JP5035222B2 - 自動変速機の制御装置および制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動変速機の制御に関し、特に、運転者のシフト操作を検出した信号に応じて制御レンジ(以下「シフトレンジ」ともいう)が切り換えられる自動変速機の制御に関する。
従来より、運転者のシフト操作を検出した信号に応じてシフト切換機構を電気的に制御することによって自動変速機の制御レンジを切り換えるシステム(シフトバイワイヤシステム)が知られている。
このようなシフトバイワイヤシステムによれば、シフトレバーとシフト切換機構とを機械的に接続する必要がない。そのため、これらの各部品を車両に搭載する際のレイアウト上の制限がなく、設計の自由度を高めることができる。このようなシフトバイワイヤシステムにおけるシフトレバーとしてモーメンタリ式のシフトレバーを用いた技術が、特開2005−7993号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2005−7993号公報に開示された変速機のシフト操作装置は、複数のシフト位置に到達する経路と、運転者により経路を移動するように操作されるモーメンタリ式の可動部とを備える。可動部は、運転者による非操作時には予め定められた中立位置に保持される。シフト操作装置は、可動部がシフト位置に予め定められた認識時間の間保持されることにより、運転者が要求するシフト位置を認識する認識部と、認識されたシフト位置に対応する動力伝達状態になるように、変速機に対する制御信号を出力する出力部とを含む。経路は、中立位置と、複数のシフト位置の1つである第1のシフト位置と、複数のシフト位置の1つである、中立位置と第1シフト位置との間に設けられた第2のシフト位置とを備える。第1のシフト位置にあると認識されると変速機による動力伝達状態が第1の状態に設定される。第2のシフト位置にあると認識されると変速機による動力伝達状態が第1の状態とは異なる第2の状態に設定される。シフト操作装置はさらに、経路における可動部の移動方向に応じて、認識時間を設定する設定部を含む。
特開2005−7993号公報に開示されたシフト操作装置によると、運転者が変速機による動力伝達状態を第2の状態とする要求に基づく操作をして第2のシフト位置に可動部が位置する第1の場合と、中立位置に戻る際に第2のシフト位置に可動部が位置する第2の場合との、第2のシフト位置を認識する時間を別々に設定できる。そのため、可動部が第2のシフト位置に保持される時間に基づいて、運転者の要求を適切に認識できる。
また、近年では、一般的なシフトレバーに加えて、運転者によって操作されるパドルと呼ばれる部品をたとえばステアリングホイールの近傍に設け、レバー操作とパドル操作とに基づいてシフトレンジが制御される自動変速機も知られている。
特開2006−97795号公報に開示された自動変速機の制御装置は、車両のシフトレバーに備える第1アップスイッチおよび第1ダウンスイッチで構成した第1手動変速部からの操作信号と、セレクトレバー以外の部位に備える第2アップスイッチおよび第2ダウンスイッチで構成した第2手動変速部からの操作信号とに基づいて変速段をシフトさせる機能を有する。この制御装置は、第1手動変速部と第2手動変速部とが多重に操作されたときに、多重操作されたと判断する多重操作判断部を備え、この多重操作判断部で多重操作と判断したときに、第1手動変速部からの操作信号を優先して実行する。
特開2006−97795号公報に開示された自動変速機の制御装置によれば、第1手動変速部と第2手動変速部とが多重に操作されたときに、より運転者の意志に基づく第1手動変速部を第2手動変速部より優先させる。そのため、仮に第2手動変速部に誤操作がなされても、運転者の意志通りに変速段をシフトさせることができる。
特開2005−7993号公報 特開2006−97795号公報
上述の特開2005−7993号公報に示されているように、シフトバイワイヤシステムにおいては、シフトレバーが所定の認識時間保持されたシフト位置が運転者が要求するシフト位置として認識され、認識されたシフト位置に応じて変速機が制御される場合がある。
このようなシフトバイワイヤシステムにおいて、シフトレバーに加えて上述のパドルが設けられる場合、素早い変速制御を望む運転者が極めて短い時間内に両方の操作(レバー操作およびパドル操作)を行なうことが考えられる。このような操作が行なわれると、上述の認識時間との関係で変速制御が安定しないことが考えられる。たとえば、運転者がレバー操作後にパドル操作を行なった場合、パドル操作タイミングが上述の認識時間の経過直前なのか経過直後なのかの僅かな違いによって、いずれの操作に基づく変速制御が実行されるのかが異なってしまう。
