JP5039938B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、クーラントパンを備える工作機械に関するものである。
従来、工作機械においては、被加工物と工具との加工時の摩擦熱を冷却することを主目的として、加工中の被加工物および工具に所定温度に温度調節されたクーラントを吹きかけることが行われている。加工中の被加工物および工具に吹きかけられて摩擦熱を冷却することにより加熱されたクーラントは落下して、下方に配置されているクーラントパンにより受け止められ、クーラントパンに設けられた傾斜面に従って所定の経路で回収されるようになっている。
従来の工作機械においては、一般に、クーラントパンは、工作機械のベースとなるベッドの上面にベッドと一体的に構成されている(例えば、特許文献1参照。)。ベッドは、加工機や主軸スピンドルを搭載するステージを固定する基礎部分であって、通常、工作機械の最も下位に配置される鋳物構造物である。このため、ベッドの上面の形状を工夫して、クーラントが外部に流出しないように形成し、かつ、傾斜をつけて所定のドレイン位置までクーラントを効率的に導くように構成することが行われている。
特開平11−151633号公報
しかしながら、特許文献1に示された工作機械のように、ベッドの上面をクーラントパンとして利用する場合には、以下の問題がある。
第1に、クーラントは、工具および被加工物を冷却した後は加熱されて高温状態となるため、これを受けるクーラントパンがベッドの上面によって構成されている場合には、ベッド自体が加熱されてしまう不都合がある。ベッドが加熱されると熱膨張によって変形するため加工精度が低下する不都合が考えられる。
第2に、ベッドの上面には加工機や主軸スピンドル装置を移動させるステージが搭載されるが、クーラントパンをベッドの上面によって構成する場合には、ステージがクーラントを被ることになるため、何らかの対策を施す必要がある。例えば、ステージを構成しているモータや該モータに接続するケーブル、コネクタおよびリミットスイッチ等のセンサ類はクーラントに直接晒され続けると劣化し、あるいは故障してしまう虞があるため、防水性の高い構造や耐水性の材質のものを選択する必要がある。また、これらの機器や機材がクーラントに直接晒されないようにカバーを設けることも考えられる。
しかしながら、防水性や耐水性の高い機器や機材によっても故障や劣化を完全に防止することはできないとともに、このような機器や機材を使用すると、製品コストが高くなるという不都合がある。また、ベッド等に取り付けるカバーによって、ベッド上に設置されているステージにクーラントが接触することを防止するのは困難である。仮にパッキンを挟んで板金カバーで覆ったとしても、パッキンの劣化や、パッキンの潰れ方によってベッドとカバーとの合わせ目を長期にわたり密封状態に維持しておくことは困難である。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、クーラントによってベッドが加熱されてしまうことを防止して加工精度の低下を防止でき、また、ベッド上に設置されるステージがクーラントに晒されることを防止して、ステージを構成する機器および機材を耐久的に健全な状態に維持することができる工作機械を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の参考例としての発明は、ベッドと、該ベッドに搭載され、工具あるいは被加工物を移動させるステージと、被加工物の加工時に被加工物および工具に対して吹きかけられるクーラントを受けるクーラントパンとを備え、該クーラントパンが前記ベッドとの間に隙間をあけて配置されている工作機械を提供する。
本発明によれば、クーラントを受けるクーラントパンをベッドとの間に隙間をあけて配置したので、被加工物および工具を冷却することで加熱されたクーラントをクーラントパンによって回収しても、それによって加熱されたクーラントパンの熱がベッドに伝達されることを抑制できる。その結果、ベッドが熱変形することを防止して、被加工物の加工精度をの低下を防止することができる。
本発明は、ベッドと、該ベッドに搭載され、工具あるいは被加工物を移動させるステージと、被加工物の加工時に被加工物および工具に対して吹きかけられるクーラントを受けるクーラントパンとを備え、該クーラントパンが、前記ステージを挿入させて上方に露出させる開口部と、該開口部の周りに配置され、クーラントを受ける底面部と、該底面部から前記ステージの側面に沿って立ち上がり、該底面部と該ステージとの間に配置されて前記底面部より上側の前記ステージの側面を覆う側面カバーと、前記底面部の外周に沿って配置され、該底面部から立ち上がる外周壁とを一体的に備え、該クーラントパンが前記ベッドとの間に隙間をあけて配置され、前記ステージの側面と前記側面カバーとの間に隙間が設けられている工作機械を提供する。
