JP5044497B2 - 流量制御弁 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス等の流体の流量を連続制御する流量制御弁に関する。
従来、電磁駆動部と弁機構部を組合わせることにより流体の流量を連続制御できるようにした流量制御弁は、既に本出願人が提案した特許文献1で開示される流量制御弁が知られている。
特許文献1で開示される流量制御弁は、ソレノイドの外部に設けたアウタヨーク及び内部に設けたインナヨークを有するとともに、インナヨークの前端面に対して後端面が対向し、かつソレノイドの励磁により変位するプランジャを有する電磁駆動部と、プランジャの前端に設けることにより流路を開閉する弁体及びこの弁体を弾性支持するダイヤフラムを有する弁部とを備える流量制御弁であって、特に、プランジャの他端を少なくとも当該プランジャの可動方向に対して直角方向へ付勢する付勢部材を設けたものである。
特開2004−116616号公報
しかし、上述した特許文献1で開示される従来の流量制御弁は、次のような解決すべき課題が存在した。
この種の流量制御弁は、ダイヤフラムのバネ反力とソレノイドの吸引力の力関係により弁部の開度(流量)が決定されるとともに、ソレノイドの吸引力は電流の大きさにより決定されるため、流量の制御は電流(励磁電圧)の大きさを制御することにより行われる。この場合、位置に対して、ダイヤフラムのバネ反力は一次曲線により変化するのに対して、ソレノイドの吸引力は二次曲線により変化する。したがって、インナヨークの前端面(吸着面)にプランジャの後端面が接近した際には、吸引力が急激に大きくなる現象を生じる。図7は、一般的な流量制御弁、即ち、インナヨークの前端面とプランジャの後端面の全体が平坦面の場合の流量制御弁における励磁電圧〔V〕に対する流量〔リットル/分〕の変化特性Prを示す。図7から明らかなように、インナヨークの前端面にプランジャの後端面が接近した際には、Prsで示すように、励磁電圧を僅かに変化させても流量が急激に変動してしまう現象を生じ、結局、高精度の流量制御、更には安定性及び信頼性の高い制御を行うことができない難点があった。
なお、引用文献1の場合、異なるバネ定数を有する二枚のダイヤフラムを使用し、位置によってダイヤフラムのバネ反力の大きさが異なるように構成している。この構成によれば、ある程度の改善は実現できるものの、吸引力が急激に大きくなる現象を解消するには十分と言えず、更なる改善の余地が残されていた。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した流量制御弁の提供を目的とするものである。
本発明に係る流量制御弁1は、上述した課題を解決するため、ソレノイド3の外部に設けたアウタヨーク4及び内部に設けたインナヨーク5を有するとともに、インナヨーク5の前端面5fに対して、後端面6rが対向し、かつソレノイド3に印加する励磁電圧の大きさ対応して変位するプランジャ6を有する電磁駆動部2と、プランジャ6の前端6fに設けることにより流路Rを開閉する弁体12及びこの弁体12を弾性支持するダイヤフラム13を有する弁機構部11とを備える流量制御弁1を構成するに際して、プランジャ6の後端面6rをリング状の平坦部6xとこの平坦部6xの内側に設けたテーパ面6ytを有する凸部(又は凹部)6yとの組合わせにより形成することにより、後端面6rの平坦部6xに、リング状に形成した所定の厚さを有する磁気ギャップを設けるための非磁性材のガイドシート7を固定し、かつ当該ガイドシート7の外径をプランジャ6の外径よりもやや大きく設定することにより、ガイドシート7の外周面を、ソレノイド3に備えるコイルボビン21の内部に配したガイド筒部25gの内周面に摺接させるとともに、インナヨーク5の前端面5fをリング状の平坦部5xとこの平坦部5xの内側に設けたテーパ面5ytを有する凹部(又は凸部)5yとの組合わせにより形成し、後端面6r又は前端面5fの直径Dmに対する凸部6y又は凹部5yの直径Dyの比率及びテーパ面6yt,5ytの角度Qを所定の大きさに設定してなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、テーパ面6yt,5ytの角度Q(Qs)は、40〜80〔゜〕に設定することができる。また、後端面6r又は前端面5fの直径Dmに対する凸部6y又は凹部5yの直径Dyの比率は、30〜80〔%〕に設定することができる。一方、弁機構部11は、内部に流路Rを有するブロック本体部25mと、このブロック本体部25mの上端から上方に突出してコイルボビン21の内部に差し込むガイド筒部25gとを一体に有する弁ブロック25を備えて構成できる。
