JP5037673B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP5037673B2
JP5037673B2 JP2010276044A JP2010276044A JP5037673B2 JP 5037673 B2 JP5037673 B2 JP 5037673B2 JP 2010276044 A JP2010276044 A JP 2010276044A JP 2010276044 A JP2010276044 A JP 2010276044A JP 5037673 B2 JP5037673 B2 JP 5037673B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
image
shared
shared board
board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010276044A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011123895A (ja
Inventor
ジョン キャンベル リチャード
マフィット ファーマン アーメット
シャオ‐シェン チェン ローレンス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Publication of JP2011123895A publication Critical patent/JP2011123895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5037673B2 publication Critical patent/JP5037673B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
    • H04N7/183Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast for receiving images from a single remote source
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/042Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by opto-electronic means
    • G06F3/0425Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by opto-electronic means using a single imaging device like a video camera for tracking the absolute position of a single or a plurality of objects with respect to an imaged reference surface, e.g. video camera imaging a display or a projection screen, a table or a wall surface, on which a computer generated image is displayed or projected
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/20Analysis of motion
    • G06T7/254Analysis of motion involving subtraction of images
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10016Video; Image sequence
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
    • G06T2207/20021Dividing image into blocks, subimages or windows

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

本発明は、共有ボードに関する情報処理装置に関連し、特に、意味付けにより、共有ボードの機能を拡張する情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法等に関するものである。
フリップチャート、ホワイトボード、黒板及び他の物理的な書き込みボードは、人々の間でクリエイティブなやりとりを促進するために共有ボード(共有書き込みボード)として使用されることがある。
上記共有ボードとして言及されたこれらボード上の情報を、クリエイティブなやりとりを妨害せずに撮影し、撮影された情報が、同じ場所にいない人々の間で、途切れなく自然に共有されることを可能にし、続いてアクセスされ再び行われるやりとりを記録できる、装置、方法、システムが望まれている。
また、上記共有ボードへ書き込まれた文字、語句、印、記号、形状等(以下では書き込み情報と呼ぶ)を撮影することに加えて、共有ボード上で検知された特定の書き込み情報に意味を与えることが、望まれている。
ここで、特許文献1には、データ表示手段に重ねて配置されたデータ入力手段を備え、入力位置に応じて入力された情報が文字情報かコマンドかを判定し、文字情報の場合は、データ表示手段に表示し、コマンドの場合は、入力されたコマンドに基づいて表示された情報を編集する情報入出力装置が開示されている。
特開昭63−303420号公報(公開日:1988年12月12日)
しかしながら、特許文献1に開示の技術は、タブレットやタッチパネルに限定され、ホワイトボードや黒板等の共有ボードに対して実施することができない。よって、汎用性に欠ける。
そこで、本発明は上記の問題点に鑑みてなされ、本発明の目的は、様々な共有ボードに適用でき、共有ボードの機能を拡張することができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、撮影手段により今回撮影された共有ボードの書き込み面の画像である現行画像が、前回上記撮影手段により撮影された上記共有ボードの書き込み面の画像である基準画像から変更された内容である、変更情報を検知する変更検知部と、上記共有ボードの書き込み面の画像に対する処理と対応づけられた情報を意味付情報として記憶する記憶手段と、上記検知された変更情報が、上記意味付情報に相当するか否かを判定する意味付情報検知部と、上記変更情報が上記意味付情報に相当すると判定されると、当該意味付情報に対応付けられた処理を開始する意味解釈部と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によると、共有ボードの現行画像において、共有ボードの基準画像から変更された内容である変更情報が検知されると、変更情報が、共有ボードに対する処理と対応づけられた意味付情報であるか否かが判定される。そして、変更情報が意味付情報であると、この意味付情報に対応付けられた処理開始される。このように、共有ボードの機能を拡張することができる。また、情報処理装置は、様々な共有ボードに適用することができる。よって、汎用性に富んだ情報処理装置を提供することができる。
本発明の情報処理装置では、上記構成に加え、上記現行画像は、1組の遮蔽イベント/非遮蔽イベントに応じて撮影された上記共有ボードの撮影画像であり、
上記基準画像は、上記1組の遮蔽イベント/非遮蔽イベントの前に撮影された上記共有ボードの撮影画像であってもよい。ここで、上記遮蔽イベントとは、上記共有ボードが遮蔽されている状態を示す事象であり、非遮蔽イベントとは、上記共有ボードが遮蔽されていない状態を示す事象である。
上記構成によると、例えば、撮影した画像に人物が写っていると、画像が遮蔽されている状態(遮蔽イベント)であり、上記処理を開始せず、撮影した画像に人物が写っていないと、画像が遮蔽されていない状態(非遮蔽イベント)であり、上記処理を開始する、といった使用を行える。上記処理は、例えば、共有ボードの書き込み面を記録する処理や、当該書き込み面を上記基準画像とする処理、当該書き込み面をメール送信する処理、当該書き込み面の所定の書き込み文字を蛍光マーキングする処理、等が挙げられるが、これらに限定されない。よって、本発明の情報処理装置は、例えば、テレビ会議等で有効に利用することができる。
本発明の情報処理装置では、上記構成に加え、上記意味付情報検知部は、上記検知された変更情報の位置と上記共有ボードの書き込み面における意味付情報のために用意された位置とを比較する位置比較部を備えていてもよい。
上記構成によると、検知された変更情報の位置と共有ボードの書き込み面における意味付情報のために用意された位置とを比較することで、検知された変更情報が、意味付情報であるか否かを判定することができる。
本発明の情報処理装置では、上記構成に加え、上記意味付情報検知部は、さらに、上記検知された変更情報の大きさと所定の閾値とを比較するサイズ比較部を備えていてもよい。
上記構成によると、検知された変更情報大きさと所定の閾値とを比較することで、検知された変更情報が、意味付情報であるか否かを判定することができる。
ここで、本発明の情報処理装置では、意味付情報は、文字の色、文字のフォント、文字のサイズ、太字、イタリック体の文字、アンダーラインを引いた文字、及び、文字の蛍光マーキングの少なくとも1つから選択される文字の属性に関連していてもよい。なお、これらに限定はされない。
本発明の情報処理装置では、上記構成に加え、上記変更検知部は、上記基準画像のエッジコンテンツを決定する基準画像エッジ決定部と、上記現行画像のエッジコンテンツを決定する現行画像エッジ決定部と、上記基準画像のエッジコンテンツと上記現行画像のエッジコンテンツとを比較する比較部と、を備えていてもよい。
上記構成によると、現行画像のエッジコンテンツ及び現行画像のエッジコンテンツとの比較により、上記変更情報を検知することができる。
本発明の情報処理装置では、上記構成に加え、上記処理は、意味付情報に応じて共有ボードの書き込み面の記録を更新する更新処理であってもよい。
上記構成によると、検知された変更情報が意味付情報である場合、意味付情報に応じて、共有ボードの書き込み面の記録更新される。
また、本発明の情報処理装置では、上記処理は、タグ付けプロセス、メールアドレスあるいはファイル格納部へ送信を行う送信プロセス、及び、光学文字認識(OCR)処理の少なくとも1つから選択される処理であってもよい。なお、これ以外の処理であってもよい。
本発明の情報処理装置では、上記構成に加え、上記意味解釈部は、さらに、上記共有ボードの書き込み面に書き込まれた書き込み情報を指し示す(マークする)情報である指標情報を検知する指標検知部を備えていてもよい。
上記構成によると、指標情報を検知することで、指標情報が示す情報に対して上記処理を開始することができる。
本発明の情報処理装置では、上記構成に加え、上記処理は、上記共有ボードにおける上記指標情報に関連する領域からの入力に基づき実行されてもよい。
上記構成によると、共有ボードのユーザが、上記指標情報に関連する領域から入力することで、上記処理が実行される。
本発明の情報処理装置では、上記構成に加え、上記処理は、上記意味付情報の属性に応じて、上記共有ボードの書き込み面の記録の中の上記指標情報に関連する上記領域を更新する処理であってもよい。
上記構成によると、検知された変更情報が意味付情報である場合、この意味付情報の属性に応じて、上記共有ボードの書き込み面の記録の中の上記指標情報に関連する上記領域を更新できる。
本発明の情報処理装置では、上記構成に加え、上記共有ボードについての上記遮蔽イベントを検知する遮蔽イベント検知部と、上記検知された遮蔽イベントに関連する上記非遮蔽イベントを検知する非遮蔽イベント検知部と、を備えていてもよい。
上記構成によると、遮蔽イベントと非遮蔽イベントとを検知することができ、それに基づき、変更情報の検知を行うことができる。
本発明の情報処理システムは、上記課題を解決するために、共有ボードと、撮影手段と、上記のいずれかに記載の情報処理装置とを含むことを特徴としている。本発明の情報処理システムは、上記情報処理装置と同様の効果を奏し、共有ボードの機能を拡張することができる。
本発明の情報処理方法は、上記課題を解決するために、撮影手段により今回撮影された共有ボードの書き込み面の画像である現行画像が、前回上記撮影手段により撮影された上記共有ボードの書き込み面の画像である基準画像から変更された内容である、変更情報を検知する変更検知ステップと、上記検知された変更情報が、上記共有ボードの書き込み面の画像に対する処理と対応づけられた意味付情報に相当するか否かを判定する意味付情報検知ステップと、上記変更情報が上記意味付情報に相当すると判定されると、当該意味付情報に対応付けられた処理を開始する意味解釈ステップと、を含むことを特徴としている。
上記方法によると、上記情報処理装置と同様の効果を奏し、共有ボードの機能を拡張することができる。
また、本発明に係る情報処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理装置における上記各部として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させるプログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
これらの構成によれば、上記プログラムを、コンピュータに読み取り実行させることによって、上記情報処理装置と同一の作用効果を実現することができる。
本発明のいくつかの実施形態では、意味付けによって共有ボートの機能を拡張する方法とシステムとを含む。
本発明の1つの局面では、ある書き込みが、共有ボードの意味付けに有意な領域に存在しているとわかる場合には、共有ボードの基準画像と共有ボードの現行画像との間で検知された変更は、意味付けされた(意味付けが成された)文字、語句、印、記号、形状等(以下では意味付情報と呼ぶ)であると認識される。
従って、検知された意味付情報に対応付けられた意味(処理)に基づいて、処理(プロセス)が開始されることもある。
本発明のいくつかの実施形態では、上記処理は、意味付情報の属性に基づき共有ボードの書き込み面の記録の更新に関係する。
