JP5036756B2 - グリスの充填装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークの充填個所に効率良く正確に所定量のグリスを充填することができるグリスの充填装置及び該グリスの充填装置を使用することによって実行されるグリスの充填方法に関する。
機械部品の可動部、例えばベアリングの転接部やスプラインの摺接部等には、長時間に亘って安定した転接性能や摺接性能が発揮されるように潤滑剤としてグリスが充填されている。
従来のグリスの充填装置は、充填ノズルの吐出口を直接、ワークに当接させ、精密定量器等によって計量した所定量のグリスを圧送ポンプからの押出し力によってワークの充填個所に充填するようにしていた。
しかし、高粘度のグリスを圧送ポンプによる押出し力のみによって正確に充填することは困難であり、グリスの充填量に過不足が生じていた。
例えば、特許文献1に開示されているグリスの充填装置は、前記のグリスの充填量のばら付きを防止するために前記圧送ポンプからの押出し力によるグリスの圧送と同時に、負圧チャンバによる吸引力を作用させてワークの充填個所のより奥部にまでグリスが届くようにしている。
特開2001−241453号公報
しかし、特許文献1に開示されているグリスの充填装置にあっても、充填ノズルの吐出口を直接、ワークに当接させて使用する点については、前記従来のグリスの充填装置と同様である。
従って、グリスの充填中、充填ノズルにグリスが付着してグリスの垂れが生じたり、充填後、充填ノズルをワークから引き上げる際に充填ノズルに付着したグリスが糸を引くことがあり、グリスの正確な充填量の管理が困難になっていた。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、グリスの正確な充填量の管理を困難にしていた前記グリスの性状に着目し、グリスの充填時において一時的にグリスの粘度を低減させることによって、充填ノズルがワークに非接触で充填でき、ワークの充填個所に効率良く正確に所定量のグリスを充填することができるようにしたグリスの充填装置及びグリスの充填方法を提供することにある。
前記目的を達成するべく本発明の請求項1によるグリスの充填装置は、圧送ポンプから圧送されたグリスの圧送力を調整するポンプ圧調整用のレギュレータと、前記レギュレータによって圧送力が調整されたグリスを充填ヘッド本体に導く接続ホースと、前記接続ホースから供給されたグリスを充填ノズルに導く充填ヘッド本体と、前記充填ヘッド本体から供給されたグリスを吐出バルブの開閉動作に伴なってワークの充填個所に向けて吐出する充填ノズルと、前記吐出バルブの開閉動作を制御するバルブ駆動装置と、を具備し、前記充填ヘッド本体には、充填ヘッド本体内を流れるグリスを加熱するヒータが設けられており、前記充填ノズルは、ワークとの間に一定の距離を隔てた非接触姿勢でグリスを充填するように構成されており、前記バルブ駆動装置は、エアシリンダであり、吐出バルブは、前記エアシリンダのシリンダロッドに接続され、下端にピストンを一体に備えるとともに内部にグリスの吐出経路が形成されたピストンロッドと、前記ピストンロッドの下方に設けられ、前記吐出経路下端の開口を閉塞又は開放する浮動弁と、を別体に備えることによって構成されており、前記充填ノズルに供給されたグリスは、前記ピストンロッド内部の前記吐出経路を通って、前記開口と、その下方の浮動弁との間の隙間と、前記浮動弁とその下方の弁座部との間の隙間を通って吐出されるように構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項2によるグリスの充填装置は、請求項1記載のグリスの充填装置において、接続ホースには、充填ヘッド本体に供給するグリスを予備加熱する加熱コイルが設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項3によるグリスの充填装置は、請求項1または2記載のグリスの充填装置において、ヒータないし加熱コイルによるグリスの加熱温度は、グリス中の潤滑油成分が分離しない温度に設定されていることを特徴とするものである。
