JP5034210B2 - バラスト水処理装置 - Google Patents
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Description
ところで、環境の異なる荷積み港と荷下し港との間を往復する船舶によりバラスト水の注排水が行われると、バラスト水に含まれる微生物の差異により沿岸生態系に悪影響を及ぼすことが懸念されている。
そこで、船舶のバラスト水管理に関する国際会議において2004年2月に船舶のバラスト水及び沈殿物の規制及び管理のための国際条約が採択され、バラスト水の処理が義務付けられることとなった。
また、バラスト水を排出する際にバラスト水中に含まれる有害プランクトンまたは有害藻類のシストを塩素系薬剤あるいは過酸化水素を用いて殺菌する方法が提案されている(例えば、特許文献2および特許文献3参照)。
また、特許文献2および3に記載の方法では、比較的大型の動物プランクトンや耐性を有する微生物には効果がないという問題や、残留する薬剤がバラスト水とともに排出されることにより環境へ悪影響を与える可能性があるという問題がある。
また、特許文献4に記載の装置を用いて、大量のバラスト水を処理するためにはベンチュリ管の処理能力を増大させる必要があり、そのために例えばベンチュリ管を、幾何学的相似を保って大型化することが考えられる。しかしながら、このようにすると、装置が大規模になりコストが嵩むと共に長さが長大となり船舶に搭載することが困難になってしまうという問題や、キャビテーションに伴う振動騒音が大幅に増加する恐れがある。この点、有害化学物質を含む水を大量処理する場合には、船舶への搭載の問題はないが、装置が大規模になりコストが嵩むという問題がある。
ろ過装置によって海水中の動物性プランクトン等比較的大型の水生生物を捕捉して除去し、薬剤により細菌類を死滅させ、ベンチュリ管によって薬剤が供給されたろ過水にキャビテーションを発生させて、植物性プランクトン等の比較的小型の水生生物に対して損傷を与えるか死滅させ、さらにキャビテーションによってろ過水中に薬剤を急速に拡散させて薬剤による細菌類の殺菌作用を促進させる。このようにキャビテーションの拡散作用により薬剤の海水中への混合を促進するため、薬剤を注入するだけの場合に比べて薬剤の供給量を低減でき、また環境への影響を低減でき、さらに薬剤を無害化するための中和剤の供給を不要にするかまたは低減できる。
1.ベンチュリ管装置の小型化
本発明のベンチュリ管装置は、複数のベンチュリ管を並列に配設しているので、大量の海水を処理することが可能であるにもかかわらず、単一のベンチュリ管を大型化した場合のように長さ方向の寸法が長大になることがない。つまり、ベンチュリ管装置の長さ寸法は、小口径のベンチュリ管と同程度でよく船舶に搭載する際のスペース面での制約がなく、適切に配設することができる。
ベンチュリ管に発生するキャビテーション気泡は、最も流速が速く静圧が低くなるのど部で発生し、流れに沿って下流側へ向かって成長して行き、その下流のディフューザ部における流速低下による圧力上昇に伴って気泡径が増大し急激に崩壊する。
キャビテーション気泡の発生は、ベンチュリ管のど部の壁面近傍で発生頻度が高く、管中心付近では発生頻度が相対的に低くなる。これは管の壁面から中心に向かう方向に圧力分布が存在して、管壁面付近の静圧の方が管中心部の静圧より低くなるためである。
従って、キャビテーション気泡の発生頻度はベンチュリ管壁面の面積に応じて変化する。したがって、処理水量を増大させるためベンチュリ管を、単純に幾何学的相似を保って大きくすれば、ベンチュリ管壁面の表面積自体は大きくなるものの単位処理水量当たりのベンチュリ管壁面の表面積が小さくなるため、単位処理水量当たりのキャビテーション気泡の発生頻度が減少し、キャビテーション処理効果は減少してしまう。
この点、本発明では処理水量を増大させるため、幾何学的相似を保ってベンチュリ管を拡大するのではなく、ベンチュリ管の本数を増やすことで対応しているため、単位処理水量当たりのキャビテーション気泡発生頻度は小口径ベンチュリ管と同等でありながら、大容量の水を処理することができる。
小口径ベンチュリ管のキャビテーションによる有害微生物の処理性能や有害物質の分解性能が判明しているとき、処理量を増加させるためにベンチュリ管を設置している処理水の流路となる管の管径を大きくし、ベンチュリ管のサイズをこの管径に合わせて相似的に大きくした場合には、処理性能に尺度影響が現れることが予測される。
この点、本発明においては、小口径ベンチュリ管の管径を変えずに小口径ベンチュリ管の数を増やすという対応が可能なので、前述した処理性能の尺度影響を出来るだけ抑制し、処理性能が既知の小口径ベンチュリ管の性能をそのまま活かして、大流量の処理装置の性能を確実に発揮できるようにすることができる。