このような構成を有する本発明に係る流量制御弁1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) プランジャ6の後端面6rをリング状の平坦部6xとこの平坦部6xの内側に設けたテーパ面6ytを有する凸部(又は凹部)6yとの組合わせにより形成するとともに、インナヨーク5の前端面5fをリング状の平坦部5xとこの平坦部5xの内側に設けたテーパ面5ytを有する凹部(又は凸部)5yとの組合わせにより形成し、後端面6r又は前端面5fの直径Dmに対する凸部6y又は凹部5yの直径Dyの比率及びテーパ面6yt,5ytの角度Qを所定の大きさに設定してなるため、インナヨーク5にプランジャ6が接近した際に、プランジャ6に対する吸引力が急激に大きくなる現象を解消し、吸引力の変化を緩やかにすることができる。したがって、プランジャ6の全ストロークにおいてリニアリティの高い高精度の流量制御を行うことができるとともに、安定性及び信頼性の高い制御を行うことができる。
(2) 後端面6rの平坦部6xに、所定の厚さを有する非磁性材のガイドシート7を固定したため、インナヨーク5側とプランジャ6側はガイドシート7を介して接触するため、他の部位は非接触になる。この結果、ガイドシート7による磁気ギャップが設けられることになり、前端面5fに後端面6rが接近した際の最終段階における衝撃を緩和し、より安定性を高めることができる。しかも、ガイドシート7の外径をプランジャ6の外径よりもやや大きく設定することにより、ガイドシート7の外周面を、ソレノイド3に備えるコイルボビン21の内部に配したガイド筒部25gの内周面に摺接させるようにしたため、プランジャ6のスムースなスライド移動と減耗を回避できる。
(3) 好適な態様により、テーパ面6yt,5ytの角度Q(Qs)を、40〜80〔゜〕に設定すれば、本発明に係わる有効性を十分に確保することができる。
(4) 好適な態様により、後端面6r又は前端面5fの直径Dmに対する凸部6y又は凹部5yの直径Dyの比率を、30〜80〔%〕に設定すれば、テーパ面5yt,6ytの角度Qを設定することと併せて、本発明の有効性を確保する観点から、より大きなパフォーマンスを得ることができる。
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る流量制御弁1の基本的な構成について、図1及び図2を参照して説明する。
例示の流量制御弁1は、ノーマルクローズタイプであり、図1に示すように、基本的な構成として、電磁駆動部2と弁機構部11を備える。電磁駆動部2は、コイルボビン21にワイヤを巻回して構成した筒形のソレノイド3を備える。また、ソレノイド3の外部にはアウタヨーク4を配してソレノイド3を覆うとともに、ソレノイド3の内部にはインナヨーク5を配する。アウタヨーク4は全体を磁性材により形成し、筒形のヨーク側面部4mと、このヨーク側面部4mの両端開口を覆う上ヨーク端面部4u及び下ヨーク端面部4dを組付けて構成する。インナヨーク5は磁性材により形成し、全体の長さはヨーク側面部4mの軸方向長さの半分程度に選定する。そして、固定ネジ23により、インナヨーク5の後端面(上端面)5rを上ヨーク端面部4uの内面に固定し、アウタヨーク4とインナヨーク5を一体化することにより磁気的に接続する。さらに、ソレノイド3の内部には、磁性材により形成したプランジャ6を収容(挿入)する。したがって、プランジャ6の後端面6rは、インナヨーク5の前端面5fに対向する。なお、51はソレノイド3から導出したリード線であり、このリード線51は、図示を省略した制御系に接続する。制御系には、通電部及び制御部を備え、通電部はソレノイド3を励磁(通電)する機能を備えるとともに、制御部は通電部に接続してソレノイド3に印加する励磁電圧を可変する機能を備える。