このように構成することで、クーラントパンによって受けられたクーラントは、クーラントパンの底面部に沿って流れるが、底面部から立ち上がる側面カバーによって、ステージの側面に接触することが防止される。底面部と側面部とは一体的に設けられているので、それらの間からクーラントが漏れることがなく、ステージがクーラントに晒されることがない。また、側面カバーとステージの側面との間には隙間が設けられているので、側面カバーの熱がステージに伝達されることが防止され、ステージの熱変形を抑制することができる
た、上記発明においては、前記側面カバーが、前記ステージの側面全周を覆うこととしてもよい。
また、上記発明においては、前記ステージの周囲に配置されるクーラントパンの底面部が、他の部位の底面部よりも高い位置に配置されていることが好ましい。
このように構成することで、クーラントパンとベッドとの隙間からステージの側面を側方に露出させることができる。ステージの側面には、ステージを駆動するモータや、リミットスイッチ、あるいは、リニアスケール等の種々のセンサやそれらのケーブルが配されるので、ステージの側面を側方に露出させることで、それらの機器の保守や確認を容易にすることができる。また、上記ステージを構成する各種機器をクーラントパンの外部に配置することで、クーラントが降りかかることを防止できる。したがって、各種機器に防滴構造あるいは耐クーラント性の材料を選択する必要がなく、コスト削減を図ることができる。
また、上記発明においては、前記ステージがベッドに固定された状態で、前記クーラントパンがベッドに着脱可能に設けられていることが好ましい。
このように構成することで、ステージをベッドに組み付けた後にクーラントパンを取り付けることができる。クーラントパンは、ベッドのほぼ全体を覆う構造を有するため、クーラントパン装着後にステージをベッドに組み付けるのは困難となる。したがって、クーラントパンが取り付けられていない状態でステージをベッドに組み付け、その後クーラントパンをベッドに取り付けることができることとして、組み付け容易性を向上することができる。
また、上記発明においては、前記クーラントパンが金属製薄板により構成されていることが好ましい。
このように構成することで、クーラントパンを軽量化することができ、着脱容易にすることができる。特に、小型の工作機械に用いることにより、クーラントパンを金属製薄板により構成しても、振動の問題を生ずることがない。
また、上記発明においては、前記ベッドの外周部に、前記クーラントパンの底面部を傾斜させてなる傾斜部が設けられていることが好ましい。
このように構成することで、傾斜部によりクーラントを外周部から内側に導き、外周部から外側に漏れることを防止できるとともに、傾斜部の下側にベッドの外周部に沿う空間を設けることができる。これにより、ステージを構成する各種機器への配線および配管、ステージ上に配置される各種装置への配線および配管をベッドからはみ出すことなく敷設できる。
また、上記発明においては、前記クーラントパンの外面に冷却用フィンが設けられていることが好ましい。
冷却用フィンの作動により、クーラントパンの冷却効果が促進されるので、より一層の熱変形の防止を図ることができる。
さらに、上記発明においては、前記冷却用フィンが設けられているクーラントパンの内面にクーラントを流動させるノズルを備えることが好ましい。
このようにすることで、冷却用フィンが設けられているクーラントパンの内面に、常に高温のクーラントを配置し、冷却用フィンを介した放熱の効率を向上することができる。また、クーラント専用の冷却装置を別途設ける必要がなく、工作機械の小型化を図ることができる。
本発明によれば、クーラントによってベッドが加熱されてしまうことを防止して加工精度の低下を防止できるという効果を奏する。また、ベッド上に設置されるステージがクーラントに晒されることを防止して、ステージを構成する機器および機材を耐久的に健全な状態に維持することができるという効果を奏する。
以下、本発明の一実施形態に係る工作機械について、図1〜図9を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る工作機械1は、図1に、床面に設置されるベッド2と、該ベッド2に搭載されるステージ3と、前記ベッド2に固定されるクーラントパン4とを備えている。図中、符号Xは、例えば主軸スピンドル装置である。
