、上フレームを下方に(下フレームに)向けて付勢することができ、上、下ガイドロールで鋳片を挟んだ際に上、下ガイドロールの間隔が拡大するのを防止できる。そして、中空軸油圧シリンダの力をバネの付勢力より大きくすることで、例えば、異常な形状の鋳片により鋳片厚みが急増して、上フレームに加わる上向きの力が付勢力より大きくなった際に、バネが縮んで上フレームが上昇することができ、上、下ガイドロールの間隔が広くなって上、下ガイドロールの損傷を防止できる。
本発明の一実施の形態に係る連続鋳造用ガイドロールセグメントの側面図である。 同連続鋳造用ガイドロールセグメントの正面図である。 (A)は同連続鋳造用ガイドロールセグメントの圧下前の上、下フレームの状態を示す説明図、(B)は圧下前のガイドロールの状態を示す説明図である。 (A)は同連続鋳造用ガイドロールセグメントの圧下時の上、下フレームの状態を示す説明図、(B)は圧下時のガイドロールの状態を示す説明図である。
符号の説明
10:連続鋳造用ガイドロールセグメント、11:上フレーム、12:下フレーム、13、14、15、16:コラム軸、17:第2の油圧シリンダ、18、19、20、21:中空軸油圧シリンダ、22:上ガイドロール、23:下ガイドロール、24:鋳片、25:ウォームジャッキ、26:ロッド、27:ピン、28:中空軸シリンダ部、29:取付け部材、30、31、32、33:中空出力軸、34、35、36、37:フランジ

Claims (5)

  1. 上、下フレームが周囲4本のコラム軸でそれぞれ緩衝機構を介して締結された連続鋳造用ガイドロールセグメントにおいて、
    前記それぞれのコラム軸の中間部に中空軸油圧シリンダを配置し、前記上、下フレームに設けられているガイドロールの間隔を調整し、
    前記緩衝機構は、前記上フレームを前記下フレームに向けて付勢状態にして前記ガイドロールの間隔を維持すると共に、前記上フレームに加わる上向きの力が該緩衝機構の付勢力より大きくなった際に該上フレームを上昇させて、前記上、下フレームにそれぞれ設けられている前記ガイドロールの間隔を広げることを特徴とする連続鋳造用ガイドロールセグメント。
  2. 請求項1記載の連続鋳造用ガイドロールセグメントにおいて、前記緩衝機構は、前記上フレームに取付けられた第2の油圧シリンダであって、前記上フレームを前記下フレームに対して鋳片の鋳造方向に下り傾斜させることができるように、該第2の油圧シリンダのロッドは前記コラム軸の頂部に傾動可能に連結されていることを特徴とする連続鋳造用ガイドロールセグメント。
  3. 請求項2記載の連続鋳造用ガイドロールセグメントにおいて、前記第2の油圧シリンダのロッドと前記コラム軸はピン又は自在継手を介して連結されていることを特徴とする連続鋳造用ガイドロールセグメント。
  4. 請求項2又は3記載の連続鋳造用ガイドロールセグメントにおいて、前記中空軸油圧シリンダの力は、前記第2の油圧シリンダの力より大きく設定できることを特徴とする連続鋳造用ガイドロールセグメント。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の連続鋳造用ガイドロールセグメントにおいて、前記中空軸油圧シリンダの中空軸シリンダ部は前記上フレームに固定され、該中空軸油圧シリンダの中空出力軸の下端は前記コラム軸に設けられたフランジに当接していることを特徴とする連続鋳造用ガイドロールセグメント。
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