上述の特開2006−97795号公報には、第1手動変速部と第2手動変速部とが多重に操作されたときに第1手動変速部を優先させる旨が開示されているが、上述の認識時間について何ら考慮されていない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、運転者による複数の可動部の操作に基づいて電気的に制御される自動変速機において、短時間で複数の可動部の操作が行なわれた場合であっても自動変速機の変速制御を安定させることができる制御装置および制御方法を提供することである。
第1の発明に係る制御装置は、運転者によって操作される第1可動部および第2可動部を有する車両に備えられる自動変速機を制御する。この制御装置は、第1可動部の位置を検出する第1センサと、第2可動部の位置を検出する第2センサと、第1センサおよび第2センサに接続され、自動変速機を制御する制御ユニットとを含む。制御ユニットは、第1センサの出力に基づいて運転者が第1可動部を第1変速制御に対応する第1位置に操作する第1操作を検出し、第2センサの出力に基づいて運転者が第2可動部を第2変速制御に対応する第2位置に操作する第2操作を検出し、予め定められた時間内に第1操作および第2操作の両方の操作が検出されない場合は第1可動部が第1位置に継続して維持される継続時間が所定の認識時間に達した時に第1変速制御を実行し、予め定められた時間内に両方の操作が検出された場合は継続時間が所定の認識時間に達する前に第1変速制御を実行する。
第2の発明に係る制御装置においては、予め定められた時間は、所定の認識時間以下の時間である。制御ユニットは、第1操作の検出後の予め定められた時間内に第2操作が検出された場合は、第2操作の検出時点で第1変速制御を実行する。
第3の発明に係る制御装置においては、第1変速制御は、運転者による解除操作によって解除される。第2変速制御は、運転者による解除操作によらずに自動的に解除される。制御ユニットは、第1操作の検出後の予め定められた時間内に第2操作が検出された場合は、継続時間が所定の認識時間に達する前に第1変速制御を実行するとともに、第2変速制御を実行しない。
第4の発明に係る制御装置においては、制御ユニットは、第2操作の検出後の予め定められた時間内に第1操作が検出された場合は、第1操作の検出時点で第1変速制御を実行する。
第5の発明に係る制御装置においては、制御ユニットは、第2変速制御を実行しているときに、第2操作の検出後の予め定められた時間内に第1操作が検出された場合は、第1操作の検出時点で第2変速制御を中止して第1変速制御を実行する。
第6の発明に係る制御装置においては、車両には、自動変速機に接続される駆動力発生源が備えられる。第1変速制御は、駆動力発生源の駆動抵抗によるブレーキ力を車両に継続的に作用させるように自動変速機を制御する継続的なブレーキ制御である。第2変速制御は、駆動力発生源の駆動抵抗によるブレーキ力を車両に一時的に作用させるように自動変速機を制御する一時的なブレーキ制御である。制御ユニットは、通常変速制御、継続的なブレーキ制御、および一時的なブレーキ制御のいずれかの制御態様で自動変速機を制御する。第1操作は、通常変速制御あるいは一時的なブレーキ制御に代えて、継続的なブレーキ制御を運転者が要求するための操作である。第2操作は、通常変速制御の実行中に一時的なブレーキ制御を運転者が要求するための操作である。
第7の発明に係る制御装置においては、自動変速機と第1可動部とは、機械的には接続されずに第1センサおよび制御ユニットを介して電気的に接続され、自動変速機と第2可動部とは、機械的には接続されずに第2センサおよび制御ユニットを介して電気的に接続される。
第8の発明に係る制御方法は、第1の発明に係る制御装置と同様の要件を備える。
本発明によれば、予め定められた時間内に第1操作および第2操作の両方の操作が検出された場合は、第1操作の継続時間が所定の認識時間に達する前に第1変速制御が実行される。このようにすると、たとえば、第1操作の検出後の予め定められた時間内に第2操作が検出された場合は、第1可動部が第1変速制御に対応する第1位置に継続して維持される継続時間が所定の認識時間に達する前(たとえば第2操作の検出時点)に、第2変速制御ではなく第1変速制御を実行することができる。そのため、予め定められた時間内に第1操作および第2操作の両方の操作が検出された場合の自動変速機の変速制御を第1変速制御に安定させることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本実施の形態に係る制御装置を搭載した車両について説明する。なお、本実施の形態に係る制御装置が適用される車両は、運転者によって操作されるシフトレバーおよびパドルを備え、シフトレバーおよびパドルのいずれかの操作に応じてシフト切換機構を電気的に制御することによって自動変速機を制御するシステム(シフトバイワイヤシステム)を搭載した車両であれば、図1に示すエンジン車両に限定されない。たとえば、電気自動車であっても、ハイブリッド車両であっても、燃料電池車であってもよい。また、車両に搭載される自動変速機は、有段の自動変速機であっても無段の自動変速機であってもよい。
