JP5041558B2 - びんのコーティングチャンバ - Google Patents
びんのコーティングチャンバ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5041558B2 JP5041558B2 JP2010143386A JP2010143386A JP5041558B2 JP 5041558 B2 JP5041558 B2 JP 5041558B2 JP 2010143386 A JP2010143386 A JP 2010143386A JP 2010143386 A JP2010143386 A JP 2010143386A JP 5041558 B2 JP5041558 B2 JP 5041558B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottle
- chamber
- width
- top plate
- outlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/80—Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging
Landscapes
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
近年の環境配慮型社会では、びん軽量化は必須事項であり、リターナブルびんにおいても、軽量化の要請が大きい。
アルカリ耐性の大きな被膜を形成するためには、コーティングの材料ガスを大きな圧力でびん外周面に吹き付けることが必要となる。
また、大きな圧力で材料ガスをびんに吹き付けると、チャンバ内でびんが転倒したり、滑ったりしてチャンバ内でびん詰まりが発生し、びん成形ラインに支障を来すという問題がある。
アルカリ耐性が大きな被膜を形成でき、しかもチャンバ内でびんが転倒しないコーティングチャンバを課題とするもので、例えば、下記特許文献1がある。
特許文献1のチャンバは、材料ガスの吹出口をびんの重心よりも下方に配設し、かつ、吹出口の面積の総和と風量を所定の範囲に組み合わせるものである。
びんは高さ約290mm、重心位置約112mm、外径約70mm、重さ約400gのものを用いた。
また、左右の吹出室にそれぞれガス(エア)を供給するブロアの周波数を85Hz(風量:約8m3/min)にて行った。
吹出口の高さと吹出口の面積(両側の合計)は、表2に示すとおりである。
吹出口の高さh0が重心位置に近づくと、急激に滑り量が増大する。また、天板を設けない方が滑り量が小さくなることが確認できた。
なお、胴部は内容量の大部分を収容する部分で外周面がほぼ垂直に形成された部分、首部は胴部の上にあって外周面がほぼ垂直又は上に向かって徐々に縮径する部分、肩部は胴部と首部の間にあって上に向かって縮径し縮径の度合いが首部よりも大きい部分、裾部は胴部と底部の間で下に向かって徐々に縮径する部分である。
したがって、びん重心よりも下方にのみ吹出口を設けるのでは、良好なアルカリ耐性は得られないことが確認された。
本発明は、びんを移送するコンベアを挟んで両側に吹出室を備え、該各吹出室のコンベア側の面に横長の第一、第二、第三吹出口が形成され、
該第一吹出口は、下端の高さがびん最低部±5mm以内、幅が12〜33mm、
びんの高さをBHとしたときに、
該第二吹出口は、中心高さがびん最低部+(0.43〜0.53)BH、幅が3〜12mm
該第三吹出口は、中心高さがびん最低部+(0.66〜0.76)BH、幅が3〜12mm
であることを特徴とするびんのコーティングチャンバである。
また、第一ないし第三吹出口を、上記の更に好ましい範囲に設定すると、容易に、びん各部のガス圧力を目標値以上とし、かつ、びんの滑り量を目標値以下にすることができる。
また本発明は、前記第一ないし第三吹出口の長さが230〜330mmである請求項1に記載のコーティングチャンバである。
また本発明は、前記各吹出室のコンベア側の面で形成されるびん通路の幅が、びんの最大径φ+(30〜80)mmである請求項1又は2に記載のコーティングチャンバである。
また本発明は、前記びん通路の上方に上方吸込室を設けた請求項1〜4のいずれかに記載のコーティングチャンバである。
また本発明は、前記びん通路と上方吸込室の間に天板を設けると共に、該天板の幅方向の両側に隙間を形成した請求項4に記載のコーティングチャンバである。
また本発明は、前記天板の幅方向縦断面形状がV字形である請求項5に記載のコーティングチャンバである。
チャンバ1は、ガラスびん成形ラインにおける徐冷炉入口のやや上流側(ホットエンド)に設けられる。成形したガラスびんを搬送するコンベア7を挟んで両側に吹出室2が設けられ、その間がびん通路5となっており、その上方に上方吸込室3が設けられている。さらに、びんに押し流されたコーティング材料ガスを回収する後方吸込室4も後方に設けられている。また、コーティング材料ガスが外部に流出しないように、吹出室2と後方吸込室4の入口側及び出口側端部には、ゴンベア7の両側に排気室9が設けられている。吹出室2には吹出ダクト24が接続され、ブロア(図示せず)によって材料ガスが供給される。上方吸込室3,後方吸込室4には吸込ダクト31,41が接続され、ブロア(図示せず)によって余剰の材料ガスを吸い込む。吸い込まれた材料ガスは循環再利用される。