一方、弁機構部11は、プランジャ6の前端6fに設けることにより流路Rを開閉する弁体12及びこの弁体12を弾性支持するダイヤフラム13を備える。また、弁機構部11は、非磁性材のステンレス材により形成した弁ブロック25を備え、この弁ブロック25の内部に流路Rを設けるとともに、弁機構部11を配設する。弁ブロック25は、ブロック本体部25mと、このブロック本体部25mの上端から上方に突出したガイド筒部25gを一体に有する。このガイド筒部25gは、内周面によりプランジャ6をスライド自在にガイドするとともに、ブロック本体部25mは、内部に流路Rを形成する上下に貫通した空間を有し、この空間はガイド筒部25gの内部に連通する。したがって、ガイド筒部25gは、下ヨーク端面部4dに形成した開孔部26を通してコイルボビン21の内部に差し込み、ブロック本体部25mの上端は下ヨーク端面部4dの外面(下面)に固定する。この際、ガイド筒部25gの先端はインナヨーク5の途中まで至るため、インナヨーク5の外周面には、ガイド筒部25gが嵌合する小径部を設ける。
また、弁体12は、先端部にゴム等で形成した弁部材27を有し、後端はプランジャ6の前端6fにネジ結合等により固定する。弁体12は水路Rに臨み、かつダイヤフラム13の中心部に弾性支持される。ダイヤフラム13は、円盤形に形成した二枚のダイヤフラムメンバ(板バネ部材)13a,13bを組合わせて構成する。なお、各ダイヤフラムメンバ13a,13bは、同一のバネ定数であってもよいし、異なるバネ定数であってもよい。さらに、各ダイヤフラムメンバ13a,13bは一緒に変位させてもよいし、特許文献1で示すように、プランジャ6の変位位置に対応して一枚又は二枚が変位するように構成してもよい。他方、ダイヤフラム13の外周部は、流路Rの内面に固定する。この場合、ブロック本体部25mの下端開口に閉塞ブロック28を螺着し、閉塞ブロック28の内側に水路Rを形成するとともに、閉塞ブロック28を螺着する際に、閉塞ブロック28とダイヤフラム13間に固定筒29を介在させ、この固定筒29とブロック本体部25mの内面によりダイヤフラム13を挟んで固定する。また、閉塞ブロック28の中心には流入口31を設け、この流入口31の内端開口に弁部材27を圧接させるとともに、閉塞ブロック28の外周部と流入口31間には、図2に示すように、二つの流出口32a,32bを設け、この流出口32a,32bの内端開口は流路Rに臨ませる。そして、流入口31の外端開口は、流入側配管35の接続口になるとともに、流出口32a,32bの外端開口は流出側配管36a,36bの接続口となる。
次に、本実施形態に係る流量制御弁1の要部の構成について、図1〜図4を参照して説明する。
まず、プランジャ6の後端面6rは、リング状の平坦部6xとこの平坦部6xの内側に設けたテーパ面6ytを有する凸部6yとの組合わせにより形成する。平坦部6xは軸心に対して直角面となる。この場合、図4に示すように、後端面6rの直径Dmに対する凸部6yの直径Dyの比率は、30〜80〔%〕程度に設定することができ、望ましくは、50〜60〔%〕に設定する。また、図4に示すように、テーパ面6ytの角度Q(Qs)は、40〜80〔゜〕程度に設定することができ、望ましくは、50〜70〔゜〕に設定する。
このように、本実施形態に係る流量制御弁1では、テーパ面6ytの角度Qを所定の大きさに設定する。図6は、テーパ面6ytの角度Qを異ならせた際の励磁電圧〔V〕に対する流量〔リットル/分〕の関係を示す。図6中、Paは、テーパ面6ytの角度Qを10〔゜〕に設定した場合であり、図4に角度Qaで示すとともに、角度Qaの凸部6yaを仮想線で示す。また、図6中、Psは、本実施形態により、テーパ面6ytの角度Qを60〔゜〕に設定した場合であり、図4に角度Qsで示すとともに、角度Qsの凸部6yを実線で示す。さらに、図6中、Pbは、テーパ面6ytの角度Qを120〔゜〕に設定した場合であり、図4に角度Qbで示すとともに、角度Qbの凸部6ybを仮想線で示す。図6から明らかなように、角度Qsを60〔゜〕に設定したPsの特性が最適である。Psの特性では、前述した従来の流量制御弁で発生する特性Prのような急激に大きくなる現象は発生せず、励磁電圧〔V〕の変化に対して流量〔リットル/分〕の変化は、十分なリニアリティを有している。これに対して、Paの特性は、変化が緩やかになり過ぎるため、反って制御性の低下を招くとともに、Pbの特性は、急激に大きくなる現象を十分に解消することができない。したがって、テーパ面6ytの角度Qは、40〜80〔゜〕程度が実用可能であり、本発明に係わる有効性を十分に確保することができるとともに、50〜70〔゜〕の設定が最適である。