本発明のいくつかの実施形態では、上記処理は、意味付情報に関連した動作に関係する。
動作の例としては、書き込み面の記録における、メタデータタグを用いた、共有ボードの所定領域のタグ付け、書き込み面に記録された共有ボードの所定領域に対するメール送信のスケジュールの取り付け、例えば、共有ボードの所定領域に関する、光学文字認識あるいは内容の要約といった、書き込み面の記録における次工程の処理の開始、及び他の動作が挙げられる。
本発明の上記及び他の目的、特徴、利点は、添付の図面を参照しながら以下の本発明の詳細な説明を考慮すれば、容易に理解できるであろう。
本発明の情報処理装置は、以上のように、撮影手段により今回撮影された共有ボードの書き込み面の画像である現行画像が、前回上記撮影手段により撮影された上記共有ボードの書き込み面の画像である基準画像から変更された内容である、変更情報を検知する変更検知部と、上記共有ボードの書き込み面の画像に対する処理と対応づけられた情報を意味付情報として記憶する記憶手段と、上記検知された変更情報が、上記意味付情報に相当するか否かを判定する意味付情報検知部と、上記変更情報が上記意味付情報に相当すると判定されると、当該意味付情報に対応付けられた処理を開始する意味解釈部と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によると、共有ボードの現行画像において、共有ボードの基準画像から変更された内容である変更情報が検知されると、変更情報が、共有ボードに対する処理と対応づけられた意味付情報であるか否かが判定される。そして、変更情報が意味付情報であると、この意味付情報に対応付けられた処理開始される。このように、共有ボードの機能を拡張することができる。また、情報処理装置は、様々な共有ボードに適用することができる。よって、汎用性に富んだ情報処理装置を提供することができる。
共有ボード、撮影手段、演算手段、及び撮影手段と演算手段との間の通信リンクを含む、典型的な共有ボードシステムを示す図である。 (a)は、典型的な共有ボードを撮影する典型的なカメラの視界画像を示す写真であり、(b)は、共有ボードを撮影するカメラのオフ軸配置で導入された遠近法のひずみ除去の後の、共有ボードの典型的な外観を示す修正画像の写真である。 1組の遮蔽/非遮蔽イベントの検知の後に、共有ボードに関連した基準画像を更新する本発明の典型的な実施形態を示す図である。 1組の遮蔽/非遮蔽イベントの検知の後に、共有ボードに関連した基準画像を更新する本発明の典型的な実施形態に対応する有限状態機械の図である。 本発明の実施形態に関する、差分画像に関するブロックの典型的な集合を示す図であり、白いブロックは、「変更された」ブロックとしてブロックをマークするための差分閾値を越える十分な数のマスク・ピクセルがなかったブロックを表わしており、白くないピクセルの4つのグループは、それぞれ「変更された」ブロックを示し、最も暗い色のグループは、このグループの連続するブロックが画像の境界に接していないので、遮蔽物体としては考慮されず、ハッチングされたブロックは、遮蔽物体の候補として考慮されるが、これらのサイズがサイズ閾値未満であるので、遮蔽イベントを引き起こさず、灰色のグループは、そのサイズ及び画像の境界への接していることに基づいて、遮蔽物体として考慮され、遮蔽イベントを引き起こす、ことを示している 遮蔽の検知及び非遮蔽の検知を含む本発明の典型的な実施形態を示す図である。 動作主の識別を含む本発明の典型的な実施形態を示す図である。 図7Aに続く処理を示す図である。 図7Aに続く処理を示す図である。 動作主の識別を含む本発明の典型的な実施形態に対応する有限状態機械の図である。 1組の遮蔽/非遮蔽イベントの検知に基づき基準画像を更新する本発明の典型的な実施形態を示す図である。 1組の遮蔽/非遮蔽イベントの検知の検知に基づき基準画像を更新し、そして、共有板書情報を維持する本発明の典型的な実施形態を示す図である。 1組の遮蔽/非遮蔽イベントの検知の検知に基づき、基準画像及び動作主識別タグを更新する本発明の典型的な実施形態を示す図である。 1組の遮蔽/非遮蔽イベントの検知の検知に基づき、基準画像及び動作主識別タグを更新し、かつ、共有板書情報を維持する本発明の典型的な実施形態を示す図である。 意味付情報の検知、及び、検知された意味付情報に基づ書き込み面の記録の更新を含む本発明の典型的な実施形態を示す図である。 共有ボードの意味付けに有意な領域の例を示す図である。 最初の共有ボードの例を示す図である。 意味付情報が示される、図15Aに続く後の典型的な共有ボードの図である。 本発明の実施形態に基づく、図15Aに示される典型的な共有ボードと、図15Bに示される典型的な共有ボードとの間の変更を示す図である。 図15Aに示される典型的な共有ボードに対応する、本発明の実施形態に関する書き込み面の記録を示す図である。 図15Bに示される典型的な共有ボードに対応する、本発明の実施形態に関する書き込み面の記録を示す図である。 図15A及び図17Aに対応する、本発明の実施形態に関する基準画像を示す図である。 図15B及び図17Bに対応する、本発明の実施形態に関する基準画像を示す図である。 典型的な共有ボードを示す図である。 指標情報を含む典型的な共有ボードを示す図である。 図19Aに示される典型的な共有ボードに対応する、本発明の実施形態に関する書き込み面の記録を示す図である。 図19Bに示される典型的な共有ボードに対応する、本発明の実施形態に関する書き込み面の記録を示す図である。 指標情報を含む典型的な共有ボードを示す図である。 図21Aに示される典型的な共有ボードに対応する、本発明の実施形態に関する書き込み面の記録を示す図である。 指標情報を含む典型的な共有ボードを示す図である。 図22Aに示される典型的な共有ボードに対応する、本発明の実施形態に関する書き込み面の記録を示す図である。 意味付情報の検知処理を含む本発明の典型的な実施形態を示す図である。 図23Aに続く処理を示す図である。 図23Aに続く処理を示す図である。 意味付けされたマークの検知部及び意味付けされたマークのインタープリターを含む本発明の典型的な実施形態を示す図である。 (a)は、遮蔽状態の共有ボードを示す図であり、(b)は、非遮蔽状態の共有ボードを示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図を参照して説明する。全般に渡って同じ部材には同じ番号を付す。上記で列挙した図は、明細書の細部の一部である。
ここで一般的に記載及び図示される本発明の構成要素は、アレンジでき、及び幅広く種々な異なる構造に設計できる、ということは、容易に理解できる。つまり、以下に記述する実施形態は、本発明の具体的な一例に過ぎず、本発明はこれらによって何ら制限されるものではない。
本発明の実施形態の構成要素は、ハードウェア、ファームウェア及び/またはソフトウェアで実現してもよい。ここで開示される典型的な実施形態は、これらの種類のうち1つのみを記述しているが、当業者であれば、本発明から逸脱しない範囲において、これらの種類のうち全ての構成要素を達成できることは、理解できる。
フリップチャート、白板、黒板及び他の物理的な書き込みボードは、人々の間のクリエイティブなやりとりを促進するために使用される。上記クリエイティブなやりとりを妨害せずに、共有ボードとして言及されたこれらボード上の情報を撮影し、撮影された情報が、同じ場所にいない人々の間で、途切れなく自然に共有されることを可能にし、続いてアクセスされ再び行われるやりとりを記録できる、方法とシステムが望まれている。共有ボードへの書き込みを撮影することに加えて、共有ボード上で検知された特定の書き込みに意味を与えることが、望まれている。
以下で説明する本発明の実施形態では、共有ボードに書き込まれた文字、語句、印、記号、形状等を、書き込み情報と称する。また、共有ボードの書き込み面の画像に対する各処理と対応付けられた文字、語句、印、記号、形状等の情報を、それぞれ、意味付情報と称する。このように、意味付情報とは、意味付けされた(意味を備えた)情報のことである。
本発明の実施形態は、共有ボート上の情報を撮影し、共有し、記録するための方法とシステムを含む。典型的な共有ボートとして、例えば、フリップチャート、白板、黒板及び他の物理的な書き込みボードが挙げられる。
本発明のいくつかの実施形態では、図1に示される共有ボードシステム(情報処理システム)2を含む。共有ボードシステム2は、共有ボード6に向けて設置されるビデオカメラ4、あるいは他のイメージ撮影手段、を含む。本発明のいくつかの実施形態では、ビデオカメラ4によって、カラーの画像データが撮影されてもよい。本発明の他の実施形態では、ビデオカメラ4によって、白黒画像が撮影されてもよい。ビデオカメラ4は、ホスト演算装置8に通信によって繋がっている。ホスト演算装置8は、単一のコンピュータ装置であってもよいし、多くのコンピュータ装置を含んでいてもよい。ホスト演算装置8が多くのコンピュータ装置を含む、本発明のいくつかの実施形態では、コンピュータ装置は、同じ場所に設置されていてもよい。ホスト演算装置8が多くのコンピュータ装置を含む、本発明の他の実施形態では、コンピュータ装置は、同じ場所に設置されていなくてもよい。
ビデオカメラ4とホスト演算装置8とは、有線あるいは無線の通信リンク10にて接続している。
本発明のいくつかの実施形態では、ビデオカメラ4は、共有ボード6が設置されている場所で共有ボード6を見る人に対して、視界の遮りが最小限となるように、共有ボード6の表面に垂直でない軸外の視座に設置されてもよい。
ビデオカメラ4は、共有ボード6の画像データ(画像)を撮影する。いくつかの実施形態では、画像データは、一部分が、ビデオカメラ4が有するプロセッサーによって、及び一部分が、ホスト演算装置8によって処理されてもよい。他の実施形態では、画像データは、全部が、ホスト演算装置8によって処理されてもよい。
本発明のいくつかの実施形態では、ビデオカメラ4によって得られた生のデータは、RGB色成分のデータに分離し色成分毎に補間処理されてもよい。さらに、レンダリングされてもよい。RGB色成分のデータに分離し色成分毎に補間処理する処理は、カメラのフィルタ配列によって得られた同時発生しないサンプルから、同時発生する三色の出力データを再構築してもよい。本発明の典型的な実施形態では、ビデオカメラ4の中にバイエルフィルタ配列を含んでもよく、また、バイエルフィルタ配列から得られた色データに対して、RGB色成分のデータに分離し色成分毎に補間処理する、公知技術の方法とシステムとを含んでもよい。ビデオカメラ4のセンサー配列が非バイエルフィルタ配列である場合、公知技術の、RGB色成分のデータに分離し色成分毎に補間処理する他の方法及びシステムが用いられてもよい。
本発明のいくつかの実施形態では、共有ボードシステム2は、レンダリングされた画像において、ビデオカメラ4と共有ボード6との相対的な位置により生じる遠近法のひずみを除去する画像整形部を含んでいてもよい。図2(a)は、典型的なカメラの視界画像20、(b)は、(a)について、遠近法のひずみを除去するための幾何学的変更を行った後の画像22を示す図である。
以上のようにビデオカメラ4により共有ボード6が撮影されるが、以下で、共有ボードの画像とは、共有ボードの書き込みが行われる面(書き込み面)の画像である。
本発明のいくつかの実施形態は、図3を用いて説明することができる。この実施形態では、図25(b)に示すような、視界が妨げられていない、つまり、遮蔽されていない状態(非遮蔽状態)の共有ボードの画像が撮影される(ステップ30、以下ではS30)。基準画像を記憶するメモリ、バッファーあるいは他の記憶装置、さらに基準画像と考えられるものは、撮影された非遮蔽状態の共有ボードの画像に初期化される(S32)。共有ボードの現行画像が撮影され(S34)、図25(a)に示すような、遮蔽されている状態(遮蔽状態)の検知(遮蔽の検知)が実行される(S36)。共有ボードの撮影された現行画像は、現行構造、現行フレーム、あるいは現行イメージとして言及されてもよい。遮蔽であるかの判断で(S38)、遮蔽されていない状態を示す事象(非遮蔽イベント)が検知された場合(S39)、現行画像の撮影(S34)及び遮蔽の検知(S36)が続行される。遮蔽であるかの判断で(S38)、遮蔽状態であることを示す事象(遮蔽イベント)が検知された場合(S40)、共有ボードの現行画像が撮影され(S42)、遮蔽されていない状態の検知(非遮蔽の検知)が実行される(S44)。非遮蔽であるかの判断で(S46)、非遮蔽状態でない、つまり、現行画像が遮蔽されている遮蔽状態にある場合(47)、現行画像の撮影(S42)及び非遮蔽の検知(S44)が続行される。非遮蔽であるかの判断で(S46)、現行画像が非遮蔽状態であることが検知された場合(48)、その後、現行画像と基準画像との間の変更(変更情報)が測定(検知、比較)される(S50)。ここで、変更(変更情報)とは、共有ボードへ書き込まれた文字、語句、印、記号等である。変更があるかの判断で(S52)、主な変更がない場合(53)、現行画像の撮影(S34)、及び遮蔽の検知(S36)が続行される。変更があるかの判断で(S52)、主な変更がある場合(54)、基準画像は、基準画像を記憶するメモリ、バッファーあるいは他の記憶装置に、現行画像を書き込むことにより、現行画像に更新される(S56)。その後、現行画像の撮影(S34)及び遮蔽の検知(S3)が続行される。
本発明のいくつかの実施形態では、基準画像は、閲覧する目的、記録保管する目的、雑誌(ジャーナル)にする目的、あるいは他の共有作業(タスク)をする目的で、更新ごとに共有されてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、最新の基準画像は、ホスト演算装置8から、共有講座(コラボレイティブ・セッション、コラボレーション・セッション)に参加することを認証されたいくつかの装置へ送信されてもよい。ここで、共有講座とは、共有ボードを用いた、例えば、TV会議、Web会議等を含む、表示物を共有する一般的な会議、講義、打ち合わせ等の、活動を指すものとする。本発明の他の実施形態では、最新の基準画像は、文書保管の目的、あるいは雑誌にする目的のために、ホスト演算装置8からメモリのある場所へ送信されてもよい。これら実施形態のうちのいくつかでは、メモリのある場所は、共有ボードの記録(共有ボードの書き込み面の記録)の少なくとも一部分をダウンロードするために、共有講座の参加者によってアクセスされてもよい。
