JP5038970B2 - 実装条件決定方法、実装条件決定装置、部品実装方法、部品実装機およびプログラム - Google Patents

実装条件決定方法、実装条件決定装置、部品実装方法、部品実装機およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、基板に部品を実装する実装条件の決定方法に関し、特に、基板が搬送される複数の搬送レーンを並列に備える部品実装機を有する生産ラインにおける実装条件決定方法に関する。
電子部品をプリント配線基板等の基板に実装する部品実装機においては、複数の部品を実装した部品実装基板を、より短いタクトで生産することが望まれる。ここで、「タクト」とは、部品実装機毎に定められ、予め定められた複数の部品を1枚の基板に実装するのに要する実装時間のことである。
例えば、互いに異なる部品の組が予め部品供給部に配置されている複数の部品実装機の中で、基板に装着すべき部品を配置している部品実装機を選択し、選択された部品実装機へ基板を搬送することにより、複数の種類の部品実装基板を、より短いタクトで生産する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、生産ラインのスループット(単位時間あたりの部品実装基板の生産枚数)を向上させることができる。
特許第3391039号公報
しかしながら、生産対象の部品実装基板の種類が変更されると、変更後の基板種に対応した部品を基板に実装可能とするために、部品実装機の部品供給部に配置される部品の段取り替えをする必要がある。このため、部品の段取り替えを行なう間は、段取り替え対象となっている部品実装機による基板の生産を中止させなければならない。
また、部品の段取り替えをしなくて済むように、特許文献1に記載のように、複数の部品実装機の中から基板の搬送先となる部品実装機を選択する方法もある。しかし、この場合、選択されなかった部品実装機は、その間非稼働状態となる。このため、所有する部品実装機全体の稼働率が低くなるという問題がある。さらに、非稼働状態の部品実装機を含めた無駄な生産スペースがあり、面積生産性(単位時間及び単位面積あたりの基板の生産枚数)も低くなるという問題もある。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、限られた部品実装機の配置スペースの中で、段取り替え中であってもできるだけ部品実装機を停止させることなく、全ての部品実装機の稼働率を最大限高く確保し、かつ面積生産性に優れた部品の実装条件を決定する実装条件決定方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る実装条件決定方法は、各々が複数の搬送レーンを有し、かつ基板に部品を実装する複数の部品実装機が連結された生産ラインにおける部品の実装条件を決定する実装条件決定方法であって、前記複数の搬送レーン上を複数の基板種の基板が搬送されるように、一連の経路を形成する搬送レーンの組毎に、当該組に含まれる搬送レーンに、前記複数の基板種のいずれか1つを割り当てる基板種割り当てステップと、基板種毎に、当該基板種の基板に実装される複数の部品を分割して、前記複数の部品実装機に割り当てる部品割り当てステップと、部品実装機毎に、前記部品割り当てステップにおいて割り当てられた部品を、部品を供給する部品供給部に、部品が実装される基板の基板種単位でまとめて配置するための部品配置位置を決定する部品配置位置決定ステップとを含むことを特徴とする。
生産ラインにおいて、生産対象とされる基板種の変更があった場合には、当該基板種に部品実装する部品実装機の部品供給部に配置されている部品カセット、ノズルステーションに載置されている交換用ノズル、サポートピンプレート上のサポートピンの配置等を変更する必要がある。しかし、このような変更作業をオペレータが行なっている最中であっても、部品実装機を停止させる必要はない。つまり、1つの部品実装機に複数の基板種の部品を配置するようにしている。このため、部品の交換作業を行なっている間も部品の交換対象となっていない他の基板種の基板に対しては部品を実装することができる。よって、段取り替え中であっても全ての部品実装機を停止させることなく、稼働率を高く確保することができる。
また、部品を基板種単位でまとめて部品供給部に配置するようにしている。このため、交換対象となる基板種の部品を一括して取り出すことができるため、部品交換作業を効率よく行なうことができ、稼働率を高く確保することができる。
また、各部品実装機は複数の搬送レーンを備えていることより、1つの生産ラインで複数の基板種の基板を生産することが可能となる。よって、面積生産性も向上する。
好ましくは、前記複数の部品実装機の各々は、基板に対して交互に部品を装着する複数の装着ヘッドと、前記複数の装着ヘッドにそれぞれ部品を供給する複数の前記部品供給部とを備え、前記部品配置位置決定ステップでは、部品供給部毎に、前記部品割り当てステップにおいて割り当てられた部品を、当該部品供給部に、部品が実装される基板の基板種単位でまとめて配置するための部品配置位置を決定することを特徴とする。
各部品供給部において部品の交換作業を行なっている間も、各部品供給部には部品の交換対象となっていない他の基板種の部品が配置されている。このため、全ての装着ヘッドが当該他の基板種の基板の部品を取り出すことができ、全ての装着ヘッドを用いて基板に部品を実装することが可能となる。よって、段取り替え中であっても全ての部品実装機を停止させることなく、稼働率を高く確保することができる。