ベッド2は、ステージ3を搭載する略水平なベッド面板5と、該ベッド面板5を支持する支柱部6と、前記ベッド面板5を上下方向に貫通する貫通孔7と、前記支柱部6間に配置され、前記貫通孔7を介して下方に導かれたクーラントを回収する回収ダクト8とを備えている。また、本実施形態においては、ベッド面板5は、例えば、鋳造により構成され、前記ステージ3を構成する台座9がベッド面板5に一体的に形成されている。
前記ステージ3は、図3または図5に示されるように、前記ベッド面板5上に2カ所設けられている。これら2カ所のステージ3は、それぞれ1軸のステージ3であって、それらの動作方向は互いに直交する方向に設定されている。各ステージ3は、前記ベッド面板5上に設けられた台座9に固定されるリニアガイド10と、該リニアガイド10によって1軸方向に直線移動可能に支持されるスライダ11と、スライダ11を駆動する直線駆動機構12とを備えている。直線駆動機構12は、例えば、モータ13と、該モータ13により回転駆動されるボールネジ14(図1および図3参照。)とにより構成されている。
また、直線移動機構12は、図2に示されるように、その軸方向の動作限界を検出するリミットスイッチ15や、位置検出用のリニアセンサ16を備えている。図中符号17はリニアセンサ16用のスケールである。
前記クーラントパン4は、図1〜図4に示されるように、板金(金属製薄板)を折り曲げおよび溶接して形成された板金構造物であって、略水平な底面部18と該底面部18の外周全周に鉛直方向に直立する外周壁19とを有し、上方から落下してくるクーラントを受け止める略トレイ状に構成されている。底面部18と外周壁19との境界部分は折り曲げ加工または溶接によって隙間なく一体的に接続している。
クーラントパン4の略中央部には、前記ベッド面板5の貫通孔7に一致する位置に設けられ、受け止めたクーラントを回収するための回収孔20と、該回収孔20の周縁から鉛直下方に延び、前記ベッド面板5の貫通孔7に挿入されるダクト部21とが設けられている。
また、クーラントパン4には、該クーラントパン4がベッド2に対して固定された状態で、前記ステージ3のスライダ11を上方に露出させる開口部22が2カ所に設けられている。各開口部22の周縁には、底面部18から鉛直方向に立ち上がる側面カバー23が設けられ、該側面カバー23によって、底面部18より上方に配されるステージ3の側面が覆われるようになっている。側面カバー23と底面部18とはその境界部分が、曲げ加工あるいは溶接されることによって一体的に隙間なく接続されている。
また、クーラントパン4の底面部18は、ステージ3を露出させる開口部22の近傍においてその高さが高くなるように形成されている。すなわち、略中央に配置される回収孔20の近傍で最も低く、その両側に配置される開口部22の周囲において高く形成されている。これにより、図2に示されるように、クーラントパン4とベッド2との隙間が大きく形成され、それによって、側方から見て、クーラントパン4とベッド2との間にステージ3の側面が露出させられている。また、これにより、ステージ3の周囲のクーラントパン4とベッド2との間に、空間が形成されている。なお、受け止めたクーラントが底面部18上に滞留しないように、底面部18には回収孔20に向かって低くなる傾斜が設けられていてもよい。
また、クーラントパン4は、図1〜図3に示されるように、ベッド2に対して固定された状態で、ベッド2との間に隙間を形成して配置されるようになっている。クーラントパン4の底面部18とベッド面板5の上面との間、クーラントパン4のダクト部21とベッド面板5の貫通孔7との間、およびクーラントパン4の側面カバー23とベッド面板5に搭載したステージ3の側面との間の全ての位置において隙間が形成されるように固定される。
クーラントパン4とベッド2との固定は、クーラントパン4に設けた金具24をステージ3の側面にネジ25等によって行われている。この位置のみにおいてはクーラントパン4とステージ3の側面とが接触することとなるが、他のほぼ全ての部分において、クーラントパン4はベッド2との間に隙間をあけた状態に配置されるようになっている。