また、請求項によるグリスの充填装置は、請求項1〜のいずれかに記載のグリスの充填装置において、充填ノズルには、ワークの充填個所と対向する位置に吐出口が複数組設けられており、これらの吐出口はワークの充填個所のすべてに設置されていて、一度のグリスの充填動作によって、同時にワークの充填個所のすべてにグリスを充填するようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項によるグリスの充填装置は、請求項1〜のいずれかに記載のグリスの充填装置において、充填ノズルには、ワークの充填個所と対向する位置に吐出口が一組または複数組設けられており、これらの吐出口はワークの充填個所の一部に設置されていて、別途設けられる割出し装置によるワークの分割回転と組み合わせることによってワークの充填個所のすべてにグリスを充填するようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項によるグリスの充填装置は、請求項1〜のいずれかに記載のグリスの充填装置において、吐出口は、ワークの各充填個所の中心と、その近傍に指向する複数の小孔によって構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項によるグリスの充填装置は、請求項1〜のいずれかに記載のグリスの充填装置において、ワークは転がり軸受であることを特徴とするものである。
そして、前記手段によって以下のような作用が得られる。まず、ポンプ圧調整用のレギュレータの採用によって、圧送ポンプによるグリスの圧送力の変動が防止されるから、常に一定のポンプ圧でグリスが充填ヘッド本体内に供給されるようになる。
また、吐出バルブの開閉動作を制御するバルブ駆動装置を設けたことによって、吐出バルブの開放時間を調整することで、グリスの吐出量が設定でき、前記レギュレータによるポンプ圧の定常化と相俟ってグリスの正確な充填量の設定に寄与し得るようになる。
また、充填ヘッド本体には充填ヘッド本体内を流れるグリスを所定の温度に加熱するヒータが設けられているから、グリスの粘度が一時的に低く抑えられ、グリスの流動性が向上する。したがって、充填ノズル内のグリスは充填ノズル先端で垂れることなく、一挙に外部に放出される。
また、前記充填ノズルはワークに対して非接触状態で設けられているから、充填ノズルに付着したグリスの上述した糸引きの問題も生じない。
また、接続ホースにグリスを予備加熱する加熱コイルを設けた場合には、グリスの加熱効率が向上し、短時間でグリスの温度を所定の温度まで上昇させることが可能になる。
また、前記ヒータないし加熱コイルによるグリスの加熱温度をグリス中の潤滑油成分が分離しない温度に設定した場合には、グリスの有する潤滑性能を保持しつつ、円滑なグリスの充填が可能になる。
また、バルブ駆動装置としてソレノイドバルブを適用し、吐出バルブとしてピストンと連絡ロッドと弁体とが一体になった部材を適用して、充填ノズルに供給されたグリスを連絡ロッドの外方空間を通して弁体と弁座部との隙間から吐出するようにした場合には、比較的簡単な構造で吐出バルブの精密な開閉制御を実行できるようになる。
また、バルブ駆動装置としてエアシリンダを適用し、吐出バルブとしてピストンと一体で内部にグリスの吐出経路が形成されたピストンロッドと、別体の浮動弁とを備え、充填ノズルに供給されたグリスをピストンロッド内部の吐出経路を通して吐出経路下端の開口と浮動弁との間の隙間と、浮動弁と弁座部との間の隙間を通して吐出するようにした場合には、比較的簡単、コンパクトな構造でグリスの垂れを極めて低く抑えて吐出バルブの精密な開閉制御を実行できるようになる。
また、吐出口を複数組設け、これらをワークの全充填個所に対応した位置に配置した場合には、グリスの一度の充填動作によってすべての充填個所に所定量のグリスを同時に充填することが可能になり、充填時間の大幅な短縮を図ることができる。
一方、ワークを分割回転させる割出し装置によるワークの回転動作と、前記吐出バルブによるグリスの充填動作との組み合わせによってグリスを充填するようにした場合には、ワークの充填個所の多少によって割出し装置によるワークの回転角度を調節することで充填ノズルを交換したり付け替えなくてもそのまま対応できるようになり、汎用性が向上する。
また、吐出口をワークの充填個所の中心とその近傍に指向する複数の小孔によって構成した場合には、ワークの充填個所に対して効率良く正確にグリスを一定量、充填することが可能になる。
また、前記ワークが転がり軸受である場合には、グリスの充填量の正確さによって転がり軸受の円滑で摩耗の少ない安定した軸受特性が長時間に亘って発揮されるようになる。
本発明によるグリスの充填装置によると、グリスの粘度をグリスの充填時において一時的に低く抑えることができ、ワークの充填個所に効率良く正確に所定量のグリスを充填することが可能になる。そして、当該ワークを具備する機械装置等の動きを円滑にし、寿命の長大化を図ることができる。
本発明の参考例1を示す図で、グリスの充填装置の全体構造を示す側断面図である。 本発明の参考例1を示す図で、充填ノズルの先端部とワークとを示す側断面図である。 本発明の参考例1を示す図で、充填ノズルの先端部とワークを示す拡大平面図である。 本発明の参考例1を示す図で、図3中のA−A断面図である。 本発明の参考例2を示す図で、グリスの充填装置の全体構造を示す側断面図である。 本発明の参考例2を示す図で、充填ノズルの先端部とワークと割出し装置とを示す側断面図である。 本発明の参考例2を示す図で、充填ノズルの先端部とワークを示す拡大平面図である。 本発明の参考例2を示す図で、(a)は一次グリス充填時の図7中のB−B断面図、(b)は二次グリス充填時の図7中のB−B断面図である。 本発明の第の実施の形態を示す図で、充填ヘッド本体と充填ノズルとワークとを示す側断面図である。 本発明の第の実施の形態を示す図で、(a)は閉弁時の充填ノズルの先端部とワークの一部を拡大して示す側断面図、(b)は開弁時の充填ノズルの先端部とワークの一部を拡大して示す側断面図である。 本発明の他の実施の形態を示す図で、精密定量器を適用したグリスの充填装置を示す側断面図である。
以下、図1〜図4に示す(1)参考例1と、図5〜図8に示す(2)参考例2と、図9、図10に示す(3)第の実施の形態を例にとって、本発明を実施するための形態を説明する。
尚、本発明のグリスの充填装置は、ワークWの充填個所J1、J2…、Jnに効率良く正確に所定量のグリスGを充填することができる装置である。また、以下の実施の形態ではワークWとしてボールベアリングを例にとって説明する。
(1)参考例1(図1〜図4参照)
参考例1によるグリスの充填装置1Aは、圧送ポンプ3から圧送されたグリスGの圧送力を調整するポンプ圧調整用のレギュレータ5と、前記レギュレータ5によって圧送力が調整されたグリスGを充填ヘッド本体7に導く接続ホース9と、前記接続ホース9から供給されたグリスGを充填ノズル11に導く充填ヘッド本体7と、充填ヘッド本体7から供給されたグリスGを吐出バルブ17の開閉動作に伴なってワークWの充填個所J1、J2、…、J9に向けて吐出する充填ノズル11と、前記吐出バルブ17の開閉動作を制御するバルブ駆動装置19と、を具備することによって構成されている。
そして、本発明の特徴的構成として前記充填ヘッド本体7には充填ヘッド本体7内を流れるグリスGを所定の温度に加熱するヒータ21が設けられており、前記充填ノズル11はワークWに対して非接触状態でグリスGを充填し得るように構成されている。
尚、前記圧送ポンプ3としては、図示しないコンプレッサによって圧縮されたエアAを駆動源として駆動されるエアモータ23と、該エアモータ23の往復運動がエアピストン25に伝えられエアピストン25の往復運動によりグリスが汲み込まれて吐出口から圧送される汲上げポンプ27とを具備する使用エア圧が0.2〜0.7MPaのポンプ装置が一例として使用できる。
そして、図示のようなペール缶29や、図示しないドラム缶内に充填されたグリスGあるいは図示しない集中配管から供給されるグリスGを前記圧送ポンプ3によって汲み上げ、前記レギュレータ5に向けて圧送できるようになっている。
レギュレータ5としては高圧用のレギュレータが一例として適用でき、該レギュレータ5の流量調整機能によって、前記圧送ポンプ3から供給されたグリスGの圧送力の変動(脈動)が防止され、一定のポンプ圧によってグリスGは接続ホース9内に導かれる。
接続ホース9は周面に加熱コイル31が巻き付けられた長さが1〜2m程度の加熱ホースである。そして、該接続ホース9によるホース加熱温度は一例として約42℃±1℃であり、この温度でグリスGを加熱することによって後述する充填ヘッド本体7内での本加熱を円滑にするための予備加熱が実行される。
充填ヘッド本体7は、図示のような矩形ブロック状の部材で、一例として充填ヘッド本体7の下部には、前記接続ホース9から供給されたグリスGを充填ノズル11に導く導入経路13が形成されている。
尚、導入経路13は上流側に前記接続ホース9と接続するための継手33用の接続構造を備え、下流側に小径部35を備えた段差穴状の経路である。
前記導入経路13の上方の充填ヘッド本体7の中間部には充填ヘッド本体7を一例として約41℃±1℃に加熱するためのヒータ37と、充填ヘッド本体7の実際の温度を計測するための温度センサ21が設けられている。
また、前記ヒータ37の上方の充填ヘッド本体7の上部には、上述したバルブ駆動装置19として適用されるソレノイドバルブ19Aと充填ノズル11とを連絡するL字状のエア流路39が形成されている。
そして、上述した加熱コイル31とヒータ37とによる加熱作用によって充填ノズル11から吐出されるグリスGの温度が一例として約40℃に設定されるようになっている。
尚、前記グリスGの充填時の加熱温度は、グリスG中の潤滑油成分が分離しない約20℃〜80℃の範囲内で、当該グリスGの特性に合わせて適宜、変更することが可能である。
充填ノズル11は、前記充填ヘッド本体7の一例として前端部に設けられるハウジング51と、該ハウジング51の内部に設けられる前記吐出バルブ17と、前記ハウジング51の下部に設けられるノズル本体53と、該ノズル本体53に取り付けられるアタッチメント55と、を具備することによって基本的に構成されている。
ハウジング51は一例として上下方向に延びる筒状の部材で、下部に前記導入経路13の小径部35と連通する連絡経路57と、該連絡経路57の下流端に位置し、供給されたグリスGを一時貯溜する貯溜室41とを備えている。
前記貯溜室41の上方には仕切り栓59を挟んでシリンダ室61が設けられている。シリンダ室61の下部側方には上述したソレノイドバルブ19Aから延びるエア流路39と連通するエア連絡流路63が設けられており、シリンダ室61内の下部にはシリンダ室61の内壁に摺接して上下方向に往復運動するピストン47が設けられている。
また、前記ピストン47の上部には、該ピストン47の上端面に作用してピストン47を閉弁方向Cとなる下方に常時付勢する付勢バネ49が設けられており、該付勢バネ49の上方には、バネ受けを兼ねた止栓プラグ65が設けられている。
前記ピストン47の軸方向の中心下方には連絡ロッド67が設けられている。該連絡ロッド67は仕切り栓59に形成されているガイド穴69を通って上述した貯溜室41、そしてその下方のノズル本体53内のノズル空間71内まで延びている。
前記連絡ロッド67の下端部には弁座部として機能する前記ノズル本体53の内壁面に直接作用する一例として円錐台形上の弁体45が設けられている。
そして、これらピストン47、連絡ロッド67及び弁体45を含む一体部材が吐出バルブ17であり、上述したエア連絡流路63から供給されるエアAの圧力によって吐出バルブ17は開弁状態になり、エアAの供給が停止されると前記付勢バネ49の付勢力によって吐出バルブ17は閉弁状態になるようになっている。
アタッチメント55は、前記ノズル本体53に取り付けられるボス部73を備えた幾分、肉厚の円板状の部材である。アタッチメント55内には、前記ノズル本体53から吐出されたグリスGをワークWの充填個所J1、J2、…、J9と対向する位置に設けられている一例として9組の吐出口43A、43B、…、43Iに導く接続経路75が形成されている。
そして、参考例1では前記吐出口43はワークWの充填個所J1、J2、…J9のすべてに設置されていて、一度のグリスGの充填動作によって、同時にワークWの充填個所J1、J2、…、J9のすべてにグリスGを充填できるようになっている。
また、前記各吐出口43A、43B、…、43Iは、ワークWの各充填個所J1、J2、…、J9の中心Oと、その近傍の前方位置Fと後方位置Bに指向する一例として3つの小孔77によって構成されている。
そして、参考例1ではワークWはボールベアリングであり、前記3つの小孔77は、ボールベアリングの内輪転送面と外輪転送面とその中間の空間の3方向に指向するように構成されている。
次に、前記参考例1によるグリスの充填装置1Aを使用することによって実行されるグリスの充填方法を説明する。
このグリスの充填方法は、(A)ポンプ圧調整工程と、(B)グリス加熱工程と、(C)充填ノズル配置工程と、(D)グリス充填工程と、を具備することによって構成されている。
(A)ポンプ圧調整工程
ポンプ圧調整工程は、圧送ポンプ3から圧送されたグリスGの圧送力を所定のポンプ圧に調整する工程である。本工程では、上述したレギュレータ5が使用され、レギュレータ5の流量調整機能によってポンプ圧の脈動が抑えられて一定のポンプ圧でグリスGは接続ホース9内に供給される。
(B)グリス加熱工程
グリス加熱工程は、所定のポンプ圧に調整されたグリスGを所定温度に加熱する工程である。本工程では、上述したヒータ37と加熱コイル31と温度センサ21が使用され、接続ホース9内に供給されたグリスGは、加熱コイル31によって所定の温度で予備加熱され、更にヒータ37によって充填ヘッド本体7を介して所定の温度で本加熱される。温度センサ21によって充填ヘッド本体7の実際の温度が随時、計測されており、その計測結果をフィードバックして前記ヒータ37のON、OFF等の制御が実行されるようになっている。また、図示しない温度センサによって接続ホース9内のグリスGの実際の温度が随時、計測されており、その計測結果をフィードバックして前記加熱コイル31のON、OFF等の制御が実行されるようになっている。
(C)充填ノズル配置工程
充填ノズル配置工程は、充填ノズル11の吐出口43A、43B、…、43IをワークWの充填個所J1、J2、…、J9に接近させて非接触状態で対向配置させる工程である。本工程では、充填ヘッド本体7側をワークWに近付けても、ワークW側を充填ヘッド本体7に近付けてもよく、両者を同時に近付けても構わない。
また、この時の吐出口43A、43B、…、43IとワークWの充填個所J1、J2、…、Jnとの間隔は、ワークWの大きさ等に応じて適宜、変更可能であり、一例として0.5mm〜100mmの広い範囲で調整可能に構成されている。
(D)グリス充填工程
グリス充填工程は、バルブ駆動装置19として適用したソレノイドバルブ19Aを開放状態にし、貯溜室41内に一時貯留していたグリスGをワークWの全充填個所J1、J2、…、J9に向けて一挙に噴射させてグリスGを充填する工程である。
また、本工程ではグリスGの充填量の設定も併せて行われており、グリスGの充填量は、前記レギュレータ5によって調整した所定のポンプ圧と、前記ソレノイドバルブ19Aによって制御される吐出バルブ17の開放時間とによって設定されている。
次に、参考例1の効果を試すために行った試験の内容と結果について説明する。
この試験では、ワークWとして呼び番号6207のボールベアリングを使用し、該ボールベアリングの9つのボールの中間スペースを充填個所J1、J2、…、J9としてグリスGの充填を実施した。
尚、グリスGの目標総充填量は3.7g、ポンプ圧力は0.2MPa、グリス供給圧力は3MPa、ソレノイドバルブ19の開放時間は0.1秒、接続ホース9の加熱温度は温度調節器を使用して42℃±1℃、充填ノズル本体7の加熱温度は温度調節器を使用して41℃±1℃に設定した。
そして、前記設定条件で10回試験を実施したところ、グリスGの充填量は精密電子秤での計測値で平均3.72gとなり、前記グリスGの目標総充填量3.7gと比較して±0.025gのグリスGの高い充填量精度が得られた。
また、前記ヒータ37と加熱コイル31の加熱条件によって、吐出口43から吐出される時点のグリスGの温度は約40℃になり、円滑なグリスGの充填が実行されるとともに、ワークWの充填個所Jに充填後はワークWの温度(例えば20℃)で冷やされて、グリスGは速やかに固化されてワークWからのグリスGの垂れは生じない。
(2)参考例2(図5〜図8参照)
参考例2によるグリスの充填装置1Bは、基本的には、前記参考例1によるグリスの充填装置1Aと同様の構成を有しており、アタッチメント55の構造と割出し装置79を別途、具備している点で相違する。
従って、ここでは参考例1と相違するアタッチメントの構造と別途設けた割出し装置79の構成に絞って説明する。
参考例2によるアタッチメント55Aは、前記ノズル本体53に取り付けられるキャップ状の部材である。このアタッチメント55Aは前記ノズル本体53に対して外嵌めされるスリーブ状の支持部81と、すり鉢状の下端部83の中心に設けられている一組の吐出口43のみから構成されている。
また、前記吐出口43は、前記参考例1によるグリスの充填装置1Aと同様の3つの小孔77によって構成されている。
割出し装置79は、ワークWを分割回転させるための装置であり、ワークWを直接、載置する回転テーブル85と、カップリング87を介して前記回転テーブル85に回転力を伝達するサーボモータ89と、前記回転テーブル85とサーボモータ89を支持する支持部材91とを備えることによって構成されている。
そして、参考例2では割出し装置79の分割角度は40°であり、ワークWの充填個所J1、J2、…、J9に対応した9ステップで1回転し得るように構成されている。
次に、前記参考例2によるグリスの充填装置1Bを使用することによって実行されるグリスの充填方法を説明する。
このグリスの充填方法は、(A)ポンプ圧調整工程と、(B)グリス加熱工程と、(C)充填ノズル配置工程と、(D)グリス充填工程と、(E)ワーク割出し工程と、を具備することによって構成されている。
このうち、(E)ワーク割出し工程を除く(A)〜(D)の4つの工程については前記参考例1によるグリスの充填装置1Aを使用した場合のグリスの充填方法と同様であるので、ここでは(E)のワーク割出し工程に絞って説明する。
(E)ワーク割出し工程
ワーク割出し工程は、ワークWを所定の分割角度回転させて充填ノズル11の吐出口43に未充填のワークWの充填個所J2、…、J9を臨ませる工程である。本工程では、サーボモータ89を駆動して回転テーブル85を1ステップ分、分割角度40°回転させる。従って、図8(a)に示す一次グリス充填時の位置から図8(b)に示す二次グリス充填時の位置に移行し、吐出口43の下方の対向位置にはグリスGが未充填の充填個所J2が臨むようになる。