また、場合によって、びん通路5と上方吸込室3の間に天板6を設けることができる(図4,5)。
図2,4に示すように、両側の吹出室2のコンベア側の面に横長の第一吹出口21、第二吹出口22、第三吹出口23が形成されている。各吹出口の長さLは280mmである。第一吹出口21の幅w1は15mm、第二吹出口22の幅w2は5mm、第三吹出口23の幅w3は5mmである。また、第一吹出口21の下端の高さはびん10最低部の高さに等しく、第二吹出口22の中心の高さh2はびん最低部よりも140mm(0.48BH)高い位置、第三吹出口23の高さh3はびん最低部よりも206mm(0.71BH)高い位置になっている。
びん通路5の幅Wは130mmで、びん胴径φ+60mmとなっている。
本発明における第一〜第三吹出口の作用効果を検証するため、これらとは別に、びん胴部中央付近の位置に胴部吹出口(幅5mm、長さ280mm)を設け、これら各吹出口の組合せによって、びんの各部に作用するガス圧力がどのように変化するかを測定した。その結果を表4に示す。測定は、図10のびん模型を用いて、前記と同様に行った。なお、吹出ブロアの周波数は85Hzとした。
滑り量は30秒間の滑り量で、「○」は目標値以下を示す。
表4に示されるように、本発明の、第一・第二・第三吹出口の組合せは、肩部圧力が「△」である他は全て「○」であるが、その他の組合せは全て「×」を2個以上含んでおり、本発明の優位性が明らかになっている。
したがって、ブロア周波数が95〜110Hzの広い範囲において、好適なコーティング(アルカリ耐性の大きなコーティング被膜を、チャンバでびん詰まりすることなく形成できるコーティング)を行うことができる。このことは、好適なコーティングを容易に、かつ、安定して行えることを意味する。
ちなみに、本実施例の総風量は、ブロア周波数95Hzで約9m3/min、110Hzで約10m3/minである。
天板を設けることで、コーティング被膜がびん内部に付着するのを防ぐことができる。天板を設ける場合は、隙間61の幅gを17〜25mmにすると、びん滑り量の、天板を設けない場合からの増加量を5mm以内程度に抑えることができる。
また、図5に示すように、天板6の幅方向縦断面形状をV字形状にすると、図4の平板状の場合よりもびんの滑り量が少なくなり、天板を設けない場合とほぼ同じ水準になる。V字形状の角度θは60〜120°が適当である。
2 吹出室
21 第一吹出口
22 第二吹出口
23 第三吹出口
24 吹出ダクト
25 吹出口
3 上方吸込室
31 吸込ダクト
4 後方吸込室
41 吸込ダクト
5 びん通路
6 天板
61 隙間
7 コンベア
8 びん模型
81 測定孔
9 排気室
10 びん
Claims (6)
- びんを移送するコンベアを挟んで両側に吹出室を備え、該各吹出室のコンベア側の面に横長の第一、第二、第三吹出口が形成され、
該第一吹出口は、下端の高さがびん最低部±5mm以内、幅が12〜33mm、
びんの高さをBHとしたときに、
該第二吹出口は、中心高さがびん最低部+(0.43〜0.53)BH、幅が3〜12mm
該第三吹出口は、中心高さがびん最低部+(0.66〜0.76)BH、幅が3〜12mm
であることを特徴とするびんのコーティングチャンバ。 - 前記第一ないし第三吹出口の長さが230〜330mmである請求項1に記載のコーティングチャンバ。
- 前記各吹出室のコンベア側の面で形成されるびん通路の幅が、びんの最大径φ+(30〜80)mmである請求項1又は2に記載のコーティングチャンバ。
- 前記びん通路の上方に上方吸込室を設けた請求項1〜4のいずれかに記載のコーティングチャンバ。
- 前記びん通路と上方吸込室の間に天板を設けると共に、該天板の幅方向の両側に隙間を形成した請求項4に記載のコーティングチャンバ。
- 前記天板の幅方向縦断面形状がV字形である請求項5に記載のコーティングチャンバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010143386A JP5041558B2 (ja) | 2010-06-24 | 2010-06-24 | びんのコーティングチャンバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010143386A JP5041558B2 (ja) | 2010-06-24 | 2010-06-24 | びんのコーティングチャンバ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012006784A JP2012006784A (ja) | 2012-01-12 |
JP5041558B2 true JP5041558B2 (ja) | 2012-10-03 |
Family