車両は、エンジン1000と、自動変速機2000と、ECU(Electronic Control Unit)8000とを含む。
エンジン1000は、インジェクタ(図示せず)から噴射された燃料と空気との混合気を、シリンダの燃焼室内で燃焼させる内燃機関である。燃焼によりシリンダ内のピストンが押し下げられて、クランクシャフトが回転させられる。
自動変速機2000は、エンジン1000に接続され、エンジン1000の回転速度を変速して出力する。自動変速機2000の出力は、ディファレンシャルギヤ、ドライブシャフトを介して、駆動輪に伝達される。自動変速機2000は、ギヤユニット3000と、シフト切換機構4000とを含む。
シフト切換機構4000は、ECU8000とハーネスなどを介して電気的に接続され、ECU8000からの制御信号に応じて電気的に作動する。シフト切換機構4000は、シフトレバー8004(後述)およびパドル8014(後述)とは機械的には接続されておらず、シフトレバー8004およびパドル8014の操作力によっては作動しない。
ギヤユニット3000は、シフト切換機構4000と機械的に接続される。シフト切換機構4000の作動によってギヤユニット3000が制御されることによって、自動変速機2000の所望のギヤ段が形成される。
さらに、この車両は、シフトゲート100に形成されたシフト通路に沿って移動可能に設けられるシフトレバー8004と、シフトレバー8004の位置を検出するレバーポジションセンサ8006とを含む。
図2に、シフトゲート100を示す。シフトゲート100は、メイン通路110とサブ通路150とを含む。シフトレバー8004は、メイン通路110およびサブ通路150に沿って移動可能に設けられる。
メイン通路110には、自動変速機2000の制御モードあるいは制御レンジに対応した複数のシフトポジションが設定される。複数のシフトポジションには、Dポジション(前進ポジション)、Nポジション(ニュートラルポジション)、Pポジション(パーキングポジション)、Rポジション(リバースポジション)が含まれる。
メイン通路110のDポジションは、サブ通路150の中央部に設定されるSポジションに接続される。このSポジションは、後述する固定エンジンブレーキ制御モードに対応したポジションである。サブ通路150には、Sポジションの上方に(+)ポジション、下方に(−)ポジションがそれぞれ設定される。運転者は、Sポジションを起点としてシフトレバー8004を上方あるいは下方に移動させることができる。なお、シフトレバー8004がサブ通路150にある場合、シフトレバー8004は、運転者によってSポジションを起点として上下に操作され、運転者によって操作されていない時には自動的にSポジションに復帰する。
レバーポジションセンサ8006は、シフトレバー8004の位置がP、R、N、D、S、(+)、(−)である場合に、シフトレバー8004の位置を示す信号としてそれぞれレバー位置信号LV(P)、LV(R)、LV(N)、LV(D)、LV(S)、LV(+)、LV(−)をECU8000に送信する。
図3に戻って、この車両は、さらに、ステアリングホイール8002の近傍に設けられたパドル8014と、パドル8014の位置(運転者によるパドル8014の操作、以下「パドル操作」ともいう)を検出するパドルスイッチ8016とを含む。
パドルスイッチ8016は、運転者がパドル8014の左側を手前に引く操作(以下「パドル(−)操作」ともいう)を行なった場合、パドル(−)操作を示す信号PD(−)をECU8000に送信する。また、パドルスイッチ8016は、運転者がパドル8014の右側を手前に引く操作(以下「パドル(+)操作」ともいう)を行なった場合、パドル(+)操作を示す信号PD(+)をECU8000に送信する。
なお、パドル8014およびパドルスイッチ8016は、パドル(−)操作検出用とパドル(+)操作検出用とを別々に分けて構成してもよい。
さらに、ECU8000には、車速センサ、アクセルペダルポジションセンサ、エンジン回転数センサ(いずれも図示せず)など、車両の状態を検出するセンサがハーネスなどを経由して接続されている。これらの各センサは、検出結果を表わす信号をECU8000に送信する。
ECU8000は、各センサから送られてきた信号、ROM(Read Only Memory)に記憶されたマップおよびプログラムに基づいて、車両が所望の走行状態となるように、機器類を制御する。
ECU8000は、レバーポジションセンサ8006およびパドルスイッチ8016からの信号に基づいてシフト切換機構4000を作動させることによって、自動変速機2000の制御モードおよび制御レンジを変更する。すなわち、運転者は、シフトレバー8004およびパドル8014を操作することにより自動変速機2000の制御モードおよび制御レンジを変更することができる。
以下に、自動変速機2000の制御モードおよび制御レンジを変更する際にECU8000が行なう基本制御について説明する。