さらに、本実施形態に係る流量制御弁1では、後端面6rの直径Dmに対する凸部6yの直径Dyの比率を所定の大きさに設定する。この場合、後端面6rの直径Dmに対する凸部6yの直径Dyが30〔%〕未満、或いは80〔%〕を超える場合には、十分な効果を得にくく、製造面(加工面)でも不利になる。したがって、直径Dmに対する直径Dyの比率を、30〜80〔%〕に設定すれば、上述したテーパ面6ytの角度Qを設定することと併せて、本発明の有効性を確保する観点から、より大きなパフォーマンスを得ることができる。このように、直径Dmに対する直径Dyの比率は、30〜80〔%〕程度が実用可能であり、特に、50〜60〔%〕が最適となる。
一方、インナヨーク5の前端面5fは、リング状の平坦部5xとこの平坦部5xの内側に設けたテーパ面5ytを有する凹部5yとの組合わせにより形成する。平坦部5xは軸心に対して直角面、即ち、平坦部6xに対して平行面となる。この場合、上述した後端面6rと同様に、前端面5fの直径Dmに対する凹部5yの直径Dyの比率は、30〜80〔%〕程度に設定することができ、望ましくは、50〜60〔%〕に設定するとともに、テーパ面5ytの角度Q(Qs)は、40〜80〔゜〕程度に設定することができ、望ましくは、50〜70〔゜〕に設定する。
また、後端面6rの平坦部6xには、非磁性材(ステンレス材等)によりリング状に形成したガイドシート7を固定する。この場合、ガイドシート7の厚さは0.1〔mm〕前後に設定することができる。これにより、インナヨーク5側とプランジャ6側はガイドシート7を介して接触するため、他の部位は非接触になる。この結果、ガイドシート7による磁気ギャップが設けられることになり、前端面5fに後端面6rが接近した際の最終段階における衝撃を緩和し、より安定性を高めることができる。さらに、ガイドシート7の外径はプランジャ6の外径よりもやや大きく設定し、ガイドシート7の外周面をガイド筒部25gの内周面に接触(摺接)させる。これにより、プランジャ6のスムースなスライド移動と減耗が回避される。
次に、本実施形態に係る流量制御弁1の使用方法及び動作について、図1〜図7を参照して説明する。
流量制御弁1を使用する際には、図1に示すように、流入口31の外端開口に流入側配管35を接続するとともに、二つの流出口32a,32bの外端開口には流出側配管36a,36bを接続する。また、リード線51は、前述したように、図示を省略した制御系に接続する。
まず、流量制御弁1に対する非通電時には、ソレノイド3は励磁されないため、弁体12の位置はダイヤフラム6により規制される。即ち、図1に示すように、ダイヤフラム6の弾力により、弁体12は最下降位置(閉位置)となり、弁部材27が流入口31の内端開口に圧接する。これにより、流入口31(流路R)は遮断される。
一方、ソレノイド3に励磁電圧を印加すれば、ソレノイド3が励磁され、プランジャ6に対してインナヨーク5から吸引力が発生する。これにより、プランジャ6はダイヤフラム13の弾力に抗して上方へ変位するとともに、プランジャ6に一体の弁体12も上方へ変位する。即ち、図5に示すように、弁部材27は実線で示すように、上方へ変位し、流入口31の内端開口から離れる。これにより、流入口31(流路R)は開放される。したがって、流入口31と流出口32a,32bは流路Rを介して連通し、流体(ガス)を流入口31に流入すれば、流体は、流入口31から流路Rを通り、流出口32a,32bから流出する。図5に示す点線矢印Fiは、流入口31に流入する流体の流通方向を示すとともに、点線矢印Fo,Foは、流出口32a,32bから流出する流体の流通方向を示している。また、図3及び図5において、Lsはプランジャ6(弁部材27)の可動ストロークを示している。