以下、同様にして前記(A)〜(E)の各工程を残りの8ステップ分、繰り返し実行することによって、ワークWの9つあるすべての充填個所J1、J2、…、J9に対するグリスGの充填が完了する。
次に、参考例2の効果を試すために行った試験の内容と結果について説明する。
この試験では、ワークWとして呼び番号6207のボールベアリングを使用し、該ボールベアリングの9つのボールの中間スペースを充填個所J1、J2、…、J9として分割角度40°で9ステップ、ワークWを回転させてグリスGの充填を実施した。
尚、グリスGの目標総充填量は3.7g、1個所の充填個所JのグリスGの充填量は0.42g、ポンプ圧力は0.2MPa、グリス供給圧力は3MPa、ソレノイドバルブ19の開放時間は0.1秒×9回=0.9秒、接続ホース9の加熱温度は温度調節器を使用して42℃+1℃、充填ノズル本体7の加熱温度は温度調節器を使用して41℃±1℃に設定した。
そして、前記設定条件で10回試験を実施したところ、グリスGの充填量は精密電子秤での計測値で平均3.72gとなり、前記グリスGの目標総充填量3.7gと比較して±0.025gのグリスGの高い充填量精度が得られた。
また、参考例2の場合にも吐出口43から吐出される時点でのグリスGの温度は約40°になり、円滑なグリスGの充填が実行されるとともに、グリスGの充填後はワークWの温度で冷やされるため、ワークWからのグリスGの垂れは生じない。
(3)第の実施の形態(図9、図10参照)
の実施の形態によるグリスの充填装置1Cは、基本的には、前記参考例1によるグリスの充填装置1Aと同様の構成を有しており、バルブ駆動装置19としてエアシリンダ19Bを適用した点と、充填ヘッド本体107及び充填ノズル111の構造が相違している。
従って、ここでは参考例1と相違する充填ヘッド本体107及び充填ノズル111の構成に絞って説明する。
の実施の形態の充填ヘッド本体107は、参考例1の充填ヘッド本体7よりも偏平な矩形ブロック状の部材で、充填ヘッド本体107の一端面からその内部にかけて水平に導入経路113が形成されている。
尚、前記導入経路113の上流端は拡径されており、該拡径部に前記接続ホース9と接続するための継手33用の接続構造が形成されている。
また、充填ヘッド本体107には、前記参考例1の充填ヘッド本体7と同様のヒータ37と温度センサ21とが設けられている。
また、充填ヘッド本体107には、後述する充填ノズル111の数及び設置個所に対応した複数のスライド開口115が充填ヘッド本体107の上下面を貫くように垂直に設けられている。
そして、各スライド開口115の上部にシールリング117を収容する凹部119、中間付近の高さに前記導入経路113と連絡するために必要に応じて設けられる連絡経路121、下部に後述する充填ノズル111のバルブケーシング123上部の雄ネジ部125と螺合する雌ネジ部127がそれぞれ設けられている。
充填ノズル111は、ワークWのグリスGの充填個所J1、J2…、Jnに対応した位置に対応した数、設けられている。充填ノズル111は、前記充填ヘッド本体107の雌ネジ部127と螺合する雄ネジ部125を上端部に備えた上下方向に延びる筒状のバルブケーシング123と、該バルブケーシング123内部のシリンダ室129内に収容されるピストン131を下端に備えたピストンロッド133と、前記シリンダ室129に収容され、前記ピストン131を常時下方に付勢する付勢バネ137と、前記バルブケーシング123の下部の外周に刻設されている雄ネジ部139に螺合するノズル固定ナット141と、前記ノズル固定ナット141内に収容される球形の浮動弁143と、弁座部を兼ねたノズル部145と、を具備することによって構成されている。
このうち、ピストンロッド133と、浮動弁143は、吐出バルブ135の構成部材になっている。ピストンロッド133は、バルブ駆動装置19として適用したエアシリンダ19Bのシリンダロッドの先端部に接続された上下方向に長い棒状の部材で、下端部には、上述したピストン131を一体に備えている。
また、前記ピストンロッド133の軸中心には、ピストン131側の端面から前記導入経路113及び連絡経路121に至る長さのグリスGの吐出経路147が形成されており、ピストンロッド133の上部は、前記スライド開口115に挿嵌され、上端部は、前記スライド開口115を貫通して上述したようにエアシリンダ19Bのシリンダロッドの先端部に接続されている。
また、前記浮動弁143は、前記ピストンロッド133下方の前記ノズル部145との間に挟まれた空間に設けられている小球体状の部材で、前記吐出経路147下端の開口147aと、下方のノズル部145のノズル口145aとを閉塞又は開放する役割を有している。
ノズル部145は、上部にフランジ状の鍔部149を備えた筒状の部材で、その中心に上下に貫通する口径の小さなノズル口145aが形成されている。そして、前記ノズル部145の先端部151は、上述したノズル固定ナット141の下端面の中心に刻設された開口153からワークW側に突出した状態で設けられている。
次に、前記第の実施の形態によるグリスの充填装置1Cを使用することによって実行されるグリスの充填方法を説明する。
このグリスの充填方法は、前記参考例1によるグリスの充填装置1Aを使用した時と同じ、(A)ポンプ圧調整工程と、(B)グリス加熱工程と、(C)充填ノズル配置工程と、(D)グリス充填工程と、を具備することによって構成されている。
このうち、(D)グリス充填工程を除く、(A)〜(C)の3つの工程については前記参考例1によるグリスの充填装置1Aを使用した場合グリスの充填方法と同様であるので、ここでは(D)のグリス充填工程に絞って説明する。
(D)グリス充填工程
グリス充填工程は、バルブ駆動装置19として適用したエアシリンダ19Bを駆動することによって吐出バルブ135を開放状態にして充填ノズル111に供給されたグリスGをワークWの全充填個所J1、J2、…、Jnに向けて一挙に充填する工程である。
前記(B)のグリス加熱工程で加熱され、流動性が向上したグリスGは導入経路113から直接、あるいは連絡経路121を介してピストンロッド133内部の吐出経路147内に供給される。
尚、常時は付勢バネ137の付勢力によってピストン131は、図10(a)に示すように下方に押し下げられているため、吐出経路147下端の開口147aとノズル部145のノズル口145aは、浮動弁143によって閉塞されている
そして、エアシリンダ19Bが駆動されてシリンダロッドが収縮し、付勢バネ137の付勢力に抗して上方に移動すると、ピストンロッド133も一体になって上方に移動し、図10(b)に示すように前記吐出経路147下端の開口147aと浮動弁143との間と、ノズル部145のノズル口145aと浮動弁143との間に隙間が形成されて吐出バルブ135は開放状態となる。
従って、吐出経路147内のグリスGは、前記浮動弁143の上下の隙間を通ってノズル部145のノズル口145aからワークWの全充填個所J1、J2、…、Jnに向けて一挙に充填される。
そして、このような構成の第の実施の形態によるグリスの充填装置1Cを使用したグリスの充填方法によっても、前記参考例1によるグリスの充填装置1Aを使用したグリスの充填方法と同様の作用、効果が得られ、更に充填ヘッド本体107と充填ノズル111のコンパクト化と、ノズル口145aからのグリスGの垂れの発生の一層の防止とを図ることができる。
尚、本発明のグリスの充填装置1は前記第の実施の形態のものに限定されず、その発明の要旨内での設計変更が可能である。例えば前記(D)のグリス充填工程において設定するグリスGの充填量は、図11に示すような精密定量器93を使用して設定することも可能である。
因みに、図11では充填ヘッド本体7内に計量空間95を設け、計量空間95内にグリスGが一杯に充填されたところで押出しピストン97が作動して、計量空間95内のグリスGを充填ノズル11の貯溜室41に送り込む構成の精密定量器93が開示されている。
また、ワークWを加熱するための図示しない別途のヒータを設けることも可能である。この場合には、ワークWの温度をグリスGの充填時の温度の40℃よりも幾分低い、35℃〜39℃程度の温度に加熱しておき、ワークWの充填個所Jに充填されたグリスGの流動性を高めて前記充填個所Jの転送面や、より奥部への充填を可能にする。
また、前記第の実施の形態において、充填ノズルをワークWの充填個所と対向する位置に吐出口が一組または複数組設けられており、これらの吐出口はワークの充填箇所の一部に設置されていて、別途設けられる割出し装置によるワークの分割回転と組み合わせることによってワークの充填箇所のすべてにグリスを充填するように構成することも可能である。この場合には当該吐出口の数と配置によってワークWの分割角度やステップ数を適宜、調整することは前記の場合と同様である。
本発明のグリスの充填装置は、転がり軸受等の機械部品の製造、使用分野や修理、メンテナンスを行っている分野で利用でき、特にワークの充填個所に効率良く正確に所定量のグリスを充填したい場合に利用可能性を有する。
1 グリスの充填装置
3 圧送ポンプ
5 レギュレータ
7 充填ヘッド本体
9 接続ホース
11 充填ノズル
13 導入経路
17 吐出バルブ
19 バルブ駆動装置
19A ソレノイドバルブ
19B エアシリンダ
21 温度センサ
23 エアモータ
25 エアピストン
27 汲上げポンプ
29 ペール缶
31 加熱コイル
33 継手
35 小径部
37 ヒータ
39 エア流路
41 貯溜室
43 吐出口
45 弁体
47 ピストン
49 付勢バネ
51 ハウジング
53 ノズル本体
55 アタッチメント
57 連絡経路
59 仕切り栓
61 シリンダ室
63 エア連絡流路
65 止栓プラグ
67 連絡ロッド
69 ガイド穴
71 ノズル空間
73 ボス部
75 接続経路
77 小孔
79 割出し装置
81 支持部
83 下端部
85 回転テーブル
87 カップリング
89 サーボモータ
91 支持部材
93 精密定量器
95 計量空間
97 押出しピストン
107 充填ヘッド本体
111 充填ノズル
113 導入経路
115 スライド開口
117 シールリング
119 凹部
121 連絡経路
123 バルブケーシング
125 雄ネジ部
127 雌ネジ部
129 シリンダ室
131 ピストン
133 ピストンロッド
135 吐出バルブ
137 付勢バネ
139 雄ネジ部
141 ノズル固定ナット
143 浮動弁
145 ノズル部
145a ノズル口
147 吐出経路
147a 開口
149 鍔部
151 先端部
153 開口
W ワーク
J1、J2、…、Jn 充填個所
G グリス
A エア
C 閉弁方向
O 中心
F 前方位置
B 後方位置

Claims (7)

  1. 圧送ポンプから圧送されたグリスの圧送力を調整するポンプ圧調整用のレギュレータと、
    前記レギュレータによって圧送力が調整されたグリスを充填ヘッド本体に導く接続ホースと、
    前記接続ホースから供給されたグリスを充填ノズルに導く充填ヘッド本体と、
    前記充填ヘッド本体から供給されたグリスを吐出バルブの開閉動作に伴なってワークの充填個所に向けて吐出する充填ノズルと、
    前記吐出バルブの開閉動作を制御するバルブ駆動装置と、を具備し、
    前記充填ヘッド本体には、充填ヘッド本体内を流れるグリスを加熱するヒータが設けられており、
    前記充填ノズルは、ワークとの間に一定の距離を隔てた非接触姿勢でグリスを充填するように構成されており、
    前記バルブ駆動装置は、エアシリンダであり、
    吐出バルブは、前記エアシリンダのシリンダロッドに接続され、下端にピストンを一体に備えるとともに内部にグリスの吐出経路が形成されたピストンロッドと、
    前記ピストンロッドの下方に設けられ、前記吐出経路下端の開口を閉塞又は開放する浮動弁と、を別体に備えることによって構成されており、
    前記充填ノズルに供給されたグリスは、前記ピストンロッド内部の前記吐出経路を通って、前記開口と、その下方の浮動弁との間の隙間と、前記浮動弁とその下方の弁座部との間の隙間を通って吐出されるように構成されていることを特徴とするグリスの充填装置。
  2. 接続ホースには、充填ヘッド本体に供給するグリスを予備加熱する加熱コイルが設けられていることを特徴とする請求項1記載のグリスの充填装置。
  3. ヒータないし加熱コイルによるグリスの加熱温度は、グリス中の潤滑油成分が分離しない温度に設定されていることを特徴とする請求項1または2記載のグリスの充填装置。
  4. 充填ノズルには、ワークの充填個所と対向する位置に吐出口が複数組設けられており、これらの吐出口はワークの充填個所のすべてに設置されていて、一度のグリスの充填動作によって、同時にワークの充填個所のすべてにグリスを充填するようにしたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のグリスの充填装置。
  5. 充填ノズルには、ワークの充填個所と対向する位置に吐出口が一組または複数組設けられており、これらの吐出口はワークの充填個所の一部に設置されていて、別途設けられる割出し装置によるワークの分割回転と組み合わせることによってワークの充填個所のすべてにグリスを充填するようにしたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のグリスの充填装置。
  6. 吐出口は、ワークの各充填個所の中心と、その近傍に指向する複数の小孔によって構成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のグリスの充填装置。
  7. ワークは転がり軸受であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のグリスの充填装置。
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