自動変速機2000の制御モードには、通常制御モード、パドルアクティブ制御モード、固定エンジンブレーキ制御モードが含まれる。
シフトレバー8004がメイン通路110(D、N、P、Rのいずれかのポジション)に位置する場合、通常制御モードが選択される。
通常制御モードでは、ECU8000は、シフトレバー8004が所定のポジション認識時間継続して維持されたか否かを判断し、ポジション認識時間継続して維持されたシフトポジションに応じて、自動変速機2000の制御レンジを、Dレンジ、Nレンジ、Pレンジ、Rレンジのいずれかに設定する。Dレンジでの制御中は、自動変速機2000は車速とアクセル開度とに基づいて自動的に変速される。
ただし、Dレンジでの制御中にパドル(−)操作が検出された場合は、自動変速機2000の制御モードは、通常制御モードからパドルアクティブ制御モードに一時的に切り換えられる。なお、Dレンジでの制御中にパドル(+)操作が検出されても、通常制御モードが維持される。
パドルアクティブ制御モードでは、エンジンブレーキを車両に作用させるように自動変速機2000がダウンシウトされる。なお、本実施の形態において「エンジンブレーキ」とは、車両の駆動力発生源であるエンジン1000の駆動抵抗によって車両に作用するブレーキ力のことである。たとえば、エンジン以外の駆動力発生源を備える車両(たとえば駆動力発生源としてモータジェネレータを備える電気自動車、ハイブリッド車両、燃料電池車など)においては、エンジン以外の駆動力発生源の駆動抵抗によって作用するブレーキ力であってもよい。以下の説明で用いられる「エンジンブレーキ」も同様の意味である。
パドルアクティブ制御モードの実行中に、パドル(−)操作が検出されるとエンジンブレーキをさらに大きくするように自動変速機2000がさらにダウンシフトされ、パドル(+)操作が検出されるとエンジンブレーキを小さくするように自動変速機2000がアップシフトされる。パドルアクティブ制御モードは、運転者の解除操作によらずにパドル(−)操作検出時から一定時間経過後に自動的に解除され、その後は、通常制御モードに戻される。
Dレンジでの制御中に、運転者がシフトレバー8004をDポジションからSポジションに移動させた状態を維持する操作(以下、「S操作」ともいう)が行なわれた場合、S操作の継続時間がポジション認識時間に達した時に、自動変速機2000の制御モードは、通常制御モードから固定エンジンブレーキ制御モードに切り換えられる。
固定エンジンブレーキ制御モードに切り換えられると、上述のパドルアクティブ制御モードと同様、エンジンブレーキを車両に作用させるように自動変速機2000がダウンシウトされる。固定エンジンブレーキ制御モードの実行中に、シフトレバー8004がポジション認識時間継続して(−)ポジションに維持された場合あるいはパドル(−)操作が行なわれた場合、エンジンブレーキをさらに大きくするように自動変速機2000がさらにダウンシフトされ、シフトレバー8004がポジション認識時間継続して(+)ポジションに維持された場合あるいはパドル(+)操作が行なわれた場合、エンジンブレーキを小さくするように自動変速機2000がアップシフトされる。固定エンジンブレーキ制御モードは、運転者の解除操作によらずに自動解除されるパドルアクティブ制御モードとは異なり、運転者が所定の解除操作(たとえばシフトレバー8004をサブ通路150からメイン通路110側に戻す操作)によって解除される。すなわち、固定エンジンブレーキ制御モードは、運転者が所定の解除操作を行なうまで継続される。
以上のような基本制御によって自動変速機2000の制御モードおよび制御レンジが変更される車両において、素早い変速を望む運転者が極めて短い時間内にレバー操作とパドル操作とを行なうことが考えられる。このような操作が行なわれると、上述のポジション認識時間との関係で、自動変速機2000の制御モードが安定しないことが考えられる。たとえば、運転者がS操作後にパドル(−)操作を行なった場合において、パドル(−)操作のタイミングがポジション認識時間の経過直前なのか経過直後なのかの僅かな違いによって、パドルアクティブ制御モードが選択されたり固定エンジンブレーキ制御モードが選択されたりしてしまうことが考えられる。
このような問題を解消するために、本実施の形態に係る制御装置は、予め定められた時間内にS操作とパドル(−)操作との両方の操作が検出された場合、S操作の継続時間が上述のポジション認識時間の経過前であっても固定エンジンブレーキ制御を実行する点に特徴を有する。
図3に、本実施の形態に係る車両の制御装置であるECU8000の機能ブロック図を示す。ECU8000は、各センサなどからの情報を受信する入力インターフェイス8100と、各種情報、プログラム、しきい値、マップ等が記憶され、必要に応じて演算処理部8200からデータが読み出されたり格納されたりする記憶部8300と、入力インターフェイス8100および記憶部8300からの情報に基づいて演算処理を行なう演算処理部8200と、演算処理部8200の処理結果を各機器に出力する出力インターフェイス8400とを含む。