以下、図面を用いて、本発明に係るバラスト水処理装置について、最良の形態の一例を具体的に説明する。
図1は本実施の形態に係るバラスト水の処理装置を示す図である。本実施の形態に係るバラスト水処理装置は、図1に示すように、海水を船内に取り込むための海水取水ライン1、海水取水ライン1によって取水された海水中の粗大物を除去する粗ろ過装置2、海水を取り込むため、あるいは後述のバラストタンク9のバラスト水を後述のろ過装置4に送水するためのポンプ3、粗ろ過装置2によって粗大物が除去された海水中に存在するプランクトン類を除去するろ過装置4、ろ過装置4でろ過された海水に細菌類を死滅させる薬剤を供給する薬剤供給装置5、ろ過装置4でろ過されたろ過水を供給して該ろ過水にキャビテーションを発生させるベンチュリ管装置6、薬剤を添加された海水に中和剤を供給する中和剤供給装置7、中和剤を添加された処理水を後述のバラストタンク9に送水する処理水送水ライン8、処理水送水ライン8から送水される処理水または未処理水を貯留するバラストタンク9、バラストタンク9内のバラスト水をろ過装置4側に供給するバラスト水供給ライン10、中和剤を添加された処理水を海に排水する処理水排水ライン11、を備えている。
以下、各装置をさらに詳細に説明する。
粗ろ過装置2は、船側部に設けられたシーチェスト(海水吸入口)から取水され、ポンプ3によって海水取水ライン1を通して取水される海水中に含まれる大小様々な夾雑物、水生生物のうち10mm程度以上の粗大物を除去するためのものである。
粗ろ過装置としては10mm程度の孔を設けた筒型ストレーナ(こし器)、水流中の粗大物を比重差により分離するハイドロサイクロン、回転スクリーンにより粗大物を捕捉し掻揚げ回収する装置等を用いることができる。
ろ過装置4は粗ろ過装置2によって粗大物が除去された海水中に存在するプランクトン類を除去するものであり、目開き10〜200μmのものを用いる。
目開きを10〜200μmにしたのは動物性プランクトン、植物性プランクトンの捕捉率を一定のレベルに保ちつつ、逆流洗浄頻度を少なくして寄港地でのバラスト水処理時間を短縮するためである。逆に言えば、目開きが200μmより大きいと動物プランクトン、植物プランクトンの捕捉率が著しく低くなるし、目開きが10μmより小さいと逆流洗浄頻度が多くなり寄港地でのバラスト水処理時間が長くなるので好ましくない。特に目開き50μm程度のものを用いるのが、捕捉率と逆流洗浄頻度とを最適に設定できるので、好ましい。
また、ろ過装置4は、ろ過面積1m2あたり1日200m3以上のろ過速度が得られることが望ましい。ただし、ろ過モジュールの集積によって、より小型化が可能な場合には特に限定しない。
ノッチワイヤフィルタとは、ノッチ(突起)を設けたワイヤを枠体に巻きつけてノッチによりワイヤ同士の間隔を保持してろ過通路寸法を10〜200μmにした筒型のエレメントをケーシング内に保持し、送水と逆洗浄のためのバルブと配管を設けたものである。このノッチワイヤフィルタの具体例としては、神奈川機器工業製ノッチワイヤフィルタがある。
ウェッジワイヤフィルタとは、断面が三角形のワイヤを枠体に巻きつけてワイヤ同士の間隔を調整してろ過通路寸法を10〜200μmにした筒型のエレメントをケーシング内に保持し、送水と逆洗浄のためのバルブと配管を設けたものである。このウェッジワイヤフィルタの具体一例としては、東洋スクリーン工業製ウェッジワイヤフィルタがある。
なお、積層ディスク型ろ過器においては、逆洗時にはディスクの圧締を解除して、間隙を大きくしてろ過残渣を除去する。
この積層ディスク型ろ過器の具体例としては、Arkal Filtration Systems製のSpin Klin Filter Systemsがる。
薬剤供給装置5はベンチュリ管装置6の上流側に配置され、ろ過装置によってろ過された海水に細菌類を死滅させる薬剤を供給するものである。
図2は薬剤供給装置5における薬剤注入部13と、この薬剤注入部13の下流側に設けられたベンチュリ管装置6を示したものである。また、図3は図2に示した薬剤注入部13を拡大して示した図であり、図4は薬剤注入部13を上流のポンプ側からみた状態を示した図である。以下、図2〜図4に基づいて薬剤供給装置5、特の薬剤注入部13について詳細に説明する。
薬剤注入管19は、開口部15内に径方向に向けて延出する板状部材からなる支持部20に支持されている。支持部20は、開口部15内に周方向に60°の間隔で6個設けられている。そして、各支持部20には2〜3本の薬剤注入管19が支持され、一つの支持部20に支持された2〜3本の薬剤注入管19は、その開口部15側先端が開口部15の中心から径方向の外側に向って所定の距離を離して配置されている。また、薬剤注入管19における開口部15側端部は、上流側に向けて屈曲しており、その先端が流れに対向するようにして開口しており、この開口部が薬剤注入口となっている。