ID=45537786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010143386A Active JP5041558B2 (ja) | 2010-06-24 | 2010-06-24 | びんのコーティングチャンバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5041558B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5314252B2 (ja) * | 1974-03-11 | 1978-05-16 | ||
US4220118A (en) * | 1978-08-15 | 1980-09-02 | Domglas Inc. | Spray hood |
JPH07315878A (ja) * | 1994-05-20 | 1995-12-05 | Ishizuka Glass Co Ltd | 導電性を抑制した酸化スズ膜の形成方法 |
JP3555826B2 (ja) * | 1997-09-24 | 2004-08-18 | 麒麟麦酒株式会社 | 壜のコーティングチャンバー |
JP2000185943A (ja) * | 1998-12-24 | 2000-07-04 | Toyo Glass Co Ltd | ガラス容器の噴霧装置 |
JP4405061B2 (ja) * | 2000-09-07 | 2010-01-27 | 東洋ガラス株式会社 | ガラス容器外面コーティング用スプレー装置 |
-
2010
- 2010-06-24 JP JP2010143386A patent/JP5041558B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012006784A (ja) | 2012-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9834466B2 (en) | Bottle neck with internal embossments and method manufacture | |
CN103769390A (zh) | 真空保温板芯板除尘装置 | |
US8777029B2 (en) | Bottle with bridge and fluid channel | |
JP5041558B2 (ja) | びんのコーティングチャンバ | |
CN205393103U (zh) | 一种新型小型清洁风刀 | |
CN206743928U (zh) | 一种惰性粉施药*** | |
CN208527613U (zh) | 一种吹瓶机瓶胚除尘*** | |
CN105579153A (zh) | 制备容器的密封表面 | |
CN207170110U (zh) | 一种防腐钢材喷涂设备 | |
CN203648770U (zh) | 底部自动清理的滤清器喷粉粉房 | |
CA3009444A1 (en) | High strength glass containers | |
CN104525864B (zh) | 一种浮砂机 | |
CN204412665U (zh) | 用于机械零部件的清洗烘干一体装置 | |
US20200140324A1 (en) | High strength glass containers | |
CN211587859U (zh) | 一种灌装流水线上的酒瓶外部清理装置 | |
CN206692769U (zh) | 一种金属端子电镀生产线用的吹气装置 | |
JP3555826B2 (ja) | 壜のコーティングチャンバー | |
CN206500292U (zh) | 内喷涂铝管尾部自动吹气装置 | |
CN109051793A (zh) | 一种下沉式二氧化碳气体保护输送管 | |
CN202968614U (zh) | 一种用于铁水内喷粉的快速喷枪 | |
CN206244863U (zh) | 一种可拆卸的钢丝清洗装置 | |
CN106925053B (zh) | 灰仓用防架桥空气炮及除尘器 | |
CN212524609U (zh) | 一种单向粉泵 | |
CN202968613U (zh) | 一种用于铁水内喷粉的喷枪 | |
CN209681079U (zh) | 一种清砂装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120628 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120704 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120706 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5041558 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720 Year of fee payment: 3 |