そして、この際、励磁電圧を徐々に大きくすれば、図6に示すように、励磁電圧の大きさに対応(ほぼ比例)して流体の流量も徐々に増加し、プランジャ6の後端面6r(平坦面6x)がインナヨーク5の前端面5f(平坦面5x)に当接すれば、最大流量となる。この場合、本実施形態に係る流量制御弁1では、インナヨーク5にプランジャ6が接近した場合であっても、プランジャ6に対する吸引力が急激に大きくなる現象は発生しない。したがって、プランジャ6の全ストロークにおいてリニアリティの高い高精度の流量制御を行うことができるとともに、安定性及び信頼性の高い制御を行うことができる。
以上、最良の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,材料,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除することができる。例えば、プランジャ6の後端面6rに凸部6yを設け、インナヨーク5の前端面5fに凹部5yを設けた場合を示したが、プランジャ6の後端面6rに凹部を設け、インナヨーク5の前端面5fに凸部を設けてもよい。また、平坦部6x及び5xは軸心に対して直角面に形成したが、所定の角度を設けた傾斜面、即ち、テーパ面6yt,5ytの角度Qとは異なる角度のテーパ面に形成してもよい。さらに、実施形態では、ノーマルクローズタイプの流量制御弁1を例示したが、ノーマルオープンタイプ(非通電時に全開)にも同様に適用できる。なお、流体としてガスを例示したが、空気や液体等の各種流体に適用することができる。
本発明の最良の実施形態に係る流量制御弁の縦断側面図、 同流量制御弁の底面図、 同流量制御弁におけるインナヨークの前端面とプランジャの後端面の拡大縦断面図、 同流量制御弁の原理説明図、 同流量制御弁における弁機構部の拡大縦断面図、 同流量制御弁の励磁電圧に対する流量の変化特性図、 従来技術に係る流量制御弁の励磁電圧に対する流量の変化特性図、
符号の説明
1:流量制御弁,2:電磁駆動部,3:ソレノイド,4:アウタヨーク,5:インナヨーク,5f:インナヨークの前端面,5x:平坦部,5y:凹部,5yt:テーパ面,6:プランジャ,6r:プランジャの後端面,6f:プランジャの前端,6x:平坦部,6y:凸部,6yt:テーパ面,7:ガイドシート,11:弁機構部,12:弁体,13:ダイヤフラム,21:コイルボビン,25:弁ブロック,25g:ガイド筒部,25m:ブロック本体部,R:流路,Dm:後端面又は前端面の直径,Dy:凸部又は凹部の直径,Qs:角度

Claims (4)

  1. ソレノイドの外部に設けたアウタヨーク及び内部に設けたインナヨークを有するとともに、前記インナヨークの前端面に対して、後端面が対向し、かつ前記ソレノイドに印加する励磁電圧の大きさに対応して変位するプランジャを有する電磁駆動部と、前記プランジャの前端に設けることにより流路を開閉する弁体及びこの弁体を弾性支持するダイヤフラムを有する弁機構部とを備える流量制御弁において、前記プランジャの後端面をリング状の平坦部とこの平坦部の内側に設けたテーパ面を有する凸部(又は凹部)との組合わせにより形成することにより、前記後端面の平坦部に、リング状に形成した所定の厚さを有する磁気ギャップを設けるための非磁性材のガイドシートを固定し、かつ当該ガイドシートの外径を前記プランジャの外径よりもやや大きく設定することにより、前記ガイドシートの外周面を、前記ソレノイドに備えるコイルボビンの内部に配したガイド筒部の内周面に摺接させるとともに、前記インナヨークの前端面をリング状の平坦部とこの平坦部の内側に設けたテーパ面を有する凹部(又は凸部)との組合わせにより形成し、前記後端面又は前記前端面の直径に対する前記凸部又は前記凹部の直径の比率及び前記テーパ面の角度を所定の大きさに設定してなることを特徴とする流量制御弁。
  2. 前記テーパ面の角度は、40〜80〔゜〕に設定することを特徴とする請求項1記載の流量制御弁。
  3. 前記後端面又は前記前端面の直径に対する前記凸部又は前記凹部の直径の比率は、30〜80〔%〕に設定することを特徴とする請求項1又は2記載の流量制御弁。
  4. 前記弁機構部は、内部に前記流路を有するブロック本体部と、このブロック本体部の上端から上方に突出して前記コイルボビンの内部に差し込む前記ガイド筒部とを一体に有する弁ブロックを備えることを特徴とする請求項1,2又は3記載の流量制御弁。
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