JP5038542B1 - 包丁練習器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】小さな子供が包丁の使い方を安全に練習でき、包丁による「押し切り」「引き切り」「たたき切り」など切り方に応じた練習ができる包丁練習器具を提供する。
【解決手段】
包丁3の左右の側面に、ガイドプレート9を対で設け上下に長く配置し、上下に動く前記包丁3の左右の動きを規制する。このガイドプレート9の前後の位置で、包丁3の側面にガイドクリップ11を取付け包丁3の前後の動きを規制する。ガイドプレート9が設けられる防護体13は、包丁3で切る物を押さえ指先15を丸めた状態の押さえ手7を防護する。この防護体13から指先15の間を通って延設されるバー17の先端にグリップ19が設けられ、押さえ手7の中に納めて把持できる。防護体13に対しガイドプレート9は、前記包丁3が位置する略垂直面内で、複数の所定角度に傾斜できる。
【選択図】図1
【解決手段】
包丁3の左右の側面に、ガイドプレート9を対で設け上下に長く配置し、上下に動く前記包丁3の左右の動きを規制する。このガイドプレート9の前後の位置で、包丁3の側面にガイドクリップ11を取付け包丁3の前後の動きを規制する。ガイドプレート9が設けられる防護体13は、包丁3で切る物を押さえ指先15を丸めた状態の押さえ手7を防護する。この防護体13から指先15の間を通って延設されるバー17の先端にグリップ19が設けられ、押さえ手7の中に納めて把持できる。防護体13に対しガイドプレート9は、前記包丁3が位置する略垂直面内で、複数の所定角度に傾斜できる。
【選択図】図1
Description
この発明は、包丁の使い方を練習する練習器具の構造に関する。
包丁の使い方を練習する練習器具は色々な状況で必要とされうる。
例えば、子供が包丁の使い方を練習する状況である。子供用の安全を考慮した先端と角の丸まった包丁や滑りにくいまな板などがあるが、子供が包丁を練習する際、保護者が手を取って教えなければ、添え手の指を切るなど、非常に危険である。また、正しい使い方を習得するためには、正しい使い方で、多くの反復練習が必要である。
例えば、子供が包丁の使い方を練習する状況である。子供用の安全を考慮した先端と角の丸まった包丁や滑りにくいまな板などがあるが、子供が包丁を練習する際、保護者が手を取って教えなければ、添え手の指を切るなど、非常に危険である。また、正しい使い方を習得するためには、正しい使い方で、多くの反復練習が必要である。
練習する際の包丁は、よく切れる包丁を使用しなければ、必要以上の力を入れて切る必要があるため、万が一指を切るようなことがある場合、傷口が深くなってしまう。
また、食材により、「押し切り」「引き切り」「たたき切り」など、包丁のストロークは変わってくる。
子供が包丁の使い方を正しく安全に取得するためには、指を切らないための安全器具を持たしたうえで、保護者が包丁を持っている手を一緒に上下にガイドする必要がある。
このような安全器具には、下記特許文献1に示すように、包丁を持つ手とは反対の手、すなわち、包丁で切る物を押さえる押さえ手を、防護するための「包丁あたり部」を備えた器具が提案されている。
また、食材により、「押し切り」「引き切り」「たたき切り」など、包丁のストロークは変わってくる。
子供が包丁の使い方を正しく安全に取得するためには、指を切らないための安全器具を持たしたうえで、保護者が包丁を持っている手を一緒に上下にガイドする必要がある。
このような安全器具には、下記特許文献1に示すように、包丁を持つ手とは反対の手、すなわち、包丁で切る物を押さえる押さえ手を、防護するための「包丁あたり部」を備えた器具が提案されている。
しかしながら、上記特許文献1では、
(1)「包丁あたり部」は小さな面積を有するのみであって、小さな子供が包丁の使い方を練習するには、危険である。
(2)「包丁あたり部」によって、包丁の押さえ手への動きは規制されるものの、反対方向の動きや、前後方向の動きは自由なままであり、小さな子供には危険である。
(3)包丁による「押し切り」「引き切り」「たたき切り」など切り方に応じた包丁の動きを、効率よく学ぶには不十分であった。
(4)子供の発達に応じた器具の使い方ができなかった。
(1)「包丁あたり部」は小さな面積を有するのみであって、小さな子供が包丁の使い方を練習するには、危険である。
(2)「包丁あたり部」によって、包丁の押さえ手への動きは規制されるものの、反対方向の動きや、前後方向の動きは自由なままであり、小さな子供には危険である。
(3)包丁による「押し切り」「引き切り」「たたき切り」など切り方に応じた包丁の動きを、効率よく学ぶには不十分であった。
(4)子供の発達に応じた器具の使い方ができなかった。
この発明は、以上の問題点を解決するために、以上の課題を解決する包丁練習器具を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、第一発明は、包丁の使い方を練習する練習器具であって、前記包丁の左右の側面に、対で設けられ上下に長く配置されて、上下に動く前記包丁の左右の動きを規制するガイドプレートと、このガイドプレートの前後の位置で、前記包丁の側面に取付けられて前記包丁の前後の動きを規制するガイドクリップと、前記ガイドプレートが設けられ、包丁で切る物を押さえ指先を丸めた状態の押さえ手を防護する防護体と、この防護体から前記指先の間を通って延設されるバーと、このバーの先端に設けられ前記押さえ手の中に納めて把持できるグリップと、を有することを特徴とする包丁練習器具である。
第二発明は、さらに、前記防護体は、板状を成し、この板状の面に沿って前記ガイドプレートが設けられることを特徴とする包丁練習器具である。
第三発明は、さらに、前記防護体に対し前記ガイドプレートは、前記包丁が位置する略垂直面内で、複数の所定角度に傾斜できる包丁練習器具である。
第四発明は、さらに、前記防護体に対し前記ガイドプレートは着脱可能に設けられ、前記包丁の側面に前記ガイドクリップは着脱自在に取付けられ、前記左右のガイドプレートは互いに上端で着脱可能に設けられることを特徴とする包丁練習器具である。
第三発明は、さらに、前記防護体に対し前記ガイドプレートは、前記包丁が位置する略垂直面内で、複数の所定角度に傾斜できる包丁練習器具である。
第四発明は、さらに、前記防護体に対し前記ガイドプレートは着脱可能に設けられ、前記包丁の側面に前記ガイドクリップは着脱自在に取付けられ、前記左右のガイドプレートは互いに上端で着脱可能に設けられることを特徴とする包丁練習器具である。
第一、第二、第三、又は第四発明によれば、(1)包丁によって押さえ手が傷つく可能性は、防護体のみならず、ガイドプレートによっても防止され、小さな子供が包丁の使い方を練習するにも、安全である。(2)ガイドプレートが、包丁の左右の側面に、対で設けられ、上下に長く配置されて、上下に動く包丁の左右の動きを規制する。また、ガイドクリップが、ガイドプレートの前後の位置で、包丁の側面に取付けられて、包丁の前後の動きを規制する。これらの規制により、包丁の動きは、適切に、十分に規制され、小さな子供も安全に器具を使用できる。
第二、第三、又は第四発明によれば、さらに、板状の防護体の面に沿ってガイドプレートが設けられることから、器具の製作が容易である。
第三、又は第四発明によれば、さらに、(3)防護体に対しガイドプレートは、包丁が位置する略垂直面内で、所定角度に傾斜できるので、包丁による「押し切り」の際にはガイドプレートを上端が後方へくるように傾斜させ、「引き切り」の際にはガイドプレートを上端が前方へくるように傾斜させ、「たたき切り」の際にはガイドプレートを上端が真上へくるようにすることで、包丁は、ガイドクリップの働きで、ガイドプレートに沿って動くので、切り方に応じた包丁の動きを効率よく学ぶことができる。
第三、又は第四発明によれば、さらに、(3)防護体に対しガイドプレートは、包丁が位置する略垂直面内で、所定角度に傾斜できるので、包丁による「押し切り」の際にはガイドプレートを上端が後方へくるように傾斜させ、「引き切り」の際にはガイドプレートを上端が前方へくるように傾斜させ、「たたき切り」の際にはガイドプレートを上端が真上へくるようにすることで、包丁は、ガイドクリップの働きで、ガイドプレートに沿って動くので、切り方に応じた包丁の動きを効率よく学ぶことができる。
第四発明によれば、さらに、(4)子供の発達に応じ、左右のガイドプレートを上端で外し、一方のプレートのみを設けて、包丁の左右一方の動きを自由にし、また、包丁の側面からガイドクリップを外して、包丁の前後の動きを自由にし、あるいは、防護体からガイドプレートを外して、包丁の自由度を大きくするなど、任意に、包丁の自由度を選択することで、その子供に最適な包丁の使い方の練習を行うことができる。
この発明の実施形態に係る包丁練習器具を、図1から図7に示す。
[全体概略]
図1,図2に示すように、この包丁練習器具1は、実際の包丁3を用いて、その使い方を練習する練習器具である。図は、右利き用の器具として描かれている。すなわち、包丁3を持つ手は右手5で、物を押さえる押さえ手7は左手である。
[全体概略]
図1,図2に示すように、この包丁練習器具1は、実際の包丁3を用いて、その使い方を練習する練習器具である。図は、右利き用の器具として描かれている。すなわち、包丁3を持つ手は右手5で、物を押さえる押さえ手7は左手である。
包丁3の左右の側面にガイドプレート9が配置される。このガイドプレート9は対で設けられ、上下に長く配置されて、上下に動く包丁3をガイドし、包丁3の左右の動きを規制する。これら左右のガイドプレート9は、互いに、上端で着脱可能に設けられる。
包丁3にはガイドクリップ11が着脱自在に取付けられる。ガイドクリップ11は、ガイドプレート9の前後の位置で、包丁3の側面に取付けられて、包丁3の前後の動きを規制する。
包丁3にはガイドクリップ11が着脱自在に取付けられる。ガイドクリップ11は、ガイドプレート9の前後の位置で、包丁3の側面に取付けられて、包丁3の前後の動きを規制する。
ガイドプレート9は防護体13に対し着脱可能に設けられる。防護体13は、包丁3で切る物を押さえ指先を丸めた状態の押さえ手7を防護する。防護体13は、板状を成し、この板状の面に沿って前記ガイドプレート9が設けられる。防護体13に対しガイドプレート9は、包丁3が位置する略垂直面内で、複数の所定角度に傾斜できる構造を有する。
この防護体13から指先15の間を通ってバー17が延設される。このバー17の先端にはグリップ19が設けられる。グリップ19は、押さえ手7の中に納めて把持できる形状と大きさを有する。
この防護体13から指先15の間を通ってバー17が延設される。このバー17の先端にはグリップ19が設けられる。グリップ19は、押さえ手7の中に納めて把持できる形状と大きさを有する。
[ガイドプレート9]
ガイドプレート9は、細長い四角形を有し、包丁3の左右の側面に、この実施形態では一対が配置される。このガイドプレート9は上下に長く配置されて、上下に動く包丁3を左右から挟んでガイドし、包丁3の左右の動きを規制する。
ガイドプレート9は、細長い四角形を有し、包丁3の左右の側面に、この実施形態では一対が配置される。このガイドプレート9は上下に長く配置されて、上下に動く包丁3を左右から挟んでガイドし、包丁3の左右の動きを規制する。
これら左右のガイドプレート9は、互いに、上端で着脱可能に設けられる。すなわち、図6に示すように、右のプレートの上端内側には、縦断面がハの字形状の挿入部21が設けられ、左のプレートの上端内側には、縦断面が逆ハの字形状の爪部23が設けられる。この爪部23に挿入部21を挿入すると、両者が嵌合し、左右のガイドプレート9は、互いに、装着される。また、強く引っ張ることで、外すこともできる。
[ガイドクリップ11]
包丁3にはガイドクリップ11が着脱自在に取付けられる。ガイドクリップ11は、ガイドプレート9の前後の位置で、包丁3の側面に取付けられて、包丁3の動きにともないガイドプレート9に接触することで、包丁3の前後の動きを規制する。
包丁3にはガイドクリップ11が着脱自在に取付けられる。ガイドクリップ11は、ガイドプレート9の前後の位置で、包丁3の側面に取付けられて、包丁3の動きにともないガイドプレート9に接触することで、包丁3の前後の動きを規制する。
図5に示すように、ガイドクリップ11は、下向きの略コの字状の断面を有するクリップ本体25の上部側面に短円柱状のガイド体27が突設される。略コの字状のうち、ガイド体27が設けられる側の辺部は、円弧状29に屈曲し、バネ性により包丁3に圧接し、クリップ機能を強化する。
[防護体13]
ガイドプレート9が着脱可能に設けられる防護体13は、包丁3で切る物を押さえ指先15を丸めた状態の押さえ手7を防護する。この実施形態の防護体13は、板状を成し、薄い台形の断面を有し、全体として、薄い四角錐形状となる。四角錐形状の先側に、ガイドプレート9や包丁3が位置する。四角錐形状とすることで、防護体13の肉厚部に包丁3の刃が当たった際に、包丁3は、安全側へ滑ることになる。
ガイドプレート9が着脱可能に設けられる防護体13は、包丁3で切る物を押さえ指先15を丸めた状態の押さえ手7を防護する。この実施形態の防護体13は、板状を成し、薄い台形の断面を有し、全体として、薄い四角錐形状となる。四角錐形状の先側に、ガイドプレート9や包丁3が位置する。四角錐形状とすることで、防護体13の肉厚部に包丁3の刃が当たった際に、包丁3は、安全側へ滑ることになる。
図7に示すように、この防護体13の板状の面に沿ってガイドプレート9が設けられる。防護体13に対しガイドプレート9は、包丁3が位置する略垂直面内で、複数の所定角度に傾斜できる構造を有する。
すなわち、一対のガイドプレート9のうち、防護体13の側のガイドプレート9には、上下に、圧入ピン31が2本設けられる。そして、防護体13の板状の面には、圧入ピン31に対応して、上下に、圧入穴33が設けられる。下の圧入ピン31Aを、1個設けられる下の圧入穴33Aへ圧入する。上の圧入ピン31Bを、複数個が、この実施形態では5個が、円弧状29に配列される上の圧入穴33Bの1つに、圧入する。どの上圧入穴33Bへ圧入するかで、ガイドプレート9の傾斜角度が異なる。よって、上圧入穴33Bを選択することで、傾斜角度を所定角度にできる。
すなわち、一対のガイドプレート9のうち、防護体13の側のガイドプレート9には、上下に、圧入ピン31が2本設けられる。そして、防護体13の板状の面には、圧入ピン31に対応して、上下に、圧入穴33が設けられる。下の圧入ピン31Aを、1個設けられる下の圧入穴33Aへ圧入する。上の圧入ピン31Bを、複数個が、この実施形態では5個が、円弧状29に配列される上の圧入穴33Bの1つに、圧入する。どの上圧入穴33Bへ圧入するかで、ガイドプレート9の傾斜角度が異なる。よって、上圧入穴33Bを選択することで、傾斜角度を所定角度にできる。
防護体13の板状の面は、包丁3が位置する略垂直面内に、平行に位置する。同様に、ガイドプレート9は、包丁3が位置する略垂直面内に、平行に位置する。ガイドプレート9を所定角度に傾斜できるので、包丁3による「押し切り」の際にはガイドプレート9を上端が後方へくるように傾斜させ、「引き切り」の際にはガイドプレート9を上端が前方へくるように傾斜させ、「たたき切り」の際にはガイドプレート9を上端が真上へくるようにすること、などが可能となる。
[バー17]
図3,図4に示すように、防護体13の背面下部の中央に、バー17の一端が固定される。このバー17は、細長い四角形の板状を成し、指先15の間を無理なく通って、延設される。延設された他端はグリップ19へ貫通される。バー17には、グリップ19を所定の位置に設定するための四角形の設定孔35が、複数、長手方向へ、形成される。
図3,図4に示すように、防護体13の背面下部の中央に、バー17の一端が固定される。このバー17は、細長い四角形の板状を成し、指先15の間を無理なく通って、延設される。延設された他端はグリップ19へ貫通される。バー17には、グリップ19を所定の位置に設定するための四角形の設定孔35が、複数、長手方向へ、形成される。
[グリップ19]
図3,図4に示すように、バー17の先端にはグリップ19が設けられる。グリップ19は、押さえ手7の中に納めて把持できる形状と大きさを有する。グリップ19は、防護体13の板状の面に沿って水平に配置される棒状で、棒状の断面が半円形で、押さえ手7の指になじむ形状となっている。グリップ19に後側(図中左側)で接するように、断面が四角形のくさび材37を、設定孔35へ圧入することで、グリップ19を所定の位置に設定する。グリップ19の前側(図中右側)には、押さえ手7の指が位置することで、グリップ19は安定する。すなわち、図では、右手5で包丁3を握り、左手で、切る物を押さえ指先15を丸める。その丸めた押さえ手7の指先15を、グリップ19と、防護体13の間に位置させ、グリップ19を把持する。
図3,図4に示すように、バー17の先端にはグリップ19が設けられる。グリップ19は、押さえ手7の中に納めて把持できる形状と大きさを有する。グリップ19は、防護体13の板状の面に沿って水平に配置される棒状で、棒状の断面が半円形で、押さえ手7の指になじむ形状となっている。グリップ19に後側(図中左側)で接するように、断面が四角形のくさび材37を、設定孔35へ圧入することで、グリップ19を所定の位置に設定する。グリップ19の前側(図中右側)には、押さえ手7の指が位置することで、グリップ19は安定する。すなわち、図では、右手5で包丁3を握り、左手で、切る物を押さえ指先15を丸める。その丸めた押さえ手7の指先15を、グリップ19と、防護体13の間に位置させ、グリップ19を把持する。