演算処理部8200は、フラグA設定部8210、フラグB設定部8220、制御部8230を含む。
フラグA設定部8210は、上述のS操作の検出開始から所定時間内におけるパドル(−)操作の有無を判定するためのフラグAを設定する。なお、この所定時間は、ポジション認識時間と同じ時間あるいはポジション認識時間よりも短い時間に設定される。フラグA設定部8210は、S操作の検出開始から所定時間内にパドル(−)操作があった場合にフラグAをオンに設定し、そうでない場合にフラグAをオフに設定する。
フラグB設定部8220は、パドル(−)操作の検出時から所定時間内におけるS操作の有無を判定するためのフラグBを設定する。なお、この所定時間も、ポジション認識時間と同じ時間あるいはポジション認識時間よりも短い時間である。フラグB設定部8220は、パドル(−)操作の検出時から所定時間内にS操作があった場合にフラグBをオンに設定し、そうでない場合にフラグBをオフに設定する。
制御部8230は、フラグAがオンに設定された時点あるいはフラグBがオンに設定された時点で、自動変速機2000の制御モードを、固定エンジンブレーキ制御モードに設定する。制御部8230は、フラグAおよびフラグBがともにオフに設定されている場合、上述した基本制御によって自動変速機2000の制御モードおよび制御レンジを設定する。
なお、上述した機能は、ソフトウェアによって実現されるようにしてもよく、ハードウェアにより実現されるようにしてもよい。以下の説明では、上述した機能がソフトウェアによって実現される場合、具体的には、演算処理部8200であるCPUが記憶部8300に記憶されたプログラムを実行することによって上述した機能が実現される場合について説明する。
図4−6を参照して、本実施の形態に係る制御装置であるECU8000で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、これらのプログラムは、予め定められたサイクルタイムで繰り返し実行される。
図4は、上述したフラグAを設定する時のECU8000の処理フローである。図4に示すように、ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、ECU8000は、レバーポジションセンサ8006およびパドルスイッチ8016が正常な状態(故障していない状態)であるか否かを判断する。正常な状態であると(S100にてYES)、処理はS102に移される。そうでないと(S100にてNO)、処理はS108に移される。
S102にて、ECU8000は、現在の制御レンジがDレンジであるか否かを判断する。Dレンジであると(S102にてYES)、処理はS104に移される。そうでないと(S102にてNO)、処理はS108に移される。
S104にて、ECU8000は、S操作があったか否かを判断する。ECU8000は、レバーポジションセンサ8006からのレバー位置信号がLV(D)からLV(S)に変化した場合に、S操作があったと判断する。S操作があると(S104にてYES)、処理はS106に移される。そうでないと(S104にてNO)、処理はS108に移される。
S106にて、ECU8000は、S操作の継続時間(レバー位置信号がLV(D)からLV(S)に変化してからLV(S)に継続して維持される時間)が所定時間に達していないか否かを判断する。なお、この所定時間は、上述したようにポジション認識時間と同じ時間あるいはポジション認識時間よりも短い時間に設定される。S操作の継続時間が所定時間に達していないと(S106にてYES)、処理はS110に移される。そうでないと(S106にてNO)、処理はS108に移される。
S108にて、ECU8000は、フラグAをオフに設定する。
S110にて、ECU8000は、パドル(−)操作があったか否かを判断する。ECU8000は、パドルスイッチ8016からパドル操作信号PD(−)を受信した場合に、パドル(−)操作があったと判断する。なお、ノイズ等の影響を考慮して、パドル(−)操作を示す信号PD(−)を所定時間継続して受信した場合に、パドル(−)操作があったと判断するようにしてもよい。パドル(−)操作があると(S110にてYES)、処理はS112に移される。そうでないと(S110にてNO)、この処理は終了する。
S112にて、ECU8000は、フラグAをオンに設定する。すなわち、フラグAがオンの場合、S操作の検出開始から所定時間内におけるパドル(−)操作があったことを示す。
図5は、上述したフラグBを設定する時のECU8000の処理フローである。図5に示すように、S200にて、ECU8000は、レバーポジションセンサ8006およびパドルスイッチ8016が正常な状態(故障していない状態)であるか否かを判断する。正常な状態であると(S200にてYES)、処理はS202に移される。そうでないと(S200にてNO)、処理はS206に移される。