本発明のいくつかの実施形態は、図4に示される有限状態機械(FSM)60の図形によって理解されてもよい。ここで、有限状態機械とは、システムが取ることのできる有限の状態集合及びある状態から他の状態への可能な有限の遷移集合を用いて記述された動作(動的)モデルである。本発明のいくつかの実施形態は、ハードウェアで具体化された有限状態機械60を含んでいてもよい。本発明の他の実施形態は、実行命令を格納している、及び/または、有限状態機械60の特徴を実行するコンピュータをプログラムするために使用される、コンピュータ読取可能な記憶手段及び/または媒体である、コンピュータ・プログラム製品で具体化された有限状態機械60を含んでもよい。また、他の実施形態では、実行命令を格納している、及び/または、有限状態機械60の特徴を実行するコンピュータをプログラムするために使用される、コンピュータ読取可能な記憶手段及び/または媒体である、コンピュータ・プログラム製品のコンビネーションで具体化された有限状態機械60を含んでもよい。ハードウェア及びコンピュータ・プログラム製品のコンビネーションで具体化された有限状態機械60、または、そこに、それは有限状態機械60の特徴を実行するようにコンピュータをプログラムするために使用されてもよい。
最初の基本骨格(プラットフォーム)の状態が撮影され(62)、撮影は、「基準画像の更新」状態(64)への移行(63)を引き起こす。「基準画像の更新」状態(64)では、最初の撮影画像が、基準画像の初期化に使用され、また、共有ボードシステムにて基準画像として参照される。ここでは、最初の基本骨格の状態は、共有ボードの視界が妨げられていない状態であるとする。基準画像の更新は、「遮蔽の検知」状態(66)への状態移行(65)を引き起こす。「遮蔽の検知」状態(66)では、共有ボードの画像が遮蔽されているか否かが判定される。また基準画像の更新は、「変更の測定」状態(74)への状態移行(75)を引き起こす。「変更の測定」状態(74)では、現行の基本骨格の状態の画像と基準画像との間の変更が測定される。遮蔽が検知されない場合、システム(共有ボードシステム)は、「遮蔽の検知」状態(66)のままである(67)。遮蔽が検知される場合、システムは、「非遮蔽の検知」状態(69)へ移行(68)する。「非遮蔽の検知」状態(69)では」共有ボードの画像(視界)が妨げられていないかが判定される。非遮蔽が検知されない場合、システムは、「非遮蔽の検知」状態(69)のまま(70)である。非遮蔽が検知される場合、システムは、基本骨格の現行状態が撮影される「現行の基本骨格の撮影」状態(72)へ移行(71)する。非遮蔽状態の画像の撮影は、「変更の測定」状態(74)への移行(73)を引き起こす。現行画像と基準画像との測定される変更がない場合、システムは、「遮蔽の検知」状態(66)に移行(76)する。測定可能な変更がある場合、システムは、「基準画像の更新」状態(64)へ移行(77)する。「基準画像の更新」状態(64)では、基準画像が撮影された非遮蔽状態の画像に更新される。基準画像の更新は、「変更の測定」状態(74)への移行(75)を引き起こす。
発明のいくつかの実施形態では、遮蔽の検知は、現行画像と、遮蔽されていないことが知られている基準画像との比較を含んでもよい。基準画像は、共有システムが初めて起動され、遮蔽/非遮蔽イベントの組み合わせが発生した後に、続いて更新されるときに、初期化されてもよい。
典型的な実施形態では、キー画像として参照もされる基準画像の輝度成分と、現行画像の輝度成分との差分は、次の式(1)によって決定されてもよい。
fdiff = Lkey - Lcurr (1)
ここで、fdiff、Lkey、Lcurrは、輝度値の差分、基準画像の輝度成分、現行画像の輝度成分を表している。いくつかの実施形態では、輝度成分は、次の式(2)により、RGB(赤緑青)画像に対して算出されてもよい。
L(・) = 0.375R(・) + 0.5G(・) + 0.125B(・) (2)
ここで、L(・)、0.375R(・)、0.5G(・)、0.125B(・)は、それぞれ、画像の、輝度成分、赤成分、緑成分、青成分を表している。他の実施形態では、輝度成分は、次の式(3)により、RGB画像に対して算出されてもよい。
L(・) = 0.3R(・) + 0.6G(・) + 0.1B(・) (3)
例えば、白板あるいはフリップチャートといった明るい背景色の共有ボードについては、遮蔽する物体は、ボード表面より暗く見えることがある。より暗い背景色の共有ボードの場合、遮蔽する物体は、ボード表面より明るく見えることがある。共有ボードの背景色はシステムの初期化で決定されてもよい。後述の典型的な実施形態では、明るい色の背景を有する共有ボードについて記述する。これは単なる例であり、発明を制限するものではない。
明るい色の背景の共有ボードを含む典型的な実施形態では、マイナスの値fdiffのピクセルは、現行画像が基準画像よりも明るく見える場所による場合もあり、また、これらのピクセルは遮蔽の検知においては、無視してもよい。さらに、差の信号であるfdiffは、画像システム中のノイズ、光の様々な状態、及び他の要素に起因する、見せ掛けのコンテンツを含んでいる場合がある。ピクセルの位置における、差の信号であるfdiffの大きさは、その位置における変化の有意性として表せる。従って、fdiffの小さなプラスの値は、遮蔽の検知の段階における更なる処理のために除去されてもよい。いくつかの実施形態では、fdiffのピクセル値は、ピクセルの位置が遮蔽候補に関するかを決定するために、Toccで表される差分閾値と比較されてもよい。位置の2値のマスクは次の式(4)によって形成さてもよい。
ここでmdiffは、マスクを表し、(i,j)は、ピクセル位置を表す。
マスクmdiffはオーバーラップしないブロックに分割される。そして、差分閾値Toccを越える、各ブロックにおけるピクセルの数が、数えられる。Tbdenで表されるブロック密度閾値を越えるブロックがカウントされると、次に、そのブロックは、「変更された」ブロックとしておそらくマークされる。画像の境界に接する連続した「変更された」ブロック
ラベルは、共有ボードと遮蔽する物体(遮蔽物体)として、まとめてラベルされる。画像の境界に接しない「変更された」ブロックは、ノイズあるいはコンテンツの変更を表わしており、これら「変更された」ブロックは無視される。遮蔽物体のサイズ(大きさ)がTobjsizeで表されるサイズ閾値を越える場合、遮蔽されていることを示す事象(遮蔽イベント)が検知される。
図5は、差分画像に関する典型的なブロック90の集合を示している。白いブロックは、「変更された」ブロックとしてブロックをマークするための、差分閾値を越える十分な数のマスク・ピクセルが、無いブロックを表わす。白くないピクセルの4つのグループ92、94、96、98は、それぞれ「変更された」ブロックを示す。最も暗い色のグループ94は、このグループの連続するブロックが画像の境界に接していないので、遮蔽物体としては考慮されない。ハッチングされたブロック96,98は、遮蔽物体の候補として考慮されるが、これらのサイズがサイズ閾値未満であるので、遮蔽イベントを引き起こさない。灰色のグループ92は、そのサイズ及び画像の境界への接していることに基づいて、遮蔽物体として考慮され、遮蔽イベントを引き起こす。これらは例示である。
本発明の典型的な実施形態では、例えば、ブロックのサイズは80×80ピクセルであってもよい。
8ビットの輝度値を含む本発明の典型的な実施形態では、差分閾値Toccは15であってもよい。
本発明の典型的な実施形態では、ブロック密度閾値Tbdenはブロック中のピクセル数の50%であってもよい。これらの実施形態では、ブロック中のピクセルの少なくとも50%が差分閾値Toccを越える場合、ブロックは「変更された」ブロックとしてラベルされる。
本発明の典型的な実施形態では、遮蔽物体が少なくとも30のブロックから成る場合、遮蔽イベントが発生してもよい。
その後の画像が、十分なサイズで画像の境界に接して置かれる遮蔽物体を含んでいる限り、遮蔽イベントは検知され維持される。これらのその後の画像は、内容変更のための保存や分析がされなくてもよい。検知された遮蔽イベントがないために一旦その後の画像を受信すると、画像は新しい内容を検知するための分析がなされる。
本発明のいくつかの実施形態では、非遮蔽の検知は、非遮蔽イベントと共に、遮蔽の検知と同じプロセスを含んでもよい。非遮蔽イベントは、遮蔽物体が検出されないとき、あるいは、遮蔽イベントを引き起こす十分な大きさの遮蔽物体がないとき、引き起こされる。
本発明の実施形態に関する遮蔽の検知及び非遮蔽の検知の典型的な例は、図6を用いて説明することができる。これらの典型的な実施形態では、まず、キー(鍵)画像の輝度Lkeyを受信する(S100)。そして、現行画像の輝度Lcurrを受信する(S102)。そして、輝度の差分fdiffを、以下の式(1)で算出する(S104)。
fdiff = Lkey - Lcurr (1)
2値遮蔽候補マスクmdiffを、以下の式(4)で形成する(S106)。
そして、変更されたブロックとして参照もされる遮蔽候補ブロックを、2値遮蔽候補マスクから形成する(S108)。
遮蔽候補ブロックを、2値遮蔽候補マスクmdiffを、オーバーラップしないブロックに、分割することで形成し(S108)、及び各ブロックにおける差分閾値Toccを越えるピクセルの数を、カウントする。ブロック密度閾値Tbdenを越えるブロックがカウントされると、そのブロックを、「変更された」ブロックとしてマークし、また、遮蔽候補として参照する。そして、連続する「変更された」ブロックを、検知する(S110)。画像の境界に接しない連続する「変更された」ブロックを、遮蔽候補ブロックとして除去する(S112)。また、残りの連続する「変更された」ブロックのサイズを用いて、画像に接しているが遮蔽物体としての大きさが十分ではない遮蔽ブロックを、除去する(S114)。
S112の位置及びS114サイズに基づく除去の後、連続する「変更された」ブロックが残っておらず(117)、そして、非遮蔽の検知が実行されると(S119)、非遮蔽イベントが発せられる(S120)。S112の位置及びS114サイズに基づく除去の後、連続する「変更された」ブロックが残っており(121)、そして、遮蔽の検知が実行されると(123)、遮蔽イベントが発せられる(S124)。そうでなければ、現行の非遮蔽/遮蔽の状態が、維持される。
本発明のいくつかの実施形態では、現行画像及び基準画像におけるエッジ情報が、変更を決定するために算出され、また、共有ボードに対して、更新がされたものとして考慮されてもよい。現行画像の濃度勾配が計算され、また、現行の濃度勾配の画像は、オーバーラップしないブロックに分割されてもよい。各ブロックに対して、濃度勾配の大きさがTgで表される閾値を越えるエッジピクセルの数が算出されてもよい。現行の濃度勾配の画像におけるブロックに関するエッジ計算は、遮蔽イベントに先立って共有ボードの状態を表わす基準の濃度勾配の画像における対応するブロックに関連するエッジ計算と、比較されてもよい。1以上のブロックにおけるエッジピクセルの数が、十分に変化すると、現行画像に重要な内容の変更が含まれると結論付けられ、現行画像が共有講座の一部として保存されてもよい。いくつかの実施形態では、ブロック中のエッジピクセルの十分な数が変化したかどうか断定するために、基準の濃度勾配の画像の対応するブロックに対する、現行の濃度勾配の画像のブロックにおいて変更されたエッジピクセルの数の比率は、Tbとして表される閾値と比較されてもよい。ブロックは、最初の基準値を満たす比率が、例えば、閾値より大きい、あるいは閾値以上、であるという重要な内容の変更を含んでいてもよい。基準ブロックのエッジ情報は、現行ブロックのエッジ情報を用いて更新されてもよい。
濃度勾配閾値Tg及びブロックエッジ変更検知閾値Tbの値は、様々な方法で決定されて構わない。本発明のある実施形態では、Tg及びTbは、それぞれ800及び0.25に経験的にセットされてもよい。
図7A〜7Cを用いて説明される本発明のいくつかの実施形態では、共有ボードへ書き込みを行う動作主(アクター)は、各遮蔽/非遮蔽イベントに関係していてもよい。遮蔽/非遮蔽イベントに関係した動作主は、動作主識別タグによって識別されてもよい。
本発明のいくつかの実施形態では、動作主識別タグは、例えば、人名あるいは、人に関する他のユニークな英数字の文字列であってもよい。他の実施形態では、人に関する動作主識別タグは、人の写真あるいは画像であってもよい。これらの実施形態のうちのいくつかでは、写真は、共有講座中に撮影された、リアルタイム撮影の写真であってもよい。
他の実施形態では、写真は、データベース、あるいは共有システムに関連した他のメモリに格納された、以前に撮影された写真であってもよい。
動作主が識別される実施形態では、非遮蔽状態の共有ボードの画像が撮影される(S140)。基準画像を記憶するメモリ、バッファーあるいは他の記憶装置、さらに基準画像と考えられるものは、撮影された非遮蔽状態の共有ボードの画像に初期化される(S142)。そして、現行の動作主の動作主識別タグが、最初のタグの値に初期化される(S143)。本発明のいくつかの実施形態では、最初の現行の動作主の動作主識別タグは、共有講座に現在は動作主がいないことを示す「ヌル(ゼロ)」の指標であってもよい。例えば、他の実施形態では、最初の現行の動作主の動作主識別タグは、デフォルト値であってもよく、例えば、識別タグは、共有講座を開催した人に関連していてもよい。まだ他の実施形態では、最初の現行の動作主の動作主識別タグは、新たな共有講座の開始時(共有講座の初期化時)にユーザ入力によりセットされてもよい。共有講座での共有ボードの板書の情報である共有板書情報(コラボレーション・スクリプト)が初期化される(S144)。本発明のいくつかの実施形態では、共有板書情報は、初め、非遮蔽状態の共有ボードの画像、及び、最初の現行の動作主の動作主識別タグを構成していてもよい。本発明の他の実施形態では、共有板書情報は「ヌル(ゼロ)」の指標に初期化されてもよい。
共有ボードの現行画像が撮影される(S146)。また、遮蔽の検知が行われる(S148)。共有ボードの撮影された現行画像は、現行構造、現行フレーム、あるいは現行イメージとして言及されてもよい。遮蔽の検知を判断し(S150)、遮蔽イベントがないことが検知された場合(S157)、現行画像の撮影(S146)及び遮蔽の検知(S148)が続行される。遮蔽の検知を判断し(S150)、遮蔽イベントが検知された場合(S152)、動作主の識別が実行される(S152)。本発明のいくつかの実施形態では、動作主の識別(S154)は、顔の識別であってもよい。本発明の他の実施形態では、動作主の識別(S154)は、音声識別であってもよい。なお、本発明の他の実施形態では、動作主の識別(S154)は、動作主識別タグのための共有講座への参加者への質問であってもよい。