なお、本発明は、このような特徴的なステップを含む実装条件決定方法として実現することができるだけでなく、実装条件決定方法に含まれる特徴的なステップを手段とする実装条件決定装置として実現したり、実装条件決定方法に含まれる特徴的なステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等の記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは言うまでもない。
本発明によると、限られた部品実装機の配置スペースの中で、段取り替え中であっても部品実装機をできるだけ停止させることなく、全ての部品実装機の稼働率を最大限高く確保し、かつ面積生産性に優れた部品の実装条件を決定する実装条件決定方法等を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る部品実装システムについて説明する。
図1は、本発明に係る実装条件決定方法を実現する部品実装システム10の構成を示す外観図である。
部品実装システム10は、基板に部品を実装し、回路基板を生産する生産ラインであり、実装条件決定装置100と複数の部品実装機200(図1に示す例では、3台の部品実装機)とを備えている。
実装条件決定装置100は、本発明に係る実装条件決定方法を実行する装置である。この実装条件決定装置100は、生産ライン全体での部品実装機の稼働率を高く確保し、かつ優れた面積生産性を実現することができるように実装条件を決定する。
部品実装機200は、部品実装システム10の一部として、実装条件決定装置100により決定された実装条件に従い、電子部品などの部品を基板に実装する装置である。
具体的には、複数の部品実装機200は、上流から下流に向けて基板を送りながら部品を実装していく。つまり、まず上流側の部品実装機200が基板を受け取り、その基板に対して部品を実装する。そして、その部品が実装された基板が下流側の部品実装機200に送り出される。このようにして、各部品実装機200に基板が順次送られ、部品が実装される。
図2は、部品実装機200の内部の主要な構成を示す平面図である。ここで、基板の搬送方向をX軸方向、水平面内でX軸方向と直交する部品実装機の前後方向をY軸方向とする。
部品実装機200は、2つの基板21及び基板22をそれぞれ搬送する搬送レーン215及び搬送レーン216と、この2つの基板に対して部品を実装する2つの実装ユニット210a及び210bとを備えている。搬送レーン215及び搬送レーン216上には異なる基板種の基板を搬送させることができる。なお、同じ基板であっても、表面と裏面とは、実装される部品の部品種や部品実装位置等が異なるため、異なる基板種と考えられる。
搬送レーン215は実装ユニット210aの側に、搬送レーン216は実装ユニット210bの側に、それぞれがX軸方向と平行になるように配置されている。
そして、搬送レーン215は、それぞれがX軸方向に平行な固定レール215aと可動レール215bとから構成されている。固定レール215aの位置は予め固定されており、可動レール215bは、搬送される基板21のY軸方向の長さに応じてY軸方向に移動可能である。
また、搬送レーン215と同様に、搬送レーン216は、固定レール216aと可動レール216bとから構成されている。そして、固定レール216aの位置は予め固定されており、可動レール216bは、搬送される基板22のY軸方向の長さに応じてY軸方向に移動可能である。
また、搬送レーン215及び搬送レーン216には、基板21及び基板22がそれぞれ独立して搬送される。
2つの実装ユニット210a及び210bは、お互いが協調し、基板21及び基板22に対して実装作業を行う。
また、実装ユニット210aと実装ユニット210bはそれぞれ同様の構成を有している。つまり、実装ユニット210aは、部品供給部211a、装着ヘッド213a、ノズルステーション218a及び部品認識カメラ(図示せず)を備えている。同様に、実装ユニット210bは、部品供給部211b、装着ヘッド213b、ノズルステーション218b及び部品認識カメラ(図示せず)を備えている。
ここで、実装ユニット210aの詳細な構成について説明する。なお、実装ユニット210bの詳細な構成については、実装ユニット210aと同様であるため、その詳細な説明については繰り返さない。
部品供給部211aは、部品テープを収納する複数の部品カセット212aの配列からなる。なお、部品テープとは、例えば、同一部品種の複数の部品がテープ(キャリアテープ)上に並べられたものであり、リール等に巻かれた状態で供給される。また、部品テープに並べられる部品は、例えばチップ等であって、具体的には0402チップ部品(0.4mm×0.2mmのサイズのチップ部品)や1005チップ部品(1.0mm×0.5mmのサイズのチップ部品)などである。以下の説明では、部品供給部211aには最大30種類の部品を配置可能であるものとして説明を行う。ただし、部品配置可能数はこれに限定されるものではない。
装着ヘッド213aは、例えば最大10個の吸着ノズルを備えることができ、部品供給部211aから最大10個の部品を吸着して、基板21及び基板22に装着することができる。
ノズルステーション218aは、各種形状の部品種に対応するための交換用の吸着ノズルが置かれるテーブルである。
部品認識カメラは、装着ヘッド213aに吸着された部品を撮影し、その部品の吸着状態を2次元又は3次元的に検査するために用いられる。
なお、基板への部品実装時には、裏面から基板を支持するサポートピンが用いられ、このサポートピンを立てるためのサポートピンプレートが搬送レーン215及び216の直下(図2に示す基板22及び21の直下)に設けられている。