また、図1に示されるように、クーラントパン4には、回収孔20の近傍に、その外周部を傾斜させた傾斜部26が設けられている。傾斜部26は、外周側から内側に向かって漸次下降するように傾斜している。これにより、図1に示されるように、この傾斜部26の位置においてもクーラントパン4とベッド面板5との間に横断面略三角形の空間が形成され、前記2つのステージ3の周囲に形成された空間どうしを接続するようになっている。
また、図8および図9に示されるように、ステージ3のスライダ11には、前記クーラントパン4の側面カバー23よりも外側に配置され、スライダ11の移動によっても開口部22全面を覆うことができる上部カバー28が取り付けられるようになっている。
このように構成された本実施形態に係る工作機械1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る工作機械1を組み立てるには、まず、図5に示されるように、ベッド面板5上に2つのステージ3を組み付ける。その後、図6および図7に示されるように、クーラントパン4をベッド面板5の上方から組み付ける。クーラントパン4は、該クーラントパン4の開口部22に各ステージ3を挿入し、クーラントパン4のダクト部21をベッド面板5の貫通孔7に挿入するようにして組み付け、金具24をステージ3の側面にねじ止めすることにより、ベッド2に容易に固定することができる。
本実施形態においては、上記のようにベッド面板5上へのステージ3の組み付け後にクーラントパン4を組み付けることができる構造となっているので、ステージ3の組み付けの際にクーラントパン4が組み付けの邪魔になることがなく、組み付け容易であるという利点がある。また、クーラントパン4を金属製薄板により構成することで、軽量化でき、組み付け容易性をさらに向上することができる。
また、本実施形態に係る工作機械1においては、ベッド2と、該ベッド2に組み付けられたクーラントパン4との間に、図1〜図3に示されるように隙間が形成されているので、加工の際に、被加工物および工具を冷却することで加熱されたクーラントを受け止めることによってクーラントパン4が加熱されても、その熱がベッド面板5にそのまま伝達されることが防止される。クーラントパン4の底面部18によって受け止められたクーラントは、外周壁19によって外部に漏洩することが阻止され、また側面カバー23によってステージ3に接触することも阻止される。クーラントパン4の底面部18と外周壁19および側面カバー23の境界部分は、隙間なく一体的に形成されているので、クーラントが漏れ出ることがない。
そして、クーラントは、底面部18に形成された傾斜に従って回収孔20に導かれ、回収孔20に設けられたダクト部21を伝ってベッド面板5の貫通孔7を通過し、ベッド面板5下部に配置されている回収ダクト8に排出される。クーラントパン4は、ステージ3への取付位置を除いて、全ての位置においてベッド2およびステージ3に対して隙間をあけて配置されているので、クーラントの熱によるベッド面板5およびステージ3の変形を防止でき、加工精度の低下を防止することができる。
また、本実施形態に係る工作機械1によれば、ステージ3近傍におけるクーラントパン4の底面部18が他の位置における底面部18よりも一段高い位置に底上げして配置されているので、図2に示されるように、ステージ3の側面を横から視認することができる。ステージ3の側面には、リミットスイッチ15やリニアセンサ16等、その状態をLED等により表示するものが配置されるため、本実施形態によれば、動作中に容易にそれらセンサ等の動作状態を確認できる。
また、底面部18を底上げすることにより、ステージ3の周囲にクーラントパン4の外部となる空間が形成される。したがって、ステージ3の周囲に配置する上記センサ15,16や、ケーブル、コネクタ等の機器がクーラントに晒されないようにすることができる。その結果、これらの機器に防滴構造を採用したり、耐クーラント性を有する材料により構成したりすることが不要となり、安価な機器を選択することができる。これにより、工作機械のコストを低減することができる。
また、回収孔20近傍の外周部に傾斜部26を設けているので、2つのステージ3の周囲に形成される上記空間どうしを接続する横断面三角形状の空間が、ベッド面板5の外周縁に沿って形成される。したがって、図1に示されるように、ステージ3に油圧や空気圧を供給する配管や、電気信号および電力を供給する配線Aをその空間を利用して敷設することができる。これにより、配管や配線Aをベッド面板5から外側に飛び出さないように納めることができる。図中、符号28はカバー部材である。
なお、ステージ3に搭載した各種装置への配管や配線については、クーラントパン4の底面部18の任意の位置を貫通してコネクタ接続することにより設置すればよい。