動作主の変更が判断され(S156)、動作主の変更が、現行の動作主の動作主識別タグに関して検知された場合(57)、現行の動作主の動作主識別タグは、更新される(S158)。そして、現行の共有講座に関する共有板書情報は、動作主の変更を反映するために更新される(S160)。動作主の変更が判断され(S156)、動作主の変更が検知されない場合(61)、共有ボードの現行画像が撮影される(S162)。
共有ボードの現行画像が撮影された(S162)後、非遮蔽の検知が実行される(S164)。非遮蔽であるかの判断で(S166)、現行画像が遮蔽状態のままである場合(173)、現行画像の撮影(S162)及び非遮蔽の検知(S164)が続行される。非遮蔽であるかの判断で(S166)、現行画像が非遮蔽状態であることが検知された場合(168)、その後、現行画像と基準画像との間の変更が測定(検知、比較)される(S170)。変更があるかの判断で(S172)、主な変更がない場合(173)、現行画像の撮影(S146)、及び遮蔽の検知(S148)が続行される。変更があるかの判断で(S166)、主な変更がある場合(174)、基準画像は、基準画像を記憶するメモリ、バッファーあるいは他の記憶装置に、現行画像を書き込むことにより、現行画像に更新される(S176)。また、共有板書情報は、共有ボードの新画像を反映するために更新される(S178)。その後、現行画像の撮影(S146)及び遮蔽の検知(S18)が続行される。
本発明のいくつかの実施形態では、基準画像は、閲覧する目的、記録保管する目的、雑誌にする目的、あるいは他の共有作業(タスク)をする目的で、更新ごとに共有されてもよい。本発明のいくつかの典型的な実施形態では、最新の基準画像は、ホスト演算装置8から、共有講座に参加することを認証されたいくつかの装置へ送信されてもよい。本発明の他の実施形態では、最新の基準画像は、文書保管の目的、あるいは雑誌にする目的のために、ホスト演算装置8からメモリのある場所へ送信されてもよい。これら実施形態のうちのいくつかでは、メモリのある場所は、共有ボードの記録の少なくとも一部分をダウンロードするために、共有講座の参加者によってアクセスされてもよい。
本発明のいくつかの実施形態は、図8に示される有限状態機械(FSM)200の図形によって理解されてもよい。本発明のいくつかの実施形態は、ハードウェアで具体化された有限状態機械200を含んでいてもよい。本発明の他の実施形態は、実行命令を格納している、及び/または、有限状態機械200の特徴を実行するコンピュータをプログラムするために使用される、コンピュータ読取可能な記憶手段及び/または媒体である、コンピュータ・プログラム製品で具体化された有限状態機械200を含んでもよい。また、他の実施形態では、実行命令を格納している、及び/または、有限状態機械200の特徴を実行するコンピュータをプログラムするために使用される、コンピュータ読取可能な記憶手段及び/または媒体である、コンピュータ・プログラム製品のコンビネーションで具体化された有限状態機械200を含んでもよい。最初の基本骨格(プラットフォーム)の状態が撮影され(202)、撮影は、「基準状態の更新」状態(204)への移行(203)を引き起こす。「基準状態の更新」状態(204)では、最初の撮影画像が、基準画像の初期化に使用され、また、共有ボードシステムにて基準画像として参照され、さらに、最初の動作主識別タグが、現行の動作主識別タグの初期化に使用される。ここでは、最初の基本骨格の状態は、共有ボードの視界が妨げられていない状態であるとする。本発明のいくつかの実施形態では、最初の現行の動作主の動作主識別タグは、共有講座に現在は動作主がいないことを示す「ヌル(ゼロ)」の指標であってもよい。例えば、他の実施形態では、最初の現行の動作主の動作主識別タグは、デフォルト値であってもよく、例えば、識別タグは、共有講座を開催した人に関連していてもよい。まだ他の実施形態では、最初の現行の動作主の動作主識別タグは、新たな共有講座の開始時(共有講座の初期化時)にユーザ入力によりセットされてもよい。
基準画像の更新は、「遮蔽の検知」状態(206)への状態移行(205)を引き起こす。「遮蔽の検知」状態(206)では、共有ボードの画像が遮蔽されているか否かが判定される。また基準画像の更新は、「変更の測定」状態(208)への状態移行(207)を引き起こす。「変更の測定」状態(208)では、現行の基本骨格の状態の画像と基準画像との間の変更が測定され、現行の識別された動作主と基準の動作主との間の変更が測定される。遮蔽が検知されない場合、システムは、「遮蔽の検知」状態(206)のままである(209)。遮蔽が検知される場合、システムは、「非遮蔽の検知」状態(211)へ移行(210)する。「非遮蔽の検知」状態(211)では」共有ボードの画像(視界)が妨げられていないかが判定される。非遮蔽が検知されない場合、システムは、「非遮蔽の検知」状態(211)のまま(214)である。非遮蔽が検知される場合、システムは、基本骨格の現行状態が撮影される「現行の基本骨格の撮影」状態(216)へ移行(215)する。非遮蔽状態の画像の撮影は、「変更の測定」状態(208)への移行(217)を引き起こす。現行画像と基準画像との間に測定される変更がない場合、システムは、「遮蔽の検知」状態(206)に移行(218)する。測定可能な変更がある場合、システムは、「基準画像の更新」状態(204)へ移行(219)する。測定可能な変更は、さらに、「変更の測定」状態(208)から「動作主の識別」状態(221)への移行(220)を引き起こす。「動作主の識別」状態(221)では、画像における現在の動作主が識別される。さらに、「遮蔽の検知」状態(206)での遮蔽の検知は、「遮蔽の検知」状態(206)から「動作主の識別」状態(221)への移行(212)を引き起こす。動作主識別タグの判定は、「変更の測定」状態(208)への移行(222)を引き起こす。非遮蔽画像あるいは動作主識別タグの変更の検知は、「共有板書情報の更新」状態(224)への移行(223)を引き起こす。「共有板書情報の更新」状態(224)では、共有講座に関する共有板書情報が更新される。共有板書情報の更新は、「共有板書情報の出力」状態(226)への移行(225)を引き起こす。「共有板書情報の出力」状態(226)では、更新された共有板書情報は、共有パートナー、共有記録保管、共有雑誌、あるいは他の共同格納のために利用可能になる。
本発明のいくつかの実施形態では、基準画像は、閲覧する目的、記録保管する目的、雑誌にする目的、あるいは他の共有作業(タスク)をする目的で、更新ごとに共有されてもよい。本発明のいくつかの典型的な実施形態では、最新の基準画像は、ホスト演算装置8から、共有講座に参加することを認証されたいくつかの装置へ送信されてもよい。本発明の他の実施形態では、最新の基準画像は、文書保管の目的、あるいは雑誌にする目的のために、ホスト演算装置8からメモリのある場所へ送信されてもよい。これら実施形態のうちのいくつかでは、メモリのある場所は、共有ボードの書き込み面の記録の少なくとも一部分をダウンロードするために、講座の参加者によってアクセスされてもよい。
図9を用いて説明される本発明のいくつかの実施形態は、共有講座の間の共有ボードの情報を撮影し共有することに関連している。そして、非遮蔽状態の共有ボードの画像の受信する(S250)。本発明のいくつかの実施形態では、受信画像は、イメージ獲得手段(例えばビデオカメラ)は、RGB色成分のデータに分離し色成分毎に補間処理された画像を含んでいてもよい。RGB色成分のデータに分離し色成分毎に補間処理する処理は、カメラのフィルタ配列によって得られた同時発生しないサンプルから、同時発生する三色の出力データを再構築してもよい。本発明のいくつかの実施形態では、受信画像は、イメージ獲得手段と共有ボードとの相対的な位置により生じる遠近法のひずみが修正された画像を含んでいてもよい。
基準画像は、受信された非遮蔽状態の共有ボードの画像に、初期化される(S252)。共有講座の終了が判定され(S254)、共有講座が終了した場合(255)、共有ボードの情報の撮影及び共有は、終了する(S256)。共有講座の終了が判定され(S254)、共有講座が終了していない場合(257)、遮蔽イベントの検知(S258)があるまで、遮蔽の検知が行なわれる。ここで、遮蔽の検知は、上記された方法及びシステムのうちのどれによっても行なわれてもよい。遮蔽イベントが検知された後、非遮蔽イベントの検知(S260)があるまで、非遮蔽の検知が行なわれる。そして、基準画像が、撮影された共有ボードの現行画像に基づき更新される(S262)。ここで、非遮蔽の検知は、上記された方法及びシステムのうちのどれによって行なわれてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、基準画像は、共有ボードの現行画像へ更新されてもよい(S262)。本発明の他の実施形態では、基準画像は、共有ボードの現行画像と基準画像の間の変更に基づき、更新されてもよい(S262)。基準画像が更新された(S262)後、その後、講座終了の判定が行われる(S254)。
図10を用いて説明される本発明のいくつかの実施形態は、共有講座の間の共有ボードの情報を撮影し共有することに関連している。そして、非遮蔽状態の共有ボードの画像の受信する(S270)。本発明のいくつかの実施形態では、受信画像は、イメージ獲得手段(例えばビデオカメラ)は、RGB色成分のデータに分離し色成分毎に補間処理された画像を含んでいてもよい。RGB色成分のデータに分離し色成分毎に補間処理する処理は、カメラのフィルタ配列によって得られた同時発生しないサンプルから、同時発生する三色の出力データを再構築してもよい。本発明のいくつかの実施形態では、受信画像は、イメージ獲得手段と共有ボードとの相対的な位置により生じる遠近法のひずみが修正された画像を含んでいてもよい。
基準画像は、受信された非遮蔽状態の共有ボードの画像に、初期化される(S272)。そして、共有板書情報は、基準画像を含むように初期化される(S274)。共有講座の終了が判定され(S276)、共有講座が終了した場合(277)、共有ボードの情報の撮影及び共有は、共有ボードの情報の撮影及び共有は、共有板書情報を終わらせることにより終了する(S278)。共有講座の終了が判定され(S276)、共有講座が終了していない場合(279)、遮蔽イベントの検知(S280)があるまで、遮蔽の検知が行なわれる。ここで、遮蔽イベントの検知は、上記された方法及びシステムのうちのどれによっても行なわれてもよい。遮蔽イベントが検知された後、非遮蔽イベントの検知(S282)があるまで、非遮蔽の検知が行なわれる。そして、基準画像が、撮影された共有ボードの現行画像に基づき更新される(S284)。ここで、非遮蔽の検知は、上記された方法及びシステムのうちのどれによって行なわれてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、基準画像は、共有ボードの現行画像へ更新されてもよい(S284)。本発明の他の実施形態では、基準画像は、共有ボードの現行画像と基準画像の間の変更に基づき、更新されてもよい(S284)。更新された基準画像は、共有板書情報に書き込まれ(S286)、講座終了の判定が行われる(S276)。
図11を用いて説明される本発明のいくつかの実施形態は、共有講座の間の共有ボードの情報を撮影し共有することに関連している。そして、非遮蔽状態の共有ボードの画像の受信する(S300)。本発明のいくつかの実施形態では、受信画像は、イメージ獲得手段(例えばビデオカメラ)は、RGB色成分のデータに分離し色成分毎に補間処理された画像を含んでいてもよい。RGB色成分のデータに分離し色成分毎に補間処理する処理は、カメラのフィルタ配列によって得られた同時発生しないサンプルから、同時発生する三色の出力データを再構築してもよい。本発明のいくつかの実施形態では、受信画像は、イメージ獲得手段と共有ボードとの相対的な位置により生じる遠近法のひずみが修正された画像を含んでいてもよい。
基準画像は、受信された非遮蔽状態の共有ボードの画像に、初期化される(S302)。そして、現行の動作主の識別タグが、初期化される(S304)。本発明のいくつかの実施形態では、最初の現行の動作主の動作主識別タグは、共有講座に現在は動作主がいないことを示す「ヌル(ゼロ)」の指標であってもよい。例えば、他の実施形態では、最初の現行の動作主の動作主識別タグは、デフォルト値であってもよく、例えば、識別タグは、共有講座を開催した人に関連していてもよい。まだ他の実施形態では、最初の現行の動作主の動作主識別タグは、新たな共有講座の開始時(共有講座の初期化時)にユーザ入力によりセットされてもよい。
共有講座の終了が判定され(S306)、共有講座が終了した場合(307)、共有ボードの情報の撮影及び共有は、終了する(S308)。共有講座の終了が判定され(S306)、共有講座が終了していない場合(309)、遮蔽イベントの検知(S310)があるまで、遮蔽の検知が行なわれる。ここで、遮蔽イベントの検知は、上記された方法及びシステムのうちのどれによっても行なわれてもよい。遮蔽イベントに関する動作主が、識別され(S312)、非遮蔽イベントの検知(S314)があるまで、非遮蔽の検知が行なわれる。そして、基準画像が、撮影された共有ボードの現行画像に基づき更新される(S316)。ここで、非遮蔽の検知は、上記された方法及びシステムのうちのどれによって行なわれてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、基準画像は、共有ボードの現行画像へ更新されてもよい(S316)。本発明の他の実施形態では、基準画像は、共有ボードの現行画像と基準画像の間の変更に基づき、更新されてもよい(S316)。現行の動作主の識別タグは、識別された動作主に更新される(S318)。基準画像及び現行の動作主の識別タグを更新した(S316、318)後、講座終了の判定が行われる(S306)。