このような複数の基板種の基板に実装を行う部品実装機200の基板の生産方法には、大きく分けて「同期モード」と呼ばれる方法と「非同期モード」と呼ばれる方法の2種類の方法がある。
「同期モード」では、2つの搬送レーンに基板が搬入された後に、部品の実装を開始するモードである。つまり、1つレーンのみにしか基板が搬入されていない場合には部品の実装は開始しない。同期モードでは、2つの装着ヘッドが2枚の基板に対して、交互に部品を実装する。なお、2つの装着ヘッドによる部品の実装順序は、2枚の基板を1枚の大きな基板とみなし、当該1枚の基板に対して決定される。なお、3つ以上の搬送レーンを有する部品実装機の場合には、2つ以上の搬送レーンに基板が搬入された後に、部品の実装を開始するモードを同期モードとしてもよい。
「非同期モード」では、複数の搬送レーンのうち、いずれか1つの搬送レーンに基板が搬入された後に、部品の実装を開始するモードである。非同期モードでは、2つの装着ヘッドが1枚の基板に対して、交互に部品を実装する。つまり、例えば搬送レーン215に基板21が先に搬入された場合には、2つの装着ヘッドが協調動作を行ない、搬送レーン215の基板21に対して部品を実装する。また、次に搬送レーン216に基板22が搬入された場合には、2つの装着ヘッドが協調動作を行ない、搬送レーン216の基板22に対して部品を実装する。
本実施の形態で説明する部品実装機200による基板の生産方法は、いずれのモードであってもよい。
図3は、装着ヘッド213aと部品カセット212aの位置関係を示す模式図である。
上述のように、装着ヘッド213aには、例えば最大10個の吸着ノズルnzを取り付けることが可能である。10個の吸着ノズルnzが取り付けられた装着ヘッド213aは、最大10個の部品カセット212aのそれぞれから部品を同時に(1回の上下動作で)吸着することができる。
図4は、部品を収めた部品テープ及びリールの例を示す図である。
チップ型電子部品などの部品は、図4に示すキャリアテープ221に一定間隔で複数個が連続的に形成された収納凹部221aに収納されて、この上面にカバーテープ222を貼り付けて包装される。そしてこのようにカバーテープ222が貼り付けられたキャリアテープ221は、リール223に所定の数量分だけ巻回されたテーピング形態でユーザに供給される。また、このようなキャリアテープ221及びカバーテープ222によって部品テープが構成される。なお、部品テープの構成は、図4に示す構成以外の他の構成であってもよい。
このような部品実装機200の実装ユニット210aは、装着ヘッド213aを部品供給部211aに移動させて、部品供給部211aから供給される部品をその装着ヘッド213aに吸着させる。そして、実装ユニット210aは、装着ヘッド213aを部品認識カメラ上に一定速度で移動させ、装着ヘッド213aに吸着された全ての部品の画像を部品認識カメラに取り込ませ、部品の吸着位置を正確に検出させる。さらに、実装ユニット210aは、装着ヘッド213aを例えば基板21に移動させて、吸着している全ての部品を基板21の実装点に順次装着させる。実装ユニット210aは、このような装着ヘッド213aによる吸着、移動、及び装着という動作を繰り返し実行することにより、予め定められた全ての部品を基板21に実装する。同様に、実装ユニット210aは、予め定められた全ての部品を基板22に実装する。
また、実装ユニット210bも、実装ユニット210aと同様に、装着ヘッド213bによる吸着、移動、及び装着という動作を繰り返し実行することにより、予め定められた全ての部品を基板21及び基板22に実装する。
そして、実装ユニット210a及び実装ユニット210bはそれぞれ、相手の実装ユニットが部品を装着しているときには、部品供給部から部品を吸着し、逆に、相手の実装ユニットが部品供給部から部品を吸着しているときには、部品を装着するように、基板21及び基板22に対する部品の実装を交互に行う。すなわち、部品実装機200はいわゆる交互打ちの部品実装機として構成されている。
なお、本発明では、部品実装機200毎に、基板21及び基板22のうち、予め部品を実装する対象の基板が実装条件として決定される。この実装条件に従い、2つの実装ユニット210a及び210bは、部品の実装対象とされる基板に対してのみ部品を実装する。このため、基板21及び基板22のうち、部品の実装対象とされない基板には、部品が実装されずに、その基板は、次の部品実装機に搬送される。
図5は、本実施の形態における実装条件決定装置100の機能構成を示すブロック図である。
この実装条件決定装置100は、生産ライン全体での部品実装機の稼働率を高く確保し、かつ優れた面積生産性を実現することができるように実装条件を決定する等の処理を行なうコンピュータである。この実装条件決定装置100は、演算制御部101、表示部102、入力部103、メモリ部104、プログラム格納部105、通信I/F(インターフェース)部106及びデータベース部107を含む。
この実装条件決定装置100は、本発明に係るプログラムをパーソナルコンピュータ等の汎用のコンピュータシステムが実行することによって実現され、部品実装機200と接続されていない状態で、スタンドアローンのシミュレータ(実装条件の決定ツール)としても機能する。なお、この実装条件決定装置100の機能が部品実装機200の内部に備わっていても構わない。
演算制御部101は、CPU(Central Processing Unit)や数値プロセッサ等であり、オペレータからの指示等に従って、プログラム格納部105からメモリ部104に必要なプログラムをロードして実行し、その実行結果に従って、各構成要素102〜107を制御する処理部である。