S202にて、ECU8000は、パドルアクティブ制御中か否か(現在の制御モードがパドルアクティブ制御モードであるか否か)を判断する。なお、パドルアクティブ制御モードは、上述したように、Dレンジでの制御中にパドル(−)操作があった場合に、パドル(−)操作後から一定時間が経過するまで維持される。したがって、ECU8000は、Dレンジでの制御中にパドル(−)操作が検出されてから一定時間経過前である場合に、パドルアクティブ制御中であると判断する。パドルアクティブ制御中であると(S202にてYES)、処理はS204に移される。そうでないと(S202にてNO)、処理はS206に移される。
S204にて、ECU8000は、パドル(−)操作の検出時からの経過時間が所定時間に達していないか否かを判断する。なお、この所定時間は、上述したようにポジション認識時間と同じ時間あるいはポジション認識時間よりも短い時間に設定される。パドル(−)操作の検出時からの経過時間が所定時間に達していないと(S204にてYES)、処理はS208に移される。そうでないと(S204にてNO)、処理はS206に移される。
S206にて、ECU8000は、フラグBをオフに設定する。
S208にて、ECU8000は、S操作があったか否かを判断する。S操作があると(S208にてYES)、処理はS210に移される。そうでないと(S208にてNO)、この処理は終了する。
S210にて、ECU8000は、フラグBをオンに設定する。すなわち、フラグBがオンの場合、パドル(−)操作の検出時から所定時間内におけるS操作があったことを示す。
図6は、フラグAおよびフラグBに基づいて自動変速機2000の制御モードを切り換える時のECU8000の処理フローである。
S300にて、ECU8000は、現在の制御レンジがDレンジであるか否か、またはパドルアクティブ制御中であるか否か、を判断する。Dレンジまたはパドルアクティブ制御中であると(S300にてYES)、処理はS302に移される。そうでないと(S300にてNO)、処理はS306に移される。
S302にて、ECU8000は、フラグAがオンであるか否かを判断する。フラグAがオンであると(S302にてYES)、処理はS308に移される。そうでないと(S302にてNO)、処理はS304に移される。
S304にて、ECU8000は、フラグBがオンであるか否かを判断する。フラグBがオンであると(S304にてYES)、処理はS308に移される。そうでないと(S304にてNO)、処理はS306に移される。
S306にて、ECU8000は、上述した基本制御に従って、自動変速機2000の制御モードおよび制御レンジを設定する。
S308にて、ECU8000は、自動変速機2000の制御モードを、固定エンジンブレーキ制御モードに設定する。すなわち、ECU8000は、フラグAがオンの場合、すなわちS操作の検出開始から所定時間(ポジション認識時間よりも短い時間)内にパドル(−)操作があった場合、パドル(−)操作を検出した時点(ポジション認識時間が経過する前)で固定エンジンブレーキ制御モードに切り換える。また、ECU8000は、フラグBがオンの場合、すなわちパドル(−)操作の検出時から所定時間内におけるS操作があった場合、S操作を検出した時点(ポジション認識時間が経過する前)で固定エンジンブレーキ制御モードに切り換える。
S310にて、ECU8000は、パドルアクティブ制御を実行しない。具体的には、ECU8000は、パドルアクティブ制御中であればパドルアクティブ制御を中止し、パドルアクティブ制御中でなければパドルアクティブ制御の実行を行なわない。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る制御装置であるECU8000の動作について、図7、8を参照しつつ説明する。
まず、図8に示すように、S操作が行なわれた時刻t1から所定時間が経過する時刻t3との間の時刻t2にてパドル(−)操作が行なわれた場合を想定する。
この場合、パドル(−)操作よりもS操作が先に行なわれているため、運転者は、固定エンジンブレーキ制御モードに切り換えた上で、さらにパドル(−)操作によるダウンシフトを希望しているものと考えられる。
しかしながら、基本制御であれば、時刻t2では未だ固定エンジンブレーキ制御モードには切り換えられておらず、したがって、時刻t2でパドルアクティブ制御モードに切り換えられることとなる。パドルアクティブ制御モードに切り換えられてもダウンシフトが実行されてエンジンブレーキが発生するが、一定時間経過後に自動的に解除されてエンジンブレーキが生じなくなるので、固定エンジンブレーキ制御モードによってエンジンブレーキが継続して生じるものと思い込んでいる運転者は違和感を覚える。
また、S操作から所定時間が経過した直後にパドル(−)操作があった場合には、運転者が希望するように、固定エンジンブレーキ制御モードに切り換えた上で、さらにパドル(−)操作によるダウンシフトが実行されることになるが、このようにパドル(−)操作タイミングの僅かな違いによって、切り換えられる制御モードが異なってしまう。