図12を用いて説明される本発明のいくつかの実施形態は、共有講座の間の共有ボードの情報を撮影し共有することに関連している。そして、非遮蔽状態の共有ボードの画像の受信する(S340)。本発明のいくつかの実施形態では、受信画像は、イメージ獲得手段(例えばビデオカメラ)は、RGB色成分のデータに分離し色成分毎に補間処理された画像を含んでいてもよい。RGB色成分のデータに分離し色成分毎に補間処理する処理は、カメラのフィルタ配列によって得られた同時発生しないサンプルから、同時発生する三色の出力データを再構築してもよい。本発明のいくつかの実施形態では、受信画像は、イメージ獲得手段と共有ボードとの相対的な位置により生じる遠近法のひずみが修正された画像を含んでいてもよい。
基準画像は、受信された非遮蔽状態の共有ボードの画像に、初期化される(S342)。そして、そして、現行の動作主の識別タグが、初期化される(S344)。本発明のいくつかの実施形態では、最初の現行の動作主の動作主識別タグは、共有講座に現在は動作主がいないことを示す「ヌル(ゼロ)」の指標であってもよい。例えば、他の実施形態では、最初の現行の動作主の動作主識別タグは、デフォルト値であってもよく、例えば、識別タグは、共有講座を開催した人に関連していてもよい。まだ他の実施形態では、最初の現行の動作主の動作主識別タグは、新たな共有講座の開始時(共有講座の初期化時)にユーザ入力によりセットされてもよい。共有板書情報は、基準画像及び現行の動作主識別タグを含むように、初期化される(S346)。
共有講座の終了が判定され(S348)、共有講座が終了した場合(349)、共有ボードの情報の撮影及び共有は、共有板書情報を終わらせることにより終了する(S350)。共有講座の終了が判定され(S348)、共有講座が終了していない場合(352)、遮蔽イベントの検知(S354)があるまで、遮蔽の検知が行なわれる。ここで、遮蔽イベントの検知は、上記された方法及びシステムのうちのどれによっても行なわれてもよい。遮蔽イベントに関する動作主が、識別され(S356)、非遮蔽イベントの検知(S358)があるまで、非遮蔽の検知が行なわれる。そして、基準画像が、撮影された共有ボードの現行画像に基づき更新される(S360)。ここで、非遮蔽の検知は、上記された方法及びシステムのうちのどれによって行なわれてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、基準画像は、共有ボードの現行画像へ更新されてもよい(S360)。本発明の他の実施形態では、基準画像は、共有ボードの現行画像と基準画像の間の変更に基づき、更新されてもよい(S360)。現行の動作主の識別タグは、識別された動作主に更新される(S362)。基準画像及び現行の動作主の識別タグを更新した(S360、362)後、更新された基準画像と現行の動作主識別タグとが、共有板書情報に書き込まれる(S364)。そして、講座終了の判定が行われる(S348)
<意味付け>
本発明の実施形態では、共有ボードの書き込み面の画像に対する各処理と対応付けられた文字、語句、印、記号、形状等の情報を、それぞれ、意味付情報と称している。このように、意味付情報とは、意味付けされた(意味を備えた)情報のことである。
本発明のいくつかの実施形態では、意味付けの意味は、共有ボード上で、意味付情報としてとして参照される、検知された情報に付与される。本発明のいくつかの実施形態では、意味付情報に関連した意味付けは、共有ボードについての共有板書情報としても参照される共有ボードの書き込み面の記録(共有ボードの記録)がどのように更新されるか、ということに、影響を及ぼすことがある。本発明の他の実施の形態では、意味付情報に関連した意味付けは、意味付情報が検知されると開始される処理(プロセスに)関係していてもよい。典型的な処理としては、共有ボードの記録に関連した、タグ付け、要約、メールアドレスへの送信、光学文字認識及び他の処理が挙げられるが、これらに限定はされない。
本発明のいくつかの実施形態では、共有ボード上の意味付情報を作ることによって、共有参加者は、共有ボードの書き込み面の記録の内容の一部の物理的外観に、影響を及ぼすことがある。意味付情報は、例えば、文字の色、色によらない文字の属性(太字、下線、あるいは他の色によらない文字の属性等)、文字の蛍光マーキング及び他の物理的外観の属性に関係していてもよい。
本発明のいくつかの実施形態では、動作(アクション)が、意味付情報に関係していることがある。典型的な動作として、共有ボードの記録における、メタデータタグをもち他、共有ボードの所定領域のタグ付け、共有ボードの書き込み面の記録に記録された共有ボードの所定領域に対するメール送信のスケジュールの取り付け、例えば、共有ボードの所定領域に関する、光学文字認識や内容の要約と言った書き込み面の記録における次工程の処理の開始、及び他の動作が挙げられるが、これらに限定はされない。
図13を用いて説明される発明のいくつかの実施形態は、新画像として参照もされる、現行画像を受信する(S400)。これら実施形態のうちのいくつかでは、現行画像は、上記した本発明の実施形態における1組の遮蔽/非遮蔽のイベントの検知に応じて、撮影される画像である。本発明の他の実施形態では、現行画像は、共有ボードについての撮影要求に応じて撮影された画像であってもよい。撮影要求は、例えば、参加者によって始められたものであっても、他の撮影要求であってもよい。現行画像と共有講座に関連して格納された基準画像との間の変更が識別され(S402)、現行画像と基準画像との間の変更において意味付情報が検知される(S404)。書き込み面の記録が、検知された意味付情報に従って更新される(S406)、そして、基準画像が、現行画像と基準画像との間で検知された変更に基づいて更新される(S408)。
本発明のいくつかの実施形態では、書き込み面の記録は最初の基準画像に初期化されてもよい。
本発明の典型的な実施形態を、図14を用いて説明することができる。図14は典型的な共有ボード420を示す。共有ボードの4つの角の領域422,424,426,428は、それぞれ、意味付情報のために用意されているとする。これらの領域422,424,426,428は、意味付けに有意な領域と称されてもよい。
例えば、情報が、左上の意味付けに有意な領域422で形成される場合(情報が領域442に書き込まれる場合)、意味付情報が、赤色のペンに関係していてもよいし、そして、共有ボード420の書き込み面の記録の更新が、意味付けの属性を反映していてもよい。同様に、右上の意味付けに有意な領域424の意味付情報は、青色のペンに関係していてもよく、右下の意味付けに有意な領域426の意味付情報は、黄色の蛍光マーキング(ハイライト)に関係していてもよく、左下の意味付けに有意な領域428の意味付情報は、緑色のペンに関係していてもよい。これらの実施形態のうちのいくつかでは、意味付情報が用意された意味付けに有意な領域内にある限り、形、サイズ及び意味付情報の他の物理的な属性は、重要でなくてもよい。他の実施形態では、意味付情報は、適切であると考えられる最小サイズ(所定の閾値)より大きいことを要求されてもよい。いくつかの具体化では、意味付情報のサイズは、意味付情報の最小の境界となる囲みの決定により測定されてもよい。他の実施形態では、意味付情報のサイズは、最初の画像方向(例えば、水平の画像方向及び垂直の画像方向のうちの一方)における意味付情報の大きさ、及び、第二方向(例えば、水平の画像方向及び垂直の画像方向のうちの他方)における意味付情報の大きさを決定することにより測定されてもよい。他の構成では、意味付けに有意な領域が想定されてもよい。例えば、意味付けに有意な領域とは、ツールバー形状に構成されても、あるいは他の配置であってもよい。
意味付けに有意な領域において情報が検知されると、書き込み面の記録が、検知された意味付情報に従って更新されてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、共有ボードへ加えられた内容は、検知された意味付情報によって定義された特徴を備えた書き込み面の記録に加えられてもよい。例えば、青色のペンの意味付情報が、1組の遮蔽/非遮蔽のイベントに関して検知されると、書き込み面の記録に加えられた新しい文字コンテンツは、青に色付けされてもよい。別の例として、黄色で蛍光マーキングされた意味付情報が、1組の遮蔽/非遮蔽イベントに関して検知されると、書き込み面の記録に加えられた次の文字コンテンツは、黄色のマーキングで強調されてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、新しい文字コンテンツの最小の境界となる囲みが識別されてもよく、最小の境界となる囲みの中のピクセルは、どんな既存の情報への上書きのない蛍光色及び新しい文字コンテンツに、セットされてもよい。
本発明のいくつかの実施形態では、現行の属性と一致しない属性を有する新しい意味付情報が検知されるまで、検知された意味付情報が有する属性は、有効のままで残ってもよい。他の実施形態では、検知された意味付情報が有する属性が、共有ボードから意味付情報の除去が検知されるまで、有効のままに残ってもよい。これらの実施形態のうちのいくつかでは、デフォルトの属性は、新しく追加された内容に関係していてもよい。例えば、青色のペンによる意味付情報を除去する際に、文字の色は、デフォルトの文字の色(例えば、黒)に戻ってもよい。
本発明のいくつかの実施形態は、さらに、図15〜18を用いて説明される実施形態により理解される。図15Aは、最初の、典型的な共有ボード440を描いており、第1の文字列442が共有ボード440に書き込まれている。図17Aは、対応する第1の文字列472を含んでいる書き込み面の記録470を描いており、図18Aは、対応する第1の文字列482を含んでいる基準画像480を描いている。
図15Bは、直後の撮影イベントの検知の後の共有ボード440を描いている。第1の文字列442は、共有ボード440に残ったままであり、そして、意味付情報444が、第2の文字列446に加えて、共有ボード440へ加えられている。図16は、図15A及び15Bで示される共有ボード440への変更についての画像(イメージ)460を描いている。変更の画像460は、意味付情報462及び新しく加えられた第2の文字列464を含んでいる。図17Bは、変更の画像460の分析、及び、更新の後の、書き込み面を描いている。そこには、新たに加えられた第2の文字列が意味付情報の意味付けの属性と共に書き込まれている。この例において、意味付情報は、太字の文字属性に関連している。よって、書き込み面の記録470には、新しく加えられた、第2の文字列474は、太字のフォントで書かれている。図18Bは、2つの文字列482、484及び意味付情報486を含んでいる現行の共有ボードを反映している基準画像480を描いている。
本発明のいくつかの実施形態では、意味付情報は、補足情報と共に解釈されてもよい。
例えば、ハイライト機能(蛍光でマーキングする機能)を示す意味付情報は、指標情報に関連していると解釈されてもよい。指標情報は、ハイライト機能が適用される書き込み面の記録の一部を示す。指標情報(マーク)とは、書き込み情報を指し示す(マークする)情報である。
典型的な実施の形態は、図19及び20を用いた説明により理解される。図19Aは、最初の典型的な共有ボード490を描いており、第1の文字列492が共有ボード490に書き込まれている。図20Aは、対応する書き込み面を描いている。図19Bは、直後の撮影イベントの検知の後の共有ボード490を描いている。第1の文字列492は、共有ボード490に残ったままであり、そして、第2の文字列494、第3の文字列496、意味付情報498、及び指標情報499は、新たに加えられている。意味付情報498は、ハイライト機能に関係していてもよく、また、指標情報449は、共有ボードのどの部分(セクション)にハイライト機能が適用されるかを示してもよい。いくつかの実施形態では、指標情報499の中の内容に関連する最小の境界となる囲みが、決定されてもよい。そして、ハイライト機能は、最小の境界となる囲みの中に適用されてもよい。図20Bは、ハイライト機能及び最小の境界となる囲みに対応する、書き込み面の記録500を描いている。他の実施形態では、ハイライト機能は、指標情報499の中の全領域に適用されてもよい。
図21は、意味付情報の検知が書き込み面の記録の内容に関する処理を始める、本発明の他の典型的な実施形態を示している。典型的な共有ボード510が、図21Aに示されている。典型的な共有ボードの内容は、新しく追加された意味付情報512、及び2つの指標情報514、516を含んでいる。意味付情報512の検知は、入力として指標情報514、516によって囲まれた領域を使用して、光学文字認識プログラムを始めてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、光学文字認識プログラムの結果は、書き込み面の記録に関する共有講座と関係するキーワードとしての書き込み面の記録に関係していてもよい。検索プログラムが、複数の書き込み面の記録の探索の中でこのキーワードを使用してもよい。書き込み面の記録520が、図21Bで示される。
図22は、意味付情報の検知が書き込み面の記録の内容に関する処理を始める、本発明の他の典型的な実施形態を示している。典型的な共有ボード530が、図22Aに示されている。典型的な共有ボードの内容は、新しく追加された意味付情報532、及び指標情報534を含んでいる。意味付情報532の検知は、特別の受取人(単数でも複数でも構わない)への入力として、指標情報534の中に含まれていた内容をメール送信することを始めてもよい。例えば、その内容は形式上の図面生成の起草者に、メール送信されてもよい。本発明のいくつかの実施形態では、その内容は受取人のもとへ電子メール中の付属物として送られてもよい。他の実施形態では、その内容は、コンピュータのメモリへファイルとして書き込まれて、そして、ファイルの位置を示す通知が受取人のもとへ送られてもよい。また他の実施形態では、その内容は、暗黙の意図した受取人通知と共に、あるいはその通知なしで、ファイルとしてあらかじめ定められたコンピュータのメモリの位置に書き込まれてもよい。書き込み面の記録540が図22Bで示される。
本発明のいくつかの実施形態は図23A〜23Cを用いて説明することができる。これらの実施形態では、共有ボードの新たな画像(新画像)が、撮影により受信される(S550)。新画像と基準画像との間で変更が識別される(S552)。そして、意味付情報の検知が行われる(S554)。本発明のいくつかの実施形態では、意味付情報の検知(S554)は、共有ボードの意味付けに有意な各領域にて、変更されたピクセルの数を決定することを含んでもよい。意味付けに有意な領域が、十分な数の変更されたピクセルを含んでいる場合、その領域に関連した意味付情報が検知されてもよい。意味付情報を判定し(S556)、検知された意味付情報がない場合(557)、書き込み面の記録は、変更によって示された新たな共有コンテンツを反映するために、更新される(S558)。