薬剤注入管19におけるブロック体17に固定された端部は、図3に示すように、ブロック体17の外周面に開口するように配置されており、この部分に図示しない薬剤供給部から薬剤が供給される。
また、薬剤注入管19における薬剤注入口が上流側に向けて開口しているので、薬剤を注入したときに、流路を流れる海水と対向する方向に吐出されて、海水への拡散が促進される。
薬剤をベンチュリ管ののど部に供給する場合には、ベンチュリ管のエジェクタ作用により自吸されるので供給ポンプが不要となる。
ベンチュリ管装置6は、ろ過装置4を通過した生物に対してベンチュリ管により発生するキャビテーションにより損傷を与えるか殺滅すると共に薬剤供給装置5から供給された薬剤を海水中に拡散させるものである。
図5はベンチュリ管装置6の断面図、図6はベンチュリ管装置6を上流側から見た図である。
本実施の形態のベンチュリ管装置6は、図5、図6に示すように、複数のベンチュリ管23を並列配置してなるものである。並列配置の仕方は特に限定されないが、この例では図5、図6に示すように、流路の中心に1個配置し、その周囲にある2つの同心円上に各同心円上に複数のベンチュリ管23を配置するようにしている。以下、ベンチュリ管23について説明する。
このベンチュリ管23のキャビテーションによれば、特に、比較的固い殻を有する原虫類、動物プランクトンの外殻を破壊し、死滅させることができる。
この理由は、海水を取水してバラストタンクに通水する配管の途中にバラスト水処理装置を設置した場合、配管内の海水の流速がベンチュリ管入り口では通常2〜3m/sであるが、ベンチュリ管のど部の流速が10m/secより小さいと、のど部での流速の上昇比率が十分でなくこれに伴う静圧の急激な低下が十分でないため、大気圧下においてもキャビテーションが発生せず、またベンチュリ管のど部の流速が40m/sより大きいとキャビテーション現象が過剰に発生しベンチュリ管通過に伴う圧力損失が過大となり送水のために消費されるエネルギーが過大となるため、ポンプ動力が過大となり高コストとなるからである。
この理由は、損失水頭が5mより小さいとキャビテーションを発生させる事が出来ず、40mより大きいと船舶に備えられているバラスト水ポンプとして用いられている大流量ポンプでは対応できなくなり不具合が生じるからである。
海水を取水してバラストタンクに通水する配管の途中にバラスト水処理装置を設置した場合、配管内の海水の流速がベンチュリ管入り口では通常2〜3m/s程度である。他方、ベンチュリ管出口で大気圧下において適切な強さのキャビテーションを発生させるためには、ベンチュリ管のど部での流速を10〜40m/s程度の範囲にする必要がある。このように、ベンチュリ管入り口で2〜3m/s程度の流速を、ベンチュリ管のど部での流速が10〜40m/s程度になるようにするには、ベンチュリ管装置6の開口率を7.5〜20%にすることが好ましい。
隣接するベンチュリ管23の軸間隔は、近すぎるとベンチュリ管23の間の管壁厚さが薄くなりすぎ強度上の問題を生じる。また遠すぎるとベンチュリ管のど部断面積の総和と上流側のベンチュリ管装置入口の管断面積との比が小さくなりすぎて(流路断面積が絞られすぎて)ベンチュリ管部分の圧損が増加し、船舶に備えられているバラスト水ポンプとして用いられている大流量ポンプでは対応できなくなり不具合が生じるからである。
これに対して、キャビテーション発生のためにベンチュリ管を用いることで、少ない圧力損失でキャビテーションを発生することができることから、大量処理を必要とするバラスト水処理に適している。
中和剤供給装置7は、薬剤を添加された海水に中和剤を供給して海水中に残存する薬剤を中和することで、無害化するものである。
供給する中和剤としては価格や取扱いの容易さなどの視点から、チオ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウムを用いることが望ましいが、特に限定するものではない。
ポンプ3を稼動することによって、海水取水ライン1から海水が船内に取りこまれる。その際、まず粗ろ過装置2によって海水中に存在する大小様々な夾雑物、水生生物のうち10mm程度以上の粗大物が除去される。
粗大物が除去された海水はろ過装置4に供給され、ろ過装置4の目開きに応じた大きさの動物性プランクトン、植物性プランクトン等が除去される。
粗ろ過装置2及びろ過装置4で捕捉された水生生物等は、粗ろ過装置2及びろ過装置4のフィルタ等を逆洗することにより洗い流されて海に戻される。海に戻しても同一の海域なので生態系に悪影響はない。つまり、この例ではバラスト水を積み込む際に処理をしているので、粗ろ過装置2及びろ過装置4の逆洗水をそのまま放流できるのである。
ベンチュリ管装置6において、上述したメカニズムにより海水中にキャビテーション気泡が発生して成長し、さらに成長したキャビテーション気泡が急激に崩壊することにより、海水中の水生生物に衝撃圧、せん断力、高温、酸化力の強いOHラジカルの作用を及ぼし、水生生物に損傷を与えるか破壊して殺滅する。このとき、ベンチュリ管装置6に導入前の海水に薬剤を供給しているので、ベンチュリ管装置6におけるキャビテーションにより薬剤の海水中への拡散が促進され細菌類の殺滅効果を増進する。
また、海水をバラストタンク9に積み込む際とバラストタンク9から排出する際との両方でバラスト水中の水生生物の殺滅処理を行うようにしてもよい。その場合にはバラスト水の排出時の処理は軽度でよい。
また、装置の構成が単純であることから、既存船舶への適用が容易であり、また、薬剤処理や電気処理に耐性を有する微生物を効率的に殺滅することができる。
図7は本発明の実施の形態2に係る水処理装置の説明図である。図7において、実施の形態1を示した図1と同一あるいは対応する部分には同一の符号を付してある。
本実施の形態に係る水処理装置は、有害化学物質を含んだ被処理水を貯留する被処理水貯留タンク33と、被処理水貯留タンク33内の被処理水を後述のベンチュリ管装置6に送水するためのポンプ3と、ポンプ3の下流側に設けられてポンプ3によって送水される被処理水に有害化学物質を分解して無害化する薬剤を供給する薬剤供給装置5と、薬剤が供給された被処理水の供給を受けて該被処理水にキャビテーションを発生させるベンチュリ管装置6と、を備えている。
薬剤が拡散された被処理水は、ベンチュリ管装置6の各ベンチュリ管に流入すると、絞り部における流速の急上昇に伴って静圧が急激に低下する。そして、この部分の静圧が飽和水蒸気圧以下に低下すると、被処理水中に含まれていた微細な数多くのキャビテーション気泡核は、のど部の低圧に曝されて急激に成長する。さらに、広がり部における流速の低下に伴う急激な圧力上昇により、成長したキャビテーション気泡は急激に崩壊する。
また、ベンチュリ管装置6を通過して水中に拡散された酸化力が強い薬剤により、被処理水中に含まれる有害物質が酸化、分解されて無害化される。
また、キャビテーションの拡散作用により薬剤の水中への混合を促進するため、薬剤を注入するだけの場合に比べて薬剤の供給量を低減でき、また環境への影響を低減でき、さらに薬剤を無害化するための中和剤の供給を不要にするかまたは低減できる。
Claims (5)
- 海水をろ過して水生生物を捕捉するろ過装置と、海水中の細菌類を死滅させる薬剤をろ過された海水中に供給する薬剤供給装置と、薬剤が供給されたろ過水の供給を受けて該ろ過水中にキャビテーションを発生させるベンチュリ管装置とを備え、該ベンチュリ管装置は前記ろ過水の流路となる管内に複数のベンチュリ管を並列に配置してなり、
前記薬剤供給装置は前記ベンチュリ管装置の上流側に配置され、前記ろ過水を前記ベンチュリ管装置に供給する流路断面の半径方向と周方向のそれぞれの複数位置に薬剤を注入する薬剤注入部を有し、
前記ベンチュリ管の並列配置として、前記流路の中心に1個のベンチュリ管を配置し、その周囲の複数の同心円上に各同心円上に複数のベンチュリ管を配置するようにしていることを特徴とするバラスト水処理装置。 - 前記薬剤注入部は、中央が水路となる開口部を有するドーナツ状のブロック体と、一端側がブロック体に固定され、他端が開口部まで延出された複数の薬剤注入管を備え、該薬剤注入管は、その開口部側先端が開口して薬剤注入口をなし、薬剤注入口が開口部内の周方向と径方向に所定の間隔で配置されるように設けられ、薬剤注入口は上流側に向けて開口していることを特徴とする請求項1に記載のバラスト水処理装置。
- ベンチュリ管ののど部におけるろ過水の流速を10〜40m/secとするようにろ過水を送水するポンプを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のバラスト水処理装置。
- ベンチュリ管の圧力損失水頭を5〜40mとするようにろ過水を送水するポンプを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のバラスト水処理装置。
- ベンチュリ管装置は、大径円柱ブロックに複数のベンチュリ形状開口部を切削加工により形成してなるか、または複数の貫通円孔を設けた大径円柱ホルダーに小径ベンチュリ管を挿入してなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバラスト水処理装置。
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