「実施形態の効果」
以上の実施形態によれば、
(1)図1に示すように、包丁3によって押さえ手7が傷つく可能性は、防護体13のみならず、ガイドプレート9によっても防止されるので、例えば包丁3が大きく上下動され、高い位置から降ろされても、安全である。よって、小さな子供が包丁3の使い方を練習するにも、安全である。
以上の実施形態によれば、
(1)図1に示すように、包丁3によって押さえ手7が傷つく可能性は、防護体13のみならず、ガイドプレート9によっても防止されるので、例えば包丁3が大きく上下動され、高い位置から降ろされても、安全である。よって、小さな子供が包丁3の使い方を練習するにも、安全である。
(2)ガイドプレート9が、包丁3の左右の側面に、対で設けられ、上下に長く配置されて、上下に動く包丁3の左右の動きを規制する。また、ガイドクリップ11が、ガイドプレート9の前後の位置で、包丁3の側面に取付けられて、包丁3の前後の動きを規制する。防護体13のみが設けられる場合に比べ、これらの規制により、包丁3の動きは、適切に、十分に規制される。
また、左右のガイドプレート9は互いに上端で装着されて連続し、逆U字形状をなしているので、ガイドクリップ11の機能とも併せて、包丁3がガイドレールから抜けることがない。
よって、小さな子供も安全に器具を使用できる。
また、左右のガイドプレート9は互いに上端で装着されて連続し、逆U字形状をなしているので、ガイドクリップ11の機能とも併せて、包丁3がガイドレールから抜けることがない。
よって、小さな子供も安全に器具を使用できる。
一般的な子供用の包丁3では、切れ味が悪いため、力を必要以上に入れてしまうことで、添え手や食材が滑ってしまった場合など、手指を深く切ってしまう危険性がある。また、切れ味が悪い包丁3では、食材をのこぎりで切るように何回も前後に切る必要がある。この実施形態では、実際の本物の包丁3を用いることができるので、そのような不具合が解消できる。
また、保護者が、包丁3の持つ手をガイドすることで、安全で正確なストロークのイメージを持つことは出来るが、自分の力のみで行っていないため、食材を切るために必要な力、正確なストロークを習得することはできない。この実施形態では、実際の本物の包丁3を用いることができるので、子供が自分の力のみで練習できるので、そのような不具合が解消できる。
さらに、子供が包丁3の使い方を正しく安全に取得するためには、指導者が、添え手を守るだけでなく、添え手を正しく仕えたうえで、包丁3を正しい角度で上下に相当量の反復練習できなくてはならない。また、子供の上達に応じた包丁3の動きに対し自由度を与える必要がある。この実施形態では、上達に応じた自由度を選択することで、その子供に最適な包丁の使い方の練習を行うことができる。
また、この実施形態では、実際の本物の包丁3を用いることができ、子供が自分の力のみで練習できるので、指導者の煩わしさを解消できる。
さらに、子供が包丁3の使い方を正しく安全に取得するためには、指導者が、添え手を守るだけでなく、添え手を正しく仕えたうえで、包丁3を正しい角度で上下に相当量の反復練習できなくてはならない。また、子供の上達に応じた包丁3の動きに対し自由度を与える必要がある。この実施形態では、上達に応じた自由度を選択することで、その子供に最適な包丁の使い方の練習を行うことができる。
また、この実施形態では、実際の本物の包丁3を用いることができ、子供が自分の力のみで練習できるので、指導者の煩わしさを解消できる。
(3)図1,図7に示すように、防護体13に対しガイドプレート9は、包丁3が位置する略垂直面内で、所定角度に傾斜できる。よって、例えば、包丁3による「押し切り」の際にはガイドプレート9を上端が後方へくるように傾斜させ、「引き切り」の際にはガイドプレート9を上端が前方へくるように傾斜させ、「たたき切り」の際にはガイドプレート9を上端が真上へくるようにすることができる。これにより、包丁3は、ガイドクリップ11の働きで、ガイドプレート9に接しながら、ガイドプレート9に沿って動く。よって、切り方に応じた包丁3の適切な動きを、効率よく学ぶことができる。
(4)子供の発達に応じ、包丁3の自由度を段階的に選択できる。例えば、左右のガイドプレート9を上端で外し、一方のプレートのみを設けて、包丁3の左右一方の動きを自由にする。さらに、両方のプレートを外すことで、より自然な自由度を選択することもできる。
また、包丁3のガイドクリップ11の幅を変更する。例えば、ガイドクリップ幅を狭くすることで、必然的にガイドレールに密着して沿いながら上下することができる。また、クリップ幅を広げることで、包丁3の刃を前後に広く使用することができるようになり、前後の自由を出すことができる。
また、包丁3の側面からガイドクリップ11を外して、包丁3の前後の動きを自由にする。あるいは、防護体13からガイドプレート9を外して、包丁3の自由度を大きくする。これらにより、任意に、包丁3の自由度を選択することで、その子供に最適な包丁3の使い方の練習を行うことができる。
また、包丁3のガイドクリップ11の幅を変更する。例えば、ガイドクリップ幅を狭くすることで、必然的にガイドレールに密着して沿いながら上下することができる。また、クリップ幅を広げることで、包丁3の刃を前後に広く使用することができるようになり、前後の自由を出すことができる。
また、包丁3の側面からガイドクリップ11を外して、包丁3の前後の動きを自由にする。あるいは、防護体13からガイドプレート9を外して、包丁3の自由度を大きくする。これらにより、任意に、包丁3の自由度を選択することで、その子供に最適な包丁3の使い方の練習を行うことができる。
(5)板状の防護体13の面に沿って、ガイドプレート9が設けられることから、ガイドプレート9を設けるための設置面を別に防護体13に設ける必要が無く、器具の製作が容易である。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、左右のガイドプレート9が上端で着脱可能に設けられるために、爪部23に挿入部21を挿入することで、両者が嵌合する構造としたが、この発明は、この着脱構造に限らない。他の実施形態では、例えば、縦断面がハの字形状のスライド挿入部を、縦断面が逆ハの字形状の挿入受け部へ、スライドして嵌合することもできる。このスライドは、断面とは直交する方向へ行う。また、スライド方向の端には、両者に凹凸を付けて、簡単には外れない構造にできる。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、左右のガイドプレート9が上端で着脱可能に設けられるために、爪部23に挿入部21を挿入することで、両者が嵌合する構造としたが、この発明は、この着脱構造に限らない。他の実施形態では、例えば、縦断面がハの字形状のスライド挿入部を、縦断面が逆ハの字形状の挿入受け部へ、スライドして嵌合することもできる。このスライドは、断面とは直交する方向へ行う。また、スライド方向の端には、両者に凹凸を付けて、簡単には外れない構造にできる。
1…包丁練習器具、3…包丁、5…右手、7…押さえ手、9…ガイドプレート、11…ガイドクリップ、13…防護体、15…指先、17…バー、19…グリップ、21…挿入部、23…爪部、25…クリップ本体、27…ガイド体、29…円弧状、31…圧入ピン、33…圧入穴、35…設定孔、37…くさび材。
Claims (4)
- 包丁の使い方を練習する練習器具であって、前記包丁の左右の側面に、対で設けられ上下に長く配置されて、上下に動く前記包丁の左右の動きを規制するガイドプレートと、このガイドプレートの前後の位置で、前記包丁の側面に取付けられて前記包丁の前後の動きを規制するガイドクリップと、前記ガイドプレートが設けられ、包丁で切る物を押さえ指先を丸めた状態の押さえ手を防護する防護体と、この防護体から前記指先の間を通って延設されるバーと、このバーの先端に設けられ前記押さえ手の中に納めて把持できるグリップと、を有することを特徴とする包丁練習器具。
- 前記防護体は、板状を成し、この板状の面に沿って前記ガイドプレートが設けられることを特徴とする請求項1に記載の包丁練習器具。
- 前記防護体に対し前記ガイドプレートは、前記包丁が位置する略垂直面内で、複数の所定角度に傾斜できる構造を有することを特徴とする請求項2に記載の包丁練習器具。
- 前記防護体に対し前記ガイドプレートは着脱可能に設けられ、前記包丁の側面に前記ガイドクリップは着脱自在に取付けられ、前記左右のガイドプレートは互いに上端で着脱可能に設けられることを特徴とする請求項1、2、または3に記載の包丁練習器具。
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