新たな共有コンテンツは、意味付情報あるいは指標情報として識別されない変更を参照してもよい。基準画像は、現行の共有ボードのコンテンツ(内容)を反映するために、更新される(S560)。
意味付情報を判定し(S556)、意味付情報が検知される場合(561)、検知された意味付情報が属性に関連する意味付情報かどうかについての決定が成される(S562)。属性に関連する意味付情報とは、例えば、ペンで色付けられた意味付情報、蛍光マーキングされた意味付情報、あるいは、共有コンテンツの物理的な外観に関連する別の意味付情報、等が挙げられるがこれらに限定はされない。
検知された意味付情報が、属性に関連している場合(563)、検知された意味付情報が、指標情報によって識別される領域を要求するかどうかについての決定が成される(S564)。検知された意味付情報が指標情報を要求しない場合(573)、次に、新たに加えられた共有コンテンツを反映させるために、意味付情報に基づき書き込み面の記録が更新される(S574)。そして、基準画像が、現行の共有ボードの内容を反映するために更新される(S576)。
検知された意味付情報が指標情報を要求する場合(65)、次に変更された画像が、指標情報の検知のために検査(調査)される(S566)。典型的な指標情報は、新たに追加された囲み曲線、あるいは以前存在していた共有コンテンツ、を含んでいてもよく、当業者に既知である任意の検知方法あるいはシステムによって、検知されてもよい(S566)。指標情報に対応するアプリケーション(適用)領域が、決定される(S568)。アプリケーション領域は、検知された意味付情報に関する属性が適用される領域を示してもよい。本発明のいくつかの実施形態では、アプリケーション領域は、指標情報の中に含まれていた全領域であってもよい。本発明の他の実施形態では、アプリケーション領域は、指標情報の中のコンテンツのために検知される、最小の境界となる囲みによって決定されてもよい。
書き込み面は、アプリケーション領域内の内容に、検知された意味付情報に関連した属性のアプリケーションを反映するために、更新される(S570)。基準画像は、現行の共有ボードの内容を反映するために、更新される(S572)。
検知された意味付情報が関連する属性でない場合(77)、指標情報は、基準画像と新画像との間の変更において検知される(S578)。指標情報に関するアプリケーション領域が検知され(S580)、そして、検知された意味付情報に関する処理が、開始される(S582)。開始された処理は、定義に応じて、決定されたアプリケーション領域のコンテンツを利用してもよいし、処理を要求してもよい。共有ボードの記録は、基準画像と新画像との間の変更から決定されるような新しく追加された共有コンテンツを反映するために、更新される(S584)。そして、基準画像は現行の共有ボードのコンテンツ(内容)を反映するために更新される(S586)。
本発明のいくつかの実施形態は、図24を用いて説明することができる。図24は、本発明に係る情報処理装置600を示す図である。情報処理装置600は、変更検知部606と、意味付情報検知部608と、意味解釈部(インタープリター)612とを備えている。さらに、情報処理装置600には、共有ボードの書き込み面の画像に対する各処理と対応づけられた各情報を、それぞれ意味付情報として記憶している記憶手段(図示せず)が備えられている。
変更検知部606は、ビデオカメラ(撮影手段)4により撮影された現行画像(撮影手段により今回撮影された共有ボードの書き込み面の画像)602が基準画像(撮影手段により前回撮影された共有ボードの書き込み面の画像)604から変更された内容である変更(変更情報)を検知する。
意味付情報検知部608は、変更が、意味付情報(意味付けされた文字、語句、印、記号等)に相当するか否かを判定する。ここで、意味付情報は、例えば、文字の色、文字のフォント、文字のサイズ、太字、イタリック体の文字、アンダーラインを引いた文字、及び、文字の蛍光マーキングの少なくとも1つから選択される文字の属性に関連していてもよい。
意味解釈部612は、意味付情報検知部608にて上記変更が意味付情報に相当すると判定されると、意味付情報に対応付けられた処理を開始する。意味付情報に対応付けられた処理とは、例えば、意味付情報に応じて共有ボードの書き込み面の記録を更新する更新処理であってもよい。あるいは、タグ付けプロセス、メールアドレスあるいはファイル格納部へ送信を行う送信プロセス、及び、光学文字認識処理の少なくとも1つから選択される処理であってもよい。
なお、情報処理装置600は、図1を用いて上記で説明したように、ビデオカメラ4に含まれていても、ホスト演算装置8に含まれていてもよい。また、情報処理装置600に含まれる構成の一部が、ビデオカメラ4に含まれており、かつ、残りの構成が、ホスト演算装置8に含まれていてもよい。
情報処理装置600、共有ボードについての上記遮蔽イベントを検知する遮蔽イベント検知部と、検知された遮蔽イベントに関連する非遮蔽イベントを検知する非遮蔽イベント検知部と、を備えていていてもよい。
また、情報処理装置600は、基準画像を更新する基準画像更新部610を備えている。
変更検知部606は、共有ボードの現行画像602、及び共有ボードの基準画像604を受信する。変更検知部606が、現行画像602と基準画像604との間の著しい変更(書き込み情報)を検知すると、検知した変更を、意味付情報検知部608及び基準画像部610にて利用可能に処理してもよい。基準画像更新部610は、共有ボードの現行のコンテンツを反映するために基準画像を更新してもよい。
本発明のいくつかの実施形態では、現行画像及び基準画像におけるエッジ情報が、変更を決定するために変更検知部606によって算出され、また、共有ボードに対して、更新がされたものとして考慮される。例えば、変更検知部606は、基準画像のエッジコンテンツを決定する基準画像エッジ決定部と、現行画像のエッジコンテンツを決定する現行画像エッジ決定部と、基準画像のエッジコンテンツと現行画像のエッジコンテンツとを比較するエッジ比較部と、を備えていてもよい。
現行画像602の濃度勾配が計算され、また、現行の濃度勾配の画像は、オーバーラップしないブロックに分割される。各ブロックに対して、濃度勾配の大きさがTgで表される閾値を越えるエッジピクセルの数が算出される。現行の濃度勾配の画像におけるブロックに関するエッジ計算は、基準画像604から決定された基準の濃度勾配の画像における対応するブロックに関連するエッジ計算と、比較される。1以上のブロックにおけるエッジピクセルの数が、十分に変化すると、現行画像に重要な内容の変更が含まれると結論付けられる。いくつかの実施形態では、ブロック中のエッジピクセルの十分な数が変化したかどうか断定するために、基準の濃度勾配の画像の対応するブロックに対する、現行の濃度勾配の画像のブロックにおいて変更されたエッジピクセルの数の比率は、Tbとして表される閾値と比較される。ブロックは、最初の基準値を満たす比率が、例えば、閾値より大きいあるいは閾値以上、であるという重要な内容の変更を含んでいてもよい。
濃度勾配閾値Tg及びブロックエッジ変更検知閾値Tbの値は、様々な方法で決定されて構わない。本発明のある実施形態では、Tg及びTbは、それぞれ800及び0.25に経験的にセットされてもよい。
意味付情報検知部608は、共有ボードの意味付けに有意な領域で変更が検知されたかどうかを断定するために、検知された変更を検査(調査)してもよい。意味付けにおける有意な領域は、意味付情報のために用意(予約)された共有ボードの領域と一致していてもよい。
例えば、意味付情報検知部608は、検知された変更の位置と共有ボードの書き込み面における意味付情報のために用意された位置(意味付けにおける有意な領域)とを比較する位置比較部を備えていてもよい。この位置比較部によって、検知された変更の位置が、共有ボードの意味付けにおける有意な領域にあると判断されると、検知された変更が、意味付情報と判定される。
また、意味付情報検知部608は、検知された変更の大きさと所定の閾値とを比較するサイズ比較部を備えていてもよい。このサイズ比較部によって、検知された変更のサイズ(大きさ)が、所定の閾値以上であると判断されると、検知された変更が、意味付情報と判定される。
また、情報処理装置600は、共有ボードの記録更新部614と、意味付け処理部616とを備えていてもよい。
意味解釈部612は、検知された意味付情報に関連した動作(アクション)に適切な処理部である、共有ボードの記録更新部614と、意味付け処理部616とを起動する。意味解釈部612は、処理によって要求される付加的な情報を得てもよい。例えば、意味解釈部612は、検知された意味付情報に割り当てられた(付けられた)指標情報を検知する指標検知部を備え、指標情報を検知し、そして、解釈してもよい。ここで、指標情報とは、共有ボードの書き込み面に書き込まれた書き込み情報を指し示す(マークする)情報である。
ここで、意味付情報に対応付けられた処理が、共有ボードにおける指標情報に関連する領域からの入力に基づき実行されてもよい。
また、意味付情報に対応付けられた処理が、意味付情報の属性に応じて、共有ボードの書き込み面の記録の中の指標情報に関連する領域を更新する処理であってもよい。
共有ボードの記録更新部614は、共有ボードへの実質的な変更が検知される場合に、起動されてもよい。また、共有ボードの記録更新部614は、いくつかの検知された意味付情報に合わせて、共有ボードの記録を更新してもよい。意味付情報に関連した意味付け処理部616は、意味付情報の解釈に基づいて起動されてもよい。典型的な意味付け処理は、例えば、光学文字認識、共有ボードの記録の一部のタグ付け、共有ボードの記録の一部の出力、共有講座に関連した他の処理等が挙げられる。
検知された意味付情報によって開始される様々な動作は、想定されるものであってもよい。また、上記で開示された典型的な動作は、説明のために意図されたものであり、かつ、本発明の範囲を制限するものではない。
上記説明に用いたここで開示された図の中のチャート及びダイアグラムは、実行の特定の順序を示しているが、実行の順序が図に示されたものとは異なってもよい。例えば、工程ブロックの実行の順序が、開示された順序から、変更されてもよい。また、さらなる例として、図における連続した2以上の工程ブロックが、同時にあるいは、一部が同時に、実行されてもよい。また、ここに開示された様々な論理的機能を遂行するための、ソフトウェア、ハードウェア及び/またはファームウェアを構成することは、当業者であれば理解できる。
本発明のいくつかの実施形態は、実行命令を格納している、及び/または、上記された特徴を実行するコンピュータをプログラムするために使用される、コンピュータ読取可能な記憶手段及び/または媒体である、コンピュータ・プログラム製品を含んでもよい。
本発明のいくつかの実施形態では、情報処理装置600を、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、情報処理装置600は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラム及び各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである情報処理装置600の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、情報処理装置600に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、情報処理装置600を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、次のように表現してもよい。すなわち、本発明は、現行画像と基準画像との間の変更を検知する変更検知部と、上記変更が、意味付された情報に相当するか否かを判定する意味付情報検知部と、上記変更が、意味付された情報に相当すると判定されると、当該意味付された情報に基づく処理を開始する意味解釈部と、を備えたことを特徴とする共有システム、と表現してもよい。
また、上記共有システムでは、上記現行画像は、1組の遮蔽/非遮蔽イベントに応じて撮影された共有ボードの撮影画像であり、上記基準画像は、上記1組の遮蔽/非遮蔽イベントの前に、撮影された上記共有ボードの撮影画像であってもよい。
また、上記共有システムでは、上記意味付情報検知部は、上記変更の位置と上記意味付された情報のために用意された位置とを比較する位置比較部を備えていてもよい。
また、上記共有システムでは、上記意味付情報検知部は、さらに、上記変更のサイズと所定の閾値のサイズとを比較するサイズ比較部を備えていてもよい。
また、上記共有システムでは、意味付された情報は、文字の色、文字のフォント、文字のサイズ、太字、イタリック体の文字、アンダーラインを引いた文字、及び、文字の蛍光マーキングの少なくとも1つから選択される文字の属性に関連していてもよい。
また、上記共有システムでは、上記変更検知部は、上記基準画像のエッジコンテンツを決定する基準画像エッジ決定部と、上記現行画像のエッジコンテンツを決定する現行画像エッジ決定部と、上記基準画像のエッジコンテンツと上記現行画像のエッジコンテンツとを比較する比較部とを備えていてもよい。
また、上記共有システムでは、上記処理は、上記意味付された情報に応じて共有ボードの書き込み面の記録を更新する更新処理であってもよい。
また、上記共有システムでは、上記処理は、タグ付けプロセス、メールアドレスあるいはファイル格納部へ送信を行う送信プロセス、及び、光学文字認識処理の少なくとも1つから選択される処理であってもよい。
また、上記共有システムでは、上記意味解釈部は、さらに、指標情報を検知する指標検知部を備えていてもよい。
また、上記共有システムでは、上記処理は、上記共有ボードにおける上記指標情報に関連する領域からの入力に基づき実行されてもよい。
また、上記共有システムでは、上記処理は、上記意味付された情報の属性に応じて、上記共有ボードの書き込み面の記録の中の上記指標情報に関連する上記領域を更新してもよい。