そこで、本実施の形態に係るECU8000は、S操作の継続時間が所定時間(ポジション認識時間以下の時間)に達していない時刻t2にパドル(−)操作があった場合(S106にてYES、S110にてYES)、図7に示すように、パドル(−)操作があった時刻t2でフラグAをオンに設定し(S112)、制御モードを通常制御モード(Dレンジ)から固定エンジンブレーキ制御モードに切り換え(S302にてYES、S308)、パドルアクティブ制御は実行しない(S310)。
これにより、運転者が希望するように、固定エンジンブレーキ制御モードに切り換えた上で、さらにパドル(−)操作によるダウンシフトが実行されるとともに、パドル(−)操作タイミングの僅かな違いによって、切り換えられる制御モードが異なるといった問題が解消し、安定して固定エンジンブレーキ制御モードを実行させることができる。
次に、図8に示すように、パドル(−)操作が行なわれた時刻t4と時刻t4から所定時間が経過する時刻t6との間の時刻t5にてS操作が行なわれた場合を想定する。
この場合、時刻t4でパドルアクティブ制御モードが開始され、一時的にエンジンブレーキが生じるが、その後に、運転者が固定エンジンブレーキ制御モードでの継続的なエンジンブレーキを発生させることを希望していると考えられる。
そこで、本実施の形態に係るECU8000は、パドルアクティブ制御中において(S202にてYES)、パドル(−)操作を検出した時刻t4から所定時間(ポジション認識時間以下の時間)に達していない時刻t5にS操作があった場合(S204にてYES、S208にてYES)、図8に示すように、S操作があった時刻t5でフラグBをオンに設定し(S210)、制御モードを通常制御モード(Dレンジ)から固定エンジンブレーキ制御モードに切り換え(S304にてYES、S308)、パドルアクティブ制御の実行を中止する(S310)。これにより、運転者が希望する固定エンジンブレーキ制御モードにより早期に、かつより確実に切り換えることができる。
以上のように、本実施の形態に係る制御装置は、S操作の検出開始からポジション認識時間が経過する前にパドル(−)操作があった場合、ポジション認識時間が経過する前であっても自動変速機の制御モードを固定エンジンブレーキ制御モードに切り換える。これにより、安定して固定エンジンブレーキ制御モードを実行することができる。
なお、本実施の形態においては、シフトゲート100がメイン通路110とサブ通路150とを含み、シフトレバー8004がサブ通路150にある場合に、シフトレバー8004がモーメンタリ式のレバーとなる場合について説明した。
しかしながら、本発明が適用可能なシフトレバーはこのようなレバーに限定されない。たとえば、予め定められたMポジション(中立位置)を起点として運転者によってR、N、D、およびBポジションへ移動され、運転者が操作していない場合に自動的にMポジションに復帰するモーメンタリ式のシフトレバーであってもよい。この場合、Bポジションが、上述の実施の形態におけるSポジションに対応する。なお、Bポジションは、上下あるいは左右に(+)ポジションあるいは(−)ポジションが設定されないものであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る制御装置が搭載された車両を示す制御ブロック図である。 本発明の実施の形態におけるシフトゲートの形状を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるECUの制御構造を示すフローチャート(その1)である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるECUの制御構造を示すフローチャート(その2)である。 本発明の実施の形態に係る制御装置であるECUの制御構造を示すフローチャート(その3)である。 レバー操作、パドル操作、フラグA、および自動変速機の制御状態のタイミングチャートである。 レバー操作、パドル操作、フラグB、および自動変速機の制御状態のタイミングチャートである。
符号の説明
100 シフトゲート、110 メイン通路、150 サブ通路、1000 エンジン、2000 自動変速機、3000 ギヤユニット、4000 シフト切換機構、8000 ECU、8002 ステアリングホイール、8004 シフトレバー、8006 レバーポジションセンサ、8014 パドル、8016 パドルスイッチ、8100 入力インターフェイス、8200 演算処理部、8210 フラグA設定部、8220 フラグB設定部、8230 制御部、8300 記憶部、8400 出力インターフェイス。

Claims (8)

  1. 運転者によって操作される第1可動部および第2可動部を有する車両に備えられる自動変速機の制御装置であって、
    前記第1可動部の位置を検出する第1センサと、
    前記第2可動部の位置を検出する第2センサと、
    前記第1センサおよび前記第2センサに接続され、前記自動変速機を制御する制御ユニットとを含み、
    前記制御ユニットは、前記第1センサの出力に基づいて運転者が前記第1可動部を第1変速制御に対応する第1位置に操作する第1操作を検出し、前記第2センサの出力に基づいて運転者が前記第2可動部を第2変速制御に対応する第2位置に操作する第2操作を検出し、予め定められた時間内に前記第1操作および前記第2操作の両方の操作が検出されない場合は前記第1可動部が前記第1位置に継続して維持される継続時間が所定の認識時間に達した時に前記第1変速制御を実行し、前記予め定められた時間内に前記両方の操作が検出された場合は前記継続時間が前記所定の認識時間に達する前に前記第1変速制御を実行する、自動変速機の制御装置。
  2. 前記予め定められた時間は、前記所定の認識時間以下の時間であって、
    前記制御ユニットは、前記第1操作の検出後の前記予め定められた時間内に前記第2操作が検出された場合は、前記第2操作の検出時点で前記第1変速制御を実行する、請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  3. 前記第1変速制御は、運転者による解除操作によって解除され、
    前記第2変速制御は、運転者による解除操作によらずに自動的に解除され、
    前記制御ユニットは、前記第1操作の検出後の前記予め定められた時間内に前記第2操作が検出された場合は、前記継続時間が前記所定の認識時間に達する前に前記第1変速制御を実行するとともに、前記第2変速制御を実行しない、請求項1または2に記載の自動変速機の制御装置。
  4. 前記制御ユニットは、前記第2操作の検出後の前記予め定められた時間内に前記第1操作が検出された場合は、前記第1操作の検出時点で前記第1変速制御を実行する、請求項1〜3のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
  5. 前記制御ユニットは、前記第2変速制御を実行しているときに、前記第2操作の検出後の前記予め定められた時間内に前記第1操作が検出された場合は、前記第1操作の検出時点で前記第2変速制御を中止して前記第1変速制御を実行する、請求項4に記載の自動変速機の制御装置。
  6. 前記車両には、前記自動変速機に接続される駆動力発生源が備えられ、
    前記第1変速制御は、前記駆動力発生源の駆動抵抗によるブレーキ力を前記車両に継続的に作用させるように前記自動変速機を制御する継続的なブレーキ制御であり、
    前記第2変速制御は、前記駆動力発生源の駆動抵抗によるブレーキ力を前記車両に一時的に作用させるように前記自動変速機を制御する一時的なブレーキ制御であり、
    前記制御ユニットは、通常変速制御、前記継続的なブレーキ制御、および前記一時的なブレーキ制御のいずれかの制御態様で前記自動変速機を制御し、
    前記第1操作は、前記通常変速制御あるいは前記一時的なブレーキ制御に代えて、前記継続的なブレーキ制御を運転者が要求するための操作であり、
    前記第2操作は、前記通常変速制御の実行中に前記一時的なブレーキ制御を運転者が要求するための操作である、請求項1〜5のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
  7. 前記自動変速機と前記第1可動部とは、機械的には接続されずに前記第1センサおよび前記制御ユニットを介して電気的に接続され、前記自動変速機と前記第2可動部とは、機械的には接続されずに前記第2センサおよび前記制御ユニットを介して電気的に接続される、請求項1〜6のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
  8. 運転者によって操作される第1可動部および第2可動部を有する車両に備えられる自動変速機を制御する制御ユニットが行なう制御方法であって、前記制御ユニットには、前記第1可動部の位置を検出する第1センサと、前記第2可動部の位置を検出する第2センサとが接続され、
    前記制御方法は、
    前記第1センサの出力に基づいて運転者が前記第1可動部を第1変速制御に対応する第1位置に操作する第1操作を検出するステップと、
    前記第2センサの出力に基づいて運転者が前記第2可動部を第2変速制御に対応する第2位置に操作する第2操作を検出するステップと、
    予め定められた時間内に前記第1操作および前記第2操作の両方の操作が検出されない場合は前記第1可動部が前記第1位置に継続して維持される継続時間が所定の認識時間に達した時に前記第1変速制御を実行し、前記予め定められた時間内に前記両方の操作が検出された場合は前記継続時間が前記所定の認識時間に達する前に前記第1変速制御を実行するステップとを含む、自動変速機の制御方法。
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