表示部102はCRT(Cathode-Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等であり、入力部103はキーボードやマウス等であり、これらは、演算制御部101による制御の下で、実装条件決定装置100とオペレータとが対話する等のために用いられる。
通信I/F部106は、LAN(Local Area Network)アダプタ等であり、実装条件決定装置100と部品実装機200との通信等に用いられる。メモリ部104は、演算制御部101による作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)等である。
プログラム格納部105は、実装条件決定装置100の機能を実現する各種プログラムを記憶しているハードディスク等である。プログラムは、部品実装機200による実装条件を決定するプログラムであり、機能的に(演算制御部101によって実行された場合に機能する処理部として)、基板種割り当て部105a、部品割り当て部105b及び部品配置位置決定部105cを含む。
基板種割り当て部105aは、後述する搬送レーンデータ107cに基づいて、同一基板を搬送する搬送レーンごとに、搬送レーンに搬送される基板種を割り当てる処理部である。
部品割り当て部105bは、基板種毎に、当該基板種の基板に実装される複数の部品を分割して、複数の部品実装機に割り当てる処理部である。
部品配置位置決定部105cは、部品実装機毎に、部品割り当て部105bにより割り当てられた部品を、部品を供給する部品供給部に、部品が実装される基板の基板種単位でまとめて配置するための部品配置位置を決定する処理部である。
データベース部107は、この実装条件決定装置100による実装条件決定処理等に用いられるデータである実装点データ107a、部品ライブラリ107b及び搬送レーンデータ107c等を記憶するハードディスク等である。
図6は、実装点データ107aの一例を示す図である。
実装点データ107aは、実装の対象となる全ての部品の実装点を示す情報の集まりである。1つの実装点piは、部品種ci、X座標xi、Y座標yi、制御データφi、及び実装角度θiからなる。ここで、部品種は、図7に示される部品ライブラリ107bにおける部品名に相当し、X座標及びY座標は、実装点の座標(基板上の特定位置を示す座標)であり、制御データは、その部品の実装に関する制約情報(使用可能な吸着ノズルnzのタイプ、装着ヘッドの最高移動加速度等)を示す。実装角度θiは、部品種ciの部品を吸着したノズルが回転すべき角度を示す。なお、最終的に求めるべきNC(Numeric Control)データとは、ラインタクトが最小となるような実装点の並びである。ここで、「ラインタクト」とは、生産ラインが有する各部品実装機のタクトのうち、最大のタクトである。
図7は、部品ライブラリ107bの一例を示す図である。
部品ライブラリ107bは、部品実装機200が扱うことができる全ての部品種それぞれについての固有の情報を集めたライブラリである。この部品ライブラリ107bは、図7に示すように、部品種(部品名)ごとの部品サイズ、タクト(一定条件下における部品種に固有のタクト)、その他の制約情報(使用可能な吸着ノズルnzのタイプ、部品認識カメラによる認識方式、装着ヘッドの速度レベル等)からなる。なお、本図には、参考として、各部品種の部品の外観も併せて示されている。部品ライブラリ107bには、その他に、部品の色や形状などの情報が含まれていてもよい。
図8は、搬送レーンデータ107cの一例を示す図である。
搬送レーンデータ107cは、同一基板を搬送する搬送レーンと当該搬送レーン上を搬送する基板種との対応関係を示した情報の集まりである。この搬送レーンデータ107cは、「搬送レーン」及び「基板種」などからなる。
「搬送レーン」は、基板が搬送される搬送レーンである。具体的には、搬送レーン215又は搬送レーン216を特定する名称である。搬送レーンを特定する名称とは、例えば、搬送レーン215はFレーンであり、搬送レーン216はRレーンである。
「基板種」は、対象となる搬送レーン上を搬送する基板の種類である。例えば、搬送レーン215であるFレーン上を搬送する基板の種類は、基板種Aである。
図9は、本実施の形態における実装条件決定装置100の動作の一例を示すフローチャートである。以下の説明では、生産ラインにおいて基板種A及びBの生産終了後に、基板種A及びBが基板種C及びDに切り替えられるものとし、基板種A及びBの基板への部品の実装条件、並びに基板種C及びDの基板への部品の実装条件を決定する方法について、具体例を挙げながら説明する。なお、以下に説明する実装条件の決定方法は、基板種が1種類だけ切り替えられる場合にも適用可能である。
基板種割り当て部105aは、搬送レーンデータ107cより、基板種A及びBが割り当てられる搬送レーンを決定する(S2)。例えば、図8に示す搬送レーンデータ107cより、基板種AをFレーンに割り当て、基板種BをRレーンに割り当てることが決定される。
次に、部品割り当て部105bは、生産ラインを構成する複数の部品実装機200間で、部品種数が均等になるように、基板種Aの基板に実装される部品(以下適宜「基板種Aの部品」ともいう。他の基板種についても同様である。)を分割して、複数の部品実装機200に割り当てる。部品割り当て部105bは、基板種Bについても同様に、生産ラインを構成する複数の部品実装機200間で、部品種数が均等になるように、基板種Bの部品を分割して、複数の部品実装機200に割り当てる(S4)。例えば、基板種Aの部品の部品種数は120であり、基板種Bの部品の部品種数は60であるものとする。この場合、基板種Aの部品は、各部品実装機200に40(=120/3)種類ずつ割り当てられ、基板種Bの部品は、各部品実装機200に20(=60/3)種類ずつ割り当てられる。なお、各基板種に実装される部品の部品種数は、実装点データ107aより計数することが可能である。
部品配置位置決定部105cは、各部品実装機200の部品供給部211a及び211bそれぞれについて、基板種A及びBの部品の配置を決定する(S6)。図10に示すように、3台の部品実装機200(上から順に、部品実装機MC1、MC2及びMC3)により基板種A及びBの基板に部品が実装される。Fレーン上には基板種Aの基板が搬送され、Rレーン上には基板種Bの基板が搬送される。部品実装機MC1〜MC3の各々が備える装着ヘッド213a及び213bは、基板種A及び基板種Bの双方の基板に部品を実装する。上述の部品割り当て処理(S4)により、各部品実装機200に割り当てられる基板種A及びBの部品の部品種数が40種類及び20種類とそれぞれ決定されている。このため、図10に示すように、各部品実装機200において、部品供給部211a及び211bに割り当てられる基板種A及び基板種Bのそれぞれの部品種数が均等となるように、部品が部品供給部211a及び211bに割り当てられる。つまり、各部品実装機200の部品供給部211a及び211bには、基板種Aの部品が20(=40/2)種類ずつ割り当てられ、基板種Bの部品が10(=20/2)種類ずつ割り当てられる。このような配置にすることにより、基板種Aの部品が部品供給部211a及び211bの両方に配置されるので、基板種Aの基板に対して、装着ヘッド213a及び装着ヘッド213bにより交互に部品を実装することができる。同様に、基板種Bの部品も部品供給部211a及び211bの両方に配置されるので、基板種Bの基板に対しても、装着ヘッド213a及び装着ヘッド213bにより交互に部品を実装することができる。すなわち、基板種AおよびBの基板ともに、装着ヘッド213a及び213bにより交互に部品を実装することができるため、実装タクトを減少させることができる。
なお、図10に示すように、部品配置位置決定部105cは、部品供給部211a及び211bの各々において、部品を基板種Aの部品のグループと基板種Bのグループとに分け、グループ毎に部品を配置するような部品配置位置を決定する。つまり、基板種Aの部品と基板種Bの部品とが混在して配置されることはない。これにより、基板種の交換時に、交換対象となる基板種の部品を一括して取り出すことができ、部品交換作業を効率よく行なうことができる。
次に、部品実装対象とされる基板の基板種が、基板種A及びBから基板種C及びDに変更される場合の実装条件について説明する。ここで、基板種C及びDの部品の部品種数は、共に90であるものとする。このため、実装対象の基板の基板種が基板種Aから基板種Cに変更された後に、基板種Bから基板種Dへの変更が行われるものとする。なお、基板種Aから基板種Dに変更された後に、基板種Bから基板種Cへの変更が行われるものであってもよい。
基板種Aを基板種Bに先立って変更するのは、基板種Bの変更を先に行うことができないためである。例えば、基板種A及びBの基板への部品実装終了後に、基板種Bから基板種Cに変更する場合を考える。基板種の変更前は図10に示すように全ての部品実装機200の部品供給部211a及び211bには部品をさらに配置可能な空き位置がない。一方、基板種Cの部品種数は基板種Bの部品種数よりも多い。このため、部品供給部211a及び211bにおいて、基板種Bの部品を基板種Cの部品に交換しようとすると、基板種Cの部品の一部が配置できない状況になってしまう。このような状況は、基板種Bを基板種Dに交換する場合であっても同様である。
基板種割り当て部105aは、搬送レーンデータ107cより、基板種C及びDが割り当てられる搬送レーンを決定する(S8)。例えば、基板種Aが基板種Cに変更されることより、基板種Cには基板種Aが割り当てられたのと同じFレーンが割り当てられる。また、基板種Bが基板種Dに変更されることより、基板種Dには基板種Bが割り当てられたのと同じRレーンが割り当てられる。
次に、部品割り当て部105bは、生産ラインを構成する複数の部品実装機200間で、部品種数が均等になるように、基板種Cの部品を分割して、複数の部品実装機200に割り当てる。部品割り当て部105bは、基板種Dについても同様に、生産ラインを構成する複数の部品実装機200間で、部品種数が均等になるように、基板種Dの部品を分割して、複数の部品実装機200に割り当てる(S10)。上述のように、基板種C及びDの部品の部品種数は、それぞれ90である。この場合、基板種Cの部品は、各部品実装機200に30(=90/3)種類ずつ割り当てられ、基板種Dの部品は、各部品実装機200に30(=90/3)種類ずつ割り当てられる。なお、各基板種に実装される部品の部品種数は、実装点データ107aより計数することが可能である。
部品配置位置決定部105cは、各部品実装機200の部品供給部211a及び211bそれぞれについて、基板種C及びDの部品の配置を決定する(S12)。図11に示すように、部品実装機MC1、MC2及びMC3により基板種C及びDの基板に部品が実装される。Fレーン上には基板種Cの基板が搬送され、Rレーン上には基板種Dの基板が搬送される。部品実装機MC1〜MC3の各々が備える装着ヘッド213a及び213bは、基板種C及び基板種Dの双方の基板に部品を実装する。上述の部品割り当て処理(S10)により、各部品実装機200に割り当てられる基板種C及びDの部品の部品種数がそれぞれ30種類とそれぞれ決定されている。このため、図11に示すように、各部品実装機200において、部品供給部211a及び211bに割り当てられる基板種C及び基板種Dのそれぞれの部品種数が均等となるように、部品が部品供給部211a及び211bに割り当てられる。つまり、各部品実装機200の部品供給部211a及び211bには、基板種Cの部品が15(=30/2)種類ずつ割り当てられ、基板種Dの部品が15(=30/2)種類ずつ割り当てられる。このような配置にすることにより、基板種Cの部品が部品供給部211a及び211bの両方に配置されるので、基板種Cの基板に対して、装着ヘッド213a及び装着ヘッド213bにより交互に部品を実装することができる。同様に、基板種Dの部品も部品供給部211a及び211bの両方に配置されるので、基板種Dの基板に対しても、装着ヘッド213a及び装着ヘッド213bにより交互に部品を実装することができる。すなわち、基板種CおよびDの基板ともに、装着ヘッド213a及び213bにより交互に部品を実装することができるため、実装タクトを減少させることができる。
なお、図11に示すように、部品配置位置決定部105cは、部品供給部211a及び211bの各々において、部品を基板種Cの部品のグループと基板種Dのグループとに分け、グループ毎に部品を配置するような部品配置位置を決定する。つまり、基板種Cの部品と基板種Dの部品とが混在して配置されることはない。これにより、基板種の交換時に、交換対象となる基板種の部品を一括して取り出すことができ、部品交換作業を効率よく行なうことができる。また、部品実装対象の基板種が基板種Aから基板種Cに変更され、基板種Bから基板種Dに変更される。このため、部品配置位置決定部105cは、基板種Aの部品の配置されていた位置に基板種Cの部品を配置し、基板種Cの部品が配置されていた位置に基板種Dの部品を配置するように、部品供給部211a及び211bにおける部品配置位置を決定する。
以上のようにして、部品実装条件である部品供給部における部品配置位置が決定される。
次に、決定された部品配置位置に基づいて、部品実装対象基板の基板種交換を行なう際の部品交換作業について説明する。図12〜図14は、部品交換作業の一例について説明するための図である。
図12に示すように、基板種Aの基板への部品実装作業が終了すると、オペレータは、部品実装機MC1〜MC3の部品供給部211a及び211bのそれぞれにおいて、基板種Aの20種類の部品を取り外し、取り外された部品が配置されていた位置に、基板種Cの15種類の部品を配置する。この部品交換作業を行なっている間も装着ヘッド213a及び213bを稼働させ続けることができ、基板種Bの基板への部品実装作業が続行される。
基板種Cの部品の装着作業が終了すると、部品実装機MC1〜MC3は、図13に示すような状態になる。つまり、部品供給部211a及び211bには基板種B及びCの部品が配置され、Fレーンには基板種Cの基板が搬送され、Rレーンには基板種Bの基板が搬送される。この状態では、装着ヘッド213a及び213bにより基板種B及びCに対して部品が実装される。
次に、基板種Bの基板への部品実装作業が終了すると、図14に示すように、オペレータは、部品実装機MC1〜MC3の部品供給部211a及び211bのそれぞれにおいて、基板種Bの10種類の部品を取り外し、取り外された部品が配置されていた位置に、基板種Dの15種類の部品を配置する。この部品交換作業を行なっている間も装着ヘッド213a及び213bを稼働させ続けることができ、基板種Cの基板への部品実装作業が続行される。
基板種Dの部品の装着作業が終了すると、部品実装機MC1〜MC3は、図11に示すような状態になる。つまり、部品供給部211a及び211bには基板種C及びDの部品が配置され、Fレーンには基板種Cの基板が搬送され、Rレーンには基板種Dの基板が搬送される。この状態では、装着ヘッド213a及び213bにより基板種C及びDに対して部品が実装される。
図15は、部品実装機200の動作を示すフローチャートである。
部品実装機200は、実装条件決定装置100が決定した実装条件に従い、基板に部品を実装していく。
部品実装機200は、基板が搬入されるまで待機し(S32)、基板が搬入されると(S32でYES)、部品実装機200の制御部(図示せず)は、搬入された基板が部品実装対象の基板種か否かを判断する(S34)。部品実装対象の基板種か否かは、基板が搬入された搬入レーンの違いにより判断される。例えば、図12に示すような3台の部品実装機200(MC1〜MC3)により生産ラインが形成されている場合を考えると、各部品実装機200は、Fレーンに基板が搬入されてきた場合には、搬入された基板が部品実装対象の基板種ではないと判断し、Rレーンに基板が搬入されてきた場合には、搬入された部品が部品実装対象の基板種(つまり、基板種B)であると判断する。
搬入された基板が部品実装対象の基板種である場合には(S34でYES)、部品実装機200は、その基板に部品を実装し、下流に送り出す(S36)。搬入された基板が部品実装対象の基板種でない場合には(S34でNO)、部品実装機200は、当該基板に対して部品の実装を行なうことなく、下流に基板を送り出す(S38)。
部品実装機200は、以上の処理(S32〜S38)を全ての基板の生産が終了するまで繰り返し実行する(S40)。
以上説明したように、本実施の形態によると、生産ラインにおいて、生産対象とされる基板種の変更があった場合には、当該基板種に部品実装する部品実装機の部品供給部に配置されている部品カセット、ノズルステーションに載置されている交換用ノズル、サポートピンプレート上のサポートピンの配置等を変更する必要がある。しかし、このような変更作業をオペレータが行なっている最中であっても、部品実装機を停止させる必要はない。つまり、1つの部品実装機に複数の基板種の部品を配置するようにしている。このため、部品の交換作業を行なっている間も部品の交換対象となっていない他の基板種の基板に対しては部品を実装することができる。よって、段取り替え中であっても全ての部品実装機を停止させることなく、稼働率を高く確保することができる。
また、部品を基板種単位でまとめて部品供給部に配置するようにしている。このため、交換対象となる基板種の部品を一括して取り出すことができるため、部品交換作業を効率よく行なうことができ、稼働率を高く確保することができる。
また、各部品実装機は複数の搬送レーンを備えていることより、1つの生産ラインで複数の基板種の基板を生産することが可能となる。よって、面積生産性も向上する。
以上、本発明に係る実装条件決定方法について、実施の形態を用いて説明したが、本発明は、本実施の形態に限定されるものではない。
例えば、本実施の形態では、部品実装機200は、2つの搬送レールを備えることとしたが、搬送レールは3つ以上であってもよい。また、例えば、部品実装機200が3つの搬送レールを備える場合でも、2つの搬送レールに搬送される基板にしか部品を実装しないことにしてもよい。なお、搬送レーンが3つ以上ある場合には、基板種は3種類以上であってもよい。
また、本実施の形態では、部品実装機200は、交互打ちの部品実装機であることとしたが、部品実装機200は、交互打ちの部品実装機に限定されることなく、1つの基板に対し、1つの装着ヘッドで部品を実装する部品実装機であってもよい。
また、部品配置位置決定処理(図9のS6及びS12)においては、図10及び図11に示したように各部品供給部に複数の基板種の部品を配置するのではなく、以下のように部品を配置してもよい。つまり、図16に示すように、1つの部品供給部には1つの基板種の部品のみを配置し、部品供給部211aと部品供給部211bとでは異なる基板種の部品を配置するようにしてもよい。これにより、1台の部品実装機に複数の基板種の部品を配置することができるため、ある基板種(例えば、基板種E)の部品を交換している間であっても、他の基板種(例えば、基板種F)の部品を部品供給部から取り出し、基板に実装することができる。また、基板種の交換時には、部品実装機200毎に、1つの部品供給部に対してのみ部品交換を行えばよい。このため、部品交換の手間が少なくなる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、基板が搬送される複数の搬送レーンを並列に備える部品実装機を有する生産ラインにおける実装条件決定方法に適用でき、特に、生産ライン全体でのスループットを向上させることができる実装条件決定方法等に適用できる。
本発明の実施の形態に係る部品実装システムの構成を示す外観図である。 部品実装機の内部の主要な構成を示す平面図である。 装着ヘッドと部品カセットの位置関係を示す模式図である。 部品を収めた部品テープ及びリールの例を示す図である。 本実施の形態における実装条件決定装置の機能構成を示すブロック図である。 実装点データの一例を示す図である。 部品ライブラリの一例を示す図である。 搬送レーンデータの一例を示す図である。 本実施の形態における実装条件決定装置の動作の一例を示すフローチャートである。 基板種A及びBの部品の配置決定処理(図9のS6)について説明するための図である。 基板種C及びDの部品の配置決定処理(図9のS12)について説明するための図である。 基板種Aの基板への部品実装作業終了後の部品交換作業について説明するための図である。 部品供給部の部品を基板種Aの部品から基板種Cの部品に交換した後の部品供給部における部品配置を示す図である。 基板種Bの基板への部品実装作業終了後の部品交換作業について説明するための図である。 部品実装機の動作を示すフローチャートである。 部品供給部における部品供給位置の変形例について説明するための図である。
符号の説明
10 部品実装システム
21、22 基板
100 実装条件決定装置
101 演算制御部
102 表示部
103 入力部
104 メモリ部
105 プログラム格納部
105a 基板種割り当て部
105b 部品割り当て部
105c 部品配置位置決定部
106 通信I/F部
107 データベース部
107a 実装点データ
107b 部品ライブラリ
107c 搬送レーンデータ
200、MC1〜MC3 部品実装機
210a、210b 実装ユニット
211a、211b 部品供給部
212a、212b 部品カセット
213a、213b 装着ヘッド
215、216 搬送レーン

Claims (7)

  1. 各々が複数の搬送レーンを有し、かつ基板に部品を実装する複数の部品実装機が連結された生産ラインにおける部品の実装条件を決定する実装条件決定方法であって、
    前記複数の搬送レーン上を複数の基板種の基板が搬送されるように、一連の経路を形成する搬送レーンの組毎に、当該組に含まれる搬送レーンに、前記複数の基板種のいずれか1つを割り当てる基板種割り当てステップと、
    基板種毎に、当該基板種の基板に実装される複数の部品を分割して、前記複数の部品実装機に割り当てる部品割り当てステップと、
    部品実装機毎に、前記部品割り当てステップにおいて割り当てられた部品を、部品を供給する部品供給部に、部品が実装される基板の基板種単位でまとめて配置するための部品配置位置を決定する部品配置位置決定ステップと
    を含み、
    前記複数の部品実装機の各々は、基板に対して交互に部品を装着する複数の装着ヘッドと、前記複数の装着ヘッドにそれぞれ部品を供給する複数の前記部品供給部とを備え、
    前記部品配置位置決定ステップでは、部品実装機毎に、各部品供給部に割り当てられる基板種毎の部品種数が前記複数の部品供給部間で均等となるように、当該基板種に実装される複数の部品を分割して、前記複数の部品供給部に割り当てて配置する
    ことを特徴とする実装条件決定方法。
  2. 前記基板種割り当てステップは、さらに、前記複数の基板種のうちのいずれか1つが他の基板種に交換された場合の交換後の基板種を、交換前の基板種が割り当てられていた前記搬送レーンの組に含まれる搬送レーンに割り当て、
    前記部品割り当てステップでは、さらに、前記交換後の基板種の基板に実装される複数の部品を分割して、前記複数の部品実装機に割り当て、
    前記部品配置位置決定ステップでは、さらに、交換対象とされる基板種の基板に実装される部品の前記部品供給部における配置位置に、前記交換後の基板種の基板に実装される部品を配置するための部品配置位置を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の実装条件決定方法。
  3. 前記部品割り当てステップでは、基板種毎に、前記複数の部品実装機間で割り当てられる部品種数が等しくなるように当該基板種の基板に実装される複数の部品を分割して、前記複数の部品実装機に割り当てる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の実装条件決定方法。
  4. 各々が複数の搬送レーンを有し、かつ基板に部品を実装する複数の部品実装機が連結された生産ラインにおける部品の実装条件を決定する実装条件決定装置であって、
    前記複数の搬送レーン上を複数の基板種の基板が搬送されるように、一連の経路を形成する搬送レーンの組毎に、当該組に含まれる搬送レーンに、前記複数の基板種のいずれか1つを割り当てる基板種割り当て手段と、
    基板種毎に、当該基板種の基板に実装される複数の部品を分割して、前記複数の部品実装機に割り当てる部品割り当て手段と、
    部品実装機毎に、前記部品割り当て手段によって割り当てられた部品を、部品を供給する部品供給部に、部品が実装される基板の基板種単位でまとめて配置するための部品配置位置を決定する部品配置位置決定手段と
    を備え
    前記複数の部品実装機の各々は、基板に対して交互に部品を装着する複数の装着ヘッドと、前記複数の装着ヘッドにそれぞれ部品を供給する複数の前記部品供給部とを備え、
    前記部品配置位置決定手段は、部品実装機毎に、各部品供給部に割り当てられる基板種毎の部品種数が前記複数の部品供給部間で均等となるように、当該基板種に実装される複数の部品を分割して、前記複数の部品供給部に割り当てて配置する
    ことを特徴とする実装条件決定装置。
  5. 各々が複数の搬送レーンを有し、かつ基板に部品を実装する複数の部品実装機が連結された生産ラインにおいて部品を実装する部品実装方法であって、
    前記部品実装機ごとに、請求項1〜のいずれか1項に記載の実装条件決定方法により決定された部品配置位置に部品が配置された部品供給部から部品を取り出し、取り出した部品を基板上に実装する実装ステップ
    を含むことを特徴とする部品実装方法。
  6. 各々が複数の搬送レーンを有し、かつ基板に部品を実装する複数の部品実装機が連結された生産ラインにおける部品実装機であって、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の実装条件決定方法により決定された部品配置位置に部品が配置された部品供給部と、
    当該部品供給部から部品を取り出し、取り出した部品を基板上に実装する実装手段と
    を備えることを特徴とする部品実装機。
  7. 各々が複数の搬送レーンを有し、かつ基板に部品を実装する複数の部品実装機が連結された生産ラインにおける部品の実装条件を決定するプログラムであって、
    前記複数の搬送レーン上を複数の基板種の基板が搬送されるように、一連の経路を形成する搬送レーンの組毎に、当該組に含まれる搬送レーンに、前記複数の基板種のいずれか1つを割り当てる基板種割り当てステップと、
    基板種毎に、当該基板種の基板に実装される複数の部品を分割して、前記複数の部品実装機に割り当てる部品割り当てステップと、
    部品実装機毎に、前記部品割り当てステップにおいて割り当てられた部品を、部品を供給する部品供給部に、部品が実装される基板の基板種単位でまとめて配置するための部品配置位置を決定する部品配置位置決定ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記複数の部品実装機の各々は、基板に対して交互に部品を装着する複数の装着ヘッドと、前記複数の装着ヘッドにそれぞれ部品を供給する複数の前記部品供給部とを備え、
    前記部品配置位置決定ステップでは、部品実装機毎に、各部品供給部に割り当てられる基板種毎の部品種数が前記複数の部品供給部間で均等となるように、当該基板種に実装される複数の部品を分割して、前記複数の部品供給部に割り当てて配置する
    ことを特徴とするプログラム
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