また、上記共有システムは、さらに、共有ボード、上記共有ボードについての上記遮蔽イベントを検知する遮蔽イベント検知部と、上記検知された遮蔽イベントに関する上記非遮蔽イベントを検知する非遮蔽イベント検知部と、を備えていてもよい。
また、上記共有システムは、上記変更に関して上記基準画像を更新する基準画像更新部を備えていてもよい。
また、本発明は、次のように表現してもよい。すなわち、本発明は、共有ボードの書き込み面の記録の形成をコンピュータにて実行させる方法であって、現行画像と基準画像との間の変更を検知する検知ステップと、上記変更が意味付された情報に相当するか否かを判定する判定ステップと、上記変更が上記意味付された情報に一致すると、上記意味付情報に合わせて、共有ボードに関する書き込み画像記録を更新する更新ステップと、を含む方法、と表現してもよい。
また、上記方法では、上記現行画像は、1組の遮蔽/非遮蔽イベントに応じて撮影された共有ボードの撮影画像であり、上記基準画像は、上記1組の遮蔽/非遮蔽イベントの前に、撮影された上記共有ボードの撮影画像であってもよい。
また、上記方法では、上記判定ステップは、上記変更の位置と上記意味付された情報のために用意された位置とを比較する位置比較ステップを含んでいてもよい。
また、上記方法では、上記判定ステップは、さらに、上記変更のサイズと所定の閾値のサイズとを比較するサイズ比較ステップを含んでいてもよい。
また、上記方法では、意味付された情報は、文字の色、文字のフォント、文字のサイズ、太字、イタリック体の文字、アンダーラインを引いた文字、及び、文字の蛍光マーキングの少なくとも1つから選択される文字の属性に関連していてもよい。
また、上記方法では、上記判定ステップは、上記基準画像のエッジコンテンツを決定する基準画像エッジ決定ステップと、上記現行画像のエッジコンテンツを決定する現行画像エッジ決定ステップと、上記基準画像のエッジコンテンツと上記現行画像のエッジコンテンツとを比較するエッジ比較ステップと、を含んでいてもよい。
また、本発明は、次のように表現してもよい。すなわち、本発明は、共有講座に関する処理の開始をコンピュータにて実行させる方法であって、現行画像と基準画像との間の変更を検知する検知ステップと、上記変更が意味付された情報に相当するか否かを判定する判定ステップと、上記変更が上記意味付された情報に一致すると、上記意味付された情報に応じた処理を開始する開始ステップと、を含む方法、と表現してもよい。
また、上記方法では、上記現行画像は、1組の遮蔽/非遮蔽イベントに応じて撮影された共有ボードの撮影画像であり、上記基準画像は、上記1組の遮蔽/非遮蔽イベントの前に、撮影された上記共有ボードの撮影画像であってもよい。
また、上記方法では、上記判定ステップは、上記変更の位置と上記意味付された情報のために用意された位置とを比較する位置比較ステップを含んでいてもよい。
また、上記方法では、上記判定ステップは、さらに、上記変更のサイズと所定の閾値のサイズとを比較するサイズ比較ステップを含んでいてもよい。
また、上記方法では、意味付された情報は、文字の色、文字のフォント、文字のサイズ、太字、イタリック体の文字、アンダーラインを引いた文字、及び、文字の蛍光マーキングの少なくとも1つから選択される文字の属性に関連していてもよい。
また、上記方法では、上記判定ステップは、上記基準画像のエッジコンテンツを決定する基準画像エッジ決定ステップと、上記現行画像のエッジコンテンツを決定する現行画像エッジ決定ステップと、上記基準画像のエッジコンテンツと上記現行画像のエッジコンテンツとを比較するエッジ比較ステップと、を含んでいてもよい。
また、上記方法では、上記処理は、上記意味付された情報に応じて共有ボードの書き込み面の記録を更新する更新処理であってもよい。
また、上記方法では、上記処理は、タグ付けプロセス、メールアドレスあるいはファイル格納部へ送信を行う送信プロセス、及び、光学文字認識処理の少なくとも1つから選択される処理であってもよい。
また、上記方法では、指標情報を検知するステップを含んでいてもよい。
また、上記方法では、上記処理は、上記共有ボードにおける上記指標情報に関連する領域からの入力に基づき実行されてもよい。
また、上記方法では、上記処理は、上記意味付された情報の属性に応じて、上記共有ボードの書き込み面の記録の中の上記指標情報に関連する上記領域を更新してもよい。
また、上記方法は、上記変更に関して上記基準画像を更新する更新ステップを含んでいてもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、フリップチャート、ホワイトボード、黒板及び他の物理的な書き込みボード等の共有ボードを供えた共有システムに適用可能である。
2 共有ボードシステム(情報処理システム)
4 ビデオカメラ(撮影手段)
6 共有ボード
8 ホスト演算装置
10 通信リンク
600 情報処理装置
602 現行画像
604 基準画像
606 変更検知部
608 意味付情報検知部
610 基準画像更新部
612 意味解釈部
614 共有ボードの記録更新部
616 意味付け処理部

Claims (16)

  1. 撮影手段により今回撮影された共有ボードの書き込み面の画像である現行画像が、上記撮影手段により前回撮影された上記共有ボードの書き込み面の画像である基準画像から変更された内容である、変更情報を検知する変更検知部と、
    上記共有ボードの書き込み面の画像に対する処理と対応づけられた情報を意味付情報として記憶する記憶手段と、
    上記検知された変更情報が、上記意味付情報に相当するか否かを判定する意味付情報検知部と、
    上記変更情報が上記意味付情報に相当すると判定されると、当該意味付情報に対応付けられた処理を開始する意味解釈部と、
    を備え
    上記意味付情報検知部は、上記検知された変更情報の位置と上記共有ボードの書き込み面における意味付情報のために用意された位置とを比較する位置比較部を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記現行画像は、1組の遮蔽イベント/非遮蔽イベントに応じて撮影された上記共有ボードの撮影画像であり、
    上記基準画像は、上記1組の遮蔽イベント/非遮蔽イベントの前に撮影された上記共有ボードの撮影画像であり、
    上記遮蔽イベントとは、上記共有ボードが遮蔽されている状態を示す事象であり、非遮蔽イベントとは、上記共有ボードが遮蔽されていない状態を示す事象である、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 上記意味付情報検知部は、さらに、上記検知された変更情報の大きさと所定の閾値とを比較するサイズ比較部を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 意味付情報は、文字の色、文字のフォント、文字のサイズ、太字、イタリック体の文字、アンダーラインを引いた文字、及び、文字の蛍光マーキングの少なくとも1つから選択される文字の属性に関連していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 上記変更検知部は、
    上記基準画像のエッジコンテンツを決定する基準画像エッジ決定部と、
    上記現行画像のエッジコンテンツを決定する現行画像エッジ決定部と、
    上記基準画像のエッジコンテンツと上記現行画像のエッジコンテンツとを比較するエッジ比較部と、を備えたことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 上記処理は、意味付情報に応じて共有ボードの書き込み面の記録を更新する更新処理であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 上記処理は、タグ付けプロセス、メールアドレスあるいはファイル格納部へ送信を行う送信プロセス、及び、光学文字認識処理の少なくとも1つから選択される処理であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 上記意味解釈部は、さらに、上記共有ボードの書き込み面に書き込まれた書き込み情報を指し示す情報である指標情報を検知する指標検知部を備えたことを特徴とする請求項1
    からのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 上記処理は、上記共有ボードにおける上記指標情報に関連する領域からの入力に基づき実行されることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  10. 上記処理は、上記意味付情報の属性に応じて、上記共有ボードの書き込み面の記録の中の上記指標情報に関連する上記領域を更新する処理であることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  11. 上記共有ボードについての上記遮蔽イベントを検知する遮蔽イベント検知部と、
    上記検知された遮蔽イベントに関連する上記非遮蔽イベントを検知する非遮蔽イベント検知部と、
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  12. 上記変更情報に基づき上記基準画像を更新する基準画像更新部を備えたことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 共有ボードと、撮影手段と、請求項1から1のいずれか1項に記載の情報処理装置とを含むことを特徴とする情報処理システム。
  14. 撮影手段により今回撮影された共有ボードの書き込み面の画像である現行画像が、上記撮影手段により前回撮影された上記共有ボードの書き込み面の画像である基準画像から変更された内容である、変更情報を検知する変更検知ステップと、
    上記検知された変更情報が、上記共有ボードの書き込み面の画像に対する処理と対応づけられた意味付情報に相当するか否かを判定する意味付情報検知ステップと、
    上記変更情報が上記意味付情報に相当すると判定されると、当該意味付情報に対応付けられた処理を開始する意味解釈ステップと、
    を含み、
    上記意味付情報検知ステップは、上記検知された変更情報の位置と上記共有ボードの書き込み面における意味付情報のために用意された位置とを比較する位置比較ステップを含むことを特徴とする情報処理方法。
  15. 請求項1から12のいずれか1項に記載の情報処理装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各部として機能させるための制御プログラム。
  16. 請求項15に記載の制御プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2010276044A 2009-12-11 2010-12-10 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Expired - Fee Related JP5037673B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/636,533 2009-12-11
US12/636,533 US20110145725A1 (en) 2009-12-11 2009-12-11 Methods and Systems for Attaching Semantics to a Collaborative Writing Surface

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011123895A JP2011123895A (ja) 2011-06-23
JP5037673B2 true JP5037673B2 (ja) 2012-10-03

Family

ID=44142468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010276044A Expired - Fee Related JP5037673B2 (ja) 2009-12-11 2010-12-10 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (2)

Country Link
US (2) US20110145725A1 (ja)
JP (1) JP5037673B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016009266A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 コニカミノルタ株式会社 撮影システム、撮影の方法、およびコンピュータープログラム
EP3576052B8 (en) * 2015-02-13 2023-12-27 Hewlett-Packard Development Company L.P. Image processing systems and methods
US10839494B2 (en) 2015-02-13 2020-11-17 Light Blue Optics Ltd Timeline image capture systems and methods
US20160342288A1 (en) * 2015-05-19 2016-11-24 Ebay Inc. Intelligent highlighting of item listing features
EP3595289A4 (en) 2017-03-08 2020-03-04 Sony Corporation IMAGE PROCESSING DEVICE AND METHOD
JP6844358B2 (ja) * 2017-03-22 2021-03-17 富士ゼロックス株式会社 書込保存装置および書込保存プログラム
JP7210908B2 (ja) * 2018-06-05 2023-01-24 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
US11695812B2 (en) 2019-01-14 2023-07-04 Dolby Laboratories Licensing Corporation Sharing physical writing surfaces in videoconferencing