また、本実施形態においては、図10に示されるように、クーラントパン4の傾斜部26外面に冷却用フィン30を設けることにしてもよい。図に示す例では、冷却用フィン30は、上下方向に間隔をあけて略水平に4枚ずつ設けられているが、冷却用フィン30の数および形態については、何ら限定するものではない。冷却用フィン30は、クーラントパン4と同一の材質により構成されていてもよいが、その場合には、銅のように熱伝導率の高い材質により構成することにより放熱効率を一層高めることができる。また、冷却フィン30のみを銅などの熱伝導率の高い材質に変更してもよい。また、クーラントパン4に一体的に構成されていてもよく、ボルト等により取り付けられていてもよい。
また、冷却用フィン30が設けられているクーラントパン4の外周壁19の内面近傍には、クーラントCを外周壁19の傾斜部26内面に吹き付けるノズル31が備えられている。このようにすることで、クーラントパン4の外周壁19近傍に貯留されているクーラントCを流動させて、高温状態のクーラントCをクーラントパン4の外周壁19に常に接触させることで、クーラントパン4および冷却用フィン30と外気との温度差を増大させて放熱効率を向上することができる。その結果、クーラント専用の冷却装置を別途設ける必要がなく、工作機械を小型化することが可能となる。
また、冷却用フィン30の周囲に冷却用空気を流通させる冷却ファン(図示略)や冷却用エアブローノズル(図示略)を設けることにより、さらに放熱効率を向上することとしてもよい。
さらに、カバー部材32として、外気を流通させやすいパンチングメタル等を採用してもよい。
本発明の一実施形態に係る工作機械を示す縦断面図である。 図1の工作機械を図1とは直交する方向から見た縦断面図である。 図1の工作機械の平面図である。 図1の工作機械のクーラントパンを示す平面図である。 図1の工作機械からクーラントパンを除去した状態を示す平面図である。 図1の工作機械のベッドにクーラントパンを取り付ける状態を示す縦断面図である。 図2の工作機械のベッドにクーラントパンを取り付ける状態を示す縦断面図である。 図1の工作機械のスライダに上部カバーを取り付けた状態を示す縦断面図である。 図2の工作機械のスライダに上部カバーを取り付けた状態を示す縦断面図である。 図1の工作機械の変形例を示す縦断面図である。
符号の説明
1 工作機械
2 ベッド
3 ステージ
4 クーラントパン
18 底面部
23 側面カバー
26 傾斜部
30 冷却用フィン
31 ノズル

Claims (8)

  1. ベッドと、
    該ベッドに搭載され、工具あるいは被加工物を移動させるステージと、
    被加工物の加工時に被加工物および工具に対して吹きかけられるクーラントを受けるクーラントパンとを備え、
    該クーラントパンが、前記ステージを挿入させて上方に露出させる開口部と、該開口部の周りに配置され、クーラントを受ける底面部と、該底面部から前記ステージの側面に沿って立ち上がり、該底面部と該ステージとの間に配置されて前記底面部より上側の前記ステージの側面を覆う側面カバーと、前記底面部の外周に沿って配置され、該底面部から立ち上がる外周壁とを一体的に備え、
    前記クーラントパンが前記ベッドとの間に隙間をあけて配置され、前記ステージの側面と前記側面カバーとの間に隙間が設けられている工作機械。
  2. 前記側面カバーが、前記ステージの側面全周を覆う請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記ステージの周囲に配置されるクーラントパンの底面部が、他の部位の底面部よりも高い位置に配置されている請求項1または請求項2に記載の工作機械。
  4. 前記ステージがベッドに固定された状態で、前記クーラントパンがベッドに着脱可能に設けられている請求項1から請求項のいずれかに記載の工作機械。
  5. 前記クーラントパンが金属製薄板により構成されている請求項1から請求項のいずれかに記載の工作機械。
  6. 前記ベッドの外周部に、前記クーラントパンの底面部を傾斜させてなる傾斜部が設けられている請求項に記載の工作機械。
  7. 前記クーラントパンの外面に冷却用フィンが設けられている請求項1から請求項のいずれかに記載の工作機械。
  8. 前記冷却用フィンが設けられているクーラントパンの内面にクーラントを流動させるノズルを備える請求項に記載の工作機械。
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