WO2021075280A1 (ja) 2019-10-17 2021-04-22 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US696334A (en) * 1901-12-31 1902-03-25 Robert W Henson Wagon-box.
US5025314A (en) * 1990-07-30 1991-06-18 Xerox Corporation Apparatus allowing remote interactive use of a plurality of writing surfaces
US5339388A (en) * 1991-12-31 1994-08-16 International Business Machines Corporation Cursor lock region
JP2585922B2 (ja) * 1992-05-29 1997-02-26 日立ソフトウエアエンジニアリング株式会社 電子黒板装置
JPH0619615A (ja) * 1992-06-29 1994-01-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 手書き文字入力装置
US5515491A (en) * 1992-12-31 1996-05-07 International Business Machines Corporation Method and system for managing communications within a collaborative data processing system
KR960001927A (ko) * 1994-06-30 1996-01-26 김광호 상역식별장치
EP0701224B1 (en) * 1994-09-09 2000-12-06 Xerox Corporation Method for interpreting hand drawn diagrammatic user interface commands
US5528290A (en) * 1994-09-09 1996-06-18 Xerox Corporation Device for transcribing images on a board using a camera based board scanner
JP2882465B2 (ja) * 1995-12-25 1999-04-12 日本電気株式会社 画像生成方法およびその装置
US5889889A (en) * 1996-12-13 1999-03-30 Lucent Technologies Inc. Method and apparatus for machine recognition of handwritten symbols from stroke-parameter data
US6806903B1 (en) * 1997-01-27 2004-10-19 Minolta Co., Ltd. Image capturing apparatus having a γ-characteristic corrector and/or image geometric distortion correction
US7024456B1 (en) * 1999-04-23 2006-04-04 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Method for facilitating collaborative development efforts between widely dispersed users
US6507865B1 (en) * 1999-08-30 2003-01-14 Zaplet, Inc. Method and system for group content collaboration
US6724373B1 (en) * 2000-01-05 2004-04-20 Brother International Corporation Electronic whiteboard hot zones for controlling local and remote personal computer functions
US6963334B1 (en) * 2000-04-12 2005-11-08 Mediaone Group, Inc. Smart collaborative whiteboard integrated with telephone or IP network
JP3867512B2 (ja) * 2000-06-29 2007-01-10 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム
US6707444B1 (en) * 2000-08-18 2004-03-16 International Business Machines Corporation Projector and camera arrangement with shared optics and optical marker for use with whiteboard systems
WO2002017115A2 (en) * 2000-08-21 2002-02-28 Thoughtslinger Corporation Simultaneous multi-user document editing system
US7260257B2 (en) * 2002-06-19 2007-08-21 Microsoft Corp. System and method for whiteboard and audio capture
JP2004133733A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Sony Corp 表示装置および方法、並びにプログラム
US7171056B2 (en) * 2003-02-22 2007-01-30 Microsoft Corp. System and method for converting whiteboard content into an electronic document
US7197751B2 (en) * 2003-03-12 2007-03-27 Oracle International Corp. Real-time collaboration client
US7206811B2 (en) * 2003-03-13 2007-04-17 Oracle International Corp. System and method for facilitating real-time collaborating by collapsing a queue for a slow client
US7119816B2 (en) * 2003-03-31 2006-10-10 Microsoft Corp. System and method for whiteboard scanning to obtain a high resolution image
US7397504B2 (en) * 2003-06-24 2008-07-08 Microsoft Corp. Whiteboard view camera
US7428000B2 (en) * 2003-06-26 2008-09-23 Microsoft Corp. System and method for distributed meetings
WO2005033832A2 (en) * 2003-08-28 2005-04-14 University Of Maryland, Baltimore Techniques for delivering coordination data for a shared facility
JP4363151B2 (ja) * 2003-10-14 2009-11-11 カシオ計算機株式会社 撮影装置、その画像処理方法及びプログラム
US7260278B2 (en) * 2003-11-18 2007-08-21 Microsoft Corp. System and method for real-time whiteboard capture and processing
US7372993B2 (en) * 2004-07-21 2008-05-13 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Gesture recognition
US7792788B2 (en) * 2005-03-04 2010-09-07 Microsoft Corporation Method and system for resolving conflicts operations in a collaborative editing environment
US8234578B2 (en) * 2006-07-25 2012-07-31 Northrop Grumman Systems Corporatiom Networked gesture collaboration system
US7724947B2 (en) * 2006-09-20 2010-05-25 Qualcomm Incorporated Removal of background image from whiteboard, blackboard, or document images
US20080177771A1 (en) * 2007-01-19 2008-07-24 International Business Machines Corporation Method and system for multi-location collaboration
US7917584B2 (en) * 2007-10-22 2011-03-29 Xcerion Aktiebolag Gesture-based collaboration
US8334902B2 (en) * 2009-03-31 2012-12-18 Fuji Xerox Co., Ltd. System and method for facilitating the use of whiteboards
JP5560721B2 (ja) * 2010-01-12 2014-07-30 セイコーエプソン株式会社 画像処理装置、画像表示システム、及び画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20110145725A1 (en) 2011-06-16
JP2011123895A (ja) 2011-06-23
US20110141278A1 (en) 2011-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5037673B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
TWI651640B (zh) 在使用者介面上組織數位便箋
JP5493709B2 (ja) 映像編集装置
US20190130656A1 (en) Systems and methods for adding notations to virtual objects in a virtual environment
CN102169586B (zh) 图像处理装置和存储了图像处理程序的存储介质
TWI659354B (zh) 具有處理器之運算裝置及在其上實施擷取及辨識便箋之方法
US20150121191A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and computer readable medium
CN105072337A (zh) 图片处理方法及装置
US8847974B2 (en) Display processing apparatus
US9542756B2 (en) Note recognition and management using multi-color channel non-marker detection
US20150220800A1 (en) Note capture, recognition, and management with hints on a user interface
JP2013140428A (ja) エッジ検出装置、エッジ検出プログラム、およびエッジ検出方法
JP2012243216A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2013200735A (ja) 画像生成装置、画像生成方法及びプログラム
JP2013200867A (ja) アニメーション作成装置、カメラ
TW200937342A (en) Line drawing processor, program and line drawing processing method
US20240078007A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
JP2016157201A (ja) 情報処理装置、操作取消方法、コンピュータプログラム、及び記憶媒体
JPH08235344A (ja) シナリオ編集装置
CN111476740A (zh) 图像处理方法、装置、存储介质和电子设备
CN110929496B (zh) 文字模板生成方法和装置
TW503377B (en) Image processing method and system with multiple modes
JPWO2017010351A1 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2009124332A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2008059122A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120704

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5037673

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees